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のちじて
のちじて [0] 【後仕手】
前後二場ある能・狂言で,後場のシテ。
⇔前仕手
〔普通「後ジテ」と書く〕
のちすみ
のちすみ [2][0] 【後炭】
「ごずみ(後炭)」に同じ。
のちせ
のちせ 【後瀬】
(1)上流の瀬に対して,下流の瀬。次の瀬。「鴨川の―静けく後も逢はむ/万葉 2431」
(2)後日会う時。のちに会う時。のちの逢う瀬。「―を契りて/源氏(総角)」
のちせやま
のちせやま 【後瀬山】
福井県小浜市にある丘。((歌枕))「―後(ノチ)も逢はむと思へこそ/万葉 739」
のちぞい
のちぞい【後添い】
one's second wife.
のちぞい
のちぞい [0] 【後添い】
前妻と死別あるいは生別したのちに連れ添った妻。二度目の妻。後妻。うわなり。のちづれ。のちぞえ。
のちぞえ
のちぞえ [0] 【後添え】
「のちぞい(後添)」に同じ。
のちぞなえ
のちぞなえ [3] 【後備え】
「あとぞなえ(後備)」に同じ。
のちだち
のちだち [2] 【後太刀】
初太刀に引き続いて斬りつけること。また,その太刀。あとだち。
→先(サキ)太刀
のちつがい
のちつがい 【後番】
歌合(ウタアワセ)で,一つの歌合が終わったあと,短期間ののちに同じ主催者とほぼ同じ成員によって再度行われた歌合。のちのつがい。ごばん。
のちづれ
のちづれ [0] 【後連れ】
「後添(ノチゾ)い」に同じ。
のちどめ
のちどめ [2] 【野血止】
セリ科の多年草。山野に自生。茎は細く,地をはう。葉はチドメグサに似るがやや大きい。六〜九月,淡緑色の小花を短い花柄上に密につける。
のちのあおい
のちのあおい 【後の葵】
賀茂の祭の当日に簾(スダレ)などに掛けた葵を,祭りが過ぎてもそのまま付けておいたもの。「祭過ぎぬれば,―不用なりとて,ある人の御簾なるを皆取らせられ侍りしが/徒然 138」
のちのあした
のちのあした 【後の朝】
男女が会って共寝をした翌朝。のちのあさ。きぬぎぬ。「―は,残り多かるここちなむする/枕草子(一三九・能因本)」
のちのあやめ
のちのあやめ 【後の菖蒲】
「六日(ムイカ)の菖蒲(アヤメ)」に同じ。
のちのいみな
のちのいみな 【後の諱】
死後に贈られる称号。おくりな。いみな。「後の御いみな清慎公と聞ゆ/栄花(月の宴)」
のちのおや
のちのおや 【後の親】
実の親が死んだあと,親として頼りにする人。まま親。「今はただ,この―をいみじうむつびまつはし聞こゆ/源氏(若紫)」
のちのきく
のちのきく 【後の菊】
「十日(トオカ)の菊」に同じ。
のちのこと
のちのこと 【後の事】
(1)死後に営む仏事や法事。のちの業(ワザ)。「命つきぬと聞こしめすとも,―おぼし営むな/源氏(松風)」
(2)後産(アトザン)。のちのもの。「心もとなきもの…子生みたる―の久しき/枕草子 160」
のちのち
のちのち【後々】
the future.→英和
〜のために for the sake of the future.→英和
のちのち
のちのち [0] 【後後】
(1)これから先。将来。あとあと。副詞的にも用いる。「―のことまで考える」「―心配のないようにしておく」
(2)それ以後。「あひ知りて侍ける人,―までこずなりにければ/後撰(秋下詞)」
(3)死者の法事を営む七日目ごとの日。「―の御わざどもし給ふ/宇津保(忠こそ)」
のちのちゅうしょおう
のちのちゅうしょおう 【後中書王】
具平(トモヒラ)親王の通称。
のちのつき
のちのつき 【後の月】
(1)陰暦八月十五夜に対して,九月十三夜の月。十三夜。[季]秋。《―庭に化物つくりけり/太祇》
(2)閏月(ウルウヅキ)。
のちのつきみ
のちのつきみ 【後の月見】
(1)陰暦九月十三夜の月見。八月一五日の中秋の月見に対していう。「―の芋を食て,屁のごとき小冊成る/滑稽本・浮世風呂(前)」
(2)近世,遊里での紋日(モンビ)の一。陰暦九月一三日に遊女を揚げて月見をした。「河庄が所へも―の払というて/浄瑠璃・天の網島(下)」
のちのひがん
のちのひがん 【後の彼岸】
秋の彼岸のこと。[季]秋。
のちのひな
のちのひな 【後の雛】
九月九日の重陽(チヨウヨウ)の節句の菊雛。[季]秋。《白に黄に―衣女夫衣/露月》
のちのほとけ
のちのほとけ 【後の仏】
釈迦仏のあとを継ぐ仏。すなわち弥勒(ミロク)仏。「釈迦のみあと石に写し置き敬ひて―に譲りまつらむ捧げまうさむ/仏足石歌」
のちのもの
のちのもの 【後の物】
「後産(アトザン)」に同じ。のちのこと。「寅の時ばかりに生れ給ひて,声高に泣き給ふ…―もいと平らかなり/宇津保(蔵開上)」
のちのやぶいり
のちのやぶいり 【後の藪入り】
七月一六日の盆の藪入り。正月の藪入りに対していう。
のちのよ
のちのよ [4][0] 【後の世】
(1)これからの世。将来。「―まで語り継ぐ」
(2)死後。また,死後の世界。後世(ゴセ)。来世。あの世。
のちのよつ
のちのよつ 【後の四つ】
近世,江戸吉原で,引け時に拍子木を打って知らせた時刻。遊郭での終業時間は四つ(午後一〇時頃)とされていたが,実際に終業する九つ(午後一二時頃)に四つとして打ったもの。引け四つ。「―三味線引きとあばた也/柳多留 15」
のちのわざ
のちのわざ 【後の業】
「後の事{(1)}」に同じ。「便悪しく狭き所にあまたあひゐて,―ども営みあへる/徒然 30」
のちびと
のちびと [0] 【後人】
後世の人。のちの世の人。
のちほど
のちほど [0] 【後程】 (副)
少し時間がたってから。あとで。後刻。「―説明します」
のちやく
のちやく [0] 【後厄】
「あとやく(後厄)」に同じ。
のちょう
のちょう 【野帳】
江戸時代,検地の現場で作製された一種の手控え。田畑一筆ごとの字(アザ)・名請人・反別・間数を書き留め,これを整理・清書して合野帳・清野帳を作り,検地帳の基本的資料とした。
→やちょう(野帳)
のちわたり
のちわたり [3] 【後渡り】
中(チユウ)渡りと今(イマ)渡りの中間,ほぼ,永禄(1558-1570)〜天正(1573-1592)年間に渡来した織地や器物。
のぢしゃ
のぢしゃ [2] 【野萵苣】
オミナエシ科の一,二年草。ヨーロッパ原産。帰化して日当たりのよい草地などに自生。サラダ用に栽培もされる。茎は高さ約20センチメートル。葉は長倒卵形またはへら形で基部は茎を抱く。夏,枝先に淡青色の小花を密生する。ノヂサ。
のっかかる
のっかか・る [4] 【乗っ掛(か)る】 (動ラ五[四])
「乗り掛かる」の転。「車の上に―・る」
のっかる
のっか・る [0] 【乗っかる】 (動ラ五[四])
「乗る」のくだけた言い方。「踏み台に―・る」
[可能] のっかれる
のっきる
のっき・る [3] 【乗っ切る】 (動ラ五[四])
〔「乗り切る」の転〕
(1)難局などを突破する。「この難局を―・れるかどうか疑問だ」
(2)思い切ったことをする。「―・つた御医者腎虚(ジンキヨ)と申あげ/柳多留 7」
(3)乗ってつっ切る。「その御用ばかりで―・りますものを/人情本・梅児誉美 3」
のっけ
のっけ [0][3]
初め。最初。多く「のっけに」「のっけから」の形で用いる。「―から悪人呼ばわりをする」「―に怒鳴られては取り付く島がない」
のっけに
のっけに [0] 【仰に】 (副)
〔「のけに」の転〕
のけざまに。あおむけに。のけに。「うんと―反返る/浄瑠璃・千本桜」
のっける
のっ・ける [0] 【乗っける・載っける】 (動カ下一)
「乗せる」のくだけた言い方。「手紙を机の上に―・けておく」「そこまで車に―・けてってくれ」
のっこし
のっこし [0] 【乗っ越し】
(1)尾根の鞍部(アンブ)。
(2)峠。
のっこみ
のっこみ [0] 【乗っ込み】
〔「乗り込み」の転〕
魚が産卵期に深い所から浅い所へ移動する現象。主にフナ・タイが,産卵期を前にして盛んな食欲を示しながら浅い所に群れ集まることをいう。
のっしのっし
のっしのっし [1][1] (副)
体の重いものが大きくゆったりと歩くさま。「大きな象が―と歩く」
のっす
のっす 【衲子】
〔仏〕
〔「のうす」とも〕
衲衣(ノウエ)を着ている者の意で,主として禅宗の僧をさす。また,禅僧の自称。衲僧(ノウソウ)。のうし。
のっそり
のっそり [3] (副)スル
(1)動作がにぶく,ゆっくりしているさま。「―(と)起きあがる」「家(ウチ)へ帰つて,―してゐる時ですら/門(漱石)」
(2)ぼんやりと立っているさま。「薄くらがりに何やら―と立っている」
のっそり
のっそり
⇒のそのそ.
のったり
のったり [3] (副)
「のたり」を強めた語。「ゆったり―」
のっつそっつ
のっつそっつ (副)スル
〔「仰(ノ)りつ反(ソ)りつ」の転〕
かがんだり伸びたり。することがなく退屈なさまにいう。のつそつ。「―してみても,誰もみたてる人もなく,怠屈のあまりには/洒落本・青楼日記」
のっと
のっと [1][0] (副)
ぬっと。「太陽が,―上つてくる心持ちがする/野分(漱石)」
のっと
のっと [0] 【祝詞】
〔「のりと(祝詞)」の転〕
(1)「のりと(祝詞)」に同じ。
(2)能・狂言の謡の一。神職・巫女などが神にささげる祈りの言葉で,ナリ調の散文。
(3)能・狂言の囃子の一。{(2)}や山伏の祈祷の謡などに併奏される。
(4)歌舞伎下座音楽の一。{(3)}を長唄囃子に移したもので,神仏に祈祷するときに,大・小鼓,能管で打ちはやす。
のっとり
のっとり【乗っ取り】
a take-over (会社の);hijacking.
のっとり
のっとり [0] 【乗っ取り】
(1)企業などの支配権を奪い取って自分の支配下に置くこと。
(2)運航中の航空機などの乗員・乗客を凶器や爆発物によっておどし,自分の意図に従わせること。ハイジャック。「―事件」「―犯」
のっとる
のっとる【則る】
[従う]follow;→英和
be based <on> ;model <on> (ならう).→英和
のっとる
のっと・る [3] 【則る・法る】 (動ラ五[四])
〔「のりとる(則)」の転〕
手本として従う。規準・規範とする。「法律に―・る」「先例に―・る」「三后の道に―・つて行はうとて/毛詩抄 16」
のっとる
のっと・る [3] 【乗っ取る】 (動ラ五[四])
〔「乗り取る」の転〕
(1)攻め入って自分の支配下に置く。攻略する。「城を―・る」「小田原を―・る事/甲陽軍鑑(品一三)」
(2)奪い取って自分のものとする。支配権をにぎる。「会社を―・る」
(3)運航中の航空機などで,乗員・乗客をおどして自分の支配下におく。「旅客機を―・る」「船を―・る」
[可能] のっとれる
のっとる
のっとる【乗っ取る】
take over (会社を);usurp (横領);→英和
capture;→英和
hijack.→英和
のっぱら
のっぱら 【野っ原】
「のはら」の促音添加。
のっぴき
のっぴき [0] 【退っ引き】 (名)スル
〔「のきひき」の転〕
後ろへ引き下がること。のがれること。下に打ち消しの語を伴って用いる。「礼には同姓を娶らずといふからと―させぬ難問を掛けた/百一新論(周)」
のっぴき=なら∘ない
――なら∘ない
引き下がることも,避けることもできない。進退きわまる。どうにもならない。「―∘ない用事があって欠席する」「―∘ない立場に置かれる」
のっぴきならぬ
のっぴきならぬ
unavoidable;→英和
imperative;→英和
urgent (緊急の).→英和
のっぺ
のっぺ [0] 【能平・濃餅】
「のっぺい{(1)}」に同じ。[季]冬。
のっぺい
のっぺい [0] 【能平・濃餅】
(1)油揚げ・大根・里芋・椎茸(シイタケ)・人参(ニンジン)などを刻んで煮込み,葛粉(クズコ)でとろみをつけた料理。地方によって作り方に多少の違いがあるが,とろみのあることが共通している。のっぺ。ぬっぺい。ぬっぺり。[季]冬。
(2)とろみのある料理につける名。「―うどん」
のっぺいじる
のっぺいじる [5] 【能平汁・濃餅汁】
「のっぺい」と同様の料理で,汁の多いもの。[季]冬。
のっぺらぼう
のっぺらぼう [4] (名・形動)
〔「のっぺらぽう」とも〕
(1)凹凸もなく一面に平らな・こと(さま)。のっぺら。「―な顔」
(2)何の変化もないこと。何の反応もないこと。「―に講義を聴いて―に卒業し去る公等/三四郎(漱石)」
(3)目も鼻も口もない化け物。ぬっぺらぼう。ずんべらぼう。
〔歴史的仮名遣いは「のっぺらばう」か「のっぺらぼう」か不明〕
のっぺり
のっぺり [3] (副)スル
(1)起伏がなく平らなさま。変化に乏しいさま。「―(と)した地形」
(2)容貌が整ってはいるが締まりのないさま。平板なさま。「―(と)した顔の男」
のっぺり
のっぺり
〜した smooth;→英和
expressionless;→英和
blank.→英和
のっぽ
のっぽ
a tall[lanky]person.
のっぽ
のっぽ [1] (名・形動)
背が高いこと。体が細く背が高いこと。また,そのさま。そのような人をもいう。
⇔ちび
「―なビル」
のつそつ
のつそつ [1] (副)スル
「のっつそっつ」に同じ。「清の事を考へながら,―して居ると/坊っちゃん(漱石)」
のつとり
のつとり 【野つ鳥】 (枕詞)
野にすむ鳥の意から,「雉(キギシ)」にかかる。「―雉はとよむ/万葉 3310」
のつぼ
のつぼ [1] 【野壺】
畑など野外に作った肥溜め。
のづ
のづ 【野津】
姓氏の一。
のづかさ
のづかさ 【野司・野阜】
野原の小高いところ。野中の丘。「―に今は鳴くらむ鶯の声/万葉 3915」
のづち
のづち 【野槌・野雷】
〔「のつち」とも〕
(1)〔野の精霊の意〕
記紀神話で,伊弉諾尊(イザナキノミコト)・伊弉冉尊(イザナミノミコト)の子。草の祖。野椎神(ノツチノカミ)。草野姫(カヤノヒメ)。
(2)蝮(マムシ)・蠍(サソリ)の類。[新撰字鏡]
(3)妖怪の一種。「―と云は,常にもなき獣なり/沙石 5」
(4)「槌(ツチ)の子{(4)}」に同じ。
のづみ
のづみ [0] 【野積み】
荷物を戸外に積んでおくこと。
のづみちつら
のづみちつら 【野津道貫】
(1841-1908) 陸軍軍人。大将・元帥。鹿児島県生まれ。近衛師団長・教育総監などを歴任,日露戦争では第四軍司令官。
のづら
のづら [0] 【野面】
(1)野の面(オモテ)。野原。「―を吹く風」
(2)切り出したままで加工していない石の肌。また,挽(ヒ)き切ったままの板の表面。
(3)恥を知らない,あつかましい顔。鉄面皮。「俺が何もしるめえと思つて,―で言はれてみると/人情本・花筐」
のづり
のづり [0] 【野釣(り)】
釣り堀などでなく,沼・川など自然の釣り場での釣り。
のて
のて [1] 【野手】
江戸時代,村落共有の入会(イリアイ)地となっている原野・荒野から農民が得る利益(秣(マグサ)や萱(カヤ)・菰(コモ)などの草木)に対し課せられた雑税(小物成(コモノナリ))の総称。
のてん
のてん [0] 【野天】
屋根のない所。家の外。露天。「―積み」
のてん
のてん【野天で】
in the open (air).→英和
〜の outdoor;→英和
open-air.
のてんじょう
のてんじょう [2] 【野天井】
二重天井にしたときの,上側の隠れた天井。
のてんぶろ
のてんぶろ [0][4] 【野天風呂】
屋外にある風呂。露天風呂。
ので
ので (連語)
□一□〔準体助詞「の」に断定の助動詞「だ」の連用形「で」の付いたもの〕
…のものであって。…ことであって。「これは僕―,君のはそっちのほうだ」「僕がしかられた―,君には関係のない事だ」
□二□〔準体助詞「の」に格助詞「で」が付いたもの〕
…ことによって。「彼が偏屈なことは,親しい友達の少ない―わかる」
ので
ので (接助)
〔準体助詞「の」に格助詞「で」が付いてできたもの。一説に,「で」は断定の助動詞「だ」の連用形の「で」からとも。近世末期以降の語。話し言葉でのくだけた言い方では「んで」の形でも用いられる〕
活用語の連体形に接続して,既定の順接条件を表す。すなわち,因果関係で結ばれる二つの事柄が,一般的に言って明らかな事実であるような場合に,その原因・理由・根拠などを表すのに用いる。「家族が多い―,出費もたいへんだ」「遅くなりました―,失礼いたします」。また,「…というので」「あまり…ので」の形で慣用的に用いられることもあり(「君が来いという―,ついて来たのだ」「あまりおかしい―,笑ってしまった」),倒置して「ので」で文を結ぶこともある(「まいったな。どうしてもと言いはる―」)。
〔理由・原因を表す接続助詞「から」との相違について。「ので」は因果関係が客観的事実に基づいているような場合に用いられるのに対し,「から」は,推量・禁止・命令・質問など,話し手の主観に基づくような場合に用いられる。一般に,「ので」は,「から」に比べて,条件としての独立性が弱い場合に用いられる〕
のである
のであ・る (連語)
〔準体助詞「の」に,断定の助動詞「だ」の連用形「で」と補助動詞「ある」が付いたもの〕
原因・理由・根拠などの説明を強く述べる。「円高・ドル安が続くのはアメリカの経済政策に問題があるからな―・る」「彼は意志が弱くて,将来どの方向に進んだらよいかがいまだに決められない―・った」
→である(連語)
のでしょう
のでしょう (連語)
〔準体助詞「の」に,丁寧な断定の助動詞「です」の未然形「でしょ」と推量の助動詞「う」の付いたもの。話し言葉では「んでしょう」となることも多い〕
「のだろう(連語)」の丁寧な言い方。原因・理由・根拠などの説明を断定的でない調子で言い表す。「私たちの計画に無理があるから,みんなが反対する―か」「事情がよくわかったので,解放してくれたんでしょう」
→でしょう(連語)
のでっぽう
のでっぽう [2] 【野鉄砲】
(1)目標もなく鉄砲を撃つこと。むやみに鉄砲を撃つこと。「那波屋を見せ掛て,―うちしも,当らねばこそ/浮世草子・諸艶大鑑 5」
(2)口から出まかせの言葉。でまかせ。うそ。
のでら
のでら [1] 【野寺】
(山寺に対して)野の中にある寺。
のと
のと 【能登】
旧国名の一。石川県の北部能登半島を占める。能州。
のと
のと 【祝詞】
「のりと(祝詞)」の転である「のっと」の促音「つ」の無表記形。「神主―いみじく申して/宇治拾遺 10」
のとうぶ
のとう・ぶ ノタウブ 【宣ぶ・曰ぶ】 (動バ四)
〔「のたまふ」の転。また「のたぶ」の転とも〕
「言う」の尊敬語。おっしゃる。「やよひばかりに,もの―・びける人のもとに/古今(恋二詞)」
のとがわ
のとがわ ノトガハ 【能登川】
滋賀県中東部,神崎郡の町。琵琶(ビワ)湖東岸で,愛知(エチ)川下流南岸を占める。西部は大中之湖の干拓地。
のとじょうふ
のとじょうふ [3] 【能登上布】
石川県能登地方で織られる上質の麻織物。能登縮。阿部屋縮。
のとちぢみ
のとちぢみ [3] 【能登縮】
⇒能登上布(ノトジヨウフ)
のとはんとう
のとはんとう 【能登半島】
石川県北部,日本海に突出する半島。東側の富山湾側を内浦,西側の日本海側を外浦という。沖を流れる対馬暖流の影響で暖地性の植物もみられる。
のとはんとうこくていこうえん
のとはんとうこくていこうえん 【能登半島国定公園】
石川・富山両県にまたがり,能登半島沿岸を占める国定公園。舳倉(ヘグラ)島・七ッ島も含む。海食崖(ガイ)・沈水海岸などの景勝地や史跡・温泉に恵まれる。
のとろこ
のとろこ 【能取湖】
北海道北東部,網走市にある潟(セキ)湖。面積58平方キロメートル。湖の北東部が開口してオホーツク海に通じる。コマイ・ホタテガイなどを産し,北岸の砂州には原生花園がある。
のど
のど 【閑・和】 (形動ナリ)
穏やかで,静かなさま。のどか。「立つ波も―には立たぬ/万葉 3339」「明日香川…流るる水も―にかあらまし/万葉 197」
のど
のど [1] 【喉・咽】
〔「のんど」の転〕
(1)口の奥の食道・気管に通ずるところ。咽喉。
(2)首の前面。のどくび。「―を締める」
(3)歌う声。「美しい―を聞かせる」
(4)本の部分の名。製本で,中身の紙を糸などで綴じてある側の部分。
→製本
のど
のど【喉】
(1) the throat.→英和
〜がかわく be[feel]thirsty.〜を痛める have a sore throat.〜を鳴らす purr (猫が).→英和
(2) ⇒声.
のど=から手が∘出る
――から手が∘出る
欲しいと思う気持ちが,抑えかねるほどであることのたとえ。「―∘出るほど欲しい本」
のど=がひっつく
――がひっつ・く
非常に喉がかわくさまをいう。
のど=が渇(カワ)く
――が渇(カワ)・く
(1)水分が欲しくなる。
(2)人の物をうらやみ欲しがる。「とても盗まばあの刀ええ欲しい事��,―・くといひければ/浄瑠璃・百合若大臣」
のど=が鳴る
――が鳴・る
おいしそうな食べ物を見て,食欲が起きる。食べたくてうずうずする。
のどおみ
のどおみ [2] 【野遠見】
歌舞伎の大道具。遠く野辺を描き,人家や草木をあしらった背景。
→遠見
のどか
のどか【長閑な】
peaceful;→英和
quiet;→英和
calm;→英和
tranquil.→英和
のどか
のどか [1] 【長閑】 (形動)[文]ナリ
(1)(外界の状態が)穏やかで,のびのびと気持ちよく過ごせるようなさま。「―な田園風景」
(2)天気がよく,穏やかなさま。[季]春。「―な春の日」《―さに無沙汰の神社廻りけり/太祇》
(3)心にかかることもなく,落ち着いて,のんびりとしているさま。「―に日を暮らす」「―な心」
(4)(動作・態度が)落ち着いていてあわてないさま。悠然としたさま。「人人心をまどはしてののしるに,君はいと―にて/堤中納言(虫めづる)」
[派生] ――さ(名)
のどかぜ
のどかぜ [2] 【喉風邪】
のどに不快感や痛みのある程度の風邪。
のどくさり
のどくさり [3] 【喉腐】
ネズミゴチの別名。
のどくび
のどくび [2] 【喉頸】
(1)のどのあたり。「―を締める」
(2)大切なところ。急所。「敵の―を押さえる」「―を扼(ヤク)する」
のどけし
のどけ・し 【長閑けし】 (形ク)
のどかである。穏やかである。[季]春。「世の中にたえてさくらのなかりせば春の心は―・からまし/古今(春上)」
[派生] ――さ(名)
のどごし
のどごし [0] 【喉越し】
飲食物がのどを通っていくときの感じ。「―のよいビール」
のどじまん
のどじまん [3] 【喉自慢】
(1)歌の上手なことを自慢すること。また,その人。
(2)歌唱力を競い合うコンクール。
のどじまん
のどじまん【喉自慢大会】
a[an amateurs']singing contest.
のどちんこ
のどちんこ [3] 【喉ちんこ】
口蓋垂(コウガイスイ)の俗称。のどびこ。
のどのど
のどのど (副)
(1)気候がのどかなさま。「―と霞み渡りたるに/更級」
(2)動作がゆったりとしているさま。「―と馬を歩まする程に/今昔 28」「―と御談合あり/保元(中)」
のどひこ
のどひこ【喉彦】
the uvula.→英和
のどびこ
のどびこ [2][0] 【喉彦】
〔「のどひこ」とも〕
口蓋垂(コウガイスイ)の俗称。のどちんこ。
のどぶえ
のどぶえ【喉笛】
the windpipe.→英和
のどぶえ
のどぶえ [0][3] 【喉笛】
のどの気管の通っている部分。また,喉仏(ノドボトケ)のことをもいう。のどび。「―に咬(カ)みつく」
のどぼとけ
のどぼとけ【喉仏】
the Adam's apple.
のどぼとけ
のどぼとけ [3] 【喉仏】
のどの中間にある甲状軟骨が外に突き出て高くなっているところ。成年男子にはっきりみられる。のどぼね。
のどぼね
のどぼね [2] 【喉骨】
「喉仏(ノドボトケ)」に同じ。
のどまる
のどま・る 【和まる】 (動ラ四)
人の心や世相が落ち着く。のどかになる。「心も―・らず,目もくらき心地して/源氏(蜻蛉)」
のどむ
のど・む 【和む】 (動マ下二)
(1)心や気持ちをゆったりさせる。のどかにする。「惑はれ侍る心をえ―・め侍らねば/源氏(葵)」
(2)動作が控えめに行われるようにする。「その七夕の裁ち縫ふ方を―・めて,長き契りにぞあえまし/源氏(帚木)」
(3)時日を延ばす。猶予する。「限りある御命にて此の世尽き給ひぬとも,ただ今すこし―・め給へ/源氏(若菜下)」
のどもと
のどもと [0] 【喉元】
(1)のどの胸に近いあたり。のどのあたり。
(2)ものの重要な部分。「日本経済の―をおさえる」
のどもと=過ぎれば熱さを忘れる
――過ぎれば熱さを忘れる
苦しい事も過ぎてしまえば忘れてしまうことのたとえ。また,苦しいときに受けた恩も楽になれば忘れてしまうことのたとえ。
のどもとじあん
のどもとじあん [5] 【喉元思案】
目先のことにとらわれたあさはかな思案。浅慮。
のどやか
のどやか 【長閑やか】 (形動ナリ)
(1)気候がのどかなさま。うららか。「春ごろ,―なる夕つかた,参りたなりと聞きて/更級」「春の暮つ方,―に艶なる空に/徒然 43」
(2)動作・態度がゆったりとしているさま。「その夜は,女院の御前にて,むかし今の物語など,―に聞え給ふ/増鏡(草枕)」「(琵琶ヲ)いと―にをかしく弾き給ふ/堤中納言(花桜)」
(3)気分・雰囲気などがのんびりとしているさま。「よき人の―に住みなしたるところは/徒然 10」
[派生] ――さ(名)
のどよう
のどよ・う ノドヨフ 【呻ふ】 (動ハ四)
よわよわしく,力のない声を出す。「ぬえ鳥の―・ひ居るに/万葉 892」
のどらか
のどらか 【長閑らか】 (形動ナリ)
「のどやか」に同じ。「―にうち置きたるものと見えぬ癖なむありける/蜻蛉(上)」
のどり
のどり [1] 【野鳥】
野生の鳥。やちょう。
のどわ
のどわ [0] 【喉輪】
(1)甲冑(カツチユウ)の付属具。月形という半月状の鉄板に小札(コザネ)の板を二段下げたもの。月形を首にかけのどから胸板の上のすき間を守るもの。
(2)「喉輪攻め」に同じ。
喉輪(1)[図]
のどわぜめ
のどわぜめ [0] 【喉輪攻め】
相撲で,相手ののどに手を矢筈(ヤハズ)形に当てて押す技。立ち上がりや突っ張り合いのときに用いる。のどわ。
のなか
のなか 【篦中】
篦の中ほど。矢柄のまんなか。
のなか
のなか 【野中】
姓氏の一。
のなか
のなか [0][1] 【野中】
野原の中。「―の一軒家」
のなかけんざん
のなかけんざん 【野中兼山】
(1615-1663) 江戸初期の儒学者・藩政家。名は良継。通称,伝右衛門。谷時中に朱子学を学び,南学による封建教化を図った。土佐藩の家老として藩財政の確立に努めたが,その厳しい政治に反感が高まり,藩主忠義の死後失脚,免職となった。著「室戸港記」など。
のなかでら
のなかでら 【野中寺】
大阪府羽曳野市にある高野山真言宗の寺。山号,青竜山。聖徳太子の命により蘇我馬子が創建したと伝えられる。当初は法隆寺と似た伽藍配置を備え,その様式は野中寺式と呼ばれる。現在の建物は寛文年間(1661-1673)の建築。中の太子。やちゅうじ。
のなかのしみず
のなかのしみず 【野中の清水】
(1)野中に湧く清水。特に,播磨(ハリマ)国印南野(イナミノ)にあったという清水。((歌枕))「いにしへの―ぬるけれどもとの心を知る人ぞくむ/古今(雑上)」
(2)〔(1)の古今集の歌によって〕
むかし親しかった人。むかしなじみの人。「汲みみてし心ひとつをしるべにて―忘れやはする/宰相中将国信歌合」
のなんの
のなんの 【の何の】 (連語)
⇒なんの(副助)
のに
のに (連語)
〔準体助詞「の」に格助詞「に」が付いたもの〕
(1)…のものとして。「衣装などもこういう折―ふさわしいものではなかった」
(2)…である場合に。…している際に。「この暑い―,よく上着など着ていられるものだ」「この雪の降る―,ずっと歩いて来たんですって」
のに
のに
〔接続助詞「に」の前に準体助詞「の」が挿入されてできたもの。近世以降の語〕
活用語の連体形に接続する。形容動詞型活用の場合,終止形に接続することもある。
■一■ (接助)
(1)既定の逆接条件を表す。意味内容の対立する二つの事柄を,意外・不服の気持ちをこめてつなぐ。「昔は静かだった―,今は自動車の洪水だ」「一生懸命勉強した―,だれもほめてくれない」「もうすっかり丈夫な(だ)―,旅行を許してくれない」また,「というのに」「いいのに」の形で慣用的に用いられることもある。「正月だという―,晴れ着も作れない」「よせばいい―,無理するからよ」
(2)逆接的な意味がほとんどなく,ただ二つの事柄をつらねて言い表す場合に用いられることもある。「併しお前は上品だ―肌目が細かいから,汗なんぞをおかきではないね/人情本・英対暖語」
■二■ (終助)
〔■一■における,前件に対する後件が省略されたもの〕
(1)意外な結果に対する,恨み・不服の気持ちを表す。「欲しいと言えば,買ってあげた―」「ああ,せっかく学校が休みな―なあ」
(2)相手の非を責め,なじる気持ちを表す。「知りませんって言えばいい―」「以前からのお知り合いでいらっしゃった―ねえ」
のね
のね (連語)
〔終助詞「の」「ね」が重なったもの〕
言いきかせたり念を押したりする意を表す。現代語では主として女性が用いる。「もう勉強はすんだ―」「もう春な―」
のねこ
のねこ [2] 【野猫】
飼い主のない猫。のら猫。
のねずみ
のねずみ [2] 【野鼠】
山野に生息し,人家に侵入しないネズミの総称。日本には,山間部に多産するアカネズミ,畑作物に害を与えるハタネズミ,造林地の害獣エゾヤチネズミその他が生息する。
→家鼠(イエネズミ)
のねずみ
のねずみ【野鼠】
a field mouse.
のねんぐ
のねんぐ 【野年貢】
反別に納入額が定められた野手(ノテ)。雑税(小物成(コモノナリ))の一種で年貢(本途物成)ではなく,村高には繰り込まれない。
のの
のの
日・月・神・仏など,尊ぶべきものをさしていう幼児語。ののさま。「音せでおよれ,―へ参ろ/浄瑠璃・門出八島」
ののいち
ののいち 【野々市】
石川県南部,石川郡の町。近世,北陸街道の宿場町。金沢市に隣接し,住宅地化が進行。
ののおきな
ののおきな 【野の老・野の翁】
〔ひげ根を老人のひげに見立てていう〕
トコロ(野老)の異名。
ののくら
ののくら 【野倉】
平安時代の大蔵省の倉庫の一。薬種貯蔵に用いられた。のぐら。
ののぐち
ののぐち 【野之口】
姓氏の一。
ののぐち
ののぐち 【野々口】
姓氏の一。
ののぐちたかまさ
ののぐちたかまさ 【野之口隆正】
(1792-1871) 江戸末期の国学者。津和野藩士の子。のち大国と改姓。号は真瓊園(マニソノ)など。津和野藩黌国学教師。平田篤胤・村田春門に師事。長崎に遊び蘭学・梵書を研究。勤王の大義を鼓吹した。著「学統弁論」「本学挙要」「古伝通解」「真爾園翁歌集」など。
ののぐちりゅうほ
ののぐちりゅうほ 【野々口立圃】
(1595-1669) 江戸初期の俳人。京都の人。名は親重(チカシゲ)。別号を松翁・松斎・如入斎。雛人形細工を業としたという。連歌を猪苗代兼与,和歌を烏丸光広に学ぶ。俳諧は貞徳門だが,のち独立した。画・文にも巧みである。俳画の体をなす絵を残す。著「おさな源氏」「はなひ草」「河船徳万歳」など。
ののさま
ののさま [1][2]
「のの」を敬っていう幼児語。のんのさま。ののさん。
ののしり
ののしり [4] 【罵り】
(1)ののしること。「―をあびる」
(2)騒ぎ立てること。「この兄殿の御―にかかりて/大鏡(道隆)」
ののしる
ののし・る [3] 【罵る】 (動ラ五[四])
(1)大声で非難する。どなってしかる。「人前かまわず―・る」
(2)口汚く悪口を言う。「役立たずめと犬を―・る」
(3)声高にものを言う。やかましく騒ぎ立てる。「日しきりにとかくしつつ,―・るうちに夜更けぬ/土左」
(4)大きな音がする。「響き―・る水の音を聞くにも…/源氏(蜻蛉)」
(5)世間の評判になる。また,やかましくうわさする。善悪ともにいう。「この世に―・り給ふ光源氏/源氏(若紫)」
[可能] ののしれる
ののしる
ののしる【罵る】
abuse;→英和
revile;→英和
scold (しかる).→英和
ののてん
ののてん [2] 【ノノ点】
文章や表などで,前行と同じであることを意味する「〃」の符号。
ののみや
ののみや 【野の宮】
皇女が伊勢の斎宮または賀茂の斎院になるとき,斎戒のために一年間こもる仮の宮殿。斎宮のものは嵯峨,斎院のものは紫野にあった。「これなる森を人に尋ねて候へば,―の旧跡とかや申し候ふほどに/謡曲・野宮」
ののみや
ののみや 【野宮】
能の一。鬘物(カズラモノ)。嵯峨野の宮の旧跡を訪れた旅僧の前へ六条御息所の霊が現れ,賀茂の祭に葵の上と車争いをして敗れたことを語り,源氏の君と契った昔を回想して語り舞う。
ののみやのはらい
ののみやのはらい 【野の宮の祓】
斎宮・斎院が野の宮に移るにあたって川でみそぎをすること。
ののみやびと
ののみやびと 【野の宮人】
野の宮にお仕えする人。「たのもしな―の植うる花しぐるる月にあすはなるとも/順集」
ののむら
ののむら 【野々村】
姓氏の一。
ののむらにんせい
ののむらにんせい 【野々村仁清】
江戸初期の陶工。丹波国の人。通称,清右衛門。京都御室(オムロ)の仁和寺近くで開窯。色絵陶器を完成し,京焼の祖とされる。特に,金銀を用いた「色絵藤花図茶壺」「色絵雉子香炉」などの名作で知られる。生没年未詳。
ののめく
ののめ・く (動カ四)
声高に呼ぶ。騒ぎ立てる。わめく。「見る人皆―・き感じ,或ひは泣きけり/宇治拾遺 12」
のは
のは (連語)
〔準体助詞「の」に係助詞「は」が付いたもの〕
用言を名詞化して文の題目とする。…ことは。…ものは。「言う―易しいが行う―むずかしい」「大きい―三メートルにもなる」
のはぎ
のはぎ [1] 【野萩】
(1)野原に生えた萩。野生の萩。[季]秋。
(2)キハギの別名。
のはずれ
のはずれ [2] 【野外れ】
野の果て。野のはずれ。
のはた
のはた [1] 【野畑】
〔「のばた」とも〕
(1)野と畑。野原や田畑。のばたけ。
(2)江戸時代,畑として課税された野原。
のはなしょうぶ
のはなしょうぶ [4] 【野花菖蒲】
アヤメ科の多年草。山中の湿地に生える。初夏,高さ0.5〜1メートルの花茎を出し,紫色の花を開く。ハナショウブの原種。
のはら
のはら [1] 【野原】
人家のない,草などの生えた広い平地。野。のっぱら。
のはら
のはら【野原】
a field;→英和
fields.
のはらあざみ
のはらあざみ [4] 【野原薊】
キク科の多年草。本州中部以北の山野に自生。茎は高さ約1メートルで分枝する。葉は羽裂し,脈は赤みを帯びる。八〜一〇月,枝先に紅紫色の頭状花を直立してつける。
のばう
のば・う ノバフ 【述ばふ】 (動ハ下二)
〔動詞「述ぶ」に反復・継続の助動詞「ふ」の付いたものから〕
述べる。十分に述べる。「いかにして思ふ心を―・へまし/古今(雑体)」
のばう
のば・う ノバフ 【延ばふ】
■一■ (動ハ四)
のびる。「又一死僧を見る,顔色変らず,火―・ひ燎えず/金剛般若経集験記(平安初期点)」
■二■ (動ハ下二)
長くする。のばす。「数知らず君が齢を―・へつつ名立たる宿の露とならなむ/後撰(秋下)」
のばおり
のばおり [2] 【野羽織】
乗馬・旅行などに用いた羽織。背の下半分を縫い合わせず,開いたままにしたもの。背裂き羽織。打裂(ブツサキ)羽織。
のばか
のばか [1] 【野墓】
(1)野にある墓。野辺の墓。
(2)火葬場。「其のまま乗物におし込み,―に送りける/浮世草子・永代蔵 4」
のばかま
のばかま [2] 【野袴】
近世,武士が旅行や火事装束などに用いた袴。すそに黒いビロードや繻子(シユス)の縁を付けたもの。
のばくち
のばくち 【野博打】
野原でする博打。野外での博打。「―が打つちらかりて鳴く雲雀/七番日記」
のばす
のばす【伸[延]ばす】
(1)[長くする]lengthen;→英和
extend;→英和
stretch.→英和
(2)[延期]put off;delay;→英和
extend (期間を).
(3)[まっすぐにする]straighten;→英和
stretch;flatten (平らに).→英和
(4)[簿める]thin.→英和
(5)[才能などを]develop.→英和
のばす
のば・す [2] 【伸ばす・延ばす】 (動サ五[四])
(1)物をまっすぐにしたり,長くしたり,広げたりする。
(ア)折れ曲がったり,しわになったりしているものを,まっすぐにする。「曲がった針金を―・す」「アイロンをかけてしわを―・す」「背筋を―・す」
(イ)物を引っぱって長くする。「ゴムひもを引っぱって―・す」
(ウ)繰り出したり継ぎ足したりして長くする。「アンテナを―・す」「釣りざおを―・す」
(エ)かたまりを薄く広げる。「麺棒(メンボウ)で―・す」「クリームを指先で―・す」
(オ)水などを加えて薄める。「糊を―・す」
(2)毛・爪や植物の枝などが生長して長くなる。また,そのような状態のまま放置する。「欅(ケヤキ)が大きく枝を―・している」「髪を長く―・す」「無精髭を―・した男」
(3)つかんだり,さわったりするために体の一部や道具を対象に近づける。「テーブルの上のミカンに手を―・す」「刺身に箸を―・す」
(4)道路・路線をある場所まで延長し,全体として長くする。「バス路線を団地まで―・す」
(5)時間の量をふやし,全体を長くする。「夏休みを一週間―・す」「電池の寿命を―・す」
(6)期日・期限を先にする。延期する。「締め切りを―・す」「雨のため運動会を来週に―・す」「返事を―・す」
(7)業績や能力を高めたり,大きくなるようにする。「売り上げを―・す」「学力を―・す」「会社の業績を―・す」
(8)相手を打ちのめして動けなくする。「相手を一発で―・した」
(9)遠くへ逃がす。「父を―・さんと返しあはせ��防き戦ふ/平家 4」
〔「伸びる」に対する他動詞。中世から近世にかけて,次第に「伸べる」に替えて用いられるようになった〕
[可能] のばせる
[慣用] 猿臂(エンビ)を―・触手を―・鼻毛を―・羽を―
のばと
のばと [0] 【野鳩】
野生のハト。
のばな
のばな [1] 【野花】
(1)野に咲く花。
(2)「紙花(カミバナ)」に同じ。
のばなし
のばなし [2] 【野放し】
(1)鳥や獣を野に放して飼うこと。家畜などを放し飼いにすること。
(2)放任して,勝手気ままにさせておくこと。「犯罪者を―にする」
のばなし
のばなし【野放し】
pasturing.〜にする put <cattle> to pasture (放牧);leave <a dog> loose[free](つながずにおく).⇒放任.
のばなれ
のばなれ 【野離れ】
人家から離れた野原。「その家―こそ幸なれ/浮世草子・武家義理物語 5」
のばら
のばら [1] 【野薔薇】
⇒のいばら(野薔薇)
のばら
のばら【野ばら】
a wild rose;a brier.→英和
のばわる
のばわ・る ノバハル 【延ばはる】 (動ラ四)
のびる。のびのびとする。「いつもめづらしき心地するところなれば,今日も心―・る心地あらむ/蜻蛉(下)」
のひにん
のひにん 【野非人】
江戸幕府による非人支配機構に組み込まれず,諸方を流浪した無宿の非人。
のび
のび【野火】
a field fire.
のび
のび【伸[延]びが速い】
grow rapidly.〜がよい spread well (塗料などの).〜をする stretch oneself (手足を伸ばして).
のび
のび [1] 【野火】
(1)春先に野原や土手などの枯れ草を焼く火。野焼きの火。[季]春。
(2)野山の不審火。「この山下にあやしき―あり/鶉衣」
のび
のび 【野火】
小説。大岡昇平作。1952年(昭和27)刊。フィリピンのレイテ島に上陸した日本軍兵士の,人肉を食うまでに追いつめられた極限状態の心理を,狂人の手記として描く。
のび
のび [2] 【伸び・延び】
(1)長さ・丈などがのびること。また,その度合。「―の早い草」
(2)むらなくのび広がること。「―のよいクリーム」
(3)増加すること。発展すること。また,その度合。「輸出の―が著しい」「国民経済はすばらしい―を示した」
(4)物事に飽きたり,疲れたときなどに,手足をのばしてあくびなどをすること。「大きな―をする」
(5)囲碁で,勢力を拡大する意図で自分の石に隣接して打つ手。
のびあがる
のびあがる【伸び上がる】
stand on tiptoe (つま立つ);reach for (取ろうとして).
のびあがる
のびあが・る [4] 【伸び上(が)る】 (動ラ五[四])
つま先で立って背をのばす。背伸びする。「―・って棚の上の物を取る」
のびき
のびき 【野引き】
屋外で客引きをすること。また,その人。「こいつが―で進めますから/歌舞伎・天衣紛」
のびく
のびく [0][2] 【伸び句】
連句で,曲節のない軽い叙景の付句。逃げ句の一体。のばし句。
→逃げ句
のびざかり
のびざかり [3] 【伸び盛り】
(1)子供の身長がさかんに伸びる頃。
(2)能力・才能などが著しく進展する時期。
のびじゃく
のびじゃく [0] 【延び尺】
⇒鋳物尺(イモノジヤク)
のびすけ
のびすけ 【伸び助】
〔鼻毛ののびた人,の意から〕
女に甘い男。でれすけ。「身を田舎者の―と思ひ/浮世草子・色三味線」
のびたき
のびたき [2] 【野鶲】
スズメ目ツグミ科の小鳥。全長約13センチメートル。雄の頭部と背面は黒色,胸部は赤褐色,その他の部分は白色。ユーラシア・アフリカに分布。日本には夏鳥として渡来,本州中部以北の草原で繁殖する。
のびちぢみ
のびちぢみ [0][2] 【伸び縮み】 (名)スル
(1)伸びることと縮むこと。伸びたり縮んだりすること。しんしゅく。「体の動きに合わせて―する布地」
(2)発展することと衰退すること。「そろばん枕に寝た間も―の大節季を忘るることもなく/浮世草子・胸算用 3」
のびちぢみ
のびちぢみ【伸び縮み】
⇒伸縮(しんしゆく).
のびと
のびと [0] 【延び斗】
社寺建築の斗栱(トキヨウ)で,隅肘木(スミヒジキ)・隅紅梁(スミコウリヨウ)を受ける長方形の斗(マス)。
のびどめようすい
のびどめようすい 【野火止用水】
東京都小平市から埼玉県新座市野火止を経て,新河岸川に至る用水路。1655年川越藩主松平信綱のとき玉川上水から分水,約24キロメートルの水路を完成。灌漑用水として領内開発に利用。
のびなやみ
のびなやみ [0] 【伸び悩み】
伸び悩むこと。「成績の―が見られる」
のびなやむ
のびなやむ【伸び悩む】
find it too hard to grow[increase].
のびなやむ
のびなや・む [4][0] 【伸び悩む】 (動マ五[四])
(1)能力や勢いが盛んになろうとしているのにある段階で停滞してそれ以上になれずにいる。「チームの若手が―・む」「売り上げが―・む」
(2)相場の上昇が鈍る。「株価が―・む」
のびのび
のびのび [3] 【伸び伸び】 (副)スル
(1)じゃまされずにすくすくと伸びるさま。「―(と)育つ」「―と枝を広げた松」
(2)心配などがなく,自由でゆったりとしたさま。「試験が終わって―(と)する」「―(と)した気分」
(3)いじけたところがなく自由なさま。のびやかなさま。「―(と)した性格」「―(と)した字」
のびのび
のびのび【延び延び】
[時日が]〜になる be delayed[deferred](long).
のびのび
のびのび【伸び伸びと(する)】
feel at ease[relieved,relaxed].
のびのび
のびのび [0] 【延び延び】 (名・形動)[文]ナリ
〔「伸び伸び」と同源〕
何度も延期されること。遅れて長びくこと。また,そのさま。「開催が―になる」「こは―なる詮議かな/浄瑠璃・頼光跡目論」
のびやか
のびやか [2] 【伸びやか】 (形動)[文]ナリ
のびのびしているさま。ゆったりとおうようなさま。「―に育つ」「―な歌声」「―な筆づかい」
[派生] ――さ(名)
のびゆ
のびゆ [0] 【野莧】
イヌビユの異名。
のびらか
のびらか 【伸びらか】 (形動ナリ)
(1)長くのびているさま。「(鼻ガ)あさましう高う―に,さきの方少し垂りて/源氏(末摘花)」
(2)ゆるやかにくつろいださま。のびのびとしているさま。のびやか。「人の心も―にぞ見ゆるかし/源氏(初音)」
のびりつ
のびりつ [2] 【伸び率】
業績などが伸びる割合。「収益の―」
のびる
のびる【伸[延]びる】
(1)[長くなる]extend;→英和
stretch.→英和
(2)[日限が]be put off;be prolonged (期間が);[凹凸が]be straightened (まっすぐに);spread (平らに);→英和
become smooth (なめらかに).
(3)[塗料などが]spread (well).(4)[生長]grow;→英和
develop;→英和
increase (増す).→英和
(5)[ぐったりする]be exhausted[down and out].
のびる
のびる [0][1] 【野蒜】
ユリ科の多年草。路傍や畑地の縁に生える。ネギ属特有の臭気がある。春,茎はラッキョウに似た鱗茎(リンケイ)から出て高さ約50センチメートルになり,線形の葉を少数つける。若葉と鱗茎は食用となる。夏,茎頂に小球芽と淡紅紫色の小花をつける。ヒル。ネビル。[季]春。
野蒜[図]
のびる
の・びる [2] 【伸びる・延びる】 (動バ上一)[文]バ上二 の・ぶ
(1)物がまっすぐになったり,長くなったり,広がったりする。
(ア)折れたり,しわになったりしていたものが,まっすぐになる。「パーマが―・びた」「しわが―・びる」
(イ)引っぱられて長くなる。「よく―・びる餅」「このアンテナは二メートルまで―・びる」
(ウ)塊状の物が薄く広がる。「このワックスはよく―・びる」
(2)動植物,またはその一部が,生長して長くなったり,丈が高くなったりする。「背が―・びる」「朝顔のつるが―・びる」「雑草が―・びる」
(3)つかんだり,さわったりしようとして体や機械の一部が対象に近づく。「つい甘い物に手が―・びる」「ショベル-カーのアームが廃屋に―・びる」
(4)道路・路線がさらに遠い場所まで延長されて,全体として長くなる。「新幹線が北海道まで―・びるのはいつの日か」
(5)道路・路線がつながって続いている。「舗装道路が国境まで―・びている」
(6)長くなって弾力がなくなる。「蕎麦(ソバ)が―・びる」「―・びたゴム」
(7)時間の量がふえ,全体が長くなる。「会議が一時間―・びた」「日本人の寿命は大幅に―・びた」
(8)期日・期限がもっと先になる。延期される。「雨のため遠足が翌日に―・びた」
(9)業績や勢力・能力が大きくなったり高くなったりする。「売り上げが―・びる」「輸出が―・びる」「成績がぐんと―・びた」
(10)疲れたり打ちのめされたりして,ぐったりして動けなくなる。「徹夜続きで―・びてしまった」「アッパー-カットをくらって―・びる」
(11)遠くまで逃げる。逃げのびる。「三町ばかり追ひたりけれども,ただ―・びに―・びければ/保元(中)」
(12)心がゆったりする。のびのびする。「空もうららかにて人の心も―・び,物おもしろき折なるに/源氏(絵合)」
(13)男が女に対して,でれでれしただらしない様子をする。鼻の下を長くする。「ぴつたり抱き寄せしみじみ囁く,…え忝い,と―・びた顔付/浄瑠璃・油地獄(上)」
(14)金銭がふえる。「親方に渡されし二百貫目(ノ銀),今に―・びず/浮世草子・織留 2」
〔「伸ばす」「伸べる」に対する自動詞〕
のふうぞく
のふうぞく 【野風俗】
⇒のふず
のふく
のふく 【野服】
旅行のときなどに着用した衣服。野袴(ノバカマ)・打裂(ブツサキ)羽織の類。
のふず
のふず (名・形動)
〔「のふうぞく(野風俗)」の転〕
無作法なこと。大胆なこと。横着なこと。また,そのさま。「今迄―な百姓共逆様に這ひかがめば/浄瑠璃・千本桜」「家来の心も自ら―になつて/浮世草子・風流曲三味線」
のぶ
の・ぶ 【述ぶ】 (動バ下二)
⇒のべる
のぶ
の・ぶ 【伸ぶ・延ぶ】
■一■ (動バ上二)
⇒のびる
■二■ (動バ下二)
⇒のべる
のぶいえ
のぶいえ ノブイヘ 【信家】
安土桃山期の鐔工(タンコウ)。抜群の造形と鉄味によって,金家とともに鐔工の双璧とされる。甲冑師(カツチユウシ)の明珍信家とは別人とみなされる。鉄の板鐔に毛彫りを施したものが多い。生没年未詳。
のぶか
のぶか 【篦深】 (形動ナリ)
射た矢が深く突き刺さるさま。「畠山馬の額を―に射させて/平家 9」
のぶかし
のぶか・し 【篦深し】 (形ク)
矢が根元まで深くささっている。「他(カレ)が右の眼に―・くも突立ちしかば/こがね丸(小波)」
のぶき
のぶき [1][0] 【野蕗】
キク科の多年草。山中の林下に自生。葉はフキの葉に似た腎臓状三角形。八〜一〇月,枝先に白色の小さい頭状花をつける。果実は棍棒(コンボウ)状で放射状につき,繊毛があって衣服などに付く。
のぶくに
のぶくに 【信国】
南北朝時代,山城国の刀工。来派の出身とされる。短刀が多く,刀身の彫り物を特徴とする。二,三代も良工。生没年未詳。
のぶこ
のぶこ 【伸子】
小説。宮本百合子作。1924(大正13)〜26年「改造」に発表。主人公伸子が周囲の反対を押して結婚しながら,結局は夫の小市民的な安住を拒否して離婚を決意するまでを描く自伝的小説。
のぶし
のぶし [1][2] 【野伏・野臥】
(1)山野に野宿して修行する僧。山伏。「仏名の―にてまかり出でて侍りける年/拾遺(雑下詞)」
(2)(「野武士」とも書く)南北朝・室町時代,農民の武装集団。山野に潜伏し,物資を略奪し戦闘にも参加した。戦国時代に大名などが徴発し,戦闘に参加させた者をもいう。のぶせり。
(3)合戦に先だち小人数で攻撃をしかけること。[日葡]
(4)定まった住居がなく山野に野宿している者。のぶせり。「足腰の立たざる―の非人をかたらひ/浮世草子・二十不孝 4」
のぶすま
のぶすま [2] 【野臥間・野衾】
(1)料理の一。たたいてざっとゆでた小鳥と鯛(タイ)の肉を,薄くむいて袋のようにした鮑(アワビ)に包み込むようにして煮たもの。《野衾》
(2)ムササビの異名。「青鷺の―となりて人を惑はす/浮世草子・三代男」
のぶせり
のぶせり 【野伏せり・野臥せり】
(1)「のぶし(野伏){(2)}」に同じ。
(2)山野に伏し,野宿する者。特に,都市およびその近郊に野宿する乞食・浮浪者など。
のぶち
のぶち [0] 【野縁】
天井板を張るために,小屋梁などからつるした細長い横木。
のぶとい
のぶと・い [3] 【篦太い・野太い】 (形)[文]ク のぶと・し
(1)ずぶとい。ふてぶてしい。「―・い奴だ」
(2)声がふとい。「―・い声」
[派生] ――さ(名)
のぶとき
のぶとき 【信時】
姓氏の一。
のぶとききよし
のぶとききよし 【信時潔】
(1887-1965) 作曲家。京都生まれ。東京芸大教授。ドイツ古典派の手法を用い歌曲・器楽曲などの端正・清澄な作品を残す。作品「海行かば」など。
のぶどう
のぶどう [2] 【野葡萄】
ブドウ科のつる性多年草。山野に自生。葉は心臓形で浅裂する。六〜八月,葉腋(ヨウエキ)に緑色の小花をつけ,秋,球形の液果を結ぶ。果実は熟すにつれて白から藍(アイ)色へと変色する。食用にはならない。
野葡萄[図]
のぶなが
のぶなが 【信長】
⇒織田(オダ)信長
のぶながこうき
のぶながこうき 【信長公記】
⇒しんちょうこうき(信長公記)
のぶのき
のぶのき [1] 【化香の樹】
ノグルミの別名。
のぶみ
のぶみ 【野文】
江戸時代,貧者の葬式に,僧が直接出向いて引導を渡す代わりに交付した文書。
のぶれば
のぶれば 【陳者】 (連語)
候文(ソウロウブン)の手紙で,冒頭のあいさつのあと,本文に入る前に書く語。申しあげますが。さて。
のぶろ
のぶろ [1][0] 【野風呂】
屋外で風呂をたくこと。また,その風呂。野天風呂。露天風呂。
のぶろ
のぶろ [1][0] 【野風炉】
茶道で,野点(ノダテ)のとき用いる風炉。
のぶん
のぶん [0] 【攵】
攵繞(ブンニヨウ)の「攵」の形の俗称。
のへじ
のへじ ノヘヂ 【野辺地】
青森県東部,下北半島のつけ根にある町。野辺地湾に臨み,古くは南部藩の商港で,松前への連絡港として栄えた。現在は下北半島への玄関口。
のべ
のべ【野辺】
fields.〜の送りをする bury a person's remains.
のべ
のべ [1][2] 【延べ】
〔動詞「のべる(延)」の連用形から〕
(1)のばすこと。のばしたもの。「銀の―のキセル」
(2)同一のものが何回も含まれていてもそれぞれを一回として数え,総計すること。接頭語的にも用いる。「三人がかりで五日かかるから―では一五人分の仕事だ」「東京と大阪で―二〇〇回上演」「―日数」「―人員」「―坪」「―語数」
(3)延期すること。日限を先へ延ばすこと。「日(ヒ)―」
(4)「延べ紙」の略。
のべ
のべ【延べ】
(1)[総計の]total.→英和
(2)[延べ取引]time bargain.‖延べ人員(時間) the total number of persons (hours).延べ(就労)日数 a man-day.
のべ
のべ [1] 【野辺】
〔古くは「のへ」〕
(1)野原。「―の草花」「山辺も―も花盛り」「花散(ヂ)らふ秋津の―に/万葉 36」
(2)埋葬場。火葬場。「おもひまふけし死人なれば夜のうちに―へおくり申たき/浮世草子・五人女 4」
(3)「野辺送り」の略。
のべいた
のべいた [0] 【延べ板】
(1)金属を平たく板状に延ばしたもの。「金の―」
(2)物を延ばすのに用いる板。
のべうち
のべうち [0] 【延べ打ち】
金属を鍛えて平らに打ち延ばすこと。また,打ち延ばして細工すること。「―のキセル」
のべうり
のべうり [0] 【延べ売り】
商品を延べ払いで売ること。
のべおか
のべおか ノベヲカ 【延岡】
宮崎県北東部,五ヶ瀬(ゴカセ)川河口にある化学工業都市。近世,内藤氏の城下町。
のべおくり
のべおくり [3] 【野辺送り】
なきがらを火葬場や埋葬地まで見送ること。葬送。とむらい。野辺の送り。野辺。野送り。
のべかがみ
のべかがみ [3] 【延べ鏡】
(1)懐中に入れておく小さな鏡。
(2)見ようとする物を直接に見ず,鏡に映してみること。また,その鏡。「思ひ付たる―出して写して読み取る文章/浄瑠璃・忠臣蔵」
のべかんじょう
のべかんじょう [3] 【延べ勘定】
⇒延(ノ)べ払(バラ)い
のべがい
のべがい [0] 【延べ買い】
商品を延べ払いで買うこと。
のべがね
のべがね [2][0] 【延べ金】
(1)鍛えて平たく延ばした金属。
(2)切り金(キン)の一種。金銀を薄く打ち延ばしたもの。必要に応じて切って使用する。
(3)刀剣のこと。
のべがみ
のべがみ [2] 【延べ紙】
縦20センチメートル,横27センチメートルばかりの小形の杉原紙(スギワラガミ)。上質の鼻紙として用いた。延べ鼻紙。延べ。「きんかん二つ三つ―に包みて/浮世草子・胸算用 3」
のべきん
のべきん [0] 【延べ金】
(1)金をたたいて平らに延ばすこと。また,その金。
(2)借金を延滞したために払う利息。
のべぎん
のべぎん [2] 【延べ銀】
(1)銀をたたいて平らに延ばすこと。また,その銀。
(2)「延べ金(キン){(2)}」に同じ。
のべごめ
のべごめ 【延べ米】
代金の支払いを後日に行う約束で買った米。先物売買・手金売買・掛け売買などの米。「―を連判借りして/浮世草子・椀久二世(下)」
のべざお
のべざお [0] 【延べ竿・延べ棹】
(1)継ぎ合わせのない,一本のままの竹を用いた釣り竿。
⇔継ぎ竿
(2)三味線の棹の,継ぎ目のないもの。
⇔継ぎ棹
のべしじむ
のべしじ・む 【伸べ縮む】 (動マ下二)
伸ばしたり縮めたりする。調節する。「人の衣,袴の丈―・め制せさせ給ふ/栄花(見はてぬ夢)」
のべじんいん
のべじんいん [3] 【延べ人員】
何人かの人で何日かかかる仕事を,仮に一日で仕上げたものとして換算した総人数。例えば,五人で三日かかれば,延べ人員は一五人。
のべすん
のべすん [0] 【延寸】
林業で,造林時に定尺よりやや長めに玉切りすること。また,その余分の長さ。入(イレ)寸。
のべずり
のべずり [0] 【延べ磨り】
蒔絵(マキエ)製作で,絵漆で模様を描き金銀粉・色粉をまいたあと,その上に漆を塗ること。
のべたてる
のべた・てる [0][4] 【述べ立てる】 (動タ下一)[文]タ下二 のべた・つ
しきりに述べる。あれこれ盛んに述べる。「しきりに効能を―・てる」
のべたら
のべたら [0] (形動)
長くだらだらと続くさま。のべったら。「―に会議が続く」
〔「のべつやたら」の転という〕
のべだか
のべだか 【延高】
江戸時代,同じ石高で年貢の租税率の低い知行所から高い知行所に転封された場合,実質的に増える知行高。
⇔込高(コミダカ)
のべだん
のべだん [2] 【延べ段】
敷石の一種。大小の平らな自然石を一定の幅で細長く敷きつめたもの。
のべったら
のべったら [0] (形動)
「のべたら」の転。
のべつ
のべつ [1] (副)
絶え間なく続くさま。休むひまなく。しょっちゅう。「―(に)しゃべりまくる」「―食べている」
のべつ
のべつ
〜(に) always;→英和
all the time;→英和
ceaselessly.→英和
〜幕なしにしゃべる keep on chattering.
のべつぼ
のべつぼ [2] 【延べ坪】
坪数で表した,建物の延べ面積。
のべつまくなし
のべつまくなし [1] 【のべつ幕無し】 (副)
〔芝居で幕を下ろさずに演じ続けるという意から〕
休みなく続くさま。休みなし。ひっきりなし。たえず。「―(に)しゃべる」
のべつ幕無し
のべつまくなし [1] 【のべつ幕無し】 (副)
〔芝居で幕を下ろさずに演じ続けるという意から〕
休みなく続くさま。休みなし。ひっきりなし。たえず。「―(に)しゃべる」
のべとりひき
のべとりひき [3][4] 【延べ取引】
代金支払いをすぐにせず,一定期間をおいて決済する取引。
のべなわ
のべなわ [0] 【延べ縄】
⇒はえなわ(延縄)
のべにっすう
のべにっすう [3] 【延べ日数】
何人かの人で何日かかかる仕事を,仮に一人で仕上げたものとして換算した総日数。例えば,五人で三日かかれば延べ日数は一五日。
のべにんずう
のべにんずう [3] 【延べ人数】
「延べ人員(ジンイン)」に同じ。
のべのおくり
のべのおくり 【野辺の送り】
「のべおくり(野辺送)」に同じ。「―の門火たく/浄瑠璃・井筒業平」
のべのけぶり
のべのけぶり 【野辺の煙】
火葬の煙。「あはれ君いかなる―にてむなしき空の雲となりけむ/新古今(哀傷)」
のべはながみ
のべはながみ 【延べ鼻紙】
延べ紙の鼻紙。江戸時代,ぜいたくな鼻紙として遊女などが用いた。
のべばらい
のべばらい [3] 【延べ払い】
販売の代金を一定期間繰り延べて支払うこと。延べ勘定。掛け払い。
のべばらい
のべばらい【延べ払い】
deferred payment; <export by> deferred account.〜方式(で) (on) a deferred payment basis.
のべばらいゆしゅつ
のべばらいゆしゅつ [6] 【延べ払い輸出】
輸出業者が輸入業者に代金支払いを一定期間猶予することを認めた輸出。
のべびょうし
のべびょうし [3] 【延べ拍子】
雅楽の拍節法。一小節の中で二拍分を一拍に数える数え方。
のべぼう
のべぼう【延棒】
a gold bar (金の).
のべぼう
のべぼう [0][2] 【延べ棒】
(1)金属を延ばして棒状にしたもの。「金の―」
(2)「麺棒(メンボウ)」に同じ。
のべまい
のべまい 【延米】
江戸時代,正租の付加税。年貢米の目減りを防ぐために付加されたもの。江戸初期には枡(マス)に山盛りにして量ったが,1616年に斗掻(トカ)きが用いられるようになり正味で量るようになったので,切り落とされた分として一俵三斗五升に対して関東地方で二升の延米を加えた。出目米(デメマイ)。
のべめんせき
のべめんせき [3] 【延べ面積】
建物各階の床面積を合計した面積。
のべやまはら
のべやまはら 【野辺山原】
長野県南東部,八ヶ岳東麓の原野。小海線野辺山駅は海抜1346メートルで,わが国の鉄道の最高所駅。国立天文台太陽・宇宙電波観測所がある。
のべる
のべる【述べる】
tell;→英和
state;→英和
explain (説明);→英和
refer <to> (言及).→英和
上に述べた通り as stated above.意見を〜 express one's opinion.礼を〜 thank <a person for a thing> .→英和
のべる
のべる【延べる】
(1) ⇒延ばす.
(2)[床を]make a bed.→英和
のべる
の・べる [2] 【述べる・陳べる・宣べる】 (動バ下一)[文]バ下二 の・ぶ
〔「伸べる」と同源〕
順を追って言葉で言い表す。また,文章にして書きしるす。「意見を―・べる」「著書の中でこう―・べている」「素意を―・ぶるにあたはず/平家 11」
のべる
の・べる [2] 【伸べる・延べる】 (動バ下一)[文]バ下二 の・ぶ
❶長さを長くする。のばす。
(1)ある人に向かって手などをのばす。さしのべる。「手を―・べる」
(2)物を押しつぶして平らにのばしたり,たたんであった物を広げたりする。「紙を―・べて詩を書く」「床を―・べる」
(3)曲がっていたものをまっすぐにする。のばす。「私ざまには腰―・べて,など,ものの聞こえひがひがしかるべきを/源氏(須磨)」
❷時間・期限をのばす。
(1)期日・期限をもっと先にする。くりのべる。延期する。「修法―・べさすべかりけり/源氏(賢木)」
(2)命を長くする。「かつは齢をも―・べむと思ほして/源氏(絵合)」
❸心身をゆったりさせる。「げに古ごとぞ人の心を―・ぶるたよりなりける/源氏(総角)」
❹水などを加えて液の濃度を薄くして量をふやす。のばす。「汁の味噌の濃きは湯にて―・ぶる/仮名草子・尤之草紙」
〔「伸びる」に対する他動詞〕
のべわたし
のべわたし [3] 【延べ渡し】
売買契約した商品の受け渡しを,一定期日後にすること。
のべギセル
のべギセル [3] 【延べ―】
ラウを用いず,全体を金属を延べ打ちにして作ったキセル。
のほうず
のほうず [2] 【野放図・野放途】 (名・形動)[文]ナリ
(1)慣習や規則にしばられることなく,勝手気ままにふるまうこと。また,そのさま。傍若無人。「―な奴(ヤツ)」「―に育つ」
(2)際限のないこと。しまりのないこと。また,そのさま。「雑草が―に広がる」「―な生活」
[派生] ――さ(名)
のほうず
のほうず【野放図な】
wild;→英和
unrestricted.
のほぎり
のほぎり 【鋸】
「のこぎり」の古名。[新撰字鏡][和名抄]
のほほん
のほほん
〜としている be[remain]indifferent <to> ;be idle.
のほほん
のほほん [3]
■一■ (副)
(「と」を伴って)なすべきこともしないでのんきにしているさま。「―と毎日を送る」「人に仕事をさせて―としている」
■二■ (名)
物事にこだわらずのんびりとしていること。また,そのような人。「風雅でもなく洒落でもなく身儘気儘の―は浮世の中の御厄介/西洋道中膝栗毛(七杉子)」
のぼす
のぼ・す [0] 【上す】
■一■ (動サ五[四])
「上せる」に同じ。「話題に―・す」「意識に―・す」「梓(シ)に―・す(=出版スル)」「これを筆舌に―・すときは/即興詩人(鴎外)」「花車が―・す一句あり/浮世草子・禁短気」
■二■ (動サ下二)
⇒のぼせる
のぼせ
のぼせ [0] 【逆上せ・上気せ】
のぼせること。上気(ジヨウキ)。ぎゃくじょう。
のぼせ
のぼせ
flush (上気);→英和
excitement (興奮);→英和
dizziness (目まい).〜性の nervous;→英和
excitable.→英和
のぼせあがる
のぼせあが・る [5] 【逆上せ上(が)る】 (動ラ五)
すっかりのぼせる。ひどくのぼせる。「少しばかり有名になったので―・っている」「アイドル歌手に―・る」
のぼせめ
のぼせめ [0] 【逆上せ目】
充血などのために目が赤くなる病気。結膜炎など。
のぼせる
のぼせる
(1)[上気](be) flush(ed);→英和
be[feel]dizzy (めまいがする).
(2)[かっとなる]get excited.(3) ⇒夢中.
のぼせる
のぼ・せる [0] 【上せる】 (動サ下一)[文]サ下二 のぼ・す
□一□取り上げて人々の前に示す。
(1)話題・議題にする。「教育問題を話題に―・せる」
(2)記して残す。書き記す。「記録に―・せる」「歴史に―・せる」
(3)(「梓(シ)にのぼせる」の形で)印刷して出版する。
(4)(「食卓(食膳)にのぼせる」の形で)食べ物として食事に出す。「食膳に―・せる」
(5)(「舞台にのぼせる」の形で)脚色したりして劇場の舞台で演じられるようにする。「書きおろしの新作を舞台に―・せる」
(6)頭に思い浮かべる。「一人の女を意識に―・せて座興にしようとして/星座(武郎)」
□二□高い所・上の方へ行かせる。
(1)高い所・場所へ移動させる。あげる。乗せる。登らせる。「粗籠(アラコ)に人を―・せてつり上げさせて/竹取」
(2)川の上流へ移動させる。のぼらせる。「百足らず筏に作り―・すらむ/万葉 50」
(3)地方から都へ人や物を送る。のぼらせる。「東国より人を―・せんずるぞ/平治(下)」
(4)貴人のもとへ参上させる。「下なるをも呼び―・せ/枕草子 49」「そそのかいて―・せ奉り給ふを/寝覚 3」
(5)いい気にさせる。おだてる。「今少し―・せなば,五十両は出しさうな大臣と思ひ/浮世草子・禁短気」
〔「のぼる」に対する他動詞〕
のぼせる
のぼ・せる [0] 【逆上せる・上気せる】 (動サ下一)[文]サ下二 のぼ・す
〔「上せる」と同源〕
頭がぼうっとなる。
(1)頭に血が集まって顔が熱くなり,ぼうっとする。上気する。「長湯をして―・せる」「―・せて鼻血が出る」
(2)熱中する。また,異性に夢中になる。「ロック歌手に―・せる」「女に―・せる」
(3)自分は能力があると思ってうぬぼれる。思い上がる。増長する。「一番になったからといって―・せるな」「主役に抜擢されてから少し―・せているという評判だ」
のぼたん
のぼたん [2] 【野牡丹】
ノボタン科の常緑低木。暖地に自生し,時に観賞用に栽培。高さ約2メートル。全体に粗毛がある。葉は狭卵形で明瞭な縦脈がある。夏,枝先に径約5センチメートル,淡紅紫色の五弁花をつける。果実は球形で食べられる。[季]夏。
野牡丹[図]
のぼとけ
のぼとけ [2] 【野仏】
野中の道ばたに立てられた仏像。
のぼり
のぼり【幟】
a flag;→英和
a streamer (吹流し).→英和
〜を立てる set up a flag.
のぼり
のぼり【上り】
rise;→英和
ascent.→英和
〜の uphill <road> .→英和
‖上り列車(線) an up train (line).
のぼり
のぼり [0] 【幟】
〔「上り」と同源〕
(1)細長い布の上と横に,多くの乳(チ)をつけて竿に通し,立てて標識とするもの。戦陣・祭典などで用いる。のぼり旗。
(2)端午の節句に立てる幟{(1)},あるいは鯉のぼり。[季]夏。
のぼり
のぼり [0] 【上り・登り・昇り】
(1)低い所から高い方へ移動すること。下から上へあがること。また,その行く道。
⇔くだり
「急な―」
(2)道路や交通機関で,線区または路線区の終点から起点への方向。また,その方向に走行する列車やバス。
⇔くだり
「―の特急」
(3)下流から上流の方向へ行くこと。
⇔くだり
「―の船便」
(4)地方から都に行くこと。また,江戸から上方へ向かうこと。「お―さん」
(5)〔内裏が都の北にあったところから〕
京都で,北に向かって行くこと。
⇔くだり
「大宮を―に,北山の辺雲林院へぞおはしける/平家 2」
のぼり=大名、下(クダ)り乞食(コジキ)
――大名、下(クダ)り乞食(コジキ)
旅行の初めに金銭をぜいたくに使いすぎ,帰途には文なしになること。
のぼりあきない
のぼりあきない 【上り商ひ】
都へ行きながら途中で商売すること。また,その商人。「―に奥筋の絹綿ととのへ/浮世草子・永代蔵 4」
のぼりあゆ
のぼりあゆ [4] 【上り鮎】
春,川を上って行く若鮎。
のぼりうけ
のぼりうけ [3] 【上り筌】
川を遡上(ソジヨウ)する魚をとるために仕掛ける筌。
のぼりうま
のぼりうま 【上り馬】
地方から都の方に行く馬。
のぼりおり
のぼりおり [3] 【上り下り】 (名)スル
のぼったりおりたりすること。あがりおり。「階段を―するのがつらい」
のぼりがく
のぼりがく [3] 【昇り楽・登り楽】
⇒しょうがく(昇楽)
のぼりがま
のぼりがま [3] 【登り窯】
陶磁器焼成用の窯の一。丘などの傾斜面に設ける連房式の窯で,最下部に焚き口,最上部に煙出しがある。その間に焼成用の室が幾室も設けられ,上に行くほど余熱の効果で早く焼成できる。広義には窖窯(アナガマ)をもさす。
のぼりくだり
のぼりくだり [0][3] 【上り下り】 (名)スル
のぼることとくだること。また,のぼったりくだったりすること。「―の多い道」
のぼりくち
のぼりくち [3][0] 【上り口・登り口】
階段・山道などの登り始める所。
のぼりぐい
のぼりぐい [3] 【幟杭】
幟竿(ノボリザオ)を結びつけるための杭。
のぼりぐし
のぼりぐし [3] 【上り串】
主にアユなどの川魚に用いられる串の打ち方。口から中骨に沿って串を通し,尾を曲げて串先を出す。魚が川を上っているように見立てる。
→躍(オド)り串(グシ)
のぼりこうらん
のぼりこうらん [4] 【登り勾欄】
傾斜のある勾欄。階段に取り付けてあるもの。
のぼりざお
のぼりざお [0] 【幟竿】
幟をつけて立てるための竿。
のぼりざか
のぼりざか [0] 【登り坂・上り坂】
(1)登りの坂道。
(2)物事が次第に盛んになっていく状態にあること。「今,人気の―にある俳優」
⇔下り坂
のぼりざし
のぼりざし 【幟差】
戦陣で主人の幟を持つ人。旗指(ハタサシ)。のぼりさし。
のぼりざと
のぼりざと [3] 【幟邑】
〔幟に形が似ていることから〕
「おおざと」に同じ。
のぼりざる
のぼりざる [4] 【幟猿】
端午の幟の下につけるくくり猿。風によって猿が竿を上下する。また,それをかたどったおもちゃ。
のぼりせ
のぼりせ 【上り瀬】
(1)上流の瀬。「―の清き流れや/謡曲・水無月祓」
(2)瀬をさかのぼること。「―の岩浪わくる鵜飼船/夫木 8」
のぼりせん
のぼりせん [0] 【上り線】
交通の路線で,終点と定められている所から起点と定められている所へ向かう路線。
⇔下り線
のぼりちょうし
のぼりちょうし [4] 【上り調子】
調子が上向きで勢いがあること。「今―の選手」
のぼりつめる
のぼりつ・める [5] 【上り詰める】 (動マ下一)[文]マ下二 のぼりつ・む
(1)いちばん高い所までのぼる。のぼりきる。「坂を―・めた所が峠だ」「首相の地位に―・める」
(2)すっかりのぼせあがる。夢中になる。「三浦屋の高尾と申す女郎に,首立て衣の上まで―・め/浮世草子・好色万金丹」
のぼりづき
のぼりづき 【上り月】
新月から満ちて満月になるまでの月。
⇔降(クダ)り月
のぼりのき
のぼりのき [3] 【登り軒】
破風(ハフ)に沿って傾斜している軒。切妻屋根の妻側にある軒など。傍軒(ソバノキ)。
のぼりばた
のぼりばた [0] 【幟旗】
⇒幟(ノボリ)(1)
のぼりふじ
のぼりふじ [3] 【昇藤】
マメ科の一年草。北アメリカおよび南ヨーロッパ原産。大正年間に渡来,観賞用に栽培される。高さ約60センチメートル。葉は掌状。初夏,茎頂の花軸に黄色の蝶形花を多数つけ,下段から順に咲き上がる。キバナルピナス。キバナノハウチワマメ。ルピナス。
のぼりぶね
のぼりぶね [4] 【上り船】
(1)川を上流へ航行する船。
(2)都の方へ行く船。地方から京へ向かう船。
のぼりべつ
のぼりべつ 【登別】
北海道南西部,太平洋に面する市。温泉・観光地として発達。窯業・食品・化学工業も立地。
のぼりべつおんせん
のぼりべつおんせん 【登別温泉】
北海道南西部,登別市にある温泉。泉質は,単純泉・ミョウバン泉・硫化水素泉など。支笏(シコツ)洞爺国立公園の一中心。
のぼりやな
のぼりやな [4] 【上り簗】
川をさかのぼる鮎(アユ)などを捕らえるための簗。[季]春。
のぼりりゅう
のぼりりゅう [3] 【昇り竜・登り竜】
天へ昇ろうとしている竜。また,その竜を描いた勇壮な絵。のぼりりょう。
のぼる
のぼ・る [0] 【上る・登る・昇る】 (動ラ五[四])
❶意図的に上に行く。
(1)意図的に上の方へ移動する。「あがる」と比べて,途中の経過点に注意が向けられている。《登・上》
⇔くだる
「柿の木に―・って柿を取る」「丘に―・ってあたりを眺める」「壇上に―・って挨拶(アイサツ)する」
(2)川の上流の方へ行く。さかのぼる。《上》
⇔くだる
「鮭(サケ)が川を―・ってくる」「長江を汽船で―・る」
(3)地方から都へ行く。上京する。上洛する。《上》
⇔くだる
「都に―・る」
(4)皇居や神社の社殿など,高貴な建物にはいる。昇殿する。あがる。《上》「宮中に―・る」「はや―・らせ給へ/枕草子 104」
❷自然に上の方に行く。
(1)太陽・月などが空に高く現れる。《昇・上》
⇔落ちる
「日が―・る」
(2)煙などが上の方へ移動する。《昇・上》「煙突から煙が―・る」「天にも―・る心地」「気球で二〇〇〇メートルの高さまで―・る」
(3)人が結果として高い地位につく。《昇》「高い位に―・る」「最後は右大臣の位にまで―・った」
(4)数量が,結果としてある大きな値になる。達する。《上》「総額は二〇億円に―・るものとみられる」「連休の人出は五千万人に―・った」
(5)興奮する。逆上する。《上》「頭に血が―・ってしまって,何が何だかよくわからなかった」「足の気の―・りたる心地す/源氏(夕霧)」
(6)人々に取り上げられて表に出る。《上》
(ア)話題・議題になる。「地震のことが話題に―・る」「規約改正が議題に―・る」「口の端(ハ)に―・る」
(イ)(「食膳にのぼる」などの形で)用意されて食べ物として供される。「松茸(マツタケ)が食膳に―・る」
(7)時間を昔にさかのぼる。
→上りての世
〔「のぼす」に対する自動詞〕
[可能] のぼれる
のぼる
のぼる【上[登]る】
(1) go up;ascend;→英和
climb <a mountain> ;→英和
rise (高くなる).→英和
(2)[上京]go up <to Tokyo> .
(3)[達する]amount[come] <to> ;→英和
reach.→英和
(4)[噂に]be talked about.
のぼろぎく
のぼろぎく [3] 【野襤褸菊】
キク科の一,二年草。ヨーロッパ原産。道端や畑に生える。高さ約30センチメートル。葉は羽状に切れ込む。春から秋,枝頂に多数の黄色の頭花をつける。
のま
のま [1] 【野馬】
野飼いの馬。放牧されている馬。のうま。
のま
のま 【野間】
姓氏の一。
のま∘れる
のま∘れる 【飲まれる・呑まれる】 (連語)
(1)すっかりはいりこむ。包みこまれる。「フェリーが遭難し,多くの乗客が海に―∘れた」
(2)相手の態度やその雰囲気などに圧倒される。軽くみられる。「相手に―∘れて何も言えなくなる」「大試合の雰囲気に―∘れる」
のまおい
のまおい [0] 【野馬追い】
福島県相馬地方の中村神社(相馬市)・太田神社(原町市)・小高神社(小高町)三社合同の祭り行事。祭りは七月二三日から二五日で,その二日目に行われるもの。雲雀(ヒバリ)ヶ原に集合した甲冑(カツチユウ)姿の騎馬武者が,花火とともに打ち上げられた神旗を奪い合う。明治以前は,相馬藩が調練の一環として行なった,放牧馬を囲いに追い込む行事であった。[季]夏。《―の緋の母衣はらみおん大将/富安風生》
のまき
のまき [0] 【篦巻】
「沓巻(クツマキ){(1)}」に同じ。
のます
のま・す [2] 【飲ます】
■一■ (動サ五[四])
(1)「のませる{(1)}」に同じ。「煮え湯を―・された」「構いて人に―・すな/狂言・樋の酒」
(2)「のませる{(3)}」に同じ。「きょうは十分―・して喜ばせてやろう」
■二■ (動サ下二)
⇒のませる
のます
のます【飲ます】
make <a person> drink <water> ;→英和
give <a person> a drink (酒を);water a horse (馬に水を);→英和
give <a person> a pill (薬を).→英和
のませいじ
のませいじ 【野間清治】
(1878-1938) 出版業者。群馬県生まれ。1909年(明治42)大日本雄弁会,次いで11年に講談社を設立。「講談倶楽部」「少年倶楽部」「婦人倶楽部」「キング」など多くの雑誌・書籍を発行した。
のませる
のま・せる [3] 【飲ませる】 (動サ下一)[文]サ下二 のま・す
(1)飲むようにする。また,飲むようにしむける。「酒を―・せる」「相手に苦汁を―・せる」
(2)おいしくて,思わずもっと飲むようにさせる。「この酒は案外―・せるね」
(3)酒食をご馳走する。「一杯―・せて労をねぎらう」
のまひろし
のまひろし 【野間宏】
(1915-1991) 小説家。神戸生まれ。京大卒。戦中の青春を描く「暗い絵」で戦後派の旗手となる。以後,小説理論や差別などの社会問題を追及。他に「真空地帯」「青年の環」など。
のまめ
のまめ [1] 【野豆】
ツルマメの別名。
のまれる
のまれる【飲まれる】
be swallowed up <by the waves> (波に);be overawed <by a person> (相手に).
のみ
のみ【鑿】
a chisel.→英和
〜で彫る chisel.
のみ
のみ 【�・袽・船筎・衣袽】
舟・樋(トイ)などの継ぎめに詰め,水漏れを防ぐのに用いる,マキやヒノキの内皮。槙皮(マイハダ)。檜皮(ヒワダ)。「矢口の渡りの船の底を二所ゑり貫(ヌイ)て,―を差し/太平記 33」
のみ
のみ [2] 【蚤】
隠翅目に属する昆虫の総称。体長1〜3ミリメートルで,雌は雄よりも大形。左右に扁平で褐色。はねをもたず,一対の単眼のみで複眼をもたない。後肢は発達してよくはねる。雌雄ともに吸血性で,哺乳類や鳥類に寄生するほか,ネズミからペスト・発疹熱を媒介する種類もいる。世界に約二〇〇〇種が知られる。[季]夏。
のみ
のみ (副助)
体言,活用語の連体形,一部の助詞などに接続する。古くは,活用語の連用形,副詞などにも接続する。
(1)他を排除して,ある事柄だけに限定する意を表す。
(ア)「学歴―がはばをきかす時代は過ぎた」「あの人のおもかげが夢に―見られて,いつまでも忘れられない」「事に触れて,数知らず苦しき事―まされば,いといたう思ひわびたるを/源氏(桐壺)」
(イ)「のみならず(また)」の形で慣用的に用いられる。「経理があいまいである―ならず,不正出費もかなりあるようだ」
(2)(文末に終助詞的に用いられて)それ以外に致しようがないというような意を込めて,強く言い切る。「なんとかしてこの苦境を逃れようと,ただあせる―」
(3)ある事柄を取り出して強調する意を表す。「世の中はかく―ならし犬じもの道に伏してや命過ぎなむ/万葉 886」「御胸―つとふたがりてつゆまどろまれず/源氏(桐壺)」
〔(1)語源は「の身」で,「…それ自身」と強調するのが原義といわれる。(2)(1)は漢文における文末助辞「耳」の訓読から生じた用法。(3)現代語では主として書き言葉に用いられ,これに相当する助詞としては,一般に「だけ」「ばかり」の語が用いられる〕
のみ
のみ【蚤】
a flea.→英和
〜に食われる be bitten by fleas.‖蚤の市 a flea market[fair].
のみ
のみ [2] 【飲み・呑み】
(1)(酒を)飲むこと。「―に行く」
(2)「飲み口」の略。
(3)「呑み行為(コウイ)」の略。
のみ
のみ [1] 【鑿】
木材や石材に穴をあけたり溝を掘ったりするのに用いる工具。柄を槌(ツチ)で打ったり手で押したりして使う。
鑿[図]
のみ=と言えば槌(ツチ)
――と言えば槌(ツチ)
鑿が必要だと言えば,ともに使うはずの槌まで用意してくれることから,万事に気が利くことのたとえ。
のみ=の夫婦(フウフ)
――の夫婦(フウフ)
〔蚤は雌のほうが雄より大きいのでいう〕
妻が夫より大柄な夫婦。
のみ=の息も天に上がる
――の息も天に上がる
小さな者や取るに足らない者でも,一途に努力すれば望みはかなえられるということのたとえ。蟻(アリ)の思いも天に届く。
のみあかす
のみあかす【飲み明かす】
drink all night long.
のみあかす
のみあか・す [4][0] 【飲(み)明かす・呑み明かす】 (動サ五[四])
夜どおし酒を飲み続ける。「友人と一晩―・す」
のみあるく
のみあるく【飲み歩く】
go the rounds of bars.
のみあるく
のみある・く [0] 【飲み歩く】 (動カ五[四])
何軒もの店をまわって飲む。「盛り場を―・く」
[可能] のみあるける
のみか
のみか (連語)
〔副助詞「のみ」に係助詞「か」が付いたもの〕
ある事柄を限定して示し,実はそれだけではないという気持ちを表す。…だけではなく。「営業不振になる―悪くすると倒産の憂き目にあう」「ラジオから流れ出る大きな歌声がいっこうじゃまにならない―,かえって眠りを深める結果をもたらした」
のみかけ
のみかけ【飲掛けの】
<beer> left in the glass.→英和
のみかけ
のみかけ [0] 【飲(み)掛け】
飲んで中途でやめること。また,その残り。飲みさし。「―で席を立つ」「―のグラス」
のみかける
のみか・ける [0][4] 【飲(み)掛ける】 (動カ下一)
(1)飲み始める。飲み出す。
(2)飲んでいて途中でやめる。飲みさす。
のみぎょく
のみぎょく [0] 【呑み玉】
取引所の会員が呑み行為をした,顧客の売買注文。
のみくい
のみくい【飲み食いする】
eat and drink.
のみくい
のみくい [1][2] 【飲み食い】 (名)スル
飲んだり食べたりすること。いんしょく。「外で―することが多い」
のみくせ
のみくせ【飲み癖】
the habit of drinking.
のみくだす
のみくだ・す [4][0] 【飲(み)下す】 (動サ五[四])
飲み込んで胃のほうへ送る。「オブラートに包んで―・す」
のみくち
のみくち [2] 【飲(み)口・呑み口】
〔「のみぐち」とも〕
(1)飲んだときの感じ。口あたり。「―がいい酒」
(2)酒などを好んで飲むこと。また,その人。のみて。
(3)杯などの,口をふれる部分。
(4)飲む口つき。のみっぷり。
(5)樽(タル)の中の液体を注ぎ出すためにあけた穴にはめ込んだ管。また,そこに差し込む栓。
のみくち
のみくち【呑口】
a tap.→英和
〜をあける broach <a cask> .→英和
飲み口がよい taste well.
のみぐすり
のみぐすり【飲み薬】
an internal medicine (内服薬).
のみぐすり
のみぐすり [3] 【飲(み)薬】
飲用する薬。内服薬。
のみこうい
のみこうい [3] 【呑み行為】
(1)証券取引業者や商品仲買人が顧客からの注文を取引所を通さずに,自らが客の相手方となって取引所外で売買を成立させること。公正な市場価格の形成を妨げるなどの理由で,証券取引法および商品取引法により禁止されている。
(2)競馬・競輪など公営競技のレースで,主催者以外の者が私的に馬券や車券などの売買に該当する行為を行うこと。法律で禁止されている。実際には券の授受は行われず,顧客の注文に対して代金を徴収し,的中したときのみ配当額を払い戻す。
のみこみ
のみこみ【飲み込みが早い(遅い)】
be quick-[dull-]witted.
のみこみ
のみこみ [0] 【飲(み)込み・呑み込み】
(1)のみこむこと。
(2)物事を理解すること。納得すること。「―が悪い」「―が早い」
のみこみがお
のみこみがお [0] 【呑み込み顔】
事情をすっかり承知したという顔つき。十分納得したようす。
のみこみしごと
のみこみしごと 【呑み込み仕事】
口約束で引き受ける仕事。「いえ��―に懲りた者ぢや/歌舞伎・韓人漢文」
のみこむ
のみこ・む [0][3] 【飲(み)込む・呑み込む】 (動マ五[四])
(1)口の中の物を腹の中へ送り込む。また,かみ砕かないでのどを通す。「唾(ツバ)を―・む」「赤ん坊があめ玉を―・んでしまった」
(2)水の渦などの自然現象や,巨大な施設などを,大きな生き物にたとえていう。
(ア)渦や割れ目の中に人や物を引き込む。「大渦巻が船を―・む」「何人もの登山者を―・んだ大クレバス」
(イ)建造物などが大勢の人々を収容する。「大観衆を―・んだ甲子園球場」「人込みに―・まれる」
(3)理解する。納得する。また,十分に心得る。「そのへんの事情をよく―・んでおいてもらいたい」「こつを―・む」
(4)口から出そうになった言葉やあくびなどをぐっと抑える。「出かかった言葉をぐっと―・んだ」
(5)承諾する。引き受ける。「―・んだとの安請け合ひして/咄本・鹿の子餅」
[可能] のみこめる
のみこむ
のみこむ【飲み込む】
swallow (喉へ);→英和
[理解]understand;→英和
grasp.→英和
のみさし
のみさし [0] 【飲み止し】
飲みさすこと。また,そのもの。飲み掛け。「―のコップ」「―のタバコ」
のみさす
のみさ・す [0][3] 【飲み止す】 (動サ五[四])
飲みかけて中途でやめる。「ビールを―・して席を立つ」
のみしろ
のみしろ【飲み代】
drink money.
のみしろ
のみしろ [0][2] 【飲(み)代・呑み代】
酒を飲むかね。酒代。
のみすう
のみす・う 【飲み据う】 (動ワ下二)
腰をすえてじっくり飲む。「また祇園で―・ゑてゐるのであろ/浄瑠璃・桂川」
のみすぎ
のみすぎ [0] 【飲(み)過ぎ】
飲み過ぎること。度をこえて飲むこと。特に,酒を飲み過ぎること。過飲。
のみすぎる
のみすぎる【飲み過ぎる】
drink too much.飲み過ぎて体をこわす drink oneself ill.
のみすけ
のみすけ【飲み助】
a heavy drinker.
のみすけ
のみすけ [2] 【飲(み)助・呑助】
酒が好きでたくさん飲む人を人名めかしていう語。のんべえ。
のみすごす
のみすごす【飲み過ごす】
⇒飲み過ぎる.
のみすて
のみすて [0] 【飲(み)捨て】
(1)飲んだあと,片付けないでそのままにしておくこと。
(2)飲み残しを捨てること。
のみず
のみず [1] 【野水】
野を流れる川。野中の水。
のみたおす
のみたお・す [4][0] 【飲(み)倒す・呑み倒す】 (動サ五[四])
(1)酒を飲んで,代金を払わないままにする。「―・したままいなくなる」
(2)「飲み潰(ツブ)す」に同じ。「家屋敷を―・す」
のみち
のみち【野道】
a footpath (across a plain).→英和
のみち
のみち [1] 【野道】
野原や田畑の中にある道。野路。
のみっぷり
のみっぷり [0] 【飲みっ振り】
「飲みぶり」に同じ。
のみつける
のみつ・ける [0][4] 【飲(み)付ける】 (動カ下一)
(1)飲み慣れる。いつも飲んでいる。「―・けている薬」
(2)「飲む」を強めていう。したたか飲む。「桶でも盥(タライ)でも―・けてやりませう/浄瑠璃・生玉心中(上)」
のみつぶす
のみつぶ・す [0][4] 【飲(み)潰す・呑み潰す】 (動サ五[四])
酒が好きで,酒代で財産をすっかりなくしてしまう。「身代を―・す」
のみつぶす
のみつぶす【飲み潰す】
(1)[人を]make <a person> drunk.(2)[財産を]drink away one's fortune.
のみつぶれる
のみつぶ・れる [5][0] 【飲み潰れる・呑み潰れる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 のみつぶ・る
ひどく酒に酔って,からだの自由がきかなくなる。酔いつぶれる。「連日のように―・れる」
のみつぶれる
のみつぶれる【飲み潰れる】
get dead drunk.
のみて
のみて [3] 【飲(み)手・呑み手】
よく酒を飲む人。のみくち。酒のみ。上戸。
のみで
のみで [0] 【飲み出・呑み出】
飲みごたえのある分量。飲み物の分量が多いこと。「―のあるお銚子」
のみと
のみと 【喉・咽】
〔「飲み門(ト)」の意〕
「のど(喉)」に同じ。
のみともだち
のみともだち【飲友達】
⇒飲仲間.
のみともだち
のみともだち [3] 【飲(み)友達】
よくいっしょに酒を飲む友達。飲み仲間。
のみとり
のみとり [4][3] 【蚤取り】
蚤を取ること。また,その薬。
のみとり
のみとり【蚤取り粉】
insect powder.〜眼で with sharp[eager]eyes.
のみとりこ
のみとりこ [0][4] 【蚤取り粉】
蚤を駆除するための粉末の殺虫剤。[季]夏。
のみとりまなこ
のみとりまなこ [5] 【蚤取り眼】
蚤を探すときのように,どんな小さなものも逃さないように注意して見る目つき。また,きょろきょろとさがしまわる目つき。「―で小切(コギレ)を探して/婦系図(鏡花)」
のみなおす
のみなお・す [0][4] 【飲(み)直す】 (動サ五[四])
酒を飲む場所や相手を変えてまた飲む。「河岸(カシ)を変えて―・す」
のみなかま
のみなかま [3] 【飲(み)仲間】
いっしょに酒をよく飲む仲間。
のみなかま
のみなかま【飲仲間】
a drinking companion.
のみならず
のみならず
not only…but (also);as well as….
のみならず
のみならず (連語)
〔副助詞「のみ」に断定の助動詞「なり」の未然形「なら」と打ち消しの助動詞「ず」が付いたもの〕
(1)…ばかりではなく。…だけでなく。「体力に劣る―,学力にもやや弱いところがある」「俳優として―,演出家としてもすぐれた仕事をしている」
(2)〔文頭に置いて,接続詞的に用いて〕
そればかりではなく。「彼は学者として大きな業績をあげている。―,評論家としても活躍している」
のみにくい
のみにくい【飲み難い】
hard to drink;disagreeable.→英和
のみにげ
のみにげ【飲み逃げする】
run away without paying for one's drink.
のみにげ
のみにげ [0] 【飲(み)逃げ】 (名)スル
(1)飲み物を飲んで,代金を払わずに立ち去ること。また,その人。
(2)酒宴の途中でそっと立ち去ること。
のみぬけ
のみぬけ [0] 【飲(み)抜け】
多量に酒を飲むこと。また,その人をののしっていう語。そこぬけ。
のみね
のみね 【鑿根】
鏃(ヤジリ)の一。先端が鑿の刃のような形をしたもの。
のみのいち
のみのいち [4][3] 【蚤の市】
毎週数回,パリ郊外ラ-ポルト-ド-サン-クリニャンクールで,道の両側に立つ中古品の露店市。転じて,一般に古物市のこと。
のみのすくね
のみのすくね 【野見宿禰】
垂仁天皇の頃の廷臣。出雲の人。天皇の命により,当麻蹴速(タイマノケハヤ)と相撲をとって投げ殺し,以後朝廷に仕えた。皇后日葉酢媛命(ヒバスヒメノミコト)が亡くなったとき,殉死にかえて埴輪を埋めることを建言していれられ,土師臣(ハジノオミ)の姓を与えられたという。
のみのつづり
のみのつづり [0] 【蚤の綴】
ナデシコ科の越年草。日当たりのよい荒れ地や畑などに見られる雑草。全体が淡青緑色。茎は下部から細かく分枝する。葉は小さな卵形で対生する。三〜六月,上方の葉腋(ヨウエキ)に白色の小五弁花をつける。
のみのふすま
のみのふすま [0] 【蚤の衾】
ナデシコ科の越年草。田畑や湿り気のある草地に見られる雑草。茎は叢生し,高さ約15センチメートル。葉は小さく長楕円形。三〜八月,葉腋(ヨウエキ)に小さな白色の五弁花をつける。
のみばった
のみばった [3] 【蚤飛蝗】
直翅目の昆虫。バッタに似た体形の微小な昆虫で,体長5,6ミリメートル。黒色で黄銅色の光沢がある。はねは前後ともに短い。発達した後肢でノミのように跳躍する。日本全土と台湾に分布。
のみぶり
のみぶり [0] 【飲み振り】
酒・タバコなどを飲むときの様子。飲みっぷり。
のみほす
のみほす【飲み干す】
drink up[off].一息に〜 drink at a gulp.→英和
のみほす
のみほ・す [3][0] 【飲(み)干す・飲み乾す】 (動サ五[四])
器(ウツワ)などにはいっている液体をすっかり飲む。「ジョッキを一息で―・す」
[可能] のみほせる
のみまわし
のみまわし [0] 【飲(み)回し】
一つの器についだ酒などを順々に飲むこと。
のみまわす
のみまわ・す [4][0] 【飲(み)回す】 (動サ五[四])
一つの器(ウツワ)に入れた飲み物を,何人かで順々に回して飲む。「濃茶(コイチヤ)を―・す」「一本のタバコを―・す」
のみみず
のみみず【飲水】
drinking water.
のみみず
のみみず [2] 【飲(み)水】
飲料にする水。飲用水。
のみむし
のみむし [2] 【蚤虫】
トビムシの別名。
のみもの
のみもの [3][2] 【飲(み)物】
飲むためのもの。茶・ジュース・酒・飲料水などの類。飲料。
のみもの
のみもの【飲物】
a drink;→英和
a beverage;→英和
a soft drink (アルコール分のない).
のみや
のみや [2] 【呑み屋】
(1)呑み行為をする取引所員。
(2)競馬・競輪などの呑み行為の胴元。
のみや
のみや [2] 【飲(み)屋】
酒を飲ませる小さい店。居酒屋。
のみや
のみや【飲屋】
a tavern;→英和
a bar;→英和
<英話> a pub.→英和
のみよい
のみよい【飲みよい】
easy to take (薬など).
のみりょう
のみりょう [2] 【飲(み)料】
(1)飲み物。いんりょう。
(2)酒を買う代金。飲み代(シロ)。
(3)酒・タバコなどの自分で飲む分。
のむ
の・む [1] 【飲む・呑む】 (動マ五[四])
(1)口の中の物を腹の中へ入れる。
(ア)水・酒その他の飲み物を口から腹へ入れる。「水を―・む」「ビールを―・む」「今日は一日中―・まず食わずだった」
(イ)酒を飲む。また,酒のために金銭を消費する。「今晩―・みに行かないか」「家屋敷を―・んでしまう」
(ウ)固形物をかみくだかずに腹に入れる。「スイカの種を―・んでしまう」「オブラートに包んで―・む」「八岐(ヤマタ)の大蛇の為に―・まれき/日本書紀(神代上訓)」
(エ)薬を口から腹に入れる。服用する。《飲》「薬を―・む」
(オ)タバコを吸う。喫煙する。「タバコを一日に四〇本も―・む」
(2)流れなどが,中に取り込む。包み込む。受け身の形で使うことが多い。「海岸の民家が津波に―・まれた」「闇に―・まれる」
(3)比喩的に,門や入り口が人などを入れる。「五万の観衆を―・んだ国立競技場」
(4)闘志や気魄(キハク)で相手を圧倒する。「初めから相手を―・んでかかる」「会場の雰囲気に―・まれてしまう」「気を―・まれる」「勢ひ京洛を―・めり/太平記 11」
(5)出そうになるものを押しとどめる。
(ア)(「息をのむ」などの形で)驚くような場面に出くわして,大きく息を吸ったままでいる。「むごたらしさに思わず息を―・む」「固唾(カタズ)を―・んで見守る」
(イ)(「声をのむ」の形で)びっくりして思わず声が出そうになったのをこらえる。「その光景を見て一瞬声を―・んだ」
(ウ)(「涙をのむ」「うらみをのむ」などの形で)不満・怨念(オンネン)・無念などを表面には表さない。残念だ,恨めしいという思いをする。「九回裏で逆転されて無念の涙を―・んだ」「うらみを―・んで異境に散った人々」
(6)相手の要求を,不満をもちながらも受け入れる。受諾する。「賃上げ要求を―・む」「条件を―・む」
(7)刃物などを隠し持つ。「ふところに匕首(アイクチ)を―・んでいる」「どすを―・む」
(8)ごまかして自分のものにする。「さてその跡へ乗り込んで,糸屋の身代―・んだ上/歌舞伎・心謎解色糸」
[可能] のめる
[慣用] 清濁併せ―・爪の垢(アカ)を煎じて―/煮え湯を飲まされる
のむ
の・む 【祈む】 (動マ四)
頭を垂れて乞い願う。祈る。「え免かるましじきことを知り―・みて曰く/日本書紀(崇神訓)」
のむ
のむ【飲む】
(1)[水など]drink;→英和
take;→英和
have.→英和
(2)[飲み下す]swallow.→英和
(3)[タバコを]smoke (tobacco).→英和
(4)[軽視する]make nothing[light]of.(5)[受諾する]accept.→英和
のむぎとうげ
のむぎとうげ 【野麦峠】
長野県松本盆地と岐阜県高山地方を結ぶ飛騨街道にある峠。乗鞍岳南麓にあり,街道最大の難所。かつて,諏訪地方の製糸工場で働く飛騨の女工が越えていった峠。海抜1672メートル。
のむし
のむし 【蠹・野虫】
(1)野にすむ虫。
(2)キクイムシの古名。[和名抄]
(3)衣魚(シミ)の異名。
のむら
のむら 【野村】
姓氏の一。
のむらきちさぶろう
のむらきちさぶろう 【野村吉三郎】
(1877-1964) 海軍軍人・外交官。和歌山県生まれ。大将。軍令部次長・鎮守府司令長官・軍事参議官などを歴任。1939年(昭和14)阿部内閣外相。40年駐米特命全権大使となり,開戦前夜の日米間の交渉に当たった。第二次大戦後,参議院議員。
のむらこうえん
のむらこうえん 【野村篁園】
(1775-1843) 江戸後期の漢詩人。名は直温,字(アザナ)は君玉,篁園は号。江戸の人。古賀精里に師事して,昌平黌や浜松藩の儒者となった。填詞(テンシ)に長じた。著「篁園全集」
のむらこどう
のむらこどう 【野村胡堂】
(1882-1963) 小説家。岩手県生まれ。本名,長一。「銭形平次捕物控」シリーズなど大衆文学で活躍。「あらえびす」の筆名によるクラシック音楽批評でも知られた。
のむらざいばつ
のむらざいばつ 【野村財閥】
第二次大戦前,野村徳七が築いた財閥。野村合名を持株会社に銀行・証券業に進出した。
のむらとうこう
のむらとうこう 【野村東皐】
(1717-1784) 江戸中期の儒者・漢詩人。近江の人。名は公台,字(アザナ)は子賤,東皐は号。別号,蘘園(ジヨウエン)。沢村琴所・服部南郭に師事して徂徠学を学び,詩文をよくした。著「蘘園集」
のむらまんぞう
のむらまんぞう 【野村万蔵】
(六世)(1898-1978) 能楽師。東京生まれ。狂言方和泉流。初名,万作。前名,万造。軽妙洒脱な芸風で,狂言の近代化を達成した。著「狂言の道」
のむらもとに
のむらもとに 【野村望東尼】
(1806-1867)
〔「ぼうとうに」とも〕
江戸末期の女流歌人。本名,もと。福岡藩士野村貞貫の後妻。夫の没後出家して望東尼と称す。和歌を大隈言道(コトミチ)に学ぶ。勤王思想をもち,高杉晋作・平野国臣(クニオミ)・西郷隆盛らと交遊。著「上京日記」「姫島日記」,歌集「向陵集」など。
のめしまげ
のめしまげ 【のめし髷】
丸髷の一種。髷の根を高く結い,前後の長さを短く,髱(タボ)を低く長く出すもの。蔵前風。のめしまるまげ。
のめし髷
のめしまげ 【のめし髷】
丸髷の一種。髷の根を高く結い,前後の長さを短く,髱(タボ)を低く長く出すもの。蔵前風。のめしまるまげ。
のめす
のめ・す [2] (動サ五[四])
(1)前へ倒れるようにさせる。のめらせる。「相手の体をはたいて―・す」
(2)動詞の連用形の下に付いて,徹底的に…するの意を表す。「たたき―・す」「しゃれ―・す」「ぶち―・す」
のめずりこむ
のめずりこ・む [5] 【のめずり込む】 (動マ五[四])
(1)のめって落ち込む。「野壺に―・む」
(2)いつのまにかはいり込む。「只(ト)ある六畳へ―・むと…大胡坐(オオアグラ)/婦系図(鏡花)」
のめずり込む
のめずりこ・む [5] 【のめずり込む】 (動マ五[四])
(1)のめって落ち込む。「野壺に―・む」
(2)いつのまにかはいり込む。「只(ト)ある六畳へ―・むと…大胡坐(オオアグラ)/婦系図(鏡花)」
のめずる
のめず・る [3] (動ラ五[四])
前に倒れる。のめる。「お若の傍へ―・るやうに坐つて/多情多恨(紅葉)」
のめのめ
のめのめ [1] (副)
恥ずかしく思うのが普通であるようなときに,その様子もなく平気なさま。おめおめ。「今さら―(と)帰られようか」「東京(トウケイ)へは悪事あれば―と帰る訳にもゆかざれば/鳥追阿松海上新話(彦作)」
のめやうたえ
のめやうたえ【飲めや歌えの大騒ぎ(をする)】
(have) a spree.→英和
のめり
のめり
(1) [3]
のめること。
(2) [1]
「のめり下駄(ゲタ)」の略。「畳付きの薄つぺらな,―の駒下駄/坊っちゃん(漱石)」
のめりげた
のめりげた [3] 【のめり下駄】
前部の裏面を斜めに切り落とした駒下駄。男子用。ぬめり下駄。
のめりこむ
のめりこ・む [4][0] 【のめり込む】 (動マ五[四])
(1)のめるようにしてはいり込む。「泥田に―・む」
(2)いつのまにかはいり込む。「飲み過ぎて朋友(トモダチ)の所へ―・んで了(シマ)つたのさ/多情多恨(紅葉)」
(3)抜け出せないくらいに,深くはまりこむ。「勝負事に―・む」
[可能] のめりこめる
のめりこむ
のめりこむ
fall into <vice> ;devote oneself to.
のめり下駄
のめりげた [3] 【のめり下駄】
前部の裏面を斜めに切り落とした駒下駄。男子用。ぬめり下駄。
のめり込む
のめりこ・む [4][0] 【のめり込む】 (動マ五[四])
(1)のめるようにしてはいり込む。「泥田に―・む」
(2)いつのまにかはいり込む。「飲み過ぎて朋友(トモダチ)の所へ―・んで了(シマ)つたのさ/多情多恨(紅葉)」
(3)抜け出せないくらいに,深くはまりこむ。「勝負事に―・む」
[可能] のめりこめる
のめる
のめる
trip <on a stone> ;→英和
stumble.→英和
のめる
のめ・る [2] (動ラ五[四])
(1)倒れるように前に傾く。前に倒れかかる。「石につまずいて―・る」「つん―・る」
(2)ある状況や物事の中に引き込まれるようにはいる。「次第に過激な思想へと―・っていった」
のめる
のめる【飲める】
[飲むに適する]be suitable for drinking;be good to drink;→英和
drinkable;→英和
drink (人が酒を).
のめる
の・める [2] 【飲める】 (動マ下一)
〔「飲む」の可能動詞から〕
飲む値打ちがある。「この酒は―・める」
のもじ
のもじ 【の文字】
〔「のり」の文字詞。女房詞〕
海苔(ノリ)のこと。「お茶,―まゐる/御湯殿上(享禄三)」
のもせ
のもせ [1] 【野面】
〔「野も狭(セ)」の誤解から生じた語〕
野のおもて。のづら。野外。「まだ露下ぬ―に/滝口入道(樗牛)」「―の虫の霜にかれゆく声を/とはずがたり 4」
のもの
のもの [0] 【野物】
建築で,外部から見えない部分に使う部材で,鉋(カンナ)仕上げなどをしてないもの。
のもり
のもり 【野守】
立ち入り禁止の猟地や禁猟の野の見張り人。野の番人。「あかねさす紫野行き標野(シメノ)行き―は見ずや君が袖振る/万葉 20」
のもり
のもり 【野守】
能の一。五番目物。世阿弥作。羽黒山伏が,野守の鏡は水鏡ではなく,天地の真相を映す鬼神の宝物であることを鬼神に教えられ,その鏡を見る。
のもりぐさ
のもりぐさ 【野守草】
ハギの異名。
のもりのかがみ
のもりのかがみ 【野守の鏡】
〔雄略天皇が鷹(タカ)狩りをしたときに,逃げた鷹を野守が野の水に映った影によって発見したという「袖中抄」などに見える故事から〕
野中のたまり水に物影が映るのを鏡にたとえた語。和歌では,普通では見えないものを見ることができる鏡の意にいわれる。「はし鷹の―みてしがな/新古今(恋五)」
のや
のや 【野矢】
狩猟用の矢。征矢(ソヤ)より粗略に作られたもの。「しげどうの弓,―そへてたぶ/平家 8」
のや
のや (連語)
〔格助詞「の」に間投助詞「や」の付いたもの。上代語〕
連体修飾語を表す「の」に,語調を整えるとともに軽い詠嘆の意を表す「や」が添えられたもの。「石見―高角山の木の間より我が振る袖を妹見つらむか/万葉 132」
のや
のや (連語)
〔間投助詞の「の」に間投助詞「や」の付いたもの。近世江戸語〕
文節末に用いて,軽い詠嘆の意を込めて,聞き手に言いかける気持ちを言い表す。「去年のお十夜に徳願寺さまへお通夜をしたら―,私が傍にちやんと落てあつたのさ/滑稽本・浮世風呂(前)」
のやき
のやき [0] 【野焼(き)】 (名)スル
草の芽がよく出るように,早春,野の枯れ草を焼くこと。[季]春。《古き世の火色ぞ動く―かな/飯田蛇笏》
のやま
のやま [1] 【野山】
野と山。野や山。「故郷の―が目に浮かぶ」
のやま
のやま【野山】
hills and fields.
のやまそだち
のやまそだち [4] 【野山育ち】
野や山で育つこと。野山で育って素朴,あるいは粗野であること。また,その人。
のやまつかさ
のやまつかさ 【野山司・野山阜】
丘陵の,周囲より小高い所。「高松の―の色付く見れば/万葉 2203」
のやまのにしき
のやまのにしき 【野山の錦】
野山の草木が美しく紅葉したさまを錦に見たてていう語。[季]秋。《九重を中に―かな/蓼太》
のゆさん
のゆさん 【野遊山】
野山に出て遊ぶこと。野遊び。桜狩り・紅葉(モミジ)狩りなど。「今日は天気も長閑(ノドカ)にござるに,―に参らうと存じて/狂言・土筆(虎寛本)」
のよ
のよ (連語)
〔終助詞「の」に終助詞「よ」の付いたもの〕
(1)強く断定したり言い聞かせたりする気持ちで念を押す意を表す。「今度の誕生日がくると,二〇歳になる―」「夜になると,ここはとても静かな―」
(2)疑問の意を表す語と呼応して,相手をなじる気持ちを添える。「百円ぐらいのことで,何な―」「今時分,どこへ行こうという―」
〔現代語では,主として女性語として用いられる〕
のら
のら (接尾)
〔上代語〕
人を表す語に付いて,親愛の意を表す。「水鳥の立たむ装ひに妹―に物言はず来にて思ひかねつも/万葉 3528」
のら
のら [2] 【野良】
〔「ら」は接尾語。「良」は当て字〕
(1)野原。野。「さとはあれて人はふりにしやどなれや庭もまがきも秋の―なる/古今(秋下)」
(2)田畑。農場。「―着」
のら
のら【野良仕事をする】
work in the fields.
のら
のら
(1)なまけること。また,なまけ者。のらくら。「この半七の大―めは,帳面も埒(ラチ)明けず/浄瑠璃・長町女腹切(上)」
(2)酒や女遊びなどにふけって身持ちがよくないこと。また,その人。遊蕩(ユウトウ)。放蕩。どら。「のんこに髪結うて―らしい,達衆(ダテシユ)自慢といひそな男/浄瑠璃・天の網島(上)」
のら=の節句働き
――の節句働き
「なまけものの節句働き」に同じ。
のら=をかわく
――をかわ・く
仕事をなまける。油をうる。のらかわく。「茂兵衛めが戻つたら代らうと存ずれど,どこに―・くやら/浄瑠璃・大経師(上)」
のら=をこく
――をこ・く
なまける。ずるける。「あの丁稚め,また―・いてうせる/歌舞伎・心謎解色糸」
のらいぬ
のらいぬ【野良犬(猫)】
a homeless[stray]dog (cat).
のらいぬ
のらいぬ [0] 【野良犬】
飼い主がなく,戸外をうろつく犬。宿なし犬。野犬(ヤケン)。
のらえ
のらえ 【野良荏】
植物シソの古名。[和名抄]
のらかせぎ
のらかせぎ [3] 【野良稼ぎ】
田畑を耕作すること。野良仕事。
のらがらす
のらがらす 【のら烏】
(1)ねぐらのない烏。宿なし烏。「―うかれがらすの浮き名も消えて/鶉衣」
(2)いつもその場所に出入りしている遊び人やならず者。「九軒・阿波座の―,月夜はなほか闇の夜も/浄瑠璃・淀鯉(上)」
のらぎ
のらぎ [0][3] 【野良着】
野良仕事のときに着る着物。
のらくら
のらくら
〜(と) idly;lazily.〜する be idle;idle away one's time.‖のらくら者 an idler;a lazybones.
のらくら
のらくら [1]
■一■ (副)スル
(1)「のらりくらり{(1)}」に同じ。「相変わらず―している」「―(と)遊び暮らす」
(2)「のらりくらり{(2)}」に同じ。「いつ出来上がるのか聞いても―(と)はっきりしない」
■二■ (名)
なまけて遊んでいること。また,そのようなさまや人。
のらくらもの
のらくらもの [0] 【のらくら者】
のらくらして役に立たない人。なまけ者。のら者。
のらくら者
のらくらもの [0] 【のらくら者】
のらくらして役に立たない人。なまけ者。のら者。
のらごえ
のらごえ [3] 【野良声】
農夫が田畑で話し合うような,あたりをはばからない大声。
のらしごと
のらしごと [3] 【野良仕事】
田畑に出てする仕事。農事。野仕事。
のらっぽ
のらっぽ
なまけ者。のら者。「こりや―,今朝卯の刻から内を出て,何時ぢやと思ふ/浄瑠璃・宵庚申(下)」
のらつく
のらつ・く (動カ四)
仕事をなまけて,ぶらぶらと日を送る。「懐手して―・きくらす程の仕合せ/滑稽本・世中貧福論」
のらともだち
のらともだち 【のら友達】
遊び友達。のら仲間。「物心覚えると―に誘はれて/浄瑠璃・夏祭」
のらねこ
のらねこ [0] 【野良猫】
飼い主のない猫。
のらねずみ
のらねずみ [3] 【野良鼠】
(1)ジネズミの異名。
(2)ヒミズモグラの異名。
(3)ヤマネの異名。
のらまつ
のらまつ 【のら松】
なまけ者を人名めかしていった語。「これ―,ひまのない旅籠屋(ハタゴヤ)奉公,なぜにきり��働きやらぬ/浄瑠璃・嫗山姥」
のらまめ
のらまめ [2] 【野良豆】
(1)エンドウの別名。
(2)ソラマメの別名。
のらむすこ
のらむすこ [3] 【のら息子】
なまけ者で遊び回ってばかりいる息子。道楽むすこ。どら息子。
のらもの
のらもの 【のら者】
仕事もせずに遊び歩く者。なまけ者。道楽者。「ならずの―をすかし/浄瑠璃・会稽山」
のらやぶ
のらやぶ [0] 【野良藪】
野にあるやぶ。野のやぶ。
のらりくらり
のらりくらり [2] (副)スル
(1)何もせずにぶらぶらとしているさま。のらくら。「勤めにも出ず―(と)暮らしている」
(2)つかみどころがないさま。とらえどころのないさま。のらくら。「―(と)言い逃れる」
のら友達
のらともだち 【のら友達】
遊び友達。のら仲間。「物心覚えると―に誘はれて/浄瑠璃・夏祭」
のら息子
のらむすこ [3] 【のら息子】
なまけ者で遊び回ってばかりいる息子。道楽むすこ。どら息子。
のら松
のらまつ 【のら松】
なまけ者を人名めかしていった語。「これ―,ひまのない旅籠屋(ハタゴヤ)奉公,なぜにきり��働きやらぬ/浄瑠璃・嫗山姥」
のら烏
のらがらす 【のら烏】
(1)ねぐらのない烏。宿なし烏。「―うかれがらすの浮き名も消えて/鶉衣」
(2)いつもその場所に出入りしている遊び人やならず者。「九軒・阿波座の―,月夜はなほか闇の夜も/浄瑠璃・淀鯉(上)」
のら者
のらもの 【のら者】
仕事もせずに遊び歩く者。なまけ者。道楽者。「ならずの―をすかし/浄瑠璃・会稽山」
のり
のり [2] 【海苔】
(1)紅藻類・藍藻類の海草で,食用とするものの総称。
(2)アマノリ(特にアサクサノリ)を紙のように漉(ス)いて干した食品。[季]春。
のり
のり【乗りが良い】
spread well (おしろいなど).‖四人乗り自動車 a four-seater car.
のり
のり【糊】
paste;→英和
starch (洗たく用).→英和
〜ではりつける paste;→英和
fasten[stick] <a thing> with paste.〜をつける starch <a shirt> .
のり
のり [2] 【糊】
(1)米・麦などのデンプン質を煮て作る粘りけのあるもの。布の形を整えて固めたり,物を貼りつけたりするのに用いる。
(2)広く,接着剤の意で用いる。
のり
のり 【乗り】
■一■ [0] (名)
(1)乗ること。「玉―」
(2)気が乗ること。調子づくこと。「今日はいい―だ」「悪―」
(3)絵の具・染料・ペンキ・白粉(オシロイ)などのなじみ具合。「化粧の―がよい」
(4)(普通「ノリ」と書く)能楽で,謡のリズムのとり方。大乗り・中乗り・平(ヒラ)乗りの三種がある。
(5)歌舞伎・浄瑠璃で,台詞(セリフ)の言い方の一。三味線のリズムにあわせて言うもの。
(6)金を出しあって一つの物事を行うこと。「お前と―で,札を一枚買はうぢやねえか/歌舞伎・天衣紛」
■二■ (接尾)
人数を表す語に付いて,乗り物がその人数だけ乗れることを表す。「六〇人―のバス」
のり
のり [2] 【法・則・矩】
〔動詞「のる(宣・告)」の連用形から。上位の者が下位の者に与えた宣告の意が原義〕
❶のっとるべき事柄。
(1)法律。法令。「商返(アキカエ)しをすとの御―あらばこそ/万葉 3809」
(2)道理。道徳。「諍ひ諫めて節に死するは是れ臣下の―なり/太平記 4」
(3)方式。やり方。「ことばに定まれる―なし。只心を得て思ひを述べば,必ず感応あるべし/沙石 5」
(4)〔仏〕
〔「法」の訓読みから〕
仏法。仏教。仏典。《法》「色にのみそめし心のくやしきを空しと説ける―ぞうれしき/新古今(釈教)」
❷基準とする長さ。《法》
(1)距離。みちのり。「道ノ―五里ナリ/日葡」
(2)寸法。さしわたし。「内―」
(3)建築・土木で,垂直を基準にした傾斜の度合。また,その傾斜した面。
のり
のり 【篦入】
〔「篦(ノ)入り」の転〕
靫(ユギ)などに入る矢の数量を示す語。「千―の靫を負ひ/古事記(上)」
のり
のり [2] 【伸り・反り】
〔動詞「伸(ノ)る」の連用形から〕
刀の反り。
のり
のり【海苔】
laver.→英和
味付け海苔 seasoned laver.→英和
のり
のり 【血・生血】
まだ乾かず,ねばりけのある血。ちのり。「目のさやはづす刀の―/浄瑠璃・平家女護島」
のり=が∘来る
――が∘来る
興味がわいてくる。気分が乗ってくる。乗り気になる。調子に乗る。「艶二郎いよ��―∘きて,かれこれとするうち/黄表紙・艶気樺焼」
のり=と鋏(ハサミ)
――と鋏(ハサミ)
先人の説や成果をつなぎ合わせて安直にこしらえることのたとえ。「―の作品」
のり=干(ホ)す
――干(ホ)す
海苔簀(ノリス)に薄く漉(ス)いた海苔を天日で乾かす。[季]春。
のりあい
のりあい【乗合で】
together;→英和
in the same boat[car,etc.].‖乗合自動車 a bus.乗合馬車 an omnibus;a stagecoach.
のりあい
のりあい [0] 【乗(り)合い】
(1)一つの乗り物に,不特定多数の人が一緒に乗ること。また,その乗り物に一緒に乗っている人。
(2)「乗り合い自動車」「乗り合い馬車」などの略。
(3)車・馬などに乗ったままで出会うこと。特に,貴人と出会ったときに降りずに乗ったままでいること。「汝,何に依りて我に―をして無礼を至せるぞ/今昔 17」
のりあいじどうしゃ
のりあいじどうしゃ [6] 【乗(り)合い自動車】
定まった路線を,一定の料金をとり,不特定の客を乗せて走る大型の自動車。バス。
のりあいばしゃ
のりあいばしゃ [5] 【乗(り)合い馬車】
多人数の客を一緒に乗せて走る馬車。多くは,定まった路線を一定の料金をとって乗せた。
のりあいぶね
のりあいぶね [5] 【乗(り)合い船】
(1)定まった航路を往復し,一定の料金をとって,大勢の客を一緒に乗せて運ぶ船。江戸時代では淀川の三十石船,瀬戸内海の金毘羅船(コンピラブネ),小倉渡海(トカイ)などが有名。
(2)歌舞伎舞踊の一。常磐津。本名題「乗合船恵方万歳(エホウマンザイ)」。三世桜田治助作詞,五世岸沢式佐作曲。1843年江戸市村座初演。初春の隅田川の渡し場で万歳・才蔵を中心に乗客たちが踊り合うもの。
のりあう
のりあ・う 【乗り合ふ】 (動ハ四)
一つの乗り物に一緒に乗る。乗り合わせる。「是尤と聞きける中に兵庫の旅籠屋町の者―・ひけるが/浮世草子・胸算用 4」
のりあう
のりあ・う 【罵り合ふ】 (動ハ四)
ののしり合う。「下ざまの人は―・ひ,いさかひて/徒然 175」
のりあがる
のりあが・る [4] 【乗り上(が)る】 (動ラ五[四])
(1)からだを上に持ち上げる。「―・つて火鉢越に,又其の頸(エリ)のあたりを強く打(ブ)つたのである/湯島詣(鏡花)」
(2)船を風上に向ける。[日葡]
のりあげる
のりあげる【乗り上げる】
run <on a reef> ;→英和
run aground[ashore].
のりあげる
のりあ・げる [4] 【乗(り)上げる】 (動ガ下一)[文]ガ下二 のりあ・ぐ
船や車が進行中,物に当たって,はずみでその上に乗ってしまう。「船が暗礁に―・げる」「車が歩道に―・げる」
のりあじ
のりあじ [2] 【乗(り)味】
乗り心地(ゴコチ)。
のりあわす
のりあわ・す [4] 【乗り合(わ)す】
■一■ (動サ五[四])
「乗り合わせる」に同じ。「同じ電車に―・す」
■二■ (動サ下二)
⇒のりあわせる
のりあわす
のりあわす【乗り合わす】
happen to be with a person <in the same car> .→英和
のりあわせる
のりあわ・せる [5] 【乗り合(わ)せる】 (動サ下一)[文]サ下二 のりあは・す
同じ乗り物に乗る。たまたま同じ乗り物に,一緒に乗る。「―・せた客と仲良くなる」
のりいる
のりい・る [3] 【乗(り)入る】
■一■ (動ラ四)
(1)乗り物に乗ったままで中にはいる。
(2)騎馬で敵陣に攻め入る。「島原で城に―・らうとした時/阿部一族(鴎外)」
■二■ (動ラ下二)
⇒のりいれる
のりいれ
のりいれ [4][3] 【糊入れ】
(1)糊を入れておく器(ウツワ)。
(2)「糊入れ紙(ガミ)」の略。
(3)(「香入れ」とも書く)香合(コウゴウ)の小形のもの。もともとは{(1)}に用いられていたものを香合に見立てたもの。
のりいれ
のりいれ【乗り入れる】
ride[drive] <into> ;→英和
extend <a railway line into a city> .→英和
‖乗入権 landing rights <in…> .
のりいれ
のりいれ [0] 【乗(り)入れ】
(1)乗り入れること。「車の―禁止」「二社の相互―区間」
(2)馬などを乗りならすこと。「―もせぬ野髪の馬/浄瑠璃・会稽山」
のりいれがみ
のりいれがみ [4] 【糊入れ紙】
米糊を加えて色を白くした杉原紙。糊入れ。
のりいれる
のりい・れる [4] 【乗(り)入れる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 のりい・る
(1)車・馬などに乗ったままで中にはいる。「門内まで車を―・れる」
(2)鉄道路線・バス路線などを,他社の路線にまで延長して運転する。「二社が相互に―・れる」
(3)馬などをよく乗りならす。「芝田が馬は鹿毛なるが,手飼にて未だ―・れざれば/承久記」
のりうち
のりうち 【乗(り)打ち】
馬やかごに乗ったまま,貴人・神社・仏閣などの前を通り過ぎること。下乗(ゲジヨウ)の礼を欠く行為。「早馬三騎,門前まで―にして/太平記 11」
のりうつぎ
のりうつぎ [3] 【糊空木】
ユキノシタ科の落葉低木。山地に生え,庭木ともされる。高さ2〜3メートル。葉は対生し,楕円形。夏,大形の円錐花序に白色の花を多数つけ,周囲に数個の装飾花がある。装飾花だけになった園芸品種をミナズキという。茎の内皮から製紙用の糊を作る。材は細工物に用いる。ノリノキ。サビタ。
のりうつる
のりうつ・る [4] 【乗(り)移る】 (動ラ五[四])
(1)ある乗り物を降りて,他の乗り物に乗る。船にいうことが多い。「船から救命ボートに―・る」
(2)神・霊魂などが人間に取りつく。「悪魔が―・る」[日葡]
[可能] のりうつれる
のりうつる
のりうつる【乗り移る】
(1) ⇒乗り換える,乗り込む.
(2)[霊が人に]possess;→英和
[人が主語]be possessed <by a fox> .
のりうま
のりうま [0] 【乗り馬】
(1)人が乗るのに用いる馬。乗用馬。
(2)馬に乗ること。じょうば。
のりおき
のりおき [0] 【糊置き】
捺染(ナツセン)で,染液がしみこまないように糊を置くこと。
のりおくれる
のりおくれる【乗り遅れる】
miss[fail to catch] <a train> .→英和
のりおくれる
のりおく・れる [5] 【乗(り)遅れる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 のりおく・る
(1)乗り物の出発時刻に間に合わず,乗れないでしまう。「終電車に―・れる」
(2)時代の新しい動きに即応できずに取り残される。「貿易自由化の波に―・れる」
のりおり
のりおり【乗り降りする】
get on and off <a car> .
のりおり
のりおり [2] 【乗り降り】 (名)スル
乗り物に乗ることと降りること。じょうこう。「―する客でごった返す」
のりかえ
のりかえ【乗換え】
a change <of cars> .→英和
‖乗換駅 a transfer station.乗換切符 a transfer (ticket).京都行乗換え Change Here for Kyoto.
のりかえ
のりかえ [0] 【乗(り)換え・乗換・乗(り)替え】
〔古くは「のりがえ」〕
(1)別の乗り物に乗りかえること。
(2)今までのかかわり・やり方・考えなどを捨てて,他のものにかえること。「派閥の―が相次ぐ」
(3)取引用語。
(ア)手持ちの銘柄を売って他の銘柄に買いかえること。
(イ)信用取引・清算取引で,期限のきたものをいったん決済して次の期限のものに移すこと。
(4)〔生〕「交差{(2)}」に同じ。
(5)途中で乗り継ぐために,あらかじめ用意しておく乗り物。特に,馬。また,その馬を預かって付き従う侍。「我馬にかきのせたてまつり鞍の前輪にしめつけ,わが身は―に乗つてぞ帰りける/平家 9」「身の分限なかりければ,―郎等迄は思ひもよらず/保元(中)」
のりかええき
のりかええき [4] 【乗換駅】
乗り換え{(1)}をする駅。「―をまちがえる」
のりかえる
のりか・える [4][3] 【乗(り)換える・乗(り)替える】 (動ア下一)[文]ハ下二 のりか・ふ
(1)今までの乗り物を降りて,他の乗り物に乗る。「バスから電車に―・える」
(2)今までのかかわりや立場・考え方などを捨てて,他のものとかえる。「新しいシステムに―・える」
(3)株式・債券などの手持ちのものを売り,他の銘柄に買いかえる。
[慣用] 牛を馬に―
のりかえる
のりかえる【乗り換える】
(1) change (trains) <at> ;→英和
change[transfer]to a car <for> ;→英和
change <at Osaka for Kobe> .
(2)[転換する]switch <from a thing to another> .→英和
のりかかる
のりかか・る [4] 【乗り掛(か)る】 (動ラ五[四])
(1)乗り物に乗ろうとする。乗りはじめる。「修学旅行の一団が船に―・った」
(2)物事をしはじめる。「―・った仕事」
(3)上に乗って,体重をかける。のっかかる。「またのが矢負ひ際に―・り/狂言・文蔵」
のりかけ
のりかけ 【乗(り)掛け・乗(り)懸け】
近世,振り分けにした荷物(約二〇貫)を両脇につけた馬の背に旅人を乗せること。近世の宿駅においてしばしば行われた一種の便法。
のりかけうま
のりかけうま 【乗(り)掛け馬】
乗り掛けに使われる駄馬。「向ふより来る―の鈴の音/滑稽本・膝栗毛 4」
のりかける
のりか・ける [4] 【乗り掛ける】 (動カ下一)[文]カ下二 のりか・く
(1)乗ろうとする。途中まで乗る。「車に―・けた男を呼びもどす」
(2)乗り物を,障害物や他の乗り物に衝突させ,その上に乗り上げる。「船ヲ―・クル/日葡」
のりかける[かかる]
のりかける[かかる]【乗り掛ける[掛かる]】
⇒乗り出す.
のりき
のりき【乗り気になる】
get interested <in> ;take an interest <in> .→英和
のりき
のりき [0] 【乗(り)気】 (名・形動)[文]ナリ
進んでやってみようという気持ちであること。その話に乗ってみようとする気持ちであること。また,そのさま。気乗り。「この商談に先方も―のようだ」「大いに―な素振りを見せた」
のりきり
のりきり [0] 【乗(り)切り】
(1)途中で降りないで,乗ったままで目的地まで行くこと。
(2)困難などを切り抜けること。「当面する難局の―に全力をあげる」「―策」
(3)川などを馬や船で突っ切って渡ること。
(4)昔の兵法で,敗色濃厚になって逃げる敵勢を数騎で割ってはいり,敵を分断して味方を導いて討たせる戦術。
のりきる
のりき・る [3] 【乗(り)切る】 (動ラ五[四])
(1)荒海や急流を船などで渡り終わる。「小さなボートで急流を―・る」「太平洋の荒波を―・る」
(2)困難な状況を,なんとかがんばって途中で挫折せずに切り抜ける。のりこえる。「全社一丸となって難局を―・る」
(3)全部乗る。
(ア)人が乗り物にすべて乗る。「全員が―・らないうちに発車した」
(イ)(「載り切る」と書く)物が棚や乗り物に全部載せられる。「荷物が網棚に―・らない」
[可能] のりきれる
のりきる
のりきる【乗り切る】
get[ride,sail]across;tide[get]over <a difficulty> .
のりくみ
のりくみ [0] 【乗(り)組み】
乗り組むこと。また,その人。
のりくみいん
のりくみいん【乗組員】
a crew (総称).→英和
のりくみいん
のりくみいん [4] 【乗組員】
船や航空機に乗り組んで船内や機内の仕事をする人。乗組人。
のりくむ
のりくむ【乗り組む】
get[go]on board <a boat> .
のりくむ
のりく・む [3] 【乗(り)組む】 (動マ五[四])
運航業務に従事するために,複数の人が一緒に船・航空機などに乗る。「航海士として―・む」
[可能] のりくめる
のりくら
のりくら 【乗鞍】
「乗鞍岳」の略。
のりくら
のりくら [0] 【乗り鞍】
乗馬用の鞍。
のりくらかざんたい
のりくらかざんたい 【乗鞍火山帯】
岐阜県と長野県の県境,飛騨山脈に沿って走る火山帯。乗鞍岳を中心に北は立山から南は御岳に至る。
のりくらだけ
のりくらだけ 【乗鞍岳】
長野県南西部,岐阜県との県境にある火山群。最高峰剣ヶ峰(海抜3026メートル)をはじめ,二二峰から成る。なだらかな火山丘が連続して馬の鞍のように見える。
のりくらコロナかんそくじょ
のりくらコロナかんそくじょ 【乗鞍―観測所】
国立天文台の一。乗鞍岳頂上に1949年(昭和24)に設置された太陽のコロナ観測所。口径25センチメートルのコロナグラフを用いて,皆既日食時以外でも常時コロナの観測を行なっている。
のりぐつ
のりぐつ 【乗り沓】
乗馬用の革製のはきもの。
のりぐつわ
のりぐつわ [3] 【乗り轡】
馬具の一。轡に面繋(オモガイ)と手綱をつけたもの。
のりけ
のりけ [3] 【糊気】
糊がついている感じ。糊を含んでいる状態。「―のない浴衣(ユカタ)」
のりこえる
のりこえる【乗り越える】
get over <a wall> ;overcome <a difficulty> .→英和
のりこえる
のりこ・える [4][3] 【乗(り)越える】 (動ア下一)[文]ヤ下二 のりこ・ゆ
(1)物の上を越えて向こう側へゆく。「賊は塀を―・えて敷地内に侵入した」
(2)苦しい環境にうちひしがれずに前進する。克服する。「どんな困難をも―・えてゆく」「深い悲しみを―・えて力強く生きてゆく」
(3)先人の業績よりも一段とすぐれた業績をあげる。凌駕する。「先学の業績を―・える研究」
のりこし
のりこし [0] 【乗(り)越し】 (名)スル
鉄道・バスなどで,買ってある乗車券の下車駅よりもさらに遠くまで行くこと。
のりこす
のりこす【乗り越す】
pass <one's[a]station> .→英和
駅を三つ乗り越した I was carried three stations beyond my destination.‖乗越運賃 an excess fare;over-ride charges.
のりこす
のりこ・す [3] 【乗(り)越す】 (動サ五[四])
(1)鉄道・バスなどで,乗り越しをする。乗りすごす。「居眠りをしていて―・してしまった」「大阪まで―・したので精算する」
(2)物の上にのって,それを越える。のりこえる。「塀を―・す」
(3)乗り物に乗って追い抜く。「なぜに跡な駕籠に―・されたのぢやと/滑稽本・浮世床(初)」
(4)他を抜いて先に進む。地位・身分などを追い越す。「穴(ケツ)のせまい仕送り用人に―・され/滑稽本・放屁論」
[可能] のりこせる
のりこなす
のりこな・す [4] 【乗りこなす】 (動サ五[四])
思うままに操れる。巧みに乗る。「駻馬(カンバ)を―・す」
[可能] のりこなせる
のりこぼる
のりこぼ・る 【乗り溢る】 (動ラ下二)
(1)乗り物から派手に出衣(イダシギヌ)をしている。「―・れたる下簾垂のすき間どもも/源氏(葵)」
(2)乗り物の外にあふれ出すほど大勢乗る。「車に―・れて,やりよせて見れば/宇治拾遺 11」
のりこみ
のりこみ [0] 【乗(り)込み】
(1)乗り物に乗り込むこと。「さあ―と云ふときに/福翁自伝(諭吉)」
(2)昔の兵法で,敵陣に騎馬で乗り入れて敵を攪乱(カクラン)し,さっと引き揚げる戦法。
(3)歌舞伎で,一座または俳優が,興行する劇場へ到着して挨拶(アイサツ)を交わす行事。江戸時代,大坂では,江戸からの俳優を迎えて,派手な船乗り込みが行われた。
のりこむ
のりこむ【乗り込む】
get in[into,on] <a car> ;go on board <a boat> ;[繰り込む]march <into> ;→英和
enter;→英和
arrive.→英和
のりこむ
のりこ・む [3] 【乗(り)込む】 (動マ五[四])
(1)乗客として,また乗員として乗り物の中にはいる。「途中の駅から―・んできた小学生の一団」「そそくさと車に―・んだ」
(2)勢いこんで,ある場所・領域にはいる。「一人で敵地に―・む」
(3)乗り物に乗ったまま,ある場所・領域にはいる。「車でキャンパスに―・む」
[可能] のりこめる
のりごこち
のりごこち [0] 【乗(り)心地】
乗り物に乗ったときの感じ。乗り具合。乗り心(ゴコロ)。「―がよい」
のりごこち
のりごこち【乗心地が良い】
be comfortable to drive[ride in].
のりごころ
のりごころ 【乗り心】
「乗り心地(ゴコチ)」に同じ。「―見るべきよしいひければ/著聞 10」
のりごつ
のりご・つ 【詔つ・令つ】 (動タ四)
〔「のりごと(宣言)」の動詞化〕
おおせられる。命令なさる。「頻(シキリ)に勑(ミコトノリ)を聞かむと請(マウ)す。終に―・たず/日本書紀(継体訓)」
のりごと
のりごと 【宣り言・告り言・詔】
(天皇の)おおせ。みことのり。「勅(ミコトノリ)を―する時に/日本書紀(敏達訓)」
のりごと
のりごと [0] 【法事】
⇒ほうじ(法事)
のりしずめる
のりしず・める 【乗(り)静める】 (動マ下一)[文]マ下二 のりしづ・む
あばれ馬などを,乗って静まらせる。「竿(サオ)立ちになった馬を―・める」
のりしたじ
のりしたじ [3] 【糊下地】
漆器の下地塗りに,漆の代わりに糊を用いること。姫糊に砥粉(トノコ)あるいは胡粉(ゴフン)を混ぜたもの,または蕨(ワラビ)糊に生渋(キシブ)と砥粉を混ぜたものがあり,主に実用品に用いられる。
のりしろ
のりしろ [0][2] 【糊代】
紙を貼り合わせるとき,糊をつけるために設ける部分。
のりしろ
のりしろ【糊代】
a flap for fastening.
のりじ
のりじ [0] 【乗(り)地】
(1)浄瑠璃や歌舞伎で,乗り{■一■(5)}のときの三味線の弾き方。
(2)謡曲で,大ノリの謡。
(3)調子付くこと。また,調子にのってしゃべるさま。「川さんが―でその事をたのむから/洒落本・伊賀越増補合羽之竜」
(4)乗り気。「郷里では―になつて居た縁談/青春(風葉)」
のりじ
のりじ [0] 【糊地】
(1)布・紙などの地に,糊を引いてあること。また,そのもの。
(2)「糊下地」に同じ。
のりじり
のりじり 【乗り尻】
(1)競(クラ)べ馬の騎手。「競馬の―は,その日は殊に物忌みをして/著聞 10」
(2)馬に乗って,行列の後尾に従う人。「―の雑色より始め/宇津保(春日詣)」
(3)乗馬の巧みな人。「主も究竟(クツキヨウ)の―なり/盛衰記 42」
のりす
のりす [0] 【海苔簀】
採取した海苔を刻んで干すために流し広げる簀。[季]春。
のりすごす
のりすご・す [4] 【乗り過(ご)す】 (動サ五[四])
乗り物に乗ったまま目的地の先まで行ってしまう。乗り越す。
のりすてる
のりす・てる [4] 【乗(り)捨てる】 (動タ下一)[文]タ下二 のりす・つ
乗り物を降りて,その乗り物を放置する。また,乗り物から降りて,その乗り物のことはかまわずに行く。「駅で車を―・てる」
のりすてる
のりすてる【乗り捨てる】
get off;leave.→英和
のりする
のり・する [2][3] 【糊する】 (動サ変)[文]サ変 のり・す
(1)糊をつける。
(2)(「口を糊する」の形で)かゆをすする。経済的に苦しくて,やっとのことで生活する。「貧苦弥々(イヨイヨ)迫り其口を―・するに道なきに至る/民約論(徳)」
のりせんどう
のりせんどう 【乗り船頭】
「沖船頭(オキセンドウ)」に同じ。
のりそこなう
のりそこなう【乗り損なう】
⇒乗り遅れる.
のりそこなう
のりそこな・う [5] 【乗(り)損なう】 (動ワ五[ハ四])
(1)乗るのが下手で,うまく乗れない。
(2)時間に遅れたりして,乗るつもりの乗り物に乗れなくなる。「五時の列車に―・った」
のりそだ
のりそだ [0] 【海苔粗朶】
海藻の海苔を付着させて養殖するために海に立てる,木の枝や竹。のりひび。[季]春。
のりぞめ
のりぞめ [0] 【乗(り)初め】
(1)新調の乗り物に初めて乗ること。
(2)新年に,初めて乗り物に乗ること。また,乗馬すること。
〔乗馬の場合,「騎初」とも書く〕
[季]新年。
のりぞめ
のりぞめ [0] 【糊染(め)】
デンプン糊を防染に用いる染色法。染料を混ぜた糊で色を写すものもいう。
のりだか
のりだか [0][3] 【法高】
傾斜した部分の高さを,傾斜面の長さで測ったもの。
→直高(ジキダカ)
のりだし
のりだし [0] 【乗(り)出し】
(1)乗り出すこと。
(2)馬場の馬を乗り出す所。馬場本(ババモト)。
(3)江戸時代,武家で,元服のこと。また,大名の長子が初めて登城して,将軍に謁見すること。
のりだす
のりだす【乗り出す】
(1)[出発]start;→英和
leave;→英和
set sail (出帆).
(2)[着手]set about <one's work> ;start <a business> ;go <into business> ;→英和
enter <on a political career> .→英和
(3)[体を]lean out <at the window> .
のりだす
のりだ・す [3] 【乗(り)出す】 (動サ五[四])
(1)船に乗って広い所へ出て行く。「大海原へ―・す」
(2)新たにあることをし始める。積極的に新しい分野にはいってゆく。「警察が捜査に―・す」「議長が事態の収拾に―・す」「政界に―・す」
(3)乗り物に乗ることを始める。「最近になって自転車に―・した」
(4)(他動詞)自分の体を前の方や外の方に突き出す。「窓から体を―・して下を見る」「身を―・すようにして話に聞き入る」「思わず膝を―・して話を聞く」
[可能] のりだせる
のりつぐ
のりつぐ【乗り継ぐ】
make one's connection (列車など).
のりつぐ
のりつ・ぐ [3] 【乗(り)継ぐ】 (動ガ五[四])
別の乗り物に乗りかえて,先へ進む。「バスから電車に―・ぐ」
[可能] のりつげる
のりつける
のりつける【乗り付ける】
(1) drive[ride]up <to a hotel> .
(2)[乗り慣れる]be used to <a drive,that car> .
のりつける
のりつ・ける [4] 【乗(り)付ける】 (動カ下一)[文]カ下二 のりつ・く
(1)乗り物に乗ったまま目的の場所に行く。「玄関先に車を―・ける」
(2)いつも乗っていて,乗ることに慣れている。「車に―・けると歩くのがおっくうだ」
のりつづける
のりつづ・ける [5][0] 【乗(り)続ける】 (動カ下一)[文]カ下二 のりつづ・く
つづけて乗る。目的地までとおして乗る。
のりつぶす
のりつぶす【乗り潰す】
ride down <a horse> ;drive <a car> to scraps.
のりつぶす
のりつぶ・す [4] 【乗り潰す】 (動サ五[四])
自転車・自動車や馬などを,使えなくなるまで乗る。
のりづけ
のりづけ [0] 【糊付け】 (名)スル
(1)糊で貼りつけること。また,そのもの。「壁にポスターを―する」
(2)洗濯した布に糊をつけること。「シーツを―する」
のりづめ
のりづめ [0] 【乗(り)詰め】
乗り物に乗りどおしであること。
のりづら
のりづら [0][3] 【法面】
⇒のりめん(法面)
のりて
のりて【乗り手】
a rider (馬などの).→英和
のりて
のりて [0] 【乗(り)手】
(1)馬などに乗る人。また,巧みに乗る人。
(2)乗客。「値上げ以来タクシーの―がへった」
のりで
のりで [0] 【乗り出】
長く乗った,という感じがするほど距離があること。「遠くて―がある」
のりと
のりと【祝詞(をあげる)】
(recite) a Shinto prayer.
のりと
のりと [0] 【祝詞】
神事に際し,神前で読み上げて神に申し請う内容・形式の文章。現存する最も古いものは「延喜式」に収められた「祈年祭(トシゴイノマツリ)」以下の二七編。今日でも神事に奏される。文末を「…と宣(ノ)る」で結ぶ宣命形式のものと「…と申す」で結ぶ奏上形式のものとがあるが,対句や繰り返しを多く用いた荘重な文体である。のりとごと。のと。
のりとおす
のりとお・す [3] 【乗(り)通す】 (動サ五[四])
始めから終わりまでずっと乗る。
のりとこう
のりとこう 【祝詞考】
祝詞の研究・注釈書。三巻。賀茂真淵著。1768年成立。「延喜式」に収められた祝詞の研究を古学の立場から学問的に行なった最初のもの。
のりとごと
のりとごと 【祝詞】
「のりと」に同じ。
のりとし
のりとし 【詔刀師】
平安時代,伊勢神宮において,願主に代わって祈祷(キトウ)を行なった員外の神官。のっとし。
のりとる
のりと・る 【乗り取る】 (動ラ四)
「乗っ取る」に同じ。「細川の手のものが城を―・らうとした時/阿部一族(鴎外)」
のりならす
のりなら・す [4] 【乗り馴らす】 (動サ五[四])
馬などを訓練して乗馬用の馬とする。「荒馬を―・す」
のりなれる
のりな・れる [4] 【乗り馴れる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 のりな・る
乗ることになれる。「―・れた自転車」
のりにげ
のりにげ [0] 【乗(り)逃げ】 (名)スル
(1)乗り物に乗って,その代金を払わずに逃げること。「タクシーを―する」
(2)他人の乗り物を奪い,それに乗って逃げ去ること。
のりにげ
のりにげ【乗逃げをする】
get away without paying the fare;→英和
ride free;ride away with a car (車を盗んで).→英和
のりぬき
のりぬき [4][3] 【糊抜き】 (名)スル
糊付けしてある織布の糊を洗い去って柔らかくすること。「浴衣地を―する」
のりのあめ
のりのあめ 【法の雨】
「法雨(ホウウ)」を訓読みした語。「―にみながら清めつくしては/公任集」
のりのうきぎ
のりのうきぎ 【法の浮き木】
衆生(シユジヨウ)を救う仏法を,浮いて流れている木にたとえた語。「いたづらに苦しき海に沈みなば―に又もあはめやも/新千載(釈教)」
→盲亀(モウキ)の浮木(フボク)
のりのうみ
のりのうみ 【法の海】
仏の教えが深遠で,その慈悲心の広大なことを海にたとえた語。法海。「みるめなき涙のそこに沈む身を―にも浮べてしかな/壬二集」
のりのえ
のりのえ 【法の会】
「法会(ホウエ)」を訓読みした語。「今日のみ―をも尋ねおぼさば,罪を許し給ひてよや/源氏(藤裏葉)」
のりのかど
のりのかど 【法の門】
「法門(ホウモン)」を訓読みした語。「迷ひこし浮世の家をはなれてぞ今はた―に入りぬる/新千載(釈教)」
のりのき
のりのき [3] 【糊の木】
ノリウツギの別名。
のりのこえ
のりのこえ 【法の声】
読経や説法の声。また,念仏・真言・声明(シヨウミヨウ)などを唱える声。「などてかく思ひそめけむほととぎす雪のみ山の―かは/千載(夏)」
のりのころも
のりのころも 【法の衣】
「法衣(ホウエ)」を訓読みした語。「なれみてし花のたもとをうち返し―をたちぞかへつる/新古今(雑下)」
のりのし
のりのし 【法の師】
「法師(ホウシ)」を訓読みした語。「―の,世のことわり説き聞かせむ所の心地するも/源氏(帚木)」
のりのすえ
のりのすえ 【法の末】
仏法の衰えた世。末法(マツポウ)。「消えぬべき―には成りぬとも/新拾遺(釈教)」
のりのすべらぎ
のりのすべらぎ 【法の皇】
「法皇(ホウオウ)」を訓読みした語。「わが―に仕へ奉りては/千載(序)」
のりのたきぎ
のりのたきぎ 【法の薪】
仏法が人を救うのを,薪の火が人を温めるのにたとえた語。「谷の水嶺の嵐を忍びても―にあふぞうれしき/千五百番歌合」
のりのつかさ
のりのつかさ 【式部省】
⇒しきぶしょう(式部省)
のりのつき
のりのつき 【法の月】
仏法が,衆生(シユジヨウ)を無明の闇から救い出すことを月にたとえた語。真如(シンニヨ)の月。「―久しくもがなと思へども/新勅撰(釈教)」
のりのともしび
のりのともしび 【法の灯・法の灯火】
「法灯(ホウトウ)」を訓読みした語。「かかる程に―を掲げ,仏法の命をつがせ給ふ/栄花(疑)」
のりのにわ
のりのにわ 【法の場】
仏事を営む場所。説教・法会(ホウエ)をする場所。のりのむしろ。「春ごとに歎きしものを―散るがうれしき花もありけり/千載(釈教)」
のりのふね
のりのふね 【法の舟】
仏法を,人々をこの世の苦海から救い,極楽の彼岸へ導く舟にたとえた語。「―さして行く身ぞもろもろの神も仏も我を見そなへ/新古今(釈教)」
のりのみず
のりのみず 【法の水】
「法水(ホウスイ)」を訓読みした語。「―深きさとりを種として胸のはちすの花ぞ開くる/玉葉(釈教)」
のりのみち
のりのみち 【法の道】
仏道のこと。「―教へし山は霧こめて踏みみし跡になほや迷はむ/新勅撰(雑二)」
のりのむしろ
のりのむしろ 【法の筵】
〔「法筵(ホウエン)」を訓読みした語〕
「法(ノリ)の場(ニワ)」に同じ。「君はただ―を弘むばかりぞ/和泉式部日記」
のりば
のりば [0] 【乗(り)場】
乗り物に乗るために設けられた場所。
のりば
のりば【乗り場】
a bus stop;a platform;→英和
[船]a landing stage.
のりばけ
のりばけ [2][0] 【糊刷毛】
糊を塗るのに用いるはけ。
のりばり
のりばり [0] 【糊張(り)・糊貼り】 (名)スル
(1)糊で貼りつけること。また,そのもの。のりづけ。
(2)布にはりをもたせたり,つやを出したりするために,糊をつけること。また,その布。
のりひび
のりひび [0] 【海苔篊】
「海苔粗朶(ノリソダ)」に同じ。[季]春。
のりべに
のりべに [0] 【血紅・糊紅】
芝居の小道具の一。血糊を表すのに用いるもの。古くは蘇芳(スオウ)などを用いた。現在は朱の染料にうどん粉などをまぜて煮たものを用いる。
のりまき
のりまき [2] 【海苔巻(き)】
海苔で巻いたすし。のりまきずし。関東では芯(シン)にかんぴょうを入れたものが普通。
→巻き鮨(ズシ)
のりまわす
のりまわ・す [4][3] 【乗(り)回す】 (動サ五[四])
乗り物を走らせて,あちらこちらめぐる。「高級車を―・す」
[可能] のりまわせる
のりまわす
のりまわす【乗り回す】
⇒乗り回る.
のりまわる
のりまわる【乗り回る】
drive[ride]about <in a car> .
のりまわる
のりまわ・る [4] 【乗(り)回る】 (動ラ五[四])
乗り物に乗ってあちらこちらをまわる。「車で方々を―・る」
のりみつ
のりみつ 【則光】
(1406-?) 室町中期,備前長船の刀工。助右衛門則光の子。五郎左衛門尉と名乗る。美作(ミマサカ)にても作刀。美しい地鉄の作品が多く,寛正則光と称され,室町中期の備前を代表する刀工。
のりむね
のりむね 【則宗】
(1152-1214) 平安末・鎌倉初期,備前福岡の刀工。定則の子。福岡一文字派の祖。後鳥羽院御番鍛冶中の第一に位したと伝えられる。丁子(チヨウジ)乱れ刃を創始。裏と表に「一」の太刀銘を切るところから福岡一文字と呼ばれる。
のりめ
のりめ [3] 【糊目】
糊をつけた跡。
のりめん
のりめん [0][3] 【法面】
切土(キリド)や盛土(モリド)によって造られた傾斜地の斜面部分。のりづら。「―勾配」「―保護」
のりもの
のりもの [0] 【乗(り)物】
馬・牛・輿(コシ)・駕籠(カゴ)・汽車・電車・自動車など人を乗せて運ぶものの総称。「―の便が悪い」「―に酔う」
のりもの
のりもの 【賭物】
弓馬・双六(スゴロク)・連歌などの勝負事に賭(カ)ける品物。かけもの。「よき―はありぬべけれど,かるがるしくはえ渡すまじきを/源氏(宿木)」
のりもの
のりもの【乗物】
a vehicle;→英和
a car.→英和
乗物酔いする get carsick[seasick,airsick].
のりものいしゃ
のりものいしゃ 【乗(り)物医者】
自家用の駕籠に乗って往診する医者。はやっている医者をいう。
のりものかご
のりものかご 【乗(り)物駕籠】
江戸時代,将軍・大名・公卿,あるいは医者・僧・武士などの乗った,引き戸のついた駕籠。
のりものよい
のりものよい [0] 【乗(り)物酔い】 (名)スル
乗り物に乗ったために,気分が悪くなって吐き気や嘔吐(オウト)をもよおす病的状態。加速度病。
のりゆみ
のりゆみ [0] 【賭弓】
(1)賞品を賭(カ)けて弓を射ること。
(2)平安時代,宮廷年中行事の一。射礼(ジヤライ)の翌朝(正月一八日)に,左右の近衛府・兵衛府の舎人(トネリ)が弓射の技を競うのを弓場殿(ユバドノ)で天皇が見る儀式。勝ち方には賭物(ノリモノ)が与えられ,負け方には罰酒が課された。賭弓の節(セチ)。
のりゆみのかえりあるじ
のりゆみのかえりあるじ 【賭弓の還り饗】
賭弓{(2)}のあと,勝者の大将が自分の味方の者を招いて行う宴会。賭弓の還(カエ)り立ち。
のりゆみのかえりだち
のりゆみのかえりだち 【賭弓の還り立ち】
「賭弓の還り饗(アルジ)」に同じ。「―,相撲のあるじなどには/源氏(竹河)」
のりゆみのせち
のりゆみのせち 【賭弓の節】
「賭弓{(2)}」に同じ。
のる
のる【乗る】
(1)[物の上に]get[step]on.(2)[馬・車などに]ride <a horse> ;→英和
ride in <a car> ;take <a train> ;→英和
fly in[take] <an airplane> ;get in[on];go on board <a boat> .
(3)[話に]join.→英和
⇒乗り気.
(4)[だまされる]be deceived;be taken in.
のる
の・る 【宣る・告る】 (動ラ四)
(1)神や天皇が,神聖なる意向を人々に対し,口で言ったりして表明する。「天つ祝詞の太祝詞事(フトノリトゴト)を―・れ/祝詞(六月晦大祓)」
(2)呪詞や名などみだりに口にすべきでないことをはっきりと言う。「恐(カシコ)みと―・らずありしをみ越路の手向に立ちて妹が名―・りつ/万葉 3730」
のる
の・る 【罵る】 (動ラ四)
悪口を言う。ののしる。「三人の尼をば打ち凌(リヨウ)じ,―・りはづかしめて/三宝絵詞(中)」
のる
の・る 【賭る】 (動ラ四)
物を賭(カ)けて勝負を争う。「春駒の―・るを苦しと思ふにやなどやうに/続詞花集」
のる
の・る 【伸る・反る】 (動ラ四)
(1)(刀が)反り曲がる。反りかえる。「五尺三寸の太刀を以て敵三人かけず胴切つて,太刀の少し―・つたるを門の扇に当てて押し直し/太平記 8」
(2)人が体を前や後ろに曲げる。前かがみになったりのけぞったりする。「刺し通されて―・つつ屈んづ身をもがき/浄瑠璃・浦島年代記」
のる
の・る 【似る】 (動ラ四)
似る。「其の皃(カタチ),全(モハラ)養蚕(カイコ)に―・れり/日本書紀(皇極訓)」[名義抄]
のる
の・る [0] 【載る】 (動ラ五[四])
〔「乗る」と同源〕
(1)物が何かの上に置かれる。「机の上に辞書が―・っている」「電気スタンドが―・ったテーブル」
(2)物を,棚や台の上にのせることができる。また,乗り物に積み込むことができる。「トランクは大きくて網棚に―・らない」「このトラックは一〇トンまで―・る」
(3)出版物に掲載される。「投書が新聞に―・る」「地図にも―・っていない道」
のる
のる【載る】
be recorded[mentioned];appear <in> (新聞などに).→英和
のる
の・る [0] 【乗る】 (動ラ五[四])
(1)物の上にあがる。
⇔おりる
「机の上に―・ってはいけない」「踏み台に―・って書棚の本を取る」「猫がひざの上に―・る」
(2)乗り物の上や中に身を置いて移動する。
⇔おりる
「馬に―・る」「ボートに―・る」「電車に―・る」
(3)(「道にのる」の形で)その道を行く。「国道に―・る」「其の道に―・りて往でまさば/古事記(上)」
(4)他人の考えなどを土台とする。のっかる。「先人の仮説に―・って論を展開する」
(5)他からの持ちかけに応ずる。
(ア)(計画・企画などに)参画する。仲間として加わる。
⇔おりる
「誘いに―・る」「一口―・らないか」
(イ)つりこまれる。のせられる。「計略に―・る」「うっかり口車に―・る」「もうその手には―・らない」「誘惑に―・る」
(ウ)相手になる。「相談に―・る」
(6)勢いにまかせて進む。「勝ちに―・って相手を攻める」「調子に―・って車をとばす」「図に―・っていたずらをする」「興に―・る」
(7)動き・調子などにうまく合う。「軽快なリズムに―・って踊る」
(8)十分につく。よくつく。「印刷インクがよく―・る紙」「白粉(オシロイ)が―・らない」
(9)水の流れや風などによって運ばれる。「太鼓の音が風に―・って聞こえてくる」「黒潮に―・ってカツオの群れがやってくる」「ニュースは電波に―・って世界中に広まる」
(10)(「気がのる」などの形で)そうする意欲がわく。調子がでる。やる気が起きる。「この仕事にはあまり気が―・らない」「気分が―・ってくると仕事がはかどる」
(11)自分がしていることに満足して調子づく。「君,きょうは―・ってるねえ」
(12)とりついて離れない。また,乗り移る。「妹は心に―・りにけるかも/万葉 1896」「われに十禅師権現―・りゐさせ給へり/平家 2」
(13)(「実がのる」の形で)実がつく。みのる。[日葡]
(14)(普通「ノル」と書く)邦楽で,テンポを速める。
〔「乗せる」に対する自動詞〕
[可能] のれる
[慣用] 脂(アブラ)が―・軌道に―・尻馬に―・玉の輿(コシ)に―・波に―/大船に乗ったよう
のるかそるか
のるかそるか【伸るか反るかやってみる】
take[risk]a chance.→英和
のるかそるか
のるかそるか 【伸るか反るか】
⇒「のる(伸)」の句項目
のれい
のれい [0] 【野礼】
葬儀の際,喪主や親類代表などが墓地の入り口で,会葬者に挨拶(アイサツ)すること。礼受け。門礼(カドレイ)。
のれん
のれん【暖簾】
[店先の]a shop curtain;a noren;[信用]credit;→英和
reputation;→英和
《商》goodwill (営業権・信用).〜にかかわる affect the credit[good name] <of a store> .〜をわける set a person up in the business.→英和
のれん
のれん [0] 【暖簾】
〔「のんれん」の転じた「のうれん」の変化した語。「のん」は「暖」の唐音。もと禅家で,寒さよけにかけた垂れ布をいった〕
(1)商店で,屋号などを染め抜いて店先に掲げる布。また,部屋の入り口や仕切りにたらす短い布をもいう。
(2)店の信用。店の格式。「―にかかわる」「―を守る」「―を誇る老舗(シニセ)」
(3)〔法〕 営業活動から生まれる,得意先関係・仕入れ先関係・営業の秘訣・信用・名声など,無形の経済的財産。グッドウィル。
(4)「暖簾名(ナ)」の略。
のれん=に腕(ウデ)押し
――に腕(ウデ)押し
手ごたえのないこと,張り合いのないことのたとえ。
のれん=を下(オ)ろす
――を下(オ)ろ・す
閉店する。また,廃業する。店をしまう。
のれん=を分ける
――を分・ける
商家で,長年勤めた奉公人に店を出させて,同じ屋号を名乗ることを許したり,顧客の一部を分けたりする。暖簾分けをする。
のれんぐち
のれんぐち [2] 【暖簾口】
歌舞伎舞台の室内の場面で,正面奥に切られた出入り口で,暖簾をかけてある所。
のれんし
のれんし [2] 【暖簾師】
詐欺師の一。だましてまやかし物の呉服や小間物などを売りつける行商人。
のれんだい
のれんだい [0] 【暖簾代】
商家で,年季奉公を勤めあげた奉公人に暖簾分けをさせるときに出してやる金。
のれんな
のれんな [2] 【暖簾名】
(1)暖簾に書いて掲げる商店の屋号。
(2)娼家で,人気のある娼妓につけるその店の名をとった名。
のれんわけ
のれんわけ [0] 【暖簾分け】 (名)スル
商家などで長年勤めた奉公人に暖簾を分けること。
のろ
のろ 【野呂】
姓氏の一。
のろ
のろ [1] 【祝女】
沖縄で,村落の神事をつかさどる世襲の女神職。琉球王国時代には王府から辞令を受け,村の神女である根神(ネガミ)を従えて最高神女聞得大君(キコエオオギミ)に属し,役地が与えられていた。
のろ
のろ [1]
⇒スラグ
のろ
のろ [1] 【麞・麕・獐】
シカ科の一種。肩高約75センチメートル。雄は長さ約20センチメートルの三本に枝分かれした角をもつ。夏毛は赤黄色,冬毛は灰褐色。ユーラシア大陸に分布。ノロジカ。
麞[図]
のろ
のろ [1] 【鈍】 (名・形動)
動作や頭のはたらきなどがおそい・こと(さま)。そのような人。のろま。「此女房に使はれるは中々―では及付かぬ/いさなとり(露伴)」
のろい
のろい【呪】
a curse.→英和
のろい
のろい【鈍い】
[おそい]slow <in,of> ;→英和
[鈍い]dull.→英和
足が〜 be slow of foot.
のろい
のろ・い [2] 【鈍い】 (形)[文]ク のろ・し
(1)動作や進行の速度がおそい。「足が―・い」「仕事が―・い」「この列車はひどく―・い」
(2)頭の働きがにぶい。愚鈍だ。「てめへなんぞはかうべが―・いぜ/西洋道中膝栗毛(魯文)」
(3)異性に甘い。異性の魅力に弱い。「なぜあの女に―・くなつたらう/滑稽本・浮世床(初)」
[派生] ――さ(名)
のろい
のろい ノロヒ [0][3] 【呪い・詛い】
のろうこと。呪詛(ジユソ)。「―をかける」「―の言葉を吐く」
のろいごと
のろいごと ノロヒ― 【呪ひ言・呪ひ事】
相手を憎みのろう言葉。また,のろいを込めた仕業(シワザ)。「さて,その―せさせし人も,いくほどなくて殃(ワザワイ)にあひて死にけりとぞ/宇治拾遺 10」
のろう
のろう【呪う】
curse;→英和
imprecate <evil on a person> .→英和
呪われた cursed.→英和
のろう
のろ・う ノロフ [2] 【呪う・詛う】 (動ワ五[ハ四])
〔「告(ノ)る」に継続の助動詞「ふ」の付いた「のらふ」の転〕
(1)恨みのある人などに不幸な事が起こるように神仏に祈る。また,そのようなことを心の中で願う。「人を―・う」「汝,牛を―・ひて殺せり/霊異記(上訓注)」
(2)強くうらむ。「世を―・う」「我が身の不運を―・う」
のろえいたろう
のろえいたろう 【野呂栄太郎】
(1900-1934) 経済学者。北海道生まれ。慶大在学中から社会運動に参加。「日本資本主義発達史講座」の企画・編集者の一人として講座派を主導。のち,共産党を地下から指導,検挙されて警察署をたらい回しの末,死去。著「日本資本主義発達史」
のろかいせき
のろかいせき 【野呂介石】
(1747-1828) 江戸後期の南画家。紀伊の人。池大雅の門。紀伊藩御用絵師。
のろかじめ
のろかじめ [3] 【野呂搗布】
カジメの別名。
のろくさ
のろくさ [1] 【鈍臭】 (副)スル
動作がてきぱきしないさま。のろのろ。「なにをやらせても―(と)している」
のろくさい
のろくさ・い [4] 【鈍臭い】 (形)[文]ク のろくさ・し
見ているほうがじれったくなるほどのろのろしている。のろい。「やることが―・いのでいらいらする」
[派生] ――さ(名)
のろけ
のろけ [0][3] 【惚気】
のろけること。また,その話。「―を聞かされる」
のろけ
のろけ【惚気を言う】
talk (fondly) about one's sweetheart[wife,etc.].
のろけばなし
のろけばなし [4] 【惚気話】
のろけてする話。
のろける
のろ・ける [0][3] 【惚気る】 (動カ下一)
(1)自分の夫・妻・恋人との間のむつまじいことを得意になって人に話して聞かせる。「手ばなしで―・ける」
(2)女色にひかれる。色情にひかれて甘くなる。「なにつまらねえ,素人じみて,さう女に―・けもしますめえ/人情本・梅児誉美 3」
のろげんじょう
のろげんじょう 【野呂元丈】
(1693-1761) 江戸中期の本草学者・蘭学者。伊勢の人。医学修業のかたわら,稲生(イノウ)若水らから本草学を学び,諸国を実地調査。江戸参府のオランダ商館員の協力を得て本草書を解読,「阿蘭陀本草和解(オランダホンゾウワゲ)」を著した。
のろさく
のろさく [0] 【鈍作】
のろまな人を人名めかしていった語。のろすけ。「彼(カノ)―が本妻にせんといひしは後日の妨げ/高橋阿伝夜叉譚(魯文)」
のろし
のろ・し 【鈍し】 (形ク)
⇒のろい
のろし
のろし【狼煙(を上げる)】
(light) a signal fire.
のろし
のろし [0] 【狼煙・狼烟・烽火】
(1)敵襲などの変事の急報のために,高く上げる煙や火。古くは草や薪を燃し,後には,火薬を用いた花火のようなものもあった。「―があがる」
〔中国で,狼の糞(フン)を加えると煙が直上するといわれた〕
(2)合図。信号。「新時代の到来を告げる―」
のろし=をあげる
――をあ・げる
(1)煙や火を上げて合図をする。
(2)大きな事の起こるきっかけ・合図となる行動をする。また,ある行動などを起こすことを表明する。「革命の―・げる」「反対の―・げる」
のろのろ
のろのろ [1] 【鈍鈍】 (副)スル
動きがおそいさま。「疲れきって―(と)動く」「―(と)した歩み」「―運転」
のろのろ
のろのろ
〜(と) slowly;idly.
のろのろし
のろのろ・し 【呪呪し】 (形シク)
のろわしい。いまいましい。恨めしい。「―・しき事ども多かり/栄花(花山)」
のろま
のろま
a blockhead.→英和
〜な stupid;→英和
dull.→英和
のろま
のろま [0] 【鈍間・野呂松】
■一■ (名・形動)
〔■二■の意から〕
(1)動作がにぶく,気がきかない・こと(さま)。そのような人にもいう。「―な男」
(2)「のろま色」の略。「銅杓子かして―にして返し/柳多留(初)」
■二■ (名)
「野呂松(ノロマ)人形」の略。
のろまいろ
のろまいろ 【鈍間色】
〔野呂松(ノロマ)人形の顔の色から〕
青黒い色。「板じめの―になつたほそおびをしめ/洒落本・青楼昼之世界錦之裏」
のろまざる
のろまざる [4] 【鈍間猿】
⇒ロリス
のろまづかい
のろまづかい [4] 【野呂松遣い】
野呂松人形を遣う人形遣い。寛文(1661-1673)・延宝(1673-1681)期の江戸和泉太夫芝居の野呂松勘兵衛や貞享(1684-1688)・元禄(1688-1704)期ののろま治兵衛が名高い。
のろまにんぎょう
のろまにんぎょう [4] 【野呂松人形・野呂間人形】
人形浄瑠璃の間(アイ)狂言として演じられた道化人形。頭が平たく顔の青黒い,卑しげな一人遣いの人形で,俗語を交えた狂言風の台詞(セリフ)で演じる。間狂言は1715年の「国性爺合戦」上演から除かれ,劇場からは脱落して現在は新潟県佐渡などにわずかに伝承されている。
→曾呂間(ソロマ)人形
野呂松人形[図]
のろり
のろり [2][3] (副)
(多く「と」を伴って)
(1)動作の鈍いさま。のろのろ。のんびり。「―と人の顔を見る/大内旅宿(虚子)」
(2)なんとなく。ふらりと。「ゆふべ―と帰つた所が,内へは這入られねえから/滑稽本・浮世風呂 3」
のろわしい
のろわし・い ノロハシイ [4] 【呪わしい】 (形)[文]シク のろは・し
〔動詞「のろう」の形容詞化〕
のろいたい気持ちである。「―・い戦争の爪跡(ツメアト)」
[派生] ――げ(形動)――さ(名)
のろんじ
のろんじ 【呪師】
⇒じゅし(呪師)(3)
のわき
のわき [0][3] 【野分き】
〔野の草を吹き分ける風,の意〕
(1)二百十日,二百二十日前後に吹く暴風。台風。あるいはその余波の風。また,秋から初冬にかけて吹く強い風。のわけ。のわきのかぜ。[季]秋。《吹飛ばす石は浅間の―かな/芭蕉》
(2)源氏物語の巻名。第二八帖。
のわき
のわき【野分】
a searing blast (of late autumn).
のわきだつ
のわきだ・つ 【野分き立つ】 (動タ四)
野分きのような風が吹く。「風―・ちて吹く夕暮れに/源氏(御法)」
のわきのかぜ
のわきのかぜ 【野分きの風】
「野分き{(1)}」に同じ。
のわけ
のわけ [0][3] 【野分け】
「野分き{(1)}」に同じ。[季]秋。「浅茅原―にあへる露よりも/相模集」
のん
のん (終助)
〔近世後期上方語〕
終助詞「の」に同じ。「幕の内にこそ肴はたんと有る―/浄瑠璃・先代萩」
〔現在でも関西地方などで用いられる〕
のんき
のんき [1] 【暢気・呑気・暖気】
■一■ (形動)[文]ナリ
(1)性格がのんびりしているさま。物事にとんちゃくしないさま。「―な性分」「―者(モノ)」
(2)心配事や苦労がないさま。気楽なさま。「今は隠居して―な身分だ」
(3)気が長いさま。落ち着いているさま。「―に構える」
〔「のん」は「暖」の唐音。「暢気・呑気」は当て字〕
[派生] ――さ(名)
■二■ (名)スル
気晴らし。気散じ。「―ヲスル/日葡」「ちつとの間―させましよかと錠押しあくれば/浄瑠璃・夏祭」
のんき
のんき【暢気な】
easy;→英和
carefree;→英和
jolly (快活な);→英和
careless (不注意な).→英和
⇒のんびり.
のんきぶし
のんきぶし 【呑気節】
1928年(昭和3)演歌師の石田一松が作って歌い広めた風刺歌。1918年(大正7)に添田唖蝉坊(アゼンボウ)が作った「のんき節」を,「のんきな父さん……ハハのんきだね」とまとめる形式にして多くの歌詞を作り,「のんきな父さん」の名で歌ったもの。
のんこ
のんこ
(1)のらくらすること。また,その人。道楽者。遊び人。放蕩者(ホウトウモノ)。「煙草一服致そうかと,腰打ちかくるも―らし/浄瑠璃・油地獄(上)」
(2)「のんこ髷(ワゲ)」の略。
のんこう
のんこう 【嫩江】
中国,黒竜江省を流れる河川。大興安嶺と小興安嶺の間を流れ,両山脈の河川を集めて南流し,松花江に流入する。ネン-チアン。
のんこう
のんこう
⇒道入(ドウニユウ)
のんこのしゃあ
のんこのしゃあ
ずうずうしく,平然と知らないふりをすること。恥を恥とも思わないこと。しゃあしゃあとしていること。また,その人。のんこのしゃんこ。「どんなに心配したか知れやしない,そんな時でも貴様なんか―として/此一戦(広徳)」
のんこわげ
のんこわげ [3] 【のんこ髷】
江戸時代の髪形の一。元禄(1688-1704)から享保年間(1716-1736)にかけて流行。両鬢(リヨウビン)を細く狭く残し,まげを高くするもの。若い男女の間に行われた,伊達(ダテ)な風俗であった。のんこまげ。
のんこ髷
のんこわげ [3] 【のんこ髷】
江戸時代の髪形の一。元禄(1688-1704)から享保年間(1716-1736)にかけて流行。両鬢(リヨウビン)を細く狭く残し,まげを高くするもの。若い男女の間に行われた,伊達(ダテ)な風俗であった。のんこまげ。
のんたろう
のんたろう 【飲ん太郎・呑ん太郎】
(1)「飲ん兵衛(ベエ)」に同じ。「左次郎とて,生れついての―/滑稽本・八笑人」
(2)料金を払わずに芝居などを見物する人。
(3)のんき者。
のんだくれ
のんだくれ【飲んだくれ】
a sot;→英和
a drunkard.→英和
のんだくれ
のんだくれ [0] 【飲んだくれ】
大酒飲み。また,酒を飲みすぎて酔いつぶれた人。よいどれ。
のんだくれる
のんだく・れる [0] 【飲んだくれる】 (動ラ下一)
大酒を飲んでだらしなく酔っぱらう。「毎晩―・れては大暴れする」
のんど
のんど 【喉・咽】
〔「飲み門(ト)」の転〕
のど。「手拭にて―を縊(クビ)られ/人情本・恩愛二葉草」
のんどり
のんどり [3] (副)スル
ゆったりしたさま。のんびり。「―した暗碧(アンペキ)なその水の面(オモ)には/あらくれ(秋声)」
のんのこぶし
のんのこぶし 【のんのこ節】
長崎県諫早(イサハヤ)市から佐賀県南部の民謡。両手に二枚ずつ挟んだ小皿を鳴らしながら唄い踊られる酒盛り唄。文化年間(1804-1818)に江戸で流行したはやり唄「のんのこさいさい」が,四つ竹を用いる遊芸人によって伝えられたものと考えられる。
のんのこ節
のんのこぶし 【のんのこ節】
長崎県諫早(イサハヤ)市から佐賀県南部の民謡。両手に二枚ずつ挟んだ小皿を鳴らしながら唄い踊られる酒盛り唄。文化年間(1804-1818)に江戸で流行したはやり唄「のんのこさいさい」が,四つ竹を用いる遊芸人によって伝えられたものと考えられる。
のんのさま
のんのさま [1]
「ののさま」に同じ。
のんびり
のんびり
〜した quiet;→英和
easy;→英和
carefree.→英和
〜と free from care.〜する feel at ease.〜と暮らす lead an easy life;be well off (裕福に).
のんびり
のんびり [3] (副)スル
あくせくせずに,ゆったりとしているさま。のびのび。「―(と)暮らす」「―(と)した性格」
[派生] ――さ(名)
のんべえ
のんべえ [1] 【飲ん兵衛・呑ん兵衛】
酒をたくさん飲む人を人名めかして呼んだ語。のみすけ。
のんべえ
のんべえ【呑兵衛】
a heavy drinker;a sot.→英和
のんべんぐらり
のんべんぐらり
「のんべんだらり」に同じ。「今までの様に―と,遊んぢやあ暮されねえぜ/人情本・娘消息」
のんべんだらり
のんべんだらり [6][7] (副)
(多く「と」を伴って)何もしないで,あるいは,つまらないことをぐずぐずとやって,時間を無駄にしているさま。「―と日を送る」
のんやほぶし
のんやほぶし 【のんやほ節】
元禄期(1688-1704)の流行歌。「のんやほ」は掛け声の詞。これに合わせて踊る「のんやほほ踊り」があった。
のんやほ節
のんやほぶし 【のんやほ節】
元禄期(1688-1704)の流行歌。「のんやほ」は掛け声の詞。これに合わせて踊る「のんやほほ踊り」があった。
のんりょう
のんりょう 【暖寮】
〔「のん」は唐音〕
禅寺で新しく寮にはいる僧が,古参の僧に茶菓などをふるまうこと。暖席(ノンセキ)。暖寺(ノンジ)。なんりょう。
のんれん
のんれん 【暖簾】
〔「のん」は唐音〕
「のれん(暖簾)」に同じ。「柿ぞめの―かけて女の一人暮せり/浮世草子・一代男 3」
の主催で
しゅさい【…の主催で】
sponsored by…;under the auspices of….主催者 a sponsor;→英和
a promoter.
の何の
のなんの 【の何の】 (連語)
⇒なんの(副助)
の出身である
しゅっしん【…の出身である】
come from <Kyoto> ;be a graduate of <Yale> .‖出身校 one's alma mater[school,college].出身地 one's home town[native place].
の文字
のもじ 【の文字】
〔「のり」の文字詞。女房詞〕
海苔(ノリ)のこと。「お茶,―まゐる/御湯殿上(享禄三)」
の通り
とおり【…の通り(に)】
like <this> ;→英和
as <I (had) expected> ;→英和
according to;in accordance with.その〜 That's right[it].私の言った〜だろう I told you so!
の運びとなる
はこび【…の運びとなる】
come to do.
は
は [1] 【ハ】
西洋音楽の音名。欧語音名 C に当てた日本音名。基準音イより短三度高い音。
は
は [1] 【派】
(1)主義・主張・流儀などを同じくすることによってできた人々の集団・仲間。「新しい―を立てる」
(2)接尾語的に用いて,芸術・技術・学問・宗旨などの,ある流れや傾向に属していることを表す。「浪漫―の詩人」「新感覚―」
(3)接尾語的に用いて,そのような性格・傾向をもった人の意。「慎重―」「改革―」
は
は 【波】 (接尾)
助数詞。波のように繰り返す動きを数えるのに用いる。上にくる数によっては「ぱ」となる。「第二―スト」「第三―(パ)」
は
は (係助)
〔現在では「わ」と発音する。助詞「を」の下に付くとき,「をば」となることがある〕
種々の語や文節,活用語の連用形などに接続する。多くの事柄の中から,一つのものを取り出して提示するのが本来の用法である。
(1)特に一つの物事をとりあげて提示する。「お酒―ぼくが買う」「食事―もうすんだ」
(2)題目を提示して,叙述の範囲をきめる。「象―鼻が長い」「ぼく―学生だ」「今日―よい天気だ」
(3)二つ以上の判断を対照的に示す。「行き―よいよい,帰り―こわい」「親に―孝行,友人に―信義」
(4)叙述を強める。
(ア)
〔格助詞・副詞などに付いて〕
意味や語勢を強める。「たいてい―,そのまま帰る」「君と―もう会わない」
(イ)
〔動詞・形容詞の連用形,および助詞「て・で」に付いて〕
一続きの叙述の一部分を強調する。「絶対に行き―しない」「なるほど美しく―ある」「まだ書いて―いない」「真実で―ない」
(5)〔「…(で)は…(だ)が」の形で〕
譲歩の気持ちを表す。活用語の連用形に付くこともある。「雨も,降り―降ったが,ほんのわずかだ」「ごめんどうで―ございますが」
(6)動作・作用の行われる条件・事態を表す。現代語では「ては」の形で用いられるが,古語では「ずは」「くは」「しくは」などの形をとることもある。「不正があって―ならない」「おこられて―大変だ」「会社として―万全の備えをするつもりです」「忘れて―夢かとぞ思ふ/伊勢 83」「あらたまの年の緒(オ)長くあひ見ず―恋しくあるべし/万葉 4408」「鶯の谷よりいづるこゑなく―春くることをたれかしらまし/古今(春上)」「恋しく―形見にせよとわが背子が植ゑし秋萩/万葉 2119」
→ずは(連語)
→ずば(連語)
(7)文末にあって,終助詞的に用いられる。体言や活用語の連体形に接続して,感動の意を表す。よ。「はも」「はや」などの形をとることがある。「歯固めの具にももてつかひためる―/枕草子 40」「あはれ,それを奉り鎮め給へりし―や/大鏡(道長)」
(8)(文末にあって終助詞的に用いられ)話し手自身に対して,念を押すような気持ちでの詠嘆を表す。「すはよい―とて追たそ/史記抄 3」「又五十字,百字有る歌もあらう―さて/狂言・萩大名(虎寛本)」
〔(7)は上代では「はや」「はも」の形をとる。(8)は中世以後の用法。近世では「わ」と表記されることが多くなり,現代語で主として女性が用いる終助詞「わ」の源流となる〕
→はや
→はも(連語)
→わ(終助)
は
は [1] (感)
(1)緊張して応答するときに発する語。はっ。「―,かしこまりました」
(2)問い返すときにややかしこまって発する語。「―,何ですか」
(3)笑う声を表す語。ははは。「席の人々一同に―と咲(ワラ)ひけるを/沙石 3」
(4)怪しみ,いぶかるときに発する語。はて。はあ。「―,筋ともない事に聞きないて,腹をお立ちやる/狂言・薬水」
は
は
(1)五十音図ハ行第一段の仮名。声門摩擦音の無声子音と後舌の広母音とから成る音節。
(2)平仮名「は」は「波」の草体。片仮名「ハ」は「八」の全画。
〔(1)「は」の頭子音は,古くは両唇摩擦音の無声子音であり,さらに奈良時代以前には両唇破裂音であったかといわれる。中世末期まで両唇摩擦音であったが,近世以降現代語と同じ音になった。(2)「は」は平安時代半ば以後,語中語尾では,一般にワと発音されるようになった。これらは,歴史的仮名遣いでは「は」と書くが,現代仮名遣いでは,助詞「は」以外はすべて「わ」と書く〕
は
は 【翳】
「さしば(翳)」に同じ。「玉の―を差し隠して/今昔 10」
は
は [1] 【歯】
(1)鳥類を除く脊椎動物の口の中に上下二列に並んで生えている,骨のように堅く,白い突起物。食物をかみつぶしたり,敵を攻撃したりするのに用いる。人間では発音に重要な役割を果たす。歯茎を境に歯冠と歯根に分かれ,その構成主体である象牙質を歯冠部ではエナメル質が,歯根部ではセメント質がおおっている。象牙質に囲まれた内部の空洞は歯髄が満たし,いわゆる歯の神経といわれる。人間の場合,初め上下各一〇本の乳歯が生え,のち永久歯に変わる。永久歯は普通,上下各一六本。「―が生えかわる」「―をみがく」
(2)物の縁などに,{(1)}のようについているきざみ。「櫛(クシ)の―」「―車」
(3)下駄(ゲタ)の裏に付いている板。「下駄の―」
(4)鋸(ノコギリ)の,工作物を切る部分。
(5)歯車の,かみ合うぎざぎざの部分。
(6)写真植字で,文字や行の送りの単位。一歯は一級と等しく,0.25ミリメートル。歯数。
→級
歯(1)[図]
は
は【派】
a school (流派);→英和
a faction (党派);→英和
a group;→英和
a sect (宗派).→英和
〜を立てる found a new school.‖戦後派 the postwar generation.ロマン派 the romantic school.
は
は【刃】
an edge;→英和
a blade (刀身).→英和
〜が鋭い(鈍い) have a sharp (dull) edge.
は
は [1] 【端】
(1)物のはし。はた。また,へりの部分。ふち。「山の―」「口の―にのぼる」
(2)はんぱであること。はした。「―数」「―ダケマケル/ヘボン(三版)」
は
は (格助)
〔上代東国方言〕
格助詞「へ」に同じ。「我が背なを筑紫―遣りて/万葉 4428」
は
は [1] 【刃】
〔「歯」と同源〕
物を切る道具の,切ったり削ったりするために薄く鋭くしてある部分。「―を研ぐ」「刀の―が欠ける」
は
は [0] 【羽】
(1)鳥が空を飛ぶために使うはね。つばさ。「鴿(ハト)の子漸(ヨウヤ)く勢長じて,未だ―生ひ定まらざるに/今昔 7」
(2)鳥の全身をおおう毛。羽毛。はね。「水鳥の鴨の―色の/万葉 4494」
(3)飛ぶ虫のはね。「蝉の―よりも軽げなる直衣(ノウシ)指貫(サシヌキ),生絹(スズシ)のひとへなど/枕草子 33」
(4)矢につける鳥のはね。矢ばね。「其の矢の―は/古事記(上訓)」
は
は【歯】
(1)[動物・くしなどの]a tooth.→英和
(2)[歯車の]a cog.→英和
〜が生える[人が主語]cut one's teeth.〜が痛む have a toothache.→英和
〜が立たない be too hard[much]for a person;→英和
be beyond a person's power.〜が抜ける lose a tooth.〜に衣(きぬ)着せずに言う do not mince matters[one's words].〜を食いしばる clench one's teeth.〜をみがく clean one's teeth.〜を抜く have a tooth pulled out (抜いてもらう).
は
は [1] 【覇】
(1)武力によって国を治めること。武力で諸侯を従え天下を治めること。覇道。
(2)競技などで優勝すること。「―を競う」
(3)ある範囲内での首領。
(4)旗頭(ハタガシラ)。
は
は [1] 【破】
日本の芸能の理論用語。「序破急」の第二区分。
→序破急
は
は [0] 【葉】
維管束植物の基本器官の一。枝や茎につき,主として同化・呼吸作用を行う。多様な変態を示し,機能や形態によって子葉・普通葉・包葉・鱗片(リンペン)葉・花葉などに分ける。普通葉の形態は種によって異なり,分類上の手がかりとされる。「―が茂る」
葉[図]
は
は【葉】
a leaf;→英和
a blade (葉身).→英和
〜のない leafless;→英和
naked.→英和
〜を出す put forth leaves.
は
は【覇を唱える】
reign <over> ;→英和
dominate.→英和
〜を争う struggle <with a person> for supremacy.
は=が利(キ)く
――が利(キ)・く
はぶりがよい。幅がきく。勢力のほどを示す。「よし町へ羽織を着ては―・かず/柳多留(初)」
は=が浮く
――が浮・く
(1)不快な音を聞いたり,酸っぱい物を食べたりして,歯の根がゆるんで浮くように感ずる。「―・くようなきしむ音」
(2)そらぞらしく,きざな言動に対して,気持ち悪く感ずる。「―・くようなお世辞を言う」
は=が立た∘ない
――が立た∘ない
(1)硬くてかむことができない。
(2)自分の力が弱くて,対抗することや理解することができない。「難しい問題で―∘ない」
は=に合う
――に合・う
かむことができる。口に合う。また,ちょうどよい相手になる。「老のみとなるこの瓜の今は早婆でなければ―・はぬなり/徳和歌後万載集」
は=に衣(キヌ)着せ∘ぬ
――に衣(キヌ)着せ∘ぬ
相手の感情や思惑を気にせず思ったまま言う。「―∘ぬ物言い」
は=の抜けたよう
――の抜けたよう
ところどころぬけ落ちて不ぞろいなさま。また,あるべきものが欠けて,さびしいさま。
は=の根が合わ∘ない
――の根が合わ∘ない
寒さや恐怖のために,ふるえおののくさまにいう。
は=を噛(カ)む
――を噛(カ)・む
はぎしりをする。残念がる。悔しがる。
は=を欠いて根を断(タ)つ
を欠いて根を断(タ)つ
枝葉を切り払って大切な根本をだめにしてしまう。
は=を称(トナ)える
――を称(トナ)・える
覇者(=武力ニヨル支配者)となる。
は=を食いしばる
――を食いしば・る
苦痛や無念さなどを懸命にこらえる。「―・って我慢する」
は=亡(ホロ)び舌存(ソン)す
――亡(ホロ)び舌存(ソン)す
〔説苑(敬慎)〕
硬く丈夫にみえるものはかえって早く亡び,柔軟なものが長く生き残るたとえ。
はあ
はあ [1] (感)
(1)ややかしこまって応答するとき発する語。「―,承知しました」「―,そうです」
(2)不審・疑問の意を表すときに発する語。「―,そうですか」
(3)(尻上がりの調子で)問い返すときに発する語。「―,なんですって」
はあ
はあ
[応答]Yes;[成程]I see;[驚き]Ha!
はあく
はあく [0] 【把握】 (名)スル
(1)手で握ること。しっかりつかむこと。
(2)よく理解すること。「情勢を―する」
はあく
はあく【把握する】
grasp;→英和
understand (理解).→英和
はあたり
はあたり [2] 【歯当(た)り】
食物を歯でかんだときの感じ。
はあはあ
はあはあ
〜いう pant;→英和
gasp;→英和
be out of breath.
はあり
はあり【羽蟻】
a winged ant.
はあり
はあり [0] 【羽蟻】
交尾期に羽が生じたアリやシロアリ。はねあり。[季]夏。《わきいでゝ風に乗りゆく―かな/野村喜舟》
はありい
はありい [1] 【爬竜】
沖縄各地で陰暦五月四日または害虫駆除の行事のときに行われる,船漕(コ)ぎ競走の行事。特に糸満では,豊漁祈願神事として盛行。
→ペーロン
はい
はい [1] 【拝】
(1)頭を下げて敬礼すること。おがむこと。「―を行う」
(2)手紙文で,自分の名の下に書いて,相手に対する敬意を表す語。「中村一郎―」
(3)「拝舞(ハイブ)」の略。「おりて―し申させ給ふ/大鏡(師尹)」
はい
はい ハヒ 【蔤】
蓮根(レンコン)の古名。「蓮葉の―にぞ人は思ふらむよにはこひぢの中に生ひつつ/後撰(雑一)」
はい
はい
(1)[出席の答]Yes,sir./Here sir.(2)[応答]Yes./No (否定文の問に否定で答える時)./Very well (かしこまりました).
はい
はい [1] (感)
(1)やや改まった場面でごく一般的に使用される応答の語。
(ア)呼ばれたときに答える語。「―,中村です」
(イ)問いかけや誘いかけに対して,肯定したり応じたりする気持ちを表す語。「―,承っております」「―,わかりました」
(2)相手の注意を促すときに用いる語。「―,そこで息を止めて」
(3)言葉の末尾に置いて,上述の事柄を確認する気持ちや,へりくだった気持ちを表す語。「必ず参ります,―」
(4)牛馬を進ませるかけ声。馬子唄などの囃子詞(ハヤシコトバ)としても使う。「―,どうどう」
はい
はい ハヒ [2] 【拼】
「はえ(掽)」に同じ。「―作業」「―積み」
はい
はい ハヒ [0] 【灰】
物が燃え尽きたあとに残る粉末。
はい
はい [1] 【胚】
多細胞生物の個体発生初期のもの。動物では受精卵に含まれている卵黄を消費して発生しつつある状態のもの。胚の時期に基礎的な体制はきまる。植物では受精卵がある程度発達した幼い胞子体。種子植物では種子の中の発芽前の幼体をいい,幼芽・子葉・胚軸・幼根からなる。胚子。
はい
はい [1] 【輩】
同じ仲間。ともがら。また,名詞や人名などの下に付けて,…という連中,…といったてあい,の意でも用いる。「弱卒―では何人いても役に立つまい」「田中・山本―に何ができるものか」
はい
はい [1] 【鮠】
「はえ(鮠)」の転。
はい
はい【灰】
ash.→英和
〜になる be burnt[reduced]to ashes.
はい
はい【肺(臓)】
the lungs.〜が悪い have a weak chest.‖肺癌 lung cancer.肺結核 (pulmonary) tuberculosis.
はい
はい [0] 【肺】
両生類以上の脊椎動物の空気呼吸を行う器官。胸腔に左右一対ある。中に無数の肺胞があり,肺胞とこれをとりまく毛細血管との間でガス交換(外呼吸)が行われる。魚類の鰾(ウキブクロ)と相同の器官。肺臓。
はい
はい ハヒ [0] 【蠅】
「はえ(蠅)」の転。
はい
はい [1] 【佩・珮】
■一■ (名)
古代の装身具の一。腰帯とそれにつりさげた玉(ギヨク)・金属器などの総称。中国の殷(イン)・周代に盛行し,古墳時代の日本に伝播した。
■二■ (接尾)
助数詞。刀剣の類を数えるのに用いる。ふり。《佩》
→佩玉
佩■一■[図]
はい
はい 【敗】
■一■ [1] (名)
負けること。やぶれること。「―を転じて功となすべし/西国立志編(正直)」
■二■ (接尾)
助数詞。試合・勝負事などで,負けた回数を数えるのに用いる。「八勝七―」
はい
はい【胚】
《植》an embryo.→英和
はい
はい 【杯・盃】
■一■ [1] (名)
さかずき。「―を重ねる」
■二■ (接尾)
助数詞。
(1)器に盛った液体・飯などを数えるのに用いる。「コップ一―の水」「御飯を二―食べる」
(2)船を数えるのに用いる。「五―の輸送船で船団を編成する」
(3)蛸(タコ)・烏賊(イカ)を数えるのに用いる。「烏賊を二―買う」
〔「一ぱい」「三ばい」のように,上にくる語によっては「ばい」「ぱい」ともなる〕
はい=に∘する
――に∘する
(1)焼いて灰にする。焼いてなくしてしまう。築き上げたものをなくす。
(2)死体を火葬にする。
はい=になる
――にな・る
(1)焼けてすっかりなくなる。築き上げたものが失われる。灰燼(カイジン)に帰す。
(2)死んで火葬にされる。「―・り給はむを見奉りて/源氏(桐壺)」
はい=を逆(サカ)しまに∘す
――を逆(サカ)しまに∘す
声を限りにさけぶことのたとえ。「われは―∘してランスロツトと呼ぶ/薤露行(漱石)」
はいあがる
はいあが・る ハヒ― [4] 【這い上(が)る】 (動ラ五[四])
(1)這って上に上がる。「岸に―・る」
(2)低い地位や苦しい境遇などから抜け出す。「泥沼の生活から―・る」「下積みから―・る」
[可能] はいあがれる
はいあがる
はいあがる【這い上がる】
climb[crawl]up.
はいあつ
はいあつ [0] 【背圧】
蒸気機関や内燃機関の排気の圧力。この圧力が高いと,機関の効率は悪くなる。バック-プレッシャー。
はいあつタービン
はいあつタービン [5] 【背圧―】
動力と作業用蒸気が必要な場合に用いる背圧が大気圧以上である蒸気タービン。これで得た排気(蒸気)を,工場内の作業に用いる。
はいあん
はいあん [0] 【廃案】
議決・採用されず廃止となった議案・考案。国会で,審議未了となった案件。
はいい
はいい [1] 【配位】
一個の中性またはイオンとなった原子をとり囲んで,複数個の原子・分子・イオンが配列すること。特に,錯体の中で,中心の原子に対して,空間的に一定の位置を占めた配位子が結合すること。
はいい
はいい [1] 【配意】 (名)スル
気をくばること。配慮。心くばり。
はいい
はいい [1] 【廃位】 (名)スル
君主をその位から追うこと。「皇帝を―しようとたくらむ」
はいいかごうぶつ
はいいかごうぶつ [5] 【配位化合物】
狭義には,錯化合物(サクカゴウブツ)と同義。広義には,配位結合を含む化合物のこと。
はいいけつごう
はいいけつごう [4] 【配位結合】
一方の原子から提供された電子対を,二個の原子が共有することによって生じる化学結合。電子対を共有する点で,共有結合の一種と考えることができる。アンモニウム塩中や錯体の中心原子と配位子との結合などに見られる。
はいいし
はいいし ハヒ― [0] 【灰石】
火砕物が高温のうちに厚く堆積し溶融した暗灰色の岩体。九州の阿蘇・鹿児島湾付近などに分布。溶結火砕岩。
はいいし
はいいし [3] 【配位子】
錯体の中で,中心の原子に配位している原子・分子・イオン。リガンド。
はいいしょく
はいいしょく [3] 【胚移植】
胚を他の個体,あるいは他の種子の胚乳に移植すること。受精卵を他の個体の子宮に移すことなど。
はいいすう
はいいすう [3] 【配位数】
(1)錯体の中で,中心の原子に配位している配位子の数。
(2)結晶構造をつくる一つの原子の周囲に隣接する他の原子の数。
はいいろ
はいいろ【灰色(の)】
gray;→英和
<a man> under a cloud (疑われている).→英和
〜がかった grayish.→英和
はいいろ
はいいろ ハヒ― [0] 【灰色】
(1)灰のような薄黒い色。ねずみ色。グレー。「―の空」
(2)暗い気持ちで,心に喜びのない状態。さびしく陰気なこと。「―の人生」
(3)〔黒と白の中間の色であるところから〕
犯罪などの容疑が,十分には晴れていないこと。
はいいろかびびょう
はいいろかびびょう ハヒ―ビヤウ [0] 【灰色黴病】
不完全菌のボトリチス-シネレア菌の寄生によって発生する作物の病害。イチゴなどの果実の熟果に灰色ビロード状のかびが生じ腐敗させる。湿度の高い所で発生しやすい。イチゴ・トマト・菊・シクラメンなどに被害が多い。ボトリチス病。
はいいろぎつね
はいいろぎつね ハヒ― [5] 【灰色狐】
イヌ科の哺乳類。体長60センチメートル内外。体形はキツネに似る。全身灰白色。夜行性。木登りがうまい。小動物や果実などを食う。北アメリカ中部から南アメリカ北部まで分布。
はいいろぐま
はいいろぐま ハヒ― [4] 【灰色熊】
ヒグマの一亜種。全身灰褐色。性質が荒い。雑食性だが,肉食性・魚食性の傾向が強く,家畜などを襲う。北アメリカ・ヨーロッパに分布。グリズリー。
はいいん
はいいん【敗因】
the cause of defeat.
はいいん
はいいん [0] 【排印】
活字を組んで印刷すること。
はいいん
はいいん [0] 【敗因】
負けた原因。
⇔勝因
はいいんぼん
はいいんぼん [0] 【排印本】
活字本のこと。
はいう
はいう [1] 【沛雨】
激しく降る雨。
はいうら
はいうら ハヒ― [0] 【灰占】
昔,埋み火や火桶(ヒオケ)などの灰を掻(カ)いて吉凶を占ったこと。
はいえい
はいえい [0] 【背泳】
泳法の一。あお向けの姿勢で,両腕を頭上から体の側面に沿って交互に回転させて水を掻(カ)き,ばた足で泳ぐ泳ぎ方。せおよぎ。バック-ストローク。
はいえい
はいえい【背泳】
the backstroke.→英和
〜をする swim on one's back[with the backstroke].
はいえき
はいえき [0] 【廃液】
使用したあとの廃棄する液体。「工場―」
はいえき
はいえき【廃液】
<industrial> waste.→英和
はいえき
はいえき [0] 【排液】
体腔に貯留した膿(ノウ)や胸水・腹水・髄液などの体液を排出させること。
はいえき
はいえき [0] 【肺疫】
家畜法定伝染病の一。牛が急性・慢性の肺炎・肋膜炎を起こす病気。牛肺疫。
はいえき
はいえき [0] 【廃駅】
廃止された駅。
はいえそ
はいえそ [3] 【肺壊疽】
腐敗菌の混合感染により,肺組織が化膿・壊死(エシ)する病気。多く肺炎に続発。肺化膿症。
はいえつ
はいえつ [0] 【拝謁】 (名)スル
身分の高い人に会うことをへりくだっていう語。「陛下に―する」
はいえつ
はいえつ【拝謁】
an audience.→英和
〜する be received in audience <by> .
はいえん
はいえん [0] 【肺炎】
肺炎球菌などの細菌やマイコプラズマ・ウイルスなどの感染により,肺に起きる炎症。発熱・咳・喀痰・胸痛・呼吸困難などを呈する。化学物質やアレルギーによって起こる場合もある。
はいえん
はいえん【肺炎】
pneumonia.→英和
はいえん
はいえん [0] 【廃園】 (名)スル
(1)動物園や幼稚園などの経営をやめること。
(2)荒れ果てた庭園。
はいえん
はいえん [0] 【排煙】 (名)スル
(1)中にこもっている煙を外に出すこと。
(2)煙突などから出る煙。
はいえんせつび
はいえんせつび [5] 【排煙設備】
火災時,避難路確保のために煙を排気する装置。
はいえんそうきゅうきん
はいえんそうきゅうきん [0] 【肺炎双球菌】
ヒトの大葉性肺炎・気管支肺炎・化膿性炎症の起因菌。グラム陽性の小球菌で,通常対をなし莢膜(キヨウマク)に包まれている。肺炎球菌。
はいおく
はいおく [0] 【廃屋】
荒れ果てた家。あばらや。廃家(ハイカ)。
はいおさえ
はいおさえ ハヒオサヘ [3][0][5] 【灰押(さ)え】
「灰押し」に同じ。
はいおし
はいおし ハヒ― [0][4] 【灰押し】
香炉・火鉢などの灰を掻きならし整える金具。灰押さえ。灰掻き。
はいおとし
はいおとし ハヒ― [3][0] 【灰落(と)し】
タバコの灰などを落とし入れる器具。灰皿。
はいか
はいか【配下】
one's men;a subordinate.→英和
はいか
はいか [0] 【敗荷】
〔「はいが」とも〕
秋になって風に吹き破られたハス。やれはす。[季]秋。
はいか
はいか [1] 【配下】
その人の支配に属していること。また,その者。手下。部下。「―に従える」「―の者」
はいか
はいか [1] 【廃家】 (名)スル
(1)住む人がなく荒れはてた家。廃屋。はいけ。
(2)民法旧規定で,戸主が他家に入籍するために自分の家を廃すること。また,その廃した家。廃戸。はいけ。「―して他家に入る」
はいか
はいか [0] 【廃貨】
発行・通用を廃止された貨幣。
はいか
はいか [1] 【俳家】
俳句に巧みな人。俳人。俳諧師。
はいかい
はいかい【徘徊する】
wander[walk]about;prowl;→英和
loiter.→英和
はいかい
はいかい [0] 【徘徊】 (名)スル
(1)目的もなく,うろうろと歩きまわること。うろつくこと。「夜の巷(チマタ)を―する」
(2)葛藤からの逃避,精神病・痴呆などにより,無意識のうちに目的なく歩きまわること。
はいかい
はいかい [0] 【俳諧・誹諧】
〔たわむれ,おどけ,諧謔(カイギヤク)の意〕
(1)〔「俳諧の連歌」の略〕
日本独自の短詩形文芸形式の一。「座(共同体)」の意識のもとに成立し,「滑稽」を本質とする文芸。発句(ホツク)・連句・前句付・俳文などより成る。室町末期の山崎宗鑑・荒木田守武らによる滑稽・卑俗な作風を受け,江戸時代に松永貞徳が出て独自なジャンルとして確立。談林俳諧を経て松尾芭蕉の蕉風に至って文学的に高められた。
→俳句
(2)「俳諧歌(ハイカイカ)」の略。
はいかい
はいかい [0] 【敗壊・敗潰】 (名)スル
そこなわれくずれること。やぶれついえること。「内部の有様は―し了(リヨウ)したれども/文明論之概略(諭吉)」
はいかい
はいかい [0] 【廃壊・廃潰】 (名)スル
すたれついえること。「―した無住の古寺」
はいかいか
はいかいか [3] 【俳諧歌】
(1)和歌の一体。滑稽味を帯びた和歌。古今集巻一九に「誹諧歌」として多数が収録されて以来,勅撰集にしばしば取り上げられた。はいかいうた。
(2)狂歌の別名。
はいかいさいじき
はいかいさいじき 【俳諧歳時記】
歳時記。二冊。滝沢馬琴著。1803年刊。季題二千六百余を四季別・月順に配列して解説したもの。江戸で編纂された最初の季寄せ。増補・改訂版に藍亭青藍の「俳諧歳時記栞草(シオリグサ)」(1851年刊)がある。
はいかいさんじん
はいかいさんじん 【俳諧三神】
(和歌三神を模して)俳諧において尊ばれる三人。山崎宗鑑・荒木田守武・松永貞徳。
はいかいし
はいかいし [3] 【俳諧師】
俳諧を職業とする人。また,俳諧に巧みな人。俳諧宗匠。点者。業俳(ギヨウハイ)。
はいかいしきもく
はいかいしきもく [6] 【俳諧式目】
俳諧興行の際の規則・作法。また,それらを記した書。「はなひ草」「毛吹草」など。
はいかいしちぶしゅう
はいかいしちぶしゅう 【俳諧七部集】
俳諧撰集。一二冊。佐久間柳居編。1732〜33年頃成立。芭蕉の代表的撰集「冬の日」「春の日」「曠野(アラノ)」「ひさご」「猿蓑(サルミノ)」「炭俵」「続猿蓑」を集めたもの。蕉風の経典とあがめられ,幕末に至るまで刊行された。芭蕉七部集。
はいかいしょがくしょう
はいかいしょがくしょう 【誹諧初学抄】
俳諧論書。一冊。斎藤徳元著。1641年刊。俳諧の式目・本質,一句の仕立て方・付け方,四季の詞・恋の詞などについて述べ,「心の俳諧」を説く。江戸における俳書刊行の嚆矢(コウシ)とされる。
はいかいしょじゃくもくろく
はいかいしょじゃくもくろく 【誹諧書籍目録】
俳書目録。二冊。井筒屋庄兵衛編。1692年刊。1633〜92年の間に刊行された俳書四五二部について,書名・刊行年・編著者名などを記したもの。散逸書目を多数収載する。1707年刊の増補版がある。
はいかいたいよう
はいかいたいよう 【俳諧大要】
俳論。正岡子規著。1895年(明治28)「日本」に連載。子規が自らの俳句理論を体系的に論述,写実を主張した。
はいかいてにはしょう
はいかいてにはしょう 【俳諧天爾波抄】
語学書。六巻。富士谷御杖(ミツエ)著。1807年刊。主として七部集から例をとり「あゆひ抄」にならって俳諧のてにをはを説く。
はいかいのれんが
はいかいのれんが 【俳諧の連歌】
連歌の一体。滑稽・卑俗を中心とするもの。室町末期,山崎宗鑑・荒木田守武らの頃特に盛行した。代表的撰集に「竹馬狂吟集」「犬筑波集」「守武千句」がある。
はいかいぶんこ
はいかいぶんこ 【俳諧文庫】
叢書。大野洒竹編。1897(明治30)〜1901年刊。全二四巻。近代以前の古俳書類を集大成して活字化した最初のもの。
はいかいみ
はいかいみ [3][5][0] 【俳諧味】
俳諧的な味わい・趣。滑稽・軽妙・洒脱・脱俗的な味わいなど。俳味。
はいかき
はいかき ハヒ― [3][4] 【灰掻き】
「灰押し」に同じ。
はいかきょう
はいかきょう ハイクワケウ [0] 【拝火教】
〔火を特に神聖視するので〕
ゾロアスター教の別名。
はいかぐら
はいかぐら ハヒ― [3] 【灰神楽】
火鉢などの火の気のある灰の中に湯・水などをこぼしたとき,立ち上がる灰けむり。「―が立つ」
はいかずき
はいかずき ハヒカヅキ [3] 【灰被き】
「はいかつぎ(灰被)」に同じ。
はいかっしょく
はいかっしょく ハヒ― [3] 【灰褐色】
灰色がかった褐色。
はいかつぎ
はいかつぎ ハヒ― [3] 【灰被ぎ】
〔「はいかずき」とも〕
(1)炭火などが燃えるのに従い白く灰におおわれていくこと。
(2)天目茶碗の一種。窯変(ヨウヘン)により,灰をかぶったような,不明瞭な景色を呈したもの。
はいかつりょう
はいかつりょう [4] 【肺活量】
肺が空気を出入りさせうる最大量。できるだけ深く息を吸い込んだのちに吐き出す空気の量で測定する。成人で3000〜4500ミリリットル程度。
はいかつりょう
はいかつりょう【肺活量】
the breathing capacity (of the lungs).‖肺活量計 a spirometer.
はいかつりょうけい
はいかつりょうけい [0] 【肺活量計】
肺活量を測る装置。水中に沈めたドラム,または水中で回転するようにしたドラムに呼気を吹き込み,ドラムの上昇量または回転量で測定する。
→スパイロメーター
はいかん
はいかん【配管する】
lay a pipe.→英和
‖配管工 a pipe fitter;a plumber.配管工事 piping work;plumbing.
はいかん
はいかん [0] 【廃刊】 (名)スル
定期刊行物の出版をやめること。
⇔創刊
「伝統のある月刊誌を―する」
はいかん
はいかん【拝観する】
see;→英和
visit.→英和
‖拝観者 a visitor.拝観料 an admission fee.
はいかん
はいかん [0] 【拝官】
官に任ぜられること。また,官に任じること。
はいかん
はいかん [0] 【廃艦】 (名)スル
古くなった艦を廃棄すること。また,その艦。また,艦籍から除かれた軍艦。
はいかん
はいかん [0] 【廃官】 (名)スル
官職を廃止すること。また,廃止された官職。官職を解くこと。また,解かれること。
はいかん
はいかん【廃刊する】
cease to publish.〜になる cease publication;be discontinued.
はいかん
はいかん [0] 【配管】 (名)スル
ガス・水道などの管をとりつけること。「―工事」
はいかん
はいかん [0] 【肺肝】
(1)肺臓と肝臓。
(2)心の奥底。心底。
はいかん
はいかん [0] 【肺患】
肺の疾患。肺病。
はいかん
はいかん [0] 【拝観】 (名)スル
見ることをへりくだっていう語。寺社・仏閣などをつつしんで観覧すること。「宝物を―する」「―料」
はいかん
はいかん [0] 【稗官】
(1)古代中国で,民間の風評を聞き集めて王に報告した小役人。
(2){(1)}が集めた民間の話。小説。また,小説風の歴史書。
→稗史
はいかん=を出(イダ)す
――を出(イダ)・す
〔韓愈「柳子厚墓誌銘」〕
真心を示す。本当の気持ちを打ち明ける。肺肝を明かす。肺肝を披(ヒラ)く。
はいかん=を摧(クダ)く
――を摧(クダ)・く
〔杜甫「垂老別」〕
非常に苦心する。いろいろと気を遣い熟慮する。「范蠡(ハンレイ)ききて―・きけるあまりに/平治(下・古活字本)」
はいが
はいが [0] 【俳画】
日本画の一。俳諧味のある絵で,主に俳人が描き,多くは画上に俳句を記す。俳諧画。
はいが
はいが [1] 【拝賀】 (名)スル
目上の人に会って,喜び・祝いの言葉を申し上げること。
はいが
はいが【胚芽】
⇒胚.胚芽米 rice with germs.
はいが
はいが [0][1] 【胚芽】
植物の種子の中にあって,生長すると芽になる部分。胚。
はいがい
はいがい ハヒガヒ [2] 【灰貝】
海産の二枚貝。貝殻は長方形に近く殻長約5センチメートル。表面は放射状の溝が一八本内外ある。肉は赤く食用。殻を焼いて貝灰としたのでこの名がある。瀬戸内海以南の内湾の泥底にすむ。チンミ。
はいがい
はいがい [0] 【沛艾】 (名)スル
馬が荒々しくおどり上がること。また,その馬。「馬―して春日大宮にて高くあがりて走り廻りければ/盛衰記 28」
はいがい
はいがい [0] 【拝外】
外国の文物・思想などを崇拝すること。「―思想」
はいがい
はいがい [0] 【排外】
自己の属する集団外のもの,特に外国人や外国の文物・思想などを排斥すること。「―思想」
はいがい
はいがい【排外的】
anti-alien;chauvinistic.‖排外運動 an anti-alien movement.排外思想 chauvinism.
はいがいしゅぎ
はいがいしゅぎ [5] 【排外主義】
他民族・他国に対して,排斥的・敵対的態度をとること。ショービニスム。
はいがく
はいがく [0] 【廃学】 (名)スル
学業を中途でやめること。学校を退学すること。
はいがまい
はいがまい [0] 【胚芽米】
胚芽部分を残して精米した米。ビタミン B�・ビタミン E ・カルシウムなどを含む。
はいがゆ
はいがゆ [3] 【胚芽油】
トウモロコシなどの胚芽から製造した食用油。
はいがん
はいがん [0] 【拝顔】 (名)スル
人に会うことをへりくだっていう語。お目にかかること。拝眉(ハイビ)。「―の栄に浴する」
はいがん
はいがん [0] 【肺癌】
肺にできる癌。大部分が気管支の粘膜上皮から発生する。頑固な咳・痰(タン)・胸痛などが見られるが,癌の部位によっては進行してもかなりの期間無症状のことがある。
はいき
はいき [0][1] 【排棄】 (名)スル
おしのけ打ち捨てること。「金満家白井翁の首唱で直ちに―された/思出の記(蘆花)」
はいき
はいき [0] 【排気】 (名)スル
(1)内部の空気を外へ除き去ること。「ファンで―する」
(2)熱機関が,不要になったガスを外部に出すこと。また,そのガス。
⇔吸気
「―音」
はいき
はいき【廃棄】
abandonment;→英和
abolition.→英和
〜する abandon;→英和
abolish;→英和
scrap <a car> .→英和
‖廃棄物 waste (matter).産業(工場)廃棄物 industrial (factory) wastes.
はいき
はいき [1] 【拝跪】 (名)スル
ひざまずいて拝むこと。「先生を望て―し頻に叩頭(オジギ)せり/浮城物語(竜渓)」
はいき
はいき [1][0] 【廃棄】 (名)スル
(1)不用なものとして捨てること。「書類を―する」
(2)条約の効力を当事国の一方の意思で無効にすること。破棄。「条約を―する」
はいき
はいき ハヒ― [0][2] 【灰器】
茶道具の一種。炭手前(スミテマエ)のとき用いる,灰を入れる器。炉では素焼きのもの,風炉(フロ)では釉(ウワグスリ)のかかった小ぶりのものを用いる。灰炮烙(ハイホウロク)。
はいき
はいき [0] 【敗毀】 (名)スル
やぶれこわれること。毀敗。
はいき
はいき【排気】
ventilation (通風);exhaust.→英和
‖排気ガス exhaust (gas[fumes]);car exhausts.排気管 an exhaust pipe.排気量 (engine) displacement.
はいきかん
はいきかん [0] 【排気管】
熱機関で,排気を出すための管。消音器を含めていうこともある。
はいきき
はいきき [3] 【排気機】
(1)エア-ポンプに同じ。
(2)蒸気機関で,復水器中の空気を排出する装置。
(3)鉱山・土木工事などで,ガス・空気の排出に用いる機械の総称。
はいききかく
はいききかく [4] 【廃棄規格】
製品が廃棄物になったときの処理の仕方(埋め立て不適,焼却不適,リサイクル可能など)についての規格を定めること。適正処理が困難な廃棄物を減らすのが目的。
はいきこう
はいきこう [0][3] 【排気坑】
鉱山やトンネルで,坑内の汚れた空気を地上に排出する坑道。
はいきしゅ
はいきしゅ【肺気腫】
emphysema.→英和
はいきしゅ
はいきしゅ [3] 【肺気腫】
終末細気管支より末梢の肺胞壁が異常に拡大した状態。肺胞壁の破壊を伴う。咳・息切れ・呼吸困難などが見られる。
はいきしょう
はいきしょう [0][3] 【排気鐘】
真空ポンプを備えた,ガラス製の釣り鐘状の器。中を真空にして実験などを行う。
はいきのかみ
はいきのかみ ハヒキ― 【波比岐神】
屋敷を守護するといわれる神。古事記神話では大年神(オオトシノカミ)の子。
はいきぶつ
はいきぶつ [3] 【廃棄物】
不用なものとして廃棄された物。ごみ・糞尿などの生活廃棄物,廃油・汚泥・鉱滓(コウサイ)などの産業廃棄物,放射性廃棄物など。「―の不法投棄」
はいきぶつしょりほう
はいきぶつしょりほう 【廃棄物処理法】
正式名称は,廃棄物の処理および清掃に関する法律。1970年(昭和45)制定。一般廃棄物は市町村,産業廃棄物は事業者に処理責任があることを定める。75年に六価クロムの土壌汚染を機に有害廃棄物の規制を強化。91年(平成3)廃棄物の排出規制・減量化や再生品の利用を国民と事業者の責務とするよう改正。
はいきべん
はいきべん [0][3] 【排気弁】
内燃機関で,排気を出すための弁。吸入・圧縮・膨張の際は閉じており,爆発終了後,カムの作用で開く。排出弁。
はいきゃく
はいきゃく [0] 【廃却】 (名)スル
とりやめてなくしてしまうこと。廃止。
はいきゅう
はいきゅう [0] 【排球】
バレーボールのこと。
はいきゅう
はいきゅう [0] 【配給】 (名)スル
(1)品物などを割り当てて銘々に与えること。「食料を―する」
(2)統制経済の下で,不足しがちな物資の自由な流通を統制し,特定の機関を通じて一定量ずつ消費者に売ること。第二次大戦の戦中・戦後にかけて行われた。「―制度」
はいきゅう
はいきゅう【配給】
distribution;→英和
rationing (割当);supply (供給).→英和
〜をする distribute <things among[to]> ;→英和
ration;→英和
supply.‖配給所 a distributing station.配給制度(会社) a distribution system (agency).
はいきゅう
はいきゅう [0] 【配球】
野球で,打者に対する投手の投球の組み合わせ。球種・コース・高低・球速などを変化させて組み立てる。
はいきゅうちゅう
はいきゅうちゅう [3] 【肺吸虫】
哺乳類の肺に寄生する吸虫。成虫は体長約1センチメートル,幅約5ミリメートルの楕円形。雌雄同体。卵は約二〇日で幼虫になり,第一中間宿主のカワニナの体内にはいって成長し,第二中間宿主のモクズガニ・サワガニなどの体内に移り,これを生で食べた哺乳類の肺に寄生して成虫となる。イヌ・ネコや野生動物のほかヒトにも寄生する。肺臓ジストマ。肺ジストマ。
はいきょ
はいきょ [1] 【廃墟】
建物や市街・城郭などの荒れ果てた跡。「―と化した都」
はいきょ
はいきょ【廃墟】
ruins;remains.→英和
はいきょう
はいきょう [0] 【背教】
(1)教えにそむくこと。
(2)キリスト教で,信仰を捨てて他宗教に改宗したり,無宗教になること。棄教。
はいきょうしゃ
はいきょうしゃ【背教者】
a renegade.→英和
はいきょく
はいきょく [0] 【敗局】
囲碁・将棋で,敗れた対局。
はいきょく
はいきょく [0] 【廃曲】
演奏されなくなった楽曲。
はいきりょう
はいきりょう [3] 【排気量】
内燃機関で,ピストンが最下の位置から最上の位置まで動いたときに押しのける気体の体積。
はいきん
はいきん [0] 【拝金】
金銭を最上のものとして尊重すること。「―主義」「―思想」
はいきん
はいきん [0] 【背筋】
首筋・背部・腰部にある筋肉の総称。浅層にある筋肉は主に上腕の運動を,深層にある筋肉は主に肋骨(ロツコツ)・脊柱の運動を行う。「―力」
はいきん
はいきん [0] 【配筋】
鉄筋コンクリート工事において設計図どおりに鉄筋を配置すること。
はいきん
はいきん [0] 【排菌】
保菌者が,病原体を体外に排出すること。
はいきガス
はいきガス [4] 【排気―】
内燃機関などから不要なものとして排出される気体。多量の水蒸気や燃焼生成物,すす,その他の粉塵を含み,時として環境汚染の原因となる。排ガス。
はいきガスじょうかそうち
はいきガスじょうかそうち [9] 【排気―浄化装置】
排出ガスに含まれる大気汚染物質を無害なものに変えたり少なくするための装置の総称。触媒コンバーターほか各種の装置がある。
はいきタービン
はいきタービン [4] 【排気―】
内燃機関の排気ガスを利用するタービン。
→ターボチャージャー
はいきブレーキ
はいきブレーキ [5] 【排気―】
ディーゼル-エンジンを積むトラックなどの補助ブレーキ装置。排気系に設けたバルブで排気ガスをせき止め,エンジン回転を妨げることで制動効果を得る。
はいぎゃく
はいぎゃく [0] 【悖逆】 (名)スル
道理にそむくこと。はいげき。
はいぎょ
はいぎょ [1] 【肺魚】
硬骨魚綱肺魚亜綱に属する淡水魚の総称。全長40〜180センチメートル。体は細長く,胸びれと腹びれはむち状または葉状。鰾(ウキブクロ)に相当する器官が肺のような構造となり,乾季には空気呼吸をする。古生代中期から中生代にかけて栄えた。原始的な形質をそなえ,現在はオーストラリア・南アメリカ・アフリカの三大陸に数種が分布。
肺魚[図]
はいぎょう
はいぎょう [0] 【廃業】 (名)スル
(1)それまでやっていた職業・商売をやめること。
⇔創業
「力士を―する」
(2)特に,遊女・芸者が勤めをやめること。「此頃年季が明けて―する/俳諧師(虚子)」
はいぎょう
はいぎょう【廃業する】
close one's business;give up one's practice (医師などが);retire (引退する).→英和
はいぎょく
はいぎょく [0] 【佩玉】
腰帯などの着衣につり下げる玉(ギヨク)製の装身具。中国の殷(イン)・周代に盛行した。ドーナツ状の璧(ヘキ),動物の象形など種類が多い。玉の種類によって身分をあらわす。朝鮮・日本にも伝わる。おびだま。
はいく
はいく【俳句】
a haiku (poem).
はいく
はいく [0] 【俳句】
五七五の三句の定型から成り,季語を含むことを約束とする日本独自の短詩型文芸。俳諧(連句)の発句(ホツク)(第一句目)が独立してできた。「俳諧の句」を略した語で,もとは連句の各句をもさしたが,明治中期,正岡子規が俳諧革新運動において,旧派の月並俳諧における「発句」に抗する意図でこの語を使用したことから,一般化し定着した。
はいくうどう
はいくうどう [3] 【肺空洞】
肺結核・肺膿瘍(ノウヨウ)・肺癌などで病巣が壊死(エシ)に陥った結果生じた空洞。
はいくたいかん
はいくたいかん 【俳句大観】
俳句集。佐々政一編。1916年(大正5)刊。明治以前の著名な発句を五十音順に配列,初句・中句・本句のどこからも検索でき,句ごとに作者と出典を記す。
はいぐ
はいぐ [1] 【拝具】
〔つつしんで申し上げます,の意〕
手紙の末尾に書いて相手に敬意を表す語。敬具。
はいぐう
はいぐう [0] 【配偶】 (名)スル
(1)添え合わせること。添わせること。「若し女子あれば之に男子を迎へて―せしめ/明六雑誌 11」
(2)夫婦。つれあい。配偶者。「好―を得る」
はいぐうし
はいぐうし [3] 【配偶子】
有性生殖において,合体や接合に関与する生殖細胞。精子や卵がその例。一般に同形の二つの配偶子,あるいは大小・雌雄など二種の配偶子の合体によって新個体が生ずるが,一つの配偶子が単為生殖により単独で新個体を生ずる場合もある。
はいぐうしゃ
はいぐうしゃ [3] 【配偶者】
夫婦の一方を他方からみていう語。
はいぐうしゃ
はいぐうしゃ【配偶者】
a spouse (夫・妻).→英和
はいぐうしゃこうじょ
はいぐうしゃこうじょ [6] 【配偶者控除】
所得控除の一。所得金額が一定額以下であるなどの要件に該当する配偶者がいる場合に,一定の金額を控除すること。
はいぐうしゃとくべつこうじょ
はいぐうしゃとくべつこうじょ [3][5] 【配偶者特別控除】
所得控除の一。所得金額が一定額以下であるなどの要件に該当し,配偶者を有する場合に,配偶者控除に上乗せして認められる控除。控除額は,配偶者の所得金額に応じて変わる。
はいぐうたい
はいぐうたい [0] 【配偶体】
配偶子を作り有性生殖を行う世代の生物体。コケ植物の茎葉体,シダ植物の前葉体などがこれに属す。
⇔胞子体
はいぐすり
はいぐすり ハヒ― [3] 【灰釉】
植物の灰を溶媒(ヨウバイ)に用いた釉(ウワグスリ)。柞(イス)・欅(ケヤキ)などの木質灰や,藁灰(ワラバイ)などを用いる。かいゆう。
はいぐん
はいぐん [0] 【敗軍】
戦いに負けること。また,その軍隊。
はいぐん
はいぐん【敗軍】
a defeated army;a defeat (敗戦).→英和
〜の将兵を語らず A defeated general should not talk about tactics.
はいぐん=の将は兵を語らず
――の将は兵を語らず
〔史記(淮陰侯伝)〕
戦いに敗れた将軍は兵法について語る資格はない。失敗した者はいさぎよく失敗を認め弁解がましい事を言うべきでない。
はいけ
はいけ [1] 【廃家】 (名)スル
「はいか(廃家)」に同じ。
はいけい
はいけい【拝啓】
(My) Dear Sir[Mr.…,Mrs.…].
はいけい
はいけい【背景】
a background;→英和
a setting (舞台の);→英和
backing (後援).→英和
…を〜にして against <the sky> .→英和
はいけい
はいけい [0] 【背景】
〔background〕
(1)絵画や写真で,主要な題材の背後の光景。後景。バック。「―に森を描く」
(2)舞台正面の奥などに描いた景色。書き割り。
(3)物事の背後にひそんでいる事情。「事件の―」
(4)背後にあって物事を支えている事柄。「強大な経済力を―とした圧力」
はいけい
はいけい [1] 【拝啓】
〔つつしんで申し上げる,の意〕
書簡の冒頭に記して相手に敬意を表す語。謹啓。
はいけっかく
はいけっかく [3] 【肺結核】
結核菌の吸入により肺に起こる伝染病。患者の咳や痰(タン)から伝染し,多くは慢性に経過。微熱・咳・痰などを呈するが,初期には自覚症状のないことが多い。進むと,肺に空洞が形成され,またリンパ管や血行中に菌が入り,他の臓器に転移して病変を起こす。肺疾。労咳(ロウガイ)。
はいけつしょう
はいけつしょう【敗血症】
《医》septicemia.
はいけつしょう
はいけつしょう [4][0] 【敗血症】
化膿(カノウ)した傷・できものなどの原発巣から細菌が繰り返し血管に入り,循環して,重篤な全身症状を起こす病気。
はいけん
はいけん [0] 【佩剣】
腰にさげる剣。
はいけん
はいけん [0] 【拝絹】
タキシード・燕尾服など,男性用礼服の襟にかける別布。サテンなどを用いる。拝絹地。
はいけん
はいけん [0] 【拝見】 (名)スル
見ることをへりくだっていう語。つつしんで見ること。「お手紙―いたしました」
はいげき
はいげき [0] 【排撃】 (名)スル
受け入れがたいとしりぞけて,非難・攻撃すること。
はいげき
はいげき【排撃する】
reject;→英和
denounce.→英和
⇒排斥.
はいげん
はいげん [0] 【俳言】
「はいごん(俳言)」に同じ。
はいこ
はいこ [1] 【廃戸】
「はいか(廃家){(2)}」に同じ。
はいこう
はいこう [0] 【配向】
(1)分極した分子から成る系が電場の中に置かれたときに,その分極の向きが電場の方向にそろうこと。また,原子または原子核の磁気モーメントの向きをそろえることについてもいう。
(2)高分子の固体物質中で,構成単位となる微結晶あるいは高分子鎖が一定方向に配列すること。
はいこう
はいこう [0] 【廃校】 (名)スル
学校を廃止すること。また,廃止された学校。「学区の生徒減で―した」
はいこう
はいこう【廃坑】
an abandoned mine[pit].
はいこう
はいこう [0] 【配光】
室内の照明で,光源からの光を空間的に配分すること。
はいこう
はいこう【廃校になる】
<a school> be closed.
はいこう
はいこう [0] 【廃興】 (名)スル
すたれることと,おこること。興廃。興亡。「国の将に―存亡せむとする/明六雑誌 12」
はいこう
はいこう [0] 【廃坑】 (名)スル
鉱山や炭坑で坑道を廃棄すること。また,廃棄された坑道。鉱山・炭坑などの採掘をやめることや採掘をやめた鉱山・炭坑にもいう。
はいこう
はいこう [0] 【廃鉱】 (名)スル
鉱山や炭鉱で採掘をやめて廃棄すること。また,廃棄された鉱山や炭鉱。
はいこう
はいこう [0] 【背向】
そむくことと従うこと。向背。
はいこう
はいこう [0] 【背甲】
亀類の背中にある甲羅。
はいこうせい
はいこうせい ハイクワウ― [0] 【背光性】
植物器官が光の来る方向と反対方向に曲がる性質。負の屈光性。背日性。
→屈性
はいこきゅう
はいこきゅう [3] 【肺呼吸】
外呼吸の一。呼吸器系によって行われる空気の出入りおよび肺における吸気と血液との間のガス交換。
はいこむ
はいこ・む ハヒ― [3][0] 【這い込む】 (動マ五[四])
(1)はって中にはいりこむ。はい入る。「―・むすきもない」「石垣から,獺(カワウソ)が―・んで/歌行灯(鏡花)」
(2)夜這(ヨバ)いをする。「ラシヤメンの処へ―・んで/西洋道中膝栗毛(魯文)」
[可能] はいこめる
はいこん
はいこん [0] 【敗根】
〔仏〕 声聞(シヨウモン)・縁覚(エンガク)のこと。大乗仏教の側から批判的に用いる語。敗種。
はいご
はいご [1] 【背後】
(1)物のうしろ。背中の方。後方。「―に回る」
(2)物事の表面に現れていない陰の部分。「―から操る」
はいご
はいご【廃語】
an obsolete word.
はいご
はいご【背後】
the back;→英和
the rear.→英和
…の〜に behind…;→英和
at the back of….〜を襲う attack <a person> in the rear[from behind].
はいご
はいご [0] 【廃語】
現在は全く用いられなくなった言葉。死語。廃用語。
はいごう
はいごう [0] 【配合】 (名)スル
(1)二種以上のものを取り合わせること。ほどよく組み合わせること。取り合わせ。「色の―が悪い」「香料を―する」
(2)夫婦にすること。めあわせること。「夫婦ヲ―スル/ヘボン(三版)」
はいごう
はいごう [0] 【廃合】 (名)スル
廃止することと合併すること。「下部組織を―する」
はいごう
はいごう【配合】
combination;→英和
harmony (調和).→英和
〜する combine.→英和
〜の良(悪)い well-(ill-)matched.‖配合肥料 mixed fertilizer.
はいごう
はいごう [0] 【俳号】
俳人としての雅号。
はいごうきんき
はいごうきんき [5] 【配合禁忌】
医薬品の調剤に際し,薬品の相互作用による形状変化・薬効変化などが起こる配合を避けるか,特別の考慮を要すること。
はいごうしりょう
はいごうしりょう [5] 【配合飼料】
家畜の種類や飼育目的に合わせて必要な栄養分を配合して作った飼料。
はいごうひりょう
はいごうひりょう [5] 【配合肥料】
窒素・リン酸・カリのうち二種以上の成分を配合して作った肥料。
はいごかんけい
はいごかんけい [4] 【背後関係】
物事の表面には現れない裏面でのかかわりあい。「事件の―を洗う」
はいごん
はいごん [0] 【俳言】
俳諧に用いる語。和歌・連歌には使わない俗語・漢語。貞門で重要視された。俗言。はいげん。
はいさじ
はいさじ ハヒ― [0] 【灰匙】
茶の湯の炭手前で,灰をすくう匙。風炉(フロ)の折は灰形を作るのに用いる。主に金属製で,柄に竹の皮を巻いてある。灰杓子(ハイジヤクシ)。はいすくい。
はいさつ
はいさつ [0] 【拝察】 (名)スル
推察することをへりくだっていう語。「御心労のほど―いたします」
はいさん
はいさん [0] 【杯盞】
さかずき。
はいさん
はいさん [0] 【敗散】 (名)スル
戦いに敗れて,逃げ散ること。「―して福山の城に逃入るにぞ/近世紀聞(延房)」
はいざい
はいざい【配剤】
(a) dispensation.→英和
天の〜で by divine providence.
はいざい
はいざい [0] 【廃材】
役に立たなくなった材木。いらなくなった材木。
はいざい
はいざい [0] 【配剤】 (名)スル
(1)ほどよく取り合わせること。「天の―」
(2)薬剤を配合すること。
はいざら
はいざら ハヒ― [0] 【灰皿】
タバコの吸い殻や灰を入れる容器。
はいざら
はいざら【灰皿】
an ashtray.
はいざん
はいざん【敗残者】
a wreck.→英和
敗残兵 stragglers.
はいざん
はいざん [0] 【敗残】 (名)スル
(1)戦争に敗れて生き残ること。「―兵」
(2)(転じて,肉体的・精神的に)損なわれ,落ちぶれること。廃残。「人生の―者」「僕の様に精神的に―した人間は/それから(漱石)」
はいざん
はいざん [0] 【廃残】
人生において失敗し落ちぶれること。
はいざん
はいざん [0] 【廃山】 (名)スル
鉱山の採掘をやめること。また,採掘をやめた鉱山。
はいし
はいし [0] 【廃止】 (名)スル
今行われている制度・習慣などをやめて行わないこと。「虚礼―」「赤字路線を―する」
はいし
はいし [1] 【稗史】
稗官(ハイカン)が集めて記した民間の言い伝え。小説風に書いた歴史書。また,正史に対して,民間の歴史書。
⇔正史
→稗官
はいし
はいし【廃止】
abolition;→英和
repeal (法律などの).→英和
〜する abolish;→英和
repeal (法律などを);cancel (取り消す).→英和
はいし
はいし [1] 【胚子】
⇒胚(ハイ)
はいし
はいし [1] 【配祀】 (名)スル
神社の主祭神にそえて,その神と縁故のある他の神をまつること。
はいし
はいし [1][0] 【敗死】 (名)スル
戦いに負けて死ぬこと。
はいし
はいし [1] 【廃祠】
すたれたやしろ。「一宇の―/日乗(荷風)」
はいし
はいし [1] 【拝芝】
〔芝眉(シビ)を拝する意〕
面会することをへりくだっていう語。拝顔。拝眉。
はいし
はいし [0][1] 【廃市】
人が住まなくなり荒れすたれた都市。
はいし
はいし [0][1] 【俳誌】
俳句の雑誌。
はいし
はいし [1] 【背子】
(1)奈良時代,女性が礼装の際着用した袖のない短い上衣。短い袖をつけたものもある。中国から伝わったもので,唐衣(カラギヌ)の前身。
(2)唐衣の別名。
はいし
はいし [1] 【廃址】
城や建物などのすたれ朽ちたあと。
はいし
はいし [1] 【廃弛】 (名)スル
(規律などが)すたれゆるむこと。行われなくなること。弛廃。「法令も今は次第に―し/経国美談(竜渓)」
〔のち「廃止」が一般的となった〕
はいし
はいし [1] 【俳士】
俳人。俳諧師。
はいしつ
はいしつ [0] 【廃疾・癈疾】
(1)不治の病(ヤマイ)。
(2)律令制下,課役徴収のために定められた身体に障害や病疾を持つ者の規定のうち,篤疾より軽く,残疾より重いもの。
→残疾
→篤疾
はいしつ
はいしつ【廃疾】
disablement.→英和
はいしつ
はいしつ [0] 【肺疾】
肺の病気。特に,肺結核のこと。
はいしゃ
はいしゃ [1] 【歯医者】
歯の病気を治療する医者。また,その医院。
→歯科医師
はいしゃ
はいしゃ [1] 【拝謝】 (名)スル
つつしんで礼をいうこと。「其来臨を―して/経国美談(竜渓)」
はいしゃ
はいしゃ [0] 【背斜】
地層が褶曲して山形になっている部分。
⇔向斜
はいしゃ
はいしゃ【歯医者】
a dentist.→英和
はいしゃ
はいしゃ【廃車】
a disused[scrapped]car.
はいしゃ
はいしゃ【配車】
operation of cars.〜する operate cars.
はいしゃ
はいしゃ [0] 【廃車】 (名)スル
(1)使用をやめて車両を廃棄すること。また,その車両。
(2)登録を抹消した自動車。
はいしゃ
はいしゃ [0] 【配車】 (名)スル
(タクシー・バスなどの)車の運用に際して,必要に応じてわりふりすること。「―係」
はいしゃ
はいしゃ [1] 【敗者】
勝負や試合などにまけた人,またはチーム。
⇔勝者
はいしゃ
はいしゃ [0] 【拝社】 (名)スル
神社に参拝すること。
はいしゃ
はいしゃ【敗者】
a loser;the defeated.‖敗者復活戦 a consolation match[race].
はいしゃく
はいしゃく [0] 【拝借】 (名)スル
借りることをへりくだっていう語。「御本を―します」「お知恵を―したい」
はいしゃく
はいしゃく [0] 【杯酌・盃酌】
杯をやりとりして,酒をくみかわすこと。酒盛り。「―度々に及ぶ間/著聞 10」
はいしゃく
はいしゃく【拝借】
⇒借りる.
はいしゃくきん
はいしゃくきん [0] 【拝借金】
(1)借りたお金。
(2)江戸時代,幕府から諸大名・旗本・寺社などに対する貸付金。
はいしゃこく
はいしゃこく [3] 【背斜谷】
背斜の部分に沿って生じた谷。背斜部には張力が働くため割れ目ができやすく,そこが浸食されて谷になる。
はいしゃふっかつせん
はいしゃふっかつせん [1] 【敗者復活戦】
トーナメント方式の試合で,一度敗退した選手やチームに,再度参加する資格を与えるために行う試合。
はいしゅ
はいしゅ【胚種】
a germ.→英和
はいしゅ
はいしゅ [1] 【胚珠】
種子植物の子房内にあって卵細胞を内蔵し,受精後種子に発達する部分。被子植物では心皮に包まれ,裸子植物では裸出している。シダ植物の大胞子嚢(ノウ)に相当する。
はいしゅ
はいしゅ [1] 【敗種】
〔仏〕「敗根」に同じ。
はいしゅ
はいしゅ [1] 【杯酒・盃酒】
杯にくんだ酒。また,酒盛り。
はいしゅつ
はいしゅつ [0] 【排出】 (名)スル
(1)(内部の不用な物を)外へ出すこと。「汚水を―する」
(2)生物体が体内に生じた不用あるいは有害な物質を体外へ出すこと。排泄(ハイセツ)。
はいしゅつ
はいしゅつ【排出する】
discharge;→英和
let out;issue.→英和
はいしゅつ
はいしゅつ【輩出する】
appear in great numbers[one after another].
はいしゅつ
はいしゅつ [0] 【輩出】 (名)スル
すぐれた人物が続々と世に出ること。「門下から人材が―する」
はいしゅつき
はいしゅつき [4] 【排出器】
排出を営む器官。体内に生じた老廃物の排出とともに,水分の平衡維持や浸透圧調節をする役割も果たす。脊椎動物では腎臓がこれに当たる。ヒトでは泌尿器ともいう。排泄器。排出器官。
はいしゅつきけい
はいしゅつきけい [0] 【排出器系】
排出器およびその付属器官の総称。哺乳類では腎臓・汗腺のほかに,腎臓に続く輸尿管・膀胱(ボウコウ)・尿道が含まれる。泌尿器系。
はいしゅつきじゅん
はいしゅつきじゅん [5] 【排出基準】
事業所などが大気中に排出する有害物質の量に対する許容限度。大気汚染防止法で規定され,遵守が義務づけられる。
はいしゅつぶつ
はいしゅつぶつ [4] 【排出物】
(1)生物体から排出される,不用あるいは有害な物質。アンモニア・尿素・尿酸など。また,大小便をいう。排泄(ハイセツ)物。
(2)工場などから排出された不用物質。
はいしゅみ
はいしゅみ [3] 【俳趣味】
俳諧のもつ,脱俗・風流・淡泊・軽妙・滑稽・さび・しおりといった趣。俳味。俳諧味(ハイカイミ)。
はいしょ
はいしょ [0] 【俳書】
俳諧(ハイカイ)に関する書物。俳諧書。
はいしょ
はいしょ [0][1] 【配所】
罪を得て流された場所。謫所(タクシヨ)。「あはれ,罪なくして―の月を見ばや/古事談 1」
はいしょ
はいしょ [0][1] 【肺書】
⇒書肺(シヨハイ)
はいしょう
はいしょう [0] 【敗醤】
(1)オミナエシまたはオトコエシの漢名。
(2)生薬の一。オミナエシまたはオトコエシの根で解凝・排膿・利尿剤として用いる。
はいしょう
はいしょう [0] 【排簫】
中国の竹製縦笛。簫の一種で,長短複数の管を排列したもの(パンパイプ型)なのでこの名があり,各管の下端が閉じていて,指孔がない点でも洞簫と異なる。管数は一三〜二四。
→簫
はいしょう
はいしょう [0] 【廃娼】
公娼制度をなくすこと。
はいしょう
はいしょう [0] 【拝誦】 (名)スル
読むことをへりくだっていう語。つつしんで読むこと。「御手紙―いたしました」
はいしょう
はいしょう [0] 【拝承】 (名)スル
聞くことをへりくだっていう語。「謹で―す/近世紀聞(延房)」
はいしょう
はいしょう [0] 【敗将】
戦いに敗れた大将。敗軍の将。
はいしょううんどう
はいしょううんどう [5] 【廃娼運動】
廃娼を求める運動。日本では明治初期から,自由民権関係者やキリスト教団体によってすすめられ,1956年(昭和31)の売春防止法の制定により実現した。
はいしょく
はいしょく【敗色】
signs of defeat.我々の〜が濃い The odds are against us.
はいしょく
はいしょく [0] 【敗色】
負けそうな様子。「―が濃い」
はいしょく
はいしょく【配色】
a color scheme;coloring.→英和
〜が良い(悪い) The colors (do not) match well.
はいしょく
はいしょく [0] 【配色】 (名)スル
種々の色を取り合わせること。色のとり合わせ。「―がよい」
はいしょざんぴつ
はいしょざんぴつ 【配所残筆】
山鹿素行の自叙伝。一巻。1675年成立。配流(ハイル)地の播州赤穂で,幼年時代から配流時代までを遺書の形でつづった書簡。配所残草。
はいしん
はいしん [0] 【拝進】 (名)スル
高貴な人の前に進み出ることをへりくだっていう語。つつしんで進み出ること。
はいしん
はいしん [0] 【拝診】 (名)スル
診察することをへりくだっていう語。つつしんで診察すること。
はいしん
はいしん【背信】
bad faith;betrayal.→英和
〜的 unfaithful.→英和
はいしん
はいしん [0] 【背進】 (名)スル
後ろの方へ進むこと。後退。「僕は…舌を捲いて,奥へ―した/思出の記(蘆花)」
はいしん
はいしん [0] 【配信】 (名)スル
通信社・新聞社・放送局などが,入手した情報を関係方面や支社などに流すこと。
はいしん
はいしん [0] 【背信】
信頼を裏切ること。信義にそむくこと。裏切り。
はいしんきんしょう
はいしんきんしょう [5][0][0] 【肺真菌症】
真菌類が肺に感染して起こす疾患。カンジダ・アスペルギルス・クリプトコッカス・ムコールなどによる。
はいしんこうい
はいしんこうい [5] 【背信行為】
(1)信義を裏切る行為。
(2)戦争において,味方の利益のため,休戦旗・赤十字旗を不当に使用するなどして,敵の信頼を裏切りその行動を誤らせる行為。戦時国際法上,違法とされる。
はいしんじゅん
はいしんじゅん【肺浸潤】
《医》infiltration of the lungs.
はいしんじゅん
はいしんじゅん [3] 【肺浸潤】
(1)胸部 X 線写真で,境界不鮮明な陰影がみられること。肺結核・肺炎などの肺疾患によって起こる。
(2)肺結核の古い呼称。
はいじ
はいじ [1][0] 【拝辞】 (名)スル
(1)ことわることをへりくだっていう語。「君命を―する」
(2)いとまごいすることをへりくだっていう語。「恩師のもとを―する」
はいじ
はいじ [0] 【配字】
字くばり。「―に注意する」
はいじ
はいじ [1][0] 【廃寺】
(1)住職のいない荒れはてた寺。
(2)廃絶した寺。また,寺を廃すること。
はいじく
はいじく [0] 【敗衄】
戦いにやぶれること。「二三戦の―に屈すべきや/肉弾(忠温)」
はいじく
はいじく [0] 【胚軸】
種子植物の胚にできる円柱形の部位。茎の原型で上端は子葉と幼芽に,下端部は幼根になる。
はいじつせい
はいじつせい【背日性】
《植》negative heliotropism.
はいじつせい
はいじつせい [0] 【背日性】
⇒背光性(ハイコウセイ)
はいじゅ
はいじゅ【拝受する】
receive;→英和
be in receipt <of> .
はいじゅ
はいじゅ [1] 【拝受】 (名)スル
受けることをへりくだっていう語。つつしんで受けること。「お手紙―いたしました」
はいじゅんかん
はいじゅんかん [3] 【肺循環】
右心室から肺動脈を通り毛細血管網および肺胞でガス交換を行なったのち肺静脈に入り,左心房へ帰る血液循環。小循環。
→体循環
はいじょ
はいじょ [1] 【排除】 (名)スル
おしのけてそこから除くこと。「障害を―する」「抵抗する者を―する」
はいじょ
はいじょ [1] 【廃除】 (名)スル
(1)やめて除くこと。廃止すること。「旧法を―し/新聞雑誌 51」
(2)被相続人の請求に基づき,家庭裁判所の審判によって,被相続人を虐待したり,非行のあった推定相続人の相続権を剥奪すること。
→廃嫡
はいじょ
はいじょ【排除】
elimination;removal.→英和
〜する eliminate;→英和
remove.→英和
はいじょう
はいじょう [0] 【廃城】
住む人もなく荒れ果てた城。
はいじょうみゃく
はいじょうみゃく [3] 【肺静脈】
肺で酸素を受容し二酸化炭素を放出した動脈血を心臓へ運ぶ静脈。
はいじょげんそく
はいじょげんそく [4] 【排除原則】
対価を支払わない者は,財・サービスを利用(消費)することから排除されるという原則。公共財ではこの原則が成立しない。
はいじろ
はいじろ ハヒ― [0] 【灰白】
灰色がかった白色。
はいじん
はいじん [0] 【廃人・癈人】
病疾や傷害などのため,通常の生活を営めなくなった人。
はいじん
はいじん【廃人】
a crippled[disabled]person;an invalid.→英和
はいじん
はいじん【俳人】
a haiku poet.
はいじん
はいじん [0] 【拝塵】
〔晋書(石崇伝)〕
貴人の乗った車が起こす塵(チリ)を遠くから見て拝む意。権勢におもねりへつらうこと。
→塵(チリ)を望んで拝す
はいじん
はいじん [0] 【俳人】
俳句を作る人。俳諧(ハイカイ)を好む人。
はいじん
はいじん [0] 【配陣】 (名)スル
戦場で陣の配置をすること。陣立て。
はいじんあいしょう
はいじんあいしょう [5][0][0] 【肺塵埃症】
⇒塵肺(ジンハイ)
はいす
はい・す [1] 【拝す】
■一■ (動サ五)
〔サ変動詞「拝する」の五段化〕
「拝する」に同じ。「長上の命を―・す」
■二■ (動サ変)
⇒はいする
はいす
はい・す [1] 【配す】
■一■ (動サ五)
〔サ変動詞「配する」の五段化〕
「配する」に同じ。「庭園に四阿(アズマヤ)を―・す」
■二■ (動サ変)
⇒はいする
はいす
はい・す [1] 【廃す】
■一■ (動サ五)
〔サ変動詞「廃する」の五段化〕
「廃する」に同じ。「虚礼を―・す」
■二■ (動サ変)
⇒はいする
はいす
はい・す [1] 【排す】
■一■ (動サ五)
〔サ変動詞「排する」の五段化〕
「排する」に同じ。「異分子を―・す」
■二■ (動サ変)
⇒はいする
はいすい
はいすい【排水】
draining;drainage.→英和
〜が良い(悪い) (do not) drain well.〜する drain <land,water from land> ;→英和
displace (船が水を).→英和
‖排水管 a drainpipe.排水溝 a drain.排水工事 drainage works.排水量 displacement.
はいすい
はいすい【配水】
water supply.
はいすい
はいすい [0] 【背水】
(1)川や湖などを背にすること。「韓信が嚢砂(ノウシヤ),―の謀りごと/太平記 19」
(2)バック-ウオーターに同じ。
はいすい
はいすい [0] 【配水】 (名)スル
水道などの水を配給すること。
はいすい
はいすい【背水の陣を敷く】
burn one's boats.
はいすい
はいすい [0] 【廃水】
使用したあとの捨てる水。「工場―」
はいすい
はいすい [0] 【排水】 (名)スル
(1)地表や地中,あるいは施設内などから過剰または不用な水を排除すること。「―管」
(2)植物が夜間,水孔などから水滴を体外へ出すこと。
(3)水に浮かんだ物体が,その水中に没している部分と同体積の水を外側におしのけること。
はいすいかん
はいすいかん [0] 【配水管】
上水を供給するための管。
はいすいき
はいすいき [3] 【排水器】
排水に用いる器械。排水ポンプなど。
はいすいきじゅん
はいすいきじゅん [5] 【排水基準】
事業所などの排水に含まれる有害物質の量に対する許容限度。水質汚濁防止法で規定され,遵守が義務づけられる。
はいすいけん
はいすいけん [3] 【排水権】
自然に流れてくる水を隣地に排出することができる権利。民法上,認められている。
はいすいこう
はいすいこう [0][3] 【排水溝】
排水を流す目的で設けられた溝。
はいすいこう
はいすいこう [0][3] 【排水孔】
土留め擁壁(ヨウヘキ)の表面に設けた,その背面の水を浸出させるための穴。
はいすいこう
はいすいこう [0][3] 【排水坑】
鉱山やトンネルで,湧出した水などを坑外に送り出す坑道。
はいすいしゅ
はいすいしゅ [3] 【肺水腫】
心疾患の代償不全,有毒ガスの吸入などにより肺が鬱血し,肺胞内に液体がたまった状態。強い呼吸困難をきたし,泡沫状の痰(タン)が多量に出る。
はいすいのじん
はいすいのじん [6] 【背水の陣】
〔「史記(淮陰侯伝)」による。漢の韓信が,川を背に陣立てし,味方に必死の覚悟を固めさせて,趙(チヨウ)の軍勢を破った故事から〕
一歩もあとにはひけないせっぱ詰まった状況・立場。また,そういう状況に身を置いて,必死の覚悟で事にあたること。「―をしく」「―で事に臨む」
はいすいりょう
はいすいりょう [3] 【排水量】
船を水に浮かべたとき,船が押しのける水の量。その水の重さは船の重さに等しいので船の重量表示に用いられる。
→トン(1)
(エ)
はいすいろ
はいすいろ [3] 【排水路】
雨水・汚水などの排水のために設けた水路。
はいすいトンすう
はいすいトンすう [5][7] 【排水―数】
船の重量を排水量で表したもの。英トンまたはメートルトンで表す。軍艦に用いる。
→トン(1)
(エ)
はいすいポンプ
はいすいポンプ [5] 【排水―】
水を排出するためのポンプ。
はいすう
はいすう [0] 【拝趨】 (名)スル
相手の所へ出向くことをへりくだっていう語。参上。「賀状を以て―の礼に易(カ)へ候(ソロ)段/吾輩は猫である(漱石)」
はいすくい
はいすくい ハヒスクヒ [3] 【灰掬い】
「灰匙(ハイサジ)」に同じ。
はいする
はいする【排する】
[押しのける]push aside;[排除]reject;→英和
exclude.→英和
万難を排して at all costs.
はいする
はい・する [3] 【拝する】 (動サ変)[文]サ変 はい・す
(1)頭を深くたれて敬礼する。おがむ。「ご本尊を―・する」
(2)「受ける」「見る」などの尊敬語。
(ア)つつしんで受ける。「勅命を―・する」
(イ)つつしんで見る。拝見する。「尊顔を―・する」
(3)拝舞する。「おりて,―・し申させ給ふ/大鏡(師尹)」
[慣用] 後塵(コウジン)を―
はいする
はい・する [3] 【配する】 (動サ変)[文]サ変 はい・す
(1)人や物を,必要な位置に置く。配置する。「要所要所に警官を―・する」「庭に石や木を―・する」
(2)物と物,人と人を適切に組み合わせる。
(ア)ある物とある物,またある色とある色とをほどよく組み合わせる。「松に梅を―・する」
(イ)添わせる。めあわす。「娘は細川繁に―・する積りである/富岡先生(独歩)」
(3)流罪の刑として,人をある場所へやる。「君を遠嶋へ―・し奉り/太平記 27」
はいする
はい・する [3] 【排する】 (動サ変)[文]サ変 はい・す
(1)しりぞける。押しのける。「万難を―・して決行する」「親類の異議のうるさいのを―・して/青年(鴎外)」
(2)手で押して開く。「先方(ムコウ)より戸を―・してすら��と出来れる/外科室(鏡花)」
(3)ならべる。排列する。「五十音順に―・する」
はいする
はいする【廃する】
depose (王を).→英和
⇒廃止.
はいする
はい・する [3] 【廃する】 (動サ変)[文]サ変 はい・す
(1)それまで行われてきた習慣・規則・制度などをやめる。「虚礼を―・する」
(2)その地位を退かせる。「君主を―・する」
はいする
はいする【拝する】
[礼拝]worship;→英和
bow down <to> .
はいする
はいする【配する】
⇒配置(する).
はいする
はい・する [3] 【敗する】 (動サ変)[文]サ変 はい・す
やぶれる。負ける。「時勢に敵して―・したるものなり/文明論之概略(諭吉)」
はいする
はい・する [3] 【佩する】 (動サ変)[文]サ変 はい・す
剣などを腰にさげる。おびる。「軍刀を―・する」
はいずみ
はいずみ [0] ハイ― 【掃墨】 ・ ハヒ― 【灰墨】
〔「掃(ハ)き墨」の転。「灰墨」は当て字〕
胡麻(ゴマ)油・菜種油などの油煙。また,これに膠(ニカワ)をまぜて墨にしたもの。眉墨・塗料・薬用にした。
はいずりまわる
はいずりまわ・る ハヒズリマハル [6][0] 【這いずり回る】 (動ラ五[四])
はって動きまわる。はいまわる。「泥の中を―・る」
はいずる
はいず・る ハヒ― [3] 【這いずる】 (動ラ五[四])
地面や床を擦(ス)るようにして這う。「泥の中を―・る」
はいせい
はいせい [0] 【背勢】
相対する二本の縦画が互いに背を向け合うように書かれた書風。「九成宮醴泉銘」はその代表的なもの。
⇔向勢
はいせい
はいせい [0] 【俳聖】
古今に並びないすぐれた俳人。「―松尾芭蕉」
はいせい
はいせい [0] 【排擠】 (名)スル
人を押しのけたり,陥れたりすること。「文壇に生活するものの―・嫉妬の険しさを思ひ出して/疑惑(秋江)」
はいせい
はいせい [0] 【敗勢】
負けそうな形勢。
はいせいしん
はいせいしん [3] 【肺性心】
肺気腫・肺結核などの肺疾患に伴って発症する心臓障害。右心室が機能不全に陥り,呼吸困難・心悸亢進が見られる。
はいせいせい
はいせいせい 【裴世清】
中国,隋の官人。608年遣隋使小野妹子(オノノイモコ)らの帰国のとき,隋使として来日。朝廷に国書を提出。同年,再び遣隋使となった妹子らとともに隋に帰った。生没年未詳。
はいせき
はいせき [0] 【敗績】 (名)スル
〔敗れて今までの功績を失う意〕
戦いに敗れること。「名将屡々―するに由りて益々兵法に進む事/西国立志編(正直)」
はいせき
はいせき [0] 【俳席】
俳諧を催す席。句会の席。
はいせき
はいせき [0] 【排斥】 (名)スル
容認しがたいとして,拒みしりぞけること。「仲間から―する」「日貨―」
はいせき
はいせき【排斥】
exclusion;→英和
boycott.→英和
〜する exclude;→英和
reject;→英和
boycott.→英和
はいせき
はいせき [0] 【廃石】
採掘や選鉱の過程で廃棄された岩塊・岩片など。ぼた。ずり。
はいせきいこう
はいせきいこう [5] 【配石遺構】
縄文時代につくられた,石を種々の形に配置した遺構。環状列石・方形・祭壇状・配石墓があり,祭祀・埋葬に関係している。
はいせせり
はいせせり ハヒ― 【灰挵り】
火箸(ヒバシ)などで灰をいじること。灰いじり。「火箸を取り―して/浮世草子・諸艶大鑑 3」
はいせつ
はいせつ [0] 【排泄】 (名)スル
「排出{(2)}」に同じ。「老廃物を尿として―する」
はいせつ
はいせつ [0] 【排雪】 (名)スル
道路や門口などに降り積もった雪を取り除くこと。雪かき。除雪。「―車」
はいせつ
はいせつ【排泄】
excretion;discharge.→英和
〜する excrete;→英和
discharge.→英和
‖排泄物 excretions;discharges.
はいせつき
はいせつき [4][3] 【排泄器】
「排出器」に同じ。
はいせつぶつ
はいせつぶつ [4] 【排泄物】
「排出物{(1)}」に同じ。
はいせん
はいせん [0] 【配線】 (名)スル
(1)電力の需要者側あるいは電信・電話の加入者側の電線を敷設すること。また,その電線。「―工事」
(2)電気部品・電子素子間を導線で結ぶこと。また,その電線。
はいせん
はいせん【配船する】
assign[operate]a boat <on the European line> .→英和
はいせん
はいせん【配線】
wiring.→英和
〜する wire <a house> .→英和
‖配線工 a wiring electrician (室内の);a wireman (架線工事の).配線図 a wiring diagram.
はいせん
はいせん [0] 【敗戦】 (名)スル
戦争や試合に敗れること。負けいくさ。「作戦ミスで―した」
はいせん
はいせん【敗戦】
(a) defeat.→英和
‖敗戦国 a defeated nation.敗戦投手《野》a losing pitcher.
はいせん
はいせん【廃船】
a disused[scrapped]boat.
はいせん
はいせん [0] 【廃船】
(1)使用をやめて廃棄した船。
(2)船舶原簿から除いた船。
はいせん
はいせん [0] 【杯洗・盃洗】
酒宴の席で,人に酒をさす前に杯をすすぐ器。杯洗い。
はいせん
はいせん [0] 【配船】 (名)スル
どの航路にどの船を就航させるかを決めること。「北米航路に―する」
はいせん
はいせん [0] 【廃線】
交通路線や通信線などの営業をやめ,廃止すること。また,廃止した交通路線や通信線。
はいせん
はいせん [0] 【肺尖】
肺臓の上部。肺が肩の方へのびている先端。
はいせん
はいせん [0] 【盃饌】
酒と肴(サカナ)。酒肴(シユコウ)。酒饌。
はいせんいしょう
はいせんいしょう [5][0] 【肺繊維症】
肺に繊維性結合組織が増殖した状態。多くは肺炎の一種である間質性肺炎の結果として起こり,肺機能が低下する。
はいせんず
はいせんず [3] 【配線図】
電気器具などの配線の状況を示す図。
はいせんとうしゅ
はいせんとうしゅ [5] 【敗戦投手】
「負け投手」に同じ。
はいせんカタル
はいせんカタル [5] 【肺尖―】
肺尖部の炎症。特に,結核性の炎症。肺結核の初期と考えられていた。肺尖炎。
はいぜつ
はいぜつ [0] 【廃絶】 (名)スル
すたれて絶えること。また,廃止してたやすこと。「核―」「一族の墓は―してしまつたらしい/伊沢蘭軒(鴎外)」
はいぜつ
はいぜつ【廃絶】
extinction.〜する abolish <nuclear weapons> .→英和
はいぜん
はいぜん [0] 【沛然】 (ト|タル)[文]形動タリ
(1)雨が盛んに降るさま。「―たる豪雨」「驟雨(シユウウ)―として至る/欺かざるの記(独歩)」
(2)盛大なさま。「国家の大計を論ずるや,―として禦(フセ)ぐ可からず/佳人之奇遇(散士)」
はいぜん
はいぜん【配膳する】
spread[set]the table <for supper> .→英和
はいぜん
はいぜん [0] 【配膳】 (名)スル
食事の膳を客の前に配ること。「―係」「団体客に―する」
はいぜんしつ
はいぜんしつ [3] 【配膳室】
料理を食器に盛り付けて食膳の準備をする部屋。
はいそ
はいそ [1] 【敗訴】 (名)スル
訴訟において,自己に不利益な判決が下されること。
⇔勝訴
「一審で―した」
はいそ
はいそ [1] 【俳祖】
俳諧(ハイカイ)の流祖。各派で異なるが普通は松尾芭蕉をいう。「―芭蕉翁の碑あり/滑稽本・続膝栗毛」
はいそ
はいそ【敗訴になる】
lose a[one's]case.→英和
はいそう
はいそう [0] 【敗走】 (名)スル
戦いに敗れて逃げ走ること。「―する敵を追う」「―に次ぐ―」
はいそう
はいそう [0] 【背走】 (名)スル
(野球で,ボールを捕るため)本塁側に背を向けて,守備位置後方へ走ること。また,前を向いたまま後方へ走ること。「―して好捕する」
はいそう
はいそう [0] 【拝送】 (名)スル
(1)見送ることの謙譲語。お見送り。
(2)送付することの謙譲語。
はいそう
はいそう [0] 【配送】 (名)スル
物を配り届けること。「―係」「都内は無料で―します」
はいそう
はいそう【敗走】
(a) flight.→英和
〜する be routed.
はいそくせん
はいそくせん [3] 【肺塞栓】
手術・けが・伝染病などによって生じた血栓や気泡などが,血流によって運ばれて肺の血管をふさいだ状態。太い動脈に生じると激しい胸痛を訴え,ショック状態に陥る。
はいそん
はいそん [0] 【廃村】
さびれて今は人の住まなくなった村。
はいぞう
はいぞう [0] 【肺臓】
「肺」に同じ。
はいぞう
はいぞう [0] 【拝贈】 (名)スル
つつしんで贈ること。
はいぞうジストマ
はいぞうジストマ [5] 【肺臓―】
⇒肺吸虫(ハイキユウチユウ)
はいぞく
はいぞく [0] 【配属】 (名)スル
人を一定の部署に配置して所属させること。「総務部に―する」
はいぞく
はいぞく【配属する】
attach <a person to a post> .→英和
はいぞくしょうこう
はいぞくしょうこう [5] 【配属将校】
1925年(大正14)公布の陸軍現役将校学校配属令により,旧陸軍から学校における軍事教練指導のため,中等学校以上に配属された陸軍将校。
はいた
はいた [0] 【排他】
他人を排斥すること。仲間以外の者を退けること。
はいた
はいた [0] 【歯痛】
歯が痛むこと。歯のいたみ。しつう。
はいた
はいた [0] 【羽板】
(1)和船の舵の利きをよくするため,身木(ミキ)の下部に取り付けて面積を広くする板。はねいた。
(2)「鎧板(ヨロイイタ)」に同じ。
はいた
はいた【排他的】
exclusive.→英和
はいたい
はいたい [0] 【佩帯】 (名)スル
身におびること。腰につけること。帯佩。
はいたい
はいたい [0] 【廃退・廃頽】 (名)スル
(1)すたれおとろえること。「渠(カレ)は大恩のある寺の―するを顧(カエリ)みざる上に/社会百面相(魯庵)」
(2)道徳などがくずれすたれること。頽廃。「道徳の―」「―した快感/秘密(潤一郎)」
はいたい
はいたい【敗退】
defeat;→英和
retreat.→英和
〜する be defeated;retreat.→英和
はいたい
はいたい【胚胎する】
originate <in> .→英和
はいたい
はいたい [0] 【敗頽】 (名)スル
くずれすたれること。「審査官なる者は風儀を保護し,且人民一般の意見をして―せしめず/民約論(徳)」
はいたい
はいたい [0] 【拝戴】 (名)スル
物をいただくことをへりくだっていう語。つつしんで受けること。拝受。
はいたい
はいたい [0] 【敗退】 (名)スル
負けてしりぞくこと。「一回戦で―する」
はいたい
はいたい [0] 【胚胎】 (名)スル
〔子をはらむ意〕
物事の起こる原因を含みもつこと。「固より文明の種はここに―すと云ふと雖ども/文明論之概略(諭吉)」
はいたいし
はいたいし 【廃太子】
皇太子を退位させること。また,その皇太子。「早良(サワラ)の―をば崇道天皇と号し/平家 3」
はいたか
はいたか [0] 【鷂】
〔「はしたか(鷂)」の転〕
タカ目タカ科の鳥。全長35センチメートル内外。雄は上面は灰青色,下面には赤褐色の横斑がある。雌は上面は褐色,下面の横斑は灰黒色。ユーラシアに分布し,日本では全国の低山帯の林にすむ。雄は雌よりも小さく,羽色を異にするので,コノリとも呼ばれる。
はいたく
はいたく [0] 【配謫】 (名)スル
「配流(ハイル)」に同じ。
はいたく
はいたく [0] 【廃宅】
住む人のいない荒れ果てた家。廃家。
はいたたき
はいたたき ハヒ― [3] 【蠅叩き】
⇒はえたたき(蠅叩)
はいたつ
はいたつ [0] 【拝闥】 (名)スル
〔「闥」は小門の意〕
門の扉をおし開くこと。転じて,無理に押し入ること,強引に物事を行うこと。
はいたつ
はいたつ [0] 【配達】 (名)スル
品物・郵便物などをくばりとどけること。「郵便を―する」「―車」「―料」
はいたつ
はいたつ【配達】
delivery.〜する deliver <a thing to a person> .→英和
〜してもらう have a thing delivered.‖配達先 a destination;a receiver (人).配達人 a carrier;a postman (郵便の);a newsboy (新聞の);a milkman (牛乳の).配達料 a delivery charge.
はいたつしょうめい
はいたつしょうめい [5] 【配達証明】
郵便物の特殊取扱の一。郵便物を受取人に配達・交付した事実を,差出人に証明する扱い。
はいたてき
はいたてき [0] 【排他的】 (形動)
自分や仲間以外の者を排斥する傾向のあるさま。「―な言動」「―な集団」
はいたてきけいざいすいいき
はいたてきけいざいすいいき [10] 【排他的経済水域】
沿岸から二〇〇海里内における水域。沿岸国に一切の漁業および鉱物資源に対する管轄や海洋汚染規制の権限を認める。経済水域。
→専管水域
→漁業水域
はいたてきろんりわ
はいたてきろんりわ [8] 【排他的論理和】
⇒エクスクルーシブ-オア
はいたんこうだん
はいたんこうだん 【配炭公団】
1947年(昭和22)に GHQ の指示により設置された石炭の購入・配給を一元的に行う政府機関。
はいだす
はいだす【這い出す】
crawl[creep]out <of> .
はいだす
はいだ・す ハヒ― [3][0] 【這い出す】 (動サ五[四])
(1)はって出る。はいでる。「穴からやっと―・した」
(2)はうことをし始める。はい始める。「赤ん坊が―・す」
[可能] はいだせる
はいだつ
はいだつ [0] 【擺脱】 (名)スル
〔「擺」はおしひらく意〕
取り去ること。除き去ること。「慣習の衣を―せんと思はば/欺かざるの記(独歩)」
はいだて
はいだて [0] 【佩楯・脛楯・膝甲】
〔「はきだて」の転〕
鎧(ヨロイ)の付属具。小札(コザネ)や鉄・革の小片,鎖などを綴(ト)じ付けた布地で,腰から左右の大腿部に下げ,草摺(クサズリ)の下端からひざ頭までを護るもの。ひざよろい。
佩楯[図]
はいだん
はいだん [0] 【俳談】
俳諧(ハイカイ)に関する談話。俳話。
はいだん
はいだん [0] 【俳壇】
(1)俳句を作る人たちの社会。俳人仲間。
(2)おどけ話。滑稽ばなし。
はいち
はいち [0] 【配置】 (名)スル
人や物を適当な位置や持ち場に割りあてること。また,その位置や持ち場。「机の―を変える」「守備兵を―する」「―につく」
はいち
はいち [0][1] 【排置】 (名)スル
一定の順序にならべおくこと。排列。「多くの卓(テーブル)を―せしめ/緑簑談(南翠)」
はいち
はいち [1] 【廃置】 (名)スル
廃止することと設置すること。「―すべきは漢土逆歩の古制に候/新聞雑誌 37」
はいち
はいち [0][1] 【背馳】 (名)スル
(1)〔(2)の意から〕
くいちがうこと。合わないこと。理にそむくこと。「人倫に―する」「多くの点に於て正に相―するのであるから/黒潮(蘆花)」
(2)背を向けて走り去ること。「汽船―すること益々遠く/佳人之奇遇(散士)」
はいち
はいち [0] 【廃地】
利用価値のない土地。
はいち
はいち【背馳する】
be contrary <to> ;run counter <to> .
はいち
はいち【配置】
arrangement;→英和
disposition.→英和
〜する arrange;→英和
dispose;→英和
station (部署に).→英和
‖配置転換 changes in personnel (人員の).
はいちがえ
はいちがえ [0] 【配置換え】 (名)スル
(1)物の置き場所をかえること。
(2)「配置転換」に同じ。
はいちせい
はいちせい [0] 【背地性】
植物の茎が重力にさからって,上方に向かって屈曲する性質。負の屈地性。
→屈性
はいちてんかん
はいちてんかん [4] 【配置転換】 (名)スル
組織の中における人の職務地・職務内容をかえること。配転。
はいちゃい
はいちゃい [1][3] (感)
〔幼児語。「はい,さようなら」の転じた「はい,ちゃいなら」の略〕
さようなら。はいちゃ。
はいちゃく
はいちゃく【廃嫡】
disinheritance.→英和
〜する disinherit.→英和
はいちゃく
はいちゃく [0] 【廃嫡】 (名)スル
民法旧規定で,推定相続人の家督相続権をなくすこと。「父は僕を―するとも此事は許さぬと云ふさうだ/大津順吉(直哉)」
→廃除
はいちゃく
はいちゃく [0] 【敗着】
囲碁・将棋で,敗因となった着手。
はいちやく
はいちやく [3] 【配置薬】
⇒置(オ)き薬(グスリ)
はいちゅう
はいちゅう [0] 【排中】
中間を排除すること。
はいちゅう
はいちゅう [0] 【杯中・盃中】
杯(サカズキ)のなか。
はいちゅう=の蛇影(ダエイ)
――の蛇影(ダエイ)
〔杯に映った赤い弓を蛇と勘違いし,蛇を飲んだと思いこんで病気になった男が,あとで弓の影であると説明されるとたちまち治ったという「風俗通(怪神)」の故事から〕
何でもないことでも,疑えば神経を悩ますたねになることのたとえ。
はいちゅうりつ
はいちゅうりつ [3] 【排中律】
〔論〕
〔principle of excluded middle〕
論理学の基本原理の一。「P∨−P」すなわち P であるか,または P でないかのいずれかであることを主張する論理法則。ある命題は真であるか偽であるかのいずれかであり,中間の可能性が排除されるところからこの名前がある。この論理は標準的な古典論理では成立するが,直観主義論理ではその一般的妥当性が否定される。伝統的論理学では,矛盾律・同一律とともに三大原理の一とされる。排中原理。排中法。
→思考の原理
はいちゅつ
はいちゅつ [0] 【廃黜】 (名)スル
〔「黜」は官位をおとしめる意〕
官職をやめさせること。罷免。「正義の面々の―せしを召出されて/近世紀聞(延房)」
はいちょう
はいちょう [0] ―テウ 【敗兆】 ・ ―チヨウ 【敗徴】
戦いに敗れるきざし。
はいちょう
はいちょう [0] 【廃朝】
天変・病気や皇族・重臣の喪などのため,天皇が政務を執らないこと。諸官司の政務は通常どおり行われた。輟朝(テツチヨウ)。
はいちょう
はいちょう ハヒチヤウ [0] 【蠅帳】
⇒はえちょう(蠅帳)
はいちょう
はいちょう [0] 【拝聴】 (名)スル
聞くことをへりくだっていう語。つつしんで聞くこと。「御意見―いたしたく」
はいちょうきん
はいちょうきん ハイチヤウ― [0] 【腓腸筋】
「ひちょうきん(腓腸筋)」の誤読。
はいつう
はいつう [0] 【背痛】
背中の痛み。
はいつくばう
はいつくば・う ハヒツクバフ [5] 【這い蹲う】 (動ワ五[ハ四])
「はいつくばる(這蹲)」に同じ。「己に金を儲けさせてくれるものの前には―・ふ/雁(鴎外)」「五日に一度づつ軽い遣ひ物して―・ひ/浮世草子・織留 1」
はいつくばる
はいつくば・る ハヒ― [5] 【這い蹲る】 (動ラ五[四])
〔「はいつくばう」の転〕
平伏する。卑屈になる。「地面に―・る」
はいてい
はいてい [0] 【拝呈】 (名)スル
(1)物を贈ることをへりくだっていう語。つつしんでさし上げること。
(2)手紙の書き出しに,相手を敬って書く語。拝啓。
はいてい
はいてい [0] 【廃帝】
他から強制されて退位した皇帝・天皇。
はいてん
はいてん [0] 【廃典】
すたれて,行われなくなった儀式。
はいてん
はいてん [0] 【配転】 (名)スル
「配置転換」の略。「地方に―される」
はいてん
はいてん【配点】
allotment of marks.
はいてん
はいてん [0] 【配点】 (名)スル
試験で,採点のため各問題あるいは各課目に点をわりふること。また,その点。
はいで
はいで ハヒ― 【這ひ出】
田舎から都会へ出たばかりであること。また,その者。山出し。「その給仕は,このほどの―にて候ゆゑ/咄本・醒睡笑」
はいでる
はいでる【這い出る】
⇒這い出す.
はいでる
はい・でる ハヒ― [3][0] 【這い出る】 (動ダ下一)[文]ダ下二 はひ・づ
はって出る。はい出す。「穴から―・でる」
はいでん
はいでん【拝殿】
a sanctuary.→英和
はいでん
はいでん [0] 【配電】 (名)スル
発電所から送られた電力を,需要者に分配・供給すること。「工場や各家庭に―する」
はいでん
はいでん [0] 【拝殿】
神社で,礼拝が行われる殿舎。
はいでん
はいでん【配電】
electric power supply.〜する supply[distribute]electricity.‖配電所 a power-distributing station.配電盤 a switchboard.
はいでんしょ
はいでんしょ [0][5] 【配電所】
配電用変電所の俗称。発電所・変電所から送られた電力を,需要者に分配・供給する施設。
はいでんせん
はいでんせん [0] 【配電線】
配電用変電所から送られた電力を需要者に送る電線路。
はいでんばこ
はいでんばこ [3] 【配電箱】
開閉器をはじめとする配電器具や計量器などを納めた鉄製の箱。
はいでんばん
はいでんばん [0] 【配電盤】
変電設備や電力系統の監視と制御を行うために設ける装置。監視のための計器や表示灯,制御のための各種のスイッチが設けてある。
はいと
はいと [1] 【廃都】
廃された都。廃墟と化した都。
はいと
はいと [0] 【羽糸】
(1)よりをかけない生糸。
(2)
⇒単糸(タンシ)
はいとう
はいとう [0] 【配当】 (名)スル
(1)割り当てて配ること。
(2)会社などが,利益金の一部を出資者や株主に配り与えること。また,その金。現金配当・株式配当。
(3)強制執行・破産手続において,差し押さえ財産・破産財団をもって多数の債権者に債務を割り当て弁済すること。
(4)競馬・競輪などで,的中券に対する払い戻し額。
はいとう
はいとう [0] 【佩刀】 (名)スル
刀を腰におびること。また,その刀。帯刀。
はいとう
はいとう [0] 【廃刀】
刀を腰に差す習慣をやめること。
はいとう
はいとう【配当】
(an) allotment (割当);→英和
a dividend (配当金).→英和
〜する allot <a thing to a person> ;→英和
divide (配分);→英和
pay a dividend.‖配当付(落ち) dividend on (off);cum (ex) dividend <略 cum (ex) div.> .
はいとうおち
はいとうおち [0] 【配当落ち】
決算期を過ぎて,株式にその期の配当金受け取りの権利がなくなった状態。一般に,証券市場ではその配当金に見合う分だけ安くなる。
はいとうきん
はいとうきん [0] 【配当金】
株主などに分配される利益金。株式配当金や保険配当金など。
はいとうせいこう
はいとうせいこう [5] 【配当性向】
税引き利益のうち配当金の支払いに向けられる比率。
はいとうたい
はいとうたい ハイタウ― [0] 【配糖体】
糖の水酸基が炭化水素やアルコールなどの非糖質化合物と結合(グリコシド結合)してできる化合物の総称。生体成分として広く存在し,植物の医薬効果,花の色などのもとになると考えられている。グリコシド。
はいとうつき
はいとうつき [0] 【配当付き】
売買される株式に,その決算期の配当金を受け得る権利が付いていること。
はいとうみつ
はいとうみつ [3] 【廃糖蜜】
サトウキビやテンサイの糖蜜から,繰り返し砂糖を結晶させたあとに残る液。アルコール工業や食品工業の原料として用いる。
はいとうりつ
はいとうりつ [3] 【配当率】
株式の額面金額に対する配当金の割合。
はいとうれい
はいとうれい 【廃刀令】
1876年(明治9),大礼服着用者・軍人・警官以外の帯刀を禁止した法令。これで特権を奪われた不平士族の中には,反乱を起こす者が現れた。
はいとく
はいとく [0] 【背徳・悖徳】
道徳にそむきもとること。「―者」「―的」
はいとく
はいとく【背徳】
immorality;corruption.→英和
〜の immoral;→英和
corrupt.→英和
はいとくしゃ
はいとくしゃ 【背徳者】
〔原題 (フランス) L'Immoraliste〕
ジードの長編小説。1902年刊。官能の喜びを知った考古学者が,惑溺(ワクデキ)の果てに,妻を死に追いやる。究極の自由を得た魂の,何なるかを問う。
はいとダイヤモンド
はいとダイヤモンド ハヒ― 【灰と―】
〔原題 (ポーランド) Popiół i diament〕
ポーランドの作家アンジェイェフスキの長編小説。1948年刊。第二次大戦直後のポーランド社会の混乱と政治的葛藤を描いた問題作。58年,ワイダによって映画化され,国際的に有名になった。
はいど
はいど [1] 【坏土】
陶磁器用の素地土(キジド)。
はいどう
はいどう [0] 【廃道】
(1)荒れはてた道。
(2)使用廃止となった道。
はいどう
はいどう [0] 【拝堂】
大寺院で,新任の僧が本尊を拝する儀式。
はいどうみゃく
はいどうみゃく [3] 【肺動脈】
心臓から静脈血を肺に運ぶ動脈。
はいどく
はいどく [0] 【拝読】 (名)スル
読むことをへりくだっていう語。つつしんで読むこと。「お手紙―しました」
はいどくさん
はいどくさん [0] 【排毒散・敗毒散】
江戸時代に広く使われた風邪薬の名。「風邪を去る―/浮世草子・御前義経記」
はいならし
はいならし ハヒ― [3][5] 【灰均し】
火鉢などの灰を平らにするのに用いる金属製の道具。灰かき。灰おさえ。
はいにく
はいにく [0] 【敗肉】
腐敗した肉。腐肉。
はいにち
はいにち【排日の】
anti-Japanese.排日運動 an anti-Japanese movement.
はいにち
はいにち [0] 【排日】
外国人が日本人や日本国,また日本製品を排斥すること。
はいにちうんどう
はいにちうんどう [5] 【排日運動】
(1)日本人や日本製品を排斥する運動。
(2)「抗日(コウニチ)運動」に同じ。
はいにゅう
はいにゅう【胚乳】
《植》albumen.→英和
はいにゅう
はいにゅう [0] 【胚乳】
種子の中にあって発芽のための養分を貯蔵した組織。被子植物では胚嚢内の二個の極核と花粉管からもたらされた精核との受精によって生じる。裸子植物では胚嚢細胞が増殖したもの。内乳。
はいにょう
はいにょう【排尿】
《医》urination.〜する urinate.→英和
はいにょう
はいにょう [0] 【排尿】 (名)スル
尿を体外へ出すこと。小便をすること。
はいにん
はいにん【背任(罪)】
breach of trust.
はいにん
はいにん [0] 【背任】 (名)スル
任務にそむくこと。特に,役職・地位を利用して自分の利益を図り,会社などに財産上の損害を与えること。
はいにん
はいにん [0] 【拝任】 (名)スル
つつしんで任命を受けること。官職に任ぜられること。「数多の官員―して多分の給料を賜り/日本開化小史(卯吉)」
はいにんざい
はいにんざい [3][0] 【背任罪】
他人に委託されて,ある事務処理を担当する者が,自己または第三者の利益を図るため,あるいは委託者に損害を加えるために,その任務にそむく行為をし,委託者に財産上の損害を与えることにより成立する罪。
はいねこ
はいねこ ハヒ― [0] 【灰猫】
(1)灰色の猫。
(2)火を落としたかまどの中に入って暖をとり,灰だらけになった猫。かまどねこ。「―のやうな柳もお花かな/おらが春」
はいねず
はいねず ハヒ― [0] 【這杜松】
ヒノキ科の常緑低木。海岸の砂地に生え,庭木ともする。幹は地をはい分枝して四方に広がる。葉は三個ずつ輪生し,針形でふれると痛い。雌雄異株。四,五月,開花。果実は径約1センチメートルの球形で,紫黒色に熟す。
はいねつ
はいねつ [0] 【廃熱・排熱】
別のある目的で使った熱の残り。余熱。また,目的とするものを得る過程で発生する熱。「―を利用した温水プール」
はいねつボイラー
はいねつボイラー [5] 【廃熱―】
炉など他の余熱を利用したボイラー。廃熱罐(ガマ)。
はいのう
はいのう [0] 【拝納】 (名)スル
(1)受け納めることをへりくだっていう語。つつしんで受納すること。
(2)差し出すことをへりくだっていう語。奉納。
はいのう
はいのう【背嚢】
a knapsack.→英和
はいのう
はいのう [0] 【背嚢】
背に負う方形のかばんで,毛皮またはズックで作ったもの。将兵などが用いる。
はいのう
はいのう [0] 【排膿】 (名)スル
化膿した箇所を切開し膿(ウミ)を出すこと。
はいのう
はいのう [0] 【胚嚢】
種子植物の胚珠の中にある雌性配偶体。
はいのうよう
はいのうよう [3] 【肺膿瘍】
化膿菌・アメーバ・真菌などにより,肺組織に化膿・壊死(エシ)性の腫瘤が形成された状態。肺化膿症。肺癰(ハイヨウ)。
はいのき
はいのき ハヒ― [3] 【灰の木】
ハイノキ科の常緑小高木。西日本の山中に生える。葉は狭卵形で光沢がある。初夏,葉腋(ヨウエキ)に花冠が五深裂する白色の花を数個つける。枝葉を燃やした灰から灰汁(アク)をとり染色に用いる。
灰の木[図]
はいのぼる
はいのぼ・る ハヒ― [0][4] 【這い上る】 (動ラ五[四])
はうようにしてのぼる。「蔦(ツタ)が屋根に―・る」「岩壁を―・る」
はいはい
はいはい ハヒハヒ [1] 【這い這い】 (名)スル
〔幼児語〕
はうこと。「赤ん坊が―する」
はいはい
はいはい
[赤ん坊の]crawl.→英和
〜する crawl.
はいはい
はいはい [1] (感)
〔感動詞「はい」を重ねた語〕
(1)気軽に応答するときに発する語。「『もしもし』『―』」
(2)相手の言ったことに対して,承諾する気持ちを表す語。気持ちよく承諾する場合にも,しぶしぶ承諾する場合にも用いる。「―,承知しました」「―,今行きますよ」
(3)相手の注意を促すときに用いる語。「―,起きて起きて」
(4)牛馬を歩かせるときのかけ声。
はいはく
はいはく [1][0] 【拝白】
つつしんで申し上げること。拝啓。
はいはん
はいはん [0] 【背反・悖反】 (名)スル
(1)相反すること。相いれないこと。「二律―」「その言語と相ひ―するものは/西国立志編(正直)」
(2)命令などにそむくこと。「或は―するあらん/花柳春話(純一郎)」
はいはん
はいはん [0] 【背叛】 (名)スル
そむきさからうこと。反逆。
はいはん
はいはん [0] 【廃藩】
藩を廃すること。
はいはんざい
はいはんざい [3] 【背叛罪】
外患罪の旧称。
はいはんじしょう
はいはんじしょう [5] 【排反事象】
一方が起これば他方は起こらないという関係にある二つの事柄や現象。
はいはんちけん
はいはんちけん [5][6] 【廃藩置県】
1871年(明治4)7月,全国の藩を廃して府県を置いたこと。これにより中央集権的統一国家が確立された。当初,北海道を除き三府三〇二県(沖縄県の設置は79年),年末までに三府七二県となる。
はいばら
はいばら 【榛原】
(1)静岡県南部,榛原郡の町。駿河湾に臨む。牧ノ原では茶栽培が盛ん。
(2)奈良県北東部,宇陀(ウダ)郡の町。初瀬街道(伊勢街道)の宿場町として発達。
はいばん
はいばん [0] 【胚盤】
(1)鳥類・爬虫類・魚類・頭足類の端黄卵の動物極付近の原形質の多い部分。将来,胚形成のもととなる。
(2)イネ科植物にみられる,胚の胚乳に接する面に生じ,発芽の際に胚乳から養分を吸収する組織。
はいばん
はいばん [0] 【廃盤】
製造を中止したレコード。
はいばん
はいばん [0] 【杯盤・盃盤】
(1)さかずきと皿。
(2)転じて,酒席。「新柳(シンリユウ)の美人は折々―に侍(ハベ)らすには宜(ヨ)からうが/社会百面相(魯庵)」
はいばんろうぜき
はいばんろうぜき [0] 【杯盤狼藉】
〔史記(滑稽伝)〕
宴会のあと,さかずきや皿などがあたりに散乱していること。「―たる紫檀の食台(チヤブダイ)/腕くらべ(荷風)」
はいひ
はいひ [1] 【拝披】 (名)スル
相手の書面をひらくことをへりくだっていう語。
はいひ
はいひ [1][0] 【廃罷】
捨てて取りやめること。
はいひん
はいひん [0] 【廃品】
使えなくなった品物。役に立たなくて不用になった品物。廃物。「―回収業」
はいひん
はいひん【廃品】
⇒廃物.〜を回収する collect scraps.
はいび
はいび [1] 【配備】 (名)スル
手配りして準備すること。「新機種を―する」
はいび
はいび【配備】
arrangement;→英和
disposition.→英和
〜する dispose;→英和
deploy.→英和
はいび
はいび [1] 【拝眉】 (名)スル
人に会うことをへりくだっていう語。拝顔。「委細は―の上申陳(ノ)ぶべく候也/復活(魯庵)」
はいびゃくしん
はいびゃくしん ハヒ― [3] 【這柏槙】
ヒノキ科の常緑低木。イブキの変種で,壱岐(イキ)・対馬(ツシマ)などに自生するが,多く庭園に栽植される。幹は地をはい,密に分枝する。葉は針形まれに鱗片(リンペン)状で,三個ずつ輪生する。磯馴(ソナレ)。
はいびょう
はいびょう【肺病】
consumption.→英和
⇒肺.
はいびょう
はいびょう [0] 【肺病】
(1)肺の疾病。
(2)肺結核のこと。
はいふ
はいふ [0][1] 【配布】 (名)スル
広くゆきわたるように配ること。「ビラを―する」
はいふ
はいふ【肺腑をえぐる】
cut <a person> to the quick.→英和
〜をえぐるような penetrating;→英和
heartbreaking.→英和
はいふ
はいふ [0] 【肺腑】
(1)肺。肺臓。
(2)心の奥底。心底。「―を抉(エグ)るような痛切な叫び」
はいふ
はいふ【配付[布]】
distribution;→英和
delivery.⇒配(くば)る.‖配付資料 a handout.
はいふ
はいふ [0][1] 【配付】 (名)スル
銘々にくばりわたすこと。
はいふ
はいふ [0][1] 【配賦】 (名)スル
割り当てること。「即ち己の党与を諸国に―し/日本開化小史(卯吉)」
はいふ=を衝(ツ)く
――を衝(ツ)・く
心に深く感銘を与える。「―・く一言」
はいふう
はいふう [0] 【俳風・誹風】
俳諧・俳句の作風・風体・流儀。
はいふうすえつむはな
はいふうすえつむはな 【誹風末摘花】
川柳集。四編四冊。似実軒酔茶(ジジツケンスイチヤ)編。1776〜1801年刊。川柳評万句合などから恋の句を集めたもの。
はいふうやなぎだる
はいふうやなぎだる 【誹風柳多留】
川柳集。一六七編。呉陵軒可有(ゴリヨウケンアルベシ)ほか編。1765〜1838年刊。川柳評万句合から前句を除いても句意のわかりやすい付句を集めたもの。柳樽。
はいふうやなぎだるしゅうい
はいふうやなぎだるしゅうい 【誹風柳多留拾遺】
川柳集。一〇編。編者未詳。1796〜97年刊の「古今前句集」を改題したもの。古今和歌集に倣った類題川柳句集。
はいふき
はいふき ハヒ― [4][0] 【灰吹き】
タバコ盆に付属した竹筒で,タバコの灰・吸い殻などを落とし込むもの。吐月峰(トゲツポウ)。
はいふき=から蛇(ジヤ)が出る
――から蛇(ジヤ)が出る
わずかなことから意外な大事が生ずるたとえ。意外な所から意外な物の出るたとえ。
はいふきぎん
はいふきぎん ハヒ― [4] 【灰吹き銀】
灰吹き法で精錬した銀。室町中期以降,銀地金(ギンジガネ)として用いられた。
はいふきほう
はいふきほう ハヒ―ハフ [0] 【灰吹き法】
金・銀などを精錬する方法。炉(反射炉の一種)の下面にくぼみをつけて灰を詰め,その上に載せた金・銀と鉛との混合物を加熱して鉛を溶かし出して灰に吸収させ,金・銀を採取する。
はいふく
はいふく [0][1] 【拝復】
〔つつしんで返事をする意〕
返信の冒頭に書く語。
はいふく
はいふく [0] 【拝伏】 (名)スル
ひれふすこと。ふしおがむこと。「閣下の像の下に―することが/ふらんす物語(荷風)」
はいふるい
はいふるい ハヒフルヒ [3] 【灰篩い】
灰をふるって,中にはいっている異物を取り除くための金網の張ってある道具。
はいぶ
はいぶ [1] 【背部】
背の部分。せなか。また,うしろの方。
はいぶ
はいぶ [0] 【廃部】 (名)スル
部を廃止すること。
はいぶ
はいぶ [0][1] 【拝舞】
叙位・任官・賜禄の際などの感謝の意を表す礼。左右左(サユウサ)をすること。はいむ。舞踏。「次ぎて叙せらるる人等,馳道に相ひ依りて―す/内裏式」
→左右左
はいぶつ
はいぶつ 【廃仏】
三世紀以来,中国でしばしば行われた仏教弾圧のこと。
はいぶつ
はいぶつ [0] 【廃物】
役に立たなくなったもの。用いられなくなって捨てるもの。廃品。「―利用」
はいぶつ
はいぶつ【廃物】
a useless thing;a scrap;→英和
waste;→英和
refuse.→英和
〜になる become useless;be scrapped.
はいぶつきしゃく
はいぶつきしゃく [5][0] 【廃仏毀釈・排仏棄釈】
〔仏法を廃し,釈迦の教えを棄却する意〕
明治初年,祭政一致をスローガンとする政府の神道国教化政策・神仏分離政策によってひきおこされた仏教排斥運動。各地で仏堂・仏像・経文などが破棄された。
はいぶつきょう
はいぶつきょう [0] 【拝物教】
⇒呪物崇拝(ジユブツスウハイ)
はいぶん
はいぶん [0] 【俳文】
俳人の手になる,俳諧(ハイカイ)的な味わいをもった文章。簡潔な表現と深い含蓄,句文の照応などが特色。松尾芭蕉の「幻住庵記」,横井也有の「鶉衣」,小林一茶の「おらが春」などが著名。俳諧の文。
はいぶん
はいぶん【配分】
(a) distribution (分配);→英和
(an) allotment (割当).→英和
〜する distribute;→英和
allot <things to persons> .→英和
はいぶん
はいぶん [0] 【拝聞】 (名)スル
聞くことをへりくだっていう語。つつしんで聞くこと。拝聴。
はいぶん
はいぶん [0] 【配分】 (名)スル
割り当てて配ること。また,その分け前。「全員に等しく―する」「利益―」
はいぶんいんぷ
はいぶんいんぷ 【佩文韻府】
中国の類書。一〇六巻。清の康煕(コウキ)帝の勅を奉じ,張玉書らが撰。1711年成立。二字・三字・四字の語句の末の字を韻によって一〇六韻に配列,各語句の古典における用例を挙げる。詩文作成のよりどころとして意図された。
はいへい
はいへい [0] 【敗兵】
戦いに敗れた兵。
はいへい
はいへい [0] 【廃兵・癈兵】
戦争で負傷して身体障害者となり,再び戦闘に従事できなくなった兵。傷兵。
はいべん
はいべん [0] 【排便】 (名)スル
大便を体外に排出すること。大便をすること。
はいべん
はいべん【排便する】
evacuate the bowels.
はいほう
はいほう [0] 【肺胞】
気管支の最終枝に葡萄(ブドウ)の房状についている袋。肺胞壁を介して呼吸ガスと血液内ガスの交換が行われる。
はいほう
はいほう [0] 【敗報】
戦争や競技などに負けた知らせ。
はいほうろく
はいほうろく ハヒハウロク [3] 【灰炮烙】
「灰器(ハイキ)」に同じ。
はいほん
はいほん【配本】
distribution of books.
はいほん
はいほん [0] 【配本】 (名)スル
発行した書物を取次店・小売店に送り届けること。「全国に―する」
はいぼう
はいぼう [0] 【敗亡】 (名)スル
(1)戦いに敗れて滅亡すること。「邦国の―する者/西国立志編(正直)」
(2)戦いに敗れて死ぬこと。敗死。
はいぼく
はいぼく [0] 【敗北】 (名)スル
〔「北」は逃げる意〕
(1)戦いに負けること。
⇔勝利
「善戦空しく―する」
(2)戦いに負けて逃げること。敗走。「城郭固めなく,官軍―の間/太平記 4」
はいぼく
はいぼく【敗北】
(a) defeat.→英和
〜する ⇒負ける.
はいぼくしゅぎ
はいぼくしゅぎ [5] 【敗北主義】
政治闘争などにおいて,初めから敗北すると決め込んで闘争を避けようとする傾向。
はいま
はいま 【駅・駅馬】
「はゆま(駅馬)」の転。「―に乗て馳せて奏せり/日本書紀(清寧訓)」
はいまく
はいまく [0] 【胚膜】
哺乳類・鳥類・爬虫類の発生途上の胚を包む膜。胚組織の一部から形成されたもので,羊膜・漿膜・尿膜・卵黄嚢をさす。胚の保護・ガス交換・排出などの役割をする。胎膜。
はいまくら
はいまくら [3] 【俳枕】
俳句に詠まれた各地の名所・旧跡。
はいまつ
はいまつ ハヒ― [0][2] 【這松】
マツ科の常緑低木。本州中部以北の高山帯に生える。幹は地をはい,よく分枝して四方に広がる。葉は五個ずつ束生。雌雄同株で六月頃開花。松かさは長さ約4センチメートルの卵形。盆栽などにする。
はいまつたい
はいまつたい ハヒ― [0] 【這松帯】
温帯の高山帯のこと。高木限界の上部でハイマツの低木林が発達するのでいう。
はいまみれ
はいまみれ ハヒ― [3] 【灰塗れ】
灰だらけになること。はいまぶれ。「―になる」
はいまわる
はいまわ・る ハヒマハル [4][3] 【這い回る】 (動ラ五[四])
あちこちはって歩く。「赤ん坊が座敷を―・る」
[可能] はいまわれる
はいみ
はいみ [3][1] 【俳味】
俳諧のもっている情趣。軽妙・洒脱な味わい。俳諧味。
はいみょう
はいみょう [0] 【俳名】
俳人として,本名のほかに付ける雅号。俳号。はいめい。
はいむ
はいむ [1] 【拝舞】
⇒はいぶ(拝舞)
はいむ
はいむ [1] 【廃務】
先帝の忌日などに諸官司がすべての業務を停止したこと。
→廃朝
はいめい
はいめい【拝命する】
be appointed <to the post of> .
はいめい
はいめい [0] 【拝命】 (名)スル
つつしんで任務を受けること。官職につくこと。「警視庁巡査を―する」
はいめい
はいめい [0] 【俳名】
⇒はいみょう(俳名)
はいめつ
はいめつ [0] 【廃滅】 (名)スル
すたれほろびること。「その悪法を―すべきの理,万々これなし/自由之理(正直)」
はいめつ
はいめつ [0] 【敗滅】 (名)スル
戦いに負けて滅びること。
はいめん
はいめん [0][3] 【背面】
(1)後ろの方。後ろの側。「―から攻撃を受ける」
(2)物事の表面にあらわれない別の面。「―のいきさつ」
はいめん
はいめん【背面】
⇒背後.‖背面攻撃 a rear attack.背面跳び a (Fosbury) flop.
はいめんとび
はいめんとび [0][3] 【背面跳び】
走り高跳びの跳び方の一。踏み切りと同時に体をひねり,仰(アオ)向けの姿勢でバーを跳び越える。
はいもう
はいもう 【廃忘・敗亡】 (名)スル
(1)忘れ去ること。「御尋ね有りけるに,折節―してのべ得ざりければ/盛衰記 4」
(2)驚きあわてること。うろたえること。「何れも―して,是れをとどむる人無し/浮世草子・武道伝来記 1」
はいもん
はいもん [0] 【排悶】
心中の思いをはらすこと。「小説を読むは実に―の為なるべければ/小説神髄(逍遥)」
はいもん
はいもん [0] 【肺門】
左右の肺の内側のほぼ中央部で気管支・肺動脈・肺静脈が出入りする部位。多数のリンパ節がある。
はいもん
はいもん [0] 【俳門】
俳壇。
はいもんリンパせつ
はいもんリンパせつ [7] 【肺門―節】
肺門部気管支の周囲に密着して分布するリンパ節の総称。肺結核の初期に反応を示す。
はいやく
はいやく【配役】
the cast <of a play> .→英和
〜する cast the parts <to actors> .〜がよい be well cast.
はいやく
はいやく [0] 【配役】
演劇・映画などで,役を俳優に割り当てること。また,その役。キャスト。
はいやく
はいやく [0] 【背約】 (名)スル
約束にそむくこと。違約。
はいやしょうえき
はいやしょうえき ハヒヤセウエキ 【灰屋紹益】
(1607-1691) 江戸前期の富商。京都町衆(マチシユウ)。姓は佐野,名は重孝。代々藍(アイ)染め用の紺灰を家業とし,家号を灰屋と称す。茶の湯・歌道など諸芸に秀でた。随筆集「にぎはひ草」がある。
はいやぶし
はいやぶし 【はいや節】
「はいや(南風(ハエ),の意)」と唄い出す民謡。熊本県の「牛深はいや節」が千石船の船乗りによって日本海沿岸から太平洋岸へ伝えられた。同系の唄に田助はいや節・越後あいや節・新潟おけさ・津軽あいや節・潮来(イタコ)甚句など。
はいや節
はいやぶし 【はいや節】
「はいや(南風(ハエ),の意)」と唄い出す民謡。熊本県の「牛深はいや節」が千石船の船乗りによって日本海沿岸から太平洋岸へ伝えられた。同系の唄に田助はいや節・越後あいや節・新潟おけさ・津軽あいや節・潮来(イタコ)甚句など。
はいゆ
はいゆ [0] 【廃油】
役に立たなくなった油。使用済みの潤滑油など。特に,船舶内で生じた不要な油。
はいゆう
はいゆう [0] 【俳友】
俳句の上での友人。俳句仲間。
はいゆう
はいゆう [0] 【俳優】
(1)映画・演劇などで,劇中の人物を演ずることを職業とする人。役者。
(2)滑稽な身振りや歌舞をして人や神を楽しませる人。わざおぎ。[色葉字類抄]
はいゆう
はいゆう【俳優】
an actor[actress (女)];→英和
a player.→英和
映画(舞台)俳優 a film (stage) actor.俳優学校 a school of acting.
はいゆボール
はいゆボール [4] 【廃油―】
船舶の機関から生じた廃油やタンカーのバラスト水などが油の塊となったもの。
はいよ
はいよ [1] 【敗余】
戦いに敗れたあと。
はいよう
はいよう [0] 【廃用】
(1)用をなさなくなること。
(2)〔医〕 長い間使わなかったために,器官や筋肉の機能が失われたり,萎縮すること。「―性萎縮」
はいよう
はいよう [0] 【胚葉】
後生動物の胚発生過程の嚢胚(ノウハイ)期に形態形成運動によって形成される細胞層。外側から順に外胚葉・中胚葉・内胚葉に区別され,それぞれ特定の器官となる。
はいよう
はいよう [0] 【肺癰・肺癕】
「肺膿瘍(ハイノウヨウ)」に同じ。
はいよう
はいよう [0] 【佩用】 (名)スル
身におび,用いること。「勲章を―する」
はいよう
はいよう [0] 【肺葉】
哺乳類の肺を大きく区分したときの各部分の称。ヒトでは,左肺は二つ(上肺葉・下肺葉)に,右肺では三つ(上肺葉・中肺葉・下肺葉)に分かれる。
はいよせ
はいよせ ハヒ― [0][4] 【灰寄せ】
火葬のあと,灰をかき寄せて遺骨を拾うこと。こつあげ。
はいよる
はいよ・る ハヒ― [0][3] 【這い寄る】 (動ラ五[四])
はうようにして近寄る。そっと忍び寄る。「敵陣に―・る」
はいらい
はいらい [0] 【拝礼】
朝廷や院における元旦の拝賀。「正月一日院の―に殿ばらかずをつくして/和泉式部日記」
はいらん
はいらん [0] 【排卵】 (名)スル
卵巣の卵胞が破れて成熟した卵子が排出されること。動物によって異なるが,人間では約四週間に一回の周期で起こる。「―期」
はいらん
はいらん [0] 【拝覧】 (名)スル
見ることをへりくだっていう語。つつしんで見ること。「院宣をぞ奉ける。将軍これを―し給ひて/太平記 16」
はいらん
はいらん【排卵】
ovulation.〜する ovulate.→英和
はいらんゆうはつ
はいらんゆうはつ [5] 【排卵誘発】
正常に排卵が行われないために不妊である場合などに,薬剤により人工的に排卵をおこさせること。「―剤」
はいり
はいり [1] 【背離】 (名)スル
そむき,離れること。「人心が―する」
はいり
はいり ハヒリ 【入り・這入り】
〔動詞「はいる」の連用形から〕
(1)邸宅の入り口。はいいり。「我が宿の―の柳下はらへども/和泉式部集」
(2)やっと這い入ることができるほどであること。きわめて狭いこと。「さらでだにいぶせき―の小屋/咄本・醒睡笑」
はいり
はいり【背理】
absurdity.〜の absurd.→英和
はいり
はいり [1] 【背理・悖理】 (名)スル
道理にもとること。理屈に合わないこと。
はいりぐち
はいりぐち ハヒリ― [3] 【入り口】
いりぐち。門や玄関,勝手口など。
はいりこうぶんか
はいりこうぶんか ハイリカウブンクワ [6] 【裴李崗文化】
中国,黄河中流域の初期新石器文化。仰韶(ギヨウシヨウ)文化に先行する農耕文化として注目される。
はいりこむ
はいりこむ【入り込む】
creep in.
はいりこむ
はいりこ・む ハヒリ― [4][0] 【入り込む・這入り込む】 (動マ五[四])
中にはいる。奥深くはいる。「裏口から―・む」
[可能] はいりこめる
はいりつ
はいりつ [0] 【排律】
中国の近体詩の一種。八句から成る律詩と区別して,一〇句,一二句,またはそれ以上の偶数句から成るものをいう。五言排律と七言排律とがある。長律。
はいりつ
はいりつ [0] 【廃立】 (名)スル
臣下が君主を廃して,別人を君主とすること。はいりゅう。
はいりほう
はいりほう [0] 【背理法】
⇒帰謬法(キビユウホウ)
はいりゅう
はいりゅう [0] 【廃立】
(1)「はいりつ(廃立)」に同じ。
(2)〔仏〕 二者択一の場合に一方を虚偽として捨て他方を真実として選びとること。仮のものを捨てて,真実を立てあらわすこと。
はいりゅう
はいりゅう 【配立】
手分けをして備えにつかせること。てくばり。「如何なる―かあるらんと/太平記 9」
はいりゅう
はいりゅう 【配流】
⇒はいる(配流)
はいりょ
はいりょ [1] 【配慮】 (名)スル
心をくばること。他人や他の事のために気をつかうこと。「相手の立場を―する」「―が足りない」
はいりょ
はいりょ【配慮】
care;→英和
consideration.→英和
十分に〜する give careful consideration <to> .
はいりょう
はいりょう [0] 【拝領】 (名)スル
貴人や目上の人から物をいただくこと。「殿様より―の刀」「諸国の庄園を―して/日本開化小史(卯吉)」
はいりん
はいりん [0] 【背臨】
書道で,手本を伏せて見ないで書くこと。手本を見て書く臨書に対していう。
はいる
はいる【入る】
(1) enter;→英和
go[come,get]in[into].(2)[押し入る]break into <a house> .
(3)[加入]join <a club> ;→英和
enter.実業界に〜 go into business.(4)[含む]contain;→英和
hold;→英和
accommodate <one thousand people> (収容する).→英和
(5)[収入がある]get.→英和
はいる
はい・る ハヒル [1] 【入る・這入る】 (動ラ五[四])
〔「這(ハ)ひ入る」の転か〕
(1)人・動物などがある建物・区画の中へ移動する。
⇔出る
「部屋に―・る」「中にお―・り下さい」「列車がホームに―・る」「芝生に―・らないで下さい」
(2)ある目的のためにその場に移動する。「海に―・る」「お風呂に―・る」
(3)組織の一員となる。仲間に加わる。「この春―・った社員」「野球部に―・る」「夫の籍に―・る」
(4)ある環境・分野に進む。「政界に―・る」
(5)ある物が他の物の内部・内側に移り,そこに収まる。
(ア)内側に移動する。「目にゴミが―・る」
(イ)入れられたり,付けられたりして,そこにある。「宝石の―・った箱」「ネームの―・った便箋」
(ウ)…の数量がちょうど収まる。容量が…である。「二リットル―・る瓶」
(エ)中に含まれる。添加されている。「アルコールの―・った飲み物」
(6)機械や設備が設置される。「ファックスがうちの課に―・った」「近く都市ガスが―・る」
(7)表から奥の方へ進む。「通りから少し―・った所」
(8)品物や金銭が自分の物となる。自分の手元に収まる。「近く,まとまった金が―・る」「御注文の品が―・りました」
(9)情報・技術・文化などが伝わる。「現地から第一報が―・る」「水墨画は室町時代に中国から―・った」
(10)あるものに他のものが割り込んだり加わったりする。「番組の途中にコマーシャルが―・る」
(11)あるグループ・範囲の中にある。「鯨は哺乳類に―・る」「合格圏内に―・る」「失敗のうちに―・らない」
(12)計算や思慮の対象となっている。「乗り換え時間は計算に―・っていない」「予定に―・っている」
(13)機械などが運転状態になる。
⇔切れる
「スイッチが―・っている」
(14)ある事柄やプロセスを始める。「では本題に―・ります」「経済問題から交渉に―・る」
(15)ある時期になる。時間が経過して,ある状態になる。「夏休みに―・る」「夜に―・って雪になった」「話が佳境に―・る」
(16)割れ目などが生ずる。「壁に亀裂が―・る」「ひびの―・った茶碗」「鬆(ス)が―・る」
(17)〔「酒が入る」の意〕
酒を飲んで酔っていることを婉曲に言う。「だいぶ―・っているようだ」
(18)飲み物ができる。「お茶が―・りました」
(19)選挙で,票を獲得する。「一万票も―・った」
(20)(「目・耳・頭に入る」の形で)認識・理解する。「標識が目に―・らなかった」「…といううわさが耳に―・った」「頭に―・らない」
(21)(「熱・身・力が入る」の形で)熱心にする,集中して…するの意を表す。「話に熱が―・る」「腕に力が―・り過ぎている」「勉強に身が―・らない」
(22)(「実が入る」の形で)植物が結実する。「まだ実が―・っていない」
〔文語では普通「いる(入)」が用いられる〕
[可能] はいれる
[慣用] 手が―・火が―/穴があったら入りたい・年季が入っている
はいる
はいる [1][0] 【配流】 (名)スル
刑罰として罪人を遠くの地へ流すこと。流刑。島流し。「―の身」「隠岐島に―される」
はいれ
はいれ [3] 【歯入れ】
下駄の歯を入れかえること。
はいれい
はいれい [0] 【背礼・悖礼】
礼儀・作法に反していること。
はいれい
はいれい [0] 【拝礼】 (名)スル
頭を下げて礼をすること。拝むこと。はいらい。「神仏を―する」
はいれい
はいれい [0] 【背戻・悖戻】 (名)スル
道理にそむくこと。「実に社会の本性に―するものと云ふべきなり/民約論(徳)」
はいれつ
はいれつ【配列】
arrangement;→英和
disposition.→英和
(ABC 順に)〜する arrange (in alphabetical order).→英和
はいれつ
はいれつ [0] 【配列・排列】 (名)スル
順序をきめてならべること。また,そのならび。「五十音順に―する」
はいれん
はいれん [0] 【海菴】
カライワシ目の魚。全長は普通50センチメートル内外。体形は長く側扁し,背びれの後端が糸状にのびる。背側は青く腹側は銀白色。口は斜め上向きにつき,目とともに大きい。食用。太平洋・インド洋の温暖域に分布。淡水にもすめる。イセゴイ。
はいろ
はいろ [0] 【廃炉】
寿命を迎えた原子炉。
はいろ
はいろ [0] 【羽色】
鳥などの羽の色。
はいろ
はいろ [0] 【葉色】
草木の葉の色。
はいろう
はいろう [0] 【肺労・肺癆】
肺結核の旧称。
はいろん
はいろん [0] 【俳論】
俳諧・俳句についての理論や批評。代表的俳論書に「去来抄」「三冊子」などがある。
はいわ
はいわ [0] 【俳話】
俳諧・俳句についての話。
はいわたる
はいわた・る ハヒ― 【這ひ渡る】 (動ラ四)
(1)はうようにそっと行く。忍びやかに行く。「この主とおぼしきも,―・る時侍(ハベ)べかめる/源氏(夕顔)」
(2)牛車など用いずに歩いて行く。「明石の浦はただ―・る程なれば/源氏(須磨)」
(3)つるや草木の根などがはいのびる。「下にのみ―・りつる葦の根の/後撰(雑三)」
はいガス
はいガス [0] 【排―】
「排気ガス」の略。「―規制」
はいジストマ
はいジストマ [3] 【肺―】
⇒肺吸虫(ハイキユウチユウ)
はいペスト
はいペスト [3] 【肺―】
ペスト菌を吸い込んだために発病するペスト。気管支肺炎を起こして血痰(ケツタン)を出し,呼吸困難となる。
→ペスト
はう
はう【這う】
crawl;→英和
creep;→英和
walk on all fours (四つん這い).
はう
は・う ハフ 【延ふ】 (動ハ下二)
(1)綱などを引きのばす。張りわたす。長くはわせる。「墨縄を―・へたるごとく/万葉 894」
(2)思いを相手に届かせる。「ぬなはくり―・へけく知らに我が心しぞいや愚(オコ)にして今ぞ悔しき/古事記(中)」
〔四段動詞「はう(延)」に対する他動詞〕
はう
は・う ハフ [1] 【這う・延う】 (動ワ五[ハ四])
(1)両手両膝を地面などにつけて進む。また,腹ばいになって進む。「赤ん坊が―・うようになった」「地面を―・って進む」
(2)動物が,地面に胴体を擦るようにして進む。「蛇が―・う」「鰐(ワニ)が―・う」
(3)植物のつるや根などが,地面や壁面に沿って延びる。「太い木の根が―・っている」「壁につたが―・う」
(4)腹ばいになる。「はたかれて土俵に―・う」
(5)さすらう。「異見が耳に入らずは,―・ひたき方へ―・はしませ/仮名草子・浮世物語」
(6)他の動詞の上に付いて,そっと…するの意を表す。「―・ひ紛れ立ち寄り給はんも/源氏(帚木)」
[可能] はえる
はうくずの
はうくずの ハフクズ― 【這ふ葛の】 (枕詞)
葛のつるが長くはうことから,「いや遠長く」「後も逢ふ」「絶えず」にかかる。「―いや遠長く万代(ヨロズヨ)に/万葉 423」「―後も逢はむと/万葉 3834」「―絶えず偲(シノ)はむ大君の/万葉 4509」
はうこ
はうこ ハフ― 【這子】
⇒ほうこ(這子)
はうた
はうた【端唄】
a hauta;a ditty.→英和
はうた
はうた [0] 【端唄・端歌】
〔雑多な歌の意〕
(1)三味線音楽の一種目。江戸中期・末期に江戸市中で大流行した通俗的な小歌曲を源流とする。明治以後は,主に花柳界の酒席の座興として盛行し,レコード・ラジオによって一般大衆にも広まった。うた沢と小唄{(2)(3)}はここからの分派である。江戸端唄。《端唄》
(2)地歌の曲種の一。上方のはやり歌(端歌)や芝居歌などの様式を摂取した歌物。曲風は多様。十八世紀中に多数作曲され,現行の地歌や曲目の大半を占めている。上方端歌。《端歌》
(3)江戸後期の流行歌謡類の総称。
→小歌(2)
はうたもの
はうたもの [0] 【端歌物】
地歌の一種。三味線組歌・長歌物の次に発生した,自由な曲風の歌。「雪」「黒髪」など。
はうちわ
はうちわ [3][2] 【羽団扇】
鳥の羽根でつくったうちわ。「天狗の―」
はうちわかえで
はうちわかえで [5] 【羽団扇楓】
カエデ科の落葉高木。山地に生え,庭木ともされる。葉は大形で,掌状に浅く八〜一一裂して重鋸歯がある。メイゲツカエデ。
はうちわまめ
はうちわまめ [4] 【羽団扇豆】
ルピナスの別名。
はうつ
はう・つ [2] 【羽搏つ・羽撃つ】 (動タ五[四])
鳥がはばたく。「鳶(トビ)一羽…ぱた��と―・つては駛(ハ)せ/自然と人生(蘆花)」
はうつたの
はうつたの ハフツタ― 【這ふ蔦の】 (枕詞)
蔦のつるがおのおの向きを異にしてはい分かれて行くところから,「おのがむきむき」「わかる」にかかる。「―各が向き向き天雲の別れし行けば/万葉 1804」「―別れし来れば/万葉 135」
はうら
はうら [0] 【葉裏】
葉のうら。
はうら
はうら [0] 【羽裏】
(1)鳥の羽の裏。
(2)羽織の裏地とする布。
はえ
はえ【蝿】
a fly.→英和
〜をたたく swat a fly.→英和
‖蝿たたき a flyswatter.蝿取紙 a flypaper.
はえ
はえ [2][0] 【岩礁】
海中の暗礁。陸から海中に突き出している岩礁。
はえ
はえ【栄えある】
honorable;→英和
glorious.→英和
はえ
はえ ハヘ [0] 【蠅】
(1)双翅目短角亜目ハエ群に属する昆虫の総称。体は黒または褐色で太く,二枚の透明なはねを有し,触角は短い。幼虫は「うじ」と呼ばれる。イエバエ・クロバエ・ニクバエ・サシバエ・ツェツェバエなど種類が多く,伝染病を媒介したりして人畜に害を与えるものもある。はい。[季]夏。《やれうつな―が手をする足をする/一茶》
(2)とるに足らない者,つまらない者をののしっていう語。「―侍」
はえ
はえ ハヘ [2] 【掽】
〔動詞「はえる(掽)」の連用形から〕
木材や米俵などを積み上げた山。はい。「幾―か庭に五つのたなつ物/浄瑠璃・宵庚申(中)」
→はえ積み
はえ
はえ [2] 【映え・栄え】
〔動詞「はえる(映)」の連用形から〕
(1)ほまれ。名誉。「―ある栄冠をかちとる」
(2)はえること。はえるさま。見た目によく見えること。「見ばえ」「出来ばえ」などのように他の名詞の下に付いて「ばえ」と濁り,複合語を作る。
(3)引き立つこと。見ばえがすること。「その君をぞこの女御,大方のよろづのものの―にものし給ふ/栄花(見はてぬ夢)」
はえ
はえ [2] 【南風】
南風。主に西日本でいう。[季]夏。《大―をくらって屋根の鴉かな/飯田蛇笏》
→白(シラ)はえ
→黒はえ
はえ
はえ 【破壊】
〔「え」は呉音〕
こわすこと。こわれること。破壊(ハカイ)。「塔婆を―せんと云ふ悪念をおこし/正統記(武烈)」
はえ
はえ [1] 【鮠】
「はや(鮠)」に同じ。
はえうち
はえうち ハヘ― [0][4] 【蠅打ち】
「蠅叩(ハエタタ)き」に同じ。[季]夏。
はえかび
はえかび ハヘ― [2] 【蠅黴】
接合菌類ハエカビ科に属するかび。生きているハエ類に寄生し,寄主を殺して体外に菌糸を伸ばして子実層をつくる。ほかの昆虫類につく近似種も多い。
はえかわる
はえかわ・る [4][0] 【生え変(わ)る】 (動ラ五[四])
前にあったものがなくなったあとに,新しいものが生える。「歯が―・る」
はえぎわ
はえぎわ [0] 【生え際】
額(ヒタイ)などの髪の生え始めている部分。「―の美しい人」
はえざ
はえざ ハヘ― [0] 【蠅座】
〔(ラテン) Musca〕
南天の星座。日本からは見えない。南十字星の南にあり,天の川の一部を含む。
はえじごく
はえじごく ハヘヂゴク [3] 【蠅地獄】
モウセンゴケ科の多年生食虫植物。北アメリカ東南部原産。葉は根生し円形で縁に長い毛がある。葉面に三対の感覚毛があって,虫などが触れると二つに閉じて捕らえ,消化液を出す。五月頃,白色の五弁花をつける。蠅取草(ハエトリソウ)。
蝿地獄[図]
はえたたき
はえたたき ハヘ― [3] 【蠅叩き】
蠅を打ち殺すための,長い柄のついた道具。はいたたき。はえうち。[季]夏。《―とり彼一打我一打/虚子》
はえちょう
はえちょう ハヘチヤウ [0] 【蠅帳】
風通しをよくし,また蠅などが入らないように金網あるいは紗(シヤ)を張った,食品を入れておく小さな戸棚。蠅入らず。蠅よけ。はいちょう。[季]夏。
はえつく
はえつ・く 【蝕え尽く】 (動カ上二)
日食・月食で,皆既食となる。「日,―・きたること有り/日本書紀(推古訓)」
はえづみ
はえづみ ハヘ― [0] 【掽積み】
木材を土場(ドバ)や貯木場に積み上げる方式の一。一段目を並列に並べほぼ正方形とし,その上に直角方向に次の段を並べ,それを繰り返して積み上げる。交差積み。はい積み。
→巻立て
はえでる
はえ・でる [0][3] 【生え出る】 (動ダ下一)
はえて出る。発芽する。「土筆(ツクシ)が―・でる」
はえとり
はえとり ハヘ― [0][4][3] 【蠅取り】
(1)ハエをとるための道具。蠅取り器や蠅取り紙,蠅たたきなど。はいとり。
(2)「蠅取蜘蛛(グモ)」の略。
はえとりがみ
はえとりがみ ハヘ― [4] 【蠅取り紙】
ハエを取るために,ねばる薬液を塗った紙。天井からつるすテープ状にしたものは蠅取りリボンという。はえとりし。[季]夏。
はえとりぐも
はえとりぐも ハヘ― [5] 【蠅取蜘蛛・蠅虎】
真正クモ目ハエトリグモ科のクモの総称。小形のクモ類で体は扁平。目は三列に並び,前列中央の一対は巨大。網を張らず,壁面などを歩行し,跳躍力が強く,巧みにハエなどの小昆虫を捕らえる。日本では約八〇種が知られる。[季]夏。
はえとりそう
はえとりそう ハヘ―サウ [0] 【蠅取草】
ハエジゴクの別名。
はえとりだけ
はえとりだけ ハヘ― [4] 【蠅取茸】
テングタケ・ベニテングタケなどの俗称。その毒液がハエを殺すので,この名がある。
はえとりなでしこ
はえとりなでしこ ハヘ― [6] 【蠅取撫子】
ムシトリナデシコの別名。
はえどくそう
はえどくそう ハヘドクサウ [0] 【蠅毒草】
ハエドクソウ科の多年草。高さ約7センチメートル。原野の林内に自生。葉は三角卵形。夏,細長い穂を立て淡紅色の小花をまばらにつける。根を蠅を殺すのに用いた。
はえなわ
はえなわ【延縄】
a longline.延縄漁業 a longline fishing.延縄漁船 a longliner.
はえなわ
はえなわ ハヘナハ [0] 【延縄】
釣り漁具の一。一本の長い幹縄に適当な間隔で,浮きを結ぶ浮縄と釣り針のついた多数の枝縄をつけたもの。それぞれの釣り針に餌(エサ)をつけ,海面下に浮かせあるいは海底に沈めて張る,浮き延縄と底延縄がある。のべなわ。ながなわ。「―漁業」
延縄[図]
はえぬき
はえぬき [0] 【生え抜き】
(1)その土地に生まれ,その土地で育つこと。生粋(キツスイ)。「―の江戸っ子」
(2)団体・組織などにはじめから所属して現在に至っていること。「―の社員」
はえぬき
はえぬき【生え抜きの】
trueborn;→英和
native <New Yorker> ;→英和
career <diplomat> .→英和
はえぬく
はえぬ・く 【生え抜く】 (動カ四)
(1)その土地で生まれそこで成長する。「吉原で―・いたやうに口を利くから/洒落本・南江駅話」
(2)はえて上に突き抜ける。「二王立ちに立たるは,金輪際より忽ちに―・いたるがごとく也/浄瑠璃・嫗山姥」
はえのこ
はえのこ ハヘ― [0] 【蠅の子】
ハエの幼虫。うじ。
はえばえし
はえばえ・し 【映え映えし・栄え栄えし】 (形シク)
(1)非常にはえて見える。はなやかで見ばえがする。「内わたりにも墨染にて,―・しき事もなし/栄花(松の下枝)」
(2)光栄である。面目が立つ。「講師も―・しく覚ゆるなるべし/枕草子 33」
はえばる
はえばる 【南風原】
沖縄県島尻郡,沖縄島南部の町。サトウキビのほか琉球絣(リユウキユウガスリ)を特産。
はえよけ
はえよけ ハヘ― [0][4] 【蠅除け】
ハエをよけたり追い払ったりすること。またそれに用いる道具。はいよけ。[季]夏。
はえる
は・える [2] 【生える】 (動ア下一)[文]ヤ下二 は・ゆ
(1)草木の芽・枝などが(わずかに)出る。生ずる。「雑草が―・える」「青かびが―・える」「生ひををれる川藻もぞ枯るれば―・ゆる/万葉 196」
(2)動物の体から毛・歯・角などが生じる。「赤ちゃんに歯が―・える」「ひげが―・える」
[慣用] 根が―/羽が生えたよう
はえる
は・える [2] 【映える・栄える】 (動ア下一)[文]ヤ下二 は・ゆ
(1)明るい光に照らされて輝く。あざやかに見える。《映》「朝日に―・える富士山」
(2)周囲のものとの対比によって一段と美しさが目立つ。引き立って見える。《映》「紺碧の海に白い船体が―・える」
はえる
は・える ハヘル 【掽へる】 (動ハ下一)
〔近世語〕
俵や木材などをきれいに形よく積み上げる。「杉なりの俵物広庭に幾所か―・へて/浮世草子・商人軍配団」
〔下二段動詞「はう(延)」の下一段化したものからか〕
はえる
はえる【生える】
[生じる]grow;→英和
come out;sprout.→英和
⇒歯.
はえる
はえる【映える】
[かがやく]shine;→英和
be bright;[引き立つ]look attractive;be set off <by> .
はえん
はえん 【巴猿】
〔中国湖北省巴東県地方の巴峡には猿が多くいたことから〕
峡谷に鳴く猿。また,その哀愁を帯びた鳴き声。「―三叫,暁行人の裳を霑ほす/和漢朗詠(雑)」
はおう
はおう [2] 【覇王】
武力で諸侯を従えて,天下を治める人。
はおうじゅ
はおうじゅ [2] 【覇王樹】
サボテンの異名。
はおく
はおく [0][1] 【破屋】
こわれ破れた家。あばらや。
はおこぜ
はおこぜ [3][2] 【葉鰧】
カサゴ目の海魚。全長約10センチメートル。体は長楕円形で側扁し,ほとんど鱗(ウロコ)はない。背面は淡褐色,腹面は赤い。背びれのとげに毒腺があり,刺されるとひどく痛む。本州中部以南に分布。スナバリ。
はおち
はおち [0] 【羽落ち】
茶釜の腰をめぐる羽(煙返し)を欠き落とした跡。釜の見所の一。
はおと
はおと [0] 【羽音】
(1)鳥や虫の羽ばたきの音。はねおと。
(2)矢羽が風を切って飛ぶ音。
はおと
はおと [0] 【葉音】
葉が風などに吹かれてたてる音。
はおと
はおと【羽音】
the fluttering <of birds> .〜をたてる flutter (鳥が);→英和
buzz (虫が).→英和
はおり
はおり【羽織】
a haori;a kimono coat.〜袴で in formal dress.
はおり
はおり [0] 【羽織】
(1)和服で,長着の上に着る丈の短い外衣。裾は引き返しにし両脇に襠(マチ)を入れる。襟を折り返し,胸もとで紐(ヒモ)を結んで着る。
(2)「羽織芸者」の略。「―にしやせうか,男芸者にしやせうか/洒落本・辰巳之園」
羽織(1)[図]
はおりおとし
はおりおとし [4] 【羽織落(と)し】
歌舞伎の演出・演技の型で,二枚目の男が,恋のため魂が抜けてしまったさまを表すもの。気付かないうちに羽織が脱げ落ちるしぐさ。
はおりげいしゃ
はおりげいしゃ [4] 【羽織芸者】
〔客の席に羽織を着て出たことから〕
江戸深川の芸者の異名。羽織。「―の多き中/人情本・梅児誉美 3」
→辰巳(タツミ)芸者
はおりごろつき
はおりごろつき [4] 【羽織破落戸】
服装は立派なのに,ごろつきのように恐喝(キヨウカツ)などをする者。はおりごろ。
はおりした
はおりした [0] 【羽織下】
羽織の下に着るもの。多くは袖なしで,防寒用。
はおりはかま
はおりはかま [6][5] 【羽織袴】
羽織と袴。また,それを身につけた改まった服装。「―でかしこまる」
はおりひも
はおりひも [3] 【羽織紐】
羽織の胸のあたりに付けて結び止めるひも。
はおる
はお・る [2] 【羽織る】 (動ラ五[四])
〔「はおり(羽織)」の動詞化〕
着物の上からちょっと掛けて着る。また,袖を通さないで着る。「カーディガンを―・る」
[可能] はおれる
はおんきごう
はおんきごう [4] 【ハ音記号】
音部記号の一。譜表上に一点ハ音の位置を指示する。記号の中心を第一線上に置いて書かれるものをソプラノ記号,第二線上のものをメゾソプラノ記号,第三線上のものをアルト記号,第四線上のものをテノール記号,第五線上のものをバリトン記号という。中音部記号。
→音部記号
はか
はか【墓】
a grave;→英和
a tomb.→英和
墓場 a graveyard;→英和
a cemetery (共同墓地).→英和
はか
はか (係助)
〔「ほか」の転。近世上方語〕
体言またはそれに準ずるもの,格助詞などに付き,下に打ち消しの語を伴って用いる。特定の事柄だけを取りあげて,それ以外のものをすべて否定する意を表す。ほか。しか。「皆の衆が一日汗水になつてもかたはなに八十四文―儲けぬに/浄瑠璃・椀久末松山」「御枕金と申すものは斯様な時に―入りませぬ/歌舞伎・三十石」
はか
はか [2] 【捗・果・計・量】
〔「計(ハカリ)」と同源〕
(1)仕事や物事の進み具合。はかどり。「―ゆき」
(2)田植え・稲刈りなどの際の各人の分担区域。「秋の田の我が刈り―の過ぎぬれば/万葉 2133」
(3)目当て。目標。「いづこを―と君がとはまし/後撰(恋二)」
はか
はか (接尾)
状態を表す名詞や形容詞の語幹などに付いて,形容動詞の語幹をつくる。そのようなさまの意を表す。「あて―」「あさ―」
はか
はか [2] 【墓】
遺骸や遺骨を葬る所。また,そこにしるしとして立てた石・木など。塚。墳墓。
はか
はか [1] 【破瓜】
〔「瓜」の字を縦に二分すると,八が二つになることから〕
(1)〔孫綽「情人碧玉歌」〕
(八の二倍で)女の一六歳。思春期の頃。「―期」
(2)〔通俗編(婦女)〕
(八の八倍で)男の六四歳。
(3)性交によって処女膜が破れること。
はか=が行(ユ)く
――が行(ユ)・く
仕事などがはかどる。
はか=に布団は着せられぬ
――に布団は着せられぬ
親が死んでから孝行をしようと思っても手後れである。
はか=もなし
――もな・し
あてもない。たよりない。はかない。「―・き野辺の露とや消えなまし/赤染衛門集」
はか∘す
はか∘す 【佩かす】 (連語)
〔動詞「佩(ハ)く」に尊敬の助動詞「す」の付いたもの〕
刀を腰におつけになる。おはきになる。「―∘せる大刀/古事記(中)」
はかあな
はかあな [0] 【墓穴】
遺骸や遺骨を埋める穴。ぼけつ。
はかい
はかい [0] 【破戒】
戒めを破ること。特に,僧が戒律を破ること。
⇔持戒
「―僧」
はかい
はかい 【破戒】
小説。島崎藤村作。1906年(明治39)刊。被差別部落出身の小学校教師瀬川丑松が,自己確立へ苦悩し,父の戒めを破って,自分の素性を告白し,周囲の偏見と闘う姿を描く。本格小説の誕生といわれた。
はかい
はかい [0] 【破潰】 (名)スル
こわれくずれること。また,こわしくずすこと。「夫れ乱臣賊子の君家を乱るは実に封建制度を―するものなり/日本開化小史(卯吉)」
はかい
はかい【破壊】
destruction.→英和
〜的 destructive;→英和
subversive.→英和
〜する destroy;→英和
break (down).→英和
‖破壊活動 subversive activities.破壊活動防止法 ⇒破防法.
はかい
はかい【破戒】
violation of a commandment.‖破戒僧 a fallen priest.
はかい
はかい [0] 【破壊】 (名)スル
こわすこと。また,こわれること。
⇔建設
「家屋を―する」「自然を―する」「環境―」
はかいおうりょく
はかいおうりょく [4] 【破壊応力】
物体に外力を加えるとき,物体が破壊しない限界での応力。極限強さ。
はかいかつどうぼうしほう
はかいかつどうぼうしほう 【破壊活動防止法】
暴力主義的破壊活動を行なった団体に対する必要な規制措置を定め,暴力主義的破壊活動に関して刑法の罰則規定を補う法律。1952年(昭和27)制定。破防法。
はかいし
はかいし【墓石】
a tombstone.→英和
はかいし
はかいし [0] 【墓石】
墓のしるしとして立てる石。ぼせき。
はかいしけん
はかいしけん [5][4] 【破壊試験】
材料または製品に荷重を加え,変形または破壊に至る強度を調べる試験。
はかいしゃ
はかいしゃ [2] 【破壊者】
こわす人。安定しているものや組織などをこわす人。「平和の―」
はかいてき
はかいてき [0] 【破壊的】 (形動)
物事をこわそうとするさま。物事の成立や進行を妨げようとするさま。
⇔建設的
「―な意見」
はかいてん
はかいてん [2] 【破壊点】
物体に加えられる外力とそれに抗する応力との釣り合いが破れ,物体が大きく変化して破壊されるその極限の点。
はかいぶんし
はかいぶんし [4] 【破壊分子】
一つの国家・社会などの中にあって,その秩序を破壊しようとする一団の人々。組織の中で破壊的な活動をするメンバー。
はかいむざん
はかいむざん [4] 【破戒無慚】
僧が戒律を破りながら恥と思わないこと。
はかいりょく
はかいりょく [2] 【破壊力】
物をうちこわす力。
はかき
はかき ハクワ― [2] 【破瓜期】
女子の一五,六歳の頃。思春期。
はかく
はかく【破格の】
extraordinary;→英和
exceptional;→英和
special.→英和
はかく
はかく [0] 【破格】 (名・形動)[文]ナリ
(1)先例や基準にはずれる・こと(さま)。「―の昇進」「―の安値」
(2)詩や文章などで,きまりにはずれている・こと(さま)。また,その表現。「―な表現」
はかけ
はかけ [0][3] 【歯欠け】
歯が欠けたり抜けたりしていること。また,その人。はっかけ。
はかげ
はかげ [0] 【葉影】
物の上に映じた,木や草の葉の影。
はかげ
はかげ [0] 【葉陰】
木や草の葉のかげ。
はかし
はかし 【佩刀】
〔動詞「佩(ハ)く」に尊敬の助動詞「す」の付いた語の連用形から〕
貴人が帯びる刀。御太刀。はかせ。
→みはかし
はかしょ
はかしょ [3][0] 【墓所】
墓のある所。墓地。墓場。ぼしょ。
はかじるし
はかじるし [3] 【墓標】
⇒ぼひょう(墓標)
はかす
はかす [2][1] 【歯滓】
歯にたまったかす。はくそ。
はかす
はか・す [2] 【捌かす】 (動サ五[四])
(1)とどこおらないで流れるようにする。「水を―・す」
(2)物,特に商品が,そのまま手もとに残らないようにする。「在庫を―・す」
はかせ
はかせ 【佩刀】
「はかし(佩刀)」の転。
→みはかせ
はかせ
はかせ [1] 【博士】
(1)その方面のことに詳しい人。ものしり。「お天気―」「鉄道―」
(2)「はくし(博士)」に同じ。
(3)律令制で,諸官司にあって学生(ガクシヨウ)の教育に従事した官職。大学寮に明経・明法・紀伝・算・音・書,陰陽寮に陰陽・暦・天文・漏刻,典薬寮に医・針・呪禁・按摩の各博士が置かれ,また大宰府・諸国にも明法博士や国博士が置かれていた。
(4)明治初年,大学生の教授,国史の編修,洋書の翻訳,病気の治療などをつかさどった奏任官。
(5)(「墨譜」とも書く)声明(シヨウミヨウ)や雅楽の声楽曲の記譜で,旋律を表示する記号。歌詞の各文字の左側に記し,折線・曲線によって旋律の動きを表す。広義には謡曲などの胡麻点(文字の右側)をも含めて言う。西洋のネウマに当たる。節博士(フシハカセ)。
はかせ
はかせ【博士】
⇒博士(はくし).
はかせけ
はかせけ [3] 【博士家】
平安以降,大学寮などにおける博士の職を世襲した家柄。菅原・大江・清原・中原などの各家が有名。
はかせけてん
はかせけてん [4][0] 【博士家点】
博士家で用いられたヲコト点の総称。ヲコト点のうちで最も広く行われた。声点が,左下・左上・右上・右下の順にテ・ニ・ヲ・ハとなる。堂上点。
はかせごう
はかせごう [3] 【博士号】
⇒はくしごう(博士号)
はかぜ
はかぜ [0] 【葉風】
木や草の葉をそよがせる風。
はかぜ
はかぜ [0][1] 【羽風】
飛んでいる鳥や虫のはねが起こす風。
はかぜ
はかぜ [0] 【刃風】
刀で激しく切るときに生じる風。
はかた
はかた 【博多】
福岡市七区の一。商業地区。朝鮮半島・大陸との交通の要衝として開けた古くからの港町。中世には日明貿易で発展,江戸時代には黒田氏の城下町福岡の外港・商業地域として繁栄。古名,博多津(ハカタノツ)・那大津(ナノオオツ)・那津(ナノツ)。
はかたおび
はかたおび [4] 【博多帯】
博多織の帯。
はかたおり
はかたおり [0] 【博多織】
博多地方で織られる絹織物。たて糸に細い練糸(ネリイト)を強く張り,よこ糸に太糸を強く打ち込んだかたい織物。独鈷(トツコ)・花菱の浮き模様を連ねた縞模様が多い。単(ヒトエ)帯のほか袴(ハカマ)・袋物などにする。
はかたこじょろうなみまくら
はかたこじょろうなみまくら ハカタコヂヨラウ― 【博多小女郎波枕】
人形浄瑠璃。世話物。近松門左衛門作。1718年初演。密貿易事件に想を得たもの。京の商人小町屋惣七は,遊女小女郎のために密貿易の首領毛剃九右衛門(ケゾリクエモン)の手下となり,捕らえられて自害し,毛剃一味も追放となる。
はかたしぼり
はかたしぼり [4] 【博多絞】
博多に産する木綿の絞り染め。紺地に花形などの模様を白く絞り出したもの。主に,浴衣地。
はかたじし
はかたじし [4] 【博多獅子】
郷土玩具の一。松材を二つに割り,一方に目鼻などを刻み,他方とひもで結んで口が開くようにした獅子頭。
はかたづくり
はかたづくり [4] 【博多作り】
〔博多織のように切り口が縞目になることから〕
イカなどの刺身のつくり方の一。材料を二枚合わせにして,間に海苔(ノリ)などを挟む。
はかたにわか
はかたにわか [4] 【博多俄】
博多の郷土演芸として発達した,素人の即興的な滑稽寸劇。目かずらをつけ,仮設舞台などで演ずる。
→俄
はかたにんぎょう
はかたにんぎょう [4] 【博多人形】
博多近辺で産する,粘土製の素焼きの人形に精巧な彩色をほどこしたもの。慶長(1596-1615)頃に始まるという。
はかたのつ
はかたのつ 【博多津】
福岡市博多区の港の古名。坊津(ボウノツ)・安濃津(アノツ)とともに三津(サンシン)の一。
はかたばん
はかたばん [0] 【博多版】
室町初期,元の兪良甫(ユリヨウホ)が博多に渡来して出版した書籍。
はかたひら
はかたひら [3] 【博多平】
博多織と同質の,男物の絹の袴(ハカマ)地。主に,平織りの縦縞。
はかたぶし
はかたぶし 【博多節】
福岡県博多の民謡で,花柳界のお座敷唄。島根県石見(イワミ)地方の遊芸人の唄が,1887年(明治20)ごろに伝えられたもの。
はかたみなみせん
はかたみなみせん 【博多南線】
JR 西日本の鉄道線。福岡市博多・博多南間,8.5キロメートル。新幹線車両基地への出入線を利用し,1990年(平成2)より旅客営業を行う。
はかたやまがさ
はかたやまがさ [5] 【博多山笠】
「山笠(ヤマガサ){(2)}」に同じ。[季]夏。
はかたわん
はかたわん 【博多湾】
福岡県北西部にある内湾。西浦岬と海ノ中道で玄界灘と限られる。元寇の遺跡がある。福岡湾。
はかたドンタク
はかたドンタク 【博多―】
〔ドンタクは,オランダ語の zondag(安息日,休日)から〕
五月三日・四日に福岡市で行われる年中行事。松囃子(マツバヤシ)に港祭りを統合した市民の祭り。傘鉾(カサボコ)・福神の仮装風流(フリユウ)の邌(ネ)り物のほか,市民がしゃもじをたたいて町を練り歩き,様々な芸能が行われる。
はかち
はかち [0] 【墓地】
墓場。ぼち。
はかどころ
はかどころ [3] 【墓所】
墓のあるところ。はかしょ。ぼしょ。
はかどる
はかどる【捗る】
advance;→英和
make (good) progress;get along well.さっぱり捗らぬ make no[little]progress.
はかどる
はかど・る [3] 【捗る】 (動ラ五[四])
物事が順調に進む。はかがゆく。進捗(シンチヨク)する。「仕事が―・る」
はかな
はかな 【果無・果敢無・儚】
形容詞「はかなし」の語幹。「夢をはかなみまどろめばいや―にもなりまさるかな/古今(恋三)」
はかない
はかない【儚い】
transient;→英和
ephemeral;[空虚な]vain;→英和
empty.→英和
はかない
はかな・い [3] 【果無い・果敢無い・儚い】 (形)[文]ク はかな・し
(1)消えてなくなりやすい。もろくて長続きしない。「人生は―・い」「―・い命」「―・い恋」
(2)不確かであてにならない。実現の可能性が乏しい。「―・い希望をいだく」
(3)何のかいもない。無益だ。「行く水に数書くよりも―・きは思はぬ人を思ふなりけり/古今(恋一)」
(4)大したものでない。取り立てるほどのものでない。「をかしき事も世の―・き事も,うらなく言ひ慰まんこそ/徒然 12」
(5)思慮・分別が十分でない。愚かだ。「日本の人は―・し。虎にくはれなん/宇治拾遺 12」
(6)みすぼらしい。卑しい。「長谷に詣でて,いと―・き家にとまりたりしに/枕草子 228」
〔原義は「はか(捗)無し」の意〕
[派生] ――が・る(動ラ五[四])――げ(形動)――さ(名)
はかなぎ
はかなぎ [0] 【墓薙】
盂蘭盆(ウラボン)に墓を掃除すること。
はかなくなる
はかなくな・る
死ぬ。「三条の宮にさぶらひし小侍従は―・り侍りにけると,ほの聞き侍りし/源氏(橋姫)」
はかなごと
はかなごと 【果無事】
「はかなしごと」に同じ。「かかる身をもちて,なぞこの―は/宇津保(菊の宴)」
はかなさ
はかなさ【儚さ】
vanity;→英和
transiency.→英和
はかなし
はかな・し 【果無し・果敢無し】 (形ク)
⇒はかない
はかなしごと
はかなしごと 【果無し事】
特に取り立てていうほどでもないこと。とりとめのないこと。はかなごと。「今宵は少しうちとけて―なども言ふ/源氏(竹河)」
はかなぶ
はかな・ぶ 【果無ぶ】 (動バ上二)
頼りなく見える。「―・びたるこそ女はらうたけれ/源氏(夕顔)」
はかなむ
はかな・む [3] 【果無む・儚む】 (動マ五[四])
はかないと思う。「世を―・む」
はかなむ
はかなむ【儚む】
despair <of> ;→英和
grow weary <of the world> .
はかなもの
はかなもの 【果無者】
つまらないもの。「悪霊は執念(シユウネ)きやうなれど,業障にまとはれたる―なり/源氏(夕霧)」
はかば
はかば [3] 【墓場】
墓のある所。墓地。墓所。
はかばかしい
はかばかし・い [5] 【捗捗しい】 (形)[文]シク はかばか・し
(現代語ではふつう下に打ち消しの言い方を伴って用いられる)
(1)物事が順調に進んでいる。望みどおりの方向にいっている。うまくいっている。また,はかどっている。「工事の進み方が―・くない」「事業が―・くない」「病状が―・くない」「―・い返事が聞けない」「かやうの御ありきには,随身がらこそ―・しき事もあるべけれ/源氏(末摘花)」
(2)頼みがいがある。しっかりしている。「おほやけに仕うまつり,―・しき世の固めなるべきも/源氏(帚木)」
(3)きわだっている。はっきりしている。「はかなき花・紅葉といふも,折節の色合ひつきなく―・しからぬは/源氏(帚木)」
(4)明確である。たしかである。「その折りの心地のまぎれに―・しうも聞き置かずなりにけり/源氏(須磨)」
(5)重要である。公式である。本格的である。「此の魚,己ら若かりし世までは,―・しき人の前へ出づる事侍らざりき/徒然 119」
[派生] ――げ(形動)――さ(名)
はかばかしく
はかばかしく【捗々しくない】
be not doing very well;make little progress.
はかびょう
はかびょう ハクワビヤウ [0] 【破瓜病】
精神分裂病の型の一。特に思春期(破瓜期)に多いので,この名がある。
はかぶ
はかぶ【端株】
a broken[an odd]lot.
はかぶ
はかぶ [0] 【端株】
(1)商法上,一株に満たない株式。株式配当・株式分配・株式併合などにより生じる。
(2)証券取引法上,売買取引の単位に満たない株。
はかほり
はかほり [0][4] 【墓掘り】
墓穴を掘ること。また,その人。
はかま
はかま【袴】
a hakama;a pleated skirt.
はかま
はかま [3] 【袴】
(1)和装で着物の上から着けて腰から脚をおおうゆったりした衣服。上部に付けたひもを結んで着用し,普通,ズボンのように両脚の部分に分かれるが,スカート状のものもある。古くは男子のみが用い,埴輪(ハニワ)に原初的な形態が見られる。平安以降,表(ウエ)の袴・指貫(サシヌキ)・長袴など,官位や服装に応じて用いるべき袴の形態や材質が定められた。近世には形態・材質ともに著しく発達し,野袴・行灯袴・軽衫(カルサン)など種類が増え,武士は日常着に用い,庶民は礼装の際着用した。女子は平安時代には緋袴を用いたが,鎌倉時代以降一般には用いなくなった。
(2)ツクシなどの節を包む苞葉(ホウヨウ)やドングリなどの殻斗(カクト)の俗称。
(3)卓上に徳利を置くときにはかせる器。
(4)(「褌」とも書く)上代,男子の着た,裾の短いズボン様の下半身用下着。ふんどし。「逼めて―を脱かしめて/日本書紀(欽明訓)」
袴(1)[図]
はかまいり
はかまいり [3] 【墓参り】 (名)スル
墓へ行って拝むこと。特に,盂蘭盆(ウラボン)に先祖の墓に参ること。墓参(ボサン)。[季]秋。
はかまいり
はかまいり【墓参りする】
visit a person's grave.
はかまかずら
はかまかずら [4] 【袴蔓】
マメ科の常緑つる性木本。和歌山県から沖縄の海岸の林内に生える。葉は幅が広く先が二裂。夏,枝先に総状花序を直立し,淡黄緑色の五弁花をつける。葉形を袴に見立てこの名がある。
はかまぎ
はかまぎ [3] 【袴着】
幼児の成長を祝い,初めて袴を着せる儀式。平安以降,男女の別なく三歳から七歳の間に吉日を選んで行われたが,江戸時代には五歳男児のみの風となり,次第に一一月一五日に定着し,七五三の風習の一環となった。着袴(チヤツコ)。[季]冬。
はかまごし
はかまごし [0] 【袴腰】
(1)男袴の後ろ腰の,厚板の芯を入れて仕立てた部分。腰板。
(2)({(1)}の形から)台形。梯形。
はかまじ
はかまじ [0] 【袴地】
袴用の布地。
はかまだれ
はかまだれ 【袴垂】
平安中期の伝説中の盗賊。藤原保昌(ヤスマサ)の兄(一説に弟)保輔(ヤススケ)のこととも伝えられるが,未詳。「今昔物語」「宇治拾遺物語」にみえる。
はかまのう
はかまのう [3] 【袴能】
盛夏のころ,面や装束をつけず紋服・袴で行う能。作物や小道具を略する場合もある。
⇔装束能
[季]夏。
はかもうで
はかもうで [3] 【墓詣で】 (名)スル
墓参り。
はかもり
はかもり [0][2] 【墓守(り)】
墓の清掃など管理をする人。
はからい
はからい ハカラヒ [0][3] 【計らい】
(1)とりはからい。処置。措置。「粋(イキ)な―」
(2)考え。配慮。分別。「信じたてまつらんとも,また,すてんとも,面々の御―なり/歎異抄」
はからい
はからい【計らい】
management;→英和
arrangement;→英和
discretion (裁量);→英和
good offices (世話).…の〜に任せる leave <a matter> to a person's discretion.
はからいちゅうもん
はからいちゅうもん ハカラヒ― [5] 【計らい注文】
一定の値幅をもたせた売買注文で,その範囲内で業者に裁量を認める方法。
はからう
はから・う ハカラフ [3] 【計らう】 (動ワ五[ハ四])
〔「計り合う」の転。一説に,「はかる」に反復継続の助動詞「ふ」が付いてできたものとも〕
(1)考えて,適切な処置をする。都合の良い方法を講ずる。とりはからう。「便宜を―・う」「早く着工できるように―・ってもらった」
(2)相談する。協議する。「友人と―・って金額を決める」
(3)考え定める。計画する。「合戦の次第―・ひ申せ/保元(上)」
(4)推しはかる。見当をつける。「日を―・ひて,いつしかとおぼすほどに/源氏(東屋)」
(5)手加減をする。あんばいする。「飯を―・ひ盛り,人にすすむる役者を/咄本・醒睡笑」
[可能] はからえる
はからう
はからう【計らう】
[処置]manage;→英和
arrange;→英和
consider (考慮).→英和
はからざるに
はからざるに 【図らざるに・計らざるに】 (連語)
思いがけなく。予想外に。「―,御恩をかうぶりて/宇治拾遺 6」
はからず
はからず [2][3] 【図らず・計らず】 (副)
〔動詞「はかる」の未然形に打ち消しの助動詞「ず」が付いたものから〕
思いもよらず。不意に。「此時孝助が―胸に浮かんだのは/怪談牡丹灯籠(円朝)」
はからずも
はからずも【図らずも】
unexpectedly;→英和
by chance.〜…する happen to do.
はからずも
はからずも [3][2] 【図らずも】 (副)
思いがけなくも。予想もしなかったのに。突然に。「―受賞の栄に浴し…」
はかられる
はかられる【謀られる】
be taken in.
はかり
はかり【秤】
a balance;→英和
scales.〜にかける weigh <a thing> in the balance.
はかり
はかり [0][3] 【計り・量り】
〔動詞「はかる」の連用形から〕
(1)物の分量・数量・大きさなどをはかること。また,はかって知った重さ・大きさなど。「―が甘い」
(2)考え。工夫(クフウ)。計画。「物恐(オ)ぢせず―有りける者の/今昔 28」
→はかりごと
(3)見当。目当て。手がかり。「逢ふ―なき嘆かしさに/狭衣 3」
(4)限り。際限。「声を―にぞおめき叫び給ひける/平家 7」
(5)重さをはかる単位。
(ア)黄金や銭をはかる単位。「黄金万―ありとも飢(イイウエ)を療(イヤ)すべからず/日本書紀(宣化訓)」
(イ)銀・銅・穀物などをはかる単位。「鉄一万―・箭竹(ヤノシノ)二千連を請す/日本書紀(天武下訓)」「黄蘗大五―/延喜式(図書寮)」
(ウ)糸をはかる単位。「夏引の白糸七―あり/催馬楽」
はかり
はかり [0][3] 【秤】
〔「はかり(計・量)」と同源〕
物の重さをはかる器具の総称。竿秤(サオバカリ)・天秤(テンビン)・棒秤(ボウバカリ)・台秤(ダイバカリ)などがある。
はかり
はかり【量りが良い(悪い)】
give good (short) weight[measure].量り売りする sell <wine> by measure.
はかり=に掛ける
――に掛・ける
(1)秤ではかって重さを調べる。
(2)二つのものの軽重・得失などを比べる。「義理と人情を―・ける」
はかり=無し
――無・し
(1)目当てがない。方法がない。「あふ―・くてのみふる我が恋を人目にかくる事のわびしさ/後撰(恋六)」
(2)限度がわからない。際限がない。「―・き千ひろの底のみるぶさの/源氏(葵)」
(3)(「言うはかりなし」「申すはかりなし」の形で)言葉で言いつくせない。「思ひを西海千里の雲に寄せ,…悲しともいふ―・し/平家(灌頂)」
はかりうり
はかりうり [0][3] 【量り売り】 (名)スル
客の求める量をそのつどはかって売ること。
はかりかねる
はかりか・ねる [0][5] 【計り兼ねる】 (動ナ下一)
推測できない。はかりがたい。「彼の真意を―・ねている」
はかりきり
はかりきり [0] 【量り切り】
枡(マス)などではかった分量だけであること。おまけなどしないこと。
はかりこむ
はかりこ・む [4] 【量り込む】 (動マ五[四])
秤(ハカリ)の量目より多く盛って容器の中へ入れる。
はかりごつ
はかりご・つ 【謀つ】 (動タ四)
〔「はかりごと」の動詞化。中世以前は,「はかりこつ」〕
(1)はかりごとをめぐらす。はかる。「乙(カナ)づるやうにして高祖が頸を切るべしと―・つ/今昔 10」
(2)だます。あざむく。「人を―・ちて/源氏(橋姫)」
はかりごと
はかりごと【謀】
⇒計略,陰謀.
はかりごと
はかりごと [0] 【謀・籌】
〔「計り事」の意。近世初期まで「はかりこと」〕
(1)事がうまく運ぶように前もって作り上げた計画・手段。特に,悪事を企てること。計略。たくらみ。「―をめぐらす」
(2)先のことを考えて,心構えや準備をしておくこと。また,その心構え。「弓箭に携はらん者の―は尤かうこそあらまほしけれ/平家 1」
はかりごと=は密(ミツ)なるを良(ヨ)しとす
――は密(ミツ)なるを良(ヨ)しとす
〔三略(上略)「将謀欲�密」〕
計略は秘密にしなければ成功しない。
はかりごと=を帷幄(イアク)の中(ウチ)に運(メグ)らし勝つことを千里の外(ホカ)に決す
――を帷幄(イアク)の中(ウチ)に運(メグ)らし勝つことを千里の外(ホカ)に決す
〔「漢書(高帝紀)」による〕
陣営で作戦を立て,遠く離れた戦場で勝利する。戦略の巧妙なこと。漢の高祖が張良の軍事的才能を評した言葉。
→籌策(チユウサク)
はかりざ
はかりざ [0] 【秤座】
江戸時代,幕府の認可を得て秤の製造・販売を独占し,検定を行なった座。全国を二分し,東三三か国を江戸の守随氏が,西三三か国を京都の神氏が分掌した。
はかりざお
はかりざお [0][3] 【秤竿】
竿秤(サオバカリ)のさお。目盛りが刻んである。
はかりざら
はかりざら [3] 【秤皿】
秤の,重さをはかる物や分銅をのせる皿状の部分。竿秤(サオバカリ)では一つ,天秤(テンビン)では両端に二つ使う。
はかりしる
はかりし・る [0][4] 【計り知る】 (動ラ五[四])
おしはかる。多く下に打ち消しの語を伴って用いる。「彼の心中を―・ることはむずかしい」
はかりしれ∘ない
はかりしれ∘ない 【計り知れない】 (連語)
おしはかることができない。見当がつけられない(ほどはなはだしい)。はかりしれぬ。「―∘ない苦難」
はかりしれない
はかりしれない【計り知れない(ほどの)】
immeasurable (数量);→英和
[数]innumerable;→英和
invaluable (価値).→英和
はかりのめ
はかりのめ 【秤の目】
アズキナシの別名。
はかりべり
はかりべり [0] 【計り減り】 (名)スル
何度もはかって小分けにしたりするうちにはかり込んで,あらかじめはかった総量に不足をきたすこと。
はかりむし
はかりむし [3] 【計り虫】
シャクトリムシの異名。[ヘボン]
はかりめ
はかりめ [0][4] 【秤目】
(1)竿秤(サオバカリ)の目盛り。また,その目盛りの読み方。
(2)秤にかけて,出た目方。はかった物の重さ。
はかる
はかる【諮る】
consult <a matter with> ;→英和
refer <a matter to a committee> .→英和
はかる
はかる【計[測・量]る】
measure;→英和
weigh (目方を);→英和
take one's temperature (体温を).
はかる
はか・る [2] 【図る・謀る・諮る】 (動ラ五[四])
〔「はかる(計・測・量)」と同源〕
(1)計画する。ある動作が実現するよう,計画をたてたり,努力したりする。くわだてる。企図する。《図》「幼帝の擁立を―・る」「自殺を―・る」「販路の拡大を―・る」「便宜を―・ってもらう」
(2)他人をだます。普通,受け身文で用いる。《謀》「しまった,―・られたか,と思った時はもう遅かった」
(3)ある問題について他人の意見をきく。また,公の機関などで,ある問題について学識経験者による委員会の意見を「答申」として出してもらう。《諮》「日時はみんなに―・って決めよう」「本件は審議会に―・り,その答申を尊重したいと存じます」
[可能] はかれる
はかる
はかる【図る】
plan;→英和
attempt;→英和
plot (たくらむ).→英和
はかる
はか・る [2] 【計る・測る・量る】 (動ラ五[四])
〔名詞「はか」の動詞化〕
(1)物差し・枡(マス)・秤(ハカリ)などを用いて,物の長さ・量・重さなどを調べる。測定する。計測する。「物差しで寸法を―・る」「枡でお米を―・る」「ストップウオッチでタイムを―・る」
〔長さ・面積などをかぞえる場合「測る」,重さ・容積などをかぞえる場合「量る」,時間などをかぞえる場合「計る」とも書く〕
(2)心の中で推定する。想像する。おしはかる。「相手の気持ちを―・りかねている」「ころあいを―・る」
(3)(「図る」とも書く)予測する。「あに―・らんや(=ドウシテコノヨウナコトヲ予想シヨウカ?)」「―・らざるに病をうけて/徒然 49」
→図らず
→図らずも
[可能] はかれる
はかん
はかん [0] 【波間】
波の間。なみま。
はが
はが 【芳賀】
姓氏の一。
はが
はが 【擌】
鳥を取る仕掛け。竹串(タケグシ)や木の枝に黐(モチ)を塗って,おとりのそばに立てる。はご。「―も立てず,もちなはも引かず/保元(上・古活字本)」
はが
はが 【芳賀】
栃木県南東部,芳賀郡の町。宇都宮市の東に接し,五行川が南流する。
はがい
はがい [0] 【羽交い】
(1)鳥の左右の羽の,畳んだときに重なる部分。「葦辺行く鴨(カモ)の―に霜降りて/万葉 64」
(2)はね。つばさ。「片―を射切つて/太平記 16」
はがい=の下
――の下
年長者や権力者に庇護されていること。「―の温め鳥/浄瑠璃・百合若大臣」
はがいい
はがい・い [3] 【歯痒い】 (形)
「はがゆい」の転。「―・くて見ていられない」
[派生] ――が・る(動ラ五[四])
はがいじめ
はがいじめ【羽交締めにする】
pinion.→英和
はがいじめ
はがいじめ [0] 【羽交い締め】
背後から相手の脇の下に差し入れた両手を,相手の首の後ろで組んで強く締め付けること。
はがえ
はがえ [0] 【羽替え】 (名)スル
鳥の羽が抜け替わること。「―期」
はがかり
はがかり [2] 【羽掛(か)り】
板などの重なり合う部分。
はがき
はがき【葉書】
<米> a postal card (官製);a postcard (私製);→英和
<英> a postcard.
はがき
はがき [0] 【葉書・端書(き)】
(1)「郵便葉書」の略。
(2)紙片などに書いた覚え書きや書類。
はがく
はがく [0] 【端額】
きりの悪い,はんぱで小さな金額。
はがくる
はがく・る 【葉隠る】 (動ラ下二)
葉の陰に隠れる。「―・れて空にもひびく蝉(セミ)の声かな/為忠百首(丹後守)」
はがくれ
はがくれ [2][0] 【葉隠れ】
葉の陰になること。「―の木の実」
はがくれ
はがくれ 【葉隠】
武士道論書。一一巻。佐賀鍋島藩士山本常朝口述,同藩士田代陣基(ツラモト)筆録。1716年頃成立。鍋島藩を中心とした逸事・逸聞を一貫した尚武思想で説く。「武士道と云は,死ぬ事と見付たり」の一節が有名。葉隠聞書。葉隠論語。鍋島論語。
はがくれぶし
はがくれぶし [5] 【葉隠武士】
〔「葉隠」を武士の修養書としたことから〕
佐賀鍋島藩の武士。
はがさね
はがさね [2] 【羽重ね】
(1)鳥の一方の羽が他方の羽の上に重なって畳まれていること。
(2)板の張り方で,一端が他の板の端に重なるように張るもの。
はがしごよみ
はがしごよみ [4] 【剥がし暦】
日めくりの暦。めくり暦。
はがす
はが・す [2] 【剥がす】 (動サ五[四])
表面に付着している物やおおっている物を,めくりとる。はぎとる。「ポスターを―・す」「生爪を―・す」
[可能] はがせる
はがす
はがす【剥がす】
⇒剥ぐ.
はがた
はがた [0] 【歯形・歯型】
(1)歯でかんだあと。「かまれたところに―がつく」
(2)歯の型。歯の並び方をうつしとったもの。《歯型》「―をとる」
はがたき
はがたき [2] 【端敵】
歌舞伎の役柄の一。敵役のうち,謀反人や,悪の元凶となる実悪(ジツアク)に対して,その家来筋の軽い安っぽい悪人。
はがため
はがため [2] 【歯固め】
〔「歯」は齢(ヨワイ)の意〕
(1)昔,長寿を願って,正月三が日に餅鏡(モチイカガミ)・大根・瓜・押し鮎・猪肉などを食べた行事。[季]新年。《―やいで海のもの山のもの/正岡子規》
(2)まだ歯の生えない乳児にしゃぶらせて,歯茎を固める玩具。おしゃぶり。
はがちざき
はがちざき 【波勝岬】
静岡県,伊豆半島南西岸の岬。奇岩と野猿の生息地として有名な観光地。波勝崎。
はがつ
はが・つ 【放つ】 (動タ四)
無理にひきはなす。
はがつお
はがつお [2] 【歯鰹】
スズキ目の海魚。全長約70センチメートル。体形はカツオに似るが側扁する。背面に藍青色の六〜七本の縦走帯があり,腹面は銀白色。食用。本州中部以南の暖海沿岸に分布。キツネガツオ。
はがね
はがね [0] 【鋼・刃金】
(1)鉄を主成分とする加工用金属材料の総称。炭素含有量,添加元素の違いにより種々の性質をもつ。鋼鉄。
(2)刀剣の刃にする鉄。また,刀剣。
(3)強靭な本質。「度々―を顕はして逞ましき者なり/盛衰記 1」
→鋼(1)[表]
はがね
はがね【鋼】
steel.→英和
はがね=を鳴らす
――を鳴ら・す
(1)武威をほこる。「この世では―・いた侍が/狂言・武悪(虎寛本)」
(2)勢威を振るう。名前が知られている。「随分―・す後家達/浮世草子・三所世帯」
はがねいもの
はがねいもの [4] 【鋼鋳物】
⇒鋳鋼(チユウコウ)
はがま
はがま 【羽釜・歯釜】
かまどにかけるのに適するように,胴の周りにつばをつけた,炊飯用の釜。
はがみ
はがみ [0][3] 【歯噛み】 (名)スル
歯を食いしばること。また,歯ぎしり。切歯。「―して悔しがる」
はがやいち
はがやいち 【芳賀矢一】
(1867-1927) 国文学者。福井県生まれ。東京帝大教授。ドイツの文献学を導入し,国文学研究の基礎を築く。著「国文学史十講」「日本文献学」「攷証今昔物語集」など。
はがゆい
はがゆい【歯痒い】
feel impatient <at> (歯痒く思う);[相手(の動作)が主語]be irritating.
はがゆい
はがゆ・い [3] 【歯痒い】 (形)[文]ク はがゆ・し
思いどおりにならずじれったい。もどかしい。「彼の仕事ぶりはまったく―・い」「この程度のことであきらめるとは―・い奴だ」
[派生] ――が・る(動ラ五[四])――げ(形動)――さ(名)
はがらし
はがらし [2] 【葉枯らし】
皆伐した林木を枝払いせず,林内に一定期間置き,含水率を短期間で下げる木材乾燥法。
はがらもの
はがらもの [0] 【羽柄物・端柄物】
〔主要材を挽いた残り材からつくる意〕
四分板・貫(ヌキ)・垂木・鴨居などの造作用に製材された材の総称。羽柄材。やまひきもの。
はがる
はが・る 【剥がる】 (動ラ下二)
⇒はがれる
はがれびょう
はがれびょう [0] 【葉枯れ病】
かびによる植物の病害。葉が褐色に変わり,枯死する。セロリ・コンニャクなどに発生する。
はがれる
はが・れる [3] 【剥がれる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 はが・る
表面に付いていた物が剥げて,めくれたり落ちたりする。「表面のビニールの皮膜が―・れる」「爪が―・れてしまう」「ばけの皮が―・れる」
はがん
はがん [1][0] 【破顔】 (名)スル
顔をほころばせること。笑うこと。「深沈なる荒尾も已むを得ざらんやうに―しつ/金色夜叉(紅葉)」
はがんいっしょう
はがんいっしょう [1][0] 【破顔一笑】 (名)スル
顔をほころばせて,にっこり笑うこと。「吉報に―する」
はがんみしょう
はがんみしょう [1] 【破顔微笑】 (名)スル
〔仏〕
〔心に悟るところがあってにっこり笑う意〕
「拈華微笑(ネンゲミシヨウ)」に同じ。「爰(ココ)に摩訶迦葉(マカカシヨウ)一人―して,拈花(ネンゲ)瞬目の妙旨を心を以て心に伝へたり/太平記 24」
はき
はき【破棄】
destruction (破壊);→英和
cancellation (取消);abrogation (法律の).〜する destroy;→英和
cancel;→英和
annul (無効にする);→英和
abolish[abrogate] <a law> .→英和
はき
はき【覇気】
ambition.→英和
〜のある ambitious.→英和
はき
はき [1] 【覇気】
(1)進んで事に当たろうとする意気込み。「若者らしい―に欠ける」
(2)覇者になろうという気持ち。人に勝ってのし上がろうとする野望。野心。
はき
はき 【掃き】
〔動詞「掃く」の連用形から〕
遊里で,芸娼妓を一人に定めず成り行きまかせに揚げること。また,その客。「其―の予(オレ)がそちと斯う長う深逢(ツナガツテ)ゐるので/洒落本・南遊記」
はき
はき [1] 【破棄・破毀】 (名)スル
(1)破って捨てること。「不要書類を―する」
(2)約束を一方的に破ること。「契約を―する」
(3)上級審裁判所が,上訴を理由ありと認め原判決を取り消すこと。
はきいそう
はきいそう [3] 【破棄移送】
事後審を行う裁判所が原判決を破棄し,原裁判所以外の裁判所に審理させること。
はきお
はきお [2] 【佩き緒】
太刀を腰に帯びるのに用いる緒。太刀の帯。太刀の緒。帯取りの緒。
はきおとす
はきおと・す [0][4] 【掃き落(と)す】 (動サ五[四])
掃いて地面や床に落とす。「ごみを庭に―・す」
[可能] はきおとせる
はきかえ
はきかえ [0] 【履(き)替え】
履きかえること。また,そのための予備の履物。
はきかえる
はきか・える [4][3] 【履(き)替える】 (動ア下一)[文]ハ下二 はきか・ふ
(1)履いていたものを脱いで別のものを履く。「上履きに―・える」
(2)まちがって他の履物を履く。はきちがえる。「靴を―・えてしまった」
はきかけ
はきかけ
〔「はっかけ(八掛)」の転か〕
裾回し。「わつちが―にするきれをなんぞみつくろつておくんなんし/洒落本・青楼昼之世界錦之裏」
はききよめる
はききよ・める [5] 【掃(き)清める】 (動マ下一)[文]マ下二 はききよ・む
掃いてきれいにする。「境内を―・める」
はきくだし
はきくだし [0] 【吐き下し】 (名)スル
吐いたり下したりすること。吐瀉(トシヤ)。
はきぐすり
はきぐすり [3] 【吐(き)薬】
⇒催吐薬(サイトヤク)
はきぐち
はきぐち [2] 【吐(き)口】
水などを流し出す口。はけぐち。
はきけ
はきけ【吐き気】
sickness;→英和
nausea.→英和
〜を催す feel sick[nausea];be disgusted <by> (比喩的).〜を催すような sickening;→英和
disgusting (比喩的).→英和
はきけ
はきけ [3] 【吐(き)気】
胃の中の物をもどしそうな感じ。激しい嫌悪感や不快感にもいう。「―をもよおす」「―がする」
はきこみ
はきこみ [0] 【掃(き)込み】
茶席で,客の前で炭をついだあと,羽箒(ハボウキ)で道具や畳を掃くこと。また,それに用いる羽箒。座掃き。
はきごこち
はきごこち【履き心地の良い(靴)】
comfortable (shoes).→英和
はきさしもどし
はきさしもどし [1][0] 【破棄差(し)戻し】
事後審を行う裁判所が原判決を破棄し,再審理のために原裁判所へ差し戻すこと。
はきざみ
はきざみ [2] 【羽刻み】
下見板張りにする壁などの押し縁(ブチ)にぎざぎざの刻み目をつけること。
はきじはん
はきじはん [3] 【破棄自判】
事後審を行う裁判所が原判決を破棄し,事件について自ら判決をすること。
はきすて
はきすて [0] 【履(き)捨て】
履物を履き古してそのまま捨てること。また,一度履いて捨ててしまうこと。
はきすてる
はきす・てる [0][4] 【吐き捨てる】 (動タ下一)[文]タ下二 はきす・つ
吐き出して捨てる。「ガムを―・てる」「―・てるように言う」
はきすてる
はきす・てる [0][4] 【掃(き)捨てる】 (動タ下一)[文]タ下二 はきす・つ
掃いて捨てる。「落ち葉を―・てる」
はきすてる
はきす・てる [4] 【履(き)捨てる】 (動タ下一)[文]タ下二 はきす・つ
(1)履物・靴下などを傷むまで履いて捨てる。「―・てた草履」
(2)履物を乱雑に脱いだままにしておく。「玄関に―・てられた履物」
はきそうじ
はきそうじ [3] 【掃き掃除】
箒(ホウキ)で掃く掃除。
はきそうじ
はきそうじ【掃き掃除をする】
sweep and clean.
はきぞめ
はきぞめ [0] 【履(き)初め・穿き初め】
(1)新しい履物を初めて履くこと。
(2)幼児が初めて履物を履くこと。
はきたて
はきたて [0] 【掃(き)立て】
(1)掃除して,間がないこと。
(2)養蚕で,孵化(フカ)したばかりの毛蚕(ケゴ)を,羽箒(ハボウキ)などを使って集め,新しい蚕座(サンザ)に移し広げること。[季]春。
はきだし
はきだし [0] 【掃(き)出し】
(1)掃き出すこと。また,その所。「―口」
(2)「掃き出し窓」の略。
はきだしまど
はきだしまど [5] 【掃(き)出し窓】
室内のごみを外に掃き出すために床(ユカ)に接して作られた小さな窓。掃き出し。地窓。
はきだす
はきだす【吐き出す】
vomit (もどす);→英和
spit out (つばなどを);give[send]out (煙などを);breathe out (息を).
はきだす
はきだ・す [3][0] 【吐き出す】 (動サ五[四])
(1)口や胃に入れたものを,吐いて口から外に出す。「ガムを―・す」
(2)(狭い所を通して)中から外へ出す。「改札口から―・された人々」
(3)心の中にあることを話してしまう。「不満を―・す」
(4)蓄えてあった金品を提供する。「へそくりを―・す」
[可能] はきだせる
はきだす
はきだ・す [3][0] 【掃(き)出す】 (動サ五[四])
ごみなどを掃いて外へ出す。「ごみを―・す」
[可能] はきだせる
はきだめ
はきだめ【掃き溜め】
a dump heap;[ごみ箱] <米> an ashcan; <英> a dustbin.→英和
はきだめ
はきだめ [0] 【掃き溜め】
(1)ごみを集めておく所。ごみすて場。
(2)種々雑多なものがはいりこんでいる所。
はきだめ=に鶴(ツル)
――に鶴(ツル)
むさくるしい所に似つかわしくない,すぐれたものや美しいものが現れるたとえ。
はきちがえ
はきちがえ [0] 【履(き)違え】
(1)履物を履きちがえること。
(2)意味をとりちがえること。思い違い。
はきちがえる
はきちが・える [5] 【履(き)違える・穿き違える】 (動ア下一)[文]ハ下二 はきちが・ふ
(1)まちがえて他人の履物を履く。「父の靴と―・える」
(2)意味・内容をとりちがえる。考えちがいをする。「自由の意味を―・えている」
はきちがえる
はきちがえる【履き違える】
(1)[履物を]wear another's shoes by mistake.(2)[誤解]take a thing for another;have a mistaken[wrong]idea <of> .
はきちらす
はきちら・す [0][4] 【吐き散らす】 (動サ五[四])
所かまわず吐いて,あたりを汚す。また,汚い言葉をやたらに吐く。「つばを―・す」「言いたい放題―・す」
はきつく
はきつ・く (動カ四)
はきはきする。「たださへ―・かぬ田舎男が/当世書生気質(逍遥)」
はきつけかべ
はきつけかべ [4] 【掃(き)付け壁】
平らに塗った上に,モルタルを小ぼうきで掃きつけ,表面をざらざらにした壁。
はきて
はきて [3] 【掃(き)手】
相撲で,取組中に手が土俵の土に触れてしまうこと。負けとなる。
はきと
はきと [1] (副)
はっきりと。「人も犬も草も木も―映らぬ/虞美人草(漱石)」
はきはき
はきはき [1] (副)スル
(1)動作・態度・物の言い方などがはっきりしていて,手際のよいさま。「―した応対」「―お世話をして上げるのよ/或る女(武郎)」
(2)歴然としているさま。確かであるさま。「薬を飲んでも―治らない」
はきはき
はきはき
〜した lively;→英和
brisk.→英和
〜と lively;briskly.→英和
はきもの
はきもの【履物】
footwear.→英和
はきもの
はきもの [0] 【履物】
靴・下駄・草履など足に履く物の総称。
はきゃく
はきゃく [0] 【破却】 (名)スル
こわすこと。めちゃめちゃにすること。「法を―する/民約論(徳)」
はきゃく
はきゃく [0] 【簸却】 (名)スル
箕(ミ)であおるようにして払い捨てること。あおりすてること。
はきゅう
はきゅう【波及する】
spread <over,to> ;→英和
extend[be carried] <over,to> ;→英和
influence (影響).→英和
‖波及効果《経》repercussion effect.
はきゅう
はきゅう [0] 【波及】 (名)スル
波紋が広がるように,影響が徐々に広い範囲に及んでゆくこと。「金融引き締めの影響が家計にまで―する」「―効果」
はきょう
はきょう ハキヤウ 【波郷】
⇒石田(イシダ)波郷
はきょう
はきょう [0] 【破鏡】
(1)こわれた鏡。
(2)欠けた月。
(3)離婚すること。
〔離れて暮らす夫婦が半分に割った鏡をそれぞれが持ち,他日再会の際の証としたが,妻が不義をはたらき,その一片がカササギとなって夫の所に飛来し,不義が発覚して離縁となったという中国の「神異経」の故事による〕
はきょう=の=嘆き
――の=嘆き(=嘆(タン))
夫婦が離婚しなければならない悲しみ。
はきょう=再び照らさず
――再び照らさず
〔伝灯録〕
別れた夫婦のように,いったんこわれた関係はもとどおりにはならないことのたとえ。覆水盆にかえらず。
はきょく
はきょく【破局】
a catastrophe;→英和
the sad end.
はきょく
はきょく [0] 【破局】
今までの状態を維持できなくなること。悲惨な結末になること。「―を迎える」
はきよせる
はきよ・せる [0][4] 【掃(き)寄せる】 (動サ下一)[文]サ下二 はきよ・す
掃いて一か所に集める。「落ち葉を―・せる」
はきりばち
はきりばち [3] 【葉切蜂】
膜翅目ハキリバチ科に属するハチのうち,植物の葉を切断して巣を作る習性をもつ種の総称。腹部下面に花粉を集めるための毛を密生する。バラハキリバチ・ヤマトハキリバチなど。
はきん
はきん 【巴金】
〔「ぱきん」とも〕
(1904- ) 中国の小説家。四川省の出身。本名は李尭棠(リギヨウドウ)。字(アザナ)は芾甘(フツカン)。処女作「滅亡」以後,「激流」三部作(「家」「春」「秋」)や「新生」「憩園」「寒夜」などを発表。知識人の苦悩を描いた作品が多い。パーチン。
はぎ
はぎ【萩】
《植》a bush clover.
はぎ
はぎ [0] 【接ぎ】
(1)はぎ合わせること。「四枚―のスカート」
(2)補強のために部分的に当てた別布。つぎ。
はぎ
はぎ [1] 【萩】
(1)マメ科ハギ属の植物の総称。落葉低木または半草本で,山野の日当たりの良い乾燥地に多い。葉は互生し,三小葉から成る複葉。夏から秋にかけ,紅紫色,ときに白色の蝶形花を総状につける。ヤマハギ・ノハギ・ミヤギノハギ・マルバハギ・キハギなど。秋の七草の一。[季]秋。《低く垂れその上に垂れ―の花/高野素十》
(2)襲(カサネ)の色目の名。表は蘇芳(スオウ),裏は青。秋に着用。織り色では経(タテ)青,緯(ヨコ)蘇芳。
(3)家紋の一。萩の花や葉・茎を図案化したもの。
(4)おはぎ。ぼたもち。萩の餅。
萩(1)[図]
はぎ
はぎ 【萩】
山口県北部,日本海に面する市。江戸時代,毛利氏三六万石の城下町。城下町の形態をよく残す。夏ミカンの栽培,水産加工が盛ん。萩焼は伝統工芸。
はぎ
はぎ [2] 【脛】
ひざから下,くるぶしより上の部分。すね。
はぎあわす
はぎあわ・す [4][0] 【接ぎ合(わ)す】
■一■ (動サ五[四])
「はぎあわせる」に同じ。「布を―・す」
■二■ (動サ下二)
⇒はぎあわせる
はぎあわせる
はぎあわ・せる [5][0] 【接ぎ合(わ)せる】 (動サ下一)[文]サ下二 はぎあは・す
布・板などをつぎあわせて,一つの物にする。「布ぎれを―・せる」
はぎがき
はぎがき [2] 【萩垣】
ハギをまとめて縦に扱った仕切り用の垣根。編んで短い袖垣とすることもある。
はぎく
はぎく [1] 【葉菊】
(1)襲(カサネ)の色目の名。表は白,裏は青。秋に用いる。
(2)家紋の一。菊の花と葉を図案化したもの。
はぎしみ
はぎしみ [2] 【歯軋み】 (名)スル
歯ぎしりすること。
はぎしり
はぎしり [2] 【歯軋り】 (名)スル
(1)睡眠中などに歯をすり合わせて音をたてること。歯がみ。
(2)怒ったり,悔しがったりして,奥歯を強くかみしめたり,すり合わせたりすること。歯がみ。切歯(セツシ)。「―して残念がる」
はぎしり
はぎしり【歯軋りする】
grind one's teeth.
はぎだいみょう
はぎだいみょう ハギダイミヤウ 【萩大名】
狂言の一。萩の花を褒めに茶屋へ行った大名が,そこの亭主に歌を所望されるが覚えてきた歌を思い出せず,亭主をあきれさせる。
はぎだか
はぎだか [0] 【脛高】
■一■ (形動ナリ)
すねの上の方まで現れているさま。衣の丈の短いさま。「時に臨みて不思議なる小衣―に着て/沙石 10」
■二■ (名)
茶入れで,釉(ウワグスリ)が上部にのみかかっているもの。
はぎつば
はぎつば [2] 【萩鍔】
室町末期,長門国萩で作り始めたといわれる鉄製の透かしつば。はぎのつば。
はぎでら
はぎでら 【萩寺】
(1)東京都江東区にある竜眼寺(リユウゲンジ)の通称。
(2)広島県福山市にある明王院(ミヨウオウイン)の通称。
はぎとる
はぎと・る [3][0] 【剥ぎ取る】 (動ラ五[四])
(1)表面に付いている物を,はいで取る。「樹皮を―・る」
(2)人の身に着けているものを無理やり奪い取る。「身ぐるみ―・られた」
[可能] はぎとれる
はぎとる
はぎとる【剥ぎ取る】
tear[strip]off;strip[deprive] <a person of a thing> (奪う).→英和
はぎの
はぎの 【萩野】
姓氏の一。
はぎのつゆ
はぎのつゆ 【萩の露】
地歌の一。手事物。明治初年京都の幾山検校が作曲。秋の景物になぞらえて,男に裏切られた女の恋情をうたったもの。京風物の末期の代表曲。
はぎのと
はぎのと 【萩の戸】
〔前庭に小萩が植えてあったからとも,戸障子に萩が描いてあったからともいう〕
清涼殿の一室の名。夜の御殿の北,弘徽殿(コキデン)の上の局(ツボネ)と藤壺の上の局との間にあった。
→清涼殿
はぎのはな
はぎのはな [1] 【萩の花】
(1)ハギに咲く花。
(2)「萩の餅」に同じ。[日葡]
はぎのもち
はぎのもち [1] 【萩の餅】
おはぎ。
はぎのよしゆき
はぎのよしゆき 【萩野由之】
(1860-1924) 国文・歴史学者。佐渡の生まれ。東大教授。「日本文学全書」二五巻を校訂・出版。著「日本史講話」,池辺義象との共著「国学和歌改良論」など。
はぎのらん
はぎのらん 【萩の乱】
1876年(明治9),山口県萩で起こった士族反乱。前参議前原一誠らの不平士族は,熊本の神風連の乱に呼応して挙兵したが鎮圧された。
はぎはぎ
はぎはぎ [0] 【接ぎ接ぎ】
つぎはぎだらけであること。「身には―の布衣(ヌノコ),一枚のみを被(キ)て/当世書生気質(逍遥)」
はぎはら
はぎはら [0] 【萩原】
萩の生い茂っている原。はぎわら。[季]秋。《いづくにかたふれ臥とも萩の原/曾良》
はぎめ
はぎめ [0] 【接ぎ目】
はぎ合わせた所。はぎ合わせた部分。
はぎやき
はぎやき [0] 【萩焼】
陶器の一。文禄・慶長の役で朝鮮から渡来した陶工李敬・李勺光が毛利氏の命を受け開窯。李敬の興した萩市松本の松本萩と,李勺光の孫による長門市深川(フカワ)の深川萩とを総称していう。高麗茶碗の影響が強くあらわれている。
はぎょう
はぎょう [0] 【覇業】
覇者となるための事業。武力によって天下を統一すること。「―を成しとげる」
はぎょう
はぎょう【覇業(を遂げる)】
(establish) supremacy <in,over> .→英和
はぎょう
はぎょう [1] 【は行・ハ行】
五十音図第六行。は・ひ・ふ・へ・ほ。
はぎょうてんこおん
はぎょうてんこおん [6][1][3] 【ハ行転呼音】
歴史的仮名遣いにおいて,語中・語尾のハ行の仮名がその本来の発音から転じてワ行音に発音されること。また,その音。それが顕著になるのは一〇世紀以降のこと。「かは(川)」をカワ,「おもふ(思)」をオモウと発音する類。
はぎり
はぎり [3] 【歯切り】 (名)スル
〔「はきり」とも〕
(1)「歯切り盤」の略。
(2)歯ぎしり。歯がみ。「そんな事は三年前よりよく覚えし物をと―をしてこらへける/浮世草子・一代女 1」
はぎりばん
はぎりばん [0] 【歯切(り)盤】
歯車の歯を切る工作機械。ホブ盤・フェロース盤などがある。
はぎれ
はぎれ [0][3] 【歯切れ】
(1)歯で物をかみ切るときの感じ。「このたくあんは―がよい」
(2)物の言い方が明瞭であること。「―の悪い返事」
はぎれ
はぎれ [0] 【端切れ】
着物などを裁った,残りの布。一着分にみたない,小さな布。
はぎれ
はぎれ【歯切れのよい】
crisp (食物が);→英和
brisk (きびきびした);→英和
clear (ことばが).→英和
はぎれ
はぎれ [0] 【刃切れ】
刀のきずの一。刃先から刃境に向かって直角に割れたきず。
はぎわら
はぎわら ハギハラ 【萩原】
姓氏の一。
はぎわら
はぎわら [0] 【萩原】
⇒はぎはら(萩原)
はぎわらさくたろう
はぎわらさくたろう ハギハラサクタラウ 【萩原朔太郎】
(1886-1942) 詩人。群馬県生まれ。室生犀星と「感情」を創刊。特異な感覚の新しい口語詩の世界をひらいた「月に吠える」に始まり,虚無と倦怠の「青猫」を経て文語詩「氷島」に至る詩業は,近代抒情詩の頂点といわれる。他にアフォリズム「新しき欲情」,評論「詩の原理」など。
はぎわらたけ
はぎわらたけ ハギハラ― 【萩原タケ】
(1873-1936) 看護婦。東京生まれ。日本赤十字社病院看護婦養成所を卒業,災害や戦時の救護活動に従事。日本最初のナイチンゲール記章受章。
はぎわらひろみち
はぎわらひろみち ハギハラ― 【萩原広道】
(1815-1863) 江戸後期の国学者。岡山の人。号は蒜園(ニラゾノ)。壮年大坂に出て,国学を教授する。本居宣長に私淑し,野々口隆正に師事したといわれる。著「源氏物語評釈」「本学提綱」など。
はぎわらゆうすけ
はぎわらゆうすけ ハギハラ― 【萩原雄祐】
(1897-1979) 天文学者。大阪生まれ。東大教授・東京天文台長・東北大教授。衛星や惑星等の運動を研究。乗鞍コロナ観測所・岡山天体物理観測所などの設立に尽力。
はく
は・く [1] 【掃く】 (動カ五[四])
(1)ほうき・刷毛(ハケ)などで表面をさっとなでるようにして,塵(チリ)などを除く。また,掃除をする。「毎朝,道路を―・く」
(2)刷毛や筆でさっとなでて,色をつける。「紅を―・く」
(3)養蚕で,掃き立てをする。
(4)はらい除く。「まつろはぬ人をも和(ヤワ)し―・き清め/万葉 4465」
(5)遊里で,なじみにならずに,手当たり次第に芸娼妓を揚げる。「お客に一度でも―・かれた事はないわいな/歌舞伎・伊勢音頭」
[可能] はける
はく
は・く [1] 【吐く】 (動カ五[四])
(1)口にふくんだ物・のみこんだ物・息などを,口から外に出す。
⇔吸う
「荒い息を―・く」「痰(タン)を―・く」「悪酔いして―・く」
(2)中にある物を,狭い所を通して外に出す。「黒い煙を―・いて走る蒸気機関車」「浅間山が煙を―・いている」
(3)言葉として言う。「正論を―・く」「弱音を―・く」「才覚―・くともがらと/了俊歌学書」
(4)白状する。「仲間のアジトを―・く」
[可能] はける
[慣用] 気を―・言言(ゲンゲン)火を―・泥を―・火を―
はく
はく【掃く】
sweep[clean] <a room> .→英和
はく
はく [1] 【拍】
(1)音楽で,個々の音の持続(時間的な長さ)を規定する基本単位。多くの場合は等間隔の脈動で,手などを規則的に打ち鳴らして数えることができ,その長短がテンポ(速度)の遅速につながる。
(2)「モーラ{(2)}」に同じ。
はく
はく [1] 【伯】
(1)五等爵の第三位。伯爵。
(2)律令制で,神祇官の長官。
(3)兄弟の中の年長の者。「顕仲の―の娘のおはせし歌/今鏡(村上の源氏)」
はく
はく [1] 【白】
(1)白いこと。しろ。
(2)「白人(ハクジン){(2)}」に同じ。「新造の振りか詰茶か但しは―の白茶か/浄瑠璃・卯月の潤色(中)」
(3)科白(セリフ)のこと。
はく
−はく【一泊する】
stay overnight.二〜する stay two nights.‖三泊旅行 a four days' trip.
はく
はく [0][1] 【箔】
(1)金属をたたいて薄くのばしたもの。金箔・銀箔など。「―を押す」
(2) [0]
値打ち。貫禄。「自分の―が落ちて,甚(ヒド)く安く見られたやうで/青春(風葉)」
はく
はく 【泊】 (接尾)
とまる夜の回数を数えるのに用いる。「旅館に二―する」「三―四日の旅行」
はく
はく [1] 【魄】
たましい。陰の気に属し,死後もこの世にとどまるという。「魂は冥途にありながら―はこの世に留まりて/謡曲・実盛」
→魂(コン)
はく
はく【箔】
foil;→英和
gilt (めっき).→英和
〜がつく gain prestige.
はく
は・く [0] 【穿く・履く・佩く・着く】
■一■ (動カ五[四])
(1)(ズボン・はかまなどの衣服を)足をとおして下半身につける。《穿》「ズボンを―・く」「スカートを―・く」
(2)(足袋(タビ)・靴下・靴などを)足につける。《履》「靴を―・く」「スリッパを―・く」
(3)刀剣などを腰につける。帯びる。さす。《佩》「太刀を―・く」
(4)弓に弦を張る。「せらしめ来なば弦(ツラ)―・かめかも/万葉 3437」
[可能] はける
■二■ (動カ下二)
(1)太刀などを身につけさせる。帯びさせる。「一つ松人にありせば大刀―・けましを/古事記(中)」
(2)弓に弦を張る。「陸奥の安達太良(アダタラ)真弓弦―・けて/万葉 1329」
[慣用] 長い草鞋(ワラジ)を―・二足の草鞋(ワラジ)を―
はく
はく【吐く】
(1) spit (out) (つばなどを);→英和
vomit (嘔吐).→英和
吐きそうになる feel sick.(2)[吹き出す]emit;→英和
send forth;breathe out (息を).
(3)[意見などを]express.→英和
⇒白状.
はく
は・く 【捌く】 (動カ下二)
⇒はける
はく
はく【履[穿]く】
put on;wear;→英和
have <a skirt> on.
はく=が付く
――が付・く
評価が高くなる。値打ちが上がる。
はく=を付ける
――を付・ける
値打ち・重みを付ける。貫禄を付ける。
はくあ
はくあ【白亜】
chalk.→英和
〜質の chalky.→英和
‖白亜紀 the Cretaceous period.
はくあ
はくあ [1] 【白亜・白堊】
(1)北西ヨーロッパに分布する上部白亜系のこと。細粒白色の石灰岩。主に石灰質プランクトンの遺骸からなり,特にイングランド南東部に広く分布する。チョーク。
(2)白い壁。「―の殿堂」
はくあい
はくあい【博愛】
charity;→英和
philanthropy;→英和
benevolence.〜の charitable;→英和
philanthropic;benevolent.→英和
‖博愛主義 philanthropism.
はくあい
はくあい [0] 【博愛】
すべての人を等しく愛すること。「―の精神」
はくあいしゃ
はくあいしゃ 【博愛社】
1877年(明治10)5月西南戦争中に佐野常民らが設立した,戦争傷病者の救護団体。87年日本赤十字社と改称。
はくあいしゅぎ
はくあいしゅぎ [5] 【博愛主義】
人種・宗教・風習などの違いをこえて,人間愛に基づいて全人類が平等に相愛協力すべきであるという考え方。
はくあかん
はくあかん [3] 【白亜館】
ホワイト-ハウスの訳語。
はくあき
はくあき [3] 【白亜紀】
〔Cretaceous period〕
中生代最後の紀。今から約一億四三〇〇万年前から約六五〇〇万年前までのおよそ七八〇〇万年間。大規模な海進があり,アンモナイト・ベレムナイト・斧足類・腹足類などが栄え,恐竜類も繁栄した。末期には世界的に海退があり,動物界は激変した。
はくあけい
はくあけい [0] 【白亜系】
白亜紀にできた地層や岩体。
はくあん
はくあん [2] 【伯庵】
〔江戸時代の医師曾谷伯庵が所持していたからという〕
桃山末期から江戸初期のごく短期間に作られた陶器。茶碗が主。瀬戸系かといわれる。
はくい
はく・い [2] 【白い】 (形)
〔もと,盗人・てき屋の隠語〕
(主に容貌が)良い。美しい。「第一,容貌が―・いぢやありませんか/初すがた(天外)」
はくい
はくい【白衣の】
<a man> in white.
はくい
はくい 【伯夷】
中国,殷(イン)末・周初の伝説的聖人。孤竹国主の長子。弟の叔斉(シユクセイ)と互いに王位を譲り合って,二人とも国を出奔した。のち,周の武王が殷の紂王(チユウオウ)を討つ時,弟とともに,臣が君を弑(シイ)することの非をいさめたがいれられず,周の天下統一後は周の禄を食(ハ)むことを恥として首陽山に隠れ,わらびをとって食べ,ついに餓死したという。兄弟は清廉の士の代表とされる。
はくい
はくい [1] 【白衣】
(1)白色の衣服。特に,医師・看護婦・化学者などの,白い上着。びゃくえ。
(2)(官位のある人は色のある衣をきたことから)古く中国で,無位無官の人。庶民。
→びゃくえ
はくい
はくい ハクヒ 【羽咋】
石川県中部,日本海に面する市。気多(ケタ)神社が鎮座。繊維・金属工業や瓦(カワラ)の製造業が盛ん。
はくいと
はくいと [0] 【箔糸】
和紙に金・銀・アルミなどの箔を漆・硫黄などで貼りつけ,細く裁断したもの。切り箔。平箔。
はくいのてんし
はくいのてんし 【白衣の天使】
看護婦の美称。
はくいん
はくいん [0] 【白印】
文字の部分を彫りくぼめてある印章。
はくいん
はくいん [0] 【博引】 (名)スル
ひろく多くの例を引用すること。
はくいん
はくいん 【白隠】
(1685-1768) 江戸中期の禅僧。駿河の人。臨済宗中興の祖。名は慧鶴(エカク)。鵠林(コウリン)とも号す。諡号(シゴウ)は正宗国師。1718年京都妙心寺第一座。民衆教化につとめた。晩年に伊豆竜沢寺を開く。没後,その法系は発展し,現在は臨済宗の大部分が白隠の影響下にある。絵もよくした。著「槐安国語」「夜船閑話」「遠羅天釜(オラテガマ)」など。
はくいんぼうしょう
はくいんぼうしょう [0] 【博引旁証】 (名)スル
事物を説明するにあたり,多くの資料を引き,それらを証拠として論ずること。
はくう
はくう [1] 【白雨】
明るい空から降る雨。夕立。にわか雨。
はくうち
はくうち [0][4] 【箔打ち】
金銀を薄く打ち延ばして箔を作ること。また,それを業とする人。
はくうん
はくうん [0] 【白雲】
しろいくも。しらくも。
はくうんがん
はくうんがん [3] 【白雲岩】
ドロマイトよりなる岩石。苦灰岩。
はくうんせき
はくうんせき [3] 【白雲石】
⇒ドロマイト
はくうんぼく
はくうんぼく [3] 【白雲木】
エゴノキ科の落葉高木。山地に生え,庭木ともする。小枝は紫褐色で皮がはげる。葉は大きく円形で,裏面は白い。五,六月,枝先から白色の花が多数長く総状に垂れ下がる。材は器具・彫刻用。オオバヂシャ。
はくうんも
はくうんも [3] 【白雲母】
⇒しろうんも(白雲母)
はくえ
はくえ [0] 【箔絵】
金や銀の箔をおいた絵。漆で描いた模様の上に金や銀の箔をおき,乾燥後ぬぐうと模様の部分だけに箔が付着する。
はくえ
はくえ [1] 【白衣】
⇒はくい(白衣)
はくえいぐん
はくえいぐん ハクヱイ― [3] 【白衛軍】
ロシア革命後の内乱期に,ソビエト政権の赤衛軍に対抗して各地で蜂起した反革命軍。白軍。
はくえん
はくえん [0] 【白煙】
白い煙。
⇔黒煙
はくえんこう
はくえんこう [3] 【白鉛鉱】
炭酸鉛からなる鉱物。斜方晶系に属し,白色・灰色・帯緑色などでダイヤモンド光沢がある。鉛鉱床の酸化帯から産出する。鉛の原料。
はくおう
はくおう [0] 【白鴎】
白いかもめ。かもめ。
はくおうだいがく
はくおうだいがく 【白鴎大学】
私立大学の一。1985年(昭和60)設立。本部は小山市。
はくおき
はくおき [0][4] 【箔置き】 (名)スル
「箔押し」に同じ。
はくおく
はくおく [0] 【白屋】
茅で屋根をふいた家。そまつな家。
はくおし
はくおし [0][4] 【箔押し】 (名)スル
器物・布・紙などにのりを置いて金銀箔や色箔を押し,文様や文字を表すこと。箔入れ。箔置き。
はくおし
はくおし【箔押し】
《製本》gilding.→英和
はくか
はくか [0] 【白化】 (名)スル
(1)マグネシウム・鉄・マンガンなどの元素の欠乏のため,植物体にクロロフィルが欠けてほとんどカロテノイドだけの色調になること。黄白化。クロロシス。
(2)多くは遺伝的に,動物の皮膚・毛髪・目などに色素を生じない現象。白化現象。
→白子(シラコ)
はくか
はくか [1] 【白禍】
白色人種の及ぼすわざわい。
→黄禍
はくが
はくが [0] 【帛画】
古代中国で,平織りの絹に描いた絵画。また,その絹。馬王堆(マオウタイ)漢墓の副葬品が有名。
はくが
はくが [1] 【博雅】
広く学問に通じ,道義が正しいこと。また,その人。「―の士」
→博雅三位(ハクガノサンミ)
はくが
はくが [0] 【白画】
⇒白描画(ハクビヨウガ)
はくがい
はくがい【迫害】
persecution;oppression.→英和
〜する persecute;→英和
oppress.→英和
‖迫害者 a persecutor;an oppressor.
はくがい
はくがい [0] 【迫害】 (名)スル
弱い立場にある者を厳しく押さえつけて苦しめること。「異教徒を―する」
はくがく
はくがく [0] 【博学】 (名・形動)[文]ナリ
広い分野にわたって豊富な知識をもっている・こと(さま)。また,そのような人。「―多識」「―な人」「―の士」
はくがく
はくがく【博学】
erudition.→英和
〜の erudite;→英和
learned.→英和
はくがくたさい
はくがくたさい [0] 【博学多才】
豊富な知識をもち,さまざまな方面に才能があること。
はくがのさんみ
はくがのさんみ 【博雅三位】
源博雅(ヒロマサ)の異称。
はくがん
はくがん [0] 【白雁】
カモ目カモ科の鳥。全長約70センチメートル。全身白色で,風切り羽だけが黒褐色。アメリカ大陸極北部・シベリア北東部で繁殖。日本には冬期まれに渡来。
はくがん
はくがん [0] 【白眼】
(1)しろめ。
(2)〔「晋書(阮籍伝)」より。阮籍が好ましくない客には白眼で対し,好ましい客は青眼で迎えたという故事から〕
冷淡な目つき。
⇔青眼
はくがんし
はくがんし [3][0] 【白眼視】 (名)スル
意地の悪い目で見ること。冷遇すること。「よそ者を―する」
はくがんし
はくがんし【白眼視する】
frown <on> .→英和
はくき
はくき 【白起】
(?-前257) 中国,戦国時代,秦の将軍・兵法家。秦の昭王に仕え,戦功により武安君に封ぜられたが,宰相范雎(ハンシヨ)と対立し自決させられた。
はくきょい
はくきょい 【白居易】
(772-846) 中国,中唐の詩人。号は香山居士また酔吟先生,字(アザナ)は楽天。官吏の職にあったが,高級官僚の権力闘争にいや気がさし,晩年は詩と酒と琴を三友とする生活を送った。その詩は平易明快で,「長恨歌(チヨウゴンカ)」「琵琶行」などは広く民衆に愛され,日本にも早くから伝わって,平安朝文学などに大きな影響を与えた。「秦中吟」「新楽府(シンガフ)」など,社会や政治の腐敗を批判した社会詩もある。詩文集「白氏文集」
はくぎ
はくぎ [1] 【薄儀】
わずかな礼物。差し出す謝礼をへりくだっていう。薄謝。
はくぎ
はくぎ [1] 【博戯】
〔「ばくぎ」とも〕
金品をかけて勝敗を争う遊戯。ばくち。
はくぎょ
はくぎょ [1] 【白魚】
(1)白い魚。
(2)「衣魚(シミ)」に同じ。「―紙の上に浮かぶ/菅家文草」
はくぎょく
はくぎょく [0] 【璞玉】
掘り出したままの玉。磨かれてない玉。あらたま。
はくぎょくろう
はくぎょくろう [4] 【白玉楼】
〔「書言故事(祭奠類)」「唐詩紀事(李賀)」などにある,唐の詩人李賀が死ぬ時に天帝の使いが来て,天帝が白玉楼を完成し,李賀を召してその由来を書かせることになったと告げたという故事による〕
文人が死後に行くという楼。
はくぎょくろう=中
――中((ハクギヨクロウチユウ))の人となる
文人が死ぬことをいう。
はくぎん
はくぎん [0] 【白銀】
(1)銀。しろがね。
(2)しろがね色。比喩的に「雪」の意でも用いる。
(3)江戸時代,白紙に包んで贈答用に用いた楕円形の銀貨。通用銀の三分にあたる。
はくぐう
はくぐう [0] 【薄遇】 (名)スル
冷淡な待遇。冷遇。
⇔厚遇
はくぐん
はくぐん [0] 【白軍】
⇒白衛軍(ハクエイグン)
はくけ
はくけ [1] 【伯家】
⇒はっけ(伯家)
はくけしんとう
はくけしんとう 【伯家神道】
⇒はっけしんとう(伯家神道)
はくげい
はくげい 【白鯨】
〔原題 Moby-Dick〕
メルビルの長編小説。1851年刊。白い大鯨に片脚を食い切られた捕鯨船の船長エイハブは,復讐のために白鯨を追い求め,ついには一人の水夫(この物語の語り手)を残し,乗組員全員を滅亡に追いやる。「白鯨」は神・悪・自然などを象徴する多義的存在として描かれる。
はくげき
はくげき [0] 【迫撃】 (名)スル
接近して撃つこと。
はくげき
はくげき [0] 【搏撃】 (名)スル
(1)手でうつこと。殴ること。「王―して身完膚なく/佳人之奇遇(散士)」
(2)攻めること。うち負かすこと。
はくげきほう
はくげきほう [0][4] 【迫撃砲】
砲口から弾丸を装填(ソウテン)する曲射弾道の火砲。口径は60〜240ミリメートル程度。砲身は短く,軽量で弾薬量の大きい弾丸を発射できる。
はくげきほう
はくげきほう【迫撃砲】
a trench mortar.
はくげつ
はくげつ [2] 【白月】
白く輝く月。冬の月。また,明月。
→びゃくげつ
はくげんがく
はくげんがく [3] 【博言学】
言語学の旧称。
〔philology の加藤弘之による訳語〕
はくごうしゅぎ
はくごうしゅぎ ハクガウ― [5] 【白豪主義】
かつてオーストラリアがとった,白色人種以外の移民を制限しようとする主義・政策。今は行われていない。
はくさ
はくさ [1] 【白砂】
⇒はくしゃ(白砂)
はくさい
はくさい 【百済】
「くだら(百済){(1)}」のこと。
はくさい
はくさい [0] 【薄才】
才能・知識のとぼしいこと。また,その人。自分の才能をへりくだってもいう。非才。
はくさい
はくさい [0] 【博載】 (名)スル
広く事柄を集めて,書物に載せること。
はくさい
はくさい【白菜】
a Chinese cabbage.
はくさい
はくさい [3][0] 【白菜】
アブラナ科の越年草。中国北部原産。明治初期に日本に渡来し,品種改良を経て明治末年頃に栽培技術が確立。葉は大形の長楕円形で,生育するにつれ互いにゆるやかに重なり合う。貯蔵性にすぐれる。漬物や鍋物のほか各種の料理に用いる。[季]冬。
はくさい
はくさい [0] 【舶載】 (名)スル
船にのせて運ぶこと。船にのせて(外国から)運んでくること。「清商西洋の書を―す/日本開化小史(卯吉)」
はくさいきょう
はくさいきょう [0] 【舶載鏡】
中国・朝鮮で製作され日本に伝来した鏡。精巧な文様・銘文・紀年銘が特徴で,前漢・後漢・魏代にわたる。多紐(タチユウ)細文鏡・雷文鏡・内行花文鏡・方格規矩鏡・三角縁神獣鏡など。
→仿製(ボウセイ)鏡
はくさく
はくさく [0] 【迫窄】 (名)スル
圧迫すること。「周囲八方より―するものの如し/文明論之概略(諭吉)」
はくさん
はくさん 【白山】
石川・岐阜両県境にある火山。最高部は御前(ゴゼンガ)峰,海抜2702メートル。降雪が多い。高山植物に富む。水神・竜神・死霊などのこもる山として古くから崇敬された。しらやま。
はくさんいちげ
はくさんいちげ [5] 【白山一華】
キンポウゲ科の多年草。高山の草地に生える。全体に白長毛がある。葉は根生し,柄が長く,掌状に全裂し,さらに細裂する。夏,高さ約20センチメートルの花茎の先に白色の五〜七弁花を数個放射状につける。
はくさんかざんたい
はくさんかざんたい 【白山火山帯】
白山を東縁として山陰地方を経て北九州に至る火山帯。白山・大山(ダイセン)・三瓶(サンベ)山・雲仙岳などを含める。大山火山帯。
はくさんこくりつこうえん
はくさんこくりつこうえん 【白山国立公園】
石川・富山・岐阜・福井四県にまたがり,白山を中心とする山岳公園。ブナの原生林・高山植物が豊富。
はくさんこざくら
はくさんこざくら [6] 【白山小桜】
サクラソウ科の多年草。高山の湿った草地に生え,また観賞用に栽培される。葉は根生し,さじ形。夏,高さ約15センチメートルの花茎の頂にサクラソウに似た淡紅色の花を数個つける。ナンキンコザクラ。
はくさんしちしゃ
はくさんしちしゃ 【白山七社】
石川県にある白山比咩(シラヤマヒメ)神社の本社と,その摂社・末社である金剣・岩本・三宮・中宮・佐羅・別宮の合わせて七社の古称。
はくさんしゃくなげ
はくさんしゃくなげ [5] 【白山石南花】
ツツジ科の常緑低木。中部地方以北の亜高山帯に自生。高さ1〜3メートル。葉は楕円形。七,八月,枝先に白色ないし淡紅色の花を一〇個内外つける。白石南花。蝦夷石南花。
はくさんじんじゃ
はくさんじんじゃ 【白山神社】
白山に対する信仰から創設された神社。石川県の白山比咩(シラヤマヒメ)神社を本社として全国各地にある。
はくさんちどり
はくさんちどり [5] 【白山千鳥】
ラン科の多年草。高山の草原に生える。根茎は掌状で太い。葉は披針形で少数つく。夏,高さ約20センチメートルの花茎の頂に紅紫色の花を一〇個内外総状につける。花被片五個は先がすべてとがり,唇弁は三裂する。
白山千鳥[図]
はくさんふうろ
はくさんふうろ [5] 【白山風露】
フウロソウ科の多年草。高山の草地に生える。高さ50センチメートル内外。葉は柄が長く,円心形で掌状に深裂する。夏,径約3センチメートルの紅紫色の五弁花をつける。赤沼風露。
白山風露[図]
はくさんろ
はくさんろ [3] 【博山炉】
中国で,漢代に多く作られた香炉。銅製が多い。海を表す皿の上に,透かしのある博山をかたどった蓋(フタ)付きの炉が浮いたように配されるのが基本形。焚香(フンコウ)の時に皿に湯を入れる。仏具にも取り入れられ,中国では六朝時代から唐代にかけて,日本では奈良時代に使われた。
博山炉[図]
はくざい
はくざい [0] 【白材】
⇒白太(シラタ)(2)
はくし
はくし【博士】
a doctor;→英和
Dr. <Yoshida> ;[資格]a doctorate[doctoral degree].→英和
〜号を授与する confer a doctorate[doctoral degree] <on a person> .〜号を得る take[obtain]a doctorate[doctoral degree].‖博士論文 a doctoral dissertation[thesis].
はくし
はくし【白紙】
blank[white]paper.〜に返す begin all over again.〜の答案を出す give in a blank paper.‖白紙委任状 a carte blanche.
はくし
はくし [1][0] 【薄志】
(1)わずかな謝礼。寸志。薄謝。
(2)薄弱な意志。軽薄な意志。
はくし
はくし [1] 【博士】
学位の一。大学院の博士課程を修了し,博士論文の審査および試験に合格した者,または学歴のいかんを問わず論文審査・試験に合格した者に与えられる。ドクター。はかせ。
はくし
はくし [0] 【白詩】
白居易の詩。
はくし
はくし [0] 【白紙】
(1)白い紙。
(2)書くべきことが書かれていない紙。「―の答案」
(3)生のままで,何も手が加わっていない状態。「―に戻す」「―の態度でのぞむ」
はくし=に返す
――に返・す
それまでの経緯はなかったということにして,以前の状態に戻す。白紙に戻す。
はくしいにん
はくしいにん [4] 【白紙委任】 (名)スル
条件をつけないで,すべてまかせること。
はくしいにんじょう
はくしいにんじょう [5][0] 【白紙委任状】
委任者名・委任事項など,委任状の一部を空欄にしておき,相手方やその他の者にその決定・補充をまかせた委任状。
はくしかてい
はくしかてい [4] 【博士課程】
大学院の課程。修士課程修了後にすすむ。修業年限は三年。または,学部を卒業してはいり,五年以上の修業年限で専門的学術研究を行う課程。ドクター-コース。
はくしき
はくしき [0] 【博識】 (名・形動)[文]ナリ
広く物事を知っている・こと(さま)。博学。多識。「―をもって知られる」「―な人」
[派生] ――さ(名)
はくしき
はくしき【博識】
⇒博学.
はくしごう
はくしごう [3] 【博士号】
博士の論文審査と試験に合格した者に与えられる称号。はかせごう。「―を取る」
はくしじゃっこう
はくしじゃっこう [1] 【薄志弱行】
意志が弱く,決断力に欠けること。
はくしちょうけいしゅう
はくしちょうけいしゅう ハクシチヤウケイシフ 【白氏長慶集】
⇒白氏文集(ハクシモンジユウ)
はくしつ
はくしつ [0] 【白質】
脳および脊髄の神経繊維の存在する部位。ほとんどが有髄神経繊維からなる。脳では灰白質の下層に,脊髄では灰白質を囲んでその外側にある。
はくしもんじゅう
はくしもんじゅう ハクシモンジフ 【白氏文集】
中国,白居易の詩文集。もと七五巻(七一巻が現存)。前集が長慶年間に編集されたので,「白氏文集」全体を「白氏長慶集」ということもある。前集五〇巻(824年成立)は元稹(ゲンシン)の編。後集二〇巻・続後集五巻は白居易自身の編。日本でも平安時代に広く読まれ,以後の文学に大きな影響を与えた。文集。
はくしゃ
はくしゃ【拍車】
a spur.→英和
〜をかける spur <one's horse,a person> .
はくしゃ
はくしゃ [1][0] 【薄謝】
わずかの謝礼。また,人に差し出す謝礼をへりくだっていう語。
はくしゃ
はくしゃ [0] 【拍車】
乗馬靴のかかとに取り付ける金具。馬の腹部を圧迫して,御すのに用いる。
〔明治期に西洋から入った〕
はくしゃ
はくしゃ [1] 【白砂】
白い砂。はくさ。
はくしゃ
はくしゃ【薄謝】
a small remuneration.〜を呈する offer a reward.→英和
はくしゃ=を掛ける
――を掛・ける
〔馬に拍車を当てて,速く進ませる意から〕
力を加えて物事の進行をいっそう早める。拍車を加える。「経済発展に―・ける」
はくしゃく
はくしゃく [0] 【伯爵】
もと五等爵(公・侯・伯・子・男)の第三位。
はくしゃく
はくしゃく【伯爵】
a count;→英和
<英> an earl.→英和
伯爵夫人 a countess.→英和
はくしゃせいしょう
はくしゃせいしょう [1] 【白砂青松】
白い砂浜と青い松林。美しい海岸の風景をいう。はくさせいしょう。「―の地」
はくしゅ
はくしゅ [1] 【拍手】 (名)スル
両手を打ち合わせて,音をたてること。手を打ち合わせて,賞賛や賛成の気持ちを表すこと。「―を送る」「―して迎える」
はくしゅ
はくしゅ [1] 【白首】
しらがあたま。また,老人。白頭。
はくしゅ
はくしゅ [1] 【博取】 (名)スル
広く,多く,手に入れること。「機会に投じ利益を―するもので/花間鶯(鉄腸)」
はくしゅ
はくしゅ 【白酒】
白く濁った酒。どぶろく。[日葡]
はくしゅ
はくしゅ【拍手】
clapping of hands;applause (称賛の).→英和
〜を送る clap[applaud] <a person> .→英和
〜する clap one's hands;applaud.→英和
はくしゅう
はくしゅう 【伯州】
伯耆(ホウキ)国の別称。
はくしゅう
はくしゅう [0] 【白秋】
秋の異名。
はくしゅう
はくしゅう ハクシウ 【白秋】
⇒北原(キタハラ)白秋
はくしゅう
はくしゅう [0] 【泊舟】
舟を岸につけること。
はくしゅうもの
はくしゅうもの [0] 【伯州物】
伯耆国の刀工が鍛えた刀剣。安綱を始祖とする。
はくしゅかっさい
はくしゅかっさい [1] 【拍手喝采】 (名)スル
手をたたき,大声でほめたたえること。
はくしゅく
はくしゅく [0] 【伯叔】
(1)兄と弟。
(2)伯父(オジ)と叔父(オジ)。
はくしょ
はくしょ [1] 【薄暑】
初夏の頃の,うっすら汗ばむほどの暑さ。[季]夏。《皆が見る私の和服パリ―/星野立子》
はくしょ
はくしょ【白書】
a white paper[book].経済白書 an economic white paper.
はくしょ
はくしょ [1] 【帛書】
絹に書かれた文字や手紙。
はくしょ
はくしょ [1] 【白書】
〔英国政府の報告書が白い表紙をつけ white paper と呼ばれるところから〕
政府が,外交・経済など各分野の現状を明らかにし,将来の政策を述べるために発表する報告書。
→青書
はくしょく
はくしょく [0] 【白色】
白い色。
はくしょく
はくしょく【白色(の)】
white.→英和
⇒白人.
はくしょく
はくしょく [0] 【剥蝕】 (名)スル
ぼろぼろになってはげ落ちること。「半ば―せられたる鮮画(フレスコ)は/即興詩人(鴎外)」
はくしょくこう
はくしょくこう [4][3] 【白色光】
色彩の感覚を与えない光。白色光のスペクトルは,可視領域全体に一様に分布している。普通,太陽の光は白色光とみなされる。
はくしょくじんしゅ
はくしょくじんしゅ [5] 【白色人種】
人種の三大区分の一。ヨーロッパ人のほかに,西アジア人・インド人・北アフリカ人などが含まれる。幅狭く高い鼻,波状毛,比較的明色の皮膚をもつ。コーカソイド。白人種。
はくしょくたい
はくしょくたい [0] 【白色体】
植物において,根・表皮・斑(フ)入り植物の白色部分の細胞に見られる色素を含まない色素体。
はくしょくわいせい
はくしょくわいせい [5] 【白色矮星】
地球程度の直径でありながら太陽程度の質量をもつ,高温・高密度の白色光を発する恒星。密度は水の数十万倍。シリウスの伴星など。
→赤色巨星
はくしょくテロ
はくしょくテロ [5] 【白色―】
〔白色はフランス王権の象徴であった白百合に由来するという〕
権力者や支配者が反政府運動ないし革命運動に対して行う激しい弾圧。
→赤色テロ
はくしょくレグホン
はくしょくレグホン [5] 【白色―】
〔Leghorn〕
ニワトリのレグホン種の一種。体毛は白色で体は強健。早熟で早くから産卵を開始し,多産である。世界中で最も多く飼育される。
はくしょん
はくしょん
A(h)choo!
はくしょん
はくしょん [1] (感)
くしゃみの声を表す語。はくしょ。はっくしょん。
はくしん
はくしん【迫真の】
realistic;→英和
true to life.‖迫真力 reality.
はくしん
はくしん [0] 【迫真】
真に迫っていること。「―の演技」
はくしんせん
はくしんせん 【白新線】
JR 東日本の鉄道線。新潟県新発田・新潟間,27.3キロメートル。
はくじ
はくじ [0] 【白磁・白瓷】
素地(キジ)が白く釉薬(ユウヤク)が透明で,高温で焼いた磁器。中国古代に興り,唐代のものは西アジアからイベリア半島にまで交易された。日本では江戸初期,有田焼に始まる。
はくじ
はくじ [0] 【白字】
(1)凹状に彫った印章の文字。押印すると文字が白くあらわれる。
⇔朱字
(2)白色の顔料で書いた文字。白文。
はくじ
はくじ [1] 【薄地】
〔仏〕 宗教的能力の劣った世界。凡夫の境界のこと。「凡夫―,是非にまどへるが故に/平家 3」
はくじつ
はくじつ【白日の下にさらされる】
be brought to light.
はくじつ
はくじつ [0] 【白日】
(1)明るく輝く太陽。
(2)昼間。白昼。
(3)やましいところのないたとえ。「青天―」
はくじつ=の下(モト)に晒(サラ)す
――の下(モト)に晒(サラ)・す
隠れていた物事を公にする。
はくじつむ
はくじつむ [4] 【白日夢】
⇒白昼夢(ハクチユウム)
はくじゃ
はくじゃ [1] 【白蛇】
しろへび。
はくじゃく
はくじゃく【薄弱な】
weak;→英和
feeble.→英和
意志〜な weak-minded.
はくじゃく
はくじゃく [0] 【薄弱】 (名・形動)[文]ナリ
(1)頼りないこと。しっかりしていないこと。また,そのさま。「―な根拠」
(2)体力や意志が弱い・こと(さま)。「意志―」
[派生] ――さ(名)
はくじゅ
はくじゅ [1] 【白寿】
〔「百」の字から「一」をとると「白」の字になるので〕
九九歳。また,その祝い。
はくじょう
はくじょう【薄情な】
unkind;→英和
coldhearted.
はくじょう
はくじょう [0] 【陌上】
〔「陌」は道の意〕
路上。道ばた。
はくじょう
はくじょう [0] 【白杖】
視覚障害者が歩くときに用いる白色の杖(ツエ)。
はくじょう
はくじょう【白状する】
confess;→英和
acknowledge <a crime> .→英和
はくじょう
はくじょう [1] 【白状】 (名)スル
〔「白」は申す意〕
(1)自分の犯した罪や秘密を話すこと。「―すると財布の中には一銭もない」
(2)罪人の自白を記した文書。口書き。「―四五枚に記せられ/平家 2」
はくじょう
はくじょう [0] 【薄情】 (名・形動)[文]ナリ
愛情のうすいこと。思いやりがないこと。また,そのさま。「―な人」「―者(モノ)」
[派生] ――さ(名)
はくじら
はくじら [2] 【歯鯨】
鯨目歯クジラ亜目に属する哺乳類の総称。歯があり,鯨ひげがないクジラまたはイルカ。マッコウクジラ・イッカク・マイルカなど約九〇種。
はくじん
はくじん [0] 【白人】
(1)白色人種のうち,特に明色の皮膚をもつ人。
(2)〔「白人(シロウト)」を音読みした語〕
(ア)近世,上方で,私娼。また,公認の遊里以外の地にいた遊女。しろと。はく。「―芸子の今様めけるは,南北に風情をたたかはす/滑稽本・志道軒伝」
(イ)技芸などに熟達していない人。素人(シロウト)。「京の色里にて手弱き客を―と言へり/浮世草子・新吉原常々草」
はくじん
はくじん [0] 【白刃】
鞘(サヤ)から抜いた刀。「―の下をくぐる」
はくじん
はくじん【白人】
a white (man);→英和
the white race (白色人種).
はくじん=胸を扞(オカ)せば、流矢を顧みず
――胸を扞(オカ)せば、流矢を顧みず
〔荀子(強国)〕
白刃が胸に迫って来れば,飛んでくる流れ矢も見えない。大難の迫った時には小難をかえりみるひまのないことのたとえ。
はくじん=踏(フ)むべし
――踏(フ)むべし
〔中庸〕
勇気のあることのたとえ。
はくじんしゅ
はくじんしゅ [3] 【白人種】
⇒白色人種(ハクシヨクジンシユ)
はくす
はく・す [2] 【博す】
■一■ (動サ五)
〔サ変動詞「博する」の五段化〕
「博する」に同じ。「名声を―・す」
■二■ (動サ変)
⇒はくする
はくすいろう
はくすいろう [3] 【白水郎】
〔中国の白水に潜水の上手な男がいたことからという〕
漁師。海人(アマ)。
はくすうき
はくすうき 【白崇禧】
(1893-1966) 中国の軍人。字(アザナ)は健生。李宗仁と結ぶ広西派。抗日戦中に蒋介石と妥協,中華人民共和国成立後は台湾に渡り蒋政権に参画。パイ=チョンシー。
はくすきのえ
はくすきのえ 【白村江】
⇒はくそんこう(白村江)
はくする
はく・する [3] 【博する】 (動サ変)[文]サ変 はく・す
(1)獲得する。「好評を―・する」「巨利を―・した」
(2)広める。広くゆき渡る。「其名誉は…万世に―・す/筆まかせ(子規)」
[慣用] 一粲(イツサン)を博す
はくする
はくする【博する】
win <applause> ;→英和
gain <a reputation> ;→英和
obtain <a person's confidence> .→英和
はくする
はく・する [3] 【泊する】 (動サ変)[文]サ変 はく・す
船が一か所にとまる。また,人が旅に出て宿泊する。「我日本の諸港に,西洋各国の船艦を―・し/文明論之概略(諭吉)」
はくず
はくず [0] 【白図】
⇒白地図(ハクチズ)
はくずな
はくずな [0][2] 【箔砂】
箔の粉末。
はくせい
はくせい【剥製】
a stuffed bird[animal].〜にする stuff <a bird> .→英和
〜の stuffed.
はくせい
はくせい [0] 【剥製】
動物標本の一。主に哺乳類・鳥類の皮をはぎ,綿などの芯を入れ,生きていたときの外形に似せたもの。
はくせいじ
はくせいじ [3] 【白青磁】
⇒インチン(影青)
はくせき
はくせき 【白石】
⇒新井(アライ)白石
はくせき
はくせき [0] 【白皙】
肌の色の白いこと。「―の美青年」
はくせきれい
はくせきれい [3] 【白鶺鴒】
スズメ目セキレイ科の鳥。全長20センチメートルほどで,尾が長く,盛んに上下に振る。頭・胸・背面は黒色または灰黒色,顔と下面は白色で,太い黒線が目を過(ヨ)ぎる。本州中部以北で繁殖し,冬は暖地へ移行する。海岸や川原に普通に見られる。
白鶺鴒[図]
はくせつ
はくせつ [0] 【拍節】
音楽で,一定数の拍が一まとまりをなし,アクセントの周期的反復によって時間的な流れを区切る単位。小節と,それより大きな単位のものをも含めていう。
はくせつ
はくせつ 【白雪】
⇒太田(オオタ)白雪
はくせつ
はくせつ [0] 【白雪】
白い雪。しらゆき。
はくせつき
はくせつき [4] 【拍節器】
メトロノームのこと。
はくせつこう
はくせつこう [4][3] 【白雪糕】
〔「はくせっこう」とも〕
干菓子の一。粳米(ウルチマイ)と糯米(モチゴメ)の粉に白砂糖・蓮の実の粉末などを加えて型に入れ乾かしたもの。
はくせん
はくせん [0] 【白銑】
銑鉄の一種。炭素はほとんど全部化合炭素(セメンタイト)として存在する。破断面は白色。
はくせん
はくせん [0] 【白線】
白い線。
はくせん
はくせん [0] 【白癬】
糸状菌による伝染性皮膚疾患。しらくも・銭癬(ゼニタムシ)・頑癬・水虫など浅在性のものと,真皮に及ぶものがある。
はくせん
はくせん【白線】
a white line;a warning line (プラットホームの).
はくせん
はくせん [0] 【白扇】
書画の書かれていない,白地の扇。[季]夏。《―や袴著けたるお城番/酒井黙禅》
はくせん
はくせん [0] 【搏戦】 (名)スル
素手でうちあい戦うこと。くみうち。格闘。
はくせん
はくせん [0] 【白戦】
〔武器を持たない戦いの意〕
課された題に縁のある語を使わずに漢詩を作り,才を競うこと。
はくせん=倒(サカシマ)に懸(カ)かる
――倒(サカシマ)に懸(カ)かる
〔石川丈山の詩「富士山」による〕
富士山が雪をいただいてそびえ立つ形容。
はくせんきん
はくせんきん [0] 【白癬菌】
皮膚真菌症をおこす菌の一つ。頭部白癬(しらくも),頑癬(ガンセン)(いんきんたむし),汗疱状白癬(みずむし)などをおこす。
はくせんほう
はくせんほう [0] 【白線法】
青写真で,画線を白く抜いて表す方法。
はくぜい
はくぜい [0] 【搏噬】 (名)スル
つかみ捕らえて食らうこと。「群居して―するを以て常とせば/天賦人権論(辰猪)」
はくぜん
はくぜん [0] 【白髯】
白いほおひげ。白いひげ。
はくそ
はくそ [1] 【歯屎】
歯垢(シコウ)。
はくそう
はくそう [0] 【博捜】 (名)スル
広く探すこと。特に,資料文献などを広く探し求めること。
はくそう
はくそう [0] 【薄葬】
(厚葬に比して)より簡素な葬儀。
はくそうれい
はくそうれい [3] 【薄葬令】
646年,民衆の疲弊軽減のため,墳墓や葬儀の規模に制限を加え,また身分ごとに規定した勅令。
はくそんこう
はくそんこう ハクソンカウ 【白村江】
朝鮮半島南西部の河川。現在の群山付近の錦江あるいは東津江河口にあたるとされる。はくすきのえ。
はくそんこうのたたかい
はくそんこうのたたかい ハクソンカウ―タタカヒ 【白村江の戦い】
663年,白村江での唐・新羅軍と日本・百済軍との戦い。百済を救援した日本軍は敗れ,百済は滅亡,日本は朝鮮進出を断念。新羅が朝鮮統一に一歩を進めた。
はくぞうす
はくぞうす 【白蔵主】
(1)狂言「釣狐」の登場人物。永徳(1381-1384)頃に実在した,稲荷を信仰し三匹の狐を飼った僧を素材にしたという。
(2)狂言面の一。{(1)}に用いる。
白蔵主(2)[図]
はくたい
はくたい [0] 【百代】
〔「はく」「たい」ともに漢音〕
多くの年代。ひゃくだい。「月日は―の過客にして/奥の細道」
はくたい
はくたい [0] 【白帯】
(1)白い帯。また,白いすじ。
(2)白い包帯。
(3)「白帯下」の略。
はくたいげ
はくたいげ [3] 【白帯下】
⇒帯下(タイゲ)
はくたおう
はくたおう 【白沢王】
清涼殿鬼の間の南壁に描かれていた勇士の名。「―が鬼狩とぞ覚えたる/盛衰記 27」
はくたく
はくたく [0] 【白沢】
中国で,有徳の王の時代に現れるという想像上の神獣。獅子の形をし,八つの目をもち,人語を解するという。
はくたく
はくたく 【餺飥】
「ほうとう(餺飥)」に同じ。[色葉字類抄]
はくたん
はくたん [3] 【白炭】
⇒しろずみ(白炭)
はくだい
はくだい [0] 【博大】 (名・形動)[文]ナリ
広く大きいこと。またそのさま。「一大邦の在る有り…是れ甚だ―なり/三酔人経綸問答(兆民)」
はくだく
はくだく [0] 【白濁】 (名)スル
白くにごること。「液が―する」
はくだつ
はくだつ【剥奪】
⇒奪う.
はくだつ
はくだつ [0] 【剥奪】 (名)スル
はぎとること。うばいとること。「着衣を―する」「地位を―する」
はくだつ
はくだつ [0] 【剥脱】 (名)スル
表面が薄い膜のようにはげてとれること。また,はがしとること。「表皮が―する」
はくち
はくち [0] 【白地】
(1)白い生地(キジ)。
(2)何もない土地。「汝が家を焼きはらはせて―となし/読本・忠臣水滸伝」
(3)(娼妓などに対して)素人の女。「―の女のいと初心なる/評判記・色道大鏡」
→あからさま
はくち
はくち [0][1] 【白雉】
白色の雉(キジ)。瑞祥とする。
はくち
はくち 【白痴】
(1)小説。坂口安吾作。1946年(昭和21)「新潮」発表。空襲の下を連れて逃げる白痴の女の示した意志に感動し,生きようとする主人公を描いて,戦後の虚脱にあった人々に衝撃を与えた。
(2)〔原題 (ロシア) Idiot〕
ドストエフスキーの長編小説。1868年刊。ドン=キホーテを典型とする「本当に美しい人間」ムイシュキン公爵の現実における悲劇を描く。
はくち
はくち 【白雉】
年号(650.2.15-654.10.?)。大化の後。孝徳天皇の代。
はくち
はくち [1] 【泊地】
船の停泊する所。
はくち
はくち【白痴】
an idiot[imbecile](人).→英和
〜の idiotic;imbecile.→英和
はくち
はくち [0] 【白痴】
精神遅滞の最も重度のものをいった語。
はくちず
はくちず [3][0] 【白地図】
国・島などの輪郭だけが描かれていて,地名その他の細部の記号や文字が記入されていない地図。学習や種々の分布図作成用。白図。暗射地図。
はくちび
はくちび [3] 【白痴美】
感情の動きや知能のはたらきなどの認められない美貌。
はくちゅう
はくちゅう [0] 【白昼】
ひるひなか。まひる。
はくちゅう
はくちゅう [0] 【伯仲】 (名)スル
(1)長兄と次兄。
(2)優劣のつけにくいこと。力などが接近していること。「両軍の力は―している」
はくちゅう
はくちゅう【白昼に】
in broad daylight.白昼夢 a daydream.→英和
はくちゅう
はくちゅう【伯仲している】
be (nearly) equal <to> .
はくちゅうのかん
はくちゅうのかん 【伯仲の間】
互いに才能に優劣のない間柄。
はくちゅうむ
はくちゅうむ [3] 【白昼夢】
目が覚めている時におこる,夢に似た,現実性を帯びた空想。現実の世界で満たされない事を空想の世界で満たそうとする場合に多い。白日夢。
はくちょう
はくちょう ハクテウ 【白鳥】
⇒正宗(マサムネ)白鳥
はくちょう
はくちょう【白鳥】
a swan.→英和
‖白鳥座《天》the Swan.
はくちょう
はくちょう [0][3] 【白張・白丁】
〔「白張(シラハ)り」の音読み〕
(1)糊(ノリ)をこわくつけた白布の狩衣(カリギヌ)。官人の奴僕などが着た。小張(コハリ)。しらはり。「―に立烏帽子きたる男の/著聞 2」
(2){(1)}を着た者。諸官司・神社などの雑役や,貴族などの従者で傘持ち・沓(クツ)持ち・馬丁などをする者。
→はくてい(白丁)
はくちょう
はくちょう [0] 【白鳥】
(1)カモ目カモ科の大形の水鳥。全身白色で,くびが長い。日本にはシベリアなどから冬鳥として渡来する。全国の湖沼や湾で越冬,青森県小湊,新潟県瓢湖(ヒヨウコ)の渡来地は天然記念物に指定されている。オオハクチョウ・コハクチョウ・コブハクチョウなどの種類がある。[季]冬。《―といふ一巨花を水に置く/中村草田男》
(2)羽毛の白い鳥。
(3)「白鳥徳利」に同じ。
はくちょうかんこく
はくちょうかんこく ハクチヤウ― 【白帳汗国】
キプチャク汗国を構成した諸王の分地の一。バトゥの兄オルダの領地。現在のカザフの地。
はくちょうげ
はくちょうげ [3] 【白丁花】
アカネ科の常緑低木。台湾・中国・インドシナ原産。花壇の縁取り,生け垣などに植える。高さは約1メートル。よく分枝し,楕円形の小さい葉を対生。初夏,葉腋(ヨウエキ)に白色または淡紫色の花冠が五裂する小花をつける。満天星(マンテンセイ)。
白丁花[図]
はくちょうざ
はくちょうざ [0] 【白鳥座】
〔(ラテン) Cygnus〕
九月下旬の宵にほぼ日本の真上を通過する星座。アルファ星のデネブを頂点とし,五個の輝星が巨大な十字形を描く。ギリシャ神話では,ゼウスがスパルタ王妃レダに求愛するときに,姿をかえた白鳥であるという。天の川の中にあり,星雲や星団に富む。
はくちょうしょじょせつわ
はくちょうしょじょせつわ [7] 【白鳥処女説話】
説話の類型の一。白鳥が処女と化して現れ,男性に衣を奪われて妻とされるが,やがて衣を取り返し,白鳥に戻って飛び去るという型の話。バレエ「白鳥の湖」や日本の羽衣説話など,世界中に分布する。
はくちょうどくり
はくちょうどくり [5] 【白鳥徳利】
白い陶磁器の徳利。首が細く長い一升徳利。白鳥。
はくちょうのうた
はくちょうのうた [7] 【白鳥の歌】
〔(ドイツ) Schwanengesang〕
(1)死のまぎわの白鳥が歌うという歌。
(2)転じて,最後の歌。最後の作歌・作曲・演奏などをいう。シューベルトの歌曲集が有名。
はくちょうのみずうみ
はくちょうのみずうみ ハクテウノミヅウミ 【白鳥の湖】
バレエ組曲。チャイコフスキー作曲。四幕。1877年初演。クラシック-バレエ最高の人気作。中世ドイツの伝説に基づく。
→「白鳥の湖」(チャイコフスキー)[音声]
はくつき
はくつき [0][2] 【箔付き】
(1)箔のついていること。また,そのもの。
(2)定評のあること。また,そのものや人。
はくてい
はくてい [0] 【白帝】
五行説で,西方・秋を支配する神。
はくてい
はくてい [0] 【白丁】
(1)律令制で,官途につかず,口分田を班給されて税を納め課役を負担する者。無位無官の公民。
(2)朝鮮の被差別民。高麗時代には一定の職役を負担せず,土地の支給も受けない農民を指したが,李朝時代に被差別民の呼称となり,身分・職業・住居・服装・結婚などで激しい差別を受けた。
はくていじょう
はくていじょう 【白帝城】
(1)中国四川省東部,揚子江中流北岸にあった城。三国時代に蜀(シヨク)の劉備が諸葛亮(シヨカツリヨウ)に後事を託して没した所。
(2)愛知県犬山市にある犬山城の別名。
はくてっこう
はくてっこう [3] 【白鉄鉱】
鉄の硫化物からなる鉱物。斜方晶系に属し,黄銅色の金属光沢がある。低温熱水鉱床,あるいは泥質堆積岩中に団塊として産する。
はくてん
はくてん [0] 【白点】
(1)白色の点。
(2)ヲコト点のうち,胡粉(ゴフン)を用い,白色で加点した訓点。
はくてんびょう
はくてんびょう [0] 【白点病】
淡水・海水魚の病気の一。原因は,いずれも繊毛虫類の一種が寄生することによる。ひれや体表に直径0.5〜1ミリメートル程度の白点ができ,白点が多くなると衰弱して死ぬ。
はくでい
はくでい [0] 【白泥】
(1)朱泥を焼く土より酸化鉄の含有量の少ない白粧土を用いて,釉(ウワグスリ)をかけないで焼いた淡黄色,または薄ねずみ色の茶器。
(2)水分を含んだ軟らかい白色の陶土。化粧土として用いる。エンゴーベ。
はくでん
はくでん [0] 【白田】
はたけ。
〔「白」は水がなく乾いている意。「畠」は「白田」を合わせて作った国字〕
はくと
はくと [1] 【白杜】
〔呉鼎芳「漁家」による。中国古代に酒を造った杜康(トコウ)にちなむ〕
白酒の異名。
はくとう
はくとう [0] 【搏闘】 (名)スル
互いになぐり合い戦うこと。組み打ちすること。格闘。
はくとう
はくとう [0] 【白頭】
白髪の頭。しらがあたま。白首。
はくとう
はくとう [0] 【白陶】
中国,殷(イン)代後期の白色の硬質土器。器形は青銅器に見られるものに同じで,儀礼に用いられたと考えられる。殷墟出土のものが有名。
はくとう
はくとう [0] 【白桃】
水蜜桃(スイミツトウ)の一品種。果肉が白く,多汁で甘味も強い。
はくとう
はくとう [0] 【白糖】
精製した白い砂糖。しろざとう。
はくとう
はくとう [0] 【白湯】
(1)何もまじっていない湯。しらゆ。さゆ。
(2)薬湯に対して,普通の入浴用の湯。
はくとうおう
はくとうおう [3] 【白頭翁】
(1)白髪の老人。
(2)ムクドリの異名。[季]秋。
(3)オキナグサの根を乾燥したもの。漢方で消炎・止血などに用いる。
はくとうさん
はくとうさん 【白頭山】
朝鮮民主主義人民共和国と中国との国境に位置する高峰。長白山脈の最高峰。鴨緑江と豆満江の分水嶺をなし,頂上には火口湖の天池がある。海抜2744メートル。長白山。ペクトゥ-サン。
はくとうど
はくとうど [3] 【白陶土】
カオリン。
はくとうゆ
はくとうゆ [3] 【白灯油】
家庭用の暖房・燃料用に用いる,無色透明の灯油。
はくとうわし
はくとうわし [3] 【白頭鷲】
タカ目タカ科の大形の鳥。頭と尾は白色で,他は暗褐色。北アメリカに生息し,おもに魚を捕食する。アメリカ合衆国の国鳥。
はくとく
はくとく [0] 【薄徳】
徳の少ないこと。徳のうすいこと。また,自分の徳行をへりくだっていう語。寡徳。
はくど
はくど [1] 【白土】
(1)白色の土。しろつち。
(2)流紋岩などが風化した白色の土。二酸化ケイ素が主成分。塗料の材料,セメントの混合材などにする。
(3)酸性白土のこと。
はくどう
はくどう [0] 【白道】
天球上に描かれる月の軌道。黄道と約五度九分の傾きをなす。
はくどう
はくどう [0] 【白銅】
(1)銅とニッケルの合金。銀白色で,装飾品や貨幣に用いる。
(2)「白銅貨」の略。
はくどう
はくどう【白銅(貨)】
(a) nickel (coin).→英和
はくどう
はくどう [0] 【拍動・搏動】 (名)スル
(1)心臓が律動的に収縮運動をすること。
(2)生き生きと脈打つこと。「全羅馬(ローマ)の生活の脈は今此辻に―するかと/即興詩人(鴎外)」
はくどうか
はくどうか [3] 【白銅貨】
白銅で製造した貨幣。白銅。
はくどく
はくどく [0] 【白読】
素読(ソドク)。
はくないしょう
はくないしょう【白内障】
《医》a cataract.→英和
はくないしょう
はくないしょう [0][3] 【白内障】
水晶体が灰白色に濁り,視力が衰える病気。老人性のものが最も多いが,外傷や糖尿病などによるものもある。しろそこひ。
はくねつ
はくねつ [0] 【白熱】 (名)スル
(1)物体が高温で熱せられて白色の光を発して輝くこと。
(2)(試合・議論などが)熱気に満ちあふれた状態になること。「議論が―する」「―した試合」
はくねつ
はくねつ【白熱】
white heat.〜的な heated;→英和
exciting.〜化する glow;→英和
get excited[exciting].‖白熱電球 an incandescent lamp.
はくねつでんきゅう
はくねつでんきゅう [5] 【白熱電球】
真空または不活性ガスを封入したガラス球内の細い抵抗線に電流を流して,その発熱によって生ずる光を利用した電球。
はくのきぬ
はくのきぬ 【帛の衣】
神事に天皇の用いた,白の練絹の縫腋(ホウエキ)の袍。帛の御装束(ミソウゾク)。
はくは
はくは [1] 【白波】
(1)白く泡立つ波。しらなみ。
(2)盗賊。「―有りて東寺に入る/東鑑(建保四)」
→しらなみ(白波)(2)
はくはく
はくはく [0] 【白白】 (ト|タル)[文]形動タリ
(1)白いさま。「水晶簾の茫々―として/日光山の奥(花袋)」
(2)明らかなさま。きわめてはっきりしているさま。「明明―」
はくはくのさけ
はくはくのさけ 【薄薄の酒】
味の薄い酒。薄酒。
はくはつ
はくはつ【白髪】
white[gray]hair.〜の white-haired.
はくはつ
はくはつ [0] 【白髪】
白くなった髪の毛。しらが。
はくはつ=三千丈
――三千丈
(1)〔李白「秋浦歌」〕
愁いのために白髪が非常に長く伸びたこと。
(2)漢詩文に多い誇張した表現のたとえ。
はくはん
はくはん [0] 【白飯】
白米で炊いた飯。
はくはん
はくはん [0] 【拍板】
中国の打楽器の一。硬い板を何枚か重ねて端を皮紐(カワヒモ)でまとめ,両端を持って打ち鳴らす。
はくはん
はくはん [0] 【白斑】
(1)白色の斑点・斑紋。白いまだら。
(2)太陽の表面上で特に白く輝く部分。太陽活動期に太陽黒点の付近に多く発生する。
(3)皮膚のメラニン色素がなくなってできた斑。しろなまず。
はくはんびょう
はくはんびょう [0] 【白斑病】
植物の病害の一。葉に淡褐色の斑点を生じ,次第に拡大して枯死する。ハクサイ・ダイコン・ユリなどに発生する。
はくば
はくば [1] 【白馬】
まっ白な馬。
はくば
はくば 【白馬】
長野県北西部,北安曇(キタアズミ)郡の村。白馬(シロウマ)岳・八方尾根への登山やスキーの基地。
はくば=は馬に非(アラ)ず
――は馬に非(アラ)ず
〔公孫竜子(白馬論)〕
馬とは形についての概念であり,白い馬とは色についての概念であるから,馬と白馬は違う概念であるという論。詭弁の例とされる。白馬非馬論。
→堅白同異(ケンパクドウイ)
はくばい
はくばい [0] 【白梅】
白い梅の花。しらうめ。[季]春。
はくばかい
はくばかい 【白馬会】
洋画美術団体。1896年(明治29)黒田清輝など自由主義を主張する人々が明治美術会を脱退して組織。フランス印象派の手法を伝え,和田英作・藤島武二などを育てた。1911年解散。
→太平洋画会
はくばきょう
はくばきょう 【白馬経】
芭蕉翁廿五箇条(バシヨウオウニジユウゴカジヨウ)の別名。
はくばじ
はくばじ 【白馬寺】
中国,河南省洛陽の東郊にある寺。中国最初の仏寺とされる。67年後漢の明帝の創建。インド僧迦葉摩騰(カシヨウマトウ)・竺法蘭(ジクホウラン)が仏像や経典を白馬にのせて将来したことから建てられたという。多くの訳経事業が行われた。のち各地に同名の寺が建立された。
白馬寺[カラー図版]
はくばのせちえ
はくばのせちえ 【白馬の節会】
⇒あおうまのせちえ(白馬節会)
はくひ
はくひ [1] 【薄皮】
(1)薄い皮。うすかわ。
(2)「外皮{(3)}」に同じ。
はくひき
はくひき [3] 【剥皮機】
⇒バーカー
はくひしょう
はくひしょう [0] 【白皮症】
先天的にメラニンが合成されず,皮膚・毛髪・眼球などにメラニンを欠く病気。皮膚は紅白色で日光に過敏となる。
はくひょう
はくひょう [0] 【薄氷】
うすい氷。
はくひょう
はくひょう [0] 【白票】
(1)何も書かず白紙でなされた投票。「―を投ずる」
(2)国会で,記名投票による表決のとき,賛成の意を表示するのに用いる白色の票。しろひょう。
⇔青票(セイヒヨウ)
はくひょう
はくひょう【薄氷を踏む心地がする】
feel as if one were treading on thin ice.
はくひょう
はくひょう【白票】
a white ballot (国会で;⇒青票(せいひよう)).〜を投じる cast a blank ballot (白紙);vote <for a bill> (賛成).→英和
はくひょう=を履(フ)む
――を履(フ)む
〔詩経(小雅,小旻)「戦戦兢兢,如�臨�深淵�,如�履�薄氷�」〕
非常に危険な場面にのぞむことのたとえ。
はくび
はくび [1] 【白眉】
(1)白いまゆげ。
(2)〔「蜀書(馬良伝)」による。蜀の馬良が,五人の兄弟の中で最も優秀で,その眉に白毛があったことから〕
兄弟中で最も優れている者。また,衆人の中で最も傑出した者,同類中で特に優れているもの。「歴史小説の―」
はくび
はくび 【伯備】
伯耆(ホウキ)国と備前・備中・備後の諸国。
はくび
はくび【白眉】
the best <of> ;→英和
a masterpiece (傑作).→英和
はくびしん
はくびしん [3] 【白鼻心】
ジャコウネコ科の哺乳類。頭胴長65センチメートル内外,尾長約50センチメートル。体形はイタチとネコに似る。体は茶褐色で,顔の中央に白線が鼻筋を描く。夜行性で雑食性。雌雄とも会陰(エイン)付近に麝香嚢(ジヤコウノウ)をもつ。東南アジアに分布。日本にも生息し,在来種説と帰化動物説がある。
白鼻心[図]
はくびせん
はくびせん 【伯備線】
JR 西日本の鉄道線。岡山県倉敷と鳥取県伯耆大山(ホウキダイセン)間,138.4キロメートル。中国山地を横断し,山陽・山陰を結ぶ。
はくびょう
はくびょう [0] 【白描】
東洋画で,墨一色の線あるいは淡彩を加えて描いた絵,また,その技法。漢画に見られる線描の竹の絵の類で,中国では唐代に発達。日本では平安時代から大和絵の白絵(シラエ)として行われ,鎌倉時代には繊細で精緻な白描大和絵の絵巻物がつくりだされた。すがき。白描画。白画。
はくびょうが
はくびょうが [0] 【白描画】
白描の技法で描いた絵。白画。
はくびん
はくびん [0] 【白鬢】
白くなった鬢。
はくふ
はくふ [0][1] 【白布】
白いぬの。白いきれ。
はくふ
はくふ [1] 【伯父】
父母の兄。おじ。はくぶ。
はくふん
はくふん [0] 【白粉】
(1)白色の粉。
(2)おしろい。
はくぶつ
はくぶつ【博物(学)】
natural history.博物館 a museum.→英和
はくぶつ
はくぶつ [2] 【博物】
(1)広い分野にわたって知識が豊富なこと。また,いろいろな事物。「張華も―の看板をおろし/滑稽本・根無草後編」
(2)「博物学」の略。また,昭和初期までの小・中学校で,その初歩教程の教科名。
はくぶつかん
はくぶつかん [4] 【博物館】
〔museum〕
歴史・芸術・民俗・産業・自然科学などに関する資料を集め,整理・展示して一般の利用に供し,あわせてこれら資料の調査・研究をする機関。
はくぶつがく
はくぶつがく [4] 【博物学】
〔natural history〕
自然物,つまり動物・植物・鉱物の種類・性質・分布などの記載とその整理分類をする学問。特に,学問分野が分化し動物学・植物学などが生まれる以前の呼称。また,動物学・植物学・鉱物学などの総称。自然誌。自然史。ナチュラル-ヒストリー。
はくぶつし
はくぶつし 【博物志】
(1)中国,晋(シン)代の民俗風物誌。一〇巻。張華著。山川・物産・外国・異人・異俗・獣鳥虫魚・薬物・服飾・器名などについて記した書。宋代の「続博物志」はこの書にならって李石が著したもの。
(2)〔原題 (ラテン) Historia naturalis〕
(大)プリニウス著。三七巻。77年に成立。宇宙・地理・人間・動植物・薬剤・鉱物などの記述を含む,古代ギリシャ・ローマ時代の知識の集大成。記述に疑問もあるが,典拠の列挙もあり貴重な文献資料。
はくぶつし
はくぶつし [4][3] 【博物誌】
博物学的な観察や研究を記述したもの。
はくぶつひょうほん
はくぶつひょうほん [5] 【博物標本】
動物・植物・鉱物などの標本。
はくぶん
はくぶん [0] 【博文】
広く学問を修めること。「これらはいづれも―広才の人なれども/浮世草子・元禄太平記」
はくぶん
はくぶん [0] 【博聞】
広く物事を聞き知っていること。
はくぶん
はくぶん [0] 【白文】
(1)返り点・句読点・送り仮名などのついていない漢文。原文のままの漢文。
(2)「白字{(2)}」に同じ。
はくぶんきょうき
はくぶんきょうき [5] 【博聞強記】
広く物事を聞き知りよく記憶していること。
はくぶんくんてん
はくぶんくんてん [5] 【白文訓点】
白文に返り点や送り仮名をつけること。
はくぶんやくれい
はくぶんやくれい [0] 【博文約礼】
〔論語(雍也)〕
広い知識を身につけ,礼を根本において正しい行動をすること。
はくへい
はくへい [0] 【白兵】
〔「兵」は武器の意〕
抜き身の刀や槍など。
はくへいせん
はくへいせん [0] 【白兵戦】
刀剣・槍などをもって,双方入り乱れてする戦い。
はくへき
はくへき [0] 【白璧】
白色の美しい玉。白玉。
はくへき=の微瑕(ビカ)
――の微瑕(ビカ)
〔梁昭明太子「陶淵明集序」〕
白玉にわずかなきずがあるように,ほぼ完全なものに少しの欠点があることのたとえ。玉にきず。
はくへん
はくへん [0] 【剥片】
(1)剥(ハ)げ落ちた切れはし。
(2)石器をつくるために原石から剥がされた小片。削りくず(チップ)とは区別する。フレーク。
はくへん
はくへん [0] 【薄片】
薄いかけらや切れはし。
はくへんせっき
はくへんせっき [5] 【剥片石器】
旧石器の一。剥片を加工した石器。フレーク-ツール。
→石核(セツカク)石器
はくほう
はくほう [0] 【白鳳】
白い鳳凰(ホウオウ)。
はくほう
はくほう [0] 【薄俸】
俸給が少ないこと。薄給。
はくほう
はくほう 【白鳳】
孝徳天皇の代の年号「白雉(ハクチ)」の後世の美称。
はくほうじだい
はくほうじだい [5] 【白鳳時代】
文化史上・美術史上の時代区分の一。飛鳥時代の後,天平時代の前。大化の改新(645年)から平城京遷都(710年)までをいう。
はくほうぶんか
はくほうぶんか [5] 【白鳳文化】
白鳳時代の文化。遣唐使によって初唐の文化がもたらされ,特に仏教美術にその影響がみられる。薬師寺の薬師三尊像や東塔,法隆寺金堂壁画などが代表的。国史編纂が始まり,漢詩文・和歌も盛んとなった。
はくぼ
はくぼ [1] 【薄暮】
夕暮れ。くれがた。
はくぼ
はくぼ [1] 【伯母】
父母の姉。おば。
はくぼ
はくぼ【薄暮】
<at> dusk[twilight].→英和
はくぼく
はくぼく【白墨】
(a piece of) chalk.→英和
はくぼく
はくぼく [0] 【白墨】
白亜(ハクア)や焼石膏の粉末を水で練って棒状に固めたもの。顔料を加えたものもある。黒板・石盤などに筆記するのに用いる。チョーク。
はくま
はくま [1] 【白麻】
(1)中国,唐代,天子の詔勅を書き記すのに用いた白い麻の紙。転じて,天子の勅書をもいう。
(2)(白い)紙。「―ヲケガス/日葡」
はくま
はくま [1] 【白魔】
災害をもたらす大雪を,白い悪魔にたとえていう語。
はくまい
はくまい【白米】
cleaned rice.
はくまい
はくまい [2][0] 【白米】
玄米を搗(ツ)いて,糠(ヌカ)や胚芽を取り除いた米。精米。
はくまいじょう
はくまいじょう [3] 【白米城】
城を攻められ,水路を断たれたとき,白米で馬を洗ったり,白米を高い所から流して水とみせかけたという伝説。結局は看破されて落城したと語るものが多い。この伝説のある土地から焼き米が出土することがあり,事実と信じられて語られている。
はくまいびょう
はくまいびょう [0] 【白米病】
白米を主食とすることによって起きるとされている栄養失調症。ビタミン B � の欠乏によって起き,一般には脚気(カツケ)と同義に用いる。
はくまく
はくまく [0] 【薄膜】
薄い膜。
はくめい
はくめい【薄命の】
unfortunate;→英和
short-lived (短命の).
はくめい
はくめい [0] 【薄明】
日没後および日の出前に天空がうす明るい現象。また,その時間。太陽が地平線下六度以内を常用薄明または市民薄明,一二度以内を航海薄明,一八度以内を天文薄明という。
はくめい
はくめい [0] 【薄命】
(1)寿命の短いこと。短命。「佳人―」
(2)運にめぐまれないこと。ふしあわせなこと。「―に泣く」
はくめん
はくめん [0] 【白面】
(1)色の白い顔。色が白く弱々しい顔。「―の貴公子」
(2)年が若く未熟なこと。
はくめんのしょせい
はくめんのしょせい 【白面の書生】
〔「晋書(高陽王隆伝)」「宋書(沈慶之伝)」〕
顔の青白い若者。年少で,経験の乏しい書生。青二才。
はくめんろう
はくめんろう [3] 【白面郎】
年が若く未熟な男。
はくもうじょ
はくもうじょ 【白毛女】
中国,現代の新歌劇。延安魯迅(ロジン)芸術学院の集団創作。貧農の娘が地主の迫害を逃れて山中の洞穴にこもり,三年のうちに白髪となったが,解放軍に救出され,村も解放されるという筋。
はくもくれん
はくもくれん [3] 【白木蓮】
モクレン科の落葉小高木。中国中部原産。庭木とする。葉は広卵形。早春,枝先に香りのよい大きい白色の六弁花をつける。花弁とほぼ同形の白色の萼片(ガクヘン)三個がある。玉蘭。はくれん。
はくや
はくや【白夜】
⇒白夜(びやくや).
はくや
はくや [1] 【白夜】
南極や北極に近い地方で,それぞれの夏に真夜中でも薄明か,または日が沈まない現象。びゃくや。[季]夏。《わが泊つる森のホテルの―なる/山口青邨》
はくや
はくや [2] 【箔屋】
金・銀などの箔を製造したり,販売したりする店。また,その人。箔打ち。
はくよう
はくよう [0] 【白楊】
ヤマナラシの漢名。
はくよう
はくよう [0] 【舶用】
船舶に使用すること。「―機関」
はくようきゅう
はくようきゅう ハクヤウ― [3] 【白羊宮】
(1)黄道十二宮の第一宮。牡羊(オヒツジ)座に相当していたが,歳差のため現在は西隣の魚座に移っている。
(2)詩集。薄田泣菫作。1906年(明治39)刊。象徴詩・抒情小曲・民謡体詩を含み,「ああ大和にしあらましかば」「望郷の歌」が著名。高踏派詩人として最高潮の時代の作。
はくらい
はくらい [0] 【舶来】 (名)スル
外国から船に積んで運んでくること。また,運ばれてきた品。「―の香水」「まだ練歯磨なんぞの―してゐなかつたその頃/雁(鴎外)」
はくらい
はくらい【舶来の】
imported;foreign-made.‖舶来品 imported goods.
はくらいしゅ
はくらいしゅ [3] 【舶来種】
舶来の品種。
はくらいひん
はくらいひん [0] 【舶来品】
外国製の品。
はくらく
はくらく [2][0] 【伯楽】
(1)「荘子(馬蹄)」などにみえる,中国周代にいた馬の良否を見分ける名人の名。
(2)馬の良否を良く見分ける人。また,馬や牛の病気を治す人
(3)人の資質・能力などを見抜く力のある人。また,その資質・能力を引き出すのに巧みな人。「名―」
→ばくろう
はくらく
はくらく [0] 【剥落】 (名)スル
表面が薄い膜のようにはがれておちること。「樹皮が―する」「―しかけた柱の彩色など/朱雀日記(潤一郎)」
はくらく=の一顧(イツコ)を得る
――の一顧(イツコ)を得る
〔戦国策(燕策)〕
優れた人物の知遇を得て世に出る機会を得ることのたとえ。
〔馬が一向に売れないので伯楽に頼んで,立ち去り際にその馬を一度振り返ってもらったところ,その馬の値が一〇倍になったという故事による〕
はくらくてん
はくらくてん 【白楽天】
⇒白居易(ハクキヨイ)
はくらん
はくらん [0] 【博覧】 (名・形動)[文]ナリ
(1)広く物事を見たり書物を読んだりして,よく知っている・こと(さま)。「―で,多識で/青春(風葉)」
(2)広く一般の人が見ること。「世人の―に供する」
はくらん
はくらん【博覧(強記)の】
well-read;erudite.→英和
はくらん
はくらん [0] 【白藍】
(1)「しろあい(白藍)」に同じ。
(2)ハクサイとキャベツを交雑して作り出された野菜。結球性で,生食・煮物いずれにも適する。
はくらんかい
はくらんかい【博覧会】
an exhibition;→英和
an exposition.→英和
はくらんかい
はくらんかい [3] 【博覧会】
種々の文化財・生産品などを陳列して人々に観覧させ,産業や文化の振興に役立たせようとする催し。
〔exhibition の訳語〕
はくらんきょうき
はくらんきょうき [5] 【博覧強記】 (名・形動)[文]ナリ
広く書物を読みよく覚えている・こと(さま)。「―で鳴る男」
はくり
はくり [1] 【薄利】
利益の少ないこと。
はくり
はくり【薄利】
small profits.〜で売る sell at a small profit.‖薄利多売 small profits and quick returns.
はくり
はくり [1] 【剥離】 (名)スル
剥(ハ)がれてとれること。また,剥がしてとること。「網膜が―する」
はくり
はくり [1] 【白痢】
⇒仮性小児(カセイシヨウニ)コレラ
はくりきこ
はくりきこ [4] 【薄力粉】
タンパク質・グルテンの最も少ない小麦粉。粘り気が弱く,ケーキなどに使う。
→強力粉(キヨウリキコ)
はくりく
はくりく [0] 【博陸】
〔漢書(霍光伝)〕
関白の唐名。はくろく。
はくりたばい
はくりたばい [1] 【薄利多売】
利潤を少なくして品物を安く大量に売り,全体として利益があがるようにすること。
はくりゅう
はくりゅう [0] 【白竜】
⇒はくりょう(白竜)
はくりょう
はくりょう [0] 【白竜】
〔「はくりゅう」とも〕
白い竜。天帝の使者という。
はくりょうぎょふく
はくりょうぎょふく [5] 【白竜魚服】
〔「説苑(正諫)」による。白竜が天から下って魚になり泳いでいたところを漁夫に目を射られた故事を引いて,伍子胥(ゴシシヨ)が呉王の忍び歩きをいさめたことから〕
高貴な人が忍び歩きをして,卑しいもののために災難に遭うことのたとえ。
はくりょうたい
はくりょうたい ハクリヤウ― [0] 【柏梁体】
漢詩の一体。各句に韻を踏む,七言聯句(レンク)。漢の武帝が柏梁台の落成のとき,群臣に作らせたのが最初というが,後人の偽作とされる。
はくりょうだい
はくりょうだい ハクリヤウ― 【柏梁台】
漢の武帝が長安の西北に建設した香柏(ヒノキ)を梁(ハリ)とした高さ数十丈の楼台。
はくりょく
はくりょく【迫力】
force.→英和
〜ある forceful;→英和
powerful;→英和
convincing <speaker> .
はくりょく
はくりょく [2] 【迫力】
見る者聞く者に強く訴えかけたり,衝撃を与えたりする力。「―に欠ける」
はくりん
はくりん [0] 【白燐】
⇒黄燐(オウリン)
はくれい
はくれい [0] 【魄霊】
たましい。また,幽霊。亡霊。
はくれん
はくれん [2] 【白蓮】
ハクモクレンの異名。
→びゃくれん(白蓮)
はくれん
はくれん [0] 【白鰱】
⇒鰱魚(レンギヨ)
はくろ
はくろ [1] 【白露】
(1)つゆの美称。しらつゆ。
(2)二十四節気の一。太陽の黄経が一六五度に達した時をいい,現行の太陽暦で九月七日頃。ようやく秋らしい気配が加わる。陰暦八月節気。[季]秋。
はくろ
はくろ [1] 【白鷺】
シラサギ。
はくろう
はくろう [0] 【白狼】
白いオオカミ。古く,王者に徳あるときに現れるとされた。
はくろう
はくろう 【伯労】
モズの異名。[日葡]
はくろう
はくろう [0] 【白蝋】
真っ白な蝋。びゃくろう。
はくろう
はくろう [0] 【白鑞】
⇒しろめ(白鑞)
はくろう
はくろう【白蝋】
white wax.白蝋病 a white finger disease.
はくろうびょう
はくろうびょう [0] 【白蝋病】
⇒振動病(シンドウビヨウ)
はくろく
はくろく [0] 【博陸】
⇒はくりく(博陸)
はくろくどうしょいん
はくろくどうしょいん 【白鹿洞書院】
中国,江西省廬山(ロザン)の麓にあった書院。九世紀初め,唐の李渤が創建,北宋初めには四大書院の一つに数えられ,南宋の朱熹(シユキ)が学を講じたことでも著名。
はくわ
はくわ [1] 【白話】
中国で,日常的な話し言葉のこと。口語。俗語。
⇔文言(ブンゲン)
はくわうんどう
はくわうんどう [4] 【白話運動】
1917年1月,中国の胡適(コテキ)らが起こした文体の改革運動。従来正統とされてきた文言に換えて,白話による文章表現を主張し,文学革命の口火となった。
はくわしょうせつ
はくわしょうせつ [4] 【白話小説】
中国,宋代に庶民の間に興った,俗語による小説。娯楽的要素と勧善懲悪的要素とを兼ねたものとして発達した。「京本通俗小説」「拍案驚奇」などの話本がこれにあたる。平話。
はくわぶんがく
はくわぶんがく [4] 【白話文学】
〔口語体で書かれた文学の意〕
中国の近代文学を形式・内容の上から特徴づける呼称。
はくロシア
はくロシア 【白―】
⇒ベラルーシ
はぐ
はぐ【剥ぐ】
[樹皮などを]bark <a tree> ;→英和
peel <an apple> ;→英和
[動物の皮を]skin <a rabbit> ;→英和
flay.→英和
⇒剥ぎ取る.
はぐ
は・ぐ [1] 【剥ぐ】
■一■ (動ガ五[四])
(1)おおっているものを,めくるようにして取り除く。「皮を―・ぐ」「仮面を―・ぐ」
(2)身につけているものを取り去る。脱がす。「布団を―・ぐ」
(3)奪い取る。取り上げる。「身ぐるみ―・ぐ」「官位を―・ぐ」
[可能] はげる
■二■ (動ガ下二)
⇒はげる(剥)
はぐ
は・ぐ [0][1] 【接ぐ】 (動ガ五[四])
二つの物をつぎあわせる。布・紙などをつぐ。つぐ。「スカートの裾に別布を―・ぐ」
[可能] はげる
はぐ
は・ぐ 【禿ぐ】 (動ガ下二)
⇒はげる(禿)
はぐ
は・ぐ [1] 【矧ぐ】
■一■ (動ガ五[四])
鳥の羽根や鏃(ヤジリ)を竹に付けて,矢につくる。「敵を見て矢を―・ぐ」「白鳥の羽にて―・ぎたる矢負ひ/平治(上)」
■二■ (動ガ下二)
弓に矢をつがえる。「太刀抜き,矢―・げなどしけるを/徒然 87」
はぐ
はぐ [1] 【爬具】
泥砂をかきおこして貝などをとる漁具。
はぐき
はぐき [1] 【歯茎】
(1)歯の根をおおっている歯肉や上皮。歯齦(シギン)。しけい。
(2)歯。「四十の―は冬の雪/梁塵秘抄」
はぐき
はぐき【歯茎】
gums.
はぐきおん
はぐきおん [3] 【歯茎音】
〔alveolar〕
上の前歯の歯茎と舌尖または舌端との間で調音される音。[t] [s] [n] の類。
はぐくむ
はぐく・む [3] 【育む】 (動マ五[四])
〔「羽(ハ)含(クク)む」の意〕
(1)親鳥が雛(ヒナ)を自分の羽で抱きかかえて守り育てる。「雛を―・む」「我(ア)が子―・め天の鶴群(タズムラ)/万葉 1791」
(2)養い育てる。「両親に―・まれる」「豊かな大地に―・まれる」
(3)大切に守り,大きくする。「愛を―・む」「子供の夢を―・む教育」
はぐくむ
はぐくむ【育む】
(1)[養育]bring up;nurse.→英和
(2)[育成]foster;→英和
cultivate.→英和
(3)[ひなを]brood <on,over> .→英和
はぐくもる
はぐくも・る 【羽ぐくもる】 (動ラ四)
ひな鳥が親鳥の羽につつまれている。大切にされている。「武庫の浦の入江の渚鳥(スドリ)―・る君を離れて恋に死ぬべし/万葉 3578」
はぐち
はぐち [1] 【羽口】
(1)堤防の斜面。
(2)溶鉱炉などに熱風を吹き込んだり溶解した鋼を取り出す口。
はぐちしば
はぐちしば [3] 【羽口芝】
堤防の斜面に植えつける芝。
はぐま
はぐま [0] 【白熊】
中国・チベットなどに産するヤクの尾の毛。白く,つやがある。黒いのは黒熊(コグマ),赤く染めたのは赤熊(シヤグマ)といい,いずれも払子(ホツス)を作るのに用い,また旗・槍(ヤリ)・兜(カブト)などの飾りとする。
はぐみ
はぐみ [0] 【葉組(み)】
生け花で,葉物を用いて花型を作ること。また,その組み方。
はぐらかす
はぐらか・す [4] (動サ五[四])
(1)話の焦点をずらしたり,話題を変えたりして相手の関心をそらす。「病名を聞いたらうまく―・された」
(2)連れに気づかれないように離れ去る。「伊平太様を―・して盗み喰ひをしたな/歌舞伎・阿国御前」
[可能] はぐらかせる
はぐらかす
はぐらかす
evade;→英和
<米話> stall off.
はぐらがく
はぐらがく [3] 【羽倉学】
荷田春満(カダノアズママロ)の提唱した国学の一派。古道精神の復興を唱道。賀茂真淵・本居宣長に継承された。春満の本姓が羽倉氏であったことからいう。
はぐらす
はぐら・す [3] (動サ五[四])
「はぐらかす」に同じ。「つい―・されて/浮雲(四迷)」
はぐる
はぐ・る 【逸る】 (動ラ下二)
⇒はぐれる
はぐる
はぐ・る [2] (動ラ五[四])
おおっている物を,一端を持ってはね上げ,下の物をあらわす。「掛け布団を―・る」「彼はぞんざいに頁を―・りながら/明暗(漱石)」
[可能] はぐれる
はぐるま
はぐるま [2] 【歯車】
(1)円筒体・円錐台などの周囲に歯を設けたもの。歯をかみ合わせて確実な動力の伝達ができる。平歯車・斜歯(ハスバ)歯車・螺子(ネジ)歯車・傘歯車などがある。
(2)(比喩的に)全体を構成している一つ一つの要素。「会社機構の中の一つの―にすぎない」
歯車(1)=1[図]
歯車(1)=2[図]
歯車(1)=3[図]
歯車(1)=4[図]
歯車(1)=5[図]
はぐるま
はぐるま [2] 【羽車】
御神体の移動などに用いられる輿(コシ)。おはぐるま。
はぐるま
はぐるま 【歯車】
小説。芥川竜之介作。1927年(昭和2)「文芸春秋」に発表。半透明の歯車を幻視する主人公の,狂気が死に至る孤独な心象を描く。
はぐるま
はぐるま【歯車】
a cogwheel;→英和
a gear (wheel);→英和
a cog <in the machine> (組織の).→英和
はぐるま=が噛(カ)み合わ∘ない
――が噛(カ)み合わ∘ない
組織などで一つのことを進めようとするときに,それぞれの部分がうまく連動して活動しない。ぎくしゃくする。
はぐるま=が狂う
――が狂・う
順調に進んでいたことがうまくいかなくなる。
はぐるまげんそくそうち
はぐるまげんそくそうち [9] 【歯車減速装置】
歯車を用いて,回転数を落とす装置。小歯車を原動機に,大歯車を駆動軸に設けて行う。
はぐれる
はぐれる
become separated <from> ;get lost.
はぐれる
はぐ・れる [3] 【逸れる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 はぐ・る
(1)連れの人や仲間と離ればなれになる。「仲間に―・れる」
(2)動詞の連用形について,その動作をしようとしたのにうまくできずに終わる,の意を表す。…しそこなう。「っぱぐれる」の形でも用いる。「昼めしを食い―・れた」「代金を取り―・れる心配はない」
はぐろ
はぐろ 【歯黒】
おはぐろ。はぐろめ。「侍たる人は,老若共に―をし給ひぬ/北条五代記」
はぐろかいどう
はぐろかいどう 【羽黒街道】
山形県鶴岡市から羽黒山に至る道。江戸時代には,白衣を着た三山道者の往来で賑わった。
はぐろさん
はぐろさん 【羽黒山】
山形県北西部にある山。海抜414メートル。月山(ガツサン)・湯殿山とともに出羽三山の一。山頂付近に出羽神社がある。修験道の霊山。
はぐろそう
はぐろそう [0] 【葉黒草】
キツネノマゴ科の多年草。山中の林下に自生。高さ約30センチメートル。茎は四角形で節があり,葉は狭卵形。七〜一〇月,葉腋(ヨウエキ)や茎頂に長さ約2.5センチメートルの紅紫色の唇形花を開く。
はぐろとんぼ
はぐろとんぼ [4] 【羽黒蜻蛉】
カワトンボ科のトンボ。体長約55ミリメートル。はねは黒色で,静止時は直立させる。体は普通のトンボより細く,雄は金緑色,雌は黒褐色。夏,平地の小川の水面近くをゆるやかに飛ぶ。本州以南,朝鮮半島・中国に分布。オハグロトンボ。
羽黒蜻蛉[図]
はぐろは
はぐろは 【羽黒派】
修験道の一派。山形県羽黒山の羽黒権現に奉仕した山伏。
はぐろめ
はぐろめ 【歯黒め】
「おはぐろ」に同じ。「―さらに,うるさし,きたなし,とてつけ給はず/堤中納言(虫めづる)」
はぐんせい
はぐんせい [2] 【破軍星】
北斗七星の柄の先端の星,揺光(ヨウコウ)の別名。陰陽道(オンヨウドウ)では剣先に見たてこの星のさす方向を凶として忌んだ。破軍。
はけ
はけ【刷毛】
a brush.→英和
はけ
はけ [2] 【捌け】
(1)水がはけること。「水の―が悪い」
(2)商品がよくはけること。
はけ
はけ [2] 【刷毛】
(1)獣毛などを束ねて,柄をつけたもの。糊や塗料などを塗ったり,ほこりを払ったりするのに用いる。
(2)男の髷(マゲ)の先端。刷毛先。
はけ
はけ【捌けが良い】
(1)[水の] <土地が主語> drain well.(2)[商品の]sell well.
はけい
はけい [0] 【波形】
(1)波のような形。上下に起伏のある形。
(2)横軸に時間,縦軸に時間的に変化する量の瞬時値をとって描いたグラフ。
はけえ
はけえ [2] 【刷毛絵】
はけで描いた絵。
はけがき
はけがき [0] 【刷毛書き】
文字や絵を,はけで書くこと。また,書いたもの。
はけぐち
はけぐち [2] 【捌け口】
〔「はけくち」とも〕
(1)水などの流れ出る口。
(2)物が買われたり,求められたりして移って行く先。「仕入れ品の―」
(3)たまっている感情などを発散させる対象。「不満の―」
はけぐち
はけぐち【捌け口】
(1)[水・感情などの]an outlet <for water,one's emotions> .→英和
(2)[商品の]a market[an outlet] <for> .→英和
はけご
はけご [2] 【捌籠・佩籠】
腰に着けて用いる,竹や藁(ワラ)で編んだ籠。
はけさき
はけさき [0][4] 【刷毛先】
(1)はけの先端。
(2)男の髷(マゲ)の先。はけ。「―をすつとひつこきとしたい/洒落本・遊子方言」
はけついで
はけついで [3] 【刷毛序で】
刷毛で塗ったついでにほかのものも塗ること。ついでに片付けてしまうこと。ことのついで。「ぬけまゐりの―に/滑稽本・膝栗毛 7」
はけなが
はけなが [0] 【刷毛長】
江戸後期の男性の髪形の一。刷毛先の長いもの。侠客(キヨウカク)などが好んだ。
はけみち
はけみち [2] 【捌け道】
はけてゆく所。はけ口。「水の―」「商品の―」
はけめ
はけめ [0][3] 【刷毛目】
(1)刷毛で塗料などを塗ったあとにつく筋。「―がつく」
(2)刷毛で白泥(ハクデイ)を塗った上に釉(ウワグスリ)をかけた陶磁器。朝鮮陶器で始められたもの。
(3)二色の糸を,たて糸・よこ糸ともに一本おきに用いて平織りにした細い縞。片面は縦縞,他の面は横縞。刷毛目縞。
はける
はける【捌ける】
(1)[水が]drain off.(2)[商品が]sell <well> .→英和
はける
は・ける [2] 【捌ける】 (動カ下一)[文]カ下二 は・く
(1)水などがたまらずに流れる。「なかなか水が―・けない」
(2)物が売れたりもらわれたりして,よそへ移る。売りさばかれる。さばける。「今朝仕入れた商品はあらかた―・けた」
はけん
はけん [0] 【覇権】
(1)〔hegemony〕
覇者としての権力。他の者に勝って得た権力。「―を握る」「―主義」
(2)競技などで優勝して得た栄誉。「リーグ戦の―をかける」
はけん
はけん【覇権】
supremacy;→英和
leadership;→英和
championship;→英和
hegemony.→英和
〜を握る(争う) hold (fight for) supremacy.‖覇権主義 hegemonism.
はけん
はけん [0] 【派遣】 (名)スル
任務を負わせて,他の地に行かせること。「特使を―する」
はけん
はけん【派遣する】
send;→英和
dispatch.→英和
はけんてんいん
はけんてんいん [4] 【派遣店員】
メーカーが自社製品を優先的に販売する目的で小売店に派遣した店員。
はけんろうどうしゃ
はけんろうどうしゃ [6] 【派遣労働者】
派遣元の事業主との雇用関係の下に,派遣先で,派遣元の事業主以外の者の指揮命令を受けて派遣先のための労働に従事する労働者。
→労働者派遣法
はげ
はげ [1] 【禿】
(1)頭髪が抜け落ちた状態であること。また,抜け落ちた部分。「―あたま」「頭に大きな―がある」
(2)山などに木のないことのたとえ。「―山」
はげ
はげ [2] 【剥げ】
塗ったものがはげること。また,はげたあと。「ペンキの―が目立つ」
はげ
はげ [0] 【破夏】
〔仏〕 夏安居(ゲアンゴ)の期間に禁を破って外出すること。
はげ
はげ【禿】
a bald spot.禿頭の bald-headed.⇒禿げる.
はげあがる
はげあが・る [4][0] 【禿げ上(が)る】 (動ラ五[四])
禿げて,生え際が頭の上の方になる。「額の―・った人」
はげあたま
はげあたま [3] 【禿げ頭】
頭髪の抜け落ちた頭。とくとう。
はげいとう
はげいとう【葉鶏頭】
《植》an amaranth.→英和
はげいとう
はげいとう [2] 【葉鶏頭】
ヒユ科の一年草。熱帯アジア原産。花壇や庭園に植える。茎は直立し,高さ1〜2メートル。葉は互生し,菱卵形から披針形。夏から秋にかけ,茎頂付近の葉が,紅・紫・黄などに色づき美しい。花はごく小さく,葉腋(ヨウエキ)に多数つく。かまつか。雁来紅。アマランサス。[季]秋。
はげおちる
はげお・ちる [4][0] 【剥げ落ちる】 (動タ上一)[文]タ上二 はげお・つ
剥げて落ちる。また,色などがあせる。「塗りの―・ちた壁」
はげぎぎ
はげぎぎ [3] 【禿げ義義】
魚のギギの異名。
はげこう
はげこう [2] 【禿鸛】
コウノトリ目コウノトリ科ハゲコウ属の大形の鳥の総称。大きなくちばし,裸出した頭頸部と袋のような肉垂,長い脚を有する。翼は灰黒色,腹部は白色。屍肉を好む。インドとアフリカに三種が分布。
はげしい
はげし・い [3] 【激しい・劇しい・烈しい】 (形)[文]シク はげ・し
(1)勢いがきわめて強い。鋭く荒々しい。「風雨が―・い」「戦争が―・かった頃」「戸を―・くたたく」
(2)熱烈である。激情的だ。「―・い恋」「―・い口調」「―・い性格」
(3)程度がはなはだしい。普通の度合でない。「―・い変化」「―・い疲労」「人の出入りが―・い」
(4)けわしい。険阻だ。「―・しき山道の有様を見給ふにぞ/源氏(早蕨)」
[派生] ――さ(名)
はげしい
はげしい【激しい】
violent;→英和
vehement;→英和
intense.→英和
激しく violently;→英和
furiously;→英和
heavily.
はげたか
はげたか [0][2] 【禿鷹】
ハゲワシ・コンドル類の俗称。
はげたか
はげたか【禿鷹】
a vulture <of society> .→英和
はげちゃびん
はげちゃびん [0][3] 【禿げ茶瓶】
はげた頭を茶瓶に見たてた語。
はげちょろ
はげちょろ [0] 【剥げちょろ・禿げちょろ】 (名・形動)
塗料などがところどころはげていること。織物・毛皮などがところどころすり減っていること。また,そのさま。はげちょろけ。「―のカーペット」
はげまし
はげまし [0] 【励まし】
励ますこと。激励。「―の言葉」
はげます
はげま・す [3] 【励ます】 (動サ五[四])
(1)元気や勇気を出すように力づける。激励する。「失意の友を―・す」
(2)いっそう力をこめる。さらに激しくする。「声を―・す」
はげます
はげます【励ます】
(1) encourage;→英和
cheer up.(2)[声を]raise <one's voice> .→英和
はげみ
はげみ【励みとなる】
be a good incentive <for a person> .
はげみ
はげみ [3] 【励み】
(1)励むこと。精を出すこと。「お―の御様子」
(2)心を励ます支えや頼りとなるもの。「―になる」
はげむ
はげ・む [2] 【励む】 (動マ五[四])
(1)熱心に事を行う。精を出す。努める。「家業に―・む」「勉学に―・む」
(2)気力をふるいたてて行う。力を尽くしてする。「とかく祈雨を―・めどもかなはず/著聞 6」
はげむ
はげむ【励む】
work hard;endeavor[strive] <to do> .→英和
はげやま
はげやま [0] 【禿げ山】
木や草の生えていない,地肌が露出している山。
はげやま
はげやま【禿山】
a bald mountain.
はげる
は・げる [2] 【禿げる】 (動ガ下一)[文]ガ下二 は・ぐ
〔「剥(ハ)げる」と同源〕
(1)人の髪の毛が抜け落ちてなくなる。「頭がつるつるに―・げている」
(2)山などが,草木がなくなって地肌が露出する。「―・げて山肌がむき出しになる」
はげる
はげる【禿げる】
become bald;→英和
lose hair;become bare (山などが).禿げた bald(-headed).
はげる
はげる【剥げる】
(1) come[peel]off.(2) ⇒褪(あ)せる.
はげる
は・げる [2] 【剥げる】 (動ガ下一)[文]ガ下二 は・ぐ
(1)物の表面の皮膜や塗りつけた物が,取れて離れる。「ペンキが―・げる」「白粉(オシロイ)が―・げる」
(2)染め付けた色が薄くなる。色があせる。「カーテンの色が―・げてしまった」
[慣用] 鍍金(メツキ)が―
はげわし
はげわし [0] 【禿鷲】
タカ目タカ科の鳥。コンドル類と同様,頭頸部が裸出し,屍肉を食べる。南アジアからアフリカに十余種が分布する。
はこ
はこ 【箱・函・筥・匣・筐】
■一■ [0] (名)
(1)物を入れておく器。多くは直方体で蓋(フタ)が付く。
(2)列車の車両。「どの―も満員だ」
(3)三味線を入れる物。また,三味線。また,三味線を持って芸者に従って行く男や芸者をもいう。
(4)得意にしている物事。箱入り
→おはこ
(5)厠(カワヤ)に置いて大便を受けるもの。しのはこ。また,大便。「―すべからず/宇治拾遺 5」
(6)挟み箱。
(7)「箱入り娘」の略。
■二■ (接尾)
助数詞。{■一■(1)}の形をしたもの,あるいは,それに入れたものを数えるのに用いる。「みかん二(フタ)―」
はこ
はこ【箱】
a box;→英和
a case;→英和
a packing case (荷箱).
はこいしはまいせき
はこいしはまいせき 【函石浜遺跡】
京都府熊野郡久美浜町にある弥生時代中期の遺跡。海岸の砂丘に遺物が散在しており,砂丘によって破壊された集落跡とみられている。函石浜遺物包含地。
はこいり
はこいり [0] 【箱入り】
(1)(破損を防いだり,進物用として)箱にはいっていること。また,はいっているもの。「―の菓子」
(2)(箱の中にしまっておくように)大切にすること。また,その物や人。「もとより―の生娘(キムスメ)ならねば/にごりえ(一葉)」
(3)得意とする物事。箱。「―の芸/浮世草子・銀持気質」
→おはこ
(4)「箱入り娘」の略。
はこいり
はこいり【箱入り】
⇒箱詰.箱入り娘 one's pet[apron-string]daughter.
はこいりむすめ
はこいりむすめ [5] 【箱入り娘】
しまい込むようにして大切に育てられた娘。秘蔵の娘。
はこう
はこう [0] 【波高】
波の高さ。波の一番高い所から一番低い所までの垂直距離。
はこう
はこう [0] 【跛行】 (名)スル
(1)びっこをひいて行くこと。
(2)物事が釣り合いのとれない状態で進行すること。「―景気」「―状態」
はこう
はこう [0] 【爬行】 (名)スル
はって進むこと。
はこうだん
はこうだん ハカフ― [2] 【破甲弾】
軍艦や戦車など堅固な装甲をもつ目標に対して使う砲弾。徹甲弾。
はこえ
はこえ
縫腋(ホウエキ)の袍(ホウ)の後腰で袋状にした部分。格袋(カクブクロ)。はこい。
〔「はこゆ」あるいは「はこふ」の連用形からか。「筥衣」とも書く〕
はこえび
はこえび [0] 【箱海老】
海産のエビ。体長35センチメートルに達する。頭胸部の甲は箱形で,紫赤色の地に黄白色の不規則な斑紋がある。第二触角は扁平で太い棒状。食用。房総半島以南に分布。ドロエビ。
はこおうまる
はこおうまる ハコワウマル 【箱王丸】
曾我時致(トキムネ)の幼名。
はこおとし
はこおとし [3] 【箱落(と)し】
小さい獣が箱の内にはいって餌(エサ)を引くと,上の重石(オモシ)が落ちるしかけの猟具。
はこかなもの
はこかなもの [3] 【箱金物】
コの字形をした建築用金物。柱と土台・梁(ハリ)などの接合部を補強するために用いる。
はこがき
はこがき [0] 【箱書(き)】 (名)スル
(1)書画・器物などを入れた箱に題名・作者などを記して,その中身を示すこと。また,その文字。茶道では茶器鑑賞のめやすとする場合が多い。
(2)シナリオ作成の際,紙に書いた長方形の枠の中に一場面ごとに要点を書き込むこと。
はこがまえ
はこがまえ [3] 【匚構え】
漢字の構えの一。「匠」「匱」などの「匚」の部分。「かくしがまえ(匸)」とは別。
はこがめ
はこがめ [0] 【箱亀】
カメ目イシガメ科の一群の総称。腹側の甲羅の前半と後半の境界が蝶番(チヨウツガイ)になり,体を甲内に隠したあとで上下の甲羅をすき間なく閉じる。ほとんどが陸生。日本ではセマルハコガメが八重山群島に産する。
はこぎけじゅうたく
はこぎけじゅうたく 【箱木家住宅】
神戸市北区山田町にある日本最古の民家。入母屋造りの茅葺きで,在郷武士の住居として室町時代に建設。江戸時代初期に小堀氏から,千年家の称号を与えられる。箱木千年家。
はこぐるま
はこぐるま [3] 【箱車】
(1)屋形のある牛車(ギツシヤ)。
(2)箱形の物入れを取り付けた荷車。
はこざかな
はこざかな [3] 【箱肴】
祝儀の贈答に用いる箱入りの魚。多く干鯛が用いられた。「斗樽一荷に―/浮世草子・永代蔵 6」
はこざき
はこざき 【箱崎】
福岡市東区の地名。博多湾沿岸に位置する。古来,筥崎宮や松原が有名。((歌枕))「幾世にか語り伝へむ―の松の千歳のひとつならねば/拾遺(神楽)」
はこざきぐう
はこざきぐう 【筥崎宮】
福岡市東区箱崎にある神社。祭神は応神天皇・神功皇后・玉依姫命。はこざきのみや。筥崎八幡宮。
はこざきどりい
はこざきどりい [5] 【筥崎鳥居】
柱が太く,笠木と島木の両端が反り上がり,稜線が一点で合する鳥居。筥崎宮の鳥居が代表例。佐賀県地方に多く,肥前鳥居ともいう。
はこし
はこし [2] 【箱師】
電車など,乗り物を専門にする掏摸(スリ)。
はこしきせっかん
はこしきせっかん [5] 【箱式石棺】
板石を用い長方形の四辺を囲んだ石棺。普通は蓋石があるが無いものも含まれる。日本では縄文時代からあり,弥生・古墳時代に多い。組み合わせ式石棺。
はこじどうしゃ
はこじどうしゃ [4] 【箱自動車】
車体が四角な箱形をした自動車。
〔大正・昭和初期の語〕
はこじゃく
はこじゃく [0] 【箱尺】
⇒水準標尺(スイジユンヒヨウシヤク)
はこじょう
はこじょう [0] 【箱錠】
ドアに取り付ける錠で,開閉する装置が金属製の箱に入っているもの。
はこずし
はこずし [2] 【箱鮨】
「押し鮨」に同じ。
はこせこ
はこせこ [0] 【筥迫・函迫】
江戸時代に奥女中や中流以上の武家の若い娘が持った鼻紙入れ。現在は和服の礼装の際の装飾として使われる。
箱迫[図]
はこぜん
はこぜん [0] 【箱膳】
奉公人などが食器を入れておく箱。食事のときは蓋(フタ)を膳として用いる。きりだめ。飯台。
はこそ
はこそ [0] 【箱訴】
徳川吉宗が1721年に設けた直訴の制度。評定所の門前に目安箱を置き,これに入れられた訴状は将軍みずからが開いた。
はこだ
はこだ 【箱田】
姓氏の一。
はこだて
はこだて 【函館】
〔古くは「箱館」と書いた〕
北海道南西部,渡島(オシマ)半島の南部,津軽海峡に面する市。渡島支庁所在地。もと,江戸幕府の直轄地。缶詰・魚網・水産加工業が盛ん。北洋漁業基地・青函連絡船の発着地として発展した。五稜郭・トラピスチヌ修道院で知られる。
はこだてせんそう
はこだてせんそう 【箱館戦争】
1868年(明治1),榎本武揚を中心とする旧幕臣が箱館五稜郭に拠(ヨ)って新政府樹立を図り,維新政府軍に抵抗した戦い。翌年,榎本らは降服,戊辰(ボシン)戦争はここに終結した。五稜郭の戦い。
はこだてだいがく
はこだてだいがく 【函館大学】
私立大学の一。1938年(昭和13)創立の函館経理学校を源とし,65年設立。本部は函館市。
はこだてぶぎょう
はこだてぶぎょう [5] 【箱館奉行】
江戸幕府の職名。遠国(オンゴク)奉行の一。老中支配。蝦夷(エゾ)地の行政や辺境の防備をつかさどった。1802年2月に置かれた蝦夷奉行を改めて同年5月に設けられ,07年松前奉行と改称されたが,54年箱館開港に伴って再び設けられた。
はこだてほんせん
はこだてほんせん 【函館本線】
JR 北海道の鉄道線。函館から小樽・札幌・岩見沢・滝川・旭川(423.1キロメートル),大沼・鹿部・森(35.3キロメートル)間。北海道を南北に縦断する。
はこだてやま
はこだてやま 【函館山】
函館市の南西端にある山。海抜332メートル。山頂からの函館市街の夜景で知られる。臥牛山(ガギユウザン)。
はこだろくすけ
はこだろくすけ 【箱田六輔】
(1850-1885) 自由民権運動家。福岡藩士。征韓論に共鳴し頭山満らと士族結社を組織,萩の乱に呼応して挙兵を企て投獄された。1879年(明治12)向陽社(のち玄洋社)を組織,初代社長となる。国会開設建白書を元老院に提出。
はこだん
はこだん [0] 【箱段】
玄関に設けた箱状の上がり台。
はこぢょうちん
はこぢょうちん [3] 【箱提灯】
上下に丸い蓋(フタ)のある,大形の円筒形の提灯。畳むと,全部が蓋の中に収まる。
箱提灯[図]
はこづめ
はこづめ【箱詰の】
boxed;cased;packaged.〜にする put <a thing> in a box[case];→英和
package.→英和
はこづめ
はこづめ [0] 【箱詰(め)】 (名)スル
箱に詰めること。また,詰めた物。「―のミカン」
はこづり
はこづり [0] 【箱釣(り)】
祭りや縁日の露店などで,浅い水槽の中の鯉(コイ)・鮒(フナ)・金魚などを釣らせる遊び。金魚すくいを含めていうこともある。[季]夏。
はこてん
はこてん [0] 【箱点】
麻雀で,点数棒を入れておく箱が空になって持ち点がなくなること。
はこでんじゅ
はこでんじゅ 【箱伝授】
古今伝授の一。上冷泉(カミレイゼイ)家に伝わった古今伝授。秘伝を密封した箱に収めて伝えたところからこの名がある。
はこどい
はこどい [0] 【箱樋】
箱のように四角な樋。はこひ。
はこどり
はこどり 【箱鳥】
顔鳥(カオトリ)(郭公か)のことという。「深山木(ミヤマギ)にねぐら定むる―も/源氏(若菜上)」
はこどりの
はこどりの 【箱鳥の】 (枕詞)
箱鳥は夜間に山の巣を出て明け方に戻ることから「明く」にかかる。「―明けてくやしき物をこそ思へ/古今六帖 6」
はこにわ
はこにわ【箱庭】
a miniature garden.
はこにわ
はこにわ [0] 【箱庭】
浅い箱や鉢に土を盛り,小さな草木や石などを配し,模型の橋・家その他を置いて山水や庭園の姿を模して観賞するもの。[季]夏。《―の人に古りゆく月日かな/虚子》
はこにわりょうほう
はこにわりょうほう [5] 【箱庭療法】
砂を入れた箱と玩具で箱庭を作らせる心理療法。心理診断にも用いられる。
はこね
はこね 【箱根】
神奈川県南西部,箱根山一帯の通称,および足柄下郡の町名。富士箱根伊豆国立公園の一部。国際的な観光地。古くからの東海道の要衝で,江戸時代には関所があった。
はこねうつぎ
はこねうつぎ [4] 【箱根空木】
スイカズラ科の落葉低木。海岸近くに自生し,庭木ともする。葉は楕円形で対生する。五,六月,枝先や葉腋(ヨウエキ)に漏斗形で先が五裂する花を多数つける。花は初め白色,次第に紅色に変わる。
箱根空木[図]
はこねおんせん
はこねおんせん 【箱根温泉】
箱根火山一帯に湧出する温泉の総称。単純泉・食塩泉・硫黄泉など多種。早川の渓谷沿いと,中央火口丘付近の温泉群から成る。
はこねかごかきうた
はこねかごかきうた 【箱根駕籠舁き唄】
神奈川県箱根峠の民謡で,仕事唄。駕籠かきたちが,客を楽しませるために唄った。
はこねこめつつじ
はこねこめつつじ [6][7] 【箱根米躑躅】
ツツジ科の半落葉低木。富士周辺の山地の岩地に自生。高さ約1メートル。よく分枝し,楕円形の葉を輪生状に互生。若枝や葉に毛がある。七月頃,枝先に筒状の白い小花を一〜三個ずつつける。
はこねごんげん
はこねごんげん 【箱根権現】
⇒箱根神社(ハコネジンジヤ)
はこねさんしょううお
はこねさんしょううお [6] 【箱根山椒魚】
サンショウウオの一種。全長約15センチメートル。体形はイモリに似る。体の背面は赤褐色で中央線に沿って一条の橙色帯が走る。腹面は紫褐色。四国・近畿から東北地方にかけての山間部の渓流に見られる。
はこねざいく
はこねざいく [4] 【箱根細工】
小田原・箱根に産する木工細工。山中の広葉樹を用いた寄せ木・象眼・挽き物・組み木など。
はこねしだ
はこねしだ [4] 【箱根羊歯】
イノモトソウ科の常緑性シダ植物。暖地の山中の岩上に生える。葉は長さ約15センチメートルで,二,三回羽状に分枝し,羽片は質がかたく倒三角形で上端が裏に折り返り胞子嚢(ノウ)群をおおう。葉柄は黒紫色で光沢がある。ハコネソウ。アジアンタム。
はこねしちとう
はこねしちとう 【箱根七湯】
箱根温泉郷のうち,古くから開かれた湯本・塔ノ沢・宮ノ下・堂ヶ島・底倉・芦ノ湯・姥子(ウバコ)の七湯。姥子の代わりに木賀を入れることがある。
はこねじ
はこねじ 【箱根路】
小田原から箱根峠を経て三島に至る道。里程約八里。近世以後,本道となる。足柄路に対していう。
はこねじんじゃ
はこねじんじゃ 【箱根神社】
神奈川県足柄下郡箱根町,芦ノ湖東岸にある神社。祭神は瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)・木花咲哉姫尊・彦火火出見尊(ヒコホホデミノミコト)。箱根権現。
はこねそう
はこねそう [0] 【箱根草】
ハコネシダの別名。
はこねとうげ
はこねとうげ 【箱根峠】
神奈川県と静岡県の境,箱根外輪山の南端にある峠。国道一号線が通る。旧東海道の難所として知られた。
はこねのせき
はこねのせき 【箱根関】
江戸時代,東海道の箱根山中に設けられた関所。神奈川県足柄下郡箱根町の芦ノ湖畔にある本関のほかに五か所の裏関所があり,小田原藩管理下にあって,厳重に通行を取り締まった。
はこねはちり
はこねはちり [5] 【箱根八里】
小田原から箱根峠を越えて三島までの約八里のみちのり。
はこねまごうた
はこねまごうた 【箱根馬子唄】
神奈川県箱根峠の民謡で,仕事唄。駄賃付け馬子たちが唄った唄。旧南部領の博労の夜曳き唄が源流。
はこねやま
はこねやま 【箱根山】
神奈川県南西部にある三重式火山。主峰神山は海抜1438メートル。南西麓に火口原湖芦ノ湖がある。カルデラ内部には温泉が多い。((歌枕))「―双子の山も秋深み明け暮れ風に木の葉散りかふ/好忠集」
はこねゆもと
はこねゆもと 【箱根湯本】
箱根町東部,早川と須雲(スクモ)川の合流点にある温泉地。単純泉・弱食塩泉。箱根温泉のうち,最古のもの。
はこねようすい
はこねようすい 【箱根用水】
相模国の芦ノ湖の水を,トンネルを掘って箱根山西麓の駿河国深良(フカラ)川・黄瀬川に導いた灌漑用水。深良村名主大庭源之丞が中心となり1666年に着工,70年竣工。深良用水。
はこねれいげんいざりのあだうち
はこねれいげんいざりのあだうち 【箱根霊験躄仇討】
人形浄瑠璃。時代物。司馬芝叟作。1801年初演。飯沼(躄(イザリ))勝五郎が兄の敵討ちをした実説によるという。いざりとなった勝五郎は妻初花とともに敵滝口上野(コウズケ)を討つために苦難するが,箱根権現の霊験によって足腰も立ち,本懐をとげる。いざりの仇討。
はこばしご
はこばしご [3] 【箱梯子】
階段下を引き出しや戸棚に利用した階段。箱階段。
箱梯子[図]
はこばしゃ
はこばしゃ [0] 【箱馬車】
乗る所を箱形にした馬車。幌(ホロ)馬車に対していう。
はこひ
はこひ [0] 【函樋・箱樋】
箱形のとい。長い板を組んで作り,多く水車などの水の通路とする。はこどい。
はこひだ
はこひだ [0] 【箱襞】
ひだ山が左右突き合わせになり,箱のような感じのひだ。ボックス-プリーツ。
はこひばち
はこひばち [3] 【箱火鉢】
箱形の木製火鉢。
はこび
はこび [0] 【運び】
(1)足を動かして移動すること。また,足などの動かし方や速さ。「かろやかな足の―」「わざわざのお―恐縮です」「筆の―」
(2)物事の進め方。また,進む具合。「話の―」
(3)物事が進行して,ある段階に至ること。「調印の―となる」
(4)料理屋などで,料理を客の席に運んだり,給仕をしたりする人。お運びさん。
はこび
はこび【…の運びとなる】
come to do.
はこびこむ
はこびこ・む [4] 【運び込む】 (動マ五[四])
物を運んで,ある場所の中へ入れる。「ピアノを演奏会場へ―・む」
[可能] はこびこめる
はこびだす
はこびだ・す [4] 【運び出す】 (動サ五[四])
物を運んで,ある所から外へ出す。「家財道具を―・す」
[可能] はこびだせる
はこびてまえ
はこびてまえ [4] 【運び点前】
茶の湯で,風炉(フロ)・釜以外の器物を水屋から運び出して行う点前。
はこびや
はこびや [0] 【運び屋】
盗品・麻薬・密輸品などを運搬する役の者。
はこふぐ
はこふぐ [0] 【箱河豚】
フグ目の海魚。全長約25センチメートル。体形は箱状。腹びれがなく,ほぼ全身が硬い甲板で包まれる。黄色の地に淡青色の円斑が多数散在する。皮は有毒で,肉は無毒。本州中部以南の沿岸に分布。ハコフグ科の七種をも含めて総称することが多い。
はこぶ
はこ・ぶ [0] 【運ぶ】 (動バ五[四])
(1)物を他の場所に移す。移動させる。運搬する。「荷物を―・ぶ」「材木を船で―・ぶ」「タンポポの種が風に―・ばれてゆく」
(2)人がある場所へ行く。
(ア)主に「お運びになる」「お運び下さる」の形で,「行く」「来る」の尊敬表現として用いる。「わざわざお―・び下さって恐縮です」
(イ)ある場所へ出かけて行く。「歩(ホ)を―・ぶ」「何度も役所まで足を―・んでやっと認可を受けた」
(3)事をうまく進行・進展させる。「計画どおりことを―・ぶ」「手ぎわよく仕事を―・ぶ」「これ(=刹那)を―・びて止まざれば/徒然 108」
(4)道具を使ってある仕事をする。「筆を―・ぶ(=モノヲカク)」「針を―・ぶ」
(5)ものごとが進行・進展する。「とんとん拍子に話が―・んだ」「交渉がうまく―・ぶ」
[可能] はこべる
はこぶ
はこぶ【運ぶ】
carry;→英和
convey.→英和
すらすらと〜 go on smoothly[well].
はこぶね
はこぶね [0][3] 【箱船・箱舟・方舟】
(1)長方形の船。
(2)旧約聖書の「ノアの箱舟」のこと。
はこぶね
はこぶね【箱舟】
an ark.→英和
ノアの〜 Noah's ark.
はこべ
はこべ [0] 【繁縷・蘩蔞】
ナデシコ科の越年草。日当たりのよい草地・畑などに多い。茎の下部は地をはい,よく分枝する。葉は対生し,卵円形。春,枝のつけ根に白色のごく小さな五弁花をつける。小鳥の餌(エサ)とする。春の七草の一。ハコベラ。アサシラゲ。[季]春。
繁縷[図]
はこべ
はこべ【繁縷】
《植》a chickweed.→英和
はこべじお
はこべじお [3] 【繁縷塩】
干したハコベに塩を加えて煎(イ)った粉。近世,歯を磨くのに用いた。
はこべら
はこべら [0] 【繁縷】
ハコベの別名。[季]春。
はこぼれ
はこぼれ [2] 【刃毀れ】 (名)スル
固いものなどを切ったために刃物の刃がかけること。また,その部分。
はこまくら
はこまくら [3] 【箱枕】
箱形の台の上に小さなくくり枕をのせた枕。
→くくり枕
→木枕
箱枕[図]
はこまわし
はこまわし [3] 【箱回し】
(1)近世の門付芸人の一。箱形の舞台を肩から下げて,大鼓・小鼓ではやしながら人形を操った。
(2)「箱屋{(2)}」に同じ。「なにどんとかいふ―をつれ/安愚楽鍋(魯文)」
はこみや
はこみや [0][2] 【箱宮】
神社の形を小さく作った,神棚に飾るもの。
はこむね
はこむね [0] 【箱棟】
板で箱形につくった大棟。
箱棟[図]
はこめがね
はこめがね [3] 【箱眼鏡】
箱の底にガラス板やレンズをはめた,水中を透視するための眼鏡。[季]夏。
はこもの
はこもの [0] 【箱物】
箪笥(タンス)・書棚など箱状の家具の総称。
⇔脚物(アシモノ)
はこもん
はこもん [2] 【箱紋・筥紋】
方形に描いた紋。
はこや
はこや [0] 【箱屋】
(1)箱を作ったり売ったりする職業。また,その人・店。
(2)三味線などを持って,客席に出る芸者に従って行く男衆。見番に属する。箱まわし。箱持ち。
(3)指物師(サシモノシ)。
はこやなぎ
はこやなぎ [3] 【箱柳・白楊】
ヤマナラシの別名。
はこやなぎ
はこやなぎ【箱柳】
《植》an aspen;→英和
a poplar.→英和
はこやのやま
はこやのやま 【藐姑射の山】
(1)〔荘子(逍遥遊)〕
中国で,不老不死の仙人が住むという伝説上の山。姑射山(コヤサン)。
(2)上皇の御所を祝っていう語。仙洞御所。
はこゆ
はこ・ゆ (動ヤ下二)
〔「はこ」は箱で,衣服のふくらんだ形が箱のようであるところからいう〕
着物を腰のあたりにたくし上げてふくらませ,裾を引き上げる。「ひき―・えたる男児(オノコゴ),またこはぎにて半靴(ホウカ)はきたるなど,木のもとに立ちて/枕草子 144」
〔活用についてはハ行説もある〕
はこん
はこん [0] 【破婚】 (名)スル
婚約・結婚を解消すること。
はこスパナ
はこスパナ [4] 【箱―】
⇒ボックス-スパナ
はご
はご [2] 【羽子】
ムクロジの種に穴をあけ,鳥の小羽を三本から六本ほどさし込んだもの。羽子板でついて遊ぶ。はね。おいばね。はごのこ。
はご
はご [2][0] 【擌】
(1)「はが(擌)」に同じ。
(2)借財。負債。また災難や難儀。
はごいた
はごいた [2] 【羽子板】
羽根をつく用具。普通,先の開いた長方形の板に持ち手をつけてある。押し絵などを施した装飾用の大形のものもある。胡鬼板(コギイタ)。[季]新年。《―の重きが嬉し突かで立つ/長谷川かな女》
はごいた
はごいた【羽子板】
a battledore.→英和
はごいたいち
はごいたいち [4] 【羽子板市】
年の暮れに羽子板を売る市。東京都台東区の浅草寺の歳(トシ)の市のものが有名。[季]冬。
はごいたボルト
はごいたボルト [5] 【羽子板―】
穴のあいた平たい鉄板をつけた羽子板状のボルト。柱と梁(ハリ)を緊結するためなどに用いる。羽子板金物。
はごく
はごく [0] 【破獄】 (名)スル
囚人が牢獄を破って抜け出ること。ろうやぶり。脱獄。
はごくむ
はごく・む 【育む】 (動マ四)
「育(ハグ)くむ」に同じ。「―・みし君を雲ゐになしてより/重之集」
はごし
はごし [0] 【葉越し】
葉と葉の間から見えること。「―の月」
はごたえ
はごたえ【歯応えがある】
be tough[hard].〜がない be too soft.
はごたえ
はごたえ [2] 【歯応え】
(1)物をかんだ時に歯に感ずる抵抗感。「こりこりとした―」「―のない食べ物」
(2)(働きかけに対する)手ごたえ。反応。「―のある相手」
はごのき
はごのき [3] 【羽子の木】
ツクバネ{(2)}の異名。
はごろも
はごろも [0] 【羽衣】
(1)天人が着る,天上を飛行する霊力のある衣。鳥の羽で作るという薄い衣。
(2)鳥・虫などのはね。
(3)半翅目ハゴロモ科または近縁の科に属する昆虫の総称。ウンカに近縁。前ばねは三角形で静止する時は折りたたむ。多く熱帯に産し,生息環境に似た色や模様のものが多い。植物に寄生し,幼虫は白蝋状分泌物におおわれる。日本にはベッコウハゴロモ・アオバハゴロモなどがいる。
はごろも
はごろも【羽衣】
a robe of feathers.
はごろも
はごろも 【羽衣】
能の一。三番目物。漁師白竜は三保の松原の松に不思議な衣をみつけて持ち帰ろうとする。そこへ天人が現れ自分の羽衣なので返してほしいと懇願されて衣を返す。天人はその礼に舞を舞って昇天する。
はごろもぐさ
はごろもぐさ [4] 【羽衣草】
バラ科の多年草。高山の草地に生える。根葉は柄が長く,心円形で掌状に浅裂。花茎は高さ約30センチメートルで,七,八月,枝先に黄緑色の小花を密生する。
はごろもそう
はごろもそう [0] 【羽衣草】
ノコギリソウの別名。[季]夏。
はごろもでんせつ
はごろもでんせつ [5] 【羽衣伝説】
天女が地上で水浴中,羽衣を男に隠されてやむなく妻となるが,やがて羽衣を取り返して天に昇るという伝説。白鳥処女説話の変形。中国・朝鮮などにも広く分布する。
はごろものまつ
はごろものまつ 【羽衣の松】
静岡県三保の松原の,御穂神社の南東にある松。謡曲「羽衣」の松と伝えられる。
はごろもも
はごろもも [4] 【羽衣藻】
スイレン科の水草。葉は線形に細裂して水中の茎につく。夏,白色の小花を水面上に開く。キンギョモ。
はさ
はさ [2][1] 【稲架】
〔「はざ」とも〕
刈り取った稲をかけて乾かす設備。いねかけ。はで。はせ。はぜ。[季]秋。《ひろ��と―の日なたの日のにほひ/長谷川素逝》
はさい
はさい [0] 【破砕・破摧】 (名)スル
こなごなにすること。「数艘の敵艦を―するとも/近世紀聞(延房)」
はさい
はさい【破砕する】
break <a thing> (to pieces);→英和
smash.→英和
はさいき
はさいき [2] 【破砕機】
岩石などを細かに砕く機械。クラッシャー。
はさいたい
はさいたい [0] 【破砕帯】
断層に沿って岩石が破壊された帯状の部分。断層角礫や断層粘土が,ある幅で一定の方向に分布する。大規模な断層には大規模な破砕帯を伴う場合が多い。
はさかう
はさか・う ハサカフ 【挟かふ】 (動ハ四)
はさまる。「塩魚の歯に―・ふや秋の暮(荷兮)/猿蓑」
はさき
はさき [0][3] 【刃先】
刀などの刃の先端。きっさき。
⇔刃元
はさき
はさき 【波崎】
茨城県南東部,鹿島郡の町。鹿島灘に面し,利根川河口北岸を占める。対岸は銚子市。水産加工や化学工業が立地。
はさす
はさ・す 【馳さす】 (動サ下二)
走らせる。「小石(サザレイシ)に駒を―・せて心痛み/万葉 3542」
はさつおん
はさつおん [3] 【破擦音】
破裂音を伴った摩擦音。ある調音点での閉鎖が開放されると同時に,同一調音点で摩擦音が行われ,その連続で一つの単音とみなされる音。普通 [tʃ][dʒ][ts][dz]などの類。
はさま
はさま 【迫】
宮城県北部,登米(トメ)郡の町。東部を迫川が南流する。白鳥の飛来地として知られる伊豆沼はラムサール条約登録湿地。
はさまる
はさまる【挾まる】
get in <between> ;be caught <in the machine[door]> ;lie <between> (介在する).→英和
はさまる
はさま・る [3] 【挟まる】 (動ラ五[四])
(1)物と物との間の狭い所にはいる。「魚の骨が歯に―・る」「かばんが電車のドアに―・る」
(2)二つの主となるものや対立するものの間にはいる。「番組の間にコマーシャルが―・る」「姑と妻の間に―・って困っている」
[慣用] 奥歯に物が―
はさみ
はさみ 【波佐見】
長崎県東部,東彼杵(ヒガシソノギ)郡の町。近世以来の窯業地で,波佐見焼を産する。波佐見温泉がある。
はさみ
はさみ [3] 【挟み・挿み】
〔動詞「はさむ」の連用形から〕
(1)はさむこと。「書類―」
(2)囲碁で,「かかり」などの石に対して,両側から攻めるために打つ手。
はさみ
はさみ [3][2] 【鋏・剪刀】
〔「挟(ハサ)み」と同源〕
(1)二枚の刃ではさんで物を切る道具。裁ち鋏・花鋏など。
(2)切符などに穴をあける道具。パンチ。
(3)(「螯」「鉗」と書く)カニ・サソリなどの脚の,可動指があって,餌(エサ)などをはさむことのできる部分。
(4)じゃんけんで,二本の指を伸ばした形。ちょき。
はさみ
はさみ【鋏】
(a pair of) scissors;→英和
clippers (羊毛・植木用の);a punch (切符切り);→英和
claws (かに・えびの).〜を入れる cut <a thing> with scissors;trim (庭木に);→英和
punch (切符に).
はさみ=を入れる
――を入・れる
(1)はさみで切る。
(2)乗車券・入場券などを切ったり,穴をあけたりして使用の証明とする。
(3)映画フィルムを編集の段階でカットする。
はさみいた
はさみいた [4] 【挟み板】
(1)文書・記録などをはさんでおく板。夾板(キヨウバン)。
(2)門の両側にある板作りのそで。門柱に彫った溝に挟み込むところからいう。
はさみいれる
はさみい・れる [0][5] 【挟み入れる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 はさみい・る
(1)物と物との間にはさんで入れる。はさみ込む。「本の間にしおりを―・れる」
(2)はさんで他に移し入れる。
はさみうち
はさみうち【挾み撃ちにする】
attack from both flanks[sides].
はさみうち
はさみうち [3] 【挟み撃ち】 (名)スル
間に挟んで両側から攻撃すること。「敵を―にする」
はさみうつ
はさみう・つ [4][0] 【挟み撃つ】 (動タ五[四])
敵を間にはさんで両側から攻撃する。「前後から―・つ」
はさみおび
はさみおび [3] 【挟み帯】
「挟み結び」に同じ。
はさみがみ
はさみがみ [3] 【挟み紙】
(1)書物などの間に,備忘のために紙をはさむこと。また,その紙。
(2)傷のつきやすい物を重ねるときに,間に紙をはさむこと。また,その紙。
はさみきる
はさみき・る [4][0] 【剪み切る】 (動ラ五[四])
はさみで切り取る。
はさみことば
はさみことば [4] 【挟み詞・挿み語】
(1)文章の間に挿み入れた言葉。挿入語。挿入句。
(2)江戸時代,明和(1764-1772)頃に深川遊里から流行した言い方。言葉の中に種々の音節をはさみ,仲間以外の者には理解しにくいようにしたもの。言葉の各音節のあとに,それと同列のカ行音をはさむのが普通。「いやなひと」を「いキやカなカひキとコ」という類。また,どの音のあとにもキやシをはさむものなどもあった。のちには子供の遊びとなった。唐言(カラコト)。
はさみこむ
はさみこ・む [4][0] 【挟み込む】 (動マ五[四])
物と物との間にはさんで入れる。「広告を新聞に―・む」
[可能] はさみこめる
はさみしょうぎ
はさみしょうぎ [4] 【挟み将棋】
将棋の駒と盤を使ってする遊びの一種。盤の端に双方とも駒を横一列に並べ,交互に前後または左右に動かし,相手の駒をはさんでとり合うもの。
はさみじょう
はさみじょう [0][3] 【挟み状】
直訴などをする際に,竹の先や木の枝にはさんで差し出す書状。
はさみじょうかかくさ
はさみじょうかかくさ [8] 【鋏状価格差】
「鋏状(キヨウジヨウ)価格差」に同じ。
はさみだけ
はさみだけ [3] 【挟み竹】
(1)書物の間にはさんで目印とした竹。
(2)衣服などを持ち運ぶときに,二枚の板で上下からおおった上を竹ではさんで,担いだもの。
はさみだす
はさみだ・す [4][0] 【挟み出す】 (動サ五[四])
はさんで外へ取り出す。「毛虫を―・す」
はさみばこ
はさみばこ [3] 【挟み箱】
衣服などを持ち運ぶための長方形の浅い箱,蓋(フタ)に棒をとりつけてあり,従者に担がせた。
挟み箱[図]
はさみむし
はさみむし [3] 【鋏虫・蠼螋】
(1)革翅目に属する昆虫の総称。
(2)革翅目の昆虫の一種。体長20ミリメートル内外。体は細長く,光沢のある黒褐色。尾端にはさみがある。ごみや枯れ葉などの下にすむ。世界各地に分布。
鋏虫(2)[図]
はさみむし
はさみむし【はさみ虫】
an earwig.→英和
はさみむすび
はさみむすび [4] 【挟み結び】
女帯の結び方の一。帯の端を結ばずに,折り畳んではさんでおくもの。はさみおび。
はさみもの
はさみもの [0][3] 【挟み物】
的の一種。板・扇・紙などを串にはさんで的としたもの。
挟み物[図]
はさみゲージ
はさみゲージ [4] 【挟み―】
限界ゲージの一。外側寸法が所定の値にあるかどうかを検査する器具。一本のゲージの両端に上限と下限の寸法に整えた口が設けてあり,これに検査するものをあてがって測る。スナップ-ゲージ。
はさみ虫
はさみむし【はさみ虫】
an earwig.→英和
はさむ
はさ・む 【剪む・鋏む】 (動マ五[四])
〔「挟む」と同源〕
はさみで切る。「枝を―・む」「いと長き髪をかきなでて尼に―・みつ/平中 38」
[可能] はさめる
はさむ
はさ・む [2] 【挟む・挿む】
■一■ (動マ五[四])
(1)物を両側から押さえつける。また,二本の棒などで押さえて持つ。「本を小脇に―・む」「はしで―・む」
(2)ある物の間やすき間に物を入れる。「本にしおりを―・む」「パンにソーセージを―・む」「菜の花を摘み取つて髪に―・みながら/斑鳩物語(虚子)」
(3)ある物を間に置いて位置する。「テーブルを―・んで向かい合う」「川を―・んで山がそびえ立つ」
(4)ある動作の途中に他のことをわりこませる。「一〇分休憩を―・んで会議を再開する」「わきから口を―・む」「疑いを―・む余地がない」
(5)(「耳にはさむ」の形で)聞き込む。「小耳に―・む」
[可能] はさめる
■二■ (動マ下二)
{■一■}に同じ。「左右の殿上人,階(キザハシ)を―・めて欄干に候て/著聞 19」
はさむ
はさむ【挾む】
put[hold] <a thing> <between> ;→英和
[つまむ]pinch;→英和
nip;→英和
[言葉を]put in a word;→英和
cut in.⇒挾まる.挾み込む put <a thing> <into> ;insert.→英和
はさん
はさん [0] 【破算】
⇒ごはさん(御破算)
はさん
はさん【破産】
bankruptcy;→英和
insolvency.→英和
〜した bankrupt.→英和
〜の宣言を受ける be declared bankrupt.〜する go bankrupt[insolvent];fail.→英和
‖破産管財人 a trustee in bankruptcy.破産者 a bankrupt;an insolvent.
はさん
はさん [0] 【破産】 (名)スル
(1)財産をすべて失うこと。「事業に失敗して―する」
(2)債務者が債務の完済をできなくなった状態。また,そうなった場合に,債務者の総財産をすべての債権者に公平に分配できるようにする裁判上の手続き。
はさんかんざいにん
はさんかんざいにん [0] 【破産管財人】
裁判所により選任され,破産財団の管理・処分,破産債権の調査・確定,財団債権の弁済などを行う者。
はさんさいけん
はさんさいけん [4] 【破産債権】
破産手続において,破産財団からの公平な配当を要求することができる債権。破産債権は債権確定の手続きを経て確定された債権のみが配当にあずかることができる。
はさんざいだん
はさんざいだん [4] 【破産財団】
破産者が破産宣告の際に有する財産。破産手続において,破産債権者に対して配当される。
はさんせんこく
はさんせんこく [4] 【破産宣告】
裁判所による破産手続開始の宣言。
はさんほう
はさんほう 【破産法】
破産について規定する法律。実体規定・手続規定などからなる。1922年(大正11)制定。
はざお
はざお [0] 【歯竿】
⇒ラック(rack)(2)
はざかい
はざかい [2] 【刃境】
刀の,刃と地の境。
はざかいき
はざかいき ハザカヒ― [3] 【端境期】
前年産の米に代わって新米が出回る前の頃。九,一〇月頃。また,一般に農産物や商品の新旧交替期で,品薄になる時期。
はざかいき
はざかいき【端境期】
the off season.
はざくら
はざくら [2][0] 【葉桜】
花が散り,若葉になったころの桜。[季]夏。《―のひと木淋しや堂の前/太祇》
はざくら
はざくら【葉桜】
a cherry tree in leaf.
はざし
はざし [0] 【羽指・羽差】
近世,西南日本の沿岸捕鯨で,勢子舟を指揮した責任者。鯨に銛(モリ)を打ち込む任務ももつ。
はざし
はざし [0] 【ハ刺し】
針目が連続した「ハ」の字のようになるしつけ。しっかり押さえられるので,襟芯を据えるときなどに用いる。
はざし
はざし [0][3] 【葉挿し】
挿し木の一。植物の葉を土砂に挿して発根・発芽させ,新しい個体を得る方法。ベゴニア・グロキシニアなどに用いる。
はざま
はざま [0] 【狭間・迫間・間】
〔古くは「はさま」〕
(1)物と物との間の狭くなったところ。あいだ。「雲の―」「生と死の―」
(2)谷あい。谷間。
(3)城壁にあけた,弓・鉄砲などを射つための穴。銃眼。
(4)事と事の間。間の時間。「其の暇の―には天台の止観をぞ学しける/今昔 13」
はざま
はざま 【間】
姓氏の一。
はざま
はざま【狭間】
a loophole (銃眼).→英和
はざましげとみ
はざましげとみ 【間重富】
(1756-1816) 江戸後期の天文・暦学者。大坂の人。麻田剛立に師事し,天体観測器械を考案。寛政の改暦にあたった。
はざまじゅうじろう
はざまじゅうじろう 【間十次郎】
(1678-1703) 江戸中期,赤穂浪士の一人。名は光興。炭小屋で吉良義央(ヨシナカ)を仕留めた。
はざみ
はざみ (接尾)
〔「はさみ」とも〕
「はざめ{■二■}」に同じ。「一日―にあひぬ/浮世草子・一代男 6」
はざめ
はざめ 【挟め・挟目】
■一■ (名)
物と物との境目の部分。はざま。「おき口の―に塵ゐなど/枕草子(二一九・能因本)」
■二■ (接尾)
日数や数量を示す語に付いて,それだけの間隔をあけておくことを表す。…おき。「一日―/日葡」
はざわり
はざわり [2] 【歯触り】
歯でかんだときの感触。
はし
はし【箸】
(a pair of) chopsticks.〜にも棒にもかからない be incorrigible.
はし
は・し 【愛し】 (形シク)
可憐である。いとおしい。「み吉野の玉松が枝は―・しきかも/万葉 113」
はし
は・し 【疾し】 (形シク)
はやい。勢いがよい。「石走る垂水の水の―・しきやし/万葉 3025」
〔例文は「疾しき」と「愛しき」と掛詞になっている〕
はし
はし【端】
[末端]an end;→英和
a tip;→英和
[縁]the edge;→英和
a corner;→英和
[一片]a scrap;→英和
a piece.→英和
〜から〜まで from end to end.
はし
はし 【梯】
はしご。かけはし。「我能く神庫の為に―を造(タ)てむ/日本書紀(垂仁訓)」
はし
はし 【階】
〔「梯(ハシ)」と同源〕
庭から家に上がる階段。きざはし。「―を上りもはてずつい居給へれば/源氏(総角)」
はし
はし [1] 【箸】
食べ物を挟み取って食べるのに用いる,一対の棒。木・竹・象牙(ゾウゲ)などで作る。「―を使う」
はし
はし【橋】
a bridge.→英和
〜をかける build a bridge <across,over> .
はし
はし [0] 【端】
〔「はじ」とも〕
(1)真ん中から最も遠いあたり。へり。ふち。「道の―に寄って車をよける」「ノートの―に書く」
(2)細長い物の先の方。「ひもの両―」「―から―まで百メートルある」
(3)切り離した部分。「木の―」「―ぎれ」
(4)物事の重要でない一部分。「言葉の―をとらえる」
(5)物事の起こるはじめ。端緒。「物思ふことの―にぞありける/千載(恋四)」
(6)間。あわい。「行く鳥の争ふ―に/万葉 199」
(7)家の外の方。「こなたは,あらはにや侍らむ。今日しも,―におはしましけるかな/源氏(若紫)」
(8)中途半端。どっちつかず。「―にわが身はなりぬべらなり/古今(雑下)」
(9)文書のはじめ。「奥より―へよみ,―より奥へ読みけれども/平家 3」
(10)「端女郎(ハシジヨロウ)」の略。
はし
はし [1] 【嘴・觜】
〔「端(ハシ)」と同源〕
くちばし。「いすかの―」
はし
はし [2] 【橋】
(1)通行のために,川や湖・谷・道路などの両側を結んでかけわたした構築物。
(2)「橋懸かり」に同じ。
(3)殿舎と殿舎を結ぶ渡り廊下。
はし
はし 【波斯】
中国におけるペルシャの古称。
はし=が無ければ渡られぬ
――が無ければ渡られぬ
事を行うには,手段を必要とすることのたとえ。
はし=が端(ハシ)
――が端(ハシ)
きわめてつまらないもの。末の末。「―にもおぼえ給はぬは,なほたぐひあらじと/源氏(紅梅)」
はし=が転んでもおかしい年頃
――が転んでもおかしい年頃
なんでもないこともおかしがって笑う年頃。女性の十代後半をいう。
はし=が進む
――が進・む
「食(シヨク)が進む」に同じ。
はし=にも棒にもかからない
――にも棒にもかからない
手がつけられない。どうしようもないほどひどい。
はし=の上げ下ろし
――の上げ下ろし
ちょっとした動作。いちいちの動作。「―にも小言をいう」
はし=より重い物を持ったことがない
――より重い物を持ったことがない
大切に育てられて全く仕事などをしたことがないことのたとえ。
はし=をつける
――をつ・ける
箸で食物に触れる。食べ始める。
はし=を取る
――を取・る
食事を始める。食事をする。
はし=を渡す
――を渡・す
(1)橋をかけわたす。
(2)仲立ちをする。媒介をする。橋をかける。
はしあらい
はしあらい [3] 【箸洗い】
〔箸を洗い清める意〕
小さな椀に出される薄味の吸い物。一汁三菜・亭主相伴のあと,八寸の前に出される。一口(ヒトクチ)。湯吸い物。
はしい
はしい [0] 【端居】 (名)スル
家の端近くに出て座っていること。特に夏,涼をとるため縁先などに出ること。[季]夏。「二階の縁端(サキ)に―しながら/浮雲(四迷)」
はしいた
はしいた [0] 【橋板】
橋桁(ハシゲタ)の上に敷き並べた板。
はしうら
はしうら [0] 【橋占・橋卜】
橋の付近に立って往来の人の言葉を聞いて事の吉凶を判ずること。
はしおか
はしおか ハシヲカ 【橋岡】
姓氏の一。
はしおかきゅうたろう
はしおかきゅうたろう ハシヲカキウタラウ 【橋岡久太郎】
(1884-1963) 能楽師。香川県生まれ。シテ方観世流。特異な芸風で知られた。
はしおき
はしおき [2][3] 【箸置き】
食膳で,箸先を載せておく小さな器具。箸台。箸まくら。
はしおり
はしおり [0] 【端折(り)】
「はしょり(端折)」に同じ。
はしおる
はしお・る [0][3] 【端折る】 (動ラ五[四])
「はしょる(端折)」に同じ。「裾高々と―・りて/社会百面相(魯庵)」
はしか
はしか [3] 【麻疹】
麻疹ウイルスの飛沫感染によって起こる急性伝染病。幼児・小児に多い。潜伏期は約一〇日間。風邪のような症状に始まり口腔粘膜に小白斑が出,やがて全身に発疹が出る。最近は麻疹生ワクチン接種による予防で効果をあげている。届出伝染病。麻疹(マシン)。
はしか
はしか【麻疹(にかかる)】
(have) the measles.→英和
はしか
はしか 【芒】
「芒(ノギ)」に同じ。[日葡]
はしかい
はしか・い 【捷い】 (形)[文]ク はしか・し
〔近世語〕
「はしこい(捷)」に同じ。「いかさま―・い所も有り/評判記・野郎にぎりこぶし」
はしかい
はしか・い (形)[文]ク はしか・し
〔「はしか(芒)」の形容詞化。中世・近世語〕
ちくちくと痛がゆい。こそばい。「―・い所をくらふたな/狂言・文蔵」
はしかくし
はしかくし [3] 【階隠し】
寝殿造りや神社本殿の正面入り口の階段をおおうように葺(フ)き下ろした庇(ヒサシ)。階段を雨から守り,輿(コシ)や参詣人を寄せるためのもの。神社本殿のものは向拝(コウハイ)ともいう。日隠し。
階隠し[図]
はしかくしのま
はしかくしのま [3] 【階隠しの間】
寝殿造りの庇の間で,階隠しを上ったところの柱間。日隠しの間。階(ハシ)の間。
はしかけ
はしかけ [3][0] 【橋架け・橋掛け】
橋をかけること。橋渡し。
はしかけけつごう
はしかけけつごう [5] 【橋架け結合】
〔化〕 二つまたはそれ以上の分子が橋をかけたような形で結合すること。ゴムや合成樹脂は橋架け結合によって強度や弾性を増す。架橋(カキヨウ)結合。
はしかぼり
はしかぼり [0] 【芒彫(り)】
彫漆(チヨウシツ)の一。彫りの線が細く先がとがったもの。
はしかわ
はしかわ ハシカハ 【橋川】
姓氏の一。
はしかわぶんぞう
はしかわぶんぞう ハシカハブンザウ 【橋川文三】
(1922-1983) 文芸評論家。広島県生まれ。東大卒。保田与重郎の浪漫的イロニーを批判的に検討した「日本浪曼派批判序説」ほか,ナショナリズムを思想史的に検討する「歴史と体験」など。
はしがかり
はしがかり [3] 【橋懸(か)り・橋掛(か)り】
(1)能舞台で,鏡の間から本舞台に向かって斜めにかけた勾欄(コウラン)のある通路。役者の登場・退場のほか,舞台の一部としても用いる。
→能舞台
(2)古く,歌舞伎舞台で下手の一部をさす称。初期歌舞伎では能舞台と同様のものであったが,のちには名称のみとなり,さす場所は一定しない。
(3)建物の各部をつなぐ通路として渡した橋。渡殿。
はしがき
はしがき [0] 【端書き】
(1)書物・文章の序文。
(2)手紙の追伸。
(3)和歌などの前に書き添える文。ことばがき。
はしがき
はしがき【端書】
a preface <to> ;→英和
a foreword <to> .→英和
はしがね
はしがね [0] 【端金】
道具類の先端や角などを保護するためにかぶせる金属。
はしがみ
はしがみ [2] 【箸紙】
紙を折りたたんで袋状にし,箸を差すようにしたもの。特に正月用の太箸を包むもの。[季]新年。
はしきやし
はしきやし 【愛しきやし】 (連語)
〔形容詞「はし(愛)」の連体形に,間投助詞「や」と強めの副助詞「し」の加わったもの〕
いとおしい。はしけよし。はしけやし。「―栄えし君のいましせば昨日も今日も我(ワ)を召さましを/万葉 454」
はしきよし
はしきよし 【愛しきよし】 (連語)
「はしきやし」に同じ。「―かくのみからに慕ひ来し妹が心のすべもすべなさ/万葉 796」
はしきらず
はしきらず [3] 【端切らず】
漉(ス)いたままで,はしを切らずにまだ耳のついている和紙。
はしきれ
はしきれ [0] 【端切れ】
ちぎれた,小さな部分。きれはし。
はしくよう
はしくよう [3] 【橋供養】
橋の完成後,渡り初めに先立って行う供養。
はしくよう
はしくよう [3] 【箸供養】
折れたりした箸を集めて,供養すること。また,その供養。
はしくれ
はしくれ【学者の端くれ】
a petty scholar.⇒端.
はしくれ
はしくれ [0] 【端くれ】
(1)木材などの端を切ったもの。また,もののごくわずかの部分。
(2)とるに足りない者ではあるが,一応その集団に属していること。へりくだって,または多少の誇りを含めて用いられる。「これでもプロの―です」
はしぐい
はしぐい [0][3] 【橋杭・橋杙】
橋桁(ハシゲタ)を支える柱。橋脚。
はしぐち
はしぐち 【橋口】
姓氏の一。
はしぐちごよう
はしぐちごよう 【橋口五葉】
(1880-1921) 洋画家・版画家。鹿児島市生まれ。東京美校卒。本名,清。独特な感覚の美人画・風景画の版画を製作。書籍の装丁も手がけた。
はしけ
はしけ [3] 【艀】
波止場と本船との間を往復して,旅客・貨物を運ぶ小舟。艀船。瀬取船(セドリブネ)。上荷船(ウワニブネ)。
はしけ
はしけ【艀】
a barge;→英和
a lighter.→英和
はしけやし
はしけやし 【愛しけやし】 (連語)
「はしきやし」に同じ。「―妻も子どもも高々に/万葉 3692」
はしける
はし・ける 【艀ける】 (動カ下一)
〔「艀(ハシケ)」の動詞化〕
(1)はしけに乗せて,貨物や旅客などを運ぶ。「乗つてゐる旅人を陸(オカ)へ―・けやす/滑稽本・稽古三味線」
(2)少しずつ他へ移す。「腹の雑物をすこし―・けたくなつてきた/滑稽本・続膝栗毛」
(3)こっそりと盗む。くすねる。「ちつとばかり―・けたとつてしれるものか/滑稽本・続膝栗毛」
はしげた
はしげた【橋桁】
a bridge girder.
はしげた
はしげた [0] 【橋桁】
橋ぐいの上に渡し,橋板を支える材。
はしこい
はしこ・い [3] 【捷い・敏捷い】 (形)[文]ク はしこ・し
動作がすばやい。機敏である。敏捷(ビンシヨウ)だ。はしっこい。「―・い子供」「智慧に―・き幸助を傍に寄び私(ヒソカ)に其の意見を聞くに/鉄仮面(涙香)」
[派生] ――さ(名)
はしご
はしご【梯子】
a ladder;→英和
[消防用]an extension ladder (繰出し式の).〜をかける place[set up]a ladder <against> .〜(酒)をやる <米> go bar-hopping;bar-hop; <英> go pub-crawling;pub-crawl.〜を登る climb[go up]a ladder.〜の段 a rung.→英和
⇒階段.‖梯子車 a fire engine with ladder; <米> a hook-and-ladder (truck).
はしご
はしご [0] 【梯子・梯】
(1)高い所へ登るための道具。二本の長い材に足掛かりとなる横木を何本もとりつけたもの。
(2)階段。きざはし。
(3)(比喩的に)ある目標に至るまでの過程・段階。
(4)「梯子酒」の略。「何軒も―をする」
はしご=を外(ハズ)さ∘れる
――を外(ハズ)さ∘れる
高い地位や主導的立場に座らされたあげく,仲間や味方が態度を変えたために孤立する。
はしごがた
はしごがた [0] 【梯子形】
台形。梯形(テイケイ)。
はしござけ
はしござけ [3] 【梯子酒】
次から次へと場所をかえて飲み歩くこと。はしごのみ。はしご。
はしごしゃ
はしごしゃ [3] 【梯子車】
高所に届く伸長式の梯子を備えた消防自動車。
はしごだん
はしごだん [0] 【梯子段】
段梯子の階段。また,階段。
はしごのり
はしごのり [3][0] 【梯子乗り】
直立した梯子の上で,種々の曲芸をすること。また,それをする人。出初め式などで行う。
はしごレース
はしごレース [4] 【梯子―】
綿細幅レースの一種で,左右に余白のある,梯子状柄のもの。
はしじょろう
はしじょろう 【端女郎】
江戸時代,最下級の遊女。局女郎。見世女郎。「残らず―の仕業なり/浮世草子・諸艶大鑑 8」
はしすずみ
はしすずみ [3] 【橋涼み】
橋の上で涼むこと。橋の上での納涼。[季]夏。《―温泉宿の客の皆出でて/虚子》
はしぞめ
はしぞめ [0] 【箸初め】
「食(ク)い初め{(1)}」に同じ。
はした
はした [0] 【端た】
■一■ (名・形動)[文]ナリ
(1)ある単位以下の数量。また,数がはんぱであること。端数。「―を切り捨てる」
(2)はした金。「何故また急に其様(ソンナ)―月給を欲しがる?/社会百面相(魯庵)」
(3)どっちつかずであること。中途半端で引っ込みがつかないこと。また,そのさま。「御子は立つも―,居るも―にてゐ給へり/竹取」
(4)数の不足している・こと(さま)。「―なるかも/播磨風土記」
■二■ (名)
雑役に使われる身分の低い女性。はしため。「叱りとばさるる―の身つらや/大つごもり(一葉)」
はした
はした【端】
[数]a fraction;→英和
an odd sum;[断片]a fragment.→英和
〜を切り捨てる omit[ignore]fractions.〜が出る leave a fraction.〜の odd.→英和
‖端金 a small sum (of money).
はしたいろ
はしたいろ [0] 【端た色】
(1)襲(カサネ)の色目の名。表・裏ともに薄紫。
(2)織り色の名。経緯(タテヨコ)ともに薄紫。四季通用。
(3)染め色で,薄めの色のこと。
はしたか
はしたか [0] 【鷂】
「はいたか(鷂)」に同じ。
はしたかの
はしたかの 【鷂の】 (枕詞)
(1)尾羽に鈴をつけることから,「すず」や「すず」と同音を含む「すずろ」などにかかる。「―すずの篠原かりくれて/続古今(冬)」「―すずろにかかるすまひして/紀伊集」
(2)鳥屋(トヤ)に飼うことから,「とや」にかかる。「―外山(トヤマ)の庵の夕暮を/右大臣家歌合」
はしたがね
はしたがね [0] 【端た金】
わずかの金銭。はした銭。
はしたて
はしたて [3][2] 【箸立て】
(1)箸を立てて食膳に置く容器。
(2)「食い初め{(1)}」に同じ。
はしたて
はしたて [0] 【梯立て】
〔「はしだて」とも〕
はしごを立てること。また,はしごを立てた形に似たもの。「神の神庫も―のままに/日本書紀(垂仁訓)」
はしたてでんせつ
はしたてでんせつ [5] 【箸立て伝説】
高僧・武将などが弁当に使った箸を地に立てたところ,根がつき大木に生長したという伝説。弘法大師を主人公にするものが多い。
はしたての
はしたての 【梯立ての】 (枕詞)
(1)梯子(ハシゴ)のようにそばだった意から,「さがしき山」にかかる。「―嶮(サガ)しき山も/日本書紀(仁徳)」
(2)古代の高床式の倉にかけた梯の意から,同音の地名「倉梯(クラハシ)」にかかる。「―倉梯山を嶮しみと/古事記(下)」
(3)地名「熊来(クマキ)」にかかる。かかり方未詳。「―熊来のやらに/万葉 3878」
はしたない
はしたな・い [4] (形)[文]ク はしたな・し
(1)礼儀に外れていて品がない。上品ではない。下品だ。いやしい。なさけない。「そんな―・い言葉を口にするな」「―・いふるまい」
(2)どっちつかずのさまである。中途半端である。「ふる里にいと―・くてありければ心地まどひにけり/伊勢 1」
(3)きまりが悪い。まが悪い。「―・きもの,こと人を呼ぶに我ぞとてさし出でたる。物など取らする折はいとど/枕草子 127」
(4)そっけない。つれない。「うち過ぎなまほしけれど,あまり―・くやと思ひ返して/源氏(紅葉賀)」
(5)迷惑である。「大将の君,用なき物ども取り出でてけるかな,―・しと思ひ給へり/宇津保(蔵開中)」
(6)程度がはなはだしい。「雨風―・くて,帰るに及ばで/宇治拾遺 1」
[派生] ――さ(名)
はしたない
はしたない【端ない】
mean (下品な);→英和
ill-mannered (不作法な).
はしたなむ
はしたな・む (動マ下二)
(1)きまりの悪い思いをさせる。困らせる。「こなたかなた,心をあはせて,―・め/源氏(桐壺)」
(2)きまりが悪いと思うほどたしなめる。とがめる。「念仏より外のあだわざなせそと―・められしかば/源氏(手習)」
はしため
はしため [0] 【端た女】
〔「婢女」とも書く〕
召し使いの女。下女。
はしたもの
はしたもの [0] 【端た物】
数のそろってないもの。はんぱもの。
はしだ
はしだ 【橋田】
姓氏の一。
はしだい
はしだい [2][0] 【箸台】
箸置き。
はしだくにひこ
はしだくにひこ 【橋田邦彦】
(1882-1945) 生理学者・教育行政家。鳥取県生まれ。号は無適。東大教授・一高校長。陽明学・正法眼蔵をも研究。近衛・東条両内閣の文部大臣を歴任。敗戦後戦犯の容疑を受け自殺。
はしぢか
はしぢか [0] 【端近】 (名・形動)[文]ナリ
(1)縁側・上がり口など,外に近い・こと(さま)。そのような所をもいう。上がりはな。「―な場所」「其処(ソコ)は―先(マ)づ��これへ/酒中日記(独歩)」
(2)奥ゆかしくないこと。あさはかで軽率なこと。また,そのさま。「さりとて―にやはおはします/栄花(浅緑)」
はしぢかい
はしぢか・い [4] 【端近い】 (形)[文]ク はしぢか・し
はしぢかである。「―・く座る」
はしっこ
はしっこ [0] 【端っこ】
〔「はじっこ」とも〕
「端(ハシ)」に同じ。「―にちょこんとすわる」
はしっこい
はしっこ・い [4] 【捷い・敏捷い】 (形)
「捷(ハシコ)い」の転。「―・い子」
[派生] ――さ(名)
はしっこい
はしっこい
shrewd;→英和
sharp;→英和
quick(-witted).→英和
はしっぽ
はしっぽ [0] 【端っぽ】
「端(ハシ)」に同じ。「縄の―をもってふりまわす」
はしづくり
はしづくり [3] 【端作り】
題や要約,注記など文章の冒頭に一つ書きに書かれたもの。和歌・連歌・俳諧では,懐紙初折表の冒頭に書く。端書き。
はしづま
はしづま 【愛妻】
かわいい妻。いとしい妻。「吾が―にい及(シ)き遇はむかも/古事記(下)」
はしづめ
はしづめ [0] 【橋詰め・橋爪】
橋のたもと。
はしどい
はしどい [0]
モクセイ科の落葉小高木。山中に自生し,庭木ともする。樹皮は灰白色。葉は広卵形。六,七月,前年枝の先に大きな円錐花序を作り白色の小花を多数つける。材は建築・器具用。
はしどの
はしどの [0] 【橋殿】
川や谷・池などの上に,橋のようにかけ渡して造った建物。
はしなく
はしなく [3] 【端無く】 (副)
思いがけなく。出し抜けに。「―夕影子の東京より来れるに会す/ふところ日記(眉山)」
はしなくも
はしなくも [3] 【端無くも】 (副)
「はしなく」に同じ。「―賞を授けられ光栄の至りです」
はしなくも
はしなくも【端なくも】
by chance;unexpectedly.→英和
〜…する happen to do.
はしぬい
はしぬい [0] 【端縫(い)】
布の裁ち目をそのまま,あるいはごく細く折り返して際を縫うこと。はぬい。
はしのく
はしのく 【波斯匿】
〔梵 Prasenajit〕
中インドのコーサラ国の国王。シュラーバスティー(舎衛城)に住み,釈迦に帰依して仏教教団を擁護した。
はしのこ
はしのこ 【梯の子】
階段。はしご。また,その一段一段。「二階より―をつたひて/浮世草子・一代男 4」
はしのはか
はしのはか 【箸の墓】
⇒箸墓古墳(ハシハカコフン)
はしのま
はしのま [0] 【階の間】
「階隠(ハシカク)しの間」に同じ。
はしはかこふん
はしはかこふん 【箸墓古墳】
奈良県桜井市箸中にある前方後円墳。全長275メートル,高さ16メートル。厚く葺(フ)き石におおわれている。四世紀前半から中頃の築造か。倭迹々日百襲姫命(ヤマトトヒモモソヒメノミコト)の墓に比定されている。特殊器台形埴輪片・土師器壺が出土。箸の墓。
はしはこうぶり
はしはこうぶり [4] 【圭冠】
上方が円錐形で,下方が方形をした漆塗りの冠。けいかん。「唯し男子のみは―有れば冠して,括緒褌(ククリオノハカマ)を着よ/日本書紀(天武下訓)」
はしば
はしば 【羽柴】
姓氏の一。秀吉が豊臣姓を名乗るまでの姓。丹羽長秀と柴田勝家の姓の一字ずつを取ったもの。
はしばこ
はしばこ [0][2][3] 【箸箱】
箸をしまっておく細長い箱。
はしばさみいし
はしばさみいし [5] 【橋挟み石】
庭園の池にかけた橋の両側のたもとに据える石。橋引き石。
はしばし
はしばし [2] 【端端】
(1)あちこちの部分。ちょっとしたところ。「言葉の―に気品がうかがえる」
(2)中央から離れた,あちこちの所。いなか。「いまだ―には知らぬ事にて一盃くはせける/浮世草子・胸算用 4」
はしばしら
はしばしら [3] 【橋柱】
(1)橋桁(ハシゲタ)をささえる柱。橋ぐい。橋脚。
(2)橋をかける際にささげる人柱。
はしばひでなが
はしばひでなが 【羽柴秀長】
(1541-1591) 安土桃山時代の武将。豊臣秀吉の異父弟。秀吉に従って軍功をたて大和郡山城主となった。温和な性格が衆望を集め,よく秀吉の天下統一を補佐した。
はしばみ
はしばみ [0] 【端食み】
板の切り口に縁取りとしてつけた木。反りを防ぎ,切り口を隠すのに用いる。はしばめ。
はしばみ
はしばみ [0] 【榛】
カバノキ科の落葉低木。日当たりの良い山野に生える。葉は広卵形で鋸歯(キヨシ)がある。若葉には紫褐色の斑紋がある。雌雄同株で,三,四月に葉より先に開花。雄花穂はひも状。果実は苞(ホウ)に包まれ,径約1.5センチメートルの球形でかたく,食べられる。
→ヘーゼル
榛[図]
はしばみ
はしばみ【榛】
a hazel;→英和
a hazelnut (実).→英和
はしばん
はしばん [2][0] 【橋番】
江戸時代から明治の中頃,橋の警備・清掃などの任にあたった人。橋番人。
はしひとのひめみこ
はしひとのひめみこ 【間人皇女】
(?-665) 孝徳天皇の皇后。舒明天皇の皇女。母は皇極天皇。653年孝徳天皇を難波に残し,兄の中大兄皇子(天智天皇),皇祖母命(皇極天皇)とともに飛鳥宮に移った。
はしひめ
はしひめ [2] 【橋姫】
(1)橋を守る神。女神で,嫉妬深いと伝えられる。
→宇治の橋姫
(2)源氏物語の巻名。第四五帖。
はしびきいし
はしびきいし [4] 【橋引き石】
⇒橋挟(ハシバサ)み石(イシ)
はしびろがも
はしびろがも [5] 【嘴広鴨】
カモ目カモ科の水鳥。ほぼマガモ大。くちばしが平らで大きい。雄の頭は緑色光沢のある黒色で,首と胸は白,腹は栗色。雌は全体に褐色。冬鳥として渡来する。クチガモ。
はしぶとがらす
はしぶとがらす [5] 【嘴太鴉】
スズメ目カラス科の鳥。ハシボソガラスとともに全国にごく普通に生息するが,前種より体が大きく,くちばしも太い。雑食性。
はしぶとごい
はしぶとごい [5] 【嘴太五位】
コウノトリ目サギ科の鳥。体長約60センチメートル。背面・翼は淡栗褐色で腹はクリーム色。くちばしは長く太い。オーストラリアから小笠原諸島に分布し,八亜種あるが,分布北限の小笠原固有亜種は1889年(明治22)の採集を最後に絶滅。標本は海外に三体のみ。
はしぶね
はしぶね [0] 【端舟・橋舟】
〔「はしふね」とも〕
(1)大船に付属している小舟。通常は船上に搭載し,人や貨物の陸揚げに使用する。はしけ。伝馬船。
(2)小舟。「―とつけて,いみじう小さきに乗りて漕ぎありく/枕草子 306」
はしぶびょう
はしぶびょう [0] 【葉渋病】
⇒銹病(サビビヨウ)
はしべんけい
はしべんけい 【橋弁慶】
(1)能の一。四番目物。武蔵坊弁慶が五条の橋で牛若丸と闘い,敗れて,主従の誓いをするまでを演じる。原曲は「笛之巻」。
(2){(1)}に基づく,義太夫・富本・河東・一中・長唄などの曲。
はしぼそがらす
はしぼそがらす [5] 【嘴細鴉】
スズメ目カラス科の鳥。ハシブトガラスとともに全国にごく普通に生息するが,前種より体が小さく,くちばしも細い。雑食性。
はしま
はしま 【羽島】
岐阜県南西部,木曾川と長良川との間にある市。近世,市場町・機業町。近年,毛織物・紡績工場が集積。都市化が進む。
はしまくら
はしまくら [3] 【箸枕】
箸置き。箸台。
はしむかう
はしむかう 【箸向かふ】 (枕詞)
古代の箸は折り箸で,向き合う意から,「弟(オト)」にかかる。「父母が成しのまにまに―弟の命(ミコト)は/万葉 1804」
はしむこう
はしむこう [3] 【橋向こう】
橋を隔てた向こう側。
はしめ
はしめ [3] 【箸目】
香炉の灰に火箸でつける筋。香炉の形により種々の様式がある。香道では真・行・草の三種類の形,茶道では富士形が多く使われる。
はしもと
はしもと 【橋本】
和歌山県北東部,紀ノ川中流域にある市。伊勢街道と高野街道が交わる交通の要衝。古墳・遺跡が多い。釣り竿を特産。
はしもと
はしもと 【橋本】
姓氏の一。
はしもと
はしもと [0] 【橋本】
橋のたもと。橋詰め。
はしもとかんせつ
はしもとかんせつ 【橋本関雪】
(1883-1944) 日本画家。神戸市生まれ。本名,関一。四条派の画風に南画を加味した画風で,関西日本画壇の重鎮。作「玄猿」「琵琶行」「長恨歌」など。
はしもとがほう
はしもとがほう 【橋本雅邦】
(1835-1908) 日本画家。江戸生まれ。本名,長郷。狩野派を学ぶが,フェノロサ・岡倉天心の指導を受け,狩野芳崖とともに新しい日本画の創造に尽力。東京美術学校・日本美術院の創立に参加,横山大観などの後進の育成にあたった。代表作「白雲紅樹図」「竜虎図屏風」など。
はしもときんごろう
はしもときんごろう 【橋本欣五郎】
(1890-1957) 陸軍軍人。軍内に桜会を結成,国家改造・軍部独裁政権の樹立を目指し,三月事件・十月事件の首謀者となる。敗戦後,A 級戦犯として終身禁錮刑。55年仮出獄。
はしもとくにひこ
はしもとくにひこ 【橋本国彦】
(1904-1949) 作曲家。東京生まれ。東京音楽学校教授。はじめバイオリンを学び,のち作曲に転じた。特に,散文詩・自由詩による歌曲創作に独自の境地を開いた。作品「黴(カビ)」「お菓子と娘」など。
はしもとさない
はしもとさない 【橋本左内】
(1834-1859) 幕末の志士。越前福井藩士。号,景岳。緒方洪庵・杉田成卿(玄白の孫)に医学と洋学を学び,のち藩校明道館学監となった。将軍継承問題で,一橋慶喜の擁立に尽力し,安政の大獄によって斬首された。
はしもとしんきち
はしもとしんきち 【橋本進吉】
(1882-1945) 国語学者。福井県生まれ。東京帝大教授。国語の歴史的研究,なかでも上代特殊仮名遣いの研究など,音韻史に関する功績が大きい。また,国文法研究にも新生面を開いた。著「古本節用集の研究」(上田万年と共著),「国語法研究」「文字及び仮名遣の研究」「国語音韻の研究」など。
はしもとそうきち
はしもとそうきち 【橋本宗吉】
(1763-1836) 江戸後期の蘭学者。大坂の人。大槻玄沢に蘭学を学び,大坂で医業のかたわら,医学・天文・地理・電気に関する著作・翻訳に従事。著「阿蘭陀始制エレキテル究理原」など。
はしもとびょう
はしもとびょう [0] 【橋本病】
〔1912年,外科医橋本策(1881-1934)により報告されたことから〕
甲状腺腫を主な症状とする自己免疫性の疾患。甲状腺の組織は炎症性の変化を示す。男女比は一対一四以上で女性に多く,三〇〜五〇歳代に好発する。慢性甲状腺炎。
はしもとへいはち
はしもとへいはち 【橋本平八】
(1897-1935) 彫刻家。三重県生まれ。佐藤朝山に師事し木彫を学ぶ。作「裸形少年像」「牛」など。
はしもとますきち
はしもとますきち 【橋本増吉】
(1880-1956) 東洋史学者。長崎県生まれ。慶大教授。中国古代の暦法,魏志倭人伝の研究で知られる。主著「東洋史より観たる日本上古史研究」
はしもとめいじ
はしもとめいじ 【橋本明治】
(1904-1991) 日本画家。島根県生まれ。1967年(昭和42)焼失した法隆寺金堂壁画の再現模写主任を務める。代表作「まり千代像」「六世歌右衛門」など。
はしもり
はしもり [2] 【橋守(り)】
橋を守っている人。橋の番人。
はしゃ
はしゃ [1] 【覇者】
(1)競技で優勝した者。
(2)中国,春秋時代の諸侯の盟主。周王室の権威が衰え諸侯の争いが続くと,諸侯を統率し戦乱をしずめようとした。のち,儒家により覇道をもって天下を治める者とされた。
⇔王者
→五覇
はしゃ
はしゃ【覇者】
a ruler;→英和
a champion.→英和
はしゃ
はしゃ [1] 【跛者】
足の不自由な人。
はしゃぎすぎ
はしゃぎすぎ [0] 【燥ぎ過ぎ】
さわぎすぎること。また,いい気になって大言壮語をすること。
はしゃぐ
はしゃ・ぐ [0][2] 【燥ぐ】 (動ガ五[四])
(1)陽気になってさわぐ。「子供のように―・ぐ」
(2)いい気になって大きなことを言う。「企業規模拡大で一部上場などと―・いでいる」
(3)乾燥する。「ばさ��―・いで,流(ナガシ)も乾びて居る/婦系図(鏡花)」
[可能] はしゃげる
はしゃぐ
はしゃぐ
make merry;frolic.→英和
はしやすめ
はしやすめ [3] 【箸休め】
食事の間に,味や気分を変えるためにつまむ,ちょっとしたおかずや珍味など。
はしゅ
はしゅ [1] 【把手】
取っ手。
はしゅ
はしゅ [1] 【播種】 (名)スル
作物の種子をまくこと。その方法に撒播(サンパ)・条播(ジヨウハ)・点播(テンパ)の三種がある。「―期」
はしゅつ
はしゅつ【派出する】
send;→英和
dispatch.→英和
‖派出所 a branch office;a police box (警官の).
はしゅつ
はしゅつ [0] 【派出】 (名)スル
仕事のために人を出向かせること。「看護婦を―する」
はしゅつかんごふ
はしゅつかんごふ [6] 【派出看護婦】
病人のある家や病院などの求めに応じて出張する看護婦。
はしゅつじょ
はしゅつじょ [0][4] 【派出所】
(1)本部から人を出向かせて,職務にあたらせるために設けた事務所など。「家政婦―」
(2)「交番」の旧称。
はしゅつふ
はしゅつふ [3] 【派出婦】
一般家庭の求めに応じて赴き家事などをすることを職業とする女性。
はしょうが
はしょうが [2] 【葉生薑・葉生姜】
葉のついたままのショウガ。新ショウガ。生のまま味噌や酢に漬けて食用にする。
はしょうふう
はしょうふう【破傷風】
《医》tetanus.→英和
はしょうふう
はしょうふう ハシヤウ― [0] 【破傷風】
急性伝染病の一。傷口から破傷風菌がはいって起こる。菌の出す毒素が中枢神経,特に脊髄を冒し,開口障害・嚥下(エンゲ)困難・筋肉の強直・痙攣(ケイレン)など激しい症状が現れる。死亡率が高い。予防接種が有効。届出伝染病。
はしょうふうきん
はしょうふうきん ハシヤウ― [0] 【破傷風菌】
破傷風の起因菌。1889年(明治22)北里柴三郎が純培養および動物感染に成功。グラム陽性桿菌(カンキン)。二〇〜三〇本の鞭毛を有し嫌気性。土壌中に生存し,創傷を通じて体内に侵入する。
はしょく
はしょく [0] 【波食・波蝕】
波による浸食作用。
はしょく
はしょく 【巴蜀】
巴州と蜀州。今の四川省地方。
はしょく
はしょく [0] 【播植・播殖】 (名)スル
種をまいたり,苗を植えたりすること。
はしょくだな
はしょくだな [3] 【波食棚】
波食のために削られてできた,ほぼ平らな棚状の地形。主として間潮帯に見られる。海食棚。
はしょり
はしょり [0] 【端折り】
裾をはしょること。はしおり。「尻―」
はしょる
はしょ・る [0][2] 【端折る】 (動ラ五[四])
〔「はしおる」の転〕
(1)着物の裾をからげて端を帯などにはさむ。「裾を―・ってかけ出す」
(2)省いて短く縮める。「話を―・る」
[可能] はしょれる
はしょる
はしょる【端折る】
tuck up (裾などを);cut out (省く);cut short (短縮する).
はしら
はしら 【柱】
■一■ [3][0] (名)
(1)建物の,土台の上に直立し,棟・梁(ハリ)・床などを支えている材。
(2)直立して物を支える材。「テントの―」
(3)一つの組織を成り立たせたり,支えたりする,最も重要な人や物。「投手陣の―となる人」
(4)
(ア)洋装本で,版面の周辺の余白に印刷した見出し。
(イ)和装本で,各丁の折り目に当たる所に記した書名・巻数・標題など。版心。
(5)「貝柱」に同じ。
■二■ (接尾)
助数詞。
(1)死者の霊を数えるのに用いる。「二〇―の遺骨が発見された」
(2)神・仏・高貴の人を数えるのに用いる。「九―の神」「十―の賢者/今昔 5」
はしら
はしら【柱】
a pillar;→英和
a post;→英和
a pole;→英和
[一家などの]a prop;→英和
a pillar <of society> ;a running title[head](本の).
はしらいし
はしらいし [3] 【柱石】
木造建築で,柱の下に据える石。沓(クツ)石。礎石。
はしらえ
はしらえ [0][3] 【柱絵】
(1)寺院などの柱に描いた絵。
(2)判型が細長い柱の形をした浮世絵版画。丈長奉書を横に四つに切った大きさのもので,掛物にして柱にかけた。磯田湖竜斎・鳥居清長らが多く描いた。柱隠し。
はしらかくし
はしらかくし [4] 【柱隠し】
「柱掛け」に同じ。
はしらかけ
はしらかけ [3] 【柱掛(け)】
柱にかけて装飾とするもの。板・竹・陶器などでつくり,多くは書画を描いたもの。柱隠し。
はしらかし
はしらかし 【走らかし】
あり合わせのもので,簡単に作った汁。走らかし汁。「―に朝夕をくれば/浮世草子・一代女 4」
はしらかす
はしらか・す 【走らかす】 (動サ四)
(1)走らせる。「をのこども,あまた―・したれば/徒然 87」
(2)立てる。置く。「格子の内には金屏風―・し/仮名草子・東海道名所記」
(3)煮立たせる。「薄鍋に醤油―・し/浮世草子・諸艶大鑑 1」
(4)「割る」の意の忌み詞。「素頭(スコウベ)微塵に―・し/浄瑠璃・千本桜」
はしらがた
はしらがた [0] 【柱形】
壁の一部を柱状に突出させたもの。
はしらごよみ
はしらごよみ [4] 【柱暦】
家の柱などにかけておく小さな暦。
はしらす
はしら・す [3] 【走らす】
■一■ (動サ五[四])
「走らせる」に同じ。「馬を―・す」「筆を―・す」
■二■ (動サ下二)
⇒はしらせる
はしらせる
はしら・せる [4] 【走らせる】 (動サ下一)[文]サ下二 はしら・す
(1)急いで行かせる。「使用人を―・せる」
(2)(筆・視線などを)すばやく動かす。「さらさらとペンを―・せる」「帳簿に目を―・せる」
(3)敗走させる。「敵を―・せる」
はしらたいまつ
はしらたいまつ [4] 【柱炬火・柱松明】
(1)「柱松(ハシラマツ)」に同じ。
(2)三月一五日,京都市嵯峨(サガ)の清涼寺釈迦堂で行われる涅槃会(ネハンエ)の行事。大きなたいまつ三基を立て,念仏を唱えたのち,点火する。御松明(オタイマツ)。
はしらだて
はしらだて 【柱立て】
(1)家屋の建築で,初めて柱を建てること。また,その祝賀の式。「―すでに終はり,棟木を揚げんとしけるに/太平記 36」
(2){(1)}にちなんだ万歳唄の一。「一本の柱は天照大神」などと羅列する。
(3)長々と口上を述べること。
はしらどけい
はしらどけい [4] 【柱時計】
柱や壁などにかけておく大形の時計。
はしらどけい
はしらどけい【柱時計】
a (wall) clock.
はしらぬき
はしらぬき [0][3] 【柱貫】
柱の頂部を横に貫いて連結する横木。かしらぬき。
はしらびき
はしらびき [0] 【柱引き】
和船で,帆柱を起こし,または倒すときに船尾へ引く綱。引手。巻手。
はしらま
はしらま [3] 【柱間】
柱と柱の間の距離。また,その空間。
→ま(間)■一■□一□(2)
→けん(間)
はしらまつ
はしらまつ [4] 【柱松】
(1)地に刺し立てて焚(タ)く大きなたいまつ。立ちあかし。立てあかし。「庭暗ければ,所所に―を立てたり/今昔 25」
(2)七夕や盆に竹や柴草で太く高い柱を作って立て,頂上に幣(ヌサ)や榊(サカキ)を挿し,これに下から火を投げあげて点火する習俗。
はしらもち
はしらもち [3] 【柱餅】
餅つきで,最後の一臼の餅を家の大黒柱へ巻きつけて,供え餅とすること。正月の一五日,左義長の日に,あぶって食べる。長崎地方の古い習俗。
はしらよせ
はしらよせ [0] 【柱寄せ】
戸の納まりをよくするために,円柱にたて添えた角材。方立て。
はしらわり
はしらわり [0] 【柱割(り)】
家を建てるために柱の配置や大きさを決定すること。
はしり
はしり [3] 【走り】
(1)走ること。また,走り方。「ひと―してくる」
(2)時季に先駆けて出る農作物・漁獲物など。また,同種の物事のうち,いちばん初めのもの。「―だからまだ高価だ」
(3)敵に向かって木を滑らせ,ころがすこと。走り木。「―を以て推し落す様にぞ構へたる/太平記 14」
(4)台所の流し。「其家の―の脇に埋んだげな/浄瑠璃・八百屋お七」
(5)逃亡。駆け落ち。「失物か,―か/浄瑠璃・新版歌祭文」
(6)俳諧の付合方法の一。前句の語勢に乗って句を付けること。
はしり
はしり【走りの】
[初物]early <tomatoes,bonitos,etc.> .→英和
…の〜である be the first <to do> .→英和
はしりい
はしりい 【走り井】
清水のわき出る泉。「落ち激(ダキ)つ―水の清くあれば/万葉 1127」
はしりうま
はしりうま 【走り馬】
(1)競馬に用いる馬。また,競馬。
(2)急使を乗せた早馬。「京よりの―と言へば/増鏡(三神山)」
はしりかかる
はしりかか・る [5][0] 【走り掛(か)る】 (動ラ五[四])
走って勢いよくとびかかる。
はしりがき
はしりがき [0] 【走り書き】 (名)スル
急いで続けざまに文字を書くこと。また,そうして書いたもの。「伝言を―する」
はしりがき
はしりがき【走り書き】
a scribble[scratch].→英和
〜する scribble.
はしりくらべ
はしりくらべ [4] 【走り競べ】
走って速さをくらべること。競走。かけっこ。
はしりこぐら
はしりこぐら 【走りこぐら】
〔「はしりこくら」とも〕
はしりくらべ。かけっこ。「私は―を致さう/狂言・伯養」
はしりこむ
はしりこ・む [4][0] 【走り込む】 (動マ五[四])
(1)走って中にはいる。かけ込む。
(2)十分に走る。「合宿で―・む」
はしりしゅう
はしりしゅう [3] 【走衆】
(1)室町時代,将軍外出の際に徒歩で供をしたほか,種々の雑用にあたった者。
(2)江戸時代,徒組(カチグミ)の若衆。
はしりたかとび
はしりたかとび [4][5] 【走り高跳び】
陸上競技の種目の一。助走して,片足で踏み切ってバーを跳び越えその高さを争う競技。ハイ-ジャンプ。
はしりたかとび
はしりたかとび【走り高跳】
a (running) high jump.〜の選手 a high jumper.
はしりぢえ
はしりぢえ 【走り知恵】
浅はかな知恵。「おのれがやうな知恵は―とて役にたたぬ/狂言・以呂波」
はしりづかい
はしりづかい【走り使いをする】
go[run]errands.
はしりづかい
はしりづかい [4] 【走り使い】
ほうぼう走り回って,命ぜられた用を足すこと。また,その人。
はしりづゆ
はしりづゆ [3] 【走り梅雨】
本格的な梅雨になる前の,ぐずついた天気。梅雨の走り。
→残り梅雨
→戻り梅雨
はしりどころ
はしりどころ [4] 【走野老】
ナス科の多年草。山中の半陰地に生える。地下茎は横に伸び太く節があり,葉は楕円形で軟らかい。高さは約50センチメートル。春,葉腋から暗紅紫色の鐘状花を一個ずつ垂れ下げる。アルカロイドを含み,全体が有毒で,地下茎はロート根(コン)と称し鎮痛・鎮痙薬とする。漢名,莨菪(ロウトウ)。
→アトロピン
走野老[図]
はしりぬく
はしりぬ・く [4][0] 【走り抜く】 (動カ五[四])
(長い距離を)最後まで走る。「全コースを―・く」
はしりぬける
はしりぬ・ける [5][0] 【走り抜ける】 (動カ下一)
走って通り抜ける。「横丁を―・ける」
はしりはばとび
はしりはばとび【走り幅跳】
a (running) broad jump.〜の選手 a broad jumper.
はしりはばとび
はしりはばとび [4] 【走り幅跳び】
陸上競技の種目の一。助走して片足で踏み切り,跳んだ距離を争う競技。ブロード-ジャンプ。ブロード。
はしりば
はしりば 【走り羽】
矢羽のうち,矢をつがえたときに垂直になる羽。
はしりび
はしりび 【走り火】
ぱちぱち飛びはねる火の粉。「さわがしきもの―/枕草子 256」
はしりまい
はしりまい [0] 【走り舞】
舞楽の舞い方で,テンポが速く軽快に走るように舞うもの。「陵王」「納曾利(ナソリ)」「還城楽(ゲンジヨウラク)」「貴徳」「胡飲酒(コンジユ)」などが今日に残る。走り物。
はしりまわる
はしりまわ・る [5] 【走り回る】 (動ラ五[四])
(1)あちらこちらを走る。かけ回る。「山野を―・る」
(2)目的のために,休む暇もなくあちらこちらへ行く。奔走する。「金策に―・る」
(3)走って周囲をまわる。「庭火を十まはりばかり―・りたるに/宇治拾遺 5」
はしりもと
はしりもと 【走り元】
流し元。台所。「―で味噌すらせ/浄瑠璃・栬狩 1」
はしりもの
はしりもの [0] 【走り物】
(1)野菜・魚などの,時季の初めにとれたもの。はしり。初物。
(2)「走り舞」に同じ。
はしりもの
はしりもの 【走り者】
出奔人。家出人。特に,駆け落ち者。「外の駆落―と違うて/浄瑠璃・重井筒(下)」
はしりゆ
はしりゆ 【走り湯】
〔湯が勢いよく出ることから〕
いでゆ。温泉。「ましららのはまの―浦さびて/永久百首」
はしりよみ
はしりよみ [0] 【走り読み】 (名)スル
ざっと早く読むこと。「新聞を―する」
はしりよみ
はしりよみ【走り読みする】
skim;→英和
run over.
はしりよる
はしりよ・る [4][0] 【走り寄る】 (動ラ五[四])
走って近づく。「子供が母親に―・る」
はしりわらわ
はしりわらわ [4] 【走り孺】
(1)斎王(イツキノミコ)の車に徒歩で従う女童(メノワラワ)。
(2)寺院などで,走り使いの子供。
はしる
はし・る [2] 【走る】 (動ラ五[四])
(1)人や動物が足をはやく動かして,すみやかに前へ進む。かける。「廊下を―・ってはいけない」「全速力で―・る」「犬が―・ってくる」
(2)乗り物や船が進む。走行する。「高速道路を―・るバス」「電車が―・る」
(3)急いで行く。早く行く。「現場へ―・る」「使いに―・る」
(4)(戦いに破れて)逃げる。敗走する。「西国へ―・る」
(5)(「奔る」とも書く)(主人や親もとから)逃亡する。逃げて姿をくらます。出奔する。「若い女のもとへ―・る」「敵国側へ―・る」
(6)(「趨る」とも書く。「…に走る」の形で)ある方向に強くかたむく。「悪事に―・る」「とかく感情に―・りやすい」「何事も極端に―・るきらいがある」
(7)はやく移動する。「夜空に稲妻が―・る」
(8)ある感覚や感情が瞬間的にあらわれて消える。「肩にするどい痛みが―・った」「顔に不安の影が―・る」「むしずが―・る」
(9)よどみなくスムーズに動く。「筆を―・らせる」「ペンが―・りすぎて物議をかもす」「今日のピッチャーは球(タマ)がよく―・る」
(10)道などがある場所を貫く。通る。「町の中央を大通りが東西に―・る」「国境を南北に―・る山脈」
(11)液体がはげしく動く。
(ア)水などがはやい速度で流れる。「石の上に―・りかかる水は/伊勢 87」
→たばしる
→石(イワ)ばしる
(イ)水などが勢いよく飛びはねる。「水の…人などの歩むに―・りあがりたる/枕草子 223」
(ウ)液体が勢いよくとび散る。ほとばしる。「血―・りてとどまるべくもなし/宇治拾遺 2」「細長を…うちふるひければ水は―・りて乾きたり/宇治拾遺 7」
(12)(「胸走る」の形で)不安や悲しみで胸の鼓動が激しく打つ。胸がどきどきする。「胸つぶつぶと―・るに/蜻蛉(中)」「びんなき所にて人にものを言ひけるに,胸のいみじう―・りけるを/枕草子 317」
[可能] はしれる
[慣用] 悪事千里を―
はしる
はしる【走る】
run;→英和
dash;→英和
sail (船が).→英和
走らせる send (使いを);→英和
[乗物を]drive;→英和
ride.→英和
走り回る(おりる,込む,出る,抜ける) run about (down,into,out,through).
はしれメロス
はしれメロス 【走れメロス】
小説。太宰治作。1940年(昭和15)「新潮」に発表。親友を身代わりとして,処刑前の三日間の猶予を与えられたメロスが,約束通りに走り帰る姿に,「人の信実」を仮託する。
はしろう
はしろう [2] 【橋廊】
反りをつけて橋のようにつくった廊下。また,下に池や通路を設けた廊下。
はしわたし
はしわたし【橋渡しする】
mediate <between> ;→英和
act as go-between.…の〜で through (the good offices of) <a person> .→英和
はしわたし
はしわたし [3] 【橋渡し】 (名)スル
(1)橋をかけること。
(2)あまり面識や交流のない両者の間に入ってとりもつこと。仲立ち。また,その人。
はしん
はしん 【把針】
裁縫。針仕事。「だんなかたに―を頼ませられて毎日しこう致す/狂言・若市」
はしんしゃ
はしんしゃ 【把針者】
針仕事をする人。[日葡]
はしミシン
はしミシン [3] 【端―】
裁ち目を裏側に細く折り,折り山の際にかけたステッチ。
はじ
はじ ハヂ [2] 【恥・辱】
(1)面目を失うこと。はじること。「そんなことをするのはわが家の―になる」
(2)はずかしいと感じられる行為や事柄。「―とも思わない」
はじ
はじ [0] 【端】
⇒はし(端)
はじ
はじ [1] 【把持】 (名)スル
(1)しっかり持つこと。かたく握っていること。「信念を―する」
(2)〔心〕「保持{(2)}」に同じ。
はじ
はじ [1] 【黄櫨】
(1)ハゼノキの別名。「―の紅葉いま色づく/宇津保(楼上・下)」
(2)襲(カサネ)の色目の名。表は赤,裏は黄。表黄,裏淡萌黄とも。九月から一一月に着用。
はじ
はじ [1] 【土師】
〔「はにし」の転〕
古代,埴輪(ハニワ)の製作や陵墓の造営に従事した人。
はじ
はじ【恥】
(a) shame;→英和
(a) humiliation (屈辱);an insult (侮辱).→英和
〜知らずの shameless.→英和
〜をかかせる put <a person> to shame.〜をかく be put to shame;humiliate oneself.〜をさらす disgrace oneself.〜をしのぶ swallow an insult;bear a shame.〜をしのんで…する stoop to do.〜を知れ Shame on you!
はじ=の上塗(ウワヌ)り
――の上塗(ウワヌ)り
すでに恥をかいている上に,さらに恥をかくこと。
はじ=も外聞(ガイブン)も無い
――も外聞(ガイブン)も無い
恥ずかしいと思ったり,人の目を気にしたりということがない。
はじ=をかく
――をか・く
恥ずかしい思いをする。面目を失う。
はじ=を曝(サラ)す
――を曝(サラ)・す
たくさんの人の前で恥をかく。自分の不名誉を大勢の人に知られる。
はじ=を知る
――を知・る
恥ずべきことであると知る。恥を恥と感ずる心がある。
はじ=を雪(スス)
――を雪(スス)((ソソ))・ぐ
失われた名誉を取り戻す。雪辱(セツジヨク)する。
はじ=無し
――無・し
(1)ひけをとらない。劣らない。「心ざしのおろかならぬに,―・きなめりかし/源氏(宿木)」
(2)恥ずかしがらない。あつかましい。「うち合はずかたくなしき姿などをも―・く/源氏(乙女)」
はじいる
はじいる【恥じ入る】
be[feel]deeply ashamed <of,that…> .⇒恥じる.
はじいる
はじい・る ハヂ― [3][0] 【恥(じ)入る】 (動ラ五[四])
深くはじる。非常にはずかしいと思う。「大人げないふるまいに―・る」
はじいろ
はじいろ [0] 【黄櫨色】
わずかに赤みのさしたにぶい黄色。黄櫨の心材の煎汁で染めた色。
はじうるし
はじうるし [3] 【黄櫨漆】
ハゼノキの別名。
はじおどし
はじおどし [3] 【黄櫨縅】
鎧(ヨロイ)の縅の一。黄櫨色の糸で縅したもの。
はじかかやく
はじかかや・く ハヂ― 【恥赫く】 (動カ四)
恥じて赤くなる。赤面する。「なかなか―・かむよりは,罪許されてぞ見えける/源氏(夕顔)」
はじかき
はじかき ハヂ― [2][3][0] 【恥掻き】
恥をかくこと。恥さらし。
はじかみ
はじかみ [0] 【薑】
ショウガの別名。[季]秋。
はじかみ
はじかみ [0] 【椒】
サンショウの古名。
はじかみいお
はじかみいお 【椒魚】
サンショウウオの古名。[本草和名]
はじかむ
はじか・む (動マ四)
「かじかむ」に同じ。「北風は吹付ける手が―・んで/浄瑠璃・奥州安達原」
はじかる
はじか・る ハヂカル (動ラ四)
〔「はちかる」とも〕
手足を大きくひろげる。はだかる。また,花などが大きくひらく。「沖咲かばくわつと―・れももの花/犬子集」
はじがまし
はじがま・し ハヂ― 【恥がまし】 (形シク)
恥ずかしい。外聞が悪い。「人のため―・しき事なく/源氏(葵)」
はじがわし
はじがわ・し ハヂガハシ 【恥ぢがはし】 (形シク)
恥ずかしげである。「おとなしく―・しく,互に今は成にけり/謡曲・井筒」
はじき
はじき [2] 【土師器】
古墳時代から奈良・平安時代にかけて用いられた素焼き土器の総称。赤色の素焼きで文様はない。弥生土器から発達したもの。
はじき
はじき [1] 【弾き】
(1)ばねじかけなどで,はじく装置・仕掛け。
(2)おはじき。
(3)俗にピストルをいう。
(4)嫌われること。つまはじきにされること。「娘に振りつけられ―にされた悔しんぼに/歌舞伎・梅雨小袖」
はじきおん
はじきおん [3] 【弾き音】
〔flap〕
ふるえ音の一種で,舌が,弾くようにあるいはたたくように一回だけふるえるような調音。日本語のラ行子音のうち,「アラ」「イロ」など母音間のものが典型的。
はじきざき
はじきざき 【弾崎】
新潟県両津市,佐渡島北端の岬。海食崖が発達し,岩場にイワユリが咲く。弾埼灯台がある。
はじきしょうぎ
はじきしょうぎ [4] 【弾き将棋】
将棋の駒を用いた遊戯の一。一方は歩を一方は大駒を九枚ずつ盤の端に並べ,交互に指で駒をはじき,先に相手の駒全部を盤から落とした方を勝ちとする。
はじきだす
はじきだ・す [4][0] 【弾き出す】 (動サ五[四])
(1)はじいて外へ出す。「爪で―・す」
(2)仲間から追い出す。仲間はずれにする。「グループから―・される」
(3)〔もと,算盤(ソロバン)を用いて計算したところから〕
算出する。「利益はざっと一億円と―・された」
(4)やり繰りしてひねり出す。「宿泊費まではとても―・せない」
[可能] はじきだせる
はじきまめ
はじきまめ [3] 【弾き豆】
「弾け豆」に同じ。
はじきゆみ
はじきゆみ [3] 【弾き弓】
⇒だんぐう(弾弓)
はじく
はじ・く [2] 【弾く】
■一■ (動カ五[四])
(1)(ばねなど,たわんだものがはね返る力で)はねかえす。「おはじきを―・く」「茶碗を―・くと澄んだ音がした」
(2)指先で弦を打って糸を振動させる。つまびく。「ギターの弦を―・く」
(3)表面ではね返して寄せつけない。はねのける。「ピストルのたまを―・く」「水を―・く」「インクを―・く」
(4)算盤(ソロバン)を使って計算する。また,何らかの方法で計算してある数値を見込む。「そろばんを―・く」「利益をコンピューターで―・く」
[可能] はじける
■二■ (動カ下二)
⇒はじける
はじく
はじく【弾く】
(1)[指で]flip;→英和
fillip;→英和
snap.→英和
(2)[水などを]repel;→英和
shed <water> .→英和
はじけとぶ
はじけと・ぶ [0][4] 【弾け飛ぶ】 (動バ五[四])
はじけて飛ぶ。はじけたように飛ぶ。また,はじけてなくなる。「雹(ヒヨウ)が路面に―・ぶ」「年来の夢が―・んだ」
はじけまめ
はじけまめ [3] 【弾け豆】
煎(イ)って弾けさせた豆。転じて,ソラマメの別称。はじきまめ。
はじける
はじける【弾ける】
pop;→英和
spring (板などが).→英和
はじける
はじ・ける [3] 【弾ける】 (動カ下一)[文]カ下二 はじ・く
(1)中身が膨張して割れる。また,植物の実が熟して殻などが割れる。はぜる。「さやが―・ける」
(2)勢いよく飛び散る。また,音などが急に起こる。「―・けるような笑い声」
(3)成熟して練れる。世なれる。「―・けた商人風の/歌行灯(鏡花)」
はじごく
はじごく [2] 【破地獄】
〔仏〕 地獄を脱し,その苦をのがれること。
はじさらし
はじさらし ハヂ― [3] 【恥曝し】 (名・形動)[文]ナリ
世間に恥をさらす・こと(さま)。そのような人をもいう。「わが家の―」「―なことをする」
はじし
はじし 【歯肉・齗・齦】
歯ぐき。[和名抄]
はじしめる
はじし・める ハヂ― [4] 【恥しめる】 (動マ下一)[文]マ下二 はぢし・む
恥ずかしめる。侮辱する。「しつたぶりをしてをり��―・められても/安愚楽鍋(魯文)」
はじしらう
はじしら・う ハヂシラフ 【恥ぢしらふ】 (動ハ四)
恥ずかしがる。恥じらう。「女すべて物を言はねば,しばしは,―・ひたるかと思ふに/今昔 16」
はじしらず
はじしらず ハヂ― [3] 【恥知らず】 (名・形動)[文]ナリ
恥ずべきことをして,平然としている・こと(さま)。そのような人をもいう。「―なことをする」「この―め」
はじだん
はじだん [2] 【櫨緂】
黄櫨色で緂(ダン)に染めること。また,そのように染めた紐(ヒモ)や緒。「―に染めたり/紫式部日記」
はじとみ
はじとみ [2] 【半蔀】
蔀戸を上下二枚に分け,上半分を外側にはね上げて垂木から吊(ツ)るようにしたもの。
半蔀[図]
はじとみ
はじとみ 【半蔀】
能の一。三番目物。雲林院の僧が,立花供養で夕顔の花を捧げる女の言葉により五条辺りへ行くと,半蔀より夕顔の上の霊が現れ,源氏の君との昔を語って舞う。「夕顔」と同工異曲。
はじとみぐるま
はじとみぐるま [5] 【半蔀車】
物見に半蔀をつけた網代(アジロ)車。上皇・親王・摂関・大臣・大将・女房などの乗用。
半蔀車[図]
はじにおい
はじにおい [3] 【黄櫨匂・櫨匂】
黄櫨色を,肩を濃く,次第にぼかして裾が白くなるように染めた色目。また,その色目の,鎧(ヨロイ)の縅(オド)し方。
はじのき
はじのき [1] 【黄櫨】
⇒はぜのき(黄櫨)
はじべ
はじべ [2] 【土師部】
古代の部民の一。埴輪(ハニワ)・土師器の製作や葬礼に関する労役に従事した。はにしべ。
はじまら∘ない
はじまら∘ない 【始まらない】 (連語)
⇒始まる(動)(4)
はじまり
はじまり【始まり】
the beginning;the origin (起原).→英和
はじまり
はじまり [0] 【始まり・初まり】
(1)はじまること。また,はじまる時。「戦いの―を告げるゴング」
(2)事の起こり。発端。また,起源。「うそは泥棒の―」「相撲の―」
はじまる
はじまる【始まる】
begin;→英和
start;→英和
open;→英和
break out (戦争・事件が).
はじまる
はじま・る [0] 【始まる】 (動ラ五[四])
(1)新たに物事が行われるようになる。
⇔終わる
(ア)今まで行われなかったことが,行われるようになる。「建設工事が―・る」「試合が―・る」「天地―・る時に/日本書紀(神代上訓)」
(イ)(いつも行われている物事が)新たに行われるようになる。「夏休みが―・る」「学校は八時二〇分に―・る」
(2)ある物事を起因とし,新しい物事が生じる。「中国に―・る行事」「悲劇は彼の心ない発言から―・った」
(3)(「また始まった」などの形で)いつもの癖や振る舞いが行われ出す。「いつものお説教がまた―・った」
(4)(「…しても始まらない」の形で)…しても無駄である。…してもなんにもならない。「あとで文句を言っても―・らない」「今さら嘆いても―・らない」
〔「始める」に対する自動詞〕
はじむ
はじ・む 【始む】 (動マ下二)
⇒はじめる
はじめ
はじめ [0] 【初め・始め】
(1)はじめること。
⇔終わり
「仕事―」
(2)はじめたばかりの段階・時。副詞的にも用いる。「―にお断り申し上げます」「―気がつかなかった」
(3)起源。起こり。また,先例。「国の―」「これを―とする」
(4)多くのもののうち,第一番目のもの,また,先の方のもの。「―が男の子で次が女だ」「―の五首が良い」
(5)それが代表的な例であることを表す。「社長を―として社員一同」
(6)「始め終わり{(2)}」に同じ。「―を語り/浮世草子・五人女 5」
〔普通,順序の意には「初」,開始の意には「始」を用いる〕
はじめ
はじめ【初[始]め】
the beginning;the start;→英和
the outset;→英和
the origin (起源).→英和
〜から from the beginning[start].〜からやり直す begin over again.〜の first;→英和
original;→英和
early (初期の).→英和
〜に first;at the beginning.〜は at first.
はじめ=の囁(ササヤ)き後(ノチ)のどよめき
――の囁(ササヤ)き後(ノチ)のどよめき
はじめ秘密にしてひそひそうわさした事が,やがて世間の評判となって,大勢の人々に言い騒がれること。
はじめ=は処女の如く後(ノチ)は脱兎(ダツト)の如し
――は処女の如く後(ノチ)は脱兎(ダツト)の如し
〔孫子(九地)〕
はじめは弱々しく見せかけて敵を油断させ,のちにすばやく攻撃するたとえ。
はじめ=を原(タズ)ね終わりに反(カエ)る
――を原(タズ)ね終わりに反(カエ)る
〔易経(繋辞上)〕
物事のはじめから終わりまでを残らず知る。全体を知りつくす。
はじめ=有らざるなし、克(ヨ)く終わりあるは鮮(スクナ)し
――有らざるなし、克(ヨ)く終わりあるは鮮(スクナ)し
〔「詩経(大雅,蕩)」による。民は最初は善を慕う心をもっているが,善を全うする人は少ない意から〕
物事のし始めはみな立派であるが,その終わりを全うするものは少ない。
はじめ=有るも終わりなし
――有るも終わりなし
〔「晋書(劉聡載記)」にみえる靳準の語〕
小人は仕事を始めても,それを成就しないということ。人に節操のないことのたとえ。
はじめ=有る者は必ず終わりあり
――有る者は必ず終わりあり
〔揚子法言(君子)〕
物事には初めがあれば必ず終わりがある。物事が永久に続くことはありえない。
はじめおわり
はじめおわり [3] 【始め終わり】
(1)はじめと終わり。[ヘボン]
(2)発端と結末。また,はじめから終わりまで。「―の事どもをいろ��語りければ/仮名草子・恨の介」
はじめたる
はじめたる 【始めたる】 (連語)
〔動詞「始む」の連用形「始め」に助動詞「たり」の連体形「たる」の付いたもの〕
はじめての。「これを―御事ならばこそあらめ/栄花(つぼみ花)」
はじめて
はじめて【初[始]めて】
for the first time;first.→英和
この土地は〜です I have never been here before.
はじめて
はじめて [2] 【初めて・始めて】 (副)
(1)その状態・事柄をそれまで経験していないさま。最初。「―お目にかかります」
(2)ある経過を経てやっと。「失って―偉大さに気づく」
はじめね
はじめね [3] 【始め値】
株式市場の立ち会いで最初についた値段。寄付(ヨリツキ)値。
はじめまして
はじめまして 【初めまして・始めまして】 (連語)
初対面の人に対するあいさつの言葉。「―,私,中村と申します」
はじめる
はじ・める [0] 【始める】 (動マ下一)[文]マ下二 はじ・む
(1)新たに物事を行うようになる。
(ア)今まで行われなかった物事を,新たに行う。「健康のために水泳を―・める」「同人誌を―・める」「今日を―・めて万代に見む/万葉 1530」
(イ)(「創める」とも書く)特に事業などを新しくおこす。「商売を―・める」「友人と小さな会社を―・める」
(ウ)(いつも行われている物事に)新たにとりかかる。「九時に仕事を―・める」「開店の準備を―・める」
(2)いつもの癖や振る舞いを行い出す。「また例のほら話を―・めた」
(3)動詞の連用形に付いて,その動作が行われ出す意を表す。…し出す。「電車が動き―・める」「雨が降り―・める」
〔「始まる」に対する他動詞〕
[慣用] 隗(カイ)より始めよ
はじめる
はじめる【始める】
begin <a thing,to do,doing> ;→英和
start;→英和
open <a shop> ;→英和
set about <one's work> .
はじもみじ
はじもみじ [3] 【櫨紅葉・黄櫨紅葉】
(1)紅葉したハゼの葉。はぜもみじ。
(2)襲(カサネ)の色目の名。表は蘇芳(スオウ),裏は黄色。九月から一一月に用いる。
はじゃ
はじゃ [1] 【破邪】
〔仏〕 邪説や邪道を打ち破ること。「―の剣」
はじゃく
はじゃく [0] 【羽尺】
羽織に仕立てるために織られた布。着尺(キジヤク)より丈が短く,羽織向きの柄のものが多い。
→着尺
はじゃく
はじゃく [0] 【端尺】
一反に満たない長さの和服地。帯・袋物などに用いる。端切れ。余り切れ。
はじゃくじ
はじゃくじ [0] 【羽尺地】
「羽尺」に同じ。
はじゃけんしょう
はじゃけんしょう [1] 【破邪顕正】
〔仏〕 誤った考えを否定し,正しい考えを示すこと。不正を破って正義をあきらかにすること。破顕。
はじゅう
はじゅう [0] 【把住】 (名)スル
(1)つかまえること。ひっつかむこと。「―し難き我空想は/即興詩人(鴎外)」
(2)〔仏〕 禅宗で,師が弟子を指導する際,弟子に解答を強く求めたり,その考えを叱責するなど,厳しい態度をとること。
はじゅん
はじゅん [0] 【波旬】
〔仏〕
〔梵 Pāpīyas〕
人間を殺したり,善を妨げたりする悪魔。「天魔―」
はじゆみ
はじゆみ 【櫨弓・黄櫨弓】
ハゼノキでつくった弓。「皇祖の神の御代より―を手握(タニギ)り持たし/万葉 4465」
はじょう
はじょう [0] 【波状】
(1)波のような形状。
(2)波が寄せて返すように,ある間隔をおいて繰り返すようす。
はじょう
はじょう [0] 【波上】
〔古くは「はしょう」〕
波の上。
はじょう
はじょう【波状の】
wavelike;wavy.→英和
波状スト(攻撃) a strike (an attack) in waves.
はじょううん
はじょううん [2] 【波状雲】
波形のあらわれている雲。高積雲や層積雲に顕著。うね雲。
はじょうこうげき
はじょうこうげき [4] 【波状攻撃】
何回にもわたって繰り返し行われる攻撃。
はじょうねつ
はじょうねつ [2] 【波状熱】
ブルセラ菌によりおこる伝染病。ブルセラ菌に感染した家畜との接触や生乳の飲用によりうつる。有熱期と無熱期が数か月にわたって交互に繰り返される特有な熱型を示す。マルタ熱はこの一型。ブルセラ症。
はじらい
はじらい ハヂラヒ [0] 【恥じらい・羞じらい】
はじらう気持ち。はじらう態度。「―の色も見えない」
はじらう
はじら・う ハヂラフ [3] 【恥じらう・羞じらう】 (動ワ五[ハ四])
はずかしがる。「ほおを染めて―・う」「花も―・う美人」
はじらみ
はじらみ [2] 【羽虱】
食毛目の昆虫の総称。体長は1〜2ミリメートルのものが多い。シラミに似る。鳥や獣の体表に寄生し,羽毛・毛・皮膚などを食べる。羽虫。
はじる
は・じる ハヂル [2] 【恥じる】 (動ザ上一)[文]ダ上二 は・づ
(1)良心がとがめたり,欠点・誤りに気づいて,他人に顔向けできないと思う。はずかしいと思う。「良心に―・じる」「おのれの不明を―・じる」
(2)劣る。ひけをとる。(名誉・地位などに)釣り合わない。「横綱の名に―・じない立派な相撲」「松島は…およそ洞庭・西湖を―・ぢず/奥の細道」
(3)遠慮する。はばかる。「かく語らふとならば,なにか―・づる/枕草子 49」
はじる
はじる【恥じる】
be[feel]ashamed <of,that…> ;blush <with shame> (赤面).→英和
恥ずべき shameful;→英和
dishonorable.→英和
はじろ
はじろ [0] 【端城】
本城の外に設けた支城の一種。枝城。
はじろう
はじろう [2] 【黄櫨蝋】
⇒木蝋(モクロウ)
はじろがも
はじろがも [4] 【羽白鴨】
ホシハジロ・キンクロハジロなど,翼に白色部を有するカモ類の通称。はじろ。
はじん
はじん 【巴人】
⇒早野(ハヤノ)巴人
はす
はす [1] 【鰣】
コイ目の淡水魚。全長約25センチメートル。体はやや細長く側扁する。口は鉤(カギ)状に曲がるが,体形はオイカワに似る。背は淡黒褐色,腹は銀白色。琵琶湖・大和川・淀川水系と福井県三方湖の特産。食用。現在は本州・四国・九州の河川にも分布。ケタ。ケタバス。
はす
は・す 【破す】 (動サ変)
破る。こわす。(論などを)うちやぶる。「埒(ラチ)のほか達磨(ダルマ)を―・する人をこそ法知らずとは云ふべかりけれ/沙石 5」
はす
はす [0] 【蓮】
スイレン科の多年生水草。古く中国から渡来し,池や水田で広く栽培される。根茎は泥中をはい,秋には末端が肥厚する。葉は円形で長い葉柄につき,径約50センチメートル。夏,水上につき出た花茎の頂に径約20センチメートルの紅色ないし白色の花をつける。花後,花托が肥大して蜂(ハチ)の巣に似た形となり,上面の穴に一個ずつ種子を入れる。根(蓮根(レンコン))と種子は食用。ハチス。[季]夏。
→蓮の実
蓮[図]
はす
はす【蓮】
《植》a lotus;→英和
a lotus root (蓮根);a lotus flower (花).
はす
はす【斜】
⇒斜め.
はす
は・す 【馳す】 (動サ下二)
⇒はせる
はす
はす [0] 【斜】
ななめ。「―に線を入れる」「―向かい」
はすい
はすい [0] 【破水】 (名)スル
分娩時,胎胞が破れて羊水が出ること。
はすいけ
はすいけ [0] 【蓮池】
蓮を植えてある池。れんち。[季]夏。
はすいと
はすいと [0] 【蓮糸】
「蓮の糸」に同じ。
はすいも
はすいも [0] 【蓮芋・白芋】
サトイモ科の多年草で,栽培品種。葉や茎が緑白色で短い。芋は小さくかたくて食用にならないが,葉柄を食用にする。
はすう
はすう [2] 【端数】
ある単位に満たない数。はんぱの数。「―は切り捨てる」
はすう
はすう [2] 【波数】
単位長あたりに含まれる波の数。波長が一定ならば波長の逆数となる。分光学では波長のかわりに波数を用いることが多く,その時の単位 cm�¹ はカイザーと呼ばれる。また,光子のエネルギーが波数に比例するので,波数をエネルギーの単位として用いることもある。波長の逆数の 2π 倍をいうこともある。
はすう
はすう【端数】
a fraction;→英和
an odd sum.⇒端(はした).〜を切り捨てる omit fractions.
はすかい
はすかい [0] 【斜交い】
ななめ。また,ななめにまじわること。「―にまじわる道路」
はすかけ
はすかけ [0] 【斜掛(け)】
〔「はすがけ」とも〕
(1)ななめ。はす。「―に切る」
(2)「斜掛け本多」の略。「―の先を左巻きに散らし/洒落本・辰巳婦言」
はすかけほんだ
はすかけほんだ 【斜掛(け)本多】
本多髷(マゲ)の変形。髷を左右どちらかに倒したもの。
はすきりばな
はすきりばな [4] 【蓮切り鼻】
蓮のように,穴が上に向いた低い鼻。
はすぎり
はすぎり [0] 【斜切り】
ななめに切ること。
はすだ
はすだ [0] 【蓮田】
蓮を植えてある田。
はすだ
はすだ 【蓮田】
埼玉県東部の市。市内の元荒川沿いは梨の産地。近年,都市化が著しく,金属・機械工業が立地。
はすっぱ
はすっぱ [0] 【蓮っ葉】 (名・形動)[文]ナリ
〔「はすは(蓮葉)」の促音添加〕
言動が浮薄なこと。特に,女性の態度やおこないに品がないこと。また,そのさま。そのような女性をもいう。「―な言い方」
はすっぱ
はすっぱ【蓮っ葉な】
loose;→英和
wanton.→英和
蓮っ葉娘 a hussy;→英和
a flirt.→英和
はすね
はすね [0] 【蓮根】
(1)蓮の地下茎。れんこん。
(2)主に小児にできる腫(ハ)れものの一種。
はすね=掘る
――掘る
泥田に入って蓮の地下茎を掘り上げる。蓮掘る。[季]冬。《泥水の流れこみつゝ―/虚子》
はすのいと
はすのいと 【蓮の糸】
蓮の葉柄の繊維から作るという糸。俗信で,極楽浄土との縁を結ぶという。蓮糸。「―にておれる袈裟なり/発心 2」
はすのうてな
はすのうてな [4] 【蓮の台】
仏・菩薩の座っている蓮の花の台座。また,極楽浄土に往生したものが座るという蓮の花の台。はちすのうてな。蓮座。
はすのは
はすのは [0] 【蓮の葉】
(1)蓮の円い葉。はすは。荷葉(カヨウ)。
(2)「蓮の葉物」に同じ。「麁相(ソソウ)な道具を―と言ふごとく/浮世草子・好色貝合」
はすのはあきない
はすのはあきない 【蓮の葉商ひ】
ある時期にしか売れないものをあきなう商売。際物商売。「桃や柿や梨(アリ)の子(ミ),是ぞ―/浮世草子・二十不孝 5」
はすのはかずら
はすのはかずら [5] 【蓮葉葛】
ツヅラフジ科のつる性草本。海に近い山地に生える。茎は緑色。葉は柄が長く広卵形で,蓮の葉のように盾形につく。雌雄異株。七〜九月,葉腋(ヨウエキ)に淡緑色の小花が密につく。果実は球形で朱赤色に熟す。地上部を千金藤と呼び薬用とする。イヌツヅラ。
はすのはがい
はすのはがい [4] 【蓮の葉貝】
タコノマクラの別名。
はすのはぎり
はすのはぎり [4] 【蓮葉桐】
ハスノハギリ科の常緑高木。沖縄・台湾・熱帯各地の海岸に生える。防風林・防潮林に植える。葉は長さ約30センチメートルの円心形。雌雄同株。花は白色。核果は扁球形に変化した総苞に包まれ,黒熟し,灯油をとる。材は下駄などにする。
はすのはもの
はすのはもの 【蓮の葉物】
盂蘭盆(ウラボン)に蓮の葉に包んで供える供物。蓮の葉。
はすのみ
はすのみ [0] 【蓮の実】
蓮の果実。蜂(ハチ)の巣に似た半球形の花托(カタク)の穴から,黒く熟した実が跳ね落ちる。未熟のものは軟らかで甘味があり,生で食べられる。また,乾燥したものは菓子の材料などに用いる。[季]秋。
はすは
はすは [0] 【蓮葉】 (名・形動)[文]ナリ
〔「はすば」「はすわ」とも〕
(1)(特に女性について)派手で浮ついていること。態度やおこないが下品でいやらしいこと。また,そのさま。「―を罷めて優に艶しく女性らしくなるはずもなし/浮雲(四迷)」「―に云って,口惜しさうに力のない膝を緊め合せる/婦系図(鏡花)」
(2)なまめかしく,異性をひきつけること。また,浮気なこと。また,そのさま。「なさけも有つて―に見えて,どうでも男のなりふりぢや/浄瑠璃・八花形」
(3)はしたないこと。軽率なこと。また,そのさま。「是は旦那,日比(ヒゴロ)と違ひ―なる御仕形/浮世草子・禁短気」
(4)「蓮葉女」に同じ。
はすはおんな
はすはおんな [4] 【蓮葉女】
(1)近世,上方で問屋が客の身の回りの世話をさせるために置いた女。売色を兼ねるものもあった。はすは。
(2)身持ちの悪い軽薄な女。
はすばはぐるま
はすばはぐるま [5] 【斜歯歯車】
歯をねじ状に斜めに付けた歯車。伝動は円滑に行えるが,軸方向に力がかかる欠点がある。ヘリカル-ギア。
→歯車
はすむかい
はすむかい [3] 【斜向(か)い】
斜め前。はすむこう。
はすめし
はすめし [0] 【蓮飯】
(1)もち米を蓮の葉に包んで蒸した飯。盂蘭盆(ウラボン)に仏前に供え,また,親戚に贈ったりする。はすのいい。
(2)蓮の若葉を蒸して細かく刻んで混ぜた飯。
はする
は・する [2] 【派する】 (動サ変)[文]サ変 は・す
派遣する。さしむける。「現地に記者を―・する」
はず
は・ず 【爆ず】 (動ザ下二)
⇒はぜる
はず
はず ハヅ 【幡豆】
愛知県南部,幡豆郡の町。三河湾に面し,ミカン栽培・施設園芸が盛ん。
はず
は・ず ハヅ 【恥づ】 (動ダ上二)
⇒はじる
はず
はず [1] 【巴豆】
トウダイグサ科の常緑小高木。東アジアの熱帯に分布。葉は卵形。雌雄同株。総状花序の上部に雄花,下部に雌花がつく。蒴果(サクカ)は楕円形で三個の白色の種子がある。種子は猛毒のある油を多く含む。
→巴豆油(ハズユ)
はず
はず【筈である】
[当然]ought to <do> ;should <do> ;→英和
[に違いない]must <be> ;→英和
[予定]be to <do> ;be expected <to do> .〜がない cannot <be> .→英和
はず
はず [0] 【筈・弭】
(1)弓の両端の弦をかけるところ。弓筈(ユハズ)。
→弓
(2)弓弦(ユヅル)からはずれないように矢の末端につけるもの。矢筈(ヤハズ)。
→矢
(3)相撲で,押し相撲の手の型の一。親指を人差し指から離して広げ,相手のわきの下か腹にあてること。{(2)}に形が似るからいう。「―に押す」
(4)(矢の筈は,弓の弦と当然合致するということから)連体修飾語を受けて,形式名詞的に用いられる。
(ア)当然そうなることの意を表す。「これで電気がつく―だ」「この地図を見ればわかる―だ」
(イ)これからの事柄についてその予定を表す。「五時に終わる―だ」
(ウ)事柄についての確信・確認の意を表す。「君にたのんだ―だ」
はず=が合わ∘ぬ
――が合わ∘ぬ
予想や見込みがはずれる。「人の妻(サイ)となつて―∘ず/浮世草子・禁短気」
はず=を合わす
――を合わ・す
(1)調子を合わせる。「―・する人のかしこさ/犬子集」
(2)約束を果たす。[日葡]
はずえ
はずえ [0] 【葉末】
(1)葉の先。
(2)子孫。「桓武天皇の御―/浄瑠璃・傾城酒呑童子」
はずお
はずお [0] 【筈緒】
和船の帆柱先端の筈にとりつけて船首へ張る,補強用の麻綱。
はずおし
はずおし [0] 【筈押し】
相撲で,手を筈{(2)}の形にして相手のわきの下・わき腹などに当てて押すこと。
はずかしい
はずかし・い ハヅカシイ [4] 【恥ずかしい】 (形)[文]シク はづか・し
(1)(自分の欠点や失敗,あるいは良心のとがめを意識して)他人に顔向けできない気持ちだ。面目ない。「ぶざまな負け方をして―・い」「どこへ出しても―・くない実力」「社会人として―・い行為」
(2)(人前で気持ちがうわずって)どう振る舞ってよいかわからない気持ちだ。照れくさい。「異性が―・い年頃」「そんなにほめられると―・い」
(3)(自分が恥ずかしくなるくらい相手が)すぐれている。すばらしい。「言ひにくきもの…―・しき人の物などおこせたる返りごと/枕草子 110」
[派生] ――が・る(動ラ五[四])――げ(形動)――さ(名)
はずかしい
はずかしい【恥ずかしい】
[不面目な]〔形〕shameful;→英和
disgraceful;→英和
dishonorable;→英和
〔動〕[きまりがわるい]be[feel]shy;be ashamed <of,that…> (恥じる).
はずかしからぬ
はずかしからぬ【恥ずかしからぬ】
worthy;→英和
decent.→英和
年齢に〜 (be) worthy of one's age.
はずかしがり
はずかしがり【恥ずかしがりの】
shy <person> .→英和
はずかしがりや
はずかしがりや ハヅカシガリ― [0] 【恥ずかしがり屋】
なにかにつけて恥ずかしがるたちの人。はずかしがり。
はずかしがる
はずかしがる【恥ずかしがる】
be[feel]shy.⇒恥ずかしい.
はずかしながら
はずかしながら ハヅカシ― 【恥ずかし乍ら】 (連語)
恥ずかしいことだが。「―見ての通りの貧乏暮らし」
はずかしむ
はずかし・む ハヅカシム [4] 【辱む】 (動マ下二)
⇒はずかしめる
はずかしめ
はずかしめ ハヅカシメ [0] 【辱め】
はずかしめること。「―を受ける」
はずかしめ
はずかしめ【辱しめ】
[恥辱](a) shame;→英和
(a) disgrace;→英和
an insult (侮辱).→英和
⇒辱しめる.
はずかしめる
はずかし・める ハヅカシメル [5] 【辱める】 (動マ下一)[文]マ下二 はづかし・む
(1)恥ずかしい思いをさせる。恥をかかせる。「人前で―・める」
(2)価値を低める。地位・名誉などをけがす。「第一人者の名を―・める」
(3)女性を犯す。強姦する。
はずかしめる
はずかしめる【辱しめる】
put <a person> to shame;→英和
shame;disgrace;→英和
insult (侮辱);→英和
stain (名誉を);→英和
rape (婦女を).→英和
はずす
はず・す ハヅス [0] 【外す】 (動サ五[四])
(1)はまり込んでいたり,ついていた物を,そこから離す。「ワイシャツのボタンを―・す」「雨戸を―・す」「眼鏡を―・す」「鍵を―・す」
(2)ねらった目標などをそらす。また,目標をそらしてねらう。「的を―・す」「急所を―・して撃つ」
(3)メンバーから除く。「一軍から―・される」
(4)一時的にある場所を離れる。「しばらく席を―・してほしい」「その場を―・す」
(5)相手の働きかけを横にそらす。「先方のねらいを―・す」「相手の攻撃のタイミングを―・す」
(6)とらえ損なう。逸する。また,わざとさける。「この機会を―・すと二度と会えない」「行楽シーズンを―・して旅行する」
(7)一定の枠を乗り越える。「はめを―・す」
[可能] はずせる
[慣用] 顎(アゴ)を―/梯子(ハシゴ)を外される
はずす
はずす【外す】
(1)[取り外す]take off;remove;→英和
undo (かぎ・ボタンなどを);→英和
unfasten (ゆるめる).→英和
(2)[機会などを]lose;→英和
miss.→英和
(3)[避ける]evade <a question> ;→英和
leave <one's seat> (席を).→英和
ボタンを〜 unbutton <a shirt> .→英和
⇒外れる.
はずたか
はずたか 【筈高】 (名・形動ナリ)
箙(エビラ)に入れた矢の矢筈が頭上高く突き出ている・こと(さま)。強弓(ツヨユミ)の勇士を形容する際しばしば用いる語。「たかうすべ尾の矢三十六指いたるを―に負ひなし/太平記 9」
はずだまり
はずだまり [3] 【筈溜り】
弓弦の矢筈を受けるところ。
はずべき
はずべき【恥ずべき】
shameful;→英和
disgraceful.→英和
はずべき
はずべき ハヅ― 【恥ずべき】 (連語)
恥じて当然な。当然恥ずかしいと思うべき。「―行為」
はずます
はずま・す ハヅマス [0] 【弾ます】
■一■ (動サ五[四])
(1)はずむようにする。「ボールを―・す」
(2)(息などを)荒くさせる。「息を―・す」「胸を―・す」
■二■ (動サ下二)
⇒はずませる
はずませる
はずま・せる ハヅマセル [0] 【弾ませる】 (動サ下一)[文]サ下二 はづま・す
「弾ます」に同じ。「息を―・せる」
はずみ
はずみ【弾み】
(1)[はね返り]a bound;→英和
momentum (惰力);→英和
a stimulus (刺激).→英和
(2)[機会]a chance.→英和
どうした〜か by some chance.〜がつく gather momentum;be stimulated <by> .
時の〜で on the spur of the moment.→英和
…しようとする〜に just as one is trying[going]to do.
はずみ
はずみ ハヅミ [0] 【弾み・勢み】
(1)はずむこと。はねかえること。「―のいいボール」
(2)事が進行してゆくうちについた勢い・調子。「話に―がつく」
(3)ある事がきっかけとなって次の事が起こること。「事の―でつい引き受けてしまった」「よろけた―に破れた」
(4)金品をはずむこと。奮発すること。「衣類寝道具かずかずの―/浮世草子・一代女 5」
はずみ=を打つ
――を打・つ
反動ではねる。「―・って尻もちをつく」
はずみ=を食(ク)う
――を食(ク)・う
他の物の勢いに巻き込まれる。はずみを食らう。「―・ってひっくりかえる」
はずみぐるま
はずみぐるま ハヅミ― [4] 【弾み車】
はずみを利用し,回転を持続させ,回転の速さを滑らかにするため回転軸に取り付ける大きく重い車。勢車。フライホイール。
はずむ
はずむ【弾む】
(1)[はねる]bounce;→英和
bound.→英和
(2)[調子づく]become lively;cheer up.(3)[息が] <人が主語> gasp;→英和
be out of breath.
はずむ
はず・む ハヅム [0] 【弾む】 (動マ五[四])
□一□(自動詞)
(1)弾力のある物体が物にぶつかってはねかえる。「このボールはよく―・む」
(2)喜びや運動のため,呼吸や鼓動が激しくなる。また,うれしくて気持ちがうきうきする。「息が―・む」「電話の声が―・んでいた」「胸が―・む」「心が―・む」
(3)調子よく進む。勢いづく。「久しぶりの再会に話が―・んだ」
□二□(他動詞)
気前よく多額の金を他人のために出す。「チップを―・む」「祝儀を―・む」
はずゆ
はずゆ ハヅ― [2] 【巴豆油】
巴豆の種子から採る黄褐色の油。透明でねばりけが強く,異臭がある。軟膏として神経痛・凍傷などに外用するほか,他の薬に混ぜて下剤とする。
はずる
はず・る ハヅル 【外る】 (動ラ下二)
⇒はずれる
はずれ
はずれ ハヅレ [0] 【外れ】
(1)はずれること。
⇔あたり
(2)中心から離れている所。また,ある範囲を出た所。「村の―」
(3)言葉や動作のはしばし。物腰。様子。「―ゆたかに細く/浮世草子・一代男 6」
はずれ
はずれ [0] 【葉擦れ】
草や木の葉が,風などですれあうこと。また,その音。「―の音」
はずれ
はずれ【外れ】
(1)[空くじ]a blank.→英和
(2)[はし]the end;→英和
the edge <of a wood> .→英和
町の〜に in the suburbs;on the outskirts of a town.→英和
はずれはずれ
はずれはずれ ハヅレハヅレ 【外れ外れ】
端々。ところどころ。「けはひなど,―聞こえたるもゆかし/徒然 105」
はずれる
はず・れる ハヅレル [0] 【外れる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 はづ・る
(1)はまり込んでいたり,ついていたりした物が,そこから離れる。「止め金が―・れる」「ボタンが―・れている」「関節が―・れる」「ねじが―・れる」
(2)標的に当たらないでそれる。
⇔当たる
「的を―・れる」「宝くじが―・れた」「抽選に―・れる」
(3)基準から離れる。
(ア)基準・中心となる地点・コースから距離的に離れる。それる。「飛行ルートから―・れる」「町から―・れたさみしい所」
(イ)予想・期待と食い違う。当たらない。
⇔当たる
「天気予報が―・れる」「当てが―・れる」
(ウ)世間の通常の基準に合わなくなる。ずれる。「人並み―・れた大食漢」「やることが常識から―・れている」
(エ)社会の道徳的な規準にそむく。「人の道に―・れたおこない」
(4)集団から離れる。「一軍から―・れる」
はずれる
はずれる【外れる】
(1)[とれる]come off;get out of place;get out of joint (骨が).⇒外す.
(2)[当たらない]miss <the mark> ;→英和
fail (失敗する);→英和
go wrong.(3)[規則に]be against <the rule> .
はせ
はせ 【初瀬】
奈良県桜井市の一地区。初瀬川の北岸にあり,長谷寺の門前町。上代,泊瀬(ハツセ)朝倉宮・泊瀬列城宮(ハツセノナミキノミヤ)が置かれた。古名,はつせ。
はせ
はせ [2][1] 【稲架】
〔「はぜ」とも〕
⇒はさ(稲架)
はせあつまる
はせあつま・る [5][0] 【馳せ集まる】 (動ラ五[四])
走って,または急いで集まる。「一族郎党が―・る」
はせい
はせい [0] 【波勢】
隷書のすべての画に内蔵されている基本的リズム。
→波磔(ハタク)
はせい
はせい【派生する】
derive[be derived] <from> .→英和
〜的 derivative.‖派生語[物]a derivative.
はせい
はせい [0] 【派生】 (名)スル
〔derivation〕
もとになるものから分かれてできること。「新しい問題が―する」[哲学字彙]
はせいおん
はせいおん [2] 【派生音】
音楽で,幹音を半音ずつ一回または二回音高変化させた音。変化記号をつけて表示される。
→幹音
はせいご
はせいご [0] 【派生語】
〔derivative〕
単語のうち,ある単語に接辞などが付いたりしてできた語。「子供っぽい」は「子供」からの派生語であり,「子供っぽさ」は「子供っぽい」からの派生語である。「御親切」「ぶっ飛ばす」「春めく」の類。
→複合語
→単純語
はせいじゅよう
はせいじゅよう [4] 【派生需要】
最終財の需要が増加すると,それに伴って生産要素の需要増加が派生するように,直接にではなく派生的に生じる需要。
はせいてき
はせいてき [0] 【派生的】 (形動)
もとになるものから分かれて生じたさま。「―な問題」
はせお
はせお 【芭蕉】
「ばしょう(芭蕉)」の古い表記。
はせかんのん
はせかんのん 【長谷観音】
⇒長谷寺(ハセデラ)
はせがわ
はせがわ 【初瀬川】
⇒大和川(ヤマトガワ)
はせがわ
はせがわ ハセガハ 【長谷川】
姓氏の一。
はせがわかずお
はせがわかずお ハセガハカズヲ 【長谷川一夫】
(1908-1984) 映画俳優。京都生まれ。初世中村鴈治郎門下。歌舞伎から映画に転じ,はじめ林長二郎の名で日本映画の代表的二枚目俳優となった。
はせがわかんべえ
はせがわかんべえ ハセガハカンベヱ 【長谷川勘兵衛】
(初代)(?-1659) 歌舞伎大道具師。江戸の人。中村座をはじめ各座の大道具方として活躍。以後代々舞台づくりを行う。
はせがわきよし
はせがわきよし ハセガハ― 【長谷川潔】
(1891-1980) 版画家。横浜市生まれ。明大卒。パリで活躍。銅版画の特殊技法を復活させ,独自の銅版画を残した。
はせがわさぶろう
はせがわさぶろう ハセガハサブラウ 【長谷川三郎】
(1906-1957) 洋画家。山口県生まれ。東大卒。前衛美術に携わり自由美術家協会の結成に参加。第二次大戦後再渡米し,創作のかたわら東洋美術や日本の前衛美術の紹介にも尽力。サンフランシスコに没。
はせがわしぐれ
はせがわしぐれ ハセガハ― 【長谷川時雨】
(1879-1941) 劇作家・小説家。東京生まれ。本名,ヤス。三上於菟吉(オトキチ)の妻。数々の戯曲を執筆し,多く歌舞伎俳優により上演された。また「女人芸術」を創刊,女性文学者を育てた。戯曲「操」(のち「さくら吹雪」と改題),小説「近代美人伝」など。
はせがわしろう
はせがわしろう ハセガハシラウ 【長谷川四郎】
(1909-1987) 小説家。北海道生まれ。牧逸馬の弟。法大卒。シベリア抑留体験に取材した作品やデュアメルの翻訳で知られる。代表作「シベリア物語」「鶴」
はせがわしん
はせがわしん ハセガハ― 【長谷川伸】
(1884-1963) 小説家・劇作家。横浜生まれ。本名,伸二郎。雑誌「大衆文芸」などに股旅物などの小説・戯曲を多数発表。大衆文芸の隆盛をまねいた。戯曲「瞼の母」「一本刀土俵入」など。
はせがわせんし
はせがわせんし ハセガハ― 【長谷川千四】
(1689-1733) 江戸中期の浄瑠璃作者。大和の人。長谷寺の僧侶の出。理屈の多い義理詰めの作風がめだつ。「鬼一法眼三略巻(キイチホウゲンサンリヤクノマキ)」「壇浦兜軍記」などを合作。
はせがわたもつ
はせがわたもつ ハセガハ― 【長谷川保】
(1903-1994) 社会事業家。静岡県生まれ。キリスト教信仰に立ち,医療から福祉・教育を含む聖隷福祉事業団を浜松に築く。また,衆議院議員として福祉関係諸法の立法・整備に尽力した。
はせがわてる
はせがわてる ハセガハ― 【長谷川テル】
(1912-1947) エスペランチスト。反戦活動家。山梨県生まれ。筆名,緑川英子。エスペラントを学び,左翼文化運動にかかわり検挙される。中国人留学生,劉仁と結婚。1937年上海に渡り,武漢・重慶で日本兵向け反戦放送に携わる。著「嵐の中のささやき」「戦う中国で」
はせがわてんけい
はせがわてんけい ハセガハ― 【長谷川天渓】
(1876-1940) 評論家・英文学者。新潟県生まれ。本名,誠也。東京専門学校卒。雑誌「太陽」の編集に従事するとともに,ありのままの現実をとらえる「無思想」「無解決」の態度を説き,明治期の自然主義文学の推進者となった。評論「自然主義」など。
はせがわとうはく
はせがわとうはく ハセガハ― 【長谷川等伯】
(1539-1610) 安土桃山時代の画家。能登の人。名は又四郎・信春など。仏画師であったが,のち京に出て独自の日本的水墨画様式を展開。また,装飾的な金碧障壁画も描き,長谷川派を形成し狩野派に対抗した。代表作「松林図屏風」「枯木猿猴図」
はせがわとしゆき
はせがわとしゆき ハセガハ― 【長谷川利行】
(1891-1940) 洋画家。京都生まれ。上京してフォービスム風の奔放な独自の画境で下町風景を描いた。詩もよくした。代表作「新宿風景」
はせがわにょぜかん
はせがわにょぜかん ハセガハ― 【長谷川如是閑】
(1875-1969) 評論家。東京生まれ。本名,万次郎。東京法学院卒。大正デモクラシー期に新聞記者として民主主義的論説を展開。のち大山郁夫らと雑誌「我等」を刊行しリベラリストとして活躍。第二次大戦後幅広い文筆活動を続けた。著「ある心の自叙伝」
はせがわは
はせがわは ハセガハ― 【長谷川派】
長谷川等伯を祖とし,その画風を伝える日本画の一派。等伯以後,雪旦・雪堤らが出た。長谷川流。
はせがわへいぞう
はせがわへいぞう ハセガハヘイザウ 【長谷川平蔵】
(1745-1795) 江戸中期の幕臣。御先手弓頭・火付盗賊改。老中松平定信の命で石川島人足寄場建設を建議。
はせがわまちこ
はせがわまちこ ハセガハ― 【長谷川町子】
(1920-1992) 漫画家。佐賀県生まれ。「夕刊フクニチ」「朝日新聞」に漫画「サザエさん」を連載し人気を博す。他に「意地悪ばあさん」「エプロンおばさん」など。
はせがわりゅう
はせがわりゅう ハセガハリウ 【長谷川流】
(1)剣道の一派。天正(1573-1592)の頃,長谷川宗喜が創始したもの。
(2)砲術の一派。安土桃山・江戸初期の長谷川八郎兵衛を祖とするもの。
(3)「長谷川派」に同じ。
はせくだる
はせくだ・る [0][4] 【馳せ下る】 (動ラ五[四])
(1)高い所から低い所へ走って降りる。「山道を―・る」
(2)都から地方へ急いで行く。「一万騎で山陽道へ―・る/平家 8」
はせくら
はせくら 【支倉】
姓氏の一。
はせくらつねなが
はせくらつねなが 【支倉常長】
(1571-1622) 江戸初期の仙台藩士。伊達政宗の命で1613年渡欧し,ローマで法王パウロ五世に謁見し,市民権を得た。奥州司教区の創設,通商の交渉は成功せず,20年帰国。
はせさんじる
はせさん・じる [5][0][1] 【馳せ参じる】 (動ザ上一)
〔サ変動詞「馳せ参ずる」の上一段化〕
「馳せ参ずる」に同じ。「主君の下へ―・じる」
はせさんずる
はせさん・ずる [5][0][1] 【馳せ参ずる】 (動サ変)[文]サ変 はせさん・ず
目上の人の所へ馬を走らせてかけつける。大急ぎで参上する。「 A 氏立つ,の報に多くの人が―・じた」
はせちがう
はせちが・う [0][4] 【馳せ違う】 (動ワ五[ハ四])
(人や車が)あちらこちらに走ってゆきちがう。「わたくしは出口を求めて,自動車の―・う広小路へ出た/濹東綺譚(荷風)」
はせつ
はせつ [0] 【跛説】
矛盾した説。また,かたよった説。
はせつける
はせつ・ける [4][0] 【馳せ着ける】 (動カ下一)[文]カ下二 はせつ・く
大急ぎで到着する。かけつける。「音楽会へ―・けた時には…終に近い頃であつた/うづまき(敏)」
はせでら
はせでら 【長谷寺】
(1)奈良県桜井市初瀬にある真言宗豊山派の総本山。山号は豊山。天武天皇の勅願により道明が草創した本(モト)長谷寺に始まる。のち聖武天皇の勅願寺。天正年間(1573-1592)専誉が再興。本尊の十一面観世音菩薩は長谷観音として著名。西国三十三所の第八番札所。桜・牡丹の名所。ちょうこくじ。はつせでら。泊瀬寺。初瀬寺。豊山(ブザン)寺。長谷観音。
(2)鎌倉市長谷にある浄土系単立宗教法人の寺。山号は海光山。天平年間(729-749)徳道が創建。坂東三十三所の第四番札所。長谷観音。新長谷寺。
はせのだいぶつ
はせのだいぶつ 【長谷の大仏】
⇒鎌倉大仏(カマクラダイブツ)
はせべ
はせべ 【長谷部】
姓氏の一。
はせべことんど
はせべことんど 【長谷部言人】
(1882-1969) 解剖学者・人類学者。東京生まれ。東大教授。人類学科を創設。国内の貝塚を発掘し,人骨や動物遺骨・遺物に関する広範な人類学的・先史学的研究の道を開いた。著「日本人の祖先」
はせまわる
はせまわ・る [0][4] 【馳せ回る】 (動ラ五[四])
あちこち走りまわる。急いで方々をまわる。また,馬で走りまわる。「夜の目も寐ずに方々を―・つた為め/鉄仮面(涙香)」
はせむかう
はせむか・う [0][4] 【馳せ向かう】 (動ワ五[ハ四])
急いでおもむく。かけつける。
はせめぐる
はせめぐ・る [0][4] 【馳せ廻る】 (動ラ五[四])
「馳せ回る」に同じ。「一つところを―・りたり/即興詩人(鴎外)」
はせもどる
はせもど・る [4][0] 【馳せ戻る】 (動ラ五[四])
走ってもどる。急いでもどる。かけもどる。「忘れ物を取りに―・る」
はせる
はせる【馳せる】
drive (車を);→英和
ride (馬を).→英和
はせる
は・せる [2] 【馳せる】 (動サ下一)[文]サ下二 は・す
(1)走る。急いで行く。「私しも昼夜兼行で―・せて来ました/鉄仮面(涙香)」
(2)走らせる。車・馬などを速く走らせる。「馬を―・せる」
(3)(気持ちなどを)遠くまで至らせる。「遠い国に思いを―・せる」
(4)(名前などを)広範囲に行きわたらせる。とどろかす。「文名を―・せる」「国中にその名を―・せる」
はせん
はせん【破線】
a broken line.
はせん
はせん [0] 【波線】
「〜〜」のような波状の線。なみ線。
はせん
はせん [0] 【破船】
座礁や荒天などで船が破壊されること。また,その船。難破船。
はせん
はせん【波線】
a wave;→英和
a wavy line.
はせん
はせん [0] 【破線】
「……」のように切れ目の入った線。
はせん
はせん [0] 【播遷】
遠くさすらうこと。「我が王…先王―の後徒に虚器を擁するのみ/佳人之奇遇(散士)」
はぜ
はぜ
《魚》a goby;→英和
《植》a wax tree.
はぜ
はぜ [1] 【羽瀬】
「簀(ス)立て」に同じ。
はぜ
はぜ [1] 【櫨・黄櫨】
ハゼノキの別名。
はぜ
はぜ [1] 【粶・爆米】
もち米を煎(イ)ってはぜさせたもの。近世,正月の蓬莱(ホウライ)台の下に敷いたり屋敷内にまいたりした。雛(ヒナ)の節句の菓子ともした。
はぜ
はぜ
〔古くは「はせ」〕
陰茎の異称。[名義抄]
はぜ
はぜ [1] 【鯊・沙魚・蝦虎魚】
(1)スズキ目ハゼ亜目に属する魚の総称。多くは全長十数センチメートル。体は円柱形,目は頭上部に並ぶ。腹面が平らで,左右の腹びれが合して吸盤状となるものが多い。河口の汽水域や海水・淡水の水底にすむ。世界の広範囲に分布し,日本ではマハゼのほか,ドンコ・チチブ・ヨシノボリ・シロウオ・ムツゴロウなど約一五〇種が知られる。ふるせ。[季]秋。
(2)マハゼに同じ。
鯊(1)[図]
はぜうり
はぜうり 【粶売り】
近世,正月用の粶を売り歩いた人。
はぜうるし
はぜうるし [3] 【黄櫨漆】
(1)ヤマウルシの異名。
(2)ハゼノキの異名。
はぜせり
はぜせり 【羽挵り】 (名)スル
羽づくろい。「さて鳶(トビ)と申すものは―するものぢやが/狂言・柿山伏(天正本)」
はぜのき
はぜのき [1] 【櫨の木・黄櫨】
(1)ウルシ科の落葉高木。沖縄以南,南アジアに分布。採蝋(ロウ)のために各地で栽植される。樹皮は灰褐色。葉は大形の羽状複葉。雌雄異株。五月頃,淡黄色の小花を円錐状につける。紅葉が美しい。琉球櫨。ハジウルシ。ハジノキ。ハゼ。
〔「櫨の実」「櫨紅葉」は [季]秋〕
(2)ヤマハゼの別名。
櫨の木(1)[図]
はぜる
は・ぜる [2] 【爆ぜる・罅ぜる】 (動ザ下一)[文]ザ下二 は・ず
満ちて勢いよく裂ける。また,割れてとびちる。はじける。破裂する。「栗が―・ぜる」
はぜる
はぜる【爆ぜる】
pop;→英和
burst open.
はぜろう
はぜろう [2] 【黄櫨蝋】
「木蝋(モクロウ)」に同じ。
はそう
はそう [0] 【破窓】
破れた窓。
はそう
はそう [0] 【爬掻】 (名)スル
つめで掻くこと。「只其地面を―するに過ぎずと雖も/民約論(徳)」
はそう
はそう ハサフ [0] 【�・匜・半挿】
〔「はぞう」とも〕
(1)「はんぞう(半挿)」に同じ。
(2)特に考古学で須恵器の一器形にあてた名。丸い胴部に小さい孔があけられた口の広い小形壺。穴に竹の管を差し込み,液体を注ぐのに用いたとされる。
�(2)[図]
はそく
はそく [0] 【把捉】 (名)スル
しっかりつかむこと。とらえること。「文意を―する」
はそく
はそく [0] 【波束】
〔wave packet〕
波形が空間の有限な領域だけに限られている波。ある時刻での粒子の位置がわかっている場合,その粒子の波動関数として使われる。
はそん
はそん【破損】
damage.→英和
〜する[している]be damaged;be broken.
はそん
はそん [0] 【破損】 (名)スル
こわれること。いたむこと。「家屋が―する」「―箇所」
はぞり
はぞり [0][3] 【端反り】
⇒はたぞり(端反)
はた
はた [2][1] 【畑・畠】
はたけ。「―を打つ」
はた
はた【旗】
a flag;→英和
a banner;→英和
the colors (軍旗).〜を上げる(おろす) put up (lower) a flag.〜を振る wave a flag.
はた
はた [0] 【側・端・傍】
(1)物のふち。へり。「池の―」「道の―」
(2)(その人の)周囲。わき。そば。かたわら。「―の見る目」「―がうるさい」
はた
はた 【杯】 (接尾)
助数詞。「はい(杯){■二■(1)}」に同じ。「湯舟に藁(ワラ)をこまごまと切りて一―入れて/宇治拾遺 3」
〔多くの場合,数詞「ひと」に付き「ひとはた」の形で用いる〕
はた
はた [2] 【機】
布を織る機械。特に,手足で操作するもの。また,その機械で織った布。「―を織る」
はた
はた 【鰭】
魚のひれ。「鵜川立ち取らさむ鮎のしが―は我にかき向け思ひし思はば/万葉 4191」
はた
はた【機】
a loom.→英和
〜を織る weave.→英和
‖機織り a weaver (人).機織機 a power loom.
はた
はた [0] 【羽太】
スズキ目ハタ科のユカタハタ属・マハタ属などに属する海魚の総称。全長20〜100センチメートル。体は長楕円形で側扁し,頭部と口がやや大きい。日本近海に約六〇種が知られ,水産上重要な種も多い。マハタ・クエ・アカハタ・ホウキハタなど,多くは食用となる。温帯から熱帯の岩礁域に広く分布。
はた
はた [1] 【将】 (副)
ある物事,特に並列または対立する物事をとりあげて,推理・判断する気持ちを表す。
(1)また。あるいはまた。もしくは。「雲か―山か」「渠(カレ)はうれしとも―悲しとも思はぬ様なりし/源おぢ(独歩)」
(2)もしや。ひょっとしたら。「さ雄鹿の鳴くなる山を越え行かむ日だにや君が―逢はざらむ/万葉 953」
(3)そうはいうものの。しかし。さりとて。「しばし休らふべきに,―侍らねば/源氏(帚木)」
(4)思っていたとおり。はたして。「男の御かたち・有様,―さらにもいはず/源氏(明石)」
(5)やはりそうだなあという気持ちを表す。「ほととぎすはつこゑ聞けばあぢきなくぬし定まらぬ恋せらる―/古今(夏)」
→はたや(連語)
はた
はた [2] 【凧】
凧(タコ)のこと。[季]春。
はた
はた 【秦】
姓氏の一。漢氏(アヤウジ)と並ぶ古代の新羅系渡来氏族。養蚕をはじめ鉱山開発,灌漑・土木事業に従事した。山城国葛野(カドノ)郡を本拠に,近畿一帯に広く住し,平安京の建設にはその財力が大いに貢献したといわれる。
はた
はた 【二十】
数の名。にじゅう。「―とせ」「―ち」「十重―重(トエハタエ)」「十(トオ),―,三十(ミソ),四十(ヨソ)など数ふるさま/源氏(空蝉)」
〔単独で使われることはごくまれ。多くは「ち」を伴って「はたち」の形で用い,また名詞・助数詞とともに用いる〕
はた
はた【傍(の者)】
others;outsiders.〜から見るほど楽ではない be not so easy as it looks.〜で見ると to outsiders.
はた
はた [2] 【旗・幡・旌】
(1)布・紙などで作り,竿(サオ)などの先に掲げてしるしとするもの。古くは縦長で上辺を竿に結ぶ流れ旗が多く,のち,上辺と縦の一辺を乳(チ)で竿にとめる幟(ノボリ)旗が増えた。古来,朝廷で儀式・祭礼の具として用い,また,軍陣では標式として用いた。現在は,国・組織などの象徴として用いるほかに,さまざまな標識・信号として用いる。
(2)旗じるし。「独立の―をかかげる」
(3)家紋の一。{(1)}を図案化したもの。
(4)「旗売り」の略。
(5)(「幡」と書く)〔仏〕
〔梵 patākā〕
仏・菩薩の威徳を示すための飾りの道具。大法要・説法などの時,寺院の境内や堂内に立てる。三角形の首部の下に細長い幡身(バンシン)をつけ,その下に数本のあしを垂れたもの。ばん。
はた=を巻(マ)く
――を巻(マ)・く
戦いに敗れて降参する。
はた=を振る
――を振・る
政治運動などで,人々の先頭に立って指揮をとる。
はた=を揚(ア)げる
――を揚(ア)・げる
〔後漢書(袁紹伝)〕
(1)兵を集めて戦いを起こす。
(2)新しく事を起こす。旗揚げをする。
はたあげ
はたあげ [4][0] 【旗揚げ】 (名)スル
(1)兵を集めて戦いを起こすこと。
(2)芸能・演劇などで,新しく一座を組むこと。「―の公演」
(3)組織・集団などを新しく作ること。また,その名乗りをあげること。「新党が―する」
はたあげ
はたあげ【旗揚げをする】
[挙兵]raise an army;→英和
rise in arms (反乱);start a (new) business (事業を起こす).
はたいた
はたいた [3][0] 【鰭板・端板】
壁・塀の羽目板に用いる板。また,その板を張った塀。
はたいと
はたいと [3] 【機糸】
機を織るのに用いる,経(タテ)・緯(ヨコ)の糸。
はたいも
はたいも [0] 【畑芋】
サトイモの別名。
はたいろ
はたいろ [0] 【旗色】
〔戦場で軍旗のひるがえる様子から〕
(1)勝負の形勢。争い・議論などの優劣の状態。「―が悪い」
(2)〔所属を示す旗の色から〕
所属。立場。きしょく。旗幟(キシ)。「―を鮮明にする」
はたいろ
はたいろ【旗色】
the tide <of (a) war> ;→英和
the situation (形勢).→英和
〜が良い(悪い) The chances are in one's favor (against one).〜を見る sit on the fence.→英和
はたいろ=が悪い
――が悪・い
戦いで,形勢がよくない。
はたうち
はたうち [0][4] 【畑打ち】 (名)スル
種まきの準備などのため,畑の土を掘り起こすこと。また,その人。[季]春。
はたうり
はたうり [0] 【旗売り】 (名)スル
取引で,空売りをすること。旗。
はたえ
はたえ [2] 【二十重】
ものがいくえにもかさなり合うこと。「十重(トエ)―」
はたおさめ
はたおさめ [3] 【旗納め】
労働組合などで,年末に行う懇親会。
はたおり
はたおり [3][4] 【機織(り)】
(1)機で布を織ること。また,その人。
(2)「機織り虫」に同じ。[季]秋。「虫は…―,われから/枕草子 43」
はたおりどり
はたおりどり [4] 【機織鳥】
スズメ目ハタオリドリ科に属する鳥の総称。体長と体形はスズメに似る。木の枝や草などを編んで精巧な巣を作るものが多い。シャカイハタオリドリ・テンニンチョウ・キンランチョウなどアフリカや東南アジアに約一五〇種が知られる。
はたおりひめ
はたおりひめ [4] 【機織(り)姫】
織女星(シヨクジヨセイ)の異名。
はたおりむし
はたおりむし【機織虫】
a grasshopper.→英和
はたおりむし
はたおりむし [4] 【機織(り)虫】
キリギリスの古名。はたおり。
はたおりめ
はたおりめ [4] 【機織(り)女】
(1)機を織る女。
(2)キリギリスの古名。はたおり。
はたおるむし
はたおるむし 【機織る虫】
「機織り虫」に同じ。
はたがしら
はたがしら【旗頭】
a leader;→英和
a chief;→英和
a boss.→英和
はたがしら
はたがしら [3] 【旗頭】
(1)ある集団の長。「一軍の―となる」
(2)旗の上方。「判官の―にひらめきて/盛衰記 43」
(3)中世,地方の同族武士団の長。「清の党の―,芳賀兵衛入道禅可/太平記 19」
(4)近世,一朝事有る際に,諸侯を率いて京都防備にあたる者の俗称。
はたがね
はたがね [0] 【端金】
木工用締め付け具の一。金属製の角棒の両端にあごを設け,ねじで固定するもの。主に板類の木端(コバ)はぎなどに用いる。大型のものをバー-クランプという。
端金[図]
はたき
はたき [3] 【叩き】
(1)はたくこと。
(2)掃除用具の一。長い柄の先に束ねた布や羽根を付けたもの。障子の桟や器物などのほこりを払うのに用いる。「―をかける」
(3)失敗。損失。「わしが―がまだあるわい/滑稽本・浮世床(初)」
(4)「叩き込み」の略。
はたき
はたき【叩き】
a feather duster.〜をかける dust.→英和
はたきこみ
はたきこみ [0] 【叩き込み】
相撲の決まり手の一。低い体勢で出てくる相手を,体を開いて首筋・肩などをたたいて前へ倒す技。
はたぎょうれつ
はたぎょうれつ [3] 【旗行列】
祝いなどの際に,手に小旗を持った人が行列してねり歩くこと。
はたく
はたく【叩く】
[払う]dust;→英和
[打つ]strike;→英和
beat;→英和
empty <one's purse> (からにする).→英和
はたく
はた・く [2] 【叩く】 (動カ五[四])
(1)たたく。うつ。「頬(ホオ)を―・く」
(2)たたいて払う。払って除く。「塵を―・く」「煙管(キセル)を―・く/書記官(眉山)」
(3)財布などを逆さにして,中の金を全部出す。財産を使いつくす。「有り金を―・く」「何やかやで全く財布の底を―・き/怪談牡丹灯籠(円朝)」
(4)相撲で,相手の首や肩を上からたたいて前に落とす。
(5)搗(ツ)いて粉にする。「枯れたる樒(シキミ)を抹香に―・かせて/浮世草子・新永代蔵」
(6)失敗する。損失を出す。「―・きさうな芝居なり/黄表紙・艶気樺焼」
[可能] はたける
はたく
はたく [0] 【波磔】
隷書の横画の終筆部分に見られる三角状の払い。
→波勢
→八分(ハツプン)
はたぐ
はたぐ [2] 【機具】
機織りの道具。
はたぐも
はたぐも [3][0] 【旗雲】
旗のようにたなびいた雲。
はたけ
はたけ【畑】
(1) a field;→英和
a farm.→英和
(2)[専門]one's line[field].〜を耕す cultivate the fields.〜で働く work in the fields.〜違いである be out of one's line.
はたけ
はたけ【疥】
《医》psoriasis.
はたけ
はたけ [0] 【畑・畠】
〔「畑」「畠」はともに国字。古くは「白田(ハクデン)」と書かれ,「畠」はその二字を合わせたもの〕
(1)野菜・麦・果樹などを栽培する耕地。水をたたえていない耕地。はた。
(2)専門の領域・分野。「工学―」
(3)生まれ。出生。母胎。「―がちがう」
はたけ
はたけ [0] 【疥】
皮膚の病変。額や頬にできる円く,白い粉をふいたように見えるもの。学童期の子供に多い。皮脂の分泌低下などによるもので,伝染しない。顔面単純性粃糠疹(ヒコウシン)。
はたけ=に蛤(ハマグリ)
――に蛤(ハマグリ)
求めようとしても得られないことのたとえ。木によりて魚を求む。
はたけいね
はたけいね [4] 【畑稲】
陸稲(オカボ)の異名。
はたけいも
はたけいも [0][3] 【畑芋】
里芋の異名。はたいも。
はたけがさ
はたけがさ [3] 【疥瘡】
「疥(ハタケ)」に同じ。
はたけすいれん
はたけすいれん [4] 【畑水練】
(畑の中で水泳の練習をするように)実際の役には立たない練習。畳水練。
はたけだもの
はたけだもの [0] 【畠田物】
鎌倉時代から南北朝時代にかけて,備前国邑久(オク)郡畠田の畠田守家を始祖とする刀工の一派が鍛えた刀剣。
はたけちがい
はたけちがい [4] 【畑違い】
(1)専門とする領域と違うこと。「―の職につく」
(2)兄弟姉妹のうちで,母を異にすること。
はたけなか
はたけなか 【畠中】
姓氏の一。
はたけなかかんさい
はたけなかかんさい 【畠中観斎】
⇒銅脈先生(ドウミヤクセンセイ)
はたけみち
はたけみち [3] 【畑道】
畑の間を通っている道。はたみち。
はたけもの
はたけもの [0] 【畑物】
畑で栽培する作物。
はたけやま
はたけやま 【畠山】
姓氏の一。
(1)桓武平氏。村岡良文の子孫で秩父地方に拠点を置いた。
(2)清和源氏。足利氏の支族。室町幕府三管領家の一。
はたけやましげただ
はたけやましげただ 【畠山重忠】
(1164-1205) 鎌倉初期の武将。荘司次郎と称す。源頼朝に従い,有力御家人の一人となる。のち北条氏と対立,義時の大軍を武蔵二俣川に迎え撃って戦死した。
はたけやままさなが
はたけやままさなが 【畠山政長】
(1442-1493) 室町中期の武将。室町幕府の管領。伯父持国の養子となり,細川勝元らの援助により家督を継いだが,のち持国の実子義就(ヨシナリ)と対立,応仁の乱の発端をつくった。
はたけやまよしなり
はたけやまよしなり 【畠山義就】
(?-1490) 室町中期の武将。持国の子。持国の養子政長と家督を争う。一時,政長に追われて各地に逃れたが,のち山名宗全の支援を得て反撃,応仁の乱の発端をつくった。
はたこ
はたこ
田子(タゴ)に対する畑子で,農夫の意。「―らが夜昼と言はず行く道を/万葉 193」
はたご
はたご [0] 【旅籠】
(1)「旅籠屋」に同じ。
(2)馬の飼料を入れて,旅などに持ち運んだかご。[和名抄]
(3)食物や身の回りの品を入れて運んだ,旅行用の器。また,その食物。「しろがねの―一掛/宇津保(吹上・上)」
(4)宿屋の食事。「出立(デタチ)の―をうち食ひ/仮名草子・東海道名所記」
(5)宿屋の食事代。「宿賃は―か木賃でござりますが/歌舞伎・敵討浦朝霧」
はたごうま
はたごうま 【旅籠馬】
旅籠{(3)}を運ぶ馬。「こはいかがせんずる。御―にや,もしある,と問へば/宇治拾遺 7」
はたごせん
はたごせん [3] 【旅籠銭】
宿屋の宿泊費。
はたごどころ
はたごどころ 【旅籠所】
道中で,旅人が食事をしたり,休んだりした所。「―とおぼしきかたより…,まづ出だしたり/蜻蛉(上)」
はたごぶるい
はたごぶるい 【旅籠振るひ】
旅を無事に終えた時に催す祝宴。旅籠振る舞い。「―のあるじする日/宇津保(祭の使)」
はたごや
はたごや [0] 【旅籠屋】
江戸時代,旅人を泊め,食事を供することを業とした家。公用以外の武士や一般庶民が利用した。はたご。
はたさく
はたさく [0] 【畑作】
畑に作物を作ること。また,その作物。
はたさし
はたさし [4] 【旗指・旗差】
(1)戦場で,大将の旗印を持つ侍。馬に乗って先頭を進む。旗手。旗持ち。
(2)「旗指物」の略。
はたさしもの
はたさしもの [4][3] 【旗指物】
昔,鎧(ヨロイ)の背中にさして戦場で目印とした小旗。はたさし。
はたさはちろう
はたさはちろう 【秦佐八郎】
(1873-1938) 細菌学者。島根県生まれ。慶大教授。ドイツのコッホ研究所で免疫学を学び,1910年エールリヒと共同で梅毒の化学療法剤サルバルサンを発見。
はたざお
はたざお [0] 【旗竿】
(1)旗をつけて掲げる竿。
(2)アブラナ科の越年草。山野・海辺に自生。茎は直立し,高さ30〜90センチメートル。葉は互生し,披針形,基部は矢じり形で茎を抱く。春,茎頂に白色の小花を総状につける。果実は細長く上を向いてつき,裂開する。
旗竿(2)[図]
はたざお
はたざお【旗竿】
a flagpole;→英和
a flagstaff.→英和
はたしあい
はたしあい【果し合い】
⇒決闘.
はたしあい
はたしあい [0] 【果(た)し合い】
互いに命をかけて戦うこと。決闘。
はたしじょう
はたしじょう【果し状】
a challenge.→英和
はたしじょう
はたしじょう [0][3] 【果(た)し状】
果たし合いを申し込む書状。決闘状。
はたして
はたして【果して】
[思った通り](just) as one thought[expected];as was expected;at last (ついに);ever (疑問文で).→英和
はたして
はたして [2] 【果(た)して】 (副)
(1)〔漢文訓読に用いられた語〕
予想していたとおりであるさま。思ったとおり。やはり。「―昼過ぎから豪雨になった」「農家の門を外に出て見ると―見覚えある往来/武蔵野(独歩)」
(2)(疑問表現・仮定表現を伴って)疑いの気持ちや仮定であることを強調する語。ほんとうに。「―彼は何者か」「―結末はいかに」
はたしまなこ
はたしまなこ [4] 【果(た)し眼】
果たし合いをするような鋭い目付き。「切歯して,扼腕(ヤクワン)して,―になつて/平凡(四迷)」
はたしん
はたしん [0] 【秦】
〔「秦」を「はた」と訓ずるところから〕
古代中国の「秦」を,同音の「晋」と区別する呼び方。
→すすむしん
はたじるし
はたじるし [3] 【旗印・旗標】
(1)旗に紋や字を染め抜いて,戦場での目印とするもの。
(2)団体などが行動の目標として掲げる主義・主張。「反戦の―の下に合同する」
はたじるし
はたじるし【旗印】
a flag mark[design];a slogan (標語).→英和
はたじろ
はたじろ [0] 【端白】
マハタの異名。
はたす
はたす【果たす】
[成就]achieve;→英和
finish;→英和
[実行]realize;→英和
carry out.
はたす
はた・す [2] 【果(た)す】 (動サ五[四])
(1)しなければならないことやしようと思っていたことをし終える。なしとげる。「念願を―・す」「長年の望みを―・す」「目的を―・す」「使命を―・す」「約束を―・す」
(2)物が,その働きをする。機能する。「本棚が仕切りの役も―・す」
(3)動詞の連用形の下に付いて,すっかり…してしまう,…し尽くすなどの意を表す。「小遣いを使い―・す」
(4)願(ガン)がかなって,願ほどきをする。「住吉の御社を始め―・し申し給へ/源氏(若菜上)」
(5)殺す。「是非出でよ,―・さん,とののしるに/咄本・醒睡笑」
〔「果てる」に対する他動詞〕
[可能] はたせる
はたすそご
はたすそご [3][4] 【端裾濃】
鎧(ヨロイ)の縅(オドシ)の一。鎧の袖・草摺(クサズリ)の左右両端を濃く,他を淡くしたもの。
はたせるかな
はたせるかな [3] 【果(た)せる哉】 (副)
思ったとおり。はたして。「この無謀な計画は―失敗に終わった」
はたそで
はたそで [0] 【端袖・鰭袖】
袍(ホウ)・直衣(ノウシ)・直垂(ヒタタレ)など一幅(ノ)より広い袖で,袖口側の一幅または半幅の部分。
→奥袖
はたぞり
はたぞり [0] 【端反り】
茶碗・鉢など,器物の縁が外に反っている形。はぞり。
はたたがみ
はたたがみ 【霹靂神】
鳴りとどろく雷。いかずち。[季]夏。「―物さはがしくなりければ/浄瑠璃・布引滝」
はたたき
はたたき [2] 【羽撃き】
〔「はだたき」とも〕
はばたき。「雁が鳴きつつ―をして/雁(鴎外)」
はたたき
はたたき [2] 【刃叩き】
肉や魚を包丁の刃で叩いて細かくすること。
はたたく
はたた・く (動カ四)
雷などがとどろき鳴る。はためく。「みな月の照り―・くにも障らず来たり/竹取」
はたたく
はたた・く [3] 【羽撃く】 (動カ五[四])
はばたく。「鶏の羽さへ―・くに懶げで/婦系図(鏡花)」
はたたてだい
はたたてだい [4] 【旗立鯛】
スズキ目の海魚。全長約20センチメートル。体形はエンゼルフィッシュに似る。体色は白色の地に二本の太い黒色横帯が走り,背から尾にかけては黄色い。背びれの一部が長く伸び白く美しい。観賞魚とされる。相模湾以南の暖海のサンゴ礁などに分布。
はただいしょう
はただいしょう [3] 【旗大将】
(1)「旗奉行(ハタブギヨウ){(1)}」に同じ。
(2)一隊の長。旗頭。「一方の―/浄瑠璃・忠臣蔵」
はたち
はたち [0] 【畑地】
畑としている土地。
はたち
はたち【二十(歳)】
twenty.→英和
〜代の[で]in one's twenties.
はたち
はたち [1] 【二十・二十歳】
(1)二〇歳。
(2)二〇。「比叡の山を―ばかり重ね上げたらむほどして/伊勢 9」
はたて
はたて 【果たて・極・尽】
端。はし。はて。「国の―に咲きにける桜の花の/万葉 1429」
はたと
はたと
[急に]suddenly.〜行きづまる be (completely) at a loss <what to do,for an answer> .→英和
〜打つ slap <one's knee> .→英和
はたと
はたと [1] (副)
(1)急に物を打ったりするさま。「ひざを―打つ」
(2)新しい状況や考えが突然表れるさま。「―気づく」「―出くわす」
(3)にらむさま。「―にらむ」
(4)完全に。全く。「―忘れた」
(5)しっかりと。きちんと。「其行ふべき事を―行ふぞ/史記抄 10」
はたとせ
はたとせ [2] 【二十歳】
20年。
はたなか
はたなか [0] 【畑中】
畑の中。また,畑に囲まれたところ。
はたねずみ
はたねずみ [3] 【畑鼠】
(1)ネズミの一種。体長約11センチメートル。背は茶褐色で,腹は灰白色。尾は短く,耳介は小さい。草原や畑にトンネルを掘ってすみ,草木の根を食う。時に大増殖して樹木に大きな害を与える。本州以南に分布。のらねずみ。はたけねずみ。
(2){(1)}を含むハタネズミ亜科の齧歯(ゲツシ)類の総称。一〇〇種以上が属す。
はたの
はたの 【波多野】
姓氏の一。
はたのかわかつ
はたのかわかつ 【秦河勝】
推古朝の官人。聖徳太子に仕えた。603年太子の命で山城国葛野(カドノ)郡(太秦)に蜂岡寺(広隆寺)を建てたという。
はたのせいいち
はたのせいいち 【波多野精一】
(1877-1950) 哲学者。長野県生まれ。ケーベルに師事。京大で宗教学を講じ,宗教哲学の基礎を築いた。著「西洋哲学史要」「宗教哲学」「時と永遠」など。
はたのりゅう
はたのりゅう 【波多野流】
平曲の流派の一。江戸初期,波多野検校(ケンギヨウ)を流祖とする。一方(イチカタ)流の系統。1911年(明治44)に没した藤村検校をもって断絶。
はたはた
はたはた【鰰】
《魚》a sandfish.
はたはた
はたはた [0][4] 【螇蚸】
バッタの異名。[季]秋。《―はわぎもが肩を越えゆけり/山口誓子》
はたはた
はたはた [0][4] 【鰰・鱩】
スズキ目の海魚。全長約25センチメートル。体形はやや細長く強く側扁する。背は黄褐色で黒褐色の斑紋があり,腹は銀白色。冬,秋田・山形両県沿岸では産卵のために接岸する際に漁獲する。食用。卵は「ぶりこ」と呼ばれる。日本海から北太平洋にかけて広く分布。カミナリウオ。カタハ。ハダハダ。[季]冬。
→しょっつる
鰰[図]
はたはた
はたはた [1] (副)
(1)旗などが風に吹かれてひるがえるさま。また,その音を表す語。「旗が―(と)ひるがえる」
(2)鳥などの羽ばたくさま。「小さな蝶が,―と脆い羽を揺らめかして/日本北アルプス縦断記(烏水)」
(3)物が当たって鳴る音を表す語。また,雷の鳴る音を表す語。「戸を―とたたけるに/宇治拾遺 2」
(4)事態が急速に進行するさま。また,あわただしいさま。「太夫―と来て/浮世草子・禁短気」
(5)言動のはっきりしたさま。「人の前にては,―と物をいふべし/毛端私珍抄」
はたば
はたば [0] 【機場】
(1)機を織る場所。
(2)機織りの盛んな土地。機業地。
はたばる
はたば・る 【端張る】 (動ラ四)
(1)幅が広くなる。大きくなる。「太くたくましきこたへ馬の―・りたる逸物なり/盛衰記 36」
(2)威張る。「執権の威を―・り/浄瑠璃・花飾」
はたび
はたび [2][1] 【旗日】
〔国旗を掲げることから〕
国の定めた祝日。
はたびらき
はたびらき [3] 【旗開き】
労働組合などで,一年間の闘争を始めるにあたって年始に開く懇親会。
はたふり
はたふり [4][3] 【旗振り】
(1)合図などのために旗を振ること。また,その人。
(2)ある事柄を推進すべく率先して周囲に呼びかけること。音頭取り。「後援会設立の―役」
はたぶぎょう
はたぶぎょう [3] 【旗奉行】
(1)武家の職名。旗を守る役。旗大将。幟(ノボリ)奉行。
(2)江戸幕府の職名。徳川家の軍旗・馬標(ウマジルシ)その他の旗を管理する役。
はたほこ
はたほこ [0] 【幢・幡幢】
〔「はたぼこ」とも〕
法会(ホウエ)などで寺の庭に立てる小さい旗を先につけたほこ。どう。
はたまた
はたまた [1] 【将又】 (接続)
それともまた。あるいは。「鳥か飛行機か,― UFO か」
はたみち
はたみち [2] 【畑道】
「はたけみち(畑道)」に同じ。
はたむすび
はたむすび [3] 【機結び】
糸の結び方の一。一方を固定して結ぶこま結び。機のたて糸,縫い物や編み物の中途などで糸をつぐときに用いる。
はため
はため [0] 【傍目】
当事者以外の人がそばから見た感じ。他人の目。「―にも気の毒なほどおちこんでいる」
はためいわく
はためいわく [3] 【傍迷惑】 (名・形動)[文]ナリ
そばの人の迷惑になる・こと(さま)。「まったく―な話だ」
はためく
はため・く [3] (動カ五[四])
〔「はた」は擬音語〕
(1)鳴り響く。響き渡る。「雷おどろ��しくなり―・き/当世書生気質(逍遥)」
(2)布・紙などが風に吹かれてひるがえる。また,はたはたと音を立てる。「風に―・く万国旗」
(3)ゆらゆら動く。「舌は焔のやうに―・き合ひたり/今昔 14」
はためく
はためく
flutter <in the wind> .→英和
はたもち
はたもち [4][3] 【旗持(ち)】
旗を持つ役目。はたさし。旗手。
はたもと
はたもと [0] 【旗本】
(1)軍陣で大将のいる所。本陣。本営。
(2)大将の近くにあってこれを護衛する家臣団。麾下(キカ)。
(3)江戸時代,将軍直属の家臣のうち,禄高一万石以下で御目見(オメミエ)以上の格式を有する者。御目見以下の御家人とあわせて直参(ジキサン)という。
はたもとはちまんき
はたもとはちまんき [7][0] 【旗本八万騎】
徳川将軍家の旗本の数を称したもの。旗本は,実際には五千を少し上回る程度であったが,御家人と陪臣を含めれば,約八万騎であった。
はたもとやっこ
はたもとやっこ [5] 【旗本奴】
江戸時代,旗本の青年武士で集団をなし,はでな服装をして,無頼を働いたもの。神祇組(ジンギグミ)・白柄組・六法組などが知られ,首領株に水野十郎左衛門がいた。
→町奴
はたもの
はたもの 【機物】
(1)布を織る道具。はた。「―の踏み木持ち行きて/万葉 2062」
(2)機で織ったもの。織物。「織り継がむ我が―の白き麻衣/万葉 1298」
(3)〔もと織機を利用したことから〕
はりつけ用の台木。また,はりつけ。「縄を以て四の支(エダ)を―に張り付けて/今昔 16」
はたもの
はたもの [2] 【畑物】
畑でできる物。野菜類。はたけもの。
はたや
はたや 【将や】 (連語)
もしかすると…か。あるいは。「み吉野の山のあらしの寒けくに―今夜(コヨイ)も我(ア)がひとり寝む/万葉 74」
はたや
はたや [2] 【機屋】
(1)機を織る建物。機殿。
(2)機を織ることを職業とする家。また,その人。
はたやき
はたやき [0] 【畑焼(き)】
畑の作物の枯れ残りや枯れ草を焼くこと。灰を肥料にしたり害虫の予防のために行う。
はたやはた
はたやはた 【将や将】
ひょっとして。万一。もしや。「痩(ヤ)す痩すも生けらばあらむを―鰻(ムナギ)を捕ると川に流るな/万葉 3854」
はたらかす
はたらかす【働かす】
set[put] <a person> to work;→英和
make <a person> work;work <a machine> ;use <one's head> .→英和
想像力を〜 give play to one's imagination.
はたらかす
はたらか・す [0][4] 【働かす】
■一■ (動サ五[四])
(1)労働をさせる。働かせる。「社員を気持ちよく―・す」
(2)機能を発揮させる。活用する。「頭を―・す」
(3)動かす。身動きする。「毒虫どもが…刺し食ひなどしけれども,ちとも身をも―・さず/平家 5」
■二■ (動サ下二)
⇒はたらかせる
はたらかせる
はたらか・せる [0] 【働かせる】 (動サ下一)[文]サ下二 はたらか・す
「働かす」に同じ。「想像力を―・せる」「知恵を―・せる」
はたらき
はたらき [0] 【働き】
(1)働くこと。仕事をすること。「―に出る」
(2)働くことに伴って生ずるもの。収入・実績・功績など。「―が少ない」「―が悪い」「―が認められる」
(3)物の果たす機能・役割。他のものに及ぼす作用・影響。また,その程度。「胃の―が鈍る」「引力の―」「磁石の―」
(4)動くこと。「袖長クテ手ノ―ガ悪イ/ヘボン」
(5)戦場に出かけること。また,戦闘。「三之山へ御―の時は,伊東へ足軽を隠し遣り候ひて/上井覚兼日記」
(6)悪事をはたらく者。すり・強盗など。「―が二人うせたと木戸でいひ/柳多留 8」
(7)(「活」とも書く)文法における,語尾の変化。活用。「―のある語」
(8)能の用語。
(ア)象徴的表現である舞に対して,具体的で特定の意味をもつ動作のこと。働き事。
(イ)「舞働(マイバタラ)き」に同じ。
(9)歌舞伎の囃子(ハヤシ)の一。能の舞働きの囃子が取り入れられたもの。鬼などの激しい動きがクライマックスに達する時に奏される。舞働き。
はたらき
はたらき【働き】
(1)[労働]work;→英和
labor;→英和
[活動]action;→英和
activity.→英和
(2)[機能]function.→英和
(3)[功績]an achievement;services.(4)[才能]ability.→英和
〜のある able;→英和
capable.→英和
はたらきあり
はたらきあり【働き蟻】
a worker ant.
はたらきあり
はたらきあり [4] 【働き蟻】
アリ類やシロアリに見られる雌アリで,営巣,食物の採集・貯蔵,女王アリ・雄アリの世話,食物運びなどの労働をするもの。羽はなく,小形で生殖機能が退化している。職蟻(シヨクギ)。
はたらきかけ
はたらきかけ [0] 【働き掛け】
働きかけること。「停戦の―をする」
はたらきかける
はたらきかける【働き掛ける】
approach <a person> ;→英和
appeal to <a person> .
はたらきかける
はたらきか・ける [6] 【働き掛ける】 (動カ下一)[文]カ下二 はたらきか・く
相手に向かって積極的に動作・作用をしかける。「両国に―・けて和平を実現する」
はたらきぐち
はたらきぐち [0][4] 【働き口】
働いて賃金を得るところ。職場。「―を探す」
はたらきぐち
はたらきぐち【働き口】
a job;→英和
a position.→英和
はたらきことば
はたらきことば [5] 【働き詞】
(1)「用言」の旧称。
(2)「動詞」の旧称。活用言。[ヘボン]
はたらきざかり
はたらきざかり【働き盛りである】
be in the prime of life.
はたらきざかり
はたらきざかり [5] 【働き盛り】
人の一生のうち,最も仕事に熱が入り成果の上がる年頃。壮年期。
はたらきづめ
はたらきづめ [0] 【働き詰め】
休みなく働くこと。「―に働く」
はたらきて
はたらきて [0] 【働き手】
(1)働いて一家の生計を支える人。「―を失う」
(2)よく働く人。働き者。
はたらきて
はたらきて【働き手】
a worker;→英和
a hand;→英和
a breadwinner (一家の).→英和
はたらきばち
はたらきばち [4] 【働き蜂】
ミツバチなど社会生活を営むハチのうち,巣を作ったり蜜を集めるなどの労働を行う雌のハチ。生殖機能が退化している。職蜂(シヨクホウ)。
はたらきばち
はたらきばち【働き蜂】
a worker bee.
はたらきもの
はたらきもの【働き者】
a hard worker.
はたらきもの
はたらきもの [0] 【働き者】
よく働く人。
はたらく
はたら・く [0] 【働く】 (動カ五[四])
(1)肉体・知能などを使って仕事をする。一生懸命にする。「―・いたあとは飯がうまい」「このプロジェクトの中心になって―・く」
(2)職業・業務として特定の仕事をもつ。「―・きながら大学を卒業した」
(3)機能を発揮する。効果・作用が十分現れる。「もう疲れて頭が―・かなくなってしまった」「勘が―・く」「なかなか悪知恵の―・くやつだ」「遠心力が―・く」
(4)そのものとしての力が生かされる。役に立つ。「このねじは―・いていない」「制御装置が―・く」
(5)悪いことをする。「乱暴を―・く」「盗みを―・く」「不正を―・く」
(6)語尾が変化する。活用する。
(7)動く。体を動かす。「鯉・鯛は生きて―・くやうにて同じ作り枝につけたり/宇津保(蔵開下)」
(8)出撃する。出撃して戦う。「丸子の城へ―・かんとて/三河物語」
[可能] はたらける
はたらく
はたらく【働く】
work <for a company> (勤務);→英和
act <on> (作用する);→英和
do <evil> ;→英和
commit <a crime> (悪事を).→英和
はたり
はたり [2][3] (副)
(1)「はたと{(2)}」に同じ。「思ひ懸けない人に―と出会つた/道草(漱石)」
(2)軽いものが落ちたり,当たったりする音を表す語。「見かけたる書を,おぼえず手の中より―とおとすぞ/中華若木詩抄」
はたりす
はたりす [0] 【畑栗鼠】
リスの一種。体長約20センチメートル。リス類としては尾・四肢・耳が短い。平原の砂地に穴を掘ってすむ。中国からヨーロッパ東部にかけて分布する。
はたる
はた・る 【徴る】 (動ラ四)
催促する。促し責める。また,とりたてる。「その兄,あながちに乞ひ―・りき/古事記(上訓)」
はたん
はたん【破綻】
breakdown;→英和
failure;→英和
ruin.→英和
〜を生じる fail;→英和
be ruined;break down.
はたん
はたん [0] 【破綻】 (名)スル
(1)着物などがやぶれほころびること。「処々―して垢染みたる朝衣を穿ちたり/経国美談(竜渓)」
(2)まとまっている状態が維持できなくなること。成り立たなくなること。「生活が―する」
はたんきょう
はたんきょう [0] 【巴旦杏】
(1)スモモの一品種。果実は大きい。熟すと赤い表皮に白粉を帯びて,甘い。食用。[季]夏。
(2)アーモンドの別名。
はだ
はだ【肌】
the skin.→英和
〜が合う(合わない) can(not) get on well <with> (気質);(do not) like.→英和
〜をぬぐ strip oneself to the waist.→英和
‖詩人肌 <be> something of a poet.
はだ
はだ [1] 【肌・膚】
(1)人のからだの表皮。皮膚。はだえ。「―が荒れる」
(2)物の表面。きめ。「木の―」
(3)性質。気質。気性。「学者―」
はだ
はだ (副)
たいそう。非常に。「多胡の崎木(コ)の暗(クレ)茂(シゲ)にほととぎす来鳴きとよめば―恋ひめやも/万葉 4051」
はだ=が合う
――が合・う
気性が合う。気が合う。うまが合う。「彼とはどうも―・わない」
はだ=で感じる
――で感・じる
直接経験する。「戦争の残酷さを―・じる」
はだ=に粟(アワ)を生ずる
――に粟(アワ)を生・ずる
恐怖や寒さなどのため,肌に粟のようなつぶつぶが生じる。鳥肌が立つ。
はだ=を入れる
――を入・れる
肌脱ぎにしていた着物を着直す。
はだ=を合わせる
――を合わ・せる
(1)男女が肉体関係を結ぶ。
(2)しめしあわせる。ぐるになる。腹を合わせる。「此の惣兵衛と―・せ,羽交(ハガイ)に付て廻らつしやれ/浄瑠璃・淀鯉(上)」
はだ=を汚(ケガ)す
――を汚(ケガ)・す
女性が守ってきた純潔を失う。
はだ=を脱ぐ
――を脱・ぐ
(1)肌脱ぎになる。
(2)人のために力を尽くす。ひとはだ脱ぐ。
はだ=を許す
――を許・す
(1)女が男に身をまかせる。
(2)警戒心をとく。信用する。心を許す。「餌(エバ)にかうて―・さする一つの方便(テダテ)/浄瑠璃・御所桜」
はだあい
はだあい【肌合】
⇒性格.
はだあい
はだあい [0] 【肌合(い)】
(1)物の表面の感じ。肌ざわり。「磁器のような―」
(2)その人を特徴づけている気質。また,人や作品から受ける感じ。「兄弟の中では一人だけ―が違う」
(3)威勢がよいこと。勇み肌。「あの人も―なしやうばいをしてゐるから/安愚楽鍋(魯文)」
はだあれ
はだあれ [0] 【膚荒れ】
皮膚が荒れること。皮膚がかさかさになること。
はだい
はだい [0] 【破題】
〔冒頭から直ちにその題意を述べる意〕
詩賦の起首,八股(ハツコ)文の首の二句などをいう。
はだい
はだい [0] 【歯代】
〔「歯」は車輪のふちの意〕
車代。人力車などの借り賃。「―の安さ顕はれて/別れ霜(一葉)」
はだいうす
はだいうす 【破提宇子】
キリシタン批判書。1620年刊。もとイエズス会士である日本人ハビアンの著。禅僧からキリシタンとなったハビアンが棄教後,キリスト教排撃のため執筆。はデウス。
はだいろ
はだいろ [0] 【肌色】
(1)人の肌のような色。やや赤みを帯びた薄い黄色。
(2)器物の地肌の色。
はだうす
はだうす [0] 【肌薄・膚薄】 (形動)[文]ナリ
やせて肉が薄いさま。また,薄着なさま。「―な胸を透かして/歌行灯(鏡花)」
はだえ
はだえ [0][3] 【肌・膚】
(1)皮膚。はだ。「―は雪の如くにて/朱雀日記(潤一郎)」
(2)刀剣の表面。
はだおび
はだおび [3] 【肌帯】
肌に直接する帯。ふんどしのこと。
はだか
はだか [0] 【裸】
(1)衣服を着けていないこと。[季]夏。「着物を脱いで―になる」
(2)おおうものがないこと。むきだしの状態。「お札を―で出す」「―電球」
(3)財産や持ち物が全くないこと。無一物。「―になって出直す」
(4)隠し事の全くないこと。「―のつきあい」
はだか
はだか【裸の】
naked;→英和
bare;→英和
uncovered.〜になる strip oneself;become penniless (無一文に).〜にする strip <a person> naked.
はだか=で物を落とす例(タメシ)なし
――で物を落とす例(タメシ)なし
もともと何も持っていない者は何も失わない。
はだか=で道中なるものか
――で道中なるものか
無一物では旅行できない。何をするにもそれ相応の準備が必要である。
はだかいっかん
はだかいっかん [6] 【裸一貫】
自分のからだのほかには何もないこと。「―からたたきあげる」
はだかいっかん
はだかいっかん【裸一貫】
<start> from scratch.
はだかいわし
はだかいわし [4] 【裸鰯】
(1)ハダカイワシ目ハダカイワシ科に属する深海魚の総称。
(2){(1)}の一種。全長約20センチメートル。体形はイワシに似る。全身黒褐色で体側に真珠のような発光器が散在し,鱗(ウロコ)ははげやすい。深海魚であるが,夜間は海面近くまで浮上する。南日本の大陸棚からインド洋にかけて分布。
はだかうま
はだかうま [3][0] 【裸馬】
鞍のおいていない馬。
はだかうま
はだかうま【裸馬】
an unsaddled horse.
はだかおどり
はだかおどり [4] 【裸踊り】
はだかで踊る踊り。
はだかがね
はだかがね [0][3] 【裸金】
紙などに包んでいない,むきだしの金。はだかきん。
はだかぎ
はだかぎ [3] 【裸木】
バクチノキの異名。樹皮がはげ落ち人肌色であることから,博打(バクチ)に負けて裸になった人にみたてていう。
はだかぐら
はだかぐら [0] 【裸鞍】
四方手(シオデ)・切付(キツツケ)などの付属具をつけていない鞍。
はだかじろ
はだかじろ 【裸城】
櫓(ヤグラ)・濠(ホリ)などの外郭を失って,防御の備えのない城。[日葡]
はだかせん
はだかせん [0] 【裸線】
ビニールなどの絶縁物でおおっていない,むき出しの電線。
はだかそうば
はだかそうば [4] 【裸相場】
権利を含まない値段。株式では配当や増資・新株割り当ての権利を除いた値,公社債では経過利子を含まない値をいう。
はだかつるはぎ
はだかつるはぎ 【裸鶴脛】
すっかりあらわになった脛。「―にて走らせ給ひて/宇津保(蔵開中)」
→鶴脛
はだかでんきゅう
はだかでんきゅう [4] 【裸電球】
笠(カサ)などのおおいのない電球。
はだかねだん
はだかねだん [4] 【裸値段】
⇒裸相場
はだかひゃっかん
はだかひゃっかん 【裸百貫】
無一物でも,なお銭百貫文の価値があるということ。多く,男にいう。裸が百貫。「男は―たとへてらしても世はわたる/浮世草子・五人女 1」
はだかび
はだかび [3] 【裸火】
おおいやかこいがなく,炎が露出して燃えている火。
はだかぶみ
はだかぶみ [3][4] 【裸文】
上包みをしない書状。封筒に入れていない手紙。
はだかへび
はだかへび [4] 【裸蛇】
アシナシイモリの別名。
はだかまいり
はだかまいり [4] 【裸参り】
寒の行として裸で神社や寺院に参詣すること。[季]冬。
はだかまつり
はだかまつり [4] 【裸祭(り)】
褌(フンドシ)一つの若者が神輿(ミコシ)をかついだり,もみ合ったりすることを特色とする祭り。正月の修正会(シユシヨウエ),六月の川祭り,夏越(ナゴシ)に行う地方が多い。岡山県西大寺・愛知県国府宮・福岡県筥崎宮などのものが有名。
はだかみ
はだかみ [3] 【裸身】
(1)はだかのからだ。裸体。
(2)抜き身。
はだかむぎ
はだかむぎ [4] 【裸麦】
イネ科の越年草,オオムギの一品種。実と殻とが離れやすい。関東以西で,食糧・馬糧として栽培。ぼうずむぎ。
はだかむぎ
はだかむぎ【裸麦】
rye.→英和
はだかやま
はだかやま [0] 【裸山】
樹木を伐採して山肌の現れた山。はげやま。
はだかりまわり
はだかりまわり [5] 【裸利回り】
株式の配当利回りの計算で,増資が予想される場合,増資の条件をおりこみ権利落ち後の株価を計算して得られる増資後の配当利回りのこと。
はだかる
はだか・る [3][0] 【開かる】 (動ラ五[四])
〔「はたかる」とも〕
(1)手や足を大きく広げて立つ。「門口に―・る」「行く手に―・る」
(2)衣服の襟元・裾などが乱れて開く。「寝衣の襟の,―・つたのを切なさうに掴みながら/婦系図(鏡花)」
(3)目・口などが大きく開く。「目口―・りて思ゆる事限りなし/今昔 19」
(4)大きな態度をとる。「かか様の無い後下女に―・られ/柳多留 4」
はだかろうそく
はだかろうそく [4] 【裸蝋燭】
おおいをせず,むきだしで火をつけた蝋燭。
はだかんぼう
はだかんぼう [0] 【裸ん坊】
〔「はだかんぼ」とも〕
(1)裸の人。
(2)衣服・金銭などをすべて失うことのたとえ。
はだがけぶとん
はだがけぶとん [5] 【肌掛(け)布団】
〔「はだかけぶとん」とも〕
「肌布団(ハダブトン)」に同じ。
はだがたな
はだがたな 【肌刀】
懐中に持っている守り刀。懐刀(フトコロガタナ)。「喧嘩と言へば一番駈け,―差いた様な人/浄瑠璃・夏祭」
はだき
はだき【肌着】
an underwear;→英和
an undershirt.→英和
はだぎ
はだぎ [3][0] 【肌着】
肌にじかにつける衣類。下着。はだぎぬ。
はだぎぬ
はだぎぬ [3] 【肌衣】
「肌着」に同じ。
はだく
はだ・く 【刷く】 (動カ下二)
こする。掻く。かきなでる。「我顔の白物を―・けて/雑談 2」
はだく
はだ・く 【開く】 (動カ下二)
〔「はたく」とも〕
⇒はだける
はだける
はだ・ける [3][0] 【開ける】 (動カ下一)[文]カ下二 はだ・く
〔「はたける」とも〕
(1)衣服の襟元・裾などを広げる。「着物の前を―・ける」
(2)手足や目・口などを大きく開く。「声をいださんとて口を―・けるひまに/仮名草子・伊曾保物語」
はだける
はだける
open;→英和
uncover;→英和
expose.→英和
はだごえ
はだごえ [0][2] 【肌肥】
「種肥(タネゴエ)」に同じ。
はださびしい
はださびし・い [5] 【肌寂しい】 (形)
ひとり寝のため,異性の肌のぬくもりが恋しい。
[派生] ――さ(名)
はださむ
はださむ [0] 【肌寒】
秋が深まって肌寒く感じること。秋冷え。[季]秋。《―も残る寒さも身一つ/虚子》
はださむい
はださむ・い [4] 【肌寒い・膚寒い】 (形)[文]ク はださむ・し
〔「はだざむい」とも〕
(1)秋になって,肌に寒さを感じる。「朝夕は―・く感じる」
(2)なんとなく恐ろしくて,鳥肌が立つような感じだ。「―・い光景」
[派生] ――さ(名)
はだざむい
はだざむい【肌寒い】
chilly.
はだざわり
はだざわり [3] 【肌触り】
肌に触れた感じ。「―がよい」
はだざわり
はだざわり【肌触り】
the touch;→英和
the feel.→英和
〜が柔らかい feel soft.
はだし
はだし [0] 【裸足・跣】
〔「はだあし(肌足)」の転〕
(1)足に靴下やたびをはいていないこと。素足(スアシ)。また,素足のまま地面の上にいること。[季]夏。「―で土を踏む」
(2)〔「はだしで逃げる」意から〕
とてもかなわないほどにみごとであること。顔負け。現代語では多く名詞の下に付けて用いる。「玄人(クロウト)―」「専門家―」「唐土人(モロコシビト)の軽業(カルワザ)も是には―と/浮世草子・名残の友 2」
はだし
はだし【裸足】
bare feet.〜の barefoot(-ed).→英和
〜で <walk> barefoot.
はだし=で逃げる
――で逃・げる
その道の専門家でさえ,とてもかなわないと見て,あわててはだしで逃げ出す。非常にすぐれていることのたとえ。
はだしたび
はだしたび [4] 【跣足袋】
(1)地面を歩くように底を厚くした足袋。
(2)「地下足袋(ジカタビ)」に同じ。
はだしまいり
はだしまいり [4] 【跣参り】
誠の心を表すため,はだしで神仏に参詣すること。
はだしょう
はだしょう [3] 【肌性】
肌の性質。
はだすすき
はだすすき 【はだ薄】 (枕詞)
〔「はたすすき」とも〕
風になびく薄の穂,その穂の末(ウラ)の意から「穂に出づ」「裏」,地名「三穂」にかかる。「―穂にはな出でと思ひたる/万葉 3800」
はだずな
はだずな [0][2] 【肌砂】
鋳物の表面を滑らかにするために鋳型の表面に用いる砂。細かく,耐火度の高いものを使用する。
はだつき
はだつき [0] 【肌付き】
(1)皮膚のようす。肌の感じ。「ざらざらした―」
(2)じかに肌につけること。「―の胴巻」
(3)肌着。はだつけ。「空色の御―/浮世草子・一代男 6」
はだつけ
はだつけ [2] 【肌付け】
(1)「肌付き{(3)}」に同じ。
(2)馬具の一。二枚重ねの下鞍の,下のもの。
⇔切っ付け
はだに
はだに [0] 【葉蜱】
ハダニ科に属するダニの総称。体長0.5ミリメートル内外。植物の葉や茎に寄生して樹液を吸う害虫。日本にはリンゴハダニ・ミカンハダニ・スギノハダニなど五〇種以上が知られる。アカダニ。
はだぬぎ
はだぬぎ [0][4] 【肌脱ぎ】
和服の袖から腕を抜き,上半身の肌をあらわすこと。片肌脱ぎと両(モロ)肌脱ぎがある。[季]夏。
はだぬぐ
はだぬ・ぐ 【肌脱ぐ】 (動ガ四)
片袖または両袖をぬいで,肌をあらわす。
はだの
はだの 【秦野】
神奈川県中西部,丹沢山地南麓にある市。秦野盆地の中心地。かつてのタバコの産地。夏季は丹沢山地への登山客が多い。近年は住宅地化が進む。
はだのおび
はだのおび 【肌の帯】
ふんどし。下帯。肌帯。
はだばかま
はだばかま 【肌袴】
膝あたりまでの丈の,肌に直接つける袴。下袴。「鎧脱ぎ置き―をかき/盛衰記 35」
はだぶとん
はだぶとん [3] 【肌布団】
肌に直接かけて寝る,薄くて柔らかい掛け布団。肌掛け。肌掛け布団。
はだみ
はだみ【肌身離さず持つ】
carry <a thing> with one.
はだみ
はだみ [1][2] 【肌身】
はだ。体。身体。
はだみ=離さず
――離さず
いつもからだから離さないで。「―持ち歩く」
はだやき
はだやき [0] 【肌焼(き)】
熱処理により表面の炭素を多くし,焼き入れした鋼。表面が硬く,内部はねばりがあり,耐摩耗性を要する部品に用いる。肌焼き入れ。
はだよしがみ
はだよしがみ [4] 【肌吉紙】
甲斐国(今の山梨県)で抄造した糊入奉書紙。武田家の御用紙。
はだら
はだら 【斑】 (形動ナリ)
「はだれ{■一■}」に同じ。「庭も―にみ雪降りたり/万葉 2318」
はだらゆき
はだらゆき [3] 【斑雪】
⇒はだれゆき(斑雪)
はだれ
はだれ 【斑】
■一■ (形動ナリ)
雪がはらはらと降るさま。また,うっすらと一面に積もるさま。はだら。「冬の夜の庭も―に降る雪の/古今(雑体)」「沫雪か―に降ると見るまでに/万葉 1420」
■二■ (名)
「斑雪(ハダレユキ)」の略。「笹の葉に―降り覆ひ消(ケ)なばかも/万葉 2337」
はだれしも
はだれしも 【斑霜】
まだらに降りている霜。「天雲のよそに雁が音(ネ)聞きしより―降り寒しこの夜は/万葉 2132」
はだれゆき
はだれゆき [3] 【斑雪】
うっすらと降った雪。また,まだらに消え残った雪。はだら雪。はだれ。[季]春。
はだん
はだん [0] 【破断】 (名)スル
金属などの構造物が,衝撃や疲労などの原因で破壊すること。
はだん
はだん [0] 【破談】
一度決まった約束などを取り消すこと。特に,縁談を取り消しにすること。「―になる」
はだん
はだん【破談にする】
break off <an engagement> ;cancel.→英和
はだジバン
はだジバン [3] 【肌―】
和装で,一番下に着るジバン。はだジュバン。
はだ薄
はだすすき 【はだ薄】 (枕詞)
〔「はたすすき」とも〕
風になびく薄の穂,その穂の末(ウラ)の意から「穂に出づ」「裏」,地名「三穂」にかかる。「―穂にはな出でと思ひたる/万葉 3800」
はち
はち【八】
eight.→英和
第〜(の) the eighth.→英和
‖八時間労働制 the eight-hour day.八ミリ《映》an 8 mm film[camera (撮影機)].
はち
はち [2] 【八】
数の名。七より一つ多い数。末広がりの字形から,縁起のよい数とされる。や。やつ。やっつ。
〔大字として「捌」の字を用いる〕
→八の字
はち
はち [2] 【鉢】
〔梵 pātra(鉢多羅)の略〕
(1)〔仏〕
(ア)僧が食事や托鉢の際に用いる,円形の深い容器。鉄製・陶製のものもあるが,多くは漆を塗った木製。はつ。応量器。鉢の子。
(イ)托鉢。また,その際に受ける米銭。
(2)食器の一。皿より深く,口の開いた形のもの。
(3){(2)}に似た形の器。手水(チヨウズ)鉢・植木鉢など。
(4)〔形が似ていることから〕
頭蓋骨(トウガイコツ)。「頭の―の開いた人」
(5)兜(カブト)の一部分。頭の上部をおおうところ。
→兜
(6)(処女の)女陰の異名。「―を割る」
→あらばち
(7)掘り起こした植木の根の土を帯びた部分。
はち
はち【鉢】
a bowl (食器);→英和
a pot;→英和
a basin.→英和
はち
はち [0] 【蜂】
膜翅目のうちアリを除く昆虫の総称。世界で十数万種が知られている。一般に膜質の前ばねと後ろばねの四翅を持ち,体長は1ミリメートルに満たないものから70ミリメートルに達するものがある。生態的には社会性・孤独性・寄生性および植物食のものなどがあり,多様である。完全変態をする。雌は毒針を持つものが多い。[季]春。《―の尻ふは��と針をさめけり/川端茅舎》
はち
はち【蜂】
a bee (蜜蜂);→英和
a wasp (スズメバチ).→英和
蜂の巣 a beehive;→英和
a honeycomb.→英和
はち=を寄せる
――を寄・せる
眉を八の字にする。顔をしかめる。
はち=を開く
――を開・く
〔「托鉢」の訓読み〕
托鉢をして歩く。
はちあわせ
はちあわせ【鉢合せする】
bump one's head <against> ;bump <into> ;→英和
come across (偶然出合う).
はちあわせ
はちあわせ [3][0] 【鉢合(わ)せ】 (名)スル
(1)頭と頭がぶつかること。正面衝突すること。「暗闇で―する」
(2)思いがけず出会うこと。「山道で熊と―した」
はちいちせんげん
はちいちせんげん 【八・一宣言】
1935年8月1日,中国共産党と中華ソビエト政府の連名で発表された内戦の停止と抗日民族統一戦線の結成とを呼びかけた宣言。正式名称は「抗日救国のため,全国同胞に告げる書」
はちいつ
はちいつ 【八佾】
〔「佾」は列の意〕
古代中国の雅楽の舞の一種。舞人六四人(八人ずつ八列)による豪華な舞。天子の儀式専用の舞とされた。やつらのまい。
はちいん
はちいん [0][2] 【八音】
⇒はちおん(八音)(1)
はちうえ
はちうえ【鉢植】
a potted plant.〜の松 a potted pine.
はちうえ
はちうえ [0] 【鉢植え】
草木を植木鉢に植えること。また,そのもの。「―物」「―のカポック」
はちえん
はちえん 【八埏】
国の八方の果て。「四海―の泰平を致すべし/太平記 15」
はちおうじ
はちおうじ ハチワウジ 【八王子】
東京都南西部にある市。江戸時代,甲州街道の宿場町。機業を中心とする商工業地として発展。現在は電気機器・精密機器・化学工業などが立地。住宅地化が進む。
はちおうじ
はちおうじ [3] 【八王子】
(1)二万の日月灯明仏の最後の一人が出家する以前にもうけた八人の王子。
(2)中古以降の神仏習合思想で,{(1)}を記紀神話の天照大神と素戔嗚尊(スサノオノミコト)が天の安の河で誓約をした時に出生したとされる五男三女になぞらえたもの。また,その八人を合わせまつる神社の称。
(3)比叡山の山王七社の第四社。
はちおうじおり
はちおうじおり ハチワウジ― [0] 【八王子織】
八王子市およびその周辺で産出する織物の総称。糸織・銘仙・御召(オメシ)・絽(ロ)・紬・黒八丈・袴地など多種に及ぶ。
はちおうじせんにんぐみ
はちおうじせんにんぐみ ハチワウジ― [0] 【八王子千人組】
江戸幕府の職名。老中支配の槍奉行の配下。一〇組から成り,各組に千人頭が一人おり,その下に同心が一〇〇人いた。八王子周辺に配置され,甲州口を守り,交替で日光・江戸の火の番にあたった。八王子千人同心。
はちおうにち
はちおうにち [3] 【八王日】
〔仏〕 立春・春分・立夏・夏至・立秋・秋分・立冬・冬至の称。
はちおうのらん
はちおうのらん ハチワウ― 【八王の乱】
中国,西晋末の内乱(291-306)。外戚の政権争いに発して諸王が蜂起し,有力な八王の激戦は国内を混乱させ,五胡の中原侵入を招き,西晋の滅亡を早めた。
はちおかでら
はちおかでら ハチヲカ― 【蜂岡寺】
広隆寺(コウリユウジ)の古称。
はちおん
はちおん [0][2] 【八音】
(1)古代中国の楽器分類法。材質により金(キン)(鐘)・石(セキ)(磬(ケイ))・糸(シ)(弦楽器)・竹(チク)(管楽器)・匏(ホウ)(笙(シヨウ)・竽(ウ))・土(ド)(壎(ケン))・革(カク)(鼓)・木(モク)(柷(シユク)・敔(ギヨ))の八種に分類。はちいん。はっちん。転じて各種楽器また音楽をさす。
(2)〔仏〕
〔「はっとん」とも〕
如来のそなえている音声の八つのよい特徴。極好音・柔輭(ニユウナン)音・和適音・尊慧音・不女音・不誤音・深遠(ジンノン)音・不竭(フケツ)音。八種清浄音。八種梵音声(ハツシユボンノンジヨウ)。
はちかい
はちかい [0] 【八戒】
⇒はっかい(八戒)
はちかずき
はちかずき 【鉢かづき】
御伽草子。一巻。作者未詳。室町時代の成立か。母と死別した交野(カタノ)の豪族の姫君鉢かずきは,継母のため家を追われるが,山蔭三位中将の息子宰相殿と結ばれ,母がかぶせた鉢のおかげで幸福になる。継子(ママコ)物の一。
はちかつぎ
はちかつぎ 【鉢かつぎ】
⇒はちかずき
はちかんじごく
はちかんじごく [5] 【八寒地獄】
〔仏〕 寒さに苦しめられる八種の地獄。すなわち,頞部陀(アブダ)・尼剌部陀(ニラブダ)・頞唽陀(アセチダ)・臛臛婆(カカバ)・虎虎婆(ココバ)・嗢鉢羅(ウハラ)・鉢特摩(ハドマ)・摩訶鉢特摩(マカハドマ)の称。氷の地獄。
はちがい
はちがい [0][2] 【八愷】
〔春秋左氏伝(文公十八年)〕
古代中国の高陽氏の八人の才子。
→八元(ハチゲン)八愷
はちがえし
はちがえし ハチガヘシ 【鉢返し】
尺八曲の一。普化(フケ)僧が托鉢で米穀や金銭を受けたとき,その返礼として奏する曲。
はちがしら
はちがしら [3] 【八頭】
漢字の頭(カシラ)の一。「公」などの「八」の部分。
はちがつ
はちがつ [4] 【八月】
一年の第八番目の月。葉月(ハヅキ)。[季]秋。
〔副詞的用法の場合アクセントは [0]〕
はちがつ
はちがつ【八月】
August <Aug.> .→英和
はちがつあそび
はちがつあそび [5] 【八月遊び】
南九州から奄美(アマミ)・沖縄諸島で八月に行われる民俗舞踊や村芝居。
はちがつだいみょう
はちがつだいみょう [5] 【八月大名】
陰暦八月は農事が閑散であることをいう語。
はちがね
はちがね [0] 【鉢金】
(1)兜(カブト)の鉢の俗称。また,その形をしたもの。
(2)鉢巻などに縫いつけて,もっぱら前頭部を保護する簡略な兜の一種。
はちきれる
はちき・れる [4][0] 【はち切れる】 (動ラ下一)
中身がいっぱいになってさける。破裂する。「詰めすぎて紙袋が―・れる」「―・れそうな若さ」
はちきれる
はちきれる【はち切れる】
burst.→英和
はちぎ
はちぎ [2] 【八議】
中国,唐代,刑罰を減免した八つの条件。議親(天子の親戚)・議故(天子の旧知)・議賢(徳行ある人)・議能(学芸に長じた人)・議功(勲功のある人)・議貴(身分の高い人)・議勤(国事に力を尽くした人)・議賓(前王朝の子孫などの賓客)の八つの称。
はちぎゃく
はちぎゃく [0] 【八虐・八逆】
律に定められた,きわめて重い八種の罪。謀反(ムヘン)・謀大逆(ボウタイギヤク)・謀叛(ムホン)・悪逆・不道・大不敬・不孝・不義をいう。八虐罪。
はちぎょうぼん
はちぎょうぼん ハチギヤウ― [0] 【八行本】
浄瑠璃本の一。一丁の片面に大字で八行書かれ,節章(フシシヨウ)がつけられた正本(シヨウホン)。延宝(1673-1681)の頃,宇治加賀掾が始めたとされる。正徳(1711-1716)の頃からは七行になった。
はちく
はちく [0] 【破竹】
(1)竹を割ること。
(2)「破竹の勢い」の略。「―の進撃」
はちく
はちく【破竹の勢いで】
with crushing force.〜の勢いで進む carry all before one.
はちく
はちく [2] 【八供】
〔仏〕 金剛界中の内供の四菩薩と外供の四菩薩の計八人。内供とは大日如来を供養するため四方の如来があらわし出した嬉・鬘・歌・舞の四菩薩。外供とは大日如来が四仏を供養するためあらわし出した香・華・灯・塗の四菩薩。八供養菩薩。
はちく
はちく [0] 【淡竹】
大形のタケ。中国原産。古くに伝来し,広く栽培される。稈(カン)は高さ10メートル,径10センチメートルになり,緑色で白粉がある。枝は節ごとに二個つき,竹の皮に黒斑がない。材は家具や工芸用,たけのこは食用とする。からたけ。くれたけ。
はちくぞうり
はちくぞうり [4] 【淡竹草履】
ハチクの皮で作った草履。
はちくどくすい
はちくどくすい [5] 【八功徳水】
〔仏〕
〔「はっくどくすい」とも〕
浄土や須弥山の七内海中の水。
〔八功徳は,良い水の一般的特質を八つにまとめたもの〕
はちくのいきおい
はちくのいきおい 【破竹の勢い】
〔北史(周高祖紀)〕
竹は一節を割ればあとは一直線に割れることから,物事の勢いが激しく,とどめることができないさまにいう。「―で勝ち進む」
はちくま
はちくま [0] 【蜂熊】
タカ目タカ科の鳥。全長約60センチメートル。背面は黒褐色。昆虫やカエル・ヘビなどを食うが,特にハチの幼虫や蛹(サナギ)を好むといわれる。ユーラシア大陸に広く分布し,日本には夏鳥として全国の森林に渡来する。
はちくらげるい
はちくらげるい [5] 【鉢水母類】
刺胞動物門の一綱。多くは,固着生活をするポリプ世代と遊泳生活をするクラゲ世代とが交代する。クラゲは一般に大形で,寒天質が厚い。刺胞から発射される毒針が人を刺す種がある。食用となる種もある。鉢虫類。真正クラゲ類。
はちぐうせつ
はちぐうせつ [3] 【八隅説】
アメリカの物理化学者ルイス(G.N. Lewis)が唱えた原子価理論。原子価の説明モデルとして立方体を考え,価電子がその八つの頂点(八隅)をみたし希ガス型の安定した電子配置をとって化学結合を生ずるとするもの。オクテット。
はちぐみ
はちぐみ [0] 【鉢組み】
鉢に盛った料理の組み合わせ。
はちけん
はちけん 【八間】
大形の釣り行灯。明るいので,揚げ屋・寄席などで用いた。八方。
八間[図]
はちけんや
はちけんや 【八軒屋】
大阪市中央区,天満橋から天神橋に至る間の淀川の南岸。江戸時代,淀舟の発着場。岡場所でもあった。
はちげん
はちげん 【八元】
〔「春秋左氏伝(文公十八年)」より。「元」は善の意〕
古代中国の高辛氏の八人の才子。
はちげんはちがい
はちげんはちがい 【八元八愷】
八元と八愷。古代中国の善良な一六人の才子。十六族。十六相。
はちこうせん
はちこうせん ハチカウ― 【八高線】
JR 東日本の鉄道線。東京都八王子と群馬県倉賀野間,92キロメートル。
はちこく
はちこく [0][2] 【八穀】
八種の穀物。稲・黍(キビ)・大麦・小麦・大豆・小豆・粟・麻というが異説が多い。はっこく。
はちざ
はちざ [2] 【八座】
(1)〔定員が八名であったので〕
参議の別名。
(2)賀茂神社の八つの摂社。片岡・貴船・新宮・大田・若宮・奈良・沢田・氏神の総称。
はちざかな
はちざかな [3] 【鉢肴】
⇒焼(ヤ)き物(モノ)(2)
はちしき
はちしき [0][2] 【八識】
⇒はっしき(八識)
はちしょうじん
はちしょうじん [3] 【八将神】
⇒はっしょうじん(八将神)
はちじ
はちじ [2] 【八字】
「八」の字。また,その形をしたもの。はちのじ。
はちじかんろうどうせい
はちじかんろうどうせい ハチジカンラウドウ― [0] 【八時間労働制】
労働時間を一日八時間とする制度。1919年,ILO 第一号条約において確立されたが,日本では第二次大戦後,労働基準法で制度化された。
はちじく
はちじく [2] 【八軸】
〔巻子(カンス)八巻から成ることから〕
法華経のこと。「―の妙文/平家(灌頂)」
はちじっしゅごう
はちじっしゅごう [5] 【八十種好】
〔仏〕 仏・菩薩に具わる八〇の微細な良い特徴。八十随形好(ズイギヨウゴウ)。八十随好。
→三十二相
はちじのまゆ
はちじのまゆ 【八字の眉】
末のさがっている眉。八眉。
はちじひげ
はちじひげ [3] 【八字髭】
八の字の形に,左右に分かれた口ひげ。
はちじゅう
はちじゅう【八十】
eighty.→英和
第〜(の) the eightieth.→英和
〜年代 the eighties.〜代の人 an octogenarian.→英和
はちじゅうずいぎょうごう
はちじゅうずいぎょうごう ハチジフズイギヤウガウ [7] 【八十随形好】
⇒八十種好(ハチジツシユゴウ)
はちじゅうのみつご
はちじゅうのみつご ハチジフ― 【八十の三つ児】
人間は高齢になると,小児のようになること。
はちじゅうはちのいわい
はちじゅうはちのいわい ハチジフハチ―イハヒ 【八十八の祝(い)】
八八歳に達したことを祝う祝い。米寿(ベイジユ)。米(ヨネ)の祝い。
はちじゅうはちのますかき
はちじゅうはちのますかき ハチジフハチ― 【八十八の升掻き】
八八歳(=米寿)の人に米の升掻きを切ってもらい,商売繁盛の縁起を祝うこと。
はちじゅうはちや
はちじゅうはちや ハチジフハチ― [6] 【八十八夜】
雑節の一。立春から八八日目の日。現行の太陽暦では五月二日頃で,野良仕事・茶摘み・養蚕などで農家は忙しい。[季]春。
はちじゅうはちや=の別れ霜(ジモ)
――の別れ霜(ジモ)
八十八夜の頃に降りる霜。このあとには霜はないといわれる。忘れ霜。別れ霜。
はちじゅうはっかしょ
はちじゅうはっかしょ ハチジフハツカ― [7] 【八十八箇所】
四国八十八箇所のこと。また,それに倣って設けた八八か所の霊場。
はちじゅうまっしゃ
はちじゅうまっしゃ ハチジフ― [5] 【八十末社】
(1)伊勢内宮に属する八〇の末社。「内宮の御社―,外宮の御社四十末社/狂言・禰宜山伏」
(2)〔大尽(ダイジン)を大神にかけて,それを取り巻く意から〕
大勢の取り巻きや太鼓持ち。また,大勢の眷属(ケンゾク)・配下。「おかげを蒙る―/浄瑠璃・淀鯉(上)」
はちじょう
はちじょう [2][1] 【八丈】
(1)「八丈島」の略。
(2)八丈島から産する平織りの絹織物。紬(ツムギ)織物と練絹(ネリギヌ)がある。色合いにより黄八丈・黒八丈などと呼ぶ。また,これに似せた織物。
はちじょうがみ
はちじょうがみ ハチデフ― [3] 【八帖紙】
信越・関東・三河地方で,正月などに用いる白紙の大きな幣(ヌサ)。はっちょうがみ。はちじょうならし。はっちょうじめ。はちじょう。
はちじょうぎぬ
はちじょうぎぬ [5] 【八丈絹】
「八丈{(2)}」に同じ。
はちじょうぐわ
はちじょうぐわ [5] 【八丈桑】
八丈島に自生するヤマグワの一種。葉は二重鋸歯があり,質厚く,無毛で光沢がある。
はちじょうしだ
はちじょうしだ [5] 【八丈羊歯】
イノモトソウ科の常緑性シダ植物。暖地の山林中に生える。葉は長さ約1メートルに達し,深緑色の革質で,二回羽状複葉。裂片の葉縁に沿って線形の胞子嚢をつける。
八丈羊歯[図]
はちじょうじま
はちじょうじま [0] 【八丈縞】
八丈{(2)}の縞物。
はちじょうじま
はちじょうじま 【八丈島】
伊豆諸島南部の火山島。東京都に属する。面積約69平方キロメートル。亜熱帯性気候で,園芸農業が盛ん。古くは流刑地だった。
はちじょうだから
はちじょうだから [5] 【八丈宝】
海産の巻貝,タカラガイの一種。紀伊半島以南の暖・熱帯の沿岸に分布。子安貝(コヤスガイ)と呼ばれ,古来,安産のお守りとされる。
はちじょうりゅう
はちじょうりゅう ハチデウリウ 【八条流】
馬術の流派の一。天文(1532-1555)の頃,八条近江守房繁(フサシゲ)に始まる。小笠原流の系統。
はちじん
はちじん [0] 【八陣】
兵法で,八種の陣立て。中国で,孫子・呉子・諸葛孔明などが創案したというが詳細は不明。魚鱗・鶴翼(カクヨク)・長蛇・偃月(エンゲツ)(または彎月(ワンゲツ))・鋒矢(ホウシ)・方円・衡軛(コウヤク)・雁行(ガンコウ)のほか,種々ある。
はちす
はちす [0] 【蜂巣】
ハチの巣。
はちす
はちす [0] 【蓮】
(1)〔花後の花托が蜂の巣に似ることから〕
ハスの別名。[季]夏。
(2)〔浄土教で極楽浄土に往生した者は,蓮の花の中に生まれると説くことから〕
特に,極楽浄土の蓮。また,極楽浄土や往生の象徴的表現。「一たびも南無阿弥陀仏といふ人の―の上にのぼらぬはなし/拾遺(哀傷)」
(3)ムクゲの別名。
はちすおり
はちすおり [0] 【蜂巣織(り)】
⇒枡(マス)織(オ)り
はちすか
はちすか 【蜂須賀】
姓氏の一。
はちすかいえまさ
はちすかいえまさ 【蜂須賀家政】
(1558-1638) 安土桃山・江戸初期の武将。徳島藩祖。正勝(小六)の子。豊臣秀吉に仕え,四国攻略後阿波一七万石余を領した。関ヶ原の戦いでは初め西軍に加えられたが参戦せず,本領を安堵。
はちすかころく
はちすかころく 【蜂須賀小六】
⇒蜂須賀正勝(ハチスカマサカツ)
はちすかまさかつ
はちすかまさかつ 【蜂須賀正勝】
(1526-1586) 安土桃山時代の武将。尾張の土豪。幼名,小六。のち彦右衛門尉。豊臣秀吉の臣。美濃墨俣(スノマタ)城の築塁,越前・近江征討,中国・四国攻略などで戦功を重ねた。
はちすけ
はちすけ [2][0] 【八介】
代々,特定の国の介を称した八つの武家。すなわち,千葉介・上総介・三浦介・狩野介・井伊介・富樫介・大内介・秋田城介の称。
はちすずめ
はちすずめ [3] 【蜂雀】
ハチドリの異名。
はちすのいけ
はちすのいけ 【蓮の池】
(極楽の)ハスの花の咲いている池。
はちすのいと
はちすのいと 【蓮の糸】
「はすのいと(蓮の糸)」に同じ。「―を村濃(ムラゴ)の組にして,九体の御手より通して/栄花(玉の台)」
はちすのうてな
はちすのうてな 【蓮の台】
「はすのうてな(蓮の台)」に同じ。「教へあらば,浮む心の猿沢の―に坐せん/謡曲・采女」
はちすのざ
はちすのざ 【蓮の座】
「蓮(ハス)の台(ウテナ)」に同じ。
はちすのはい
はちすのはい 【蓮の蔤】
ハスの地下茎。蓮根(レンコン)。[和名抄]
はちすのやど
はちすのやど 【蓮の宿】
極楽往生したものの住む所。「へだてなく―を契りても君がこころや住まじとすらむ/源氏(鈴虫)」
はちすば
はちすば 【蓮葉】
ハスの葉。「―の濁りにしまぬ心もて何かは露を玉とあざむく/古今(夏)」
はちたたき
はちたたき [3] 【鉢叩き】
中世に広まった念仏信仰の一。また,その宗教者。空也を祖と仰ぐ。鉦(カネ)や瓢箪(ヒヨウタン)を叩き,念仏や和讃を唱え,念仏踊りを行なって,布施を求めた。[季]冬。
鉢叩き[図]
はちだい
はちだい [2] 【八代】
(1)中国の,後漢・魏(ギ)・晋(シン)・宋・斉(セイ)・梁(リヨウ)・陳(チン)・隋の八王朝。
(2)中国の伝説上の三皇五帝の世。
はちだいこんごうどうじ
はちだいこんごうどうじ [9] 【八大金剛童子】
不動明王の使者である八人の童子。すなわち,慧光・慧喜・阿耨達(アノクタツ)・指徳・烏倶婆迦(ウグバカ)・清浄比丘・矜羯羅(コンガラ)・制吒迦(セイタカ)の称。八大童子。
はちだいさんじん
はちだいさんじん 【八大山人】
(1626-1705) 中国,明末・清初の画家。本名は朱耷(シユトウ)(一説に朱由棌(シユユウズイ)とも)。明滅亡を機に出家。奇行で知られ,形式にとらわれない南画を描き,特に山水画に佳品が多い。
はちだいしゅう
はちだいしゅう [3] 【八代集】
勅撰和歌集の初めの八集。
→十三代集
→二十一代集
→八代集[表]
はちだいしゅうしょう
はちだいしゅうしょう 【八代集抄】
注釈書。一〇八巻五〇冊。北村季吟著。1682年刊。異同を校定し,歌の略解と作者略伝を付す。
はちだいじごく
はちだいじごく [5] 【八大地獄】
〔仏〕 八種の地獄。すなわち,等活・黒縄(コクジヨウ)・衆合・叫喚・大叫喚・焦熱・大焦熱・無間(ムゲン)の称。八熱地獄。八大奈落。
はちだいどうじ
はちだいどうじ [5] 【八大童子】
⇒八大金剛童子(ハチダイコンゴウドウジ)
はちだいならく
はちだいならく [5] 【八大奈落】
⇒八大地獄(ハチダイジゴク)
はちだいのすい
はちだいのすい 【八代の衰】
八代{(1)}の時代に文章が繊麗になり,生気を失ったこと。
はちだいぼさつ
はちだいぼさつ [5] 【八大菩薩】
正法を守り,衆生(シユジヨウ)を救済する八体の菩薩。経典によって異なるが「薬師経」では,文殊・観世音・勢至・無尽意・宝檀華・薬王・薬上・弥勒(ミロク)。
はちだいみょうおう
はちだいみょうおう [7] 【八大明王】
正法を守り悪魔を降伏(ゴウブク)する八体の明王。五大明王に穢積(エシヤク)・無能勝・馬頭を加えたもの。または,大妙金剛経では,降三世・大威徳・大笑・大輪・馬頭・無能勝・不動・歩擲(ブチヤク)。
はちだいやしゃ
はちだいやしゃ [5] 【八大夜叉】
〔仏〕 毘沙門天に属し,衆生(シユジヨウ)を守る八体の夜叉。すなわち,宝賢・満賢・散支・衆徳・憶念・大満・無比力・密厳の称。
はちだいりゅうおう
はちだいりゅうおう [7] 【八大竜王】
仏法を守る八体の竜神。すなわち,難陀・跋難陀・娑迦羅・和修吉(ワシユキツ)・徳叉迦・阿那婆達多・摩那斯・優鉢羅の称。雨や水に関係するとされることが多い。八大竜神。
はちだん
はちだん 【八段】
箏曲の一。「八段の調(シラベ)」の略称。八橋検校作曲の段物。
はちちんか
はちちんか [3] 【八珍果】
古来珍重されてきた八種の果実。柿・桃・栗・枇杷(ビワ)・李(スモモ)・桜桃・銀杏(ギンナン)・桑。
はちつけ
はちつけ [0] 【鉢付】
「鉢付の板」の略。
はちつけのいた
はちつけのいた 【鉢付の板】
兜(カブト)の部分の名。錏(シコロ)の第一枚目の板で,兜の鉢と錏をつなぐ結びとなる。はちつけ。
はちど
はちど [2] 【八度】
音程の一。完全八度と,それより半音狭い減八度とがある。
→オクターブ
はちどう
はちどう 【八道】
(1)奈良時代の七道(東海道・東山道・北陸道・山陰道・山陽道・南海道・西海道)に明治になって北海道を加えたもの。
(2)朝鮮の八つの行政区域。京畿道・江原道・咸鏡(カンキヨウ)道・平安道・黄海道・忠清道・慶尚道・全羅道の総称。
はちどり
はちどり【蜂鳥】
a hummingbird.→英和
はちどり
はちどり [2] 【蜂鳥】
アマツバメ目ハチドリ科に属する鳥の総称。鳥の中で最も小形。羽は金属光沢のある美しい色彩をもつ。飛行は前進・後進・静止ができ,空中に静止して細長いくちばしで蜜を吸う。南北アメリカ大陸に約三四〇種(または三二〇種)が知られ,最小種は体長6センチメートル。ハチスズメ。
蜂鳥[図]
はちなん
はちなん [2][0] 【八難】
(1)〔仏〕 仏を見,正法を聞くことを妨げる八種の苦難・境界。すなわち,地獄・畜生・餓鬼・長寿天・盲聾瘖唖(モウロウインア)・辺地・世智弁聡(セチベンソウ)・仏前仏後の称。
(2)八つの災難。飢・渇・寒・暑・水・火・刀・兵の難。また,多くの難。
(3)多くの欠点。七難。
はちにん
はちにん [2] 【八人】
(1)人の数で八名。
(2)〔「火」の字は「八人」と分解されることから〕
火の隠語。八人童子。[運歩色葉集]
はちにんげい
はちにんげい [3] 【八人芸】
寄席演芸の一。足でささらを摺り,片手で太鼓をたたき,同時に横笛を吹くなど一人で八つの楽器を操ったり,八人の声色を出したりする芸。多くは座頭の芸で,万治(1658-1661)頃から流行,のちには十二人芸・十五人芸・十八人芸などもあった。八人座頭。
はちねつじごく
はちねつじごく [5] 【八熱地獄】
「八大地獄」の別名。炎熱で苦しめられる地獄が多いことから,八寒地獄に対していう。
はちのき
はちのき 【鉢木】
能の一。四番目物。所領を失っていた佐野源左衛門常世は,ある雪の夜,旅僧に身をやつした北条時頼を家に泊めて,秘蔵の鉢の木を焚(タ)いてもてなし,いざ鎌倉の際の覚悟を語る。後日,その誠実さが報いられ本領を安堵される。
はちのこ
はちのこ [0] 【蜂の子】
ハチの幼虫。特に,スズメバチやクロスズメバチの幼虫をいう。タンパク質・脂肪に富み食用とする。
はちのこ
はちのこ [0] 【鉢の子】
托鉢(タクハツ)僧が手に持つ鉄の鉢。
はちのじ
はちのじ [3] 【八の字・ 8 の字】
「八」の字の形。また「 8 」の字の形。「―髭(ヒゲ)」
はちのじ=を寄せる
――を寄・せる
眉を八の字にする。不快感などの表現。
はちのじむすび
はちのじむすび [5] 【 8 の字結び】
結び上がりが 8 のようになるひもの結び方。もの字結び。
はちのす
はちのす [4][0] 【蜂の巣】
(1)ハチが幼虫を育てたり花の蜜(ミツ)をたくわえたりするために作る巣。ハチの種類により形状はさまざまであるが,腹部から分泌する蝋質を集めて作る六角柱状の集合体のものが多い。[季]春。
(2)鍛造作業に用いる金敷の一種。側面に各種の溝があり,表面には裏まで貫通した各種の形の穴がある。
(3)〔形が(1)に似ているところから〕
(料理用の)牛の第二胃。
はちのす=をつついたよう
――をつついたよう
大騒ぎになって手のつけられないさま。
はちのへ
はちのへ 【八戸】
青森県南東部,太平洋に面する市。江戸時代,南部氏二万石の城下町。東北地方東岸屈指の港を持ち,漁業や水産業が盛ん。肥料・鉄鋼業などが立地。
はちのへこうぎょうだいがく
はちのへこうぎょうだいがく 【八戸工業大学】
私立大学の一。1972年(昭和47)設立。本部は八戸市。
はちのへせん
はちのへせん 【八戸線】
JR 東日本の鉄道線。青森県八戸・岩手県久慈間,64.9キロメートル。三陸縦貫鉄道の一部をなす。
はちのへだいがく
はちのへだいがく 【八戸大学】
私立大学の一。1981年(昭和56)設立。本部は八戸市。
はちのみ
はちのみ 【鉢の実】
〔中世女性語〕
すりこぎ。[日葡]
はちはいどうふ
はちはいどうふ [5] 【八杯豆腐】
豆腐料理の一。水四杯,醤油二杯,酒二杯の割合の汁で拍子木に切った豆腐を煮たもの。
はちはち
はちはち [0] 【八八】
花札の遊び方で,勝負を決める最高得点目標を八八点におくもの。
はちはち
はちはち 【鉢鉢】 (感)
托鉢僧が物を乞う時に言う語。「御ぞんじの坊主―浮世ぢやな―昔ぢやな―/浮世草子・椀久一世(下)」
はちはちかんたい
はちはちかんたい 【八八艦隊】
アメリカを仮想敵とし,戦艦八隻,巡洋戦艦八隻を主力とする,旧日本海軍の建艦計画。1920年(大正9)予算措置が講じられたが,翌年のワシントン軍縮会議の結果中止となった。
はちひんし
はちひんし [3] 【八品詞】
西欧語の文法で立てられる八つの品詞分類。名詞・代名詞・動詞・形容詞・副詞・接続詞・前置詞・感動詞の称。
〔明治前期,大槻文彦は,それにならって日本語について名詞・動詞・形容詞・助動詞・副詞・接続詞・てにをは(=助詞)・感動詞の八品詞を認めた〕
はちびき
はちびき [2] 【葉血引】
魚,チビキの別名。
はちびたい
はちびたい 【鉢額】
はげ上がって,広く突き出た額。
はちびょう
はちびょう [0][2] 【八病】
⇒詩八病(シハチヘイ)
はちふくでん
はちふくでん [4][3] 【八福田】
〔仏〕
〔尊敬・供養または施しをすれば福徳を生ずる八種の田の意〕
仏・聖人・和尚(オシヨウ)・阿闍梨(アジヤリ)・僧・父・母・病人の八つをいう。
はちふり
はちふり [0] 【鉢振(り)】
先のとがった陣笠。戊辰(ボシン)戦争の頃用いられた。
はちぶ
はちぶ [2] 【八部】
「八部衆」の略。
はちぶ
はちぶ [2] 【八分】
(1)全体の八割。十割にやや満たない程度。「―通り読んだ」「腹―」
(2)仲間から除外すること。のけものにすること。「 茶番の役不足をいうて―されたるくやしみ/滑稽本・客者評判記」
→村八分
はちぶ
はちぶ【八分音符】
《楽》 <米> an eighth note; <英> a quaver.→英和
はちぶおんぷ
はちぶおんぷ [4] 【八分音符】
全音符の八分の一,四分音符の半分の長さを表す音符。はちぶんおんぷ。
音符(1)[図]
はちぶく
はちぶ・く 【蜂吹く】 (動カ四)
不満気な顔をする。ふくれ面をする。「鼻などうち赤めつつ,―・きいへば/源氏(松風)」
はちぶしゅう
はちぶしゅう [3] 【八部衆】
(1)仏法守護の八体一組みの釈迦の眷属(ケンゾク)。
(2)特に「天竜(テンリユウ)八部衆」のこと。
はちぶんぎ
はちぶんぎ [3] 【八分儀】
航海に用いた簡易天文測量器械。天体の高度を測って船の位置を決めるのに使った。四五度(円周の八分の一)の円弧を用いるのでこの名がある。六分儀の前身。オクタント。
はちぶんぎざ
はちぶんぎざ [0] 【八分儀座】
〔(ラテン) Octans〕
天の南極を含む星座。日本からは見えない。
はちぶんめ
はちぶんめ [5][0] 【八分目】
全体の八割程度。また,内輪にとどめておくこと。「腹―」
はちへい
はちへい [0][2] 【八病】
⇒詩八病(シハチヘイ)
はちへいじ
はちへいじ [3] 【八平氏】
〔「はちへいし」とも〕
桓武平氏の末流で,関東に土着した八家の豪族。千葉・上総・三浦・土肥・秩父・大庭・梶原・長尾の八氏。坂東八平氏。
はちべえ
はちべえ ハチベヱ 【八兵衛】
(1)近世,庶民の代表的な名。また,田舎者の通称。「権兵衛が褄褸(サシコ)から―が羽二重に移り/滑稽本・浮世風呂(前)」
(2)下総国船橋の飯盛り女。「あるじ出て,―なんめさるべくやといひたるを/滑稽本・旅眼石」
(3)「権兵衛{(2)}」に同じ。
はちぼうず
はちぼうず [3] 【鉢坊主】
托鉢をしてまわる乞食坊主。鉢坊。はっちぼうず。鉢開き坊主。「天王寺に―に衣の日借しを渡世にする出家あり/浮世草子・織留 5」
鉢坊主[図]
はちぼく
はちぼく [0] 【八木】
(1)〔「米」の字を分解すると「八」「木」の二字になるので〕
米の異名。「難波の入湊に―の商売をして/浮世草子・永代蔵 1」
(2)八種の木。すなわち,松・柏・竹・楡(ニレ)・桑・棗(ナツメ)・柘(ツゲ)・橘の称。はつぼく。
はちまい
はちまい [2] 【八枚】
紙・板など薄く平たいもの八つ。
はちまいかんばん
はちまいかんばん [5] 【八枚看板】
主として京坂の歌舞伎劇場で,一座の主だった俳優八人の名を記して木戸前に掲げた看板。寛政(1789-1801)期には一〇枚,一二枚と増え,実態を失った。表八枚。表付(ヒヨウヅケ)。
はちまいがた
はちまいがた 【八枚肩】
かご一丁に人夫が八人つき,交代でかつぐこと。また,そのかご。「乗り物やれ,参れと伝へて―/浄瑠璃・会稽山」
はちまいきしょう
はちまいきしょう [5] 【八枚起請】
午王(ゴオウ)の印のある料紙八枚続きの起請文。起請の特に念入りなもの。
はちまえ
はちまえ [0] 【鉢前】
茶庭で,手水鉢を置くために設けられた樹や石の構え。
はちまき
はちまき【鉢巻(をする)】
(wear) a headband.→英和
はちまき
はちまき [2] 【鉢巻(き)】 (名)スル
(1)額から耳の上を通って,頭を布などできつく巻くこと。また,その布。「手ぬぐいで―する」「ねじり―」
(2)土蔵造りで,防火のために軒下を特に厚く塗ること。また,その部分。
(3)武士などが,兜(カブト)の下の烏帽子(エボシ)がずれないように,その縁を布で巻いたこと。また,その布。
はちまん
はちまん 【八幡】
■一■ (名)
「八幡神」「八幡宮」の略。
■二■ (副)
〔八幡神に誓って,の意〕
(1)(下に否定の語を伴って)誓って。まちがいなく。「―命かけて堪忍ならず/風流仏(露伴)」
(2)本当に。誠に。「―気に入申候/浮世草子・一代男 7」
(3)(感動詞のように用いて)どうか。必ず。「―一夜のお情あれ/浄瑠璃・嫗山姥」
はちまん
はちまん 【八万】
〔仏〕「八万四千」の略。
はちまん
はちまん 【八幡】
岐阜県中部,郡上(グジヨウ)郡の町。古来美濃と飛騨を結ぶ交通の要地で,近世は城下町。郡上踊り・郡上温泉などで知られる。
はちまんがね
はちまんがね 【八幡鐘】
江戸深川富岡八幡宮の,時の鐘。辰巳の遊里に近く男女の後朝(キヌギヌ)の別れにたとえる。「―もうはのそら,寝ぐらはなれぬ明烏(アケガラス)/人情本・辰巳園 3」
はちまんぐう
はちまんぐう [3][5] 【八幡宮】
八幡神をまつる神社の総称。
はちまんぐどうくん
はちまんぐどうくん 【八幡愚童訓】
神道書。二巻。鎌倉末期成立。八幡神の霊験を述べたもの。同名異種の二本がある。
はちまんざ
はちまんざ [0] 【八幡座】
〔八幡神が宿る所の意〕
兜(カブト)の部分の名。鉢の頂上にある頂辺(テヘン)の穴を飾る金物。神宿(カンヤドリ)。頂辺の座。
→頂辺
はちまんしせん
はちまんしせん [5] 【八万四千】
仏教で,非常に数が多いことを表す代表的な表現。「―の煩悩(ボンノウ)」「―の法門」
はちまんしんこう
はちまんしんこう [5] 【八幡信仰】
八幡神に対する信仰。古く九州宇佐八幡宮に対するものを起源とするが,平安時代には朝廷が王城鎮護神として崇め,鎌倉時代には源氏が氏神として以後,武士が守護神として信仰,全国に広まった。
はちまんじごく
はちまんじごく [5] 【八万地獄】
〔仏〕 莫大な数の地獄。八万奈落。「出家落ちたる科(トガ)によつて―へ落ちしと聞く/浄瑠璃・賀古教信」
はちまんじん
はちまんじん 【八幡神】
最も早い神仏習合神。本来は豊前国(大分県)宇佐地方で信仰されていた農業神とされる。781年,仏教保護・護国の神として大菩薩の号を贈られ,以後寺院の鎮守に勧請されることが多くなった。また八幡神を応神天皇とその母神功皇后とする信仰や,平安末期以降,源氏の氏神とする信仰が生まれ,武神・軍神としての性格を強めた。
はちまんせん
はちまんせん [0] 【八幡船】
⇒ばはんせん(八幡船)
はちまんたい
はちまんたい 【八幡平】
秋田・岩手の県境にある火山群。または,その主峰の楯状(タテジヨウ)火山。海抜1614メートル。ブナ・アオモリトドマツの樹海があり,八幡沼・蟇沼(ガマヌマ)周辺には湿原が広がる。十和田八幡平国立公園の一中心。
はちまんたろう
はちまんたろう 【八幡太郎】
源義家(ミナモトノヨシイエ)の通称。石清水八幡宮で加冠したのでいう。
はちまんだいぼさつ
はちまんだいぼさつ [2][3][7] 【八幡大菩薩】
■一■ (名)
神仏習合思想を受けて,781年八幡神に奉進した称号。
■二■ (副)
〔八幡大菩薩に誓って,の意〕
誓って。誠に。「―,ぜひにもらはねばきかぬ/仮名草子・難波鉦」
はちまんだいみょう
はちまんだいみょう [5] 【八幡大名】
狂言で,大名の名乗りの語。八幡神の加護を受ける大名である,の意。
はちまんづくり
はちまんづくり [5] 【八幡造り】
神社本殿様式の一。切妻造りの前殿と後殿を相の間でつなぎ,前後の軒の間に陸樋(ロクドイ)を通したもの。宇佐八幡宮が代表例。
八幡造り[図]
はちまんどりい
はちまんどりい [5] 【八幡鳥居】
鳥居様式の一。水平な笠木と島木の両端を斜めに切り落としたもの。
はちまんまつりよみやのにぎわい
はちまんまつりよみやのにぎわい 【八幡祭小望月賑】
歌舞伎の一。世話物。河竹黙阿弥作。通称「縮屋新助」。1860年江戸市村座初演。越後の縮屋新助は,永代橋が落ちたときに助けてなじみになった深川芸者に愛想尽かしをされ,これを殺す。永代橋の墜落と,呉服商の芸者殺しの二つの実話を脚色したもの。
はちみじおうがん
はちみじおうがん [5] 【八味地黄丸】
漢方薬の一。地黄・山茱萸(サンシユユ)・山薬(サンヤク)・沢瀉(タクシヤ)・茯苓(ブクリヨウ)・牡丹皮・桂皮の粉末と,附子(ブシ)の煎液と蜂蜜より成る丸剤。排尿異常・精力減退・腰痛などに用いられる。
はちみつ
はちみつ [0] 【蜂蜜】
ミツバチが花から集めて巣にたくわえた蜜。無色または飴色で,ねばりがあり甘い。大部分が糖分で栄養価が高く,食用・薬用。ハニー。
はちみつ
はちみつ【蜂蜜】
honey.→英和
はちみつが
はちみつが [4] 【蜂蜜蛾】
メイガ科のガ。開張約25ミリメートル。はねは細く,茶褐色。幼虫はウジ状で,ミツバチの巣や毛皮などを食べるため,養蜂の害虫とされる。世界各地に分布。
はちめん
はちめん [2] 【八面】
八つの面。また,あらゆる方面。
はちめんたい
はちめんたい【八面体】
an octahedron.→英和
はちめんれいろう
はちめんれいろう [0][2] 【八面玲瓏】
(1)〔馬煕「開窓看雨」〕
どの面から見ても美しく鮮明なこと。「―と輝く」
(2)どんな人とも円満に交際すること。
はちめんろっぴ
はちめんろっぴ [5] 【八面六臂】
(1)仏像などで,八つの顔と六本の腕を持っていること。
(2)多才で,一人で何人分もの活躍をするたとえ。「―の大活躍」
はちもの
はちもの [0] 【鉢物】
(1)草木を鉢植えにしたもの。
(2)鉢に盛って出す料理。
はちもり
はちもり 【八森】
秋田県北西部,山本郡の町。近世,八森銀山で知られた。漁業が盛ん。
はちもんじ
はちもんじ [3] 【八文字】
(1)「八」の字の形。「―のひげ」
(2)遊女が揚屋入りする時の歩き方。内八文字と外八文字がある。
はちもんじや
はちもんじや 【八文字屋】
江戸時代,京都にあった書店。はじめ浄瑠璃本を出版したが,三代目八左衛門(自笑)の代になってから歌舞伎狂言本・役者評判記を出し,さらに江島其磧と結んで浮世草子を刊行して大いに隆盛を極めた。自笑以後は其笑・瑞笑(ズイシヨウ)と受け継がれ,1767年二代目自笑の代に店を閉じた。
はちもんじやじしょう
はちもんじやじしょう 【八文字屋自笑】
(?-1745) 江戸中期の戯作者・書肆(シヨシ)・版元。京都の人。本名,安藤八左衛門。役者評判記・歌舞伎狂言本などを出版。また,江島其磧を代作者として浮世草子を刊行し,一時其磧と不和に陥ったが,和解以後二人の合作形式により発表した。
はちもんじやぼん
はちもんじやぼん [0] 【八文字屋本】
八文字屋から出版された本。特に浮世草子をさすが,広義には同期同種の他の書肆のものも含める。元禄(1688-1704)末から明和期(1764-1772)にかけて出された。江島其磧の「傾城色三味線」「世間子息気質」などが代表作。
はちゃめちゃ
はちゃめちゃ [0] (名・形動)
「めちゃくちゃ」に同じ。「―な男」
はちや
はちや 【蜂谷】
姓氏の一。
はちやがき
はちやがき [3] 【蜂屋柿】
カキの一品種。渋柿。果実は大きく長楕円形で,頂部は鈍くとがる。干し柿とする。岐阜県美濃加茂市蜂屋町の原産。美濃柿。
はちやそうせん
はちやそうせん 【蜂谷宗先】
(1693-1739) 香道志野流九世。号,葆光斎。家元制成立期の宗匠として,香道の教授内容を整備し,没後「香道箇条目録」として集成された。また,「諸国香道門人帳」の記載を始めた。
はちゅうるい
はちゅうるい【爬虫類】
《動》the reptiles.
はちゅうるい
はちゅうるい [2] 【爬虫類】
脊椎動物爬虫綱に属する動物の総称。全身が角質の表皮におおわれ,水分の蒸散が防がれている。肺呼吸をし,心臓は普通二心房二心室だが,心室間の中隔は不完全。卵生または卵胎生。変温動物。中生代には大型爬虫類(恐竜)が栄えた。現在はカメ・ワニ・トカゲ・ヘビなど約六千種を数える。
はちょう
はちょう [0] 【巴調】
(1)中国,巴(現在の四川省)の地方の歌の調子。俗謡・俗曲。
(2)自作の詩歌をへりくだっていう語。
はちょう
はちょう【波長】
a wavelength.→英和
〜を合わせる tune in <to> .
はちょう
はちょう [0] 【破調】
(1)調子がはずれていること。
(2)短歌・俳句などで,拍数が定型を外れること。
はちょう
はちょう [0] 【波頂】
波の最も高い部分。なみがしら。
はちょう
はちょう [0] 【波長】
波動の山と山,また谷と谷の距離。位相の同じ二つの点の間の距離。
〔wavelength の訳語〕
はちょうけい
はちょうけい [0] 【波長計】
可変長の空洞共振器などにより,電波の波長・周波数を測定する計器。
はちよう
はちよう [0] 【八曜】
家紋の一。一星の周囲に七星を配したもの。
はちよう
はちよう [0] 【八葉】
(1)八枚の葉,または紙。
(2)八枚の花弁,特に蓮の花弁の形。また,一つの円を中心に周囲に八つの円を配した文様。
はちようのくるま
はちようのくるま [0] 【八葉の車】
牛車(ギツシヤ)の一。屋形に八葉の紋のある網代(アジロ)車。紋の大小により大八葉・小八葉と呼ぶ。
八葉の車[図]
はちようのはちす
はちようのはちす 【八葉の蓮】
(1)花弁の八枚ある蓮。
(2)〔仏〕 極楽浄土の別名。八葉蓮華。
はちりはん
はちりはん [4] 【八里半】
〔栗(九里)に近い味の意〕
焼き芋。焼き芋屋の看板などに書く。
はちりゅうにち
はちりゅうにち [3] 【八竜日】
陰陽道(オンヨウドウ)で,春の甲子(キノエネ)と乙亥(キノトイ)の日。何事にも凶とする。八竜。
はちりょうきょう
はちりょうきょう [0] 【八稜鏡】
鏡の一種。円鏡の周縁が八つに区切られ,各区の中央が突き出ており,菱花形をしている鏡。唐代よりみられ,宋代以降に使われた。この様式は朝鮮の高麗鏡,日本の瑞花双鳥式に伝えられた。
はちろう
はちろう [0] 【蜂蝋】
⇒蜜蝋(ミツロウ)
はちろうがた
はちろうがた ハチラウ― 【八郎潟】
秋田県西部,男鹿半島の基部にあった潟湖(セキコ)。琵琶湖に次ぐ大湖だったが約八割が干拓され,大潟村となる。大規模機械化農業が行われる。
はちろぐん
はちろぐん 【八路軍】
〔「中国国民革命軍第八路軍」の略〕
抗日戦争中,華北にあった中国共産党の軍隊。1937年(昭和12)8月,第二次国共合作後の称。華中・華南の新四軍とともに抗日戦の主力。日中戦争後,人民解放軍と改称。パールー軍。
はちわれ
はちわれ [0] 【鉢割れ】
犬・猫などの毛色で,顔の真ん中が鼻先まで白く通り,割れ目のように見えるもの。飼うことを嫌う地方が多い。
はちミリ
はちミリ [2] 【八―】
幅が8ミリメートルのフィルム。また,それを用いるカメラや映写機・映画など。
はちミリビデオ
はちミリビデオ [5] 【八―】
ビデオテープで8ミリ幅のテープを使用する機材。
はち切れる
はちきれる【はち切れる】
burst.→英和
はち切れる
はちき・れる [4][0] 【はち切れる】 (動ラ下一)
中身がいっぱいになってさける。破裂する。「詰めすぎて紙袋が―・れる」「―・れそうな若さ」
はぢゃ
はぢゃ [0] 【葉茶】
〔「はちゃ」とも〕
茶の木の芽葉をつんで蒸し,揉みながら乾かして製した茶。挽き茶に対していう。
はぢゃつぼ
はぢゃつぼ [2] 【葉茶壺】
葉茶を入れる大型の茶壺。
はぢゃみせ
はぢゃみせ 【葉茶店】
「葉茶屋」に同じ。
はぢゃや
はぢゃや [0] 【葉茶屋】
茶を売る店。水茶屋と区別していう。葉茶店。
はっ
はっ [1] (感)
(1)驚いたり急に思いついたりしたときに発する声。
→はっと
(2)目上の人に対して,かしこまって返事をするとき発する語。はあ。「―,かしこまりました」
はっか
はっか [3] 【八卦】
⇒はっけ(八卦)
はっか
はっか ハククワ [1] 【白禍】
⇒はくか(白禍)
はっか
はっか [0] 【発火】 (名)スル
(1)火を発すること。燃え出すこと。「自然―する」「ガソリンを―させる」
(2)銃砲に火薬だけをこめて空砲を打つこと。「―信号」
(3)火口(ホクチ)。
はっか
はっか ハククワ [0] 【白化】
⇒はくか(白化)
はっか
はっか【薄荷】
peppermint.→英和
はっか
はっか【発火】
the outbreak of a fire (火事の);→英和
ignition (点火).〜する catch fire;ignite.→英和
‖発火点 the fire[ignition]point.
はっか
はっか ハク― [0] 【薄荷】
(1)シソ科ハッカ属の植物の総称。ハッカ・ヒメハッカ・セイヨウハッカ(ペパーミント)など。独特の香りがある。ミント。
(2)シソ科の多年草。湿った草地に自生。また香料や薬用とするため古くから栽培される。高さは約50センチメートル。葉は対生し,狭楕円形。八〜一〇月,葉腋に淡紫紅色の小花を輪状につける。葉から薄荷油をとる。
薄荷(2)[図]
はっかい
はっかい [0] 【八戒】
〔仏〕
〔「はちかい」とも〕
在家の男女が,一日だけ出家生活にならって守る八つの戒め。五戒の不邪淫戒を不淫戒とし,さらに装身・化粧をやめ歌舞を視聴しない,高く立派な寝台に寝ない,非時の食をとらない,の三つを加えたもの。八斎戒。八戒斎。
はっかい
はっかい 【八戒】
⇒猪八戒(チヨハツカイ)
はっかい
はっかい [0] 【発会】 (名)スル
(1)会ができて,活動を始めること。また,会合を初めて開くこと。「後援会が―する」「―式」
(2)取引所で,その月の最初の立ち会い。一年の最初のものは大発会という。
⇔納会
はっかい
はっかい ハク― 【白海】
ロシア連邦の北西部にある湾。コラ半島の南にあり,北極海に開いている。冬季は結氷。ニシン・タラ・サケなどの漁業が盛ん。
はっかいさん
はっかいさん 【八海山】
新潟県中東部,越後山脈の一峰。海抜1778メートル。駒ヶ岳・中ノ岳とともに越後三山をなす。古来,修験者の霊場。
はっかいしき
はっかいしき【発会式】
an opening ceremony.
はっかいバルトかいうんが
はっかいバルトかいうんが ハク― 【白海―海運河】
ロシア連邦の北西部,白海のベロモルスクとオネガ湖のペトロザボーツクとを連結する運河。長さ227キロメートル。1933年完成。この運河により白海とバルト海とが直結された。
→ネバ
はっかきょう
はっかきょう ハツクワキヤウ [0] 【八花鏡】
鏡の一種。鏡の輪郭が八つの弧形をしており,葵花形をかたどったものをいう。中国の唐代・宋代,日本では奈良・平安時代に使われた。
はっかく
はっかく【発覚】
disclosure;discovery.〜する be disclosed[discovered];be detected;come[be brought]to light.
はっかく
はっかく [4] 【八角】
(1)八つの角のある形。
(2)家紋の一。隅切り角の,各辺の長さが等しいもの。
(3)
⇒大茴香(ダイウイキヨウ)
(4)海魚トクビレの別名。
はっかく
はっかく [0] 【発覚】 (名)スル
隠していた罪・たくらみなどが人に知られること。「不正融質が―する」
はっかく
はっかく【八角の】
an octagon.→英和
〜の octagonal.
はっかくどう
はっかくどう [0] 【八角堂】
壁面を八角形にした宝形(ホウギヨウ)造りの仏堂。法隆寺の夢殿,興福寺の北円堂など。
はっかけ
はっかけ [0] 【八掛】
「裾(スソ)回し」に同じ。
はっかけ
はっかけ [4][0] 【歯っ欠け】
〔「はかけ」の転〕
歯が欠けて,無いこと。また,その人。
はっかごうきん
はっかごうきん [4] 【発火合金】
摩擦によって容易に火花を発する合金の総称。主としてセリウムに30パーセント程度の鉄・ニッケル・銅などを添加した合金。照明弾・花火・ライターの石などに利用。
はっかすい
はっかすい ハク― [3] 【薄荷水】
(1)薄荷油を水でうすめたもの。
(2)あらく刻んだ薄荷の葉を水蒸気蒸留してとった液。
はっかせい
はっかせい ハク― [3] 【薄荷精】
薄荷油にアルコールをまぜた,無色透明で揮発性の液。健胃剤・駆風薬に用いる。
はっかちょう
はっかちょう [0] 【八哥鳥】
スズメ目ムクドリ科の鳥。全長26センチメートル内外。全体が黒色で,翼に大きな白斑があり,くちばしと足が黄色。冠羽がある。飼いやすく人語をまねる。台湾・中国南部・ベトナムに分布。ハハチョウ。加令(カーレン)。
はっかてん
はっかてん [3] 【発火点】
物質が火炎などで点火されることなしに,空気中で発火する温度の最低値。条件によって異なり,物質に固有な物理定数ではない。発火温度。自然発火温度。着火点。着火温度。
はっかとう
はっかとう ハク―タウ [0] 【薄荷糖】
薄荷の香味を加えた砂糖菓子。
はっかのう
はっかのう ハク―ナウ [3] 【薄荷脳】
薄荷油の固形成分。無色針状結晶で,爽快な芳香と清涼味がある。薬用。メントール。
はっかゆ
はっかゆ ハク― [3] 【薄荷油】
薄荷の地上部を水蒸気蒸留して得た油を冷却し,固形分を除去した精油。主成分はメントール。清涼芳香剤・皮膚刺激薬に用いられるほか,芳香性健胃・駆風薬として内用する。
はっかん
はっかん【発汗】
sweating;perspiration.〜する sweat;→英和
perspire.→英和
‖発汗剤 a diaphoretic.
はっかん
はっかん [0] 【発汗】 (名)スル
汗をかくこと。「―作用」「激しい運動で―する」
はっかん
はっかん [0] 【発刊】 (名)スル
書物などを印刷して世に出すこと。また,新聞・雑誌などを新しく出版すること。「全集を―する」
はっかん
はっかん ハク― [0] 【白鷴】
キジ目キジ科の鳥。体形はキジに似る。雄は全長120センチメートルほどで,冠羽と腹面は黒色,背面と尾羽は白色。顔と脚は赤い。雌は全長70センチメートルほどで,全身がじみな灰褐色。中国南西部に分布し,飼い鳥として賞玩される。
はっかん
はっかん [0] 【発艦】 (名)スル
(1)軍艦が出港すること。
(2)飛行機が航空母艦などから発進すること。
⇔着艦
はっかん
はっかん【発刊】
publication.→英和
〜する publish;→英和
start (創刊).→英和
はっかんざい
はっかんざい [3] 【発汗剤】
汗の分泌を促進する医薬品。ピロカルピン・麻黄など。
はっかんじごく
はっかんじごく [5] 【八寒地獄】
⇒はちかんじごく(八寒地獄)
はっかんりょうほう
はっかんりょうほう [5] 【発汗療法】
体熱を下げたり,水分の排出を促すために,発汗剤や熱気浴などで多量の発汗を起こさせる治療法。
はっかパイプ
はっかパイプ ハク― [4] 【薄荷―】
タバコの代わりに,薄荷をつめて吸うパイプ。香りを味わう。
はっき
はっき 【八旗】
中国,清朝の軍事・行政・社会組織。満州族を旗色によって八隊に編制したのでこの名がある。のち,蒙古八旗・漢人八旗を設けたが,北京遷都後は北京の禁旅八旗と各地の駐防八旗とした。所属の将兵は旗人といい,特権身分とされた。
はっき
はっき ハク― [1] 【白鬼】
⇒しろおに(白鬼)
はっき
はっき ハク― [1] 【白旗】
白色の旗。しろはた。
はっき
はっき [1] 【発起】 (名)スル
「ほっき(発起)」に同じ。「疾病の心中より―するは/世路日記(香水)」
はっき
はっき【発揮する】
display;→英和
show.→英和
十分に〜する give full play <to> .
はっき
はっき [0] 【発揮】 (名)スル
持っている力などを外に表し出して,働かせること。「実力を―する」「威力を―する」
はっきと
はっきと [3] (副)
はっきりと。「―口を切らぬ瞬間に/虞美人草(漱石)」
はっきゃくもん
はっきゃくもん [4][3] 【八脚門】
⇒やつあしもん(八脚門)
はっきゅう
はっきゅう【薄給】
a small[low]salary;low pay.〜の poorly paid.
はっきゅう
はっきゅう ハクキフ [0] 【薄給】
少ない給料。安月給。
⇔高給
はっきゅう
はっきゅう [0] 【発給】 (名)スル
発行して給付すること。出して与えること。「ビザを―する」
はっきゅう
はっきゅう ハクキウ [0] 【白球】
野球・ゴルフなどの,白いボール。
はっきょう
はっきょう 【八教】
⇒五時八教(ゴジハツキヨウ)
はっきょう
はっきょう【発狂する】
go[run]mad;→英和
become insane.→英和
〜させる drive <a person> mad.〜した mad;insane;crazy.→英和
はっきょう
はっきょう [0] 【発狂】 (名)スル
気が狂うこと。精神が異常になること。
はっきょく
はっきょく [0] 【八極】
〔四方(東・西・南・北)と四隅(乾(ケン)・坤(コン)・巽(ソン)・艮(ゴン))のこと〕
八方。八方全土。八荒。八紘。「四荒―至らずと云所無りけり/太平記 13」
はっきり
はっきり [3] (副)スル
(1)鮮明で他のものから明らかに区別できるさま。「―(と)見える」「輪郭がかすんで―しない」
(2)たしかでまちがいないさま。あいまいなところがないさま。「原因は―(と)している」「天気が―しない」
(3)体調や気分が壮快なさま。すっきり。「頭が―しない」
(4)遠慮しないで,気持ちを露骨に表現するさま。「ずいぶん―した人だ」「この際―言っておく」
はっきり
はっきり
〜した(と) (1)[明瞭]clear(ly);→英和
distinct(ly);→英和
vivid(ly).→英和
(2)[明確]definite(ly).→英和
はっきん
はっきん ハク― [0] 【白金】
〔platinum〕
白金族に属する遷移元素の一。元素記号 Pt 原子番号七八。原子量一九五・一。比重二一・四(二〇度)。銀白色の固体金属。化学的に安定で王水以外の酸に不溶。酸素・水素を吸収して活性化するので酸化還元触媒として用いられる。また抵抗温度計・坩堝(ルツボ)・電気炉・電極・装飾用貴金属として用いられる。プラチナ。
はっきん
はっきん【白金】
platinum.→英和
はっきん
はっきん [0] 【発禁】
〔「発売禁止」の略〕
出版物の発売や配布を法によって禁ずること。「―処分」
はっきんかいめん
はっきんかいめん ハク― [5] 【白金海綿】
ヘキサクロロ白金(IV)酸のアンモニウム塩を加熱して得られる,黒色海綿状の白金。酸化・還元の触媒として利用される。白金海綿を石綿の上に沈着させたものを白金石綿といい,同様に触媒などに用いる。
はっきんこく
はっきんこく ハク― [3] 【白金黒】
黒色の微粉末の白金。ヘキサクロロ白金(IV)酸などをアルカリ性水溶液中で,ホルムアルデヒドやギ酸などで還元すると得られる。体積で一一〇倍の水素,一〇〇倍の酸素を吸蔵し,強力な酸化還元触媒である。
はっきんじ
はっきんじ ハク― [3] 【白金耳】
菌を培地に接種する時に用いる白金線の器具。
はっきんぞくげんそ
はっきんぞくげんそ ハク― [7] 【白金族元素】
周期表の 8 〜 10 族のうち,鉄族の三元素を除いたルテニウム・ロジウム・パラジウム・オスミウム・イリジウム・白金の六元素の総称。酸・アルカリに冒されにくく,融点が高い。代表的な貴金属。
はっきんイリジウム
はっきんイリジウム ハク― [7] 【白金―】
白金とイリジウムとの合金。展性は減少するが,きわめて硬く,膨張率が小さい。度量衡原器や万年筆のペン先などに利用。
はっきんプラグ
はっきんプラグ ハク― [5] 【白金―】
中心電極に白金チップを溶着した点火プラグ。耐久性にすぐれる。
はっく
はっく [0] 【発句】
(1)律詩の第一・二句。起句。
(2)「ほっく(発句)」に同じ。
はっく
はっく [1] 【八苦】
〔仏〕 生・老・病・死の四苦に,愛別離苦・怨憎会苦(オンゾウエク)・求不得苦(グフトクク)・五陰盛苦(ゴオンジヨウク)を加えた八つの苦しみ。
はっく
はっく ハク― [1] 【白駒】
(1)毛色の白い馬。白馬。
(2)歳月。光陰。
はっく
はっく [1] 【八供】
⇒はちく(八供)
はっく=隙(ゲキ)を過ぐ
――隙(ゲキ)を過ぐ
〔荘子(知北遊)〕
白馬が壁のすき間を走り過ぎる。歳月の過ぎ去ることの早いたとえ。
はっくつ
はっくつ【発掘】
excavation.〜する excavate;→英和
dig up.
はっくつ
はっくつ [0] 【発掘】 (名)スル
(1)土中に埋もれているものを掘り出すこと。
(2)遺跡・遺物などの埋蔵文化財の調査のために地下を掘り下げて探索すること。「―調査」
(3)世に知られていない優秀な人や物を見つけ出すこと。「人材を―する」
はっくどくすい
はっくどくすい [5] 【八功徳水】
⇒はちくどくすい(八功徳水)
はっくぶ
はっくぶ【八九分(どおり)】
almost;→英和
nearly.→英和
はっけ
はっけ [1] 【八家】
(1)「八宗(ハツシユウ)」に同じ。
(2)「入唐(ニツトウ)八家」の略。平安初期に唐へ渡り,密教の教典をもたらした八人の僧。すなわち,最澄・空海・常暁・円仁・円行・慧運(エウン)・円珍・宗叡(ソウエイ)の称。
はっけ
はっけ ハク― [1] 【伯家】
平安時代から代々神祇伯を世襲した家。白川家をさす。伯王家。
はっけ
はっけ【八卦】
fortunetelling.〜を見る tell fortune.
はっけ
はっけ [0] 【八卦】
〔「はっか」とも〕
(1)易の卦を示す陰陽二種の爻(コウ)により形づくられる形象。この中の二種を組み合わせて,自然・人間などのあらゆる現象・属性を表し,判断の基礎とする。
→周易(シユウエキ)
→六十四卦
(2)占い。「当たるも―」
→八卦(1)[表]
はっけい
はっけい [0][1] 【八景】
八つのすぐれた景色。中国の瀟湘(シヨウシヨウ)八景が起源。日本では近江八景・金沢八景などがある。
はっけいロシアじん
はっけいロシアじん ハクケイ― [7] 【白系―人】
1917年のロシア革命後,ソビエト政権に反対し国外に亡命したロシア人。白系露人。
はっけおき
はっけおき [3][5] 【八卦置き】
易者。八卦見。
はっけくしゅう
はっけくしゅう [1] 【八家九宗】
〔仏〕 八宗に禅宗あるいは浄土宗を加えたもの。
→八宗
はっけしんとう
はっけしんとう ハク―タウ [4] 【伯家神道】
平安時代後期以降,神祇官の長官を世襲した白川伯王家に伝わった神道。江戸時代に吉田神道に対抗して独自の教養を形成し,神祇祭祀の道の復興と継承を標榜(ヒヨウボウ)しつつ教線の拡大に努めた。白川神道。
はっけっきゅう
はっけっきゅう ハクケツキウ [3] 【白血球】
血液の有形成分の一。骨髄・脾臓・リンパ節で作られる。赤血球より大きく,無色で核があり,顆粒白血球(好中球・好酸球・好塩基球)・リンパ球・単球に分けられる。活発に活動し,好中球や単球は細菌や異物を食菌し,リンパ球は免疫に関与する。
はっけっきゅう
はっけっきゅう【白血球】
a white blood cell;a leucocyte.→英和
はっけっきゅうげんしょうしょう
はっけっきゅうげんしょうしょう ハクケツキウゲンセウシヤウ [3][0] 【白血球減少症】
末梢血中の白血球が減少している状態。
はっけつびょう
はっけつびょう ハクケツビヤウ [0] 【白血病】
白血球生成組織の悪性腫瘍。病的な幼若白血球が無制限に増殖し,正常な赤血球・白血球・血小板の生成を阻害し,悪液質・出血傾向・重症感染症などをおこす。
はっけつびょう
はっけつびょう【白血病】
leukemia.
はっけみ
はっけみ [4][3] 【八卦見】
易者。占い者。八卦置き。
はっけよい
はっけよい [1][4] (感)
相撲で,行司が動きの止まった両力士にかける声。はっきょい。
〔「発気揚揚」の意,また「八卦良い」の意ともいう〕
はっけん
はっけん ハク― [0] 【白圏】
中を白く残した丸じるし。
はっけん
はっけん [0] 【発見】 (名)スル
世の中に知られていなかったものを見つけ出すこと。初めて見つけること。「病原菌を―する」
はっけん
はっけん [0] 【発券】
銀行券などを発行すること。
はっけん
はっけん [0] 【発遣】 (名)スル
(1)使者などを送り出すこと。出張させること。派遣。「之を斯都に―せり/経国美談(竜渓)」
(2)〔仏〕
(ア)密教で,修法のために迎えていた仏・菩薩を修法の終わったのち,その本来の場所へ送り返すこと。撥遣。奉送。
(イ)浄土教で,阿弥陀仏が衆生を浄土へ招きよせることに対し,釈迦が西方浄土への往生を勧めること。
はっけん
はっけん ハク― [0] 【白鍵】
ピアノ・オルガンなどの,白色の鍵盤。
⇔黒鍵
はっけん
はっけん【発見】
(a) discovery.〜する discover;→英和
make a discovery;find out;detect (探り出す).→英和
〜者 a discoverer.→英和
はっけん
はっけん [0] 【法眷】
〔仏〕 同じ法門で修行する仲間。同一の師匠についた仲間。兄弟弟子。ほうけん。ほっけん。
はっけんがくしゅう
はっけんがくしゅう [5] 【発見学習】
知識や真理を生徒に習得させる場合,原発見の過程を各自の力で再発見させ経験させる学習方法。
はっけんぎんこう
はっけんぎんこう [5] 【発券銀行】
銀行券を発行する権能を有する銀行。日本では,日本銀行。
はっけんてきげんり
はっけんてきげんり [7] 【発見的原理】
〔哲〕
(1)新しい真理を発見するために設けられる仮説。
(2)〔(ドイツ) heuristisches Prinzip〕
カント哲学の用語。カテゴリー(範疇)が対象を構成する構成的原理であるのに対し,認識の限界を定め,経験の統一性を発見させるものである理念を呼ぶ語。規制的原理。
はっけんてきほうほう
はっけんてきほうほう [0] 【発見的方法】
〔heuristics〕
数学における演繹(エンエキ)的証明や自然科学における仮説演繹法のような形式的手続き(アルゴリズム)に収まらない,科学研究における非形式的で動的な過程にかかわる方法をいう。一般に知識の発見過程とそれを正当化する論証過程は区別され,前者は心理的・社会的文脈に属するものと見なされる。
はっけんでん
はっけんでん 【八犬伝】
⇒南総里見八犬伝(ナンソウサトミハツケンデン)
はっこ
はっこ [1] 【八股】
「八股文」の略。
はっこう
はっこう【薄幸な】
unfortunate;→英和
unlucky.→英和
はっこう
はっこう【発光】
radiation.→英和
〜する radiate;→英和
give light.‖発光体 a luminous body.発光塗料 luminous paint.
はっこう
はっこう【発行】
publication;→英和
issue.→英和
〜する publish;→英和
issue.→英和
‖発行人[所]a publisher.発行日 the date of issue[publication].発行部数 a circulation <of 10,000> .発行部数が多い have a large circulation.
はっこう
はっこう【発効】
effectuation.〜する come into effect.
はっこう
はっこう [0] 【発港】 (名)スル
船舶が港を出ること。出港。
はっこう
はっこう【発酵】
fermentation.〜する[させる]ferment.→英和
はっこう
はっこう [3] 【八講】
(1)〔仏〕「法華八講」の略。
(2)「八講布」の略。
はっこう
はっこう [0] 【八紘】
八方。全世界。八荒。八極。
はっこう
はっこう ハククワウ [0] 【白光】
白い色の光。昼間の太陽の光。
はっこう
はっこう ハク― [0] 【白虹】
白色の虹。霧などのときに見られ,兵乱の兆しとされた。「是の日―南北に天を竟(ワタ)る/続紀(養老四)」
はっこう
はっこう [0] 【発光】 (名)スル
光を出すこと。「ストロボがうまく―しない」
はっこう
はっこう [0] 【発向】 (名)スル
(1)目的の場所へ向かって軍勢・使者などが出発すること。「榎本武揚を攻めむがために,官軍が―する中に/渋江抽斎(鴎外)」
(2)「発行{(3)}」に同じ。
はっこう
はっこう [0] 【発行】 (名)スル
(1)図書・新聞などを印刷して世に出すこと。刊行。「雑誌を―する」
(2)証明書・証券・貨幣などを作って世の中に通用させること。「株券を―する」「―額」
(3)はやること。流行。発向。「おの��方の不繁昌は青本が―故なれば/黄表紙・御存商売物」
はっこう
はっこう [0] 【発効】 (名)スル
条約・法律などが効力をもつようになること。
⇔失効
「条約が―する」
はっこう
はっこう [0] 【発航】 (名)スル
船舶が出帆すること。船出。
はっこう
はっこう [0] 【発酵・醗酵】 (名)スル
(1)酵母や細菌などの微生物がエネルギーを得るために有機化合物を分解して,アルコール類・有機酸類・二酸化炭素などを生成していく過程。狭義には,微生物が酸素の存在しない状態で,糖類を分解してエネルギーを得る過程。酒・味噌・醤油・チーズなどの製造などに古来利用されてきた。
(2)頭の中で考えが芽生え,次第に熟してくることのたとえ。
→発酵(1)[表]
はっこう
はっこう ハクカウ [0] 【薄幸・薄倖】 (名・形動)[文]ナリ
幸せが薄い・こと(さま)。ふしあわせ。「―の身」「―な運命」
はっこう
はっこう [0] 【八荒】
国の八方のはて。全世界。八極。「義時弥(イヨイヨ)―を掌(タナゴコロ)に握る/太平記 1」
はっこう=日を貫(ツラヌ)く
――日を貫(ツラヌ)く
〔戦国策(魏策)〕
白色の虹が太陽を貫くようにかかる。「白虹」は武器,「日」は君主の象徴とされ,臣下の白刃が君主に危害を加える天象とされた。
はっこういちう
はっこういちう [6] 【八紘一宇】
〔日本書紀「掩�八紘�而為�宇」より〕
天下を一つの家のようにすること。第二次大戦中,大東亜共栄圏の建設を意味し,日本の海外侵略を正当化するスローガンとして用いられた。
はっこうかかく
はっこうかかく [5] 【発行価格】
株式・公社債を発行する時の価格。株式の場合は原則として額面以下は認められないが,公社債の場合は額面以下の割引発行もある。
はっこうかん
はっこうかん [0] 【発酵管】
微生物による発酵の様子を調べるためのガラス器具。U 字形をしており,生成したガスの量で発酵の度合を測定する。
はっこうき
はっこうき [3] 【発光器】
発光動物が発光を行うための器官。ホタルの発光器は発光細胞層と反射細胞の層からなる。深海魚・イカなどではさらにクチクラ性水晶体・色素層などが発達している。
はっこうきん
はっこうきん [0][3] 【発光菌】
光を発する菌類の総称。きのこが光るもの(ツキヨタケ),菌糸が光るもの(ナラタケ)などがある。
はっこうきん
はっこうきん [0][3] 【発酵菌】
発酵作用がある微生物。
はっこうさいきん
はっこうさいきん [5] 【発光細菌】
光を発する細菌の総称。主に海産で,海水に浮遊または他動物に寄生し,寄生発光をひき起こすことがある。微量な酸素中でも発光するので酸素の検出に用いる。発光バクテリア。
はっこうし
はっこうし [3] 【発光紙】
発光性の塗料を塗った紙。
はっこうしじょう
はっこうしじょう [5] 【発行市場】
新たに発行する株式の募集,既発行株式の公開売り出し,公社債の売り出しなど株式や社債などの有価証券を発行する市場で,発行者・引き受け業者・投資家から成る。
→流通市場
はっこうしゃ
はっこうしゃ [3] 【発行者】
出版物を発行する責任者。発行人。
はっこうしゃりまわり
はっこうしゃりまわり [7] 【発行者利回り】
債券の発行で,発行総額から当初費用を差し引いた純手取額に対し,債券発行に伴い発生する当初費用やその後の利子,期中費用などの諸経費まで含めた実質資金コストで計算したもの。
→応募者利回り
はっこうしょくぶつ
はっこうしょくぶつ [6] 【発光植物】
光を発する植物の総称。細菌類・担子菌類・鞭毛(ベンモウ)藻類にみられる。なお,ヒカリゴケの場合は反射によるもので発光ではない。
はっこうじけん
はっこうじけん ハク― 【白虹事件】
1918年(大正7)8月,大阪朝日新聞に対する言論弾圧事件。当時米騒動の報道禁止に抗議し論陣を張っていた同紙に対し,寺内内閣は記事中の「白虹日を貫けり」の一句が皇室の尊厳を冒瀆(ボウトク)し政体を変改するものとして告発し,編集局長らが辞任に追いこまれた。
はっこうじょ
はっこうじょ [0] 【発行所】
書籍・新聞などを発行する所。
はっこうたい
はっこうたい [0] 【発光体】
発光する物体。
はっこうださん
はっこうださん ハツカフダ― 【八甲田山】
青森県中央部にある火山群。海抜1584メートルの大岳を中心とする北群と海抜1516メートルの櫛ヶ峰を中心とする南群とから成る。
はっこうださんそうなんじけん
はっこうださんそうなんじけん ハツカフダ―サウナン― 【八甲田山遭難事件】
1902年(明治35)青森歩兵第五連隊の山口大隊二一〇名が,八甲田山での雪中行軍訓練中,猛吹雪のために遭難した事件。死者は一九九名に達した。
はっこうとりょう
はっこうとりょう [5] 【発光塗料】
蛍光体またはリン光体を用いて暗所で発光するようにした塗料。有機蛍光色素や硫化亜鉛に銅などの重金属を微量に加えたものが多く使われ,さらにこれにラジウムなどの放射性物質をごく微量添加すると完全な暗黒でも自ら発光する。夜光塗料。
はっこうどうぶつ
はっこうどうぶつ [5] 【発光動物】
光を発する動物の総称。自ら発光物質を作って発光するもの(ヤコウチュウ・オキクラゲ・カモメガイ・ホタル・ヒカリクモヒトデ・ハダカイワシなど)と,発光細菌の寄生や共生(マツカサウオ)によるものとがある。
はっこうにゅう
はっこうにゅう [3] 【発酵乳】
牛乳や他の哺乳類の乳を乳酸菌などにより発酵させて作る乳製品。ヨーグルトなど。
はっこうふ
はっこうふ [3] 【八講布】
越中・加賀に産する麻布。古く,宮中の法華八講のとき,僧侶への布施として用い,近世には幕府に献上した。はっこうぬの。
はっこうダイオード
はっこうダイオード [7] 【発光―】
〔light-emitting diode〕
接合部に電流が流れると光を放射するダイオード。材料によって決まった波長の光を発する。LED 。
はっこうバクテリア
はっこうバクテリア [0][7] 【発光―】
⇒発光細菌(ハツコウサイキン)
はっこうバター
はっこうバター [5] 【発酵―】
乳酸菌でクリームを発酵させて作るバター。風味が強い。
はっこつ
はっこつ【白骨】
bones;a skeleton.→英和
はっこつ
はっこつ ハク― [0] 【白骨】
風雨にさらされて白くなった骨。
はっこつのおふみ
はっこつのおふみ ハクコツ― 【白骨の御文】
蓮如の御文の一。「朝には紅顔ありて,夕には白骨となれる身なり」と人間の無常を語り,念仏をすすめる。
はっこぶん
はっこぶん [3][0] 【八股文】
〔「股」は対偶の意。四つの股がそれぞれ「比」と称する二つの対句から成っていることからいう〕
中国,明・清代の科挙の答案に使用された文体。四書五経中から出題された章句の意を敷衍(フエン)し,対句を用いて一編の文章に構成する。破承・起講・入題・起股・虚股・中股・後股・結束の各段より成る。八股。四書文。経義文。制義文。時文。
はっこん
はっこん [0] 【発根】 (名)スル
根が出ること。「挿し木が―する」
はっさい
はっさい 【発才】
(1)(女が)機転・小才のきくこと。また,そのような女。「いかな睟にも口をあかせぬほどの―の流女/浮世草子・禁短気」
(2)(女が)こましゃくれていること。また,そのような女。おてんば。「ええここな―,つかつか物をいやんな/浄瑠璃・蘆屋道満」
はっさい
はっさい [0] 【八災】
〔「八災患(ハツサイゲン)」の略〕
仏道修行を妨げる八種の障害。すなわち,憂・喜・苦・楽・尋(=物事ヲ追求スルコト)・伺(=ヨリ細カク物事ヲ追求スルコト)・出息・入息の称。
はっさい
はっさい [0] 【髪際】
髪の生え際。仏像の額のはえぎわ。ここを基点として測った仏像の高さを髪際高と呼ぶ。
はっさいかい
はっさいかい [3] 【八斎戒】
⇒八戒(ハツカイ)
はっさく
はっさく [0] 【八朔】
(1)陰暦八月朔日(ツイタチ)の称。古く農家で,新穀の贈答や豊作祈願・予祝などの行事が行われ,のち一般化して,贈答の慣習を生んだ。江戸時代には,徳川家康江戸入府の日にあたることから,諸大名・旗本は白帷子(シロカタビラ)を着て登城し,祝詞を述べた。また,江戸吉原では,紋日(モンビ)とされ,遊女は白小袖を着た。[季]秋。
(2)陰暦八月一日前後に吹く強い風。
(3)ミカンの一品種。広島県で多く栽培される。果実は夏ミカンよりやや小さく果皮がなめらかで甘みがある。温州ミカンと夏ミカンの中間の時期に出回る。
はっさくのにがもち
はっさくのにがもち 【八朔の苦餅】
八朔の祝いにつくるぼた餅。この日以後下男・下女の夜なべが始まる。八朔の泣きまんじゅう。八朔の涙飯。
はっさん
はっさん 【八算】
算盤(ソロバン)で行う一けたの割り算。「易に八卦,十露盤(ソロバン)に―/滑稽本・膝栗毛 8」
はっさん
はっさん [0] 【発散】 (名)スル
(1)内部にあるものを外にあらわすこと。特に自分の内部にたまったものを外に飛びちらすこと。「熱を―する」「若さを―させる」「不満を―する」
(2)光線が四方に広がること。
⇔集束
(3)〔数〕 無限数列・無限級数や関数の値などが収束しないこと。極限で正あるいは負の無限大となるか,振動する。
⇔収束
はっさん
はっさん【発散】
emission;→英和
emanation;radiation.→英和
〜する ⇒発する.
はっさんこうせんそく
はっさんこうせんそく [7] 【発散光線束】
一点から広がって進む形の光線束。平行光線束が凹レンズを通ったあとなどにみられる。
はっし
はっし [1] 【八史】
律令制で,太政官の主典(サカン)である左大史・右大史・左少史・右少史,各二名ずつ計八名の称。
はっし
はっし [1] (副)
(多く「と」を伴う。「発止」とも当てる)
(1)強く打ったり,勢いよく飛んでくる物を受け止めたりするさま。「来た球を―と打つ」
(2)堅い物どうしがぶつかる音を表す語。また,ぶつかるさま。「丁々(チヨウチヨウ)―」「莨(タバコ)盆の火入に抵(アタ)りて―と割れたり/金色夜叉(紅葉)」
(3)物の言い方が的確なさま。「物を― ―と申して/狂言・粟田口(虎寛本)」
はっしき
はっしき [0] 【八識】
〔仏〕 五官やからだを通じて対象を認識する八種の心的作用。すなわち,眼識・耳識・鼻識・舌識・身識・意識・末那(マナ)識・阿頼耶(アラヤ)識の称。はちしき。
はっしきのかばね
はっしきのかばね [0] 【八色の姓】
⇒やくさのかばね(八色姓)
はっしゃ
はっしゃ【発射】
firing.〜する fire <a pistol> ;→英和
shoot.→英和
‖発射装置[台]a launcher;a launching pad.
はっしゃ
はっしゃ [0] 【発射】 (名)スル
弾丸などを撃ち出すこと。「ミサイルを―する」
はっしゃ
はっしゃ [0] 【発車】 (名)スル
電車・自動車などが走り出すこと。「バスが―する」
はっしゃ
はっしゃ【発車】
departure.→英和
〜する leave;→英和
start.→英和
〜(します)! All aboard! <英> Take your seats,please! ‖発車時間 the time for departure.発車ホーム a departure platform.
はっしゃかん
はっしゃかん [0] 【発射管】
魚雷を発射する装置。
はっしゅう
はっしゅう [1] 【八宗】
〔仏〕 平安時代までに日本に伝わった仏教の八つの宗派。倶舎・成実・律・法相・三論・華厳の南都六宗に天台・真言を加えたもの。八家(ハツケ)。
はっしゅう
はっしゅう [1] 【八州】
(1)日本の異称。おおやしま。
(2)「関(カン)八州」に同じ。
はっしゅうけんがく
はっしゅうけんがく [0][1] 【八宗兼学】
(1)広く八宗の教義を学ぶこと。特に東大寺で華厳を宗として他の諸宗をも併せて修すること。
(2)広く物事に通じること。
はっしゅうこうよう
はっしゅうこうよう 【八宗綱要】
八宗の教義を概説した書。二巻。凝然著。1268年成立。禅・浄土両宗についても補説する。簡明で,仏教の入門書として広く読まれた。
はっしゅうまわり
はっしゅうまわり [5] 【八州回り】
関東取締出役の俗称。
はっしゅつ
はっしゅつ [0] 【発出】 (名)スル
(1)起こること。あらわし出すこと。「勢力を―することは/西国立志編(正直)」
(2)遣わし出すこと。出発すること。「早々―して地府に滞らしむる事なかれ/読本・英草紙」
はっしゅつろん
はっしゅつろん [4] 【発出論】
⇒流出説(リユウシユツセツ)
はっしょう
はっしょう [0] 【八将】
中世,関東に勢力を持った八人の豪族。下総の千葉・結城,安房の里見,常陸の小田・佐竹,下野(シモツケ)の小山・宇都宮・那須の八氏。
はっしょう
はっしょう [0] 【八象】
易で,八卦のあらわすかたち。すなわち,乾(ケン)は天,坤(コン)は地,坎(カン)は水,離は火,艮(ゴン)は山,兌(ダ)は沢,巽(ソン)は風,震は雷をあらわす。
はっしょう
はっしょう [0] 【発祥】 (名)スル
(1)〔詩経(商頌,長発)〕
天子となるめでたいしるしがあらわれること。
(2)物事が起こりあらわれること。
はっしょう
はっしょう [0] 【発症】 (名)スル
症状があらわれること。「長い潜伏期間ののち―する」
はっしょう
はっしょう [1] 【八省】
(1)律令制で,太政官に置かれた八つの中央行政官庁。すなわち,中務(ナカツカサ)・式部・治部(ジブ)・民部・兵部(ヒヨウブ)・刑部(ギヨウブ)・大蔵・宮内(クナイ)の各省の称。やつのすぶるつかさ。
(2)「八省院」の略。「(男ヲ)曳き張りて上様へ将(イ)て行きて,―に将て入りぬ/今昔 16」
はっしょういも
はっしょういも [3] 【八升芋】
ジャガイモの異名。
はっしょういん
はっしょういん 【八省院】
朝堂院の別名。
はっしょうじん
はっしょうじん ハツセウジン [3] 【八笑人】
⇒花暦八笑人(ハナゴヨミハツシヨウジン)
はっしょうじん
はっしょうじん ハツシヤウ― [3] 【八将神】
陰陽道(オンヨウドウ)で,年によって各々の方位の吉凶をつかさどるとされる八神。すなわち,太歳(タイサイ)・大将軍・大陰(ダイオン)・歳刑(サイキヨウ)・歳破(サイハ)・歳殺(サイセツ)・黄幡(オウバン)・豹尾(ヒヨウビ)。
はっしょうち
はっしょうち【発祥地】
the birthplace;→英和
the cradle.→英和
はっしょうち
はっしょうち [3] 【発祥地】
ある物事が初めて起こりあらわれた土地。「文明の―」
はっしょうどう
はっしょうどう [3] 【八正道・八聖道】
〔仏〕 仏陀が最初に説いた仏教の基本的な教えの一。涅槃(ネハン)に至るための八つの正しいおこない。すなわち,正見・正思惟・正語・正業・正命・正精進・正念・正定。
はっしょうまめ
はっしょうまめ [3] 【八升豆】
マメ科のつる性一年草。花は黒紫色。豆果は約10センチメートル。種子を食用とし,全草を飼料・緑肥とする。熱帯アジアで広く栽培。オシャラクマメ。
はっしょく
はっしょく [0] 【発色】 (名)スル
(1)色を発すること。色が出ること。
(2)(写真・染色などの)色の仕上がり具合。「―がよい」
はっしょくざい
はっしょくざい [4] 【発色剤】
食品添加物の一。食品中の物質と反応して安定した色素になるもの。食品衛生法により規制を受ける。亜硝酸塩・硝酸塩など。
→亜硝酸ナトリウム
はっしょくだん
はっしょくだん [4] 【発色団】
染料の色原体が発色する原因と考えられる原子団。カルボニル基・アゾ基・ニトロ基など。染色の機構を説明するために導入された概念。
→助色団
はっしょくはんのう
はっしょくはんのう [5] 【発色反応】
⇒呈色反応(テイシヨクハンノウ)
はっしん
はっしん [0] 【八神】
天皇の守護神として宮中の神殿にまつられる八柱の神。すなわち,神産日神(カミムスヒノカミ)・高御産日神(タカミムスヒノカミ)・玉積産日神(タマツメムスヒノカミ)・生産日神(イクムスヒノカミ)・足産日神(タルムスヒノカミ)・大宮売神(オオミヤノメノカミ)・御食津神(ミケツカミ)・事代主神(コトシロヌシノカミ)の称。
はっしん
はっしん [0] 【発疹】 (名)スル
皮膚に小さい吹き出物のできること。また,その吹き出物。ほっしん。
はっしん
はっしん [0] 【発進】 (名)スル
出発させること。自動車などを出発させて,進ませること。飛行機などを基地から出発させること。「いっせいに―する」「緊急―」
はっしん
はっしん [0] 【発振】 (名)スル
一定の持続的振動を発生すること。普通,電気信号の場合をいう。「―回路」「―器」
はっしん
はっしん [0] 【発信】 (名)スル
(1)電信・電波などを発すること。「電波を―する」
(2)郵便を差し出すこと。
⇔受信
はっしん
はっしん【発信する】
send <a letter,a telegram> ;→英和
dispatch a message.→英和
‖(電話の)発信音 <米> a dial[ <英> dialling]tone.発信機 a transmitter.発信地 the place of dispatch.発信人 a sender.
はっしん
はっしん【発疹】
《医》(an) eruption <on the skin> .〜する erupt (皮膚が).→英和
〜性の eruptive.‖発疹チフス eruptive typhus.
はっしんきこう
はっしんきこう [5] 【発震機構】
地震の震源で,岩石が破壊され地震波を発生する機構。地震波の初動分布の解析から,力の方向が直交し,大きさが等しく,断層移動の方向が逆のモーメントをもつ二組みの偶力が,急激に働くモデルが確立している。
はっしんしゅぎ
はっしんしゅぎ [5] 【発信主義】
意思表示の効力が発生する時期を,それが発信された時とする立場。
→到達主義
→了知主義
はっしんじ
はっしんじ [3] 【発震時】
⇒到着時(トウチヤクジ)
はっしんにん
はっしんにん [0] 【発信人】
郵便・電報などの差出人。
はっしんチフス
はっしんチフス [5] 【発疹―】
法定伝染病の一。病原体はリケッチアの一種で,シラミの媒介により伝染。潜伏期は一〇〜一四日。四〇度前後の高熱と全身に現れる赤く細かい発疹が特徴で,重症では興奮・譫妄(センモウ)などの脳症状を伴う。ほっしんチフス。戦争チフス。
はっす
はっす [0][1] 【法嗣】
〔仏〕 禅宗で師の法をついだ弟子のこと。ほうし。ほっし。
はっすい
はっすい [0] 【撥水】
織物などの布地が,表面で水をはじく性質。「―性」
はっすいかこう
はっすいかこう [5] 【撥水加工】
シリコン樹脂・フッ素樹脂などを用い,繊維を疎水性にすることにより水をはじく性質をもたせる加工。
はっする
はっする【発する】
(1)[源を]come <from> ;→英和
flow[rise] <from> (川が).→英和
(2)[出発]leave <Tokyo> ;→英和
start <from> .→英和
(3)[光・熱などを]give out;radiate;→英和
emit.→英和
(4)[声を]utter <a cry> ;→英和
issue <an order> (命令を).→英和
はっする
はっ・する [0] 【発する】 (動サ変)[文]サ変 はつ・す
□一□(自動詞)
(1)その地を出る。出発する。「列車が東京駅を―・する」
(2)外へあらわれでる。「熱が―・する」「怒り心頭に―・する」「積日の疲労(ツカレ)が―・して/多情多恨(紅葉)」「手前生国と―・しまするは…」
(3)ある事を原因として起こる。「親切心に―・した行為」
□二□(他動詞)
(1)起こす。はじめる。「宇治川は琵琶湖に源を―・する」「株の暴落に端を―・した大恐慌」
(2)音・光・熱・匂いなどを外に向かって出す。はなつ。「騒音を―・する」「悪臭を―・する」「空しく埋もれ,名を―・せず世を経(フ)る/五重塔(露伴)」
(3)考え・命令などを明らかにする。また,言葉を口から出す。「会議の間,一言も―・しなかった」「警告を―・する」
(4)矢・弾丸などを発射する。はなつ。
(5)使者・便りなどをさし向ける。「特使を―・する」
はっすん
はっすん [3] 【八寸】
(1)一寸の八倍の長さ。
(2)懐石料理で,八寸角の器。また,それに盛った料理。赤杉の木地で作った盆に,三種から五種の珍味などを少量ずつ盛る。
(3)近世の和紙の一種。上野(コウズケ)(群馬)・信濃(長野)などに産した厚紙。
(4)「一尺八寸{(1)}」に同じ。
はっすんくぎ
はっすんくぎ [3] 【八寸釘】
長さが八寸ある長い釘。
はっせい
はっせい [0] 【発声】 (名)スル
(1)声を出すこと。「大きな声で―する」
(2)大勢で同じ言葉を唱える時,最初に声を出して,音頭をとること。「会長の―で乾杯をする」
(3)歌会で披講のとき,講師のあとを受けて,節を付けて歌をよみ上げること。また,その役。
はっせい
はっせい【発生】
outbreak (事件の);→英和
birth (創生);→英和
growth (生育);→英和
generation[production](生物・電気などの).→英和
〜する[起こる]happen;→英和
break out;be born (生まれる);grow (生育);→英和
be generated (電気などが).‖発声法 vocalization.
はっせい
はっせい【発声】
utterance;→英和
speaking.→英和
〜する utter;→英和
speak.→英和
…の〜で <give three cheers> led by a person.→英和
‖発声器官 the vocal organs.発生率 the incidence.
はっせい
はっせい [0] 【発生】 (名)スル
(1)新しい物や事が生ずること。また,生じさせること。「事件が―する」「酸素が―する」
(2)細胞の増殖・分化・形態形成などにより,ある生物系(組織・器官・個体など)が単純な状態から複雑な状態へ発展すること。主に受精卵から出発する個体発生をさす。
はっせいえいが
はっせいえいが [5] 【発声映画】
⇒トーキー
はっせいきかん
はっせいきかん [6][5] 【発声器官】
声を出す器官。声帯・口腔・鼻腔など。
はっせいきじょうたい
はっせいきじょうたい [6] 【発生期状態】
化学反応によって化合物から遊離した直後の物質がきわめて反応性に富んでいるときの状態。水素・酸素などに見られ,原子あるいはイオンに近い状態と考えられる。
はっせいしゅぎ
はっせいしゅぎ [5] 【発生主義】
取引の発生事実を根拠として,費用および収益を認識し計上すること。
はっせいせいぶつがく
はっせいせいぶつがく [8] 【発生生物学】
受精卵または単一の細胞から成体への分化成長過程における形態の変化と,それに関連したあらゆる研究を目的とする学問。
はっせいてきていぎ
はっせいてきていぎ [7] 【発生的定義】
〔論〕 定義の方法の一。本質的属性を分析するのではなく,発生・成立の条件を挙げて物を定義するもの。総合的定義。
⇔分析的定義
はっせいほう
はっせいほう [0] 【発声法】
声の出し方。特に,声楽の基礎訓練として行う声の出し方。
はっせいよさつ
はっせいよさつ [5] 【発生予察】
病害虫の発生を,過去のデータや実際の観察などをもとに予測し,その情報を早期に提供すること。
はっせいろガス
はっせいろガス [6] 【発生炉―】
石炭・コークスを,空気の供給の不十分な条件下で不完全燃焼させて得られる燃料ガス。窒素と一酸化炭素とが主成分で,低熱量であるが,安価であり,工業用に使われる。
はっせき
はっせき [0] 【発赤】 (名)スル
皮膚が赤くなること。ほっせき。
はっせきやく
はっせきやく [4][3] 【発赤薬】
皮膚や粘膜を刺激して軽度の充血に伴う発赤を起こす薬。打撲傷・神経痛・筋肉痛などの治療に用いる。カンフル・トウガラシなど。引赤薬。
はっせつ
はっせつ [0] 【八節】
季節の八つの変わり目。すなわち,立春・春分・立夏・夏至・立秋・秋分・立冬・冬至。
はっせん
はっせん [1][0] 【八専】
陰陽道(オンヨウドウ)で,壬子(ミズノエネ)の日から癸亥(ミズノトイ)の日までの一二日のうち,丑(ウシ)・辰(タツ)・午(ウマ)・戌(イヌ)の日を除いた八日。一年に六度ある。棟上げに吉,結婚・畜類の売買・神仏のことを忌む日という。
はっせん
はっせん 【八仙】
(1)中国の民間伝承にいう漢代の八人の仙人。鍾離・張果老・韓湘子・鉄拐(テツカイ)・曹国舅(ソウコクキユウ)・呂洞賓(リヨドウヒン)・藍采和・何仙姑。画題とされる。
(2)唐代の八人の酒仙。
→飲中八仙
(3)雅楽の一。右方の新楽。高麗壱越調の小曲。四人舞の文舞。仙人を鶴化したもの。崑崙八仙。ころはせ。
はっせん
はっせん [0] 【発船】 (名)スル
船が港を出ること。出航。
はっせんたろう
はっせんたろう [5] 【八専太郎】
八専の第一日目。
はっそう
はっそう [0] 【八草】
漢方で用いる八種の薬草。普通,菖蒲(シヨウブ)・艾葉(ヨモギ)・車前(オオバコ)・荷葉(ハス)・蒼耳(オナモミ)・忍冬(ニンドウ)・馬鞭(クマツヅラ)・繁縷(ハコベ)とされるが,異説も多い。
はっそう
はっそう [1][0] 【八相】
(1)「釈迦(シヤカ)八相」に同じ。
(2)観相で,人相を分類した威・厚・清・古・孤・薄・悪・俗の八つの相。
はっそう
はっそう [0] 【発装】
仏画などの表装に使う装飾金具。八双金物に形が似る。
はっそう
はっそう [0] 【発想】 (名)スル
(1)あることを思いつくこと。また,その思いついた考え。思いつき。「子供らしい―」
(2)考えを展開させたり,まとめたりして形をとらせること。「奇抜なことを―する」「―の似た小説」
(3)音楽で,楽曲の曲想・緩急・強弱などを表現すること。
はっそう
はっそう【発送する】
send out;ship;→英和
post (郵便物を).→英和
発送係 a shipping clerk.
はっそう
はっそう【発想】
an idea;→英和
a conception.→英和
〜が良い have a good idea.
はっそう
はっそう [0] 【発喪】 (名)スル
「はつも(発喪)」に同じ。
はっそう
はっそう [0] 【発走】 (名)スル
競技で,一斉に走り出すこと。スタート。
はっそう
はっそう [0] 【発送】 (名)スル
物を送り出すこと。「荷物を―する」
はっそう
はっそう [0] 【八双】
剣や薙刀(ナギナタ)の構えの一。正面より右へ寄せて立てて構えること。「―の構え」
はっそうかなもの
はっそうかなもの [5] 【八双金物】
先端が二股に分かれ,または油煙形に突き出した形の装飾金具。建築物や工芸品に多く用いられる。前者を入り八双,後者を出八双という。
八双金物[図]
はっそうきごう
はっそうきごう [5] 【発想記号】
楽曲の表情や表現法を譜面上で指示する記号。フォルテ・ピアノ・アクセントなど。
→強弱記号
はっそうじょうどう
はっそうじょうどう [5] 【八相成道】
⇒釈迦(シヤカ)八相
はっそうひょうご
はっそうひょうご [5] 【発想標語】
楽曲全体,または一部の表情や表現法を指示する標語。コン-ブリオ・カンタービレ・ドルチェなど。
→発想標語[表]
はっそく
はっそく [0][4] 【八足】
足が八つあること。
はっそく
はっそく [0] 【発足】 (名)スル
旅などに出発すること。「午食して―す/十和田湖(桂月)」
→ほっそく(発足)
はっそくのつくえ
はっそくのつくえ 【八足の机】
「やつあしのつくえ(八足机)」に同じ。
はった
はった 【八田】
姓氏の一。
はったい
はったい [0] 【糗・麨】
麦・米,特に大麦の新穀を煎(イ)ってひいた粉。麦こがし。香煎(コウセン)。[季]夏。
はったい
はったい [0] 【八体】
(1)漢字の八種の書体。諸説あり,古文・大篆(ダイテン)・小篆・隷書(レイシヨ)・飛白・八分・行書・草書,あるいは大篆・小篆・刻符・虫書・摹印(ボイン)・署書・殳書(シユシヨ)・隷書。
(2)俳句を風姿により分類した八種の体。すなわち,幽玄体・有心体・無心体・悠遠体・風艶体・風情体・寓言体・風曲体のこと。
(3)連句の付け方の八種。
→七名(シチミヨウ)八体
はったいいし
はったいいし [3] 【糗石・麨石】
おもに菱鉄鉱などからなる黒みがかった褐色の丸い団塊。内部は中空で,白色あるいは青白色の細粉が詰まっている。子持ち石。はったいせき。
はったせん
はったせん [0] 【八田線】
両生類・爬虫(ハチユウ)類・淡水無脊椎動物の分布から,宗谷海峡上に引かれた動物地理学上の境界線。1910年,八田三郎がブラキストン線よりも意義が深いとして提唱。宗谷線。
→ブラキストン線
はったつ
はったつ [0] 【八達】 (名)スル
道路が八方に通じていること。「四通―する鉄道網」
はったつ
はったつ【発達】
development;→英和
progress.→英和
〜した advanced.→英和
〜していない underdeveloped.→英和
〜する develop;→英和
progress;advance.→英和
著しい〜を遂げる make remarkable progress.→英和
はったつ
はったつ [0] 【発達】 (名)スル
(1)発育して完全な形態に達すること。
(2)進歩発展すること。「―した文明」
(3)規模が次第に大きくなること。「―した低気圧」
(4)〔心〕
〔development; (ドイツ) Entwicklung〕
生体が,時間的経過に伴って形態・技能・行動などを変化させていくこと。また,その過程。
はったつかそくげんしょう
はったつかそくげんしょう [8] 【発達加速現象】
世代が新しいほど身体的発達が早期化する現象。性的成熟年齢が早まることなど。
はったつしょうがい
はったつしょうがい [5] 【発達障害】
心身の機能の発達が滞った状態。知的障害・自閉症など。
はったつしんりがく
はったつしんりがく [7] 【発達心理学】
精神発達過程を明らかにし,また,心の働きや行動の仕組み一般を発達変化の側面からとらえようとする心理学。
はったと
はったと [1] (副)
「はたと」を強めていう語。「―にらむ」
はったとものり
はったとものり 【八田知紀】
(1799-1873) 幕末・維新期の歌人。薩摩藩士。香川景樹に師事。維新後,宮内省歌道御用掛。歌論書「調の直路」,家集「しのぶ草」など。
はったり
はったり (副)
(1)まったく。すっかり。「それより―と打忘れ/浄瑠璃・油地獄(中)」
(2)しっかりと。確かに。「気を―と持たしやんせ/浄瑠璃・袂の白絞」
(3)十分なさま。適当なさま。「酒の燗―といたしまして/胆大小心録」
はったり
はったり
(a) bluff;→英和
(an) exaggeration (誇張).〜をかける bluff.‖はったり屋 a bluffer.
はったり
はったり [0]
(1)わずかなことを大げさに言ったり,ありもしない物事をあるように見せたりして他人を圧倒しようとすること。また,そういう言動。「―をきかせる」「―を言う」「―屋」
(2)おどして金品を強奪すること。「喧嘩仕掛けて物取るを―というて/浄瑠璃・双蝶蝶」
はったん
はったん [1] 【八端】
「八端織り」の略。
はったんおり
はったんおり [0] 【八端織(り)】
たてに諸撚(モロヨ)り,よこに片撚りの練り糸を用いた,斜文組織の厚手の絹織物。丹前や布団地用。はったん。
はったんがけ
はったんがけ [0] 【八反掛(け)】
(1)八丈島に産する上質の絹織物。諸撚(モロヨ)り糸を綾織りにしたもので,光沢があり,強い。帯地などに用いる。一反の値が紬(ツムギ)の八反にも相当することからとも,縦横八反分の長さに整えて織ることからの名ともいう。
(2)仙台産の上質の絹織物。
はっち
はっち [1] 【発地】
出発地。発進地。
はっちはっち
はっちはっち 【鉢鉢】 (感)
「はちはち(鉢鉢)」に同じ。「托鉢の道心者,―と門に立つ/浄瑠璃・堀川波鼓(下)」
はっちぼうず
はっちぼうず 【鉢坊主】
「はちぼうず(鉢坊主)」に同じ。
はっちゃ
はっちゃ (係助)
〔「ほか」の転か。近世江戸語。「はっちゃあ」とも〕
(下に打ち消しの語を伴って)特定の事柄だけを取り上げて,それ以外のものをすべて否定する意を表す。ほか。しか。はか。「あん中にしつた顔なやつは,たつた二人―ない/洒落本・遊子方言」「たつた一冬はつちやあ着ねえものが,あれじやあたまらねえ/滑稽本・浮世風呂 2」
はっちゃく
はっちゃく【発着】
departure and arrival.
はっちゃく
はっちゃく [0] 【発着】 (名)スル
出発することと到着すること。「三分ごとに電車が―する」「―所」
はっちゅう
はっちゅう [0] 【発注】 (名)スル
注文を出すこと。
⇔受注
「試験車の製作を―する」
はっちゅう
はっちゅう [0] 【八柱】
昔,中国で天を支えていると考えられていた八本の柱。「―再び傾いて/太平記 14」
はっちゅう
はっちゅう【発注】
⇒注文.
はっちょう
はっちょう [1] 【八丁・八町】
(1)一丁の八倍。また,一町歩の八倍。
(2)(八つの道具を使うことができるほど)物事に巧みなこと。《八丁》
〔「八挺」とも書く〕
「口―手―」
(3)滋賀県大津市の入り口にあった八つの町。東海道筋の旅籠町。「行くも還るもはや―に着けば/浮世草子・一代男 5」
はっちょうあらし
はっちょうあらし [5] 【八丁荒らし】
周囲八丁の寄席の客を奪うほど人気のある芸人。
はっちょうがね
はっちょうがね [3] 【八丁鉦】
歌念仏の一。若衆が八丁の鉦を首から下げたり腰の回りに付けたりして,これをたたきながら念仏を誦し踊ったもの。のちには念仏を略して大道芸となった。やがらがね。
八丁鉦[図]
はっちょうぐるま
はっちょうぐるま [5] 【八丁車】
撚糸機の一。人力あるいは水力で大きな輪を回転させて,多くの錘(ツム)を同時に回転させ,撚(ヨ)りをかける。
はっちょうとんぼ
はっちょうとんぼ [5] 【八丁蜻蛉】
トンボの一種。世界でも最小の種で,腹長13ミリメートル内外。雄の体は橙黄色から成熟するにしたがって鮮紅色に変わる。雌は黄色で黒色と褐色の斑紋がある。はねは透明。湿原にすみ,本州以南および中国・東南アジアに分布する。
はっちょうぼり
はっちょうぼり ハツチヤウボリ 【八丁堀】
(1)東京都中央区の地名。慶長年間(1596-1615)に京橋川の先に掘られた掘割(八丁あったという)に由来する名で,のちその北側の地域。町奉行の与力・同心の屋敷があった。「―の旦那(ダンナ)」
(2)江戸,神田にあった掘割。今川橋がかかる。神田八丁堀。
はっちょうみそ
はっちょうみそ [5] 【八丁味噌】
愛知県岡崎市を中心に産する豆味噌。岡崎味噌。三州味噌。
はっちん
はっちん ハチイン 【八音】
〔「はちいん(八音)」の連声〕
「はちおん(八音){(1)}」に同じ。
はっちん
はっちん [0] 【八珍】
八種の御馳走。ぜいたくな料理。「身には錦繍(キンシユウ)を纏(マト)ひ食には―を尽せり/太平記 33」
はっつけ
はっつけ 【磔】
〔「はりつけ」の転〕
(1)「はりつけ(磔)」に同じ。「ほりくびにせらるるか,―になるか/平治(下)」
(2)はりつけになるような悪人。また,人をののしっていう語。はっつけやろう。「何のこんだ―め/浄瑠璃・神霊矢口渡」
はっつけやろう
はっつけやろう 【磔野郎】
「はっつけ{(2)}」に同じ。「―とは似気(ニゲ)なき悪態/滑稽本・浮世風呂 3」
はってい
はってい [0] 【発程】 (名)スル
出発すること。出立。「月世界に向つて―するの時は/月世界旅行(勤)」
はってん
はってん [0] 【発展】 (名)スル
(1)のびひろがること。勢いなどが盛んになり,栄えること。「―する企業」
(2)高い段階に進むこと。「話が―して計画が出来上がってきた」
(3)盛んに活躍すること。異性関係にいうことが多い。「最近ご―のようで」
はってん
はってん【発展】
development;→英和
growth;→英和
expansion (拡大).→英和
〜する develop;→英和
grow;→英和
expand.→英和
‖発展性 possibilities.発展途上国 a developing country.
はってんか
はってんか [0] 【発展家】
広い範囲で活躍する人。酒や異性関係にいうことが多い。
はってんぐ
はってんぐ [3] 【八天狗】
愛宕(アタゴ)・比良(ヒラ)・大山・大峰・鞍馬(クラマ)・飯縄(イイヅナ)・英彦山(ヒコサン)・白峰の八山に住むという天狗。
はってんてき
はってんてき [0] 【発展的】 (形動)
将来発展する状態・傾向・性質のあるさま。
はってんてきかいしょう
はってんてきかいしょう [0] 【発展的解消】
さらに拡大・発展させるために,在来の組織などを解散すること。
はってんとじょうこく
はってんとじょうこく [6] 【発展途上国】
〔developing country〕
経済的先進国に対して,一般に一人当たり実質所得が低く,産業構造が一次産品に大きく依存し,発展の途上にある国々。開発途上国。低開発国。
はっと
はっと [1][0] 【法度】
(1)禁止されている事柄。「門限破りは御―になっている」
(2)武家時代の法令。近世においては武家諸法度・禁中並公家諸法度・寺院法度・諸士法度がある。
(3)おきて。法律。「政道の―/梅松論」
はっと
はっと [1] 【発途】 (名)スル
いで立つこと。かどで。出発。出立。「人世に―せし時/西国立志編(正直)」
はっと
はっと
〜する be startled[surprised] <at,to do> .〜して with a start.→英和
〜息をのむ hold one's breath <in surprise,in fear> .
はっと
はっと [1][0] (副)スル
(1)急に思いついたり,驚いたりするさま。「―息をのむ」「―我に返る」「―して目が覚める」
(2)動きが急であるさま。「―差俯向いて仕舞ふ/浮雲(四迷)」
(3)目立つさま。派手なさま。ぱっと。「―ならずは,此里に出ぬがまし也/浮世草子・諸艶大鑑 8」
はっとう
はっとう [0] 【法堂】
禅寺で,住持が修行僧に教えを説き,指導にあたる建物。仏殿の後方にあり中心的なもの。他宗の講堂にあたる。
はっとうしん
はっとうしん [3] 【八頭身・八等身】
身長が頭部の長さの八倍であること。最も均整のとれたスタイルといわれる。
はっとうしん
はっとうしん【八頭身(の美人)】
(a beautiful woman of) an eight-head figure.
はっとうほう
はっとうほう [0] 【撥鐙法】
書道で,筆を浅く執り,自由に筆を動かして書く筆法。
→執筆法
はっとがき
はっとがき [0] 【法度書】
おきてや禁制の箇条を書いた文書。
はっとく
はっとく [0] 【八徳】
(1)八種の徳。仁・義・礼・智・忠・信・孝・悌の八つ。
(2)近世,俳人・画工などが着た胴服。
はっとのさい
はっとのさい 【八斗の才】
〔「南史(謝霊運伝)」より。宋の謝霊運が,天下の才を一石(十斗)とすると魏(ギ)の曹植(ソウシヨク)が八斗を独占していると賞賛した語〕
詩文の才に富むこと。
はっとり
はっとり 【服部】
姓氏の一。
はっとりうのきち
はっとりうのきち 【服部宇之吉】
(1867-1939) 中国哲学者。福島県生まれ。中国・ドイツに留学。三高・東京高師・東大教授などを歴任。西洋哲学の立場から中国思想の解明に努めた。主著「東洋倫理綱要」「孔子及孔子教」など。
はっとりしそう
はっとりしそう 【服部之総】
(1901-1956) 歴史学者。島根県生まれ。東大卒。1927年「マルクス主義講座」に「明治維新史」を執筆。「日本資本主義発達史講座」に参加。幕末・明治維新史研究の普及に尽くした。著「黒船前後」「維新史の方法論」など多数。
はっとりしろう
はっとりしろう 【服部四郎】
(1908-1995) 言語学者。三重県生まれ。東大教授。日本語・モンゴル語を中心としたアルタイ諸言語の研究等,多くの業績を挙げた。著「音声学」「言語学の方法」など。
はっとりとほう
はっとりとほう 【服部土芳】
(1657-1730) 江戸前・中期の俳人。伊賀上野の人。名は保英。通称,半左衛門。少時より松尾芭蕉と親しみ,藤堂藩を致仕し俳諧に専念。伊賀蕉門の中心的人物で居を蓑虫庵という。編著「三冊子」「横日記」「蕉翁句集」「蕉翁文集」など。
はっとりなんかく
はっとりなんかく 【服部南郭】
(1683-1759) 江戸中期の儒者・詩人。京都の人。初め和歌と画で柳沢吉保に仕え,のち荻生徂徠に入門し擬古主義的漢詩文をよくした。著「南郭文集」など。
はっとりはくひ
はっとりはくひ 【服部白賁】
(1714-1767) 江戸中期の漢詩人。摂津の人。名は元雄,字(アザナ)は仲英,白賁は号。服部南郭の婿養子。著「踏海集」
はっとりらんせつ
はっとりらんせつ 【服部嵐雪】
(1654-1707) 江戸前期の俳人。別号を嵐亭治助・雪中庵など。芭蕉門古参の高弟。俳風は温雅で滋味がある。編著「若水」「其帒(ソノフクロ)」など。
はっとりりょういち
はっとりりょういち 【服部良一】
(1907-1993) 作曲家。大阪府生まれ。ジャズを取り入れた日本のポップスを創始,多数のヒット曲を生む。代表作「別れのブルース」「東京ブギウギ」「青い山脈」
はっとりタバコ
はっとりタバコ [5] 【服部―】
摂津国(今の大阪府)服部村から産した良質のタバコ。
はっとん
はっとん ハチオン [0] 【八音】
「はちおん(八音)」の連声。
はっぱ
はっぱ [0] 【葉っぱ】
草木の葉。「―が風に舞う」
はっぱ
はっぱ [0] 【発破】
爆薬の爆発力を利用して,岩石や鉱石を破砕すること。また,これに用いる爆薬。
はっぱ
はっぱ【発破】
blasting;a blast (一回分の爆薬).→英和
〜をかける blast;set a dynamite;→英和
spur <a person to do> (比喩的).→英和
はっぱ=をかける
――をか・ける
(1)発破をしかける。
(2)激しい言葉をかけたりして奮い立たせる。気合をかける。
はっぱぎし
はっぱぎし [4] 【発破技士】
労働安全衛生規則に基づき,発破作業を行う者。
はっぱく
はっぱく [0] 【八白】
陰陽道(オンヨウドウ)の九星の一。五行では土に属し,本位は艮(ゴン)(東北)とする。
はっぴ
はっぴ [0] 【法被・半被】
(1)長着の上に羽織る,膝丈または腰丈の衣服。広袖で,袖付けより袖口の広がったものもある。襠(マチ)も襟の折り返しもなく,胸にひもが付く。江戸時代,武家の中間(チユウゲン)から大家の下僕・職人などが主家の紋や屋号を染め抜いたものを着たのに始まる。現在は職人などが用いる。
(2)能装束の一。広袖で,胸ひものない上衣。金襴(キンラン)や錦を用いる。甲冑(カツチユウ)姿の武将・天狗・鬼畜類の扮装に,袴と共に用いる。
はっぴゃく
はっぴゃく [4] 【八百】
数の名。また数の多いことのたとえ。「うそ―」
はっぴゃくびくに
はっぴゃくびくに [5] 【八百比丘尼】
伝説の一。人魚の肉など特に変わったものを食べたため,娘の姿のまま老いることなく八百歳まで生存したという比丘尼の話。若狭(ワカサ)国小浜に結びつけて説くものが多い。
はっぴゃくやちょう
はっぴゃくやちょう [5] 【八百八町】
江戸の市中に町数の多いことをいう。江戸中の町。
はっぴゃくやばし
はっぴゃくやばし [5] 【八百八橋】
大坂の市中に橋の多いことをいった語。
はっぴょう
はっぴょう [0] 【発表】 (名)スル
世間へ表向きに知らせること。広く知らせること。「合格者―」「結果を―する」
はっぴょう
はっぴょう【発表】
(an) announcement;publication;→英和
presentation (研究など).→英和
〜する announce;→英和
publish;→英和
present;→英和
express <one's opinion> .→英和
はっぷ
はっぷ [1] 【髪膚】
頭髪と皮膚。また,からだ。「身体―」
はっぷ
はっぷ [0][1] 【発布】 (名)スル
法律などを,世の中に広く知らせること。公布。「憲法を―する」
はっぷ
はっぷ [1] 【八不】
〔仏〕 不生不滅・不常不断・不一不異・不来不去(または不出)の総称。八つの誤った理解を否定したもの。「中論」で説かれ,三論宗の中核をなす考え。
→八不中道
はっぷ
はっぷ【発布】
promulgation.〜する promulgate.→英和
はっぷくでん
はっぷくでん [4][3] 【八福田】
⇒はちふくでん(八福田)
はっぷちゅうどう
はっぷちゅうどう [4] 【八不中道】
〔仏〕 四句の対立概念を否定し,この世の実体が空であるという正しい立場をとること。三論宗の用語。
→八不
はっぷん
はっぷん【発憤する】
be stimulated;be roused to action.
はっぷん
はっぷん [0] 【八分】
漢字の古書体の一。横画に波磔(ハタク)のついた隷書。隷書のうち,秦隷(シンレイ)よりも楷書に近い書体。漢代に作られた。八分体。八分書。漢隷。
→隷書
八分[図]
はっぷん
はっぷん [0] 【発憤・発奮】 (名)スル
(1)気持ちをふるい起こすこと。「大いに―して勉強する」
(2)かっとすること。「車夫等は益々―して/義血侠血(鏡花)」
はっぽう
はっぽう【八方に】
in all directions;on all sides.彼は〜美人だ He tries to please everybody.〜ふさがりだ Everything goes against one.
はっぽう
はっぽう [0] 【発疱】
皮膚に水疱ができること。
はっぽう
はっぽう【発泡スチロール】
styrene foam; <商標> Styrofoam.→英和
はっぽう
はっぽう [3] 【八方】
(1)東西南北と北東・北西・南東・南西の八つの方角。また,あらゆる方角。「―手をつくす」「四方―」
(2)「八方行灯」の略。
はっぽう
はっぽう [0] 【発砲】 (名)スル
弾丸・砲弾を発射すること。
はっぽう
はっぽう【発砲する】
fire (a gun) <at,on> .→英和
はっぽう
はっぽう [0] 【発泡】 (名)スル
あわが発生すること。
はっぽうあんどん
はっぽうあんどん [5] 【八方行灯】
「八間(ハチケン)」に同じ。八方。
はっぽうさい
はっぽうさい [3] 【八宝菜】
中国料理の一。豚肉・海老(エビ)・野菜・乾物などを数種取り合わせて炒め煮にし,汁にとろみをつけたもの。パーポーツァイ。パーパオツァイ。
はっぽうさんご
はっぽうさんご ハツパウ― [5] 【八放珊瑚】
腔腸動物花虫綱の一亜綱。ポリプが八本の触手をもつものを,六放珊瑚と区別していう。アカサンゴ・シロサンゴなど。
はっぽうざい
はっぽうざい [3] 【発泡剤】
(1)材料に添加しておき,製品化の過程で気体を発生し製品中に泡を生じさせるもの。炭酸水素ナトリウム・アンモニア水など。スポンジ・パンの製造などに用いる。
(2)皮膚に塗布してその部分に水泡を生じさせる薬剤。カンタリスの類。
(3)錠剤などに添加して,発泡により崩壊をはやめるもの。
はっぽうしゅ
はっぽうしゅ [3] 【発泡酒】
(1)スパークリング-ワイン。
(2)酒税法で,麦芽を原料の一部とした酒類で発泡性のある雑酒。
はっぽうだし
はっぽうだし [3] 【八方出し】
調味出し汁の一。味醂一,出し汁四,醤油一の割合の汁。煮汁・そば・天ぷらなどのつけ汁に用いる。
はっぽうつがい
はっぽうつがい [5] 【八方番】
「自在継ぎ手」に同じ。
はっぽうにらみ
はっぽうにらみ [5] 【八方睨み】
(1)あらゆる方向に目を向けること。「ぬつと出す顔は,―の大眼(オオマナコ)/五重塔(露伴)」
(2)画像などの目が,どの方向から見てもその方向を見ているように見えること。
はっぽうびじん
はっぽうびじん [5] 【八方美人】
(1)どこから見ても欠点のない美人。
(2)だれに対しても如才なく振る舞う人。
はっぽうふさがり
はっぽうふさがり [5] 【八方塞がり】
(1)陰陽道(オンヨウドウ)で,どの方角にも障りがあって何もできない状態。
(2)とるべき手段がなくなり途方に暮れること。「―でお手上げだ」
はっぽうやぶれ
はっぽうやぶれ [5] 【八方破れ】
どの面に対しても備えがみられないこと。すきだらけで,どこからでも攻め込めそうな状態。
はっぽうスチロール
はっぽうスチロール [7] 【発泡―】
こまかな気泡を無数に含んだポリスチレン。断熱容器・保護用材などに用いられる。
はつ
−はつ【−発】
(1)[出発]午後9時〜の列車 the 9 p.m.→英和
train <for Tokyo> .→英和
5月10日神戸〜の船 a boat leaving Kobe on May 10.
(2)[弾数]a round;→英和
a shot.→英和
はつ
はつ [1] 【髪】
かみの毛。「間,―を入れず」
はつ
は・つ 【果つ】 (動タ下二)
⇒はてる
はつ
は・つ 【泊つ】 (動タ下二)
船が港にとまる。停泊する。「百舟(モモフネ)の―・つる対馬の浅茅山/万葉 3697」
はつ
はつ【初の】
first;→英和
new.→英和
はつ
はつ 【発】
■一■ [1] (名)
(1)出発すること。
⇔着
「午後三時―の列車」
(2)送り出すこと。「当駅―の小荷物」
■二■ (接尾)
助数詞。弾丸・銃声などを数えるのに用いる。上にくる語によって「ぱつ」ともなる。「五―の弾」「三―((サンパツ))の銃声」
はつ
はつ [2] 【初】
(1)最初。はじめて。「お―にお目にかかる」「―の成功」
(2)名詞の上に付けて接頭語的に用い,はじめての,あるいは新しいの意を表す。また,その年はじめてのという意を表すことも多い。「―公開」「―節句」「―がつお」「―詣で」「―仕事」
はつあかね
はつあかね [3] 【初茜】
初日の出る直前の茜色の空。[季]新年。
はつあかり
はつあかり [3] 【初明(か)り】
元日の朝,東天がほのぼのと明るくなること。また,さしてくる明け方の光。[季]新年。
はつあき
はつあき [0][3] 【初秋】
秋のはじめ。新秋。しょしゅう。[季]秋。《―や軽き病に買ひ薬/虚子》
はつあきない
はつあきない [4][3] 【初商い】
新年になって初めてのあきない。初売り。[季]新年。
はつあさ
はつあさ [3] 【初朝】
元日の朝。元朝。元旦。
はつあらし
はつあらし [3] 【初嵐】
秋の初めに吹く強い風。[季]秋。《萩叢の一ゆれしたり―/大橋越央子》
はつあられ
はつあられ [3] 【初霰】
その冬初めて降る霰。[季]冬。
はつあわせ
はつあわせ [3] 【初袷】
陰暦四月一日,綿入れなどを脱いで初めて袷を着ること。また,その袷。[季]夏。「端午の礼の―,今日ぞ廓の衣更へ/浄瑠璃・賀古教信」
はつあん
はつあん【発案】
a suggestion;→英和
a proposal;an idea.→英和
〜する suggest;→英和
propose.→英和
…の〜で at a person's suggestion.
はつあん
はつあん [0] 【発案】 (名)スル
(1)考え出すこと。計画などを最初に言い出すこと。「父の―で旅行に出かける」
(2)議案を作成して出すこと。発議。
はつあんけん
はつあんけん [3] 【発案権】
議案を提出する権利。
はつい
はつい [0] 【初亥】
正月最初の亥の日。亥の日は摩利支天の縁日で,特に初亥には参詣者が多い。[季]新年。
はつい
はつい [1][2] 【発意】 (名)スル
考え出すこと。思いつくこと。ほつい。
はついく
はついく【発育】
growth;→英和
development.→英和
〜する grow;→英和
develop.→英和
〜不全の undergrown.→英和
十分〜した full-grown.
はついく
はついく [0] 【発育】 (名)スル
育って大きくなること。成育。「順調に―する」「―不全」
はついち
はついち [0][3] 【初市】
新年になって初めて開く市。普通,正月二日に開く。[季]新年。
はついぼし
はついぼし ハツヰ― 【室宿】
二十八宿の室(シツ)の和名。ペガサス座のアルファ・ベータ星より成る。
はついん
はついん [0] 【発引】
〔「引」は柩車(キユウシヤ)の前に付けて引くひも〕
葬式で,柩(ヒツギ)を墓地へ送り出すこと。出棺(シユツカン)。
はつう
はつう [0] 【初卯】
正月最初の卯の日。[季]新年。
はつうぐいす
はつうぐいす [4] 【初鶯】
その年の春に初めて鳴く鶯。また,その鳴き声。
はつうし
はつうし [0] 【初丑】
夏の土用の最初の丑の日。鰻(ウナギ)を食べる,牛を川で洗う,入浴するなどの風習がある。
はつうま
はつうま [0] 【初午】
二月最初の午の日。稲荷神社で初午祭りが行われる。一の午。[季]春。「―詣で」
はつうままつり
はつうままつり [5] 【初午祭(り)】
初午の日に稲荷神社で行われる祭礼。
はつうもうで
はつうもうで [4] 【初卯詣で】
正月初卯の日に神社に参詣すること。はつうまいり。[季]新年。
はつうら
はつうら [0] 【初裏】
⇒しょうら(初裏)
はつうり
はつうり [0] 【初売り】
新年初めてのあきない。初商い。売りぞめ。
⇔初買い
[季]新年。
はつえ
はつえ 【極枝】
(1)「上枝(ホツエ)」に同じ。[節用集(易林本)]
(2)子孫。「水の尾のみかどの九つの世の―を猛き人に受けたり/東関紀行」
はつえき
はつえき [0][2] 【発駅】
列車・電車などが出発する駅。始発駅。
⇔着駅
はつえつ
はつえつ [0] 【発越】 (名)スル
(1)飛び散ること。発散。「光輝益々大いに―し/西国立志編(正直)」
(2)すばやいこと。「挙止―に言辞明弁にして/三酔人経綸問答(兆民)」
はつえびす
はつえびす [3] 【初恵比須】
「十日戎(トオカエビス)」に同じ。[季]新年。
はつえん
はつえん [0] 【発煙・発烟】
煙を出すこと。「―剤」
はつえんしょうさん
はつえんしょうさん [5] 【発煙硝酸】
濃硝酸に多量の二酸化窒素を吸収させたもの。空気中で二酸化窒素の赤褐色の煙を発し,酸化力がきわめて強く,腐食性が強い。有機合成でのニトロ化剤や酸化剤として用いる。
はつえんとう
はつえんとう [0] 【発煙筒】
四塩化炭素と亜鉛末・酸化亜鉛など発煙剤を筒に入れたもの。主に信号用の煙を作るのに用いる。
はつえんとう
はつえんとう【発煙筒】
a smoke shell.
はつえんりゅうさん
はつえんりゅうさん [5] 【発煙硫酸】
濃硫酸に多量の三酸化硫黄を吸収させたもので,空気中で白煙を出す。粘度の高い油状液体で,火薬や有機合成でのスルホン化剤などに用いる。
はつお
はつお [0] 【初穂】
⇒はつほ(初穂)
はつおい
はつおい [0] 【初老い】
四〇歳の異名。しょろう。
はつおばな
はつおばな [3] 【初尾花】
秋になって,初めて穂の出るススキ。
はつおもて
はつおもて [3] 【初表】
⇒しょおもて(初表)
はつおり
はつおり [0] 【初折】
⇒しょおり(初折)
はつおん
はつおん【発音】
pronunciation.→英和
〜する pronounce.→英和
‖発音記号 a phonetic sign[symbol].
はつおん
はつおん [0] 【発音】 (名)スル
言語音を発すること。また,発せられた言語音。「―記号」「正しく―する」
はつおん
はつおん [2] 【撥音】
国語の音節の一。語中または語末にあって一音節をなす鼻音。[m] [n] [ŋ] [ñ] などの音。「ランプ」「遊んだ」「りんご」「パン」などのように仮名では「ん・ン」で表記する。はねるおん。
はつおんき
はつおんき [3] 【発音器】
音を発するための器官。主に陸生脊椎動物と昆虫類に発達する。後者には主に摩擦器・振動器の二型がある。発音器官。
はつおんきかん
はつおんきかん [6][5] 【発音器官】
(1)「発音器」に同じ。
(2)「音声器官」に同じ。
はつおんきごう
はつおんきごう [5] 【発音記号】
⇒音声記号(オンセイキゴウ)
はつおんしきかなづかい
はつおんしきかなづかい [9] 【発音式仮名遣い】
「表音式仮名遣い」に同じ。
はつおんたい
はつおんたい [0] 【発音体】
それ自体が振動して音源となるもの。特に楽器で,音を発する本体をいう。弦・リードなど。
はつおんびん
はつおんびん [3] 【撥音便】
音便の一。発音上の便宜のために,語中・語末のある音が撥音に転ずる現象。活用語の連用形語尾の「に」「び」「み」が「て」「たり」などに連なるとき撥音に変化するもの。「死にて→死んで」「飛びて→飛んで」「読みて→読んで」の類。これらのほかに,「さかりに→さかんに(盛に)」「かみなづき→かんなづき(神無月)」「まなか→まんなか(真中)」などもある。はねる音便。
→音便
はつか
はつか 【僅か】 (形動ナリ)
視覚や聴覚に感じられる程度がごく少ないさま。わずか。ほのか。「初雁の―に聞きし言づても雲路に絶えて侘ぶるころかな/新古今(恋五)」
はつか
はつか [0] 【二十日】
(1)月の二〇番目の日。「来月―に出発する」
(2)二〇の日数。また,二〇日間。「―たったら帰って来る」
はつかいし
はつかいし [3] 【初懐紙】
新年最初の俳席で巻いた連句。
はつかいち
はつかいち 【廿日市】
広島県南西部,広島湾に面する市。もと山陽道の宿場町・市場町。木工業が盛ん。
はつかうさぎ
はつかうさぎ [4] 【二十日兎】
「啼兎(ナキウサギ)」に同じ。
はつかえびす
はつかえびす [4] 【二十日夷】
陰暦一月二〇日・一〇月二〇日に行う夷講。
はつかおあわせ
はつかおあわせ [5] 【初顔合(わ)せ】
(1)関係者などが全員初めて集まること。「編集スタッフの―」
(2)相撲などで,初めて対戦すること。また,映画などで,初めて共演すること。はつがお。
はつかがみ
はつかがみ [3] 【初鏡】
新年に初めて鏡に向かって化粧すること。初化粧。[季]新年。《人のうしろに襟合せたり―/中村汀女》
はつかぐさ
はつかぐさ [3] 【二十日草】
ボタンの異名。
はつかしのもり
はつかしのもり 【羽束師の森】
京都市伏見区の羽束師神社の森。「恥づかし」を掛けて和歌に詠まれる。((歌枕))「忘られて思ふなげきの繁るをや身を―といふらむ/後撰(恋二)」
はつかしょうがつ
はつかしょうがつ [4] 【二十日正月】
正月二〇日のこと。正月の祝い納めをし,小正月の飾り物を納める地方が多い。骨正月。[季]新年。
はつかぜ
はつかぜ [2][3] 【初風】
その季節の初めに吹く風。特に,初秋の風。
はつかだいこん
はつかだいこん【二十日大根】
a radish.→英和
はつかだいこん
はつかだいこん [4] 【二十日大根】
ダイコンの一変種。普通,根は小さい球形で外皮は紅色。二〇〜三〇日で収穫でき,生食に適する。ラディッシュ。
はつかだんご
はつかだんご [4] 【二十日団子】
二十日正月を祝って食べる小豆の団子。
はつかづき
はつかづき [3] 【二十日月】
陰暦二〇日の月。特に陰暦八月についていう。更け待ち月。[季]秋。
はつかねずみ
はつかねずみ [4] 【二十日鼠】
ネズミの一種。体長約8センチメートル。尾長約7センチメートル。全身灰褐色だが腹は白色。耳介は丸く大きい。雑食性。世界中に分布し,人家や畑地などにすむ。実験動物化されたものをマウスと呼ぶ。
はつかねずみ
はつかねずみ【二十日鼠】
a mouse.→英和
はつかぼん
はつかぼん [3] 【二十日盆】
陰暦七月二〇日のこと。東北地方ではこの日,門火をたいて握り飯または餅を焼いて食べることが多く,これを食べると病気をしないという。男女の藁(ワラ)人形を焼くところもある。
はつかまど
はつかまど [3] 【初竈】
新年になって初めてかまどに火を入れること。たきぞめ。[季]新年。
はつかみ
はつかみ [0] 【初髪】
新年に,初めて女子が髪を結うこと。また,その髪。結いぞめ。初結い。[季]新年。
はつかり
はつかり [3][0] 【初雁】
秋,北方から最初に渡って来る雁。はつかりがね。[季]秋。《―や月のほとりより顕はるゝ/樗良》
はつかりがね
はつかりがね [3] 【初雁が音・初雁】
「初雁(ハツカリ)」に同じ。また,その鳴き声。「秋風に―ぞきこゆなる/古今(秋上)」
はつかりの
はつかりの 【初雁の】 (枕詞)
(1)「はつか」にかかる。「―はつかに声をききしより/古今(恋一)」
(2)「なく」にかかる。「―なきてわたると人しるらめや/古今(恋四)」
はつかんせつ
はつかんせつ [3] 【初冠雪】
夏をすぎて,初めて山頂が白く冠雪すること。その年の季節の遅速の目安となる。
はつかんのん
はつかんのん [3] 【初観音】
一月一八日,観世音菩薩の最初の縁日。[季]新年。
はつが
はつが [0] 【発蛾】 (名)スル
カイコがガとなって繭(マユ)を出ること。
はつが
はつが [0] 【発芽】 (名)スル
植物の芽・花粉・種子または胞子が生長・発生を開始すること。「種が―する」
はつが
はつが [1] 【発駕】
駕籠(カゴ)で出発すること。また貴人の出発。
はつが
はつが【発芽】
germination.〜する germinate;→英和
sprout;→英和
bud.→英和
はつがい
はつがい [0] 【初買い】
一月二日,新年になって最初の買い物をすること。
⇔初売り
[季]新年。
はつがお
はつがお [0] 【初顔】
(1)「初顔合わせ{(2)}」に同じ。
(2)会合などに初めて参加した人。
はつがしら
はつがしら [3] 【発頭】
漢字の頭(カシラ)の一。「発」「登」などの「癶」の部分。
はつがすみ
はつがすみ [3] 【初霞】
初春の頃に立つ霞。[季]新年。
はつがつお
はつがつお [3] 【初鰹・初松魚】
初夏の走りのカツオ。近世,ことに江戸で珍重された。[季]夏。《目には青葉山ほととぎす―/素堂》
はつがま
はつがま [0] 【初釜】
茶の湯で,新年に初めて釜をかけること。また,新年初の茶会,あるいは稽古始め。[季]新年。
はつがみなり
はつがみなり [3] 【初雷】
その年になって初めて鳴る雷。はつらい。
はつがらす
はつがらす [3] 【初烏・初鴉】
元日,ことに早朝に鳴く,または見る烏。[季]新年。《ばら��に飛んで向うへ―/高野素十》
はつがん
はつがん【発癌する】
develop cancer.〜性の carcinogenic;cancer-causing.‖発癌性物質 a carcinogen.
はつがん
はつがん [0] 【発癌】
癌性の組織が発生すること。
はつがんぶっしつ
はつがんぶっしつ [5] 【発癌物質】
動物に比較的短期間で高率に癌を発生させる物質の総称。多環式炭化水素・アゾ化合物・芳香族アミン類など。癌原性物質。
→変異原性
はつがんらん
はつがんらん [3] 【発眼卵】
〔生物〕 発生が進み,目に黒色色素が沈着し,卵膜をとおして肉眼で目が認められるようになった魚卵。
はつきとうば
はつきとうば [4] 【葉付き塔婆】
「梢(ウレ)付き塔婆」に同じ。
はつきょうげん
はつきょうげん [3] 【初狂言】
新年になって初めて上演される歌舞伎狂言。初芝居。
はつぎ
はつぎ【発議】
⇒発案.
はつぎ
はつぎ [1] 【発議】 (名)スル
〔「ほつぎ」とも〕
(1)意見を出すこと。「吾之れを―せざるも猶ほ自から上京せんと企て居たりし也/欺かざるの記(独歩)」
(2)合議体で,議員が議案を提出すること。「修正案を―する」
はつぎょ
はつぎょ [1] 【発御】
天皇・三后の出発を敬っていう語。
はつくに
はつくに 【肇国・初国】
初めにできあがった状態の国。国家の最初の段階。「―小さく作らせり/出雲風土記」
はつくにしらすすめらみこと
はつくにしらすすめらみこと 【始馭天下之天皇・御肇国天皇】
〔最初に国を統治した天皇の意〕
(1)神武天皇のこと。《始馭天下之天皇》
(2)崇神天皇のこと。《御肇国天皇》
〔古事記・日本書紀・常陸国風土記の記述による〕
はつげいこ
はつげいこ [3] 【初稽古】
(1)入門して初めての稽古。
(2)新年になって最初の稽古。稽古始め。[季]新年。
はつげしょう
はつげしょう [3] 【初化粧】
(1)新年に初めて化粧すること。初鏡(ハツカガミ)。[季]新年。
(2)山などにその冬初めて雪が降り積もって,山が化粧したように美しく見えること。
はつげん
はつげん [0] 【発源】 (名)スル
川などが源から流れ出ること。また,源。起源。
はつげん
はつげん【発言】
(an) utterance;→英和
a proposal (提言);an opinion (意見);→英和
one's words.〜する speak;→英和
propose.→英和
‖発言権 the right to speak.発言権がある(ない) have (no) voice[say] <in this matter> .発言者 a speaker.
はつげん
はつげん [0] 【発言】 (名)スル
言葉を出すこと。意見をいうこと。はつごん。「全員が自由に―する」
はつげん
はつげん [0] 【発現】 (名)スル
表面に現れ出ること。顕現。「籠めた力が此一時に―するやうに/俳諧師(虚子)」
はつげんがっき
はつげんがっき [5] 【撥弦楽器】
指先・爪・義甲・撥(バチ)などで弦をはじいて奏する楽器。
はつげんけん
はつげんけん [3] 【発言権】
会議などで発言できる権利。「―がある」「―を与える」
はつげんじ
はつげんじ [3] 【発現時】
⇒到着時(トウチヤクジ)
はつげんりょく
はつげんりょく [3] 【発言力】
意見を述べて,他を導いたり従わせたりする力。
はつこい
はつこい [0] 【初恋】
初めての恋。「―の人」
はつこい
はつこい【初恋】
one's first love.
はつこうえん
はつこうえん【初公演】
the first performance <of a play> .
はつこうかい
はつこうかい【初航海】
a maiden voyage.
はつこうしん
はつこうしん [3] 【初庚申】
その年の最初の庚申の日。その年最初の帝釈天(タイシヤクテン)の縁日。
はつこうぼう
はつこうぼう [3] 【初弘法】
「初大師(ハツダイシ)」に同じ。[季]新年。
はつご
はつご [0] 【発語】 (名)スル
〔「ほつご」とも〕
(1)言い出すこと。また,発言。「『ストウヴ』に近づき…―して曰く/月世界旅行(勤)」
(2)談話や文章の言い出しに用いる語。「さて」「いざ」「それ」「では」の類。
(3)「そ知らぬ」「か細い」「い行く」「さ霧(ギリ)」などの「そ」「か」「い」「さ」という接頭語の別名。語調を整えたり,軽い意味を添えたりする。
(4)平安時代,枕詞に与えられた名称。
はつご
はつご [0] 【初子】
初めて生まれた子。ういご。
はつごおり
はつごおり [3] 【初氷】
その冬に初めて張った氷。[季]冬。
はつごよみ
はつごよみ [3] 【初暦】
年が明けて初めてその年の暦を使うこと。また,その暦。[季]新年。《未知の日々神に委ねる―/景山筍吉》
はつごん
はつごん [0] 【発言】 (名)スル
「はつげん(発言)」に同じ。「尚ほ未だ―せず/花柳春話(純一郎)」
はつざき
はつざき [0] 【初咲き】
植木などに初めて花が咲くこと。また,季節の初めに他の花にさきがけて咲くこと。
はつざくら
はつざくら [3] 【初桜】
「初花(ハツハナ){(2)}」に同じ。[季]春。
はつざん
はつざん [2] 【初産】
初めてのお産。ういざん。しょさん。
はつしお
はつしお 【初入】
(1)染め物で,染料に浸す一回目。一入(ヒトシオ)。
(2)草木の色づきはじめること,涙で袖の濡れることなどのたとえ。「浅みどり―染むる春雨に/風雅(春中)」「袖の涙の―に染むる心の深さ見えまし/新千載(恋四)」
はつしお
はつしお [0] 【初潮・初汐】
(1)製塩のためにその年最初に汲む潮。
(2)陰暦八月一五日の大潮。陰暦二月の春潮(シユンチヨウ)とともに干満の差が最も激しい。葉月潮。[季]秋。《―に追はれてのぼる小魚かな/蕪村》
はつしおぞめ
はつしおぞめ 【初入染め】
一度だけ染料に浸して染め上げること。「紫の―のにひ衣/清輔集」
はつしぐれ
はつしぐれ [3] 【初時雨】
その冬最初の時雨。[季]冬。《―猿も小蓑をほしげ也/芭蕉》
はつしごと
はつしごと [3] 【初仕事】
(1)新年になって初めてする仕事。
(2)新しい職場で初めてする仕事。
はつしののめ
はつしののめ [3] 【初東雲】
元日の夜明け方。
はつしばい
はつしばい [3] 【初芝居】
歌舞伎芝居の正月興行。曾我物が行われることが多い。初狂言。[季]新年。
はつしま
はつしま 【初島】
静岡県熱海市の市街の南東方10キロメートルの沖合にある小島。近世以降戸数を四二戸前後に保ち共同体の生活を守った。1980年(昭和55)の送水パイプ完成後は観光地化が進んだ。旧名,端島(ハシマ)。
はつしも
はつしも [0] 【初霜】
その冬に初めて降りる霜。[季]冬。
はつしもづき
はつしもづき [4] 【初霜月】
陰暦一〇月の異名。
はつじゅ
はつじゅ [0] 【発受】
手紙などを発することと受け取ること。「信書の―」
はつじょう
はつじょう [0][2] 【発条】
ばね。ぜんまい。
はつじょう
はつじょう [0] 【発情】 (名)スル
(1)主に哺乳類の性的に成熟した動物が交尾可能な生理的状態になること。性ホルモンの影響による。ヒト以外では繁殖期だけに限定され周期的に繰り返しあらわれる。さかり。
(2)ある感情があらわれ出ること。「傍聴席に在る人民は其―を忍び得ざりしと見え/経国美談(竜渓)」
はつじょう
はつじょう【発情】
sexual excitement.発情期 the mating season (動物の).
はつじょうかんき
はつじょうかんき [5] 【発情間期】
卵胞が黄体化して,別の卵胞による次の発情ホルモンの分泌が開始するまでの発情周期中の時期。発情休止期。
はつじょうき
はつじょうき [3] 【発情期】
発情状態の時期。特に,交尾して妊娠可能な時期。落ち着きのない特徴的行動を示す。交尾期。
はつじょうしゅうき
はつじょうしゅうき [5] 【発情周期】
(1)繁殖期中に多くの哺乳類の雌にみられる発情状態の周期性。発情ホルモン分泌時期と停止時期が交互にあらわれる。
→月経
(2)発情の生理的周期。卵胞が成熟する時期,卵胞から成熟卵が排卵される時期と卵胞が黄体化する時期を繰り返す。ヒトは約二八日で,月経周期に相当する。
はつじょうホルモン
はつじょうホルモン [5] 【発情―】
脊椎動物の主として卵巣および胎盤から分泌される雌性ホルモンの一。卵巣・子宮・乳腺などの発育を促して女性の二次性徴を発現させ,子宮内膜の増殖や卵胞の発育を促進し,性欲を高めるなどの作用をもつ。エストラジオール-17β・エストロン・エストリオールなど。卵胞ホルモン。濾胞ホルモン。エストロゲン。
はつすがた
はつすがた [3] 【初姿】
(1)初めてその装いをした姿。
(2)新年の着飾った姿。
はつすずめ
はつすずめ [3] 【初雀】
元旦の雀。また,そのさえずり。[季]新年。《―翅ひろげて降りにけり/村上鬼城》
はつすずり
はつすずり [3] 【初硯】
書きぞめ。
はつずり
はつずり [0] 【初刷(り)】
(1)「しょずり(初刷){(1)}」に同じ。
(2)新年になって初めての印刷。また,その印刷物。特に一月一日付の新聞についていうことが多い。[季]新年。
はつせ
はつせ 【初瀬・泊瀬】
奈良県桜井市初瀬(ハセ)の古名。((歌枕))「三諸(ミモロ)つく三輪山見ればこもりくの―の檜原(ヒバラ)思ほゆるかも/万葉 1095」
はつせいたい
はつせいたい [3] 【初聖体】
カトリック教会で,幼児洗礼の数年後に初めて聖体を拝領する儀式。初聖体拝領。
はつせがわ
はつせがわ 【初瀬川】
■一■ (名)
初瀬(ハセ)川の古名。((歌枕))
■二■ (枕詞)
流れが速いことから,「早く」にかかる。「―はやくみしよの古里に/南都百首」
はつせき
はつせき [0] 【初席】
新年に初めて行われる寄席(ヨセ)の興行。また,芸人が新年初めて出演すること。
はつせでら
はつせでら 【初瀬寺】
⇒長谷寺(ハセデラ)(1)
はつせもうで
はつせもうで 【初瀬詣で】
初瀬寺に参詣すること。「―のたよりに対面して侍りし/源氏(宿木)」
はつせやま
はつせやま 【初瀬山】
初瀬付近の山。((歌枕))「つのさはふ磐余(イワレ)も過ぎず―/万葉 282」
はつぜっく
はつぜっく [3] 【初節句】
(1)生まれた子が初めて迎える節句。女子は三月三日,男子は五月五日。
(2)特に,男子の初めての節句。[季]夏。
はつぜみ
はつぜみ [0] 【初蝉】
その年に初めて鳴く蝉。[季]夏。
はつぞら
はつぞら [3] 【初空】
元旦の大空。初御空(ミソラ)。[季]新年。
はつたいけん
はつたいけん [3] 【初体験】
(1)初めての体験。
(2)特に,初めての性体験。しょたいけん。
はつたうえ
はつたうえ [3] 【初田植(え)】
本田植えに先だって,田の神を迎えまつる儀礼。苗を三本または三把植える地方が多い。さおり。さびらき。
はつたけ
はつたけ [0] 【初茸】
担子菌類ハラタケ目のきのこ。初秋,松林に生える。茎は短く中空。傘は径4〜17センチメートルで,中央部がくぼみ,十分開くと漏斗状になる。表面は淡赤褐色で濃色の環紋があり,ところどころに青藍色のしみがある。日本特産。食用。アイタケ。ロクショウハツ。[季]秋。
初茸[図]
はつたび
はつたび [0] 【初旅】
年が明けて初めての旅行。[季]新年。
はつだ
はつだ [0] 【発兌】 (名)スル
書物などを印刷・発行すること。発行。「新聞雑誌日々―するものより/月世界旅行(勤)」
はつだいし
はつだいし [3] 【初大師】
一月二一日,新年最初の弘法大師の縁日。初弘法。[季]新年。
はつだより
はつだより [3] 【初便り】
新年最初の便り。[季]新年。《蓬莱に聞かばや伊勢の―/芭蕉》
はつちょう
はつちょう [0] 【初蝶】
春になって初めて見る蝶。[季]春。
はつちょうず
はつちょうず [3] 【初手水】
元旦に,若水(ワカミズ)で顔や手を洗い清めること。手水始め。[季]新年。
はつついたち
はつついたち [3] 【初朔日】
二月一日の異名。
→太郎の朔日
→次郎の朔日
はつつき
はつつき [2] 【初月】
正月の異名。
はつづき
はつづき [0][2] 【初月】
新月。特に,陰暦八月初めの月。[季]秋。「まだ―の宵々に/謡曲・融」
はつてんじん
はつてんじん [3] 【初天神】
一月二五日,天満宮の新年最初の縁日。[季]新年。
はつでん
はつでん【発電】
(1) generation of electric power.(2)[電報]a telegram from <Tokyo> .
〜する generate electricity.‖発電機 a dynamo.発電所 a power station[ <米> plant].⇒火力,水力.
はつでん
はつでん [0] 【発電】 (名)スル
電流を起こすこと。「地熱を利用して―する」
はつでんき
はつでんき [3] 【発電機】
機械動力をうけて電力を発生する回転機。交流用と直流用とがある。
はつでんきかん
はつでんきかん [6][5] 【発電器官】
電気魚(デンキナマズ・シビレウナギ・シビレエイ)にみられる電気を発する器官。電気板が積み重なった電気柱が多数並んだもの。発電器。電気器官。
はつでんぎょ
はつでんぎょ [3] 【発電魚】
⇒電気魚(デンキウオ)
はつでんし
はつでんし [3] 【発電子】
⇒電機子(デンキシ)
はつでんしょ
はつでんしょ [0][5] 【発電所】
発電機を設置し,水力・火力・原子力・地熱・風力・潮力などを利用して発電機を回転し電力を発生する所。
はつでんわ
はつでんわ [3] 【初電話】
新年に初めてかける,あるいはかかってくる電話。[季]新年。
はつとうはん
はつとうはん [3] 【初登攀】
登山で,だれもまだ登ったことのない山の頂上に立つこと。
はつとら
はつとら [0] 【初寅】
正月最初の寅の日。毘沙門天(ビシヤモンテン)に参詣する風習がある。福寅。[季]新年。
はつとり
はつとり [0] 【初酉】
「一(イチ)の酉(トリ)」に同じ。
はつとり
はつとり [0] 【初鶏】
(1)元日の早朝に聞く鶏の鳴き声。[季]新年。《―や動きそめたる山かづら/虚子》
(2)一番鶏。
はつどう
はつどう【発動】
operation;→英和
exercise (法・権力などの).→英和
〜する put <a law> into operation;→英和
exercise.
はつどう
はつどう [0] 【発動】 (名)スル
(1)動き始めること。活動を始めること。「我等の行為が自然に―する時は/愛と認識との出発(百三)」
(2)法的権限を行使すること。「国権の―」
(3)動力を起こすこと。
はつどうき
はつどうき [3] 【発動機】
内燃機関。エンジン。
はつどうき
はつどうき【発動機】
an engine;→英和
a motor.→英和
はつどうきせん
はつどうきせん [5][0] 【発動機船】
内燃機関を動力とする船。
はつどひょう
はつどひょう【初土俵(を踏む)】
(make) one's debut as a sumo wrestler.
はつなぎ
はつなぎ [0] 【初凪】
元日の,穏やかななぎ。[季]新年。
はつなぐさ
はつなぐさ 【初名草】
寒梅の異名。
はつなつ
はつなつ [0] 【初夏】
夏のはじめ。しょか。[季]夏。
はつなり
はつなり [0] 【初生り】
その年,初めてなった果実。
はつに
はつに【初荷】
the first load (of the New Year).
はつに
はつに [0] 【初荷】
(1)正月の初商いの日に,荷を美しく飾って送り出すこと。また,その荷。[季]新年。
(2)季節商品などの,その年最初の荷。
はつね
はつね [0] 【初音】
鳥の,その季節に初めて鳴く声。特に,鶯(ウグイス)についていう。[季]春。《この里の通りすがりの―かな/山口青邨》
はつね
はつね [0] 【初子】
(1)その月の最初の子の日。
(2)正月最初の子の日。古く,朝廷では宴を催し,また,小松引き,若菜摘みなどの野遊びが行われた。
(3)一一月最初の子の日。大黒天の祭りが行われる。
はつね
はつね [0] 【初値】
取引所の初立ち会いでついた相場。
はつねつ
はつねつ [0] 【発熱】 (名)スル
(1)熱を発散または発生すること。「―体」
(2)体温が異常に高くなること。「風邪で―する」
はつねつ
はつねつ【発熱する】
become[be]feverish;have a fever.→英和
はつねつはんのう
はつねつはんのう [5] 【発熱反応】
(1)熱の発生を伴う化学反応。
(2)エネルギーの放出を伴う核反応。
はつねつぶっしつ
はつねつぶっしつ [5] 【発熱物質】
細菌およびその感染によって生成し,視床下部に作用して発熱を起こす物質。発熱原。パイロジェン。
はつねつりょう
はつねつりょう [4] 【発熱量】
物質,特に燃料が完全燃焼する際に放出される熱量。普通,固体の場合は1キログラム,気体の場合は1立方メートル当たりの熱量で表す。燃焼で生成した水蒸気の凝縮により放出される潜熱を含んだ総発熱量とそれを含まない真発熱量とがある。
→燃焼熱
はつのぼり
はつのぼり [3] 【初幟】
男の子の初節句を祝って立てる幟。また,その祝い。[季]夏。
はつのり
はつのり【初乗り運賃】
a starting[minimum]fare.
はつのり
はつのり [0] 【初乗り】
(1)新年に初めて乗り物や馬に乗ること。のりぞめ。初騎(ノ)り。[季]新年。
(2)初めて乗り物などに乗る経験をすること。また,新たに所有した乗り物などに初めて乗ること。のりぞめ。
(3)タクシー・電車などの乗りはじめの最低料金の区間。しょのり。「―運賃」
はつはつ
はつはつ (副)
(1)わずか。かすか。「―に人を相見ていかにあらむ/万葉 701」
(2)かろうじて。やっと。「来た月を入れて―ぐらゐなり/柳多留 3」
はつはな
はつはな [0] 【初花】
(1)その季節になって最初に咲く花。また,その草木に初めて咲く花。
(2)その年初めて咲いた桜の花。初桜。[季]春。
(3)年ごろになったばかりの娘。
(4)初潮。
はつはないわい
はつはないわい [5] 【初花祝(い)】
女子の初潮時の祝い。初他火(ウイタビ)。
はつはなぞめ
はつはなぞめ [0] 【初花染め】
ベニバナの初花で染めること。また,染めたもの。
はつはる
はつはる【初春】
the New Year (新年);early spring (早春).
はつはる
はつはる [0] 【初春】
新年。新春。初年(ハツトシ)。[季]新年。
はつはるきょうげん
はつはるきょうげん [5] 【初春狂言】
正月に興行する歌舞伎狂言。江戸時代,年間の興行のうち,重要なものの一。春芝居。春狂言。
はつはるづき
はつはるづき [4] 【初春月】
陰暦正月の異名。
はつば
はつば [0] 【発馬】 (名)スル
競馬で,馬がスタートすること。
はつばい
はつばい【発売】
sale.→英和
〜する sell;→英和
put <books> on sale;issue.→英和
〜中である be on sale.→英和
〜を禁止する suppress <a book> .→英和
‖発売禁止 prohibition of sale;a ban <on> .
はつばい
はつばい [0] 【発売】 (名)スル
売り出すこと。「全国でいっせいに―する」「―元」
はつばいきんし
はつばいきんし [0] 【発売禁止】
商品の発売が禁止になること。
→発禁(ハツキン)
はつばしょ
はつばしょ【初場所】
the New Year sumo tournament.
はつばしょ
はつばしょ [0] 【初場所】
大相撲の一月場所。[季]新年。
はつひ
はつひ [0] 【初日】
元旦の太陽。初日の出。[季]新年。
はつひかげ
はつひかげ [3] 【初日影】
元旦の太陽の光。初日の光。はつひ。[季]新年。
はつひな
はつひな [3] 【初雛】
〔「はつびな」とも〕
女の子の初節句の祝い。また,そのときに飾る雛人形。[季]春。
はつひので
はつひので [3] 【初日の出】
元旦の日の出。はつひ。[季]新年。
はつひので
はつひので【初日の出】
the sunrise on New Year's Day.
はつびょう
はつびょう [0] 【発病】 (名)スル
病気がおこること。病気になること。「―する率が高い」
はつびょう
はつびょう【発病する】
fall ill.
はつふじ
はつふじ [0] 【初富士】
元日に望み見る富士山。[季]新年。
はつふどう
はつふどう [3] 【初不動】
その年最初の不動の縁日(一月二八日)。[季]新年。
はつふゆ
はつふゆ [0] 【初冬】
冬の初め。しょとう。[季]冬。
はつぶたい
はつぶたい【初舞台(を踏む)】
(make) one's <stage> debut.
はつぶたい
はつぶたい [3] 【初舞台】
(1)役者などが初めて舞台に上がり,観衆の前で演技などをすること。「―を踏む」
(2)自分の存在を初めて広く知らせるような,晴れの場。
はつぶり
はつぶり 【半頭・半首】
「はつむり(半頭)」に同じ。
はつぶろ
はつぶろ [0] 【初風呂】
「初湯(ハツユ){(1)}」に同じ。[季]新年。
はつほ
はつほ [0] 【初穂】
〔「はつお」とも〕
(1)その年最初に実った稲穂。また,穀物・野菜・果物などの初物。
(2)神仏や朝廷に奉る,その年初めて収穫した穀物。おはつほ。
(3)神仏へ奉納する金銭・食物・酒など。「―料」
はつほ
はつほ【初穂】
the first rice harvest of the season (米の).→英和
はつぼく
はつぼく [0] 【溌墨】
水墨画で,画面に墨をそそぎ,そのかたまりをぼかしながら描く方法。雨景を描くときに用いることが多い。
→破墨
はつぼく
はつぼく [0] 【発墨】
硯(スズリ)ですったときの,墨のすれ具合。また,すった墨の濃淡の色合い。
はつぼん
はつぼん [0] 【初盆】
「新盆(ニイボン)」に同じ。[季]秋。
はつまいり
はつまいり [3] 【初参り】 (名)スル
「初詣で」に同じ。
はつまくら
はつまくら [3] 【初枕】
男女が初めて共寝すること。にいまくら。
はつまご
はつまご [0] 【初孫】
初めての孫。ういまご。
はつみ
はつみ [0] 【初巳】
正月最初の巳の日。弁財天に参詣する風習がある。[季]新年。
はつみせ
はつみせ [0] 【初店・初見世】
遊女が初めて店に出て客をとること。
はつみそら
はつみそら [4] 【初御空】
「初空(ハツゾラ)」に同じ。[季]新年。《―八咫の鴉は東へ/皿井旭川》
はつみみ
はつみみ [0] 【初耳】
初めて聞くこと。「その話は―だ」
はつみみ
はつみみ【初耳だ】
I've never heard of it./That's news to me.
はつむ
はつむ [1] 【撥無・撥撫】 (名)スル
払いのけて信じないこと。否定すること。「丸で歴史を―した話だ/青年(鴎外)」
はつむかし
はつむかし [3] 【初昔】
(1)上等の抹茶の銘の一。白みを帯びた茶。徳川将軍家で後昔(アトムカシ)とともに愛飲された。後昔より古くから製せられていたことによる名という。後世,「昔」を「廿一日」の合字とし,旧暦三月二一日,あるいは八十八夜を含む前後二一日のうち,初昔は前一〇日に,後昔は後一〇日に摘んで製した茶などと付会された。
(2)元日に前年をさしていう語。旧年(フルトシ)。
はつむり
はつむり 【半頭・半首】
平安・鎌倉時代に用いられた,額から頬にかけての顔面を守る武具。下卒が兜(カブト)のかわりに用い,また,上級武士も兜と重ねて用いた。はつぶり。
半頭[図]
はつめい
はつめい【発明】
(an) invention;→英和
(an) contrivance.〜する invent;→英和
devise.→英和
新〜の newly-invented.‖発明者 an inventor.発明品 an invention;a device.
はつめい
はつめい 【発明】
■一■ [0] (名)スル
(1)それまで世になかった新しいものを,考え出したり作り出したりすること。「蓄音機を―する」「―者」「―家」
(2)物事の意味や道理を明らかにすること。明らかにさとること。「念仏を行じて,浄土に生じ,大事を―すべしといへり/沙石 4」
■二■ [2] (形動)[文]ナリ
賢いさま。利発なさま。「そこは―な潔さんのこと案じは致しませんが/もしや草紙(桜痴)」
はつめいげつ
はつめいげつ [3] 【初名月】
(「後(ノチ)の月」に対して)陰暦八月一五日の夜の月。芋名月。「―やいもあらひ/浄瑠璃・淀鯉(上)」
はつめいしゃけん
はつめいしゃけん [5] 【発明者権】
発明を行なった者の有する権利で,特許を受け,特許証に発明者として記載される権利。発明権。
はつも
はつも [1] 【発喪】 (名)スル
喪を発すること。人の死を公表すること。はっそう。
はつもう
はつもう [0] 【発毛】 (名)スル
毛が生えること。「―剤」
はつもうで
はつもうで [3] 【初詣で】 (名)スル
新年に初めて社寺に参詣すること。はつまいり。[季]新年。
はつもとゆい
はつもとゆい [3] 【初元結】
(1)元服の時,初めて髪の髻(モトドリ)を結ぶこと。また,その紐(ヒモ)。公卿は紫の組紐を用いた。「いときなき―に/源氏(桐壺)」
(2)元服。「髪をはやして祝言の,言の葉添ふる―/謡曲・元服曾我」
はつもの
はつもの【初物】
the first (fruits,vegetables) of the season.→英和
はつもの
はつもの [0] 【初物】
(1)その季節の最初にとれた野菜・果物・穀物・魚など。また,走りの物。
(2)処女または童貞のこと。
はつもの=七十五日
――七十五日
初物を食べると寿命が七五日のびる,ということ。
はつものぐい
はつものぐい [0][4] 【初物食い】
初物を好んで食べる人。新しい物,珍しい物を喜ぶ人。
はつもみじ
はつもみじ [3] 【初紅葉】
(1)秋,最初に目にする色づきはじめたもみじ。[季]秋。
(2)襲(カサネ)の色目の名。表は萌黄(モエギ),裏は薄萌黄。秋に着用。
はつもん
はつもん [0] 【発問】 (名)スル
問いを発すること。
はつやく
はつやく [0] 【初役】
その俳優が初めて演じる役。
はつやくし
はつやくし [3] 【初薬師】
一月八日,新年最初の薬師の縁日。[季]新年。
はつやま
はつやま 【初山】
姓氏の一。
はつやま
はつやま [0] 【初山】
(1)その年初めて霊山に詣でること。特に,相模(サガミ)の大山に詣でること。
(2)「初山入り」に同じ。
はつやまいり
はつやまいり [3] 【初山入り】
正月,山に入って薪をとるなど山仕事をすること。山始め。はつやま。
はつやましげる
はつやましげる 【初山滋】
(1897-1973) 挿絵画家。東京生まれ。童話や児童雑誌に幻想的で抒情味豊かな絵を描いた。
はつゆ
はつゆ [0] 【初湯】
(1)新年に初めて入る湯。正月二日の湯。初風呂。[季]新年。
(2)産湯(ウブユ)。
はつゆき
はつゆき【初雪】
the first snow(fall) of the season.→英和
はつゆき
はつゆき [0] 【初雪】
(1)その冬初めて降る雪。しょせつ。[季]冬。
(2)襲(カサネ)の色目の名。表裏ともに白。冬着用。
はつゆきのげんざん
はつゆきのげんざん 【初雪の見参】
平安時代,初雪の降った日に群臣が参内したこと。また,その儀式。
はつゆめ
はつゆめ【初夢】
the first dream of the New Year.
はつゆめ
はつゆめ [0] 【初夢】
(1)その年最初に見る夢。元日の夜または正月二日の夜に見る夢。[季]新年。
(2)節分の夜に見る夢。「年くれぬ春来べしとは思ひ寝むまさしく見えてかなふ―/山家(春)」
はつゆめあわせ
はつゆめあわせ [5] 【初夢合(わ)せ】
初夢によって吉凶を判断すること。
はつゆめづけ
はつゆめづけ [0] 【初夢漬(け)】
うす塩に漬けた小さいナスを,芥子(カラシ)と麹(コウジ)とで漬けたもの。
はつゆるし
はつゆるし [3] 【初許し】
諸芸で,師匠から受ける最初の段階の免許。初伝。しょゆるし。
はつよう
はつよう [0] 【発揚】 (名)スル
(1)精神や気分を高めること。勢威などを輝きあらわすこと。「国威を―する」「新文明国の名声を―し/福翁百話(諭吉)」
(2)気持ちが高ぶること。「病的に又―も為易いのであつた/青春(風葉)」
はつよう
はつよう【発揚】
exaltation.〜する raise;→英和
exalt.→英和
はつらい
はつらい [0] 【初雷】
立春後初めて鳴る雷。はつかみなり。[季]春。《―のごろ��と二度鳴りしかな/河東碧梧桐》
はつらつ
はつらつ [0] 【溌剌・溌溂】 (ト|タル)[文]形動タリ
(1)きびきびとして元気のよいさま。生き生きとしているさま。「元気―たる青年」「―とした新人」
(2)魚の飛びはねるさま。「徒らに湖水の浪に―たり/太平記 9」
[派生] ――さ(名)
はつらつ
はつらつ【溌刺とした】
lively;→英和
brisk.→英和
はつらん
はつらん [0] 【撥乱】
〔「撥」は治める意〕
世の乱れをしずめ治めること。
はつらんはんせい
はつらんはんせい [0] 【撥乱反正】
〔春秋公羊伝(哀公十四年)「撥�乱世�反�諸正�」〕
乱れた世を治め,もとの正しい状態にかえすこと。
はつり
はつり [0] 【斫り・削り】
鑿(ノミ)や鏨(タガネ)で金属・石・木材などを薄く削りとること。「―工」
はつり
はつり 【解り】
絹織物をほぐして取った糸。「信濃の―を,いとよきほどにすげて/宇津保(俊蔭)」
はつる
はつる 【果つる】
〔文語動詞「はつ(果)」の連体形〕
果てる。「文化―地」
はつる
はつ・る 【解る】 (動ラ下二)
〔「はつる(斫)」と同源か〕
織った物や束ねた物の端がほどける。ほつれる。「―・れたる伊予簾をかけて/宇津保(藤原君)」
はつる
はつ・る [2] 【斫る・削る】 (動ラ五[四])
(1)金属・材木などの表面を薄く削りとる。「木を―・る」
(2)皮をはぐ。「兎を取りて皮を―・りて/霊異記(上訓注・三昧院本)」
(3)少しだけ削り取る。「師匠の咄聞き―・つた儀もあり/浄瑠璃・鑓の権三(上)」
はつれい
はつれい【発令】
an (official) announcement.〜する announce <a person's appointment> .→英和
はつれい
はつれい [0] 【発令】 (名)スル
(1)法令・辞令などを出すこと。「本社勤務を―する」
(2)警報を出すこと。「津波警報―」
はつれん
はつれん [0] 【発輦】 (名)スル
天皇の車が出発すること。
はつろ
はつろ【発露】
(an) expression.→英和
はつろ
はつろ [1] 【発露】 (名)スル
表面にあらわれること。また,隠していた事などがあらわれること。ほつろ。「善意の―」「其策の―せんことを恐れ/花柳春話(純一郎)」
はつろん
はつろん [0] 【発論】 (名)スル
意見や議題を出して論議すること。「山田氏が―せし開戦説は/緑簑談(南翠)」
はつわ
はつわ [0] 【発話】
〔utterance〕
(1)音声言語を表出する行動。また,その結果生じる音声。
(2)「文」にあたるものが産出されたもの。
はつわらい
はつわらい [3] 【初笑い】
新年になって初めて笑うこと。笑い初(ゾ)め。[季]新年。《口あけて腹の底まで―/虚子》
はづき
はづき [1] 【葉月・八月】
陰暦八月の異名。[季]秋。
はづくろい
はづくろい [2] 【羽繕い】 (名)スル
鳥などが羽を整えること。はねづくろい。
はづな
はづな [0] 【端綱】
馬の轡(クツワ)に付けて引く綱。
はて
はて [2] 【果て】
〔動詞「はてる」の連用形から〕
(1)終わること。尽きること。「―のない議論」「―のない欲望」
(2)行きつく最後の所。一番はし。「空の―」「世界の―まで探し求める」
(3)物事の結末。最後。末路。「なれの―」
→はては
(4)喪の終わり。四十九日にも一周忌にもいう。「御―にも,誦経などとりわきせさせ給ふ/源氏(横笛)」
はて
はて [1] (感)
(1)疑いや迷いの気持ちを表す語。「―,これは何だろう」「―,どうしたものか」
(2)疑問に答える時に用いる語。「『有財我鬼(ウザイガキ)とは』『―,無い物を有る有ると思うて食ふは有財我鬼では無いか』/狂言・宗論(虎寛本)」
はて
はて【果て】
[終り]the end;→英和
the limit (限界);→英和
the result (結果).→英和
〜は finally;in the end.〜は…となる end <in failure> .世界の〜まで to the end of the earth.→英和
⇒果てし(ない).
はて=の事(コト)
――の事(コト)
「果ての業(ワザ)」に同じ。「御―などしつくし給ひけり/落窪 4」
はて=の業(ワザ)
――の業(ワザ)
四十九日,または,一周忌の仏事。果ての事。「大将は,この―などせさせ給ひて/源氏(手習)」
はてさて
はてさて [1] (感)
驚きや迷いの気持ちを表す語。「―,どうしたものだろう」「―,弱ったなあ」
はてし
はてし [0][3] 【果てし】
〔「はて」に強めの助詞「し」の付いた語〕
物事の終わり。打ち消しの語を伴って用いる。「―のない論争」「―もなく広がる」
はてし
はてし【果てしない】
endless;→英和
boundless.→英和
〜なく endlessly.→英和
はてしない
はてしな・い [4] 【果てし無い】 (形)[文]ク はてしな・し
際限がない。限りがない。「―・く続く議論」「―・い大平原」
はてだいこ
はてだいこ [3] 【果て太鼓】
芝居や相撲で,興行の終わりに打つ太鼓。打ち出し太鼓。仕舞い太鼓。
はてな
はてな
(1)[意外]Dear me!
(2)[考える時]Let me see./Well.
はてな
はてな [1] (感)
〔「はて」に間投助詞「な」の付いた語〕
怪しむとき,考えるときに発する語。はて。「―,おかしいぞ」
はては
はては [0] 【果ては】 (副)
最後には。しまいには。ついには。「飲んで歌って,―眠り込んでしまった」
はてはて
はてはて 【果て果て】
はてのはて。とどのつまり。最後。「世の中をかくいひいひの―は/拾遺(雑上)」
はてはて
はてはて [1] (感)
驚き怪しむときに発する語。はてさて。「―,思いもよらぬこと」「―,こりゃ参った」
はてる
は・てる [2] 【果てる】 (動タ下一)[文]タ下二 は・つ
(1)続いていたことが終わる。尽きて,なくなる。「いつ―・てるともなく続く会議」「あらたまの年は―・つれど/万葉 2410」
(2)命が尽きる。死ぬ。「志半ばにして―・てた」
(3)他の動詞の連用形に付いて,すっかり…する,限界まで…する,などの意を表す。「疲れ―・てた」「荒れ―・てた故郷の村」「変わり―・てた姿」
〔「果たす」に対する自動詞〕
はてる
はてる【果てる】
(come to an) end;→英和
be finished;die (死ぬ).→英和
はてるまじま
はてるまじま 【波照間島】
沖縄県,八重山諸島の島。有人島としては日本最南端の島。隆起珊瑚礁からなり,砂糖黍の栽培が行われる。面積12.5平方キロメートル。
はてんこう
はてんこう【破天荒の】
unprecedented;→英和
unexampled.→英和
はてんこう
はてんこう [2] 【破天荒】 (名・形動)[文]ナリ
〔「北夢瑣言 4」「唐摭言 2」による。唐代に荊州から進士の合格者が出ず「天荒」(文明未開の荒地)と呼ばれたが,劉蛻が初めて合格して,天荒を破ったと称したことから〕
今までだれもしたことのないことをする・こと(さま)。未曾有(ミゾウ)。前代未聞。「―の大事業」「―な冒険譚」「―な試み」
はで
はで [2] 【派手】 (名・形動)[文]ナリ
〔「破手」の転という〕
(1)いろどり・服装・行動などが華やかで人目をひく・こと(さま)。
⇔地味
「―な服装」「―に動きまわる」「―を好む」
(2)程度がはなはだしいこと。大仰なこと。また,そのさま。「―に泣いている」
[派生] ――さ(名)
はで
はで【派手な】
gay;→英和
showy;→英和
bright;→英和
loud.→英和
派手な服装をする be gaily[loudly]dressed.⇒贅沢(ぜいたく).
はで
はで [2] 【破手・端手】
(本格を破る,外れる手,の意)「破手組」に同じ。
⇔本手
はでぎ
はでぎ [0]
〔「はてぎ」とも〕
刈り取った稲や麦などを干すために掛ける木。稲かけ。はで。
はでぐみ
はでぐみ [0] 【破手組・端手組】
三味線組歌の分類の一。本手組(最古の曲種)に対して,新しい曲風で作られた「待つにござれ」ほかの曲の総称。作曲者としては虎沢・柳川両検校(ケンギヨウ)の名が伝えられる。
⇔本手組
はでしゃ
はでしゃ [2] 【派手者】
はで好きの者。
はですがた
はですがた [3] 【派手姿】
はでに装った姿。
はですがたおんなまいぎぬ
はですがたおんなまいぎぬ 【艶容女舞衣】
人形浄瑠璃。世話物。竹本三郎兵衛・豊竹応律・八民平七作。1772年初演。女舞の太夫三勝と茜屋半七の恋愛,そこから起こる家庭の悲劇を描いたもの。下の巻「酒屋の段」が現在もしばしば上演される。
はでずき
はでずき [0][4] 【派手好き】 (名・形動)[文]ナリ
派手な物事を好む・こと(さま)。「―な性格」
はではでしい
はではでし・い 【派手派手しい】 (形)
非常に派手な感じである。「―・い服」
[派生] ――さ(名)
はでやか
はでやか [2] 【派手やか】 (形動)[文]ナリ
派手であるさま。華やかで人目をひくさま。「―な女性」
[派生] ――さ(名)
はと
はと [0][1] 【波戸・波止】
海岸から海中に突き出させて,石で築いた構築物。波浪を防いだり,荷物の積み降ろしに用いる。防波堤。埠頭(フトウ)。
はと
はと【鳩】
a pigeon;→英和
a dove.→英和
‖鳩時計 a cuckoo clock.ハト派 the Doves (総称);a Dove;a pacificist.
はと
はと [1] 【鳩・鴿】
ハト目ハト科に属する鳥の総称。翼長9〜40センチメートル。頭部が小さく胸から腹にかけてやや膨らむ。家禽(カキン)として飼育されるドバトはカワラバトを改良したもので,伝書用・観賞用・食用などの用途別に多くの品種がある。日本の野生種としてはキジバトが多い。世界に約三二〇種が知られる。平和の象徴とされる。
はと=が豆鉄砲(マメデツポウ)を食ったよう
――が豆鉄砲(マメデツポウ)を食ったよう
突然のことに驚いて目を丸くするさま。あっけにとられるさま。鳩に豆鉄砲。
はと=に三枝(サンシ)の礼あり
――に三枝(サンシ)の礼あり
鳩は親鳩より三本下の枝に止まって礼を守る。礼儀を重んずべきことのたとえ。
はと=に豆鉄砲
――に豆鉄砲
「鳩が豆鉄砲を食ったよう」に同じ。
はと=を憎み豆を作らぬ
――を憎み豆を作らぬ
鳩が来てついばむのを嫌って,大切な豆を作ることをやめてしまう意。つまらない事にこだわるあまり,肝要な事を見失うたとえ。
はとう
はとう【波涛】
waves;billows (大波).〜をけって through great waves.
はとう
はとう [0] 【波頭】
(1)なみがしら。
(2)波の上。海上。
はとう
はとう [0] 【波濤】
大波。高い波。
はとうがらし
はとうがらし [4] 【葉唐辛子】
未熟な唐辛子の葉。佃煮などにする。
はとお
はとお 【鳩尾】
⇒きゅうび(鳩尾)
はとがや
はとがや 【鳩ヶ谷】
埼玉県南東部にある市。近年,植木・苗木・切り花の生産が多い。
はとぐるま
はとぐるま [3] 【鳩車】
玩具の一。鳩の両側に車をつけ,ひもで引いて遊ぶもの。張り子のものが多い。
はとこ
はとこ [2] 【再従兄弟・再従姉妹】
双方の親がいとこである子の関係。またいとこ。
はとざ
はとざ [0] 【鳩座】
〔(ラテン) Columba〕
二月上旬の宵に南中する星座。大犬座の南東にあり,日本では南天に低く見える。ノアの箱船から放たれ,オリーブの枝をくわえて戻ってきたハトを模したもの。
はとぞめ
はとぞめ [0] 【鳩染(め)】
山鳩色に染めること。
はとづえ
はとづえ [3][2] 【鳩杖】
⇒きゅうじょう(鳩杖)
はとどけい
はとどけい [3] 【鳩時計】
掛け時計の一種。時計の箱の扉が開くと,中から鳩が現れ出て,鳴き声で時刻を告げる仕掛けのもの。
はとのつえ
はとのつえ 【鳩の杖】
⇒きゅうじょう(鳩杖)
はとのめ
はとのめ 【鳩の目】
「鳩の目銭」の略。「宮廻りの蒔銭(マキセン)に―といふをかしげなる鉛銭/浮世草子・永代蔵 4」
はとのめせん
はとのめせん [0] 【鳩の目銭】
江戸時代,元禄年間(1688-1704)頃まで伊勢神宮の賽銭(サイセン)用に売られた鉛の私鋳銭。一二枚で銭一文に当たる。宮銭。猿目。
はとは
はとは [0] 【鳩派】
力によらずに話し合いなど穏やかな方法によって問題を解決しようとする立場の人々。穏健派。
⇔鷹(タカ)派
はとば
はとば [0] 【波止場】
港で,波止(ハト)のある所。埠頭(フトウ)。また,港のこと。
はとば
はとば【波止場】
a wharf (揚げ場);→英和
a pier (桟橋);→英和
a quay (岸壁).→英和
はとばいろ
はとばいろ [0] 【鳩羽色】
ハトの羽のような暗い灰紫色。
はとぶえ
はとぶえ [0][3] 【鳩笛】
(1)ハトの鳴き声を出す笛。狩りで,鳥を呼ぶのに用いる。
(2)ハトの形をした素焼きなどのおもちゃの笛。また,オカリナ。
はとぽっぽ
はとぽっぽ [1] 【鳩ぽっぽ】
〔幼児語。「ぽっぽ」は鳴き声〕
ハト。
はとまぶし
はとまぶし 【鳩間節】
沖縄県の民謡。もと鳩間島のゆんた。沖縄本島では,大正時代に伊良波尹吉(イラハインキチ)が振り付けた踊り付きで,舞台で演じられる。
はとまめ
はとまめ [2] 【鳩豆】
(1)ハトのえさとして与える豆。
(2)「鳩に豆鉄砲」に同じ。
はとむぎ
はとむぎ [0][2][3] 【鳩麦】
イネ科の一年草。南アジア原産。全形はジュズダマによく似るが,実は光沢に乏しく割れやすい。子実を薏苡仁(ヨクイニン)といい,薬用・食用とし,葉は茶の代用とする。四国麦。川穀(センコク)。
はとむぎ
はとむぎ【鳩麦】
《植》an adlay[adlai].
はとむね
はとむね【鳩胸の】
pigeon-breasted.
はとむね
はとむね [2] 【鳩胸】
(1)ハトの胸のように前に張り出した胸。胸骨が前方に突出し,胸郭の前後径が大きくなったもの。
(2)当世具足の胴の一。鉄製で胸を高くふくらますように打ち出したもの。
(3)鐙(アブミ)で正面中央の前方へ丸く反った部分。
(4)三味線の棹(サオ)の胴に接する張り出た部分。
はとめ
はとめ [0][3] 【鳩目】
〔ハトの目に似ていることから〕
靴や紙ばさみの,ひもなどを通す小穴。周囲に金具を取り付けることが多い。また,その金具。鳩目穴。
はとめ
はとめ【鳩目】
an eyelet.→英和
はとやま
はとやま 【鳩山】
埼玉県中部,比企(ヒキ)郡の町。比企丘陵に位置し,宅地化がすすむ。地球観測センターがある。
はとやま
はとやま 【鳩山】
姓氏の一。
はとやまいちろう
はとやまいちろう 【鳩山一郎】
(1883-1959) 政治家。東京生まれ。東大卒。和夫の長男。犬養内閣・斎藤内閣の文相。第二次大戦後日本自由党総裁となったが公職追放され,解除後日本民主党総裁として1954年(昭和29)首相となった。日ソ国交回復を実現。
はとやまかずお
はとやまかずお 【鳩山和夫】
(1856-1911) 政治家・弁護士。美作(ミマサカ)の人。東大教授。一郎の父。のち政界入りし衆議院議長。早大総長も務めた。
はとやまはるこ
はとやまはるこ 【鳩山春子】
(1863-1938) 明治・大正・昭和期の教育者。長野県生まれ。東京女子師範卒。和夫の妻。1886年(明治19)共立女子職業学校(現共立女子大学)を創立し,女子教育に尽力。
はとり
はとり 【服部・服織】
〔「はたおり」の転〕
機(ハタ)を織ること。また,それを業とする人。「―・麻績(オミ)の人等(ドモ)の常も仕へまつる/祝詞(伊勢大神宮)」
はとり
はとり 【執翳】
即位・朝賀などの儀式の際,高御座(タカミクラ)にいる天皇の顔を翳(サシバ)でおおう役の女官。「―の女嬬,左右各八人/江家次第」
はとりべ
はとりべ [3] 【服部】
大化改新以前,機織りを業とした品部。はとり。
はどう
はどう [1] 【覇道】
武力・策略などで国を治めること。
⇔王道
はどう
はどう [0] 【波動】
物質のある点での振動がそれに隣接する部分の運動を引き起こし,その振動が次々に伝えられてゆく現象。その振動する物質を媒質という。例えば,水面に起こる水波や,音波・地震波などの弾性波など。また,電磁波は電場および磁場の振動が空間を伝わる現象。なみ。
はどう
はどう【波動】
a wave motion;undulation.〜する wave;→英和
undulate.→英和
はどうかんすう
はどうかんすう [4] 【波動関数】
(1)音波などの弾性波ではその媒質,電磁波では電磁場など,波動に係わる物理量の振動を空間座標と時間の関数として表したもの。
(2)量子力学では,粒子の状態を記述する空間座標と時間の関数。シュレーディンガー方程式,あるいはディラック方程式を満足し,量子力学的粒子の波動性を保証する。波動関数の絶対値の二乗から粒子の存在確率が与えられ,この意味で確率振幅とも呼ばれる。
はどうこうがく
はどうこうがく [4] 【波動光学】
光を波動として取り扱い,その干渉・回折・偏光・分散などを研究対象とする物理学の部門。
はどうせつ
はどうせつ [3] 【波動説】
(1)光の波動説。一七世紀にホイヘンスが提唱し,一九世紀にヤングとフレネルらが干渉・回折実験に成功して光の波動説を確立した。一九世紀後半にはマクスウェルがその電磁理論から光は電磁波であることを導いた。
(2)粒子の波動性を強調する説。1924年にド=ブロイが電子の波動説を提唱。これはのちに回折実験で確かめられ,量子力学成立の先駆となった。
はどうほうていしき
はどうほうていしき [6] 【波動方程式】
波動に関する運動方程式。空間座標と時間を独立変数とする偏微分方程式で,波動関数をその解として与える。量子力学では,シュレーディンガー方程式やディラック方程式をさす。
はどうりきがく
はどうりきがく [5][6] 【波動力学】
ド=ブロイの物質の波動説を発展させて,シュレーディンガーが1926年に創始した量子力学の一形式。ハイゼンベルクらの行列力学と数学的に同等であることがのちに証明され,両者が統合されて量子力学が成立した。
はどめ
はどめ [0][3] 【歯止め】 (名)スル
(1)車や歯車が回転しないようにすること。また,そのもの。車輪につけたり,車輪と車輪接地面の間に噛(カ)ませる。
(2)事態の進展・進行をとめる手段や方法。「物価の上昇に―をかける」
はどめ
はどめ【歯止め】
a drag (車輪の).→英和
⇒ブレーキ.
はどめこうか
はどめこうか [4] 【歯止め効果】
景気後退時にも,消費者には歯止めがかかって過去の最高所得時の消費水準をなかなか切り下げられないこと。景気を下支えする役割を果たす。ラチェット効果。
はな
はな [2] 【花・華】
❶
(1)種子植物の生殖器官。一定の時期に枝や茎の先端などに形成され,受精して実を結ぶ機能を有するもの。有性生殖を行うために葉と茎が分化したもので,花葉と花軸からなる。花葉は普通,萼(ガク)・花冠(花弁の集合)・おしべ・めしべに分化して,花の主体を形成する。形態上の特徴は分類上の指標となる。「―が咲く」「―が散る」
(2)特定の花をさす。
(ア)春の花を代表する桜の花をさす。[季]春。「―に浮かれる」「願はくは―のしたにて春死なむ/山家(春)」
〔中古後期頃に一般化した用法。現代語では「花見」「花ぐもり」など他の語との複合した形でみられる〕
(イ)古くは,百花にさきがけて咲くところから,梅の花をさした。「今のごと心を常に思へらばまづ咲く―の地(ツチ)に落ちめやも/万葉 1653」「春や疾(ト)き―や遅きと聞き分かむ鶯だにも鳴かずもあるかな/古今(春上)」
(3)神仏に供える花や枝葉。「手向けの―」
(4)生け花。花道(カドウ)。また,生け花にする材料。「お―の稽古」「―を生ける」
(5)(特に桜を対象として)
(ア)花が咲くこと。「―便り」「向つ峰(オ)の若桂の木下枝(シズエ)取り―待つい間に嘆きつるかも/万葉 1359」
(イ)古くは,花を見て賞すること。花見。「尋ね来て―にくらせる木の間より待つとしもなき山の端の月/新古今(春上)」
(6)(しばしば鳥・雪・月などと対比されつつ)自然美の代表として草木に咲く花を総称していう。「蝶よ―よと育てる」
❷色や形の類似から,花になぞらえていう。
(1)(主としてその白さによって)雪・霜・白波・月光・灯火などを花に見たてていう語。「雪の―」「波の―」「硫黄(イオウ)の―」
(2)麹黴(コウジカビ)。麹花。また,麹のこと。
❸花にちなんだ事物。
(1)造花。飾り花。また,散華(サンゲ)に用いる紙製の蓮(ハス)の花びら。
(2)〔もと露草の花のしぼり汁を原料としたところから〕
(ア)青白色。また,藍(アイ)染めの淡い藍色。縹(ハナダ)色。はないろ。「御直衣の裏の―なりければ/大鏡(伊尹)」
(イ)薄い藍色の顔料。「頭には―を塗り/栄花(本の雫)」
(3)
(ア)芸人などに与える金品。また,芸娼妓や幇間(ホウカン)の揚げ代。花代。
〔「纏頭」とも書く。花の枝に贈り物を付けたところから〕
(イ)芸娼妓や幇間の花代を計算するために用いる線香。また,それで計る時間。「―を恨み,鶏を惜(ニク)み/洒落本・南遊記」
(4)花札。花ガルタ。また,それを用いた遊び。花合わせ。「―を引く」
❹花の美しさ・はなやかさにたとえていう。
(1)はなやかで人目をひくもの。多く女性についていう。「社交界の―」「職場の―」「両手に―」
(2)美しく貴く思うもの。また,はなやかで興趣に富むもの。「高嶺(タカネ)の―」「この世の―」
(3)(「花の…」の形で,連体修飾語として)はなやかで美しいものである意を表す。「―の都」「―の顔(カンバセ)」
(4)(多く「…が花だ」の形で,述部として用い)最もよいこと。最もよい時期。「知らぬが―だ」「若いうちが―だ」
(5)はなやかで,そのものの特色を表しているもの。「火事と喧嘩(ケンカ)は江戸の―」「古代美の―」
(6)若い男女。「箱入の―もの云はぬ病が出/柳多留 42」
(7)美しい女。また,遊女。「―に遊ばば祇園あたりの色揃へ/浄瑠璃・忠臣蔵」
(8)世阿弥の能楽論の用語。観客の感動を呼び起こす芸の魅力,おもしろさ,珍しさ。また,それを追求・工夫し,感得する心の働き。
❺花の移ろいやすく,はかなく散るさま,また見かけだけであだなさまにたとえていう。
(1)外観。うわべ。実質を伴わないはなやかさ。「―多ければ実少なし」
(2)人の心や風俗などの変わりやすいこと。「色みえで移ろふものは世の中の人の心の―にぞありける/古今(恋五)」
(3)人の心などが,うわべばかりで誠実さのないこと。「今の世の中色につき,人の心―になりけるにより,あだなる歌はかなきことのみ出でくれば/古今(仮名序)」
(4)「花籤(ハナクジ)」の略。「ほんに当る因果なら,―ばかりでおけばいいに/黄表紙・金生木」
(5)文芸論の用語。和歌・連歌・俳諧などで,意味内容を実にたとえるのに対し,表現技巧をいう。「古の歌はみな実を存して―を忘れ,近代のうたは―をのみ心にかけて,実には目もかけぬから/毎月抄」
❻歌曲名(別項参照)。
はな
はな【花】
(1) a flower;→英和
a blossom (果樹の).→英和
(2)[精華]the flower <of chivalry> ;the essence.→英和
(3) ⇒生花(いけばな).
〜の floral.→英和
〜のような flowery.→英和
〜の咲いている blooming <tree> .
〜を生ける arrange[set]flowers in a vase.→英和
〜を持たせる save a person's face (顔を立てる);give <a person> credit for <a matter> .
はな
はな 【花】
日本歌曲。武島羽衣の詩に滝廉太郎が作曲。春夏秋冬の四部作の一つ。1900年(明治33)刊の「四季」に発表。「春のうららの隅田川…」
はな
はな【端】
(1) ⇒初め.
(2)[末端]the end;→英和
the edge (縁).→英和
はな
はな (接尾)
「組(ク)み」に同じ。「組んづ転んづしてゐたを幾―か見て来た/浄瑠璃・五十年忌(上)」
はな
はな [0] 【洟】
〔「はな(鼻)」と同源〕
鼻腔の粘膜から分泌する液。鼻汁(ハナジル)。鼻水。「―をかむ」「―をたらす」
はな
はな [0] 【鼻】
(1)哺乳類の顔面中央の隆起。呼吸と嗅覚をつかさどり発声を助ける。また,広く脊椎動物の体の先端の皮膚が陥入し嗅神経が分布する腔所をさす。外鼻腔に始まり内鼻腔で口腔につながるが,魚類には内鼻孔がない。
(2)男が,自分自身をさしていう語。おれ。わたし。「日本国は是,此の―が物なるぞ/浄瑠璃・舎利」
(3)「鼻歌」の略。「海道百里を―でやる/浄瑠璃・堀川波鼓(中)」
(4)書名(別項参照)。
はな
はな【鼻】
a nose;→英和
a muzzle (犬などの鼻面);→英和
a trunk (象の);→英和
a snout (豚の);→英和
a nostril (鼻の穴).→英和
〜がきく have a good nose.〜が高い be proud <of,that…> .〜が詰る One's nose is stopped up.〜にかかる[声が]talk through the nose.〜にかける boast[brag] <of> ;→英和
be proud <of,that…> .〜であしらう turn up one's nose <at a person> ;sniff <at a person> .→英和
〜につく get sick[tired] <of> .〜の差で《競馬》 <win> by a nose.〜をあかす outwit <a person> .→英和
〜をほじくる pick one's nose.〜を鳴らす whine;→英和
sniff.
はな
はな 【鼻】
小説。芥川竜之介作。1916年(大正5)発表。「今昔物語」に基づく。巨大な鼻を持つ僧の心理の明暗をユーモラスに描き分けながら,傍観者のエゴイズムをあばく。夏目漱石の激賞をうけた出世作。
はな
はな [2] 【纏頭】
⇒はな(花)❸(3)
はな
はな【洟】
snivel.→英和
〜をすする sniff;→英和
snivel.→英和
〜をかむ blow one's nose.〜をたらす snivel;One's nose runs.
はな
はな 【端】
〔「はな(鼻)」と同源〕
■一■ [1] (名)
(1)物事の最初。「―からやり直す」「―からわかっていた」
(2)物の突き出た先の部分。先端。はし。「突堤の―に舟をつける」
■二■ (接尾)
物事を始めた時。やり始めの時。多く連濁して「…ばな」の形で用いられる。「寝入り―」「出―」
はな=が利く
――が利・く
(1)嗅覚が鋭い。においをよくかぎわける。
(2)利益になりそうなことを巧みに見つけ出す。
はな=が咲く
――が咲・く
(1)植物の花が開く。開花する。
(2)盛んになる。にぎやかになる。「思い出話に―・く」
(3)時期が来て栄える。「人生に―・く」
はな=が曲がる
――が曲が・る
悪臭が鼻を強く刺激するさまにいう。
はな=が胡坐(アグラ)をかく
――が胡坐(アグラ)をか・く
鼻が低く,小鼻が横に張っているさまをいう。
はな=が高い
――が高・い
得意である。誇りに思う。「親として―・い」
はな=であしらう
――であしら・う
〔鼻先でふんと応答する意〕
相手の言葉を問題とせず,冷淡に応対する。鼻先であしらう。
はな=で笑う
――で笑・う
相手を見下してふんと笑う。鼻先で笑う。
はな=と散る
――と散・る
満開の桜の花がすぐ散るように,潔く死ぬ。特に,戦場で死ぬことをいう。
はな=につく
――につ・く
たび重なっていやになる。また,言葉が嫌みに感じられる。「スター気どりが―・く」
はな=に当てる
――に当・てる
自慢する。鼻にかける。「おのれが有徳(ウトク)を―・て/浮世草子・御前義経記」
はな=に掛ける
――に掛・ける
自慢する。得意がる。「学歴を―・ける」
はな=に=風
――に=風(=嵐(アラシ))
⇒月(ツキ)に叢雲(ムラクモ)花(ハナ)に風(カゼ)
はな=はみ吉野(ヨシノ)、人は武士
――はみ吉野(ヨシノ)、人は武士
桜の花は吉野がすぐれ,人は武士がすぐれているということ。
はな=は折りたし梢(コズエ)は高し
――は折りたし梢(コズエ)は高し
手に入れる方法がない,思うようにならないことのたとえ。
はな=は根に鳥は故巣(フルス)に
――は根に鳥は故巣(フルス)に
咲いた花はその木の根もとに散ってこやしとなり,空飛ぶ鳥は巣に帰る。物事はすべてそのもとに帰るという意。
はな=は桜木(サクラギ)人は武士
――は桜木(サクラギ)人は武士
花の中では桜が最もすぐれており,人の中では武士が最もすぐれているということ。
はな=も実(ミ)もある
――も実(ミ)もある
外観も内容もともに備わっている。名実ともにある。また,人情の機微に通じている。
はな=も引っ掛け∘ない
――も引っ掛け∘ない
まったく相手にしない。無視する。
はな=も恥じらう
――も恥じらう
〔美しい花さえひけ目を感じる意〕
若い女性の美しさをいう語。「―一八歳」
はな=より団子(ダンゴ)
――より団子(ダンゴ)
〔花をながめて目を楽しませるより団子を食べて食欲を満たす意〕
風流より実利を選ぶことのたとえ。
はな=を咲かせる
――を咲か・せる
(1)成功して名声を得る。「地道な努力がやがて―・せ実を結ぶ」
(2)盛んにする。はなやかにする。「昔話に―・せる」
はな=を打つ
――を打・つ
臭気が鼻を刺激する。鼻を突く。
はな=を折る
――を折・る
相手の慢心をくじく。「高慢の―・る」
はな=を持たせる
――を持た・せる
勝利や名誉をゆずる。相手をたてる。「若い者に―・せる」
はな=を撮(ツマ)まれても分から∘ない
――を撮(ツマ)まれても分から∘ない
まっ暗で一寸先も見えないことをたとえていう。
はな=を明かす
――を明か・す
出しぬいて人をあっと言わせる。「宿敵の―・す」
はな=を欠く
――を欠・く
多くの犠牲を払う。得るものよりも損失が大きい。「信頼は一日の軍に―・きけり/平治(中・古活字本)」
はな=を添える
――を添・える
美しいものの上にさらに美しさを加える。「祝賀会に―・える」
はな=を突き合わせる
――を突き合わ・せる
きわめて近く寄り合う。狭い場所で向かい合う。「―・せて相談する」
はな=を突く
――を突・く
(1)臭気が鼻を刺激する。
(2)「鼻を突き合わせる」に同じ。「広くもあらぬ日本国は,学者で―・くなるべく/当世書生気質(逍遥)」
(3)主君に勘当される。また,失敗する。「―・かせて行き方を知らず/義経記 4」
はな=を蠢(ウゴメ)かす
――を蠢(ウゴメ)か・す
「小鼻をうごめかす」に同じ。
はな=を高く∘する
――を高く∘する
自慢する。得意になる。
はな=を鳴らす
――を鳴ら・す
鼻にかかった声を出す。また,甘えたり,小馬鹿にしたような動作をする。「小犬が―・す」
はな=開く
――開・く
(1)つぼみが開いて,花が咲く。
(2)長年の努力などがみのる。
(3)文化が盛んになる。「―・く天平文化」
はなあおい
はなあおい [3] 【花葵】
(1)タチアオイの別名。
(2)アオイ科の一年草。地中海沿岸地方原産。観賞用に栽培。高さ約50センチメートル。葉はカエデに似る。夏,葉腋(ヨウエキ)に径約10センチメートルの淡紅色ないし紅色の五弁花をつける。ラバテラ。[季]夏。
はなあかり
はなあかり [3] 【花明(か)り】
桜の花が満開で,そのあたりの闇がほのかに明るく感ぜられること。
はなあげ
はなあげ [0] 【鼻上げ】
水中の酸素不足のため,魚が水面に出てきてぱくぱくすること。
はなあさぎ
はなあさぎ [3] 【花浅葱】
わずかに緑がかった青色。
はなあしらい
はなあしらい [3] 【鼻あしらい】
鼻の先であしらうこと。きわめて冷淡な態度をとること。
はなあせ
はなあせ [0] 【鼻汗】
鼻の頭にかく汗。「―をかく」
はなあぶ
はなあぶ [3][2] 【花虻】
(1)双翅目ショクガバエ科の昆虫の総称。
(2){(1)}の一種。体長14,5ミリメートル。ハエに似て体は太く丸みが強い。花に集まり,ミツバチと間違えられることがあるが,はねは二枚。幼虫は汚水中にすむオナガウジと呼ばれる蛆(ウジ)で尾部は長く糸状。世界各地に分布。
(3)一般に,花に集まるハエ・アブの類の称。
はなあぶら
はなあぶら [3] 【鼻脂】
鼻の頭や小鼻に分泌するあぶら。
はなあぶら=引く
――引・く
表面が滑らかになるように鼻脂をぬる。転じて,最後の仕上げをする。「胡籙(エビラ)より金磁頭(カナジンドウ)を一つ抜き出し,―・いて/太平記 3」
はなあやめ
はなあやめ [3] 【花菖蒲】
(1)アヤメの別名。[季]夏。
(2)襲(カサネ)の色目の名。表は白,裏は萌黄(モエギ)。夏着用する。
はなあらし
はなあらし [3] 【鼻嵐】
はげしい鼻息。「鼻子は例によつて―を吹く/吾輩は猫である(漱石)」
はなあらし
はなあらし [3] 【花嵐】
(1)桜の花の咲く頃に吹く強風。
(2)盛んに桜の花びらが散ること。
はなあられ
はなあられ [3] 【花霰】
雪・月・花の形にした小さな餅を炒(イ)り,砂糖・醤油などで味付けしたもの。
はなあわせ
はなあわせ [3] 【花合(わ)せ】
(1)平安時代,人々が左右二組に分かれ,花(主に桜)を持ち寄って優劣を争い,同時にその花を詠んだ和歌の優劣をも競った遊戯。はなくらべ。
(2)花札を合わせる遊戯。同じ種類の札を合わせ取り,その出来役や点数によって勝負を争うもの。
(3)中世,宮中で七夕の節会に,唐物花瓶に草花を挿して並べたり,公卿がそれぞれ紫宸殿の椽に立花を並べたりして鑑賞した風習。七夕の花合わせ。
はなあんず
はなあんず [3] 【花杏】
ジュセイトウの異名。
はない
はない ハナヰ 【花井】
姓氏の一。
はない
はない [1] 【派内】
派閥の中。同じ派閥の中。
はないか
はないか [2] 【花烏賊】
(1)小形のイカ。胴長約3センチメートル。ひれは狭い。背面は黒く,腕の先端は紅色。甲羅は厚く菱(ヒシ)形。食用になるが産量は少ない。東京湾以西の内湾に産す。
(2)花見どきにとれるイカ。桜烏賊。[季]春。
はないかだ
はないかだ [3] 【花筏】
(1)散った桜の花びらが帯状に水に浮かんで流れて行くのを筏に見たてていう語。[季]春。
(2)家紋の一。筏に桜などの花を取り合わせたもの。
(3)ミズキ科の落葉低木。山中の林下に自生。枝は緑色。葉は互生し,広卵形。雌雄異株。五月頃,葉面中央部に淡黄緑色のごく小さい花を少数個つける。和名は花を乗せた葉を筏に見たてたもの。果実は球形で黒く熟す。ママッコ。[季]春。
花筏(3)[図]
はないかり
はないかり [3] 【花碇】
リンドウ科の二年草。山地の草原に生える。高さ約30センチメートル。葉は狭卵形。夏から秋に,茎頂や葉腋に淡黄色の花をつける。花は上端が四深裂し,基部に距(キヨ)があって,碇に見たてこの名がある。
はないき
はないき【鼻息】
snorting (馬などの).〜をうかがう be servile <to> .〜が荒い be proud[arrogant].
はないき
はないき [0] 【鼻息】
(1)鼻でする息。
(2)意気込み。
はないき=が荒い
――が荒・い
意気込みが激しい。強気である。
はないき=を窺(ウカガ)う
――を窺(ウカガ)・う
人の意向や機嫌をさぐる。相手の気に入るように行動する。「上司の―・う」
はないけ
はないけ [3][0] 【花生け・花活け】
花をいけるための器。花入れ。花立て。
はないずみ
はないずみ ハナイヅミ 【花泉】
岩手県南端,西磐井(ニシイワイ)郡の町。北上川西岸で,金流川が流れる。
はないたくぞう
はないたくぞう ハナヰタクザウ 【花井卓蔵】
(1868-1931) 弁護士・政治家。広島県生まれ。東京法学院卒。日比谷焼打事件・大逆事件を弁護。普通選挙論者として知られる。衆議院副議長。
はないち
はないち [2][3] 【花市】
生花を売買する市。
はないちもんめ
はないちもんめ [2] 【花一匁】
子供の遊戯。二組に分かれて「勝ってうれしい花一匁」などと唱えながら,じゃんけんで相手方の子供を取り合うもの。
はないばな
はないばな [2]
ムラサキ科の一,二年草。畑や草地に生える。高さ約20センチメートルで,よく分枝する。葉は狭楕円形。三〜一一月,淡青色の小花をつける。和名は「葉内花」の意で,花が葉と葉の間につくところからの名という。
はないばら
はないばら [3] 【花茨】
花の咲いている茨。野茨の花。[季]夏。《愁ひつつ岡にのぼれば―/蕪村》
はないれ
はないれ [0][4][3] 【花入れ】
花をいける器。はな生け。
はないろ
はないろ [0] 【花色】
(1)露草の花の色。薄い青色。また縹(ハナダ)色の略。
(2)花の色。
はないろごろも
はないろごろも [5] 【花色衣】
(1)薄い藍色に染めた衣服。縹(ハナダ)色の着物。「露しげみ―かへるとも/堀河集」
(2)咲き匂う花を衣に見たてていう語。「山吹の―ぬしやたれとへどこたへずくちなしにして/古今(雑体)」
はないろもめん
はないろもめん 【花色木綿】
落語の一。空き巣に入られた男が店賃の言い訳にしようと,何もとられていないのに家主に盗品名を列挙するが,箪笥(タンス)も蚊帳も刀も,布団と同じく「裏は花色木綿」。出来心。
はなうた
はなうた [0] 【鼻歌・鼻唄】
鼻にかかった小声で歌う歌。気分のよいときなどに,口をとじたまま小声で歌う歌。
はなうた
はなうた【鼻唄を歌う】
hum a tune.→英和
〜まじりで humming a tune.
はなうたまじり
はなうたまじり [5] 【鼻歌交じり】
鼻歌を歌いながら物事をすること。気分よく,また,軽い気持ちで物事をするさまにいう。「―で出かけた」
はなうつぎ
はなうつぎ [3] 【花空木・花卯木】
花の咲いたうつぎ。卯の花。[季]夏。《顔入れて馬も涼しや―/前田普羅》
はなうど
はなうど [0] 【花独活】
セリ科の大形多年草。関東以西の山野に生える。茎は太く中空で,高さ1メートル内外。葉は三〜七個の小葉から成る。初夏,大形の散形花序に白色の小花を多数つける。若い葉や茎は食べられる。
はなうり
はなうり [4][2] 【花売り】
花を売ること。また,その人。「―娘」
はなうり
はなうり【花売り】
a flower seller.花売り娘 a flower girl.
はなうるし
はなうるし [3] 【花漆】
「塗り立て漆」に同じ。
はなえみ
はなえみ 【花笑み・花咲み】
花が咲くこと。また,人がほほえんでいるのを咲いた花にたとえていう語。「夏の野のさ百合の花の―ににふぶに笑(エ)みて/万葉 4116」
はなお
はなお【鼻緒】
sandal straps.〜をすげる fix straps <on sandals> .
はなお
はなお [0] 【鼻緒】
下駄や草履などの緒の,足の指ではさむ部分。また,緒全体をもいう。「―をすげる」
はなおか
はなおか ハナヲカ 【華岡】
姓氏の一。
はなおかじけん
はなおかじけん ハナヲカ― 【花岡事件】
太平洋戦争下の1945年(昭和20)6月,強制連行された中国人の集団逃亡事件。秋田県大館市花岡鉱山の鹿島組出張所で働かされていた九百余名の中国人が虐待・酷使に抗して集団逃亡をはかったが,連れ戻され,拷問で一一三人が死亡(配置以来の死亡者数は四一八名)。
はなおかせいしゅう
はなおかせいしゅう ハナヲカセイシウ 【華岡青洲】
(1760-1835) 江戸後期の医師。紀伊の人。名は震。古医方および蘭方を学ぶ。麻酔剤を案出。全身麻酔で乳癌手術に成功した。
はなおけ
はなおけ [3] 【花桶】
花を入れる桶。また,墓参りのときに花や水を入れて持って行く桶。
はなおこぜ
はなおこぜ [4] 【花鰧】
アンコウ目イザリウオ科の海魚。全長15センチメートル程度。体は著しく側扁する。体表は滑らか。体色や斑紋には変異が多い。沿岸から沖合の流れ藻に付いて生活。世界の温・熱帯域に分布。
はなおずれ
はなおずれ [0] 【鼻緒擦れ】
鼻緒ですれて足の皮膚が傷つくこと。また,その傷。緒ずれ。
はなおち
はなおち [4][0] 【花落ち】
花が落ちて間もない頃にとった,ナス・キュウリなどの若い実。
はなおり
はなおり [0] 【花織】
沖縄読谷(ヨミタン)・与那国島・竹富島の織物。縞の中に小花模様を浮き織りにしたもの。読谷のものには家々の柄がある。はなうい。
はなかい
はなかい [0] 【花会】
(1)職人・博徒などが仲間から金を集めるために催す会合。
(2)歌・浄瑠璃・踊りなどの襲名披露の会。
はなかいらぎ
はなかいらぎ [3] 【花梅花皮】
梅花皮(カイラギ)の粒状突起の中に,梅花形の大粒の突起のまじったもの。
はなかえで
はなかえで [3] 【花楓】
(1)カエデの花。
(2)ハナノキの別名。
はなかがり
はなかがり [3] 【花篝】
夜桜に風趣を添えるために焚(タ)く篝火。[季]春。《―衰へつゝも人出かな/虚子》
はなかくし
はなかくし [3] 【鼻隠し】
軒先の垂木(タルキ)の端を隠すためにつける横に長い板。尾垂れ。
はなかけ
はなかけ [0][4] 【鼻欠け】
(梅毒などのため)鼻が欠けおちていること。また,その人。はなそげ。
はなかけみず
はなかけみず [4] 【花掛(け)水】
⇒穂水(ホミズ)
はなかげ
はなかげ [3] 【花陰】
花の咲いている木の下かげ。花下陰。
はなかご
はなかご【花篭】
a flower basket.
はなかご
はなかご [0][2] 【花籠】
(1)花を摘み入れる竹かご。また,切り花などを盛るかご。花筐(ハナガタミ)。
(2)「花籠(ケコ)」に同じ。
はなかぜ
はなかぜ [0] 【鼻風邪】
鼻が詰まったり,くしゃみや鼻汁が出たりする程度の軽いかぜ。急性鼻炎の俗称。
はなかぜ
はなかぜ【鼻風邪(をひく)】
(have) a head[nose]cold;(have) a cold in the nose.→英和
はなかつみ
はなかつみ 【花勝見】
〔「はながつみ」とも〕
花の咲いたカツミ。和歌で「かつ」「かつて」を言い出す序として用いられる。「―かつても知らぬ恋もするかも/万葉 675」
はなかつら
はなかつら 【花鬘・花縵】
〔「はなかづら」とも〕
(1)花を糸で貫いたり,花の枝を輪にして作った髪飾り。「今日そ我が背子―せな/万葉 4153」
(2)山上に咲きにおう花を{(1)}に見たてていう語。「初瀬女の峯の桜の―/続古今(春下)」
はなかわど
はなかわど ハナカハド 【花川戸】
東京都台東区の地名,隅田川の西岸にある履物の問屋街。浅草観音の東の入り口。
はなかん
はなかん [0] 【鼻環】
牛の鼻に通す輪。はなわ。
はなかんざし
はなかんざし [3] 【花簪】
(1)造花の飾りをつけたかんざし。また,花や造花を髪にさしてかんざしとすること。
(2)キク科の一年草。オーストラリア原産。高さ約50センチメートル。葉は披針形。花は径3〜5センチメートルで淡紅色,中心の管状花は黄色。切り花・ドライ-フラワーなどにする。ヘリプテラム。
はなが
はなが 【花香】
(1)花の香気。また,煎(セン)じたての香りのよい茶。「これ茶を一つ参らぬか―一つと指し出だす/浄瑠璃・夏祭」
(2)におい。いろつや。色香。また,心ばえ。「先づ―あるは俗ならぬ句なり/十問最秘抄」
はながい
はながい [2] 【鼻繋】
「鼻木(ハナギ)」に同じ。
はながい
はながい [2] 【花貝】
(1)サクラガイの別名。
(2)海産の二枚貝。殻は殻長18ミリメートルほどの卵円形で,一〇条ほどの輪条の隆起と,数条の放射状の点列がある。本州中部以南の浅海に分布。
はながき
はながき [2] 【花垣】
花の咲く木でつくった生け垣。
はながさ
はながさ [3] 【花笠】
(1)造花などで飾った笠。踊り・祭りなどにかぶる。
(2)花をつけた笠。花の散りかかった笠。「―をさしてきつれど桜人春の山べのたよりとぞ見る/公任集」
はながさおんど
はながさおんど 【花笠音頭】
山形県の民謡。八月六〜八日,山形市の花笠祭で唄い踊られる。源流は蔵王ふもとの地固め唄。
はながしら
はながしら [3] 【鼻頭】
鼻の先。鼻の頭。
はながすみ
はながすみ [3] 【花霞】
咲きそろった桜の花が,遠くからは霞のかかったように淡く見えること。
はながた
はながた [0][2] 【花形】
(1)花の形。特に,桜の花をかたどったもの。「―に切る」
(2)はなやかで,人にもてはやされる人や物事。「一座の―」「現代の―産業」「―選手」
はながた
はながた【花形】
a star.→英和
花形選手 a star player.
はながたかぶ
はながたかぶ [4] 【花形株】
取引所で人気の中心になっている株。
はながたみ
はながたみ 【花筐・花形見】
能の一。狂乱物。世阿弥作。越前国味真野(アジマノ)の照日の前が,寵愛を受けた大迹辺(オオアトベ)皇子(のちの継体天皇)を慕って都へ上り,御幸の行列に形見の花籠をもって狂いいで,再び召される。
はながたみ
はながたみ 【花筐】
■一■ [3] (名)
花を摘んで入れる籠(カゴ)。「うちむれて若菜摘む野の―/続古今(春上)」
■二■ (枕詞)
{■一■}の編み目が細かく並んでいるところから,「めならぶ」にかかる。「―めならぶ人のあまたあれば/古今(恋五)」
はながつお
はながつお [3] 【花鰹】
鰹節を薄く細かく削ったもの。
はながみ
はながみ【鼻紙】
⇒塵(ちり)紙.
はながみ
はながみ [0] 【鼻紙・花紙】
洟(ハナ)をかむときなどに用いる紙。ふところがみ。たとうがみ。ちりがみ。
はながみいれ
はながみいれ [4] 【鼻紙入れ】
鼻紙や薬・金銭などを入れて携帯する,布・革製の入れ物。紙入れ。鼻紙袋。
はながみぶくろ
はながみぶくろ [5] 【鼻紙袋】
「鼻紙入れ」に同じ。「―を落として,印判共に失なうた/浄瑠璃・曾根崎心中」
はながめ
はながめ [2] 【花瓶】
花をさすのに用いるかめ。かびん。
はながら
はながら [0] 【花柄】
衣服などの,花の模様。
はながら
はながら [2][0] 【花殻・花柄】
咲き終わったあとの花。また,仏前などに供えた花の枯れたもの。
はなきり
はなきり 【劓】
中国古代の五刑の一。罪人の鼻を切り落とすもの。はなそぎ。劓刑(ギケイ)。
はなきりん
はなきりん [3] 【花麒麟】
トウダイグサ科の低木状の多肉植物。マダガスカル原産。茎はとげがあってサボテン状。葉は長楕円形。葉腋(ヨウエキ)から出た花序に紅色の花を多数つける。花弁に見えるのは苞(ホウ)。園芸品種が多い。
はなきれぐつ
はなきれぐつ [4] 【鼻切れ沓】
鼻高沓(ビコウグツ)の尖端を切りそいだ形の沓。
はなきん
はなきん [0] 【花金】
〔「花の金曜日」の意〕
サラリーマンの,一週間の勤務を終えて解放感にあふれた金曜日をいう。
はなきんぽうげ
はなきんぽうげ [5] 【花金鳳花】
ラナンキュラスの別名。
はなぎ
はなぎ [0] 【鼻木】
牛の鼻の両穴を貫く環状の木,または金属の輪。鼻輪。鼻環(ハナカン)。鼻ぐり。鼻がい。
はなぎれ
はなぎれ【花切れ】
a headband (本の).→英和
はなぎれ
はなぎれ [0][2] 【花布】
本の部分の名。本製本の中身の背の上下両端にはりつけた布。本を丈夫にするとともに装飾の役目をする。ヘドバン。
→製本
はなくいどり
はなくいどり ハナクヒ― [3] 【花喰鳥】
装飾文様の一類型。鳳凰(ホウオウ)や鶴などの瑞鳥(ズイチヨウ)が花枝や松の枝などをくわえた姿を描く文様。日本では正倉院御物をはじめ各種の工芸品の装飾に用いられた。
はなくぎ
はなくぎ [2] 【花釘】
頭部が丸く,そこに花形などの飾りのある隠し釘。
はなくじ
はなくじ [2] 【花籤】
頼母子講(タノモシコウ)などで,本くじのほかに,若干の金銭を分けるために設けたくじ。花。
はなくず
はなくず [3] 【花屑】
散り落ちた桜の花びら。[季]春。
はなくそ
はなくそ【鼻糞】
nose dirt[wax].〜をほじくる pick one's nose.
はなくそ
はなくそ [0] 【鼻糞・鼻屎】
鼻孔中で鼻汁とほこりとがまじって固まったもの。
はなくばり
はなくばり [3] 【花配り】
抛入(ナゲイレ)花や生け花{(3)}で,花器に花材を留めるために植物の枝や茎を切って作る仕切り。一文字・半月・十文字・琴柱(コトジ)・二重(フタエ)など。くばり。
はなくよう
はなくよう [3] 【花供養】
(1)四月八日の灌仏会(カンブツエ)に,種々の花で堂を飾ったりして仏に供養すること。
(2)京都の鞍馬寺で四月六日から二〇日まで行われる花供懺法会(ハナグセンボウエ)のこと。[季]春。《うづざくら一嵐して―/虚子》
はなくわい
はなくわい [3] 【花慈姑】
オモダカの異名。[季]夏。
はなぐし
はなぐし [2] 【花櫛】
造花をあしらった櫛。
はなぐすり
はなぐすり【鼻薬】
a bribe (わいろ);→英和
a tip.→英和
〜をかがせる bribe <a person> .
はなぐすり
はなぐすり [3] 【鼻薬】
(1)鼻の病気に用いる薬。
(2)少額の賄賂(ワイロ)。「―がきく」
(3)子供をなだめるための菓子。
はなぐすり=を嗅(カ)が∘せる
――を嗅(カ)が∘せる
賄賂(ワイロ)を贈る。鼻薬をきかせる。
はなぐま
はなぐま [0] 【鼻熊】
食肉目の哺乳類。体長・尾長とも約55センチメートル。体形はアライグマに似るが,鼻が長く突き出し,尾が長い。全身茶褐色ないし黄褐色で尾に黒縞がある。中南米の森林に群れをなして生活する。
はなぐも
はなぐも [0] 【花蜘蛛】
カニグモ科のクモ。体長約5ミリメートル。全身黄緑色で,雄は部分的に褐色,花の陰にひそみ,訪れる昆虫を捕食する。日本各地に分布。
はなぐもり
はなぐもり [0][3] 【花曇(り)】
桜の咲く頃の,曇りがちの天気。[季]春。《川甚の大ぼんぼりや―/大橋越央子》
はなぐもり
はなぐもり【花曇り】
cloudy weather in spring.
はなぐり
はなぐり 【鼻刳り】
「鼻木(ハナギ)」に同じ。[日葡]
はなぐるま
はなぐるま [3] 【花車】
(1)花で飾った車。
(2)花を積んだ車。
はなぐわし
はなぐわし 【花細し】 (枕詞)
「花が美しい」の意から,「桜」「葦(アシ)」などの植物名にかかる。「―葦垣越しにただ一目相見し児故千度(チタビ)嘆きつ/万葉 2565」
はなげ
はなげ [0] 【鼻毛】
(1)鼻の穴に生える毛。
(2)女にうつつをぬかすこと。また,そのような男。「盗れた―の恥が世間へぱつと立/浄瑠璃・夏祭」
(3)愚か者。「よく��の―はしらず/ひとりね」
はなげ
はなげ【鼻毛】
the hairs of the nostrils.
はなげ=が長い
――が長・い
女の色香におぼれている。
はなげ=を伸(ノ)ばす
――を伸(ノ)ば・す
女の色香に迷いおぼれる。「密夫(マオトコ)する女房に―・す/社会百面相(魯庵)」
はなげ=を抜く
――を抜・く
相手の心中を見すかしてだしぬく。だます。「女郎に―・かれて/あめりか物語(荷風)」
はなげ=を数える
――を数・える
(1)「鼻毛を読む」に同じ。「お主やあ,己が―・へるか/歌舞伎・助六」
(2)相手の心中を見抜いて,機嫌をとる。「お―・へてゐるが勤めなり/柳多留 24」
はなげ=を読む
――を読・む
女が自分にほれている男の心を見すかして翻弄(ホンロウ)する。鼻毛を数える。「恐入つたと,―・まして讃(ホ)めて遣(ヤ)るんだ/婦系図(鏡花)」
はなことば
はなことば【花言葉】
the language of flowers.
はなことば
はなことば [3] 【花言葉・花詞】
バラは愛,オリーブは平和というように,それぞれの花のもつ特徴・性質などに基づいて象徴的な意味をもたせた語。国によって異なる。
はなこん
はなこん [0] 【花紺】
さえた明るい紺色。男物着物の裏,夜具裏などに使われる。
はなご
はなご 【花子】
狂言の一。男が妻に座禅をするとみせかけて,太郎冠者に座禅の身替わりを頼み,愛人の花子のもとへ出かける。妻はそれを知って冠者と入れかわる。帰宅した男は妻と知らずに花子との情事を語り,妻にさんざんいためつけられる。歌舞伎では「身替座禅」。
はなごえ
はなごえ [0] 【鼻声】
(1)風邪などで鼻の詰まったときの声。
(2)甘えたときに出す鼻にかかった声。「―で物をねだる」
(3)涙にむせんで鼻にかかった声。
はなごえ
はなごえ【鼻声】
a nasal voice[tone].〜で言う speak through the nose;→英和
whine (泣き声で).→英和
はなごおり
はなごおり [3] 【花氷】
中に花を入れて凍らせた氷柱。夏に,室内の涼感を呼ぶために立てる。[季]夏。
はなごけ
はなごけ [2] 【花苔】
(1)ハナゴケ科ハナゴケ属の地衣植物の総称。極地や温帯の高山帯に分布。体は灰白色で,密に繰り返し分枝し,長さ5センチメートル以上の樹枝状となる。トナカイゴケ。
(2)「こけのはな(苔の花)」に同じ。[季]夏。
はなごころ
はなごころ 【花心】
(1)花の持つ心。花を咲かせようとする心。「三千年(ミチトセ)に咲く―の,折り知る春のかざしとかや/謡曲・西王母」
(2)はなやかな心。浮き浮きした心。「ひらく連中(イチザ)の―,若やぐ春の一趣向/人情本・恵の花」
(3)風流心。「庭風俗に知れる亭主の―/青簾」
(4)〔花の散りやすいところから〕
移りやすい心。「―におはする宮なれば/源氏(宿木)」
はなござ
はなござ [0] 【花茣蓙】
種々の色に染めた藺(イ)で,花模様などを織り出したござ。花むしろ。[季]夏。
はなごよみ
はなごよみ [3] 【花暦】
四季の花を月の順に配列し,それぞれに花の観賞時期や名所を記したもの。農事や園芸にも利用する。
はなごよみはっしょうじん
はなごよみはっしょうじん 【花暦八笑人】
滑稽本。五編一五冊。滝亭鯉丈ら作。1820〜49年刊。八人の遊び仲間が茶番の趣向を凝らし,演ずるに当たって失敗する滑稽を描いたもの。
はなごろも
はなごろも 【花衣】
(1)桜襲(サクラガサネ)の衣。春に用いる。
(2)はなやかな衣。また,花色の衣。「―君がきをらば浅茅生にまじれる菊の香にまさりなむ/大和(御巫本)」
(3)花見に着て行く晴れ着。[季]春。《―ぬぐやまつはる紐いろ��/杉田久女》
(4)桜の花が人に散りかかるのを衣に見立てた語。[季]春。《筏士の蓑やあらしの―/蕪村》
はなさ
はなさ [0] 【鼻差】
「鼻の差」に同じ。
はなさかじじい
はなさかじじい 【花咲か爺】
昔話の一。正直者の爺が,拾った小犬の力で宝物を得たり,枯れ木に花を咲かせたりする話。隣の欲深爺がそのまねをして失敗する話をからませてある。江戸中期以降の文献にみられる。
はなさき
はなさき [0] 【鼻先】
(1)鼻の先端。
(2)目の前。すぐ前。「―に証拠をつきつける」
(3)(「端先」とも書く)物の先端。「シマノ―/日葡」
はなさき
はなさき【鼻先に[で]】
under one's nose.〜であしらう ⇒鼻(であしらう).
はなさき=であしらう
――であしら・う
「鼻であしらう」に同じ。
はなさき=で笑う
――で笑・う
相手を見下して笑う。鼻で笑う。
はなさきがに
はなさきがに [4] 【花咲蟹】
海産のヤドカリの一種。タラバガニの近縁。甲長・甲幅とも約15センチメートルで,暗赤紫色。食用。北海道以北に分布し,根室半島(花咲半島)近海に多い。[季]冬。
はなさきしあん
はなさきしあん [5] 【鼻先思案】
目先のことだけにとらわれた考え。単なる思いつき。はなさきじあん。
はなさま
はなさま 【鼻様】 (代)
一人称。男が自分のことを,ややいばっていう語。おれさま。「この―が…ことの手だてを説き示さん/読本・八犬伝 9」
はなざかり
はなざかり【花盛りで(ある)】
(be) in full bloom[blossom];(be) at its[their]best.
はなざかり
はなざかり [3] 【花盛り】
(1)花が最も盛んに咲いていること。また,その季節。「桜の―」
(2)女性の容色の最も美しい年頃。娘ざかり。「娘も二十歳の―」
(3)物事の勢いが頂点にあること。流行していること。「海外旅行は―」
はなざくら
はなざくら [3] 【花桜】
襲(カサネ)の色目の名。表は白,裏は青。
はなざら
はなざら [2] 【花皿】
「花籠(ケコ)」に同じ。
はなざんしょう
はなざんしょう [3] 【花山椒】
サンショウの花。緑黄色で小さく香りがよいので,吸い口や天盛りなどに用いる。
はなし
はなし [0] 【放し】
(1)放すこと。他の語の下に付いて複合語をつくる。「手―」「野―」
(2)多く「…っぱなし」の形で,動詞の連用形に付いて,そのままにしてほうっておく意を表す。「水を出しっ―にする」「言いっ―に終わる」「放りっ―」「置きっ―」
はなし
はなし [3] 【話・咄・噺】
(1)話すこと。口に出して語ること。「―がとぎれる」「―が上手だ」「ひそひそ―」
(2)話された内容。「実のある―」「つまらない―」
(3)話題。「―を変える」「その―はやめよう」
(4)うわさ。評判。「耳寄りな―」「次の選挙に出るという―だ」
(5)話し合って決めるべき事柄。
(ア)相談ごと。「―をもち込む」「―に乗る」
(イ)交渉ごと。「―をまとめる」「―をつける」
(6)人に語り聞かせる,ある内容や筋をもった事柄。
(ア)昔ばなしや説話など。「土地に伝わる―」「桃太郎の―」
(イ)講演。演説。
(ウ)落語。小咄。《咄・噺》「人情―」「芝居―」
(エ)談話。「大臣の―」
(7)物の道理。「―のわかる人」
(8)いきさつ。事情。「その―というのを聞かせなさい」
(9)つくりごと。うそ。「あんなのはただの―さ」
(10)(形式名詞のように用いて)こと。ことがら。「こんなことで苦労するとはつまらない―だ」
はなし
はなし【話】
(1)[談話]a talk;→英和
a conversation;→英和
a speech;→英和
a chat (雑談).→英和
(2)[物語]a story;→英和
an account.→英和
(3)[噂]a rumor.→英和
〜がじょうず(へた)である be a good (poor) talker.ちょっと〜がある have something to talk to a person.→英和
〜がうますぎる be too good to be true.〜がつく come to terms[an understanding] <with> .
〜を変える change the subject.→英和
〜をする ⇒話す.
〜をつける have an understanding <with a person> ;→英和
settle <a matter> .→英和
…という〜だ it is said[they say,I hear]that….
お〜中 <電話> <米> The line is busy; <英> The number is engaged.お〜をする tell a story.
はなし=がはずむ
――がはず・む
次から次へと話題が広がって,楽しい話が続く。
はなし=がわかる
――がわか・る
世事に通じていて,物事の道理がわかる。「話のわかる人」
はなし=が付く
――が付・く
相談や交渉がまとまる。合意する。
はなし=が合う
――が合・う
互いに考えや趣味・気質などが合って,話が楽しくできる。
はなし=が早い
――が早・い
話そうとする内容を相手が理解していて,すぐに互いの意思が通じ合える。
はなし=が違う
――が違・う
(1)約束とちがう。期待していたものとちがう。
(2)条件のちがいによって,問題がまったく変わる。話が別だ。「そういうことならば―・う」
はなし=になら∘ない
――になら∘ない
(1)話題にする価値もない。問題にならない。「その値段では―∘ない」
(2)話がかみあわない。話し合いができない。「お前では―∘ない。上司を出せ」
はなし=に実(ミ)が入る
――に実(ミ)が入・る
興味がわいて話に熱中する。
はなし=に尾鰭(オヒレ)が付く
――に尾鰭(オヒレ)が付・く
話が誇張される。
はなし=に花が咲く
――に花が咲・く
次から次へと興味ある話題が出る。
はなし=の腰を折る
――の腰を折・る
口をはさんで,相手の話をさえぎる。
はなし=上手(ジヨウズ)は聞き上手(ジヨウズ)
――上手(ジヨウズ)は聞き上手(ジヨウズ)
本当に話のうまい人は,他人の話を聞くのもうまい。
はなし=上手(ジヨウズ)は聞き下手(ベタ)
――上手(ジヨウズ)は聞き下手(ベタ)
話のうまい人は自分ばかり話していて,他人の話はよく聞かないものだ。
はなし=変わって
――変わって
(物語などで)話題を変える時にいう言葉。
はなしあい
はなしあい【話合い】
a talk;→英和
a consultation;→英和
a negotiation (交渉).⇒話,話し合う.
はなしあい
はなしあい [0] 【話し合い】 (名)スル
話し合うこと。相談。
はなしあいて
はなしあいて [4] 【話し相手】
(1)話し合う相手。「子供の―をする」
(2)話が合う相手。また,相談するのに適当な相手。
はなしあいて
はなしあいて【話相手】
a companion (to talk to).→英和
はなしあう
はなしあう【話し合う】
talk[consult] <with a person about a matter> ;→英和
discuss <a matter with a person> .→英和
はなしあう
はなしあ・う [4] 【話し合う】 (動ワ五[ハ四])
(1)お互いに話をする。かたらう。「楽しそうに―・っている若い二人」
(2)互いの意見を出し合って,結論を導く。「係の者と―・って決める」
[可能] はなしあえる
はなしうま
はなしうま [3] 【放し馬】
放し飼いの馬。
はなしか
はなしか【咄家】
⇒落語(家).
はなしか
はなしか [0] 【咄家・噺家】
落語などの口演を職業とする人。落語家。
はなしかける
はなしか・ける [5][0] 【話し掛ける】 (動カ下一)[文]カ下二 はなしか・く
(1)相手に言葉をかけて話をしようとする。「気やすく―・ける」
(2)話し始める。「―・けて途中でやめる」
はなしかける
はなしかける【話し掛ける】
speak[talk]to;address.→英和
はなしかた
はなしかた [4][5] 【話し方】
(1)話すようす。話しぶり。「子供っぽい―」
(2)話す方法や技術。「―教室」
(3)旧制の小学校の国語科の一分科。
はなしがい
はなしがい [0] 【放し飼い】
(1)家畜をつないだり,狭く柵で囲ったりしないで,広い場所で自由にさせたまま飼うこと。はなちがい。「牛や馬を―にする」
(2)子供などを放任しておくこと。「お勢さんを―はいけないよ/浮雲(四迷)」
はなしがい
はなしがい【放し飼いにする】
pasture <cattle> ;→英和
leave <a dog> at large.
はなしがめ
はなしがめ [3] 【放し亀】
〔「放ち亀」とも〕
放生(ホウジヨウ)の意味で,亀を寺社の池や川に放すこと。また,その亀。
はなしくち
はなしくち [0] 【話し口】
(1)話すようす。はなしぶり。「そろ��木地のはげる―にて/安愚楽鍋(魯文)」
(2)話の糸口。
はなしことば
はなしことば [4] 【話し言葉】
(1)音声を媒介とする言葉。話し,聞く言葉。文として整わない表現が多いが,普通,話し手と聞き手が相対しているので,身振り・表情などが理解を助ける。音声言語。
(2)話す時にのみ主にして用いる言葉。口語。口頭語。
⇔書き言葉
はなしことば
はなしことば【話言葉】
spoken language.
はなしこむ
はなしこ・む [4][0] 【話し込む】 (動マ五[四])
時間のたつのを忘れて話に夢中になる。「―・んでつい長居をする」
はなしこむ
はなしこむ【話し込む】
have a long talk[chat] <with> .
はなしごえ
はなしごえ [4] 【話し声】
話している声。「奥の方で―がする」
はなしごえ
はなしごえ【話し声】
voices (talking).
はなしじょうず
はなしじょうず [4] 【話し上手】 (名・形動)
話術がたくみな・こと(さま)。また,そのような人。
⇔話し下手
「―な人」
はなしずき
はなしずき【話好き】
a talkative person.〜の talkative;→英和
gossipy.→英和
はなしずき
はなしずき [0] 【話し好き】 (名・形動)
話をするのが好きな・こと(さま)。また,そのような人。「無類の―」
はなしずめ
はなしずめ 【花鎮め】
「鎮花祭(ハナシズメノマツリ)」の略。「のどかなる春のまつりの―/新拾遺(神祇)」
はなしずめのまつり
はなしずめのまつり 【鎮花祭】
⇒ちんかさい(鎮花祭)
はなしたかげ
はなしたかげ [4] 【花下陰】
花の咲いている木の下。花陰。
はなして
はなして [0][4] 【話し手】
(1)話す人。
⇔聞き手
(2)話の上手な人。話し上手。「なかなかの―だ」
はなしね
はなしね 【花稲】
神に供えるため,米を紙に包み木の枝などに結びつけたもの。「山桜吉野まうでの―を尋ねむ人のかてに包まむ/聞書集」
はなしのたね
はなしのたね [5] 【話の種】
話の材料。また,うわさの材料。「―は尽きない」「―にされる」
はなしのつぎほ
はなしのつぎほ [0] 【話の接(ぎ)穂】
とぎれた話を続ける手がかり。「―を失う」
はなしのぶ
はなしのぶ [3] 【花忍】
ハナシノブ科の多年草。九州の山地に生える。高さ約1メートル。葉は羽状複葉。夏,頂に青紫色の花を円錐状につける。花冠は径約1.5センチメートルで,五深裂する。
はなしはんぶん
はなしはんぶん [4][6] 【話半分】
事実は話されたことの半分くらいで,あとはうそや誇張だということ。「―に聞いておく」
はなしはんぶん
はなしはんぶん【話半分に聞く】
discount a person's story.
はなしぶり
はなしぶり【話し振り】
one's way of talking[speaking].
はなしべ
はなしべ [3][0] 【花蕊】
花のしべ。かずい。
はなしべた
はなしべた [0] 【話し下手】 (名・形動)
話術が下手な・こと(さま)。また,そのような人。
⇔話し上手
「―で損をする」
はなしぼり
はなしぼり [3] 【花絞り】
花の形をあらわした絞り染め。
はなしぼん
はなしぼん [0] 【咄本・噺本】
江戸時代,笑い話を集めた書物の総称。軽口本・落咄本などがある。半紙本から小本まで多様で,「醒睡笑」「鹿の巻筆」など多数が出版された。
はなしゅくしゃ
はなしゅくしゃ [4][3] 【花縮砂】
植物ジンジャー{(2)}の別名。
はなしょうぶ
はなしょうぶ【花菖蒲】
《植》an iris.→英和
はなしょうぶ
はなしょうぶ [3] 【花菖蒲】
アヤメ科の多年草。ノハナショウブの改良種で江戸時代から栽培される。高さ80センチメートル内外。葉は剣形で,中央脈が著しく隆起。初夏,花茎の頂に紫・淡紅・白・絞りなどの大きな美しい花を開く。多くの園芸品種がある。単にショウブともいうが,サトイモ科のショウブとは別のもの。[季]夏。
はなしょうよう
はなしょうよう 【花逍遥】
花見をしながら散歩すること。「―に一条一種ものしけり/古事談 2」
はなじお
はなじお [0][2] 【花塩】
型に入れて花形に固めた焼き塩。播磨国赤穂などで産した。
はなじか
はなじか [2] 【花鹿】
タイワンジカの別名。
はなじゅんさい
はなじゅんさい [3] 【花蓴菜】
植物アサザの別名。
はなじる
はなじる [0][3] 【鼻汁】
鼻の孔(アナ)から出る粘液。はな。
はなじろむ
はなじろ・む [4] 【鼻白む】 (動マ五[四])
(1)批判を受けたり気勢をそがれたりして,気分を害する。また,興ざめする。「発言を無視されて―・む」「人も無げなる紳士も有繋(サスガ)に―・み/金色夜叉(紅葉)」
(2)きまり悪そうな顔をする。「みな臆しがちに―・める多かり/源氏(花宴)」
はなす
はなす【離[放]す】
(1)[分離]separate[detach] <a thing from another> .→英和
(2)[解放]free;→英和
release;→英和
let <a person> go;let go <of> (持った物を).
離しておく keep <a thing> away <from> .
目を離す take one's eyes <off a thing> .
はなす
はな・す [2] 【話す・咄す】 (動サ五[四])
(1)あるまとまった内容を声に出して言って,相手に伝える。「昨日の事を―・してごらん」「大声で―・す」
(2)ある言語で会話をする。「フランス語で―・す」
(3)互いに自分の考えを出し合ってじっくりと語り合う。「彼は―・してみるとなかなかしっかりした男だ」「―・せばわかる」
(4)交際する。「年久しく―・したる人なりしが/仮名草子・竹斎」
(5)〔近世遊里語〕
女郎を買う。「鹿恋(カコイ)女郎を―・すくらゐの男は/浮世草子・禁短気」
[可能] はなせる
はなす
はなす【話す[語る]】
speak[talk] <about[of]a thing,with a person> ;→英和
have a talk <about a matter,with a person> ;→英和
tell <a person about[that…]> (告げる);→英和
state (述べる).→英和
〜ことがある have something to tell a person.→英和
はなす
はな・す [2] 【離す】 (動サ五[四])
〔「放す」と同源〕
(1)密着したり接触したりしている二つのものの間に隔たりを作る。「つないでいた手を―・す」
(2)間をあけて配置する。また,間隔をもっと広げる。「字を―・して書く」「ストーブを壁から―・す」
(3)自分の手もとから遠くにやる。手ばなす。「肌身―・さず持っていたお守り」「もう君を―・さない」
(4)(「目を離す」の形で)視線を別の方向に向ける。「ちょっと目を―・したすきに子供を見失う」「危なくて目が―・せない」
[可能] はなせる
はなす
はな・す [2] 【放す】 (動サ五[四])
〔「放つ」の転。「離す」と同源〕
(1)つないだりとじこめたりしていた人や動物を自由にする。「犬を―・す」「捕虜を―・す」
(2)つかんでいたのを,やめる。「握ったら―・さない」
(3)水などに散らすように入れる。「ナスを水に―・す」
(4)銃などを発射する。「鉄砲ヲ―・ス/日葡」「矢ヲ―・ス/日葡」
[可能] はなせる
はなすげ
はなすげ [2] 【花菅】
ユリ科の多年草。中国原産。薬用・観賞用に栽培。葉は根生し,広線形で質がかたい。夏,約80センチメートルの花茎に淡紫色の小六弁花を多数穂状につける。根茎は知母(チモ)と呼ばれ,解熱・消炎・利尿薬とする。
はなすじ
はなすじ [0] 【鼻筋】
眉間(ミケン)から鼻の先までの線。鼻梁(ビリヨウ)。
はなすじ
はなすじ【鼻筋のとおった】
<a person> with a shapely nose.
はなすじ=が通る
――が通・る
鼻筋がまっすぐととのっている。すっきりした顔立ちである。「―・った好男子」
はなすすき
はなすすき 【花薄】
■一■ [3] (名)
穂の出た薄。花の咲いた薄。尾花。[季]秋。
■二■ (枕詞)
「ほに出づ」「ほのか」にかかる。「―などかほにいでて恋ひずしもあらむ/古今(恋一)」「―ほのかに見てぞ人は恋しき/拾遺(恋二)」
はなずおう
はなずおう [3] 【花蘇芳】
マメ科の落葉低木。中国原産。高さ3,4メートル。庭木とする。樹皮は暗灰色。葉は円いハート形で光沢がある。四月,葉の出る前に枝の節々に紅紫色の蝶形花がかたまってつく。スオウバナ。[季]春。
はなずもう
はなずもう [3] 【花相撲】
本場所以外に臨時に行われる相撲。もと入場料をとらず祝儀(=花)だけで興行したことからいう。現在は本場所終了後に行われる古式相撲大会や慈善相撲大会などをいい,取組のほか,しょっきり・相撲甚句などが余興として行われる。
はなずり
はなずり 【花摺り】
萩や露草の花の汁で摺って色を染めること。「しのぶにはあらぬ萩が―/新千載(秋上)」
はなずりごろも
はなずりごろも 【花摺り衣】
花摺りにした美しい衣。「―露に濡るとも/新古今(秋上)」
はなせる
はなせる【話せる】
〔形〕sensible <uncle> .→英和
はなせる
はな・せる [3] 【話せる】 (動サ下一)
〔「話す」の可能動詞形から〕
話し相手とするに足りる。ものわかりがよい。「うちの親父は―・せる」
はなせん
はなせん [0] 【鼻栓】
建築で,一つの木の端に長い枘(ホゾ)を作って他の木の枘穴を貫き,その枘が抜けないように突出部に打ち込む栓。
はなせん
はなせん [0] 【花氈】
「花毛氈(ハナモウセン)」に同じ。
はなぜんせん
はなぜんせん [3] 【花前線】
⇒開花前線(カイカゼンセン)
はなそぎ
はなそぎ 【劓】
「はなきり(劓)」に同じ。
はなそげ
はなそげ 【鼻殺げ】
「鼻欠け」に同じ。
はなぞの
はなぞの [0] 【花園】
花の咲く草木のたくさんある庭園。
はなぞの
はなぞの【花園】
a flower garden.
はなぞの
はなぞの 【花園】
(1)京都市右京区の双ヶ岡東麓一帯の地。妙心寺があり,付近に仁和寺・竜安寺などがある。
(2)埼玉県北部,大里郡の町。花卉(カキ)・苗木栽培が盛ん。
はなぞのだいがく
はなぞのだいがく 【花園大学】
私立大学の一。1872年(明治5)臨済宗各派により設立された般若林を源とし,1949年(昭和24)現名の新制大学となる。本部は京都市中京区。
はなぞのてんのう
はなぞのてんのう 【花園天皇】
(1297-1348) 第九五代天皇(在位 1308-1318)。名は富仁(トミヒト)。伏見天皇の皇子。持明院統。大覚寺統の後醍醐天皇に譲位。日記「花園天皇宸記」
はなぞめ
はなぞめ [0] 【花染(め)】
露草の花で染めること。変色しやすいため,移ろいやすいことのたとえにもいう。「世の中の人の心は―のうつろひやすき色にぞありける/古今(恋五)」
はなたうえ
はなたうえ [3] 【花田植(え)】
(中国地方の山間部で)大田植えの一種。村の由緒ある田を,笛や太鼓の囃子(ハヤシ)にあわせて田植え唄を歌ったり,牛を美しく飾りたてたりして植え進める。現在は芸能化している。囃子田。
はなたかだか
はなたかだか [5][4] 【鼻高高】 (形動)[文]ナリ
いかにも得意げであるさま。誇らしげなさま。「満点とって―だ」「―に自慢する」
はなたけ
はなたけ [0] 【鼻茸】
副鼻腔炎や鼻炎の分泌物の刺激によって,鼻粘膜に生じた組織塊。鼻ポリープ。びじょう。
はなたちばな
はなたちばな [4] 【花橘】
(1)花の咲いている橘。また,橘の花。[季]夏。
(2)襲(カサネ)の色目の名。表は赤黄色,裏は青。夏着用。
(3)橘紋の一。大きな橘の花と葉の上方に左右各六個の小さな橘を配した図柄。
はなたて
はなたて [2][3] 【花立て】
(1)「花生け」に同じ。
(2)仏前や神前に供える,花・樒(シキミ)などを立てる筒。
はなたば
はなたば【花束】
a bouquet.→英和
はなたば
はなたば [2][3] 【花束】
花を何本か束ねたもの。ブーケ。
はなたらし
はなたらし [0] 【洟垂らし】
(1)いつも鼻汁をたらしていること。また,その子供。はなたれ。
(2)経験の浅い若い者などをあざけっていう語。はなたれ。
はなたれ
はなたれ [0][4] 【洟垂れ】
「洟垂らし」に同じ。
はなたれこぞう
はなたれこぞう [6] 【洟垂れ小僧】
(1)鼻汁をたらしている子供。
(2)経験の浅い若者などをあざけっていう語。
はなだ
はなだ [0] 【縹】
(1)「縹色」の略。
(2)襲(カサネ)の色目の名。表裏ともに縹色。
(3)〔女房詞〕
海鼠(ナマコ)。
はなだ
はなだ 【花田】
姓氏の一。
はなだい
はなだい [2] 【花鯛】
魚,チダイの異名。
はなだい
はなだい [0][2] 【花代】
芸者・娼妓などの揚げ代。線香代。玉代(ギヨクダイ)。はな。
はなだいこん
はなだいこん [3] 【花大根】
(1)花の咲いた大根。また,大根の花。[季]春。
(2)アブラナ科の多年草。西アジア・ヨーロッパ原産。高さ約70センチメートル。葉は卵形または長楕円形。五,六月淡紫色の香りのよい四弁花を総状につける。
(3)「諸葛菜(シヨカツサイ)」の俗称。
はなだいろ
はなだいろ [0] 【縹色】
薄い藍色。花色。
はなだおどし
はなだおどし [4] 【縹縅】
鎧(ヨロイ)の縅の一。縹色で縅したもの。縹色縅。
はなだか
はなだか [0] 【鼻高】 (名・形動)[文]ナリ
〔「はなたか」とも〕
(1)鼻の高い・こと(さま)。そのような人をもいう。
(2)得意な・こと(さま)。鼻高々。「なみ大抵な―では,たんのうする事はあるまい/浄瑠璃・彦山権現」
(3)天狗の異名。「―様でも怒らしやつたか/歌舞伎・児雷也」
はなだかぐつ
はなだかぐつ 【鼻高履】
⇒びこうり(鼻高履)
はなだかめん
はなだかめん [4] 【鼻高面】
天狗の仮面。
はなだきよてる
はなだきよてる 【花田清輝】
(1909-1974) 評論家・小説家。福岡県生まれ。京大卒。創造的な思考とレトリカルな文体で,転換期の人間的本質を追求。戦後のアバンギャルド芸術運動に指導的役割をはたす。著「復興期の精神」「近代の超克」,小説「鳥獣戯話」
はなだぐさ
はなだぐさ [3] 【縹草】
ツユクサの異名。
はなだね
はなだね [0] 【花種】
家庭などでまいて育てるための花卉(カキ)類の種子。[季]春。
はなだもうす
はなだもうす [4] 【縹帽子】
天台・真言二宗の高僧が法会の際にかぶった頭巾。のち,垂れを長くして,両肩にかける形のものとなり,一般の僧も用いるようになった。諸公帽子(シコモス)。
はなだより
はなだより [3] 【花便り】
(桜の)花の咲いた様子を知らせるたより。花信。[季]春。
はなち
はなち [3] 【放ち】
〔動詞「はなつ(放)」の連用形から〕
放つこと。また,放たれたもの。「蒼生とは,民のもとどり―にしている,髪のあをいを云ぞ/中華若木詩抄」
はなちいで
はなちいで 【放ち出】
寝殿造りで,寝殿・対の屋などから張り出して造った建物。また,庇(ヒサシ)の間を几帳や障子・衝立(ツイタテ)などで仕切って設けた部屋。はなちで。「寝殿の―の,又一間なる所の,落窪なる所の二間なるになむ住ませ給ひける/落窪 1」
はなちがき
はなちがき [0] 【放ち書き】
(1)語と語,または文節と文節との間をあけて書く書き方。わかちがき。
(2)一字一字離して書く書き方。また,幼稚な書き方をいう。「その次に男手―に書きて/宇津保(国譲上)」
→単体
はなちこじ
はなちこじ 【放ち巾子】
「抜き巾子」に同じ。
はなちじょう
はなちじょう 【放ち状】
中世,所領などを譲渡するとき,相手に書いて渡した証文。
はなちで
はなちで 【放ち出】
⇒はなちいで(放出)
はなちどり
はなちどり 【放ち鳥】
(1)(風切り羽を切るなど飛べないようにして)放し飼いにしてある鳥。「島の宮勾(マガリ)の池の―/万葉 170」
(2)追善のために鳥を籠から放してやること。また,その鳥。「とくかすめとくとくかすめ―/おらが春」
はなちるさと
はなちるさと 【花散里】
源氏物語の巻名。第一一帖。また,この巻から登場する人物名。麗景殿女御の妹。
はなぢ
はなぢ [0] 【鼻血】
鼻の孔(アナ)からの出血。多くは鼻の粘膜からの出血による。鼻出血。
はなぢ
はなぢ【鼻血】
nosebleed.→英和
〜を出す bleed at the nose.→英和
はなぢ=も出∘ない
――も出∘ない
金を使い切って一文(イチモン)たりともない。
はなっつら
はなっつら [0] 【鼻っ面】
「はなづら(鼻面)」の転。
はなっぱし
はなっぱし [0] 【鼻っぱし】
「はなっぱしら(鼻柱)」に同じ。「―が強い」
はなっぱしら
はなっぱしら [0] 【鼻っ柱】
〔「はなばしら(鼻柱)」の転〕
物事に向かっていく勢い。向こう意気や負けん気。はなっぱし。はなっぱり。「―を折られる」
はなっぱしら
はなっぱしら【鼻っぱしらが強い】
be proud[haughty,defiant].〜をくじく humble <a person> .→英和
はなっぱしら=が強い
――が強・い
強情で人にゆずらない。きかぬ気である。はなっぱしが強い。
はなっぱしら=をへし折る
――をへし折・る
相手の自信や高慢をくじく。
はなっぱり
はなっぱり [0] 【鼻っ張り】
(1)「はなっぱし」に同じ。「薄つ片(ペラ)の―丈強いだだつ子/吾輩は猫である(漱石)」
(2)賭博で,人より先に張ること。「―して渡世を送り/洒落本・古契三娼」
はなつ
はな・つ [2] 【放つ】 (動タ五[四])
(1)つながれたりとじこめられたりしていた動物を自由にする。解きはなつ。はなす。「鳥を籠(カゴ)から―・つ」「この野に虫ども―・たせ給ひて/源氏(鈴虫)」
(2)使命をおびた人を送り出す。「刺客を―・つ」「スパイを―・つ」
(3)それ自体が光・音・匂いなどを発する。出す。「強い光を―・つ物体」「悪臭を―・つごみ箱」「声を―・って泣く」
(4)矢や弾丸を発射する。「矢を―・つ」
(5)(「火を放つ」の形で)放火する。火をつける。「城に火を―・つ」「野原に火を―・って草を焼く」
(6)視線を別の方向へ向ける。目を離す。「然れども彼は猶目を―・たず/金色夜叉(紅葉)」
(7)自分の手もとに置くのをやめる。遠くへやる。手放す。「御衣はまことに身―・たず,かたはらに置い給へり/源氏(須磨)」「(姫君ヲ)―・ち聞えむことは,なほいとあはれにおぼゆれど/源氏(薄雲)」
(8)人を,当人の意志に反して,遠くの土地へ行かせる。
(ア)遠くへやる。「俊蔭は烈しき波風におぼほれ,知らぬ国に―・たれしかど/源氏(絵合)」
(イ)追放する。「おほやけに罪せられ給ひて筑紫へ―・たれおはせしに/浜松中納言 3」
(9)職務から追いやる。解任する。「幕府は瓦解して世襲の扶持に―・たれ/腕くらべ(荷風)」「北面を―・たれにけり/徒然 94」
(10)ある人との関係を疎遠にする。「なほ近くてを。な―・ち給ひそ/源氏(夕霧)」
(11)壊す。くずす。「畔(ア)を―・つ/日本書紀(神代上訓注)」
(12)戸を開け放す。「格子―・ちなどすれば/蜻蛉(下)」
(13)除外する。別にする。「小侍従と弁と―・ちて,また知る人侍らじ/源氏(橋姫)」
〔「離れる」に対する他動詞〕
[可能] はなてる
[慣用] 異彩を―・虎を千里の野に―・光を―
はなつ
はなつ【放つ】
(1) ⇒離[放]す.
(2)[発射]shoot;→英和
fire;→英和
discharge;→英和
[光・香などを]emit;→英和
give out;shed.→英和
はなつき
はなつき 【鼻衝き・鼻突き】
ばったり出会うこと。出会いがしら。「殿下の御出に―に参りあふ/平家 1」
はなつき
はなつき [0][4] 【花付き】
(1)花がついていること。
(2)花のつきぐあい。
(3)子房下位の植物(キュウリ・カボチャなど)の果実のかつて花がついていた部分。
はなつくり
はなつくり [3] 【花作り】
花の咲く草木を栽培すること。また,それを業とする人。「―の名人」
はなつばき
はなつばき [3] 【花椿】
花の咲いている椿。また,椿の花。
はなつまみ
はなつまみ [0] 【鼻摘まみ】
〔臭いものは鼻をつまんで避けることから〕
人から非常に嫌われること。また,その人。「町内の―」
はなつまみ
はなつまみ【鼻摘まみ】
a nuisance;→英和
<俗> a stinker.
はなつみ
はなつみ [4][3] 【花摘み】 (名)スル
野辺の草花を摘み取ること。
はなつめくさ
はなつめくさ [3][4] 【花爪草】
ハナシノブ科の常緑多年草。北アメリカ北東部原産。茎は地をはってよく分枝し,地表をおおう。葉は線形で密につく。四,五月,サクラソウに似た淡紅色ないし白色の花を多数つける。花壇の縁取りなどに植える。芝桜。モスフロックス。
はなつんぼ
はなつんぼ [3] 【鼻聾】
鼻の病気などで,においを感じないこと。
はなづかれ
はなづかれ [3] 【花疲れ】
花見をして疲れること。[季]春。
はなづくし
はなづくし [3] 【花尽(く)し】
(1)いろいろな花の名をあげること。
(2)いろいろな花をかいた模様。
はなづつ
はなづつ [2] 【花筒】
花を生ける筒。花を挿す筒。
はなづな
はなづな [0] 【鼻綱】
牛の鼻につける綱。はななわ。
はなづな
はなづな [2] 【花綵】
植物の花・実・葉などを綱状に編んだ飾り。また,それを模してつくった陶器・建築などの装飾。懸花装飾。かさい。
はなづの
はなづの [0] 【鼻角】
犀角(サイカク)。[和名抄]
はなづま
はなづま 【花妻】
(1)花のように美しい妻。また,新妻。「咲く花を出で見るごとになでしこがその―にさ百合花(ユリバナ)ゆりも逢はむと/万葉 4113」
(2)〔鹿が萩を好むところから〕
萩を鹿の妻に見たてていう語。「初萩の―問ひに来鳴くさ雄鹿/万葉 1541」
(3)花を親しんでいう語。「色ふかく思ひそめてしなでしこのその―は今もあかれず/夫木 9」
はなづまり
はなづまり [0][3] 【鼻詰(ま)り】
鼻汁などで鼻の孔(アナ)がつまること。はなふさがり。
はなづら
はなづら [0] 【鼻面】
鼻の先。はなさき。はなっつら。「馬の―をなでる」「―を引き回す」
はなでんしゃ
はなでんしゃ【花電車】
a decorated[an illuminated]street car.
はなでんしゃ
はなでんしゃ [3] 【花電車】
(1)祝い事のある時などに走らせる,花やモール・色電球などで飾った市街電車。
(2)ウミウシの一種。体長約10センチメートル,幅5センチメートルの楕円形。背面に色々な形の突起がある。体表は白または黄色の地に緑・赤などで彩られ美しい。刺激すると青白い光を発する。日本では房総半島以南の浅海にまれに見られる。
はなと
はなと 【花登】
姓氏の一。
はなとこばこ
はなとこばこ 【花登筐】
(1928-1983) 放送作家・小説家。滋賀県生まれ。本名,善之助。同志社大卒。大阪商人の商魂を描くテレビ-ドラマの脚本で人気作家となる。代表作「細うで繁昌記」
はなとらのお
はなとらのお [5] 【花虎の尾】
シソ科の多年草。北アメリカ原産。花壇・切り花用。茎は四角く,高さ約1メートル。葉は狭長楕円形。夏,茎頂の細長い花穂に淡紅色の膨らみのある唇形花を多数つける。カクトラノオ。
はなとり
はなとり [2] 【花鳥】
花や鳥。かちょう。
はなとり
はなとり [0] 【鼻取り】
田畑を耕す際,牛馬の鼻綱をとって誘導する者。
はなどうろう
はなどうろう [3] 【花灯籠】
蓮(ハス)の造花などで飾ったり,花模様を描いたりした盆灯籠。[季]秋。
はなどき
はなどき [0] 【花時】
花が咲く頃。特に,桜の花が咲く頃。
はなどけい
はなどけい [3] 【花時計】
公園や広場などの花壇に設けた大きな時計で,その文字盤の部分に季節の草花を植え込んだもの。
はなどけい
はなどけい【花時計】
a floral clock.
はなどめ
はなどめ [0] 【花留(め)】
生け花で,花器に花材を留める道具。
はなどり
はなどり [2] 【花鳥】
(1)スズメ目ハナドリ科の小鳥。体長8センチメートル内外。背は光沢のある緑黒色,のどは鮮紅色,腹部は淡黄色。熱帯アジア・オーストラリアなどに約九〇種がすむ。花の蜜を吸い,花に集まる昆虫を食う。
(2)花が咲く頃,鳴きさえずる鳥。花に来る鳥。また,花と鳥。「―も時なるかなやさくらがり/新撰菟玖波(発句上)」
(3)方々を渡り歩いて奉公する者。「一季半季の―もとかくは御縁次第なり/浄瑠璃・薩摩歌」
はなな
はなな [2] 【花菜】
(1)花が開いた状態の菜の花。[季]春。
(2)
⇒花菜類(カサイルイ)
はななづけ
はななづけ [0] 【花菜漬(け)】
つぼみが少し黄ばんだ程度の菜の花を塩漬けにしたもの。京都の名産。菜の花漬け。[季]春。
はななでしこ
はななでしこ [4] 【花撫子】
(1)襲(カサネ)の色目の名。表は紫,裏は紅。夏に用いる。
(2)シラヒゲソウの異名。
はななわ
はななわ [0] 【鼻縄】
牛の鼻にかける縄。はなづな。
はなにら
はなにら [0] 【花韮】
(1)ユリ科の多年草。アルゼンチン原産。観賞用に栽培。ニラに似た臭気がある。葉は広線形。春,高さ約15センチメートルの花茎に径約3センチメートルの星形に平開する淡青色の六弁花を頂生する。ブロディア。[季]春。
(2)ニラの花茎。中国料理で,油炒(イタ)めなどに用いる。
はなぬすびと
はなぬすびと 【花盗人】
狂言の一。男が桜の花を盗みにはいって捕らえられ木に縛りつけられるが,花の和歌一首を作れば許すといわれ,「この春は花の下にて縄つきぬ烏帽子桜と人やいふらん」と詠む。
はなぬすびと
はなぬすびと [3] 【花盗人】
花,特に桜の花の枝を折り取って盗む人。はなどろぼう。
はなぬり
はなぬり [0] 【花塗(り)】
塗り立て漆で上塗りをすること。また,その技法。
はなぬりうるし
はなぬりうるし [5] 【花塗(り)漆】
「塗り立て漆」に同じ。
はなねがけ
はなねがけ [0] 【花根掛】
根掛けの一。摘まみ細工やモール細工などで飾り,島田・桃割れなどに用いる。
はなねじ
はなねじ [0] 【鼻捻】
馬を制御するための道具。45センチメートルほどの棒の先に紐(ヒモ)を輪にしてつけ,馬の鼻に掛けて棒をねじり制する。武器や捕り物用具としても用いた。はなねじり。
鼻捻[図]
はなの
はなの [0] 【花野】
秋草の咲き乱れている野。[季]秋。《あだし野に行当りたる―かな/蓼太》
はなのあに
はなのあに 【花の兄】
〔他の花に先がけて咲くことから〕
梅の異名。「花の中にも始めなれば梅花を―ともいへり/謡曲・難波」
はなのあめ
はなのあめ [4] 【花の雨】
桜の花に降る雨。桜の咲く頃に降る雨。[季]春。
はなのいろ
はなのいろ 【花の色】
(1)花の色合い。転じて,容色。「―はうつりにけりないたづらに我身世にふるながめせしまに/古今(春下)」
(2)花染め衣の色。
はなのうえのほまれのいしぶみ
はなのうえのほまれのいしぶみ ハナノウヘノ― 【花上野誉石碑】
人形浄瑠璃。時代物。司馬芝叟・筒井半平らの合作。1788年初演。田宮坊太郎の仇討ちに,金毘羅権現の利生をとり合わせたもの。
→志度寺(シドウジ)
はなのえん
はなのえん [4] 【花の宴】
花見の宴。観桜の宴会。[季]春。
はなのおう
はなのおう [4] 【花の王】
(1)牡丹(ボタン)のこと。花王(カオウ)。
(2)桜のこと。
はなのおとと
はなのおとと 【花の弟】
〔他の花におくれて咲くことから〕
菊の異名。「秋の色の―と聞きしかど/夫木 14」
はなのかお
はなのかお 【花の顔】
(1)咲いている花の姿。「昨日見し―とてけさ見れば/後撰(春下)」
(2)花のように美しい顔。花のかんばせ。「まだ見ぬ―を見るかな/源氏(若紫)」
はなのかがみ
はなのかがみ 【花鏡】
⇒かきょう(花鏡)
はなのかんばせ
はなのかんばせ [0] 【花の顔】
「花の顔{(2)}」に同じ。
はなのき
はなのき [3][4] 【花の木】
(1)花の咲く木。
(2)カエデ科の落葉高木。中部地方の山間の湿地にまれに自生。葉は三浅裂する。雌雄異株。四月,葉の出る前に濃紅色の花がかたまってつく。秋の紅葉も美しい。花楓(ハナカエデ)。
はなのくも
はなのくも [4] 【花の雲】
桜が一面に咲いているさまを雲に見たてた語。[季]春。《―鐘は上野か浅草か/芭蕉》
はなのくんし
はなのくんし 【花の君子】
〔周敦頤「愛蓮説」より。蓮の泥に染まないさまを君子にたとえた語〕
ハスの異名。
はなのころも
はなのころも 【花の衣】
(1)花のようにはなやかな衣服。「みな人は―になりぬなり/古今(哀傷)」
(2)花染めの衣。「ふる雪にさてもとまらぬ御狩野を―のまづかへるらん/拾遺愚草」
(3)花を衣に見たてていう語。多く桜や梅についていう。「鶯の―もほころびにけり/拾遺(物名)」
はなのごしょ
はなのごしょ 【花の御所】
〔多くの花が植えられていたところから〕
足利将軍の邸宅,室町殿のこと。
はなのさ
はなのさ [0] 【鼻の差】
競馬で,着差がきわめてわずかなこと。転じて一般に,わずかの差をいう。鼻差。「―で勝つ」
はなのさいしょう
はなのさいしょう 【花の宰相】
芍薬(シヤクヤク)のこと。
はなのさき
はなのさき [0] 【鼻の先】
(1)鼻の先端。はながしら。
(2)すぐ目の前。目と鼻の先。「頂上は目と―だ」
(3)「鼻の先智恵」に同じ。「自ら初産の願ひも女の―/浄瑠璃・布引滝」
はなのさき=であしらう
――であしら・う
「鼻であしらう」に同じ。
はなのさきがけ
はなのさきがけ [0] 【花の魁】
他の花にさきがけて咲くこと。また,その花。特に,梅の花。
はなのさきぢえ
はなのさきぢえ 【鼻の先智恵】
目先のことしか考えない浅はかな知恵。鼻の先。「惣じて母の親,―にて/浮世草子・一代女 4」
はなのざ
はなのざ 【花の座】
「花の定座(ジヨウザ)」に同じ。
はなのした
はなのした [5][0] 【鼻の下】
(1)鼻と口との間の部分。
(2)口。
はなのした=が干上(ヒア)がる
――が干上(ヒア)が・る
食うのに困る。あごが干上がる。
はなのした=が長い
――が長・い
女に甘い。好色である。
はなのした=の建立(コンリユウ)
――の建立(コンリユウ)
寺社などで寄進を募るのは,僧侶や神官の生活のためだという意。
はなのじょうざ
はなのじょうざ 【花の定座】
俳諧連句の一巻中で,必ず花の句を詠むように定められているところ。百韻では,初裏(シヨウラ)・二裏・三裏の一三句目および名残裏の七句目。歌仙では,初裏の一一句目と名残裏の五句目。花の座。
→月の定座
はなのたより
はなのたより 【花の便り】
(1)「花だより」に同じ。
(2)花見のついで。「とふ人もあらじと思ひし山里に―に人め見るかな/拾遺(春)」
はなのてら
はなのてら 【花の寺】
京都市西京区にある勝持寺の異名。境内に桜の多いことからいう。
はなのまく
はなのまく [5] 【花の幕】
花見の宴に張りめぐらす幕。花見幕。[季]春。
はなのまる
はなのまる [0] 【花の丸】
丸く図案化した花の模様。
はなのみ
はなのみ [0] 【花蚤】
ハナノミ科の甲虫の総称。小形で体長2〜15ミリメートル。後ろ脚が強く,よくはねる。花に集まるものが多く,また,葉や枯れ木に集まる種もある。
はなのみやこ
はなのみやこ [0] 【花の都】
都の美称。はなやかな都。また,花が盛りと咲いている都。「―パリ」
はなのもと
はなのもと [5] 【花の本・花の下】
(1)花の咲いている木の下。「鶯の鳴きつる声にさそはれて―にぞ我は来にける/後撰(春上)」
(2)〔鎌倉時代に寺社のしだれ桜の下で行われた連歌興行に由来する〕
連歌・俳諧の宗匠の称号。初め地下(ジゲ)の連歌師をいったが,室町時代からは連歌の第一人者の称となった。豊臣秀吉が里村昌叱にこれを認める朱印状を与え,江戸時代には里村家の世襲となった。俳諧では二条家が加藤暁台にこの称を許したのが初めと言われる。
(3)第一人者。「両大将を弓矢の―に申す中にも信長は/甲陽軍鑑(品一四)」
はなのもとれんが
はなのもとれんが [6] 【花の下連歌】
鎌倉時代から南北朝時代にかけて行われた連歌の一体。花鎮(ハナシズ)めという宗教的な意味をもち,寺社のしだれ桜のもとで,貴賤を問わない市井の数寄者や遁世者により行われた。出し句により,大勢でにぎやかに付けてゆく興行形態をとった。
はなのれん
はなのれん [3] 【花暖簾】
あざやかな色を取り合わせて,花模様をおぼろ染めにした暖簾。芝居茶屋・引き手茶屋などに多い。
はなはずかしい
はなはずかし・い [6] 【花恥ずかしい】 (形)
(美しい花も恥じいるほどに)ういういしく美しい。「―・い乙女」
はなはだ
はなはだ [0] 【甚だ】 (副)
(1)程度が普通の状態をこえているさま。大変。非常に。「―けしからん話だ」「―愛すべき人物」
〔平安時代,主として漢文訓読に用いた語で,和文では「いと」「いたく」が主に用いられた〕
(2)全く。全然。「天地の神も―我(ア)が思ふ心知らずや/万葉 3250」
はなはだ=以(モツ)て
――以(モツ)て
「はなはだ」を強調した語。たいへん。非常に。「―遺憾だ」
はなはだしい
はなはだしい【甚しい】
great;→英和
enormous;→英和
heavy <losses> .→英和
甚しく very <cold> ;→英和
very much;greatly;badly.→英和
はなはだしい
はなはだし・い [5] 【甚だしい】 (形)[文]シク はなはだ・し
程度が普通の状態をはるかにこえている。「―・く不穏当な発言」「無知も―・い」
[派生] ――さ(名)
はなはなあそび
はなはなあそび [5] 【鼻鼻遊び】
子供の遊戯の一。二人が向かい合って互いに鼻の頭に指を置き,一人が「鼻,鼻,口」と言って口をさしたら,一方は耳や目をさし,相手と同じ箇所をさしたら負けとなるもの。
はなばえ
はなばえ [2] 【花蠅】
ハナバエ科のハエの総称。小形または中形のハエで黒色または灰褐色。幼虫は腐敗動植物を食うものや作物の葉を食うものなどがある。
はなばさみ
はなばさみ [3] 【花鋏】
花や木の枝を切るのに用いる鋏。
はなばしら
はなばしら [0][3] 【鼻柱】
(1)鼻の左右の孔(アナ)を隔てている壁。鼻の障子。鼻中隔(ビチユウカク)。
(2)鼻を盛り上がらせている軟骨。鼻梁。
(3)「はなっぱしら(鼻柱)」に同じ。
はなばしら
はなばしら【鼻柱】
the bridge of the nose.→英和
⇒鼻っぱしら.
はなばたけ
はなばたけ【花畑】
a flower garden.お花畑 an alpine flower zone (高山の).
はなばたけ
はなばたけ [3] 【花畑・花畠】
草花の多く咲いている所。また,草花を栽培している畑。
→お花畑
はなばたけきょうじょう
はなばたけきょうじょう 【花畠教場】
備前岡山藩の藩校。1641年,藩主池田光政が創設。花畠学舎。
はなばち
はなばち [2] 【花蜂】
ミツバチ上科に属するハチの総称。高等なハチで,特にミツバチ・マルハナバチなどは社会生活を営む。幼虫を育てるために花粉と花蜜を集めるものと,他のハチの巣に寄生するものとがある。世界に約二万種がいる。
はなばなしい
はなばなし・い [5] 【花花しい・華華しい】 (形)[文]シク はなばな・し
はなやかである。はでやかで見事である。「―・い活躍」「―・く売り出す」
[派生] ――げ(形動)――さ(名)
はなばなしい
はなばなしい【華々しい(しく)】
brilliant(ly);→英和
glorious(ly).→英和
はなひじき
はなひじき [3] 【花肘木】
装飾的な彫刻を施した肘木。
はなひりのき
はなひりのき [6] 【嚔の木】
〔葉の粉末が鼻にはいるとはなひり(=くしゃみ)が出ることからの名〕
ツツジ科の落葉低木。山地に生える。葉は互生し,長楕円形。夏,細長い花穂に淡緑色で壺形の小花を多数下向きにつける。葉を粉末にして殺虫剤とする。
はなひる
はな・ひる 【嚔ひる】 (動ハ上一)
〔上二段動詞「嚔(ハナ)ふ」の一段化〕
くしゃみをする。「高く―・ひたる,いとにくし/枕草子 28」
はなび
はなび [1] 【花火・煙火】
黒色火薬を松脂(マツヤニ)などで固めて紙などで包み,点火して燃焼・破裂させ,音・光・炎色・煙などを観賞するもの。遊びや信号用のものもある。ストロンチウムやナトリウムなどの塩類で色をつけ,マグネシウムやアルミニウムの粉末で輝きを増す。打ち上げ花火・仕掛け花火・線香花火などがある。煙火。[季]秋。《空に伸ぶ―の途の曲りつゝ/虚子》
はなび
はなび【花火】
fireworks;→英和
a firecracker (音の大きな).→英和
〜をあげる display[set off]fireworks.‖花火大会 a fireworks display[exhibition].仕掛花火 set fireworks.回転花火 a Catharine wheel.跳びはね花火 a jumping cracker.
はなびえ
はなびえ [0] 【花冷え】
桜が咲く頃,陽気が定まらず,一時的に寒くなること。また,その寒さ。[季]春。《―の闇にあらはれ篝守/高野素十》
はなびし
はなびし [2] 【花菱】
(1)模様の名。割り菱を構成する各片を花弁状にしたもの。
(2)家紋の一。{(1)}を図案化したもの。武田氏の紋。唐花菱。
花菱(1)[図]
はなびし
はなびし [3] 【花火師】
花火の製造や打ち上げを業とする人。
はなびしあちゃこ
はなびしあちゃこ 【花菱アチャコ】
(1897-1974) 漫才師。福井県生まれ。本名,藤木徳郎。横山エンタツとコンビを組み「早慶戦」で人気を博す。のちに俳優としても活躍。
はなびしそう
はなびしそう [0] 【花菱草】
ケシ科の多年草。カリフォルニア原産。明治初年に渡来。花壇などに栽培される。高さは約40センチメートルで,細裂した葉を根生。夏,花茎の頂に径約6センチメートルの黄色の四弁花をつける。カリフォルニア-ポピー。
はなびせんこう
はなびせんこう [4] 【花火線香】
「線香花火」に同じ。[季]秋。
はなびと
はなびと [0] 【花人】
花見の人。桜の花を見る人。[季]春。
はなびら
はなびら【花びら】
a petal.→英和
はなびら
はなびら [3] 【花弁】
(1)花冠を組み立てている一枚一枚の薄片。かべん。
(2)「はなびら餅」の略。
はなびらだから
はなびらだから [5] 【花弁宝】
海産の巻貝。長さ約3センチメートルの小形のタカラガイ。殻は帯黄白色で橙色の輪状紋がある。房総以南の潮間帯に見られる。
はなびらもち
はなびらもち [4] 【花弁餅】
(1)蜜漬けの牛蒡(ゴボウ)を餅で包んだもの。皇室で,正月に神前に供える。
(2)和菓子の一。甘煮の牛蒡と薄紅色の味噌餡(ミソアン)を薄い餅で包んだもの。
はなびらゆき
はなびらゆき 【花弁雪】
雪片が花びらのように大きな雪。[日葡]
はなふ
はな・ふ 【嚔ふ】 (動ハ上二)
くしゃみをする。人に恋されることや恋人が訪ねてくることの前兆とされた。「つぎねふ山城川に蜻蛉(アキツ)はなふく―・ふとも吾が愛(ハ)し者に逢はずはやまじ/琴歌譜」
はなふき
はなふき [0][4] 【鼻拭き】
鼻をかむのに用いる小さな布。ハンカチ。
はなふだ
はなふだ【花札】
Japanese playing cards.
はなふだ
はなふだ [2][0] 【花札】
花合わせ{(2)}に用いる札。松・梅・桜・藤・あやめ(かきつばた)・牡丹・萩・すすき(坊主)・菊・紅葉・柳(雨)・桐の一二種を描いた札を一〜一二月に当て,それぞれ四枚ずつ合わせて四八枚の札にしたもの。また,それを使ってする遊び。花ガルタ。花。
はなふぶき
はなふぶき [3] 【花吹雪】
吹雪のように桜の花びらが乱れ散ること。[季]春。《卒然と藪の中より―/野村泊月》
はなふぶき
はなふぶき【花吹雪】
a rain[shower]of (cherry) blossoms.
はなふりぎん
はなふりぎん [4] 【花降り銀】
(1)灰吹き銀をさらに精錬した純度の高い銀。表面に花形の斑紋がみられた。安土桃山時代,江戸初期には丁銀(チヨウギン)として使われた。
(2)加賀藩で鋳造された銀貨。表面に「花降」の極印がある。
はなぶえ
はなぶえ [0][3] 【鼻笛】
(1)鼻で吹く笛。東南アジア・オセアニア・中南米などに分布する民族楽器の一種。
(2)鼻孔。[日葡]
(3)口を閉じ,声を鼻から出すこと。「―を吹て,吟ずることか/中華若木詩抄」
(4)呼子(ヨブコ)の笛。「腰より―取出し/浄瑠璃・栬狩」
はなぶくろ
はなぶくろ [3] 【花袋】
花形に仕立てた匂い袋。江戸時代に用いられた。
はなぶさ
はなぶさ [2] 【花房・英】
(1)花が房状に群がり咲いているもの。また,その花。
(2)花の萼(ガク)。[和名抄]
はなぶさ
はなぶさ 【英】
姓氏の一。
はなぶさいっちょう
はなぶさいっちょう 【英一蝶】
(1652-1724) 江戸前・中期の画家。京都の人。江戸に出て狩野安信に師事し多賀朝湖と称したが,幕府の怒りに触れて伊豆三宅島に流された。赦免後,英一蝶と改名。軽妙な筆で市井の風俗を描いた。俳諧・書もよくした。
はなぶさそうし
はなぶさそうし 【英草紙】
読本。五巻。近路行者(キンロギヨウジヤ)(都賀庭鐘)作。1749年刊。「今古奇観」などの中国白話小説を翻案したもの。九編から成る。読本の祖といわれる。古今奇談英草子。
はなへん
はなへん [0] 【鼻偏】
漢字の偏の一。「鼾」などの「鼻」の部分。
はなぺちゃ
はなぺちゃ [0] 【鼻ぺちゃ】 (名・形動)
鼻がつぶれたように低いこと。また,そのさまやそのような人。
はなぼう
はなぼう 【端棒】
(1)駕籠(カゴ)をかつぐ時,先方をかつぐ人。先棒。「―へ回れば予跡棒を利き肩に受け/洒落本・二蒲団」
(2)人の先頭に立って物事をすること。また,その人。「おれが―で付いて見せねえぢやあいかねえわさ/滑稽本・浮世床(初)」
はなぼうし
はなぼうし [3] 【花帽子】
能の被(カブ)り物の一。尼役の頭を包むもので,白・水浅葱などの平絹を用いる。
花帽子[図]
はなまがり
はなまがり [3][0] 【鼻曲(が)り】
(1)鼻が曲がっていること。
(2)つむじ曲がり。へそ曲がり。
(3)生殖期で吻(フン)の部分が突き出て曲がっている雄の鮭(サケ)。
はなまき
はなまき 【花巻】
岩手県中部,北上川西岸にある市。奥州街道の宿駅,北上川舟運の河港として発展。北上盆地の中心。市の北西部山麓に花巻温泉郷がある。
はなまきそば
はなまきそば [5] 【花巻蕎麦】
あぶって細かにもんだ海苔(ノリ)をふりかけたそば。
はなまち
はなまち [2] 【花街】
〔「かがい(花街)」の訓読み〕
芸者屋・遊女屋などが集まっている町。花柳街。いろまち。
はなまつり
はなまつり【花祭】
Buddha's Birthday Festival;Flower Festival.
はなまつり
はなまつり [3] 【花祭(り)】
(1)四月八日の灌仏会(カンブツエ)の通称。[季]春。
(2)愛知県奥三河地方で一一月末から一月にかけて行われる神事。湯立神楽を中心とする。花神楽。
はなまめ
はなまめ [2][0] 【花豆】
⇒紅花隠元(ベニバナインゲン)
はなまる
はなまる [0] 【花丸】
(1)よくできた子供の作品につける丸印の一種。丸の外側に花びらの形を描いたもの。
(2)日本料理で,黄色い花のついたままの小さいキュウリ。刺身や酢の物に添える。花丸胡瓜(ハナマルキユウリ)。
はなみ
はなみ [1][2] 【花実】
(1)花と実。
(2)名と実(ジツ)。
はなみ
はなみ【花見に行く】
go to see cherry blossoms.
はなみ
はなみ [0] 【歯並(み)】
歯の並び具合。はならび。
はなみ
はなみ [0] 【羽並(み)】
鳥の羽の並び具合。羽ぶり。
はなみ
はなみ [3] 【花見】
花,特に桜の花を見て楽しむこと。[季]春。
はなみ=が咲く
――が咲・く
よい結果を得る。栄耀(エイヨウ)栄華を得る。「死んで―・くものか」
はなみこそで
はなみこそで [4] 【花見小袖】
江戸時代,女性が花見の際に着用した小袖。花見の場で,木にかけ並べて幕の代わりとした。
はなみざけ
はなみざけ [3] 【花見酒】
(1)花見をしながら飲む酒。
(2)落語の一。花見の場で酒を売ってもうけようと樽(タル)をかついで出かけた酒好きの二人が,酒屋から釣り銭用に借りた銭を交互に払い合って商売物を飲み尽くしたあげく,残ったのは釣り銭用に借りた銭だけというもの。
はなみざとう
はなみざとう 【花見座頭】
狂言の一。「猿(サル)座頭」に同じ。
はなみじらみ
はなみじらみ 【花見虱】
花見の頃に繁殖し,衣服の襟などにはい出るしらみ。[季]春。「肌着の縫合(ヌイメ)の―まで/滑稽本・志道軒伝」
はなみず
はなみず [0] 【鼻水】
鼻の孔(アナ)から出る水っぽい粘液。はな。はなじる。
はなみず
はなみず【鼻水を出す】
one's nose runs.〜の出た runny <nose> .→英和
はなみず
はなみず [2] 【花水】
(1)仏前に花を手向けるときの水。また,仏前に手向ける花と水。
(2)稲の開花時に,田に注ぎ入れる水。穂水(ホミズ)。花掛け水。
はなみずき
はなみずき [3] 【花水木】
植物アメリカヤマボウシの別名。[季]夏。《一つづつ花の夜明けの―/加藤楸邨》
はなみずき
はなみずき【花水木】
《植》a dogwood.→英和
はなみぞ
はなみぞ [0] 【鼻溝】
鼻の下から上唇にかけて,縦にくぼんでいる部分。人中(ニンチユウ)。
はなみち
はなみち【花道】
[劇場の]a stage passage through the pit;→英和
a runway.→英和
はなみち
はなみち [2] 【花道】
(1)歌舞伎の劇場で,観客席を貫いて舞台に連なる道。俳優が舞台にかかる通路であり,また舞台の一部として使用される。下手(シモテ)寄りの常設のものを本花道,上手(カミテ)寄りに設けるものは現在は仮設で,仮花道という。
〔もと,客が俳優に花(=祝儀)を持っていくために設けられたことからの名という〕
→七三(シチサン)
(2)相撲で,力士が支度部屋から土俵に出入りするための通路。
〔平安時代,相撲(スマイ)の節(セチ)に花をつけて入場したところからの名という〕
(3)最後にはなばなしく活躍する場面や時期。また,人に惜しまれて引退する時期。「引退の―を飾る」
はなみづき
はなみづき [3] 【花見月】
陰暦三月の異名。
はなみどう
はなみどう [3][0] 【花御堂】
四月八日の灌仏会(カンブツエ)に,釈迦の像(誕生仏)を安置する,花で飾った小堂。[季]春。
はなみどき
はなみどき [0] 【花見時】
花見をする時節。桜の花の盛りの頃。
はなみね
はなみね 【鼻梁】
はなすじ。多く牛馬にいう。[和名抄]
はなみょうが
はなみょうが [3] 【花茗荷】
(1)ショウガ科の常緑多年草。暖地の林中に自生。高さ約50センチメートル。葉は広披針形。初夏,紅色の線条のある白色花を穂状につける。果実は球形で赤熟し,伊豆縮砂(イズシユクシヤ)の名で薬用とする。
(2)茗荷の花のこと。[季]夏。
はなむぐり
はなむぐり [3] 【花潜】
(1)コガネムシ科ハナムグリ亜科の甲虫の総称。
(2){(1)}の一種。体長15〜20ミリメートル内外。体は長方形で背面は扁平。背は緑色で白斑がある。腹は赤銅色で光沢が強く,淡褐色の毛がある。日本全土に分布。
はなむけ
はなむけ【餞】
a parting gift[present].〜の言葉 a farewell speech[address].
はなむけ
はなむけ [0] 【餞・贐】
〔「馬の鼻向け」の略〕
旅立ちや門出に際して,激励や祝いの気持ちを込めて,金品・詩歌・挨拶(アイサツ)の言葉などを贈ること。また,その金品や詩歌など。「卒業生に―の言葉を贈る」
はなむこ
はなむこ [3] 【花婿・花聟】
結婚式当日の,婿となる男性の美称。また,結婚したばかりの男性。新郎。
⇔花嫁
はなむこ
はなむこ【花婿】
a bridegroom.→英和
はなむしろ
はなむしろ [3] 【花筵・花蓆】
(1)「花茣蓙(ハナゴザ)」に同じ。
(2)花見のとき地面に敷く筵。花見筵。[季]春。
(3)草花が一面に咲きそろっているさまや,花びらが一面に散り敷いているさまを筵にたとえていう語。[季]春。《うき草を吹き集めてや―/蕪村》
はなむすび
はなむすび [3] 【花結び】
色糸や緒を,菊・桜・梅など様々な花にかたどった結び方にすること。また,その結んだもの。衣服や調度の飾りとする。
花結び[図]
はなめ
はなめ [2] 【花芽】
⇒かが(花芽)
はなめがね
はなめがね [3] 【鼻眼鏡】
(1)耳にかけるつるがなく,鼻筋を支えにしてかける眼鏡。
(2)眼鏡を鼻先までずり落としてかけること。
はなめく
はなめ・く [3] 【花めく・華めく】 (動カ四)
(1)はなやかに浮き立つ。「よき能をして人の心―・くは陽なり/風姿花伝」
(2)はなやかに時めく。時節に合って栄える。「時にあひ―・かせ給ふ后おはしましけり/唐物語 9」
はなもうせん
はなもうせん [3] 【花毛氈】
花模様のある美しい毛氈。
はなもじ
はなもじ [0][3] 【花文字】
(1)飾りをつけたローマ字などの大文字。飾り文字。
(2)花を文字の形に植え並べたもの。
はなもじ
はなもじ【花文字】
an illuminated letter.
はなもち
はなもち【鼻持ちならない】
stinking (悪臭のある);→英和
[不快な]disgusting;→英和
intolerable.→英和
はなもち
はなもち [2] 【花餅】
「笹餅(ササモチ)」に同じ。
はなもち
はなもち [0] 【花持ち】
切り花にした花が,生気を保つ度合。「―がいい」
はなもちなら∘ない
はなもちなら∘ない 【鼻持ちならない】 (連語)
臭気がはなはだしくて耐えられない。転じて,言動や様子などが嫌味で,見聞きするに耐えない。「―∘ない態度」
はなもちのき
はなもちのき [2][2][1] 【花餅の木】
小正月に,豊作を祈願して餅花をつけて飾る木。生業(ナリワイ)木。
はなもと
はなもと [0] 【鼻許・鼻元】
(1)鼻のつけね。鼻のあたり。
(2)鼻のすぐ前。目前。
はなもとじあん
はなもとじあん [5] 【鼻元思案】
目先だけのあさはかな考え。喉元(ノドモト)思案。「柳之助あたりが思付きさうな―ばかりで/多情多恨(紅葉)」
はなもの
はなもの [2] 【花物】
(1)園芸や生け花などで,花を主として観賞する草花。
→葉物(ハモノ)
→実物(ミモノ)
(2)花のように美しいが,移ろいやすいもの。「人は―そうつせみ世人(ヨヒト)/万葉 3332」
はなもみじ
はなもみじ [3] 【花紅葉】
(1)春の花と秋の紅葉。桜や紅葉。「はかなき―につけても/源氏(桐壺)」
(2)花のようにあざやかな紅葉。
はなもよい
はなもよい [3] 【花催い】
桜の花が開きそうな気配。
はなもよう
はなもよう【花模様】
a flower pattern.〜の flowered.→英和
はなもよう
はなもよう [3] 【花模様】
花をかたどった模様。
はなもり
はなもり 【花森】
姓氏の一。
はなもり
はなもり [2] 【花守(り)】
(桜の)花を守る人。花の番人。[季]春。「木蔭を清め給ひ候は―にて御入り候か/謡曲・田村」
はなもりやすじ
はなもりやすじ 【花森安治】
(1911-1978) ジャーナリスト。神戸市生まれ。戦時中大政翼賛会宣伝部員。戦後,庶民の暮らしを中心に,家庭用雑誌「暮しの手帖」を創刊・編集。著「一銭五厘の旗」
はなや
はなや [2] 【花屋】
花を売る店。また,その人。
はなや
はなや【花屋】
a florist (人);→英和
a flower shop (店).
はなや
はなや [0]
祭りの際の精進潔斎のために籠る場所。また,神輿(ミコシ)のお旅所(タビシヨ)とする仮屋。
はなや=の柳(ヤナギ)
――の柳(ヤナギ)
江戸時代,花屋が看板として店先に植えた柳。なすことなく入り口などに立っていることや,その人をたとえていう。「かどぐちに立はだかつて―ぢやああるめえし/滑稽本・膝栗毛 8」
はなやか
はなやか [2] 【花やか・華やか】 (形動)[文]ナリ
(1)(花のように)きらびやかで美しいさま。明るく美しいさま。「―な装い」「いと―にうち笑ひ給ひて/源氏(行幸)」
(2)栄えて勢いがあるさま。盛んなさま。「映画界―なりし頃」
(3)きわだっているさま。「なにがしさぶらふと,いと―にいふ/枕草子 82」「樒(シキミ)のいと―に薫れるけはひも/源氏(総角)」
[派生] ――さ(名)
はなやか
はなやか【華やかな】
gay;→英和
flowery;→英和
bright;→英和
showy;→英和
colorful.
はなやぎ
はなやぎ 【花柳】
日本舞踊の家・流派の名。
はなやぎしょうたろう
はなやぎしょうたろう 【花柳章太郎】
(1894-1965) 新派俳優。東京日本橋生まれ。喜多村緑郎に師事し,1939年(昭和14)新生新派を組織。美貌と巧みな演技力により新派の女方芸を完成,男役にも新生面をひらいた。
はなやぎじゅすけ
はなやぎじゅすけ 【花柳寿輔】
(初世)(1821-1903) 舞踊家。江戸の人。西川流から出て花柳流を創始。振り付けに才能を発揮。代表的振り付け曲は「土蜘」「茨木」。
〔「寿輔」の名は,花柳流家元名として現在三世を数える〕
はなやぎりゅう
はなやぎりゅう 【花柳流】
日本舞踊の一流派。江戸末期,初世花柳寿輔が創始。日本舞踊諸流中最大の流派。
はなやぐ
はなや・ぐ [3] 【花やぐ・華やぐ】 (動ガ五[四])
(1)明るくはなやかである。「若い女性の―・いだ声」「―・いだ雰囲気」
(2)陽気に振る舞う。「同じ直衣の人参り給ひて,これは今少し―・ぎ,猿楽言などし給ふを/枕草子 184」
(3)はぶりよく暮らす。栄える。「前(サキ)の帥殿は,時の一の人の御孫にて,えも言はず―・ぎ給ひしに/大鏡(頼忠)」
はなやさい
はなやさい【花野菜】
a cauliflower.→英和
はなやさい
はなやさい [3] 【花椰菜・花野菜】
カリフラワーの別名。
はなやしき
はなやしき [3] 【花屋敷】
(1)多くの花を植えて,人に見せるための庭園。
(2)東京都台東区浅草寺に隣接する遊園地。
はなやすり
はなやすり [3] 【花鑢】
ハナヤスリ目の常緑性シダ植物。原野・林中に群生する。高さ約20センチメートル。一本の茎に卵形の栄養葉と線形の胞子葉をつける。胞子嚢(ノウ)は二列に生じ,この形が鑢(ヤスリ)に似るためこの名がある。
はなやにっき
はなやにっき 【花屋日記】
俳書。二巻。僧文暁著。1811年刊。上巻に芭蕉の発病から終焉・葬送の模様を伝える門人たちの手記を,下巻に門弟・縁者の書簡を収めるが,創作である。芭蕉翁反古文(バシヨウオウホゴブミ)。
はなやまぶき
はなやまぶき 【花山吹】
襲(カサネ)の色目の名。表は薄朽葉(ウスクチバ),裏は黄色。また,表薄朽葉,裏黄の五枚重ねに青の単(ヒトエ)。
はなゆ
はなゆ [2] 【花柚】
ユズの一種。花・つぼみや未熟果の皮を,酒や汁に入れて風味を添える。小柚。はなゆず。
はなよてん
はなよてん [3] 【花四天】
歌舞伎で,時代物や所作事のはなやかな場面に登場する捕り手や軍兵。また,その衣装。白地に花をあしらった立ち涌(ワ)き模様などの四天を着,赤の鉢巻に襷(タスキ)掛けで花の枝や花槍を持つ。
はなよめ
はなよめ【花嫁】
a bride.→英和
花嫁学校 a finishing school;a school of housekeeping.
はなよめ
はなよめ [2] 【花嫁】
結婚式当日の,嫁となる女性の美称。また,結婚したばかりの女性。新婦。
⇔花婿
はなよめがっこう
はなよめがっこう [5] 【花嫁学校】
結婚前の若い女性が料理や洋裁などを習いに通う学校の俗称。
はなよめごりょう
はなよめごりょう [5] 【花嫁御寮】
花嫁を親しみ尊んでいう語。花嫁御。
はなよめだいしょう
はなよめだいしょう [5] 【花嫁代償】
⇒婚資(コンシ)
はならび
はならび [2] 【歯並び】
歯の並び具合。歯列。「―が悪い」
はならび
はならび【歯並びが良い(悪い)】
have a regular (an irregular) set of teeth.
はなり
はなり 【放り】
少女の,結ばずに振り分けに垂らした髪。また,その髪の少女。うないはなり。「娘子(オトメ)らが―の髪を木綿(ユウ)の山/万葉 1244」
はなる
はな・る 【離る・放る】
■一■ (動ラ四)
「はなれる」に同じ。「大君の命(ミコト)恐(カシコ)み愛(ウツク)しけ真子が手―・り島伝ひ行く/万葉 4414」
■二■ (動ラ下二)
⇒はなれる(離)
⇒はなれる(放)
はなれ
はなれ [1] 【離れ】
〔動詞「離れる」の連用形から〕
(1)「離れ座敷」「離れ家」の略。「―に客を通す」
(2)「…ばなれ」の形で,他の名詞の下に付いて複合語として用いられる。
(ア)そのものから関心がはなれる意を表す。「政治―」「活字―」
(イ)そのものからかけ離れている意を表す。「日本人―した体格」「素人―の腕前」「浮き世―した生活」
(ウ)そのものから独立する意を表す。「親―」「乳―」「巣―」
はなれ
はなれ [3] 【放れ】
〔動詞「放れる」の連用形から〕
はなれること。
→はなれ(離)
はなれ
はなれ【離れ(座敷)】
a detached room.
はなれうま
はなれうま [3] 【放れ馬】
「放れ駒(ゴマ)」に同じ。
はなれきょうげん
はなれきょうげん [4] 【離れ狂言】
江戸時代,一幕または一番ずつ独立して演じられた短い歌舞伎狂言。
⇔続き狂言
はなれこじま
はなれこじま [4] 【離れ小島】
陸地から遠く離れた小島。
はなれごま
はなれごま [3] 【放れ駒】
乗り手もなく綱から放れて走る馬。はなれうま。
はなれざしき
はなれざしき [4] 【離れ座敷】
母屋から離れた座敷。はなれや。はなれ。
はなれじま
はなれじま【離れ島】
a remote[solitary]island.
はなれじま
はなれじま [3] 【離れ島】
陸地から遠く離れた島。孤島。
はなれす
はなれす 【離れ州】
陸から離れた所にある州。「かもめむれゐる沖の―/夫木 26」
はなれそ
はなれそ 【離れ磯】
陸地から離れて海上に突き出た磯。「―に立てるむろの木/万葉 3600」
はなればなれ
はなればなれ【離れ離れの】
separate(d);→英和
scattered (散在している).→英和
〜に separately.→英和
〜になる separate;break up (解体する).
はなればなれ
はなればなれ [4] 【離れ離れ】 (名・形動)[文]ナリ
(まとまっていたものが)互いに離れた状態になる・こと(さま)。ちりぢり。別れ別れ。「親兄弟が―になる」「―に暮らす」
はなれもの
はなれもの [0][5] 【離れ物】
(1)離れるはずのもの。「合はせものは―/毛吹草」
(2)普通とは事情がかけ離れていて,成否の予想がつかないもの。「世に難産はあるまいが,産の道は―/浄瑠璃・平家女護島」
はなれや
はなれや【離れ家】
a detached house;a solitary house.
はなれや
はなれや [3] 【離れ家】
(1)人里から離れてある一軒家。ひとつや。
(2)母屋から離れた所に建てた別棟の家。はなれ。
はなれる
はな・れる [3] 【離れる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 はな・る
(1)接していたものの間隔がひらいた状態になる。「船が岸から―・れる」「車輪が地面を―・れた」
(2)ある場所との間にある程度の距離がある。へだたる。「町の中心部を―・れた静かな所」「彼の家は駅から二キロほど―・れている」
(3)心理的な緊密さがなくなる。
(ア)親近感や信頼感が次第になくなる。「気持ちが―・れる」「人心が政権から―・れる」
(イ)ある思いが頭からなくなる。普通,打ち消しの形で使う。「このことがいつも頭を―・れないのです」
(4)二者の数値が大きく違う。ひらく。「あの夫婦は年が一〇歳も―・れている」
(5)人と人との間隔が大きくなる。「いつも母親のそばを―・れられない子」「君と―・れて暮らすのはつらい」
(6)今までいた場所から遠ざかる。「しばらく東京を―・れる」「席を―・れる」「親もとを―・れて暮らす」
(7)官職・地位を退く。退職・退任する。また,持ち場から立ち去る。離脱する。「職を―・れる」「理事のポストを―・れる」「戦列を―・れる」「多日(シバラク)月給に―・れるやうな事があつても/婦系図(鏡花)」
(8)かかわりあいが薄くなる。「話が本筋から―・れる」「利害の念を―・れて居るのだ/平凡(四迷)」
(9)戸などが開いた状態になる。「格子を探り給へば―・れたる所もありけり/狭衣 2」
(10)除外される。はずれる。「右の大殿・致仕の大殿の族(ゾウ)を―・れて,きらきらしう清げなる人はなき世なり/源氏(竹河)」
〔「放つ」に対する自動詞〕
[慣用] 手が―・手を―/つかず離れず
はなれる
はなれる【離れる】
leave (…を去る);→英和
go away <from> ;→英和
separate <from> ;→英和
come off (離れ落ちる);become independent <of> (独立する).離れた separated;detached;[遠い]distant;→英和
remote.→英和
離れて apart <from> ;→英和
(far) away <from> ;at a distance <from> .→英和
ここからどのくらい離れていますか How far is it from here?
はなれる
はな・れる [3] 【放れる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 はな・る
〔「離れる」と同源〕
つながれていた動物などが,自由に動きだす。「矢が弦(ツル)を―・れる」「鷹飼ひのまだも来なくにつなぎ犬の―・れていかむ/拾遺(物名)」
はなれわざ
はなれわざ [0][3] 【離れ業・離れ技】
奇抜さや大胆さで人をあっといわせるような芸当やおこない。「―を演ずる」
はなれわざ
はなれわざ【離れ業】
a feat;→英和
a stunt.→英和
はなろうそく
はなろうそく [3] 【花蝋燭】
蝋燭の軸に花・鳥などの模様を描いて彩色を施したもの。絵蝋燭。
はなわ
はなわ 【花輪】
秋田県鹿角(カヅノ)市の中心地区名。鹿角街道・花輪線が通る。
はなわ
はなわ ハナハ 【塙】
山などの突き出した所。また,土の小高く盛り上がった所。「武隈(タケクマ)の―の松は/宇津保(初秋)」
はなわ
はなわ ハナハ 【塙】
姓氏の一。
はなわ
はなわ [0] 【鼻輪】
牛の鼻に通す輪。鼻木(ハナギ)。鼻繋(ハナガイ)。
はなわ
はなわ【花輪】
a wreath;→英和
a lei (ハワイの).→英和
〜を棒げる place a wreath <on a tomb> .
はなわ
はなわ [0] 【花輪・花環】
生花または造花を輪状に組み合わせたもの。慶弔などの意を表すのに用いる。
はなわ
はなわ【鼻輪】
a nose ring.
はなわせん
はなわせん 【花輪線】
JR 東日本の鉄道線。岩手県好摩(コウマ)・秋田県陸中花輪・大館間,106.9キロメートル。沿線に八幡平・安比(アツピ)高原などの観光地をもつ。
はなわほきのいち
はなわほきのいち ハナハ― 【塙保己一】
(1746-1821) 江戸後期の和学者。武蔵児玉郡の人。旧姓,荻野。号は温古堂。幼くして失明,一五歳で江戸に出て雨富検校に入門。のち国学を賀茂真淵らに学ぶ。和漢の学に精通。検校となり,幕府保護の下,和学講談所を建て和学の振興に努めた。1819年,「群書類従」刊行を終え,さらに「続群書類従」の編纂(ヘンサン)に着手。著「武家名目抄」「蛍蠅抄」など。
はなわらび
はなわらび [3] 【花蕨】
フユノハナワラビの別名。
はなガルタ
はなガルタ [3] 【花―】
「花札(ハナフダ)」に同じ。
はなキャベツ
はなキャベツ [3] 【花―】
カリフラワーの別名。
はなサフラン
はなサフラン [3] 【花―】
クロッカスの別名。
はに
はに 【羽仁】
姓氏の一。
はに
はに [1] 【埴】
きめの細かい黄赤色の粘土。古代は,これで瓦や陶器を製し,また丹摺(ニズ)りに用いた。あかつち。へな。はにつち。「―もて物作る人ありて/即興詩人(鴎外)」「海の底に入り,底の―を咋(ク)ひ出でて/古事記(上)」
はにかみ
はにかみ [0][4]
はにかむこと。恥ずかしがること。
はにかみや
はにかみや [0] 【はにかみ屋】
ちょっとしたことにもすぐはにかむ人。恥ずかしがりや。
はにかみ屋
はにかみや [0] 【はにかみ屋】
ちょっとしたことにもすぐはにかむ人。恥ずかしがりや。
はにかむ
はにかむ
be shy.
はにかむ
はにか・む [3] (動マ五[四])
(1)恥ずかしいという表情やしぐさをする。恥ずかしがる。「―・みながら挨拶する」
(2)歯をむき出す。「その犬の子…―・み吠ゆ/霊異記(上訓注)」
はにく
はにく [1] 【歯肉】
歯の根もとの肉。はぐき。
はにごろう
はにごろう 【羽仁五郎】
(1901-1983) 歴史家。群馬県生まれ。東大卒。もと子の娘婿。三木清らと雑誌「新興科学の旗の下に」を創刊。また「日本資本主義発達史講座」の明治維新史を執筆。この間二度逮捕・拘留。第二次大戦後参議院議員。著「ミケルアンヂェロ」「都市の論理」など。
はにし
はにし 【黄櫨】
ハゼノキの異名。[和名抄]
はにし
はにし 【土師】
⇒はじ(土師)
はにしべ
はにしべ 【土師部】
⇒はじべ(土師部)
はにつち
はにつち 【埴土】
「はに(埴)」に同じ。「天香山の―を取りて以て天の平瓮(ヒラカ)を造りて/日本書紀(神武訓)」
はにべ
はにべ 【埴瓮・埴瓫】
埴で作った器。「其の置ける―を名づけて,厳瓮(イツヘ)とす/日本書紀(神武訓)」
はにもとこ
はにもとこ 【羽仁もと子】
(1873-1957) 教育家。青森県生まれ。明治女学校卒。主婦の立場から家庭生活の合理化を主張した雑誌「婦人之友」を創刊。また,キリスト教的自由主義に基づく自由学園を創立し,生活中心の女子教育を行なった。
はにもの
はにもの 【埴物・土物】
埴で作った物。埴輪(ハニワ)の類。「この―を以て生きたる人にかへて陵墓に樹て/日本書紀(垂仁訓)」
はにやす
はにやす 【埴安】
奈良県橿原(カシハラ)市,天香久山付近の地名。
はにやすのいけ
はにやすのいけ 【埴安の池】
天香久山の西麓にあった池。
はにゅう
はにゅう ハニフ [0] 【埴生】
(1)埴(ハニ)のある土地。また,埴のこと。「岸の―ににほはさましを/万葉 69」
(2)「埴生の小屋」の略。「旅の空馴れぬ―の夜の床/金槐(雑)」
はにゅう
はにゅう ハニフ 【羽生】
埼玉県北部,利根川中流南岸にある市。伝統的な青縞から転じ,足袋・学生服・肌着などの衣料を生産。田山花袋の「田舎教師」の舞台。
はにゅうのおや
はにゅうのおや ハニフ―ヲヤ 【埴生の小屋】
埴を採集する場所にある粗末な小屋。「をちかたの―に小雨降り/万葉 2683」
はにゅうのこや
はにゅうのこや ハニフ― 【埴生の小屋】
土の上にむしろなどを敷いただけの粗末な小屋。また,土で塗っただけの粗末な家。みすぼらしい家。「旅寝には―の板びさし時雨のするぞさやに聞こゆる/住吉社歌合(嘉応二)」
〔中古以降,「はにゅうのおや(埴生の小屋)」の意が転じたもの〕
はにゅうのやど
はにゅうのやど ハニフ― 【埴生の宿】
(1)貧しい小さな家。埴生の小屋。
(2)唱歌名(別項参照)。
はにゅうのやど
はにゅうのやど ハニフ― 【埴生の宿】
〔原題 Home, Sweet Home〕
唱歌。イギリスの作曲家ビショップ(Henry Rowley Bishop 1786-1855)作曲。日本には1889年(明治22)紹介。里見義の訳詞。
はにわ
はにわ【埴輪】
a clay image[figure].
はにわ
はにわ [0] 【埴輪】
古墳の外部に並べられた素焼きの土製品。円筒埴輪と形象埴輪に大別され,後者は家形埴輪・器財埴輪・人物埴輪・動物埴輪に細分される。聖域を示すために並べたとも,墳丘土の崩壊を防ぐためともいわれる。
埴輪[図]
はにわり
はにわり 【半月】
半陰陽。ふたなり。[和名抄]
はぬ
は・ぬ 【刎ぬ】 (動ナ下二)
⇒はねる
はぬ
は・ぬ 【跳ぬ・撥ぬ】 (動ナ下二)
⇒はねる(跳)
⇒はねる(撥)
はぬけ
はぬけ [3] 【歯抜け・歯脱け】
歯が抜けていること。また,その人。
はぬけどり
はぬけどり [3] 【羽抜け鳥】
羽毛が抜け変わる頃の鳥。また,羽毛が抜け落ちた鳥。[季]夏。
〔「羽抜鶏」とも書く〕
はね
はね【跳ね】
a splash of mud (泥の).〜が上がっている be splashed[spattered]with mud.〜を上げる splash mud <over> .
はね
はね [2] 【撥ね】
〔「跳ね」と同源〕
(1)漢字を書くとき,運筆の最後を跳ねるように曲げること。また,文字のその部分。
(2)ピンはねしたもの。ピン。「袋に扶持方米(フチカタゴメ)の―入れさせ/浮世草子・武道伝来記 8」
はね
はね 【刎ね】 (接尾)
〔「撥ね」と同源〕
助数詞。兜(カブト)などを数えるのに用いる。「鎧二領に兜二―/謡曲・碇潜」
はね
はね【羽根】
a shuttlecock.→英和
〜つきをする play shuttlecock.
はね
はね【羽】
a feather;→英和
a plume;→英和
down (羽毛);→英和
plumage (全体);→英和
a wing (翼).→英和
〜を伸ばす kick up one's heels.
はね
はね [2] 【跳ね】
(1)跳ねること。
(2)泥などを跳ね上げること。また,その泥。「―が上がる」
(3)芝居などで,その日の興行が終わること。打ち出し。
(4)(「綽」とも書く)囲碁で,相手の石の進行を抑えるような形で,相接する自分の石から斜めに打つ手。
(5)物事の終わり。また,区切り。「これを―に退(ノ)いておくれ/洒落本・南遊記」
はね
はね [0] 【羽・羽根】
(1)鳥の体表に生えている毛。表皮の変形したもの。羽毛(ウモウ)。
(2)鳥・昆虫類の飛ぶための器官。「―をひろげる」
〔昆虫類では「翅」とも書く〕
(3)飛行機の翼。
(4)矢の本(モト)につけてある鳥の毛。やばね。《羽根》
(5)「はご(羽子)」に同じ。《羽根》「―をつく」[季]新年。《大空に―の白妙とゞまれり/虚子》
(6)バドミントンのシャトルのこと。
(7)流体を受けたり,流体に圧力を加えたりするための板。水車・風車,船や飛行機の推進器,タービンなどの回転軸に取り付ける。
(8)家紋の一。{(5)}を図案化したもの。
はね=が生えたよう
――が生えたよう
商品がすばらしい勢いで売れるさま。また,物のなくなるのが早いさま。
はね=を並ぶ
――を並・ぶ
(1)男女が寄り添って愛情こまやかに暮らす。比翼連理の契りを結ぶ。「―・べ枝を交さむと契らせ給ひしに/源氏(桐壺)」
(2)臣下が並んで主君を補佐する。「仕うまつりしきはは,―・べたる数にも思ひ侍らで/源氏(行幸)」
はね=を交(カ)わす
――を交(カ)わ・す
男女の情愛がこまやかであることにいう。「―・さむとは引きかへて,弥勒(ミロク)の世をかね給ふ/源氏(夕顔)」
→比翼(ヒヨク)
はね=を交(カ)わせる鳥
――を交(カ)わせる鳥
「比翼(ヒヨク)の鳥」に同じ。「生きての世死にてののちののちの世も,―となりなむ/大鏡(師尹)」
はね=を伸ばす
――を伸ば・す
(1)抑えられた状態から解放されて,のびのびと振る舞う。「久しぶりに―・す」
(2)勢力をのばす。「将来社会に羽(ハ)を伸(ノ)すことが出来る/社会百面相(魯庵)」
はねあがり
はねあがり [0] 【跳ね上(が)り】
(1)跳ね上がること。
(2)物価などが急激に上がること。
(3)全体の考えや動きとはかけ離れた,過激な考えや言動をとること。また,その人。「―者」「下部組織の―を抑えきれない」
はねあがる
はねあが・る [4][0] 【跳ね上(が)る】 (動ラ五[四])
(1)跳ねて勢いよく上へあがる。はねて上に向く。「魚が―・る」「泥が―・る」「―・った髭(ヒゲ)」
(2)物価などが急に上がる。「相場が―・る」
(3)全体の考えや動きとはかけ離れた,過激な考えや言動をとる。「―・った行動」
[可能] はねあがれる
はねあがる
はねあがる【跳ね上がる】
jump[leap]up;shoot up (物価など).
はねあげる
はねあ・げる [4][0] 【撥ね上げる】 (動ガ下一)[文]ガ下二 はねあ・ぐ
はねて上へあげる。「自動車が泥水を―・げる」
はねあり
はねあり [0] 【羽蟻】
⇒はあり(羽蟻)
はねうま
はねうま [2][0] 【跳ね馬】
癇が強く,跳びはねる癖のある馬。悍馬(カンバ)。
はねおきる
はねお・きる [4] 【跳ね起きる】 (動カ上一)[文]カ上二 はねお・く
勢いよく起きあがる。飛び起きる。「物音に驚いて―・きる」
はねおきる
はねおきる【跳ね起きる】
spring[jump]to one's feet.
はねおと
はねおと [0] 【羽音】
⇒はおと(羽音)
はねかえす
はねかえ・す [0][3] 【撥ね返す】 (動サ五[四])
(1)ぶつかってきたものを,勢いよくもとへ戻す。はじき返す。「速球をセンター前へ―・す」「批判を―・す」
(2)勢いよく障害を排除する。はね飛ばす。「劣勢を―・す」
(3)強く拒絶する。はねつける。「提案を―・す」
[可能] はねかえせる
はねかえす
はねかえ・す [3][0] 【跳ね返す】 (動サ五[四])
跳ねてひっくり返す。「組みしかれたが,すぐ―・した」
[可能] はねかえせる
はねかえり
はねかえり [0] 【跳ね返り】
(1)跳ね返ること。
(2)ある物事の変化が,順次ほかへ影響して戻ってくること。「公共料金の値上げは物価への―が大きい」
(3)慎みのないこと。軽はずみなこと。
(4)おてんば。はねっかえり。
はねかえりきんゆう
はねかえりきんゆう [6] 【跳ね返り金融】
外国の原材料の輸入で,その支払いと国内での代金回収とにつき決済の資金を融通すること。
はねかえる
はねかえる【跳ね返る】
rebound.→英和
はねかえる
はねかえ・る [3][0] 【跳ね返る】 (動ラ五[四])
(1)突き当たって,もとの方へもどる。「ボールが壁に当たって―・る」
(2)勢いよくとびはねる。「波のしぶきが―・る」
(3)ある物事の変化が順次ほかへ影響して戻ってくる。「運賃の値上げが物価に―・る」「我が身に―・る」
はねかかる
はねかか・る [0][4] 【撥ね掛(か)る】 (動ラ五[四])
水などが,とび散ってかかる。「泥水が―・る」
はねかくし
はねかくし [3] 【羽隠・隠翅虫】
ハネカクシ科に属する甲虫の総称。体長0.5〜25ミリメートル。体は細長く扁平なものが多い。上ばねが短く,後ろばねをその下にたたんでいるため,背面の大部分が裸出する。世界中に分布し,日本では約一〇〇〇種が知られる。
はねかける
はねか・ける [0][4] 【撥ね掛ける】 (動カ下一)[文]カ下二 はねか・く
(1)水や泥などをはねとばしてかける。「車に泥水を―・けられる」
(2)罪を人になすりつける。「熟柿ヲバ食ベタレト―・ケウズルニ/天草本伊曾保」
はねかける
はねかける【跳ね掛ける】
splash <a person with mud> .→英和
はねかす
はねか・す [3] 【撥ねかす】 (動サ五[四])
水や泥などを飛ばし散らす。「あれ唾(ツバキ)を人に―・してさ/西洋道中膝栗毛(七杉子)」
はねかずら
はねかずら 【はね鬘】
年頃になった少女がつける髪飾り。鳥の羽あるいは菖蒲(シヨウブ)の葉を鬘にしたものかという。「―今する妹がうら若み/万葉 2627」
はねぎ
はねぎ [2] 【葉葱】
緑色の葉の部分を食用にするネギの総称。青ネギ。
はねぎ
はねぎ [0] 【跳ね木・刎木・桔木】
梃子(テコ)の原理を応用して,長く突き出た軒先の低下を防ぐために軒裏に用いる材。上方を小屋束(コヤヅカ)に固定し,土居桁(ドイゲタ)や出梁上の桔木枕などを支点として軒先を支える。
→小屋組
はねぐるま
はねぐるま [3] 【羽根車】
水車・タービンなどの回転軸に羽根を取り付けたもの。水や蒸気などをこれに受け,その力を利用して車を回転させる。
はねごし
はねごし [2] 【跳ね腰】
柔道の技の名。前隅に崩した相手を引きつけて,体側に乗せながら足や腰を用いて跳ね上げて投げる腰技。
はねしょうぎ
はねしょうぎ [3] 【跳ね将棋】
「飛び将棋」に同じ。
はねず
はねず [0] 【唐棣・棠棣】
(1)植物の名。ニワウメの古名か。「夏まけて咲きたる―/万葉 1485」
(2)「はねず色」の略。「浄位より已上(カミツカタ)は,並に―を着る/日本書紀(天武下訓注)」
はねずいろ
はねずいろ [0] 【唐棣色】
はねずの花のような赤い色。一説に黄色・山吹色とも。「―の赤裳の姿夢に見えつつ/万葉 2786」
はねずいろの
はねずいろの 【唐棣色の】 (枕詞)
はねず色の変わりやすいところから,「うつろひやすし」にかかる。「―うつろひ易き心あれば/万葉 3074」
はねずみ
はねずみ [2] 【跳ね炭】
火に熾(オコ)りながらぱちぱちとはぜてとぶ炭。はしりずみ。[季]冬。《―の勢ひぬけて消えにけり/松藤夏山》
はねだ
はねだ 【羽田】
姓氏の一。
はねだ
はねだ 【羽田】
東京都大田区南東端,多摩川(六郷川)河口北岸に沿う工業地区。東京国際空港がある。
はねだいもく
はねだいもく [3] 【跳ね題目】
「髭(ヒゲ)題目」に同じ。
はねだくうこう
はねだくうこう 【羽田空港】
⇒東京国際(トウキヨウコクサイ)空港
はねだすき
はねだすき [3] 【撥ね襷】
歌舞伎の荒事で,豪力の者などがする紅白の太い襷。針金が芯にはいっており,結んだ端をはね上げるようにする。
はねだとおる
はねだとおる 【羽田亨】
(1882-1955) 東洋史学者。京都生まれ。京大総長。西域史専攻。主著「西域文明史概論」「西域文化史」
はねっかえり
はねっかえり [0] 【跳ねっ返り】
「はねかえり(跳返)」の転。「―のおてんば娘」
はねつき
はねつき [4][2] 【羽根突き・羽子突き】 (名)スル
羽子板で羽根を突き合うこと。また,その遊び。[季]新年。
はねつける
はねつ・ける [4][0] 【撥ね付ける】 (動カ下一)[文]カ下二 はねつ・く
要求などを強くことわる。拒絶する。はねかえす。「修正案を―・ける」
はねつける
はねつける【撥ね付ける】
refuse;→英和
reject;→英和
turn down.
はねつるべ
はねつるべ [3] 【撥ね釣瓶】
柱で支えた横木の一端に石を付け,他端に取り付けた釣瓶を石の重みではね上げ,井戸水を汲み上げるもの。ふりつるべ。桔槹(ケツコウ)。
はねづくろい
はねづくろい [3] 【羽繕い】
(1)「はづくろい(羽繕)」に同じ。
(2)身じたくすること。「もはや立たんと,―せしに/咄本・醒睡笑」
はねづり
はねづり [0] 【はね釣り】
夜間,灯火で魚を集めて釣る漁法。
はねとばす
はねとば・す [4][0] 【撥ね飛ばす】 (動サ五[四])
はじき飛ばす。勢いよく障害を排除する。「自動車が歩行者を―・す」「気力で―・す」
[可能] はねとばせる
はねとばす
はねとばす【跳ね飛ばす】
send <a thing> flying;splash;→英和
spatter.→英和
⇒跳ね.
はねに
はねに [0] 【撥ね荷・刎ね荷】
「打ち荷」に同じ。
はねのかむろ
はねのかむろ 【羽根の禿】
歌舞伎舞踊の一。長唄。五変化舞踊「春昔由縁英(ハルムカシユカリノハナブサ)」の一曲。作者未詳。1785年,江戸桐座で三世瀬川菊之丞が初演。初春の郭での禿の羽根突きを舞踊化したもの。
はねのく
はねの・く [0][3] 【跳ね退く】
■一■ (動カ五[四])
(驚いて)飛び上がってしりぞく。とびのく。「とっさに―・いた」
■二■ (動カ下二)
⇒はねのける
はねのける
はねのける【撥ね除ける】
push[thrust]aside.
はねのける
はねの・ける [4][0] 【撥ね除ける】 (動カ下一)[文]カ下二 はねの・く
(1)跳ね飛ばすようにしてどける。押しのける。「ふとんを―・ける」
(2)除外する。はねる。「不良品を―・ける」「近所の茶飲にさへ―・けられても/浮世草子・諸道聴耳世間猿」
はねばし
はねばし [3] 【撥ね箸】
食事のとき,嫌いなものを箸でのけること。
はねばし
はねばし【跳ね橋】
a drawbridge.→英和
はねばし
はねばし [0][2] 【跳ね橋】
(1)城の入り口などに設ける橋で,敵襲などの際にはね上げて通行を遮断することができるもの。
(2)「跳開橋(チヨウカイキヨウ)」に同じ。
跳ね橋(1)[図]
はねび
はねび [2] 【跳ね火】
はじけて飛ぶ火の粉。はしり火。
はねぶとん
はねぶとん【羽蒲[布]団】
a down quilt.
はねぶとん
はねぶとん [3] 【羽布団】
鳥の羽毛を入れた布団。[季]冬。
はねぼうき
はねぼうき [3] 【羽箒】
「はぼうき(羽箒)」に同じ。
はねぼり
はねぼり [0] 【撥ね彫(り)】
「撥鏤(バチル)」に同じ。
はねまわる
はねまわる【跳ね回る】
romp[skip]about.
はねまわる
はねまわ・る [4][0] 【跳ね回る】 (動ラ五[四])
あちこち跳ねてとび回る。「雪の中を―・る」
[可能] はねまわれる
はねもとゆい
はねもとゆい [3] 【跳ね元結】
金紙・銀紙の中に針金の芯を入れ,結んだ端が跳ね上がるようにした元結。若い女子が用いた。「髪は引下げて―を掛け/浮世草子・一代女 4」
はねもの
はねもの [2] 【撥ね物】
器物などで,出来が悪いために規格外品として取り除かれたもの。
はねやすめ
はねやすめ [3] 【羽休め】 (名)スル
鳥が枝などにとまって羽を休めること。
はねようじ
はねようじ [3] 【羽楊枝】
細長い柄の頭に羽をつけた楊枝。鉄漿(カネ)または薬などをつけるのに用いる。
はねる
はねる【跳ねる】
leap;→英和
jump;→英和
close (劇場が);→英和
splash (泥・水が);→英和
crackle (はじける).→英和
はねる
は・ねる [2] 【刎ねる】 (動ナ下一)[文]ナ下二 は・ぬ
〔「撥ねる」と同源〕
(人の)首を切って落とす。「敵将の首を―・ねる」
はねる
は・ねる [2] 【跳ねる】 (動ナ下一)[文]ナ下二 は・ぬ
(1)はずみをつけて飛び上がる。跳躍する。「子供が喜んでぴょんぴょん―・ねる」「池の鯉(コイ)が―・ねる」「築地を越え―・ね入て/平家 5」
(2)まわりに飛び散る。また,はじける。「泥が―・ねる」「油が―・ねる」「火中の栗が―・ねる」「只松葉の―・ねる音が聞こえる許りだ/風流懺法(虚子)」
(3)先端が上を向く。「房の先が―・ねる」
(4)活発である。「なんぼきやんでも―・ねてゐてもそこは女だけで/安愚楽鍋(魯文)」
(5)〔芝居などが終わると,むしろをはねあげたことから〕
劇場・映画館などで,その日の興行が終わる。「芝居が―・ねる」
はねる
はねる【撥ねる】
flip (はじく);→英和
reject (除去).→英和
上前を〜 ⇒上前(うわまえ).
はねる
は・ねる [2] 【撥ねる】 (動ナ下一)[文]ナ下二 は・ぬ
〔「跳ねる」と同源〕
(1)ぶつかってはじきとばす。はねとばす。「車に―・ねられる」「車が泥水を―・ねる」
(2)基準に合わないものを除き去る。「面接で―・ねられた」「悪者の子ぢや故に―・ね出されてをるであろ/浄瑠璃・千本桜」
(3)人の取り分の一部を自分のものにする。「上前を―・ねる」「一文―・ねて六文にして/浄瑠璃・丹波与作(中)」
(4)拒絶する。はねつける。「口説(クド)いたら,体(テイ)よく―・ねられた/執着(秋江)」
(5)先端を上に向ける。「毛先を上に―・ねる」「漕ぎ来る船沖つかいいたくな―・ねそ/万葉 153」
(6)文字を書くとき,字画の最後を勢いよく上方に上げる。「『干』のたての棒は―・ねない」
(7)仮名「ん」で書く音に発音する。「―・ねる音(=撥音)」
はねポンプ
はねポンプ [3] 【羽根―】
⇒ウイング-ポンプ
はね釣り
はねづり [0] 【はね釣り】
夜間,灯火で魚を集めて釣る漁法。
はね鬘
はねかずら 【はね鬘】
年頃になった少女がつける髪飾り。鳥の羽あるいは菖蒲(シヨウブ)の葉を鬘にしたものかという。「―今する妹がうら若み/万葉 2627」
はのじ
はのじ 【巴の字】
〔「巴」の篆書(テンシヨ)体の字形から〕
(1)ともえ形。また,その形のようにめぐり回ること。「大勢の中へ懸け入り,十文字に懸け破り,―に追ひ廻らす/太平記 4」
(2)〔杯を流すと巴の字形に回ることから〕
曲水(キヨクスイ)。また,曲水の宴。「行く水に書きし―の春の夜の夢/夫木 5」
はのまい
はのまい [1] 【破の舞】
能の舞の一。女性や天女の軽やかな短い舞。序の舞や中の舞の後,謡をはさんで舞う。「羽衣」「松風」「野宮」「右近」にある。
はは
はは [1] 【母】
(1)親のうちの,女の方。女おや。実母・継母・養母の総称。母親。
⇔父
「一児の―となる」
(2)物事を生み出すもととなるもの。「必要は発明の―」「―なる大地」
〔中古以降近世まで,ハ行転呼音によりハワと発音されたが,室町末期からハハが復活して勢力を強め,今日ではハハのみとなった〕
はは
はは 【母】
〔原題 (ロシア) Mat'〕
ゴーリキーの小説。1907年刊。無学な母が,労働運動をしている息子とその友人たちの影響で次第に階級意識に目覚め,運動に参加してゆく。実際の事件に取材した社会主義リアリズムの代表作。
はは
はは
おろち。大蛇。「大蛇之を―と謂ふ/古語拾遺」
はは
はは【母】
a mother.→英和
〜の[らしい]motherly;→英和
maternal.→英和
‖母方 <on> the mother's side.母の日 Mother's Day.
ははあ
ははあ [0][2] (感)
(1)思い当たったとき,また,納得したときなどに発する語。はは。ははん。「―,だれかいたずらをしたな」
(2)目上の人に対してかしこまって応答するときの言葉。はは。「―,かしこまりました」
ははい
ははい [0] 【破敗】 (名)スル
(1)戦いに負けること。「敵国一戦の下に―す/三酔人経綸問答(兆民)」
(2)こわし,傷つけること。「此機関の―せらるるに至ては/民約論(徳)」
ははうえ
ははうえ [2] 【母上】
母を敬っていう語。
⇔父上
ははおや
ははおや [0] 【母親】
母である親。女親。母。
⇔父親
ははおやがっきゅう
ははおやがっきゅう [5] 【母親学級】
母親を対象に開かれる社会教育の組織。母親学校。
ははおやぎょう
ははおやぎょう [4] 【母親業】
子供に対して母親が母親として行なっている養育的諸活動を,一つのわざ・しごととして把握する語。
ははか
ははか
ウワミズザクラの古名。「天の香具山の天の―を取りて,占ひまかなはしめて/古事記(上)」
ははかた
ははかた [0] 【母方】
母の血筋に属すること。また,その親族。
⇔父方
「―の祖父」
ははき
ははき 【帚・箒】
ほうき。「庭はくとて,―を持ちて/蜻蛉(下)」
ははきぎ
ははきぎ [3] 【帚木】
(1)ホウキグサの別名。[季]夏。
(2)信濃国の薗原にあって,遠くから見ればほうきを立てたように見え,近寄ると見えなくなるという伝説の木。情があるように見えて実のない人,また会えそうで会えないことなどにたとえる。「―の心を知らで園原の道にあやなくまどひぬるかな/源氏(帚木)」
(3)(はじめの二音が同音であるところから)母にかけていう。「大后の宮…日の本には,―と立ち栄えおはしましてより/栄花(駒競べの行幸)」
(4)源氏物語の巻名。第二帖。
ははきぐさ
ははきぐさ [3] 【帚草】
ホウキグサに同じ。[季]夏。
ははきぼし
ははきぼし 【帚星】
ほうきぼし。彗星(スイセイ)。[和名抄]
ははきもち
ははきもち 【帚持ち】
古代,葬送のとき,墓所などを掃ききよめるためにほうきを持って葬列に加わった者。「喪屋を作りて,…鷺(サギ)を―と為/古事記(上訓)」
ははぎみ
ははぎみ [2] 【母君】
母を敬っていう語。母上。
⇔父君
ははくそ
ははくそ 【黒子】
ほくろ。ははくろ。「腰のほどに―といふ物の跡ぞさぶらひし/宇治拾遺 6」
ははくろ
ははくろ 【黒子】
ほくろ。ははくそ。「七つ星の―のかく候ひて/愚管 4」
ははこ
ははこ [1] 【母子】
(1)母と子。
(2)「母子草」の略。「聞けば淀野に―摘むなり/後拾遺(雑六)」
ははこぐさ
ははこぐさ [3] 【母子草】
キク科の越年草。山野に生え,全体に白綿毛がある。高さ15〜40センチメートル。葉は互生し,へら形。四月ごろ,茎頂に黄色の頭状花がかたまってつく。春の七草の一つで,「ごぎょう(おぎょう)」ともいう。若い葉や茎は食べられる。名の由来は未詳。似た種類にチチコグサがある。ホオコグサ。[季]春。
母子草[図]
ははこもち
ははこもち [3] 【母子餅】
「草餅(クサモチ)」に同じ。[季]春。
ははこもちい
ははこもちい 【母子餅】
ハハコグサの若葉をつき混ぜて作った餅。「春の野にいろいろ摘める―ぞ/和泉式部集」
→草餅
ははご
ははご [0][2] 【母御】
他人の母を敬っていう語。母御前。
⇔父御
ははごぜん
ははごぜん 【母御前】
「ははご(母御)」に同じ。「―も今は八幡より御下向あらん/保元(下)」
ははじま
ははじま 【母島】
小笠原諸島の母島列島の主島。面積約21平方キロメートル。
ははじまめぐろ
ははじまめぐろ [5] 【母島目黒】
メグロの亜種。スズメ大で,前頭部と顔が黒く,背面は暗緑色,額・眼先・腹は黄色。眼の周囲が白くメジロに似る。小笠原諸島の母島では留鳥としてかなりの数を観察しうるが,他の島々では絶滅もしくは個体数が激減。亜種ムコジマメグロは,すでに絶滅。特別天然記念物。
ははじゃ
ははじゃ 【母者】
〔「はわじゃ」とも〕
「ははじゃひと」の略。「其の一分を私(ワシ)が―に進ぜたら/滑稽本・浮世床(初)」
ははじゃひと
ははじゃひと 【母者人】
〔「はわじゃひと」とも。「母である人」の意。「者」は当て字〕
子などが親しみをこめて母を呼ぶ語。お母さん。「―と一緒にか/浄瑠璃・阿波の鳴門」
ははそ
ははそ [0] 【柞】
(1)コナラなど,ブナ科コナラ属の植物の別名。[季]秋。
(2)母(ハハ)の意にかけて用いる。「時ならぬ―の紅葉散りにけりいかに木(コ)の下(モト)さびしかるらむ/拾遺(哀傷)」
ははそのもり
ははそのもり 【柞の森】
(1)柞の木の生い茂っている森。「いかなれば同じ時雨(シグレ)に紅葉(モミジ)する―の薄くこからむ/後拾遺(秋下)」
(2)母の意にかけて用いる。「―のかたみとは見よ/詞花(雑下)」
(3)山城国相楽郡にある紅葉の名所。((歌枕))「山城の国―などに/更級」「時わかぬ浪さへ色にいづみ川―に嵐吹くらし/新古今(秋下)」
ははそはら
ははそはら 【柞原】
(1)柞の多く生えた原。「山科の石田の小野の―/万葉 1730」
(2)母の意にかけて用いる。「―ちりし別れを/新続古今(哀傷)」
ははそばの
ははそばの 【柞葉の】 (枕詞)
「母」にかかる。「ちちの実の父の命(ミコト)―母の命/万葉 4164」
ははとじ
ははとじ 【母刀自】
母を敬っていう語。「父君に我は愛子(マナゴ)ぞ―にわれは愛子ぞ/万葉 1022」
ははのひ
ははのひ [1] 【母の日】
母への感謝を表す日。五月の第二日曜日。二〇世紀初めにアメリカで始まる。
⇔父の日
[季]夏。
ははみやすどころ
ははみやすどころ 【母御息所】
御息所であって母である人。「―は影だに覚え給はぬを/源氏(桐壺)」
ははもの
ははもの [0] 【母物】
母性愛を主題とした映画・演劇などの作品。
はば
はば【幅】
width;→英和
breadth.→英和
この道路の〜はいくらありますか How wide is this road? 〜が2フィートある be 2 feet wide.→英和
〜の広い wide;broad.→英和
〜の狭い narrow.→英和
〜を広げる widen;→英和
broaden.→英和
〜がきく have a great influence <over,with,in> .
はば
はば [0] 【幅】
(1)物の横の長さ。縦長なものの,短い方の端から端まで。「―の広い道」「リボンの―」
(2)ある制約の中で動ける余地。また,人間的な深みや広さ。ゆとり。「行動計画に―をもたせる」「―のある人物」
(3)開き。差。特に,音声や値段についていう。また,相場で高値と低値の差額。「声に―がある」「値上げ―」「利―」
(4)はぶり。威勢。勢力。「何れも旦那の―御覧じたか/浄瑠璃・淀鯉(上)」
〔「幅」の略字として俗に「巾」とも書く〕
はば
はば [0] 【端場】
(1)浄瑠璃の一段を,口・中・切に分けたときの,口・中の部分。一段の発端をなし,格の低い太夫が受け持つ。
(2)歌舞伎狂言中,あまり重要でない場面。
はば=が利く
――が利・く
その方面で勢力や影響力がある。
はば=を利かせる
――を利か・せる
勢力をふるう。幅を利かす。「町内で―・せる」
はば=を取る
――を取・る
広い場所を占める。
はばからし
はばから・し 【憚らし】 (形シク)
「はばからわし(憚)」に同じ。「善政善政とのみ云ひて,御遊ども―・しく思し召しけんをも見まゐらせて/愚管 6」
はばからわし
はばからわ・し ハバカラハシ 【憚らはし】 (形シク)
遠慮したい状態にある。気がひける。「―・しうおぼせど/浜松中納言 3」
はばかり
はばかり [0] 【憚り】
〔動詞「はばかる」の連用形から〕
(1)おそれつつしむこと。さしひかえること。遠慮。「何の―もなく出入りする」
(2)さしさわりのあること。差しつかえ。支障。「表ざたにするには―がある」
(3)〔人目をはばかる所の意〕
便所。「―へ行く」
(4)「はばかりさま」の略。「母親が汲(クン)で出す茶碗を―とも言はずに受取りて/浮雲(四迷)」
はばかり
はばかり【憚りながら】
I dare say…./Excuse me,but… (失礼だが).
はばかりさま
はばかりさま [0] 【憚り様】
(1)他人に手数をわずらわせたときなどに言う言葉。おそれいります。ご苦労さま。「これはこれは,―でございます」
(2)相手の非難を軽くかわして,皮肉をこめて言い返すときなどに言う言葉。お気の毒さま。「―,あなたのお世話にはなりません」
はばかりさん
はばかりさん [0] 【憚り様】
「はばかりさま」に同じ。主に関西地方で用いられる。
はばかりながら
はばかりながら [5][0] 【憚り乍ら】 (副)
(1)おそれおおいことですが。失礼ですが。出過ぎたことですが。「―,申し上げます」
(2)生意気なようだが。大きな口をきくようだが。「―,これでも作家のはしくれです」
はばかる
はばか・る [3] 【憚る】 (動ラ五[四])
□一□
(1)さしさわりがあるとして,さしひかえる。遠慮する。「人目を―・る」「あたりを―・らぬ高歌放吟」「外聞を―・る」
(2)障害にあって進むことをためらう。「富士の嶺を高み恐(カシコ)み天雲もい行き―・り/万葉 321」
□二□
(1)はばをきかせる。大きな顔をする。「憎まれっ子世に―・る」
(2)いっぱいに広がる。はびこる。「弥陀の身も天のみ空に―・りてよもせばしとや思ひしるらむ/散木奇歌集」
〔□二□は,「幅」を活用させた語とも,「はびこる」からともいう〕
はばかる
はばかる【憚る】
be afraid <of doing> ;hesitate <to do> (躊躇);→英和
refrain from <doing> (遠慮する).人目を〜 be afraid of being seen.〜ところなく openly;→英和
without reserve.
はばき
はばき [0] 【幅木】
壁の床に接する部分に張る横板。靴などで壁を傷つけるのを防ぐ。
はばき
はばき 【脛巾・行纏】
〔「脛穿(ハギハキ)」の転という〕
脛(スネ)に巻き付けてひもで結び,脚を保護して歩行時の動作をしやすくするために用いたもの。後世の脚絆(キヤハン)に当たる。はばきも。「蹈皮(タビ)―脱がせ足洗うて/太平記 2」
脛巾[図]
はばき
はばき [3][0] 【鎺】
「鎺金(ハバキガネ)」に同じ。
はばきがね
はばきがね [3] 【鎺金】
〔人が脛巾(ハバキ)をはいたような形をしていることから〕
刀剣などの刀身が鍔(ツバ)と接する部分にはめる金具。鞘(サヤ)の鯉口いっぱいの幅につくり,刀身が鞘から抜けたり,鞘の内側に触れたりしないように押さえる。
はばきき
はばきき [0][4] 【幅利き】
勢力があること。また,その人。「老妓達はいづれも此の土地の―で/腕くらべ(荷風)」
はばきも
はばきも 【脛巾裳】
「はばき(脛巾)」に同じ。「親王より以下,百寮の諸人,…位冠及び襅(マエモ)・褶(ヒラオビ)・―,着ることなせそ/日本書紀(天武下訓)」
はばし
はば・し 【憚し】 (形シク)
はばかられる。遠慮したくなる。はばからわし。「下臈はいかでかと―・しくいひけるを猶せめとはれて/今物語」
はばせま
はばせま [0] 【幅狭】 (名・形動)
〔「はばぜま」とも〕
普通より幅の狭い・こと(さま)。
はばたき
はばたき [2][4] 【羽撃き・羽搏き】 (名)スル
はばたくこと。「鳥の―」「雄鶏(オンドリ)が―をして時をつくる」
はばたき
はばたき【羽ばたき】
a flutter.→英和
〜する flutter.
はばたく
はばた・く [3] 【羽撃く・羽搏く】 (動カ五[四])
(1)鳥が翼を広げて上下に動かす。「大空に―・く鳥」
(2)人が成長して社会人として活躍し始める。また,自由に行動する。「力強く未来へ―・け」
[可能] はばたける
はばだし
はばだし [0] 【幅出し】
精練・漂白・染色によって縮んだ織物を引き伸ばして一定の幅に仕上げる処理。
はばち
はばち [0][1] 【葉蜂】
膜翅目ハバチ科および近縁の数科に属するハチの総称。体長2〜30ミリメートル。幼虫は植物の葉や茎などを食う。成虫の産卵管はのこぎり状で,これで植物に穴をあけて産卵する。多くは作物や樹木の害虫で,時に大発生する。日本にはニホンカブラハバチ・ツヤヒラタハバチなど約一〇〇〇種が知られる。
はばったい
はばった・い [4] 【幅ったい】 (形)
幅いっぱいに広がっている感じである。偉そうにしている。「変に稜(カド)のある応答(ウケコタエ)をして,―・いやうにしてゐる/多情多恨(紅葉)」
はばつ
はばつ [0] 【派閥】
政党その他の集団の内部において,出身や縁故,特殊な利権などによって結びついた排他的な集まり。「―争い」
はばつ
はばつ【派閥】
a faction.→英和
派閥争い a factional strife;factionalism.派閥解消 elimination of factionalism.
はばとび
はばとび [3][0] 【幅跳び】
跳躍した距離の長さを競う陸上競技。立ち幅跳びと走り幅跳びがある。
はばとび
はばとび【幅跳び】
a broad jump.
はばのり
はばのり [2][0] 【幅海苔】
褐藻類カヤモノリ目の海藻。冬季,潮間帯の岩礁上に群落をつくる。長さは約25センチメートル。長楕円形帯紫褐色。食用。
はばひろい
はばひろ・い [4] 【幅広い】 (形)[文]ク はばひろ・し
(1)横の広がりが大きい。「―・い道路」
(2)関係する範囲が広い。「―・い活動」「―・い知識」
[派生] ――さ(名)
はばびろ
はばびろ [0] 【幅広】 (名・形動)[文]ナリ
〔「はばひろ」とも〕
(1)普通より幅の広い・こと(さま)。「―な単衣(ヒトエ)」「―の紙」
(2)「幅広帯」の略。「茶じゆすの―はさみ結びにして/浮世草子・一代男 1」
はばびろおび
はばびろおび [5] 【幅広帯】
普通より幅広く仕立てた帯。
はばへん
はばへん [0] 【巾偏】
漢字の偏の一。「帆」「帳」などの「巾」の部分。布に関する文字を作る。きんべん。
はばむ
はばむ【阻む】
prevent <a person from doing> ;→英和
check;→英和
oppose.→英和
はばむ
はば・む [2] 【阻む・沮む】
■一■ (動マ五[四])
(1)人などが進もうとするのをさまたげる。「行く手を―・む」「川に進路を―・まれる」「悪天候に―・まれる」
(2)他人がある動作を行おうとしているのをさまたげる。阻止する。「乱開発を―・む」
(3)気力や勇気が衰える。「今は最(モ)う…勇気も―・んだ/浮雲(四迷)」
[可能] はばめる
■二■ (動マ下二)
{■一■(2)}に同じ。「共に留め―・めて,祈ふ所を果さずあらむかと慮ふ/金光明最勝王経(平安初期点)」
はばよせ
はばよせ [0] 【幅寄せ】 (名)スル
(1)運転している車を道路際へ近寄せること。また,並んで走っている車に近づけること。
(2)車を前後に往復運転しながら,駐車位置を横方向に移すこと。
はばり
はばり [0] 【刃針・披鍼】
(1)ランセットに同じ。ひしん。
(2)鍼術(シンジユツ)に用いられる諸刃(モロハ)で先のとがった鍼。ひしん。
はび
はび 【把鼻・巴鼻】
〔牛の鼻に縄を通してつかまえる意〕
(1)物事のとらえどころ。要点。「この―あるは,これ古仏なり/正法眼蔵」
(2)由来。いわれ。「コトバノ―/日葡」
はびき
はびき [0] 【刃引(き)】
刃を引きつぶして,切れないようにした刀。
はびきの
はびきの 【羽曳野】
大阪府中南部にある市。近世,市場町として発達し,現在は住宅地化が進む。山麓や丘陵地で,ブドウ・モモなどの果樹栽培。古市古墳群がある。
はびこる
はびこ・る [3] 【蔓延る】 (動ラ五[四])
(1)草木などが伸びて広がる。「雑草が―・る」
(2)好ましくないものの勢いが盛んになって広がる。「暴力が―・る」
(3)勢威をふるう。「アノ人―・ッテオル/ヘボン」「平氏世を執て九代,…一類天下に―・りて/太平記 11」
(4)満ち広がる。「西に望めば潮海広く―・りて/海道記」
[可能] はびこれる
はびこる
はびこる【蔓延る】
spread;→英和
grow thick;prevail.→英和
はびろ
はびろ [0] 【刃広】
(1)刃物の刃の幅が広いこと。また,その刃物。
(2)斧(オノ)の一種。小形の鉞(マサカリ)。
はふ
はふ [1] 【羽布】
グライダーなどの翼・胴体に張る,軽く密に織った麻布。
はふ
はふ【破風】
《建》a gable.→英和
はふ
はふ [1] 【覇府】
覇者が政治を行う所。また,幕府。
はふ
はふ [0] 【破風・搏風】
屋根の切妻にある合掌形の装飾板。また,それに囲まれた三角形の所。屋根の形式,破風の位置や形によって切妻破風・反り破風・唐破風・千鳥破風などの種類がある。破風板。
はふたつ
はふたつ 【葉二つ】
雅楽の笛の伝説的名器の名。青葉・赤葉の二つがあったところからの名という。
はふづくり
はふづくり [3] 【破風造り】
切妻屋根の両妻に破風を設けたもの。
はふに
はふに 【白粉】
〔「はくふん(白粉)」の転。「はうに」とも〕
おしろい。米を材料として作ったという。「―といふ物むらはけ化粧じて/栄花(御裳着)」
はふらかす
はふらか・す 【放らかす】 (動サ四)
ほうっておく。捨ててしまう。ほうり出す。はふらす。「わが君を,さるいみじき者の中に―・し奉りてば/源氏(玉鬘)」
はふらす
はふら・す 【放らす】 (動サ四)
「はふらかす」に同じ。「身は捨てつ心をだにも―・さじ/古今(雑体)」
はふり
はふり 【羽触り】
⇒はぶれ(羽触)
はふり
はふり 【祝】
神主・禰宜(ネギ)に従って祭祀(サイシ)をつかさどる神職。また,広く神職の総称。はふりこ。はふりべ。「うまさけを三輪の―が斎(イワ)ふ杉手触れし罪か君に逢ひがたき/万葉 712」
はふりこ
はふりこ 【祝子】
(1)「はふり(祝)」に同じ。「―が木綿(ユウ)うち紛(マガ)ひおく霜は/源氏(若菜下)」
(2)巫女(ミコ)。
はふりべ
はふりべ 【祝部】
「はふり(祝)」に同じ。
はふる
はふ・る 【羽振る・翥る】 (動ラ四)
鳥が羽を振る。勢いよく飛ぶ。はばたく。「…嬰児(ミドリコ)の女有り。中庭に匍匐(ハラバ)ふを,鷲擒(ト)りて…東を指して―・りいぬ/霊異記(上訓注)」
はふる
はふ・る 【屠る】 (動ラ四)
体を切ってばらばらにする。ほふる。「その軍士(イクサビト)を斬り―・りき/古事記(中)」
はふる
はふ・る 【放る】
■一■ (動ラ四)
〔「はぶる」とも〕
遠くへ放ちやる。追放する。「大君を島に―・らば/古事記(下)」
■二■ (動ラ下二)
放ち捨てられる。放浪する。落ちぶれる。「かかる道の空にて―・れぬべきにやあらむ/源氏(夕顔)」
はふる
はふ・る 【溢る】 (動ラ下二)
(1)水があふれる。「葦鴨のすだく池水―・るとも/万葉 2833」
(2)雲・浪・風などが生じる。湧(ワ)きおこる。「我(ア)が面の忘れむしだは国―・り嶺(ネ)に立つ雲を見つつ偲はせ/万葉 3515」
はぶ
はぶ [1] 【波布・飯匙倩】
ヘビの一種。猛毒をもつ。全長約2メートル。頭は三角形で大きく,上顎に二本の長い毒牙をもつ。普通,背面は黄褐色で,暗褐色の輪状紋が並ぶ。奄美諸島と沖縄諸島の特産。夜間,カエル・ネズミ・小鳥などを食う。草むらや樹上などにいて,人畜をも攻撃するため恐れられている。南西諸島には他にヒメハブなど三種の近縁種がいるが害は少ない。[季]夏。
はぶ
はぶ 【土生】
姓氏の一。
はぶく
はぶ・く 【羽振く】 (動カ四)
鳥や虫が羽を振る。羽ばたきする。「池の鳥どもの夜もすがら,声々―・き騒ぐ音のするに/更級」
はぶく
はぶ・く [2] 【省く】 (動カ五[四])
(1)必要がないとして取り除く。省略する。「審議を―・いて採決に移る」「説明を―・く」
(2)(余分なものを)取り除いて少なくする。へらす。「手間を―・く」「無駄を―・く」「文字の字画を―・く」
(3)節約する。倹約する。「世のそしりもや,と―・き給へれば/源氏(乙女)」
(4)分配する。「かの庄園を没収(モツシユ)してみだりがはしく子孫に―・く/平家 7」
(5)除名する。「アノ人ワ仲間ヲ―・カレタ/ヘボン」
[可能] はぶける
はぶく
はぶく【省く】
(1)[除く]remove;→英和
omit;→英和
exclude;→英和
leave out.(2)[節する]save <time,trouble> ;→英和
reduce (へらす);→英和
cut down <expenses> .
はぶくら
はぶくら 【羽ぶくら】
矢の,矢羽(ヤバネ)の付いている所。はぶさ。「喉の下まで―責めてぞ立ちたりける/太平記 15」
はぶげんせき
はぶげんせき 【土生玄碩】
(1768?-1848?) 江戸後期の眼科医。安芸の人。名は義寿。幕府奥医師。シーボルトに散瞳薬と引きかえに将軍からの下賜品葵紋の羽織を贈り,シーボルト事件に連座して改易。
はぶさ
はぶさ 【羽房】
「はぶくら」に同じ。「経忠が鎧の引き合はせ―までこそ射こうたれ/平家(一八・長門本)」
はぶし
はぶし 【歯節】
歯ぐき。また,歯。「―にまかせて噛(カジ)りをるじや/歌舞伎・お染久松色読販」
はぶし
はぶし [0][1] 【羽節】
羽の茎。羽茎(ハグキ)。
はぶし=へ出す
――へ出・す
口に出して言う。「友達の義理を思ひ―・さなんだ/浄瑠璃・夏祭」
はぶそう
はぶそう [0] 【波布草】
マメ科の一年草。中国南部原産。江戸時代に渡来,薬用に栽培。茎は高さ約1メートルで,羽状複葉を互生。夏から秋にかけ,葉腋(ヨウエキ)に黄色の蝶形花をつける。豆果は長さ約10センチメートル。汁は蛇毒に効くのでマムシグサともいう。健胃・緩下・解毒薬として煎用し,種子ははぶ茶にする。望江南。
波布草[図]
はぶたえ
はぶたえ [1][2] 【羽二重】
経(タテ)・緯(ヨコ)糸に撚(ヨ)りをかけない生糸を用いて平織りにした,あと練りの絹織物。柔らかく上品な光沢がある。着尺・羽尺・胴裏地などに用いる。
はぶたえはだ
はぶたえはだ [3][5] 【羽二重肌】
色が白くきめ細かで滑らかな肌。もちはだ。「七難を隠くすといふ雪白(ユキジロ)の―/浮雲(四迷)」
はぶたえもち
はぶたえもち [3] 【羽二重餅】
(1)羽二重のように白く滑らかについた餅。
(2)羽二重のように柔らかく製した求肥菓子。福井市産の銘菓。
はぶたえカナキン
はぶたえカナキン [5][6] 【羽二重―】
たて・よこともに綿の細糸で密に織った薄地の綿織物。裏地に用いる。ガス金巾(カナキン)。
はぶちゃ
はぶちゃ【波布茶】
senna tea.
はぶちゃ
はぶちゃ [2] 【波布茶】
ハブソウの種子を炒(イ)って煮出した飲み物。健胃剤とする。また,解毒の作用があるという。市販のものはエビスグサの種子(決明子(ケツメイシ))を代用することが多い。
はぶり
はぶり【羽振りが良い】
be influential[prosperous,successful].
はぶり
はぶり [0] 【羽振(り)】
(1)世間における地位・勢力・人望。主に金力や権力などにいう。「―がよい」
(2)鳥が羽を振ること。「夜もすがら沖のすず鴨―して/夫木 17」
はぶり
はぶり [0] 【葉振り】
葉の形。葉のようす。
はぶり=を利かせる
――を利か・せる
地位・勢力などを利用して,思うように振る舞う。
はぶる
はぶ・る 【葬る】 (動ラ四)
〔「はふる(放)」と同源。「はふる」とも〕
(1)死体を埋葬する。ほうむる。「神葬(カムハブ)り―・り奉れば/万葉 3324」
(2)火葬にする。「薪をつみて―・りて,上に石のそとばを立てけり/著聞 2」
はぶれ
はぶれ 【羽触れ】
はばたいた羽が触れること。はふり。「―に散らす藤波の/万葉 4192」
はへい
はへい [0] 【派兵】 (名)スル
軍隊をある地へ派遣すること。出兵。「海外に―する」
はへん
はへん【破片】
a splinter;→英和
a (broken) piece;a fragment.→英和
はへん
はへん [0] 【破片】
壊れたもののかけら。「ガラスの―」
はへん
はへん [0] 【歯偏】
漢字の偏の一。「齢」「齟」などの「歯(齒)」の部分。
はべめり
はべめ・り (連語)
〔「はべるめり」の音便形「はべんめり」の「ん」の無表記〕
あるようです。「いと怪しき梵字とかいふやうなる跡(=筆跡)に―・れど/源氏(若菜上)」
はべり
はべ・り 【侍り】 (動ラ変)
〔「這(ハ)ひあり」の転かという〕
(1)身分の高い人のそばに仕える。伺侯する。「御前の方に向ひて,後ざまに,誰々か―・る,と問ふこそ,をかしけれ/枕草子 56」
(2)「いる」の意の謙譲語。話し手または話し手に近い人が存在することを,貴人や貴人のいる場所に対して,そのそば近くに居させていただくという気持ちでへりくだっていう。居り申す。「なげかせたてまつらぬほどまで―・らで(=ズット居リ申サズ)/竹取」
(3)「いる」「ある」などの意の丁寧語。話の場全体に対して人や物事の存在を卑下して,丁重に表す気持ちが強い。います。あります。ございます。「(コノ雪ハ)正月の十よ日までは,―・りなむ/枕草子 87」
(4)(補助動詞)
(ア)(会話文に用いて)動詞の連用形またはそれに助詞「て」の付いたもの,形容詞・形容動詞の連用形,体言に断定の助動詞「なり」の連用形「に」の付いたものなどに付いて,動作または叙述を丁重に表現したりへりくだり改まる気持ちをこめて表現したりする。…ております。…ます。…(で)あります。…(で)ございます。「この歌詠み―・らじとなむ思ひ―・るを/枕草子 99」「ちうせい高坏などこそよく―・らめ/枕草子 8」「中納言源ののぼるの朝臣のあふみのすけに―・りけるとき/古今(恋四詞)」
(イ)(地の文に用いて)動詞またはそれに助動詞の付いたものに付いて,丁重さを添えて表す。「こちたき御なからひのことどもは,えぞ数へあへ―・らぬや/源氏(若菜上)」「かの例思ひ出でられ―・りしに/徒然 10」
はべりたぶ
はべりた・ぶ 【侍り給ぶ・侍り賜ぶ】 (連語)
〔動詞「はべり」に補助動詞「たぶ」の付いたもの〕
補助動詞的に用いられる。他の動詞の連用形に付いて,その動作の主体を尊敬する意を表すとともに,丁寧に表現するのに用いられる。…なさっていらっしゃいます。「かのきみ…孔雀・鸚鵡鳴かぬばかりにてなむ住み―・ぶ/宇津保(吹上・上)」
はべりたまう
はべりたま・う 【侍り給ふ】 (連語)
〔動詞「はべり」に補助動詞「たまふ」の付いたもの〕
補助動詞的に用いられる。他の動詞の連用形に付いて,その動作の主体を尊敬する意を表すとともに,丁寧に表現するのに用いられる。…なさっていらっしゃいます。「心苦しき女子(オンナゴ)どもの御上をえ思ひ捨てぬとなむ歎き―・ふ/源氏(橋姫)」
はべりとうぶ
はべりとう・ぶ 【侍り給ぶ・侍り賜ぶ】 (連語)
〔動詞「はべり」に補助動詞「とうぶ」の付いたもの〕
補助動詞的に用いる。他の動詞の連用形に付いて,その動作の主体を尊敬する意を表すとともに,丁寧に表現するのに用いられる。…なさっていらっしゃいます。「おほし,かいもとのあるじ,甚だ非常(ヒゾウ)に―・ぶ/源氏(乙女)」「やむごとなき家の男が前にてだにかく申し―・べば/宇津保(嵯峨院)」「あえものになむ,なげき―・びし/源氏(常夏)」
はべる
はべ・る [2] 【侍る】 (動ラ五)
〔ラ変動詞「侍り」の五段化したもの〕
世話をしたりするためにそば近くにひかえている。「おそばに―・る」「宴席に―・る芸者」
[可能] はべれる
はほん
はほん [0] 【端本】
数冊でひとそろいとなる本の,何冊かが欠けているもの。特に,残っている部分が少ない場合をいう。零本。
⇔完本
はほん
はほん【端本】
an odd volume[number].
はぼう
はぼう [0] 【破帽】
やぶれた帽子。「弊衣(ヘイイ)―」
はぼうき
はぼうき 【羽箒】
(1)鳥の羽で作った小さなほうき。はねぼうき。鳥ぼうき。
(2)家紋の一。{(1)}を図案化したもの。違い羽箒・抱き羽箒などがある。
はぼうほう
はぼうほう ハバウハフ 【破防法】
「破壊活動防止法」の略。
はぼうほう
はぼうほう【破防法】
the Subversive Activities Prevention Law.
はぼく
はぼく [0] 【破墨】
水墨画の技法の一。淡墨の上に濃墨を加え,濃淡を表すもの。中国,盛唐に始まり,描線を重んじた伝統絵画に大きな変化をもたらした。
→溌墨(ハツボク)
はぼたん
はぼたん【葉牡丹】
an ornamental cabbage.
はぼたん
はぼたん [2] 【葉牡丹】
アブラナ科の越年草。キャベツの一品種。葉は結球せず,冬季には内側の葉が紅・白・紫などに変色して美しい。観賞用。[季]冬。
はぼまいしょとう
はぼまいしょとう ハボマヒシヨタウ 【歯舞諸島】
北海道の東,根室半島納沙布(ノサツプ)岬から色丹(シコタン)島にかけての海域に連なる諸島。付近はコンブなどの好漁場。第二次大戦後はソ連(のちロシア連邦)の占領下にある。
はま
はま【浜(辺)】
a seashore;→英和
a beach.→英和
はま
はま [1] 【破魔】
(1)〔仏〕 悪魔の魔力を打ち破ること。
(2)破魔矢の的。わら縄をまるめて円座のような形に作ったもの。
(3)「破魔弓」に同じ。
はま
はま [1] 【蛤】
〔もと女房詞〕
「はまぐり」の略。「焼き―」
はま
はま [2] 【浜】
(1)海・湖などの水ぎわに沿った平地。浜辺。
(2)囲碁で,「揚げ浜」の略。
→あげいし
(3)「横浜」の略。「―っ子」
(4)近世,大坂で,河岸(カシ)をいう。「―まで歩み西ひがし/浄瑠璃・重井筒(中)」
はまあざみ
はまあざみ [3] 【浜薊】
キク科の多年草。アザミの一種で,暖地の海岸の砂地に生える。高さは約40センチメートル。葉は肉質で光沢がある。九月頃,枝頂に紅紫色の頭花をつける。根は牛蒡(ゴボウ)のようで食べられる。ハマゴボウ。
はまいで
はまいで 【浜出】
幸若舞の一。作者未詳。左衛門司に任ぜられた梶原源太が,鎌倉で祝宴をはり,浜に出て船上に舞台を設けて歓を尽くすというもの。蓬莱山(ホウライサン)。
はまうた
はまうた [2] 【浜唄】
(1)漁師が浜辺で仕事をしながらうたう唄。
(2)歌舞伎の下座唄(ゲザウタ)の一。海浜の雰囲気を出すために用いるもの。
はまうち
はまうち [2] 【破魔打ち】
正月に行う年占(トシウラ)競技の一。わらや木で作った破魔{(2)}を投げ上げて射落としたり,転がすのをさまたげたりして競技し,その結果で占う。
はまうつぼ
はまうつぼ [3] 【浜靫】
ハマウツボ科の寄生植物。主としてカワラヨモギの根に寄生する。全体に淡黄褐色を呈する。茎は太く,高さ約15センチメートルで,鱗片状の葉が数個つく。五月頃,茎頂に淡紫色の唇形花を穂状につける。
はまえん
はまえん [2] 【浜縁】
「浜床(ハマユカ){(2)}」に同じ。
はまえんどう
はまえんどう [3] 【浜豌豆】
マメ科の多年草。海岸の砂地に自生。高さは約40センチメートル。葉は羽状複葉で托葉があり,中軸の先は巻きひげとなる。五月頃,葉腋(ヨウエキ)に紅紫色の蝶形花をつける。豆果はエンドウに似る。[季]夏。
はまお
はまお ハマヲ 【浜尾】
姓氏の一。
はまおあらた
はまおあらた ハマヲ― 【浜尾新】
(1849-1925) 教育行政家。但馬(タジマ)の人。東大総長・第二次松方内閣文相・枢密院議長などを歴任。
はまおか
はまおか ハマヲカ 【浜岡】
静岡県南部,小笠(オガサ)郡の町。遠州灘に臨み,浜岡砂丘が発達。北部の牧ノ原では茶を栽培。原子力発電所がある。
はまおぎ
はまおぎ [2][0] 【浜荻】
(1)葦(アシ)の異名。「難波の蘆は伊勢の―/菟玖波(雑三)」
(2)浜辺に生える荻。「神風の伊勢の―折り伏せて/万葉 500」
はまおもと
はまおもと [3] 【浜万年青】
ハマユウの別名。[季]夏。
はまおり
はまおり [0] 【浜降り】
(1)祭りに参加するときや災いが身にふりかかったときなどに,海辺で禊(ミソギ)をすること。
(2)神輿(ミコシ)を海辺に渡御(トギヨ)させること。関東地方の海岸部の神社の祭礼に多くみられる。
はまかいどう
はまかいどう 【浜街道】
近世の街道の一。江戸から水戸を経て太平洋岸沿いに陸前岩沼に至り,奥州街道に合する。陸前浜街道。
はまかぜ
はまかぜ [0][2] 【浜風】
浜辺に吹く風。浜辺から吹く風。
はまかんざし
はまかんざし [3] 【浜簪】
アルメリアの別名。
はまがわ
はまがわ 【浜側】
(1)浜に沿った側。
(2)近世,大坂で,道の川岸寄りの方。「―でししなさるも/滑稽本・膝栗毛 8」
はまき
はまき【葉巻】
a cigar.→英和
はまき
はまき [0] 【葉巻】
葉を刻まずに全葉を固く巻いて棒状にしたタバコ。葉巻タバコ。シガー。
はまきた
はまきた 【浜北】
静岡県西部,天竜川下流の西岸にある市。オートバイと自動車部品工場,繊維業などが発達。植木を特産。
はまきむし
はまきむし [3] 【葉捲虫】
樹木の葉を丸く巻き,その中にすむ虫の総称。セセリチョウ・ハマキガの幼虫など。
はまぎく
はまぎく [2] 【浜菊】
キク科の多年草。本州の関東北部から東北地方の太平洋沿岸に自生し,庭にも植える。茎は高さ約80センチメートル。葉はへら形で厚い。秋,枝頂に径約6センチメートルの花をつける。花は白色で,中心の管状花は黄色。
はまぐち
はまぐち 【浜口】
姓氏の一。
はまぐちおさち
はまぐちおさち 【浜口雄幸】
(1870-1931) 政治家。高知県生まれ。東大卒。立憲同志会・憲政会に参加。衆議院議員。蔵相・内相を経て立憲民政党の総裁となり1929年(昭和4)組閣。緊縮財政・金解禁を実施,ロンドン軍縮条約に調印。30年東京駅頭で右翼に狙撃され,翌年死亡。
はまぐちごりょう
はまぐちごりょう 【浜口梧陵】
(1820-1885) 幕末の志士・実業家。紀伊の人。七代目儀兵衛。家業は銚子の醤油醸造業。開国論を唱え,紀州藩藩政に関与,社会事業にも貢献。
はまぐり
はまぐり【蛤】
a clam.→英和
はまぐり
はまぐり [2] 【蛤・文蛤・蚌】
(1)〔「浜栗」の意という〕
海産の二枚貝。貝殻は丸みをおびた三角形で,表面は平滑で光沢がある。色彩は変化が多いが,黄褐色の地に栗色の紋様のあるものが多い。内面は白色で陶器質。肉は食用とし,貝殻は焼いて胡粉(ゴフン)を作る。日本では北海道南部以南の内湾の砂泥にすむ。養殖も盛ん。[季]春。《―を掻く手にどゞと雄波かな/虚子》
(2){(1)}の貝殻。貝合わせに用いたり,膏薬(コウヤク)を入れる容器として用いた。
(3)女陰をいう。「お前の―ならなほうまからう/滑稽本・膝栗毛 5」
はまぐり=能(ヨ)く気を吐(ハ)いて楼台(ロウダイ)をなす
――能(ヨ)く気を吐(ハ)いて楼台(ロウダイ)をなす
〔史記(天官書)〕
古く中国で,大蛤(=蜃(シン))が吐く気で海中から楼台の形があらわれるとされていたこと。
→蜃気楼(シンキロウ)
はまぐりごもん
はまぐりごもん 【蛤御門】
京都御所外郭門の一。西側の下立売御門の北,中立売御門の南にある。
はまぐりごもんのへん
はまぐりごもんのへん 【蛤御門の変】
1864年7月,前年の八月一八日の政変で京都を追われた長州藩が,形勢挽回(バンカイ)のため京都に兵を進め,会津・薩摩藩などの兵と蛤御門付近で交戦して敗れた事件。禁門の変。
→長州征伐
はまぐりなべ
はまぐりなべ [5] 【蛤鍋】
蛤のむき身と焼豆腐・ねぎなどを味噌または塩で味をつけ,煮ながら食べる鍋料理。はまなべ。
はまぐりば
はまぐりば [4] 【蛤刃】
刃物の,鎬(シノギ)から刃までの間を蛤の貝殻のようなふくらみをもたせて研ぎ上げたもの。丸刃。
はまぐるま
はまぐるま [3] 【浜車】
(1)植物ネコノシタの別名。
(2)植物クマノギクの別名。
はまごう
はまごう [2] 【蔓荊】
クマツヅラ科の落葉低木。海岸の砂地に自生。茎は砂上をはい,高さ50センチメートル内外の枝を立てる。葉は対生し,灰緑色の楕円形。夏,枝頂に青紫色の唇形花を多数つける。果実は球形,漢方で蔓荊子(マンケイシ)と称し鎮痛・強壮剤などとする。ハマツバキ。
蔓荊[図]
はまささげ
はまささげ 【雲実】
ジャケツイバラの古名。[本草和名]
はまさじ
はまさじ [2][0] 【浜匙】
イソマツ科の越年草。海岸の砂地に自生。葉はさじ形で質厚く,地に放射状に広がる。高さ約50センチメートル。秋,枝先に黄色の小花を穂状につける。
はましおん
はましおん [3] 【浜紫苑】
ウラギクの別名。
はましぎ
はましぎ [0] 【浜鷸】
チドリ目シギ科の鳥。全長約20センチメートル。頸(クビ)が短くくちばしが長い。背面は夏は赤褐色,冬は灰褐色。ユーラシア北部で繁殖する。日本には冬鳥または旅鳥として多数渡来し,干潟や川岸に群れをなす。
はましばい
はましばい [3] 【浜芝居】
近世,大坂の道頓堀や天満の河岸にかけた小芝居。
はまじ
はまじ [0] 【浜路】
浜辺の道。浜伝いの道。はまみち。
はますげ
はますげ [2] 【浜菅】
カヤツリグサ科の多年草。海岸・川岸などに群生。高さ15〜40センチメートル。葉は線形。七〜一〇月,上端に赤褐色の花穂を数個つける。塊茎を香附子(コウブシ)の名で肝臓病・婦人病などの薬用にする。クグ。
はますさ
はますさ [2] 【浜苆・浜寸莎】
古い漁網や船の古綱などの麻縄を切り解いて作ったすさ。
はますどり
はますどり 【浜州鳥】 (枕詞)
渚(ナギサ)にいる鳥の歩き方から,「足悩(アナユ)む」にかかる。「―足悩む駒の惜しけくもなし/万葉 3533」
はまぜり
はまぜり [2] 【浜芹】
セリ科の越年草。海岸の砂地に生える。太い直根がある。高さ約20センチメートル。葉は羽状複葉。八〜一〇月,枝先に白色の小花を散状に密生する。果実は丸く,漢方で薬用にする。ハマニンジン。
はまだ
はまだ 【浜田】
姓氏の一。
はまだ
はまだ 【浜田】
島根県中西部,日本海に面する市。近世,古田氏のち松平氏六万石の城下町。近海漁業の基地。水産加工業も盛ん。
はまだい
はまだい [2] 【浜鯛】
スズキ目の海魚。全長約1メートル。体は紡錘形で側扁する。目が大きく,尾びれの上下両端が長い。背部は鮮紅色で,腹部は銀白色。食用にして美味。本州中部以南のやや深海に分布。オナガ。アカチビキ。
はまだいこん
はまだいこん [3] 【浜大根】
アブラナ科の越年草。ダイコンが野生化したもので,海岸の砂地に生える。高さ約50センチメートル。根は太くならず,かたくて食用にならない。
はまだくにまつ
はまだくにまつ 【浜田国松】
(1868-1939) 政治家。三重県生まれ。1904年(明治37)以来衆議院議員当選一二回。25年(大正14)政友会に入党。34(昭和9)〜36年衆院議長。37年軍部の政治関与を批判して,寺内寿一陸相との間にいわゆる腹切り問答を展開した。
はまだこうさく
はまだこうさく 【浜田耕作】
(1881-1938) 考古学者。大阪生まれ。京大総長。号,青陵。日本にアカデミックな考古学を導入。日本をはじめ中国・朝鮮の考古学的踏査を行い,多数の調査報告書を著す。美術史などの研究論文も多い。主著「通論考古学」
はまだしょうじ
はまだしょうじ 【浜田庄司】
(1894-1978) 陶芸家。神奈川県生まれ。本名,象二。栃木県益子(マシコ)に住し,日常雑器を主とする益子焼の民芸風な味わいを高めた。
はまだひこぞう
はまだひこぞう 【浜田彦蔵】
(1837-1897) 幕末・明治の貿易商。播磨の人。通称はジョセフ=ヒコ。1850年航海中難破,アメリカ船に救助されて渡米,帰化。59年通訳として帰国,日米外交交渉に参画した。64年横浜で英字新聞を訳出した「海外新聞」を発行。アメリカ彦蔵。
はまだひろすけ
はまだひろすけ 【浜田広介】
(1893-1973) 児童文学者。山形県生まれ。本名,広助。早大卒。人間の善意をテーマとした抒情性豊かな童話で親しまれる。童話集「むく鳥の夢」「泣いた赤鬼」など。
はまだやひょうえ
はまだやひょうえ 【浜田弥兵衛】
江戸初期の朱印船貿易商。末次船の船長。1628年,台湾での日本人の貿易を抑圧しようとしたオランダの総督に対して,武装した日本人四七〇人を率いて台湾に渡り,謝罪させ,貿易再開に成功した。生没年未詳。
はまだらか
はまだらか [4] 【羽斑蚊】
ハマダラカ亜科に属する蚊の総称。体長約5ミリメートル。はねに黒色斑紋があるものが多い。静止するときは尾を上げる。マラリア病原虫を媒介する重要衛生害虫。日本にはシナハマダラカ・ヤマトハマダラカなど十余種がいるが,現在マラリアの発生はない。
はまち
はまち【魬】
《魚》a young yellowtail.
はまち
はまち [0] 【刃区】
刀の,刀身と茎(ナカゴ)の境にある区(マチ)で刃の側の区。
⇔棟区(ムネマチ)
はまち
はまち [0] 【魬】
ブリの成長に応じた呼称。全長40センチメートル内外のもの。
〔多く関西地方でいい,関東地方では養殖のブリをいうことが多い〕
→鰤(ブリ)
はまちどり
はまちどり【浜千鳥】
a plover.→英和
はまちどり
はまちどり [3] 【浜千鳥】
(1)浜辺にいる千鳥。[季]冬。
(2)和歌では浜千鳥が浜辺につけた足跡の意から,「あと」「行方(ユクエ)」などの語を導く。「忘られむ時しのべとぞ―行方も知らぬ跡をとどむる/古今(雑下)」「―跡やたづぬるしるべなるらむ/後撰(恋四)」
はまちゃ
はまちゃ [2] 【浜茶】
カワラケツメイの茎・葉を陰干しし,刻んで茶の代用とするもの。豆茶。ねむちゃ。弘法茶。
はまちりめん
はまちりめん [3][0] 【浜縮緬】
「長浜(ナガハマ)縮緬」の略。
はまぢしゃ
はまぢしゃ [2][0] 【浜萵苣】
ツルナの別名。
はまつばき
はまつばき [3] 【浜椿】
ハマゴウの異名。
はまて
はまて [0][3] 【浜手】
浜の方。浜べ。
はまでら
はまでら 【浜寺】
大阪府堺市から高石市にかけての臨海地区。歌枕として名高い高師(タカシ)の浜の一部。景勝地で浜寺公園があり海水浴場として知られたが,現在は臨海工業地。
はまどおり
はまどおり [3] 【浜通り】
(1)海岸にある通り。
(2)福島県東部,太平洋に面する地域名。関東と陸奥(ムツ)を結ぶ浜海道が通じていた。
はまなこ
はまなこ 【浜名湖】
静岡県南西部にある湖。面積約69平方キロメートル。1498年の地震に伴う津波で今切(イマギレ)口が生じ,遠州灘と通じて汽水湖となった。ウナギの養殖で知られる。近つ淡海(チカツオウミ)(琵琶湖)に対して,遠淡海(トオツオウミ)と呼ばれた。
はまなし
はまなし [2] 【浜梨】
ハマナスの別名。
はまなす
はまなす [0][2]
バラ科の落葉低木。本州北部・北海道の海岸に群生し,庭木ともされる。枝は太く,密にとげがある。葉は羽状複葉。六,七月ごろ,枝頂に径約7センチメートルの紅色の五弁花をつける。果実は扁球形で梨(ナシ)に似た味がする。ハマナシ。漢名,玫瑰(マイカイ)。[季]夏。
〔「玫瑰の実」は [季]秋〕
はまなっとう
はまなっとう [3] 【浜納豆】
納豆の一。煮た大豆に小麦粉をまぶして発酵させ,塩水に漬け込んだのち干した塩辛い食品。糸は引かない。遠江(トオトウミ)国の大福寺で作り始めたという。浜名納豆。大福寺納豆。
はまなつめ
はまなつめ [3] 【浜棗】
クロウメモドキ科の落葉低木。暖地の海岸に生える。葉は広卵形で,ナツメの葉に似る。八,九月,葉腋(ヨウエキ)に淡緑色の小花を数個ずつつけ,半球形の果実を結ぶ。
はまなでしこ
はまなでしこ [4] 【浜撫子】
ナデシコ科の多年草。海岸の岩石地に生える。高さ約40センチメートル。葉は対生し,卵形で厚く光沢がある。夏,枝先にナデシコに似た赤紫色の五弁花が多数かたまってつく。フジナデシコ。
はまななっとう
はまななっとう [4] 【浜名納豆】
「浜納豆(ハマナツトウ)」に同じ。
はまなのはし
はまなのはし 【浜名の橋】
現在の静岡県浜名郡,浜名湖の出口の浜名川に架けてあった橋。焼失などのために何度も架け替えられ,地震による地形の変化で廃絶。((歌枕))「あづまぢの―を来て見れば昔恋しき渡りなりけり/後拾遺(羇旅)」
はまなべ
はまなべ [0][3] 【蛤鍋】
「はまぐりなべ(蛤鍋)」の略。[季]春。
はまなりしき
はまなりしき 【浜成式】
〔著者,藤原浜成の名による〕
「歌経標式(カキヨウヒヨウシキ)」の別名。
はまにがな
はまにがな [4] 【浜苦菜】
キク科の多年草。海岸の砂地に生える。茎は砂中を長くはい,深く三〜五裂した質の厚い葉を砂上に出す。五〜七月,花茎の先に径約3センチメートルの黄色の頭状花を数個つける。
はまにんじん
はまにんじん [3] 【浜人参】
ハマゼリの別名。
はまにんにく
はまにんにく [3] 【浜蒜】
イネ科の多年草。海岸の砂地に群生。葉はニンニクに似た線形で,やや質が厚い。夏,高さ約80センチメートルの茎の先に白緑色の花穂を立てる。テンキ。
はまね
はまね [2] 【浜値】
水揚げされた水産物の,港で取引される値段。
はまのまさご
はまのまさご 【浜の真砂】
浜にある砂。数え尽くせないことから数の多いことにたとえていう。「ありそ海の―とたのめしは忘るる事の数にぞありける/古今(恋五)」
はまひるがお
はまひるがお [3] 【浜昼顔】
ヒルガオ科の多年草。海岸の砂地に生える。茎は地をはって長く伸びる。ヒルガオに似ているが,葉は質厚く光沢がある。初夏,径約5センチメートルの淡紅色の花をつける。[季]夏。
はまびし
はまびし 【浜菱】
ハマビシ科の一年草。暖地の海岸の砂地に生える。茎は地をはう。葉は羽状複葉。夏,葉腋(ヨウエキ)に黄色の小五弁花をつける。果実は太いとげがあり,熟すと五片に分かれ,各片はヒシの実に似る。漢方で果実を蒺蔾子(シツリシ)といい,強壮薬とする。
はまびらき
はまびらき [3] 【浜開き】
「海開き」に同じ。
はまべ
はまべ [0][3] 【浜辺】
浜のあたり。浜。海辺。はまび。
はまべのうた
はまべのうた 【浜辺の歌】
日本歌曲。林古渓の詩に成田為三が作曲。1918年(大正7)刊の「セノオ楽譜」に発表。「あした浜辺をさまよえば…」
はまべのぎく
はまべのぎく [4] 【浜辺野菊】
キク科の多年草。海岸の砂地に生える。茎は地をはい,葉はさじ形で質が厚い。夏から秋に枝頂に頭状花をつける。舌状花は紫色,中心の管状花は黄色。
はまべのくろひと
はまべのくろひと 【浜辺黒人】
(1717-1790) 江戸中期の狂歌師。本名,斯波孟雅(タケマサ)。通称,三河屋半兵衛。江戸本芝の本屋。入花(ニユウカ)の制度の創始者ともいわれる。著「初笑不琢玉(ハツワライミガカヌタマ)」「狂歌栗の下風」など。
はまべんけいそう
はまべんけいそう [0] 【浜弁慶草】
ムラサキ科の多年草。本州北部・北海道などの海岸の砂地に生える。全体に多肉質。夏,枝先に青紫色の鐘形花を数個つける。
はまぼう
はまぼう [2] 【黄槿】
アオイ科の落葉低木。暖地の海岸付近に生える。高さ約2メートル。葉は卵円形。夏,枝先に淡黄色のアオイに似た美しい花をつける。
はまぼうふう
はまぼうふう [3] 【浜防風】
セリ科の多年草。海岸の砂地に生える。根茎は太く長い。葉は羽状複葉で放射状に広がる。夏,茎頂に白色の小花を密集する。若葉は刺身のつま,根は咳止めなどの薬用にする。八百屋防風。伊勢防風。
浜防風[図]
はまぼっす
はまぼっす [3] 【浜払子】
サクラソウ科の越年草。海岸に生える。全体に肉質。高さ10〜30センチメートル。葉はへら形で光沢がある。夏,茎頂に白色の小花を密につけ,丸い蒴果(サクカ)を結ぶ。
はままつ
はままつ 【浜松】
静岡県西部,浜名湖と天竜川の間にある市。徳川家康が居城を置いた地で,近世は水野氏・井上氏など譜代大名の城下町。東海道の宿場町。近年は繊維・楽器・自動車などの工業が盛ん。
はままついかだいがく
はままついかだいがく 【浜松医科大学】
国立大学の一。1974年(昭和49)に設立。本部は浜松市。
はままつちゅうなごんものがたり
はままつちゅうなごんものがたり 【浜松中納言物語】
物語。五巻。首巻を欠く。菅原孝標女(タカスエノムスメ)作と伝える。1053年頃成立か。浜松中納言の唐土にまで及ぶ恋愛を描き,夢と転生に関する叙述が多い。御津(ミツ)の浜松。
はまや
はまや [2] 【破魔矢】
(1)破魔弓{(1)}につがえて放つ矢。今は正月の縁起物。[季]新年。
(2)棟上げ式に,破魔弓{(2)}とともに屋上に立てる二本の矢形の飾り。
はまやき
はまやき [0] 【浜焼(き)】
新鮮な尾頭付きの魚を,浜で塩焼きにしたもの。主にタイを用いる。本来は,製塩中の熱い塩にとれたばかりのタイを埋めて蒸し焼きにしたもの。
はまゆう
はまゆう [2] 【浜木綿】
ヒガンバナ科の常緑多年草。暖地の海岸の砂浜に生え,栽培もされる。葉は肉質で根生し,オモトの葉に似る。夏,高さ約70センチメートルの太い花茎の先に香りのよい白花を十数個開く。花被片は細長くそり返る。ハマオモト。[季]夏。
浜木綿[図]
はまゆか
はまゆか [0] 【浜床】
(1)寝殿造りの母屋に置かれた方形の台。畳を敷き,四隅に柱を建て帳(トバリ)を垂らして寝所などとする。
(2)神社などの向拝の階段下にある板敷の縁。浜縁。
はまゆみ
はまゆみ [2] 【破魔弓・浜弓】
(1)破魔{(2)}を射るための弓。形式化して正月の縁起物となり,江戸時代には細長い板に弓矢を飾りつけ,その下に戦(イクサ)人形などの押し絵をはって男児への贈り物とした。[季]新年。
(2)棟上げ式のとき,破魔矢{(2)}とともに屋上に立てる二張の弓形の飾り。破魔。
はまり
はまり [0] 【嵌まり・填まり】
(1)はまること。「―が悪い」
(2)当てが外れること。見込み違い。「誓紙を真受けにして,請け出さるるなら大きな―なるべし/浮世草子・禁短気」
(3)女色におぼれること。女に迷って失敗すること。「我物にして行くは久七が―也/浮世草子・五人女 2」
(4)相手の計略にかかること。「これは興がる―なれども,君子二言なし/浮世草子・御前義経記」
(5)失費。物入り。「惜しいかなこの時大分の―多く/浮世草子・禁短気」
はまりきゅう
はまりきゅう 【浜離宮】
東京都中央区にある旧離宮。もと松平綱重の下屋敷で,その子家宣が六代将軍になるとその別荘となり,浜御殿と呼ばれた。明治時代に宮内省の所管となり浜離宮といい,第二次大戦後東京都に下賜され浜離宮恩賜庭園となった。海水を利用した汐入り形式の大泉水中心の回遊式庭園がある。
はまりやく
はまりやく [0] 【嵌まり役】
その人に最もあった役。適役。「助六は彼の―だ」
はまる
はま・る [0] 【嵌まる・填まる】 (動ラ五[四])
(1)ぴったり合ってはいる。
(ア)穴・枠・溝などの内側に物がはいる。「網戸の―・った窓」「ボタンが―・らない」
(イ)物の外側に収まる。「蛇口にホースが―・らない」
(2)川・池などに落ち込む。「深みに―・る」「溝に―・る」「果は借金の淵(フチ)に―・り/浮雲(四迷)」
(3)計略にかけられる。「わなに―・る」「思うつぼに―・る」
(4)条件にぴったり合う。適合する。あてはまる。「役に―・っている」
(5)(「型にはまる」の形で)行動・表現などが類型的である。「型に―・った文章」「型に―・った教育」
(6)専念する。また,夢中になって身動きがとれなくなる。「世間ノ事ニ―・ル/日葡」「粋らしき男は―・らせ/浮世草子・一代男 6」
〔「はめる」に対する自動詞〕
[可能] はまれる
はまる
はまる【嵌まる】
fit <into a hole> (ぴったりはいる);→英和
fall into <a trap> (陥る).嵌まり込む stick in <the mud> ;be involved in <an affair> .‖嵌まり役 ⇒適役.
はまれんげ
はまれんげ [3] 【浜蓮華】
ウルップソウの別名。
はみ
はみ [2][1] 【食み】
〔動詞「食(ハ)む」の連用形から〕
(1)「食(ハ)み跡(アト)」の略。
(2)「はみもの(食物)」に同じ。[日葡]
はみ
はみ [1] 【馬銜】
〔「はみ(食)」と同源〕
(1)轡(クツワ)の,馬の口にくわえさせる部分。
→轡
(2)荒馬を静めるため,口にくわえさせ頭に回して縛る縄。
はみ
はみ 【蝮】
マムシの古名。[和名抄]
はみあと
はみあと [0] 【食み跡】
鮎が川底の岩石についたケイ藻類を食い取った跡。はみ。
はみかえる
はみかえ・る 【食み返る】 (動ラ四)
(1)食べて帰る。また,食べに戻る。「まこも草あさりし駒の―・るらむ/頼政集」
(2)魚が水面に浮かんで呼吸し,また水中にもどる。「このいるか―・り候はば,源氏亡び候ふべし/平家 11」
(3)(「癁る」とも書く)病気がぶりかえす。「聞けば跡から―・る,そもいかなる病ぞや/浄瑠璃・天の網島(中)」
はみがき
はみがき [2] 【歯磨き】
(1)歯を磨いてきれいにすること。
(2)歯を磨くときに使う粉状やペースト状のもの。リン酸カルシウム・炭酸カルシウムを主成分に,香料などを添加して作る。
はみがき
はみがき【歯磨】
tooth powder;toothpaste.→英和
はみず
はみず [0] 【葉水】
盆栽・鉢植えの植物の葉に水をかけること。
はみだし
はみだし [0] 【食み出し】
(1)はみだすこと。また,はみだしたもの。「―者」
(2)「食み出し鍔(ツバ)」の略。
はみだしつば
はみだしつば [4] 【食み出し鍔】
鞘(サヤ)と柄の間にわずかにはみ出ているような小さな鍔。主として短刀に用いる。はみだし。
はみだす
はみだす【はみ出す】
protrude;→英和
stick out <of> ;be forced out <of> ;be crowded out <of> (満員で).
はみだす
はみだ・す [3] 【食み出す】 (動サ五[四])
一部がある範囲や制限の外に出る。おさまりきらずに外に出る。はみでる。「定員から一〇名―・す」「ロッカーから―・した荷物」
はみでる
はみ・でる [3] 【食み出る】 (動ダ下一)
「はみだす」に同じ。「会場から―・でた人たち」「綿の―・でた座布団」
はみもの
はみもの 【食物】
食べるもの。しょくもつ。[日葡]
はみ出す
はみだす【はみ出す】
protrude;→英和
stick out <of> ;be forced out <of> ;be crowded out <of> (満員で).
はむ
は・む [1] 【食む】 (動マ五[四])
(1)食物をかむ。たべる。くう。「牛が草を―・む」「瓜―・めば子ども思ほゆ/万葉 802」
(2)禄や知行をもらう。「四十歳にして既に阿部家の禄を―・んだ/伊沢蘭軒(鴎外)」
(3)害する。そこなう。「骨肉相―・む」「小さき虫ありて,鼻より入りて脳を―・む/徒然 149」
はむ
はむ 【鱧】
ハモの古名。[和名抄]
はむ
は・む 【嵌む・填む】 (動マ下二)
⇒はめる
はむかう
はむかう【刃向かう】
oppose;→英和
resist.→英和
はむかう
はむか・う [3] 【歯向かう・刃向かう】 (動ワ五[ハ四])
〔刃物を持ったり,歯をむき出したりして,向かってゆく意から〕
強いもの,力のあるものに反抗して向かってゆく。逆らう。てむかう。「権力に―・う」
[可能] はむかえる
はむき
はむき
おせじ。へつらい。「ほかの客をそしり,―をいふも/洒落本・傾城買四十八手」
はむく
はむ・く (動カ四)
お世辞をいう。へつらう。「お客も船宿衆につれるもんだよ,と半兵衛に―・く/洒落本・嘉和美多里」
はむく
はむ・く 【歯向く・刃向く】 (動カ四)
はむかう。敵対する。「―・いたる兵は四方へばつとぞ逃げにける/謡曲・景清」
はむし
はむし [0] 【葉虫・金花虫】
甲虫目ハムシ科に属する昆虫の総称。体長1〜20ミリメートルの小形の甲虫。形は多様。色は緑・黒・赤などで,美しいものが多い。幼虫・成虫とも植物を食い,農林業の害虫も多い。日本にはウリハムシ・クルミハムシなど約五〇〇種が知られる。
はむし
はむし [0] 【羽虫】
(1)ハジラミの別名。
(2)ハアリの通称。
はむしゃ
はむしゃ 【端武者・葉武者】
とるに足らぬ武者。雑兵(ゾウヒヨウ)。「―共に目なかけそ/平治(中)」
はむら
はむら 【羽村】
東京都西部の市。多摩川をせき止めた羽村堰は玉川上水の取水口。都市化が進行。
はむら
はむら [0] 【葉叢】
生い茂っている草木の葉。
はむろ
はむろ 【葉室】
姓氏の一。
はむろときなが
はむろときなが 【葉室時長】
平安末期・鎌倉初期の学者。民部少輔,また大納言に累進ともいう。「保元物語」「平治物語」「平家物語」の作者に擬せられるが未詳。生没年未詳。
はめ
はめ 【馬銜】
⇒はみ(馬銜)
はめ
はめ【羽目】
[羽目板]a panel;→英和
a wainscot (腰羽目).→英和
苦しい〜に陥る get into a difficulty.→英和
〜をはずして騒ぐ make merry.
はめ
はめ [2] 【羽目】
(1)建物などの板張りで,板を平坦に張ったもの。また,その板。板羽目。
→下見(シタミ)
(2)(「破目」とも書く)好ましくない,または追いつめられた状況・事態。「世話役を引き受ける―になった」「のっぴきならない―に陥る」
はめ=を外(ハズ)す
――を外(ハズ)・す
調子にのって度をすごす。「つい飲みすぎて―・す」
〔「はめ」は「はみ(馬銜)」の転で,「はみ」を外して馬を自由にする意からとも〕
はめあい
はめあい [0] 【嵌め合い】
機械部品の,互いにはまり合う丸い穴と軸について,機能に適するように公差や上下の寸法差を定めること。かんごう。
はめいた
はめいた [0] 【羽目板】
羽目に張った板。はめ。
はめえ
はめえ [0][2] 【嵌め絵】
ジグソー-パズル。
はめきざいく
はめきざいく [4] 【嵌め木細工】
一枚の板に,色や木目のちがった板をはめこんで,絵や模様を表す細工。木象嵌(モクゾウガン)。はめき。
はめく
はめく [0] 【陥句・填句】
(1)歌作・詩作にあたり,作品中に古歌・古詩の一部分をはめ込むこと。また,その作品。
(2)雑俳で,ある点者の選になる高点句を剽窃(ヒヨウセツ)・焼き直して,他点者に応募すること。また,その句。
はめこみ
はめこみ [0] 【嵌め込み】
はめこむこと。また,はめこむ構造になっているもの。「―の網戸」「壁に―にした書棚」
はめこみ
はめこみ【嵌込みの】
built-in <cabinets> .
はめこむ
はめこ・む [3] 【嵌め込む・填め込む】 (動マ五[四])
(1)ある形の中にはめて入れ込む。「障子を―・む」「型に―・む」
(2)計略にかけてだます。ごまかす。「白翁堂の老爺(オヤジ)をばいつぺい―・み/怪談牡丹灯籠(円朝)」
[可能] はめこめる
はめころし
はめころし [0] 【嵌め殺し】
〔「はめごろし」とも〕
障子・ガラス窓などを開閉できないように作り付けること。また,そのもの。主に採光を目的とする場合に用いる。「―の窓」
はめつ
はめつ [0] 【破滅】 (名)スル
ほろびること。だめになること。その存立が成り立たなくなること。滅亡。「身の―」
はめつ
はめつ【破滅】
ruin;→英和
destruction.→英和
〜する be ruined;go to ruin.
はめて
はめて [0] 【填め手】
人を自分の術中におとしいれようとする手段。特に,囲碁・将棋などで,相手が間違った応手をするように仕組んだ手。「―にかかる」
はめもの
はめもの [0] 【嵌め物】
上方落語の途中に入れる下座の唄や合方。
はめる
はめる【嵌める】
(1)[差し込む]put[fit]in;set <a ruby in a gold ring> ;→英和
insert.→英和
(2)[だます]entrap;→英和
cheat.→英和
(3)[着用]wear;→英和
put on <one's gloves> .
はめる
は・める [0] 【嵌める・填める】 (動マ下一)[文]マ下二 は・む
(1)穴・枠・溝などの内側に,ぴったり合うように物を入れる。「窓枠にガラスを―・める」「ボタンを―・める」
(2)物の外側に,リング状の物や袋状の物をかぶせる。「指輪を―・める」「手袋を―・める」
(3)自由を奪うようなものを身につけさせる。比喩的な意味にも用いる。「手錠を―・める」「轡(クツワ)を―・める」「金轡(カナグツワ)を―・める」
(4)人をだまして計略にかける。「罠(ワナ)に―・める」「まんまと―・められた」
(5)条件や制限を設けて,その範囲内に入れる。「子供を型に―・めずに育てる」「予算に枠を―・める」
(6)海や川の中に落とし入れる。うちはむ。「頸を突きて海に―・めつ/今昔 10」
(7)深入りさせる。「一つ屋の嘉平次ゆゑに身を―・めて/浄瑠璃・生玉心中(下)」
〔「はまる」に対する他動詞〕
はめん
はめん 【破免】
江戸時代,凶作の場合の特例として,定免(ジヨウメン)によらず検見(ケミ)法によって年貢を徴収すること。
はめん
はめん [0][1] 【波面】
(1)波立っている水面。
(2)ある時刻で波の位相が等しい点を連ねて得られる連続的な面。
はめん
はめん [0] 【破面】
金属材料などの割れた面または割った面。この面の形状によって,材料の欠陥やおおよその成分,強度を知ることができる。
はも
はも【鱧】
《魚》a conger.
はも
はも [1] 【鱧】
ウナギ目の海魚。全長約2メートル。体形はウナギに似て細長く,うろこはない。性質が荒くて,口が大きく,歯が発達する。背は灰褐色で腹は白色。小骨が多いので骨切りをし,吸い物や蒲(カバ)焼きなどにする。夏が旬で美味。本州中部以南の沿岸に広く分布。ハム。バッタモ。[季]夏。
はも
はも (連語)
〔係助詞「は」に係助詞「も」の付いたもの〕
(1)文中の種々の語に付いて,詠嘆の意を表す。…はまあ…。「早川の瀬に居る鳥のよしをなみ思ひてありし我(ア)が子―あはれ/万葉 761」
(2)文末に用いられ,詠嘆の意を表す。…はなあ。「今日今日と我(ア)を待たすらむ父母ら―/万葉 890」
はも=も一期(イチゴ)、海老(エビ)も一期
――も一期(イチゴ)、海老(エビ)も一期
人の一生は身分・境遇の違いはあっても,さしたる差はないというたとえ。
はもじ
はもじ 【は文字】
〔文字詞。近世女性語〕
恥ずかしいこと。おはもじ。「わがみながらも―なるらん/浮世草子・好色床談義」
はもじい
はもじ・い 【は文字い】 (形)
〔近世語。「は文字」の形容詞化〕
恥ずかしい。おはもじい。「―・い事のありたけを言はしておいて胴慾な/浄瑠璃・苅萱桑門」
はもと
はもと [0] 【歯元】
(1)歯の根もと。
(2)歯車の歯のピッチ円より内側の部分。
はもと
はもと [0] 【刃元】
刃物の柄に近いもとの方。
⇔刃先
はもの
はもの 【端者・葉者】
とるに足らぬ者。身分のきわめて低い者。「―どもの討死千余人/武家名目抄(称呼)」
はもの
はもの [1] 【刃物】
物を切断したり削ったりする,刃のついている道具。包丁・刀など。「―を振り回す」
はもの
はもの [0] 【端物】
(1)一まとまり・一そろいにならない半端な(小さな)物。
(2)義太夫節で,三段・五段構成の長編の作品に対して,短編の作品。「壺坂」「明烏」など。
(3)新内節で,義太夫節を原曲としない,新内節独自の曲。
⇔段物(3)
(4)日本舞踊で,端唄などに振り付けた短い踊り。
⇔段物(4)
(5)講談で,短編の読み物。
はもの
はもの【刃物】
an edged tool;cutlery (総称).刃物師 a cutler.→英和
はもの
はもの [0] 【葉物】
(1)生け花・園芸で,主に葉を観賞する植物。
→花物
→実物(ミモノ)
(2)野菜のうち,主に葉を食用にするもの。
はものざんまい
はものざんまい [4] 【刃物三昧】 (名)スル
やたらと刃物を振り回して暴れること。「女が―しても彼奴(アイツ)には敵(カナ)はないし/真景累ヶ淵(円朝)」
はものし
はものし [3] 【刃物師】
刃物を製造する職人。
はものだて
はものだて 【刃物立て】
みだりに刃物を振り回すような振る舞い。「尾籠至極の―/浄瑠璃・島原蛙合戦」
はもりのかみ
はもりのかみ 【葉守りの神】
樹木を守護する神。柏(カシワ)の木に宿るとされる。「柏木に―のましけるを/大和 68」
はもれび
はもれび [3] 【葉洩れ日】
木々の葉の間を通してもれる日の光。
はもん
はもん【波紋】
a ripple.→英和
…に〜を起こす ripple;make a stir <in> (比喩的).→英和
はもん
はもん [0] 【破門】 (名)スル
(1)師弟の関係を絶って門弟を追放すること。「師から―される」
(2)信者を宗門から排斥すること。
はもん
はもん【破門】
excommunication (宗教上の);expulsion.→英和
〜する excommunicate;→英和
expel.→英和
はもん
はもん [0] 【刃文】
日本刀で,焼き入れによって刀身に生じた模様。直刃(スグハ)・乱れ刃など。流派・時代によって形状が異なるため,鑑賞・鑑定の上で重要視される。
はもん
はもん [0] 【波紋】
(1)水に石を投げたときなどに水面に生じる,輪の形にひろがる波の模様。「―がひろがる」
(2)ある物事がきっかけとなって,関連し合いながら次々と他に及んでいく影響。「教育界に―を投ずる」
はもん=を投ずる
――を投・ずる
静かな所に,変化や動揺を起こさせるきっかけをつくる。
はや
はや [1] 【早】
〔形容詞「早い」の語幹から〕
■一■ (名)
(1)はやいこと。多く他の名詞と複合して用いられる。「―足」「足―」「―死に」
(2)「早打ち」「早追い」の略。「赤穂への―あいにくと降りどほし/柳多留 9」「―ガ来タ/ヘボン」
■二■ (副)
(1)予想より早く物事が進行するさま。もう。すでに。早くも。「―日も傾く」「―三年過ぎた」
(2)はやく。すぐに。さっさと。「―おはしまして,夜ふけぬさきに帰らせおはしませ/源氏(夕顔)」
(3)実は。本当は。もともと。「変化のものにてはなかりけり。―人にてぞ有りける/平家 6」
はや
はや 【甲矢・兄矢】
手に二本の矢を持って射るとき,初めに射る矢。三本羽の矢は,鳥の羽根三枚で二本の矢を作るので,弓につがえたとき,羽表が外を向く矢(外向(トムキ))と,内を向く矢(内向(ウチムキ))の一組(一手(ヒトテ))ができ,その,外向の方を用いる。
→乙矢(オトヤ)
はや
はや (連語)
□一□〔係助詞「は」に係助詞「や」の付いたもの〕
文中の種々の語に付いて,疑問の意を表す。…は…であろうか。「近江の海波恐(カシコ)みと風守り年―経なむ漕ぐとはなしに/万葉 1390」
□二□〔係助詞「は」に間投助詞「や」の付いたもの〕
(1)文中の種々の語に付いて,詠嘆の意を表す。…はまあ。「木の間よもい行き目守(マモ)らひ戦へば吾―飢(エ)ぬ/古事記(中)」
(2)文末に用いられ,詠嘆の意を表す。…はまあ。…よなあ。「ほのかなりし月影の見劣りせずば,まほならむ―/源氏(橋姫)」
はや
はや (感)
驚いたり,あきれたり,困惑したりしたときに発する語。「なんとも,―,驚きました」「いや,―,まったくあきれたものだ」「へええ,それは―,ふらち千万な奴でござります/滑稽本・八笑人」
はや
はや [1] 【鮠】
オイカワ・カワムツの異名。また,アブラハヤ・ウグイ・タモロコ・モツゴなど,コイ目コイ科に属する細長く流線形をした小魚の異名。ハエ。
はやあがり
はやあがり [3] 【早上(が)り】
(1)仕事などをいつもより早く切り上げて終わること。早仕舞い。
(2)双六(スゴロク)・麻雀(マージヤン)などで,早く上がること。
(3)もと,数え年七歳で小学校に入学すること。七つ上がり。
⇔遅上がり
はやあし
はやあし [2][0] 【早足・速歩】
(1)普通より速く歩くこと。いそぎ足。そくほ。「―で歩く」
(2)馬術で,馬の歩度。一分間210メートルの速度。並み足と駆け足の中間。
はやあし
はやあし【早足】
quick steps;trot (馬の).→英和
〜で with quick steps;at a trot.
はやい
はや・い [2] 【早い・速い】 (形)[文]ク はや・し
(1)(「疾い」「捷い」とも書く)動作・作用の進行にかかる時間が短い。進む程度が大きい。すみやかだ。《速》
⇔遅い
「彼は仕事が―・い」「この川は流れが―・い」「頭の回転が―・い」「時の経つのが―・い」
(2)
(ア)時間的に前である。《早》
⇔遅い
「予定より―・く帰国する」「どうせ申し込むなら―・いほうがいい」「朝は―・く起きる」
(イ)まだその時期でない。《早》「あきらめるのは―・い」「話すのはまだ―・い」
(3)事が簡単に済む。てっとり早い。「直接会って話すほうが―・い」
(4)(「…するがはやいか」「…するよりはやく」などの形で)続いてすぐ物事が行われるさまをいう。…するやいなや。「席に着くが―・いか発言を求める」
(5)勢いが強い。激しい。「吉野河水の心は―・くとも滝の音には立てじとぞ思ふ/古今(恋三)」
(6)香が強い。「恐づ恐づ筥(ハコ)の蓋を開けたれば,丁子の香極(イミ)じく―・う聞(カガ)ゆ/今昔 30」
→早く
[派生] ――さ(名)
[慣用] 足が―・気が―・手が―・耳が―/遅かれ早かれ
はやい
はやい【早[速]い】
(1)[速度]quick;→英和
fast;→英和
rapid.→英和
(2)[時間]early.→英和
仕事が速い be quick with one's work.耳が早い quick of hearing.速く quickly;→英和
fast;→英和
rapidly.早く early;soon (じきに).→英和
はやうし
はやうし 【早牛】
〔「はやうじ」とも〕
歩みの速い牛。
はやうし=も淀(ヨド)、遅牛(オソウシ)も淀
――も淀(ヨド)、遅牛(オソウシ)も淀
「遅牛も淀,早牛も淀」に同じ。
はやうた
はやうた [2] 【早歌】
(1)神楽(カグラ)歌の一。比較的テンポが速く,滑稽味がある。
(2)「そうか(早歌)」に同じ。
はやうち
はやうち [0][4] 【早打ち】
(1)鐘・太鼓などを続けざまに早くたたくこと。また,早鐘。
(2)花火を続けて早くあげること。
(3)(「早撃ち」と書く)銃をすばやくうつこと。また,その人。
(4)囲碁で,相手の着手にすぐ応じてうつこと。
(5)馬を走らせて急用を伝えること。また,その使者。早。「関東より城介義景―にのぼりて/著聞 8」
はやうちかた
はやうちかた 【早打ち肩】
肩が急に充血して激しく痛み,鼓動が早くなり人事不省におちいる病気。「―のにぎやかに死/雑俳・武玉川」
はやうま
はやうま [0][2] 【早馬】
(1)早打ち{(5)}の使者の乗る馬。また,その使い。「―を仕立てる」
(2)足の早い馬。
はやうまれ
はやうまれ [3] 【早生(ま)れ】
一月一日から四月一日までに生まれること。また,その人。四月二日以降に生まれた児童が数え年八歳で就学するのに対し,数え年七歳で就学する。
⇔遅生まれ
はやお
はやお [0] 【早緒】
(1)櫓(ロ)を漕(コ)ぐとき,櫓腕(ロウデ)の柄(ツク)にかける綱。他端は船体に固定する。櫓綱(ロヅナ)。
(2)橇(ソリ)や車の引き綱。「たゆみつつ橇の―もつけなくに/山家(冬)」
はやおい
はやおい 【早追ひ】
江戸時代,急用のため昼夜兼行で駕籠(カゴ)を急がせること。また,その使者。早。
はやおき
はやおき【早起き】
early rising;an early riser (人).〜する get up early.‖早起きは三文の徳 The early bird catches the worm.
はやおき
はやおき [2][3] 【早起き】 (名)スル
朝早く起きること。「いつもより―して出かける」
はやおき=は三文(サンモン)の徳
――は三文(サンモン)の徳
早起きをすれば何らかの利益がある。朝起きは三文の徳。
はやおくり
はやおくり [3] 【早送り】 (名)スル
録音機などのテープを,通常の速度より速く先へ進めること。「テープを―する」
はやおけ
はやおけ [3] 【早桶】
〔手早く作ることから〕
粗末な円筒形の棺桶(カンオケ)。
はやかご
はやかご [2][0] 【早駕籠】
早足で行く駕籠。特に,江戸時代,急使の乗った早追いの駕籠。
はやかわ
はやかわ 【早川】
(1)神奈川県南西部の芦ノ湖北端に源を発して北流,仙石原から湯本に南東流し,小田原市で相模湾に注ぐ川。長さ21キロメートル。
(2)山梨県西部の間ノ岳(アイノダケ)に源を発し,北岳を迂回してほぼ南流し,身延町の北部で富士川に注ぐ川。長さ66キロメートル。上流を野呂川ともいう。
はやかわ
はやかわ ハヤカハ 【早川】
姓氏の一。
はやかわ
はやかわ [2] 【早川】
流れの早い川。
はやかわこうたろう
はやかわこうたろう ハヤカハカウタラウ 【早川孝太郎】
(1889-1956) 民俗学者。愛知県生まれ。郷里奥三河の神楽(花祭)など,全国各地の民俗調査を行う。著「花祭」など。
はやかわの
はやかわの 【早川の】 (枕詞)
(1)早川を塞(セ)く意から,「塞く」にかかる。「―塞きに塞くともなほや崩(ク)えなむ/万葉 687」
(2)早川の流れ行く意から,「行く」にかかる。「―行きも知らず/万葉 3276」
はやがえり
はやがえり [3] 【早帰り】 (名)スル
定刻よりも早く帰ること。「急用で―する」
はやがき
はやがき [0] 【早掻】
雅楽の箏(ソウ)の基本的奏法。菅掻(スガガキ)の一種でテンポが速く,平易なリズムで奏するもの。
⇔閑掻(シズガキ)
はやがけ
はやがけ [0] 【早駆け】
速く走ること。全力で走ること。
はやがてん
はやがてん【早合点】
⇒早呑込み.
はやがてん
はやがてん [3] 【早合点】 (名)スル
〔「はやがってん」とも〕
十分に理解しないうちに,わかったと思い込むこと。早のみこみ。「―して,一人先に帰った」
はやがね
はやがね [0] 【早鐘】
(1)変事を知らせるために,続けざまに激しく打ち鳴らす鐘。
(2)不安や緊張で動悸(ドウキ)が激しくなることのたとえ。「胸が―を撞(ツ)くように高鳴る」
はやがね
はやがね【早鐘を打つ】
ring an alarm bell;beat fast (心臓が).
はやがわり
はやがわり【早変り(する)】
(make) a quick change (芸人が).
はやがわり
はやがわり [3] 【早変(わ)り・早替(わ)り】 (名)スル
(1)一人の役者が同一場面で素早く姿を変え,二役以上を演ずること。
(2)姿や状況などを素早く変えること。「食堂が祝勝会場に―する」
はやく
はやく [1] 【早く】
〔形容詞「早い」の連用形から〕
■一■ (名)
早い時刻。または,早い時期。「朝―から働く」
■二■ (副)
(1)早い時期に。ずっと以前に。はやくに。「―父を失った」
(2)(「はやく…けり」の形で用いて)もともとそうであった事に今初めて気づいたという気持ちを表す。わかってみれば。「針をひきぬきつれば,―しりを結ばざりけり/枕草子 95」
(3)もともと。元来。「―跡なき事にはあらざめり/徒然 50」
はやく
はやく【端役】
a minor part (役者の).
はやく
はやく [0] 【破約】 (名)スル
約束を破ること。また,約束・契約を取り消すこと。「大口契約を―する」
はやく
はやく【破約】
a breach of contract[promise].→英和
〜する break a contract;break one's word.
はやく
はやく [0] 【端役】
芝居などで,主要でない役。また,一般に重要でない役目。また,それをする人。
⇔大役
はやくち
はやくち [2] 【早口】
しゃべり方が早いこと。早言(ハヤコト)。「―に言う」
はやくち
はやくち【早口】
rapid speaking.〜に話す speak[talk]fast[rapidly].‖早口言葉 a tongue twister.
はやくちことば
はやくちことば [5] 【早口言葉】
言語遊戯の一種。同じ音が重なっているなどして発音しにくい文句をまちがえずに早く言うもの。また,その文句。「お綾や親におあやまり」の類。はやくちそそり。はやこと。
はやくも
はやくも [1] 【早くも】 (副)
(1)思いのほか早く。すぐに。「―効果が現れた」
(2)どんなに早いとしても。早くても。「完成まで―三日はかかるだろう」
はやぐい
はやぐい [0] 【早食い】 (名)スル
食物を早く食べること。食い方の早いこと。「―競争」
はやこと
はやこと [0][2] 【早言】
(1)「早口」に同じ。「尻上がりの―に云つた/雁(鴎外)」
(2)「早口言葉」に同じ。
はやご
はやご 【早具】
⇒早合(ハヤゴウ)
はやごう
はやごう 【早合】
火縄銃など先込め銃に用いる火薬入れの筒。装填(ソウテン)時間の短縮のために,一発分の黒色火薬を入れたもので,竹・紙・角(ツノ)などで作る。火薬とともに弾丸一個を入れておく場合もある。はやご。
はやさ
はやさ [1] 【早さ・速さ】
(1)はやいこと。また,その程度。「―を増す」
(2)〔物〕 速度の大きさ。
はやさ
はやさ【早[速]さ】
(1)[急速]quickness;→英和
rapidity.(2)[速度]speed.→英和
はやさか
はやさか 【早坂】
姓氏の一。
はやさかふみお
はやさかふみお 【早坂文雄】
(1914-1955) 作曲家。宮城県生まれ。独学で作曲を学ぶ。日本・東洋の伝統的音楽をふまえ作曲。また,音楽監督として「羅生門」「七人の侍」「雨月物語」などの映画音楽を作曲。
はやさめ
はやさめ 【暴雨・速雨】
■一■ (名)
急に降る激しい雨。にわか雨。「沙本の方より―零(フ)り来て/古事記(中訓)」
■二■ (枕詞)
「はやさめ」が物を濡らし腐(クタ)すことから,「くたす」と類音の地名「くたみ」「ふたみ」にかかる。「―久多美の山と詔(ノ)り給ひき/出雲風土記」「―二見国/倭姫命世紀」
はやざき
はやざき [0] 【早咲き】
開花時期が早いこと。また,早く咲く品種。
⇔遅(オソ)咲き
「―の桜」
はやざし
はやざし [0] 【早指し】
将棋で,時間をおかずに次の手を指すこと。
はやし
はや・し 【早し・速し】 (形ク)
⇒はやい
はやし
はやし [3] 【囃子・囃】
〔動詞「囃(ハヤ)す」の連用形から〕
(1)日本の各種の芸能で,演技・舞踊・歌唱(謡・唄)の伴奏のために,あるいは雰囲気を出すために,楽器(主に笛と打楽器)や人声(掛け声・囃子詞(コトバ))で奏する音楽。
(ア)能楽の囃子では,笛・小鼓・大鼓・太鼓の四種の楽器(四拍子(シビヨウシ))を用いる。
(イ)歌舞伎の囃子では,四拍子を中心的に用い,さらに多種類の打楽器を補助的に加えて奏する。これを鳴り物とも呼ぶ。また演技・舞踊に対して,唄と三味線まで含めて囃子と呼ぶこともある。
(ウ)寄席の囃子では,三味線と鳴り物が主で,上方落語では唄われることも多い。
(エ)祭り囃子・神楽(カグラ)囃子など民俗芸能の囃子では,笛と各種の打楽器が用いられる。
(2)能の略式演奏形式の舞囃子・居囃子・番囃子などの通称。
はやし
はやし 【早矢仕】
姓氏の一。
はやし
はやし 【栄】
〔動詞「栄(ハ)やす」の連用形から〕
ひき立たせるもの。飾り。「我が角はみ笠の―/万葉 3885」
はやし
はやし [3][0] 【林】
(1)樹木がたくさん群がって生えている所。樹木の群落。「森」にくらべて,木々の密集の度合が小さく,小規模の群落をさすことが多い。「白樺の―」
(2)物事が多く集まっている状態を林に見たてていう語。「辞(コトバ)の―」「アンテナの―」「月の舟星の―に漕ぎ隠る見ゆ/万葉 1068」
はやし
はやし【林】
a forest (森林);→英和
a wood;→英和
a grove (木立).→英和
はやし
はやし 【林】
姓氏の一。林羅山に始まる江戸幕府の儒官林家が知られる。
はやし
はやし【囃子】
a musical band;festival music.〜入りで with a musical accompaniment.
はやしうたこ
はやしうたこ 【林歌子】
(1864-1946) 社会事業家。越前の人。孤児救済活動ののち,日本基督教婦人矯風会で廃娼運動や軍縮運動に尽力。
はやしお
はやしお 【早潮】
流れのはやい潮流。干満のときのはやい潮。「―や春の霞のながれ江に/為尹千首」
はやしかた
はやしかた [0] 【囃子方】
囃子の演奏を受け持つ役。能楽では笛方・小鼓方・大鼓方・太鼓方の四役があり,歌舞伎では三味線以外の各種の楽器の奏者をいう。
はやしがほう
はやしがほう 【林鵞峰】
(1618-1680) 江戸前期の儒学者。京都の人。羅山の子。名は春勝,恕。別号を春斎。将軍家光・家綱に仕え,「本朝通鑑(ホンチヨウツガン)」などを編纂。
はやしことば
はやしことば [4] 【囃子詞】
唄の掛け声の部分。唄の調子を整えたり,唄をひきたてたりするために歌詞に添えられる。今は意味が不明になったものが多い。
はやしごと
はやしごと [0] 【囃子事】
能楽で,謡を伴わず囃子だけを演奏する部分。登場音楽(一声(イツセイ)・次第(シダイ)など)や退場音楽,舞の部分など。
はやしざ
はやしざ [0] 【囃子座】
能舞台で,囃子方が演奏する場所。本舞台後方にあり,後座(アトザ)に接する。舞台に向かって右から,笛方・小鼓方・大鼓方・太鼓方の順に着座する。
→能舞台
はやししへい
はやししへい 【林子平】
(1738-1793) 江戸中期の経世家。江戸の人。名は友直。号,六無斎。仙台藩に経済政策などを進言。長崎に遊学し,また江戸で大槻玄沢・桂川甫周などの蘭学者と交遊。海外事情に通じ,「海国兵談」を著し海防の必要を説き,また「三国通覧図説」では蝦夷地の開拓を説いたが,幕府の忌諱(キキ)に触れ禁錮。寛政三奇人の一人。
はやししゅんさい
はやししゅんさい 【林春斎】
林鵞峰(ハヤシガホウ)の別号。
はやしじゅっさい
はやしじゅっさい 【林述斎】
(1768-1841) 江戸後期の儒学者。名は衡(タイラ),字(アザナ)は徳詮,号は蕉軒。美濃岩村藩主松平乗蘊(ノリモリ)の子。林羅山の血統が絶えたので,1793年幕府の命により林家を相続し,大学頭となった。林家中興の大儒といわれた。
はやしせんじゅうろう
はやしせんじゅうろう 【林銑十郎】
(1876-1943) 陸軍軍人。石川県生まれ。大将。陸大校長・近衛師団長・朝鮮軍司令官・教育総監などを経て,斎藤・岡田内閣の陸相。1937年(昭和12)2月組閣,選挙に破れ四か月で総辞職した。
はやしたけし
はやしたけし 【林武】
(1896-1975) 洋画家。東京生まれ。本名。武臣。フォービズムを基調とした独特の具象画を確立した。東京芸大教授。作「梳(クシケ)ずる女」など。
はやしただす
はやしただす 【林董】
(1850-1913) 政治家・外交官。下総佐倉藩藩医佐藤泰然の五男。林洞海の養子。駐露公使・駐英公使,第一次西園寺内閣外相,第二次西園寺内閣逓相を務めた。著「後は昔の記」
はやしただひこ
はやしただひこ 【林忠彦】
(1918-1990) 写真家。山口県生まれ。戦前から報道写真家として活動。「小説新潮」誌に掲載した太宰治・坂口安吾らの肖像写真で,作家の個性を鋭く,正確にとらえて注目された。
はやしたつお
はやしたつお 【林達夫】
(1896-1984) 評論家。東京生まれ。京大卒。自由主義思想家として,幅広い分野で批評を展開。また,百科事典などの編集にも携わった。著「歴史の暮方」「共産主義的人間」など。
はやしたてる
はやした・てる [5] 【囃し立てる】 (動タ下一)[文]タ下二 はやした・つ
さかんにはやす。「やんやと―・てる」
はやしだ
はやしだ [0] 【囃田・囃子田】
広島・島根などで,大田植えの称。また,その時の田植えを囃す楽。太鼓・ささら・銅拍子・笛などを用いて田の神を迎え,田植えを囃す。田植え囃子。花田植え。田楽。
はやしつるいち
はやしつるいち 【林鶴一】
(1873-1935) 数学者。徳島県生まれ。東北大学教授。「東北数学雑誌」創刊。主著「和算研究集録」
はやしどうしゅん
はやしどうしゅん 【林道春】
林羅山(ハヤシラザン)の法号。
はやしのぶあつ
はやしのぶあつ 【林信篤】
⇒林鳳岡(ハヤシホウコウ)
はやしひろもり
はやしひろもり 【林広守】
(1831-1896) 雅楽家。大坂の人。「君が代」の公表上の作曲者。実際は奥好義(オクヨシイサ)が作曲。伶人長として活躍する一方で,保育唱歌の作曲に従事した。
はやしふさお
はやしふさお 【林房雄】
(1903-1975) 小説家。大分県生まれ。本名,後藤寿夫。東大中退。マルクス主義から出発したが,日本への回帰の形で天皇制護持の超国家主義に転向。小説「都会双曲線」「青年」,評論「大東亜戦争肯定論」など。
はやしふぼう
はやしふぼう 【林不忘】
(1900-1935) 小説家。新潟県生まれ。本名,長谷川海太郎。他に谷譲次・牧逸馬の筆名がある。めりけんじゃっぷ物「テキサス無宿(谷譲次)」,家庭小説「地上の星座(牧逸馬)」,時代小説「丹下左膳(林不忘)」など。
はやしふみこ
はやしふみこ 【林芙美子】
(1903-1951) 小説家。下関市生まれ。本名,フミコ。尾道高女卒。自伝的小説「放浪記」で文壇に登場,庶民的ヒューマニズムを基調にした抒情的作風で知られた。後年,客観的作風に転じ,小説「牡蠣」「晩菊」「浮雲」「めし」を残す。
はやしぶぎょう
はやしぶぎょう [4] 【林奉行】
⇒御林奉行(オハヤシブギヨウ)
はやしほうこう
はやしほうこう 【林鳳岡】
(1644-1732) 江戸前・中期の儒学者。江戸生まれ。鵞峰の子。名は信篤。僧号,春常。1691年将軍綱吉の命により,聖堂を上野忍ヶ岡より湯島に移し完成。束髪して大学頭となる。家綱から吉宗まで五代の将軍に仕えた。
はやしまたしち
はやしまたしち 【林又七】
(1605?-1691?) 江戸初・前期の金工。尾張の人。本名,清三郎重吉,また重治。代々の鉄砲師・鐔工(タンコウ)の家に生まれ,肥後熊本の加藤家・細川家に仕える。地鉄(ジガネ)のよさと高雅な作風により,肥後金工の中心的存在。春日派の祖。二代重光・三代藤八も名工。
はやしまち
はやしまち [3] 【囃子町】
江戸時代,芝居の囃子方のいた楽屋の一室。また,囃子方の称。
はやしもの
はやしもの [0] 【囃子物】
(1)囃子のはいった歌舞音曲。特に,狂言歌謡にみられる中世の流行歌謡や風流{(2)}。普通,囃子詞(コトバ)を伴う。
(2)囃子に用いる楽器。
はやしや
はやしや 【林屋・林家】
落語家などの家号。
はやしやしょうぞう
はやしやしょうぞう 【林屋正蔵】
(1781-1842)(初世)落語家。林屋(家)派の祖。三笑亭可楽の門人。怪談咄(バナシ)を得意とし,道具入り怪談咄を創始。
はやしやしょうらく
はやしやしょうらく 【林家正楽】
(1895-1966) 紙切り芸人。長野県生まれ。本名,一柳金次郎。初め落語家だったが紙切り芸に転向,自ら「紙工芸」と名づけ第一人者となる。新作落語の作者でもあり「さんま火事」を残す。
はやしやとみ
はやしやとみ 【林家トミ】
(1883-1970) 寄席下座三味線の名手。大阪生まれ。本名,岡本トミ。上方寄席下座音楽継承者として無形文化財に指定された。
はやしゆうぞう
はやしゆうぞう 【林有造】
(1842-1921) 政治家。土佐藩出身。幕末,尊攘運動に挺身。板垣退助とともに立志社設立に参加。国会開設後,自由党・政友会の幹部として活躍。二度入閣。
はやしゆうてき
はやしゆうてき 【早矢仕有的】
(1837-1901) 実業家。美濃の人。福沢諭吉に師事。1869年(明治2)横浜で書店丸屋を創業。のち丸善に発展。外国書籍・雑貨を輸入する一方,「新体詩抄」などを出版。
はやしらざん
はやしらざん 【林羅山】
(1583-1657) 江戸初期の儒学者。京都生まれ。名は信勝。法号は道春。はじめ建仁寺に入り,のち藤原惺窩(セイカ)に朱子学を学ぶ。1607年徳川家康に仕え,以後四代の将軍の侍講。上野忍ヶ岡に建てた学問所・先聖殿はのちの昌平黌(シヨウヘイコウ)の起源となる。
はやじに
はやじに【早死】
⇒若死.
はやじに
はやじに [0][4] 【早死に】 (名)スル
年若くして死ぬこと。若死に。「病弱で―する」
はやじまい
はやじまい [3] 【早仕舞(い)】 (名)スル
店や仕事を定刻よりも早く終わりとすること。「店を―する」
はやじも
はやじも [0] 【早霜】
秋になって,普通より早く降りる霜。
はやす
はや・す [2] 【生やす】 (動サ五[四])
(1)植物をはえるようにする。また,自然に生えるままにする。「雑草を―・す」
(2)毛・歯・角などが生えてのびるようにする。「あごひげを―・す」
(3)「切る」の忌み詞。「御つめをも―・させ給はず/保元(下)」
[可能] はやせる
[慣用] 角(ツノ)を―・根を―
はやす
はや・す 【栄やす・映やす】 (動サ四)
(1)映えるようにする。引きたてる。「なに事もさしいらへし給ふ御光に―・されて/源氏(初音)」
(2)賞美する。ほめる。「七重花咲く八重花咲くと申し―・さね申し―・さね/万葉 3885」
はやす
はや・す [2] 【囃す】 (動サ五[四])
〔「栄(ハ)やす」と同源〕
(1)手を打ち鳴らしたり,囃子詞(ハヤシコトバ)を唱えたりして,歌舞の調子をとる。「一人が歌い,一人が―・す」「人々拍子を変へて,伊勢平氏はすがめなりけり,とぞ―・されける/平家 1」
(2)囃子を奏する。「笛・太鼓で―・す」
(3)からかったり,冷やかしたり,ほめたりする言葉を大声で唱える。「いたずらっ子たちが―・す」
(4)株や商品の市場で,有望なものとして皆が取りざたする。「建設株が―・されている」
[可能] はやせる
はやす
はやす【囃す】
(1) play music;accompany <a person on the piano> .→英和
(2)[かっさい]applaud.→英和
(3) ⇒冷やかす.
はやす
はやす【生やす】
grow[wear] <a moustache> .→英和
はやずし
はやずし [2] 【早鮨・早鮓】
酢でしめた魚肉と飯を交互に重ねて,漬けてから一夜で食べられるようにした鮨。熟(ナ)れ鮨に対していう。[季]夏。
はやせ
はやせ【早瀬】
a swift current;rapids.
はやせ
はやせ [0] 【早瀬】
河の流れのはやい所。流れのはやい瀬。
はやた
はやた 【早田】
姓氏の一。
はやたぶんぞう
はやたぶんぞう 【早田文蔵】
(1874-1934) 植物学者。新潟県生まれ。東大教授。南方植物の分類学的研究を行う。分類体系に関し,動的分類系という独自の見解を提唱。著「植物分類学」「台湾植物誌」など。
はやだいこ
はやだいこ [3] 【早太鼓】
太鼓を早い調子で激しく打ち鳴らすこと。また,その音。危急を知らせるもの。
はやだし
はやだし [0] 【早出し】 (名)スル
野菜や果物などを,時期よりも早く出荷すること。「―のスイカ」
はやだち
はやだち [0][4] 【早立ち】 (名)スル
早朝に旅立ちすること。「宿を―する」
はやだより
はやだより [3] 【早便り】
至急の知らせ。特に,江戸時代,江戸・京坂間を飛脚が七日で届けた書状。
はやち
はやち 【疾風】
〔「ち」は風の意〕
「はやて」に同じ。「名おそろしきもの…―・ふさう雲・ほこぼし/枕草子 153」
はやちね
はやちね 【早池峰】
早池峰山(ハヤチネサン)の略。
はやちねかぐら
はやちねかぐら [5] 【早池峰神楽】
民俗芸能の一。早池峰山麓に伝わる山伏神楽。岩手県大迫(オオハザマ)町を中心に行われる。
はやちねこくていこうえん
はやちねこくていこうえん 【早池峰国定公園】
岩手県中央部,早池峰山を中心とする山岳公園。遠野市・川井村・大迫町にまたがる。
はやちねさん
はやちねさん 【早池峰山】
岩手県中央部,北上山地の最高峰。海抜1917メートル。ハヤチネウスユキソウ・ナンブトラノオなどの高山植物群落は国の特別天然記念物。
はやつけぎ
はやつけぎ [4] 【早付け木・早附け木】
〔幕末・明治初期に用いられた語〕
マッチのこと。すり付け木。
はやつづみ
はやつづみ [3] 【早鼓】
(1)能楽の囃子事(ハヤシゴト)の一。事件の勃発のため,前ジテが急ぎ退場し,アイが続いて登場する折に,太鼓・小鼓だけで奏される比較的急調子のもの。
(2)歌舞伎の下座音楽の一。能楽から転用したもので,「舟弁慶」などのシテの中入り,また急使の登場あるいは「道成寺」の聞いたか坊主の出などに用いる。
はやて
はやて [0] 【疾風・早手】
〔「て」は風の意〕
(1)急に激しく吹き起こって数分ないし一時間ぐらいでやんでしまう風。多く,寒冷前線の通過時に起こり,しばしば強い雨や雹(ヒヨウ)を伴う。疾風。陣風。はやち。
(2)〔かかると,すぐに死ぬということから〕
江戸時代,疫痢(エキリ)の異名。
(3)旧日本陸軍の四式戦闘機。速度・上昇性能にすぐれ,防空戦に活躍。
はやて
はやて【疾風】
a gale;→英和
a blast of wind.
はやてまわし
はやてまわし【早手回しに】
beforehand;→英和
in advance.
はやてまわし
はやてまわし [4] 【早手回し・早手廻し】
〔「はやでまわし」とも〕
事がさしせまらないうちに,準備・手配を整えておくこと。「―に予約する」
はやで
はやで [0] 【早出】 (名)スル
通常より早い時間に出勤すること。また,交替制勤務などで,早い時間帯のほうに勤務するために早く出勤すること。早番。
⇔遅出(オソデ)
はやと
はやと 【隼人】
鹿児島県中部,姶良(アイラ)郡の町。鹿児島湾奥に位置し,隼人塚,鹿児島神宮,隼人温泉などがある。
はやと
はやと [1] 【隼人】
〔「はやひと」の転〕
(1)古代,薩摩・大隅に居住した人々。敏捷・勇敢なことで知られ,たびたび反乱を起こしたが,八世紀には朝廷に服属して,宮門の警衛などにあたった。はいと。
(2)鹿児島県の男子の称。「薩摩―」
はやとうり
はやとうり [3] 【隼人瓜】
ウリ科のつる性多年草。熱帯アメリカ原産。初め薩摩で栽培されたのでこの名がある。葉は五角円形。雌雄同株。果実は長さ約15センチメートルの洋梨形で数本の縦溝がある。果実を漬け物にする。チャヨテ。
隼人瓜[図]
はやとちり
はやとちり [3] 【早とちり】 (名)スル
早合点して間違えること。「そそっかしくて―ばかりしている」
はやとまい
はやとまい 【隼人舞】
日本古代の舞踊。大隅・薩摩地方の隼人が行なった風俗歌舞で,大嘗祭(ダイジヨウサイ)などに奏された。記紀によれば,隼人の祖先火照命(ホデリノミコト)(海幸彦(ウミサチヒコ))が海水におぼれたときの様子を演じたものという。
はやとものせと
はやとものせと 【早鞆瀬戸】
関門海峡東端の最狭部の水道。海底を国道が走り,関門橋がかかる。壇ノ浦合戦の古戦場。
はやどり
はやどり [0] 【早撮り】 (名)スル
すばやく撮影すること。
はやどりしゃしん
はやどりしゃしん [5] 【早撮(り)写真】
スナップ-ショットに同じ。
はやなべ
はやなべ [0][3] 【早鍋】
物を早く煮るための薄手の鍋。
はやなわ
はやなわ [0] 【早縄】
「取り縄{(1)}」に同じ。
はやにえ
はやにえ [0] 【速贄】
(1)初物の供え物。「島の―献る時に,猨女(サルメ)の君どもに給ふなり/古事記(上訓)」
(2)モズの速贄のこと。
→もず
はやね
はやね【早寝する】
go to bed early.早寝早起き early to bed and early to rise.早寝早起きする keep early hours.
はやね
はやね [2][3] 【早寝】 (名)スル
夜早く寝ること。「―早起き」
はやの
はやの 【早野】
姓氏の一。
はやのかんぺい
はやのかんぺい 【早野勘平】
人形浄瑠璃「仮名手本忠臣蔵」の登場人物。塩谷判官の臣で,腰元のお軽と夫婦となる。誤って舅(シユウト)を殺したと思い自害するが,潔白が証明され,死の直前義士に加えられる。赤穂浪士萱野三平重実に擬した人物。
はやのはじん
はやのはじん 【早野巴人】
(1676-1742) 江戸中期の俳人。下野(シモツケ)の生まれ。通称,新左衛門。別号を宋阿・夜半亭など。榎本其角・服部嵐雪に師事。芭蕉の俳風を慕い,門下から蕪村・雁宕(ガントウ)・宋屋などを輩出した。編著「一夜松」「桃桜」など。
はやのみこみ
はやのみこみ【早呑込み】
a hasty conclusion.→英和
〜する jump to a conclusion.
はやのみこみ
はやのみこみ [3] 【早呑み込み】 (名)スル
(1)「早合点(ハヤガテン)」に同じ。
(2)のみ込みが早いこと。理解が早いこと。「何でも―で,器用でよく用の足りる人だ/滑稽本・浮世床(初)」
はやはや
はやはや 【早早】 (副)
人を促してせきたてるのにいう語。早く早く。「南の廂(ヒサシ)に出で居給へるを―とて乗せ給ふ/宇津保(楼上・上)」
はやば
はやば [0] 【早場】
米・繭などを普通より早く作る地方。早場所。
⇔遅場
はやばまい
はやばまい [0] 【早場米】
一般の新米に先がけて収穫・出荷される米。
⇔遅場米
はやばや
はやばや【早々と】
early.→英和
はやばや
はやばや [3] 【早早】
(副)
(1)普通よりも早い時期に物事を行うさま。たいへん早くに。「―(と)引き上げる」
(2)急いで物事を行うさま。さっそく。「それこそやすい事,明日は―遣し申すべき/浮世草子・五人女 4」
はやばん
はやばん【早番(である)】
(be on) the first shift.
はやばん
はやばん [0] 【早番】
交替制勤務をとる職場で,早い時間に出勤する番。早出(ハヤデ)。
⇔遅番
はやばん
はやばん [0] 【早版】
新聞で第一刷りなどの早刷りの版。
はやひと
はやひと 【隼人】
「はやと(隼人)」に同じ。「―の名に負ふ夜声いちしろく/万葉 2497」
はやひとのつかさ
はやひとのつかさ 【隼人司】
律令制で,隼人を管轄し,歌舞の演奏,竹笠の製作,宮門の守護などをつかさどった官司。衛門府に属し,のち兵部省の所属となった。はやとのつかさ。
はやひる
はやひる [0][3] 【早昼】
普通より早めに食べる昼食。
はやびき
はやびき [0] 【早引き・早退き】 (名)スル
(1)「早引け」に同じ。「用事で―して午後から帰った」
(2)言葉や文字を早くさがし出すことができること。辞書・目録・索引などにいう。《早引》「―節用集」
はやびきゃく
はやびきゃく [3] 【早飛脚】
江戸時代,特別に急いで書状を運んだ飛脚。依頼のあり次第出立(シユツタツ)することも,昼夜兼行で運搬に当たることもあった。早便。
はやびけ
はやびけ【早引け】
early closing <of an office> .〜する leave <school,office> earlier (than usual).
はやびけ
はやびけ [0] 【早引け・早退け】 (名)スル
(1)定刻よりも前に,会社・学校などを退出すること。早引き。早退。「風邪で―する」
(2)会社・学校などが普通の日より早くおわること。
はやびん
はやびん [0] 【早便】
(1)郵便・飛行機などで,出発や到着がその日のうちで早いもの。
⇔遅便(オソビン)
(2)早飛脚のこと。
はやふえ
はやふえ [3][2] 【早笛】
(1)能の囃子(ハヤシ)の一。笛を主調にして大小の鼓・太鼓をあしらった急調の曲。後ジテの竜神や鬼の躍動的な登場に用いる。
(2)歌舞伎の下座音楽の一。主に能から移入した場面に用いるほか,猛獣・豪傑・鬼神などの出や立ち回りにも用いる。能管・太鼓を中心とし,大鼓・小鼓が加わる。
はやぶさ
はやぶさ [0] 【隼】
(1)タカ目ハヤブサ科に属する鳥の総称。ハヤブサ・シロハヤブサ・チョウゲンボウなど,世界に約六〇種が知られる。
(2){(1)}の一種。全長40センチメートル内外で雌は雄よりも大きい。体形はタカに似る。体の背面は青褐色,胸と腹は白色の地に褐色の斑点が散在する。カモやハトなどの獲物を見つけると高空から急降下し,脚でけって殺す。海岸の断崖などに営巣する。古来,鷹狩りに用いる。世界各地に広く分布。[季]冬。
(3)旧日本陸軍の一式戦闘機。第二次大戦初期に活躍。
隼(2)[図]
はやぶさ
はやぶさ【隼】
a (peregrine) falcon.
はやぶね
はやぶね [0][3] 【早舟】
〔「はやふね」とも〕
(1)平安・鎌倉時代に用いられた,船尾の高くそり上がった軽快な軍船。尾高船。
(2)「関船(セキブネ)」に同じ。
(3)江戸時代,大坂はじめ瀬戸内海諸港を連絡した速力の速い貨客船。その小型のものを小早という。
(4)漕(コ)ぎ手を多くのせ高速で走る船。「我が船は能登の―鳥なれば/神楽歌」
はやべん
はやべん [0] 【早弁】
(学生などが)昼休みになる前に弁当を食べること。
はやぼり
はやぼり [0] 【早掘り】
芋などを,通常の収穫期より早く掘り取ること。
はやま
はやま 【葉山】
神奈川県三浦半島西岸にある町。別荘地として発展。海水浴場として有名。御用邸がある。
はやま
はやま 【葉山】
姓氏の一。
はやま
はやま [0] 【端山】
(奥山・深山(ミヤマ)に対して)人里に近い山。外山(トヤマ)。「―にかかる月」
はやまい
はやまい [2][0] 【早舞】
(1)能の舞の一種。謡を伴わない舞。笛・小鼓・大鼓・太鼓を用いて速い拍子で演ずるもの。貴人の亡霊や成仏した女性などの爽快・典雅な舞。「融」「海士」「当麻」などにみられる。
(2)歌舞伎の下座音楽の一。能の囃子(ハヤシ)をとり入れたもので,貴人の邸の場面などの人物の急な出入り,立ち回りに用いる。
はやまき
はやまき [0] 【早蒔き】
他の品種または一般の時期よりも早く種子を蒔くこと。また,その品種。
はやまった
はやまった【早まった】
hasty;→英和
rash.→英和
はやまよしき
はやまよしき 【葉山嘉樹】
(1894-1945) 小説家。福岡県生まれ。本名,嘉重。早大中退。「文芸戦線」に参加。労働運動・労働体験を生かした力強い作風で知られる。初期プロレタリア文学の代表作家。小説「淫売婦」「セメント樽の中の手紙」「海に生くる人々」など。
はやまる
はやま・る [3] 【早まる・速まる】 (動ラ五[四])
(1)時期や速度がはやくなる。《速》「台風の上陸が予測より―・る」「スピードが―・る」
(2)あせって,まだしなくてもよいことをしてしまう。急いだために判断を誤る。《早》「―・った行動をするな」
はやまる
はやまる【早まる】
[期日が]be advanced.
はやみ
はやみ [0][3] 【早見】
(数量また物事の関係などを)一目でわかるようにしたもの。「星座―」「―表」
はやみ
はやみ 【速水】
姓氏の一。
はやみぎょしゅう
はやみぎょしゅう 【速水御舟】
(1894-1935) 日本画家。東京生まれ。旧姓,蒔田。本名,栄一。赤曜会の創立に参加。日本画の装飾性に近代的な写実を加え,特に細密描写を得意とした。作「炎舞」「京の舞妓」など。
はやみち
はやみち [2] 【早道】
(1)目的地により早く到達できる道。近道。
(2)手間のかからない方法。便法。「上達の―」
(3)足の速いこと。「勝ち候ふ―の馬/武家名目抄(術芸)」
(4)飛脚の別名。[日葡]
(5)馬を速い歩調で歩かせること。
⇔地道
「―に乗らざる時は乗りぬけがたし/常山紀談」
(6)江戸時代,巾着(キンチヤク)の異名。銭入れ。「それやらうと―より一文放りだす/滑稽本・膝栗毛(初)」
はやみひょう
はやみひょう【早見表】
a chart;→英和
a table.→英和
はやみみ
はやみみ [0] 【早耳】
物事を早く聞きつけること。また,その人。「彼は業界きっての―だ」
はやみみ
はやみみ【早耳である】
be quick of hearing;be quick-eared;be in the know (内情に通じている).→英和
はやむ
はや・む 【早む・速む】 (動マ下二)
⇒はやめる
はやめ
はやめ【早目に】
early;→英和
in good time.
はやめ
はやめ [0][3] 【早め・速め】 (名・形動)
〔「め」は接尾語〕
(1)きまった時刻よりも少し早い・こと(さま)。「会議を―に切り上げる」「いつもより―の出勤」《早》
(2)速度が普通より少し速い・こと(さま)。「―に歩く」《速》
⇔遅め
はやめし
はやめし [0][2] 【早飯】
(1)飯を食う速度が速いこと。
(2)定刻より早めに飯を食うこと。「―にする」
はやめる
はやめる【早[速]める】
quicken;→英和
hasten;→英和
accelerate (加速).→英和
速力を〜 speed up.期日を〜 advance the date.→英和
はやめる
はや・める [3] 【早める・速める】 (動マ下一)[文]マ下二 はや・む
(1)期日・時刻などを早くする。くりあげる。《早》「開会を―・める」
(2)速さを増させる。急がせる。《速》「足を―・める」「回転を―・める」「鞭(ムチ)を上げ,駒を―・めて/平家 7」
はやものがたり
はやものがたり 【早物語】
早口で物語を語る芸。また,その物語。琵琶(ビワ)法師の語りの合間に,その弟子などが語ったもの。「お座敷へ出ると申しても,小歌か―で済む事でござる/狂言・伯養(鷺流)」
はやらいごう
はやらいごう [3] 【早来迎】
阿弥陀来迎図の一種。如来と聖衆(シヨウジユ)とが向かって斜め右下に来迎する図。雲の尾を長くひき,速度感を描き出したもの。京都知恩院の「阿弥陀二十五菩薩来迎図」は代表的遺品。
はやらかす
はやらか・す 【流行らかす】 (動サ四)
「はやらせる」に同じ。「世にこれを―・し/浮世草子・男色大鑑 5」
はやらす
はやら・す [3] 【流行らす】
■一■ (動サ五[四])
「はやらせる」に同じ。「童謡を―・す」
■二■ (動サ下二)
⇒はやらせる
はやらせる
はやら・せる [4] 【流行らせる】 (動サ下一)[文]サ下二 はやら・す
はやるようにする。はやらす。「流行語を―・せる」
はやり
はやり 【逸り】
はやること。勇み立つこと。「―のままに渡し懸て,水に溺れて亡びなば/太平記 28」
はやり
はやり [3] 【流行り】
(1)一時期に多くの人々に愛好され,世に広く行われること。流行。「今年―の水着」
(2)一時的に世の中にはびこること。「―の風邪」
はやり
はやり
a fashion;→英和
a mode.→英和
⇒流行.〜の fashionable;popular.→英和
‖はやり言葉,はやり歌 ⇒流行(語,歌).
はやり=物
――物((ハヤリモノ))は廃(スタ)り物(モノ)
流行する物事は一時的なもので,やがて飽きられて長続きしないものであるということ。
はやりうた
はやりうた [3] 【流行り歌・流行り唄】
(1)その時代の大衆の好みにあい,広く歌われる歌。りゅうこうか。
(2)歌舞伎の下座唄の一種。長唄を除くその時々のはやり唄を取り入れたもの。世話狂言の幕開き,道具替わり,人物の出入りに用いる。
はやりお
はやりお 【逸り雄】
血気さかんで勇み立つ若者。「―のわか者ども/平家 10」
はやりか
はやりか 【逸りか・早りか】 (形動ナリ)
(1)軽快で速いさま。「―なる曲の物など/源氏(東屋)」
(2)話し方や態度が,落ち着かないさま。せっかちなさま。「いふかひなく,―なる口ごはさに/源氏(若菜下)」
はやりかぜ
はやりかぜ [3] 【流行り風邪】
流行性感冒のこと。
はやりぎ
はやりぎ 【逸り気】
勇み立つ気持ち。「きさまは,一花(イツカ)の―ゆゑ/黄表紙・御存商売物」
はやりことば
はやりことば [4] 【流行り言葉】
「流行語(リユウコウゴ)」に同じ。
はやりすたり
はやりすたり [0] 【流行り廃り】
はやることと,はやらなくなること。「ファッションは―が激しい」
はやりたつ
はやりた・つ [4][0] 【逸り立つ】 (動タ五[四])
心が勇み立つ。気負い立つ。「戦いを前にして―・つ」
はやりっこ
はやりっこ [3] 【流行りっ子】
(1)世間の評判がよく,大いにもてはやされる人。人気者。寵児(チヨウジ)。売れっ子。「音楽会の―となつて段々芸人根性に成下(ナリサガ)るのも/社会百面相(魯庵)」
(2)(「流行りっ妓」とも書く)人気のある芸者。「―がどか��と/安愚楽鍋(魯文)」
はやりめ
はやりめ [0][3] 【流行り目・流行り眼】
流行性結膜炎(ケツマクエン)の俗称。
はやりもの
はやりもの [0][5] 【流行り物】
一時的に流行するものごと。
はやりやまい
はやりやまい [4] 【流行り病】
伝染病。流行病。時疫(ジエキ)。
はやる
はやる
(1) come into fashion;be in fashion[vogue];be popular.(2)[繁盛]be prosperous;have a large clientele.(3)[病気などが]be prevalent;prevail.→英和
はやらせる bring <a thing> into fashion.はやらなくなる go out of fashion.
はやる
はや・る [2] 【逸る・早る】 (動ラ五[四])
(1)早く実現させたくて気持ちばかりあせる。「―・る心を抑える」「血気に―・る」「功を奏せんと―・れども/近世紀聞(延房)」
(2)興奮して荒立つ。勇み立つ。「―・る馬にのり/宇津保(蔵開下)」
(3)あることに夢中になる。「面白き手ども(=琴ノ曲)を遊ばし―・りて/宇津保(国譲上)」
〔形容詞「早し」を動詞化した語。心がある物にひかれてそちらに進む意〕
はやる
はやる【逸る】
be[get]impatient.〜心を静める control oneself.
はやる
はや・る [2] 【流行る】 (動ラ五[四])
〔「はやる(逸)」と同源〕
(1)ある一時期に多くの人々に愛好されて,広く世の中に行われる。流行する。「ミニスカートが―・る」「大正の初めに―・った歌」
(2)伝染病や好ましくないことが多くの人に広まる。「悪い風邪が―・っている」「悪徳商法が―・る」
(3)客が多く来る。繁盛する。「いつも―・っている店」
(4)時流にうまく乗って勢いが盛んになる。栄える。「堀河摂政の―・り給ひし時に/大鏡(兼家)」
はやわかり
はやわかり [3][0] 【早分かり】
(1)理解が早いこと。のみこみがよいこと。「何でも―のする性質(タチ)だから/吾輩は猫である(漱石)」
(2)早く簡単に理解できるように工夫された書物や図表など。「将棋の指し方―」
はやわかり
はやわかり【早分かり】
a guide <to> (手引).→英和
〜する be clear (人が);be easy to understand (本などが).
はやわざ
はやわざ【早業】
quick work;a feat;→英和
dexterity.
はやわざ
はやわざ [0] 【早技・早業】
すばやくて巧みな技芸。すばやい腕前。「目にもとまらぬ―」
はゆ
は・ゆ 【逸ゆ】 (動ヤ下二)
心がはやる。勢いこむ。「あやしくもいとふに―・ゆる心哉/後撰(恋二)」
はゆ
は・ゆ 【生ゆ・映ゆ】 (動ヤ下二)
⇒はえる(生)
⇒はえる(映)
はゆ
は・ゆ 【蝕ゆ】 (動ヤ下二)
日食または月食になる。「日―・え尽きたること有り/日本書紀(推古訓)」
はゆし
はゆ・し 【映し】 (形ク)
まばゆい。また,きまりが悪い。「おほむ返し聞こえむも―・ければ/和泉式部集」
はゆま
はゆま 【駅・駅馬】
〔「はやうま(早馬)」の転〕
上代,諸道の各駅に役人の旅行用として置かれた公の早馬。はいま。「―下れり里もとどろに/万葉 4110」
はゆまうまや
はゆまうまや 【駅馬駅】
駅馬(ハユマ)を置いた宿駅。「鈴が音の―の堤井(ツツミイ)の/万葉 3439」
はゆまじ
はゆまじ 【駅路】
駅馬(ハユマ)の通る路。街道。「―に引き舟渡し直乗(タダノリ)に/万葉 2749」
はゆまづかい
はゆまづかい 【駅使】
駅馬(ハユマ)で行く急使。「―を四方に班(アカ)ちて/古事記(中訓)」
はよ
はよ [1] 【早よ】
〔「はよう(早)」の転〕
■一■ (名)
早い時期。早い時間。「朝は―から夜遅くまで」
■二■ (副)
早く。「―起きて遅う寝れば/滑稽本・浮世風呂 4」
はよう
はよう ハヤウ [1] 【早う】 (副)
〔「はやく(早)」の転〕
(1)すぐに。早く。「―お帰り」
(2)「早く{■二■(2)}」に同じ。「―この宮なりけり/源氏(蓬生)」
はようこ
はようこ ハヤウ― 【鄱陽湖】
中国,江西省北部にある湖。江西省の主な河川が流入し,北部の湖口で長江に通じる。水産物が豊富。面積5千平方キロメートル。ポーヤン-フー。
はら
はら【原】
a field;→英和
fields.
はら
はら【腹】
(1) the belly;→英和
the abdomen;→英和
the bowels (腸);the stomach (胃).→英和
〜が痛む have a pain in the abdomen[stomach].〜がすく get hungry.〜が張る feel heavy in the stomach.〜の出た potbellied.(2)[心]heart;→英和
mind.→英和
〜が痛まない have nothing to lose (比喩的).
〜の大きい broad-minded.〜の中では at heart.〜を探る sound <a person> .→英和
〜を立てる get angry.〜を割って話す speak frankly.痛くもない〜を探られる be suspected without cause.
はら
はら 【原】
姓氏の一。
はら
はら 【腹】
■一■ [2] (名)
(1)
(ア)動物の体で,胴の下半部。哺乳類では胸腔(キヨウコウ)と骨盤の間にあって,胃や腸などの内臓を収めるところ。背の反対側となる体の表面をもいう。おなか。「―が痛い」「―をさする」
(イ)消化器,ことに胃腸。「―がすく」「―が減る」「―をこわす」
(ウ)母の胎内。また,その母の胎内から生まれたこと。「一の御子は右大臣の女御の御―にて/源氏(桐壺)」
→腹を痛める
(2)〔腹の中に考えや心の動きが収まっていると考えたことから〕
(ア)(「肚」とも書く)表にあらわさず,心に考えていること。意中。心底。心中。「―のきれいな人」「課長は私を転勤させる―らしい」「そのことは―にしまっておけ」
(イ)気持ち。感情。意趣。「どうにも―が収まらない」
(ウ)(「肚」とも書く)気力。胆力。度胸。また,度量。「元さんはめつぽう―が広大(ヒロイ)から/安愚楽鍋(魯文)」
(3)物の中央部のふくらんだり広くなったりしたところ。「帆の―」「―をさらした難破船」
(4)物の裏面または内側にあたる部分。「悪路で自動車が―をこする」「指の―で押す」
(5)〔物〕 定常波で,振幅の最大な部分。
⇔節
■二■ (接尾)
助数詞。
(1)魚の腹子(ハラコ)を数えるのに用いる。「たらこ,ひと―」
(2)壺(ツボ)・瓶(カメ)など胴部のふくらんだ容器を数えるのに用いる。「酒八―を醸むべし/日本書紀(神代上訓)」
はら
はら [1] 【原】
草などの生い茂った平らで広い土地。はらっぱ。野原。平原。
はら=が∘居る
――が∘居る
怒りがおさまる。「苦痛させねば―∘ゐる/浄瑠璃・菅原伝授 2」
はら=ができる
――がで・きる
(1)食事をして満腹となる。
(2)考えがまとまる。覚悟ができる。「なかなか―・きた男だ」
はら=が下(クダ)る
――が下(クダ)・る
下痢(ゲリ)になる。
はら=が北山(キタヤマ)
――が北山(キタヤマ)
「来た」を「北」にかけて,腹がすいたことをしゃれて言った語。
→腹が来た
はら=が大きい
――が大き・い
度量が大きい。腹が太い。太っ腹である。
はら=が太い
――が太・い
度量が広い。ふとっぱらである。
はら=が据(ス)わる
――が据(ス)わ・る
物事に動じない。度胸がある。
はら=が来た
――が来た
腹が減ってきた。腹がすいた。「北」と掛けて「腹が北野天神」「腹が北山」などの地口(ジグチ)に用いることが多い。「少し―わえ/洒落本・通言総籬」
はら=が減(ヘ)っては軍(イクサ)は出来ぬ
――が減(ヘ)っては軍(イクサ)は出来ぬ
空腹のままでは十分に活動ができない。
はら=が痛む
――が痛・む
〔「自腹(ジバラ)を切る」を言いかえた語〕
身銭(ミゼニ)を切る。「自分の―・むわけでもない」
はら=が癒(イ)える
――が癒(イ)・える
腹立ちがおさまる。怒りが鎮まる。
はら=が立つ
――が立・つ
しゃくにさわる。怒りをおさえかねる。「何もできない自分に―・った」
はら=が膨(フク)れる
――が膨(フク)・れる
(1)満腹になる。
(2)言いたい事を言わないために不満がたまって気分が悪い。「おぼしきことを言はぬは,げにぞ腹ふくるる心ちしける/大鏡(序)」
はら=が黒い
――が黒・い
心に悪だくみがある。根性が悪い。腹黒い。
はら=に一物(イチモツ)
――に一物(イチモツ)
心中に何かたくらみを隠しもっていること。「―ありげな顔つきだ」
はら=に収(オサ)める
――に収(オサ)・める
知ったことを他人に言わずに心にとどめておく。腹にしまう。
はら=に据(ス)えかねる
――に据(ス)えか・ねる
怒りを押さえることのできる範囲をこえている。我慢しきれない。
はら=に落ちる
――に落・ちる
納得がいく。なるほどと思う。「―・ちるやうに言つて聞かせてお呉んなさい/浮雲(四迷)」
はら=は借り物
――は借り物
母親の胎内は一時の借り物で,生まれた子の貴賤は父の素性によるということ。
はら=も身の内
――も身の内
腹も自分のからだの一部であるから,暴飲暴食をつつしめということ。
はら=を下(クダ)す
――を下(クダ)・す
下痢(ゲリ)をする。
はら=を切る
――を切・る
(1)切腹する。
(2)(比喩的に)責任を取る。
(3)おかしさに耐えられずに大笑いする。腸(ハラワタ)を切る。「―・りて笑ひ給ふ/竹取」
はら=を割る
――を割・る
いっさい隠しだてをしないで本心を打ち明ける。真意を明らかにする。「―・って話しあおう」
はら=を召(メ)す
――を召(メ)・す
「腹を切る」の尊敬語。「かなはぬ所にて御腹めされん事,なにの義か候ふべき/平治(中・古活字本)」
はら=を合わす
――を合わ・す
示し合わせる。ぐるになる。「山師に―・した腹黒の妾(メカケ)に大分掻(カツ)さらはれ/思出の記(蘆花)」
はら=を固(カタ)める
――を固(カタ)・める
決心する。覚悟する。
はら=を抱える
――を抱・える
おかしくてたまらず大笑いする。抱腹する。「―・えて笑いころげる」
はら=を括(クク)る
――を括(クク)・る
覚悟を決める。いかなる事態にもひるまないよう心を固める。「―・って難局に臨む」
はら=を拵(コシラ)える
――を拵(コシラ)・える
物を食べて腹をいっぱいにする。
はら=を捩(ヨジ)る
――を捩(ヨジ)・る
ひどくおかしがって大笑いする。
はら=を据(ス)える
――を据(ス)・える
(1)覚悟を決める。決心する。「―・えてかかる」
(2)怒りをおさえる。我慢してこらえる。「入道猶―・ゑかねて/平家 2」
はら=を探る
――を探・る
相手の真意をつかもうとして,それとなく心中をうかがう。「痛くもない―・られる」
はら=を決(キ)める
――を決(キ)・める
決心する。決意する。
はら=を痛める
――を痛・める
生みの苦しみを味わう。子を産む。「この子は私が―・めた子です」
はら=を立てる
――を立・てる
おこる。立腹する。
はら=を肥(コ)やす
――を肥(コ)や・す
自分の利益をはかる。私腹を肥やす。
はら=を読む
――を読・む
人の心中を推測する。「相手の―・む」
はら=悪(ア)し
――悪(ア)・し
(1)心がねじけている。意地が悪い。腹黒い。「―・しう言葉多かるものにて/源氏(東屋)」
(2)腹を立てやすい。短気である。「あまりに―・しき人にて/平家 1」
はらあて
はらあて [0][3][4] 【腹当(て)】
(1)腹掛け。また,腹巻き。寝冷えを防ぐために幼児などが用いる。[季]夏。《―や男のやうな女の子/景山筍吉》
(2)鎧(ヨロイ)の一。胴・草摺(クサズリ)を小さく作り,胸・腹・下腹・大腿上部のみを保護するだけの簡単なもの。多く下卒が用いたが,平時の護身用として,上級武士も衣服の下に付けるなどした。
腹当て(2)[図]
はらあわせ
はらあわせ [3] 【腹合(わ)せ】
「腹合わせ帯」の略。「―の帯を締めて/雁(鴎外)」
はらあわせおび
はらあわせおび [6] 【腹合(わ)せ帯】
「昼夜(チユウヤ)帯」に同じ。腹合わせの帯。
はらい
はらい ハラヒ [2] 【払い】
(1)代金・料金など金銭を払うこと。支払い。「―をすます」「―がたまる」
(2)払って除くこと。取り除くこと。「厄介―」「煤(スス)―」
(3)不用なものを売って処分すること。「―に出す」
(4)漢字を書くとき,線の終わりを左(あるいは右)斜め下方に力を抜きながら引くこと。
はらい
はらい [2] 【波羅夷】
〔梵 pārājika〕
〔仏〕 これを犯すと教団から追放され,僧尼としての身分を奪われる規則。最も重い戒律であるから重禁ともいう。淫・盗・殺・妄(自分の宗教上の段階を偽ること)の四つが代表的。大乗仏教でも十波羅夷のほか,いくつかの数え方がある。
はらい
はらい【払い】
payment (支払);→英和
[勘定]account;→英和
a bill (勘定書).→英和
〜が良い be punctual in payment.〜を済ます pay <one's bill,for a thing> .→英和
はらい
はらい【祓い】
purification;exorcism.
はらい
はらい ハラヒ [2] 【祓】
「はらえ(祓)」に同じ。
はらいあげる
はらいあ・げる ハラヒ― [5][0] 【払い上げる】 (動ガ下一)[文]ガ下二 はらひあ・ぐ
下から上へ払うように振る。
はらいきよめる
はらいきよ・める ハラヒ― [6] 【祓い清める】 (動マ下一)[文]マ下二 はらひきよ・む
祓(ハラエ)をして,けがれ・災厄などをなくする。「神主に―・めてもらう」
はらいこみ
はらいこみ ハラヒ― [0] 【払い込み】
金を払い込むこと。「会費の―」
はらいこみ
はらいこみ【払込み(金)】
(a) payment;→英和
(a) subscription (会費など).→英和
‖払込資本金 paid-up capital.
はらいこむ
はらいこ・む ハラヒ― [4][0] 【払い込む】 (動マ五[四])
金銭を相手方に納め入れる。「税金を―・む」
[可能] はらいこめる
はらいこむ
はらいこむ【払い込む】
pay <into a bank> ;→英和
pay in <to one's accounts in the bank> ;pay up <one's stocks> .
はらいごし
はらいごし ハラヒ― [2] 【払い腰】
柔道の技の名。自分の腰に相手を乗せながら,相手の外股を払い上げて投げる腰技。
はらいさげ
はらいさげ【払下げ】
sale (of government property);→英和
disposal (by auction sale) (競売で).→英和
‖払下品 an article (to be) disposed of by the government.
はらいさげ
はらいさげ ハラヒ― [0] 【払い下げ】
払い下げること。「国有地が―になる」「―を受ける」
はらいさげる
はらいさ・げる ハラヒ― [5][0] 【払い下げる】 (動ガ下一)[文]ガ下二 はらひさ・ぐ
官公庁などが,動産・不動産を民間に売り渡す。「国有地を―・げる」
はらいさげる
はらいさげる【払い下げる】
sell;→英和
dispose of.
はらいすぎ
はらいすぎ【払い過ぎ】
overpayment.→英和
はらいすぎる
はらいすぎる【払い過ぎる】
overpay.→英和
はらいずみ
はらいずみ【払い済の】
paid.→英和
はらいせ
はらいせ【腹癒】
revenge.→英和
〜に out of spite.〜をする ⇒恨み.
はらいせ
はらいせ [0] 【腹癒せ】
怒り・恨みを他の方面に向けて晴らすこと。「―に缶をけとばす」
〔「腹を居させる」の意からという。そうだとすれば歴史的仮名遣いは「はらゐせ」〕
はらいた
はらいた [0] 【腹痛】
腹部が痛むこと。ふくつう。「―をおこす」
はらいだし
はらいだし【払出し】
(a) withdrawal (預金の).→英和
はらいだし
はらいだし ハラヒ― [0] 【払い出し】
支払い出すこと。支出。「―期日」
はらいちょう
はらいちょう ハラヒテウ [2] 【払い超】
⇒散超(サンチヨウ)
はらいっぱい
はらいっぱい [3][0] 【腹一杯】
(副詞的にも用いる)
(1)食べた物で腹が十分に満ち足りること。満腹。「―食べる」「―になる」
(2)思っていることの全部。思う存分。「お国が―の我意(ワガママ)を働く間(ウチ)/怪談牡丹灯籠(円朝)」
はらいっぱい
はらいっぱい【腹一杯食べる】
eat one's fill <of> .
はらいのける
はらいのける【払い除ける】
brush off[away];drive away.
はらいのける
はらいの・ける ハラヒ― [5] 【払い除ける】 (動カ下一)[文]カ下二 はらひの・く
手ではらうようにして取り除く。振りはらう。「相手の手を―・ける」
はらいもどし
はらいもどし ハラヒ― [0] 【払い戻し】 (名)スル
金銭を払い戻すこと。「特急料金の―」
はらいもどし
はらいもどし【払い戻し】
(a) repayment;→英和
(a) refund.→英和
はらいもどす
はらいもど・す ハラヒ― [5][0] 【払い戻す】 (動サ五[四])
(1)一度受け取った金銭を清算して余ったものを返す。「特急料金を―・す」
(2)預貯金を,預けた人に払い渡す。「定期預金を―・す」
(3)競馬・競輪などで,的中した投票券を現金に換えて払う。
[可能] はらいもどせる
はらいもどす
はらいもどす【払い戻す】
pay back;refund.→英和
はらいもの
はらいもの ハラヒ― [0][5] 【払い物】
不用になって売り払う物。「―らしき品品/魔風恋風(天外)」
はらいわたし
はらいわたし【払い渡し】
(a) payment.→英和
はらいわたす
はらいわた・す ハラヒ― [5] 【払い渡す】 (動サ五[四])
金銭を支払って渡す。
はらいわたす
はらいわたす【払い渡す】
pay (out).→英和
はらう
はら・う ハラフ [2] 【払う】 (動ワ五[ハ四])
(1)じゃまなもの,無益なもの,不用なもの,害をなすものなどを除く。
(ア)手などで勢いよく除き去る。「ほこりを―・う」「天井のすすを―・う」「肩に積もった雪を―・う」
(イ)刃物でさっと切って取り除く。切り払う。「立ち木の下枝を―・う」「鎌(カマ)で下草を―・う」
(ウ)使用するために,取り除く。「刀の鞘(サヤ)を―・う」「襖(フスマ)を―・う」
(エ)自分のほうへ向かってくるものを,手や足を勢いよく動かしてわきへどける。払いのける。「足を―・って倒す」「つかみかかってくる手を―・う」
(2)人や動物をその場からいなくさせる。去らせる。また,先払いをする。「人を―・って密談する」「はえを―・う」「行列の先を―・う」
(3)圧倒する。威圧する。「威風あたりを―・う」
(4)不用なものを売って処分する。「古雑誌を屑屋に―・はうと思つて/一隅より(晶子)」
(5)金銭を渡す。
(ア)支払う。「代金を―・う」「給料を―・う」「勘定を―・う」
(イ)納入する。「罰金を―・う」「税金を―・う」
(6)目的を達するために,あるものを費やす。消費する。「勝利のために大きな犠牲を―・った」「努力を―・う」
(7)それまで居た場所をあける。引き払う。「宿を―・う」
(8)気持ちをあるものに向ける。心を傾ける。「…に注意を―・う」「敬意を―・う」「関心を―・う」「苦心を―・う」
(9)(「地をはらう」の形で)すっかり失われる。全くなくなる。「威信地を―・う」
(10)刀・棒などを左右に振る。なぎ倒す。「刀を―・う」「なぎなたで脛(スネ)を―・う」
(11)従わないものを討ち退ける。平定する。「姦を―・はん時は今/天地有情(晩翠)」
(12)軽くたたくように触れる。「池水の水草(ミクサ)も取らで青柳の―・ふしづ枝にまかせてぞ見る/後拾遺(春上)」
(13)ごみやちりなどを取り払う。はき清める。掃除する。「宮の東(ヒンガシ)の対を―・ひしつらひて/源氏(真木柱)」
(14)追放する。追い払う。「別当をも―・ふべしなんどまでののしりて/沙石 9」
[可能] はらえる
はらう
はらう【払う】
(1)[除去]brush off;clear away;expel (追い払う).→英和
ほこりを〜 dust <a desk> .→英和
(2)[支払う]pay.→英和
はらう
はらう【祓う】
purify;→英和
exorcize <a house> .→英和
はらう
はら・う ハラフ [2] 【祓う】
〔「払う」と同源〕
■一■ (動ワ五[ハ四])
神に祈ってけがれや災いを取り除く。清める。「悪霊を―・う」
■二■ (動ハ下二)
{■一■}に同じ。「六月の晦の大祓へに―・へたまひ清めたまふ事/祝詞(六月晦大祓)」
はらえ
はらえ ハラヘ [2] 【祓】
〔下二段動詞「はらう(祓)」の連用形から〕
(1)神に祈って罪・けがれ,災禍などを除き去ること。また,そのための儀式や,その祈りの言葉。おはらい。はらい。
(2)罪を犯した者に財物を出させて,その罪をあがなわせたこと。また,その物。はらい。「死にたる者の友伴(トモカキ)を留めて強(アナカチ)に―せしむ/日本書紀(孝徳訓)」
はらえがわ
はらえがわ ハラヘガハ [3] 【祓川】
神仏に参拝するとき,身を清めるために禊(ミソギ)する川。
はらえぐさ
はらえぐさ ハラヘ― 【祓種】
六月・一二月の大祓のときに,祓った身の罪やけがれを移して川に流す形代(カタシロ)。「浅茅刈るけふは夏越の―の/夫木 9」
はらえことば
はらえことば ハラヘ― [4] 【祓詞】
(1)祓のとき,中臣(ナカトミ)または神官の読み上げる祝詞。はらえのことば。
(2)平安時代,六月・一二月の大祓のとき,東西の史部(フビトベ)が祓の刀(タチ)を奉り,読み上げる祝詞。
はらえつもの
はらえつもの ハラヘ― 【祓つ物】
罪やけがれをあがなうために祓の料として出す品物。「罪を素戔嗚尊に科(オオ)せて,其の―を責(ハタ)る/日本書紀(神代上訓注)」
はらえど
はらえど ハラヘ― [3] 【祓戸】
祓をする場所。
はらえどの
はらえどの ハラヘ― [0] 【祓殿】
神社などの祓をするための殿舎。
はらえどのかみ
はらえどのかみ ハラヘ― 【祓戸の神】
祓をするときにまつる神。瀬織津比咩神(セオリツヒメノカミ)・気吹戸主神(イブキドヌシノカミ)・速開都比咩神(ハヤアキツヒメノカミ)・速佐須良比咩神(ハヤサスラヒメノカミ)の四神をいう。
はらえのたち
はらえのたち ハラヘ― 【祓の刀】
平安時代,大祓の際に東西の史部(フビトベ)の奉った太刀。
はらおび
はらおび【腹帯】
a maternity belt (妊婦の);a saddle girth (馬の).
はらおび
はらおび [0] 【腹帯】
(1)腹に巻く帯。はらまき。
(2)「岩田帯(イワタオビ)」に同じ。
(3)馬具の一。鞍を馬の背に取りつけるために馬の腹にしめる帯。はるび。
はらか
はらか 【腹赤・鰚】
〔「はらあか」の転〕
魚,ニベの異名。一説に,マスの異名。「―釣る大曲崎(オオワダサキ)のうけ縄に/山家(雑)」
はらかつろう
はらかつろう 【原勝郎】
(1871-1924) 歴史学者。岩手県生まれ。京大教授。鎌倉時代から戦国時代の期間を日本中世として区分し,積極的に評価した。著「日本中世史」「東山時代に於ける一縉紳(シンシン)の生活」など。
はらかのそう
はらかのそう 【腹赤の奏】
中古,元日節会の際,大宰府より献上された腹赤を内膳司が奏する儀式。
はらから
はらから [0][2] 【同胞】
(1)母を同じくする兄弟姉妹。また,一般に兄弟姉妹。「島にかへる娘二人は―らしく/源おぢ(独歩)」「親族(ウガラ)―/万葉 460」
(2)同じ国民。同胞(ドウホウ)。
はらがけ
はらがけ [0] 【腹掛(け)】
(1)胸から腹までをおおい,背中で細い共布を十文字に交わらせてとめて着用するもの。多く紺木綿(コンモメン)で作り,前面に幅いっぱいの「どんぶり」と呼ぶ物入れをつける。職人などが着用する。
(2)幼児が寝冷えしないように衣服の下に着けるもの。胸・腹をおおい,ひもを結んでとめる。腹当て。
腹掛け(1)[図]
はらがまえ
はらがまえ [3] 【腹構え】
これから何かをしようとする場合の心の準備。「―が出来ていない」
はらがわり
はらがわり [3] 【腹変(わ)り】
「腹違い」に同じ。「広瀬某の落胤(オトシダネ)或は―の姉の復讐(カタキ)なり/高橋阿伝夜叉譚(魯文)」
はらきり
はらきり [0] 【腹切り】
「せっぷく(切腹)」に同じ。
はらきりがたな
はらきりがたな [5] 【腹切り刀】
切腹のための刀。多く九寸五分(クスンゴブ)をいう。「子に死ねといふ―/浄瑠璃・菅原」
はらぎたなし
はらぎたな・し 【腹穢し・腹汚し】 (形ク)
心が素直でなく,意地が悪い。ねじけている。「けしからず,―・くおはしましけり/枕草子 278」
はらくだし
はらくだし [3][0] 【腹下し】 (名)スル
(1)下痢(ゲリ)をすること。はらくだり。
(2)下剤。
はらくだり
はらくだり [3] 【腹下り】 (名)スル
下痢(ゲリ)。はらくだし。
はらぐあい
はらぐあい [3] 【腹具合】
胃や腸の調子。「―が悪い」
はらぐあい
はらぐあい【腹具合が悪い】
have trouble with one's bowels[stomach].
はらぐみ
はらぐみ [0] 【腹組(み)】
腹の中での考え。腹案。
はらぐろ
はらぐろ [0] 【腹黒】 (名・形動)
腹黒いこと。「―な人」
はらぐろい
はらぐろ・い [4] 【腹黒い】 (形)[文]ク はらぐろ・し
心がねじけている。心の中に悪巧みや陰謀をもっている。「―・い人間」
[派生] ――さ(名)
はらぐろい
はらぐろい【腹黒い】
wicked;→英和
malicious.→英和
はらけい
はらけい 【原敬】
⇒はらたかし(原敬)
はらげい
はらげい 【腹芸】
(1)演劇で,動作や言葉を押さえて,役の心理・感情を表現する内面的で静的な演技。
(2)心の中のもくろみを,政治力や度胸で実現すること。
(3)腹に顔を描き,いろいろ動かして表情を変えてみせる座興の芸。腹踊り。
(4)あおむけに寝た人の腹の上で,物を切ったり餅をついたりしてみせる曲芸。
はらげい
はらげい【腹芸】
a plucky act.
はらこ
はらこ [2] 【腹子】
魚類の腹中にある卵塊。また,それを塩漬けなどにしたもの。たらこ・すじこなど。鮞(ハララゴ)。
はらごしらえ
はらごしらえ [3] 【腹拵え】 (名)スル
事に当たる前にしっかり食事をしておくこと。「―して出かける」
はらごたえ
はらごたえ [3] 【腹応え】
物を食べて腹がいっぱいになったという感じ。「―のない弁当」
はらごなし
はらごなし [3][0] 【腹ごなし】
軽い運動や散歩などをして,食べた物の消化を助けること。「―に散歩する」
はらごなし
はらごなし【腹ごなしに】
to aid digestion.
はらごもり
はらごもり [3] 【腹籠り】
(1)胎内にあること。みごもること。また,胎児。
(2)仏像などの腹の中に納めてあること。また,納められた経典や宝物など。
(3)父が死んだとき,子が母の胎内にいること。遺腹。忘れがたみ。
はらさいひん
はらさいひん 【原采蘋】
(1798-1859) 江戸後期の女流漢詩人。筑前の人。名は猷,采蘋は号。父は秋月藩儒で詩文をよくした原古処。各地を遊歴して菅茶山・梁川星巌らと交流した。著「采蘋詩集」
はらさんけい
はらさんけい 【原三渓】
(1868-1939) 実業家。近代の数寄者。岐阜県生まれ。名は富太郎。養家を横浜第一の財閥とし,その財力をもって古美術品を収集し,茶道に親しむ。本牧三渓園はその旧宅。収集品の多くは大和文華館に蔵される。
はらさんざん
はらさんざん 【腹散散】 (副)
おもう存分に。さんざっぱら。はらさんざ。「―なぐさんで,ただにげるとはあつかましい/滑稽本・膝栗毛 3」
はらじゅく
はらじゅく 【原宿】
東京都渋谷区東部の地名。明治神宮から青山に至る表参道周辺一帯をいい,青山とともに近年,若者の街としてにぎわう。
はらじろ
はらじろ [0] 【腹白】
(1)腹の白いこと。また,そのもの。
(2)指貫(サシヌキ)の裾の下括りの緒の飾り結び。袴の色と白の組紐(クミヒモ)で裾をしぼり,残りを足の長さくらいの三つ編みにして下げたもの。白を上に組むための名称。場合・年齢による決まりがある。
→ねず緒
はらす
はら・す [2] 【晴らす・霽らす】 (動サ五[四])
(1)心の中の不満や疑いを消して気持ちをすっきりさせる。満足させる。「疑いを―・す」「うらみを―・す」
(2)雨などがやむのを待つ。「是なるやどりにたちより,雨を―・さばやと思ひ候/狂言・祐善」
(3)目的を遂げる。「ノゾミヲ―・ス/日葡」
〔「晴れる」に対する他動詞〕
[可能] はらせる
[慣用] 思いを―
はらす
はら・す [0] 【腫らす】 (動サ五[四])
腫れた状態にする。腫れさせる。「のどを―・す」「まぶたを―・す」
はらす
はらす【晴らす】
dispel <doubt,gloom> ;→英和
clear away;divert oneself <by,in> (気を);clear oneself (疑いを).恨みを〜 ⇒恨み.
はらすじ
はらすじ [0][3] 【腹筋】 (名・形動)
(1)腹部の筋肉。ふっきん。
(2)〔「腹筋を縒(ヨ)る」から〕
おかしくてたまらないさま。「甚平から��と笑ひ,ああ―な/浄瑠璃・鑓の権三(下)」
はらすじ=を切る
――を切・る
⇒腹筋(ハラスジ)を縒(ヨ)る
はらすじ=を縒(ヨ)る
――を縒(ヨ)・る
おかしくて腹の筋がよじれるばかりである。腹筋を切る。「ああ―・つたぜ/滑稽本・浮世床 2」
はらたかし
はらたかし 【原敬】
(1856-1921) 政治家。盛岡の人。新聞記者・外交官などを経て大阪毎日新聞社社長。立憲政友会創立に参加。逓相・内相を務め,政友会総裁となる。1918年(大正7)寺内内閣のあと最初の政党内閣を組織し平民宰相と称されたが,強硬政策が反発を買い東京駅で暗殺された。
はらたけ
はらたけ [2] 【原茸】
担子菌類ハラタケ目のきのこ。高さ5〜10センチメートル。傘は初めは球状で,次第に開く。表面は白く,後に淡黄色を帯びる。肉は厚く白色。畑地や牧草地に生じる。マッシュルームによく似て,食用となる。
はらたてず
はらたてず 【腹不立】
狂言の一。「腹立てずの正直坊」と名乗った俄(ニワカ)坊主が,「腹ふくれの正月坊」とか「腹焦げの焦熱坊」とかいわれて腹を立ててしまう。
はらたみき
はらたみき 【原民喜】
(1905-1951) 小説家・詩人。広島生まれ。慶大卒。原爆体験に基づいた小説「夏の花」で知られる。
はらたんざん
はらたんざん 【原坦山】
(1819-1892) 禅僧・仏教学者。磐城の人。名は良作。諱(イミナ)は覚仙,号は鶴巣。東大印度哲学科の最初の講師。曹洞宗大学林(現,駒沢大学)総監。
はらだ
はらだ 【原田】
姓氏の一。
はらだかい
はらだかい 【原田甲斐】
(1619-1671) 江戸前期の仙台藩伊達氏の家老。伊達騒動の中心人物。幕府による伊達家政争の審問が始められ,敗北をさとった甲斐は大老酒井邸で政敵伊達宗重を斬り,自らも斬殺された。
→伊達騒動
はらだけいきち
はらだけいきち 【原田慶吉】
(1903-1950) 法学者。神戸生まれ。東大教授。比較法的研究を進め,古代法,特にユスティニアヌス法典とハンムラピ法典の研究で知られる。著「楔形文字法の研究」「ローマ法」「日本民法典の史的素描」
はらだたしい
はらだたしい【腹立たしい】
provoking;unpleasant;→英和
irritating.
はらだたしい
はらだたし・い [5] 【腹立たしい】 (形)[文]シク はらだた・し
おこりだしたくなる気持ちだ。腹が立つのをがまんできない。しゃくにさわる。「事情を聞くうちに―・くなる」
[派生] ――げ(形動)――さ(名)
はらだち
はらだち [0][4] 【腹立ち】
いかること。おこること。「お―はごもっともですが」
はらだち
はらだち【腹立ち】
anger.→英和
〜まぎれに in (a fit of) anger.→英和
はらだちまぎれ
はらだちまぎれ [5] 【腹立ち紛れ】 (名・形動)
腹が立つのにまかせて,見境もなく行動してしまう・こと(さま)。「―に八つ当たりする」
はらだつ
はらだ・つ [3] 【腹立つ】
■一■ (動タ五[四])
(1)いかる。おこる。立腹する。「無礼なしうちに―・つ思いをする」
(2)腹を立てて責める。けんかする。「何事ぞや。童べと,―・ち給へるか/源氏(若紫)」
■二■ (動タ下二)
{■一■(1)}に同じ。「あなかま,をさなき人な―・てそ/源氏(浮舟)」
はらだとよきち
はらだとよきち 【原田豊吉】
(1860-1894) 明治時代の地質学者。江戸生まれ。「日本地質構造論」を著し日本の地質系統を明らかにし,地質学の発展に寄与した。
はらだなおじろう
はらだなおじろう 【原田直次郎】
(1863-1899) 洋画家。江戸生まれ。東京外国語学校卒。豊吉の弟。ドイツ留学後,画塾鐘美館を設け,また明治美術会の創設に参加。代表作「靴屋のおやじ」
はらだまごしちろう
はらだまごしちろう 【原田孫七郎】
安土桃山時代の貿易商。肥後の生まれ。長崎の貿易商原田喜右衛門の手代を務め,ルソン貿易に従事,豊臣秀吉にルソン経略を進言した。生没年未詳。
はらだよしと
はらだよしと 【原田淑人】
(1885-1974) 考古学者。東京生まれ。東大教授。浜田耕作らと東亜考古学会を設立。中国東北部および朝鮮の城址などの調査研究に従事。主著「東亜古文化研究」
はらちがい
はらちがい [3] 【腹違い】
兄弟姉妹で,父は同じで母が異なること。腹変わり。異腹。「―の弟」
→種(タネ)違い
はらちがい
はらちがい【腹違いの】
born of a different mother;half-blooded.〜の兄弟 a half brother.
はらっぱ
はらっぱ [1] 【原っぱ】
野原。原。「―で遊ぶ」
はらつづみ
はらつづみ【腹鼓を打つ】
eat one's fill[to one's heart's content].
はらつづみ
はらつづみ [3] 【腹鼓】
〔「はらづつみ」とも〕
(1)満腹してふくらんだ腹を鼓のように打ち鳴らすこと。世がよく治まり,食が足りて安楽なさまにいう。鼓腹(コフク)。「―を打つ」
→鼓腹撃壌(ゲキジヨウ)
(2)月夜に狸(タヌキ)が鼓のように腹を打つと言い伝えられていること。
はらづもり
はらづもり [3] 【腹積(も)り】
これからしようとする事のおおよその予定・計画。心づもり。「…という―であったが」
はらてっけつ
はらてっけつ [1] 【爬羅剔抉】
(1)〔韓愈「進学解」による。爪でかき集めえぐり出す意〕
隠れている人材を探し出して用いること。
(2)人の欠点をあばき出すこと。
はらとみたろう
はらとみたろう 【原富太郎】
(1868-1939) 実業家。岐阜県生まれ。旧姓,青木。号,三渓(サンケイ)。横浜の豪商原善三郎の養子となり,生糸・絹織物貿易で巨富を築く。古美術品収集・画家育成にも尽力。古建築を集めた三渓園を築造した。
はらどけい
はらどけい [3] 【腹時計】
腹のすきぐあいからおよその時刻を推定できることを,時計にたとえた言い方。
はらなこく
はらなこく 【波羅奈国】
〔梵 Vārāṇasī〕
古代インドの王国。ガンジス川中流の聖都バラナシを中心とする地域。釈迦の時代以前に王国があったが,コーサラ国に併合された。郊外に鹿野苑(ロクヤオン)がある。
はらなり
はらなり [0] 【腹鳴り】
⇒ふくめい(腹鳴)
はらの
はらの [0] 【原野】
野原。げんや。
はらのうち
はらのうち [0] 【腹の中】
(1)腹の内部。はらのなか。
(2)心のうち。心中。胸中。はらのなか。「―はわからない」
はらのかわ
はらのかわ [5] 【腹の皮】
(1)腹の表皮。
(2)「腹の皮が捩(ヨジ)れる」の略。「行儀作法は狗(エノコロ)を屋根へ上げたやうで,さりとは��―/浄瑠璃・忠臣蔵」
はらのかわ=が捩(ヨジ)れる
――が捩(ヨジ)・れる
腹の皮が捩れるほど,おかしくてたまらず笑いころげる。腹の皮を縒(ヨ)る。
はらのかわ=が突っ張れば目の皮が弛(タル)む
――が突っ張れば目の皮が弛(タル)む
満腹になると眠くなる。
はらのたし
はらのたし [0] 【腹の足し】
空腹を補うための食べ物。「少しは―になる」
はらのなか
はらのなか [4] 【腹の中】
「はらのうち(腹中)」に同じ。
はらのふえ
はらのふえ 【大角】
〔同じ物を唐で簸邏廻(ハラカイ)と呼んだのでこの名があるという〕
古く戦場で小角(クダノフエ)とともに用いた角製の笛。はら。[和名抄]
はらのむし
はらのむし [0] 【腹の虫】
(1)体内に寄生する虫。回虫など。
(2)人間の機嫌の良し悪しに関係する心中の感情を,虫にたとえた語。
(3)空腹どきの腹鳴りを,腹中の虫の声であるとしていう語。
はらのむし=がおさまら∘ない
――がおさまら∘ない
癪(シヤク)にさわって怒りがおさえきれない。腹の虫が承知しない。
はらのむし=の居所が悪い
――の居所が悪・い
機嫌が悪い。虫の居所が悪い。
はらはちぶ
はらはちぶ [4] 【腹八分】
腹いっぱい食べずに少し控えめにしておくこと。腹八分目。「―に医者いらず」
はらはら
はらはら
〜と落ちる flutter down (木の葉などが);trickle down <a person's cheeks> (涙が).〜する feel uneasy[anxious] <about> ;be afraid <of> .〜させる〔形〕thrilling.→英和
はらはら
はらはら [1] (副)スル
(「と」を伴っても用いる)
(1)ことの成り行きを心配して気をもむさま。「―しながらサーカスを見る」
(2)木の葉・花びら・雨・涙のような軽いものが,少しずつ続いて静かに落ちるさま。「―と花が散る」「涙が―(と)落ちる」
(3)髪の毛が乱れ落ちかかるさま。「後れ毛が―と乱れかかる」
(4)人などがいっせいに動くさま。「さあお帰りだ,と云ふとともに,―座敷を出た/婦系図(鏡花)」
(5)物のふれあう音を表す語。はたはた。「衣の音なひ―として/源氏(帚木)」
(6)物の焼けてはぜる音を表す語。ぱちぱち。「たかるる豆がらの―となる音/徒然 96」
(7)物がくだけるさまや,その音を表す語。「八つの胡桃(クルミ)一度に―と砕けにけり/今昔 23」
はらばい
はらばい [0] 【腹這い】
はらばうこと。腹を下にして寝そべること。「ベッドに―になる」「―で進む」
はらばい
はらばい【腹這いになる】
lie on one's belly.
はらばう
はらば・う [3] 【腹這う】 (動ワ五[ハ四])
(1)腹を下にして寝そべる。「―・って本を読む」
(2)腹を地につけて手足でまたは身をくねらせて進む。「赤駒の―・ふ田居を/万葉 4260」「蛇の―・ひ蟹の横に行く/歌舞伎・浮世物語」
はらびらき
はらびらき [3] 【腹開き】
魚を腹側から切り開いておろすこと。干物にする場合は頭を付けたまま開くこともある。
はらびれ
はらびれ [0] 【腹鰭】
魚類の腹部の両側にある一対のひれで,胸びれよりも後方にあるもの。
はらふさぎ
はらふさぎ [3] 【腹塞ぎ】
空腹を一時的にしのぐために少し食べること。また,その食べ物。腹しのぎ。
はらぶし
はらぶし [2] 【腹節】
鰹(カツオ)の腹側の肉で作った鰹節。雌節。
はらぶと
はらぶと [0] 【腹太】 (名・形動)
(1)胆力・度量の大きな・こと(さま)。ふとっぱら。「―な人」「貧乏人の―は昔からあり来(キタ)つた事実がある/思出の記(蘆花)」
(2)「腹太餅(モチ)」の略。「―を一口くつて頬をやき/柳多留 36」
(3)ボラの異名。
はらぶともち
はらぶともち 【腹太餅】
近世の,薄皮で中に塩餡(アン)がはいってふっくらとした饅頭(マンジユウ)。
はらぺこ
はらぺこ [0] 【腹ぺこ】 (名・形動)
非常に腹がすいている・こと(さま)。「昼飯抜きなので―だ」
はらぺこ
はらぺこ【腹ぺこである】
be famished;be starving.
はらぼて
はらぼて [0] 【腹ぼて】
みごもって腹が大きくなること。また,その人。
はらまき
はらまき【腹巻】
a stomach-band.
はらまき
はらまき [2][3] 【腹巻(き)】
(1)腹が冷えるのを防ぐために,腹に巻きつける布,あるいは筒形の編み物など。はらおび。腹当て。「―をして寝る」
(2)鎧(ヨロイ)の一。胴をぐるりと囲み,背中で合わせるようにした簡略なもの。普通,草摺(クサズリ)を七間下げる。鎌倉中期頃から,下卒が用い,室町時代には上級武士も用いるようになった。なお,近世以前は,この形式の鎧を胴丸と呼んでいた。
腹巻き(2)[図]
はらまきよろい
はらまきよろい [5] 【腹巻鎧】
鎧の一形式。鎌倉時代頃,ごく一部で行われた。脇楯(ワイダテ)がなく,草摺(クサズリ)が細分された腹巻の形式であるが,これに大鎧のように弦走(ツルバシリ)・鳩尾板(キユウビノイタ)・栴檀板(センダンノイタ)・障子板(シヨウジノイタ)などがついている。
はらまち
はらまち 【原町】
福島県北東部,太平洋に面する市。旧宿場町で相馬地方の中心。紡織・精密・光学機械の工場が立地。雲雀ヶ原で,野馬追(ノマオ)いが行われる。
はらみ
はらみ 【孕み】
はらむこと。妊娠すること。「関白殿の女御…御―のけなし/栄花(花山)」
はらみいし
はらみいし [3] 【孕み石】
石の中に,さらに小さい石をもっているもの。
はらみおんな
はらみおんな [4] 【孕み女】
胎内に子を宿している女。妊婦。
はらみく
はらみく [3] 【孕み句】
(1)連歌・俳諧の座に臨むとき,前もって用意しておいた句。
(2)前々から考えていたこと。「常々気に入らぬ女ぢやと―に思うてゐたに/狂言記・箕かづき」
はらみった
はらみった [3] 【波羅蜜多】
⇒波羅蜜(ハラミツ)(1)
はらみつ
はらみつ [2] 【波羅蜜】
(1)〔仏〕
〔梵 pāramitā〕〔「到彼岸」「度」と意訳する〕
迷いの世界から悟りの世界へ至ることの意。実際には,そのために菩薩の行う修行のこと。波羅蜜多。
→六波羅蜜
→十波羅蜜(ジツパラミツ)
(2)〔「ぱらみつ」とも〕
クワ科の常緑高木。南アジアの熱帯地方で広く栽培される。雌雄同株。果実は長さ約50センチメートル,径約20センチメートルの楕円体で,淡黄色に熟し,果肉は甘味があって食用とする。材は建材・家具材とする。
はらみときわ
はらみときわ ハラミトキハ 【孕常盤】
人形浄瑠璃の曲名。時代物。近松門左衛門作。1710年大坂竹本座初演。清盛の子を孕んだ常盤御前の物語に,牛若丸の奥州下向までをからませたもの。
はらみばし
はらみばし [4] 【孕み箸】
(1)正月祝いの食事に用いる,中央部が太く,両端を細く削った箸。腹太箸(ハラブトバシ)。特に,関東地方でいう。
(2)小楊枝(コヨウジ)をはさんである割り箸(バシ)。
はらむ
はらむ【孕む】
conceive;→英和
become pregnant.孕んでいる be pregnant[in the family way];be big with child.
はらむ
はら・む [2] 【孕む】 (動マ五[四])
〔「腹」を動詞化した語〕
(1)胎内に子を宿す。みごもる。「子を―・む」
(2)布などが風を受けて一方の側へふくれる。「帆が風を―・む」「朝風を―・んで下る白帆の頂から/刺青(潤一郎)」
(3)中に含んでもつ。内蔵する。「矛盾を―・む」「危険を―・む」
(4)国がその中に民を生存させる。養う。「王地に―・まれて,詔命をそむくべきにあらず/平家 2」
(5)芽や穂が出ようとしてふくらむ。「屋の軒にあてて植ゑさせしが,いとをかしう―・みて/蜻蛉(中)」「イネガ―・ム/日葡」
はらめく
はらめ・く (動カ四)
〔「めく」は接尾語〕
(1)はらはらと音をたてる。「雨いたう―・きて,あはれにつれづれと降る/蜻蛉(中)」
(2)裂けたりして切れ切れになる。ばらばらになる。「紙ぎぬなんどの言ふばかりなくゆゆしげに破れ―・きたるを/発心 1」
(3)煮かたが足りなくて,ぼろぼろする。「メシガ―・ク/日葡」
はらもち
はらもち [0][4] 【腹持ち】
(1)食べごたえがあって,空腹の状態にならないこと。「餅は―がいい」
(2)腹の具合。「―をさんざんにするけんたう使/柳多留 9」
はらや
はらや 【水銀粉】
水銀に食塩・にがりなどをまぜて加熱して得た昇華物。一三世紀ごろから伊勢地方で製造され駆梅剤・利尿剤・下剤として用いられた。汞粉(コウフン)。軽粉。伊勢白粉。水銀(ミズガネ)の滓(カス)。[日葡]
はららかす
はららか・す 【散かす】 (動サ四)
ばらばらに散らす。「沫雪の若(ゴト)くし以て蹴(クエ)―・し/日本書紀(神代上訓注)」
はららご
はららご [3][0] 【鮞】
魚類の産卵前の卵塊。また,それを塩漬けにした食品。特に,鮭(サケ)についていう。腹子(ハラコ)。[季]秋。
はららご
はららご
hard roe (魚の).
はらり
はらり [2][3] (副)
(多く「と」を伴って)
(1)軽い物が静かに落ちかかるさま。「花びらが―と散る」「羽織を―とかける」「髪が―と解ける」
(2)動作が滞るところがなく,素早いさま。「衣紋(エモン)を直したと思ふと,―と気早に立つて/婦系図(鏡花)」
(3)すべてにわたっているさま。すっかり。ことごとく。「主人たる人の心と下男の心と,ものごと―とちがひて/咄本・醒睡笑」
(4)大勢の人の動作がそろうさま。いっせいに。「仲間ども承り,一度に―と取りまはす/浄瑠璃・出世景清」
はらわた
はらわた [3][0][4] 【腸】
(1)大腸・小腸などの総称。また,臓腑(ゾウフ)。古くは,特に大腸をいう。「美酒が―にしみ通る」「杵屋の冴々(サエザエ)した撥音(バチオト)が…―に徹(コタ)ゆるやうに/社会百面相(魯庵)」
(2)動物の内臓。臓腑。わた。「魚の―をとり出す」
(3)こころ。性根(シヨウネ)。根性。精神。
(4)ウリなどの内部の,種子とやわらかな果肉とが混じっている部分。
(5)物の内部に詰め込まれているもの。「―の出た座布団」
はらわた
はらわた【腸】
the intestines;the bowels.〜を抜く gut <a fish> .→英和
はらわた=がちぎれる
――がちぎ・れる
悲しみや,つらさに耐えきれない。「―・れる思い」
はらわた=が煮えくり返る
――が煮えくり返・る
腹が立って怒りをこらえることができない。
はらわた=が腐る
――が腐・る
精神が堕落する。根性も気骨もなくなる。
はらわた=を断(タ)つ
――を断(タ)・つ
(1)激しい悲しみに心がはりさける。断腸(ダンチヨウ)の思いをする。
(2)おかしくてたまらず大笑いする。「さしもあさましき最中に人人皆―・つ/盛衰記 34」
はらん
はらん【波乱】
[もめごと]troubles;events (事件);[盛衰]vicissitudes;ups and downs (of life).〜を起こす cause troubles.〜に富んだ eventful.→英和
はらん
はらん [0][1] 【葉蘭】
ユリ科の常緑多年草。中国原産。根茎は地中をはい,各節から長さ約40センチメートルの濃緑色広披針形の葉を出す。葉柄は長い。早春,地際に紫褐色の花を開く。観葉植物として庭園に植える。葉は生花の材料とし,また料理を盛るのに用いる。
はらん
はらん [0] 【波瀾・波乱】
(1)さわぎ。もめごと。ごたごた。また,争乱。「―を呼ぶ」「―をまき起こす」
(2)単調でなく,変化のあること。「―に富んだ一生」
(3)なみ。大小の波。[日葡]
(4)詩文に起伏や変化があること。「詩は盛唐の―を捲きて/太平記 12」
はらんばんじょう
はらんばんじょう [1] 【波瀾万丈】
変化が激しく劇的であること。「―の生涯」
はり
はり【張りのある】
tense (ぴんと張った);→英和
strong (力強い);→英和
brisk (きびきびした).→英和
はり
はり【針】
(1) a needle (縫針など);→英和
a pin (ピン);→英和
a hook (釣の).→英和
(2)[時計の]a hand;→英和
a sting (蜂などの);→英和
a thorn (ばらの).→英和
(3)[縫合]a stitch.→英和
(4)[針療治]acupuncture.→英和
〜に糸を通す thread a needle.〜を含んだ言葉 stinging words.傷を六〜縫う have six stitches on one's cut.〜をする perform acupuncture <on> .
はり
はり [1] 【針】
(1)布などを縫うのに用いる道具。ごく細い鋼製の短い棒で,一端をとがらせる。他端に糸を通す穴がある縫い針・刺繍(シシユウ)針・革針・毛糸針などや,穴のない待ち針,他にミシン針など多種ある。
(2)細く鋭く先端のとがった,{(1)}に似た形のもの。
(ア)ハチ・サソリなどの尾部にある,他の動物を刺して毒を注入する器官。
(イ)時計・磁石などの計器の目盛りをさし示すもの。「―が正午をさす」「―が真北をさす」
(ウ)注射針。
(エ)レコード針。
(オ)ホチキスに用いる留め金。
(3)裁縫。縫い物。おはり。「―の師匠の家/土(節)」
(4)言動の中にある,人の心を傷つける気持ち。害意。「―のある言葉」
(5)助数詞的に用いて,針で縫った目数を数えるのに用いる。「三―縫う」
→鍼(ハリ)
→鉤(ハリ)
はり
はり 【張り】
■一■ [0] (名)
(1)引っ張る力が働いていること。また,その力の程度。「―を強くする」
(2)ひきしまって弾力があること。「―のある肌」「―のある声」
(3)自分の行動に意義を見いだして,それを積極的に行なっていこうとする気持ち。張り合い。「心に―をもつ」「生きる―を失う」
(4)自分の意志を通そうとする気持ち。意気地。「他人(ヒト)にいはれじ笑はれまじと,―を通し意地づくの/人情本・英対暖語」
■二■ (接尾)
助数詞。
(1)提灯(チヨウチン)・幕・蚊帳(カヤ)・テントなど,張って作った物,張りめぐらして用いるものを数えるのに用いる。
(2)弓・琴など,弦・絃を張った類のものを数えるのに用いる。
→ばり(張)
はり
はり 【榛】
ハンノキの古名。「―のさ枝に/万葉 4207」
はり
はり [1] 【玻璃・頗梨・玻瓈】
〔梵 sphatịka〕
(1)仏教で,七宝(シツポウ)の一。水晶のこと。
(2)ガラスの別名。「―の杯には葡萄の酒注がれたり/ふらんす物語(荷風)」
(3)火山岩中に含まれるガラス質。
はり
はり [1] 【鉤】
〔「はり(針)」と同源〕
釣り針。
はり
はり [1] 【鍼】
〔「はり(針)」と同源〕
(1)医療器具の一。多く金・銀・鉄などの金属で作られ,人体の一定の部位にさしこんで療治に使うもの。
(2){(1)}を用いて治療する術。鍼術(シンジユツ)。
はり
はり【梁】
a beam.→英和
はり
はり [2] 【梁】
(1)屋根や上階の床の重さを受け支えるために,柱上に渡される横木の総称。うつばり。
→桁(ケタ)
(2)材軸に対して直角あるいは斜めの荷重を受け,この荷重を支点に伝える細長い水平材一般をいう。ビーム。
(3)算盤(ソロバン)の用語。五玉と一の玉の境に設けた横木。
はり=の先で突いた程
――の先で突いた程
ごくわずかなことのたとえ。
はり=ほどのことを棒(ボウ)ほどに言う
――ほどのことを棒(ボウ)ほどに言う
小さな物事を大げさに言う。針小棒大。
はり=を以(モツ)て地(チ)を刺す
――を以(モツ)て地(チ)を刺す
狭い見識で広大な物事を推測する。また,到底達成できないことを企てる。
はり=を含む
――を含・む
言葉に人の心を傷つけるような悪意がこめられている。「―・んだもの言い」
はり=を立つる土地無し
――を立つる土地無し
少しの余地もないことのたとえ。立錐(リツスイ)の余地もない。
はり=を蔵(クラ)に積みても溜(タマ)らぬ
――を蔵(クラ)に積みても溜(タマ)らぬ
いくら小金をせっせとためても,蓄えは増えないことのたとえにいう。「尻も結ばぬ糸のごとく,―内証/浮世草子・永代蔵 3」
はりあい
はりあい [0] 【張(り)合い】
(1)張り合うこと。競うこと。「意地の―」
(2)働きかけただけの反応が感じられ,充足感のあること。やり甲斐(ガイ)のあること。「上達が早いので,教える―がある」「―のない仕事」
はりあい
はりあい【張合いがある】
[物・事が主語]be encouraging;be worth doing (やり甲斐がある);[人が主語]be encouraged <to do> .〜がない〔形〕discouraging;[人が主語]be discouraged[disappointed] <to do> ;lose interest <in> .
はりあいぬけ
はりあいぬけ [0] 【張(り)合い抜け】 (名)スル
張り切っていた気持ちがくじけること。「動かざること山のごときに,お銀も―がして/二人女房(紅葉)」
はりあう
はりあう【張り合う】
rival <a person,one another> ;→英和
compete[strive] <with> .→英和
はりあう
はりあ・う [3] 【張(り)合う】 (動ワ五[ハ四])
(1)同じ目標に向かって互いにせりあう。「総裁の座を―・う」
(2)相手に負けまいとして互いに競争しあう。互いにゆずらない。「―・って芸をみがく」「双方自説を主張して―・う」
(3)なぐり合う。「負けじ,おとらじと手をはなちて―・ひける/曾我 1」
[可能] はりあえる
はりあげる
はりあ・げる [4] 【張(り)上げる】 (動ガ下一)[文]ガ下二 はりあ・ぐ
声を強く大きく出す。「大声を―・げる」
はりあげる
はりあげる【張り上げる】
raise[lift up] <one's voice> (声を).→英和
はりあなしゃしんき
はりあなしゃしんき [6] 【針穴写真機】
⇒ピンホール-カメラ
はりあみ
はりあみ [0] 【張(り)網】
(1)猟具の一種。鳥獣を捕獲するために左右に柱を立て,その間に網を張りわたしたもの。霞網(カスミアミ)・兎網など。
(2)定置網(テイチアミ)のこと。
はりあわせる
はりあわ・せる [5] 【張り合(わ)せる・貼り合(わ)せる】
いくつもはってひとつにする。紙などを何枚もはる。
はりい
はりい [2] 【鍼医・針医】
鍼術(シンジユツ)を行う医者。鍼医者。
はりい
はりい【針医】
an acupuncturist.
はりいか
はりいか [2] 【針烏賊】
コウイカの異名。
はりいしゃ
はりいしゃ [2] 【鍼医者】
「鍼医(ハリイ)」に同じ。
はりいた
はりいた [0] 【張(り)板】
洗って糊(ノリ)づけした布や漉(ス)いた紙などを張ってかわかす板。
はりうお
はりうお [2] 【針魚】
(1)ハリヨの別名。
(2)イトヨの異名。
はりうち
はりうち [4][0] 【針打ち】
(1)正月の児童の遊びの一。糸のついた針を前歯でくわえて重ねた紙に吹き立て,糸を引き上げて針についてくる紙を自分のものとするもの。紙打ち。
(2)〔「針打ち島田」の略。元結を針でとめたところからの名〕
文金(ブンキン)高島田の別名。
(3)歌舞伎の鬘(カズラ)の一。時代物の二枚目に用いる髷(マゲ)が針刺しに似た形のもの。
はりうなぎ
はりうなぎ [3] 【針鰻】
ウナギの稚魚。
→白子(シラス)(2)
はりえんじゅ
はりえんじゅ [3] 【針槐】
マメ科の落葉高木。北アメリカ原産。街路樹・公園樹などとする。葉は羽状複葉で,托葉はとげとなる。初夏,白色の蝶形花が総状について垂れ下がる。材は薪炭材などとする。ニセアカシア。[季]夏。
針槐[図]
はりえんじゅ
はりえんじゅ【針槐】
《植》a false acacia;a locust tree.
はりおうぎ
はりおうぎ [3] 【張(り)扇】
扇子の親骨一本をしんにして,奉書紙で張り包んだもの。講釈師が釈台をたたいて話の調子をととのえるために用いる。
はりかえ
はりかえ [0] 【張(り)替え】
(1)はりかえること。「障子の―」
(2)衣類をといて洗い張りすること。
はりかえる
はりか・える [4][3] 【張(り)替える】 (動ア下一)[文]ハ下二 はりか・ふ
古くなったものを除いて新しいものを張る。張り直す。「襖(フスマ)を―・える」「かさを―・える」
はりかえる
はりかえる【張り替える】
repaper <a screen> ;recover (傘などを);→英和
upholster (いすなどを張る).→英和
はりかけばち
はりかけばち [4] 【張懸鉢】
兜(カブト)の鉢の一種。頭盔(トツパイ)などの簡素な鉢の上に,紙や革の張り子をのせたもの。戦国時代以後,動植物や器物などを様々にかたどり,自己顕示の具とした。
はりかた
はりかた [0] 【張(り)形】
〔「はりがた」とも〕
水牛の角や鼈甲(ベツコウ)などで陰茎の形に作った淫具。張り子。
はりかべ
はりかべ [0] 【張(り)壁・貼り壁】
表面に紙や布などをはりつけて仕上げた壁。
はりがき
はりがき [0] 【針書き・針描き】
蒔絵(マキエ)で,文様の境界線などを描く場合に針状のものでひっかいて表すこと。ひっかき。針彫り。
はりがね
はりがね【針金】
(a) wire.→英和
はりがね
はりがね [0] 【針金】
(1)金属を細長く糸のように伸ばしたもの。太さは番号によって示され,番号の大きいものほど細い。
(2)明治時代,電線のこと。
はりがねかずら
はりがねかずら [5] 【針金蔓】
ツツジ科の常緑小低木。深山の林中に自生。茎は針金状に伸びて分枝し,地をはう。葉は卵形。初夏,葉腋(ヨウエキ)に壺形の白色の小花をつける。果実は楕円形で,熟すと白色となる。
はりがねとじ
はりがねとじ [0] 【針金綴じ】
仮製本の綴じ方の一。書物の中身を針金を用いて綴じること。中綴じと平綴じとがある。
はりがねむし
はりがねむし [4] 【針金虫】
(1)線形虫綱ハリガネムシ目に属する袋形動物の総称。体は針金のように著しく細長く,体長数センチメートル〜1メートル。水中で孵化した幼虫は水生昆虫に寄生し,宿主がカマキリなどに食われるとその体内に寄生して成虫となる。成虫はやがて宿主から脱出して水中に入り,交尾・産卵する。日本では一〇種あまりが知られる。
(2)コメツキムシ科の甲虫の幼虫の総称。体長は3センチメートルくらい。細長い円筒形で淡褐色。地中や木の幹などで生活する。農作物の根を食害するものがある。
はりがねゲージ
はりがねゲージ [5] 【針金―】
⇒ワイヤ-ゲージ
はりがみ
はりがみ【張紙】
a bill;→英和
a notice;→英和
a tag.→英和
‖張紙禁止 <掲示> Stick No Bills.
はりがみ
はりがみ [0] 【張(り)紙・貼り紙】
(1)紙をはり付けること。また物にはり付けた紙。
(2)注意事項・宣伝文などを書き,人目につく所にはること。また,その紙。
(3)注意や覚え書きなどを書いて書類などにはりつけること。また,その紙。付箋(フセン)。
はりがみねだん
はりがみねだん 【張(り)紙値段】
蔵米の支給期に,江戸城内中の口に張り紙で掲示された,米と貨幣との換算率を記した布告。蔵米取りである旗本・御家人を対象としたもの。
はりがわら
はりがわら [3] 【張り瓦】
⇒竪瓦(タテガワラ)
はりき
はりき [2] 【玻璃器】
ガラスのうつわ。
はりきって
はりきって【張り切っている】
be in high spirits (元気で);be (stretched) tight (綱などが).
はりきょう
はりきょう [0] 【玻璃鏡】
(金属製の鏡に対して)ガラス製の鏡。
はりきる
はりき・る [3] 【張(り)切る】
■一■ (動ラ五[四])
(1)十分に張る。ぴんと張る。「たこの糸が―・る」
(2)心がひきしまる。緊張する。「―・った気分」
(3)物事に積極的に当たろうという意欲に満ちる。いきごむ。「選手一同―・っている」「―・って働く」
(4)引っぱって切る。「うへのきぬを―・りて,いと惜しき事いひて/和泉式部集」
[可能] はりきれる
■二■ (動ラ下二)
⇒はりきれる
はりきれる
はりき・れる [4] 【張(り)切れる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 はりき・る
極度に引っ張られて切れる。また,はち切れる。「―・れるやうな顔に皮肉な微笑を泛(ウカ)べつ/社会百面相(魯庵)」
はりぎ
はりぎ [0] 【張(り)木】
⇒勾張(コウバ)り(1)
はりぎり
はりぎり [2] 【針桐】
ウコギ科の落葉高木。山地に自生。樹皮は暗褐色で,枝は太くとげがある。葉は掌状に七〜九裂し,長い柄があって枝先付近に集まってつく。七,八月,枝先に多数の花軸が出,黄緑色の小花を球状につける。材は下駄や器具にする。センノキ。
はりくよう
はりくよう [3] 【針供養】
二月八日(地方によっては一二月八日),平素裁縫などに使って折れた針を,豆腐やこんにゃくに刺したり淡島神社に納めたりして供養をすること。その日一日は裁縫を休む。[季]春。《片づけて子と遊びけり―/今井つる女》
→事八日(コトヨウカ)
はりぐわ
はりぐわ [2] 【針桑】
クワ科の落葉小高木。中国原産。まれに栽培される。小枝はとげとなる。葉は卵形で全縁または三浅裂する。雌雄異株。六月,淡黄色の小花が球状に集まる。果実は赤く熟す。葉を蚕の飼料とする。
はりこ
はりこ [0] 【針子】
⇒お針子
はりこ
はりこ【張子の虎】
a paper tiger.
はりこ
はりこ [0] 【張(り)子】
物の形を木型で作り,それに紙を重ねてはり,糊(ノリ)がかわいてから,木型を抜き去ったもの。はりぬき。また,木・竹などで芯(シン)を組み,上から幾重にも紙を張って作ったもの。はりぼて。「犬の―」
はりこ
はりこ【お針子】
a seamstress.→英和
はりこかずら
はりこかずら [4] 【張(り)子鬘】
張り子の台に泥絵の具で髪を描いたり毛を植えたりした略式の鬘。にわか狂言や茶番劇に用いる。
はりこのとら
はりこのとら [0] 【張(り)子の虎】
(1)首が動くように作った虎の張り子の玩具。首を振り動かす癖のある人をあざけっていうのにも用いる。
(2)(転じて)見かけだけ強くて,本当は弱い人。虚勢をはる人。
はりこみ
はりこみ【張込み(警察の)】
(a) stakeout <on> .→英和
はりこみ
はりこみ [0] 【張(り)込み】
(1)張り番をすること。刑事などがある場所に待機して見張りをすること。
(2)(「貼り込み」とも書く)中にはりつけること。また,はったもの。
(3)思い切って金を出すこと。奮発。「えらい―ぢやの/浄瑠璃・関取千両幟」
(4)相手をおどかそうとして言う,高圧的な言葉。おどかし。けんつく。「さまざまに言訳し,又―言つてみても,いつかう聞き入れず/滑稽本・膝栗毛 7」
はりこむ
はりこむ【張り込む】
[見張る]keep an eye <on> ;→英和
keep watch <for,on> ;treat oneself[a person]to <a new suit> (奮発する).
はりこむ
はりこ・む [3] 【張(り)込む】 (動マ五[四])
(1)(「貼り込む」とも書く)中にはりつける。「アルバムに写真を―・む」
(2)張り番をする。刑事などが犯人の立ち寄りそうな場所に待機して見張りをする。「犯人の立ち回り先に―・む」
(3)あることのために思い切りよく大金を使う。奮発する。「チップを―・む」「一人娘の晴れ着に―・む」
(4)力を入れる。精を出す。「まじめになつて―・むと/滑稽本・続膝栗毛」
(5)高圧的に出たり,理屈を言ったりして相手をへこます。「遣手婆婆(バアサン)や引手の伯母御に―・まれちやあ男が立たねえ/人情本・梅児誉美 3」
[可能] はりこめる
はりごし
はりごし [2] 【張り輿】
輿の一種。畳表で屋形と両側を張った略式のもの。
張り輿[図]
はりごち
はりごち [2] 【針鯒】
カサゴ目の海魚。全長約20センチメートル。体形はコチに似て細長く頭部は扁平。体は黄褐色で腹は白色。体表に小さな強いとげが多い。かまぼこの材料となる。南日本のやや深い海底に分布。ヤスリゴチ。
はりさける
はりさ・ける [4] 【張(り)裂ける】 (動カ下一)[文]カ下二 はりさ・く
(1)ふくらみすぎて破裂する。「のども―・けんばかりに叫ぶ」
(2)悲しみ・怒りなどのために,胸が裂けんばかりである。「胸が―・ける思い」
はりさける
はりさける【張り裂ける】
burst (open);→英和
break.→英和
胸の〜ような heartbreaking.→英和
はりさし
はりさし [3][2] 【針刺(し)】
裁縫用の針を刺しておくための道具。さびないように,髪の毛・ぬかなどを布で包んで作る。針立て。針山。針坊主。
はりざし
はりざし【針刺し】
a pincushion.→英和
はりし
はりし [2] 【針師】
針の製造を職業とする人。
はりし
はりし [2] 【鍼師】
鍼術を行う者。また,その免許資格。
はりしごと
はりしごと【針仕事】
<do> needlework.→英和
はりしごと
はりしごと [3] 【針仕事】 (名)スル
裁縫。縫い物。
はりしつ
はりしつ [2] 【玻璃質】
⇒ガラス質(シツ)
はりしょうが
はりしょうが [3] 【針生姜】
根ショウガを針のように細い千切りにしたもの。吸い口や天盛りにする。
はりしょうじ
はりしょうじ [3] 【玻璃障子】
ガラス戸。
はりす
はりす [0] 【鉤素】
釣り針の鉤元(チモト)に結ぶ釣り糸。道糸や幹糸より細く,伸びのあるナイロン糸などを用いる。
はりせんぼん
はりせんぼん [3][1][1] 【針千本】
フグ目の海魚。日本近海では全長約20センチメートル。体はほぼ卵形。体表に長くて強いとげが密生し,危険が迫ると腹を膨らませ,とげを直立していが栗のようになる。背面は灰色の地に褐色の斑紋が散在し,腹面は白色。肉は無毒で食用になる。世界中の暖海に分布。ハリフグ。バラフグ。スズメフグ。イガフグ。
針千本[図]
はりた
はりた 【墾田】
新たに開墾した田。治田(チデン)。こんでん。「郡の北二里に山田の里あり,多く―となれり/常陸風土記」
はりたおす
はりたおす【張り倒す】
knock[strike] <a person> down;slap (平手で打つ).→英和
はりたおす
はりたお・す [4] 【張(り)倒す・撲り倒す】 (動サ五[四])
平手などで強く打って倒す。なぐり倒す。「横っ面を―・す」
[可能] はりたおせる
はりたて
はりたて [2] 【針立て・鍼立て】
(1)「針刺し」に同じ。
(2)鍼をうって病気の治療をすること。また,鍼医。
はりだし
はりだし【張出し】
a balcony.→英和
‖張出し舞台 an apron stage.張出し窓 a bay[bow]window.
はりだし
はりだし [0] 【張(り)出し】
(1)外側へ出っぱらせること。特に建築で,建物の外に張り出して造りつけた部分。「―の窓」
(2)(「貼り出し」とも書く)注意書きなどを人目につく所にはること。張り紙。
(3)相撲で,番付の欄外に記すこと。また,その力士。欄内に記された力士の次位であることを示す。「―大関」
はりだしまど
はりだしまど [5] 【張(り)出し窓】
「出窓(デマド)」に同じ。
はりだす
はりだす【張り出す】
put up <a notice> .
はりだす
はりだ・す [3] 【張(り)出す】 (動サ五[四])
(1)外に突き出る。また,出っ張らせる。「庭に―・して窓を造る」
(2)(「貼り出す」とも書く)広く知らせるために紙や札に書いて掲げる。「試験の成績を―・す」
[可能] はりだせる
はりだす
はりだす【張り出す】
project;→英和
jut out;protrude.→英和
はりちょうせき
はりちょうせき [3] 【玻璃長石】
カリ長石の一種。単斜晶系に属し,無色でガラス光沢がある。カリウムに富む火山岩に見られる。サニディン。
はりつ
はりつ [0] 【破笠】
破れた笠。はりゅう。
はりつ
はりつ 【破笠】
⇒小川(オガワ)破笠
はりつく
はりつ・く [3] 【張(り)付く・貼り付く】
■一■ (動カ五[四])
(1)物がぴったりとくっついた状態になる。「雨にぬれたワイシャツが肌に―・く」
(2)ある目的のためにある場所や人のそばを離れないでいる。「記者が捜査本部に―・いて待機する」
■二■ (動カ下二)
⇒はりつける
はりつけ
はりつけ [0] 【張(り)付け・貼り付け】
(1)紙や布などをはりつけること。
(2)建築で,壁や天井などの仕上げに紙・布・タイルなどをはりつけること。「―壁」
はりつけ
はりつけ [0] 【磔】
〔「張り付け」と同源〕
昔の刑罰の一。罪人を柱にしばりつけ,槍で突き殺したもの。古くは体を地面や板に張りひろげ,釘を打って処刑した。はっつけ。磔刑(タクケイ)。
はりつけ
はりつけ【磔】
crucifixion.〜にする crucify.→英和
はりつけばしら
はりつけばしら [5] 【磔柱】
磔の刑に用いる柱。十字架。
はりつける
はりつ・ける [4] 【張(り)付ける・貼り付ける】 (動カ下一)[文]カ下二 はりつ・く
(1)紙・布などをひろげて,糊(ノリ)・ピンなどで他のものにつける。「壁にポスターを―・ける」
(2)ある目的のために人をある場所に配置する。「ベテラン記者を本部に―・ける」
(3)(「撲り付ける」とも書く)なぐりつける。「手で頭を―・ける」
(4)磔(ハリツケ)にする。「縄をもつて四の支(エダ)を機物(ハタモノ)に―・けて,弓をもつて射しむるに/今昔 16」
はりつける
はりつける【張り付ける】
stick <a bill on the wall> ;→英和
put <a stamp> on.
はりつざいく
はりつざいく [4] 【破笠細工】
元禄(1688-1704)頃に破笠の創始した蒔絵(マキエ)細工。陶片・鉛・貝・堆朱(ツイシユ)などをはめ込んで文様を表すもの。
はりつめる
はりつめる【張り詰める】
(1)[池・湖などが氷で]be frozen over.(2)[気を]strain[string]one's nerves.
はりつめる
はりつ・める [4] 【張(り)詰める】 (動マ下一)[文]マ下二 はりつ・む
(1)あたり一面残らず張る。「池に氷が―・める」「床にタイルを―・める」
(2)気持ちを十分に引きしめる。また,緊張する。「神経を―・める仕事」「―・めた雰囲気」
はりて
はりて [0] 【張(り)手】
相撲の技の一。相手の横面あるいは首の側面を平手で打つこと。両手で同時に張るのは禁じ手。
はりとばす
はりとば・す [4] 【張(り)飛ばす・撲り飛ばす】 (動サ五[四])
平手で強くなぐる。なぐりとばす。「横っ面を―・す」
はりぬき
はりぬき [0] 【張(り)抜き・張(り)貫き】
「張り子」に同じ。
はりねずみ
はりねずみ [3] 【針鼠】
食虫目の哺乳類。頭胴長約25センチメートル。体形はネズミに似るが,吻(フン)が突出し尾が短く,全身に短い針が密生する。地上で生活し,敵に出合うと体を栗のいがのように丸めて身を守る。夜行性。ユーラシア大陸各地の平地や山林に分布する。日本にはいない。
針鼠[図]
はりねずみ
はりねずみ【針鼠】
a hedgehog.→英和
はりのあな
はりのあな [1][1][2] 【針の穴】
縫い針の頭部にある糸を通す穴。針の耳。
はりのあな=から天のぞく
――から天のぞく
狭い見識で広大な事物を判断しようとするたとえ。
はりのき
はりのき [1] 【榛の木】
ハンノキの別名。
はりのきぞめ
はりのきぞめ [0] 【榛の木染(め)】
ハンノキの果実や樹皮からとった染料で布地を染めること。榛摺(ハリス)り。
はりのきとうげ
はりのきとうげ 【針ノ木峠】
長野県と富山県の境,飛騨山脈後立山連峰にある峠。海抜2541メートル。かつて越中と信州を結ぶ要所。
はりのみみ
はりのみみ 【針の耳】
「針の穴」に同じ。「―ヲ通ス/日葡」
はりのむしろ
はりのむしろ [1] 【針の筵】
〔針を植えた筵の意〕
周囲の非難・冷遇,また自責の念などで一瞬も心が安まらないことのたとえ。「―に座らされた思い」
はりのやま
はりのやま [1][1][2] 【針の山】
地獄にあるという,一面に針の生い出ている山。
はりはり
はりはり [0]
■一■ (副)
歯切れのよい物をかんだときなどに出る音や,そのさまを表す語。「―とした歯ざわり」
■二■ (名)
「はりはり漬け」に同じ。
はりはりづけ
はりはりづけ [0] 【はりはり漬(け)】
〔かむと「はりはり」と音がすることから〕
切り干し大根を酢と醤油に漬けたもの。はりはり大根。はりはり。
はりはり漬
はりはりづけ [0] 【はりはり漬(け)】
〔かむと「はりはり」と音がすることから〕
切り干し大根を酢と醤油に漬けたもの。はりはり大根。はりはり。
はりはり漬け
はりはりづけ [0] 【はりはり漬(け)】
〔かむと「はりはり」と音がすることから〕
切り干し大根を酢と醤油に漬けたもの。はりはり大根。はりはり。
はりばかま
はりばかま [3] 【張袴】
固く織った生地で作った袴。女房装束で用いる。後世は,糊(ノリ)を引き,板引きにして張りと光沢をもたせた生地を用いた。
はりばこ
はりばこ [0] 【針箱】
裁縫用具を入れる箱。裁縫箱。
はりばこ
はりばこ【針箱】
a workbox;a housewife.→英和
はりばん
はりばん [0] 【張(り)番】 (名)スル
見張って番をすること。また,その人。見はり。「店を―する」
はりばん
はりばん [0] 【張(り)盤】
「拍子(ヒヨウシ)盤」に同じ。
はりひじ
はりひじ [0] 【張臂】
手を懐(フトコロ)に入れてひじを左右に張り出すこと。得意気なさまなどにいう。「―をして威張返つてゐた/社会百面相(魯庵)」
はりふぐ
はりふぐ [0] 【針河豚】
ハリセンボンの異名。
はりふだ
はりふだ [0][2] 【貼り札・張(り)札】 (名)スル
知らせたい事柄を紙や板に書いて,人目につきやすい所に貼ること。また,その札。
はりふだ
はりふだ【張札】
a notice;→英和
a bill;→英和
a poster.→英和
はりぶき
はりぶき [2] 【針蕗】
ウコギ科の落葉小低木。深山の針葉樹林中に生える。全体にとげがある。葉は大きく,掌状に七〜九裂し,柄が長い。夏,枝先に緑白色の小花が円錐状につく。果実は球形で赤く熟す。クマダラ。
はりぼうず
はりぼうず [3] 【針坊主】
「針刺し」に同じ。
はりぼて
はりぼて [0] 【張りぼて】
ざる・かごに紙をはり,漆・渋を塗ったもの。張り子。また,芝居の小道具に用いる張り子。
はりま
はりま [0] 【梁間】
(1)「梁行(ハリユキ)」に同じ。
(2)スパン{(1)}に同じ。
はりま
はりま 【播磨】
(1)旧国名の一。兵庫県の南西部にあたる。播州(バンシユウ)。
(2)兵庫県南部,加古郡の町。瀬戸内海に臨み,埋立地は工業地域。溜(タ)め池が多い。
はりまがた
はりまがた 【播磨潟】
明石以西の兵庫県の海岸の総称。((歌枕))「わが宿は―にもあらなくにあかしもはてで人のゆくらむ/拾遺(恋四)」
はりますい
はりますい [3] 【鍼麻酔・針麻酔】
つぼに鍼を刺し,またそれに通電するなどして持続的に刺激を加えることにより,痛みの感覚を消失させる方法。中国で開発され,手術に用いられる。
はりまぜ
はりまぜ [0] 【貼り雑ぜ】
種々の書画などを取りまぜて貼ること。また,そのようにした襖(フスマ)・屏風(ビヨウブ)など。
はりまど
はりまど [3][0] 【玻璃窓】
ガラス窓。
はりまなだ
はりまなだ 【播磨灘】
瀬戸内海東部の海域。西は小豆(シヨウド)島,東は淡路島で限られ鳴門海峡で紀伊水道に通じる。
はりまなべ
はりまなべ [4] 【播磨鍋】
(1)播磨国から産した銅製の鍋。熱の伝わりが早いという。「韋駄天と虎と光陰―/柳多留 46」
(2)尻軽な女。浮気な女。「助平めが,―めが/歌舞伎・男伊達初買曾我」
はりまのくにふどき
はりまのくにふどき 【播磨国風土記】
713年の詔により作られた風土記の一。一巻。715年頃の成立。現存本は巻首およびそれに続く一部を欠く。
はりまぶし
はりまぶし 【播磨節】
上方浄瑠璃の一。寛文(1661-1673)頃,井上播磨掾の語り始めたもので,剛健な芸風で,愁いと修羅を得意とする。初期の義太夫節に強い影響を与えた。
はりまへいや
はりまへいや 【播磨平野】
兵庫県南西部,播磨灘に臨む平野。古来,播州米の産地として知られたが,近年工業化が進む。中心都市は姫路。播州平野。姫路平野。
はりまや
はりまや 【播磨屋】
歌舞伎俳優の屋号。初世中村歌六(1779-1859)にはじまり,その系統である中村吉右衛門およびその一門が用いる。
はりまやばし
はりまやばし 【はりまや橋】
高知市の,かつての堀川にあった橋。現在は朱塗りの欄干が残る。周辺の京町・帯屋町などは商店街。
はりまや橋
はりまやばし 【はりまや橋】
高知市の,かつての堀川にあった橋。現在は朱塗りの欄干が残る。周辺の京町・帯屋町などは商店街。
はりまわす
はりまわ・す [4] 【張(り)回す】 (動サ五[四])
(1)布・縄などを,まわりに切れ目なく張る。はりめぐらす。「幔幕(マンマク)を―・す」
(2)(「撲り回す」とも書く)ところかまわずなぐる。「はつて―・すはりすまふ/狂言記・文相撲」
はりみせ
はりみせ [0] 【張(り)見世・張(り)店】
遊郭で,娼妓が店の往来に面した所に居並んで客を待つこと。また,その店先。
⇔陰見世
はりめ
はりめ [3] 【針目】
針で縫ったあと。縫い目。「―が粗い」
はりめぐらす
はりめぐら・す [5][0] 【張り巡らす】 (動サ五[四])
まわりを囲むように張る。全体をおおうようにくまなく張る。はりまわす。「幕を―・す」「情報網を全国に―・す」
はりめど
はりめど [0] 【針孔】
糸を通すための針の孔(アナ)。めど。
はりもぐら
はりもぐら [3] 【針土竜】
単孔目の哺乳類。体長45センチメートル内外。体形はハリネズミに似るが食虫目ではない。吻(フン)が細長く,全身が長さ約5センチメートルの針におおわれる。全身暗褐色。強力な前肢で地面を掘って,アリなどの昆虫を長い舌でなめ取る。卵生で,雌が腹部の育児嚢(ノウ)で子を育てる。オーストラリア・ニューギニア・タスマニアに分布。
はりもの
はりもの [0] 【張(り)物】
(1)糊(ノリ)をつけた布や染色した布を板張りまたは伸子(シンシ)張りにすること。また,その布。
(2)歌舞伎の大道具で,木や竹を組んで紙や布を張り,岩石・樹木などの形にしたもの。
(3)見せかけだけで,中身のないこと。「人の内証は―/浮世草子・永代蔵 5」
はりもみ
はりもみ [2] 【針樅】
マツ科の常緑高木。中部地方以西の山地に生える。葉は針状でかたい。雌雄同株。六月頃開花し,松かさは長楕円形で枝端から下垂してつく。材は建材・パルプ用。バラモミ。
はりもん
はりもん [0][2] 【貼り紋】
「切り付け紋」に同じ。
はりゃく
はりゃく [0] 【派略】
自分の派閥を有利にするためのはかりごと。「派利―」
はりやま
はりやま [0] 【針山】
「針刺し」に同じ。
はりゅう
はりゅう [0] 【破笠】
「はりつ(破笠)」に同じ。
はりゆき
はりゆき [0] 【梁行】
建物の梁に平行な方向。梁間(ハリマ)。
⇔桁(ケタ)行
はりょく
はりょく [0] 【波力】
波のもつ力。波浪のエネルギー。
はりよ
はりよ [0] 【針魚】
トゲウオ目の淡水魚。全長約5センチメートル。体側の前方に二〜七個の板状の鱗(ウロコ)があり,背びれに三本のとげがある。雄は川底にすり鉢状の産卵巣を作る。岐阜・滋賀・三重各県の湧水域や細流に分布。ハリウオ。
はりわく
はりわく [0] 【張(り)枠】
画布や刺繍(シシユウ)用の布を張る枠。
はりわたす
はりわた・す [4] 【張(り)渡す】 (動サ五[四])
綱などを一方から他方へ引いて渡す。「綱を―・す」
[可能] はりわたせる
はりん
はりん [0] 【破倫】
人の守るべき道にそむくこと。
はる
はる [1] 【春】
(1)四季の一。冬と夏の間の季節。現行の太陽暦では三月から五月まで。陰暦では正月から三月まで。また,二十四節気では立春から立夏の前日まで。天文学上では,春分から夏至(ゲシ)の前日まで。昼が長く,夜が短くなる。一年中で最も陽気がよく植物の発育期にあたる。「冬が過ぎて―が来る」[季]春。
(2)正月。新春。「初―」
(3)勢いの盛んな時期。「わが世の―を謳歌する」
(4)青春期。思春期。性的な感情を抱き始める年ごろ。「―にめざめる」
(5)色情。春情。「―をひさぐ」
はる
は・る 【晴る・霽る】 (動ラ下二)
⇒はれる
はる
はる【春】
spring.→英和
〜めく look like spring.→英和
はる
は・る 【腫る・脹る】 (動ラ下二)
⇒はれる
はる
はる【張る】
(1) ⇒張り付ける.
(2)[こう薬を]apply <a plaster to> .→英和
はる
はる【張る】
(1)[伸長する]stretch <a rope> ;→英和
extend;→英和
spread (広げる).→英和
(2)[おおう]cover <a thing with> ;→英和
paper (障子を).→英和
(3)[突き出す]put out (肩を);throw out (胸を).
(4)[平手で]slap <a person in the face> .→英和
(5) ⇒幕,テント.
気が〜 feel nervous.
はる
はる 【遥】 (形動ナリ)
はるかに見渡せるさま。「目もはるに」の形で,「芽も張る」とかけて用いられる。「めも―に野なる草木ぞわかれざりける/古今(雑上)」
はる
はる (助動)(はら・はり(はつ)・はる・はる・はりや・○)
尊敬の意を表す関西での言い方。
〔「なはる」の変化した「やはる」の転。たとえば「行きやはる」という言い方が「行きゃはる」となり,さらに「行かはる」となって「はる」が析出された〕
→なはる
はる
は・る 【墾る】 (動ラ四)
田畑や道を新しく開く。開墾する。「草陰の安努な行かむと―・りし道/万葉 3447」
はる
は・る [0] 【張る】 (動ラ五[四])
□一□(自動詞)
(1)物の表面などを一面におおうように広がる。「池に氷が―・る」「蜘蛛(クモ)の巣が―・った廃屋」
(2)木の根や枝が四方八方に大きく広がる。「四方に根が―・る」
(3)ゆるみなくひきしまる。「凧(タコ)の糸が―・る」
(4)突き出したり角立ったりしていて目立つ。「あごの―・った男」
(5)ふくれて,はちきれそうになる。「食べ過ぎて腹が―・る」「乳が―・る」「青柳の―・りて立てれば/万葉 3443」
(6)筋肉が固くなる。凝(コ)る。「肩が―・る」
(7)感情のはたらきが強くなる。盛んになる。「欲の皮が―・る」「食い意地が―・る」
(8)(「気が張る」の形で)精神が緊張する。「気が―・っていたので疲れを感じなかった」
(9)数量・程度などが普通以上に大きくなる。「嵩(カサ)が―・る」「仕事ガ―・ル/ヘボン(三版)」
(10)他人に負けまいとして張り合う。「お金子(カネ)で―・る事も出来るけれど/社会百面相(魯庵)」
(11)(多く「ハル」と書く)謡(ウタイ)や浄瑠璃などの音曲で,高い声,大きな声を出す。「『君をいはひて』『はひて』と―・るべからず/申楽談儀」
□二□(他動詞)
❶
(1)布状・網状・糸状の物を,たるまないように広げて固定する。「テントを―・る」「テニスのネットを―・る」「ロープを―・る」
(2)(「貼る」とも書く)板状の物を何枚もつなぎ合わせて平面を作る。「化粧板で天井を―・る」「床板を―・る」
(3)(多く「貼る」と書く)糊(ノリ)などをつけて物を平らな面につける。「封筒に切手を―・る」「ポスターを―・る」「傷口に絆創膏(バンソウコウ)を―・る」「タイルを―・って壁を仕上げる」
(4)水などを,一面に満たす。「風呂桶(オケ)に水を―・る」「田んぼに水を―・る」
(5)草木が根や枝を四方八方に大きくのばす。「大地に根を―・る」「四方に枝を―・る」
❷
(1)人が肘(ヒジ)・肩・胸などを突き出したり広げたりして,大きく見えるようにする。「肘を―・る」「肩を―・って歩く」
(2)(「胸を張る」の形で)人が自分の自信や正当性を示すために,胸を大きく反らせる。「胸を―・って答える」
(3)(「声を張る」の形で)高い声・大きな声を出す。張り上げる。「声を―・って助けを求める」
(4)大きく開く。目をはる。「眼(マナコ)を―・り呼吸(イキ)を凝して/運命論者(独歩)」
(5)無理をして押し通す。
(ア)強引にある態度や気持ちを押し通す。「意地を―・る」「強情を―・る」「我(ガ)を―・る」
(イ)ある感情を強くする。盛んにする。「欲を―・りすぎて失敗する」
(ウ)無理にうわべをかざる。「虚勢を―・る」「見えを―・る」
(エ)(「気を張る」の形で)気前をよくする。きばる。「気を―・つて段々御馳走申ければ/浮世草子・禁短気」
❸賭ける。「有り金全部を―・る」「ヤマを―・る」「相場を―・る」
❹
(1)(「体を張る」の形で)危険をかえりみずに事に当たる。「おれは体を―・って生きているんだ」
(2)ある地位・立場に身を置く。「横綱を―・る」
(3)相手に対抗する。
(ア)(「向こうを張る」の形で)相手の行動に対抗するような行動をとる。「ライバル会社の向こうを―・って新型車を売り出す」
(イ)一つのものを複数の者が手に入れようとして争う。「源三さんと同じ女子(オナゴ)―・つた時なぞ/南小泉村(青果)」
❺
(1)広げるようにして構え設ける。「祝宴を―・る」「論陣を―・る」「所帯を―・る」「つまらねえ店でも斯(コ)うして―・つてるから/真景累ヶ淵(円朝)」「宇陀の高城に鴫罠(シギワナ)―・る/古事記(中)」
(2)(「勢力を張る」などの形で)ある場所において勢力をもっている。「関八州に勢力を―・る」
(3)人を見張る。また,人を待ちうける。「―・り込む」
❻(「撲る」とも書く)
(1)平手で打つ。「横っ面(ツラ)を―・る」「切った―・ったの大乱闘」
(2)相撲で,張り手を使う。
❼
(1)将棋の駒を盤上のある箇所に置く。「持ち駒を―・る」
(2)奮いたたせる。「喇叭(ラツパ)を吹立て軍勢力を―・り/浮城物語(竜渓)」
[可能] はれる
[慣用] 網を―・煙幕を―・肩肘(カタヒジ)―・金で面(ツラ)を―・根が―・門出を―/鈴を張ったよう
はる=を売る
――を売・る
売春をする。春をひさぐ。
はる=を鬻(ヒサ)ぐ
――を鬻(ヒサ)・ぐ
「春を売る」に同じ。
はる=惜しむ
――惜しむ
春が過ぎて行くのを惜しむ。[季]春。
はる=立つ
――立・つ
春になる。立春の日を迎える。[季]春。
はるあかね
はるあかね [3] 【春茜】
春の夕暮れどきのあかね色の空。
はるあき
はるあき [1] 【春秋】
(1)春と秋。しゅんじゅう。
(2)年月。歳月。しゅんじゅう。「四十あまりの―をおくれるあひだに/方丈記」
はるあらし
はるあらし [3] 【春嵐】
春先に吹く強い南風。雨を伴うこともある。春疾風(ハヤテ)。春荒れ。
はるあれ
はるあれ [0] 【春荒れ】
「春嵐(ハルアラシ)」に同じ。
はるいちばん
はるいちばん [1][2] 【春一番】
立春を過ぎて最初に吹く,昇温を伴った強い南風。日本海で低気圧が発達すると起き,太平洋側の異常高温,日本海側のフェーン現象などを起こす。[季]春。《雀らも―にのりて迅し/皆吉爽雨》
はるいちばん
はるいちばん【春一番】
the spring-heralding storm.
はるえ
はるえ 【春江】
福井県北部,坂井郡の町。福井機業地帯の一部。福井市の北に接し,福井空港がある。
はるおみなえし
はるおみなえし [5] 【春女郎花】
カノコソウの別名。
はるか
はるか [1] 【遥か】
■一■ (形動)[文]ナリ
(1)距離・時間の非常に隔たっているさま。「―なる故郷の空」「―にそびえる国境の山々」「―な旅」「―な未来」
(2)(「はるかに」の形で)程度の差がはなはだしいさま。「予算を―に上回る」
(3)心理的に遠く隔たっているさま。「まだ見ぬ国に―な思いを寄せる」「見奉りしにつけて,身のほど知られて,いと―にぞ思ひ聞えける/源氏(明石)」
(4)気持ちが進まないさま。「大床子の御膳などは,いと―に思し召したれば/源氏(桐壺)」
■二■ (副)
(1)距離・時間の非常に隔たっているさま。「―かなた」「―昔の話」
(2)程度の差がはなはだしいさま。「不二といへる名山あり。其の大きさ五岳にも―まさり/滑稽本・志道軒伝」
はるか
はるか【遙か(に)】
(1)[距離]far;→英和
far away[off];in the distance.→英和
(2)[比較の強調]much <better> ;→英和
by far.〜かなたの far-off;distant.→英和
〜前方に far ahead.
はるかす
はるか・す 【晴るかす・霽かす】 (動サ四)
晴れるようにする。はらす。「おぼつかなく思ひつめたること,すこし―・さむ/伊勢 95」
はるかぜ
はるかぜ [2] 【春風】
春に吹く風。東または南から吹く暖かい風。東風(コチ)。しゅんぷう。[季]春。《―や闘志抱きて丘に立つ/虚子》
はるかぜ
はるかぜ【春風】
a spring breeze.
はるかぜの
はるかぜの 【春風の】 (枕詞)
春風の吹く音の意から,「音」にかかる。「―音にし出なばありさりて/万葉 790」
はるがきた
はるがきた 【春が来た】
文部省唱歌。高野辰之の詩に岡野貞一が作曲。1910年(明治43)刊の「尋常小学読本唱歌」に発表。「春が来た春が来たどこに来た…」
はるがすみ
はるがすみ 【春霞】
■一■ [3] (名)
春に立つかすみ。春のかすみ。「―がたなびく」
■二■ (枕詞)
(1)霞が「立つ」,あるいは「居る」意から,同音の「たつ」「井」などにかかる。「―井の上(ヘ)ゆ直(タダ)に道はあれど/万葉 1256」
(2)春霞によって春の日がかすむ意から,地名「春日(カスガ)」にかかる。「―春日の里の植ゑ子水葱(コナギ)/万葉 407」
はるがすみ
はるがすみ【春霞】
a spring haze.
はるきょうげん
はるきょうげん [3] 【春狂言】
⇒初春狂言(ハツハルキヨウゲン)
はるぎ
はるぎ [3] 【春着】
(1)(「春著」とも書く)正月に着る晴れ着。[季]新年。
(2)春に着る衣服。春服。
はるぎ
はるぎ【春着】
spring wear[clothes].
はるく
はる・く 【晴るく・霽く】 (動カ下二)
(1)晴れるようにする。晴らす。「恐ろしう深き霧をも少し―・けむとて/更級」
(2)払いのける。除く。「岩隠れに積れる紅葉の朽葉少し―・け/源氏(総角)」
はるくさ
はるくさ [2] 【春草】
春になって萌え出る草。若草。
はるくさの
はるくさの 【春草の】 (枕詞)
(1)春草の繁茂することから,恋の思いのしきりである意の「繁し」にかかる。「―繁き我(ア)が恋/万葉 1920」
(2)春草のやわらかく愛らしいことから,「いやめづらし」にかかる。「―いやめづらしき我が大君かも/万葉 239」
はるぐもり
はるぐもり [3][0] 【春曇(り)】
春に多い薄曇りの天気。
はるけさ
はるけさ [3] 【遥けさ】
〔「はるけし」の語幹に,接尾語「さ」が付いたもの〕
遠くへだたっていること。はるかなこと。「道の―を感ずる」
はるけし
はるけ・し 【遥けし】 (形ク)
(1)空間的・時間的に遠くへだたっている。はるかである。「人めゆゑ後に逢ふ日の―・くはわがつらきにや思ひなされむ/古今(物名)」
(2)心が遠く離れている。「もろこしも夢に見しかば近かりき思はぬ仲ぞ―・かりける/古今(恋五)」
はるこ
はるこ [0][2] 【春子・春仔】
〔「はるご」とも〕
春に生まれた,動物の子。
はるこむぎ
はるこむぎ [3] 【春小麦】
春に種をまき秋に収穫する小麦。カナダ南部からアメリカ合衆国のサウスダコタ州にかけての地域,ハンガリー・ウクライナから西シベリアの南部にわたる地域,中国の東北部,北海道など,冬に寒冷な高緯度地方で栽培する。春まき小麦。
→冬小麦
はるご
はるご [0][2] 【春蚕】
春から初夏にかけて飼うカイコ。夏蚕(ナツゴ)・秋蚕(アキゴ)に対していう。しゅんさん。[季]春。
はるごたつ
はるごたつ [3] 【春炬燵】
春になっても片付けずに使うこたつ。[季]春。
はるごと
はるごと [2] 【春事】
⇒事祭(コトマツ)り
はるごま
はるごま [2][0] 【春駒】
(1)春の野に遊ぶ馬。「たちはなれ沢辺になるる―は/後拾遺(春上)」
(2)子供の玩具の一。竹の棒の一端に馬の首形をつけ,他端に車をつけたもので,またがって遊ぶ。また,それを模した人形。
(3)新春に来る門付(カドヅケ)芸人。また,その芸能。駒の首形を手にもち,また胴の前後に首と尾をつけて,三味線・太鼓などで囃(ハヤ)しつつ祝言の歌を歌い,舞う。現在,佐渡や山梨に残る。
春駒(3)[図]
はるさき
はるさき【春先】
early spring.
はるさき
はるさき [0] 【春先】
春のはじめ頃。早春。
はるさく
はるさく [0] 【春作】
春に栽培,あるいは,とり入れる農作物。「―の野菜」
はるさむ
はるさむ [0] 【春寒】
立春を過ぎてからの寒さ。しゅんかん。[季]春。《―のよりそひ行けば人目ある/虚子》
はるさめ
はるさめ [0] 【春雨】
(1)春,静かに降るこまかな雨。[季]春。
(2)ジャガイモまたはサツマイモのデンプンを原料とする,透き通った麺状の食品。中国産のものは緑豆(リヨクトウ)を原料とする。熱湯でもどして鍋物・炒(イタ)め物・酢の物などとする。
〔中国では,幅の広いものを「粉条」,細いものを「粉絲」という〕
はるさめ
はるさめ 【春雨】
端唄・うた沢の一。江戸で嘉永(1848-1854)頃に流行。現在の端唄の代表曲。
はるさめ
はるさめ【春雨】
a spring rain.
はるさめの
はるさめの 【春雨の】 (枕詞)
「春雨の降る」意から,「経る」「振る」「古」などにかかる。「―古人なれば袖ぞぬれぬる/古今(恋四)」
はるさめものがたり
はるさめものがたり 【春雨物語】
読本。上田秋成作。1808年に成るが,翌年にかけて全面的に改稿。全一〇編の短編集で,歴史小説的な体裁の中に,作者の芸術・人生に対する考え方が盛り込まれている。
はるさんばん
はるさんばん [1][0] 【春三番】
(1)桜の散る頃に吹く,強い南風。
→春一番
(2)二十四番花信風(ニジユウシバンカシンフウ)で,小寒の三候の風。梅・椿・水仙の開花を知らせる風。
はるしぐれ
はるしぐれ [3] 【春時雨】
春に降るにわか雨。[季]春。
はるじおん
はるじおん [3] 【春紫菀】
キク科の二年草。北アメリカ原産の帰化植物で,都市近郊に多い。高さ約40センチメートル。葉は細長い楕円形で茎を抱く。四〜六月,枝頂に中心が黄色の白色の頭状花を多数つける。ヒメジョオンに似るが,葉の形状やつき方が異なり,蕾(ツボミ)は下垂する。春女菀(ハルジヨオン)。
春紫菀[図]
はるじたく
はるじたく [3] 【春支度】
新春を迎える準備。年(トシ)用意。[季]冬。《―京のしきたり嫁しるや/風間さく》
はるじょおん
はるじょおん [3] 【春女菀】
ハルジオンの別名。
はるぜみ
はるぜみ [2] 【春蝉】
セミの一種。頭から翅端まで約35ミリメートル。体は黒色だが雌は褐色斑が散在する。はねは透明。五,六月に松林などでギーギーと鳴く。本州・四国・九州の暖地に分布する日本特産種。マツゼミ。[季]夏。
はるた
はるた [0] 【墾田】
〔「はる」は開墾の意〕
乾田のこと。湿田をいう地方もある。
はるた
はるた [0] 【春田】
稲を刈り取ったあと,春までそのままにしてある田。また,春にすき起こされた田。[季]春。
はるたうち
はるたうち [3] 【春田打ち】
年の初めに稲作の過程を模擬的に演じ,その年の豊作を期す予祝行事。現在では子供が家々を回って餅をもらい歩いたり,遊芸の徒が祝言を唱えながら物もらいに歩くことをさすようになっている。
はるたま
はるたま [0] 【春玉】
スイゼンジナの別名。
はるたゆうぶし
はるたゆうぶし ハルタイフ― 【春太夫節】
浄瑠璃宮薗(ミヤゾノ)節の一派。初世宮薗鸞鳳軒(ランポウケン)の門弟で,三世宮古路薗八の弟の宮薗春太夫が,1792年(寛政4)江戸へ下っておこした。今日伝わる宮薗節はこの系統のもの。
はるだんじ
はるだんじ ハルダンヂ 【春団治】
⇒桂(カツラ)春団治
はるつげうお
はるつげうお [4] 【春告魚】
ニシンの異名。
はるつげどり
はるつげどり [4] 【春告鳥】
ウグイスの異名。[季]春。
はるとしゅら
はるとしゅら 【春と修羅】
詩集。宮沢賢治作。1924年(大正13)刊。自然科学の教養,独特の宇宙感覚,宗教的香気を溶け込ませた世界を展開する。
はるとりの
はるとりの 【春鳥の】 (枕詞)
春に鳴く鳥のようにの意で,「さまよふ」「音(ネ)のみ泣く」「声のさまよふ」にかかる。「―さまよひぬれば/万葉 199」
はるどなり
はるどなり [3] 【春隣】
〔「はるとなり」とも〕
春がもうすぐそこまで来ていること。[季]冬。《車窓より瀬戸の島山―/星野立子》
はるな
はるな 【春菜】
春,摘んで食用とする野草。「―摘む児を見るが悲しさ/万葉 1442」
はるな
はるな 【榛名】
群馬県西部,群馬郡の町。榛名山南斜面,烏川中流域を占める。榛名神社には神代舞が伝わる。
はるなが
はるなが [0] 【春永】
(1)春の,日の長く感じられること。ながい春の日。また,祝意を込めて新春・正月のことをいう。
(2)(多く「春永に」の形で副詞的に用いて)いずれゆっくりした時。いずれまた,日を改めて。「てめえの話は―に聞かう/洒落本・通人の寝言」
はるなこ
はるなこ 【榛名湖】
榛名山の火口原湖。面積1.2平方キロメートル。湖面の海抜1084メートル。湖水は北東部から流出し吾妻(アガツマ)川に注ぐ。冬季は結氷する。古名,伊香保の沼。
はるなさん
はるなさん 【榛名山】
群馬県中央部にある二重式火山。赤城・妙義山とともに上毛三山の一。カルデラ内に榛名富士(海抜1391メートル)と榛名湖がある。最高峰は掃部ヶ岳(カモンガダケ)(海抜1449メートル)。
はるにれ
はるにれ [2] 【春楡】
ニレ科の落葉高木。山地に生える。高さは30メートルに達し,広大な樹冠をつくる。公園樹・街路樹などとする。葉は卵形で重鋸歯があり,ざらつく。春,葉の出る前に黄緑色のごく小さい花が束状につき,扁平な翼果を結ぶ。材は建築・器具・薪炭材とする。ニレ。エルム。古名,やにれ。
春楡[図]
はるの
はるの 【春野】
(1)高知県中部,吾川(アガワ)郡の町。仁淀(ニヨド)川河口東岸を占め,高知市と土佐市の間。
(2)静岡県西部,周智(シユウチ)郡の町。南西部の秋葉山には,防火の神として信仰を集める秋葉神社がある。
はるの
はるの [0] 【春野】
春の野原。
はるのいろ
はるのいろ [1][1][2] 【春の色】
春らしいようす。春の景色。春色(シユンシヨク)。[季]春。
はるのうみ
はるのうみ 【春の海】
箏曲(ソウキヨク)家宮城道雄が1929年(昭和4)に作曲した箏と尺八の二重奏曲。翌年の勅題「海辺の巌」にちなむ。のどかな春の海の様子が描写される標題音楽。
はるのおがわ
はるのおがわ 【春の小川】
文部省唱歌。高野辰之の詩に岡野貞一が作曲。1912年(大正1)刊の「尋常小学唱歌(四)」に発表。「春の小川はさらさら流る…」
はるのくれ
はるのくれ 【春の暮れ】
(1)春の夕暮れ。[季]春。《入あひのかねもきこえず―/芭蕉》
(2)晩春。
→暮れの春
はるのこころ
はるのこころ 【春の心】
(1)春の頃の人の心。「世の中にたえて桜のなかりせば―はのどけからまし/古今(春上)」
(2)恋心。春情。「―を押ししづめ,種々胸をいためしが/人情本・梅美婦禰(初)」
はるのさいてん
はるのさいてん 【春の祭典】
〔原題 (フランス) Le Sacre du printemps〕
ストラビンスキーのバレエ音楽。全二部。1913年初演。ロシアの大地と太陽神崇拝を題材とし,斬新な和声と錯綜(サクソウ)するリズムを多用した,二〇世紀音楽の革新的作品。
はるのじもく
はるのじもく 【春の除目】
〔春に行われたところからいう〕
「県召(アガタメシ)の除目」のこと。
⇔秋の除目
はるのつじいせき
はるのつじいせき 【原の辻遺跡】
長崎県壱岐郡芦辺町と石田町にかけてある弥生中・後期の遺跡。石包丁・石剣・鉄斧・貨泉・籾粒(モミツブ)などが出土。「魏志倭人伝」の一支国の都と推定される。
はるのななくさ
はるのななくさ [1][2] 【春の七草】
正月七日の七草粥(ガユ)に入れる若菜。セリ・ナズナ・ゴギョウ(ハハコグサ)・ハコベラ(ハコベ)・ホトケノザ(タビラコ)・スズナ(カブ)・スズシロ(ダイコン)の七種。[季]新年。
→秋の七草
はるのひ
はるのひ [1] 【春の日】
春の太陽。また,春の一日。春日。[季]春。
はるのひ
はるのひ 【春の日】
俳諧撰集。一冊。山本荷兮(カケイ)編。1686年刊。名古屋蕉門の連句と芭蕉の発句を含む四季の句を収める。「冬の日」の続編。俳諧七部集の一。
はるのぶ
はるのぶ 【春信】
⇒鈴木(スズキ)春信
はるのみず
はるのみず [1] 【春の水】
水かさが豊かになった春の川や湖沼の水。[季]春。
はるのみや
はるのみや 【春の宮】
〔春宮(トウグウ)の訓読み〕
皇太子。また,皇太子の宮殿。東宮。
はるのみやびと
はるのみやびと 【春の宮人】
東宮御所に仕える人。「五月雨に―来るときは/後撰(夏)」
はるのめざめ
はるのめざめ 【春の目ざめ】
〔原題 (ドイツ) Frühlings Erwachen〕
ドイツの劇作家ウェーデキントの戯曲。三幕。1891年作。思春期の少年少女の無知ゆえの悲劇を描いて,因習的な性道徳を批判した。
はるのやおぼろ
はるのやおぼろ 【春廼舎朧】
坪内逍遥(ツボウチシヨウヨウ)の別号。
はるのよのゆめ
はるのよのゆめ 【春の夜の夢】
春の夜に見る夢。短いこと,はかないことのたとえにいう。「おごれる人も久しからず,只―のごとし/平家 1」
はるはな
はるはな 【春花】
春に咲く花。春の花。
はるはなの
はるはなの 【春花の】 (枕詞)
春の花のようにの意で,「たふとし」「盛り」「めづらし」「にほえさかゆ」「うつろふ」にかかる。「―貴からむと/万葉 167」「―盛りもあらむと/万葉 4106」
はるはやて
はるはやて [3] 【春疾風】
「春嵐(ハルアラシ)」に同じ。
はるばしょ
はるばしょ [0] 【春場所】
三月に興行される大相撲の本場所。三月場所。[季]春。
〔かつては正月に催されるものをいった〕
はるばしょ
はるばしょ【春場所】
the spring sumo tournament.
はるばる
はるばる [3][2] 【遥遥】
■一■ (副)
(1)非常にへだたっているさま。また,非常に遠くへ時間をかけて移動するさま。「―(と)故郷から訪ねて来る」「湖面が―(と)見渡される」「山路―ゆく程に/曾我 11」
(2)程度がかけ離れているさま。「―此の二人にまし物ぞと英をほめたぞ/蒙求抄 5」
■二■ (形動ナリ)
{■一■(1)}に同じ。「松原目も―なり/土左」
はるばる
はるばる【遙々】
<come> all the way <from> .→英和
はるひ
はるひ 【春日】
■一■ [0] (名)
春の日。春の陽光。また,春の一日。[季]春。「うららかな―/草枕(漱石)」「霞立つ長き―をかざせれど/万葉 846」
■二■ (枕詞)
春の日が霞(カス)む意で,「かすむ」と同音を含む地名「春日(カスガ)」にかかる。「―春日(カスガ)を過ぎ/日本書紀(武烈)」
はるひかげ
はるひかげ [3] 【春日影】
春の日の光。
はるひの
はるひの 【春日の】 (枕詞)
「はるひ{■二■}」に同じ。「―春日の国に麗(クワ)し女(メ)をありと聞きて/日本書紀(継体訓)」
はるひを
はるひを 【春日を】 (枕詞)
「はるひの」に同じ。「―春日の山の高座(タカクラ)の三笠の山に/万葉 372」
はるまき
はるまき【春蒔きの】
sown in spring.
はるまき
はるまき【春巻】
<米> an egg roll; <英> a spring roll.
はるまき
はるまき [0] 【春蒔き】
春,暖かくなってから種をまくこと。また,そのようにした植物。
はるまき
はるまき [0] 【春巻(き)】
ひき肉・きざんだ野菜などを小麦粉の薄い皮で筒形に巻き,油で揚げた中国料理。
はるまちづき
はるまちづき [4] 【春待ち月】
陰暦一二月の異名。
はるまつり
はるまつり [3] 【春祭(り)】
春に行われる祭りの総称。その年の豊作を祈る祈年祭(トシゴイノマツリ),春の氏神祭り,疫病除却を祈願する疫神祭などがある。[季]春。
はるみ
はるみ 【晴海】
東京都中央区南部の埋立地。1931年(昭和6)に完成。公団住宅・国際貿易センターや倉庫が立地。晴海埠頭(フトウ)は東京港の重要岸壁。
はるみち
はるみち 【春道】
姓氏の一。
はるみちのつらき
はるみちのつらき 【春道列樹】
(?-920) 平安前期の歌人。新名の子。文章生。壱岐守となるが赴任前に没。古今和歌集撰者時代の作風の歌を残す。古今和歌集以下の勅撰集に五首入集。
はるめく
はるめ・く [3] 【春めく】 (動カ五[四])
〔「めく」は接尾語〕
春らしい気候になる。春らしい気配が感じられる。[季]春。「日ましに―・いてきた」
はるやすみ
はるやすみ [3] 【春休み】
学校の春季の休暇。三月の終業日から四月の始業日までの間。[季]春。
はるやなぎ
はるやなぎ 【春柳】 (枕詞)
春の柳を折って鬘(カズラ)としたので「かずら」,また同音の地名「葛城(カズラキ)山」にかかる。「―縵(カズラ)に折りし梅の花/万葉 840」
はるやま
はるやま [0] 【春山】
春の季節の山。草木が芽吹き,春の装いをした山。[季]春。
はるやまの
はるやまの 【春山の】 (枕詞)
春の山の草木がしなやかにのびることから,「しなひ栄ゆ」にかかる。「―しなひ栄えて/万葉 3234」
はるやまのかすみおとこ
はるやまのかすみおとこ 【春山之霞壮夫】
古事記に見える神人。だれも求婚に成功しなかった伊豆志袁登売神(イズシオトメノカミ)を得られるかどうか,兄の秋山之下氷壮夫(アキヤマノシタビオトコ)と賭(カ)けをし,母の助力によって求婚に成功する。
はるりんどう
はるりんどう [3] 【春竜胆】
リンドウ科の二年草。日当たりのよい原野に生える。根生葉は卵形。春,高さ約10センチメートルの花茎を数個出し,頂に青紫色の鐘形花を一個つける。
春竜胆[図]
はるスキー
はるスキー [4] 【春―】
春,残雪を求めて行うスキー。
はれ
はれ (感)
驚いたり,感嘆したりして発する語。ああ。まあ。「―,すりや又仕合せでござりまする/狂言記・吟聟」
はれ
はれ [2] 【晴(れ)】
(1)空が晴れること。天気がよいこと。気象学上は雲量が二以上八以下。視程1キロメートル以上で,降水や雷などを伴わない状態の天気。
(2)表立って,はなやかなこと。正式・公式なこと。はれがましいこと。
⇔褻(ケ)
「―の席に臨む」「―の表彰式」
(3)疑いが晴れて,潔白が証明されること。「―の身となる」
(4)晴れ着。また,晴れ姿。「祭に行く今日の―/浄瑠璃・堀川波鼓(下)」
はれ
はれ [0] 【腫れ・脹れ】
(1)はれること。「顔の―がひく」
(2)むくむこと。むくみ。
はれ
はれ【腫れ】
swelling;→英和
dropsy (水腫).→英和
〜がひく The swelling goes down.⇒腫れる.
はれ
はれ【晴】
fine weather.今日は晴です It is fine today.
はれ=の舞台
――の舞台
大勢の前で何かをする名誉な場面。晴れ舞台。
はれあがる
はれあが・る [4] 【腫れ上(が)る】 (動ラ五[四])
ひどく腫れる。ふくれあがる。「虫歯で頬(ホオ)が―・る」
はれあがる
はれあが・る [4][0] 【晴れ上(が)る・霽れ上(が)る】 (動ラ五[四])
すっかり晴れる。「台風が去って―・る」
はれいしょう
はれいしょう [3] 【晴(れ)衣装】
晴れ着。
はれがましい
はれがまし・い [5] 【晴れがましい】 (形)[文]シク はれがま・し
(1)表立っていて,はなやかである。いかにも晴れの場らしい。「―・い席につらなる」
(2)表立っていて,なんだかおもはゆい。「表彰されるなんて―・い」
(3)はなやかである。「鎌倉は諸国の付き合ひ―・しく,人の入り込む事多ければ/仮名草子・浮世物語」
[派生] ――げ(形動)――さ(名)
はれがましい
はれがましい【晴れがましい】
formal;→英和
showy.→英和
はれぎ
はれぎ【晴着(を着て)】
(in) one's best clothes.
はれぎ
はれぎ [3][0] 【晴(れ)着】
晴れの場所に着て行く服。晴れ衣装。よそゆき。「正月の―の娘さん」
はれす
はれ・す 【晴れす】 (動サ変)
晴れる。「かきくらし―・せぬ峯のあまくもに/源氏(浮舟)」
はれすがた
はれすがた [3] 【晴(れ)姿】
(1)美しい晴れ着を着た姿。
(2)晴れの場所に出ている姿。「土俵入りの―」
はれつ
はれつ【破裂】
(an) explosion;→英和
(a) rupture (血管・交渉などの).→英和
〜する (1) explode;→英和
burst.→英和
(2)[交渉などが]be broken off.
はれつ
はれつ [0] 【破裂】 (名)スル
(1)(内部からの力で)勢いよく裂けること。「風船が―する」「爆弾が―する」
(2)話し合いがまとまらないで,物別れになること。決裂。「明治六年征韓論―以来,世の中兎角(トカク)物騒になり/思出の記(蘆花)」
はれつおん
はれつおん [3] 【破裂音】
調音器官を閉じ呼気を止めたのち,その閉鎖を破って発する音。日本語では無声音の p ・ t ・ k ,有声音の b ・ d ・ g がこれに当たる。閉鎖音。破音。
はれて
はれて【晴れて】
openly;→英和
publicly.→英和
⇒正式.
はれて
はれて [1] 【晴れて】 (副)
だれにはばかることなく,公然と。正式に。「―二人は結婚する」
はれのごぜん
はれのごぜん 【晴(れ)の御膳】
正月三が日に天皇に奉る膳。威儀の御膳(オモノ)。
はればれ
はればれ【晴々した】
fine (天気);→英和
[気分]cheerful;→英和
bright;→英和
fine.気が〜とする feel cheerful;be fine.
はればれ
はればれ [3] 【晴(れ)晴(れ)】 (副)スル
(1)心にわだかまりがなく,さっぱりして明るいさま。「―(と)した顔色」「どうも気分が―しない」「心も―と旅に出る」
(2)空が曇りなく晴れ渡っているさま。「天気ガ―トナッタ/日葡」
はればれしい
はればれし・い [5] 【晴(れ)晴(れ)しい】 (形)[文]シク はればれ・し
(1)心にわだかまりがなく,さっぱりと明るい。すっきりしている。「―・い顔つき」
(2)はなやかである。「五十四万石の大名の―・い行列に/阿部一族(鴎外)」
(3)さえぎるものがなく,見通しがいい。「北側の眺めは殊に―・かつた/彼岸過迄(漱石)」
(4)表立っていて格別に改まっている。はれがましい。「堀川院をば,さるべき事のおり―・しき料(リヨウ)にせさせ給ふ/大鏡(基経)」
(5)遠慮がない。はばかるところがない。「御心もて,―・しくもて出でさせ給はばこそ罪も侍らめ/源氏(椎本)」
(6)よく晴れ渡っている。「今朝まで―・しかりつる空ともおぼえず/枕草子 292」
はれぶたい
はれぶたい [3] 【晴(れ)舞台】
⇒晴れの舞台(「晴れ」の句項目)
はれぼったい
はれぼった・い [5][0] 【腫れぼったい】 (形)[文] はれぼつた・し
腫れてふくれている感じである。「寝不足で目が―・い」
[派生] ――さ(名)
はれぼったい
はれぼったい【腫れぼったい】
swollen <eyes> .→英和
はれま
はれま【晴間(に)】
(during) a lull in a rain.→英和
はれま
はれま [3] 【晴(れ)間】
(1)降り続く雨や雪などが一時的にやんだ間。「梅雨(ツユ)の―」
(2)雲の切れめにのぞき見える青空。
(3)物思いや悲しみのとぎれる間。「心の闇―なく嘆きわたり侍りしままに/源氏(松風)」
はれもの
はれもの【腫物】
a swelling;→英和
a boil.→英和
〜にさわるように with utmost care.
はれもの
はれもの [0] 【腫れ物】
皮膚の一部が,炎症などを起こして腫れたもの。できもの。おでき。「首に―ができる」
はれもの=に触(サワ)るよう
――に触(サワ)るよう
機嫌を損じやすい人に恐る恐る接するさま。「―に扱う」
はれやか
はれやか [2] 【晴れやか】 (形動)[文]ナリ
(1)空が晴れ渡っているさま。「―な五月の空」
(2)何の心配事もなく,すがすがしい気持ちでいるさま。「―に笑う」「―な表情」「試験も済み―な気分だ」
(3)明るくはなやかなさま。はでやか。「―な席」「―に着飾る」
[派生] ――さ(名)
はれやか
はれやか【晴れやかな】
cheerful;→英和
bright.→英和
〜に装う be dressed up;be gaily dressed.
はれらか
はれらか 【晴れらか】 (形動ナリ)
すっきりしているさま。「女は額髪―にかきやり/徒然 175」
はれる
はれる【晴れる】
(1)[天気・霧などが]clear up[away,off];[it が主語]be fine.(2)[容疑などが]be dispelled;be cleared;[気が] <人が主語> cheer up;feel fine.
はれる
は・れる [0] 【腫れる・脹れる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 は・る
(1)炎症や打撲などで,からだの一部が異常にふくれる。「顔が―・れる」
(2)「惚(ホ)れた腫れた」の形で,惚れる意を強め,また茶化していう。「その年で惚れた―・れたもないものだ」
はれる
はれる【腫れる】
swell (up);→英和
become swollen.→英和
腫れた swollen.
はれる
は・れる [2] 【晴れる・霽れる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 は・る
(1)雲や霧が消える。「空が真っ青に―・れる」「この霧はお昼頃には―・れるだろう」
(2)雨・雪が降りやむ。あがる。「四時頃から雨は―・れた/田舎教師(花袋)」
(3)いやな気分がなくなってすっきりする。はればれする。「気分が―・れない」
(4)犯罪の容疑や疑いなどがなくなる。「疑いが―・れた」
(5)展望が開ける。「谷しげけれど,西―・れたり/方丈記」
〔「晴らす」に対する自動詞〕
→晴れて
はれわたる
はれわた・る [4][0] 【晴(れ)渡る】 (動ラ五[四])
(1)空がくまなく晴れる。はれあがる。「―・った秋空」
(2)はでに飾りたてた姿で通行する。「雑色のこはき装束して―・るを/続古事談 2」
はれん
はれん [0] 【波連】
〔物〕 偏りが同じで,位相的にもつながっているとみなせる一かたまりの波。通常の光は,さまざまな偏りをもったごく短い波連の光波が集まってできているが,レーザー光は偏りがそろった長い波連をもつ光である。
はれんち
はれんち【破廉恥な】
infamous <crime> ;→英和
shameless.→英和
はれんち
はれんち [2] 【破廉恥】 (名・形動)[文]ナリ
人として恥ずべきことを平気ですること。人倫・道義に反すること。また,そのさま。恥知らず。「―な人間」「―極まりないふるまい」
はれんちざい
はれんちざい [4] 【破廉恥罪】
殺人・強姦(ゴウカン)などのように道義的な非難を受けるような犯罪の総称。
はろう
はろう [0] 【破牢】 (名)スル
囚人が牢を破って逃げること。牢破り。脱獄。「入獄の者数名―して/新聞雑誌 5」
はろう
はろう【波浪】
waves;billows.‖波浪注意報 a high sea warning.
はろう
はろう [0] 【波浪】
海面・湖面の波の動き。風浪・うねり・磯波の総称。なみ。「―注意報」
はろうじん
はろうじん [2] 【波浪神】
船舶の守護神。鳥獣あるいは人物の姿に彫刻したもので,船首の飾りとする。
はろか
はろか 【遥か】 (形動ナリ)
「はるか(遥)」に同じ。「たまかぎる―に見えていにし子ゆゑに/霊異記(上)」
はろはろに
はろはろに 【遥遥に】 (副)
はるかに。はるばると。「―思ほゆるかも白雲の千重に隔てる筑紫の国は/万葉 866」
はわ
はわ ハハ 【母】
⇒はは(母)
はわいおんせん
はわいおんせん ハアヒヲンセン 【羽合温泉】
鳥取県中部,東伯(トウハク)郡羽合町,東郷池西岸にある単純泉。水郷情緒豊かな温泉。浅津温泉。
はわきぎ
はわきぎ ハハキ― 【帚木】
⇒ははきぎ(帚木)
はわたり
はわたり【刃渡り9インチの】
<a dagger> with a blade nine inches long.
はわたり
はわたり [2] 【刃渡り】
(1)刃物の刃の長さ。「―一尺七寸の脇差」
(2)「刀(カタナ)の刃渡(ハワタ)り」に同じ。
はん
はん [1] 【煩】
わずらわしいこと。面倒なこと。「―を厭(イト)わず」
はん
はん【半】
a half.→英和
⇒半分.9時〜 half past nine.1時間〜 an hour and a half.→英和
〜マイル half a mile;→英和
a half mile.
はん
はん【班[組]】
a group;→英和
a party;→英和
a squad (軍隊の).→英和
班長 a group[squad]leader.
はん
はん 【反】
■一■ [1] (名)
(1)「反切(ハンセツ)」の略。
(2)〔哲〕 ある肯定的主張に対立する否定的主張。反定立。アンチ-テーゼ。
→正反合
■二■ (接頭)
名詞に付いて,それとは反対である,またそれにそむくなどの意を表す。「―作用」「―定立」「―ナチ」「―主流」「―革命」
はん
はん 【版】
■一■ [1] (名)
□一□
(1)(「板」とも書く)彫刻や腐食などによって文字や絵などを凹凸で表し出した,印刷に用いる板状のもの。版木・印刷版など。「―を彫る」
(2)同じ版{(1)}による書籍などの発行。「―を重ねる」「―を改める」
□二□〔「ばん」の形で他の語に付く〕
(1)書物の意を表す。「豪華―」
(2)製版の種類を表す。「オフセット―」
(3)新聞・雑誌などで,特定の地域を対象とする意を表す。「都内―」
(4)…風,…様式の意を表す。「現代―」「日本―」
■二■ (接尾)
助数詞。出版物の刊行回数を表す。「無慮五〇―を重ねる」
はん
はん【知能(常習)犯】
an intellectual (a habitual) crime[criminal (人)].
はん
はん [1] 【藩】
〔「かき」「かこい」,また,王室の守りとなるもの,の意〕
(1)江戸時代の大名の支配領域および支配機構の総称。
(2)1868年(明治1)維新政府が旧幕府領に府県を置いたのに対して,旧大名領を指していった称(藩の用語の公式使用の最初)。71年廃藩置県により廃止。
はん
はん【藩】
a (feudal) clan.
はん
はん【範をたれる】
set[give]an example <to> .→英和
…に〜をとる model after….
はん
はん【煩をいとわず…する】
take the trouble to do.
はん
はん【版】
printing (印刷);→英和
an (the first,a popular) edition (出版).〜を改める publish a new edition.〜を重ねる go through several impressions.
はん
はん 【犯】
■一■ (名)
接尾語的に用いて,その犯罪・犯罪者また犯行の意を表す。「殺人―」「知能―」「単独―」
■二■ (接尾)
助数詞。刑罰を受けた回数を表すのに用いる。「前科三―」
はん
はん [1] 【判】
(1)是非や優劣を考えて定めること。「―を下す」
(2)印。印形。はんこ。「書類に―を押す」「―をつく」
(3)書き判。花押(カオウ)。
(4)〔連濁して「ばん」とも〕
「判型」の略。「四六―」「 A 5 ―」
はん
はん 【汎】 (接頭)
〔英語の接頭辞 pan の音訳〕
名詞に付いて,広くそのすべてにわたるという意を表す。「―アジア主義」「―アメリカ会議」「―理論」
はん
はん 【班】
■一■ [1] (名)
ある集団を小分けにした一つ一つ。組。グループ。「三つの―に分ける」
■二■ (接尾)
助数詞。組の数や順序を数えるのに用いる。上にくる語によっては「ぱん」ともなる。「小隊は六―から成る」
はん
はん【判】
a seal;→英和
a stamp;→英和
a seal mark (押された判).〜を押す seal;stamp.
はん
はん [1] 【範】
手本。模範。「―を示す」
はん
はん [1] 【半】
(1)なかば。はんぶん。「一つ―」「二倍―」
(2)一時間の二分の一。昔の時刻では刻の二分の一。「六時―」「五つ―」
(3)二で割り切れない数。奇数。
⇔丁(チヨウ)
「丁か―か」
(4)主として鎌倉・室町時代に用いられた田畑の地積を表す語。一段が三六〇歩で,その二分の一の一八〇歩をいう。太閤検地以後は一五〇歩。
→大
→小
(5)名詞の上に付いて複合語をつくり,なかば,半分,不完全ななどの意を表す。「―病人」「―殺し」「―煮え」
はん
はん (接尾)
〔「さん」の転〕
「さん」に同じ。主に関西地方で用いる。「おいえ―」「あんた―」「山田―」
はん=で押したよう
――で押したよう
いつも同じようにきまりきっているさま。「―な挨拶(アイサツ)」
はん=を垂れる
――を垂・れる
手本を示す。
はん−
はん−【汎−】
Pan- <Americanism> .→英和
はん−
はん−【反−】
anti-.→英和
‖反主流派 the anti-mainstream faction.反帝国主義 anti-imperialism.
はんあい
はんあい [0] 【汎愛】 (名)スル
だれかれの別なく,すべてのものを同じように愛すること。博愛。
はんあいしゅぎ
はんあいしゅぎ [5] 【汎愛主義】
〔(ドイツ) Philanthropinismus〕
子供の自発性・活動的学習・自然科学的教材などを重視する教育思想。ルソーの影響を受け,一八世紀ドイツでバセドー(J.B. Basedow 1724-1790)らによって主張された。
はんい
はんい [1] 【範囲】
〔溶かした金属を鋳型に流し込んで形を整えること,の意〕
(1)特定の領域・限度の中。「勢力―」「被害は広い―にわたる」「知っている―で答える」
(2)きまり。規則。
はんい
はんい【範囲】
a limit;→英和
limits (境界);a sphere;→英和
a scope.→英和
〜の広い(狭い) extensive (limited).→英和
私の知る〜では as far as I know.…の〜外(内)に beyond (within) the limits of….〜を限る set limits <to> .‖活動範囲 one's sphere of activity.
はんい
はんい [1] 【叛意】
謀反を起こそうとする気持ち。
はんい
はんい [1] 【犯意】
罪を犯そうとする意思。法律に特別の規定のないかぎり,犯意のない行為は罰せられない。
→故意(2)
はんい
はんい【犯意】
《法》malice.→英和
⇒故意.
はんい
はんい [1] 【藩医】
江戸時代,藩に仕えた医者。
はんいく
はんいく [0] 【蕃育】 (名)スル
やしないそだてること。「『シヤモ』の如き大鶏を撰んで之を―せば/新聞雑誌 2」
はんいご
はんいご [0] 【反意語】
⇒対義語(タイギゴ)
はんいご
はんいご【反意語】
an antonym.→英和
はんいしき
はんいしき [3] 【半意識】
「無意識」に同じ。「―の下で覚悟してゐた/それから(漱石)」
はんいのけいざいせい
はんいのけいざいせい [1][0] 【範囲の経済性】
〔economies of scope〕
同一企業が生産品目の範囲を広げ複数品目を生産するほうが,各品目を別々の企業が生産するよりも効率がよいこと。
→規模の経済性
はんいん
はんいん [0] 【判印】
書き判,または印。
はんいん
はんいん [0] 【班員】
班のメンバー。班の人員。
はんいんよう
はんいんよう [3] 【半陰陽】
外性器が生殖腺の雌雄と反対の外観を呈すること。また,同一個体に両性の生殖腺を有すること。半陰半陽。ふたなり。
はんうはとうそう
はんうはとうそう [5] 【反右派闘争】
1957年に中国で行われた,中国共産党の政策に批判的な知識人を摘発する政治運動。主に文化・教育・報道部門の幹部が「右派分子」として追放された。文革後の78年,党中央は運動の行き過ぎを認め,名誉回復をはかった。
はんうん
はんうん [0] 【搬運】
物を運ぶこと。運搬。「此節土砂―は皆塾童なり/吉田松陰書簡」
はんえい
はんえい [0] 【繁栄】 (名)スル
勢いがよくて栄えること。「町が―する」「御一家の御―を祈ります」
はんえい
はんえい [0] 【反影】 (名)スル
(1)反射して物にうつった影。特に夕日の照り返し。反照。
(2)「反映{(3)}」に同じ。
はんえい
はんえい [0] 【反映】 (名)スル
(1)光や色が反射してうつること。「木々の緑が湖面に―する」
(2)色や光が互いにうつり合って,美しくはえること。
(3)影響が他に及び,ある形をとってあらわれること。反影。「世相を―した事件」
〔明治時代につくられた語〕
はんえい
はんえい【反映】
reflection;→英和
influence (影響).→英和
〜する reflect;→英和
be reflected <in> .
はんえい
はんえい【繁栄】
prosperity.→英和
〜する be prosperous;go well;be successful.
はんえい
はんえい [0] 【半影】
大きさをもつ光源から発せられる光が物体を照らした場合にできる影のうち,光が部分的に到達する薄暗い部分。
→本影
半影[図]
はんえいきゅう
はんえいきゅう [3][1] 【半永久】
ほとんど永久に近いこと。また,それほど長く持ちこたえること。
はんえいきゅうてき
はんえいきゅうてき【半永久的】
semipermanent.
はんえいきゅうてき
はんえいきゅうてき [0][1] 【半永久的】 (形動)
ほとんど永久であるさま。「―な建造物」
はんえいろん
はんえいろん [3] 【反映論】
⇒模写説(モシヤセツ)
はんえつ
はんえつ [0] 【繙閲】 (名)スル
書物を読み調べること。「茶山(チヤザン)の集を―すれば/伊沢蘭軒(鴎外)」
はんえり
はんえり [0] 【半襟】
かけ襟の一。飾りや汚れを防ぐ目的で,襦袢(ジバン)・長襦袢の襟の上に重ねてかける襟。
はんえん
はんえん [0] 【半円】
円を二等分したものの一方。「―形」
はんえん
はんえん [0] 【繁衍・蕃衍】 (名)スル
しげり広がること。繁殖。「松の枝葉が―する」「一族郎党が―する」
はんえん
はんえん [0] 【攀縁】 (名)スル
〔「へんえん」とも〕
(1)たよりにしてよじ登ること。「蔓生植物其間に巻旋―す/日本風景論(重昂)」
(2)俗縁にひかれ,かかずらうこと。「よろづに―しつつせむ念誦・読経はかひはあらん/栄花(初花)」
(3)いきどおること。「舎利弗,此を聞て―をおこして隠れ居ぬ/今昔 3」
はんえん
はんえん [0] 【攀援】 (名)スル
(1)つかまってよじ登ること。攀縁。「―して峭巌の中を行けば衣袂多くは裂く/不二の高根(麗水)」
(2)たのみにすること。
はんえんけい
はんえんけい [3][0] 【攀縁茎】
よじのぼり形の茎。巻きひげや不定根・刺・葉柄などで他物にからみつくものと茎自身が他物に巻きついて伸びるものとがある。
はんえんけい
はんえんけい【半円形】
a semicircle.→英和
〜の semicircular.
はんえんアーチ
はんえんアーチ [5] 【半円―】
アーチ部分が半円形のもの。
はんおう
はんおう [0] 【煩懊】 (名)スル
もだえ苦しむこと。「かなわぬ恋に―する」
はんおう
はんおう 【反応】
⇒はんのう(反応)
はんおうこく
はんおうこく ハンワウ― [3] 【藩王国】
イギリス統治下のインドで,イギリスと個々に従属関係を結び散在した,土侯の統制した国。土侯国。
はんおん
はんおん [0] 【反音】
漢字音を反切(ハンセツ)によって示すこと。また,反切の音。
はんおん
はんおん【半音】
《楽》semitone;→英和
half step.〜上(下)げる sharp (flat) <the tone> .→英和
‖半音階 a chromatic scale.
はんおん
はんおん [0] 【半音】
全音階における広狭二種の音程のうち狭い方の音程。全音の半分に相当。短二度。
はんおんかい
はんおんかい [3] 【半音階】
隣り合う各音の音程がすべて半音になっている音階。通常は,全音階の派生形として臨時に用いられる。クロマチック。
⇔全音階
はんおんさほう
はんおんさほう 【反音作法】
韻学書。一巻。明覚(ミヨウガク)著。1093年成立。五十音図を用いて正しい字音を導き出す方法を説いたもの。
はんか
はんか【繁華な】
flourishing;busy.→英和
‖繁華街 a busy street;a business[shopping]center.
はんか
はんか (係助)
〔「はか」の撥音添加。近世上方語〕
「はか」(係助)に同じ。「此方の女房は,日本に俺―ない/歌舞伎・夕霧七年忌」
はんか
はんか 【半靴】
⇒ほうか(半靴)
はんか
はんか [1] 【半跏】
「半跏趺坐(フザ)」の略。
はんか
はんか [1] 【反歌】
長歌のあとに添える歌。歌体は短歌形式,まれに旋頭歌(セドウカ)。一首ないし数首で,長歌の意を補足または要約したもの。万葉集に多く見られる。かえしうた。
はんか
はんか [0] 【汎化・般化】
〔心〕
〔generalization〕
ある特定の刺激と結びついた反応が,類似した別の刺激に対しても生ずる現象。また,同一の刺激に対して,類似した種々の反応が生じる場合もいう。
⇔分化
はんか
はんか [0] 【半可】 (名・形動)[文]ナリ
(1)「半可通」の略。「ある―なる通がり客が/当世書生気質(逍遥)」
(2)未熟であること。中途はんぱ。生(ナマ)はんか。「―の英語でぺら��と/坊っちゃん(漱石)」
はんか
はんか [1] 【販価】
「販売価格」の略。
はんか
はんか [1] 【半価】
定価の半分。半値。
はんか
はんか [1] 【煩苛】 (名・形動)[文]ナリ
煩雑で苛酷な・こと(さま)。「諸法―にして/明六雑誌 43」
はんか
はんか [1] 【頒価】
頒布する際の価格。「非売品の―」
はんか
はんか [1] 【繁華】 (名・形動)[文]ナリ
人が多く集まってにぎやかな・こと(さま)。「祭礼などの―なるを見ることを好めり/渋江抽斎(鴎外)」
[派生] ――さ(名)
はんかい
はんかい 【樊噲】
(?-前189) 中国,漢初の武将。諡(オクリナ)は武侯。沛(ハイ)(江蘇省)の人。劉邦(漢の高祖)に従い,鴻門の会で項羽により危地に立たされた劉邦を救った。漢の天下統一後も軍功をたて,舞陽侯に封ぜられた。
はんかい
はんかい【半壊する】
be partially destroyed.
はんかい
はんかい [0] 【半解】
物事の一部分のみを知るだけで,全体を理解しないこと。なまかじり。「一知(イツチ)―」
はんかい
はんかい [0] 【半開】 (名)スル
(1)なかば開くこと。「レンズを―にする」
(2)文明がやや開けていること。「是等諸邦の民は―にして/浮城物語(竜渓)」
はんかい
はんかい [0] 【半壊】 (名)スル
半分ほどこわれること。「家屋が―する」
はんかがい
はんかがい [3] 【繁華街】
商店や飲食店が立ち並び,人通りの多いにぎやかな地域。盛り場。
はんかがみ
はんかがみ [3] 【判鑑】
江戸時代,照合用として,あらかじめ関所・番所などに届け出ておく印影の見本。
はんかく
はんかく [0] 【半角】
正方形の和文活字一字の半分の大きさ。「―アキ」
はんかく
はんかく [0] 【反核】
核軍備に反対すること。「―運動」
はんかく
はんかく【反核の】
antinuclear <movement> .
はんかくさい
はんかくさ・い [5] 【半可臭い】 (形)
ばからしい。「―・い奴ぢや,なあ,そんなことでめそ��泣くのあ/放浪(泡鳴)」
はんかくめい
はんかくめい [3] 【反革命】
革命で実現した新体制を覆して,再びもとの体制に戻そうとする運動。
はんかくめい
はんかくめい【反革命】
a counterrevolution.→英和
はんかこ
はんかこ [3] 【半過去】
〔(フランス) imparfait〕
印欧系諸語のうち,特にロマンス諸語(イタリック語派)において一般的に用いられている未完了相過去時制に対する呼称。不完了過去。未完了過去。
はんかざ
はんかざ [3] 【半跏坐】
⇒半跏趺坐
はんかしいぞう
はんかしいぞう [5] 【半跏思惟像】
仏像彫刻で,思索している弥勒菩薩(ミロクボサツ)の姿につけた名。台座に腰をおろし,左足を垂らし,右足を曲げて左ひざの上に置き,右手でほおづえをつく。中宮寺・広隆寺などのものが有名。はんかしゆいぞう。
はんかせん
はんかせん [3] 【半歌仙】
俳諧で,初折の一八句を一巻とするもの。三六句の歌仙の半分に当たることからの称。
はんかた
はんかた [0] 【半肩】
一方の肩。
はんかた=担(カツ)ぐ
――担(カツ)・ぐ
相棒となって他人に力を添える。片棒担ぐ。
はんかちょう
はんかちょう ハンクワチヤウ 【犯科帳】
1666年〜1867年の200年間にわたる長崎奉行所の刑事判決記録。一四五冊。
はんかつう
はんかつう [3][0] 【半可通】
よく知らないのに知ったふりをすること。通人ぶること。また,その人。
はんかつう
はんかつう【半可通】
half knowledge;[人]a man of half knowledge;a smatterer.〜の half-learned.
はんかふざ
はんかふざ [4] 【半跏趺坐】
結跏(ケツカ)趺坐の略式のすわり方。片方の足だけを他方の大腿(ダイタイ)部の上に置くすわり方。半跏坐。菩薩坐。半跏。
はんかわき
はんかわき [0] 【半乾き】
まだ十分に乾いていないこと。なまかわき。「―の洗濯物」
はんかん
はんかん【反感】
antipathy;→英和
dislike;→英和
an ill feeling.〜をいだく have an antipathy[a dislike] <to> .〜を買う offend <a person> ;→英和
be hated <by> .
はんかん
はんかん [0] 【反観】
〔邵雍「観物内篇」〕
主観にとらわれずに,物事について客観的に観察する思考法。
はんかん
はんかん [0] 【反汗】
〔出た汗(アセ)を再び体の中に戻す意から〕
一度出した命令を取り消したり,改めたりすること。
はんかん
はんかん [0] 【反間】
(1)間者。間諜。スパイ。
(2)敵の間者を逆に味方のために利用すること。また,間者を使って敵同士の仲間割れをはかること。「―の謀(ハカリゴト)」
はんかん
はんかん [0] 【反感】
相手の考えや言動を不快に感じて反発しようとする気持ち。反抗的な感情。「―を持つ」
〔明治時代につくられた語〕
はんかん
はんかん [0] 【半官】
なかば,政府が関与していること。なかば,公的であること。
はんかん
はんかん [0] 【繁閑】
忙しいことと暇なこと。繁忙と閑暇。「季節による―の差が激しい」
はんかん
はんかん [0] 【藩翰】
〔「藩」はかきね,「翰」は柱の意〕
帝室の守りとなるもの。一地方を治めて王国のささえとなるもの。藩屏(ハンペイ)。
はんかん
はんかん [0] 【繁簡】
繁雑であることと簡略であること。「記事に精疎あり―あり/小説神髄(逍遥)」
はんかん
はんかん【半官半民の】
semi-governmental.
はんかん=を買う
――を買・う
反感を持たれる。反発される。
はんかんくにく
はんかんくにく [0][5] 【反間苦肉】
敵をだまし,仲間割れさせるために,自らの体をいためつけること。「―の計」
はんかんすう
はんかんすう [3] 【汎関数】
関数の集合の上で定義され,その値が実数または複素数をとるような関数。値が実数であるか複素数であるかによって実汎関数・複素汎関数とよぶ。関数の関数。
はんかんせいゆ
はんかんせいゆ [5] 【半乾性油】
空気中で,酸化などによって固化(乾燥)する度合が中程度の植物油脂。胡麻油・綿実油・菜種油などがこれに属する。
はんかんそうちたい
はんかんそうちたい ハンカンサウ― [7][8] 【半乾燥地帯】
乾燥地域の中で,乾燥の程度が弱く,湿潤地域への移行帯。
はんかんはんみん
はんかんはんみん [0] 【半官半民】
政府と民間とが共同出資する事業形態。
はんかんふ
はんかんふ 【藩翰譜】
歴史書。一三巻。新井白石著。徳川綱豊(のちの家宣)の命を受けて1702年完成。1600年(慶長5)から80年(延宝8)にいたる諸大名三三七家の事績を記し,家ごとに系図を付す。はんかんぷ。
はんが
はんが【版画】
a print;→英和
a woodcut.→英和
はんが
はんが [0] 【版画】
凸版・凹版・平版などの版を用いて刷った絵。材質によって木版画・銅版画・石版画などがある。普通には木版画のこと。
はんがい
はんがい [0] 【半舁】
衣類などを入れる行李(コウリ)。
はんがい
はんがい [0] 【斑蓋】
〔「はんかい」とも〕
山伏のかぶるもの。白綾で包み,いただきに八枚の蓮(ハス)の花びらを表す八角の錦をつける。
→兜巾(トキン)
はんがえし
はんがえし [3] 【半返し】
慶弔などの際,受け取った金品の半分程度の金品を返すこと。
はんがく
はんがく 【潘岳】
(247-300) 中国,晋の詩人。陸機と並び称され,妻の死を悼んだ「悼亡詩」で知られる。美男の代名詞ともされる。讒言(ザンゲン)により刑死。
はんがく
はんがく [0] 【半額】
ある金額の半分。
はんがく
はんがく [0] 【藩学】
江戸時代,各藩が藩士やその子弟の教育のために設けた学校。藩校。藩学校。
はんがく
はんがく 【板額】
鎌倉初期の女性。越後の人。城資盛の叔母(オバ)。1201年,資盛が鎌倉幕府軍と戦った時,越後鳥坂(トツサカ)で,童形に身を変えて奮戦したが,ついに捕らえられた。のち甲斐源氏浅利義遠の妻になったという。生没年未詳。
はんがく
はんがく【半額】
half the price[fare].→英和
〜で at half price[fare].〜にする make a fifty percent discount.
はんがた
はんがた [0] 【判形・判型】
(1)浮世絵版画の紙の大きさ。大判・間判(アイバン)・中判・小判・細判・柱絵がある。
(2)「はんけい(判型)」に同じ。
はんがみしも
はんがみしも [3] 【半上下】
同色の肩衣と半袴を組み合わせた上下(カミシモ)。江戸時代,目見(メミエ)以下の武士が出仕に着用し,庶民で礼服とする者もあった。
はんがん
はんがん [1] 【判官】
(1)「ほうがん(判官)」に同じ。
(2)裁判官のこと。
はんがん
はんがん [0] 【半眼】
目を半分ほど開くこと。また,その目。「目を―に開く」「―で見る」
はんがん
はんがん [1] 【斑岩】
完晶質で細粒の石基中に多くの斑晶を含む斑状の火成岩。石英斑岩・花崗(カコウ)斑岩など。
はんがんびいき
はんがんびいき [5] 【判官贔屓】
「ほうがんびいき(判官贔屓)」に同じ。
はんき
はんき【反旗を翻す】
revolt[rise]against.
はんき
はんき [1] 【半期】
(1)一期間の半分。「上―」
(2)一年の半分の期間。
はんき
はんき [1] 【半季】
(1)一年の半分。半年。
(2)江戸時代,三月と九月を基準にした,六か月の奉公期限。
はんき
はんき [1] 【反旗・叛旗】
謀反(ムホン)を起こした人の立てる旗。
はんき
はんき [1] 【半旗】
弔意(チヨウイ)を表すために,旗竿(ハタザオ)の先より少し下に掲げた旗。「―を掲げる」
はんき
はんき【半期】
a half term[year].〜の semiannual.‖上(下)半期 the first (second) half of the year.四半期 a quarter (term).
はんき
はんき【半旗】
a flag at half-mast[-staff].〜を掲げる hang a flag (at) half-mast[-staff].
はんき=を翻(ヒルガエ)す
――を翻(ヒルガエ)・す
謀反を起こす。反逆する。
はんきい
はんきい 【半季居】
半年契約の奉公。また,奉公人。
はんきかん
はんきかん [4][3] 【半規管】
脊椎動物の内耳にあり,前庭とともに平衡感覚をつかさどる部分。円口類以外は三個の半円形の管から成るので,三半規管といい,それぞれの内腔を満たすリンパ液の動きにより,回転および加速運動を感知する。
はんきせい
はんきせい [3] 【半寄生】
クロロフィルをもちながら生存に必要な物質の一部を寄主に頼っているもの。ヤドリギなど。
⇔全寄生
はんきぼうこう
はんきぼうこう [4] 【半季奉公】
江戸時代,半年契約で奉公すること。また,その奉公人。半季勤め。
→出替わり
はんきゅう
はんきゅう [0] 【班給】
いくつかにわけて与えること。
はんきゅう
はんきゅう【半球】
a hemisphere.→英和
東(西)半球 the Eastern (Western) Hemisphere.
はんきゅう
はんきゅう [0][3] 【半弓】
大弓(ダイキユウ)のほぼ半分の長さの弓。すわったまま射ることができる。
→大弓
はんきゅう
はんきゅう [0] 【半休】
半日だけ休むこと。半日休暇。
はんきゅう
はんきゅう [0] 【半球】
(1)球を二等分したものの一方。
(2)地球面を南北または東西などに二等分したものの一方。「南―」「東―」
はんきゅう
はんきゅう【半休(日)】
a half-holiday.
はんきゅうでんてつ
はんきゅうでんてつ ハンキフ― 【阪急電鉄】
大手民営鉄道の一。京都・大阪・神戸の都市間を中心に鉄道網をもつ。鉄道営業キロ153.7キロメートル。京都線・千里線・宝塚線・神戸線などよりなる。阪急。
はんきょう
はんきょう【反共の】
anticommunist <campaign> .
はんきょう
はんきょう [0] 【反響】 (名)スル
〔echo〕
(1)音波が物体にあたって反射し,再び聞こえること。また,はね返った音。「音が四方の壁に―する」
(2)ある事件や発表された事柄に対して示される世間の反応。「各方面から―があった」
はんきょう
はんきょう【反響】
(1) an echo;→英和
reverberation.〜する echo;resound.→英和
(2)[反応]a response;→英和
influence.→英和
〜がある find[awaken]a response <in> .
はんきょう
はんきょう [0] 【反共】
共産主義・共産思想に反対すること。
⇔容共
はんきょうしょうじょう
はんきょうしょうじょう [5] 【反響症状】
他人の言葉・動作・表情を無意識的に反復する病的状態。ある種の精神分裂病や老人性痴呆などで見られる。
はんきょうじせい
はんきょうじせい [0] 【反強磁性】
物質の磁性の一。結晶全体の磁化が小さく,ある温度までは,温度が上がるにつれて磁化率が大きくなり,ある温度で常磁性になる。結晶内の原子の磁気モーメントが,たがいちがいに逆向きに並んでいる時に現れ,酸化マンガンなどにみられる。
はんきょうらん
はんきょうらん [3] 【半狂乱】
気が狂ったようにとり乱すこと。
はんきょうらん
はんきょうらん【半狂乱で】
half mad.
はんきょく
はんきょく [0] 【反曲】
(1)そりかえること。
(2)建築・家具などにおいて,刳(ク)り形が反転曲線をなすもの。キューマ。
はんきり
はんきり [0][4] 【半切り】
杉原紙を横に半分に切ったもの。主に書状に用いる。また,書簡用の,縦が短く横に長い和紙。はんきれ。半切り紙。
はんきれ
はんきれ [0][4] 【半切れ】
(1)ひときれの半分。「―のパン」
(2)「半切(ハンキ)り」に同じ。
はんきん
はんきん [0] 【半金】
全金額の半分。はんがね。
はんきん
はんきん [0] 【判金・版金】
〔「ばんきん」とも〕
大判金と小判金。特に,大判金。
はんぎ
はんぎ [0][3] 【版木・板木】
木版印刷や版画で使うために,文字・図画などを彫った板。主に桜や黄楊(ツゲ)を用いる。形木(カタギ)。彫(エ)り板。印板。
はんぎご
はんぎご [0] 【反義語】
⇒対義語(タイギゴ)
はんぎゃく
はんぎゃく [0] 【反逆・叛逆】 (名)スル
権力や権威に対し,さからいそむくこと。謀反。ほんぎゃく。「圧政に―する」「―者」「―罪」「―を企てる」
はんぎゃく
はんぎゃく【反逆】
a rebellion;→英和
a revolt.→英和
〜する rebel[revolt,rise] <against> .→英和
‖反逆罪 treason.反逆者 a traitor;a rebel.
はんぎゃくじ
はんぎゃくじ [4] 【反逆児】
一般的な考え方や習慣に従わず,独自の考えを通そうとする人。
はんぎょ
はんぎょ [1] 【板魚】
ヒラメの異名。
はんぎょ
はんぎょ [1] 【半漁】
漁業を営みながら,他の職業にもついて生計を立てること。「半農―」
はんぎょう
はんぎょう [0] 【判教】
〔仏〕「教相判釈(キヨウソウハンジヤク)」の略。
はんぎょう
はんぎょう [0][3] 【判形】
書き判。また,印形(インギヨウ)。
はんぎょく
はんぎょく [0] 【半玉】
まだ一人前として扱われず,玉代(ギヨクダイ)も半人分である芸者。おしゃく。
はんぎり
はんぎり [0][4] 【半切り】
(1)(「半桶」「盤切」とも書く)盥(タライ)状の浅くて広い桶(オケ)。半切り桶。はんぎれ。
(2)能装束の袴の一。大口袴と同形で,繻子(シユス)地に金銀で大きな模様を織り出す。神・鬼・武人の霊などに用いる。
(3)歌舞伎で用いる広袖で,丈の短い衣装。荒事役が使う。
(4)「釣り輿(ゴシ)」に同じ。
半切り(2)[図]
はんぎれ
はんぎれ [0][4] 【半切れ】
⇒はんぎり(半切)
はんく
はんく [1] 【半句】
ごくわずかな言葉。「一言―」
はんぐつ
はんぐつ [0] 【半靴・半沓】
(1)浅い洋風の靴。短靴。
(2)「ほうか(半靴)」に同じ。「―著(ハイ)て二騎づつ左右に打ち並びたり/太平記 24」
はんぐま
はんぐま [0] 【半隈】
歌舞伎で,顔の上下どちらかの半分だけに施す隈取り。
はんぐん
はんぐん [0] 【反軍】
(1)軍隊・軍国主義に反対であること。「―思想」
(2)反乱軍。叛軍。
はんぐん
はんぐん [0] 【叛軍】
反乱をおこした軍隊。反軍。
はんけい
はんけい【半径】
a radius.→英和
…の〜内に within a radius of….
はんけい
はんけい [1] 【半径】
円または球で,その中心と周上の一点とを結ぶ線分。また,その長さ。
はんけい
はんけい [0] 【判型】
本の大きさ。A 5 判・ B 4 判など。
はんけい
はんけい 【繁慶】
安土桃山・江戸初期の刀工。三河の人。本名,野田善四郎清尭。駿府で徳川家の鉄砲鍛冶となりのち武州八王子・江戸で作刀に専念。大乱の独特な刃文と茎(ナカゴ)の仕立てに特色がある。しげよし。生没年未詳。
はんけつ
はんけつ [0] 【判決】 (名)スル
(1)事の是非・善悪などをきめること。「其地質の適当せるや否やを能く―するを得せしむ可し/新聞雑誌 10」
(2)裁判所が口頭弁論を経て行う裁判。民事訴訟では法定の形式による原本を作成し,当事者にその言い渡しを行う。刑事訴訟では裁判所が,口頭弁論に基づいて被告人に有罪・無罪・免訴などを言い渡す。「―を下す」「―を言い渡す」
はんけつ
はんけつ【判決】
a judgment;a decision;→英和
a sentence.→英和
〜を言い渡す deliver judgment <on a person> .〜を下す pass judgment <on a case> ;sentence <a person to death> ;decide.→英和
‖判決文 the decision.判決例 a judicial precedent.
はんけつしゅぶん
はんけつしゅぶん [5] 【判決主文】
判決の結論部分。民事訴訟では,訴えの却下または請求の当否の判断を示す。刑事訴訟では,刑の言い渡し・公訴棄却・免訴・無罪などを示す。
はんけつしょ
はんけつしょ [0] 【判決書】
判決の主文・理由などを記載し,裁判官が署名・捺印(ナツイン)した公文書。法曹界では「はんけつがき」と読みならわす。
はんけつせいきゅうけん
はんけつせいきゅうけん [7] 【判決請求権】
⇒訴権(ソケン)
はんけつぶん
はんけつぶん [0][4] 【判決文】
⇒判決書(ハンケツシヨ)
はんけつりゆう
はんけつりゆう [5] 【判決理由】
判決で,主文の結論に達するまでの判断の経路を示した部分。判決の基礎となる事実・証拠・法律の解釈適用などについて示す。
はんけん
はんけん【版権】
copyright.→英和
…の〜を所有(侵害)する hold (infringe) the copyright of….‖版権所有 All rights reserved.版権所有者 a copyright holder.
はんけん
はんけん【半券】
a stub.→英和
はんけん
はんけん [0] 【反巻】
植物の葉・花弁などが背面のほうにそって巻くこと。
はんけん
はんけん [0] 【版権】
⇒出版権(シユツパンケン)
はんけん
はんけん [0] 【半券】
料金や品物を受け取ったしるしとして切り取って渡される,入場券や預かり証などの半片。
はんげ
はんげ [1] 【半夏】
(1)〔仏〕 九〇日にわたる夏安居(ゲアンゴ)の中間,四五日目の称。
(2)カラスビシャクの別名。塊根は生薬として鎮嘔・鎮吐薬に用いる。
(3)「半夏生(ハンゲシヨウ)」の略。
はんげ
はんげ [1] 【半偈】
〔仏〕 雪山偈(セツセンゲ)の後半の二句「生滅滅已,寂滅為楽」をいう。釈尊は自己の身体を羅刹(ラセツ)に与えることを約してこの半偈を教わったという。
→雪山偈
はんげき
はんげき【反撃】
a counterattack.→英和
〜する strike back.
はんげき
はんげき [0] 【繁劇】 (名・形動)[文]ナリ
きわめていそがしい・こと(さま)。繁忙。「事務の愈々―なるに従て/民約論(徳)」
はんげき
はんげき [0] 【反撃】 (名)スル
攻めてくる敵を反対に攻撃すること。逆襲。反攻。「―に転じる」「―に出る」
はんげしょう
はんげしょう [3] 【半夏生】
(1)〔半夏(2)の生える頃の意〕
雑節の一。太陽の黄経が一〇〇度となる時。夏至から一一日目。太陽暦では七月二日頃。[季]夏。
(2)ドクダミ科の多年草。水辺に生え,臭気がある。茎は高さ約80センチメートル。葉は長卵形。夏,茎頂に花穂をつけ,白色の小花を密生する。花穂のすぐ下の葉は下半部が白色となり目立つ。片白草。[季]夏。
半夏生(2)[図]
はんげつ
はんげつ [1] 【半月】
(1)半円形の月。弦月。弓張り月。
(2)半円の形。
(3) [4]
一か月の半分。はんつき。
はんげつ
はんげつ【半月】
a half-moon.
はんげつぎり
はんげつぎり [0] 【半月切り】
大根・人参(ニンジン)などを,縦二つに切ってから小口切りにすること。形が半月に似る。
はんげつばん
はんげつばん [0] 【半月板】
膝関節腔に存在する軟骨組織。
はんげつべん
はんげつべん [4] 【半月弁】
左心室と大動脈の間,右心室と肺動脈の間にある弁膜。半月形の弁三個より成る。血液が心室内へ逆流するのを防ぐ。
はんげん
はんげん [0] 【半舷】
艦船の乗組員を左舷・右舷二組に分けて,その一方をいう。
はんげん
はんげん [0][3] 【半減】 (名)スル
半分に減ること。また,減らすこと。「勢力が―する」「興味―」
はんげん
はんげん【半減する】
reduce[cut] <the personnel> by half.
はんげん
はんげん [0] 【反言】 (名)スル
言い返すこと。また,その言葉。
はんげんき
はんげんき [3] 【半減期】
(1)〔物〕 一般に,素粒子・原子・分子・イオンなどの量が,時間とともに減少する時,その量がはじめの二分の一になるのに要する時間。特に放射性核種の崩壊の速さや素粒子の寿命を表すのに用いられる。
(2)〔生〕 体内に蓄積した物質の量が半分になるのに要する時間。生物学的半減期。
はんげんじょうりく
はんげんじょうりく [5] 【半舷上陸】
艦船の乗組員を半分に分けて,一方が当直に残り,他方が上陸・休養をする方式。
はんげんぱつうんどう
はんげんぱつうんどう [7] 【反原発運動】
原子力発電所の建設・運転に反対する住民・市民運動。
はんげんぷく
はんげんぷく 【半元服】
江戸時代,本元服に対し,略式の元服をいう。
はんこ
はんこ [3] 【判子】
〔「はんこう(版行)」の転〕
印。印鑑。印章。判。「―を捺(オ)す」「―を作る」
はんこ
はんこ 【班固】
(32-92) 中国,後漢の学者。字(アザナ)は孟堅。父班彪(ハンヒヨウ)の遺志を継いで,「史記」に続く正史「漢書」を著した。大将軍竇憲(トウケン)の罪に連座し,獄死したため,妹の班昭が一部の未完部分を書いた。「両都賦」「白虎通義」も有名。武将の班超はその弟。
はんこう
はんこう 【半髪・半頭】
近世,頭髪の前半分を剃り,後ろ半分だけ残しておくこと。また,そうした頭。
はんこう
はんこう [0] 【反航】 (名)スル
船が互いに反対の針路で航行すること。
はんこう
はんこう [0] 【版行・板行】 (名)スル
文字や絵を版木に彫って刷り,発行すること。刊行。また,その版木や刷ったもの。
→はんこ(判子)
はんこう
はんこう [1][0] 【藩侯】
〔明治期の語〕
藩主。とのさま。
はんこう
はんこう [0] 【反攻】 (名)スル
攻められていた者が逆に相手を攻めること。反撃。「―に転ずる」「―作戦」
はんこう
はんこう [0] 【反抗】 (名)スル
(年長者や権威・権力に)手向かうこと。命令・言いつけに従わないこと。「親に―する」「―心」
はんこう
はんこう【犯行】
a crime;→英和
an offense.→英和
はんこう
はんこう【反抗】
resistance;→英和
opposition;→英和
defiance (挑戦).→英和
〜的な defiant <attitude> ;→英和
rebellious <spirit> .〜する resist;→英和
oppose.→英和
‖反抗期 <in> one's rebellious age.
はんこう
はんこう [0] 【頒行】 (名)スル
広く一般に配布すること。「此書が摹印(モイン)―せられた/伊沢蘭軒(鴎外)」
はんこう
はんこう [1][0] ―カウ 【藩校】 ・ ―クワウ 【藩黌】
「藩学(ハンガク)」に同じ。
はんこう
はんこう [0] 【犯行】
犯罪を行うこと。犯罪行為。「―を否認する」「―を重ねる」「―に及ぶ」
はんこうき
はんこうき [3] 【反抗期】
自我の発達過程において,周囲のものに対して否定的・反抗的態度が強く表れる時期。自我が発達してくる三,四歳頃のそれを第一反抗期,自我の独立を求める青年期初期のそれを第二反抗期という。
はんこうてき
はんこうてき [0] 【反抗的】 (形動)
反抗するような態度や傾向があるさま。「―な態度」
はんこく
はんこく [0] 【板刻】 (名)スル
板木に文字や絵画などを彫ること。「―された典籍」
はんこつ
はんこつ【反骨精神】
(spirit of) independence.→英和
はんこつ
はんこつ [0] 【反骨・叛骨】
不当な権力や世俗的風習に反抗する気概。「―精神」「―の士」
はんこん
はんこん [0] 【斑痕】
まだらになった,傷などのあと。
はんこん
はんこん [0] 【瘢痕】
火傷や外傷・潰瘍などの治ったあとにできる傷あと。組織の欠損部に増殖した肉芽組織が古くなって繊維化したもの。
はんこんぶんしん
はんこんぶんしん [5] 【瘢痕文身】
身体変工の技法の一。皮膚に切り傷を入れたり,焼灼(シヨウジヤク)することで,からだに文様をつける。アフリカ・東南アジア・オーストラリアなどの民族の間にみられる慣習。
はんご
はんご【反語】
irony.→英和
〜的な(に) ironical(ly).
はんご
はんご [0] 【反語】
(1)話し手が自分の考えを強く言うために,主張と反対の内容を疑問の形で表現すること。「彼がそんなことをするだろうか(=彼は絶対にしない)」などの類。
(2)実際とは反対のことを言って,暗に本当の気持ちを表現した言い方。遅れて来た人に,「ずいぶんとお早いお着きですね」などの類。アイロニー。
(3)反対の語句を用いて,表現したい事物を言い表すこと。「葦(アシ)」を「よし」,「すり鉢」を「あたり鉢」などという類。
→忌み詞(コトバ)
(4)江戸時代の語源説明法の一。ある語が二語の反切によってできたとするもの。また,そうしてできた語。「あわうみ」より「おうみ」ができたとする類。
→かながえし(2)
はんご
はんご [0] 【飯後】
食後。
はんごう
はんごう【飯盒】
a cooker;→英和
a messtin.→英和
はんごう
はんごう [0][3] 【飯盒】
野外で煮炊(タ)きするための,携帯用の炊飯具。アルミニウム製で底が深い。もと日本の軍隊で開発され,今は登山・キャンプなどで使用される。「―炊爨(スイサン)」
はんごうせいせんい
はんごうせいせんい ハンガフセイセンヰ [7] 【半合成繊維】
セルロースなどの天然高分子を化学的に処理し,その構造の一部をかえた繊維。アセテート-トリアセテートなど。
はんごほう
はんごほう [0] 【反語法】
修辞法の一。反対の内容を述べることによって,逆に自分の考えを相手に強く認識させる表現法。反語表現。
はんごろし
はんごろし [0] 【半殺し】
もう少しで死ぬほどに痛めつけること。「―の目にあわせる」
はんごろし
はんごろし【半殺しにする】
strike[kick] <a person> unconscious[half-dead].
はんごん
はんごん [0] 【反魂】
死者の魂をこの世に呼びかえすこと。死者をよみがえらせること。「沈と香とを焚きて,―の秘術を行ひ侍りき/撰集抄 5」
はんごんこう
はんごんこう [0][3] 【反魂香】
〔漢の武帝が李夫人の死後この香をたいてその面影を見たという故事から〕
火にくべると,煙の中に死者のありし日の俤(オモカゲ)を見せるという香。
はんごんじゅ
はんごんじゅ [3] 【反魂樹】
想像上の樹木名。この木の汁を取って反魂香を作るという。
はんごんそう
はんごんそう [0] 【反魂草】
キク科の大形多年草。深山に生える。茎は直立し,高さ約1.5メートル。葉は羽状に三〜五裂する。夏,茎頂に径約2センチメートルの頭状花を多数つける。
はんごんたん
はんごんたん [3] 【反魂丹】
家庭または携帯用に用いられた丸薬。霍乱(カクラン)・食傷・腹痛その他万病に効くといわれ,江戸時代,富山の薬売りが全国に広めた。
はんさ
はんさ [1] 【煩瑣】 (名・形動)[文]ナリ
こまごまとしてわずらわしい・こと(さま)。「―な手続き」「―を嫌う」
[派生] ――さ(名)
はんさ
はんさ【煩瑣】
⇒煩雑.
はんさい
はんさい [0] 【半截】 (名)スル
〔「はんせつ(半截)」の慣用読み〕
「半裁」に同じ。
はんさい
はんさい [0] 【燔祭】
古代ユダヤ教で,犠牲の動物を祭壇で焼き,神に捧げた儀式。
〔古代中国で,柴を焼き煙を上げて天をまつることを燔柴(ハンサイ)という〕
はんさい
はんさい [1][0] 【半歳】
一年の半分。半年。
はんさい
はんさい [0] 【半裁】 (名)スル
半分にたちきること。また,そのもの。半截。「菊―判」
はんさい
はんさい [0] 【半斎】
〔仏〕 禅宗で,早朝の粥(カユ)と昼食の中間の時刻。また,その時にとる食事。
はんさい
はんさい [0] 【半済】 (名)スル
「はんぜい(半済)」に同じ。
はんさいそう
はんさいそう [3] 【反彩層】
彩層の下層部分。太陽スペクトルの暗線をつくる部分。
→彩層
はんさく
はんさく [0] 【半作】
農作物の収穫が平年の半分であること。
はんさくどうぶつ
はんさくどうぶつ [5] 【半索動物】
動物分類上の一門。単体,または群体をなす。体は細長く,前体・中体・後体に分かれる。すべて海産。雌雄異体。原始的な神経系と循環系をもつ。消化管に脊索に似た組織が見られるが,発生は原索動物よりも棘皮(キヨクヒ)動物に似る。ギボシムシ類をはじめ,世界に約百種が知られる。擬索類。
はんさつ
はんさつ [0] 【藩札】
江戸時代,各藩が発行し,その領内だけで通用させた紙幣。1661年,越前福井藩が最初に発行。領分札。国札。藩紙幣。
はんさてつがく
はんさてつがく [5][4] 【煩瑣哲学】
スコラ哲学を,ささいなことを無意味に細かく議論するものとして低く評価する際の蔑称。
はんさよう
はんさよう [3] 【反作用】
(1)〔物〕 ある物体に力が働くとき,力を及ぼしたものに,同じ大きさで正反対の方向に働き返す力。
(2)生物の生活の結果が環境に影響を与えてこれを変化させる現象。逆作用。
はんさよう
はんさよう【反作用】
(a) reaction.→英和
〜をする react <on,to> .→英和
はんざ
はんざ [1][0] 【半座】
(1)座席の半分。
(2)住持の代理。「住持および―の職/正法眼蔵」
(3)話などの途中。中座。「夜談議を―で母はつれて逃げ/柳多留 3」
はんざ
はんざ [0] 【反坐】
偽証などにより他人を罪におとしいれた者を,その罪と同じ罪に処すること。
はんざ=を分く
――を分・く
〔多宝仏が座の半分を釈迦に譲って,その教説の正しさを認めた「法華経(見宝塔品)」の故事から〕
他人に席を譲ること。また,浄土で一つの蓮(ハス)の台(ウテナ)に一緒に座ること。
はんざい
はんざい [0] 【犯罪】
罪を犯すこと。また,犯した罪。法律上は刑法その他の刑罰法規の規定により,刑罰を科される行為をいう。
はんざい
はんざい [0] 【斑犀】
まだらの斑紋のある犀(サイ)の角。黒いものは珍重される。
はんざい
はんざい【犯罪】
a crime.→英和
〜を犯す commit a crime.→英和
〜の criminal <act> .→英和
‖犯罪捜査 a criminal investigation.犯罪者 a criminal.犯罪率 a crime rate.
はんざいがく
はんざいがく [3] 【犯罪学】
犯罪の原因・性質・種類などについて研究する学問。
はんざいしゃかいがく
はんざいしゃかいがく [6] 【犯罪社会学】
犯罪を社会現象としてとらえ,その社会的諸条件の分析を目的とする社会学の一分野。刑事社会学。
はんざいしょうねん
はんざいしょうねん [5] 【犯罪少年】
家庭裁判所の審判の対象となる罪を犯した一四歳以上二〇歳未満の少年。
→触法少年
はんざいしんりがく
はんざいしんりがく [7] 【犯罪心理学】
犯罪および犯罪者の行動・心理を研究する心理学の一部門。犯罪行動とその心理,犯罪者のパーソナリティー,供述・証言の心理,矯正などの問題を取り扱う。
はんざいのおび
はんざいのおび 【斑犀の帯】
石帯の一。斑犀で飾ったもの。殿上人が用いた。「よき―・大刀のをかしきなど/源氏(蜻蛉)」
→犀角の帯
はんざいひがいしゃ
はんざいひがいしゃ [6] 【犯罪被害者】
他人の犯罪により被害を受けた者。特に死亡した者,または重障害を受けた者については,1980年(昭和55)制定の犯罪被害者等給付金支給法により,本人またはその遺族は国より一定の給付金を支給される。
はんざき
はんざき [0] 【半割・半裂】
〔体を半分にさかれても生きているからという〕
オオサンショウウオの異名。
はんざけい
はんざけい [3] 【反坐刑】
⇒タリオ
はんざつ
はんざつ【煩雑な】
complicated;→英和
troublesome (めんどうくさい).→英和
はんざつ
はんざつ [0] 【煩雑】 (名・形動)[文]ナリ
事柄がこみいっていてわずらわしい・こと(さま)。煩瑣。繁雑。「―な手続き」「―にわたる」
[派生] ――さ(名)
はんざつ
はんざつ [0] 【繁雑】 (名・形動)[文]ナリ
物事が多くてごたごたしている・こと(さま)。煩雑。「―な業務」「独逸(ドイツ)文法の無趣味で―なことは堪へられぬ程である/俳諧師(虚子)」
[派生] ――さ(名)
はんざん
はんざん 【飯山】
香川県中央部,綾歌(アヤウタ)郡の町。飯野山と城山(キヤマ)は瀬戸内海国立公園の観光地。西・北は丸亀・坂出市に接する。
はんし
はんし [1] 【半死】
〔古くは「はんじ」とも〕
(1)死にかかっていること。
(2)余命が少ないこと。
はんし
はんし [1] 【半紙】
〔もと,小形の杉原紙を半分に切ったものであったところからいう〕
縦24〜26センチメートル,横32〜35センチメートルの大きさに漉(ス)いた,日本紙。
はんし
はんし [1] 【藩士】
藩に所属する武士。江戸時代の大名の家臣。藩臣。
はんし
はんし [1] 【範士】
剣道・弓道・なぎなたなどの武道団体が与える称号の三階級の中で,最高位のもの。一定の審査を経た五段以上の者に授与される。
→教士
→錬士
はんし
はんし [1] 【判詞】
歌や句の優劣の判定を述べた詞(コトバ)。
はんし
はんし [1] 【判士】
(1)柔・剣道などの試合で審判をする人。審判官。
(2)旧陸海軍の軍法会議を構成した武官の裁判官。
はんしき
はんしき [0] 【範式】
手本。規範。
はんしき
はんしき [0] 【版式】
印刷版の様式。凸版・凹版・平版など。
はんしぜんしゅぎ
はんしぜんしゅぎ [6] 【反自然主義】
自然主義の理念と方法に反発・対立する文学傾向。象徴派・耽美派など。日本では夏目漱石や森鴎外,谷崎潤一郎らの作家,白樺派・新思潮派などがこれに属する。
はんした
はんした [0] 【版下】
(1)版木に貼って彫るための,書画の下書き。
(2)製版用の文字・図表・絵画などの原稿。
はんした
はんした【版下】
a block copy.
はんしはんしょう
はんしはんしょう [1] 【半死半生】
ほとんど死にかかっていること。やっと生きているという状態。瀕死(ヒンシ)。「―の目にあう」
はんしはんしょう
はんしはんしょう【半死半生の】
half-dead.
はんしぼん
はんしぼん [0] 【半紙本】
半紙を縦に二つ折りにした大きさの本。
はんしもく
はんしもく [3] 【半翅目】
昆虫の分類上の一目。総じて口器が針状の吻(フン)になり,動植物の体液を吸収するのに適する。前ばね・後ろばねともに膜状のものと,前ばねの前半が革質になるものとがある。不完全変態を行う。セミ・アブラムシ・カイガラムシ・ヨコバイ・アメンボ・タガメなど。半翅類。
はんしゃ
はんしゃ [0] 【反射】 (名)スル
(1)ある媒質を伝わった波動あるいは粒子が他の媒質との境界面で進行方向をかえ元の媒質の中に戻ること。特に,光線があるものに当たってはね返ること。「―光線」「光が鏡で―する」
(2)人間・動物が刺激に対して,意識作用の関与なしに神経系を介して行う反応。条件反射と無条件反射とがあるが,普通は後者をさす。
〔reflection の訳語〕
はんしゃ
はんしゃ【反射】
reflection;→英和
reflex (神経の).→英和
〜する reflect <light> .→英和
‖反射(望遠)鏡 a reflecting mirror (telescope).反射作用 a reflex action.
はんしゃ
はんしゃ [1] 【販社】
「販売会社」の略。
はんしゃうんどう
はんしゃうんどう [4] 【反射運動】
反射によって起こる筋の運動。例えば,膝蓋腱(シツガイケン)をたたくと下腿が前方に動く運動など。
はんしゃかいてき
はんしゃかいてき [0] 【反社会的】 (形動)
社会の常識や習慣に反するさま。「―行動」
はんしゃかく
はんしゃかく [3] 【反射角】
反射面の法線と反射光線のなす角。
はんしゃきゅう
はんしゃきゅう [3] 【反射弓】
反射の神経経路。受容器を発した興奮が求心神経経路・介在ニューロン・遠心神経経路を経て筋などの実行器に至り反応を起こす全経路。反射路。反射弧。
はんしゃきょう
はんしゃきょう [0] 【反射鏡】
光線を反射する鏡。特に光学顕微鏡や望遠鏡に使用されるもの。
→平面鏡
→凸面鏡
→凹面鏡
はんしゃこうせん
はんしゃこうせん [4] 【反射光線】
反射して元の媒質の中を進行する光線。
はんしゃしょく
はんしゃしょく [3] 【反射色】
透過光線の色に対し,反射光線によって見られる物体の色。表面色。
⇔透過色
はんしゃそっかくき
はんしゃそっかくき [7][6] 【反射測角器】
結晶体の結晶面の反射角を反射光線によって測る装置。
はんしゃだいめいし
はんしゃだいめいし [6] 【反射代名詞】
⇒反照代名詞(ハンシヨウダイメイシ)
はんしゃちゅうすう
はんしゃちゅうすう [4] 【反射中枢】
反射に関与する神経経路のうち,遠心性・求心性ニューロンの神経細胞の部分や介在ニューロンなど中枢神経系内にあって中枢の働きをする部分。
はんしゃてき
はんしゃてき [0] 【反射的】 (形動)
与えられた刺激に対し無意識のうちに瞬間的に反応するさま。「―に身をかわす」
はんしゃのう
はんしゃのう [3] 【反射能】
ある物体の表面に入射した光のエネルギーに対する,物体からあらゆる方向に反射した光のエネルギーの割合。月や惑星の明るさは入射した光の何割が反射されるかで決まる。
→アルベド
はんしゃのほうそく
はんしゃのほうそく [0] 【反射の法則】
光の進み方の法則の一。反射に際して,入射光線と反射光線とは反射点での法線を含む同一面内にあり,入射角と反射角の大きさは等しい。
はんしゃぼうえんきょう
はんしゃぼうえんきょう [0] 【反射望遠鏡】
対物鏡として凹面鏡を用いる望遠鏡。屈折望遠鏡よりも大型のものを作ることが容易で色収差がないため主として天体望遠鏡に用いられる。
→屈折望遠鏡
はんしゃぼうしまく
はんしゃぼうしまく [6] 【反射防止膜】
ガラス面などの表面反射を防ぐため,その表面につける薄い膜。ガラスの屈折率の平方根に近い屈折率をもつ膜が使われる。コーティング。
はんしゃりつ
はんしゃりつ [3] 【反射律】
〔数〕 �=� という関係をいう。同一律。
はんしゃりつ
はんしゃりつ [3] 【反射率】
波動が媒質の境界面で反射するとき,入射する波のエネルギーに対する反射する波のエネルギーの比。
はんしゃろ
はんしゃろ [3] 【反射炉】
金属の溶解・製錬などに用いる炉の一種。燃焼室と加熱室が分かれており,加熱室の天井および側壁からの反射熱(放射熱)によって溶解する。一時に大量の溶解が可能で,製錬もしやすい。
はんしゅ
はんしゅ [1] 【藩主】
藩の領主。藩侯。
はんしゅ
はんしゅ [1] 【反手】
琵琶(ビワ)の部分の名。転手(テンジユ)の先端を押し込んだ部分。はんず。
→琵琶
はんしゅう
はんしゅう [0] 【半周】 (名)スル
一周の半分。また,それをまわること。「グランドを―する」
はんしゅう
はんしゅう【半周】
a semicircle.→英和
〜する go half round <the ground> .
はんしゅうきょうかいかく
はんしゅうきょうかいかく [7] 【反宗教改革】
宗教改革に対抗して生じた一六,七世紀のカトリック教会の改革運動。トリエント宗教会議の開催やイエズス会の宣教活動,三十年戦争もその一環。対抗宗教改革。
はんしゅけんこく
はんしゅけんこく [4] 【半主権国】
一部分,特に外交の面で他の国家権力の下にあり,主権の行使を制限されている国家。一部主権国。非主権国。半独立国。
はんしゅご
はんしゅご [3] 【半守護】
室町時代,一国の半分を領有した守護。半国守護。
はんしゅつ
はんしゅつ [0] 【搬出】 (名)スル
運び出すこと。持ち出すこと。
⇔搬入
「展覧会場から作品を―する」
はんしゅつ
はんしゅつ【搬出する】
take[carry]out.
はんしゅついぶつ
はんしゅついぶつ [5] 【伴出遺物】
考古学的に共伴する状況で出土した遺物。古墳副葬品や同一文化層など同時に使用・埋没したもの。一括遺物。
はんしょ
はんしょ [1] 【繙書】 (名)スル
書物をひもとくこと。読書。
はんしょ
はんしょ 【范雎】
中国,戦国時代の秦の宰相。紀元前三世紀頃の魏の人。魏に仕えたが,異心ありと疑われ,秦に逃れて昭王に仕え,遠交近攻策を説き丞相(ジヨウシヨウ)となった。
はんしょう
はんしょう [0] 【反照】 (名)スル
(1)光が照りかえすこと。また,その光。「残雪は日光に―してキラ��と輝けども/花間鶯(鉄腸)」
(2)夕ばえ。夕ひかげ。
(3)色・光・情趣などが互いに照り映えて輝きを増すこと。「嵐雪の句…其角の豪壮にして変化するものと相―して/獺祭書屋俳話(子規)」
はんしょう
はんしょう [0] 【斑晶】
ガラス質または細粒の結晶からなる石基の中に散在する大きな結晶。火山岩にしばしばみられる。斑晶と石基とからなる組織を斑状組織という。
はんしょう
はんしょう [0] 【範唱】
模範として歌うこと。
はんしょう
はんしょう【半鐘】
a fire alarm;an alarm bell.
はんしょう
はんしょう 【班昭】
中国,後漢の学者。字(アザナ)は恵班。班固・班超の妹。宮廷に招かれ,后妃らの師となり,曹大姑(ソウタイコ)とあおがれた。班固が獄死するとあとを継いで「漢書」を完成。他に著「女誡」など。生没年未詳。
はんしょう
はんしょう【反証】
(a) disproof;→英和
(an) evidence to the contrary.→英和
〜をあげる disprove;→英和
prove the contrary.
はんしょう
はんしょう【半焼する】
be partially destroyed by fire.
はんしょう
はんしょう [0] 【帆檣】
ほばしら。マスト。
はんしょう
はんしょう [0][3] 【半鐘】
小形の釣り鐘。火の見櫓(ヤグラ)の上などにつり下げ,火災などの警報にたたき鳴らす。
はんしょう
はんしょう [0] 【汎称・泛称】 (名)スル
同類のものを一まとめにしていうこと。また,その名称。総称。「諸教法を―するなり/明六雑誌 13」
はんしょう
はんしょう [0] 【帆翔】 (名)スル
鳥が気流などに乗って,翼を広げたままはばたかずに飛ぶこと。
はんしょう
はんしょう [0] 【反証】 (名)スル
(1)相手の主張に証拠をあげて否定すること。反対の証拠。「―をあげて抗議する」
(2)〔法〕
(ア)訴訟法上,立証責任のない当事者が立証責任を負う相手方の申し立てた事実・証拠を否定するために提出する証拠。
⇔本証
(イ)推定規定について,推定事実に反する事実を証明すること。
はんしょう
はんしょう [0] 【半焼】 (名)スル
火事で建物などの半分ほどが焼けること。「納屋が―する」
はんしょう
はんしょう [0] 【反掌】
〔漢書(枚乗伝)〕
「掌(タナゴコロ)を反(カエ)す」に同じ。「諸人の浮沈―の如し/日本開化小史(卯吉)」
はんしょう
はんしょう [0] 【半生】
生死の境にあること。はんせい。「半死―」
はんしょう
はんしょう [0] 【半宵】
夜のなかば頃。よなか。半夜。
はんしょうかのうせい
はんしょうかのうせい [0] 【反証可能性】
〔哲〕
〔falsifiability〕
ある言明が観察や実験の結果によって否定あるいは反駁(ハンバク)される可能性をもつこと。ポパーは反証可能性を言明が科学的である基本条件と見なし,科学と非科学とを分かつ境界設定の基準とした。
はんしょうしつ
はんしょうしつ ハンシヤウ― [3] 【半晶質】
結晶とガラスとからなる岩石の組織。火山岩に普通にみられる。
→完晶質
はんしょうじ
はんしょうじ [3] 【半障子】
高さが1メートルほどの,普通より背の低い障子。
はんしょうだいめいし
はんしょうだいめいし [7] 【反照代名詞】
一人称・二人称・三人称の別に関係なく,実体そのものをさす働きをする代名詞。「自分」「おのれ」など。反射代名詞。反射指示代名詞。
はんしょうづる
はんしょうづる [5] 【半鐘蔓】
キンポウゲ科のつる性落葉木本。山地に生える。葉は小葉三個から成る。初夏,長い花柄に鐘形の紅紫色の花を一個下向きにつける。
はんしょうどろぼう
はんしょうどろぼう [5] 【半鐘泥棒】
〔火の見櫓(ヤグラ)の半鐘を盗む者の意から〕
ひどく背の高い者をあざけっていう語。半鐘ぬすっと。
はんしょうよ
はんしょうよ 【班婕妤】
〔「漢書(外戚伝)」より。「婕妤」は女官の名〕
中国,漢の女官。成帝の寵愛を得たが,のちに帝が趙飛燕姉妹を寵愛するようになったため,身をひいて太后に仕えた。その時自ら悲しんで「怨歌行」を作った。後世,寵愛を失った女性を歌った詩に登場することが多い。班女。生没年未詳。
はんしょく
はんしょく [0] 【播殖】 (名)スル
「はしょく(播殖)」に同じ。「追々右百合(ユリ)を夥しく―し/新聞雑誌 4」
はんしょく
はんしょく [0] 【繁殖・蕃殖】 (名)スル
動物・植物が生まれふえること。生殖により生物の個体がふえること。「ネズミが―する」「―力」
はんしょく
はんしょく【繁殖】
propagation;multiplication;→英和
increase (増殖).→英和
〜する propagate;→英和
increase.‖繁殖期 a breeding season.
はんしょくき
はんしょくき [4] 【繁殖期】
動物が求愛・交尾・産卵し繁殖する時期。婚姻色が現れたり,生殖器官に変化が生ずるものもある。季節と関連して周期的に訪れる。
はんしょくみんち
はんしょくみんち [5] 【半植民地】
名目上は独立を保っているが,他国の勢力に抑えられ,実質的にはその国の植民地となっている地域。
はんしろうかのこ
はんしろうかのこ ハンシラウ― [6] 【半四郎鹿子】
〔江戸後期,歌舞伎の女形五代目岩井半四郎が用いたことからいう〕
浅黄地に鹿の子絞りで麻の葉を表した染め物。
はんしん
はんしん [0] 【半身】
(1)からだの右または左半分。はんみ。「―の自由が利かない」「左―」
(2)からだの上または下半分。「窓から―を乗り出す」「―の像」「上―」
はんしん
はんしん [0] 【藩臣】
(1)王室を守る臣。藩屏(ハンペイ)の臣。
(2)諸大名の家来。
はんしん
はんしん【半神】
a demigod.→英和
はんしん
はんしん [0] 【叛臣・反臣】
むほんを企てた家臣。逆臣。
はんしん
はんしん [0] 【叛心・反心】
むほんを起こそうとする心。
はんしん
はんしん [0] 【版心】
「柱(ハシラ){■一■(4)
(イ)}」に同じ。
はんしん
はんしん【半身】
<the upper,lower> half of one's body;one[the right,the left]side of one's body;half-length (写真などの).‖半身像 a half-length (portrait);a bust.半身不随《医》hemiplegia.
はんしん
はんしん [1] 【阪神】
大阪と神戸。また,それを中心とする地方。
はんしんこうぎょうちたい
はんしんこうぎょうちたい 【阪神工業地帯】
大阪・神戸を中心に大阪湾岸に発達した工業地帯。伝統的な繊維工業を中心に,重化学工業が発達。京都南部を含めて京阪神工業地帯ともいう。
はんしんこうそくどうろ
はんしんこうそくどうろ 【阪神高速道路】
阪神高速道路公団の建設・供用する有料の自動車専用道路。大阪都心部を中心に,主として神戸市より泉佐野市にいたる大阪湾岸地域に約165キロメートル(1994年)の高速道路網をもつ。
はんしんせいがん
はんしんせいがん [5] 【半深成岩】
深成岩と火山岩との中間の組織を示す火成岩。完晶質,中粒で斑状を呈し,岩脈・岩床などにみられる。
はんしんだいしんさい
はんしんだいしんさい 【阪神大震災】
〔行政上の名称は「阪神・淡路大震災」〕
1995年(平成7)1月17日に発生した兵庫県南部地震により,神戸市をはじめとする主として兵庫県内の阪神地区諸都市,及び淡路島北部に生じた大震災。典型的な直下型地震として,死者約五五〇〇人,負傷者約三万五〇〇〇人。家屋の全半壊及び焼失約一六万戸のほか,JR 新幹線の高架線はじめ各種鉄道・高速自動車道等の寸断という大被害をもたらした。
はんしんでんきてつどう
はんしんでんきてつどう 【阪神電気鉄道】
大手民営鉄道の一。大阪・神戸の都市間を中心に鉄道網をもつ。鉄道営業キロ40.1キロメートル。梅田・元町間の本線(32.1キロメートル)のほか,西大阪線・武庫川線よりなる。阪神電鉄。
はんしんはんぎ
はんしんはんぎ【半信半疑である】
be dubious[doubtful] <about,of> .〜で doubtfully.→英和
はんしんはんぎ
はんしんはんぎ [5] 【半信半疑】
半分は信じているが半分は疑っている状態。うそか本当か決めかねて迷っているようす。「―で聞く」「―の面持ち」
はんしんふずい
はんしんふずい [0] 【半身不随】
片麻痺(ヘンマヒ)の通称。身体の左右いずれかの側に運動麻痺のある状態。大脳皮質から頸髄までの障害で生ずる。脳出血や脳梗塞の症状としてみられることが多い。かたまひ。
はんしんろん
はんしんろん【汎神論】
pantheism.→英和
〜の pantheistic.‖汎神論者 a pantheist.
はんしんろん
はんしんろん [3] 【汎神論】
〔pantheism〕
すべてのものに神が宿っているとしたり,一切万有の全体がすなわち神であるとしたり,総じて神と世界との本質的同一性を主張する立場。ウパニシャッドの思想・ストア哲学・スピノザの哲学など。汎神教。万有神論。
はんしんろん
はんしんろん [3] 【汎心論】
〔panpsychism〕
自然のあらゆる存在には心があるとする説。無数の個体がすべて精神的実体として,明暗の差はあれそれぞれ宇宙を映す心であるとするライプニッツのモナド論などがその例。
はんじ
はんじ [1] 【判事】
(1)裁判官の官名の一。高等裁判所では,長官とともに,地方裁判所・家庭裁判所では判事補とともに裁判事務を行う。任期10年,再任されうる。
(2)律令制で,刑部省・大宰府に置かれ,裁判審理・裁定をつかさどった官職。
(3)1869年(明治2),刑部省設置に伴って置かれた官名。
はんじ
はんじ 【半時】
一時(イツトキ)の半分。今の約一時間。はんとき。「身もだえ―ばかり/浮世草子・武道伝来記 6」
はんじ
はんじ [0][3] 【判じ】
判ずること。判断。
はんじ
はんじ [1][0] 【判示】 (名)スル
判決文などの中で,事実の認定や法の解釈について裁判所の判断を示すこと。
はんじ
はんじ【判事】
a judge.→英和
首席判事 the presiding judge.
はんじえ
はんじえ [3] 【判じ絵】
判じ物にした絵。
はんじかん
はんじかん【半時間】
half an hour;→英和
<米> a half hour.
はんじせい
はんじせい [0] 【反磁性】
物質の磁性の一。磁場を加えると磁場と反対方向に磁化される性質。
⇔常磁性
はんじせいたい
はんじせいたい [0] 【反磁性体】
銅・金・銀・亜鉛・鉛・ビスマスなどのように,磁場の中においた時,磁場と逆の方向に磁化される物質。
はんじつ
はんじつ [4][0] 【半日】
一日の半分。はんにち。
はんじほ
はんじほ [3] 【判事補】
裁判官の官名の一。司法修習を終了した者のうちから任命され,地方裁判所・家庭裁判所に配属される。任期10年,再任されうる。
はんじもの
はんじもの [0] 【判じ物】
なぞの一種。文字・図画などに,ある意味を隠し,人に判断させて当てさせるもの。「ごたごた書かれていてまるで―だ」
はんじゃ
はんじゃ [1] 【判者】
(1)歌合(ウタアワセ)・句合などの際,歌・句の優劣・可否などを判定する人。はんざ。
(2)物事の正邪・優劣などを判定する人。
はんじゅ
はんじゅ [1] 【藩儒】
藩主に仕える儒学者。
はんじゅ
はんじゅ [1] 【半寿】
〔「半」の字が,「八十一」に分解できることから〕
八一歳の祝い。
はんじゅ
はんじゅ [1] 【判授】
律令制の叙位法の一。文官は式部省,武官は兵部省,女官は中務省の評定に基づき,外八位・内外初位の者については奏聞を経ずに直接に叙位を行うこと。
→奏授
→勅授
はんじゅう
はんじゅう [0] 【半獣】
上半身または下半身だけが人間で,他の半身が獣の姿をしているもの。
はんじゅうしん
はんじゅうしん [3] 【半獣神】
牧神の別名。
はんじゅく
はんじゅく [0] 【半熟】
(1)食物がまだ十分に煮えていないこと。なまにえ。特に,卵のなまゆで。「―の卵」
(2)果実などが十分に熟していないこと。
はんじゅく
はんじゅく【半熟の】
soft-boiled <egg> .〜にする boil <an egg> soft.
はんじゅん
はんじゅん [0] 【半旬】
旬日の半分。すなわち,五日。
はんじょ
はんじょ 【班女】
漢の成帝の女官班婕妤(ハンシヨウヨ)のこと。
はんじょ=が閨(ネヤ)
――が閨(ネヤ)
〔文選(怨歌行)〕
男に捨てられた女の寝室。空閨。
→秋の扇
はんじょう
はんじょう [0] 【煩擾】 (名)スル
ごたごたと乱れること。「一生の間,―混鬧(コンドウ)するのみにして/西国立志編(正直)」
はんじょう
はんじょう [3][0][1] 【半畳】
(1)畳の一畳の半分。「畳―ぐらいの広さ」
(2)江戸時代,劇場の土間で観客の用いたござ。また,それを売る雑役係。
(3)「半畳を入れる」から転じて,相手をからかったりやじったりすること。また,その言葉。「高見の見物で―を云つてゐられる/社会百面相(魯庵)」
はんじょう
はんじょう [0] 【煩冗・繁冗】 (名・形動)[文]ナリ
複雑でわずらわしい・こと(さま)。「文字の―を避けたものである/北条霞亭(鴎外)」
はんじょう
はんじょう [0] 【犯情】
犯罪を犯すに至った事情。
はんじょう
はんじょう [1] 【繁盛・繁昌】 (名・形動)スル[文]ナリ
にぎわいさかえる・こと(さま)。はんせい。「商売―」「店が―する」「交易商売の―なるは比類なく/西洋道中膝栗毛(七杉子)」
はんじょう
はんじょう【半畳を入れる】
jeer <at> ;→英和
interrupt.→英和
はんじょう
はんじょう【繁盛】
prosperity;→英和
success.→英和
〜する prosper;→英和
be prosperous;thrive.→英和
はんじょう
はんじょう [0] 【斑条】
まだらなすじ。しま。
はんじょう
はんじょう [0] 【反情】
そむこうとする心情。
はんじょう=を入れる
――を入・れる
江戸時代,半畳{(2)}を舞台に投げ込んで,役者の芸に対する不満を表す。転じて,やじったりからかったりする。半畳を打つ。
はんじょう=を打つ
――を打・つ
⇒半畳(ハンジヨウ)を入(イ)れる
はんじょく
はんじょく [0] 【繁縟】
(1)種々様々の彩りのあること。
(2)「繁文縟礼(ハンブンジヨクレイ)」の略。
はんじり
はんじり 【半尻】
狩衣の一。後ろの丈が前身より短いもの。貴族の子供が着用した。小狩衣。
半尻[図]
はんじる
はんじる【判じる】
[解く]interpret;→英和
decipher;→英和
guess (推量).→英和
判じ物 a puzzle.→英和
はんじる
はん・じる [0][3] 【判じる】 (動ザ上一)
〔サ変動詞「判ずる」の上一段化〕
「判ずる」に同じ。「吉凶を―・じる」
はんす
はんす [1] 【半使・判事】
高麗茶碗の一種。やや黄みをおびた鼠(ネズミ)色の釉(ウワグスリ)がかかり,釉中に淡紅色の円い斑点のあるものが多い。
〔一説に,「半使」は朝鮮の通訳官のことで,半使が日本に伝えたことにちなむ名という〕
はんす
はんす (助動)
〔「しゃんす」から出た「さんす」の転。近世上方語。侠客・遊び人など,男性が用いた〕
四段・ナ変活用の動詞の未然形に接続する。相手の動作を尊敬していうのに用いる。お…なさいます。「いなか者ぢやと言は〈はんす〉けど/浄瑠璃・忠臣金短冊」
〔活用は助動詞「さんす」に同じ〕
はんすい
はんすい 【范睢】
⇒范雎(ハンシヨ)
はんすい
はんすい [0] 【半酔】 (名)スル
半ば酒に酔っていること。
はんすい
はんすい [0] 【半睡】 (名)スル
半ば眠っていること。「―状態」
はんすう
はんすう【半数】
half the number;→英和
the half.→英和
はんすう
はんすう【反芻】
rumination.〜する ruminate.→英和
‖反芻動物 a ruminant.
はんすう
はんすう [3] 【半数】
全体の数の半分。半分の数。「住民の―」
はんすう
はんすう [3] 【反数】
ある数の符号をかえた数。� の反数は −�,−� の反数は � である。ある数の逆数,すなわち � に対し 1/� をいう場合もある。
はんすう
はんすう [0] 【反芻】 (名)スル
(1)牛などが,一度のみこんだ食物を胃から再び口中に戻してかむこと。
(2)繰り返し考えたり味わったりすること。「師の忠告を―する」
はんすうい
はんすうい [3] 【反芻胃】
偶蹄目反芻類にみられる胃。普通四室に分かれる。第一胃・第二胃で微生物により消化された食物は口に戻されてかみ直されたのち,第三胃を経て第四胃で胃液により消化される。
はんすうしょう
はんすうしょう [0] 【反芻症】
一度のみこんだ食物が再び口中に逆流すること。神経性胃腸障害によるものが多い。
はんすうせい
はんすうせい [0] 【半数性】
一細胞当たりの染色体数が半減している状態。すなわち,ゲノムが一組であること。
はんすうたい
はんすうたい [0] 【半数体】
半数の染色体数をもつ細胞または個体。一倍体。単相体。
はんすうどうぶつ
はんすうどうぶつ [5] 【反芻動物】
偶蹄目反芻亜目(シカ科・キリン科・ウシ科など)と核脚亜目(ラクダ科)に属する哺乳類の総称。胃は三または四室に分かれ,食物を反芻する。反芻類。
はんすきびたい
はんすきびたい 【半透き額】
冠の額に三日月形の透かしのある冠。半額(ハンビタイ)。
はんすけ
はんすけ [1] 【半助】
〔明治期の語〕
一円(円助)の半分。五〇銭。「―でも二枚ありやあ結構だ/雁(鴎外)」
はんする
はん・する [3] 【反する】 (動サ変)[文]サ変 はん・す
(1)反対になる。違ったものになる。「大方の予想に―・する」「予期に―・して」「利害が相―・する」
(2)違反する。「協定に―・する行為」
(3)(「叛する」とも書く)そむく。従わない。「忠告に―・する」「国王に―・して戦いを起こす」
はんする
はん・する [3] 【飯する・飰する】 (動サ変)[文]サ変 はん・す
食事する。「石室の人と共に―・して/不二の高根(麗水)」
はんする
はん・する [3] 【叛する】 (動サ変)[文]サ変 はん・す
反乱を起こす。そむく。「国司の一族其郎党を率ゐて―・するものあり/日本開化小史(卯吉)」
はんする
はんする【反する】
[相いれない]be contrary to <one's interests> ;go[be]against;violate[break] <a rule> (違反).→英和
意志に反して against one's will.期待に反して contrary to one's expectation.これに反して on the contrary.→英和
はんずい
はんずい [0] 【伴随】 (名)スル
ともないつき従うこと。随伴。
はんずる
はん・ずる [0][3] 【判ずる】 (動サ変)[文]サ変 はん・ず
(1)物事の優劣・適否・可否を見きわめる。「合否を―・ずる」
(2)推測・推量によって不明なものを判断する。「吉凶を―・ずる」
はんせい
はんせい【反省】
reflection;→英和
reconsideration (再考).〜する reflect on <oneself> ;reconsider.→英和
‖反省会 a meeting for reviewing.
はんせい
はんせい [0] 【半醒】 (名)スル
半ばさめていること。半ば意識があること。「半酔―」
はんせい
はんせい [1][0] 【半生】
(1)一生の半分。人間の生涯の半分の期間。「教育に―を捧げる」「後―」
(2)「はんしょう(半生)」に同じ。
はんせい
はんせい [0] 【反正】
以前の正しい状態にかえすこと。「次第々々に―を謀ること/福翁百話(諭吉)」
→撥乱(ハツラン)反正
はんせい
はんせい [0] 【反省】 (名)スル
(1)振り返って考えること。過去の自分の言動やありかたに間違いがなかったかどうかよく考えること。「自らの行為を―する」「―の色が見えない」「―を促す」
(2)〔哲・心〕
〔reflexion〕
注意・感覚・思考など,意識の作用を自分の内面,自己自身に向けること。何らかの目的や基準に照らしつつ行われる判断であり,普遍原理の窮極的把握そのものとは区別されることが多い。ヘーゲルがカント・フィヒテなどの哲学を,現実の具体性にいまだ媒介されていない抽象的な内省,理性に至らぬ悟性的思惟による反省哲学と呼んだのはその意味による。
はんせい
はんせい [0][1] 【繁盛】 (名・形動)スル[文]ナリ
「はんじょう(繁盛)」に同じ。「各般の工事場,益々―なりけるが/西国立志編(正直)」「咽喉の地なり故に漸に―し/西洋道中膝栗毛(魯文)」
はんせい
はんせい [0] 【藩政】
江戸時代,各大名家がその藩領で行なった政治。
はんせい
はんせい [0] 【繁生】 (名)スル
おいしげること。「熱帯植物,而かも能く此間に―し/日本風景論(重昂)」
はんせい
はんせい【半生】
half one's life.前半生 the first half of one's life.
はんせいいでん
はんせいいでん [5] 【伴性遺伝】
性染色体上の遺伝子の支配による遺伝。性染色体上に性決定に関与する遺伝子以外のものがある時に起こる,性と密接に関連した遺伝現象。キイロショウジョウバエの白眼の遺伝など。
はんせいかいかく
はんせいかいかく [5] 【藩政改革】
江戸時代,諸藩の政治・財政改革をいう。主として,江戸初期の本百姓経営の維持策,中後期の殖産興業と専売制,幕末期の軍政改革,明治初年の職制改革などに特徴づけられる。
はんせいき
はんせいき [3] 【半世紀】
一世紀の半分。50年。
はんせいすう
はんせいすう [3] 【半整数】
1/2 の奇数倍として表される数。3/2 など。例えば量子力学でスピンの大きさに用いられる。
はんせいだい
はんせいだい 【范成大】
(1126-1193) 中国,南宋の詩人・政治家。字(アザナ)は致能,号は石湖。副宰相にのぼる。著に七言絶句の連作「四時田園雑興」,「石湖詩集」のほか,紀行文「呉船録」がある。
はんせいはんすい
はんせいはんすい [0] 【半醒半睡】
半ばさめ,半ば眠っている状態。夢うつつ。「殆んど―の裡に世を送り/希臘思潮を論ず(敏)」
はんせいひん
はんせいひん [3] 【半製品】
製品としての全製造過程を経ていないが,そのまま貯蔵・販売が可能な中間製品。
はんせいひん
はんせいひん【半製品】
half-finished goods.
はんせき
はんせき [0][1] 【藩籍】
藩の臣下として名を連ねること。
はんせき
はんせき [0][1] 【版籍】
版図と戸籍。転じて,領地とその人民。
はんせき
はんせき [0] 【犯跡】
犯罪が行われた形跡。「―をくらます」
はんせきほうかん
はんせきほうかん [0] 【版籍奉還】
1869年(明治2)諸藩主が領地と人民を朝廷に返還した藩解体政策の第一歩。木戸孝允・大久保利通らの画策により,まず薩長土肥の四藩主が奉還し,他藩もこれにならった。政府は全国の支配権をその手におさめ,藩主を知藩事に任命,以後,廃藩置県など中央集権化を推進した。
はんせつ
はんせつ [0] 【汎説】 (名)スル
広く全体にわたって説くこと。汎論。
はんせつ
はんせつ [0] 【半切・半截】 (名)スル
(1)半分にたち切ること。「―にした紙」「一個のパンを取出し之を―して/求安録(鑑三)」
(2)「半折(ハンセツ){(2)}」に同じ。
はんせつ
はんせつ [0] 【半折】
(1)紙を二つ折りにすること。
(2)唐紙・画仙紙などの全紙を縦に二つ切りにしたもの。また,それに書かれた書画。半切。「―物」
はんせつ
はんせつ [0] 【反切】
ある漢字の字音を,それと声(頭子音)の同じ字(父字)と韻の同じ字(母字)各一字を選び,上下に並べ二字の組み合わせによって示すこと。例えば,「三」の字音を「思甘切」のように表し,「思」の頭子音 [s] と「甘」の韻 [am] とで [sam] を表す類。なお,この原理を日本語に応用し,日本語の語形変化について説明することも行われた。かえし。切韻。
はんせまぼいん
はんせまぼいん [5] 【半狭母音】
狭母音よりは少し顎角が開いた母音。日本語のエ,オはこれに近い。中閉じ母音。
はんせん
はんせん【反戦の】
pacifistic.‖反戦運動 an antiwar movement.反戦主義 pacifism.反戦主義者 a pacifist.
はんせん
はんせん [0] 【帆船】
帆を張って風の力で走る船。風帆船(フウハンセン)。帆前船(ホマエブネ)。ほぶね。「三本マストの―」
はんせん
はんせん【帆船】
a sailer;→英和
a sailing boat.
はんせん
はんせん [0] 【反戦】
戦争に反対すること。「―思想」「―運動」「―論」
はんせん
はんせん [1] 【半銭】
(1)一銭の半分。五厘。「―銅貨」
(2)わずかの金銭。「一紙―」
はんせんぎ
はんせんぎ [3] 【半仙戯】
〔唐の玄宗が寒食(カンシヨク)の日に,宮女に半仙戯(鞦韆(シユウセン))の遊戯をさせたことから。「半仙戯」は半ば仙人になったような気分にさせる遊びの意〕
ぶらんこ。[季]春。
はんぜい
はんぜい [0] 【半済】
〔「はんせい」とも〕
(1)半分だけ返済すること。はんさい。
(2)中世,年貢などの半分を納入すること。
(3)南北朝・室町初期に,室町幕府が,特定の国の荘園の年貢の半分を,一年に限って守護に与えた制度。戦費や配下の武士の恩賞にあてられた。のち,地域・期間を限定せず,荘園の下地(シタジ)の半分そのものの領有を認めたため,守護による荘園侵略の一手段となった。
はんぜい
はんぜい [0] 【反噬】 (名)スル
〔「噬」は噛(カ)む意〕
恩を受けた相手にさからうこと。「人民の為に―の患に陥らんことを慮り/経国美談(竜渓)」
はんぜいてんのう
はんぜいてんのう 【反正天皇】
記紀で第一八代天皇,多遅比瑞歯別尊(タジヒノミズハワケノミコト)の漢風諡号(シゴウ)。仁徳天皇第三皇子。中国の「宋書(倭国伝)」中に見える倭王珍に比定される。
はんぜん
はんぜん【判然】
⇒はっきり.
はんぜん
はんぜん [0] 【判然】
■一■ (ト|タル)[文]形動タリ
はっきりしているさま。「意図が―としない」
■二■ (名)スル
はっきりとわかること。「stray sheep の意味が是で漸く―した/三四郎(漱石)」
はんそ
はんそ [1] 【反訴】 (名)スル
民事訴訟の係属中に被告が本訴に併合して原告を相手として提起する訴え。
はんそ
はんそ [1] 【藩祖】
藩を創設した人。藩主の先祖。
はんそ
はんそ【反訴(する)】
《法》(bring) a cross action <against> .
はんそう
はんそう [0] 【瘢瘡】
かさぶたになった傷あと。
はんそう
はんそう【帆走する】
sail.→英和
はんそう
はんそう [0] 【繁霜】
(1)きびしい霜。「―雪の如し/日乗(荷風)」
(2)真っ白になった毛髪のたとえ。
はんそう
はんそう [0] 【半双】
屏風など二つで一組になっているものの片方。一双の半分。
はんそう
はんそう [0] 【搬送】 (名)スル
(1)(荷物などを遠くまで)はこび送ること。運搬。「コンテナを―する」
(2)音声・画像などの信号を,変調という手段により,高周波にのせて送ること。
はんそう
はんそう [0] 【帆走】 (名)スル
船が帆を張って風の力で走ること。「外洋を―するヨット」
はんそうは
はんそうは [3] 【搬送波】
低周波の信号をのせて伝送するための電磁波・高周波電流や光。キャリア。
はんそうはんぞく
はんそうはんぞく [0] 【半僧半俗】
僧形をしていながら,半ば俗人のような生活をしていること。また,その人。
はんそく
はんそく [0] 【販促】
〔「販売促進」の略〕
⇒セールス-プロモーション
はんそく
はんそく [0] 【反側】 (名)スル
(1)寝返りをうつこと。
→輾転(テンテン)反側
(2)そむくこと。裏切ること。[ヘボン(三版)]
はんそく
はんそく【反則】
a foul (競技の);→英和
violation of the law (法規の).→英和
〜である be against the rule.→英和
〜する (play) foul;break[violate]the rule.
はんそく
はんそく [0] 【反則・犯則】 (名)スル
規則・ルールにそむくこと。「―をおかす」
はんそくおう
はんそくおう 【斑足王】
〔梵 Kalmāṣapāda〕
「賢愚経」などにみえるインドの王。獅子を母として生まれ,足にまだらがあることからこの名がある。羅刹(ラセツ)となって千人の王の首を得ようとするが,千人目の普明王に感化されて悟りを開いたともいう。斑足太子。
はんそくきっぷ
はんそくきっぷ [5] 【反則切符】
交通反則金納付のための書式。反則チケット。
はんそくきん
はんそくきん [0] 【反則金】
⇒交通(コウツウ)反則金
はんそてい
はんそてい [3] 【反措定】
⇒反定立(ハンテイリツ)
はんそで
はんそで [0][4] 【半袖】
(1)洋服で,肘(ヒジ)までの長さの袖。また,その衣服。
⇔長袖
「―のシャツ」
(2)和服で,半幅(約18センチメートル)の袖。肌襦袢(ジバン)や仕事着につける。
はんそで
はんそで【半袖シャツ】
a shirt with short sleeves.
はんぞう
はんぞう [0] 【半挿・�・楾・匜】
(1)湯水を注ぐための器で,その柄が半分器の中にさしこまれているもの。柄に湯水が通ずるための溝がある。はにそう。はそう。
(2)口や手を洗ったり,お歯黒をつけるときに用いる盥(タライ)。耳盥(ミミダライ)など。
半挿(1)[図]
はんぞう
はんぞう 【范増】
(?-前204) 中国,秦末の人。楚の項羽に従い,奇計をもって戦功を立てた。鴻門の会に劉邦を殺そうと謀ったが果たさず,のち項羽のもとを去った。
はんぞうもん
はんぞうもん ハンザウ― 【半蔵門】
〔服部半蔵の組屋敷が近くにあったのでいう〕
江戸城内郭諸門の一。城の西口にあり,甲州街道の入り口にあたる。麹町門。
はんぞうもんせん
はんぞうもんせん ハンザウ― 【半蔵門線】
営団地下鉄の鉄道線。東京都渋谷・半蔵門・水天宮前間,10.8キロメートル。
はんぞく
はんぞく [0] 【半俗】
僧でありながら,俗人としての姿・形,また振る舞いをしていること。「半僧―」
はんぞく
はんぞく [0] 【反賊・叛賊】
反乱を企てた者。逆賊。
はんぞく
はんぞく [0] 【反俗】
俗世間とは異なった考え方・態度。世間一般には同調しない生き方。「―精神」「―的」
はんぞんしゅ
はんぞんしゅ [3] 【汎存種】
生息条件の幅が広いため,広く分布する種。特に植物地理学では,二大陸以上に分布する種をさす。広布種。普遍種。
はんた
はんた [1] 【繁多】 (名・形動)[文]ナリ
物事が多くてわずらわしいこと。用事が多くて忙しいこと。また,そのさま。「―な政務」「業務―」
はんた
はんた [1] 【煩多】 (名・形動)[文]ナリ
めんどうなことが多いこと。「―な手続き」
はんたい
はんたい [0] 【反対】
■一■ (名・形動)[文]ナリ
(1)物事の位置・順序・方向・状態などが逆の関係にある・こと(さま)。あべこべ。「―の方向に行く」「上下が―になっている」「昨日とは―の事を言う」
(2)対(ツイ)になるものの一方。「―の足から踏み出す」
■二■ (名)スル
意見や提案に同意しないこと。さからうこと。
⇔賛成
「―を押し切る」「提案に―する」「―勢力」「―意見」
はんたい
はんたい【反対】
(1)[逆]the opposite;→英和
the contrary.→英和
(2)[反対]opposition;→英和
(an) objection (異論).→英和
〜の opposite;contrary.〜に in the opposite direction;the other way;on the contrary (それどころか).
〜する oppose;→英和
object <to> .→英和
…に〜である be against….→英和
…に〜して <vote> against…;in opposition to….
‖反対運動 a movement <against the war> .反対者 an opponent.反対尋問《法》a cross-examination.反対党 an opposition (party).反対派 oppositionists.
はんたいかいしゃく
はんたいかいしゃく [5] 【反対解釈】
法の解釈において,法文中に規定されている事項以外の事項については,その法文の意味と反対の意味を引き出して解釈すること。車馬の通行を禁止するという法文に対して,人は通行してもよいと解釈するのがその例。
⇔類推解釈
はんたいがいねん
はんたいがいねん [5] 【反対概念】
〔論〕 ある類概念に従属する概念で,その内包上最大の差異をもつ概念。例えば黒と白,大と小など。
→矛盾概念
はんたいきゅうふ
はんたいきゅうふ [5] 【反対給付】
一方の給付に対する他方の給付。例えば売り主にとっては代金が,買い主にとっては売買の目的物が反対給付。
はんたいご
はんたいご [0] 【反対語】
⇒対義語(タイギゴ)
はんたいしょうりつ
はんたいしょうりつ [5] 【反対称律】
集合の元(ゲン) �,� について,関係 R があるとき,「�R� かつ �R� であれば,�=�」であること。
はんたいしょく
はんたいしょく [3] 【反対色】
⇒補色(ホシヨク)
はんたいじんもん
はんたいじんもん [5] 【反対尋問】
裁判で,証人の尋問を請求した側がその証人を尋問(主尋問)した後,相手側が行う尋問。
はんたいせい
はんたいせい [3] 【反体制】
既存の政治形態・支配機構に対し,それを改革または否定すること。また,その立場。
⇔体制
はんたいせい
はんたいせい【反体制】
anti-Establishment.〜派の人 an anti-Establishmentarian.
はんたいたいとう
はんたいたいとう [5] 【反対対当】
〔論〕 対当関係の一。主語・述語を同じくする全称肯定命題と全称否定命題との論理的関係。
はんたいばいばい
はんたいばいばい [5] 【反対売買】
信用取引決済の一方法で,清算取引において差金決済のために行う売りまたは買い。
はんたて
はんたて [0] 【判立て】
⇒杣判(ソマハン)
はんだ
はんだ
〜(でつける) solder.→英和
はんだごて a soldering iron.
はんだ
はんだ 【半田】
愛知県南西部,知多半島東岸にある市。古くは江戸廻船の拠点。知多木綿で知られる綿織工業のほか,食酢・清酒・鉄鋼産業が盛ん。
はんだ
はんだ [0] 【半田・盤陀】
〔地名からとも人名からともいわれ,語の由来は不明〕
スズと鉛の合金。金属の接合に用いる。
はんだ
はんだ [0] 【箯】
〔「箯輿(アンダ)」の転〕
負傷者・罪人などをのせてかつぐ粗末なかご。
はんだい
はんだい [0] 【飯台】
(1)幾人かが囲んで食事をする台。食卓。ちゃぶ台。
(2)「箱膳(ハコゼン)」に同じ。
はんだくおん
はんだくおん [4][3] 【半濁音】
五十音図のハ行の仮名を表す音節のうち,両唇の無声破裂音 [p] を頭子音にもつもの。ハ行の仮名の右肩に半濁音符「°」をつけて表す。パ・ピ・プ・ペ・ポの五つ。
→清音
→濁音
はんだくおんぷ
はんだくおんぷ [5] 【半濁音符】
半濁音を示すためにハ行の仮名の右肩につける「°」の符号。「落葉集」など室町末期のキリシタン資料にその古い例がある。半濁点。
はんだくてん
はんだくてん [3] 【半濁点】
⇒半濁音符(ハンダクオンプ)
はんだち
はんだち [0] 【半太刀】
太刀の一。太刀金具をつけた拵(コシラエ)であるが,足金物・帯取りを用いず,打ち刀のように腰に差すもの。室町時代には刃を下にして腰に差したが,江戸時代には逆向きのものも行われた。
はんだづけ
はんだづけ [0] 【半田付け】
半田で金属をつなぎ合わせること。
はんだゆうぶし
はんだゆうぶし ハンダイフ― 【半太夫節】
江戸浄瑠璃の一。江戸半太夫が貞享(1684-1688)頃,江戸で語り始めたもの。優美な語り口で流行した。現在,多くの曲が河東節に吸収され伝えられる。江戸節。
はんだん
はんだん [1] 【判断】 (名)スル
(1)物事を理解して,考えを決めること。論理・基準などに従って,判定を下すこと。「―を下す」「―をあおぐ」「善悪を―する」「―がつかない」
(2)吉凶をうらなうこと。「姓名―」
(3)〔論〕
〔英 judgement; (ドイツ) Urteil〕
ある対象について何事かを断定する人間の思惟作用。命題を内容とする思考の働き。また,命題自体。
はんだん
はんだん【判断】
(a) judgment;(an) interpretation (解釈).→英和
〜する judge;→英和
pass[form a]judgment <on> ;decide (決定);→英和
interpret.→英和
…から〜すると judging from….
はんだんちゅうし
はんだんちゅうし [1] 【判断中止】
⇒エポケー
はんだんりょく
はんだんりょく [3] 【判断力】
(1)正当な判断を下しうる能力。知性・感情・意志などが具体的な状況に正しく対応する力。
(2)〔(ドイツ) Urteilskraft〕
カントの用語。特殊なものを普遍的規則と結び付け,悟性と理性あるいは意欲と認識を媒介する能力。美および目的はこれで把握されるとして,美学および生命現象の学が構想される。
はんち
はんち [1] 【反致】
渉外事件において,自国の国際私法において準拠法と指定する他国の国際私法で自国または第三国の法を準拠法として指定している場合に,それにしたがって自国または第三国の法を準拠法とすること。
はんち
はんち [1] 【半知】
(1)江戸時代,藩の財政難を救う方法として,領主が家臣の俸禄を借り上げにより半分に削減したこと。
→借り上げ
(2)知識が中途はんぱなこと。
はんちく
はんちく [1] 【半ちく】 (名・形動)
中途はんぱな・こと(さま)。はんぱ。「何をやらせても―な奴だ」
はんちく
はんちく [0] 【版築】
中国の基壇や土壁の施行方法。玉石を敷いた上に粘土を棒で突き固めて重ねていく方法などがある。日本へは飛鳥時代に仏教建築とともに伝来。
はんちく
はんちく [0][1] 【斑竹】
淡竹(ハチク)の表面に褐色の渦巻紋のあるもの。床柱,天井の竿縁(サオブチ)などに用いる。マダラダケ。
はんちじ
はんちじ [3] 【藩知事】
⇒知藩事(チハンジ)
はんちはんかい
はんちはんかい [1] 【半知半解】
知識や理解が中途はんぱでものの役に立たないこと。
はんちゅう
はんちゅう【範疇】
a category.→英和
…の〜に入る belong to[fall under,come into]the category of….
はんちゅう
はんちゅう [0] 【範疇】
〔「書経(洪範)」の「洪範九疇」の語による井上哲次郎の訳語〕
(1)同じ性質のものが属する部類。部門。領域。カテゴリー。「同一の―に属する要素」「美的―」
(2)〔哲〕
〔(ドイツ) Kategorie〕
実在や思惟の根本形式。概念のうちで最も一般的・基本的な概念。
(ア)アリストテレスで,事物を述語へと一般化する究極のもの。最高類概念。実体・量・質・関係・場所・時間・位置・状態・能動・所動の一〇項目。
(イ)カントで,経験的認識を得るための悟性の働きの形式。量(単一性・数多性・全体性),質(実在性・否定性・制限性),関係(実体・原因性・相互性),様相(可能性・現存性・必然性)の四項一二目。悟性概念。
はんちゅう
はんちゅう [1] 【藩中】
その藩のうち。同藩。
はんちゅうえん
はんちゅうえん 【范仲淹】
(989-1052) 中国,北宋の政治家・学者。字(アザナ)は希文。諡(オクリナ)は文正。副宰相。「先憂後楽」の語で知られる。著「岳陽楼記」,文集「范文正公集」
はんちゅうせいし
はんちゅうせいし [5] 【反中性子】
素粒子の一。中性子の反粒子。記号 n̄ 電荷・スピン・質量は中性子と同じだが,磁気モーメントの符号は中性子と逆。1956年発見。
はんちゅうぶし
はんちゅうぶし 【半中節】
国太夫(クニタユウ)節の別名。
はんちょう
はんちょう [0][1] 【藩庁】
明治初期,知藩事が藩内の政務を取り扱った所。
はんちょう
はんちょう 【班超】
(32?-102?) 中国,後漢の武将。字(アザナ)は仲升。班彪(ハンヒヨウ)の子。班固の弟,班昭の兄。鄯善(ゼンゼン)・于闐(ウテン)など西域諸国を服属させ西域都護となり,さらにパミールの東西五〇余国を統轄した。97年,部下の甘英を大秦(ローマ)に派遣した。
はんちょう
はんちょう [1] 【班長】
班を統率する人。班の長。
はんちょくせん
はんちょくせん [3] 【半直線】
一方に端があり,他方が無限にのびている直線。直線はその上の一点によって二つの半直線に分けられる。
はんちん
はんちん [1] 【判賃】
江戸時代,奉公人や借家人の保証人となって契約書に判をおした者が,その報酬として受け取る金銭。
はんちん
はんちん [1][0] 【藩鎮】
(1)王室の藩屏(ハンペイ)となること。また,その諸侯。
(2)中国,唐・五代の軍職である節度使,およびそれに率いられる地方勢力。その数は唐代に四〇〜五〇,五代に三〇〜四〇。方鎮。
→節度使
はんちん
はんちん [1] 【板賃】
⇒いたちん(板賃)
はんつき
はんつき【半月】
half a month;→英和
<米> a half month.
はんつき
はんつき [0] 【半搗き】
玄米を完全に精白しないで,半分ほど搗くこと。また,その米。
はんつき
はんつき [4] 【半月】
一か月の半分。
はんつきまい
はんつきまい [0] 【半搗き米】
半搗きにした米。白米や七分搗き米より消化は悪いが,ビタミン B� を多く含む。五分搗き米。
はんつや
はんつや [3] 【半通夜】
一晩中棺を守るのではなく,時間を限って行う通夜。
はんづら
はんづら [0] 【版面】
「はんめん(版面)」に同じ。
はんてい
はんてい [0] 【藩邸】
藩の所有する屋敷。
はんてい
はんてい【判定】
a judgment;a decision.→英和
〜する judge;→英和
decide.→英和
‖判定勝ち <win> a decision.
はんてい
はんてい [0] 【判定】 (名)スル
(1)ものごとを見きわめて,決定すること。判断して定めること。「―が下りる」「―が下る」「―規準」「成績を―する」
(2)ボクシング・レスリング・柔道などで,規定時間を過ぎても勝敗が明瞭でない場合,技術の上下,反則の有無,優勢劣勢などの採点によって,審判者が勝敗を決定すること。また,その決定。「―勝ち」
はんてい
はんてい [0] 【反帝】
「反帝国主義」の略。「―闘争」
はんていこくしゅぎうんどう
はんていこくしゅぎうんどう [9] 【反帝国主義運動】
帝国主義による戦争や植民地化政策に反対する運動。
はんていりつ
はんていりつ [3] 【反定立】
〔哲〕
〔(ドイツ) Antithese〕
ヘーゲルの弁証法で,出発点である定立が発展の過程で否定され,全く新しい段階として現れた状態。また,定立の命題を否定する命題。反措定。反対命題。アンチテーゼ。反立。
はんてきおうしょうこうぐん
はんてきおうしょうこうぐん [9] 【汎適応症候群】
生体が種々のストレッサーに対して反応し,適応するときに起きる一連の症状。警告反応から抵抗期を経て病弊期に至る。
はんてん
はんてん [3] 【半纏・袢纏】
(1)羽織に似た,丈の短い上着。わきに襠(マチ)がなく,胸紐をつけず,襟は折り返さないで着る。
(2)「印半纏(シルシバンテン)」に同じ。
はんてん
はんてん [3][0] 【斑点】
表面にまばらに散らばっている点。まだら。「首に赤い―ができる」
はんてん
はんてん [0] 【半天】
(1)天の半分。
(2)空のなかほど。中空(ナカゾラ)。中天(チユウテン)。
はんてん
はんてん【班点】
a spot;→英和
a speck.→英和
〜のある spotted;→英和
speckled.→英和
はんてん
はんてん【半纏】
a short coat;a workman's livery.
はんてん
はんてん【反転する】
turn[roll]over.
はんてん
はんてん [0] 【反転】 (名)スル
(1)ころがること。ひっくりかえること。「マットの上で―する」
(2)位置・動きの方向などが反対になること。また,反対にすること。「機首を―する」
(3)写真で,陰画を陽画に,またその逆にすること。
はんてん
はんてん [0][1] 【飯店】
中国料理店。
〔中国ではホテルの意〕
はんてんおん
はんてんおん [3] 【反転音】
「反(ソ)り舌(ジタ)音」に同じ。
はんてんぎ
はんてんぎ [3] 【半纏着】
半纏を着ていること。また,半纏姿の職人。「奉公人を初め出入の―/くれの廿八日(魯庵)」
はんてんげんぞう
はんてんげんぞう [5] 【反転現像】
直接ポジ画像を得る現像処理法。現像処理の途中で感光した部分の画像を除去し,未感光部分を光または特殊薬品によって感光した状態にし,これを現像する。反転。
はんてんずけい
はんてんずけい [5] 【反転図形】
一つの図形でありながら,見ているうちに別の図形としての見え方が現れる図形。多義図形。曖昧(アイマイ)図形。
反転図形[図]
はんてんぼく
はんてんぼく [3] 【半纏木】
ユリノキの別名。
はんてんフィルム
はんてんフィルム [5] 【反転―】
反転現像によって,直接ポジ画像を得ることを目的として作られたフィルム。スライド・小型映画・テレビ用などがある。リバーサル-フィルム。
はんでん
はんでん [0] 【班田】
律令制で,口分田(クブンデン)を人民にわかち与えること。また,その口分田。あかちだ。
はんでんし
はんでんし [3] 【班田使】
律令制で,特に畿内諸国の班田を行うために派遣された官人。
はんでんしゅうじゅのほう
はんでんしゅうじゅのほう 【班田収授の法】
律令制で,一定年齢に達した人民に一定面積の口分田を与える法。中国の均田法にならい,大化の改新以後採用された。六年に一度行われ,六歳以上の人民に,良民男子は二段,女子はその三分の二,官戸・公奴婢は良民と同率,家人・私奴婢には男女それぞれ良民の三分の一が与えられ,死亡によって収公された。律令制の弛緩に伴い実施されなくなり,一〇世紀初めには廃絶。
はんでんせい
はんでんせい [0] 【班田制】
土地制度として班田を行うこと。また,その制度。日本では班田収授法,中国では唐の均田法。
はんでんち
はんでんち [3] 【半電池】
⇒単極(タンキヨク)
はんと
はんと [1] 【叛徒】
むほん人たち。逆徒。
はんと
はんと [1] 【半途】
(1)道のりの半ば。途中。
(2)学業・事業などの半ば。中途。「学業―にして病に倒れる」
はんと
はんと [1] 【版図】
〔「版」は戸籍,「図」は地図の意〕
一国の領土。「―を広げる」「西域を―におさめる」
はんとう
はんとう [0] 【飯頭・半東】
茶の湯で,亭主を補佐して茶事を手伝う役。
はんとう
はんとう【半島】
a peninsula.→英和
はんとう
はんとう [0] 【半島】
海に向かって細長く突き出た陸地。小規模のものは岬・崎・鼻などと呼ぶ。「能登―」
はんとう
はんとう [0] 【反騰】 (名)スル
取引で,下がっていた相場が一転して大きく値上がりすること。
⇔反落
はんとうまく
はんとうまく [3] 【半透膜】
溶液あるいは気体混合物に対し,一部の成分は通し他の成分は通さない膜。例えば膀胱膜やセロファン膜は,水・無機塩類・低分子有機物質は通すが高分子物質・コロイド粒子は通さない。透析・浸透圧測定・限外濾過などに利用される。
はんとうめい
はんとうめい [3] 【半透明】 (名・形動)
少し透き通って見えること。透明と不透明との中間。また,そのさま。「―な液体」
はんとうめい
はんとうめい【半透明の】
translucent.→英和
はんとうめいたい
はんとうめいたい [0] 【半透明体】
半透明の物体。水あめ・すりガラスなど。
はんとき
はんとき [4] 【半時】
(1)一時(イツトキ)の半分。現在の約一時間にあたる。
(2)しばらく。少しの時間。
はんとし
はんとし [4] 【半年】
一年の半分。六か月。はんねん。
はんとし
はんとし【半年】
⇒半年(はんねん).
はんとり
はんとり [4][3] 【判取り】
(1)同意や領収の証拠として,相手に印証をおしてもらうこと。
(2)「判取り帳」の略。
はんとりちょう
はんとりちょう [0] 【判取り帳】
商家で金品を渡した証拠として,相手に印証をおしてもらう帳面。
はんどう
はんどう [0] 【飯胴】
唐物茶入れの一。口が広く,禅院で用いる飯器に形が似るもの。
はんどう
はんどう [0] 【半胴】
大きな火鉢などを花器として立てる大型の立花(タテハナ)。胴(真隠(シンカクシ)の下から前置の上までの部分)に大葉(オオハ)が入らないのが特徴。
はんどう
はんどう【反動】
(a) reaction;→英和
recoil (砲の).→英和
〜的な reactionary.→英和
‖反動主義者 a reactionary.反動分子 reactionary elements.
はんどう
はんどう [0] 【反動】
(1)ある力や作用が働く時,それと反対の方向に生じる力や作用。「急発車の―でよろめく」
(2)ある傾向に対抗して生じるそれと全く反対の傾向・動き。反発。「抑圧への―」
(3)歴史の流れや進歩・改革に反対し逆戻りしようとする傾向。また,その人。「―的な思想」「―勢力」
〔reaction の訳語〕
はんどう
はんどう [0] 【半道】
(1)道のりの半分。
(2)「半道方」「半道敵」の略。
はんどういるか
はんどういるか [5] 【半道海豚】
〔バンドウイルカとも〕
鯨目マイルカ科の哺乳類の一種。体長は2メートルから4メートルまで,変異に富む。短いくちばしを持ち,背側は青灰色で腹面は白色。魚やイカなどを食べ,暖かく浅い海の全域に分布。人目に触れる最も典型的なイルカ。
はんどうがた
はんどうがた [0] 【半道方】
〔半分道化の意〕
歌舞伎の役柄の一。敵役(カタキヤク)でおどけたしぐさを演ずる役者。「忠臣蔵」の道行きの伴内など。半道化方。半道敵。半道。チャリ敵。
はんどうがたき
はんどうがたき [5] 【半道敵】
「半道方(ガタ)」に同じ。
はんどうけいせい
はんどうけいせい [5] 【反動形成】
〔心〕 欲求をそのまま満たすことが許されない時,それと正反対の行動となって表れる心の働き。例えば,子供に憎しみをもっている継母が,かえって過度に甘やかしたりする場合。
はんどうこう
はんどうこう [3] 【斑銅鉱】
銅・鉄の硫化鉱物。斜方晶系。銅赤色で金属光沢がある。塩基性岩・接触交代鉱床などに産し,変質して輝銅鉱・黄銅鉱に変わる。銅の鉱石。
はんどうすいしゃ
はんどうすいしゃ [5] 【反動水車】
水の速度エネルギーと圧力エネルギーを利用して回転を得る水車の総称。フランシス水車・プロペラ水車など。不等圧水車。
→衝動水車
はんどうたい
はんどうたい【半導体】
a semiconductor.
はんどうたい
はんどうたい [0] 【半導体】
電気抵抗の値が金属と絶縁体との中間である固体物質の総称。低温では絶縁体に近く,温度が高くなるに従って電気伝導性が増す。ゲルマニウム・セレン・シリコン・ガリウムヒ素などがあり,整流器やトランジスタなどに応用される。
はんどうたいそし
はんどうたいそし [7] 【半導体素子】
半導体を用いた電子回路素子。ダイオード・トランジスタなどをいう。
はんどうたいメモリー
はんどうたいメモリー [7] 【半導体―】
記憶機能をもつ半導体集積回路からなるメモリー。コンピューターの主記憶装置に用いられる。
→ラム(RAM)
→ロム(ROM)
はんどうたいレーザー
はんどうたいレーザー [7] 【半導体―】
〔semiconductor laser; laser diode〕
半導体素子を発光源とするレーザー。また,波の位相がそろった光であるレーザー光を発する半導体素子そのものについてもいう。発光源が小型であるため,CD や光ファイバー通信の光源などで広く用いられている。
はんどうてき
はんどうてき [0] 【反動的】 (形動)
歴史の流れに逆行して,それとは反対の方向へ進もうとするさま。「―な思想」「―な政権」
はんどうタービン
はんどうタービン [5] 【反動―】
タービンの一種。蒸気・ガスなど,流体の速度エネルギーおよび圧力エネルギーを利用して回転を得るもの。圧力タービン。不等圧タービン。
→衝動タービン
はんどく
はんどく【判読する】
make out;decipher (暗号などを).→英和
はんどく
はんどく [0] 【判読】 (名)スル
読みづらい文字や理解しにくい内容を見当をつけながら読むこと。「―に苦しむ」「―しがたい」
はんどく
はんどく [0] 【範読】 (名)スル
(教師が児童・生徒などのために)模範として音読すること。
はんどく
はんどく 【槃特】
⇒周梨槃特(シユリハンドク)
はんどく
はんどく [0] 【繙読】 (名)スル
書物をひもとくこと。「西史を―する者の/経国美談(竜渓)」
はんどく=が愚痴(グチ)も文殊(モンジユ)の知恵
――が愚痴(グチ)も文殊(モンジユ)の知恵
槃特の愚かさも文殊の知恵も相対的な差異でしかなく,悟りの立場からみれば同等であること。また,どちらも悟りに至れば同一であること。
はんどくりつ
はんどくりつ [3] 【半独立】
一部分他の力に依存しながら独立している状態。
はんなが
はんなが [0] 【半長】
「半長靴」の略。
はんながぐつ
はんながぐつ [3] 【半長靴】
脛(スネ)の中ぐらいまでの長靴。半長。
はんなき
はんなき [0] 【半泣き】
泣きそうになっていること。「―になる」
はんなげし
はんなげし [3] 【半長押】
本長押より背の低い長押。普通,柱の縁板に面する側の足元に用いられることが多い。
はんなま
はんなま [0] 【半生】 (名・形動)
(1)なま煮えであること。「―の芋」
(2)知識などがなまはんかで不十分なこと。半可通。「―な知識をひけらかす」
(3)「半生菓子」の略。
はんなまがし
はんなまがし [3] 【半生菓子】
生菓子と干菓子の中間の,やや乾燥した保存のきく菓子。石衣(イシゴロモ)など。はんなま。
はんなり
はんなり 【埴破】
舞楽の一。右方に属する高麗楽(コマガク)で,壱越(イチコツ)調の中曲。四人による平舞で,打毬楽(タギユウラク)の答舞。埴(ハニ)の玉を舞いながら破るところからの名。はにわり。弄玉(ロウギヨク)。
はんなり
はんなり [3] (副)スル
上品ではなやかなさま。ぱっと明るいさま。主に,関西地方でいう。「―とした味」「跡へ―入花の茶びん後/浄瑠璃・今宮心中(上)」
はんなん
はんなん 【阪南】
(1)大阪の南の地域。
(2)大阪府南部の市。大阪湾に臨み繊維工業が盛ん。
はんなんだいがく
はんなんだいがく 【阪南大学】
私立大学の一。1965年(昭和40)設立。本部は松原市。
はんにえ
はんにえ【半煮えの】
half-boiled[cooked]; <英> underdone;→英和
rare.→英和
はんにえ
はんにえ [0] 【半煮え】 (名・形動)
じゅうぶんに煮えていない・こと(さま)。なま煮え。
はんにくぼり
はんにくぼり [3] 【半肉彫(り)】
浮き彫りの一種。文様の盛り上がりが高肉彫りと薄肉彫りの中間のもの。
はんにち
はんにち【半日】
half a day;→英和
<米> a half day.
はんにち
はんにち [4] 【半日】
一日の半分。「―がかりの仕事」
はんにち
はんにち [0] 【反日】
日本(人)を排斥しようとする思想や運動。
⇔親日
「―運動」
はんにちもの
はんにちもの [0] 【半日物】
コール資金の一種で,取引の行われた当日中に決済されるもの。
はんにゃ
はんにゃ [1] 【般若】
〔梵 prajñā 智慧の意〕
(1)〔仏〕 人間が真実の生命に目覚めた時にあらわれる,根源的な叡智。世界の窮極的真理を知ること。智慧。慧。
(2)能の女面の一。二本の角をもつ鬼女の面。憤怒・嫉妬・苦悩の情を表す。目と歯には鍍金がはめられている。創作者は般若坊と伝える。般若面。
(3)家紋の一。{(2)}を図案化したもの。
(4)「般若面(ヅラ)」の略。
般若(2)[図]
はんにゃきょう
はんにゃきょう 【般若経】
(1)大般若経のこと。
(2)般若波羅蜜を説く諸経典の総称。「小品(シヨウボン)般若経」「大品(ダイボン)般若経」をはじめとして別々に成立し,玄奘訳「大般若経」により集大成された。「般若心経」を含めていうこともある。
はんにゃぐま
はんにゃぐま [3] 【般若隈】
歌舞伎の隈取りの一。目と口に紅を加え,般若の面相を象徴したもの。平九郎隈。
はんにゃごえ
はんにゃごえ [4][0] 【般若声】
(1)経典を読誦したり,真言などを唱える声。
(2)鬼女の発するような恐ろしい声。
はんにゃしんぎょう
はんにゃしんぎょう 【般若心経】
大乗仏教の経典。一巻。空(クウ)の思想など般若経の精要を簡潔に説く。サンスクリット本二種,漢訳本七種があり,日本では玄奘訳のものが流布。摩訶般若波羅蜜多心経。般若波羅蜜多心経。心経。
はんにゃじ
はんにゃじ 【般若寺】
奈良市般若寺町にある真言律宗の寺。山号,法性山。654年蘇我日向の創建といわれる。十三重石塔や般若寺形の石灯籠で知られる。鎌倉時代建造の楼門は国宝。
はんにゃづら
はんにゃづら [0] 【般若面】
般若{(2)}に似た恐ろしい顔。特に,嫉妬に狂う女の顔。はんにゃめん。
はんにゃとう
はんにゃとう [0] 【般若湯】
〔僧侶の隠語〕
酒。
はんにゃはらみつ
はんにゃはらみつ [5] 【般若波羅蜜】
〔仏〕 六波羅蜜の一。悟りに至るための修行の一つで,世界の実相を知ること。智慧波羅蜜。
はんにゃめん
はんにゃめん [3] 【般若面】
(1)「はんにゃづら(般若面)」に同じ。
(2)「般若{(2)}」に同じ。
はんにゅう
はんにゅう【搬入する】
carry into;bring in.
はんにゅう
はんにゅう [0] 【搬入】 (名)スル
運び入れること。持ち込むこと。
⇔搬出
「展覧会場に絵画を―する」
はんにん
はんにん【犯人】
an offender;→英和
a criminal;→英和
a perpetrator (凶行の).→英和
はんにん
はんにん [0] 【判任】
(1)律令制で,式部・兵部省が選考し,太政官に上申して任命すること。また,その任命された官。主政・主帳・家令・内舎人(ウドネリ)など。
→勅任
(2)「判任官」の略。
はんにん
はんにん [0] 【判人】
(1)証人として判をおす人。
(2)江戸時代,遊女の身売りの保証人となる人。女衒(ゼゲン)。
はんにん
はんにん [1] 【犯人】
罪を犯した人。犯罪人。
はんにんかん
はんにんかん [3] 【判任官】
旧官吏制度における官吏の等級の一。各省大臣・地方長官などの権限で任用された。
はんにんぞうとくざい
はんにんぞうとくざい [1][4] 【犯人蔵匿罪】
罰金以上の刑に当たる罪を犯した者または拘禁中逃走した者の発見を困難にさせたりすることにより成立する罪。
はんにんまえ
はんにんまえ [0] 【半人前】
(1)ひとり分の半分。「―の分量」
(2)技能や経験などが不足して,人並みの働きができないこと。「一人前なことを言うが,仕事は―だ」
はんね
はんね [0][1] 【半値】
定価の半分。半分の値段。
はんね
はんね【半値で】
at half (the) price.
はんねん
はんねん [1][0] 【半年】
一年の半分。はんとし。
はんねん
はんねん【半年】
half a year;→英和
<米> a half year.〜ごとの(に) semiannual(ly).
はんのう
はんのう [0] 【半農】
農業を営みながら,他の職業にもついて生計を立てること。
はんのう
はんのう [0] 【半能】
能楽で,前後二場ある曲の前場をほとんど省略し,後場を主として演ずること。脇能を祝言能として演ずる場合などの形式。
はんのう
はんのう【反応】
(a) reaction;→英和
(a) response;→英和
effect (効果).→英和
〜がある have effect <on> ;find a response <in> .〜する react <to> ;→英和
respond <to> .→英和
はんのう
はんのう [0] 【反応】 (名)スル
〔「はんおう」の連声〕
(1)ある働きかけに応じて起こる相手の変化や動き。手ごたえ。「相手の―をみる」「教師の熱意に生徒が―する」「―がない」
(2)刺激によって生じる生活体の活動の変化の総称。「生体―」「薬物―」
(3)物質が他の物質との相互作用により組成や構造などを変えること。「化学―」
〔reaction の訳語〕
はんのう
はんのう 【飯能】
埼玉県西部,秩父山地の東側にある市。繊維工業のほか,製材・果樹農園が発達。
はんのうしき
はんのうしき [3] 【反応式】
⇒化学反応式(カガクハンノウシキ)
はんのうそくど
はんのうそくど [5] 【反応速度】
化学反応の進行する速度。反応に関与する一つの物質の濃度の単位時間当たりの変化量で表す。温度・圧力・触媒などによって変化する。
はんのうねつ
はんのうねつ [3] 【反応熱】
化学反応に伴って,化学反応系と外界との間を熱として出入りするエネルギーの量。通常,発熱反応のときは正,吸熱反応のときは負とする。
はんのうはんぎょ
はんのうはんぎょ [5] 【半農半漁】
農業と漁業とを兼ねて生計を立てること。
はんのうふとおり
はんのうふとおり [5] 【飯能太織】
飯能付近で産した太いたて糸を用いた秩父銘仙。飯能秩父。
はんのき
はんのき【榛】
《植》a black alder.
はんのき
はんのき [1] 【榛の木】
カバノキ科の落葉高木。山野の湿地に自生。幹は直立し,15メートルに達する。水田の畔に稲掛け用に植える。雌雄同株。三月ごろ,葉の出る前に暗紫褐色の尾状の雄花穂と,紅紫色の小さい雌花穂をつける。果実は松かさ状で,染料として用いる。赤楊。ハリノキ。
〔「榛の木の花」は [季]春〕
榛の木[図]
はんはじめ
はんはじめ [3] 【判始め】
(1)室町時代,将軍が位について,初めて御教書(ミギヨウシヨ)に花押(カオウ)を自署した儀式。
(2)江戸時代,毎年正月三日に,老中が順番に花押を自署した儀式。
はんはば
はんはば [0] 【半幅・半巾】
並幅の半分の幅。和服地では約18センチメートル。
はんはばおび
はんはばおび [5] 【半幅帯】
女帯で並幅の半分の幅に仕立てた帯。羽織下や夏の浴衣に用いる。
はんはん
はんはん【半々に】
<mix> half-and-half; <主に米> fifty-fifty.⇒半分.
はんはん
はんはん [3][0] 【半半】
半分ずつ。五分五分。「―に分ける」
はんば
はんば【飯場】
workers' living quarters; <米> a bunkhouse.→英和
はんば
はんば [0] 【飯場】
工事・採鉱などの労働者のため現場付近に設けられた宿泊設備。
はんばい
はんばい【販売】
sale.→英和
〜する sell;→英和
deal <in tea> (取引).→英和
〜されている be on sale.→英和
‖販売課 a sales department.販売係 a salesman;a saleswoman.販売網 a sales network.
はんばい
はんばい [0] 【販売】 (名)スル
商品を売ること。「自動―機」「―網」「古本を―する」
はんばいかんり
はんばいかんり [5] 【販売管理】
販売部門での計画・調整などの管理をさす。マーケティング管理。セールス管理。
はんばいきょうてい
はんばいきょうてい [5] 【販売協定】
カルテルの一種。企業が競争による生産物価格の下落を防ぎ,利潤率を維持するため,価格の最低限や数量の制限などについて結ぶ協定。
はんばいそくしん
はんばいそくしん [5] 【販売促進】
⇒セールス-プロモーション
はんばかま
はんばかま [3] 【半袴】
足首までの長さの袴。裾に括(クク)り緒(オ)はない。素襖(スオウ)や肩衣(カタギヌ)と合わせて着る。切り袴。平袴。
⇔長袴
はんばく
はんばく【反駁】
(a) retort <on> ;→英和
(a) refutation.〜する retort <on,against> ;refute.→英和
はんばく
はんばく [0] 【反駁】 (名)スル
〔「はんぱく」とも〕
他人の主張・批判に対し論じかえすこと。反論。論駁。「―を加える」「非難に―する」
はんばせいど
はんばせいど [4] 【飯場制度】
明治以降に鉱山・土木・建設事業などで行われた労務管理制度の一。事業主から請け負った飯場頭(納屋頭)が集めた労働者を飯場に収容して厳重な監督のもとに仕事をさせ,その賃金の上前をはねるなどの前近代的制度。納屋制度。
はんばつ
はんばつ [0] 【藩閥】
同じ藩の出身者が政府の要職を独占し,政治をその利害関係によって動かそうとしたこと。また,その閥。明治維新初期の薩長土肥四藩,廃藩置県以後の薩長二藩にみられた。「―政治」
はんばつせいふ
はんばつせいふ [5] 【藩閥政府】
藩閥政治を行なった政府。明治初年から加藤高明の護憲三派内閣成立(1924年)まで続いた。
はんばり
はんばり [0] 【半張(り)】
靴の底革のかかと以外の半分だけを張り直して修理すること。
はんぱ
はんぱ【半端の】
odd <glove> ;→英和
incomplete (不完全な).→英和
‖半端物 odds and ends;remnants;an odd piece.
はんぱ
はんぱ [0] 【半端】 (名・形動)[文]ナリ
(1)全部そろっていないこと。数量が不完全なこと。また,そのさま。「―物」「―な布」「―な時間」
(2)端数。はした。「―は切りすてる」「―が出る」
(3)どっちともつかないで,いいかげんな・こと(さま)。「中途―」「―な気持ち」
(4)一人前でないこと。どこかぬけていること。また,そのさま。「―な人間」
はんぱいせき
はんぱいせき 【半坡遺跡】
中国,陝西省西安市郊外の仰韶(ギヨウシヨウ)文化期の遺跡。環濠集落跡と共同墓地が発掘され,土器・骨角器・石器などが多数出土。
はんぱく
はんぱく [0] 【半白・斑白・頒白】
白髪まじりの頭髪。ごましお頭。「油気なき髪の毛―なるに/いさなとり(露伴)」
はんぱせいりゅう
はんぱせいりゅう [4] 【半波整流】
交流を直流に直す際,半周期ごとにカットして半周期だけ電流を流す整流法。
はんぱつ
はんぱつ [0] 【汎発】 (名)スル
〔医〕 症状が広範囲に発現すること。
はんぱつ
はんぱつ【反発(力)】
repulsion.〜する repulse;→英和
repel.→英和
はんぱつ
はんぱつ [0] 【反発・反撥】 (名)スル
(1)はねかえすこと。また,相手にしたがわずたてつくこと。「親の意見に―する」「油が水を―するのか/土(節)」
(2)取引で,下落している相場が一転してはね上がること。反騰(ハントウ)。
⇔反落
はんぱつ
はんぱつ [0] 【半髪】
明治維新期,散切(ザンギ)りに対して,月代(サカヤキ)のある髪をいう。
はんぱつけいすう
はんぱつけいすう [5][7] 【反発係数】
二物体が衝突するとき,衝突後と衝突前の相対速度の比。はねかえり係数。
はんぱつりょく
はんぱつりょく [4] 【反発力】
反発する力。はねかえす力。
はんぱん
はんぱん [0] 【斑斑】 (ト|タル)[文]形動タリ
まだらなさま。まじりあっているさま。「我衣は―として雪を被れる如くぞなりぬる/即興詩人(鴎外)」
はんぱん
はんぱん [0] 【泛泛・汎汎】 (ト|タル)[文]形動タリ
(1)水に浮かび流れただようさま。「今まで揺々―として心意の定まらざりし会衆を挽回して/経国美談(竜渓)」
(2)河水などが満ち満ちて流れるさま。
(3)かるがるしいさま。「異国には趙盾,我が朝には義朝,其の外―たるたぐひ/太平記 19」
はんひょう
はんひょう 【班彪】
(3-54) 中国,後漢の歴史家。字(アザナ)は叔皮。班固・班超・班昭の父。光武帝のとき,「史記」の後をうけて前漢の歴史編纂を企てたが途中で没した。班固さらに班昭が継いで「漢書」を完成。
はんひらきぼいん
はんひらきぼいん [6] 【半開き母音】
⇒半広母音(ハンヒロボイン)
はんひろぼいん
はんひろぼいん [5] 【半広母音】
広母音よりは少し顎角が閉じた母音。日本語では遠くの人に大声で呼びかける「オーイ」というときのオーなどがこれに近い。
はんび
はんび [1] 【半日】
奇数の日。はんのひ。
⇔丁日(チヨウビ)
はんびさしのくるま
はんびさしのくるま [3] 【半庇の車】
物見の上にだけ庇のある牛車(ギツシヤ)。上皇や親王が使用。網代庇車(アジロビサシノクルマ)の類。
はんびたい
はんびたい [3] 【半額】
「半透き額」に同じ。
はんびつ
はんびつ [0] 【半櫃】
長櫃の半分ぐらいの大きさの櫃。衣類・夜具などを入れる。
はんびょうにん
はんびょうにん【半病人】
a sickly person.
はんびょうにん
はんびょうにん [3][0] 【半病人】
体が弱って病人のようになっている人。
はんびらき
はんびらき【半開きの】
half-open;half-closed.
はんびらき
はんびらき [0] 【半開き】
半ば開くこと。半ば開いていること。「口を―にする」「―の窓」
はんぴ
はんぴ [1] 【反比】
�:� という比があるとき,比 �:� をいう。逆比。
⇔正比
はんぴ
はんぴ [1] 【半臂】
束帯着用の際,袍(ホウ)と下襲(シタガサネ)との間に着る,袖無しの胴衣。裾に襴(ラン)をつけ,腰を小紐で結び忘れ緒(オ)を垂らす。
半臂[図]
はんぴのお
はんぴのお [1][1][1] 【半臂の緒】
「忘(ワス)れ緒(オ)」に同じ。
はんぴのく
はんぴのく 【半臂の句】
和歌で,第三句に枕詞や序詞・休め詞を置いて,一首全体の飾りとしたもの。
はんぴゃく
はんぴゃく [0] 【凡百】
⇒ぼんぴゃく(凡百)
はんぴれい
はんぴれい [3] 【反比例】 (名)スル
二量 � と � がともに関係しながら変化し,一方が二倍,三倍…となるにつれて,他方が 1/2,1/3 …のように逆数に比例するような関係。� と � の関係は ��=�(� は定数)で表される。逆比例。
⇔正比例
⇔比例
はんぴれい
はんぴれい【反比例する】
be in inverse proportion <to> .
はんぶ
はんぶ [1] 【繁蕪】
(1)雑草などが生い茂っていること。繁茂。
(2)文章などのくだくだしいこと。
はんぶ
はんぶ [1] 【藩部】
清代,中国の直轄領には編入せず理藩院の監督下,それぞれの自治方式にゆだねて統治した地域。モンゴル・新疆・チベット・青海をいう。
はんぶ
はんぶ [1] 【半歩】
地積の単位。一反の二分の一。太閤検地以前は一八〇歩,以後は一五〇歩。
→大歩(ダイブ)
→小歩
はんぶっしつ
はんぶっしつ [3] 【反物質】
核子と電子から構成される物質に対して,それらの反粒子である反核子と陽電子から構成される物質をいう。宇宙に多量の反物質から成る反世界が存在することは,現在の観測からは否定的である。
はんぶん
はんぶん [3] 【半分】
(1)二等分したものの一方。二分の一。なかば。「―ずつ分け合う」「扉が―開いている」
(2)他の語の下に付いて,「なかば…のつもりで」「なかば…しながら」の意を表す。「遊び―」「面白―」「からかい―」
はんぶん
はんぶん【半分】
a half.→英和
〜にする divide <a thing> into halves;cut in half.〜できている be half done[finished].…の〜だけの half as many[much]as….
はんぶん
はんぶん [0] 【繁文】
(1)わずらわしいほどの飾り。また,そのような文章。
(2)規則などが多くてわずらわしいこと。
はんぶんじょくれい
はんぶんじょくれい [0] 【繁文縟礼】
規則や礼儀などが,こまごまとしてわずらわしいこと。繁縟。
はんぶんすう
はんぶんすう [3] 【繁分数】
分子・分母の一方または両方が分数から成っている分数。複分数。
はんぷ
はんぷ [1][0] 【頒布】 (名)スル
配って広く行きわたらせること。「小冊子を―する」
はんぷ
はんぷ [1][0] 【播布】 (名)スル
広め行きわたらせること。「歯磨を…製して普(アマネ)く世上に―せんとし/新聞雑誌 54」
はんぷ
はんぷ [1] 【藩府】
藩の役所。
はんぷ
はんぷ【頒布】
distribution.→英和
⇒配付[布].
はんぷ
はんぷ [1] 【帆布】
木綿または麻の太い糸を密に,平織りにした厚地の織物。帆・テント・靴などに用いる。
はんぷうし
はんぷうし [3] 【半風子】
〔「虱(シラミ)」の字が「風」の字の半分であることから〕
シラミの異名。
はんぷく
はんぷく [0] 【反復】 (名)スル
何度も繰り返すこと。「テープを―して聴く」「―練習」
はんぷく
はんぷく [0] 【叛服】
そむくことと従うこと。
はんぷく
はんぷく【反復】
repetition;→英和
reiteration.〜する repeat;→英和
reiterate.→英和
〜して repeatedly.→英和
はんぷく
はんぷく [0] 【反覆】 (名)スル
(1)(天下や国家などが)ひっくり返ること。また,ひっくり返すこと。「天下の―遠からじと/太平記 18」
(2)心が離れること。裏切ること。「大勢瓦解人心―治乱の機今日に決し/新聞雑誌 8」
(3)繰り返すこと。反復。「―練習」
はんぷく=常(ツネ)無し
――常(ツネ)無し
そむいたり服従したりして,その態度がきまらない。
はんぷくきごう
はんぷくきごう [5] 【反復記号】
楽譜の記号の一。複縦線に二点を付したもので,この記号にはさまれた部分を繰り返して演奏する。リピート。
はんぷくきょうはく
はんぷくきょうはく [5] 【反復強迫】
〔(ドイツ) Wiederholungszwang〕
精神分析の用語。幼児期の外傷体験を,意識することなしに行動で反復すること。
はんぷくせつ
はんぷくせつ [4] 【反復説】
個体発生は系統発生を繰り返すという説。ドイツの生物学者ヘッケルが,1866年提唱。生物発生原則。
はんぷくほう
はんぷくほう [0] 【反復法】
同一または類似の語句を繰り返す修辞法。「松島やああ松島や松島や」「嬉しや喜ばしや」の類。
はんべい
はんべい [0] 【汎米】
南北両アメリカのこと。
はんべいかいぎ
はんべいかいぎ 【汎米会議】
汎米主義に基づき,アメリカ合衆国の指導で1889年以来数回開かれた南北アメリカ諸国の会議。1948年に米州機構へと発展。汎アメリカ会議。米州諸国会議。
はんべいしゅぎ
はんべいしゅぎ [5] 【汎米主義】
アメリカ合衆国の政治的・経済的優位の下で,南北アメリカ諸国の地域的結合をはかろうとする思想・運動。パン-アメリカニズム。
はんべえ
はんべえ ハンベヱ [1] 【半兵衛】
〔「知らぬ顔の半兵衛」の略〕
そ知らぬふりをすること。また,その人。「―をきめこむ」
はんべそ
はんべそ [0] 【半べそ】
(子供が)今にも泣き出しそうになること。「―をかく」
はんべつ
はんべつ [0] 【判別】 (名)スル
見分けること。他と区別すること。識別。「ヒナの雌雄を―する」
はんべつ
はんべつ【判別】
⇒識別.
はんべつしき
はんべつしき [4] 【判別式】
二次方程式 ��²+��+�=0 において,�=�²−4�� をこの二次方程式の判別式という。もとの方程式は �>0 ならば二つの実根,�<0 ならば二つの虚根,�=0 ならば実数の重根をもつ。三次方程式以上にも判別式がある。
はんべり
はんべ・り 【侍り】 (動ラ変)
(1)「はべり」の転。「これは誠に獅子の血に―・りめり/百座法談聞書抄」
(2)(補助動詞)
「はべり(侍り){(4)}」に同じ。「むつび聞こえさせむもはばかること多くてすぐし―・るを/源氏(蓬生)」「常陸国に塩焼の文正と申す者にてぞ―・りける/御伽草子・文正」
はんぺい
はんぺい 【半平】
食物のはんぺんのこと。「―をやくと見えて/滑稽本・膝栗毛 6」
はんぺい
はんぺい [0] 【藩屏】
(1)垣。かこい。守り防ぐための垣根。
(2)王室を守護するもの。藩翰(ハンカン)。藩籬(ハンリ)。「大軍を起こして天下の―となるべし/太平記 17」
(3)直轄の領地。「―の中にして,使節を誅戮(チユウリク)する条/太平記 10」
はんぺら
はんぺら [0] 【半ぺら】
一枚の紙の半分。
はんぺん
はんぺん [0] 【半片】
一きれの半分。半きれ。
はんぺん
はんぺん [3] 【半片・半平】
〔「はんぺい(半平)」の転〕
すりつぶした魚肉にヤマノイモやデンプンを加え,調味して蒸し固めた白くふんわりした食品。そのままで,また,焼いたり汁の実にしたりして食べる。
はんほり
はんほり [0][4] 【版彫(り)】
印鑑や版木を彫刻すること。また,その職人。
はんぼいん
はんぼいん [3] 【半母音】
〔semivowel〕
調音の仕方は母音に近いが,子音的性質を有する音。弱い有声の摩擦音で,単独で音節を成すことがない。ヤ・ユ・ヨの頭音 [j],ワの頭音 [ɰ] の類。接近音。
はんぼいん
はんぼいん【半母音】
《言》a semivowel.→英和
はんぼう
はんぼう【繁忙】
⇒忙しい.
はんぼう
はんぼう [0] 【半紡】
緯(ヨコ)糸に紡績絹を混用した絹織物。または緯糸に手紡綿糸を使用した木綿織物。
はんぼう
はんぼう [0] 【繁忙・煩忙】 (名・形動)[文]ナリ
用事が多くて忙しい・こと(さま)。「―を極める」「―期」「―なる事業に従はしむべし/春(藤村)」
はんぼお
はんぼお [0] 【半頬】
甲冑の付属具の一。頬から下,顔半分をおおう鉄または革製の面。はんぽお。
半頬[図]
はんぽ
はんぽ [1] 【反哺】
〔梁武帝「孝思賦」より。「反」は返す意。「哺」は口中の食物の意。烏(カラス)の子が成長後,老いた親烏に食物を口移しに与えて養うということから〕
親の恩に報いること。「―の孝」「翅折られし親鳥の,―に露の命をつなぎ/読本・弓張月(続)」
はんぽう
はんぽう [0] 【藩法】
江戸時代,諸藩が藩内を治めるために制定した法規の総称。藩政の要綱や藩士の心得などに関するものと,庶民の生活に関するものがある。
はんぽん
はんぽん [0] 【翻本】
翻刻(ホンコク)した書物。翻刻本。
はんぽん
はんぽん [0][1] 【版本・板本】
彫った版木で印刷した本。整版本。木版本。刻本(コクホン)。
はんま
はんま [0][3] 【半間】 (名・形動)[文]ナリ
(1)そろっていないこと。はんぱなこと。また,そのさま。「無理矢理に体裁を繕ろつて―に調子を合せ様とすると/趣味の遺伝(漱石)」
(2)間(マ)がぬけていること。また,そのような人やさま。とんま。「真実(ホントウ)に―な野郎で/塩原多助一代記(円朝)」
はんまい
はんまい [0] 【飯米】
飯(メシ)に炊く米。食用米。
はんまいのうか
はんまいのうか [5] 【飯米農家】
自家用程度の米の生産しかしていない,規模が小さい農家。
はんまがき
はんまがき [3] 【半籬】
江戸吉原の遊里で,大籬(オオマガキ)に次ぐ遊女屋。籬の高さが大籬の二分の一あるいは四分の三のもの。中店(チユウミセ)。半店(ハンミセ)。
はんまく
はんまく [0] 【半幕】
(1)〔幕は二つで一帖というところから〕
幕一つのこと。
(2)特殊な能の後ジテの出で,本幕前に幕のすそを1メートルほどあけ,あらかじめシテの下半身,あるいは床几(シヨウギ)に座している姿をみせる演出手法。「清経」の特殊演出や「石橋」などにみられる。
→本幕
→片幕
はんまわし
はんまわし [3] 【半回し】
回り舞台を九〇度回すこと。
はんみ
はんみ [0] 【半身】
(1)相手に対してからだを斜めに構える姿勢。「―に構える」
(2)魚を二枚におろした時の片方。
はんみち
はんみち 【半道】
(1) [1]
一里の半分。半里。
(2) [0][4]
道のり全体の半分。
はんみつ
はんみつ [0] 【繁密】 (名・形動)[文]ナリ
非常に複雑でわずらわしい・こと(さま)。繁雑。「人事益々―に赴くが故に/経国美談(竜渓)」
はんみょう
はんみょう [0] 【斑猫・斑蝥】
(1)甲虫目ハンミョウ科に属する昆虫の総称。体長1,2センチメートルの甲虫。地表をはうものが多い。幼虫・成虫とも他の昆虫を捕食する。
(2){(1)}の一種。体長約2センチメートル。黒紫色の地に赤・緑・白の美しい紋様がある。路上に多く,人の歩く先へ先へと飛ぶさまから「みちおしえ」「みちしるべ」などと呼ばれる。幼虫は地面に穴を掘ってすむ。ナミハンミョウ。[季]夏。
(3)マメハンミョウとツチハンミョウの俗称。毒をもつ。
斑猫(2)[図]
はんむ
はんむ [1] 【繁務・煩務】
わずらわしく忙しいつとめ。
はんめい
はんめい [0] 【反命】 (名)スル
使者が,役目を果たして,その結果を帰って報告すること。復命。
はんめい
はんめい【判明する】
[…とわかる]prove[turn out] <to be…> ;→英和
be identified.〜しない be unknown;be not identified.
はんめい
はんめい [0] 【藩命】
藩主の下す命令。また,藩の命令。
はんめい
はんめい [0] 【判明】 (名)スル
(1)はっきりとすること。明らかになること。「投票結果が―する」
(2)〔論〕 概念の内包が明らかであって,他の諸概念とはっきり区別されているさま。
→明晰(メイセキ)
はんめん
はんめん【半面】
one side;the other side.〜の真理 a half-truth.
はんめん
はんめん [3][0] 【半面】
(1)顔の半分。
(2)表面の半分。片側。「コートの―」
(3)物事の一方だけの面。一面。「―の真実でしかない」「隠された―」
はんめん
はんめん [0] 【版面】
印刷版の表面。また,書籍などの出版物で余白を除いた印刷面。はんづら。
はんめん
はんめん [3][0] 【反面】
別の面。一面。他面。多く副詞的に用いる。「陽気な―寂しがり屋でもある」
はんめんきょうし
はんめんきょうし [5] 【反面教師】
〔毛沢東の言葉から〕
悪い見本として,かえって見習うべきようなもの。悪い面の手本。悪例。
はんめんしき
はんめんしき [3] 【半面識】
〔後漢の応奉が,扉の間から顔を半分見た人を数十年後まで覚えていたという「後漢書(応奉伝)」の故事から〕
ちょっと会っただけの人をよく覚えていること。また,ちょっと会った程度の浅い間柄。一面識。
はんめんぞう
はんめんぞう [3] 【半面像】
結晶面の発達が完面像の半分のもの。完面像における面が一つおきに発達すると半面像となる。
はんも
はんも【繁茂する】
grow thick[wild].→英和
〜した thick <with weeds> ;luxuriant.→英和
はんも
はんも [1] 【繁茂】 (名)スル
草木が生い茂ること。「夏草の―する野原」
はんもう
はんもう 【半盲】
視覚障害で,視野障害と視力障害による場合がある。
(ア)視野障害で,視野の右半分あるいは左半分だけが見えなくなる状態。
(イ)視力障害で,準盲のこと。
はんもう
はんもう [0] 【反毛】
毛織物や毛糸のくずをほぐして繊維とすること。また,その繊維。再生毛。
はんもうしょう
はんもうしょう [0][3] 【半盲症】
視神経交叉部およびそれより上部の視覚神経伝導路が障害され,両眼の視野にほぼ同様の欠損が現れた状態。
はんもく
はんもく [0] 【反目】 (名)スル
仲が悪く,対立すること。にらみあうこと。「遺産をめぐり兄弟が―する」
はんもく
はんもく【反目】
hostility <to> ;(a) feud.→英和
〜する be hostile <to> ;be at feud <with> .
はんもつ
はんもつ [0] 【判物】
古文書の一様式。室町時代以降,将軍や大名が書判すなわち花押を加えて所領の宛行(アテオコナイ)・安堵などを行なった下達文書。御判。御判物。
はんもと
はんもと【版元】
a publisher.→英和
はんもと
はんもと [0] 【版元・板元】
書物などの出版元。発行所。
はんももひき
はんももひき [3] 【半股引】
膝の上までしかない短い股引。
はんもん
はんもん [0] 【反問】 (名)スル
質問された相手に逆に問いかけること。聞きかえすこと。「鋭く―する」
はんもん
はんもん [0] 【煩悶】 (名)スル
いろいろと苦しみ悩むこと。もだえ苦しむこと。「過ちの重大さにひとり―する」
はんもん
はんもん【煩悶】
anguish;→英和
worry.→英和
〜する worry[be worried] <about> ;languish.→英和
はんもん
はんもん [0] 【斑紋・斑文】
まだらの模様。虎斑(トラフ)。
はんもん
はんもん [1] 【半文】
(1)一文の半分。
(2)わずかの金銭。
はんもん
はんもん【反問する】
ask in return;retort.→英和
はんもん
はんもん [0] 【判文】
判決を書いた文書。判決文。
はんもんてん
はんもんてん 【板門店】
朝鮮半島中部,北緯三八度線の南5キロメートルの非武装地帯(休戦ライン)にある要地。韓国と朝鮮民主主義人民共和国の共同管理下にあり,朝鮮戦争の休戦会談が行われ,現在も双方の会談が開かれる。パンムンジョム。
はんや
はんや 【半夜】
(1)真夜中。子(ネ)の刻から丑(ウシ)の刻までの間,現在の午前零時頃から二時頃まで。「宮の御仏名の―の導師聞きて出づる人は/枕草子 302」
(2)一夜の半分。
(3)近世,上方の遊里で,昼夜に分けて客を取った遊女。半夜女。
はんや
はんや 【版屋・板屋】
版木屋(ハンギヤ)のこと。
はんやく
はんやく [0] 【反訳】 (名)スル
(1)「翻訳{(1)}」に同じ。
(2)翻訳された文あるいは速記・暗号などを,またもとの言葉にもどすこと。「速記原本を―する」
はんやく
はんやく [0] 【半役】
本役の半分。課役の半分。
はんやけ
はんやけ [0] 【半焼け】 (名・形動)
(1)食物などが完全に焼けていないこと。なまやけ。
(2)火事で建物などが半分ほど焼けること。はんしょう。「―の物置」
はんやけ
はんやけ【半焼けの】
[家などの]half-burnt;partially destroyed (by fire);[肉など]half-roasted;half-cooked;rare.→英和
はんよ
はんよ [1] 【板輿】
⇒いたごし(板輿)
はんよう
はんよう【汎用の】
general purpose <computer> .
はんよう
はんよう [0] 【繁用】
用事が多くて忙しいこと。繁多。
はんよう
はんよう [0] 【汎用】 (名)スル
広くいろいろな方面に用いること。また,そのもの。「―機械」
はんよう
はんよう 【范曄】
(398-445) 中国,南朝時代の宋の学者。字(アザナ)は蔚宗(ウツソウ)。諸家の歴史書を集大成して,現存の「後漢書」を著した。
はんよう
はんよう [0] 【藩窯】
江戸時代,諸藩で経営した窯(カマ)。鍋島氏の大川内山窯,島津氏の竪野(タテノ)窯など。
はんようし
はんようし [3] 【反陽子】
素粒子の一。陽子の反粒子。記号 p̄ スピン・質量は陽子と同じだが,陽子と異なって負の電気素量をもち,磁気モーメントの符号も陽子とは逆である。1955年発見。
はんようし
はんようし【反陽子】
《理》an antiproton.→英和
はんようじゅし
はんようじゅし [5] 【汎用樹脂】
一般の包装材料・雑貨・家庭用品など幅広い用途に使われる合成樹脂の総称。低密度・高密度ポリエチレン,ポリプロピレン,ポリスチレン,熱可塑性塩化ビニル樹脂の五つをさす場合が多い。汎用プラスチック。
はんようコンピューター
はんようコンピューター [7] 【汎用―】
事務処理・科学技術計算など広い範囲の仕事ができるように設計されている大型コンピューター。
→スーパーコンピューター
→ミニコンピューター
はんら
はんら [1][0] 【半裸】
半ば,はだかであること。
はんらく
はんらく [0] 【反落】 (名)スル
取引で,上がっていた相場が一転して大きく値下がりすること。
⇔反騰
⇔反発
はんらく
はんらく [0] 【般楽】
大いに遊び楽しむこと。逸楽。「―遊嬉の物と雖ども/文明論之概略(諭吉)」
はんらたい
はんらたい【半裸体の】
half-naked.
はんらん
はんらん [0] 【反乱・叛乱】 (名)スル
政府や支配者にそむいて乱を起こすこと。「―を起こす」「―軍」
はんらん
はんらん [0] 【氾濫】 (名)スル
(1)河川の水が堤防からあふれ出ること。
(2)(好ましくない物が)ひろがりはびこること。「街角にポスターが―する」
はんらん
はんらん【反乱】
(a) rebellion;→英和
(a) revolt.→英和
〜を起こす rebel[rise] <against> .→英和
‖反乱軍 a rebel army.反乱者 a rebel.
はんらん
はんらん【氾濫】
a flood.→英和
〜する flood;overflow.→英和
はんらんげん
はんらんげん [3] 【氾濫原】
河川の近くにあって,洪水時に浸水を受ける範囲の低地。
はんらんざい
はんらんざい [3] 【反乱罪】
旧陸軍刑法および海軍刑法に定められていた,党を結び兵器をとって反乱をなす罪。朝憲紊乱(ビンラン)の目的を要件としない点で,内乱罪と区別されていた。
はんり
はんり [1] 【藩籬】
(1)垣根。かこい。転じて,へだてとなるもの。「博愛を唱へて漫に―を作り/思出の記(蘆花)」
(2)「藩屏(ハンペイ){(2)}」に同じ。「百王鎮護の―となる/太平記 8」
はんり
はんり [1] 【藩吏】
江戸時代の藩の役人。
はんり
はんり [1] 【半里】
一里の半分。半道(ハンミチ)。
はんりつ
はんりつ [0] 【反立】
⇒反定立(ハンテイリツ)
はんりゅう
はんりゅう [0] 【伴流】
〔「ばんりゅう」とも〕
前進する船の船体表面,特に船尾に生ずる進行方向への水の流れ。
はんりゅう
はんりゅう [0] 【反流】
ある海域において,主たる海流と反対方向に流れる海流。
はんりゅうし
はんりゅうし [3] 【反粒子】
ある素粒子に対して,質量・スピン・寿命は同じで,電荷などの電磁的性質の符号だけが逆である粒子。光子や中性のパイ中間子のように自身に等しい場合を含めて,すべての素粒子は反粒子をもつ。電子に対する陽電子,陽子に対する反陽子など。
はんりょ
はんりょ【伴侶】
a companion;→英和
a partner.→英和
はんりょ
はんりょ [1] 【煩慮】
あれこれと心配すること。思いわずらうこと。また,そのような思い。
はんりょ
はんりょ [1] 【伴侶】
ともなう者。連れ。仲間。「終生の―(=配偶者)」
はんりょう
はんりょう [1] 【半両】
(1)一両の半分。
(2)中国,秦代の銅銭の一。円形で中央に方形の穴があり,表に「半両」と刻したもの。漢代にも鋳造された。半両銭。
はんりょう
はんりょう [3] 【半量】
半分の量。
はんりょう
はんりょう [0] 【蟠竜】
地上にとぐろを巻いていて,まだ天にのぼらない竜。
はんりょう
はんりょう [0] 【攀竜】
「攀竜附鳳」に同じ。「附鳳の勢ひをむさぼつて,―の望みを期する族(ヤカラ)は/太平記 30」
はんりょう
はんりょう [3] 【飯料】
食事代。めしだい。食費。
はんりょう
はんりょう [0] 【藩領】
藩の領地。
はんりょうふほう
はんりょうふほう [0] 【攀竜附鳳】
〔「漢書(序伝)」による。竜にすがりつき鳳凰につき従う意〕
臣下が英明な君主につき従って功績を立てることのたとえ。
はんりろん
はんりろん [3] 【汎理論】
⇒汎論理主義(ハンロンリシユギ)
はんりん
はんりん [0] 【半輪】
輪(ワ)の半分。半円形。「―の月」
はんるい
はんるい [0] 【煩累】 (名)スル
わずらわしい物事。また,物事にわずらわされること。「―を及ぼす」
はんれい
はんれい【判例】
《法》a judicial precedent.
はんれい
はんれい [0] 【範例】
模範となる例。手本。
はんれい
はんれい [0] 【判例】
過去の裁判において,裁判所が示した判断。
はんれい
はんれい [0] 【凡例】
書物の初めに,その編集目的・方針・使い方などを箇条書きに記した部分。例言。
はんれい
はんれい 【范蠡】
中国,春秋時代の越の功臣。別名,陶朱。呉王夫差(フサ)と戦って敗れた越王勾践(コウセン)を助け,国力を養い夫差を討った。のち山東に住み巨万の富を築いた。生没年未詳。
→陶朱(トウシユ)猗頓(イトン)の富(トミ)
はんれい
はんれい【凡例】
explanatory notes.
はんれいがん
はんれいがん [3] 【斑糲岩】
塩基性の深成岩。玄武岩とほぼ同じ成分をもつ。主に輝石と斜長石とからなり,橄欖(カンラン)石・角閃石・石英のいずれかを含む。かすりいわ。
はんれいほう
はんれいほう [0] 【判例法】
判例の集積によって成立した法体系。
はんれき
はんれき [0] 【頒暦】
暦を分けくばること。また,その暦。古くは,陰陽(オンヨウ)寮が作成した暦を諸司に頒布した。
はんれつかんけい
はんれつかんけい [5] 【範列関係】
〔paradigmatic relation〕
意味的・形態的・文法的に同一レベルにあるものの相互間に存する潜在的な関係をいう語。人称代名詞の一覧表,動詞の屈折を示した活用表などはこれを表示したもの。
→統語的関係
→パラダイム
はんろ
はんろ [1] 【坂路・阪路】
(1)さかみち。
(2)競馬で,坂を利用した調教コース。
はんろ
はんろ [1] 【販路】
品物を売りさばく方面。商品のはけぐち。「―を開拓する」
はんろ
はんろ【販路】
a market <for> .→英和
新しい〜を開く find a new market.
はんろう
はんろう [0] 【煩労】
心身をわずらわせること。また,わずらわしい仕事や苦労。「誰か好んで―を自らすることあらんや/日本開化小史(卯吉)」
はんろう
はんろう [0] 【樊籠】
(1)鳥かご。
(2)転じて,身体の自由や行動を拘束したりする物事。「おん身をして久しく―の中にあらしめき/即興詩人(鴎外)」
(3)衆生(シユジヨウ)が煩悩(ボンノウ)にしばられていることをたとえていう語。
はんろん
はんろん [0] 【汎論】 (名)スル
(1)広く全体にわたって論じること。「西洋医学について―する」
(2)全体にわたる論。汎説。通論。総論。
はんろん
はんろん [0] 【反論】 (名)スル
相手の意見や批判に反対の意見を述べること。また,その議論。「政策批判に―する」
はんろん
はんろん [0] 【藩論】
その藩内の議論・意見。「―統一」
はんろん
はんろん【反論】
a counterargument;a refutation.〜する argue against;refute.→英和
はんろんりしゅぎ
はんろんりしゅぎ [6] 【汎論理主義】
〔panlogism〕
理性的なもの(ロゴス・精神・論理・概念など)を真の実在とし,存在・歴史・人間活動などすべての事象をこれの自己発展とみなす形而上学説。「理性的なものは現実的,現実的なものは理性的」と説くヘーゲル哲学はその代表。「理一分殊(リイツブンシユ)」を説く朱子学もこれにあたる。汎理論。
はんわじどうしゃどう
はんわじどうしゃどう 【阪和自動車道】
大阪府松原市と和歌山県海南市を結ぶ高速道路。延長72.9キロメートル。1993年(平成5)全線開通。松原で近畿自動車道などと接続。
はんわせん
はんわせん 【阪和線】
JR 西日本の鉄道線。大阪市天王寺と和歌山(61.3キロメートル),鳳と東羽衣(1.7キロメートル)間。沿線は住宅地化が進む。日根野より関西空港線が分かれる。
はんアジアしゅぎ
はんアジアしゅぎ [6] 【汎―主義】
アジアの諸民族が団結・連帯して,欧米によるアジアの植民地・半植民地的状態からの解放と民族の独立を達成しようとする考え方。また,その運動。パン-アジアニズム。
はんアメリカかいぎ
はんアメリカかいぎ 【汎―会議】
⇒汎米会議(ハンベイカイギ)
はんアラブしゅぎ
はんアラブしゅぎ [6] 【汎―主義】
〔Pan-Arabism〕
アラブ民族の解放とアラブ世界の統一を目指す考え方。また,その運動。第一次大戦前オスマン帝国からの解放を求めておこった。パン-アラビズム。
はんイスラムしゅぎ
はんイスラムしゅぎ [7] 【汎―主義】
〔Pan-Islamism〕
イスラム教徒が団結し,ヨーロッパ列強に対抗しようとする考え方。また,その運動。オスマン帝国の支配に利用された。パン-イスラミズム。
→汎アラブ主義
はんガッパ
はんガッパ [3] 【半―】
上半身をおおう,丈の短い袖付き合羽(カツパ)。
はんケインズしゅぎ
はんケインズしゅぎ [7] 【反―主義】
現代経済学の中で,ケインズ流の総需要管理政策を重視する経済学に反対する立場。マネタリズム・合理的期待形成学派・供給重視(サプライ-サイド-エコノミックス)学派・公共的選択学派など。
はんゲルマンしゅぎ
はんゲルマンしゅぎ [7] 【汎―主義】
ドイツを中心にゲルマン民族が団結し世界制覇を達成しようとする思想・運動。一九世紀末以降バルカン・中東への進出政策として具体化されたが,ロシアの汎スラブ主義と衝突,第一次大戦の一因となった。その主要な主張はナチスに継承された。
はんコート
はんコート [3] 【半―】
丈の短いコート。和装では羽織よりやや長め,洋装では腰が隠れる程度の丈のコート。
はんスラブしゅぎ
はんスラブしゅぎ [6] 【汎―主義】
〔Pan-Slavism〕
スラブ諸民族の統一を目指す思想および運動。一九世紀半ば,オスマン帝国・オーストリアに対抗しようとする東欧・バルカンのスラブ諸民族の独立・団結運動に端を発し,南下政策をとるロシアによって主張された。
はんズボン
はんズボン [3] 【半―】
ひざより短い丈のズボン。
はんズボン
はんズボン【半ズボン】
shorts;knee pants[trousers];knickerbockers (ゴルファーなどの).
はんダンピングかんぜい
はんダンピングかんぜい [8] 【反―関税】
ダンピングにより国内産業が被害を受けないように,通常賦課される関税に加えて特に課す関税。不当廉売関税。ダンピング防止関税。
はんダース
はんダース [3] 【半―】
一ダースの半分。
はんトラストほう
はんトラストほう 【反―法】
自由競争を阻害する独占や取引制限などを禁止・制限する法律。特にアメリカの,1890年制定の州際および国際取引における独占行為を規制する法律(シャーマン法),1914年制定のトラストを助長する行為を規制する法律(クレイトン法)と連邦取引委員会の設立や不公正な取引方法の禁止を定めた法律(連邦取引委員会法)の総称。
はんドア
はんドア【半ドアで】
with the door not fully closed.
はんドア
はんドア [3][0] 【半―】
自動車のドアが完全に閉まっていない状態。
はんドン
はんドン【半ドン】
a half-holiday.
はんドン
はんドン [0] 【半―】
〔ドンタク(=日曜日)の半分の意〕
土曜日。また,半日休みの日。
はタバコ
はタバコ【葉タバコ】
leaf tabacco.
はタバコ
はタバコ [2] 【葉―】
収穫して乾燥を終えたタバコの葉。刻んでいない,葉のままのタバコ。
はデウス
はデウス 【破提宇子】
⇒はだいうす(破提宇子)
はブラシ
はブラシ [2] 【歯―】
歯を磨くのに用いる小形のブラシ。
はブラシ
はブラシ【歯ブラシ】
a toothbrush.→英和
は文字
はもじ 【は文字】
〔文字詞。近世女性語〕
恥ずかしいこと。おはもじ。「わがみながらも―なるらん/浮世草子・好色床談義」
は文字い
はもじ・い 【は文字い】 (形)
〔近世語。「は文字」の形容詞化〕
恥ずかしい。おはもじい。「―・い事のありたけを言はしておいて胴慾な/浄瑠璃・苅萱桑門」
は行
はぎょう [1] 【は行・ハ行】
五十音図第六行。は・ひ・ふ・へ・ほ。
ば
ば【場】
(1)[場所]a place;→英和
a spot;→英和
a scene.→英和
(2)[席]a seat;→英和
room (余地).→英和
(3)[劇の]a scene.→英和
(4)《理》the field.→英和
〜をふさぐ take up much space.その〜で on the spot.この〜に及んで at this moment.‖第二幕第三場 Act II,Scene iii.
ば
ば [0] 【場】
〔「には(庭)」の転という〕
(1)あいている所。物が占める所。「机を置く―がない」「―を取る」「―をふさぐ」
(2)物事が起こったり行われたりしている所。「その―に居合わせる」「改まった―」「公(オオヤケ)の―」
(3)物事を行うために設けた場所。また,機会。「話し合いの―」「その―を外す」「―を踏む」
(4)物事が行われている時の,その時々の状況や雰囲気。「―を取りつくろう」「―が白ける」「その―その―に応じた話し方」
(5)(「その場で」の形で)すぐその時。その席上。即座。「質問にその―で答える」「発見したら,その―で捕らえよ」
(6)芝居・映画などの場面。シーン。「殿中刃傷の―」「二幕三―」
(7)花札・トランプなどで,札を積み重ねたり捨てたりしてゲームが行われる場所。「―の札」
(8)取引所で,売買取引を行う場所。立会場。「―が立つ」
(9)〔物〕
〔field〕
物理量が空間的に分布している場所。かつては帯電粒子と電磁場のように,粒子間の力を媒介する媒質空間をさしたが,現在では粒子と場とは一元化されて相互に付随しあうものとされる。たとえば,電磁場に対しては光子が,核力の場に対してはπ中間子が対応し,逆に陽子や中性子も場として表現される。
(10)〔心〕各部分が相互につながりをもった全体構造として動物や人間に作用し,その知覚や行動の仕方・様式などを規定している力として考えられた状況。ゲシュタルト心理学における基本的な概念の一つ。
ば
ば 【把】 (接尾)
「わ(把)」(接尾)に同じ。「ほうれん草三―」
ば
ば (係助)
〔係助詞「は」が格助詞「を」の下に付いて連濁を起こしたもの〕
⇒をば(連語)
⇒は(係助)
ば
ば
「は」の濁音の仮名。両唇破裂音の有声子音と後舌の広母音とから成る音節。
ば
ば 【羽】 (接尾)
「わ(羽)」(接尾)に同じ。「にわとり三―」
ば
ば (接助)
古語では,未然形に接続する場合と已然形に接続する場合があるが,現代語では,一部,未然形に接続することがあるほかは,大部分が仮定形接続に統一された。
(1)順接の仮定条件を表す。未成立の事柄を仮定し,それを条件として表す。…ならば。古語では未然形に接続。「雨が降れ―,試合を中止する」「君さえよけれ―,一緒に行こう」「かの国の人来(コ)―,みな開きなむとす/竹取」
(2)(「…といえば」「…ならば」などの形で)事柄の内容や,よってきたる根拠を示す。「大学といえ―,近ごろ問題が多いね」「消息筋によれ―,内乱が起こったらしい」
(3)順接の既定条件を表す。理由・根拠となる動作・作用を条件として示す。古語では已然形に接続。
(ア)ある条件が満たされれば,いつでもある事柄が起きるという場合の,条件を表す。「立て―芍薬(シヤクヤク),座れ―牡丹(ボタン)」「日が沈め―夜になる」「命長けれ―辱(ハジ)多し/徒然 7」
(イ)引き続いて起こる事柄についての,きっかけを表す。…すると。…したところが。「大勢の中で見れ―,それほど目立った存在ではない」「一〇年前を思え―,ずいぶんぜいたくになったね」「浜を見れ―,播磨の明石の浜なりけり/竹取」
(ウ)原因・理由を表す。ので。から。「塵を煙の如く吹き立てたれ―,すべて目も見えず/方丈記」
(4)(多く「…も…ば」の形をとって)同類の事柄や共存する事柄を並列する。古語では已然形に接続(ただし,古語にはあまり見られない用法である)。「金もなけれ―地位もない」「ふるき都は荒れゆけ―,いまの都は繁昌す/平家 5」
(5)「ねばならぬ」「なければならない」など,慣用的な言い方として用いる。「仕事にはできるだけ精を出さね―ならぬ」「人は誠実に生きなけれ―ならない」
(6)「いわば」「たとえば」などの形で,副詞的に用いる。「いわ―,ひょうたんから駒が出たようなものだ」
(7)「しからば」「なぜならば」などの形で,接続詞的に用いる。「海運の振興を図るべきだ。なぜなら―,日本は島国だからである」
(8)已然形に接続して,逆接の既定条件を表す。のに。「あまの河浅せしら浪たどりつつわたりはてね―あけぞしにける/古今(秋上)」
〔(1)については,江戸時代後期の擬古文や明治期の普通文などでは形容詞語尾「く」「しく」に接続することもみられる(「恋ひしくば…」「…無くば」など)。これは形容詞連用形「く」「しく」に係助詞「は」の付いたものに条件意識が強く意識されてできたもの。→は(係助詞){(6)}〕
ばあ
ばあ [0] (感)
幼児をあやすとき,顔と顔を見合わせていう言葉。また,突然顔を合わせたとき,いたずらっぽくいう言葉。「いないいない―」
ばあ
ばあ
Bo(h)!/Bo-peep! (いないいないばあ).
ばあい
ばあい【場合】
(1)[時]an occasion;→英和
a time.→英和
(2)[事情]circumstances;a case.→英和
…の〜には in case of….
そんな〜には in that[such a]case.どんな〜にも under any circumstances.〜によっては according to[under some]circumstances.
ばあい
ばあい [0] 【場合】
(1)物事が行われているときの,事情や状況。局面。「時と―による」「―が―だけに慎重に考える」
(2)連体修飾語を伴って形式名詞的に用いられる。
(ア)仮定的・一般的にある状況になったとき。…のとき。「緊急の―は電話で知らせる」「雨が降った―は中止する」
(イ)…に関して言えば。「彼の―は例外である」
ばあいのかず
ばあいのかず 【場合の数】
〔数〕 さいころを何回か振ったときの目の出方などのように,ある事柄の起こり方の総数。
ばあさん
ばあさん [1] 【祖母さん・婆さん】
(1)祖母。ばあさま。おばあさん。
(2)年をとった女子。ばあさま。おばあさん。
⇔じいさん
ばあじ
ばあじ [0] 【場味】
取引所の立会場の人気などから感じられる相場の調子。
ばあそぶ
ばあそぶ [0] 【婆そぶ】
キキョウ科のつる性多年草。山地に自生。切ると白汁が出る。葉は卵形。八月頃,小枝の先に広鐘形で斑点のある花を一個つける。花はツルニンジン(ジイソブ)に似るが小さく,内側が濃紫色。
ばあたり
ばあたり【場当り】
claptrap (はったり).→英和
〜の claptrap;haphazard (出まかせの).→英和
ばあたり
ばあたり [2][0] 【場当たり】 (名・形動)
(1)〔(2)の意から〕
前もって準備せず,その場の思いつきで間に合わせる・こと(さま)。「―な計画」
(2)演劇や集会などで,その場に応じて巧みに機転をきかせて人気を得ること。「―をねらう」
ばあや
ばあや [3][1] 【婆や】
年とった女の召し使いや乳母(ウバ)。また,その人を親しんで呼ぶ語。
⇔じいや
ばあや
ばあや【婆や】
a[an old]maid;→英和
a (wet) nurse (うば).
ばい
ばい [1] 【枚】
昔,夜討ちなどのとき,声を出さないように,人や馬の口にくわえさせた箸(ハシ)のような形のもの。ひもで首に結びつけた。口木。
ばい
ばい [1] 【馬医】
馬の病気を診療する医者。うまいしゃ。
ばい
ばい [1] 【貝・蛽・海蠃】
(1)海産の巻貝。貝殻は長卵形で殻高7センチメートル内外。表面は黄褐色の殻皮でおおわれる。殻は乳白色で栗色の斑紋がある。肉は食用。貝殻は貝細工の材料。昔は貝殻を使ってばいごま(べいごま)を作った。浅海の砂底にすむ。北海道南部以南に分布。
(2)「貝独楽(バイゴマ)」の略。「―ヲ回ス/日葡」
ばい
ばい [1] 【唄】
〔「唄匿(バイノク)」の略〕
声明の曲種の一。歌詞は偈頌(ゲジユ)の類。音節を非常に長く延ばして唱える。「如来唄」「云何(ウンガ)唄」など。法会(ホウエ)の始まりの部分で唄師が独唱し,道場を厳粛にする役割があるとされる。
ばい
ばい 【倍】
■一■ [0] (名)
ある数量を二つ合わせた数量。二倍。「―の時間がかかる」「お礼を―にして返す」
■二■ (接尾)
助数詞。同じ数を重ねて加え合わせる回数を表すのに用いる。「一・五―」「一〇―」
ばい
ばい【倍の】
two times;twice;→英和
double.→英和
…の3〜である be three times as much[many,long,etc.]as….〜にする[なる]double.→英和
ばい
ばい [1] 【霾】
「黄砂(コウサ)」に同じ。[季]春。
ばい
ばい (終助)
〔近世九州方言〕
文末にあって,詠嘆の意を込めて,軽く念を押して言うのに用いる。「まだ市五郎三蔵が舟は見えいろ,心もとなか―/浄瑠璃・博多小女郎(上)」
〔現代でも,九州地方には,用いている所がある〕
ばい=を銜(フク)む
――を銜(フク)・む
息をこらして,声を出さない。「旗を巻き―・み蹄水を渡り/佳人之奇遇(散士)」
ばいいん
ばいいん [0] 【売淫】 (名)スル
「売春」に同じ。
ばいう
ばいう【梅雨前線】
a seasonal rainfront.
ばいう
ばいう [1] 【梅雨・黴雨】
〔梅の実の熟する頃に降る雨の意。また,この時期に黴(カビ)が生じやすいことから黴雨の意ともいう〕
六月から七月中旬にかけ,朝鮮南部,長江下流域や北海道を除く日本に見られる雨期。梅雨前線上を低気圧が次々と東進することによる。五月中旬頃に走り梅雨(ヅユ)を見,六月中旬頃に梅雨入り(入梅(ニユウバイ))となる。雨がちで梅雨冷え(梅雨寒(ツユザム))のする陰鬱な天気が続くが,梅雨の中休みには五月(サツキ)晴れになることもある。梅雨の末期には,ときに集中豪雨を各地にもたらす。やがて太平洋高気圧が強まって前線を北方へ押しやると梅雨明け(出梅(シユツバイ))となって盛夏を迎える。雨量の少ない空梅雨(カラツユ)の年や梅雨明け後に戻り梅雨をみる年もある。つゆ。さみだれ。[季]夏。
ばいうぜんせん
ばいうぜんせん [4] 【梅雨前線】
本州沿いに停滞して梅雨をもたらす前線。北太平洋高気圧とオホーツク海または日本海にある高気圧との間に形成される。
ばいうち
ばいうち [0][1] 【貝打ち・海蠃打ち】
「貝(バイ)回し」に同じ。[季]秋。《負け海蠃やたましひ抜けの遠ころげ/山口誓子》
ばいうまっきごうう
ばいうまっきごうう [7] 【梅雨末期豪雨】
梅雨の末期に,梅雨前線付近で発生する豪雨。狭い地域に短時間に降雨が集中する。
ばいえん
ばいえん【煤煙】
smoke;→英和
soot (すす).→英和
〜の多い smoky.→英和
ばいえん
ばいえん [0] 【梅園】
多くの梅の木を植えてある庭園。[季]春。
ばいえん
ばいえん【梅園】
a plum orchard.
ばいえん
ばいえん [0] 【煤煙】
石炭などを燃やして出る煙とすす。特に,不完全燃焼で発生する大気汚染物質。大気汚染防止法は物の燃焼に伴い発生する硫黄酸化物や煤塵,物の燃焼・合成・分解などにより生ずるカドミウム・塩素・フッ化水素・鉛その他の有害物質を煤煙としている。
ばいえん
ばいえん 【煤煙】
小説。森田草平作。1909年(明治42)「朝日新聞」連載。作者と平塚らいてうとの心中未遂事件をもとにして,近代青年と新しい女性との情熱的な恋愛を描いた自伝的作品。
ばいえんそうしょ
ばいえんそうしょ バイヱン― 【梅園叢書】
随筆。三巻。三浦梅園著。1855年刊。儒学者の立場から,人情・世態に関する所感および訓言を平易に説く。
ばいおん
ばいおん【倍音】
《楽》an overtone.→英和
ばいおん
ばいおん [0] 【倍音】
振動数が基音の整数倍であるような上音。弦または空気柱の振動の場合に部分音として含まれるものは倍音である。音楽では,ある振動数の音に対して,その � 倍の振動数の音を第 � 倍音という。通常の楽器の音は,基音と倍音が複合したものである。
ばいか
ばいか [0] 【倍加】 (名)スル
(1)倍にふやすこと。倍にふえること。「会員が―する」
(2)増し加えること。ますますふえること。「困難が―する」
ばいか
ばいか [0][1] 【貝貨】
タカラガイなどの貝殻製の貴重品。古代中国やアジア・アフリカ・北アメリカ・オセアニアなどの諸民族の間で,結婚やイニシエーションにおける贈与交換の際に用いられた。
ばいか
ばいか [1] 【売価】
物を売る値段。売り値。
⇔買価
ばいか
ばいか [1] 【梅花】
(1)梅の花。
(2)六種(ムクサ)の薫物(タキモノ)の一。沈香(ジンコウ)・甲香・麝香(ジヤコウ)・丁子香・白檀香などを練り合わせる。梅の花の香りをもつという。春の薫物。「―ははなやかに今めかしう/源氏(梅枝)」
(3)「梅花の油」の略。
ばいか
ばいか【倍加する】
double;→英和
redouble (増大する).→英和
ばいか
ばいか [1] 【買価】
物を買う値段。買い値。
⇔売価
ばいか
ばいか【売(買)価】
a selling (buying) price.
ばいかあまちゃ
ばいかあまちゃ [4] 【梅花甘茶】
ユキノシタ科の落葉低木。暖地の湿った林内に生える。ヤマアジサイに似るが,装飾花は白色で,萼片(ガクヘン)が癒合して梅花に似た形となる。両性花は少数で,やや大形。
ばいかい
ばいかい【媒介】
mediation;a medium (物).→英和
〜する mediate;→英和
carry <germs> .→英和
…の〜で through…;→英和
by….→英和
‖媒介者 a mediator;a carrier (病菌の).
ばいかい
ばいかい [0] 【売買】
取引所の同一会員が,銘柄・値段・株数・受け渡し期間の同じ売りと買いを組み合わせ,取引所で売買(バイバイ)したという形式をとること。
ばいかい
ばいかい [0] 【媒介】 (名)スル
(1)両方の間にはいって仲立ちをすること。橋渡し。多く,病原菌をうつすこと。「伝染病を―する蚊」
(2)〔法〕 他人の間に立って,他人を当事者とする法律行為の成立に尽力する事実行為。商行為の媒介を営業として行う者を仲立人という。
(3)〔哲〕
〔(ドイツ) Vermittlung〕
ヘーゲルの用語。有限なものが単独では存在せず,他の有限なものとの関係において成立していること。また,個々のものをそのような関係において把握すること。
ばいかいしゃ
ばいかいしゃ [3] 【媒介者】
仲立ちをする人。とりもち役。
ばいかいへんすう
ばいかいへんすう [5] 【媒介変数】
二つ以上の変数間の関数関係を直接に表示するかわりに,補助の変数を用いて,間接的に表示するとき,その補助の変数をいう。助変数。パラメーター。径数。
ばいかうつぎ
ばいかうつぎ [4] 【梅花空木】
ユキノシタ科の落葉低木。山地に生え,庭木ともする。高さ2メートル内外。葉は卵形で縦脈が目立つ。五,六月,枝先に数個の白色四弁花がつく。
ばいかおうれん
ばいかおうれん [4] 【梅花黄蓮】
キンポウゲ科の常緑多年草。深山に生える。根生葉は柄があり,菱形の五小葉から成る。春,高さ約8センチメートルの花茎の頂に,径約1.5センチメートルの梅花に似た白花を上向きにつける。五加葉(ゴカヨウ)黄蓮。
ばいかく
ばいかく [0] 【倍角】
(ワープロなどで)全角文字を二倍にした大きさ。
ばいかこう
ばいかこう [0] 【梅花香】
(1)「梅花{(2)}」に同じ。
(2)「梅花の油」に同じ。
ばいかさい
ばいかさい 【梅花祭】
京都の北野天満宮で,菅原道真の忌日二月二五日に行う神事。[季]春。
ばいかじょしだいがく
ばいかじょしだいがく バイクワヂヨシ― 【梅花女子大学】
私立大学の一。1878年(明治11)創立のキリスト教系の梅花女学校を源とし1964年(昭和39)設立。本部は茨木市。
ばいかのあぶら
ばいかのあぶら 【梅花の油】
梅の花の香りを含ませた頭髪用の水油。梅花香。「色香もみ込む―/浄瑠璃・油地獄(下)」
ばいかほう
ばいかほう [3] 【梅花方】
「梅花{(2)}」の調合法。
ばいかも
ばいかも [3] 【梅花藻】
キンポウゲ科の多年生水草。北海道・本州に分布。清流中に生育する。葉は三,四回分裂して糸状の細裂片に分かれる。夏,水面上に花茎を出し,梅花に似た径1〜2センチメートルの白花を開く。梅鉢藻(ウメバチモ)。
ばいかん
ばいかん [0] 【売官】
官職を売ること。特に,平安時代,財政を支えるために財物や金銭を官に納めさせ,その代わりに官職を授与したこと。成功(ジヨウゴウ)や重任(チヨウニン)など。
ばいかん
ばいかん [0] 【陪観】 (名)スル
身分の高い人につき従い見物すること。「女芸人等は―を許された/渋江抽斎(鴎外)」
ばいがいねん
ばいがいねん [3] 【媒概念】
⇒中項(チユウコウ)
ばいがえし
ばいがえし [3] 【倍返し】 (名)スル
倍の金額を返すこと。
ばいがく
ばいがく【倍額】
double the amount[price].→英和
〜を払う pay double (the price).
ばいがく
ばいがく [0] 【倍額】
二倍の金額。二倍の金高。
ばいき
ばいき [1] 【貝器】
貝殻で作った道具類。縄文時代の貝匙(カイサジ)・貝杓子(カイジヤクシ),弥生時代の貝包丁など。
ばいき
ばいき [1] 【煤気】
すすまじりの空気。
ばいき
ばいき [1] 【唄器】
法会(ホウエ)で諷誦(フウジユ)の際に用いる,錫杖(シヤクジヨウ)・磬(ケイ)・鈴などの器具。
ばいきゃく
ばいきゃく【売却する】
⇒売る.
ばいきゃく
ばいきゃく [0] 【売却】 (名)スル
売り払うこと。「不動産を―する」
ばいきゃくるい
ばいきゃくるい [4] 【倍脚類】
節足動物門の一綱。ヤスデの類。
ばいきゅう
ばいきゅう [0] 【倍旧】
以前よりも程度を増やすこと。「―のお引き立てをお願いいたします」
ばいきん
ばいきん [0] 【黴菌】
物を腐敗させたり,人畜の病気の原因となる,有害な微生物の通俗的な呼称。
ばいきん
ばいきん【黴菌】
a bacterium;→英和
a germ.→英和
ばいきん
ばいきん [0] 【倍金】
(1)倍の金。倍増しした金。
(2)江戸時代,田畑を質入れして金を借りる際,借用証文には実際に借りた金の数倍の金額を記入したこと。
ばいぎょうしん
ばいぎょうしん バイゲウシン 【梅尭臣】
(1002-1062) 中国北宋の詩人。字(アザナ)は聖兪。欧陽脩・蘇舜欽とともに梅欧・蘇梅と並称された。門下に王安石・蘇軾らがいる。含蓄のある平淡な詩を作り,宋詩の開祖といわれる。詩文集「宛陵先生集」
ばいくんじけん
ばいくんじけん 【売勲事件】
1928年(昭和3)の昭和天皇即位大礼を機に行われた叙勲に際し,賞勲局総裁天岡直嘉らが叙勲を得ようとする実業家から収賄した事件。賞勲局疑獄。
ばいけいそう
ばいけいそう [0] 【梅蕙草】
ユリ科の大形多年草。山地の湿った場所に群生する。茎は直立し,高さ1メートル以上になる。葉は柄がなく,長さ約30センチメートルの広楕円形。夏,茎頂の大きな円錐花序に多数の白色花をつける。根茎に猛毒がある。
→コバイケイソウ
梅蕙草[図]
ばいけつ
ばいけつ [0] 【売血】
自分の血を売ること。また,その血液。
ばいけん
ばいけん 【売券】
主として平安中期から室町時代にかけ,土地や物の売買の際,売り手より買い手に渡す売買成立の証文。沽却状(コキヤクジヨウ)。沽券(コケン)。
ばいこうじょがくいんだいがく
ばいこうじょがくいんだいがく バイクワウヂヨガクヰン― 【梅光女学院大学】
私立大学の一。キリスト教宣教師により1872年(明治5)開設された英語塾を起源とし,1967年(昭和42)設立。本部は下関市。
ばいこく
ばいこく [0] 【売国】
自国に不利で敵国の利益になることをして私利を図ること。「―の悪徳商人」
ばいこく
ばいこく【売国的】
traitorous.→英和
売国奴 a traitor <to one's country> .→英和
ばいこくど
ばいこくど [4][3] 【売国奴】
売国的行為を行う者をののしっていう語。
ばいごう
ばいごう [0] 【媒合】
男女の中を取り持つこと。売春婦などを男に取り持つこと。また,その人。
ばいごま
ばいごま [0] 【貝独楽】
巻貝バイの殻の中に溶かした鉛や蝋(ロウ)を注ぎ込んで作ったこま。また,鉄などでそれを模して作ったこま。べいごま。[季]秋。
→ばい回し
ばいさおう
ばいさおう 【売茶翁】
(1675-1763) 江戸中期の禅僧。肥前の人。俗姓,柴山。僧号,月海。諱(イミナ)は元昭。黄檗山万福寺に学ぶ。京で煎茶を売り,風流の客と交わったのでこの名がある。晩年還俗(ゲンゾク)して高遊外と称した。著「梅山茶種譜略」
ばいさん
ばいさん [0] 【陪餐】
プロテスタント教会の聖餐式において,キリストのからだと血を象徴するパンと葡萄(ブドウ)酒を受けること。二種陪餐。
→聖体拝領
ばいざい
ばいざい [0] 【媒材】
(1)媒介となる材料。
(2)(多く「媒剤」と書く)絵の具を溶く溶剤。油絵に用いるテレビン油など。
ばいし
ばいし [1] 【唄師・唄士】
法会(ホウエ)で唄(バイ)を唱える役の僧侶。
ばいし
ばいし [1] 【倍蓰】 (名)スル
〔蓰は五倍の意〕
数倍にふえること。倍加。「本金を―するを約し/明六雑誌 8」
ばいし
ばいし [1] 【梅子】
梅の実。
ばいしつ
ばいしつ [0] 【媒質】
力や波動を伝える役割をするもの。例えば,空気中を伝わる音にとっての媒質は空気である。また,光を伝える媒質として,かつて,エーテルと呼ばれるものが仮定されたが,現在では,空間自体が光の媒質であるとされている。
ばいしゃく
ばいしゃく【媒酌する】
arrange a marriage <between> ;→英和
act as go-between.…の〜で through the good offices of….‖媒酌人 a matchmaker;a go-between.
ばいしゃく
ばいしゃく [0] 【媒酌・媒妁】
結婚の仲立ちをすること。また,その人。なこうど。「―の労をとる」
ばいしゃく
ばいしゃく [0] 【倍尺】
製図で,小さい複雑な形状の物体を拡大して書くこと。また,そのときの倍率。拡大尺。
ばいしゃくにん
ばいしゃくにん [0] 【媒酌人・媒妁人】
媒酌をする人。なこうど。なかだち。月下氷人(ゲツカヒヨウジン)。
ばいしゅう
ばいしゅう [0] 【買収】 (名)スル
(1)買い取ること。買い占めること。「用地を―する」
(2)ひそかに利益を与えて味方にすること。「有権者を―する」
ばいしゅう
ばいしゅう【買収】
(1)[買うこと]purchase.→英和
(2)[贈賄]bribery.〜する[買う]buy;→英和
purchase;[わいろで]bribe[buy over] <a person> .→英和
ばいしゅうざい
ばいしゅうざい [3] 【買収罪】
公職の選挙で,特定の候補者を当選させるなどの目的で,選挙人または選挙運動者に対し,金品や公私の職務の供与など,不正な利益を与えることにより成立する罪。
ばいしゅん
ばいしゅん【売春(行為をする)】
(practice) prostitution.‖売春防止法 the Anti-Prostitution Law.売春婦 a prostitute.売春婦になる live on the street.
ばいしゅん
ばいしゅん [0] 【買春】 (名)スル
「売春」を,売春婦を買う側の責任を問う立場からいう語。
ばいしゅん
ばいしゅん [0] 【売春】 (名)スル
女性が金品などの対価を受けて,不特定多数の男性と性交すること。売淫。売色。売笑。
ばいしゅんふ
ばいしゅんふ [3] 【売春婦】
売春をする女性。売笑婦。淫売婦。醜業婦。売女。
ばいしゅんぼうしほう
ばいしゅんぼうしほう 【売春防止法】
売春を防止するための法律。売春の周旋など,売春を助長する行為の処罰,売春を行うおそれのある女性の保護更生などについて規定する。1956年(昭和31)制定。
ばいしょ
ばいしょ [1] 【貝書】
⇒貝多羅葉(バイタラヨウ)
ばいしょう
ばいしょう [0] 【売笑】
売春。売淫(バイイン)。
ばいしょう
ばいしょう【賠償】
reparation;→英和
compensation;(an) indemnity.→英和
〜する make reparation <for> ;pay <for the damage> ;→英和
compensate <a person for a loss> .→英和
‖賠償金 an indemnity;reparations;damages (損害の).
ばいしょう
ばいしょう [0] 【焙焼】 (名)スル
鉱石をその融点以下の高温度に加熱して,化学的・物理的変化を起こさせる操作。
ばいしょう
ばいしょう [0] 【賠償】 (名)スル
(1)他に与えた損害をつぐなうこと。「損害を―する」
(2)他人の権利を侵害し損害を与えた者が,損害を受けた者に対してその損害の埋め合わせをし,損害がなかったと同様の状態にすること。損害賠償。「―金」
ばいしょうしんけいしょう
ばいしょうしんけいしょう [0][7] 【賠償神経症】
事故や災害で受けた外傷に対し,多くの賠償を得たいという願望が引き金となって起こる神経症。外傷神経症。
ばいしょうせきにん
ばいしょうせきにん [5] 【賠償責任】
債務不履行や不法行為によって他人の権利・利益を侵害し有形・無形の損害を与えた場合に,生ずる損害を補填(ホテン)する責任。
ばいしょうせきにんほけん
ばいしょうせきにんほけん [9] 【賠償責任保険】
⇒責任保険
ばいしょうふ
ばいしょうふ [3] 【売笑婦】
売春婦。
ばいしょうろ
ばいしょうろ [3] 【焙焼炉】
焙焼のために用いる装置。シャフト炉・多段炉・回転炉・流動炉などの形式がある。
ばいしょうろん
ばいしょうろん 【梅松論】
歴史物語。二巻。作者未詳。1349年頃成立。「大鏡」などの鏡物の形式をとり,鎌倉幕府滅亡から南北朝の動乱を経て足利尊氏が政権を獲得するまでの歴史を記す。記事は史実に比較的忠実であり,北朝側の立場から描かれている。
ばいしょく
ばいしょく [0] 【培殖・培植】 (名)スル
植物などを養い育てて繁殖させること。「榕樹,火山岩の土壌に―せられ/日本風景論(重昂)」
ばいしょく
ばいしょく [0] 【陪食】 (名)スル
身分の高い人と食事をともにすること。
ばいしょく
ばいしょく [0] 【売色】
売春。売淫。また,売春婦。
ばいしん
ばいしん [0] 【陪臣】
(1)臣下の臣。家来の家来。又家来。
⇔直参
(2)江戸時代,直参の旗本・御家人に対して,諸大名の家臣。
ばいしん
ばいしん [0] 【陪審】
国民の中から選ばれた一般の人々が,裁判の審理に参与する制度。日本では1923年(大正12)の陪審法で定められたが,十分な成果をみないまま43年(昭和18)に施行を停止され現在に至っている。
ばいしんいん
ばいしんいん【陪審員】
a jury (集合的);→英和
a juror;→英和
a juryman.→英和
〜になる sit[serve]on a jury.‖陪審員席 the jury box.陪審(員)制度 a jury system.
ばいしんいん
ばいしんいん [3] 【陪審員】
陪審の構成員。
ばいしんどう
ばいしんどう [3] 【倍振動】
物体の振動で,基本振動の整数倍の振動数をもつ振動。
ばいじ
ばいじ [1] 【陪侍】
貴人の側に仕えること。また,その人。
ばいじゅう
ばいじゅう [0] 【陪従】 (名)スル
(1)天皇・貴人などの供として従うこと。また,その人。べいじゅう。
(2)賀茂・石清水・春日の祭りのときなどに,舞人とともに参向し管弦や歌の演奏を行う地下(ジゲ)の楽人。べいじゅう。
ばいじょ
ばいじょ [1] 【売女】
売春婦。
ばいじょ
ばいじょ [1] 【媒助】
(受粉などの)仲立ちをすること。媒介。「―の法は農業三書中にも概略述べましたる通り/明六雑誌 41」
ばいじょう
ばいじょう [0] 【陪乗】 (名)スル
身分の高い人のお供をして同じ車に乗ること。「撫院の船に―す/伊沢蘭軒(鴎外)」
ばいじん
ばいじん [0] 【煤塵】
工場の煙突の煙や炭坑などの塵埃(ジンアイ)の中に含まれるすすなどの微粒子。
ばいす
ばい・す 【陪す】 (動サ変)
供をする。付き従う。「夜宴に―・す/花柳春話(純一郎)」
ばいすう
ばいすう [3] 【倍数】
ある整数の何倍かになっている数。整数 � が整数 � で割り切れるとき,� を � の倍数という。整式の場合にも同様に考える。
⇔約数
ばいすう
ばいすう【倍数】
《数》a multiple.→英和
ばいすうせい
ばいすうせい [0] 【倍数性】
生物の同一種または近縁種の間に基本数の整数倍になっている染色体数が見出される現象。同種類のゲノムが倍加している同質倍数性と,異なるゲノムが組み合わさった異質倍数性とがある。
ばいすうたい
ばいすうたい [0] 【倍数体】
倍数性を示す個体。
ばいすうひれいのほうそく
ばいすうひれいのほうそく 【倍数比例の法則】
二種の元素から二種以上の化合物ができるとき,一方の元素の一定質量と化合する他方の元素の質量比は簡単な整数比になる,という法則。1803年にイギリスのドルトンが,原子説の根拠として発表した。
ばいする
ばい・する [3] 【倍する】 (動サ変)[文]サ変 ばい・す
倍になる。また,倍にふやす。「旧に―・する御愛顧を」「路の険しきは猶一層を―・す/日光山の奥(花袋)」
ばいずい
ばいずい [0] 【陪随】 (名)スル
貴人のお供をすること。陪従。「宴会に―して甲斐々々しく/鬼啾々(夢柳)」
ばいせい
ばいせい [0] 【媒精】
精子と卵が同じ液体の媒質中におかれるという受精の前提条件をみたして行われる多細胞動物の受精。授精。受精。
ばいせい
ばいせい [0] 【陪星】
衛星のこと。
ばいせき
ばいせき【陪席する】
sit <with a person> .→英和
陪席判事 an associate judge.
ばいせき
ばいせき [0] 【陪席】 (名)スル
(1)身分の高い人と同席すること。「晩餐会に―する」「―の栄に浴する」
(2)「陪席裁判官」の略。
ばいせきさいばんかん
ばいせきさいばんかん [7] 【陪席裁判官】
合議制裁判所を構成する裁判官で,裁判長以外の者。訴訟指揮については裁判長に権限が集中されるが,裁判の評決については裁判長と対等の権限をもつ。陪席判事。
ばいせきはんじ
ばいせきはんじ [5] 【陪席判事】
⇒陪席裁判官(バイセキサイバンカン)
ばいせつ
ばいせつ [0] 【売節】
他からの圧迫に負けて,自分の主義・主張を曲げること。
ばいせん
ばいせん [0] 【媒染】 (名)スル
媒染剤を媒介にして染着・発色させる方法。媒染剤の溶液に浸したのち,染めつける。媒染染法。
ばいせん
ばいせん [0] 【焙煎】 (名)スル
茶の葉やコーヒー豆を焙(ホウ)じ煎(イ)ること。「炭火で―する」「自家―」
ばいせんざい
ばいせんざい [0] 【媒染剤】
媒染染料を染着・発色させるために用いるタンニン剤・クロム・鉄・アルミニウム・スズなどの金属塩。
ばいせんせんりょう
ばいせんせんりょう [5] 【媒染染料】
単独では繊維に染着できず,媒染剤と繊維上で化学反応をして不溶性有色物質となって染着する染料。アリザリンなど。
ばいぜん
ばいぜん [0] 【陪膳】 (名)スル
〔「はいぜん」とも〕
貴人の食膳に侍して給仕をつとめること。また,その人。
ばいそう
ばいそう [0] 【陪葬】 (名)スル
貴人・主君の墓のかたわらに臣下の者を葬って墓を建てること。
ばいそう
ばいそう [0] 【黴瘡】
梅毒のこと。
ばいぞう
ばいぞう [0] 【倍増】 (名)スル
二倍に増えること。ばいまし。「受験生が―する」「所得―」
ばいぞう
ばいぞう【倍増する】
double <one's income> .→英和
ばいた
ばいた [1][0] 【売女】
(1)売春婦。淫売婦。また,それをののしっていう語。
(2)女性,特に不貞な女をののしっていう語。
ばいたい
ばいたい [0] 【媒体】
(1)なかだちをするもの。媒介するもの。
(2)情報伝達の媒介手段となるもの。新聞・ラジオ・テレビなど。メディア。「宣伝―」
(3)記憶媒体のこと。
ばいたい
ばいたい【媒体】
a medium.→英和
ばいたら
ばいたら [0] 【貝多羅】
〔仏〕
〔梵 pattra 木の葉の意〕
多羅樹の葉。古代インドで文字を記すのに用いたもの。転じて,書物・記録の意。また,仏教経典の意。貝葉。貝多葉。多羅葉。
ばいたらよう
ばいたらよう [4] 【貝多羅葉】
貝多羅のこと。貝葉。貝書。
ばいたん
ばいたん [0] 【煤炭】
石炭の旧称。
ばいたんおう
ばいたんおう 【売炭翁】
唐の白居易の「新楽府(シンガフ)」の一編。宮中の役人が市場に出向き,炭売りの老人の炭をただ同然で買い上げる当時の陋習(ロウシユウ)を諷喩(フウユ)した詩。
ばいだい
ばいだい [0] 【倍大】
倍の大きさ。
ばいち
ばいち [1] 【培地】
微生物あるいは動植物の組織などを培養するために調製された液状または固形の物質。培養基。
ばいちょう
ばいちょう [0] 【陪聴】 (名)スル
身分の高い人と同席して聞くこと。
ばいちょう
ばいちょう [0] 【陪塚・陪冢】
大型の古墳に近接する小規模の古墳で,その大型古墳に関連して営まれたとされるもの。ばいづか。
ばいづか
ばいづか [0] 【陪塚】
⇒ばいちょう(陪塚)
ばいていきんが
ばいていきんが 【梅亭金鵞】
(1821-1893) 幕末・明治期の戯作者。江戸の人。本名,瓜生政和。滑稽本「七偏人」で名声を博し,維新後は雑誌「団団珍聞(マルマルチンブン)」の主筆として活躍。
ばいてん
ばいてん【売店】
a stall;→英和
a stand.→英和
ばいてん
ばいてん [0] 【梅天】
梅雨どきの空。つゆぞら。[季]夏。
ばいてん
ばいてん [0] 【売店】
物を売る店。特に,駅・病院・学校・劇場・公園などに設けられた小さな店。
ばいでん
ばいでん [0] 【売電】
自家発電設備から生じる余剰電力を電力会社に売ること。
ばいでん
ばいでん [0] 【買電】
風力・太陽エネルギー発電などの自家発電設備から生じる電力を電力会社が購入すること。
ばいと
ばいと [1] 【陪都】
中国で,国都に準ずる扱いを受けた都市。明代の国都北京に対する金陵(今の南京)などの類。
ばいとく
ばいとく [0] 【売得】
物を売って金を手に入れること。
ばいとくきん
ばいとくきん [0] 【売得金】
売買によって得た金銭。売上金。
ばいど
ばいど [1] 【培土】
(1)作物の根元に土を寄せること。
(2)培養土。
ばいどく
ばいどく【梅毒】
syphilis.→英和
〜性の syphilitic.
ばいどく
ばいどく [1][0] 【梅毒・黴毒】
トレポネマ-パリズムの感染によって起こる慢性伝染病。性交による感染のほか,胎児が母体から感染するものがある。局所にしこり(硬結)ができる第一期,皮膚に紅斑を生じる第二期,皮膚・臓器などにゴム腫を生じる第三期,神経系が侵される第四期に大別する。シフィリス。六百六号。瘡毒。
ばいにく
ばいにく [0] 【梅肉】
梅干しの種子を取り除いた部分。すりつぶしてあえ物などに用いる。
ばいにん
ばいにん [0] 【売人】
(1)品物の売り手。特に,密売組織の末端で,麻薬などの密売品を売る者。「やく(=麻薬)の―」
(2)商売人。あきんど。「ここに酒造れる―に和泉清左衛門といふ有り/浮世草子・五人女 1」
(3)「売女(バイタ)」に同じ。「色は―の事以来袂にも手は触れまい/おぼろ夜(緑雨)」
ばいにん
ばいにん【売人】
[麻薬の] <俗> a pusher.→英和
ばいね
ばいね [0] 【倍値】
二倍の値段。「―で転売する」
ばいばい
ばいばい [1] 【売買】 (名)スル
売ることと買うこと。うりかい。あきない。「品物を―する」
ばいばい
ばいばい【売買】
[取引]trade;→英和
dealing;→英和
a bargain.→英和
〜する deal[trade] <in> .→英和
‖売買契約をする make a contract <with> .売買高 sales amount;a turnover.
ばいばいいちにんかんじょう
ばいばいいちにんかんじょう [1][5] 【売買一任勘定】
有価証券の売買にあたり,取引する銘柄・数量・価格を証券会社に任せて行う取引。1991年(平成3)証券取引法改正により禁止された。取引一任勘定。
ばいばいかかく
ばいばいかかく [5] 【売買価格】
実際に売り買いする際の価格。
→額面価格
ばいばいかんじょう
ばいばいかんじょう [5] 【売買勘定】
期末に,商品の売買損益を計算するために設けられる勘定。
ばいばいけいやく
ばいばいけいやく [5] 【売買契約】
当事者の一方がある財産権を相手方に移すことを約束し,相手方がこれに対して代金を支払うことを約束することによって成立する契約。
ばいばいしょうこきん
ばいばいしょうこきん [0] 【売買証拠金】
商品取引所・証券取引所の会員どうしが締結した取引の履行の担保に,取引所へ預託する証拠金。また,会員が顧客の委託を受けたときに徴収する委託証拠金・委託保証金。
ばいひん
ばいひん [0] 【売品】
売る品物。売りもの。
ばいひん
ばいひん【売品】
goods for sale; <掲示> For Sale.
ばいひん
ばいひん [0] 【陪賓】
主賓とともに招待される客。主賓の相伴(シヨウバン)をする客。
ばいぶん
ばいぶん [0] 【売文】
自分の書いた文章を売って生計を立てること。多く卑下して,また,その行為を卑しめていう語。「―業」「―の徒」
ばいぶん
ばいぶん【売文】
hackwork.→英和
ばいぶんしゃ
ばいぶんしゃ 【売文社】
堺利彦が大逆事件後の社会主義者たちの生活を守り,運動を持続するために設立した代筆屋兼出版社。1910年(明治43)東京で開業。翻訳・代筆などを行う一方,雑誌「へちまの花」(のち「新社会」と改題)を発刊。19年解散。
ばいべん
ばいべん [0] 【買弁・買辧】
(1)中国で,清朝末期から新中国成立まで,外国資本と結びつき自国内の商取引の仲立ちをした中国商人。次第に資本を蓄え,二〇世紀初頭には財閥に成長した。
(2)自国の利益を顧みず,外国資本に奉仕して私利をはかる者。
ばいべんしほん
ばいべんしほん [5] 【買弁資本】
植民地・半植民地または開発途上国で,外国の資本と結びつき,利害をともにする,その土地の資本。
→民族資本
ばいべんてき
ばいべんてき [0] 【買弁的】 (形動)
外国資本の手先となって利益を得るさま。「―な行為」
ばいぼく
ばいぼく [0] 【売卜】
金をとって占いをすること。「―者」
ばいまげ
ばいまげ 【貝髷】
江戸時代の女の髷。簪(カンザシ)を中央に立て,それに髪を巻き込むもの。髷の形が巻貝に似るところからの名。
貝髷[図]
ばいまし
ばいまし [0] 【倍増し】 (名)スル
二倍に増やすこと。「料金を―する」
ばいまわし
ばいまわし [3] 【貝回し・海蠃回し】
ばいごまを回し,ぶつけ合う遊び。古く,重陽(チヨウヨウ)の節句の遊びであった。ばい打ち。[季]秋。
貝回し[図]
ばいめい
ばいめい [0] 【売名】
(利益や名誉を得るために)自分の名前を世間に広めようとすること。「―行為」
ばいめい
ばいめい【売名】
self-advertisement.〜に努める advertise oneself.‖売名家(行為) a publicity seeker (stunt).
ばいも
ばいも [0][1] 【貝母】
(1)アミガサユリの漢名。
(2)生薬の一。アミガサユリの鱗茎(リンケイ)で,生石灰粉をつけて乾かしたもの。鎮咳(チンガイ)・去痰(キヨタン)薬に用いる。
ばいもどし
ばいもどし [0] 【倍戻し】
倍の金額をもどすこと。「手付け損―」
ばいやく
ばいやく [0] 【売薬】
医師の処方箋によらずに販売される薬。
ばいやく
ばいやく【売約】
a sales contract.売約済 <掲示> Sold.
ばいやく
ばいやく【売薬】
(a) patent medicine;a drug.→英和
ばいやく
ばいやく [0] 【売約】 (名)スル
売る約束をすること。
ばいやくずみ
ばいやくずみ [0] 【売約済(み)】
すでに売る約束がしてあること。
ばいよう
ばいよう【培養】
culture;→英和
cultivation.〜する culture;→英和
cultivate.→英和
‖培養基 a (culture) medium.
ばいよう
ばいよう [0] 【貝葉】
⇒貝多羅葉(バイタラヨウ)
ばいよう
ばいよう [0] 【培養】 (名)スル
(1)動植物の組織の一部または個体や微生物を人工的条件下で発育・増殖させること。「赤痢菌を―する」
(2)草木をやしない育てること。転じて,能力・実力などをつちかい育てること。「国力を―する」「深山の樹木は―せざるもよく成長し/学問ノススメ(諭吉)」
ばいようえき
ばいようえき [3] 【培養液】
培養のために調製された液体。対象とする生物体や培養目的により,適切な栄養素・浸透圧・水素イオン濃度その他の条件を整えている。クノープ液・寒天培養基など。
ばいようき
ばいようき [3] 【培養基】
⇒培地(バイチ)
ばいようど
ばいようど [3] 【培養土】
園芸で,植物を栽培するために肥料・腐葉土・石灰などを一定の割合で混ぜ合わせた土。
ばいりつ
ばいりつ【倍率】
(a) magnification;→英和
a competitive rate (入試の).〜10の <field glasses> of 10 magnifications.
ばいりつ
ばいりつ [0] 【倍率】
(1)ある数が基準とする数の何倍になっているかを示す数。「入学試験の―が高い」
(2)拡大または縮小された像や図の大きさと実物や原図との大きさの比。特に,レンズなどの光学系によって生ずる物体の像の大きさともとの物体の大きさとの比。
ばいりょう
ばいりょう [3] 【倍量】
二倍の分量。
ばいりん
ばいりん [0] 【梅林】
梅の木を植えた林。うめばやし。[季]春。
ばいりん
ばいりん [0] 【梅霖】
梅雨(ツユ)。さみだれ。
ばいりん
ばいりん【梅林】
a plum grove.
ばいろ
ばいろ 【陪臚・倍廬】
〔「はいろ」とも〕
雅楽の一。管弦・舞楽両方に用いる。舞楽では,右方の新楽で,平調(ヒヨウジヨウ)の中曲。四人舞の武(ブ)の舞。太平楽の答舞とするため,唐楽であるが,右方に配される。鳥兜(トリカブト)・裲襠(リヨウトウ)をつけ,楯・鉾(ホコ)を持ち,ついで太刀を抜いて舞う。陪臚破陣楽。べろ。
陪臚[図]
ばいろはじんらく
ばいろはじんらく 【陪臚破陣楽】
陪臚の後世の称。
ばう
ば・う バフ 【奪ふ】 (動ハ四)
「うばふ(奪)」の転。「(文ヲ)ありしやうにも―・ひ給はず/源氏(夕霧)」
〔「うばふ」が古くは「むばふ」に近い発音だったことから,「う(む)」に該当するところが表記されず「ばふ」と表記されたもの〕
ばうて
ばうて [0] 【場打て】
その場の雰囲気に押されて,気おくれがすること。「如何にも―がしたのである/大川端(薫)」
ばえん
ばえん 【馬遠】
中国,南宋の画院画家。字(アザナ)は欽山。「馬一角」と呼ばれる独特の構図で力強い山水画を描き,夏珪とともに南宋,院体山水画の代表とされる。日本の室町期山水画成立に大きな影響を与えた。生没年未詳。
ばか
ばか [1] 【馬鹿・莫迦】
〔梵 moha(愚の意)の転か。もと僧侶の隠語。「馬鹿」は当て字〕
■一■ (名・形動)[文]ナリ
(1)知能の働きがにぶい・こと(さま)。そのような人をもいう。
⇔利口
「―な奴(ヤツ)」
(2)道理・常識からはずれていること。常軌を逸していること。また,そのさま。「そんな―な話はない」「―を言うな」
(3)程度が並はずれているさま。度はずれているさま。
→馬鹿に
(4)役に立たないさま。機能を果たさないさま。「スイッチが―になる」
(5)特定の物事に熱中するあまり,社会常識などに欠けること。「学者―」「専門―」「親―」
(6)名詞・形容動詞・形容詞の上に付いて,接頭語的に用い,度はずれているさまの意を表す。「―ていねい」「―正直」「―騒ぎ」「―笑い」「―でかい」
■二■ (感)
相手をののしったり,制止したりするとき発する言葉。「―,やめろ」
ばか
ばか【馬鹿】
[愚かさ]folly;→英和
stupidity;[人]a fool;→英和
a blockhead;→英和
an idiot (白痴).→英和
〜な foolish;→英和
stupid;→英和
silly;→英和
absurd.→英和
〜にする make a fool of;make light of (軽視);laugh at.〜なことをするな Don't be a fool.〜なことを言うな Don't be absurd.→英和
‖馬鹿さわぎ a riot; <米> high jinks.馬鹿正直 over-honest.馬鹿力 brute force.馬鹿丁寧 over-polite.馬鹿話 silly talk.馬鹿笑い a horselaugh.
ばか
ばか (連語)
〔接続助詞「ば」に係助詞「か」の付いたもの〕
(1)未然形に付いて,疑問の意を込めての仮定条件を表す。…たなら,…か。「いかならむいはほの中に住ま―は世のうきことの聞こえ来(コ)ざらむ/古今(雑下)」
(2)已然形に付いて,疑問の意を込めての既定条件を表す。…するので,…か。「来ぬ人をまつ夕暮れの秋風はいかに吹け―わびしかるらむ/古今(恋五)」
ばか
ばか (副助)
〔「ばかり」の転。近世江戸語〕
(1)おおよその程度を表す。ぐらい。「七日―なんのこつたと女房いひ/雑俳・末摘花」
(2)限定の意を表す。だけ。「あたま―入れてくんなと俄雨/柳多留 87」
ばか=と鋏(ハサミ)は使いよう
――と鋏(ハサミ)は使いよう
切れない鋏でも,使い方によっては切れるように,愚かな者でも,仕事の与え方によっては役に立つ。
ばか=に∘する
――に∘する
相手を自分よりも劣ったものとみなす。軽視して油断する。
ばか=になら∘ない
――になら∘ない
軽くみることはできない。いいかげんに扱うことはできない。「交通費も―∘ない」
ばか=になる
――にな・る
(1)本来の機能が失われる。感覚がなくなる。「ねじが―・る」「鼻が―・る」
(2)ばかを装ってその場を耐えたり切り抜けたりする。
(3)理性的な態度をやめる。無邪気になる。「―・って遊ぶ」
ばか=に付ける薬はない
――に付ける薬はない
ばかを治す方法はない。
ばか=の一つ覚え
――の一つ覚え
愚か者が一つのことだけを覚え,どんな場面にも得意になって持ち出す。何度も同じ事を言う人をあざける言葉。
ばか=も休み休み言え
――も休み休み言え
つまらないことを言うのはいいかげんにやめろ。
ばか=を∘見る
――を∘見る
つまらない目にあう。不利益をこうむる。
ばか=を言え
――を言え
「ばかなことを言うな」の意で,相手の言ったことを強く否定し非難するときにいう語。
ばかあたり
ばかあたり [3] 【馬鹿当(た)り】 (名)スル
(1)興行・商売などが信じられないほどあたること。「地味な映画なのに―した」
(2)野球で,打撃が予想をはるかにこえて振るうこと。
ばかあな
ばかあな [0] 【馬鹿穴】
ボルトを通す穴で,直径をボルトより大きめにしてある穴。
ばかいも
ばかいも [0] 【馬鹿芋】
ジャガイモの異名。
ばかいんぎん
ばかいんぎん [3] 【馬鹿慇懃】 (名・形動)[文]ナリ
過度に慇懃である・こと(さま)。ばかていねい。
ばかおどり
ばかおどり [3] 【馬鹿踊り】
(1)型もなく,むやみに踊りさわぐこと。また,その踊り。
(2)馬鹿囃子(バカバヤシ)にあわせた滑稽な踊り。ばかまい。
ばかがい
ばかがい [2] 【馬鹿貝・馬珂貝】
海産の二枚貝。砂底にすみ,殻長約8センチメートル。殻はハマグリに似るが薄く,同心円状の成長脈が明瞭で,表面は黄褐色。赤い足を殻から出した様子を,馬鹿が舌を出した姿に見立ててこの名がある。肉をアオヤギといい,食用にする。クツワガイ。カムリガイ。[季]春。
ばかがい
ばかがい【ばか貝】
a surf clam.
ばかく
ばかく [0] 【馬革】
なめした馬の皮。
ばかく=に尸(シカバネ)を裹(ツツ)む
――に尸(シカバネ)を裹(ツツ)む
〔後漢書(馬援伝)〕
戦場に赴くからには死ぬ覚悟であること。馬援が匈奴(キヨウド)征伐に出撃する覚悟を述べた言葉。
ばかくさい
ばかくさ・い [4] 【馬鹿臭い】 (形)[文]ク ばかくさ・し
いかにもつまらない。ばからしい。「わかりきったことを何度も説明されるのは―・い」
[派生] ――さ(名)
ばかげ
ばかげ 【馬鹿気】 (形動)
いかにもばかのようにみえるさま。「―なる町人,子を一人もたれしが/仮名草子・他我身之上」
ばかげる
ばか・げる [3] 【馬鹿げる】 (動ガ下一)
ばからしく見える。くだらなく思われる。「―・げた話」「このやり方は―・げている」
〔「馬鹿気」の動詞化という〕
ばかごえ
ばかごえ [3] 【馬鹿声】
ばかのような声。間の抜けた声,並はずれて大きな声など。「―をあげる」
ばかさ
ばかさ [1] 【馬鹿さ】
ばかの度合。「―加減(カゲン)が知れる」
ばかさわぎ
ばかさわぎ [3] 【馬鹿騒ぎ】 (名)スル
調子に乗って度を過ごして騒ぐこと。大騒ぎ。「忘年会で―する」
ばかし
ばかし (副助)
〔「ばかり」の転。話し言葉でのくだけた言い方などに用いられる〕
体言またはそれに準ずるもの,副詞・助詞など種々の語に付く。
(1)おおよその程度を表す。ほど。くらい。「千円―の金では買えない」「ちっと―相談したい事がある」
(2)限定の意を表す。だけ。「推理小説―読んでいる」「この頃は遊んで―いる」
(3)(「…たばかし」の形で)動作が完了してまだ間もない段階であることを表す。「買った―の本」「いま出かけた―です」
ばかしょうじき
ばかしょうじき [3] 【馬鹿正直】 (名・形動)[文]ナリ
愚かと思えるほど正直なこと。融通がきかなくて,ただ正直なこと。また,そのさま。また,そのような人をもいう。「―に言われたとおりにする」
[派生] ――さ(名)
ばかす
ばかす【化かす】
bewitch;→英和
enchant.→英和
ばかす
ばか・す [2] 【化かす】 (動サ五[四])
〔古くは「はかす」か〕
術を使ったりして心を迷わせ,正常な判断ができないようにする。「狐に―・される」「関守鳥の空音に―・されて/平家 4」
〔「化ける」に対する他動詞〕
[可能] ばかせる
ばかず
ばかず [0] 【場数】
経験の度数。
ばかず
ばかず【場数】
⇒経験.
ばかず=を踏む
――を踏・む
経験をつむ。場なれする。「決勝戦は,試合の―・んでいる方が有利だ」
ばかたかい
ばかたか・い [4] 【馬鹿高い】 (形)
並みはずれて高い。「野菜が―・い」
[派生] ――さ(名)
ばかたれ
ばかたれ [0] 【馬鹿たれ】
人をののしっていう語。ばか者。ばかやろう。
ばかぢから
ばかぢから [3] 【馬鹿力】
あきれるほどの強い力。「火事場の―」
ばかづら
ばかづら [0] 【馬鹿面】
まのぬけた顔つき。あほうづら。
ばかていねい
ばかていねい [3] 【馬鹿丁寧】 (名・形動)[文]ナリ
不自然と思われるほど丁寧な・こと(さま)。「―なあいさつ」
[派生] ――さ(名)
ばかでかい
ばかでか・い [4] 【馬鹿でかい】 (形)
並外れて大きい。「―・いカボチャ」「―・い声」
[派生] ――さ(名)
ばかどり
ばかどり [2] 【馬鹿鳥】
アホウドリの異名。
ばかなえびょう
ばかなえびょう バカナヘビヤウ [0] 【馬鹿苗病】
イネが黄化徒長し,枯死する病気。馬鹿苗病菌の寄生によって起こる。この菌はジベレリンを産する。
ばかに
ばかに [1] 【馬鹿に】 (副)
普通でなく程度が並外れているさま。異様に。いやに。ひどく。「今日は―暑い」
ばかね
ばかね [2] 【馬鹿値】
度はずれに高い,または安い値段。
ばかねん
ばかねん [0] 【馬鹿念】
度が過ぎるほど念を入れること。「―おさずと,落ち付いてござりませ/歌舞伎・当穐八幡祭」
ばかばかしい
ばかばかし・い [5] 【馬鹿馬鹿しい】 (形)[文]シク ばかばか・し
(1)非常にくだらない。恐ろしくばかげている。「いつまでも同じ議論を繰り返しているのは―・いかぎりだ」
(2)程度がはなはだしい。普通では考えられないほどひどい。「―・い安値」
[派生] ――げ(形動)――さ(名)
ばかばなし
ばかばなし [3] 【馬鹿話】
たわいない話。くだらない話。
ばかばやし
ばかばやし [3] 【馬鹿囃子】
東京およびその近郊の祭り囃子の一。笛・太鼓・摺鉦(スリガネ)を用い,おかめやひょっとこなどの踊りを伴うこともある。葛西(カサイ)囃子・神田囃子などがある。屋台囃子。
〔わかばやし(若囃子)の転化したもの。騒々しいので,この名がついたという〕
ばかまい
ばかまい [2][0] 【馬鹿舞】
⇒馬鹿踊(バカオド)り(2)
ばかもの
ばかもの [0] 【馬鹿者】
愚かな者。
ばかやろう
ばかやろう [3][4] 【馬鹿野郎】
人をののしっていう語。「この―」
ばからしい
ばからし・い [4] 【馬鹿らしい】 (形)[文]シク ばから・し
愚かに思える。無意味だ。つまらない。ばかばかしい。「外国品だからいいと信じこむとは―・い話だ」「自慢話など―・くて聞いていられない」
[派生] ――げ(形動)――さ(名)
ばかり
ばかり (副助)
〔動詞「はかる」の連用形から転成した名詞「はかり」から。話し言葉でのくだけた言い方に「ばっかり」「ばかし」「ばっかし」などの形を用いることがある〕
体言または体言的なもの,副詞,活用語の連体形などに接続する。活用語に付く場合,古くは終止形にも接続した。
(1)物事を限定する意を表す。活用語に付く場合,古くは連体形に接続することが多い。
(ア)そのもの一つに限定する。だけ。のみ。「いつも怒って―いる」「これ―でなく,ほかのもあげないと,あの人は満足しないでしょう」「人目のかざり―は,いとよくもてなし聞え給ふ/源氏(初音)」
(イ)程度がそれ以上に出ないの意を表す。…にすぎない。「今はただ故人の冥福を祈る―であります」「藤の衣,麻のふすま,得るにしたがひて,肌(ハダエ)をかくし,野辺のおはぎ,峰の木の実,わづかに命をつぐ―なり/方丈記」
(ウ)ただそれだけで,他になにもありえないの意を表す。「毎日,雨―降っている」「まわりが静かな―で他にとりえはありません」「みかどの御子といふ―にこそあれ/源氏(紅葉賀)」
(エ)(「ばかりに」の形で)ただそれだけの原因で,事態が悪化するの意を表す。「忠告をした―に,かえって恨まれてしまった」「今来むといひし―に長月の有明けの月をまちいでつるかな/古今(恋四)」
(2)物事の程度を表す。活用語に付く場合,古くは終止形に接続することが多い。
(ア)おおよその程度を表す。ほど。ぐらい。「子牛―もある大きな犬」「餌袋(エブクロ)の内に,塵―も入れたる物なし/今昔 27」
(イ)(下に打ち消しの語を伴って)最高・最上の程度であることを表す。「ある人の,『月―面白きものはあらじ』と言ひしに/徒然 21」
(ウ)(数量を表す語に付いて)だいたいの分量・時刻・距離などを表す。「千円―貸してくれ」「夜なか,三時―に眼がさめた」「あはひ一町―に追ひ付きて/平家 8」「その夜の夜半―/平家 5」「三寸―なる人,いとうつくしうてゐたり/竹取」
(エ)ある動作がすぐにも実行される段階にあることを表す。「出かける―のところへ人が来た」「泣きださん―の顔」「御衣の御後引きつくろひなど,御沓(クツ)を取らぬ―にし給ふ/源氏(紅葉賀)」
(オ)(「…たばかり」の形で)動作が完了して,まだ間もないことを表す。「作った―の洋服」「建てた―の家」「いま出かけた―です」
〔(1)上代からある語で,(2)
(ア)の「ほど」「ぐらい」など,程度を表すのが本来の用法。(2)活用語に付く場合,古くは,終止形に接続するのは「程度」の意を表し((2)参照),連体形に接続するのは「限定」の意を表す((1)参照)のが一般であるが,これには例外もある。
(ア)終止形接続で限定の意(「だけ」)を表すもの。「御官冠(ミツカサカウブリ)つかうまつりて死ぬ―なり/竹取」
(イ)連体形接続で程度の意(「ほど」)を表すもの。「時々思ひわかぬ―の心にては/源氏(帚木)」〕
ばかりか
ばかりか (連語)
〔副助詞「ばかり」に係助詞「か」の付いたもの〕
物事がただそれだけに限られず,他にまで及ぶ意を表す。…だけでなく。「風―雨まで降ってきた」「いくら呼んでも,返事をしない―,うるさいぞとどなり返してきた」
ばかりに
ばかりに (連語)
〔副助詞「ばかり」に格助詞「に」の付いたもの〕
(接続助詞的に用いて)ただそれだけの原因・理由で,事態が悪化するような結果が導かれることを表す。「ちょっと油断をした―,とんでもないことになってしまった」「ちょっと口をすべらした―,すっかり怒らせてしまった」
ばかわらい
ばかわらい [3] 【馬鹿笑い】 (名)スル
けたたましく大声で笑うこと。
ばかん
ばかん 【馬韓】
古代朝鮮の三韓の一。三世紀頃,漢江以南の朝鮮半島南西部に分立した五十余の小国から成る。四世紀にその一国である百済(クダラ)が統一。
ばかん
ばかん バクワン 【馬関】
〔古く赤馬関(アカマガセキ)と称したことから〕
下関の雅称。
ばか貝
ばかがい【ばか貝】
a surf clam.
ばがば
ばがば 【薄伽婆】
〔梵 Bhagavat〕
⇒薄伽梵(バガボン)
ばがぼん
ばがぼん 【薄伽梵・婆伽梵】
〔梵 Bhagavat〕
〔仏〕 如来一般のこと。また特に,釈迦のこと。世尊。薄伽婆(バガバ)。
ばきゃく
ばきゃく [0] 【馬脚】
馬の脚。
ばきゃく
ばきゃく【馬脚をあらわす】
betray oneself;show the cloven hoof[one's true colors].
ばきゃく=を露(アラ)わす
――を露(アラ)わ・す
〔芝居で,馬の脚に扮(フン)していた人が正体をあらわす意から〕
隠していたことが明らかになる。化けの皮がはがれる。
ばきん
ばきん 【馬琴】
⇒曲亭馬琴(キヨクテイバキン)
ばぎょう
ばぎょう [1] 【ば行・バ行】
五十音図のハ行の濁音行。ば・び・ぶ・べ・ぼ。
ばく
ば・く 【化く】 (動カ下二)
⇒ばける
ばく
ばく [1] 【縛】
(1)しばること。しばられること。縄目。「―に就く」
(2)〔仏〕 煩悩(ボンノウ)の異名。
ばく
ばく [1] 【漠】
■一■ (ト|タル)[文]形動タリ
広すぎて,つかみどころのないさま。ぼんやりして,はっきりしないさま。「―とした不安」
■二■ (名)
数の単位。渺(ビヨウ)の一〇分の一,すなわち一〇のマイナス一二乗。
ばく
ばく [1] 【貘・獏】
(1)奇蹄目バク科の哺乳類の総称。体長2〜3メートル内外。体形はカバに似る。鼻と上唇が結合して長く伸びる。体毛は短く疎生する。密林の水辺に生息し,木の実などを食う。中南米に分布するアメリカバク,東南アジアに分布するマレーバクなど。
(2)中国の想像上の動物。体形は熊に,鼻は象に,目は犀(サイ)に,尾は牛に,足は虎に似るという。人の悪夢を食うという。
貘(1)[図]
ばく
ばく【獏】
《動》a tapir.→英和
ばくあつ
ばくあつ [0] 【爆圧】
爆発の際の爆風の圧力。
ばくい
ばくい [1] 【幕威】
幕府の威光。幕府の威力。
ばくう
ばくう [1] 【麦雨】
麦の実る頃降る雨。五月雨。
ばくえい
ばくえい [0] 【幕営】 (名)スル
幕をはりめぐらして,野営すること。また,その陣営。「予等が―してゐた谷地(コクチ)に向つて/肉弾(忠温)」
ばくえき
ばくえき [0] 【博奕】
囲碁・双六(スゴロク)・花札などの勝負ごと。また,ばくち。ばくよう。
ばくえん
ばくえん [0] 【爆煙】
爆発による煙。
ばくえん
ばくえん [0] 【邈焉・藐焉】 (ト|タル)[文]形動タリ
非常に遠いさま。遠くてはっきりしないさま。「―たる大空の百千の提灯を掲げ出せるあるのみ/春(藤村)」
ばくおん
ばくおん [0] 【爆音】
(1)飛行機・オートバイなどのエンジンの発する大きな音。
(2)火薬・ガスなどの爆発する音。爆発音。
ばくおん
ばくおん【爆音】
a roar <of an engine> ;→英和
an explosion (爆発の).→英和
ばくか
ばくか [1] 【幕下】
⇒ばっか(幕下)
ばくが
ばくが [0] 【麦芽】
麦,特に大麦を発芽させたもの。アミラーゼを含み,ビールや水飴(ミズアメ)を作るのに用いる。麦もやし。
ばくが
ばくが [0][1] 【麦蛾】
キバガ科の小形のガ。はねの開張約15ミリメートル。淡褐色。成虫は麦の穂に産卵し,幼虫は貯蔵穀物の穀粒内に侵入して食害する。世界中に分布する。
ばくが
ばくが【麦芽】
malt.→英和
麦芽糖 maltose.→英和
ばくがあめ
ばくがあめ [3] 【麦芽飴】
デンプンを麦芽のアミラーゼで糖化して作った飴。
ばくがとう
ばくがとう [0] 【麦芽糖】
二糖類の一つでブドウ糖の二量体。デンプンに麦芽中のアミラーゼを作用させて得られる。化学式 C��H��O�� 水に溶けやすい針状の結晶で,甘味はショ糖より弱い。水飴の主成分。マルトース。
ばくぎ
ばくぎ [1] 【駁議】
相手の説に反対して述べる議論。駁論。
ばくぎゃく
ばくぎゃく [0] 【莫逆】
〔逆らうことなし,の意〕
互いに争うことがない親しい間柄。また,親しい友。ばくげき。
ばくぎゃくのとも
ばくぎゃくのとも [6] 【莫逆の友】
きわめて親密な友。「三郎とは―で/薄命のすず子(お室)」
ばくぎゃくのまじわり
ばくぎゃくのまじわり 【莫逆の交わり】
非常に親しい付き合い。
ばくぐん
ばくぐん [0] 【幕軍】
幕府の軍勢。
ばくげき
ばくげき [0] 【爆撃】 (名)スル
航空機から爆弾などを落として攻撃すること。「基地を―する」
ばくげき
ばくげき【爆撃】
bombing.〜する bomb <a town> .→英和
‖爆撃機 a bomber.
ばくげき
ばくげき [0] 【莫逆】
「ばくぎゃく(莫逆)」に同じ。
ばくげき
ばくげき [0] 【駁撃】 (名)スル
他人の言論を攻撃すること。反駁。「天賦人権説を―せし学者/天賦人権論(辰猪)」
ばくげきき
ばくげきき [4][3] 【爆撃機】
爆弾を積んで敵地に行き,上空から爆撃するための軍用機。
ばくごう
ばくごう [0] 【爆轟】
爆発の際に火炎が音速を超える速さで伝播していく現象。大きな圧力変化を生じ,強い破壊作用がある。デトネーション。
ばくさい
ばくさい [0] 【爆砕】 (名)スル
爆発物を用いてこなごなにこわすこと。「ビルを―する」
ばくさい
ばくさい [0] 【博才】
ばくちの才能。かけごとに勝つ才能。
ばくさつ
ばくさつ [0] 【爆殺】 (名)スル
爆弾で殺すこと。
ばくざつ
ばくざつ [0] 【駁雑】 (名・形動)[文]ナリ
〔「はくざつ」とも〕
いりまじってまとまりがないこと。雑然としていること。また,そのさま。雑駁(ザツパク)。「―多端」「書生社会に行はるる―なる転訛(ナマリ)言葉/当世書生気質(逍遥)」
ばくし
ばくし [0] 【爆死】 (名)スル
爆撃・爆発で死ぬこと。
ばくし
ばくし【爆死する】
be killed by a bomb.→英和
ばくしゃ
ばくしゃ [1] 【幕舎】
野外にテントを張った営舎。
ばくしゅ
ばくしゅ [1] 【麦酒】
(1)麦を醸造した酒の総称。
(2)ビール。
ばくしゅう
ばくしゅう [0] 【麦秋】
麦の熟する頃。初夏の頃。むぎあき。むぎのあき。[季]夏。《―の見ゆる木の間となりにけり/田村木国》
ばくしゅう
ばくしゅう [0] 【麦秀】
〔「秀」は麦の穂,また,穂がのびる意〕
「麦秀の嘆」に同じ。
ばくしゅうのうた
ばくしゅうのうた 【麦秀の歌】
〔史記(宋世家)〕
殷(イン)の紂王(チユウオウ)の叔父箕子(キシ)が,周の代になって,殷の都の滅んだ跡に麦が穂を出しているのを見て,故国の滅亡を嘆いて作った歌。麦秀の嘆。
ばくしゅうのたん
ばくしゅうのたん 【麦秀の嘆】
〔「麦秀の歌」から〕
亡国の嘆き。麦秀。麦秀のなげき。
ばくしょ
ばくしょ [1] 【曝書】 (名)スル
書物を風に当てたり,日にさらしたりして,虫干しすること。[季]夏。
ばくしょう
ばくしょう [0] 【爆笑】 (名)スル
大勢の人が一度にどっと笑うこと。「満場の人が―する」
ばくしょう
ばくしょう [0] 【爆傷】
爆弾などの爆発によって受けた傷。爆創(バクソウ)。
ばくしょう
ばくしょう【爆笑】
a roar of laughter.〜する burst into laughter;burst out laughing.
ばくしん
ばくしん【驀進する】
dash <forward,toward a thing> .→英和
ばくしん
ばくしん [0] 【爆心】
爆発・爆撃の中心。「―地」
ばくしん
ばくしん [0] 【幕臣】
幕府の臣下。旗本・御家人など。
ばくしん
ばくしん [0] 【驀進】 (名)スル
勢いよく,まっしぐらに進むこと。「―する列車」
ばくしんち
ばくしんち【爆心地】
a hypocenter.
ばくじょうい
ばくじょうい バクジヤウヰ [3] 【瀑状胃】
胃の穹窿(キユウリユウ)部が大きく広がり後方にふくらんで,頭を下げた形になっているもの。胃のバリウム検査の時,まずこの部位にバリウムが貯留し,あふれて下に流れ落ちるためこの名がある。
ばくすい
ばくすい 【麦水】
⇒堀(ホリ)麦水
ばくすい
ばくすい [0] 【麦穂】
麦の穂(ホ)。
ばくする
ばく・する [3] 【駁する】 (動サ変)[文]サ変 ばく・す
他人の意見に反対し,批判・攻撃する。反駁する。論駁する。「或は―・し或は賛しぬる中に/蜃中楼(柳浪)」
ばくする
ばく・する [3] 【縛する】 (動サ変)[文]サ変 ばく・す
(1)縄でくくる。しばる。「われを鞍に―・せし男のいふやう/即興詩人(鴎外)」
(2)自由を奪う。「貧時には貧に―・せられ/吾輩は猫である(漱石)」
ばくせい
ばくせい [0] 【瀑声】
滝の音。
ばくせい
ばくせい [0] 【幕政】
幕府の政治。「―の改革」
ばくせきざん
ばくせきざん 【麦積山】
中国,甘粛省の南東端部,秦嶺山脈の西端にある仏教遺跡。切り立った絶壁の東崖と西崖に大小多数の石窟と仏龕(ブツガン)がある。多くは北魏(ホクギ)から隋にかけて造営された。マイチー-シャン。
ばくせつ
ばくせつ [0] 【駁説】
他人の意見を非難攻撃する説。
ばくぜん
ばくぜん [0] 【爆然】 (ト|タル)[文]形動タリ
大きな音で爆発するさま。「―たる鉄砲の声ありて/鉄仮面(涙香)」
ばくぜん
ばくぜん [0] 【驀然】 (ト|タル)[文]形動タリ
まっしぐらに進むさま。また,にわかに起こるさま。「―として敵の一人を生捕つた/吾輩は猫である(漱石)」「菜の花の香を嗅(キ)いて,―思ひ出せば/思出の記(蘆花)」
ばくぜん
ばくぜん【漠然とした(漠然と)】
vague(ly);→英和
obscure(ly);→英和
ambiguous(ly).→英和
ばくぜん
ばくぜん [0] 【漠然】 (ト|タル)[文]形動タリ
ぼんやりとしてはっきりしないさま。広くてとりとめのないさま。「―と考える」「―とした話で筋がとらえにくい」「単調―たる北米大陸中部の平野/ふらんす物語(荷風)」
ばくそう
ばくそう [0] 【曝葬】
「風葬(フウソウ)」に同じ。
ばくそう
ばくそう [0] 【爆走】 (名)スル
自動車やオートバイなどが,ものすごい音を立てて走ること。
ばくたい
ばくたい [0] 【縛帯】
傷口などをしばる幅のせまい布。
ばくだい
ばくだい [0] 【莫大】
中国の柏樹の果実。水にもどして海綿状になった果肉をすくいとって,刺身のあしらいなどにする。莫大海。
ばくだい
ばくだい [0] 【莫大】 (形動)[文]ナリ
〔これより大なるは莫(ナ)しの意。古くは「ばくたい」〕
(1)程度や数量が非常に大きいさま。きわめて多いさま。「―な財産」「―な損失」
(2)(副詞的に用いて)非常に。はなはだ。「懸造・石蔵等今一重は略すべきの間,―御公平となすべき由/満済准后日記」
[派生] ――さ(名)
ばくだい
ばくだい【莫大な】
vast;→英和
immense.→英和
ばくだん
ばくだん [0] 【爆弾】
〔「爆裂弾」の略〕
(1)ダイナマイトや TNT を充填(ジユウテン)した爆発物。投下して爆発させ,人の殺傷や施設の破壊などを目的とする兵器。
(2)米・とうもろこしなどを密封し,加熱加圧して破裂させた食品。爆弾あられ。
(3)戦後に出回った,密造の粗悪な焼酎。
(4)ゆで卵を魚のすり身で包んで揚げたおでん種。
(5)突然で,しかも大きな影響・混乱を与えるようなもののたとえ。「―発言」「―声明」
ばくだん
ばくだん【爆弾】
a bomb.→英和
〜を投下する bomb.〜を投げつける throw a bomb <at> .‖爆弾犯人 a bomber.⇒爆撃.
ばくだんあられ
ばくだんあられ [5] 【爆弾霰】
「爆弾{(2)}」に同じ。
ばくち
ばくち【博打】
gambling.→英和
〜を打つ gamble.→英和
‖博打打ち a gambler.
ばくち
ばくち [0] 【博打・博奕】
〔「ばくうち」の転〕
(1)金品をかけて,賽(サイ)や花札・トランプなどの勝負をすること。賭博(トバク)。ばくえき。「―を打つ」
(2)成功の可能性は薄くても,思い切ってしてみること。「大(オオ)―」「―に出る」
(3)「ばくちうち」に同じ。「昔,―の子の年若きが/宇治拾遺 9」
ばくち
ばくち [1] 【驀地】 (形動)[文]ナリ
まっしぐらに進むさま。驀然。「之を攻むるや,威を揮つて―に進み/肉弾(忠温)」
ばくちうち
ばくちうち [3] 【博打打ち】
ばくちを打つ人。また,それを生業としている人。博徒(バクト)。
ばくちく
ばくちく【爆竹(を鳴らす)】
(set off) a firecracker.→英和
ばくちく
ばくちく [0] 【爆竹】
(1)竹や紙筒に火薬を詰め,火をつけて鳴らすもの。もと中国で,除夜から新年にかけて,青竹を焼いて音をたて鬼を追い払ったことに始まる。現在は正月のほか,祭日・祝日などにも用いて景気を添える。
(2)左義長(サギチヨウ)でたく火。
ばくちじる
ばくちじる [4] 【博打汁】
豆腐・瓜(ウリ)などを,賽(サイ)の目に切って実とした汁。
ばくちのき
ばくちのき [5] 【博打の木】
バラ科の常緑高木。暖地に生える。樹皮は灰褐色で鱗片状にはげ落ち,あとが赤黄色となる。和名はこれを博打に負けて裸になるのにたとえたものという。葉は長楕円形でかたく,葉柄の上部に一対の腺がある。秋,葉腋に白色の小五弁花を穂状につける。ビランジュ。ビラン。ハダカギ。
ばくちゃく
ばくちゃく [0] 【縛着】 (名)スル
ロープや綱で結びつけること。「釣床(ハンモツク)を―して/此一戦(広徳)」
ばくちん
ばくちん [0] 【爆沈】 (名)スル
艦船が爆発を起こして沈むこと。また,爆弾などで沈めること。
ばくちん
ばくちん【爆沈する】
blow up (and sink) (沈める).
ばくと
ばくと [1] 【博徒】
ばくちうち。
ばくとした
ばくとした 【漠とした】 (連語)
⇒ばく(漠)
ばくにょう
ばくにょう [0] 【麥繞】
漢字の繞(ニヨウ)の一。「麹」「麺」などの「麥」の部分。
ばくねん
ばくねん [0] 【爆燃】
内燃機関において,ガスの混合比・圧縮比などに不調が生じて,シリンダー内部の気体が爆発的に燃焼すること。機関に衝撃的な振動が加わる。
ばくのふだ
ばくのふだ 【貘の札】
バクを描いた札。悪夢を避けるとして,節分や大晦日,また,初夢の夜などに寝床に敷いた。「夢違ひの―,宝舟売りなど/浮世草子・一代男 3」
ばくは
ばくは [0][1] 【爆破】 (名)スル
爆薬を用いて破壊すること。「岩石を―する」「―作業」
ばくは
ばくは【爆破】
explosion;→英和
blowing up.〜する blow up.
ばくはつ
ばくはつ【爆発】
(an) explosion;→英和
(an) eruption (火山の).〜する(させる) explode;→英和
blow up;erupt (火山が).→英和
‖爆発物 an explosive.
ばくはつ
ばくはつ [0] 【爆発】 (名)スル
(1)発熱を伴う急激な化学反応,気体や液体の急激な膨張や相変化,あるいは核反応の結果,急激に増大した圧力が瞬時に解放される現象。しばしば光・音響・衝撃波の発生や,機械的な破壊を引き起こす。「火薬が―する」「―音(オン)」
(2)内にこもっていた感情などが,一時に,激しい勢いで表に現れること。「怒りが―する」
ばくはつてき
ばくはつてき [0] 【爆発的】 (形動)
短い間に急速に物事が行われたり広まったりするさま。「―に売れる」「―な人口増加」「―な人気をよぶ」
ばくはつはんい
ばくはつはんい [5] 【爆発範囲】
可燃性気体と空気・酸素などとの混合気体が点火により爆発を起こすような濃度または圧力の範囲。
ばくはつぶつ
ばくはつぶつ [4] 【爆発物】
加熱や衝撃などにより爆発を起こす性質の物質。また,火薬類の総称。
ばくはつやく
ばくはつやく [4] 【爆発薬】
火薬類のうち,衝撃波による物体の破壊に主に利用されるもの。ピクリン酸・トリニトロトルエン( TNT )・ニトログリセリン・ダイナマイト・カーリットなど。爆薬。
ばくはつりょく
ばくはつりょく [4] 【爆発力】
物質が,ある条件下で瞬間的に燃焼・爆発するときの強さ。
ばくはん
ばくはん [0] 【麦飯】
むぎめし。
ばくはんたいせい
ばくはんたいせい [5] 【幕藩体制】
江戸幕府と,その支配下にありながら独立の領地をもつ諸藩とを統治機関とする封建的な政治体制。領国と兵農分離のもとで,幕府・諸藩が領主として,本百姓から米を主とする現物年貢を直接収奪する社会関係を基本とする。
ばくばく
ばくばく [0] 【邈邈】 (ト|タル)[文]形動タリ
とおいさま。遠邈。「―たる地平の彼方」
ばくばく
ばくばく [0] 【寞寞】 (ト|タル)[文]形動タリ
ひっそりとして寂しいさま。「世間は唯寂々(セキセキ)―として/蜃中楼(柳浪)」
ばくばく
ばくばく [0] 【漠漠】 (ト|タル)[文]形動タリ
(1)はてしないさま。「人の住居せざる―たる曠原に於て/天賦人権論(辰猪)」
(2)雲などの一面におおうさま。うす暗いさま。「余煙―として/佳人之奇遇(散士)」
(3)とらえどころのないさま。ぼんやりしたさま。「―とした印象」
ばくふ
ばくふ [1] 【幕府】
(1)〔戦場で,幕を張って将軍の陣営としたことから〕
将軍の本営。柳営。
(2)近衛府の唐名。転じて,近衛大将の居館。
(3)〔右近衛大将であった源頼朝が征夷大将軍となったのちもその居館をさしたことから〕
武家政権の政庁。また,鎌倉・室町・江戸幕府の将軍。また,武家政権そのもの。
ばくふ
ばくふ【幕府】
the <Tokugawa> shogunate.→英和
ばくふ
ばくふ [1] 【瀑布】
滝。[季]夏。
ばくふ
ばくふ【瀑布】
⇒滝.
ばくふう
ばくふう [0] 【爆風】
爆発によって起こる強い風。
ばくふう
ばくふう【爆風】
a (bomb) blast.
ばくふせん
ばくふせん [0] 【瀑布線】
〔fall line〕
山地から並列して流れ下る河川が形づくる急流や滝のある所を連ねた線。アパラチア山脈の東麓(トウロク)の台地と海岸平野との間に好例がある。滝線。
ばくふせんとし
ばくふせんとし [6] 【瀑布線都市】
⇒滝線(タキセン)都市
ばくほく
ばくほく [0] 【漠北】
ゴビ砂漠の北,モンゴル国に当たる地域。外蒙古。
ばくまつ
ばくまつ [0] 【幕末】
江戸幕府の末期。普通,1853年のペリー来航以降をいう。
ばくまつけんがいしせつ
ばくまつけんがいしせつ 【幕末遣外使節】
江戸幕府が開港以降明治維新までに,外交交渉のために外国に派遣した使節。1860年日米修好通商条約批准書交渉のためアメリカに派遣したのをはじめ,前後六回にわたって行われた。
ばくめい
ばくめい [0] 【爆鳴】
爆発音を発すること。また,その音。
ばくめい
ばくめい [0] 【幕命】
幕府から出された命令。
ばくめいき
ばくめいき [3] 【爆鳴気】
水素二体積と酸素一体積との混合気体(水素爆鳴気)。点火すると,爆音を発して化合し,水を生ずる。その際,多量の熱を発する。また,水素一体積と塩素一体積との混合気体(塩素爆鳴気)も,同様にして塩化水素を生ずる。
ばくもの
ばくもの 【ばく物】
いかがわしい物。げて物。「―をのみ目にふれし/鶉衣」
ばくもんどう
ばくもんどう [0] 【麦門冬】
ジャノヒゲの漢名。また,その根の瘤(コブ)を乾した生薬。滋養・強壮などに用いる。
ばくや
ばくや [1] 【莫耶】
(1)名剣のこと。干将(カンシヨウ)莫耶。
(2)文楽の首(カシラ)の一。極悪の老婆を表すもので,鬼婆などに用いる。
ばくやく
ばくやく【爆薬】
(an) explosive.→英和
ばくやく
ばくやく [0] 【爆薬】
⇒爆発薬(バクハツヤク)
ばくよう
ばくよう 【博奕】
〔「よう」は呉音「やく」の転〕
「ばくえき(博奕)」に同じ。「―をして,親にもはらからにも憎まれければ/大和 54」
ばくらい
ばくらい [0] 【爆雷】
潜水艦攻撃用の兵器の一。水中に投下して一定の深さに達すると爆発する爆弾。
ばくり
ばくり [1] 【幕吏】
幕府の役人。
ばくりゅうしゅ
ばくりゅうしゅ バクリフ― [3] 【麦粒腫】
まつ毛の根もとの脂腺の急性化膿性炎症。まぶたの一部が赤くはれて痛みが強い。ものもらい。めいぼ。
ばくりょう
ばくりょう [0] 【幕僚】
(1)将軍・君主などの参謀。
(2)軍隊で,司令部に直属し参謀事務に関与する将校。
ばくりょう
ばくりょう【幕僚】
the staff (総称);→英和
a staff officer.
ばくりょう
ばくりょう [0] 【曝涼】
図書・衣類・諸道具などを,日にさらし風を通すこと。虫干し。[季]夏。
ばくりょう
ばくりょう [0] 【幕領】
江戸幕府の領土。天領。
ばくりょうかんぶ
ばくりょうかんぶ [5] 【幕僚監部】
防衛庁長官の幕僚機関。陸上・海上・航空各自衛隊に置かれ,訓練計画・部隊の配置などを行う。
ばくりょうちょう
ばくりょうちょう [3] 【幕僚長】
各幕僚監部の長として防衛庁長官を補佐し,それぞれの隊を指揮・監督する自衛官。
ばくりんちょう
ばくりんちょう [0] 【麦林調】
伊勢の麦林(中川乙由)・岩田涼菟(リヨウト)の一派の俳風。平俗卑近な点で美濃派に近く,美濃派とともに田舎蕉門と呼ばれ,流行した。
→伊勢派
ばくれつ
ばくれつ [0] 【爆裂】 (名)スル
爆発し,破裂すること。「地雷が―する」
ばくれつかこう
ばくれつかこう [5] 【爆裂火口】
火山の爆裂によって山体の一部が爆破された跡の火口。磐梯山(バンダイサン)はこの例。
ばくれつだん
ばくれつだん [4] 【爆裂弾】
爆弾の,明治時代の呼称。
ばくれつやく
ばくれつやく [4] 【爆裂薬】
爆発薬の明治時代の呼称。
ばくれん
ばくれん [0] 【莫連】
世間ずれしてあつかましいこと。また,そういう人。すれっからし。女性についていうことが多い。「すねんのこうにておしまはす大―/安愚楽鍋(魯文)」
ばくろ
ばくろ [1] 【暴露・曝露】 (名)スル
(1)他人の秘密・悪事などをあばいて明るみに出すこと。「秘密を―する」
(2)直接風雨にさらされること。また,さらすこと。
ばくろ
ばくろ【暴露】
disclosure;exposure.→英和
〜する[あばく]disclose;→英和
expose;→英和
bring <a matter> to light;unmask;→英和
[露見する]be exposed[discovered];come out.
ばくろう
ばくろう [0] 【幕老】
幕府の老臣。
ばくろう
ばくろう [0] 【麦隴】
麦畑。
ばくろう
ばくろう [0] 【麦浪】
麦の穂が,風になびくさまを波にたとえた語。麦の穂波。
ばくろう
ばくろう [0][3] 【博労・馬喰・伯楽】
〔「伯楽(ハクラク)」の転〕
(1)牛馬の売買や周旋をする人。
(2)馬や牛のよしあしを見分けたり,病気を治したりした人。
ばくろこうはん
ばくろこうはん [4] 【暴露甲板】
最上部の甲板。露天甲板。
ばくろちょう
ばくろちょう 【馬喰町】
東京都中央区の町名。問屋街。江戸時代には地方からの旅人宿が多かった。町名は馬喰が多く住んでいたことからという。
ばくろん
ばくろん [0] 【駁論】 (名)スル
他人の意見に反対して非難攻撃すること。また,その論。「語気鋭く―する」
ばくろん
ばくろん【駁論】
(a) refutation.⇒反駁する.
ばく物
ばくもの 【ばく物】
いかがわしい物。げて物。「―をのみ目にふれし/鶉衣」
ばぐ
ばぐ [1] 【馬具】
馬の装具の総称。制御,騎手の安定,装飾,武具の用をする。鞍(クラ)・鐙(アブミ)・轡(クツワ)・手綱・腹帯など。
ばぐ
ばぐ【馬具】
harness.→英和
〜をつける harness <a horse> .
ばぐそく
ばぐそく [2] 【馬具足】
⇒馬鎧(ウマヨロイ)
ばけ
ばけ [2] 【化け】
(1)化けること。姿を変えること。
(2)釣りで,擬餌鉤(ギジバリ)の一。鉤の軸に乾燥した魚皮・ビニール片・色糸などを巻き付けたもの。
(3)「ばけもの(化物)」の略。「どうでもこりやあ―だな/歌舞伎・御摂勧進帳」
(4)ごまかし。「またすぐ―を言ふわいの/仮名草子・難波鉦」
ばけ
ばけ 【術】
〔「ばけ(化)」と同源。「はけ」とも〕
てだて。はかりごと。「必ず善き―有らむ/日本書紀(神代下訓)」
ばけがく
ばけがく [2] 【化学】
化学(カガク)。同音の「科学」と区別していうための語。
ばけく
ばけく [2] 【化け句】
雑俳の冠付(カムリヅ)けの一手法。暗喩または暗示的な表現を用いた難解な付け方。例えば,浅草海苔で巻き鮨(ズシ)をする意を「金竜山(浅草寺の山号)で菩薩(飯の意)巻」とよむ類。天保(1830-1844)期に大坂で流行。
ばけねこ
ばけねこ [0] 【化け猫】
人などに化ける魔力のある猫。猫の妖怪。
ばけのかわ
ばけのかわ [5] 【化けの皮】
素姓や真実を隠し装っている外見。「―をはぐ」「―がはがれる」
ばけのかわ
ばけのかわ【化けの皮をはぐ】
unmask[expose] <a person> ;→英和
detect <a fraud> .→英和
ばけのかわ=を現(アラワ)す
――を現(アラワ)・す
正体をあらわす。本性をあらわす。
ばけもの
ばけもの [3][4] 【化け物】
(1)異様な姿・形をして,化け現れたもの。妖怪変化。おばけ。「―が出た」
(2)普通の人間とは思われない能力をもっている人。
ばけもの
ばけもの【化物】
⇒おばけ.
ばけものやしき
ばけものやしき [5] 【化け物屋敷】
化け物が出るといわれる家。おばけ屋敷。
ばける
ば・ける [2] 【化ける】 (動カ下一)[文]カ下二 ば・く
(1)本来の姿をかえて別のものになる。特に,狐などが姿をかえる。「狐が美女に―・ける」
(2)化粧や変装によって普段とは異なる様子になる。「僧に―・けて落ちのびる」「おもては―・けたるにこそ/宇津保(国譲下)」
(3)全く別のものに変わる。「授業料が下宿代に―・けた」
〔「化かす」に対する自動詞〕
ばける
ばける【化ける】
turn oneself <into> ;disguise oneself <as> (変装).
ばけん
ばけん [0] 【馬券】
「勝馬投票券」の通称。
ばけん
ばけん【馬券】
a betting-ticket[-slip].
ばけんじょ
ばけんじょ [0] 【馬見所】
馬術の練習や競馬を見るために,馬場のかたわらに設けた建物。
ばけんちゅう
ばけんちゅう 【馬建忠】
(1844-1900) 中国,清代の政治家。字(アザナ)は眉叔。フランスに留学。帰国後,李鴻章(リコウシヨウ)の幕僚となり,外交問題に敏腕を振るい,洋務派の理論家として知られた。著「適可斎記言」「馬氏文通」など。
ばげん
ばげん [0] 【罵言】
ののしる言葉。悪口。「―を浴びせる」
ばこう
ばこう [0] 【馬耕】 (名)スル
馬を使って田畑を耕すこと。
ばこうせん
ばこうせん [2] 【場口銭】
取引市場で,売買取引高に応じて,取引所および才取会員に一般の会員がおさめる手数料。
ばこそ
ばこそ (連語)
〔接続助詞「ば」に係助詞「こそ」の付いたもの〕
(1)動詞の未然形に接続する。
(ア)反語表現として,強い否定の意を表す。決して…することはない。絶対に…などすることはない。「引いても押しても動か―」「神ならぬ身の知ら―」「とてもかうても鎌倉殿によしとおもはれたてまたら―/平家 12」
(イ)仮定条件を強めて言い表す。「いと馴れ馴れしう侍れども,また見知る人の侍ら―あらめ,いかがはせむ/落窪 1」
(2)動詞の仮定形に接続する。
(ア)理由・原因を強めて言い表す。…からこそ。「君の体を思え―,忠告もするのだ」「これまでの蓄積があれ―,今日までやってこられたのだ」
(イ)仮定条件を強めて言い表す。「礼儀,礼儀と言うが,真心がこもれ―礼儀だ」
(ウ)反語表現として,強い否定の意を表す。「こんなことでよく平気でいられるものだと驚いている間もあれ―,もっとひどい状態が次々と出てきた」
(3)動詞の已然形に接続する。意味は{(2)
(ア)}に同じ。「散れ―いとど桜はめでたけれうき世になにか久しかるべき/伊勢 82」
ばさ
ばさ [1] 【婆娑】 (ト|タル)[文]形動タリ
〔「婆娑」は当て字〕
(1)舞人の衣の袖の翻るさま。「舞や―として,歌堂に満つ/読本・弓張月(拾遺)」
(2)影などの乱れ動くさま。「破芭蕉の大きな影が―として斜に映つてゐる/戯作三昧(竜之介)」
(3)ものに風や雨などが当たってがさがさと音を立てるさま。「古傘の―と月夜の時雨哉/蕪村句集」
ばさし
ばさし [0] 【馬刺(し)】
馬肉の刺身。
ばさつ
ばさつ [0] 【罵殺】 (名)スル
ひどくののしり,けなすこと。罵倒。「天下の豪傑を―せんとす/くれの廿八日(魯庵)」
ばさつく
ばさつ・く [0] (動カ五[四])
(1)ばさばさに乱れる。「髪の毛が―・く」
(2)ばさばさと音を立てる。「葉っぱが―・く」
ばさばさ
ばさばさ
〜の髪 unkempt[tousled]hair.〜音をたてる rustle.→英和
ばさばさ
ばさばさ
■一■ [1] (副)スル
(1)乾いた物などが触れ合ったりして発する音を表す語。「竹の葉が―(と)音を立てる」「鳥が―とはばたく」
(2)水分や油分が少ないさま。「―した髪」
(3)物を思い切りよく切り落とすさま。ばっさばっさ。「予算を―(と)削る」
■二■ [0] (形動)
{■一■(2)}に同じ。「髪が―だ」
ばさら
ばさら [0] 【婆娑羅】
〔「ばしゃら」「ばしゃれ」とも〕
華美な衣装などで飾り立てたり,ぜいたくの限りをつくしたりして,この世を謳歌すること。鎌倉幕府の滅亡後流行した風潮。「道誉が一族若党共,例の―に風流を尽して/太平記 21」
ばさら
ばさら [0] 【伐折羅・跋折羅・縛日羅】
〔仏〕
〔梵 vajra 金剛(コンゴウ)と訳す〕
(1)金剛また金剛石のこと。
(2)金剛杵(コンゴウシヨ)のこと。
(3)「伐折羅大将」の略。
ばさらえ
ばさらえ [0] 【婆娑羅絵】
扇・団扇(ウチワ)・絵馬などに奔放に描いた絵。浮世絵のようなものかという。「霊仏霊社の御手向,扇団扇の―にも/太平記 29」
ばさらだいしょう
ばさらだいしょう 【伐折羅大将】
〔仏〕 薬師如来の十二神将の一。勢至菩薩を本地とする。丑(ウシ)の時の守護神とされる。ばざらだいしょう。
ばさり
ばさり [2][3] (副)
(多く「と」を伴って)
(1)広くて重さのある物が,落ちたり動いたりするときに発する音を表す語。「鷲(ワシ)が―と羽ばたく」「桐の葉が―と落ちた」
(2)勢いよく切る音を表す語。「黒髪を―と切る」
ばさん
ばさん [0] 【馬産】
馬を生産すること。
ばさん
ばさん 【馬山】
韓国南東部,鎮海湾の湾奥にある港湾都市。農水産物の集散地。機械工業が発達。マサン。
ばし
ばし (副助)
〔係助詞「は」に副助詞「し」の付いた「はし」の転〕
体言またはそれに格助詞の付いたもの,および動詞の連用形またはそれに接続助詞「て」の付いたものなどに接続する。上の語や語句をとりあげて強調する意を表す。…でも。疑問・推量・禁止・命令・仮定などの文中に用いられることが多い。「是―,出しまゐらすな/平家 6」「この理(コトワリ)なんどに―ひきかけられ候やらん/歎異抄」「まして市の地蔵は思ひ―寄らせ給ひ候ふな/沙石 7」「其の日やがて追うて―寄せたらば,義貞爰(ココ)にて討たれ給ふべかりしを/太平記 10」「今日よりはうちへ来うと―思はしますな/狂言・花子」
〔中世を中心に盛んに用いられた語で,近世前半にもなお用いられた。現在は九州方言などに一部用いられているのみ〕
ばし
ばし [1] 【馬歯】
自分の年齢をへりくだっていう語。馬齢。
ばし
ばし (形動ナリ)
軽薄であるさま。派手であるさま。「―なる事を好みもてあそび/仮名草子・可笑記」
ばしぶんつう
ばしぶんつう 【馬氏文通】
中国,清代の文法書。一〇巻。馬建忠著。1898年完成。中国人として初めて西洋語文法を中国語法に応用した文法書。
ばしも
ばしも (連語)
〔副助詞「ばし」に係助詞「も」の付いたもの。中世前期の語〕
上の語句をとりあげて強調する意を表す。…でも。「念仏―申し給へかし/沙石 6」「同じくはいざ都へ京つと―取らせんと/平家(一本・延慶本)」
ばしゃ
ばしゃ【馬車】
a carriage;→英和
a wagon;→英和
a cart (荷馬車).→英和
ばしゃ
ばしゃ [1] 【馬車】
馬にひかせて人や荷物を運ぶ車。
ばしゃうま
ばしゃうま [0] 【馬車馬】
(1)馬車をひく馬。
(2)〔馬車馬は目隠しをして,わき見をさせないことから〕
他の事を考えたりしないで,一心に働くことのたとえ。「―のように働く」
ばしゃく
ばしゃく [0] 【馬借】
(1)中世,馬で物資を輸送した運送業者。近江(今の滋賀県)の大津・坂本,若狭(今の福井県)の敦賀など,交通の要地に発達。しばしば土一揆の主体となった。
(2)馬借一揆。また,転じて一揆・反乱などのこと。「―ガオコル/日葡」
ばしゃくいっき
ばしゃくいっき [4] 【馬借一揆】
室町時代,馬借が主体となりあるいは指導して起こした土一揆。1428年(正長1)の一揆(正長の土一揆)は有名。
ばしゃくどいや
ばしゃくどいや [4] 【馬借問屋】
江戸時代,宿場において貸賃を取って馬方に馬を貸した業者。
ばしゃてつどう
ばしゃてつどう [3] 【馬車鉄道】
軌道上に馬車を走らせる鉄道。鉄道馬車。
ばしゃまわし
ばしゃまわし [3] 【馬車回し】
馬車の方向を転換する所。車寄せ。
ばしゃれもの
ばしゃれもの 【婆娑れ者】
派手でだらしのない者。「あの傾城の―/浄瑠璃・夕霧阿波鳴渡(中)」
ばしゃれる
ばしゃ・れる 【婆娑れる】 (動ラ下一)
〔近世語〕
派手で,だらしなくなる。しまりがなくなる。「―・れたなりで逢はれもせず/浄瑠璃・氷の朔日(中)」
ばしゅ
ばしゅ [1] 【馬手】
馬の世話をする人。
ばしゅ
ばしゅ [1] 【馬主】
⇒うまぬし(馬主)
ばしゅ
ばしゅ [1] 【馬首】
馬の首。また,馬の向かう方向。
ばしょ
ばしょ【場所】
(1)[所]a place;→英和
a spot (地点);→英和
a position (位置);→英和
a site (所在地).→英和
(2)[席]a seat;→英和
[余地]room;→英和
space.→英和
〜をとる[ふさぐ]take up (much) space[room].⇒春[夏]場所.
‖場所柄をわきまえない do not take due notice of the occasion.
ばしょ
ばしょ [0] 【場所】
(1)ところ。位置。「病院の―を尋ねる」
(2)ある一定の区域。空間。「車をとめる―がない」「すわる―を確保する」
(3)相撲の興行を行う所。また,その期間。「一月―」
ばしょ=を踏む
――を踏・む
経験を積む。場かずを踏む。
ばしょいり
ばしょいり [0] 【場所入り】 (名)スル
力士が部屋などから相撲の興行場に行くこと。
ばしょう
ばしょう【芭蕉】
《植》a banana tree.
ばしょう
ばしょう バセウ 【芭蕉】
⇒松尾芭蕉(マツオバシヨウ)
ばしょう
ばしょう [0] 【芭蕉】
(1)バショウ科の大形多年草。中国原産。古く渡来し,庭園などに栽植される。葉柄が長く,基部は鞘(サヤ)となって互いに巻き合い,高さ4,5メートルの幹(仮茎)となる。葉身は長さ約2メートルの長楕円形で,羽状に細い脈があり破れやすい。夏,黄褐色の苞の腋に淡黄色の筒状花を多数つける。仮茎の繊維を布や紙にする。はせを。[季]秋。
〔「芭蕉の花」は [季]夏〕
(2)「芭蕉梶木(カジキ)」の略。
ばしょうあん
ばしょうあん バセウ― 【芭蕉庵】
俳人松尾芭蕉が閑居した江戸深川の庵。第一次(1680-1682)は火事で焼失,第二次(1683-1689)は「おくのほそ道」の旅にあたり譲り,第三次(1691-1694)はその近くに作られた。門人が贈ったバショウが庭前に植えられていたことに由来する名。現在の江東区常盤一丁目,万年橋の北詰めの辺。
ばしょうおうぎょうじょうき
ばしょうおうぎょうじょうき バセウヲウギヤウジヤウキ 【芭蕉翁行状記】
俳書。一冊。斎部路通(インベロツウ)編。1695年刊。芭蕉の略歴・終焉前後・遺語などを記し,追善の連句・発句,および各地からの追悼句を載せる。
ばしょうおうにじゅうごかじょう
ばしょうおうにじゅうごかじょう バセウヲウニジフゴカデウ 【芭蕉翁廿五箇条】
俳諧作法書。一冊。1726年刊。1694年芭蕉が向井去来に伝授したものというが,各務支考(カガミシコウ)の偽作かとみられている。蕉風俳諧に関する二五項目の作法を説く。貞享式。白馬経。
ばしょうかじき
ばしょうかじき [4] 【芭蕉梶木】
スズキ目の海魚。全長約2.5メートル。カジキの一種。第一背びれが巨大で旗状に広がる。上あごが長く突出する。背が青黒色で淡青色の斑点が横列をなす。腹は灰白色。食用。太平洋とインド洋の亜熱帯や熱帯の沿岸に分布。バショウ。カンガー。ハウオ。バレン。
→カジキ
ばしょうき
ばしょうき バセウ― [2] 【芭蕉忌】
松尾芭蕉の忌日,陰暦一〇月一二日。翁(オキナ)忌。桃青(トウセイ)忌。時雨(シグレ)忌。[季]冬。
ばしょうけおいせい
ばしょうけおいせい [0] 【場所請負制】
江戸時代,松前藩主や家臣が一定地域におけるアイヌとの交易を商人に委ね,毎年運上金を受け取る仕組み。このもとでアイヌ酷使や出稼ぎの中小和人漁民への重税などの圧迫が進んだ。1869年(明治2)廃止。
ばしょうしちぶしゅう
ばしょうしちぶしゅう バセウシチブシフ 【芭蕉七部集】
俳諧七部集の別名。
ばしょうせん
ばしょうせん [2] 【芭蕉扇】
芭蕉の葉鞘(ヨウシヨウ)を細工した円形の扇。主に貴人が用いた。
ばしょうふ
ばしょうふ [2] 【芭蕉布】
芭蕉の繊維から採った糸で織った布。奄美・沖縄の特産。張りがあって肌につかないので夏物の衣料とする。[季]夏。
ばしょがら
ばしょがら [0] 【場所柄】
その場所に特有の状態。その場所にふさわしい状況。「―粋筋(イキスジ)が多い」「―をわきまえない振る舞い」
ばしょく
ばしょく 【馬謖】
(190-228) 中国,三国時代の蜀(シヨク)の武将。字(アザナ)は幼常。雲南討伐に活躍,諸葛亮(シヨカツリヨウ)の信任をうけ参軍となる。街亭の戦いで命令に背いて戦略を誤り魏軍に大敗したため,軍律により亮は泣いて馬謖を斬ったという。
→泣いて馬謖を斬る(「泣く」の句項目)
ばしょく
ばしょく [0] 【馬食】 (名)スル
馬のようにたくさん食べること。大食。「牛飲―」
ばしょふさぎ
ばしょふさぎ [3] 【場所塞ぎ】
場所を占めて,じゃまになること。ばふさぎ。「大きくて―だ」
ばしょわり
ばしょわり [0] 【場所割(り)】
会場などの場所の割り当て。
ばしん
ばしん [0][1] 【婆心】
行き届いた親切心。老婆心。
ばしん
ばしん 【馬身】 (接尾)
助数詞。競馬で,馬と馬との間隔を表すのに用いる。「一―の差で惜しくも負ける」「二分の一―」
〔本来,馬身は馬の鼻先から尻までの長さをいう語〕
ばしん
−ばしん【−馬身】
a (horse's) length.3〜の差で勝つ win by 3 lengths.
ばじとうふう
ばじとうふう【馬耳東風と聞き流す】
turn a deaf ear <to> .
ばじとうふう
ばじとうふう [1] 【馬耳東風】
〔李白の詩「答�王十二寒夜独酌有�懐」から〕
他人の意見や批評に注意を払わず聞き流すこと。
ばじゅつ
ばじゅつ [1] 【馬術】
馬を乗りこなす術。「―競技」
ばじゅつ
ばじゅつ【馬術】
horsemanship.→英和
〜が巧みである be a good horseman.‖馬術競技 an equestrian event.
ばじゅつし
ばじゅつし [3] 【馬術師】
馬術にすぐれた人。馬術家。
ばじょう
ばじょう【馬上の】
on horseback.
ばじょう
ばじょう [0] 【馬上】
〔古くは「ばしょう」〕
(1)馬の上。
(2)馬に乗ること。乗馬。「皆―であらう程に,馬をも貸させられい/狂言・止動方角」
(3)騎馬の者。「―二十八万五千余騎とぞ記しける/平家(一一・長門本)」
ばじょうぐつ
ばじょうぐつ [2] 【馬上沓】
「物射沓(モノイグツ)」に同じ。
ばじょうちょう
ばじょうちょう 【馬上帳】
〔検田使が馬で巡検したことから〕
中世,荘園の検注帳のこと。
ばじょうぢょうちん
ばじょうぢょうちん [4] 【馬上提灯】
長い柄を付けた丸形の提灯。乗馬の時,腰に差して用いる。馬乗り提灯。馬提灯。
ばじょうのみつもの
ばじょうのみつもの 【馬上の三つ物】
騎射の三種類。笠懸(カサガケ)・犬追物(イヌオウモノ)・流鏑馬(ヤブサメ)。
ばじょうはい
ばじょうはい [2] 【馬上盃】
高台の非常に高いさかずき。高台を握って飲む。
馬上盃[図]
ばす
ばす [1] 【馬尾毛】
馬の尾の毛。釣り糸・馬巣(バス)織りなどに用いる。
ばすいぼく
ばすいぼく [2] 【馬酔木】
アセビに当てた「馬酔木」の字を音読みにした語。
ばすえ
ばすえ 【場末】
繁華街の中心から離れた所。「―の酒場」
ばすえ
ばすえ【場末】
the outskirts (of a town).→英和
ばすおり
ばすおり [0] 【馬巣織(り)】
たて糸に綿糸・麻糸を用い,よこ糸に馬尾毛(バス)を用いた織物。洋服の襟芯(エリシン)などに用いる。ホースヘア-クロス。
ばず
ばず [1] 【馬爪】
鼈甲(ベツコウ)の代用とする馬の爪。
ばせ
ばせ
名詞,特にからだの一部を表す語の下に付いて複合語をつくり,その状態・様子を表す。「顔―」「心―」
ばせい
ばせい【罵声(を浴せる)】
abuse.→英和
ばせい
ばせい [0] 【罵声】
大声で悪口を言う声。「―を浴びせる」
ばせき
ばせき [0] 【場席】
居るべき席。座席。
ばせん
ばせん [0] 【場銭】
劇場の席料,露店の場所代など,その場を専用する代金。
ばせん
ばせん [0] 【馬氈】
馬の鞍(クラ)の上に敷くもの。織物・毛皮などで作る。鞍敷。
ばせんざん
ばせんざん 【馬占山】
(1885-1950) 中国の軍人。満州事変後,日本軍と妥協,満州国軍政部総長となる。のち反満抗日軍を組織したが敗れ,ソ連に脱出。1933年帰国し日本軍と対戦。解放軍に参加。マー=チャンシャン。
ばぜん
ばぜん [0] 【馬前】
馬の前。騎馬の前。
ばそう
ばそう [0] 【馬装】
馬につける装具。旧陸軍では,乗馬する軍人の階級に準じて定められた馬具および装飾。
ばそく
ばそく [0] 【馬足】
馬の足。馬脚。
ばそつ
ばそつ [0] 【馬卒】
馬の世話をする兵卒。
ばそどういつ
ばそどういつ 【馬祖道一】
(709-788) 中国,唐代の禅僧。南嶽懐譲の法を継ぎ,江西に活躍した。百丈懐海は門下の一人。「平常心是道」「即心是仏」などの語が知られる。
ばそり
ばそり [0] 【馬橇】
馬に引かせて走るそり。
ばぞく
ばぞく [1] 【馬賊】
馬に乗って荒らし回る賊。特に,清代末頃から中国東北部(旧満州)を中心に荒らし回った騎馬の群盗のこと。
ばたあし
ばたあし [0][2] 【ばた脚】
水泳で,伸ばした両足を交互に上下させて水を打つこと。クロール泳法の足の使い方。
ばたあし
ばたあし【ばた足】
<swim with> the thrash.→英和
ばたい
ばたい [0] 【馬体】
馬のからだ。
ばたく
ばたく [0] 【馬鐸】
馬具の一。扁平な筒形の内部に舌(ゼツ)を下げた青銅器。胸繋(ムナガイ)などにつけ,馬の歩みで鳴る。中国の殷(イン)代から見られ,朝鮮・日本に伝わる。馬鈴。
馬鐸[図]
ばたくさ
ばたくさ (副)
あわただしく事をするさま。ばたばた。「―と働きてから,何のかひなし/浮世草子・胸算用 4」
ばたち
ばたち [0] 【場立ち】
〔「ばだち」とも〕
証券取引所・商品取引所で,会員会社から立ち会い場に派遣されて売買をする人。手振り。
ばたっと
ばたっと [2] (副)
(1)重い物が倒れたり落ちたりする音を表す語。「―倒れた」
(2)続いていたことが,急に途切れるさま。「客足が―とだえた」
ばたつく
ばたつ・く [0] (動カ五[四])
ばたばた音をたてる。また,落ち着きなく動き回る。「風で戸が―・いている」
ばたばた
ばたばた
〜と (1)[騒がしく]noisily.(2)[次々に]one after another.(3)[敏速に]quickly;→英和
in a hurry (あわてて).→英和
〜する[させる][翼などを]flap;→英和
flutter;→英和
struggle (もがく).→英和
〜と歩く patter.→英和
ばたばた
ばたばた
■一■ [1] (副)スル
(1)物が風にあおられたり,続けて当たったりして立てる音を表す語。「木戸が風で―する」「立ててあった本が―(と)倒れる」
(2)鳥が羽ばたく音や人が手足を忙しく動かして立てる音を表す語。「廊下を―(と)走る」
(3)何度も引き続いて起こるさま。事態が急速に進行するさま。「話が―とまとまった」
(4)忙しいさま。落ち着かないさま。「お祭りの準備で―している」
■二■ [0] (名)
(1)オートバイ・オート三輪などの俗称。
(2)歌舞伎で,駆け足・早足を強調するときの付(ツケ)の打ち方。
ばたや
ばたや [2] 【ばた屋】
屑(クズ)拾い。廃品回収業者。
ばたり
ばたり [2][3] (副)
(1)重い物が倒れるときの鈍い音を表す語。ばたん。「―とその場に倒れる」
(2)戸などをあけたてする音を表す語。ばたん。「ドアを―と閉める」
(3)急に途切れるさま。「風が―と止んだ」
ばたん
ばたん [0] 【巴旦】
オウム目オウム科のコバタン・キバタン・オオバタンらの鳥。飼い鳥として人気のある種が多いが,原産地では絶滅が危惧される種もある。
ばたん
ばたん
〜と戸をしめる slam[bang]a door.→英和
ばたん
ばたん [2] (副)
(1)「ばたり{(1)}」に同じ。「―と倒れる」
(2)「ばたり{(2)}」に同じ。「―とドアを閉める」
ばた屋
ばたや [2] 【ばた屋】
屑(クズ)拾い。廃品回収業者。
ばた脚
ばたあし [0][2] 【ばた脚】
水泳で,伸ばした両足を交互に上下させて水を打つこと。クロール泳法の足の使い方。
ばた足
ばたあし【ばた足】
<swim with> the thrash.→英和
ばだい
ばだい [0] 【馬代】
武家の間で,馬の代わりに贈った金銀貨。「太刀折紙の―銀五十目/浄瑠璃・反魂香」
ばだい
ばだい [0] 【場代】
その場を使用する料金。席料。
ばだらい
ばだらい [2] 【馬盥】
⇒うまだらい(馬盥)
ばち
ばち【撥】
a pick (弦楽器の);→英和
a drumstick (太鼓の).→英和
ばち
ばち [2] 【撥・桴・枹】
(1)琵琶・三味線などの弦をはじいて鳴らす道具。手元は狭くて厚く,先端はイチョウの葉形で薄い。琵琶の撥は木製,三味線の撥は木・象牙や水牛の角などでつくられる。《撥》
(2)太鼓・鉦鼓・羯鼓(カツコ)などの楽器を打ち鳴らす棒。《桴・枹》
(3)舞楽の舞具。還城楽(ゲンジヨウラク)・陵王・抜頭(バトウ)などの舞人が手に持って舞う棒。《撥・桴》
ばち
ばち [2] 【罰】
〔呉音〕
神仏が下す,悪事をこらしめるための報い。たたり。「―があたる」「―をこうむる」
→ばつ
ばち
ばち【罰】
(divine) punishment.〜があたる be punished;receive punishment.
ばち
ばち [1]
イトメが成熟して泥中を抜け出し海面を群泳する際の呼称。晩秋の大潮の夜に見られる。釣り餌。
ばち=は目の前
――は目の前
悪事を行えば,すぐに報いの罰がある。天罰覿面(テンバツテキメン)。
ばちあし
ばちあし [2] 【撥脚】
器物の脚で,撥の形をしたもの。
ばちあたり
ばちあたり [3] 【罰当(た)り】 (名・形動)[文]ナリ
罰が当たるのが当然と思われること。またそのようなさまや人。「―な行い」「この―め」
ばちあわせ
ばちあわせ [3] 【撥合(わ)せ】
雅楽で,琵琶の演奏に先立って,その調子に合わせるために弾く一種の前奏曲。
ばちえり
ばちえり [0] 【撥襟】
婦人用長着の襟型の一。襟先に向かって次第に襟幅が広くなるもの。浴衣などに用いる。
ばちえん
ばちえん 【馬致遠】
中国,元代の劇作家。号は東籬。元曲四大家の一人。作品に「漢宮秋」「任風子」などがある。生没年未詳。
ばちおと
ばちおと [0] 【撥音】
三味線・琵琶・太鼓などを撥で鳴らす音。
ばちかわ
ばちかわ [0] 【撥革・撥皮】
三味線で,撥の当たるところに別に貼った半円形の皮。
ばちがい
ばちがい [2] 【場違い】 (名・形動)[文]ナリ
その場にふさわしくない・こと(さま)。「―な服装」「―の意見」
ばちがい
ばちがい【場違いの】
improper;→英和
<feel> out of place.
ばちくさ
ばちくさ [2] 【撥草】
ナズナの別名。
ばちさばき
ばちさばき [3] 【撥捌き】
撥の扱い方。また,その技量。「あざやかな―」
ばちだこ
ばちだこ [3][0] 【撥胼胝】
三味線・琵琶などを弾く人の,撥の当たるところにできるたこ。
ばちびん
ばちびん [0] 【撥鬢】
元禄(1688-1704)の頃流行した男の髪形の一。鬢を,耳の上を細く,後ろへゆくほど広くしたもの。
撥鬢[図]
ばちびんしょうせつ
ばちびんしょうせつ [5] 【撥鬢小説】
村上浪六の「三日月」をはじめとする撥鬢奴の達引(タテヒ)きを描いた小説の称。明治30年代に流行。
ばちびんやっこ
ばちびんやっこ [5] 【撥鬢奴】
撥鬢の髪形の町奴。
ばちめん
ばちめん [2][0] 【撥面】
琵琶(ビワ)の胴の撥の当たる辺りに張った皮。撥皮。
ばちゃん
ばちゃん
〜と with a splash (水音).→英和
ばちる
ばちる [2] 【撥鏤】
象牙細工の一。青や紅色に染色した象牙の表面を彫り,地色の白を浮き上がらせ,文様を見せるもの。正倉院宝物中に伝わる。中国唐代に盛行。撥ね彫り。
ばっか
ばっか (副助)
〔「ばかり」の転。近世江戸語以降の語。話し言葉でのくだけた言い方に用いられる〕
(1)物事を限定する意を表す。だけ。「是れを斯うしてと,毎日々々勘へて―ゐたんだ/浮雲(四迷)」
(2)(「…たばっか」の形で)動作が完了して,まだ間もないことを表す。「日参の御新造起た―の所へよる/雑俳・太箸集」
ばっか
ばっか バク― [1] 【幕下】
(1)張りめぐらした幕の中。転じて,将軍の陣営。
(2)近衛大将または将軍の唐名。「―・大理には馬ばかりをぞ奉られける/著聞 18」
(3)将軍・大将の配下。また,家来。手下。「大王の―に属(シヨク)し/浄瑠璃・国性爺合戦」
ばっかく
ばっかく バク― [0] 【幕閣】
幕府の最高首脳部。
ばっかく
ばっかく バク― [0] 【麦角】
ライ麦や大麦などの子房に寄生した麦角菌の菌核,またはその乾燥物。暗紫色。エルゴメトリン・エルゴタミンなどのアルカロイドを含み,子宮筋収縮作用がある。陣痛促進,分娩後の子宮収縮および出血防止などに用いる。
ばっかくきん
ばっかくきん バク― [0] 【麦角菌】
子嚢菌類に属する菌類。イネ科植物の主にムギ類の子房に寄生し,結実する頃,穂上に長さ1〜3センチメートルのかたい菌核を形成する。地上に落ちた菌核は翌春,玉針状のキノコを数個生じる。
ばっかし
ばっかし (副助)
〔「ばかし」の促音添加。話し言葉でのくだけた言い方として用いる〕
副助詞「ばかし」に同じ。
ばっかり
ばっかり (副助)
〔「ばかり」の促音添加。「ばかり」よりやや強めた形として,話し言葉でのくだけた言い方に用いられる〕
副助詞「ばかり{(1)}」に同じ。
ばっかん
ばっかん バククワン [0] 【爆管】
薬莢(ヤツキヨウ)内の発射薬に点火する装置。
ばっかん
ばっかん バク― [0] 【麦稈】
むぎわら。
ばっかんさなだ
ばっかんさなだ バク― [5] 【麦稈真田】
麦わらを漂白して平たくつぶし,真田紐(ヒモ)のようにして編んだもの。麦わら帽子の材料とする。麦わら真田。
ばっき
ばっき バク― [0] 【曝気】
廃水処理で,空気の吹き込みや攪拌(カクハン)などをして,液中に酸素を供給すること。有機汚濁物質を分解する微生物の働きを促す。
ばっき
ばっき [1] 【伐期】
林木の,伐採・収穫に至るまでの期間。
ばっきそう
ばっきそう バク―サウ [3][0] 【曝気槽】
下水処理の工程で,活性汚泥とともに圧搾空気を吹き込んで,汚濁物質を酸化的に分解する施設。エア-チャンバー。エアレーション-タンク。
ばっきれい
ばっきれい [3] 【伐期齢】
伐期のときの林齢。
ばっきん
ばっきん【罰金】
a fine;→英和
a penalty.→英和
〜を科する fine <a person for a breach of…> .〜を科せられる be fined <1,000 yen> .
ばっきん
ばっきん [0] 【罰金】
(1)罰として取り立てる金。制裁金。「―を払う」
(2)刑法の定める刑罰の一。一万円以上。科料より重い財産刑。
ばっくよらく
ばっくよらく [1] 【抜苦与楽】
〔仏〕 仏・菩薩や善行の力により苦が取り除かれ楽が与えられること。
ばっけ
ばっけ [1][0] 【末家】
(1)分家。
⇔本家
「千石を割(サ)いて―を立てた/渋江抽斎(鴎外)」
(2)「まっけ(末家)」に同じ。
ばっけん
ばっけん [0] 【抜剣】 (名)スル
剣を抜くこと。また,その剣。
ばっこ
ばっこ【跋扈する】
prevail.→英和
ばっこ
ばっこ [1] 【跋扈】 (名)スル
〔「後漢書(崔駰伝)」より。「跋」は踏む意。「扈」は魚をとる竹籠。魚が籠にはいらず,おどりはねることから〕
わがもの顔に振る舞うこと。のさばりはびこること。「悪徳業者が―する」
ばっさい
ばっさい [0] 【伐採】 (名)スル
山などから木をきり出すこと。「樹木を―する」
ばっさい
ばっさい【伐採する】
cut down;fell.→英和
ばっさり
ばっさり [3] (副)
(1)刀などで勢いよく切るさま。「木を―(と)切り倒す」
(2)思い切って切り捨てるさま。また,素早く決断するさま。「予算を―(と)削られた」
(3)まとまりがなく,乱れているさま。「洗髪の潰(ツブシ)島田,―して稍(ヤヤ)ほつれたのに/湯島詣(鏡花)」
ばっし
ばっし【抜糸する】
take stitches out <of a wound> .
ばっし
ばっし [0] 【抜歯】 (名)スル
(1)歯を抜くこと。「―手術」
(2)成年式などの儀礼として,特定の歯を人為的に抜くこと。世界各地で行われ,縄文・弥生時代の日本でも行われた。
ばっし
ばっし [0] 【抜糸】 (名)スル
手術の切り口が癒着したあと,縫合に使った糸を抜き取ること。「一〇日後に―する」
ばっし
ばっし [0] 【末子】
末っ子。一番下の子。まっし。
ばっし
ばっし【抜歯する】
extract[pull out]a tooth.→英和
ばっしそうぞく
ばっしそうぞく [4] 【末子相続】
⇒まっしそうぞく(末子相続)
ばっしゅ
ばっしゅ [1] 【罰酒】
「罰杯(バツパイ)」に同じ。
ばっしゅつ
ばっしゅつ [0] 【伐出】
森林の樹木を伐採し,枝を払って林道まで集める作業。
ばっしゅつ
ばっしゅつ [0] 【抜出】 (名)スル
抜け出ていること。抜群。「其中に於て最も卓越―し/新聞雑誌 45」
ばっしょう
ばっしょう [0] 【跋渉】 (名)スル
山を越え,水を渡ること。いろいろな所を歩き回ること。「山野を―する」
ばっしょう
ばっしょう【跋渉する】
travel about[through];wander about.
ばっすい
ばっすい【抜粋】
an extract;→英和
a selection (選集).→英和
〜する extract;select.→英和
ばっすい
ばっすい [0] 【抜粋・抜萃】 (名)スル
(1)書物などから必要な部分だけを抜き出すこと。また,抜き出したもの。「一節を―する」
(2)多くの中で,とび抜けてすぐれていること。「生れて異相有り,―にして聡敏なり/盛衰記 39」
ばっする
ばっする【罰する】
punish;→英和
chastise (こらしめる).→英和
罰すべき punishable.→英和
ばっする
ばっ・する [0][3] 【罰する】 (動サ変)[文]サ変 ばつ・す
罰を与える。こらしめる。「法律によって―・する」「神が―・する」
ばっせき
ばっせき [0] 【末席】
⇒まっせき(末席)
ばっせん
ばっせん [0] 【抜染】
捺染(ナツセン)法の一。いったん無地染めにした布や糸の一部分に抜色剤を含む糊(ノリ)を印捺し,蒸気処理で脱色すること。脱色と同時に他の色を染めることもある。ぬきぞめ。
ばっせん
ばっせん [0] 【抜選】 (名)スル
抜き出して選ぶこと。選抜。
ばっせんがすり
ばっせんがすり [5] 【抜染絣】
抜染法によって絣模様を表した木綿。
ばっせんざい
ばっせんざい [0] 【抜染剤】
脱色のための薬剤。酸化抜染剤と還元抜染剤とがある。
ばっそく
ばっそく [0] 【罰則】
違法行為に対して,刑罰・過料を科することを定める法律の規定。
ばっそく
ばっそく【罰則】
penal regulations.
ばっそん
ばっそん [0] 【末孫】
遠い子孫。後裔(コウエイ)。まっそん。
ばった
ばった
〔古道具屋仲間の隠語〕
投げ売り。安売り。ばったり。「身の廻りも―に売れば/人情本・恩愛二葉草」
ばった
ばった【飛蝗】
a grasshopper.→英和
ばった
ばった [0] 【飛蝗・蝗虫】
直翅目バッタ科の昆虫の総称。触角は短く,はねは退化したものからよく発達したものまで変化に富む。後肢は長く発達して跳躍に適している。雌は土中に穴を掘って産卵し,多くは卵の状態で越冬する。変態は不完全。草本,特にイネ科植物を好み,トノサマバッタのように大発生し,飛蝗(ヒコウ)となって農林作物に大被害を与えるものもある。イナゴ・トノサマバッタ・ショウリョウバッタ・オンブバッタなど。[季]秋。《街道をきち��と飛ぶ―かな/村上鬼城》
ばったや
ばったや [0] 【ばった屋】
正規の流通経路を通さずに仕入れた品を安値で売る商人。
〔多く「バッタ屋」と書く〕
ばったり
ばったり [3] (副)
(1)ものが落ちたり倒れたりするさま。「―(と)倒れた」
(2)偶然出会うさま。「街角で―(と)出会った」
(3)急にとだえるさま。「客足が―(と)止まった」
ばったり
ばったり
〜倒れる fall down with a thud.→英和
〜出会う come[run]across <a person> .
ばった屋
ばったや [0] 【ばった屋】
正規の流通経路を通さずに仕入れた品を安値で売る商人。
〔多く「バッタ屋」と書く〕
ばっちい
ばっち・い [3] (形)
〔幼児語〕
きたない。ばばっちい。「これは―・いからポイしよう」
ばっちゃ
ばっちゃ (係助)
〔副助詞「ばって」に係助詞「は」の付いた「ばっては」の転か。近世語〕
特定の事柄だけを取り上げて,それ以外のものをすべて否定する意を表す。ほか。しか。「からまでもやの字と―読まぬなり/雑俳・大福寿覚帳」
ばっちょうがさ
ばっちょうがさ バツチヤウ― 【ばっちょう笠】
〔番匠(バンジヨウ)笠の転か。歴史的仮名遣いは「ばつてうがさ」とも〕
マダケの皮を張った浅くて大きな笠。「―の軒深き/浄瑠璃・聖徳太子」
ばっちょう笠
ばっちょうがさ バツチヤウ― 【ばっちょう笠】
〔番匠(バンジヨウ)笠の転か。歴史的仮名遣いは「ばつてうがさ」とも〕
マダケの皮を張った浅くて大きな笠。「―の軒深き/浄瑠璃・聖徳太子」
ばっちり
ばっちり [3]
■一■ (名)
家具などの開き戸を框(カマチ)枠に固定する金具。キャッチャー。ぱっち。
■二■ (副)
「見事に」「十分に」「うまく」などの意で俗にいう語。「―きまった」「この本があれば試験なんて―だ」「旅行の費用も―稼いだ」
ばって
ばって (副助)
〔「ばかり」の転。近世語〕
物事をそのもの一つに限定する意を表す。だけ。「一人―行かうより,よい連れのある内,おれも行くべし/歌舞伎・御摂勧進帳」
ばってい
ばってい [0] 【末弟】
いちばん下の弟。まってい。
ばってき
ばってき [0] 【抜擢】 (名)スル
多くの人の中から,特にひきぬいて用いること。ばったく。「新人を―する」
ばってき
ばってき【抜擢】
selection.→英和
〜する select;→英和
pick[single]out;promote <a person to a post> .→英和
ばってん
ばってん [3] 【罰点】
(1)誤り・不可などの意を示す「×」のしるし。「―をもらう」
(2)ゲーム・スポーツなどで,減点。
ばってん
ばってん【罰点(をつける)】
(give) a black mark <for> .
ばってん
ばってん (接助)
〔長崎・熊本その他,九州の各地に用いられる語〕
活用語の終止形,また,体言を受けて逆接の条件を表す。のに。けれども。
〔「ばってんが」「ばって」「ばってが」など,いろいろの語形でも用いられる〕
ばっと
ばっと [1][0] (副)
(1)「ぱっと{(1)}」に同じ。「敵あまた討ち取つて―駆け出で見給へば/太平記 10」
(2)「ぱっと{(2)}」に同じ。「―ばらまく」
(3)「ぱっと{(3)}」に同じ。「五人の太鼓持ち,―したる出で立ちに/浮世草子・一代男 7」
ばっとう
ばっとう [0] 【抜刀】 (名)スル
刀を抜くこと。
ばっとう
ばっとう [0] 【伐倒】 (名)スル
立ち木をきり倒すこと。伐採。伐木。
ばっとうたい
ばっとうたい [0] 【抜刀隊】
抜刀して,敵陣に斬り込む部隊。
ばっぱい
ばっぱい [0] 【罰杯】
宴席で,遅参者や勝負に負けた者に,罰として無理に酒を飲ませること。また,その酒。
ばっぽう
ばっぽう [0] 【罰俸】 (名)スル
もと官吏に対する懲戒処分として,俸給の全額または一部を役所に納めさせたこと。
ばっぽん
ばっぽん [0] 【抜本】
物事の根本の原因を取り除くこと。
ばっぽんそくげん
ばっぽんそくげん [0] 【抜本塞源】
〔「左氏伝(昭公九年)」より。根元を引き抜き,源をふさぐ意から〕
根本的に物事を処理すること。災いを根源から取り去ること。
ばっぽんてき
ばっぽんてき【抜本的】
drastic <measures> .→英和
ばっぽんてき
ばっぽんてき [0] 【抜本的】 (形動)
根本にさかのぼるさま。「―な対策を立てる」
ばつ
ばつ [1] 【鈸】
銅製の一対の円板状のものを打ち合わせて鳴らす楽器。銅鈸(ドウバツ)。
ばつ
ばつ [1] 【閥】
出身・利害関係など,何らかの点で共通する人が結んだ排他的な集団。
ばつ
ばつ【閥】
a faction;→英和
a clique.→英和
ばつ
ばつ [1] 【跋】
書物・文章などの末尾にしるす文。後書き。
⇔序
ばつ
ばつ【罰】
(a) punishment;(a) penalty.→英和
〜する punish.→英和
ばつ
ばつ
〜が悪い feel awkward[embarrassed].
ばつ
ばつ [1] 【罰】
社会的規範を犯した者や倫理的・宗教的規範に背いた者に対して与えられる制裁。こらしめ。しおき。「―を受ける」「なまけた―だ」
ばつ
ばつ [1]
〔「罰点」から生じた語か〕
誤り・不可などの意や,伏せ字を表すのに用いる「×」のしるし。「〇―式の問題」
ばつ
ばつ【跋(文)】
an epilogue.
ばつ
ばつ [0]
〔「場都合」の略かという〕
(1)その場の具合・調子。
(2)(話の)つじつま。
ばつ=が悪い
――が悪・い
きまりの悪い思いをする。「式場にひとりだけ遅れて何とも―・い思いをした」
ばつ=を合わせる
――を合わ・せる
話のつじつまが合うようにする。調子を合わせる。
ばつえい
ばつえい [0] 【末裔】
⇒まつえい(末裔)
ばつがく
ばつがく [0] 【末学】
⇒まつがく(末学)
ばつぐん
ばつぐん [0] 【抜群】
〔古くは「ばっくん」〕
■一■ (名・形動)[文]ナリ
(1)多くの中でとびぬけて優れている・こと(さま)。「数学が―にすぐれている」「―の成績」「―に速い」
(2)程度のはなはだしい・こと(さま)。「忠信一人討たん事も―の逗留にて候ふべし/謡曲・吉野静」
■二■ (副)
{■一■(2)}に同じ。はなはだしく。非常に。「年ノ程ヨリモ―大人シュウ見ユル/日葡」
ばつぐん
ばつぐん【抜群の】
distinguished;→英和
outstanding.→英和
ばつご
ばつご [0][1] 【跋語】
書物のあとがきの言葉。跋文。跋。
ばつざんがいせい
ばつざんがいせい [2][2][0] 【抜山蓋世】
〔史記(項羽本紀)〕
気力の盛んなこと。
→力(チカラ)山を抜き気は世を蓋(オオ)う
ばつじょ
ばつじょ [1] 【祓除】
神に祈ってけがれや災いなどを払い除くこと。また,その儀式。ふつじょ。
ばつじょ
ばつじょ [1] 【末女】
末の娘。季女。まつじょ。
ばつぞう
ばつぞう [0] 【末造】
〔「礼記(郊特牲)」より。「造」は時代の意〕
末の世。末期。
ばつぞく
ばつぞく [0] 【閥族】
(1)高貴の家柄の一族。
(2)閥を形成する一族。
ばつなぎ
ばつなぎ [2] 【場繋ぎ】
会の進行や話題などに間(マ)が生じそうな時,その場をつくろうこと。また,その時に行う物事。
ばつなん
ばつなん [2] 【末男】
一番末のむすこ。
ばつなんだ
ばつなんだ 【跋難陀】
〔梵 Upananda〕
(1)八大竜王の一。摩竭陀(マガダ)国を守護し,慈雨を降らせるという。優跋難陀(ウバナンダ)。
(2)釈迦の弟子の一人。仏の死を聞いて,これからは思いどおりに行動できると歓喜した,という。
ばつにち
ばつにち [0] 【伐日】
陰陽道(オンヨウドウ)で,下のものが上のものをおかすという凶日。
ばつびょう
ばつびょう [0] 【抜錨】 (名)スル
錨(イカリ)をあげて出帆すること。
⇔投錨
「何日(イクカ)欧洲を―したるや/月世界旅行(勤)」
ばつびょう
ばつびょう【抜錨する】
weigh anchor;leave.→英和
ばつぶん
ばつぶん [0] 【跋文】
書物・文書などの終わりに書く文。あとがき。跋。
⇔序文
ばつぼく
ばつぼく [0] 【伐木】
立ち木をきり倒すこと。また,その木。
ばつよう
ばつよう 【末葉】
「まつよう(末葉)」に同じ。「鎌倉の権五郎景政が四代の―/保元(中)」
ばつりゅう
ばつりゅう [0] 【末流】
「まつりゅう(末流)」に同じ。
ばつろ
ばつろ [1] 【末路】
⇒まつろ(末路)
ばてい
ばてい [0] 【馬丁】
馬の世話をすることを仕事とする人。また,馬の口を取って引く人。
ばてい
ばてい【馬蹄】
a horse's hoof;[蹄鉄]a horseshoe.→英和
ばてい
ばてい【馬丁】
a groom.→英和
ばてい
ばてい [0] 【馬蹄】
馬のひづめ。
ばていぎん
ばていぎん [2] 【馬蹄銀】
馬蹄の形をした銀塊。特に,重量五〇両(約1800グラム)内外の元宝銀をいい,主に明・清代に秤量(シヨウリヨウ)貨幣として大取引の際に用いられた。
ばていけい
ばていけい [0] 【馬蹄形】
馬のひづめの形。
ばていけいアーチ
ばていけいアーチ [6] 【馬蹄形―】
馬蹄に似た形状のアーチ。通常四分の三円となる。
ばていけん
ばていけん [2] 【馬蹄硯】
硯(スズリ)の海を馬蹄形にしたもの。
ばていら
ばていら [2] 【馬蹄螺】
海産の巻貝。円錐形で底面は平ら。殻高約6センチメートル。殻は黒褐色または黒紫色で厚質。食用。房総半島から九州にかけて,潮間帯の岩礁に普通にみられる。
ばてる
ばてる
be exhausted[dog-tired].
ばてる
ば・てる [2] (動タ下一)
動けなくなるほど疲れる。「暑さに―・てた」
〔「果てる」の転か。もと,スポーツや競馬で用いられていた語。昭和30年代以降,一般にも用いられるようになった〕
ばとう
ばとう [0] 【罵倒】 (名)スル
口ぎたなくののしること。また,その言葉。「相手を―する」「―を浴びせる」
ばとう
ばとう 【抜頭・撥頭】
舞楽の一。管弦にも用いる。唐楽に属する古楽で,太食(タイシキ)調。一人による走り舞。左方右方に異なる拍子の舞がある。袍(ホウ)・裲襠(リヨウトウ)を着て,長髪のついた鼻高の朱面をつけ,桴(バチ)を持って舞う。
〔「髪頭」「鉢頭」「馬頭」などとも書く〕
抜頭[図]
ばとう
ばとう【罵倒】
abuse;→英和
denunciation.→英和
〜する abuse;→英和
denounce.→英和
ばとうかんのん
ばとうかんのん 【馬頭観音】
六観音・八大明王の一。人身馬頭,または宝冠に馬頭をいただき,憤怒の相をした観世音菩薩。江戸時代,馬の守護神として民間に広く信仰された。馬頭大士。馬頭明王。
馬頭観音[図]
ばとうきん
ばとうきん [2] 【馬頭琴】
モンゴルの擦弦楽器。胡弓の一種。弦は二本。弓・弦ともに馬の毛を用い,長い棹(サオ)の先に馬頭の装飾がある。
馬頭琴[図]
ばとうせいうん
ばとうせいうん [4] 【馬頭星雲】
オリオン座の三つ星のうち東側の星の南にある暗黒星雲。近くの散光星雲内に黒く浮かび出た形が馬の頭に似る。距離一一〇〇光年。
ばとうゆ
ばとうゆ [2] 【馬桐油】
馬上で用いる大きな桐油合羽(ガツパ)。
ばとうれい
ばとうれい 【馬兜鈴】
ウマノスズクサの別名。
ばなか
ばなか 【場中】
(1)多くの人の集まっている所。また,公衆の面前。「―デ恥ヲカイタ/日葡」
(2)戦場で,両軍の相対している間の地。「―の勝負―の高名/雑兵物語」
ばなれ
ばなれ【場馴れ(し)た】
experienced.→英和
ばなれ
ばなれ [0] 【場慣れ・場馴れ】 (名)スル
その場所や場面を何度も経験して慣れていること。場数(バカズ)を踏んでいること。「―した話し方」
ばなれる
ばな・れる [3] 【場慣れる・場馴れる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 ばな・る
場数をふんでなれる。「―・れた態度」「―・レヌ人/日葡」
ばにく
ばにく [0] 【馬肉】
(食用とする)馬の肉。さくら肉。
ばにく
ばにく【馬肉】
horse meat.
ばにゅうがわ
ばにゅうがわ バニフガハ 【馬入川】
相模(サガミ)川の最下流部の称。
ばにゅうしゅ
ばにゅうしゅ [2] 【馬乳酒】
馬の乳を発酵させた乳の一。中央アジアやカフカス地方の騎馬遊牧民によって,古くから造られている。アルコール分は1〜3パーセントと少ない。キルギス語でクミス,モンゴルではアイラグと呼ぶ。
ばぬし
ばぬし [0] 【馬主】
馬の持ち主。ばしゅ。
→うまぬし(馬主)
ばね
ばね [1] 【発条・弾機】
〔「はね(跳)」の転〕
(1)鋼など素材の弾性を利用して,衝撃や振動を緩和したり,エネルギーをたくわえて動力に利用したりするのに用いるものの総称。形状によって,コイルばね・渦巻ばね・板ばねなどに分ける。スプリング。
(2)足や腰の弾力性。「足の―が強い」
(3)ある行動や結果を導くきっかけとなるもの。「住民運動が―となって基地が撤去された」
ばね
ばね【発条】
a spring.→英和
〜仕掛けの worked by a spring.→英和
ばねじかけ
ばねじかけ [3] 【発条仕掛(け)】
ばねを応用した装置。
ばねていすう
ばねていすう [3] 【発条定数】
加えた力とばねの伸び(縮み)の長さの比。フックの法則により一定となる。
ばねばかり
ばねばかり [3] 【発条秤】
コイルばねの一端に物をつるし,ばねの伸びが重さに比例する性質を利用して物の重さをはかる秤。
ばねゆび
ばねゆび [2] 【発条指】
指の関節の屈伸が円滑に行われず,異和感や音を伴う症状。重症になると指の屈伸ができなくなる。弾発指(ダンパツシ)。
ばのりろん
ばのりろん 【場の理論】
物体あるいは粒子間に働く重力・電磁力などの相互作用が,重力場・電磁場など,力を媒介する場との相互作用を通して行われるという立場で構成される理論。場を非量子論的に扱う場合を特に場の古典論,場を量子化し,場の量子と粒子との相互作用を量子論的に扱う場合を場の量子論,また単に場の理論という。量子力学的には素粒子も場として記述されるので,素粒子と場とは統一的に扱われ,素粒子論も場の理論という。
ばはん
ばはん [0] 【八幡】
(1)倭寇(ワコウ)の異名。
(2)海賊。また,海賊船。「―の海賊乗りふせ/浄瑠璃・大職冠」
(3)江戸時代,国禁を犯して密貿易をしたり,外国に渡航したりすること。
(4)「ばはんせん(八幡船)」の略。
〔室町時代から江戸時代にかけて用いられた言葉で,「奪販」「番舶」「破帆」などとも書く。一説に倭寇の船が八幡大菩薩の幟(ノボリ)をたてていたことから生じた呼称ともいう〕
ばはんじん
ばはんじん 【八幡人】
船で他国へ略奪に行く盗賊。[日葡]
ばはんせん
ばはんせん [0] 【八幡船】
室町時代,朝鮮や中国沿岸で略奪を行なった海賊,つまり倭寇の船。江戸時代では密貿易船のことをいう。ばはんぶね。ばはん。はちまんせん。
ばば
ばば [1][0] 【馬場】
乗馬の練習や馬術競技・競馬などを行う場所。
ばば
ばば 【馬場】
姓氏の一。
ばば
ばば【馬場】
a riding ground;a racecourse (競馬場).→英和
ばば
ばば【婆】
an old woman;a joker (トランプ).→英和
ばば
ばば [1] 【祖母】
両親の母親。そぼ。おおば。
⇔祖父(ジジ)
ばば
ばば [0][2] 【糞・屎】
〔幼児語〕
大便などの汚いもの。
ばば
ばば [1] 【婆】
(1)女の老人。老女。老婆。ばばあ。
⇔爺(ジジ)
(2)トランプで,ばば抜きのゲームのときのジョーカーの札。転じて,つまらないもの。「―をつかまされる」
ばばあ
ばばあ [2] 【婆】
(1)女の老人。ばば。また,女の老人をののしっていう語。
⇔じじい
(2)〔老女にありがちなものであることから〕
ぐち。「それは旦那の愚痴をおつしやるとやら。日本では―を云ふと申します/歌舞伎・四天王産湯玉川」
ばばえいいち
ばばえいいち 【馬場鍈一】
(1897-1937) 政治家。1936年(昭和11)広田内閣蔵相として,増税と公債発行による軍事費拡大をはかるインフレ政策(馬場財政)を推進した。
ばばがせ
ばばがせ [1] 【婆背】
ヒザラガイの一種。体長5センチメートル内外。背面の八枚の殻は褐色で,それを囲む黄褐色の肉帯は幅広く,大小の剛毛をもつ。潮間帯の岩礁上にすむ。岩からはがすと背を丸める。本州・四国・九州に分布。
ばばがれい
ばばがれい [3] 【婆婆鰈】
カレイ目の海魚。全長約45センチメートルに達する。体は楕円形で平たく,唇は肥厚する。両眼とも体の右側にある。有眼側は赤褐色,無眼側は黒ずんだ乳白色。体表は粘液でぬるぬるする。肉は厚みがあり美味。日本海沿岸と本州中部以北の太平洋岸に分布。ナメタガレイ。ナメタ。アブクガレイ。ブタガレイ。
ばばきんらち
ばばきんらち 【馬場金埒】
(1751-1807) 江戸中・後期の狂歌師。通称,大坂屋甚兵衛。別号,滄洲楼。江戸数寄屋橋の両替商。狂歌四天王の一人。著「狂歌猿百首」「金埒狂歌集」など。銭屋(ゼニヤ)金埒。
ばばこちょう
ばばこちょう 【馬場孤蝶】
(1869-1940) 英文学者・翻訳家・随筆家。高知県生まれ。本名,勝弥。明治学院卒。辰猪の弟。島崎藤村らの「文学界」に参加。慶大教授。評論「近代文芸の解剖」「明治文壇回顧」など。
ばばさき
ばばさき 【馬場先】
馬場の前方の,乗ってきた馬をとめる所。うまとどめ。馬場末。
ばばさきもん
ばばさきもん [4] 【馬場先門】
江戸城内郭門の一。西の丸下,日比谷門と和田倉門の間にあった。
ばばさじゅうろう
ばばさじゅうろう 【馬場佐十郎】
(1787-1822) 江戸後期の蘭学者。長崎の人。名は貞由。蘭学者志筑忠雄に師事。のち幕府の天文台に仕える。蕃書和解御用掛となり,蘭書の翻訳にあたる。のちロシア語を学び,「俄羅斯語(オロシヤゴ)小成」を著した。
ばばすえ
ばばすえ 【馬場末】
「馬場先(ババサキ)」に同じ。
⇔馬場本(ババモト)
「―に門のありけるがあきたりけるに/著聞 15」
ばばたつい
ばばたつい 【馬場辰猪】
(1850-1888) 政治家・思想家。土佐藩士の子。孤蝶の兄。慶応義塾に学び,イギリスに留学。法学を修める。帰国後,自由党員として活動。自由民権思想の啓蒙に尽くした。主著「天賦人権論」
ばばだんいせき
ばばだんいせき 【馬場壇遺跡】
宮城県古川市清水にある旧石器時代の遺跡。二〇万年前の石器,一二万年前の尖頭器・炉址が発掘され,前期旧石器存否論争を終わらせた。
ばばっちい
ばばっち・い [4] (形)
〔幼児語〕
(「ばば(糞)しい」の転じたもの)汚い。ばっちい。
ばばつねご
ばばつねご 【馬場恒吾】
(1875-1956) 政治評論家。岡山県生まれ。ジャパン-タイムズ・国民新聞などで自由主義擁護の論陣を張る。のち読売新聞社社長。
ばばどの
ばばどの 【馬場殿】
⇒うまばどの(馬場殿)
ばばぬき
ばばぬき [3][4][0] 【婆抜き】
トランプ-ゲームの一。一枚ずつ順に隣の人の札を抜き合い,手札に同じ数の札が二枚そろえば場に捨て,最後まで「ばば」と決められた札を手札に残した者が負ける。
ばばはじめ
ばばはじめ [3] 【馬場始め】
(1)新設した馬場を初めて使うこと。
(2)新年に初めて馬場で馬に乗ること。[季]新年。
ばばぶんこう
ばばぶんこう 【馬場文耕】
(1718-1758) 江戸中期の講釈師。伊予の人。本姓,中井。通称,文右衛門。世話物の分野を開拓。美濃金森家の収賄事件を口演し,幕府批判の罪で死罪となった。著「近世江都著聞集」など。
ばばもと
ばばもと 【馬場本】
馬場の,馬を乗り出す所。うまだし。
⇔馬場末(ババスエ)
ばひつ
ばひつ [0] 【馬匹】
馬。「―改良」
ばひふう
ばひふう [0] 【馬脾風】
ジフテリアの漢方名。
ばび
ばび [1] 【馬尾】
(1)馬の尾。
(2)馬の尾の毛。馬素(バス)。
ばびほう
ばびほう [2] 【馬尾蜂】
⇒うまのおばち(馬尾蜂)
ばふ
ばふ [1] 【馬夫】
馬子(マゴ)。馬方(ウマカタ)。
ばふく
ばふく [0] 【馬腹】
馬の腹。
ばふさぎ
ばふさぎ [2][3] 【場塞ぎ】
「場所塞ぎ」に同じ。
ばふだ
ばふだ [0] 【場札】
トランプや花札で,場においてある札。
ばふん
ばふん [0] 【馬糞】
馬のくそ。まぐそ。
ばふんうに
ばふんうに [4][2] 【馬糞海胆】
ウニの一種。殻はやや扁平な球形で,直径約4センチメートル。短いとげが密生する。全体暗緑色。生殖巣は最高級の雲丹(ウニ)として賞味される。北海道南部以南に分布。日本特産種。マグソガゼ。
ばふんし
ばふんし [2] 【馬糞紙】
藁(ワラ)などを原料とした,黄色くかたいボール紙。
ばべん
ばべん [0] 【馬鞭】
乗馬のときに用いる鞭(ムチ)。
ばべんそう
ばべんそう [0] 【馬鞭草】
クマツヅラの別名。
ばぼう
ばぼう [0] 【馬房】
長屋風の小屋を仕切った,馬一頭が入る馬屋。
ばぼつ
ばぼつ [0] 【馬勃】
馬の糞。転じて,価値のないもの。
ばむ
ば・む (接尾)
〔動詞五[四]段型活用〕
名詞などに付いて,「その様子を表す」「そのさまを帯びる」意を表す。「汗―・む」「けしき―・む」「黄―・む」
ばめん
ばめん [0] 【馬面】
(1)馬のように細長い顔。うまづら。
(2)馬具の一種。馬の額から鼻にかけておおうもの。唐鞍(カラクラ)の銀面など装飾用のものと馬鎧(ウマヨロイ)の竜面(リヨウメン)など武装用とがある。
ばめん
ばめん【場面】
a scene;→英和
a place;→英和
a spot.→英和
ばめん
ばめん [0][1] 【場面】
(1)ある事が行われているその場のようす。また,その場所。「いやな―に出くわした」
(2)演劇・映画などの一情景。シーン。「名―」
(3)市場の状況。場況。
ばめんし
ばめんし [2] 【場面師】
取引で,一定の売買の計画をもたず,その場の形勢から判断して売買する相場師。
ばや
ばや (連語)
□一□〔接続助詞「ば」に間投助詞「や」の付いたもの〕
活用語の已然形に接続する。「ば」は確定条件を表し,「や」は詠嘆の意を表す。「すくすくと我がいませ―木幡の道に逢はしし嬢子(オトメ)/古事記(中)」
□二□〔接続助詞「ば」に係助詞「や」の付いたもの〕
(1)活用語の未然形に接続する。
(ア)「ば」は仮定条件を表し,「や」は疑問の意を表す。…したら…か。…したら…であろうか。「心あてに折ら―折らむ初霜の置きまどはせる白菊の花/古今(秋下)」
(イ)文末にあって,反語的否定を表す。「酒はのませたし銭はあら―,詩を作て酒にかへて淵明に酒をめたとのませた也/中華若木詩抄」
(2)活用語の已然形に接続する。「ば」は確定条件を表し,「や」は疑問を表す。…だから…か。…だから…なのだろうか。「思ひつつぬれ―人の見えつらむ夢と知りせばさめざらましを/古今(恋二)」
ばや
ばや (終助)
〔接続助詞「ば」に助詞「や」の付いたものから〕
活用語の未然形に接続する。
(1)話し手自身の希望を表す。…したいものだ。「かかる所に思ふやうならむ人をすゑて住ま―/源氏(桐壺)」「世の中に物語といふ物のあんなるを,いかで見―と思ひつつ/更級」
(2)ある状態の実現を希望する意を表す。…であってほしい。「出づればやがて小幡山,馬はあら―徒歩(カチ)にても,君をおもへばゆくぞとよと/平治(下・古活字本)」
(3)(多く「あらばや」の形で用いられて)強い否定の意を表す。…どころか,全く…ない。「云た事をきかぬほどに周の粟をくひ事があら―とて食はざるぞ/史記抄 10」
〔語源について,「や」は,本来,疑問の係助詞とみる説や詠嘆の間投助詞とみる説がある〕
→ばや(連語)
ばゆう
ばゆう 【馬融】
(79-166) 中国,後漢の学者。博学で,「孝経」「論語」「尚書」「老子」などの注釈を著した。鄭玄(ジヨウゲン)の師。
ばら
ばら 【輩】 (接尾)
人を表す語に付いて,二人以上同類がいることを示す。ふぜい。たち。ども。ら。「役人―」「色を好む嫖客(タワレオ)―は/当世書生気質(逍遥)」
〔現在は相手を見下した場合に用いられる〕
ばら
ばら【薔薇】
a rose.→英和
〜色の rosy.→英和
ばら
ばら [1] 【散】
(1)本来ひとまとまりや組になっている物を,ばらばらに分けたもの。また,そのような状態。「―にして売る」「―で売る」
(2)「散銭(バラセン)」の略。「巾着より―ざらりと出して/露小袖(乙羽)」
ばら
ばら [0] 【荊棘】
〔「うばら(茨)」の転〕
とげのある低木の総称。いばら。
ばら
ばら
〜で売る sell <things> loose.‖ばら銭 small change.
ばら
ばら [0] 【薔薇】
〔「ばら(荊棘)」と同源〕
バラ科の低木。観賞用に栽培される。高さ1〜3メートルに達し,とげがあり,時につる性となる。葉は奇数羽状複葉。花は重弁,時に五弁。ヨーロッパ・中国・日本産の野生種を交配改良したもので,多くの系統がある。しょうび。そうび。[季]夏。
ばら
ばら [1] 【肋】
「肋肉(バラニク)」の略。
ばらいろ
ばらいろ [0] 【薔薇色】
(1)明るいくれない色。淡紅色。「―の頬(ホオ)」
(2)(比喩的に)しあわせや希望に満ちている状態。輝かしい未来などを象徴する色。「―の人生」「―の未来」
ばらうり
ばらうり [0] 【散売り】 (名)スル
まとめてある物をばらばらに分けて売ること。「タバコの―」
ばらか
ばらか [0] 【薔薇科】
双子葉植物の一科。温帯地方に多く,世界に一〇〇属,三〇〇〇種がある。草本および木本で,木本では高木になるものも多い。葉は互生。花は放射相称。花弁は普通五個で多数のおしべがある。日本ではシモツケ・ヤマブキ・オランダイチゴ・キイチゴ・サクラ・ウメ・ビワ・ボケ・リンゴ・ナシなど有用植物が多く,また多くの野生種がある。
ばらがき
ばらがき [0] 【ばら掻き】 (名・形動)
(1)所かまわずにひっかいて傷をつける・こと(さま)。「木の根・茨に突懸り,衣類手足のわかちもなく,―になり/滑稽本・八笑人」
(2)〔「茨垣」にかけて,誰にでもひっかかる意から〕
みだらなこと。「実にろんどんじやあ女がそんなに―かね/西洋道中膝栗毛(魯文)」
(3)乱暴なこと。荒っぽいこと。「そんな―な事を言つて/歌舞伎・櫓太鼓」
ばらがたそうしょく
ばらがたそうしょく [5] 【薔薇形装飾】
⇒ロゼット
ばらきせき
ばらきせき [3] 【薔薇輝石】
マンガン・カルシウムを主成分とするケイ酸塩鉱物。三斜晶系に属し,濃紅色のガラス光沢があり,自形の結晶はまれで,多くは塊状。マンガン鉱床・熱水鉱脈などに産する。
ばらける
ばら・ける [3] 【散ける】 (動カ下一)[文]カ下二 ばら・く
一つにまとまっていたものがばらばらにわかれる。「髪が―・ける」
ばらしん
ばらしん [0] 【薔薇疹】
皮膚に多発する小形の紅色の発疹。ウイルス性発疹症・腸チフス・薬疹・梅毒第二期の初期などに見られる。
ばらじゅうじうんどう
ばらじゅうじうんどう バラジフジ― [6] 【薔薇十字運動】
ルネサンスから啓蒙主義時代にかけて,西欧にあった秘密結社的な文化運動。ヘルメス主義・カバラ・錬金術の統合によるユートピアの建設を目指した。
ばらす
ばらす
(1)[分解]take <a thing> to pieces.(2) ⇒暴露,殺す.
ばらす
ばら・す [2] (動サ五[四])
(1)分解してばらばらにする。「ラジオを―・す」
(2)人の秘密を他人に知らせる。あばく。「昨日のことを皆に―・すぞ」
(3)殺す。「しゃべると―・すぞ」
(4)売りとばす。「騙取(カタリト)つて上方へ―・したら大金になる/歌舞伎・唐人殺」
(5)一度釣り針にかけた魚を逃がす。
[可能] ばらせる
ばらずし
ばらずし [2] 【散鮨】
(押し鮨・握り鮨に対して)散らし鮨。
ばらずみ
ばらずみ [2][0] 【散炭】
小枝からつくられた細かい炭。
ばらせいうん
ばらせいうん [3] 【薔薇星雲】
一角獣座にある美しい散光星雲。写真には赤いバラのように写る。内部に黒く小さい点々のグロビュールがある。距離四六〇〇光年。
ばらせきえい
ばらせきえい [3] 【薔薇石英】
塊状をなし,紅白色ないし淡紅色を呈する石英。飾り石とする。
ばらせん
ばらせん [0] 【荊棘線】
有刺(ユウシ)鉄線のこと。
ばらせん
ばらせん [0] 【散銭】
小銭(コゼニ)。ばら。
ばらせんそう
ばらせんそう 【薔薇戦争】
1455〜85年にイギリスで起こった王位争奪の内乱。記章が赤ばらのランカスター家と白ばらのヨーク家に封建貴族が二分して争い,前者が勝ってヘンリー七世がチューダー朝を開いた。結果的には封建貴族が疲弊し王権が強化された。
ばらたなご
ばらたなご [3] 【薔薇鱮】
コイ目の淡水魚。全長4〜6センチメートル。体高が高く側扁し,菱(ヒシ)形をなす。産卵期の雄は追い星を生じ,淡褐色の体色に赤・青色が現れて美しい。冬の釣魚。観賞魚。西日本に分布。
ばらだま
ばらだま [0] 【散弾】
(1)「さんだん(散弾)」に同じ。
(2)一発ずつこめて撃つ弾丸。
ばらつき
ばらつき [0]
(1)ふぞろいであること。「作品の出来に―がある」
(2)統計で,資料の値(あるいは測定値など)が平均値などの周囲に不規則に分布する状態。
ばらつく
ばらつ・く [0] (動カ五[四])
(1)やや大粒の雨や霰(アラレ)などが少し降ってくる。
(2)ばらばらに乱れる。「髪が―・く」
(3)不規則に分布する。ふぞろいになる。「測定値が―・く」
ばらづみ
ばらづみ【ばら積みにする】
load <things> in bulk.
ばらづみ
ばらづみ [0] 【散積み】 (名)スル
鉱石・穀物などを,荷造りをしないでそのまま積み込むこと。「―船」
ばらに
ばらに [0] 【散荷】
ばら積みの荷物。
ばらにく
ばらにく [2][0] 【肋肉】
〔肋(アバラ)についた肉の意〕
牛・豚の腹側の肉。肉と脂肪が層をなしている。三枚肉。ばら。
→牛肉
→豚肉
ばらはた
ばらはた [0][2] 【薔薇羽太】
スズキ目ハタ科の海魚。体長60センチメートル程度。背びれのとげは九本。尾びれは三日月形に深く湾入し,後縁は黄色。南日本からインド・太平洋域のサンゴ礁の外縁に生息。
ばらばら
ばらばら
■一■ [1] (副)
(「と」を伴っても用いる)
(1)比較的大きな粒状の物が続けざまに落ちるさま。また,その時に出る音を表す語。「夕立が―(と)降り出す」「米粒が―(と)こぼれる」「敵弾が―(と)飛んで来る」
(2)人などがいっせいに,あるいは,次々とまとまりなく動くさま。「数人の男が―(と)飛び出して来た」
■二■ [0] (形動)
まとまりがなく別々になっているさま。「兄弟が―に生活する」「みんなの気持ちが―だ」「てんでん―」
ばらばら
ばらばら
〜にする take <a thing> to pieces (分解);break up (こわす).〜になる[散る]scatter;→英和
disperse.→英和
‖ばらばら事件 a torso murder case.
ばらばらがみ
ばらばらがみ [4] 【ばらばら髪】
振り乱れた髪。ざんばら髪。
ばらばら髪
ばらばらがみ [4] 【ばらばら髪】
振り乱れた髪。ざんばら髪。
ばらふ
ばらふ [0] 【散斑】
(1)まばらな斑点。
(2)黒い斑点のある,タイマイの鼈甲(ベツコウ)。
ばらまき
ばらまき [0] 【散蒔き】
作物の種子を畝(ウネ)にまき散らしてまくまき方。
→条播(ジヨウハ)
→点播(テンパ)
ばらまく
ばらま・く [3] 【散蒔く】 (動カ五[四])
(1)乱雑にまき散らす。ばらばらにまき散らす。「宝石を―・いたような星空」
(2)金品などを広い範囲の人に分け与える。「ビラを―・く」「金を―・く」
[可能] ばらまける
ばらまく
ばらまく【ばら蒔く】
scatter.→英和
ばらめぬけ
ばらめぬけ [3] 【薔薇目抜】
カサゴ目の海魚。全長約40センチメートル。メヌケ類の一種で,体高が大きく全体が赤色で目が大きい。重要な水産魚。食用。千島列島から銚子沖にかけて深海の岩礁域に分布。バラサガ。
ばらものがたり
ばらものがたり 【薔薇物語】
〔原題 (フランス) Le Roman de la Rose〕
恋愛の作法を述べたフランス中世の寓意文学。前編は1225年から40年にかけてギョーム=ド=ロリスにより,後編はジャン=ド=マンにより1275年から80年にかけて書かれた。
ばらゆ
ばらゆ [2] 【薔薇油】
バラの花を水蒸気蒸留してとる精油。淡黄色粘稠な液体で,高級な天然香料とされる。
ばらり
ばらり [2][3] (副)
(多く「と」を伴って)
(1)一つにまとまっていたものが解けて乱れるさま。また,物が散り落ちるさま。「髪が―と下がる」「玉石を―とまく」
(2)糸・紐(ヒモ)などが切れるさま。「縄が―と切れる」
(3)すっかり。ことごとく。「あれも是もの心あてども―と違ひ/浮世草子・禁短気」
(4)琵琶(ビワ)を弾くときの撥(バチ)音を表す語。「撥音爪音―からり/謡曲・絃上」
ばらりずんと
ばらりずんと (副)
一刀のもとに斬り下ろすさま。「抜うちに―肩先かけ/高橋阿伝夜叉譚(魯文)」
ばら掻き
ばらがき [0] 【ばら掻き】 (名・形動)
(1)所かまわずにひっかいて傷をつける・こと(さま)。「木の根・茨に突懸り,衣類手足のわかちもなく,―になり/滑稽本・八笑人」
(2)〔「茨垣」にかけて,誰にでもひっかかる意から〕
みだらなこと。「実にろんどんじやあ女がそんなに―かね/西洋道中膝栗毛(魯文)」
(3)乱暴なこと。荒っぽいこと。「そんな―な事を言つて/歌舞伎・櫓太鼓」
ばら積みにする
ばらづみ【ばら積みにする】
load <things> in bulk.
ばら蒔く
ばらまく【ばら蒔く】
scatter.→英和
ばり
ばり 【尿】
〔「ゆばり」の略〕
小便。いばり。「うらが親方の背戸口に,―をこいてゐたと思へ/滑稽本・膝栗毛(初)」
ばり
ばり 【張り】 (接尾)
(1)人名などに付いて,それに似ている,それをまねているの意を表す。「円朝―の話しぶり」「左翼―の考え方」
(2)人数を表す語に付いて,弦(ツル)を張るのに要する人数によって弓の強さを表す。「三人―の弓」
ばり
ばり【罵詈】
⇒罵倒.
ばり
ばり [1] 【罵詈】 (名)スル
〔「罵」も「詈」も悪口を言う意〕
きたない言葉で悪口を言うこと。また,その言葉。ののしり。「―を浴びせる」「―雑言(ゾウゴン)」「彼程(アレホド)貴君(アナタ)に―されても腹も立てずに/浮雲(四迷)」
ばりき
ばりき【馬力】
(1)[単位]horsepower <HP,h.p.> .→英和
(2)[体力]energy.→英和
〜をかける make a great(er) effort (努力する).
‖百馬力モーター a 100 h.p.motor.
ばりき
ばりき [0] 【馬力】
(1)工業上用いられる仕事率の単位。国によって定義が異なり,日本では0.750キロワットを一馬力とした。また,毎秒550フィートポンド(0.74キロワット)を一馬力とする英馬力,毎秒75キログラムメートル(0.7355キロワット)の仏馬力などがある。現在は仏馬力のみが計量法で認められている。
→ワット
〔horsepower の訳語〕
(2)精力。活力。体力。「―がある」
(3)明治時代,荷馬車の別名。
ばりき=を掛ける
――を掛・ける
精を出して仕事にはげむ。馬力を出す。
ばりざんぼう
ばりざんぼう [1] 【罵詈讒謗】 (名)スル
ありとあらゆる悪口を言ってののしり,そしること。また,その言葉。「口をきわめて―する」「―を浴びせる」
ばりぞうごん
ばりぞうごん [1] 【罵詈雑言】
ありとあらゆる口ぎたない,ののしりの言葉。「―を浴びせる」
ばりっと
ばりっと [2] (副)スル
(1)固い物が勢いよく破れたり,くっついている物がはがれたりする時の音を表す語。「張り紙を―はがす」「窓ガラスに―ひびがはいる」
(2)「ぱりっと{(2)}」に同じ。「―した服装の男」
ばりばり
ばりばり
■一■ [1] (副)
(1)物をはげしく引き裂いたり砕いたりするときの音を表す語。「厚紙を―(と)引きさく」「厚い氷を―(と)割る」
(2)固いものをかみくだくときの音を表す語。「せんべいを―(と)食う」
(3)勢いよく続けざまに物事をするさま。活動的なさま。「―仕事をする」
■二■ [0] (名・形動)
(1)物がこわばっている・こと(さま)。「糊で―の浴衣(ユカタ)」
(2)勢いが盛んで活動的な・こと(さま)。また,そのような人。「現役の―」「自称青年政事家で某新聞の―記者/社会百面相(魯庵)」「今日は―する立者ばかりを呼にやつたが/人情本・辰巳園 3」
(3)羽振りがよい・こと(さま)。「まへ方は此方(コツチ)へ出て居て,―といはせたさうだが/人情本・辰巳園(後)」
ばりばり
ばりばり
〜噛(か)む crunch.→英和
ばりばりのき
ばりばりのき [6] 【ばりばりの木】
クスノキ科の常緑高木。暖地の山地に生える。葉は披針形でやや革質。雌雄異株。秋,葉腋(ヨウエキ)に淡黄緑色の小花を球状につける。果実は楕円形で翌春黒色に熟す。アオガシ。アオカゴノキ。
ばりばりの木
ばりばりのき [6] 【ばりばりの木】
クスノキ科の常緑高木。暖地の山地に生える。葉は披針形でやや革質。雌雄異株。秋,葉腋(ヨウエキ)に淡黄緑色の小花を球状につける。果実は楕円形で翌春黒色に熟す。アオガシ。アオカゴノキ。
ばりょう
ばりょう [0] ―レウ 【馬料】 ・ ―リヤウ 【馬糧】
馬のえさ。馬の飼料。
ばる
ば・る (接尾)
〔動詞五[四]段型活用。動詞「はる(張)」が接尾語化したもの〕
(1)その様子が普通以上に顕著であるさまの意を表す。「四角―・る」「格式―・る」
(2)その事を強く押し通すさまの意を表す。「欲―・る」「気―・る」
ばれ
ばれ
(1)みだらなこと。下品なこと。「御白洲で―を言ひ出すばか亭主/柳多留 18」
→ばれ句
(2)ことがうまくまとまらないこと。また,しくじること。「肚胸の悪い奴とうつかり組むと―の元/歌舞伎・島鵆」
ばれい
ばれい [0] 【馬鈴】
「馬鐸(バタク)」に同じ。
ばれい
ばれい [0] 【馬齢】
(1)馬の年齢。日本では数えどしを用いる。
(2)自分の年齢を卑下していう語。犬馬の年。「―を加える」「私は―ここに二十五/黒潮(蘆花)」
ばれい=を重(カサ)ねる
――を重(カサ)・ねる
たいしたこともせず,ただ年だけとる。むだに年をとる。馬齢を加える。「いたずらに―・ねる」
ばれいしょ
ばれいしょ [0] 【馬鈴薯】
ジャガイモの別名。[季]秋。
ばれいしょ
ばれいしょ【馬鈴薯】
a potato.→英和
ばれいしょでんぷん
ばれいしょでんぷん [5] 【馬鈴薯澱粉】
ジャガイモから取ったデンプンのこと。色が白く品質が均一なため,練り製品・医薬用などに広く利用される。
ばれき
ばれき [0] 【馬櫪】
馬屋の根太(ネダ)。また,飼い葉桶。転じて,馬屋。
ばれきじん
ばれきじん [3] 【馬櫪神】
馬の守護神。両足で猿とセキレイを踏み,両手に剣を持った姿が描かれる。
ばれく
ばれく [0] 【ばれ句】
みだらな内容の川柳。卑猥(ヒワイ)な川柳。
ばれる
ばれる
⇒暴露.
ばれる
ば・れる [2] (動ラ下一)
(1)うそや隠し事などが他人に知られてしまう。露見(ロケン)する。発覚する。「うそをついてもすぐ―・れるよ」「脱税が―・れる」
(2)釣りで,針にかかった魚が逃げる。
(3)約束事などがだめになる。破談になる。「みうけの―・れたる女郎/洒落本・蕩子筌枉解」
(4)みだらな話をする。しもがかる。「わざと―・れたる詞付/浄瑠璃・鎌田兵衛」
ばれん
ばれん [0] 【馬簾】
(1)纏(マトイ)の周囲に垂れ下がっている,革・紙などを細長く切ったもの。
(2)歌舞伎で,四天の衣装の裾などについている房。
ばれん
ばれん [0] 【馬楝・馬連】
木版刷りで,版木にのせた紙を上からこする道具。和紙で作った皿形のものの中に芯(シン)を入れ竹皮で包んだもの。
ばれ句
ばれく [0] 【ばれ句】
みだらな内容の川柳。卑猥(ヒワイ)な川柳。
ばん
ばん 【判】
⇒はん(判)(4)
ばん
ばん 【版】
⇒はん(版)
ばん
ばん 【番】
■一■ [1] (名)
(1)かわるがわる事を行う場合の順序。「今度は君の―だ」「―がまわってくる」「掃除の―に当たる」
(2)見張りをすること。番人。「店の―をする」
(3)順番によって行う勤め。当番。特に宿直のことをいう。「おのが―に当りて,いささかなる事もあらせじ/源氏(浮舟)」
(4)名詞の上に付いて複合語をつくり,常用のもの,あるいは粗末なものの意を表す。当番の人の用いる物の意からの転。「―茶」「―傘」
■二■ (接尾)
助数詞。
(1)順序・等級・番号などを表すのに用いる。「一―」「一丁目三―」
(2)勝負の数を表すのに用いる。「三―とも勝つ」「七十一―職人歌合」
(3)能狂言の曲数を表すのに用いる。「狂言をたてつづけに三―見る」
ばん
ばん 【塙】
姓氏の一。
ばん
ばん [1] 【万】 (副)
(下に打ち消しの語を伴って用いる)
(1)どうしても。まんいち。「―やむを得ない場合」
(2)けっして。万に一つも。「―遺漏なきを期す」
ばん
ばん【判】
size.→英和
大〜の large(-sized).→英和
中〜の medium(-sized).→英和
ばん
ばん 【伴】
姓氏の一。
ばん
ばん [1] 【鷭】
ツル目クイナ科の鳥。全長約30センチメートル。全身黒褐色で額からくちばしの基部にかけて赤く,くちばしの先端は黄色。脇と尾に白い部分がある。世界中の中低緯度地域に分布する。日本全国の水辺で繁殖し,冬は暖地へ渡る。鳴き声が人の笑い声に似る。[季]夏。
ばん
ばん [1] 【幡】
〔仏〕 仏・菩薩の権威や力を示す荘厳具(シヨウゴング)として用いる旗の総称。
→幢(ドウ)
幡[図]
ばん
ばん【盤】
a board;→英和
a disk (円盤・レコード).→英和
ばん
ばん【番】
(1)[見張り](a) watch.→英和
(2)[順番]order;→英和
one's turn.(3)[勝負の]a game;→英和
a round.→英和
(4)[番号]a number;→英和
No. <2> .
〜をする watch;keep an eye <on> ;→英和
tend (店を).→英和
左から2〜目の second from the left.→英和
代り〜に by turns.
ばん
ばん【晩】
an evening;→英和
a night.→英和
月曜の〜に on Monday evening.
ばん
ばん [0] 【晩】
(1)日暮れ。夕方。
(2)夜。「―のうちに雨が降った」
(3)晩飯。夕食。「―のおかず」
ばん
ばん [1] 【盤】
(1)碁・将棋などをするための台。「将棋の―」
(2)レコード盤。音盤。録音盤。「 LP ―」「名―」
(3)食物をのせる器。さら。はち。「御―捧げて参る/宇治拾遺 7」
(4)食器などをのせる台。「はてのご―とりたる蔵人参りて/枕草子 23」
(5)中国古代の,洗面器状をした手洗い用の器。殷(イン)周時代の青銅製の祭器がよく知られる。
ばんあい
ばんあい [0] 【晩靄】
夕暮れに立つもや。夕もや。暮靄(ボアイ)。
ばんあつ
ばんあつ [0] 【盤圧】
坑道の天井・壁などに加わる岩盤の圧力。
ばんあん
ばんあん 【万庵】
(1666-1739) 江戸中期の禅僧・漢詩人。江戸の人。名は原資,号は万庵・芙蓉軒。はじめ宋元風の詩を作っていたが,のちに古文辞学によって華麗な詩風に変じた。著「江陵集」「解脱集」
ばんい
ばんい [1] 【蛮夷・蕃夷】
野蛮人。未開人。えびす。
ばんいし
ばんいし [3] 【番医師】
江戸時代,若年寄支配に属し,江戸城表方につめて,医療に当たった医師。表番医師。
ばんいち
ばんいち [1] 【万一】 (副)
(1)「まんいち(万一)」に同じ。「―に危む心から,暫く差控てゐた/浮雲(四迷)」
(2)一事が万事。いちいち。何につけても。「珍しくもねえ喧嘩を―(町役人ニ)持つてくでもねえから/滑稽本・浮世風呂 4」
ばんうたい
ばんうたい 【番謡】
素謡(スウタイ)で,謡曲一曲を全部謡うこと。
ばんえ
ばんえ [0] 【蛮絵・盤絵】
動植物を丸く図案化した模様。袍(ホウ)や舞楽の装束などに用いた。名称については種々の説があるが,定説はない。
蛮絵[図]
ばんえいけいば
ばんえいけいば [5] 【輓曳競馬】
輓馬が騎手と重量物を載せた橇(ソリ)をひき障害を設けた走路で行う競走。距離200メートル。北海道の地方競馬で開催されている。
ばんえつさいせん
ばんえつさいせん バンヱツ― 【磐越西線】
JR 東日本の鉄道線。福島県郡山・会津若松・新潟県新津間,176.3キロメートル。奥羽山脈横断線。
ばんえつとうせん
ばんえつとうせん バンヱツ― 【磐越東線】
JR 東日本の鉄道線。福島県いわき・郡山間,85.6キロメートル。阿武隈山地横断線。
ばんおう
ばんおう [0] 【晩鶯】
春の終わりから夏の初めにかけて鳴くうぐいす。老鶯。残鶯。
ばんか
ばんか [1] 【晩夏】
(1)夏の終わりごろ。[季]夏。《赤き月草は―の香を放つ/阿部筲人》
(2)陰暦六月の異名。
ばんか
ばんか [1] 【万化】 (名)スル
さまざまに変化すること。「千変(センペン)―」
ばんか
ばんか [1] 【万花・万華】
多くの種類の花。
ばんか
ばんか [1] 【蕃茄】
トマトの異名。
ばんか
ばんか [1] 【挽歌・輓歌】
〔中国で葬送の時,柩(ヒツギ)を挽(ヒ)く者が歌った歌をいうところから〕
(1)人の死を悼む詩歌。挽詩。哀悼(アイトウ)歌。
(2)万葉集で,相聞(ソウモン)・雑歌(ゾウカ)とともに三大部立ての一。人の死を悲しみ悼む歌。古今集以後の「哀傷」にあたる。
→相聞
→雑歌
ばんか
ばんか [1] 【晩霞】
(1)夕方に立つかすみ。
(2)夕焼け。
ばんか
ばんか【晩夏】
late summer.
ばんか
ばんか【挽歌】
an elegy.→英和
ばんかい
ばんかい【挽回】
recovery;restoration.→英和
〜する recover;→英和
restore;→英和
turn the tables.
ばんかい
ばんかい [0] 【挽回】 (名)スル
失ったものをとりかえすこと。もとへもどすこと。回復。「劣勢を―する」「名誉―」
ばんかきょう
ばんかきょう [0] 【万華鏡】
⇒まんげきょう(万華鏡)
ばんかく
ばんかく [0] 【万客】
⇒ばんきゃく(万客)
ばんかじ
ばんかじ [1] 【番鍛冶】
鎌倉初期,後鳥羽院の命により,一か月交替で院に勤番した刀工。彼らの打った刀を御所作り・菊一文字と呼んだ。
ばんかじゅ
ばんかじゅ バンクワ― [3] 【蕃瓜樹】
パパイアの漢名。
ばんかず
ばんかず [0] 【番数】
番組・取組などのかず。
ばんかた
ばんかた [0] 【番方】
(1)江戸幕府の職制の一。交替で雑務や幕営の警備,将軍身辺の護衛を勤める者。大番組・小姓番組・書院番組などがある。
(2)「番衆(バンシユウ)」に同じ。
ばんかつ
ばんかつ [0] 【盤割】
受精卵の部分割で,動物極付近だけでおこり,胚盤をつくる卵割様式。(魚類・爬虫類・鳥類・頭足類など)卵黄の多い端黄卵にみられる。
ばんかん
ばんかん [0] 【盤桓】 (名)スル
(1)あちらこちら歩きまわること。徘徊すること。「塁(ソコ)を出でて―し,壁(ソコ)に入つて跋扈(バツコ)す/三教指帰」
(2)先に進まずにとどまること。「一日島内に―して湖上の風景を望み/春窓綺話(早苗・逍遥・為之)」
ばんかん
ばんかん [0] 【晩柑】
甘夏・八朔(ハツサク)・伊予柑(イヨカン)など,甘橘(カンキツ)類の晩生(オクテ)のもの。
ばんかん
ばんかん [0] 【晩間】
夕方。晩。「―驟雨来らむとして来らず/日乗(荷風)」
ばんかん
ばんかん [0] 【万感】
一時に心に浮かぶ種々さまざまな感情。「―胸に迫る」「―の思いを託す」
ばんかん
ばんかん [0] 【万巻】
多くの書物。「―の書をひもとく」
ばんかん=交(コモゴモ)到(イタ)る
――交(コモゴモ)到(イタ)る
さまざまな思いが胸の中に湧き起こる。
ばんがい
ばんがい [1][0] 【幡蓋】
幢幡(ドウバン)と天蓋。
ばんがい
ばんがい【番外】
an extra.→英和
ばんがい
ばんがい [0] 【番外】
(1)定まっている番組・番数・構成員以外のもの。「―に余興が飛び出す」
(2)普通とはかけはなれて異なっていること。例外。
ばんがいち
ばんがいち [3] 【番外地】
番地が付与されていない土地。
ばんがく
ばんがく [0] 【万岳】
たくさんの山。「千山―」
ばんがく
ばんがく [0] 【晩学】
年をとってから学問を始めること。
ばんがく
ばんがく【晩学である】
began to learn (rather) late in life.
ばんがく
ばんがく 【番楽】
秋田・山形両県で行われる山伏神楽。旧暦一一月や正月などに行われ,能の古い形をとどめる。
ばんがさ
ばんがさ [0][3] 【番傘】
和傘の一種。太い竹の骨に厚い油紙を貼った,ふだん用の粗末で丈夫な傘。
ばんがさ
ばんがさ【番傘】
an oilpaper umbrella.
ばんがしら
ばんがしら [3] 【番頭】
(1)番衆の長。
(2)江戸幕府の番方の長。大番頭・小姓番頭・書院番頭など。
ばんがた
ばんがた [0] 【晩方】
夕方。よいのくち。
ばんがわり
ばんがわり [3] 【番代(わ)り】
勤務・当番などをかわること。代わり番。
ばんき
ばんき [1] 【晩期】
(1)終わりに近い時期。末期。
(2)晩年の時期。
ばんき
ばんき [1] 【万機】
政治上の多くの重要な事柄。「―を総攬(ソウラン)する」
ばんき=公論(コウロン)に決すべし
――公論(コウロン)に決すべし
〔「五箇条の御誓文」第一条の後半部分の語〕
国家の政治は世論に従って決定せよ。
ばんきしほんしゅぎ
ばんきしほんしゅぎ [7][1][4] 【晩期資本主義】
⇒後期(コウキ)資本主義
ばんきしゃ
ばんきしゃ [3] 【番記者】
いち早く情報を得るために,特定の人にいつもついている記者。
ばんきゃく
ばんきゃく [0] 【万客】
多くの客。ばんかく。
ばんきょ
ばんきょ [1] 【盤踞・蟠踞】 (名)スル
〔とぐろを巻いてうずくまる意から〕
(1)しっかりと根を張って動かないこと。「老松の―する辺/日光山の奥(花袋)」
(2)広い土地に勢力を張って,そこを動かないこと。「辺境に―する」「異分子の…政府部内に―するあれば/文学史骨(透谷)」
ばんきょう
ばんきょう [0] 【万境】
(1)あらゆる境遇。
(2)あらゆる場。
ばんきょう
ばんきょう [0] 【蕃境】
野蛮人の住む土地。蕃地。
ばんきょく
ばんきょく [0] 【盤曲】 (名)スル
まがりくねること。「―した山道」
ばんきん
ばんきん【板金】
a metal plate;sheet metal.‖板金加工 sheet metal processing.
ばんきん
ばんきん [0] 【万金】
⇒まんきん(万金)
ばんきん
ばんきん [0] 【板金・鈑金】
(1)金属の板を塑性変形させて各種の形に作ること。「―工」
(2)中世,金を板状に薄く打ち延ばしたもの。切り金(キン)に用いた。
ばんきん
ばんきん [0] 【万鈞】
物のきわめて重いこと。「―の重み」
ばんきん
ばんきん [0] 【輓近】
近ごろ。最近。近年。「―は顔色も憔悴して/当世書生気質(逍遥)」
ばんぎ
ばんぎ [1][3] 【板木】
寺院で,木槌で打って合図に用いる長方形の板。江戸時代には,火災の警報にも用いた。
ばんぎ
ばんぎ [0] 【盤木】
(1)船を建造する際,船底の諸所に入れて船体を支え,進水時に取り外す太い材。
(2)木馬(キウマ)のすべりを良くするため搬出路に枕木状に敷き並べる小丸太。
ばんぎく
ばんぎく [0] 【晩菊】
遅咲きの菊。
ばんく
ばんく [1] 【万苦】
多くの苦しみ。「千辛(センシン)―」
ばんくつ
ばんくつ [0] 【盤屈・蟠屈】 (名)スル
(1)複雑にいりくんでいること。「無数の大石―し/日本風景論(重昂)」
(2)心にわだかまりがあること。
ばんくるわせ
ばんくるわせ【番狂わせ】
a surprise.→英和
〜の unexpected.→英和
ばんくるわせ
ばんくるわせ [3] 【番狂わせ】
予想外のことが起きて,順序が狂うこと。勝負事などで,予期しない結果になること。「シード選手が初戦で敗退したのは―だった」
ばんぐせつ
ばんぐせつ [3] 【万愚節】
エープリル-フール。[季]春。
ばんぐそく
ばんぐそく [3] 【番具足】
粗末な具足。[日葡]
ばんぐみ
ばんぐみ【番組(を作る)】
(make up) a program.→英和
〜にのせる put <a play> on the program.
ばんぐみ
ばんぐみ [0] 【番組】
(1)放送・演劇・勝負事などを構成する,一つ一つの出し物,およびその順番。また,それを記した表。プログラム。「報道―」「―編成会議」「能の―」
(2)殿中に宿直勤務する番衆の組。[日葡]
ばんけい
ばんけい [0] 【晩景】
(1)夕方の景色。
(2)〔「ばんげい」とも〕
夕方。晩方。ばんげ。[日葡]
ばんけい
ばんけい 【盤珪】
(1622-1693) 江戸前期の臨済宗の僧。播磨浜田の人。勅諡(チヨクシ)は仏智弘済禅師。諱(イミナ)は永琢(ヨウタク)。竜門寺の開山。勅命で京都の妙心寺に住した。
ばんけい
ばんけい [0] 【盤景】
水盤に土や砂を盛り草木を作ってのせ,自然の風景を再現したもの。
ばんけい
ばんけい [0] 【万頃】
〔「頃」は百畝の耕地の意〕
地面または水面が広々としていること。ばんきょう。「因果の波を一たび起してより,―の乱れは永劫を極めて/薤露行(漱石)」
ばんけん
ばんけん【番犬】
a watchdog.→英和
ばんけん
ばんけん [0] 【番犬】
家の番をするために飼う犬。
ばんげ
ばんげ [0] 【晩げ】
晩方。夕方。晩景(バンケイ)。
ばんこ
ばんこ 【盤古】
中国神話で,天地を開闢(カイビヤク)したという神。
ばんこ
ばんこ [0] 【番子】
(1)番人,または当番の者。
(2)「番太(バンタ)」に同じ。
(3)「散手」「貴徳」などの舞楽で,舞人の後見をつとめる下役。
ばんこ
ばんこ 【番個】 (接尾)
助数詞。花札で,一二回のゲーム回数を一まとめにして数えるのに用いる。
ばんこ
ばんこ [1] 【万戸】
(1)多くの家。
(2)「万戸侯」の略。「位,外戚を越え,禄―に過ぎたり/太平記 26」
ばんこ
ばんこ [0]
旋盤(センバン)を俗にいう。
ばんこ
ばんこ [1] 【万古】
(1)遠い昔。また,大昔から今まで。千古。永久。永遠。「吾は―蒼然たる墳墓の上に立つなり/欺かざるの記(独歩)」
(2)「万古焼」の略。
ばんこう
ばんこう【蛮行】
a brutality.
ばんこう
ばんこう [0][1] 【万口】
多くの人の言葉。多数の人の言うところ。衆口。評判。「甲唱え乙和し,―殆んど一に出づるが如く/雪中梅(鉄腸)」
ばんこう
ばんこう [0] 【万考】
さまざまに考えること。「千思―」
ばんこう
ばんこう [0] 【蛮行】
野蛮な行為。乱暴で無作法な行為。
ばんこうか
ばんこうか [3] 【蕃紅花・番紅花】
サフランの漢名。
ばんこうけい
ばんこうけい 【伴蒿蹊】
(1733-1806) 江戸中・後期の国学者・歌人。京都の人。本名,資芳。初号を閑田子,剃髪して蒿蹊と改める。平安四天王の一人。著に家集「閑田詠草」「閑田文草」のほか「近世畸人伝」「国津文世々の跡」など。
ばんこく
ばんこく【万国旗】
flags of all nations.万国博覧会 an international[a world]exposition; <米> a world's fair;an Expo.
ばんこく
ばんこく [1] 【万国】
(1)あらゆる国。世界中の国々。万邦。「親子の情愛は―共通だ」
(2)国際,世界の意。
ばんこく
ばんこく [0] 【万斛】
〔「斛」は容量の単位。「石(コク)」に同じ〕
分量がはかりきれないほど多いことにいう語。「―の涙を流す」「―の同情」
ばんこく
ばんこく [0] 【晩刻】
(1)夕方。夕暮れ。
(2)夜。夜分。
ばんこく
ばんこく [0][1] 【蛮国・蕃国】
(1)野蛮な国。蕃邦。
(2)外国。
ばんこくおんぴょうもじ
ばんこくおんぴょうもじ [9][1][5] 【万国音標文字】
⇒国際音声記号(コクサイオンセイキゴウ)
ばんこくき
ばんこくき [3] 【万国旗】
世界中の国々の国旗。「会場を―で飾る」
ばんこくぎいんどうめい
ばんこくぎいんどうめい 【万国議員同盟】
⇒列国議会同盟(レツコクギカイドウメイ)
ばんこくこうほう
ばんこくこうほう [5] 【万国公法】
国際法の旧称。
ばんこくちず
ばんこくちず [5] 【万国地図】
世界地図。
ばんこくちょさくけんじょうやく
ばんこくちょさくけんじょうやく 【万国著作権条約】
ユネスコの推進により,1952年ジュネーブで調印された著作権の国際的保護に関する条約。著作権保護の異なる方式の統一的調整などをはかる。日本は56年(昭和31)加盟。
ばんこくちょさくけんほごどうめいじょうやく
ばんこくちょさくけんほごどうめいじょうやく 【万国著作権保護同盟条約】
1886年ベルンで締結された著作権を国際的に保護するための条約。日本は99年(明治32)加盟。ベルヌ条約。
ばんこくはくらんかい
ばんこくはくらんかい [7] 【万国博覧会】
〔exposition〕
世界各国がその工業製品・科学機械・美術工芸品などを出品展示する国際的な博覧会。1851年ロンドンで第一回が開かれた。日本の参加は67年のパリ万国博が最初で,江戸幕府・薩摩藩・佐賀藩がそれぞれ別個に出品展示を行なった。1970年(昭和45)には大阪で開催。万国博。万博(バンパク)。エキスポ。エクスポ。
ばんこくへいわかいぎ
ばんこくへいわかいぎ 【万国平和会議】
軍備縮小と世界平和を議題として,オランダのハーグで開催された二回の国際会議。1899年には二六か国が,1907年には四四か国が参加。軍縮問題は討議されなかったが,国際紛争平和的処理協約,有毒ガスの使用禁止宣言などを採択。ハーグ平和会議。
ばんこくゆうびんれんごう
ばんこくゆうびんれんごう 【万国郵便連合】
郵便物の円滑な相互交換など郵便諸業務の国際協力促進を目的とする国際機関。1874年,創設。日本は77年(明治10)に加盟。1947年,国際連合の専門機関となる。事務局所在地ベルン。UPU 。
ばんここう
ばんここう [3] 【万戸侯】
一万戸ある土地を領する諸侯。知行の多い大名。
ばんこっき
ばんこっき バンコク― [3] 【万国旗】
⇒ばんこくき(万国旗)
ばんこつ
ばんこつ [0] 【蛮骨】
気風や人柄が粗野なこと。蛮カラ。
ばんこつ
ばんこつ [1][0] 【万骨】
大勢の人々の骨。多くの犠牲。「一将功成って―枯る」
ばんこふえき
ばんこふえき [1][1][1] 【万古不易】
永久に変わらないこと。「―の真理」
ばんこやき
ばんこやき [0] 【万古焼】
陶器の一。元文年間(1736-1741)に伊勢国桑名の沼波弄山(ヌナミロウザン)の創始したもの。赤絵に秀作が多く,古万古・弄山万古と呼ばれ,弄山が江戸で製作したものは江戸万古の名がある。中絶後天保年間(1830-1844)に再興され,現在は四日市などで,褐色・朱褐色の急須を中心とする四日市万古と呼ばれるものが作られている。
ばんこん
ばんこん [0] 【晩婚】
通常の結婚年齢よりもおそく結婚すること。
⇔早婚
ばんこん
ばんこん [0] 【盤根】
わだかまった根。
ばんこん
ばんこん【晩婚である】
married (rather) late in life.
ばんこん
ばんこん [0] 【万恨】
多くのうらみ。「―を抱く」
ばんこんさくせつ
ばんこんさくせつ [0] 【盤根錯節】
(1)わだかまった根と入り組んだ節(フシ)。
(2)入り組んでいて解決の困難な事柄。「機に応じ変に適して―を断ずること/獺祭書屋俳話(子規)」
ばんご
ばんご [1] 【蛮語】
異国の言葉。外国語を卑しんでいう。
ばんごう
ばんごう [3] 【番号】
順番や物の識別などのために付す数字や符号。ナンバー。「当選―」「背―」「―順に並べる」
〔number の訳語〕
ばんごう
ばんごう【番号】
a number.→英和
〜の順に in numerical order.〜を打つ number.〜が違います <電話> You have the wrong number.‖番号札 a number plate[ticket].
ばんごういんじき
ばんごういんじき [7] 【番号印字器】
⇒ナンバリング
ばんごはん
ばんごはん [3] 【晩御飯】
晩の食事。晩飯(バンメシ)。夕御飯。
ばんごや
ばんごや [0] 【番小屋】
(1)見張り人のいる小屋。見張り小屋。
(2)江戸時代,江戸各町の自身番の詰め所の小屋。自身番屋。また,木戸口に置かれ番太が住んだ小屋。番屋。
ばんさい
ばんさい [0] 【坂西】
関西の異名。ばんせい。
ばんさい
ばんさい [0] 【晩歳】
年老いた時。晩年。
ばんさいぼう
ばんさいぼう [3] 【伴細胞】
植物の師管に付随する柔細胞。原形質に富み,師管と連絡しているが,機能は不明。
ばんさく
ばんさく [0] 【万策】
ありとあらゆる方法。可能な限りのすべての手段。「―尽きる」
ばんさく
ばんさく【万策尽きる】
be at a loss;→英和
be at one's wits' end.
ばんさく
ばんさく [0] 【盤錯】
「盤根錯節(バンコンサクセツ)」の略。
ばんさん
ばんさん [0] 【晩産】
妊娠第四三週以後に出産すること。胎児が成育し,出産困難を伴うことが多い。
⇔早産
ばんさん
ばんさん【晩餐】
(a) dinner.→英和
晩餐会 a dinner party.
ばんさん
ばんさん [0] 【晩餐】
晩の食事。現代では,会合などでのあらたまった夕食をいう。「―会」「―に招かれる」
ばんざい
ばんざい [0] 【晩材】
木材で,質が密で濃色の部分。夏から秋にかけて形成された木部で,年輪の外縁となる。夏材。秋材。
⇔早材
ばんざい
ばんざい【万歳】
cheers.〜を三唱する give three cheers <for> .女王陛下万歳 Long live the Queen!
ばんざい
ばんざい [3] 【万歳】
〔「ばん」は漢音,「さい」は呉音〕
■一■ (名)スル
(1)「ばんざい{■二■}」を唱えること。また,唱えたくなるほどめでたいこと,嬉しいこと。「―を三唱する」「この案が通れば―なのだが」
(2)〔両手を上げる形から〕
打開の方法がないこと。困って,なるがままにまかせること。降参。お手上げ。「もう―するしかない」
(3)〔上げた両手が「ばんざい■二■」の形になることから〕
野球で,野手がフライをとろうとして目測を誤り,頭の上を越されること。
(4)「ばんぜい(万歳)」に同じ。
■二■ (感)
めでたい時や嬉しい時,長久を祈る時などに唱える語。多く,両手を頭上に高く振り上げる動作を伴う。「―,出来たぞ」
ばんざい=の後(ノチ)
――の後(ノチ)
⇒ばんぜい(万歳)の後(ノチ)
ばんざいじけん
ばんざいじけん 【万歳事件】
⇒三・一(サンイチ)独立運動(ドクリツウンドウ)
ばんざいらく
ばんざいらく [3] 【万歳楽】
⇒まんざいらく(万歳楽)
ばんし
ばんし [1] 【万死】
(1)到底命の助からぬこと。
(2)何度も死ぬこと。「罪,―に値する」
ばんし
ばんし [1] 【番士】
(1)武家時代,殿中その他諸所の警備にあたった武士。
(2)当番にあたって勤務する兵士。
ばんし
ばんし [1] 【挽詩・輓詩】
〔「挽」「輓」は柩(ヒツギ)を引く意〕
死者をいたむ詩。挽歌。
ばんし=に一生を得る
――に一生を得る
とても助かる見込みがなかったところを,かろうじて助かる。万死の中(ウチ)に一生を得る。九死に一生を得る。
ばんし=一生を顧(カエリ)みず
――一生を顧(カエリ)みず
〔史記(陳余伝)〕
生きのびる希望をもたない。必死の覚悟を決める。
ばんしき
ばんしき [0] 【盤渉】
(1)日本音楽の音名。十二律の一〇番目の音。中国十二律の南呂(ナンリヨ)に相当し,音高は洋楽ロ音にほぼ等しい。
→十二律
(2)能楽囃子の笛の用語。低い方から六番目の指孔。また,各旋律句がその指孔の音で終わる曲を「盤渉の曲」という。
⇔黄鐘(オウシキ)(2)
ばんしきちょう
ばんしきちょう [0] 【盤渉調】
雅楽六調子の一。盤渉{(1)}を基音とする。律旋に属する。
ばんしゃ
ばんしゃ [1] 【万謝】 (名)スル
(1)厚く感謝すること。「僕敢て―す/花柳春話(純一郎)」
(2)ふかくわびること。
ばんしゃ
ばんしゃ [1] 【蕃社】
〔「社」は祭祀(サイシ)集団の意〕
第二次大戦前の台湾で,漢民族以外の先住民(高砂族)の血縁を基礎とする地縁的な集団に対する中国側・日本側の呼称。
ばんしゃく
ばんしゃく【晩酌する】
have a drink at supper.
ばんしゃく
ばんしゃく [0] 【晩酌】 (名)スル
(家庭で)晩の食事の時,酒を飲むこと。また,その酒。
ばんしゃのごく
ばんしゃのごく 【蛮社の獄】
〔「蛮社」は「蛮学社中」の略〕
1839年,江戸幕府が渡辺崋山・高野長英らの蘭学者に加えた言論弾圧事件。モリソン号事件を契機とし,崋山は「慎機論」,長英は「夢物語」を書いて幕府の外国船撃攘策を批判。幕府は幕政批判のかどで,崋山を国元蟄居,長英を永牢とした。
→尚歯会
ばんしゅ
ばんしゅ [1] 【万種】
多くの種類。さまざまな事柄。「感慨―/日乗(荷風)」
ばんしゅう
ばんしゅう [0] 【晩秋】
(1)秋の終わり頃。暮秋。[季]秋。
(2)陰暦九月の異名。
ばんしゅう
ばんしゅう【晩秋】
late autumn.〜に late in autumn.
ばんしゅう
ばんしゅう [0] 【番衆】
殿中・本陣などに宿直して,警固・雑務に従事する者。特に鎌倉・室町幕府の職制の一。幕営に詰めて,将軍の身辺警固などにあたった者。番方。
ばんしゅう
ばんしゅう 【磐州】
磐城(イワキ)国の別名。
ばんしゅう
ばんしゅう [0] 【蛮習・蕃習】
野蛮な風習。
ばんしゅう
ばんしゅう 【播州】
播磨(ハリマ)国の別名。
ばんしゅうさらやしき
ばんしゅうさらやしき 【播州皿屋敷】
人形浄瑠璃。時代物。為永太郎兵衛・浅田一鳥作。1741年初演。お家乗っ取りの悪事を腰元お菊に聞かれた青山鉄山は,重宝の皿紛失の科(トガ)を負わせてお菊を殺し井戸へ捨てるが,お菊の亡霊によって滅ぼされる。のちの皿屋敷物のもとになった。
ばんしゅん
ばんしゅん【晩春】
late spring.〜に late in spring.
ばんしゅん
ばんしゅん [0] 【晩春】
(1)春の終わり頃。暮春。[季]春。
(2)陰暦三月の異名。
ばんしゅんらく
ばんしゅんらく 【万春楽】
⇒ばんすらく(万春楽)
ばんしょ
ばんしょ [1] 【万庶】
世の中のすべての民。万民。
ばんしょ
ばんしょ [0] 【板書】 (名)スル
(授業において)黒板に字を書くこと。「数式を―する」
ばんしょ
ばんしょ【板書する】
write on a blackboard.→英和
ばんしょ
ばんしょ [1] 【蕃藷】
サツマイモの異名。
ばんしょ
ばんしょ [1][0] 【蕃書】
江戸時代,オランダの書物を中心とする欧米の書籍・文書の総称。鎖国により輸入を禁止されていたが,八代将軍吉宗の時からは,キリスト教関係の書物を除いて輸入が認められた。
ばんしょ
ばんしょ [3] 【番所】
(1)番人の詰め所。
(2)江戸時代,交通の要所に設けられ,監視・徴税などを行なった所。船改(フナアラタメ)番所・御先手番所など。船番所。
(3)江戸時代,江戸の南北両町奉行所や大坂町奉行所のこと。御番所。
ばんしょう
ばんしょう [0] 【晩餉】
晩めし。夕食。
ばんしょう
ばんしょう [0] 【晩照】
夕暮れ時の太陽の光。夕日。
ばんしょう
ばんしょう【晩鐘】
the curfew.→英和
ばんしょう
ばんしょう [0] 【晩鐘】
(1)(寺院などが)夕方に鳴らす鐘の音。入り相(アイ)の鐘。暮鐘。
(2)アンジェラス。
ばんしょう
ばんしょう [0] 【万象】
(天地・宇宙に存在する)さまざまの形。あらゆる事物。「森羅(シンラ)―」
ばんしょう
ばんしょう [0] 【蕃椒】
トウガラシの漢名。
ばんしょう
ばんしょう【万障お繰り合わせの上御出席下さい】
I beg you will kindly favor us with your company.
ばんしょう
ばんしょう [0][1] 【万障】
種々の障害。いろいろのさしさわり。「―御繰り合わせの上御出席下さい」
ばんしょう
ばんしょう [0] 【番匠】
⇒ばんじょう(番匠)
ばんしょく
ばんしょく [0] 【晩食】
夕方にとる食事。夕食。晩餐(バンサン)。
ばんしょく
ばんしょく [0] 【伴食】 (名)スル
(1)主客のお伴をして御馳走を受けること。相伴(シヨウバン)。陪食。
(2)地位にはついているが,実権の伴わないこと。「―大臣」
ばんしょくのあらそい
ばんしょくのあらそい 【蛮触の争い】
「蝸牛(カギユウ)角上の争い」に同じ。
ばんしょこう
ばんしょこう 【蕃藷考】
江戸中期の農書。一巻。青木昆陽著。1735年刊。救荒作物として有用な甘藷(カンシヨ)の性質・栽培法などを記す。
ばんしょしらべしょ
ばんしょしらべしょ 【蕃書調所】
江戸末期,幕府が設けた洋学の研究・教育施設。外交文書の翻訳をも行なった。1855年洋学所として江戸九段坂下に設立。のち神田一ッ橋に移され,名称も蕃書調所,洋書調所,さらに開成所と変更され,東京大学の前身校の一つとなる。
ばんしん
ばんしん [0] 【蕃神・蛮神】
外国人の信じている神。また,外国から渡来した神。
ばんじ
ばんじ【万事】
all things;everything.→英和
〜うまくゆく Everything goes well.〜休す All is over with me.〜よろしく See that all is well.
ばんじ
ばんじ [1] 【万事】
あらゆること。すべてのこと。「―思い通りになる」「一事が―」「―心得る」
ばんじ=休す
――休す
〔「宋史(荊南高氏世家)」より。「休す」は終わる意〕
何もかも終わりである。もはや施す手段がない。
ばんじばんざぶろう
ばんじばんざぶろう 【磐司磐三郎】
伝説で,狩人の先祖とされる人物の名。北関東から東北地方の伝承では,日光山の神を助けて狩猟の権利を得たとされ,地方によって一人の名とも兄弟二人の名ともいう。他の地方には兄弟の名を大汝小汝(オオナンジコナンジ),大満小満(オオマンコマン)などとし,その一方が神の出産を助けて恩寵を得たとする伝承もある。
ばんじゃく
ばんじゃく [0] 【磐石・盤石】
(1)大きな岩。いわお。ばんせき。
(2)非常に堅固なこと。安定していて,動かないこと。「―の構え」「会社の基礎を―の固きに置く」
ばんじゃく
ばんじゃく【盤石の】
firm;→英和
steadfast.→英和
ばんじゃくのり
ばんじゃくのり [4] 【磐石糊】
小麦粉で作った粘着力の強い糊。木細工・皮革細工などに用いる。
ばんじゅ
ばんじゅ [1] 【万寿】
寿命の長いこと。まんじゅ。「―無窮」
ばんじゅく
ばんじゅく [0] 【晩熟】
普通より遅れて成熟すること。おくて。
⇔早熟
ばんじょう
ばんじょう [0] 【万丈】
(1)非常に高いこと。また,非常に深いこと。「―の山千仞(センジン)の谷」「黄塵―」
(2)意気が盛んではげしいこと。「―の気を吐く」「気炎―」
ばんじょう
ばんじょう [0] 【板状】
板のような形。
ばんじょう
ばんじょう 【番上】
律令制で,番をつくって,一定の当番の日だけ官司に出勤すること。また,その官位の低い官人。毎日出勤する長上(チヨウジヨウ)に対する。分番。
ばんじょう
ばんじょう [0] 【万状】
いろいろのありさまや形。「千態―」
ばんじょう
ばんじょう [0] 【盤上】
(1)(碁・将棋などの)盤の上。
(2)碁・将棋・双六などの遊び。
ばんじょう
ばんじょう [0] 【番匠】
〔「ばんしょう」とも〕
(1)古代,大和(ヤマト)・飛騨(ヒダ)などから交代で京に上り宮廷の営繕に従事した大工。
(2)転じて,一般に大工をいう。「京都より―を五百余人召下し/太平記 7」
ばんじょう
ばんじょう [0] 【万乗】
〔「乗」は乗り物を数える単位。中国の周代に,天子は戦時に兵車一万両を出したことから〕
天子。また,天子の位。「一天―の天子」「我,十善の戒功によつて,―の宝位を保つ/平家 1」
ばんじょうがさ
ばんじょうがさ [5] 【番匠笠】
〔大工が用いたのでいう〕
竹の皮で作った,粗末でやや大形のかさ。ばっちょうがさ。ばっちがさ。
ばんじょうせつり
ばんじょうせつり [5] 【板状節理】
節理の一種。安山岩などにみられ,岩体を板状に分離する。鉄平石などはその好例。
ばんじょうのきみ
ばんじょうのきみ 【万乗の君】
天子。「忝(カタジケナ)くも―の御方(ミカタ)に参ず/太平記 8」
ばんじょうばこ
ばんじょうばこ [3] 【番匠箱】
大工の道具を入れる箱。
ばんじる
ばん・じる 【晩じる】 (動ザ上一)
〔サ変動詞「晩ずる」の上一段化。近世上方語〕
「晩ずる」に同じ。
ばんじろう
ばんじろう [1]
植物グアバの別名。
ばんじん
ばんじん [0] 【万尋・万仞】
〔一尋(ヒトヒロ)の一万倍の意〕
非常に高いこと。また,非常に深いこと。「―の峰」「―の谷」
ばんじん
ばんじん [0][3] 【万人】
すべての人。ばんにん。
ばんじん
ばんじん [0][3] 【蛮人】
野蛮人。
ばんじん
ばんじん【蛮人】
a savage;→英和
a barbarian.→英和
ばんじん
ばんじん [0][3] 【蕃人】
(1)未開人。野蛮人。えびす。
(2)台湾の漢民族以外の先住民に対する第二次大戦前までの中国および日本側での呼称。
ばんすい
ばんすい 【晩翠】
⇒土井(ツチイ)晩翠
ばんすい
ばんすい [0] 【晩翠】
冬枯れの季節に,ある種の草木がなお緑であること。
ばんすい
ばんすい [1] 【万水】
多くの水。また,多くの川や海。「千山―」
ばんすらく
ばんすらく 【万春楽】
平安時代,踏歌(トウカ)の際に歌った歌謡。「ばんすらく」という囃子詞(ハヤシコトバ)をもつ。ばんしゅんらく。ばんずらく。
ばんず
ばんず [1] 【弁事】
禅宗で,雑務に使う者の総称。べんじ。
ばんずいい
ばんずいい 【幡随意】
(1542-1615) 安土桃山・江戸初期の浄土宗の僧。相模(サガミ)の人。徳川家康の要請をうけて江戸に幡随院を開創。幕命で九州に赴き切支丹信徒の改宗に努力した。
ばんずいいんちょうべえ
ばんずいいんちょうべえ バンズイヰンチヤウベヱ 【幡随院長兵衛】
(1622-1657?) 江戸初期の侠客。肥前の武士の出という。江戸浅草花川戸で口入れ屋を営み町奴の頭領となったが,旗本奴の水野十郎左衛門と争い殺された。歌舞伎「浮世柄(ウキヨヅカ)比翼稲妻」「極付(キワメツキ)幡随長兵衛」などに脚色された。
→鈴ヶ森(2)
→湯殿の長兵衛
ばんずる
ばん・ずる 【晩ずる】 (動サ変)[文]サ変 ばん・ず
晩になる。日が暮れる。「日ガ―・ズル/日葡」
ばんせい
ばんせい [1] 【万世】
万代。よろずよ。永遠。永久。とわ。「―に伝える」「―不朽(フキユウ)」
ばんせい
ばんせい [1][0] 【万姓】
すべての民。万民。「政府は―の政府にして/明六雑誌 2」
ばんせい
ばんせい [0] 【蛮声】
野蛮な声。下品で大きな声。
ばんせい
ばんせい【蛮声をあげて】
in a loud,discordant voice.
ばんせい
ばんせい [0] 【晩成】 (名)スル
普通よりおくれて形をとること。年をとってから成功すること。「大器―」「―型の人」
ばんせい
ばんせい [0] 【坂西】
関西の異名。ばんさい。
ばんせい
ばんせい [0] 【晩晴・晩霽】
夕方,雨が上がって空が晴れること。「藍の如き―の空を仰ぎて/金色夜叉(紅葉)」
ばんせい
ばんせい [0] 【晩生】
■一■ (名)
おそく生まれること。また,農作物などが,普通よりおくれて成熟すること。そうした農作物のことをもいう。おくて。
⇔早生
「―種」
■二■ (代)
〔おくれて生まれる意から〕
一人称。先輩に対して,後輩が自分のことをへりくだっていう語。
ばんせい
ばんせい [0] 【伴星】
連星のうちで,一般に光度の暗い方の星をいう。
⇔主星
ばんせい=の後(ノチ)
――の後(ノチ)
〔史記(淮南衡山列伝)〕
貴人の死後。万歳(バンゼイ)の後(ノチ)。
ばんせいいっけい
ばんせいいっけい [1] 【万世一系】
永遠に一つの系統が続くこと。多く皇統についていう。
ばんせいせい
ばんせいせい [0] 【晩成性】
鳥の雛(ヒナ)が眼を閉じ,裸またはほとんど裸の状態で孵化(フカ)する性質のこと。ある期間,巣内で親鳥に養育される。
⇔早成性
ばんせいせつ
ばんせいせつ [3] 【万聖節】
〔All Saints' Day〕
キリスト教で,毎年11月1日にあらゆる聖人を記念する祝日。カトリック教会では,諸聖人の祝日と呼ばれる。プロテスタント教会では聖徒(セイト)の日と呼び,死者を記念する。
ばんせいふえき
ばんせいふえき [1] 【万世不易】
永久に変わらないこと。万代不易。
ばんせつ
ばんせつ [0] 【晩節】
(1)晩年。
(2)季節の終わり。
(3)末の世。末年。
(4)晩年における節操。「―を全うする」
ばんせん
ばんせん [0] 【番船】
(1)河口・港などで見張りをする船。ばんぶね。
(2)江戸時代,上方から新綿・新酒を早く江戸に送るために,江戸到着の順番を争った,菱垣(ヒガキ)廻船の新綿番船や樽(タル)廻船の新酒番船の略称。ばんぶね。
ばんせん
ばんせん 【番線】
■一■ [0] (名)
(1)駅のプラットホームに面した線路を番号で区別する場合用いる語。「一―に列車が入ります」
(2)針金の太さを示すのに用いる語。番号が大きいほど線径は小さい。
(3)流通業界で,地域あるいは物流の系統を分類していうのに用いる語。
■二■ (接尾)
助数詞。駅のプラットホームに面した線路の順序を表すのに用いる。
〔「…番ホームの線路」の意からできた語〕
ばんぜい
ばんぜい 【万歳】
〔漢音〕
(1)万年。長い年月。まんざい。「天子宝算千秋―/平家(灌頂)」
(2)いつまでも生きること,栄えること。めでたいこと。「勝ちどきを作りて―の喜びをぞ唱へける/曾我 5」
(3)貴人の死。
(4)長寿・長久を願って,また,祝福していう語。感動詞的にも用いる。「中納言再拝し―を称し/三代実録(元慶六)」
→ばんざい
ばんぜい=の後(ノチ)
――の後(ノチ)
貴人の死後。「―の御事,万(ヨロ)づ叡慮に懸かり候はん事をば/太平記 21」
ばんぜん
ばんぜん [0] 【万全】 (名・形動)[文]ナリ
まったく完全なこと。手落ちのないこと。また,そのさま。「―の策を講ずる」「準備に―を期す」「―な対策」「体調を―に整える」
ばんぜん
ばんぜん【万全を期する(ため)】
(to) make assurance doubly sure.〜の策をとる take the wisest measure.
ばんそう
ばんそう [0] 【番僧】
交代に仏堂を守護する僧。堂守(ドウモリ)。
ばんそう
ばんそう [0] 【伴走】 (名)スル
マラソン・帆船競技などで,車や船に乗って競技者に付き従うこと。「―車」
ばんそう
ばんそう [0] 【伴奏】 (名)スル
楽曲の主要旋律・主要声部を補強する目的で付加された副次的声部。また,その声部を演奏すること。「ピアノで―する」「―楽器」
ばんそう
ばんそう [0] 【伴僧】
法会・葬儀・修法などのとき,導師に付き従う僧。
ばんそう
ばんそう【伴奏】
an accompaniment.→英和
〜する accompany <a person on the piano> .→英和
…の〜で accompanied by a person;→英和
<sing> to the piano.→英和
‖伴奏者 an accompanist.
ばんそう
ばんそう [0] 【晩霜】
四月から五月にかけておりる霜。農作物に大きな被害を与える。おそじも。
ばんそうこう
ばんそうこう バンサウカウ [0] 【絆創膏】
粘着剤を塗った布・紙・プラスチック。傷口に貼って外気から保護したり,ガーゼや包帯を固定するのに使う。
ばんそうこう
ばんそうこう【絆創膏(をはる)】
(apply) a plaster <to> .→英和
ばんそつ
ばんそつ [0] 【番卒】
見張り番の兵卒。番兵。
ばんそつ
ばんそつ [1] 【万卒】
多数の兵卒。「―は得やすく一将は得難し」
ばんぞく
ばんぞく [1] 【蛮族・蕃族】
未開の民族。野蛮人。
ばんぞく
ばんぞく [0][1] 【蕃俗】
野蛮人の風習。未開の習俗。
ばんた
ばんた [1] 【番太】
近世,町や村に雇われて夜警や浮浪者の取り締まりなどにあたった者。多くは非人身分の者であった。江戸では各町の木戸の番小屋に住み,昼は草履・わらじ・駄菓子などを商った平民身分の者。番太郎。
ばんたい
ばんたい [0] 【万態】
いろいろな状態。万状。「千姿―」
ばんたろう
ばんたろう [0] 【番太郎】
⇒番太(バンタ)
ばんたん
ばんたん [0] 【万端】
ある物事についての,すべての事柄。諸般。「諸事―の世話をする」「用意―怠りない」
ばんたんせん
ばんたんせん 【播但線】
JR 西日本の鉄道線。兵庫県姫路・生野・和田山間,65.7キロメートル。主として市川に沿って走る。
ばんだ
ばんだ [1] 【万朶】
〔「朶」は垂れさがった枝の意〕
(花のついた)多くの枝。「―の桜」
ばんだい
ばんだい [1][0] 【万代】
限りなく続く世。万世。永久。よろずよ。まんだい。
ばんだい
ばんだい [0] 【番代】
(1)順番に従って交代すること。
(2)代わって番をすること。また,代わって務めにあたる人。
ばんだい
ばんだい [0] 【番台】
風呂屋の入り口に高く設けた見張り台。また,そこに座って,湯銭の受け取りや脱衣場の見張りにあたる人。
ばんだい
ばんだい [0] 【盤台】
〔「はんだい」とも〕
魚屋が用いる浅くて大きい楕円形・円形のたらい。小形のものは,飲食店などで料理した食物を入れるのに用いる。
盤台[図]
ばんだいあさひこくりつこうえん
ばんだいあさひこくりつこうえん 【磐梯朝日国立公園】
福島・山形・新潟三県にまたがる国立公園。磐梯山・吾妻山・猪苗代湖・飯豊(イイデ)山地・朝日山地・出羽三山などを含む。山岳・湖沼・森林・渓谷・温泉に恵まれる。
ばんだいあたみおんせん
ばんだいあたみおんせん 【磐梯熱海温泉】
福島県郡山市,阿武隈川支流の五百川沿いにある硫化水素泉・単純泉。
ばんだいさん
ばんだいさん 【磐梯山】
福島県中北部,猪苗代湖の北にある火山。海抜1819メートル。1888年(明治21)に大噴火し,裏磐梯三湖や五色沼などを形成。会津富士。会津嶺(ネ)。
ばんだいづら
ばんだいづら [0] 【盤台面】
盤台のように,平たくて大きい顔をあざけっていう語。
ばんだいなごんえことば
ばんだいなごんえことば 【伴大納言絵詞】
絵巻。三巻。一二世紀の作。紙本着色。大納言伴善男(トモノヨシオ)の応天門の変を題材とする。多種多様の人物・表情を巧みに描きわけ,線描・彩色ともにすぐれる。
ばんだいふえき
ばんだいふえき [1] 【万代不易】
いつまでも変わらないこと。万世不易。千古不易。「―の摂理」
ばんだち
ばんだち 【番立】
江戸時代の歌舞伎劇場で,早朝,序幕の開幕前に,下級の俳優が三番叟(サンバソウ)を舞って舞台を清め,大入りを祈る儀式。また,その囃子(ハヤシ)。
ばんだんえもん
ばんだんえもん 【塙団右衛門】
(1567-1615) 安土桃山時代の武将。遠江の人。本名,直之。豊臣秀吉の臣加藤嘉明に従い,文禄・慶長の役で功をあげたが,関ヶ原の戦いののち浪人。大坂の陣では豊臣方に加わり,夏の陣で戦死。
ばんち
ばんち [1] 【蕃地・蛮地】
未開の土地。蕃土。
ばんち
ばんち【番地】
a house[street]number.
ばんち
ばんち [0] 【番地】
(1)土地を細かく区別するために,町・村・字などの地域を区分した区画につけた番号。「―を頼りに尋ねる」
(2)アドレス{(3)}に同じ。
ばんちゃ
ばんちゃ【番茶】
coarse tea.〜も出花 <a girl of> sweet seventeen[sixteen].
ばんちゃ
ばんちゃ [0] 【番茶】
粗大な型の煎茶。古葉や硬化した新芽などが原料。古くは「晩茶(遅くつんだ茶)」の意で品質が劣るとされた。
ばんちゃ=も出花(デバナ)
――も出花(デバナ)
〔番茶でも入れたてはおいしいの意〕
器量のよくない娘でも年頃になれば美しいというたとえ。「鬼も十八,―」
ばんちょう
ばんちょう【番長】
a leader of juvenile delinquents.
ばんちょう
ばんちょう [1] 【番長】
(1)律令制で,諸衛府の下級幹部。近衛府では長官に随身し,騎馬で前駆をつとめた。
(2)非行少年少女グループのリーダー。
ばんづけ
ばんづけ [0][4] 【番付】
(1)技術・力量などの順位をつけること。また,それを示す表。「相撲の―」「長者―」
(2)演芸または勝負事などの番組を記したもの。「歌舞伎の―」
ばんづけ
ばんづけ【番付】
a list <of sumo wrestlers> ;→英和
a ranking list <of millionaires> .
ばんて
ばんて 【番手】
■一■ [0] (名)
(1)糸の太さを表す単位。英国式で,綿糸の場合,重さ1ポンド(約454グラム)で長さが840ヤード(約768メートル)のものを一番手とする。長さが二倍になれば二番手,三倍になれば三番手とし,その数が多くなるほど糸は細くなる。
→デニール
(2)城中を守る武士。城番。
(3)交代で行うこと。かわりばんこ。「―に板の間を勤めける/浮世草子・一代女 5」
■二■ (接尾)
助数詞。
(1)競技などで,登場する順番を表すのに用いる。「大関陣の一―」「リレーの二―」
(2)陣立てで,並べられた隊伍の順序をいうのに用いる。先陣を一番手,二陣を二番手など。
ばんてき
ばんてき [0] 【蛮的】 (形動)
言動などが粗野で荒々しいさま。野蛮なさま。「―行為」
ばんてん
ばんてん [0] 【万天】
(1)天全体。まんてん。
(2)天下。世界。
ばんとう
ばんとう [0] 【晩稲】
遅くみのる稲。おくて。
ばんとう
ばんとう [0] 【番頭】
(1)商店などの使用人の頭(カシラ)。手代(テダイ)以下を統率し,主人に代わり店の一切のことを取りしきる者。「旅館の―」「大―」
(2)風呂屋で,番台にいる者。また,湯屋の三助や下男もいう。「此ながしの男は来年ごろ―にぬけやうといふ人物/滑稽本・浮世風呂 2」
(3)荘園・宮中・寺院などで,事務や警備をつかさどる役。また,その長。
(4)見張りをすること。「方々,きつと―仕れ/歌舞伎・勧進帳」
(5)「番頭新造」の略。「傾城に―の名は堅すぎる/柳多留 8」
ばんとう
ばんとう【番頭】
a clerk.→英和
ばんとう
ばんとう [0] 【晩唐】
中国文学史上,唐代を四分した第四期。文宗以後,唐末までの約80年間(827-907)。唐の国威が失墜し,詩文ともに衰えたが杜牧・李商隠・温庭筠らがでた。
→初唐
→盛唐
→中唐
ばんとう
ばんとう [0] 【晩冬】
(1)冬の終わり頃。
(2)陰暦一二月の異名。
ばんとうしんぞう
ばんとうしんぞう [5] 【番頭新造】
江戸の吉原で,遊女につきそって,客とのかけひきや身のまわりの世話などをする女性。番頭女郎。番新。番頭。
ばんど
ばんど [1] 【蕃土・蛮土】
未開の地。蕃地(バンチ)。
ばんど
ばんど [1] 【礬土】
⇒アルミナ
ばんどう
ばんどう 【阪東】
姓氏の一。
ばんどう
ばんどう 【坂東】
関東地方の古名。足柄峠・碓氷(ウスイ)峠の坂より東の地の意。東国。東(アズマ)。
ばんどう
ばんどう 【坂東】
姓氏の一。
ばんどうごえ
ばんどうごえ 【坂東声】
関東人特有の声の出し方や物の言い方。関東訛(ナマ)り。「声は―で候ひつる/平家 7」
ばんどうさんじゅうさんしょ
ばんどうさんじゅうさんしょ 【坂東三十三所】
関東にある三三か所の観音霊場。西国三十三所に擬したもの。
ばんどうじゅんれい
ばんどうじゅんれい [5] 【坂東巡礼】
坂東三十三所の観音霊場をめぐる巡礼。
ばんどうたろう
ばんどうたろう 【坂東太郎】
〔坂東にある,第一の大河,の意〕
利根川の異名。
→筑紫二郎
→四国三郎
ばんどうつまさぶろう
ばんどうつまさぶろう 【阪東妻三郎】
(1901-1953) 映画俳優。東京生まれ。チャンバラ無声映画全盛期に「雄呂血」などで,反逆的時代劇ヒーローを演じた。トーキー以後も「無法松の一生」「王将」などで,無垢(ムク)の魂をもった野人を表現して好評を得た。阪妻(バンツマ)。
ばんどうはちへいし
ばんどうはちへいし 【坂東八平氏】
桓武平氏の末流と称する関東土着の豪族。一般的には千葉・上総・三浦・土肥・秩父・大庭・梶原・長尾の八氏をいう。
ばんどうはっかこく
ばんどうはっかこく 【坂東八箇国】
⇒関八州(カンハツシユウ)
ばんどうひこさぶろう
ばんどうひこさぶろう 【坂東彦三郎】
歌舞伎俳優。屋号萬屋。
(1)(初世)(1693-1751) 大坂の人。江戸に出て,江戸四天王の一人とよばれ,実事・武道事にすぐれた。
(2)(五世)(1832-1877) 江戸の人。幕末から明治にかけての名優で,容姿にすぐれ幅広い役柄をこなした。
ばんどうみつごろう
ばんどうみつごろう 【坂東三津五郎】
歌舞伎俳優。屋号は大和屋。
(1)(初世)(1745-1782) 大坂の人。明和(1764-1772)頃活躍した。立役(タチヤク)二枚目を得意とし,のち江戸に下った。
(2)(三世)(1775-1831) 初世の子。文化・文政期(1804-1830)に活躍。俗称,永木(エイキ)の三津五郎。舞踊の名手で坂東流の流祖。
(3)(七世)(1882-1961) 東京の生まれ。一二世守田勘弥の子。六世尾上菊五郎と双璧をなす舞踊の名手で,大正・昭和期に活躍。
ばんどうむしゃ
ばんどうむしゃ [5] 【坂東武者】
関東出身の武士。関東武士。
ばんどうりゅう
ばんどうりゅう 【坂東流】
日本舞踊の一流派。江戸の歌舞伎舞踊の名手三世坂東三津五郎が流祖。
ばんどころ
ばんどころ [3] 【番所】
番人の詰め所。ばんしょ。
ばんなじ
ばんなじ 【鑁阿寺】
栃木県足利市にある真言宗大日派の寺。山号は金剛山。通称,大日堂。1196年足利義兼(法名,鑁阿)が邸内に創建,足利氏歴代の帰依を集めた。
ばんなん
ばんなん [0] 【万難】
多くの困難。種々の障害や不都合。「―を排する」
ばんなん
ばんなん【万難を排して】
at any cost;at all costs.
ばんにん
ばんにん [0][3] 【万人】
多くの人。すべての人。ばんじん。「―向き」「彼の功績は―の認めるところだ」
ばんにん
ばんにん【万人向きである】
suit every taste.
ばんにん
ばんにん [3] 【番人】
番をする人。見張りをする人。
ばんにん
ばんにん【番人】
a watch(man);→英和
a guard;→英和
a keeper.〜をおく place a watch <at> .
ばんにん=の万人(バンニン)に対する戦い
――の万人(バンニン)に対する戦い
〔(ラテン) bellum omnium contra omnes〕
イギリスの哲学者ホッブズがその著「リバイアサン」の中で用いた言葉。自然状態において人間は利己的で自分以外のすべての人を敵として争う,という意。万人,万人を敵とす。
ばんねん
ばんねん【晩年に】
late in life;in one's last years.
ばんねん
ばんねん [0] 【晩年】
一生の終わりの頃の時期。
ばんのう
ばんのう【万能の】
almighty.→英和
‖万能選手 an all-(a)round player.万能薬 a cure-all;a panacea.
ばんのう
ばんのう [0] 【万能】
(1)すべての物事に効能があること。万事に役立つこと。「科学―の時代」「―薬」
(2)いろいろな物事にたくみなこと。「スポーツ―の人」「―選手」
→まんのう(万能)
ばんのう=足(タ)りて一心(イツシン)足らず
――足(タ)りて一心(イツシン)足らず
⇒まんのう(万能)足りて一心足らず
ばんのうけんさくばん
ばんのうけんさくばん [0] 【万能研削盤】
工作機械の一。砥石車と工作物支持台との角度が自由に変えられる研削盤。内面・外面・端面の研削が可能。
ばんのうしけんき
ばんのうしけんき [6] 【万能試験機】
引っ張り試験・圧縮試験・曲げ試験など各種の試験が一台でできる材料試験機。
ばんのうつぎて
ばんのうつぎて [5] 【万能継(ぎ)手】
「自在継ぎ手」に同じ。
ばんのうフライスばん
ばんのうフライスばん [0] 【万能―盤】
フライス盤の一種。自由に傾けられるテーブルや割り出し装置,各種の付属品を用い,各種歯車・ドリルなどの工作ができるようにしたもの。
ばんのぶとも
ばんのぶとも 【伴信友】
(1773-1846) 江戸後期の国学者。若狭小浜藩士。本居宣長没後の門人。著作は百数十部に上り,古典の校訂・集録も多い。近世考証学の泰斗。著「長等の嵐」「比古婆衣(ヒコバエ)」「仮名本末」など。
ばんば
ばんば 【番場】
滋賀県米原(マイハラ)町の地名。鳥居本(トリイモト)と醒井(サメガイ)の間にある中山道の旧宿場町。
ばんば
ばんば [1] 【輓馬】
車や橇(ソリ)を引かせる馬。
ばんばやし
ばんばやし [3] 【番囃子】
能楽で,紋服・裃(カミシモ)で舞台に正座し,囃子を伴って一番の謡を全曲演奏すること。間(アイ)狂言は省略され,ワキの謡もシテ方が謡う。
ばんばん
ばんばん [1] (副)
ある物事を,勢いをつけてたくさんするさま。「―買いまくる」
ばんばん
ばんばん [0][3][1] 【万万】
■一■ (副)
(1)十分に。このうえなく。「―承知のうえだ」
(2)(下に打ち消しの語を伴って)
(ア)少しも。決して。「―疑を容(イ)れず/福翁百話(諭吉)」
(イ)万一にも。よもや。「那様(ソンナ)事は―有るまいけれど/金色夜叉(紅葉)」
■二■ (形動)[文]ナリ
たいへんまさっているさま。「君の友情は恋情の深きに勝(マサ)る―なるを知れり/花柳春話(純一郎)」
ばんばん
ばんばん [3] 【番番】
物事が順を追って行われること。順次。「―に出世し給ひ/浮世草子・禁短気」
ばんばんいつ
ばんばんいつ [3] 【万万一】 (副)
もし。まんいち。まんまんいち。
ばんばんざい
ばんばんざい [3] 【万万歳】
「万歳」を強めていう語。ばんばんぜい。まんまんぜい。
ばんぱ
ばんぱ [1] 【万波】
多くの波。次から次へと寄せてくる波。まんぱ。「千波―」
ばんぱく
ばんぱく [0] 【蛮舶・蕃舶】
外国の船。蛮船。
ばんぱく
ばんぱく [0] 【万博】
万国博覧会の略。
ばんぱくこうえん
ばんぱくこうえん 【万博公園】
大阪府吹田市,日本万国博覧会の会場跡地を整備した公園。日本庭園・国立民族学博物館・国立国際美術館・エキスポランドなどがある。万国博記念公園。
ばんぱつ
ばんぱつ [0] 【晩発】 (名)スル
〔医〕 症状の発現が通常よりおくれること。「―性精神分裂症」
ばんぱん
ばんぱん [0] 【万般】
そのことに関するさまざまな方面。百般。「経済に関する―の問題」「―の準備」
ばんぶつ
ばんぶつ [1] 【万物】
宇宙に存在するすべてのもの。ありとあらゆるもの。
ばんぶつ
ばんぶつ【万物】
all things.万物の霊長 <Man is> the lord of creation.
ばんぶつのれいちょう
ばんぶつのれいちょう 【万物の霊長】
〔書経(泰誓上)〕
万物の中で最もすぐれているもの。すなわち人間。人類。
ばんぶつるてん
ばんぶつるてん [1] 【万物流転】
万物は流動変化して変転きわまりないということ。
→パンタ-レイ
ばんぶね
ばんぶね [3] 【番船】
⇒ばんせん(番船)
ばんぷ
ばんぷ [1] 【万夫】
多くの男。多くの武士。
ばんぷう
ばんぷう [0] 【蛮風】
野蛮な風俗。粗野な習慣。
ばんぷく
ばんぷく [0] 【万福】
多くのしあわせ。「貴下の―を祈る」
ばんぷふとう
ばんぷふとう [1] 【万夫不当】
多くの人があたってもかなわないほど,強くて勇ましいこと。「―の勇士」
ばんべつ
ばんべつ [0] 【万別】
さまざまな区別があること。「千差―」
ばんべつ
ばんべつ [0] 【蕃別】
⇒しょばん(諸蕃)(2)
ばんぺい
ばんぺい [0] 【番兵】
見張りをする兵士。哨兵(シヨウヘイ)。
ばんぺい
ばんぺい【番兵(を置く)】
(post) a sentry[sentinel];→英和
a guard.→英和
ばんぼう
ばんぼう [0] 【蕃坊】
中国,唐宋代に広州・泉州などの外国貿易港に設けられた外国商人居留地。
ばんぽう
ばんぽう [0] 【万邦】
あらゆる国。万国。まんぽう。
ばんぽう
ばんぽう [0] 【万宝】
多くの宝物。まんぽう。「七珍(シツチン)―」
ばんぽう
ばんぽう [0] 【万法】
あらゆる法則・法律・規則。
ばんまつり
ばんまつり [3] 【蕃茉莉】
ナス科の常緑低木。熱帯アメリカ原産。葉は互生。花は漏斗形,淡青紫色でのち白変する。観賞用に温室栽培する。
ばんみん
ばんみん [0][3] 【万民】
多数の人民。全国民。「天下―」
ばんみんほう
ばんみんほう [0] 【万民法】
ローマ法のうちローマ市民にのみ適用された市民法に対して,それ以外にも等しく適用された法規範。自然の理に基づく万人に共通の法(自然法)として機能し,今日の国際法の萌芽でもある。
ばんめ
ばんめ 【番目】
■一■ [0] (名)
歌舞伎で,上演するにあたっての分類をいう。はじめ,通し狂言の中の幕数を示し,のち,演目の順序を示すようになった。普通,一番目と二番目に分けられる。
■二■ (接尾)
助数詞。物の順序を示すのに用いられる。番。「一―」「二―」
ばんめし
ばんめし【晩飯】
(a) supper.→英和
ばんめし
ばんめし [0] 【晩飯】
晩の食事。夕食。夕飯。
ばんめん
ばんめん [0] 【盤面】
碁・将棋・レコードなど盤状のものの表面。また,碁・将棋の勝負の局面。
ばんもく
ばんもく [0] 【万目】
「衆目(シユウモク)」に同じ。
ばんもつ
ばんもつ [1] 【万物】
「ばんぶつ(万物)」に同じ。「天地は―の父母/安愚楽鍋(魯文)」
ばんもの
ばんもの [0] 【盤物】
香道の組香で,連衆の聞きの結果を盤上の小道具を動かして表すもの。台を盤,盤上で動かす人形などの小道具を立物(タテモノ)という。江戸初期から中期に流行したもので種々あるが,現在も四種盤などで行われる。
ばんや
ばんや [3][0] 【番屋】
(1)番人のいる小屋。番所。
(2)江戸時代,各町に置かれた自身番の詰め所。自身番屋。また,木戸番の詰め所。
ばんや
ばんや [1] 【蛮野】 (名・形動)[文]ナリ
「野蛮(ヤバン)」に同じ。「尤も―なる種族/文学史骨(透谷)」
ばんやく
ばんやく [0] 【番役】
順番に回ってくる勤務。
ばんゆう
ばんゆう [0] 【万有】
宇宙間のすべてのもの。万物。万象。「天地―」
ばんゆう
ばんゆう【蛮勇】
reckless courage.
ばんゆう
ばんゆう [0] 【盤遊】 (名)スル
あちらこちらをめぐり遊ぶこと。楽しみ遊ぶこと。
ばんゆう
ばんゆう [0] 【蛮勇】
周囲への配慮をも捨てて,事をなす乱暴な大胆さ。向こう見ずの勇ましさ。「―をふるう」
ばんゆういんりょく
ばんゆういんりょく [5] 【万有引力】
〔universal gravitation〕
すべての物体の間に作用する引力。その大きさは質量の積に比例し距離の二乗に反比例する。ニュートンにより発見された。重力。
ばんゆういんりょく
ばんゆういんりょく【万有引力】
universal gravitation.
ばんゆういんりょくていすう
ばんゆういんりょくていすう [9] 【万有引力定数】
万有引力の法則に現れる比例定数。6.67259×10�¹¹N・m²kg�² で示される。記号 � ニュートンの重力定数。
ばんゆうしんろん
ばんゆうしんろん [5] 【万有神論】
⇒汎神論(ハンシンロン)
ばんゆうないざいしんろん
ばんゆうないざいしんろん [9] 【万有内在神論】
〔panentheism〕
神に関する考え方の一。神を世界の外部に超越的に措定する有神論・理神論や,その反対に,神が世界に一体化し世界に解消される傾向のある汎神論に対して,神は世界を貫くがその中に解消されえない,世界は神によって包括統一されている,とする論。万有在神論。
ばんらい
ばんらい [0] 【万籟】
〔「籟」はひびきの意〕
風に吹かれていろいろのものが立てる音。衆籟。「轣轆(レキロク)たる車声,―死せる深夜の寂寞(セキバク)を驚かして/火の柱(尚江)」
ばんらい
ばんらい【万雷の拍手】
a storm[thunder]of applause.
ばんらい
ばんらい [0] 【万雷】
多くの雷。また,盛んに鳴りひびく大きな音をたとえていう語。「―の拍手を浴びる」
ばんらい
ばんらい [0] 【万来】
多くの人がやってくること。「千客―」
ばんり
ばんり [1] 【万里】
(1)一里の万倍。
(2)非常に遠い道のり。非常に長い距離。「―の波濤」
ばんり=一条鉄(イチジヨウテツ)
――一条鉄(イチジヨウテツ)
〔仏〕
〔「人天眼目」「伝灯録」など〕
現象は変化しても実相は永遠に不変で連続していること。転じて,物事が絶えることなく続くこと。万里一条の鉄。
ばんりどうふう
ばんりどうふう [1] 【万里同風】
〔漢書(終軍伝)〕
天下が統一されて,都から遠く離れた地方まで風俗が同一になること。転じて,世の中が平和なこと。千里同風。
ばんりのきゃく
ばんりのきゃく 【万里の客】
〔曹植「門有万里客行」の詩から〕
遠い所から来た客。遠来の客。故郷を遠く離れた旅人。
ばんりのちょうじょう
ばんりのちょうじょう【万里の長城】
the Great Wall (of China).
ばんりのちょうじょう
ばんりのちょうじょう 【万里の長城】
中国の歴代王朝が北方辺境防衛のために造った大城壁。戦国時代の趙・燕などが築いたものを,秦の始皇帝が匈奴に備えて大増築し,この名を称した。時代につれ位置を南に移し,明代にモンゴルに備えて堅固な城壁として整備された。現存のものは,長さ約2400キロメートル,高さ約6〜9メートル,幅4.5メートル。西は嘉峪(カヨク)関(甘粛省)から東は山海関(河北省)に達する。長城。
万里の長城[カラー図版]
ばんりょ
ばんりょ [1] 【万慮】
さまざまの思慮。多くの考え。「―の一失」
ばんりょう
ばんりょう [0] 【晩涼】
暑中の宵の涼しさ。[季]夏。
ばんりょう
ばんりょう 【盤領】
⇒まるえり(丸襟・盤領)(2)
ばんりょく
ばんりょく [1] 【蛮力】
(1)蛮勇の力。
(2)乱暴な力。
ばんりょく
ばんりょく [0][1] 【万緑】
見渡す限り緑であること。[季]夏。《―の中や吾子の歯生え初むる/中村草田男》
ばんりょく=叢中(ソウチユウ)紅一点(コウイツテン)
――叢中(ソウチユウ)紅一点(コウイツテン)
〔「書言故事(花木類,紅一点)」に引く王安石「石榴詩」から〕
(1)一面の緑の中にただ一点の紅花があって,美しく目立つこと。
(2)多くの男性の中に,ただ一人の女性がまじっていること。紅一点。
(3)多くのものの中で,ただ一つすぐれて目立つこと。
ばんる
ばんる [1] 【万縷】
いろいろの細かい事柄。
ばんるい
ばんるい [1] 【万類】
あらゆる種類。万物。「千種―」
ばんるい
ばんるい [0] 【伴類】
(1)一味の者。仲間。同類。
(2)つき従う者。従類。「将門が兄弟并(ナラビ)に―等を/今昔 25」
ばんれいし
ばんれいし [3] 【蕃茘枝】
バンレイシ科の半落葉低木。熱帯アメリカ原産で,果樹として熱帯各地で広く栽培される。果実は径約10センチメートルの卵球形の集合果。果肉はクリーム状で甘く,生食する。同属で果樹として栽培されるものは他に数種ある。釈迦頭(シヤカトウ)。
→チェリモヤ
ばんれいせつ
ばんれいせつ [3] 【万霊節】
〔All Souls' Day〕
キリスト教特にカトリック教会や聖公会の一部で,万聖節の翌日である一一月二日になされる死者の記念日。死者の日。
ばんれき
ばんれき 【万暦】
(1)中国,明の神宗(万暦帝)の年号(1573-1620)。
(2)「万暦赤絵」の略。
ばんれきあかえ
ばんれきあかえ 【万暦赤絵】
中国明代の万暦窯で産した,上絵付けを施した磁器。緻密かつ華麗な赤絵が付けられている。「大明万暦年製」の銘をもつ。
ばんれきてい
ばんれきてい 【万暦帝】
(1563-1620) 中国,明の第一四代皇帝(在位 1572-1620)。廟号は神宗。治世中,東林派対非東林派官僚の対立激化による政治の空白,豊臣秀吉の朝鮮出兵,満州族の興起などにより国勢は衰えた。
ばんれきよう
ばんれきよう [4] 【万暦窯】
万暦年間の景徳鎮の官窯。また,そこで製した磁器。
ばんカラ
ばんカラ【蛮カラの】
unrefined;unconventional.→英和
ばんカラ
ばんカラ [0] 【蛮―】 (名・形動)
〔ハイカラをもじった語〕
服装や言動などが粗野なこと。また,わざとそのようにふるまう人やさま。「旧制中学以来の―な校風」「―学生」
ば行
ばぎょう [1] 【ば行・バ行】
五十音図のハ行の濁音行。ば・び・ぶ・べ・ぼ。
ぱ
ぱ (係助)
〔係助詞「は」が動詞「言ふ」の連体形に付いて変化したもの〕
⇒いっぱ(連語)
ぱ
ぱ
「は」の半濁音の仮名。両唇破裂音の無声子音と後舌の広母音とから成る音節。
ぱ
ぱ 【羽】 (接尾)
「わ(羽)」(接尾)に同じ。「小鳥十―」
ぱ
ぱ 【把】 (接尾)
「わ(把)」(接尾)に同じ。「薪十―」
ぱあ
ぱあ [1]
(1)じゃんけんで,五指をひらいた形。かみ。「ぐう,ちょき,―」
(2)(金銭や持ち物などが)すっかりなくなること。ご破算。おじゃん。「せっかくの苦心が―になる」
(3)愚かであること。ばか。「あの人,すこし―ね」
ぱい
ぱい【牌】
a tile (マージャンの).→英和
ぱいいち
ぱいいち [0] 【杯一】
〔「一杯」の倒語〕
一杯。転じて,酒を飲むこと。「まあ―飲まうかい/洒落本・箱枕」
ぱいぱい
ぱいぱい [1]
〔幼児語〕
乳。また,乳房。おっぱい。
ぱかぱか
ぱかぱか [1] (副)
馬の軽やかに歩くひずめの音を表す語。「―(と)馬が通る」
ぱかぱか
ぱかぱか
clop-clop <馬のひづめ> .
ぱぎょう
ぱぎょう [1] 【ぱ行・パ行】
五十音図のハ行の半濁音行。ぱ・ぴ・ぷ・ぺ・ぽ。
ぱくっと
ぱくっと [2] (副)
(1)大きな口で,一口に食べるさま。「―食いつく」
(2)破れ目などが大きく開くさま。「傷口が―あく」
ぱくつく
ぱくつ・く [0] (動カ五[四])
大きな口を開けて盛んにたべる。ぱくぱく食べる。「ごちそうを―・く」
ぱくつく
ぱくつく
bite[snap] <at> .→英和
ぱくぱく
ぱくぱく
〜させる[口を]gasp.→英和
ぱくぱく
ぱくぱく [1] (副)スル
(1)口を何度もあけたり閉じたりするさま。「金魚が口を―(と)させる」
(2)物を盛んに食べるさま。「―(と)食べる」
(3)物の合わせ目などが開いたり閉じたりするさま。「靴が―する」
ぱくり
ぱくり
〜と口を開けて with one's mouth open.
ぱくり
ぱくり [2][3] (副)
(多く「と」を伴って)
(1)大口をあけて物を食うさま。「一口で―と食う」
(2)割れ目などが大きく開くさま。ぱっくり。「傷口が―と開く」
ぱくりや
ぱくりや [0] 【ぱくり屋】
手形割引で資金づくりをしようとしている人に,手形を発行させてだまし取る手形詐欺師。
ぱくり屋
ぱくりや [0] 【ぱくり屋】
手形割引で資金づくりをしようとしている人に,手形を発行させてだまし取る手形詐欺師。
ぱくる
ぱく・る [2] (動ラ五)
〔「ぱくり」「ぱくぱく」などの「ぱく」を動詞化した語〕
(1)大きく口をあけて食べる。ぱくぱく食べる。「池の鯉がえさの麩(フ)をさかんに―・っている」
(2)商品や手形などを,だまし取る。盗む。「手形を―・る」
(3)つかまえる。逮捕する。主に受け身の形で用いられる。「犯行がばれて―・られた」
[可能] ぱくれる
ぱさつく
ぱさつ・く [0] (動カ五)
水分やあぶらけがなく,なめらかでなくなる。ぱさぱさする。「―・いた髪の毛」
ぱさぱさ
ぱさぱさ
■一■ [1] (副)スル
水分や脂けの少ないさま。「―したご飯」
■二■ [0] (形動)
{■一■}に同じ。「髪が―になる」
ぱたっと
ぱたっと [2] (副)
(1)軽い物が倒れたり落ちたりする音を表す語。「本の間から葉書が―落ちた」
(2)続いていたものが急にとだえるさま。「連絡が―とだえる」
ぱたぱた
ぱたぱた [1] (副)スル
(1)軽くて薄いものが風にあおられたり,続けて当たったりして立てる音を表す語。「―(と)はたきをかける」「うちわで―(と)あおぐ」
(2)軽く音を立てて歩くさまを表す語。「スリッパを―(と)いわせて歩く」
(3)物事を急速に処理するさま。「仕事を―(と)かたづける」
ぱたぱた
ぱたぱた
〜音を立てる[音がする]patter (雨・足音など);→英和
flap (布・翼など).→英和
〜いう音 the patter <of feet> .
ぱたり
ぱたり [2][3] (副)
(1)軽い物が倒れたり当たったりする音を表す語。ぱたん。「本を―と閉じる」
(2)戸などをあけたてする音を表す語。「戸を―と閉める」
(3)急にとだえるさま。ぱったり。ぱたっと。「三味線が―と止む」
ぱたん
ぱたん [2] (副)
(1)「ぱたり{(1)}」に同じ。「本を―と閉じる」
(2)「ぱたり{(2)}」に同じ。「戸を―と閉める」
ぱたん
ぱたん
〜と with a snap[bang].→英和
〜としめる slam[bang] <the door> .→英和
ぱちくり
ぱちくり [1] (副)スル
びっくりして目を大きく見開いたり,まばたきしたりするさま。「目を―させる」
ぱちくり
ぱちくり
〜する blink (目を).→英和
ぱちつかせる
ぱちつか・せる [0] (動サ下一)
(1)ぱちぱちいわせる。「扇子を―・せる」
(2)しきりにまばたきをする。「目を―・せる」
ぱちぱち
ぱちぱち
〜音を立てる crackle.→英和
〜手をたたく clap one's hands.
ぱちぱち
ぱちぱち [1] (副)スル
(1)小さくて硬いものが繰り返し当たって発する軽快な音を表す語。「―(と)手をたたく」「算盤(ソロバン)を―と入れる」
(2)熱せられたものがはじけたり,火花が散る音を表す語。「ゴマが―はぜる」
(3)しきりにまばたきをするさま。「驚いて目を―させる」
ぱちり
ぱちり [2][3] (副)
小さくてかたい物が当たって発する音を表す語。「―と碁石を打つ」「―とシャッターを切る」
ぱちり
ぱちり
〜と写す snap.→英和
ぱちん
ぱちん [2]
■一■ (副)
「ぱちり」に同じ。「がま口を―としめる」
■二■ (名)
「ぱちんどめ」に同じ。
ぱちん
ぱちん
〜と with a snap[click,crack].→英和
ぱちんこ
ぱちんこ [0]
(1)二またになった木や針金にゴムひもを張り,小石などを挟んで遠方へ飛ばすおもちゃ。
(2)(パチンコと書く)垂直の盤面に釘などの障害物を植え,鋼製の玉をはじいて盤上にある数個の穴に入れる射倖遊技。穴に玉が入ると一〇個前後の玉が出,得た玉を賞品と交換する。第二次大戦後から流行し出した。
(3)ピストル。
ぱちんこ
ぱちんこ
(1)[子供のおもちゃ] <米> a slingshot;→英和
<英> a catapult.→英和
(2)[球戯]pinball.→英和
〜をする play pinball.
ぱちんこや
ぱちんこや [0] 【ぱちんこ屋】
ぱちんこ{(2)}を置いて遊ばせる遊技場。
ぱちんこ屋
ぱちんこや [0] 【ぱちんこ屋】
ぱちんこ{(2)}を置いて遊ばせる遊技場。
ぱちんどめ
ぱちんどめ [0] 【ぱちん留め】
ぱちんと鳴って締まる金具をつけた帯留め。ぱちん。
ぱちん留め
ぱちんどめ [0] 【ぱちん留め】
ぱちんと鳴って締まる金具をつけた帯留め。ぱちん。
ぱっくり
ぱっくり [3] (副)
〔「ぱくり」の促音添加〕
「ぱくり」に同じ。「傷口が―(と)あく」
ぱったり
ぱったり
suddenly (突然);unexpectedly;→英和
by chance (偶然).〜と音信が途絶える hear no more <from> .
ぱったり
ぱったり [3] (副)
(1)比較的軽いものが落ちたり倒れたりするさま。「襖(フスマ)が―(と)倒れる」
(2)急にとだえるさま。「連絡が―(と)とだえた」「風が―(と)やんだ」
ぱっちり
ぱっちり
〜した bright <eyes> .→英和
ぱっちり
ぱっちり [3] (副)スル
(1)目が大きく美しいさま。「目の―した子」
(2)目を大きく見開くさま。「―と目をあける」
ぱっと
ぱっと
[速く]rapidly;quickly;→英和
suddenly (突然).〜しない unattractive;→英和
obscure <writer> .→英和
ぱっと
ぱっと [1][0] (副)スル
(1)動作や状態の変化が突然または瞬間的であるさま。「―駆け出す」「―消える」「花が―開く」
(2)一挙に散らばったり,広がったりするさま。「うわさが―広まる」
(3)派手で目立つさま。見栄えのするさま。「―派手に繰り込もう」
ぱっと=し∘ない
――し∘ない
見栄えがしない。また,状態があまりよくない。「―∘ない出来栄え」「―∘ない成績だ」
ぱっぱ
ぱっぱ
〜とタバコをふかす puff at one's cigarette.〜と金を使う spend money freely.
ぱっぱと
ぱっぱと [1] (副)
(1)瞬間的に,繰り返し起こるさま。「電気が―点滅する」
(2)勢いよく飛び散るさま。「胡椒を―振りかける」「―火の子が飛ぶ」
(3)手早いさま。荒っぽいさま。「―仕事を片づける」「金を―使う」
ぱぱっと
ぱぱっと [2] (副)
動作がすばやいさま。ぱっぱと。「―かたづける」
ぱらつく
ぱらつ・く [0] (動カ五[四])
やや小粒の雨・霰(アラレ)・雪などが少し降ってくる。「小雨が―・く所もありましょう」
ぱらぱら
ぱらぱら
■一■ [1] (副)
(「と」を伴っても用いる)
(1)比較的小さな粒状の物が,少量ではあるが連続的に落ちかかるさま。また,その時に出る音を表す語。「雨は朝のうち―と降っただけだ」「塩を―(と)ふりかける」
(2)本を手早くあちこち開いてみるさま。また,その音を表す語。「雑誌を―(と)めくる」
(3)物事の量が少なく,ところどころしかないさま。まばらなさま。「一面の黄色い花の中に赤い花が―と咲いている」
■二■ [0] (形動)
(1)まばらであるさま。「聴衆は―だった」
(2)髪の毛が乱れ落ちかかるさま。「―に鬢が乱れて,面影も痩せたやうに/婦系図(鏡花)」
ぱらぱら
ぱらぱら
〜音を立てる[雨などが]patter.→英和
〜散る[木の葉が]flutter down.〜という音 the patter of rain <on the roof> .小雨が〜降る It sprinkles.〜めくる thumb through <a book> .
ぱらり
ぱらり [2][3] (副)
(多く「と」を伴って)
(1)軽い小さな物が落ちるさま。「紙が―と落ちる」「後れ毛が―と垂れる」
(2)少量の物が散らばっているさま。また,散らばるようにするさま。「種を―とまく」「観客は―としか入っていない」
(3)閉じている物を開いたりするさま。「扇を―と開く」
(4)すっかり。余すところなく。「―ト打チ崩ス/日葡」
ぱらルビ
ぱらルビ [0]
印刷で,文中の一部の漢字だけにつけるルビ(振り仮名)。
⇔総ルビ
ぱりっと
ぱりっと
〜した服装をしている be smartly dressed.
ぱりっと
ぱりっと [2] (副)スル
(1)固くて薄いもの・細いものなどが破れたり,はがれたりする時の音を表す語。「せんべいを―かむ」「アルバムから写真を―はがす」
(2)衣服などが新しく見栄えのするさま。「―した背広ででかける」
ぱりぱり
ぱりぱり
■一■ [1] (副)
(1)薄い物などが割れたり,砕けたりするときの音を表す語。「氷に―(と)ひびがはいる」
(2)歯切れのよい物をかむときの音を表す語。「たくあんを―(と)食べる」
■二■ [0] (名・形動)
(1)こわばって乾いている・こと(さま)。「乾燥して―になった枯れ葉」「―のシーツ」
(2)新しくて上等な・こと(さま)。「―の上着」
(3)生きがよくて,勢いがある・こと(さま)。「―の江戸っ子」
ぱりぱり
ぱりぱり
〜の (1)[音]crisp.→英和
(2)[一流の]leading;→英和
competent;→英和
[きっすいの]typical;→英和
genuine.→英和
〜する be crisp.
ぱん
ぱん [0] (副)
(1)物を勢いよく打ったりする音を表す語。ぱあん。
(2)物が破裂する音を表す語。ぱあん。
ぱんぱん
ぱんぱん [0] (副)
(1)物をたたいたりする音を表す語。
(2)物が続けて破裂する音を表す語。
(3)物がはりさけそうなほどふくらんでいるさま。「腹が―にふくれる」
ぱ行
ぱぎょう [1] 【ぱ行・パ行】
五十音図のハ行の半濁音行。ぱ・ぴ・ぷ・ぺ・ぽ。
ひ
ひ 【被】 (接頭)
行為を表す漢語に付いて,他からその行為をされる,他からその行為をこうむる,などの意を表す。「―選挙権」「―修飾語」「―支配者」
ひ
ひ 【曾】 (接頭)
血縁関係を示す語に付いて,祖父母の親または孫の子というように,三代離れた関係にあることを表す。ひい。「―じじ」「―孫」
ひ
ひ [0] 【緋】
濃く明るい赤色。深紅色。「―の衣」
ひ
ひ [0] 【碑】
事のいわれ,人の功績など,後世に伝えるべきことを石にきざんで,関係の深い地に建てたもの。いしぶみ。
ひ
ひ
(1)五十音図ハ行第二段の仮名。硬口蓋摩擦音の無声子音と前舌の狭母音とから成る音節。
(2)平仮名「ひ」は「比」の草体。片仮名「ヒ」は「比」の旁(ツクリ)。
〔(1)「ひ」の頭子音は,古くは両唇摩擦音の無声子音であり,さらに奈良時代以前には両唇破裂音であったかといわれる。中世末期まで両唇摩擦音であったが,近世以降現代語と同じ音になった。(2)「ひ」は,平安時代半ば以降,語中語尾では,一般に「ゐ」「い」と同じ音になった。これらは,歴史的仮名遣いでは「ひ」と書くが,現代仮名遣いではすべて「い」と書く。(3)奈良時代までは,上代特殊仮名遣いで甲乙二類の別があり,発音上区別があったとされる〕
ひ
ひ【碑】
a tombstone (墓の);→英和
a monument (記念碑).→英和
碑文 an inscription;→英和
an epitaph.→英和
ひ
ひ【非】
(1)[悪いこと](a) wrong.→英和
(2)[欠点]a fault;→英和
an error;→英和
a mistake.→英和
〜を鳴らす denounce <a person> ;→英和
blame <a person for> ;→英和
find fault <with> .〜のうちどころがない be faultless;be correct.
ひ
ひ (接頭)
形容詞に付いて,いかにもそういう感じがするという意を表す。「―弱い」
ひ
ひ [1] 【婢】
(1)召し使いの女。はしため。下女。
(2)女の奴隷。
ひ
ひ [1] 【一】
いち。ひとつ。物を数えるときに用いる。「―,ふ,み」
ひ
ひ【妃】
a princess.→英和
ひ
ひ 【氷・冰】
(1)こおり。「我が衣手に置く霜も―にさえ渡り/万葉 3281」
(2)雹(ヒヨウ)。「つぶてのやうなる―降り/宇津保(吹上・下)」
ひ
ひ【火】
(1) fire;→英和
a spark (火花);→英和
a flame (炎).→英和
(2) ⇒火事.
〜がつく catch[take]fire.〜に当たる warm oneself at the fire.〜にかける put <a thing> over the fire.〜をおこす make a fire.〜を消す put out a fire.〜をつける set fire <to> ;light (点火).→英和
〜を見るより明らか as clear[plain]as day.‖火の用心 <take> precautions against fire.
ひ
ひ 【目翳】
ひとみに翳(クモリ)ができて,物が見えなくなる病気。そこひ。[和名抄]
ひ
ひ【日】
(1)[太陽]the sun;→英和
sunlight.→英和
(2)[時日]a day;→英和
time;→英和
a date (日付).→英和
〜がくれて after dark.〜に〜に day by[after]day (日々);rapidly (急速に).
〜にやける be sunburnt.〜の当たる所に in the sun.
ひ
ひ [1] 【杼・梭】
織機の部品の一。緯(ヨコ)糸を通す用具。かい。シャトル。
杼[図]
ひ
ひ 【檜】
ヒノキの古名。「―のつまで/万葉 50」
ひ
ひ [1] 【火】
(1)物質が燃えるときに出す炎や熱。また,燃えたり熱せられて赤熱したもの。「紙に―をつける」「―に当たる」「食物に―を通す」「鍋を―にかける」
(2)炭火。「火鉢に―をつぐ」「―をおこす」
(3)火打ちの火。きりび。「―を打つ」
(4)火事。「―の用心」「―を出す」
(5)火のように光るもの。「蛍―」「鬼―」
(6)激しい感情。燃えさかる情熱。「胸の―が燃える」
(7)月経。
→灯(ヒ)
ひ
ひ [1] 【樋】
(1)水を導き送る,木や竹の長い管。とい。
(2)物の表面につけた細長いみぞ。「―定規」
(3)日本刀の側面につけた細長いみぞ。血流し。
(4)せきとめた水の出口に設けた戸。開閉して水を出したりとめたりする。水門。
ひ
ひ [1] 【乾・干】
〔動詞「ふ(干)」,または「ひる(干)」の連用形から〕
かわいていること。名詞の上に付いて複合語として用いられることが多い。「―のよい海苔(ノリ)」「―物」「―ざかな」
ひ
ひ [1] 【灯】
〔「ひ(火)」と同源〕
ものを照らす光。ともしび。あかり。「町の―が見える」「―をともす」
ひ
ひ [0] 【日】
(1)太陽。おひさま。「―が出る」「―が昇る」「―が落ちる」
(2)太陽の出ている間。朝から夕方まで。ひるま。「―が長くなる」「―が暮れる」
(3)太陽の光や熱。日光。「冬になって―が弱くなる」「―がさす」
〔(1)〜(3)は「陽」とも書く〕
(4) [1]
地球が太陽に対して一回自転する間。一日。一昼夜。「―に五時間しか眠らない」「―に三度の食事」
(5)日かず。日数(ニツスウ)。「―が経つ」
(6)定めた日時。日限(ニチゲン)。「出発の―がせまる」「約束の―までに必ず返す」
(7)毎日毎日。日日(ヒビ)。「悲しみの―を送る」
(8)天気の具合。日より。「うららかな,よい―にめぐまれる」
(9)(「…した日には」の形で)…した場合には。…した折は。多くよくない事柄についていう。「手順を間違えた―には大変なことになる」
(10)(「…ときた日には」の形で)…の場合には。「うちのおやじときた―には日曜日にはゴルフばかりしている」
(11)時代。ころ。「ありし―をしのぶ」「若かりし―のおもかげを残す」
(12)吉日・凶日などという,日がら。「―が悪い」
(13)家紋の一。日輪をかたどったもの。
(14)日の神,天照大神(アマテラスオオミカミ)の子孫である意から,皇室に関することに付けていう語。「―のみこ」
〔「…の日」などの場合,アクセントは [1]〕
ひ
ひ [1] 【�】
鉱脈のこと。
ひ
ひ【梭】
a shuttle.→英和
ひ
ひ [1] 【比】
(1)くらべてみて同等・同類であること。たぐい。「世界にその―を見ない」「彼の力量は私の―ではない」
(2)「詩経」の六義(リクギ)の一。漢詩の表現・修辞による分類の一。物事にたとえて意のあるところを表すもの。
(3)状態の変化に伴って量的変化が起こるとき,もとの量に対する変化後の量の割合,またはその逆数。
(4)〔数〕 �,� を同種の量とするとき,� が � の何倍かあるいは何分のいくつかに当たるか,という関係を � の � に対する比といい,� : � と書く。�/� をこの比の値という。
ひ
ひ [1] 【剕】
古代中国で,五刑の一。膝蓋骨(シツガイコツ)を切り去るもの。あしきりの刑。
ひ
ひ 【非】
■一■ [1] (名)
(1)道理に合わないこと。不正。
⇔是
「―をあばく」「―とする」
(2)不利であること。うまくゆかないこと。「形勢―なり」
(3)あやまり。欠点。「―を認める」
(4)そしること。「―を唱える」
■二■ (接頭)
漢語の名詞・形容動詞に付いて,それに当たらない,それ以外である,などの意を表す。「―能率的」「―常識」「―公式」
ひ
ひ【比】
(1)[割合]a ratio <of a thing to another> .→英和
(2)[比較](a) comparison;→英和
(a) contrast (対照);→英和
an equal (匹敵するもの).→英和
〜する ⇒比べる,例える,匹敵.
ひ
ひ【緋(の)】
scarlet.→英和
ひ
ひ [1] 【秘】
(1)隠して,人に知らせないこと。「秘中の―」「部外―」
(2)はかりしれない奥深いところ。奥義。
ひ
ひ【灯】
a light.→英和
〜をつける(消す) light (put out) <a lamp> ;turn[switch]on (off) a light (電灯).
ひ
ひ【否】
no.→英和
〜とする者が多数であった The noes had it.
ひ
ひ [1] 【妃】
天皇の後宮の一。皇后の次,夫人・嬪(ヒン)の上に位する。内親王を原則とする。明治以後では皇族の配偶者をいう。
ひ=が付く
――が付・く
(1)燃え出す。
(2)ある事が原因で事件や騒ぎが起こる。「怒りに―・いた」「論争に―・いた」
(3)あわただしいさま,切迫しているさまにいう語。「―・いたような催促」「尻に―・く」
ひ=が入(ハイ)る
――が入(ハイ)・る
(1)窯(カマ)や炉に点火される。
(2)(揚げ油が熱くなりすぎて)燃え出す。「鍋に―・る」
ひ=が悪い
――が悪・い
月経がはじまっている。生理中である。「女の,火の悪くなつた時あそこへはひつて/滑稽本・続膝栗毛」
ひ=が浅い
――が浅・い
日数があまりたっていない。「引っ越して来て―・い」
ひ=が降っても槍(ヤリ)が降っても
――が降っても槍(ヤリ)が降っても
どんな困難や障害があっても。決意のほどを示すときなどに使う言葉。
ひ=が降る
――が降・る
きわめて貧しいさま,家計の苦しいさまにいう語。「内証は挑灯(チヨウチン)ほどな―・つて/浮世草子・一代男 3」
ひ=が高い
――が高・い
太陽が高く上がっている。夜明けからかなり時間がたっている。また,日暮れにはまだ間がある。
ひ=に入(イ)る虫
――に入(イ)る虫
(1)夏の夜,灯火に集まって焼かれる虫。「笛に寄る鹿,―/浄瑠璃・釈迦如来」
(2)危険な場面に自分から飛び込むたとえ。飛んで火に入る夏の虫。
ひ=に月に
――に月に
月日がたつにつれて。
ひ=に油を注ぐ
――に油を注・ぐ
勢いのあるものにさらに勢いをつける。多く不本意なことにいう。
ひ=に焼ける
――に焼・ける
日光に当たって,物の色が変わる。特に,肌の色が黒くなる。
ひ=のよう
――のよう
(1)熱いさま。「熱で額が―にあつい」
(2)真っ赤なさま。「恥ずかしさで顔が―になった」
(3)怒りなどの激しいさま。「―に怒る」
(4)熱烈なさま。「―な情熱」
ひ=の中水の=底
――の中水の=底(=中)
苦難の予想される境遇のたとえ。「一緒になれるなら,たとえ―」
ひ=の入(イ)る国
――の入(イ)る国
古代,日本から中国をさしていった語。「―に遣はさる我が背の君を/万葉 4245」
ひ=の出るよう
――の出るよう
(1)恥ずかしさや怒りなどで,顔が真っ赤になるさま。
(2)激しく行われるさま。「―な熱戦」
ひ=の当たる場所
――の当たる場所
人々の関心の集まる,はなやかな地位・環境。
ひ=の打ち所(ドコロ)がない
――の打ち所(ドコロ)がない
少しも欠点がない。非難すべきところがない。
ひ=の消えたよう
――の消えたよう
急に活気がなくなり,寂しくなるさま。「孫たちが帰ってしまったら,家の中が―だ」
ひ=の無い所に煙は立たない
――の無い所に煙は立たない
多少でもその事実がなければ,うわさの立つはずがないということ。
ひ=を付ける
――を付・ける
(1)点火する。
(2)放火する。火をかける。
(3)騒動などのきっかけをつくる。また,刺激する。「反対運動に―・ける」
ひ=を入れる
――を入・れる
炉などに点火する。「窯に―・れる」
ひ=を同じくして論ぜず
――を同じくして論ぜず
〔史記(游侠伝)〕
両者の間に大差があって,同時には論じられない。比べものにならない。同日の論でない。
ひ=を吐く
――を吐・く
(1)火をふき出す。「―・く火山」
(2)弁論などの口調が激しいさまにいう語。「舌端―・く」
ひ=を吹く
――を吹・く
(1)「火を吐く{(1)}」に同じ。「エンジンが―・く」
(2)銃砲から弾丸が発射される。「ピストルが―・く」
(3)火をおこすために強く息を吹きかける。
ひ=を失(シツ)する
――を失(シツ)・する
あやまって火事を出す。失火する。
ひ=を打つ
――を打・つ
欠点を指摘して非難する。「―・つことのできない出来栄え」
ひ=を掛ける
――を掛・ける
火をつける。放火する。
ひ=を摩(ス)る
――を摩(ス)・る
表面はなごやかそうでも,内面は不和であるたとえ。「法花念仏は互ひに―・りたる間なり/御伽草子・鴉鷺合戦」
ひ=を改めて
――を改めて
別の日を選んで。後日(ゴジツ)。「―伺います」
ひ=を放(ハナ)つ
――を放(ハナ)・つ
放火する。
ひ=を散らす
――を散ら・す
「火花を散らす」に同じ。
ひ=を消(ケ)す
――を消(ケ)・す
日を送る。日を消(シヨウ)する。
ひ=を落とす
――を落と・す
調理場や風呂場の火を消す。
ひ=を見たら火事と思え
――を見たら火事と思え
用心の上にも用心せよというたとえ。
ひ=を見るよりも明らか
――を見るよりも明らか
きわめて明白・確実であることにいう語。「増税が国民の反発を招くことは―だ」
ひ=を追う
――を追・う
日数の経過に従う。「―・って暖かくなる」
ひ=を通す
――を通・す
焼いたり煮たりして,熱が食品の内部まで行きとどくようにする。
ひ=を飾る
――を飾・る
〔史記(殷本紀)〕
自分の過失をごまかして言い訳する。
ひ=を鳴らす
――を鳴ら・す
盛んに非難する。
ひ=出(イ)ずる国
――出(イ)ずる国
日本の美称。ひのもと。
ひ=危(アヤ)うし
――危(アヤ)うし
昔,宮廷などで夜番が見回りに歩くとき,火の元を注意するように発した語。火の用心。「弓弦(ユヅル)いとつきづきしく打ち鳴らして,―といふいふ/源氏(夕顔)」
ひ=暮れて道遠し
――暮れて道遠し
〔史記(伍子胥伝)〕
(1)年を取ってしまったのになすべきことがたくさんあって,目的に達するには程遠いことのたとえ。
(2)期限は迫ったのに,事が完成するまでには程遠いことのたとえ。
ひ=没する処(トコロ)
――没する処(トコロ)
〔推古天皇一五年(607),聖徳太子が隋の煬帝(ヨウダイ)に贈った国書に「日出処天子,致�書日没処天子�,無�恙」とあるところから〕
中国をさした称。
ひ=涼し
――涼し
夏の夜,あちこちに瞬く灯が涼しく感じられる。[季]夏。
ひ==の
――=の(=が)付いたよう
(1)突然であわただしいさま。
(2)赤ん坊などが,激しく泣き叫ぶさま。
ひ−
ひ−【非−】
un-;non-;anti-.→英和
ひあい
ひあい [0] 【火相】
(1)茶の湯・香席で,風炉(フロ)・炉・香炉の火のおこり具合。
(2)火のもと。防火。火の用心。「内蔵―よく念を入れ/浮世草子・織留 5」
ひあい
ひあい 【非愛】 (名・形動ナリ)
(1)ぶあいそうなこと。無遠慮なこと。また,そのさま。「公任卿の―なるにてぞ有ける/十訓 4」
(2)危険なこと。また,危なっかしくてひやひやすること。「わが馬の―なりとて,主の馬に乗りかへたれども/平家 8」「馬の背に眠りてゆく,扨もひやいなもの/雑俳わかみどり」
ひあい
ひあい [0][1] 【悲哀】 (名・形動)[文]ナリ
かなしく,あわれな・こと(さま)。「人生の―を感ずる」「―が漂う」「一種の―なる新音階を作れり/希臘思潮を論ず(敏)」
ひあい
ひあい【悲哀】
sadness;→英和
sorrow;→英和
grief.→英和
〜を感じる feel sad.
ひあい
ひあい [0] 【日間・日合い】
(1)ひかず。日数。
(2)時日の頃合い。日どり。「薫り来る梅花は春の―哉/毛吹草追加」
(3)日歩(ヒブ)。利子。「三月限りの―/歌舞伎・傾城倭荘子」
ひあかり
ひあかり [2] 【灯明(か)り】
灯火の明かり。また,その明るさ。
ひあかり
ひあかり [2] 【火明(か)り】
燃えている火の明るさ。
ひあがる
ひあがる【干上がる】
dry up.
ひあがる
ひあが・る [3][0] 【干上(が)る・乾上(が)る】 (動ラ五[四])
(1)水分が全くなくなりからからになる。かわききる。「日照り続きで田が―・る」
(2)潮がひく。「難波浦の澳(オキ)数百町,半時許―・りて/太平記 36」
(3)収入がなくなって生活できなくなる。「あごが―・る」
ひあげいし
ひあげいし [3] 【灯上(げ)石・灯揚(げ)石】
石灯籠に灯火を入れるために乗る石。やや高く表面は平らで,庭の景色ともする。
ひあし
ひあし【日足が短い(短くなる)】
The days are short (grow shorter).
ひあし
ひあし [0] 【火脚・火足】
火の燃えひろがる速さ。火の回り。
ひあし
ひあし [0] 【日脚・日足】
(1)太陽が空を移り行く動き。日が出てから沈むまでの長さ。昼間の長さ。日のあし。「―が伸びる」「―が早い」
(2)雲の切れ目や物のすき間などから差し込む日光。日のあし。
(3)足取り表の一。一日の相場の動きを図示したもの。
ひあし=伸ぶ
――伸ぶ
冬の終わりごろになって,昼の時間がだんだん長くなる。[季]冬。《―夕空紺をとりもどし/皆吉爽雨》
ひあじ
ひあじ [1] 【火味】
(1)香炉の火かげん。火相(ヒアイ)。
(2)香炉の灰の中の火の深さをみる道具。火味見。火間指(ヒアイサシ)。
ひあそび
ひあそび [2] 【火遊び】 (名)スル
(1)火をおもちゃにして遊ぶこと。火いたずら。
(2)危険な遊びや企て。
(3)その場限りの男女の情事。
ひあそび
ひあそび【火遊びする】
play with fire (比喩的にも).
ひあたり
ひあたり [0] 【日当(た)り・陽当(た)り】
日光が当たること。また,その当たり具合。「―のよい家」
ひあたり
ひあたり【日当りの良い】
sunny;→英和
<a place> in the sun.→英和
〜の悪い dark.→英和
ひあっしゅくせいりゅうたい
ひあっしゅくせいりゅうたい [1][7] 【非圧縮性流体】
つりあいや運動を扱う場合に密度の変化を無視してよい流体。普通の状態では液体は非圧縮性流体とみることができる。縮まない流体。
ひあつちかすい
ひあつちかすい [5] 【被圧地下水】
傾斜している二つの不透水層の間に介在する透水層中の地下水。圧力がかかっているので,このような所に井戸を掘ると,地表に自噴することがある。被圧水。
ひあぶり
ひあぶり [2] 【火炙り・火焙り】
罪人を火で焼き殺す刑罰。火刑。「―の刑」
ひあぶり
ひあぶり【火炙り】
the stake.→英和
〜になる be burned at the stake.→英和
ひあま
ひあま [0] 【火天】
「天棚(アマダナ){(1)}」に同じ。
ひあみ
ひあみ [0] 【火網】
こんろの中に燃料を置くための網。
ひあわい
ひあわい [0] 【廂間】
たてこんだ家と家のひさしとひさしの間。日の当たらない場所。ひあい。「芸者家二軒の―で,透かすと,奥に…竹垣が見えて/婦系図(鏡花)」
ひい
ひい [1] 【一】
「ひ」の長音化した語。いち。ひとつ。「―,ふう,みい」
ひい
ひい [1] 【非違】
(1)法律にはずれていること。非法。違法。「―を正す」
(2)「検非違使(ケビイシ)」の略。「―の別当/今昔 13」
ひい
ひい [1] 【緋衣】
緋色の衣服。赤い着物。
ひい
ひい 【曾】 (接頭)
「ひ(曾)」に同じ。「―じいさん」「―まご」
ひいかわ
ひいかわ 【斐伊川】
島根県,中国山地を水源とし,出雲平野を流れて宍道(シンジ)湖に注ぐ川。八岐大蛇(ヤマタノオロチ)伝説にちなむ川で,出雲神話にある簸川(ヒノカワ)にあたる。
ひいき
ひいき【贔屓】
(1)[愛顧]favor;→英和
patronage;→英和
partiality (偏愛).→英和
(2) a favorite (好きな人・物);→英和
a patron (後援者).→英和
〜する favor;patronize;→英和
be partial <to> (偏愛);side <with a person> (味方).→英和
〜の favorite.イギリス〜の pro-British.〜目に見る see <a thing> in a favorable light.
ひいき
ひいき [1] 【贔屓・贔負】 (名)スル
〔「ひき(贔屓)」の転〕
(1)気に入った人に特に目をかけ世話をすること。気に入ったものを特にかわいがること。「えこ―」「―にしている芸人」「一方だけを―する」
(2)目をかけて世話してくれる人。パトロン。後援者。「御―に挨拶(アイサツ)回りをする」「―すじ」
ひいき=の引き倒し
――の引き倒し
ひいきし過ぎて,かえってその人の迷惑になること。
ひいきびいき
ひいきびいき [4] 【贔屓贔屓】
人それぞれ,思い思いに自分の好きな方を,ひいきすること。
ひいきへんば
ひいきへんば 【贔屓偏頗】
えこひいき。「―ヲスル/日葡」
ひいきめ
ひいきめ [0] 【贔屓目】
できるだけよいものに見ようとする,好意的な見方。「どう―に見ても勝てそうもない」「親の―」
ひいく
ひいく [0] 【肥育】 (名)スル
家畜の肉量・肉質を良くするため,運動を制限し,良質の飼料を与えて飼育すること。
ひいけ
ひいけ [3][0] 【火活け】
炭火を,消えないように灰の中に入れて火種を保つこと。埋火(ウズミビ)をすること。
ひいけ
ひいけ [1] 【氷池】
昔,氷室(ヒムロ)に収める氷を作った池。
ひいさま
ひいさま [1] 【姫様】
〔「ひめさま」の転〕
高貴な人の令嬢を敬っていう語。お嬢様。「お―」
ひいじじ
ひいじじ [3][1] 【曾祖父】
〔「ひじじ」の転〕
祖父または祖母の父。ひおおじ。
ひいず
ひい・ず ヒイヅ 【秀づ】 (動ダ下二)
⇒ひいでる(秀)
ひいたずら
ひいたずら [2] 【火悪戯】
火をいたずらすること。火遊び。
ひいちにち
ひいちにち 【日一日】 (連語)
日がたつにつれて変わっていくさまにいう語。一日ごとに。日増しに。多く「と」を伴って副詞的に用いる。「―と春めく」
ひいて
ひいて [1] 【延いて】 (副)
〔動詞「引く」の連用形に助詞「て」の付いた「ひきて」の転〕
前文を受けて,それから引き続いて,それが原因となって,などの意を表す。さらには。その結果。ひいては。「良民の財貨を掠め,―経済社会全体を攪乱するを/社会百面相(魯庵)」
ひいては
ひいては [1] 【延いては】 (副)
「ひいて」を強めた言い方。「人のために尽くすことが―自分のためになるのだ」
ひいでる
ひい・でる [3] 【秀でる】 (動ダ下一)[文]ダ下二 ひい・づ
〔「ひ」は「ほ(穂)」と同源。穂がつき出る意〕
(1)他よりすぐれている。ぬきんでる。「語学に―・でる」「衆に―・でる」
(2)強く印象づけられる。「―・でた眉」
ひいでる
ひいでる【秀でる】
be very good <at> ;be excellent <in> .→英和
秀でた excellent;distinguished.→英和
ひいな
ひいな ヒヒナ 【雛】
ひな人形。ひな。[季]春。「うつくしきもの,…―の調度/枕草子 151」
ひいなあそび
ひいなあそび ヒヒナ― 【雛遊び】
(1)「ひなあそび(雛遊)」に同じ。「かのいぬ宮とあけくれ―/宇津保(楼上・下)」
(2)「雛祭(ヒナマツ)り」に同じ。
ひいなぎぬ
ひいなぎぬ ヒヒナ― 【雛衣】
雛人形に着せる着物。「縑(カトリ)の―三つ縫ひたり/蜻蛉(下)」
ひいなぼん
ひいなぼん ヒヒナ― [0] 【雛本】
赤本{(1)}の一種。雛祭り用・玩具用とされた小形の本。
ひいなまつり
ひいなまつり ヒヒナ― [4] 【雛祭(り)】
「ひなまつり(雛祭)」に同じ。
ひいなや
ひいなや ヒヒナ― 【雛屋】
(1)雛を飾る小さな家。「わか宮の御―に/道長集」
(2)雛人形を売る店。[人倫訓蒙図彙]
ひいばば
ひいばば [3][1] 【曾祖母】
〔「ひばば」の転〕
祖父または祖母の母。ひおおば。
ひいひい
ひいひい [1] (副)
(1)赤ん坊などの泣くさまを表す語。「―(と)泣く」
(2)苦しいさまを表す語。「訓練が激しくて―いう」
(3)「ひりひり」に同じ。「咽は―火花を散らして/浄瑠璃・会稽山」
ひいひいたもれ
ひいひいたもれ
〔「火い火いたもれ」という幼児の遊びから〕
幼女。また,子供っぽい女をあざけっていう語。「まだおめえ―だ物を/滑稽本・浮世風呂 3」
ひいまご
ひいまご [1] 【曾孫】
〔「ひまご」の転〕
⇒ひまご(曾孫)
ひいやり
ひいやり [3] (副)スル
「ひんやり」に同じ。「水を汲んで顔を洗ふ。―すると同時に/放浪(泡鳴)」
ひいらぎ
ひいらぎ ヒヒラギ [1] 【柊】
(1)モクセイ科の常緑小高木。関東以西の山地に自生し,庭木にもされる。葉は対生し,長楕円形で鋭い鋸歯があり,質は硬い。雌雄異株。初冬,葉腋(ヨウエキ)に白色の芳香ある小花をつけ,核果は紫黒色に熟す。材は細工物に,枝葉は節分行事に用いる。ひらぎ。
〔「柊の花」は [季]冬〕
(2)スズキ目の海魚。全長約15センチメートル。体は楕円形で側扁する。全身銀白青色で,背に黒色の縞模様があり,背や腹のひれにヒイラギの葉のようなとげがある。地方により食用。日本では中部以南の内湾にすむ。ギチ。ネコゴロシ。
(3)家紋の一。{(1)}の葉を図案化したもの。
ひいらぎ
ひいらぎ【柊】
《植》a holly.→英和
ひいらぎ=挿(サ)す
――挿(サ)・す
節分の夜,魔除(マヨ)けのために,イワシの頭を付けたヒイラギの枝を門口に挿す。[季]冬。
ひいらぎがし
ひいらぎがし ヒヒラギ― [5] 【柊樫】
リンボクの別名。
ひいらぎなんてん
ひいらぎなんてん ヒヒラギ― [5] 【柊南天】
メギ科の常緑低木。中国・台湾原産で,江戸時代に渡来。庭木にする。茎は高さ約1メートル。葉は茎頂付近に集まって互生し,羽状複葉。小葉は形がヒイラギの葉に似る。三,四月,黄色の小花を総状につける。液果は紫黒色に熟す。生花に利用。
ひいらぎもち
ひいらぎもち ヒヒラギ― [4] 【柊黐】
⇒西洋柊(セイヨウヒイラギ)
ひいらく
ひいら・く ヒヒラク 【疼く】 (動カ四)
⇒ひひらく(疼)
ひいる
ひいる ヒヒル 【蛾】
蛾(ガ)の総称。特に,カイコが羽化した蛾をいう。「越前の国の司,白き―献る/日本書紀(持統訓)」
ひいる
ひい・る ヒヒル 【冲る・沖る】 (動ラ四)
(1)ひらひらと舞い上がる。高く飛び上がる。「竜のごとに―・りて/日本書紀(欽明訓)」
(2)高くそびえる。「この峰は天漢の中に―・りて/海道記」
ひいれ
ひいれ【火入れ】
a fire pan (火器);heating (加熱);kindling (炉などの).→英和
〜する heat;→英和
kindle.→英和
ひいれ
ひいれ [3] 【火入れ】
(1)溶鉱炉などが完成して,初めて点火すること。「―式」
(2)酒などの腐敗を防ぐため,熱を加えること。
(3)開墾・採草・造林地造成のために,山野の枯れ草に火をつけて野を焼くこと。野焼き。
(4)タバコに火をつけるための火種を入れておく器。
ひいれず
ひいれず [2] 【火入れず】
新しく造って,まだ火入れをしていない清酒。
ひいろ
ひいろ [0] 【緋色】
(1)深紅色。スカーレット。あけ。
(2)銅器につける鮮やかな鳶(トビ)色。
ひいろ
ひいろ [0] 【火色】
(1)高温に熱した物体の光っている色合い。
(2)陶磁器の表面にあらわれる赤い斑紋。
(3)火のような濃い紅色。
(4)襲(カサネ)の色目の名。表・裏とも紅の打ったもの。四季通用。
ひいん
ひいん [0] 【庇蔭】 (名)スル
(1)ひさしのかげ。
(2)かばうこと。助けまもること。「物を見て故(コト)さらに―するが如きは/福翁百話(諭吉)」
ひう
ひ・う 【聶う】 (動ワ下二)
削り取る。そぐ。へぐ。「立ちそばの実の無けくをこきし―・ゑね/古事記(中)」
ひう
ひう [1] 【非有】
(1)〔仏〕 この世の事物は煩悩(ボンノウ)の生み出したもので,実体ではないということ。
→非有非空
(2)〔哲〕「非存在」に同じ。
ひう
ひう [1] 【飛雨】
風まじりの激しい雨。
ひうお
ひうお [1] 【氷魚】
鮎(アユ)の稚魚。半透明で氷のようなのでこの名がある。琵琶湖産のものが特に有名。ひお。ひのいお。こおりのいお。[季]冬。
ひうお
ひうお [1] 【干魚・乾魚】
魚のひもの。ほしうお。ひいお。
ひうち
ひうち [3] 【火打ち・燧】
(1)火打ち石と火打ち金を使って火を打ち出すこと。また,その道具。火打ち石。
(2)和裁で,下着や夜着の袖下と脇の角に付ける三角形の襠(マチ)。また,ぶっさき羽織の背の割れ目につける三角布。
(3)土台や梁(ハリ)など,材木が水平に直交している部分のゆがみをなくすために斜めに架ける補強材。火打ち材。
ひうちいし
ひうちいし【火打石】
a flint.→英和
ひうちいし
ひうちいし [3] 【火打ち石・燧石】
玉髄に似た石英の一種。ほぼ純粋のケイ質岩。色は黄・褐・紅色などで,質はすこぶる硬い。火打ち金と打ち合わせると火を発し,古来火付け道具として用いた。ひうちかど。
ひうちいた
ひうちいた [4] 【火打ち板】
ふすまのゆがみを防ぐため,四隅に打ち付ける三角形の板。
ひうちかえ
ひうちかえ [0] 【火打ち替え】
(1)死や出産の不浄の際,そのけがれをはらうため,炉の火を新しくつけなおすこと。
(2)大晦日(オオミソカ)に炉の火種を新しくすること。
ひうちがたけ
ひうちがたけ 【燧ヶ岳】
福島県南西端にある火山。海抜2356メートル。南西中腹に尾瀬沼・尾瀬ヶ原が広がる。
ひうちがね
ひうちがね [3] 【火打ち金・燧鉄】
火打ち石と打ち合わせて火を出すのに用いた三角形の鋼鉄片。火口金(ホクチガネ)。
ひうちがま
ひうちがま 【火打ち鎌・燧鎌】
「火打ち金」に同じ。主に江戸で用いた語。「いびつなる面桶(メンツ)にはさむ―(惟然)/続猿蓑」
ひうちざい
ひうちざい [3] 【火打ち材】
⇒火打ち(3)
ひうちどうぐ
ひうちどうぐ [4] 【火打ち道具・燧道具】
火をおこすのに用いた道具。火打ち石・火打ち金・火口(ホクチ)など。
ひうちなだ
ひうちなだ 【燧灘】
瀬戸内海中央部の海域。愛媛県の新居浜・伊予三島市などの北の海域で,北部は備後(ビンゴ)灘,西は来島(クルシマ)海峡で安芸灘となる。
ひうちばこ
ひうちばこ [3] 【火打ち箱・燧箱】
(1)火打ち道具を入れておく箱。
(2)狭苦しい家をあざけっていう語。「家貧しくて身代は,薄き紙子の―/浄瑠璃・反魂香」
ひうちぶくろ
ひうちぶくろ [4] 【火打ち袋・燧袋】
火打ち道具を入れて持ち運ぶための袋。
火打ち袋[図]
ひうつり
ひうつり [2] 【火移り】
火が燃えうつること。
ひうつり
ひうつり [2] 【火映り・灯映り】
灯火が物に映ずること。
ひうつり
ひうつり [2] 【日映り】
日光に映え輝くこと。
ひうひくう
ひうひくう [1][0] 【非有非空】
〔仏〕 諸事物はそれ自体で実在しているわけでもなければ,存在しない空無なものでもなく,真如の展開によって生じたものであるということ。中道。
ひうら
ひうら [0] 【日裏】
日の当たらない側(ガワ)。日かげ。
ひうん
ひうん [1][0] 【悲運】
ふしあわせな運命。悲しい運命。
ひうん
ひうん [1][0] 【非運・否運】
運のわるいこと。ふしあわせ。不運。
⇔幸運
ひうん
ひうん [1] 【飛雲】
空を飛んで行く雲。「―文様」
ひうん
ひうん [0] 【秘蘊】
学問・芸術などの最も奥深いところ。奥義。
ひうん
ひうん【非運】
(a) misfortune.→英和
ひうんかく
ひうんかく 【飛雲閣】
京都の西本願寺境内にある三層の楼閣。聚楽第(ジユラクダイ)の遺構の一つで,江戸初期に移築されたといわれる。
ひえ
ひえ [1][2] 【稗・穇】
イネ科の一年草。草状はイネに似,高さ1〜1.5メートル。実は黄色く細い粒で,食用・鳥の飼料用。丈夫で災害に強く,やせ地にも育つので,古来,備荒作物として栽培する。[季]秋。
稗[図]
ひえ
ひえ【稗】
a barnyard millet.
ひえ
ひえ [2] 【冷え】
(1)冷えること。また,その程度。
(2)特に,下半身の冷える病気。婦人に多い。
ひえいざん
ひえいざん 【比叡山】
(1)京都府と滋賀県の境,京都市の北東方にある山。頂上は主峰大比叡(海抜848メートル)と四明ヶ岳(海抜839メートル)に分かれる。古来信仰の山として知られ天台宗総本山延暦寺がある。叡山。北嶺。天台山。ひえのやま。((歌枕))「なにばかり深くもあらず世の常の比叡を外山(トヤマ)とみるばかりなり/大和 43」
(2)延暦寺の山号。
ひえいざんばん
ひえいざんばん [0] 【比叡山版】
⇒叡山版(エイザンバン)
ひえいせい
ひえいせい【非衛生的な】
unwholesome;→英和
unsanitary.
ひえいりてき
ひえいりてき【非営利的】
nonprofit <organization> .
ひえいりほうじん
ひえいりほうじん [1][4] 【非営利法人】
公益に資することを目的とし,存続に必要な利益以上にもうけること,つまり営利を目的としない法人。
→公益法人
ひえいる
ひえい・る 【冷え入る】 (動ラ四)
(1)寒さが身にしみわたる。「わが身も―・るやうに思ほえて/源氏(幻)」
(2)体の温かみがなくなる。つめたくなる。「ただ冷えに―・りて,息は疾(ト)く絶え果てにけり/源氏(夕顔)」
ひえおろし
ひえおろし [3] 【比叡颪】
比叡山から吹きおろす風。
ひえき
ひえき 【飛駅】
(1)律令制下,緊急の公用を伝える使い。駅馬を使用する。
(2)中世以後,騎馬・徒歩による緊急の連絡。また,その使者。はやづかい。飛脚。早馬。早打ち。
ひえき
ひえき [0] 【裨益・埤益】 (名)スル
利益となること。役に立つこと。助けとなること。「教育に―する」
ひえきる
ひえき・る [3][0] 【冷え切る】 (動ラ五[四])
(1)すっかり冷える。「―・った体を暖める」
(2)感情がさめてしまう。熱意や愛情がなくなる。国家間の友好関係がなくなる意でもいう。「夫婦の間が―・っている」「―・った両国の関係」
ひえこみ
ひえこみ [0] 【冷え込み】
寒さが強くなること。「朝の―がきびしい」
ひえこむ
ひえこ・む [0][3] 【冷え込む】 (動マ五[四])
(1)寒さが強くなる。「あすの朝は―・むでしょう」
(2)寒さのために体がすっかりひえる。「―・んだ体を暖める」
ひえしょう
ひえしょう [2][3] 【冷え性】
手足や腰などがいつも冷たく感じる症状。また,その体質。女性に多い。
ひえしょう
ひえしょう【冷え性(である)】
(have) a cold constitution.
ひえしんとう
ひえしんとう 【日吉神道】
中世,神仏習合説により成立した仏教的神道の一。天台宗の三諦即一の教理と延暦寺の鎮守日吉山王権現とを付会した教説。江戸初期,僧天海が徳川家康の庇護を受けたため,一時勢力を得た。山王神道。山王一実神道。天台神道。
ひえじんじゃ
ひえじんじゃ 【日枝神社】
東京都千代田区永田町にある神社。主神は大山咋神(オオヤマクイノカミ)。太田道灌が江戸城内に創建。徳川家康が入城してからは,徳川家の産土神(ウブスナガミ)とされた。例祭の山王祭は江戸三大祭りの一。山王権現。
ひえじんじゃ
ひえじんじゃ 【日吉神社】
日吉(ヒエ)大社の別名。
ひえたいしゃ
ひえたいしゃ 【日吉大社】
滋賀県大津市にある神社。近江国の一の宮。東本宮に大山咋(オオヤマクイ)大神を,西本宮に大己貴(オオナムチ)大神をまつる。二十二社の一つとして朝廷の崇敬が厚く,また天台宗の護法神としても尊崇された。例祭日吉祭は四月一四日。日吉(ヒエ)((ヒヨシ))神社。山王権現。
ひえだ
ひえだ 【稗田】
姓氏の一。
ひえだのあれ
ひえだのあれ 【稗田阿礼】
天武天皇の舎人(トネリ)。文字・文章の読解力・記憶力に優れ,帝皇日継・先代旧辞の誦習を命ぜられた。のちに太安万侶(オオノヤスマロ)が,元明天皇の命によりこれを撰録して古事記とした。生没年未詳。
ひえつ
ひえつ [1][0] 【披閲】 (名)スル
書状などを開いてよく見ること。「西川は一拝し之を―すれば/世路日記(香水)」
ひえつ
ひえつ [0] 【飛越】 (名)スル
とびこすこと。特に,陸上競技・馬術などで,障害物をとびこすこと。
ひえつきぶし
ひえつきぶし 【稗搗き節】
宮崎県の民謡で,東臼杵郡椎葉村の仕事唄。ヒエの穂先を臼に入れ,手杵(テキネ)で搗(ツ)く時に唄われた。源流は江戸末期にはやった甚句の系譜。
ひえづくり
ひえづくり [3] 【日吉造り】
神社建築様式の一。切妻造りの正面と両側面に庇(ヒサシ)を付けた形式のもの。屋根の背面は縋破風(スガルハフ)となる。滋賀県の日吉大社本殿が代表例。聖帝造(シヨウテイヅク)り。ひよしづくり。
ひえびえ
ひえびえ [3] 【冷え冷え】 (副)スル
(1)非常に冷えているさま。「人気のない―(と)した部屋」
(2)心がむなしく,寂しいさま。「―(と)した気持ち」
ひえびえ
ひえびえ【冷え冷えする】
feel chilly.〜した chilly <morning> .
ひえほうし
ひえほうし [3] 【比叡法師】
比叡山延暦寺の法師。山法師。
ひえまき
ひえまき [0][2] 【稗蒔き】
水盤や箱などにヒエをまき,芽の出たのを青田に見立てて涼感をめでるもの。[季]夏。《―に眼をなぐさむる読書かな/高橋淡路女》
→絹糸草
ひえまつり
ひえまつり 【日吉祭】
⇒山王祭(サンノウマツリ)
ひえめし
ひえめし [0][2] 【稗飯】
ヒエを炊いた飯。またヒエを米にまぜて炊いた飯。
ひえもの
ひえもの [0][2] 【冷え物】
冷えたもの。冷たいもの。
ひえもの=でござい
――でござい
「冷え物御免」に同じ。
ひえもの=御免(ゴメン)
――御免(ゴメン)
江戸時代,銭湯の湯舟に入るときの挨拶の言葉。冷え物でござい。「君どもに夢おどろかし,―と足をさしこめば/浮世草子・諸艶大鑑 1」
ひえる
ひ・える [2] 【冷える】 (動ア下一)[文]ヤ下二 ひ・ゆ
(1)物の温度が下がって冷たくなる。また,そのように感じる。普通は常温よりも冷たくなる場合にいうが,高温から常温にまで下がる場合にもいう。「よく―・えたビール」「朝晩はかなり―・える」「足が―・えて眠れない」「溶岩が―・えて固まる」「(死期ガ近ク)むげに―・え果てさせ給ひぬれば/狭衣 2」
(2)物事に対する熱意や,男女間の愛情・二者間の友好関係などがなくなる。「二人の仲が―・える」「両国の関係は―・えてしまっている」
〔「冷やす」に対する自動詞〕
ひえる
ひえる【冷える】
get cold;feel cold.
ひえん
ひえん [1][0] 【飛檐・飛簷】
(1)高い軒(ノキ)。飛宇(ヒウ)。
(2)「飛檐垂木(ヒエンダルキ)」の略。
ひえん
ひえん [1][0] 【飛燕】
(1)飛んでいるつばめ。
(2)旧日本陸軍の三式単座戦闘機。液冷エンジンを搭載して高速化を図った。戦争末期には空冷エンジンを積んだ機(五式戦闘機)もつくられた。
ひえんそう
ひえんそう【飛燕草】
《植》a larkspur.→英和
ひえんそう
ひえんそう [0] 【飛燕草】
キンポウゲ科の越年草。南ヨーロッパ原産。高さ約80センチメートル。葉は羽状に細裂。初夏,茎頂に長い距(キヨ)のある花を総状につける。花色は青・青紫・淡紅・白など。観賞用。チドリソウ。デルフィニウム。
ひえんだるき
ひえんだるき [4] 【飛檐垂木】
社寺建築で,軒が二軒(フタノキ)で構成されている場合,地垂木の先端に乗る垂木。
→小屋組
ひえんのきょく
ひえんのきょく 【飛燕曲】
箏組歌の曲名。明和年間(1764-1772)に安村検校が作曲。歌詞は李白の詩「清平調」の翻案。漢の美女飛燕を歌ったもの。
ひお
ひお [1] 【卑汚】 (名)スル
(1)いやしめけがすこと。「婦女を―し人身を売買する/佳人之奇遇(散士)」
(2)性格などがいやしく,下賤であること。「―残酷頑固なる行ありて/新聞雑誌 60」
ひお
ひお [1] 【氷魚】
「ひうお(氷魚)」に同じ。[季]冬。
ひおい
ひおい [0][2] 【日覆い】
「ひおおい(日覆){(1)}」に同じ。
ひおう
ひおう [0] 【秘奥】
容易には達することのできない,物事の奥深いところ。「武道の―を究める」
ひおうぎ
ひおうぎ [2] 【檜扇】
(1)檜(ヒノキ)の薄い白板をとじ合わせた扇。衣冠または直衣(ノウシ)のとき,笏(シヤク)にかえて持った。位により板の枚数に差がある。
(2)檜の薄板を色糸でとじた絵扇。貴婦人が礼装時に開き持った。鎌倉時代以降,とじ糸の余りを親骨の上端からたらす風が生じた。衵扇(アコメオウギ)。
(3)アヤメ科の多年草。葉は剣形で根際から扇状に広がる。夏,高さ1メートル内外の花茎を出し,斑点のある黄赤色の花をつける。黒色の光沢のある丸い種子は「ぬばたま」「うばたま」という。生花に用いる。カラスオウギ。漢名,射干(ヤカン)。[季]夏。
(4)海産の二枚貝。貝殻は厚く扇形で,殻長12センチメートル内外。表面に約二五本の放射状の肋(ロク)がある。色彩は黄・紫・赤褐色など変化に富む。肉は食用,殻は観賞用。房総半島以南に分布。ヒオウギガイ。
檜扇(2)[図]
檜扇(3)[図]
ひおおい
ひおおい [2][0] 【日覆い】
(1)店頭・ベランダ・窓などの,直射日光をさえぎるためのおおい。ひよけ。ひおい。[季]夏。
(2)夏季,制帽などの上をおおう白い布。
(3)舞台上方につった簀(ス)の子,または渡り廊下。小道具・照明器具をつり,それを操作する人も乗る。ブリッジ。
ひおおじ
ひおおじ [2] 【曾祖父】
祖父母の父。ひいじじ。大祖父(オオオオジ)。そうそふ。
ひおおば
ひおおば [2] 【曾祖母】
祖父母の母。ひいばば。大祖母(オオオオバ)。そうそぼ。
ひおくり
ひおくり [0][4][2] 【日送り】
(1)日をのばすこと。日延べ。「―にする」
(2)日を過ごすこと。「回想に耽り易い―をしてゐる時だつた/或る女(武郎)」
ひおけ
ひおけ [2][3] 【火桶】
木製の火鉢。内側を金属板で張り,外側の木地には漆を塗り,蒔絵(マキエ)を施すなどしたもの。[季]冬。《―抱く三時といへば夕ごころ/皆吉爽雨》
ひおどし
ひおどし [2][0] 【緋縅】
鎧(ヨロイ)の縅の一。クチナシやキハダで下染めした上から紅で染めた紐(ヒモ)・革緒などで縅すもの。
〔「緋威」「火縅」「氷魚縅」とも書く〕
ひおどしちょう
ひおどしちょう [4] 【緋縅蝶】
タテハチョウ科のチョウ。前ばねの開長約7センチメートル。はねの上面は橙赤色で黒斑があり,外縁は黒い。下面は黒褐色。幼虫はヤナギやエノキなどの葉を食う。九州以北の日本各地と東アジアに分布する。
ひおのつかい
ひおのつかい ヒヲ―ツカヒ 【氷魚の使】
平安時代,九月から一二月までの間,山城国宇治・近江国田上でとれた氷魚を朝廷に奉る使。
ひおもて
ひおもて [2] 【日面】
日光の当たる側(ガワ)。ひなた。
ひおり
ひおり 【引折・日折】
平安時代,五月五日に左近衛の舎人(トネリ)が,六日に右近衛の舎人がそれぞれの馬場で競馬・騎射を行うこと。また,その日。
ひか
ひか 【非家】
その道の専門の家柄でないこと。しろうと。「堪能の―の人にならぶ時,必ずまさる事/徒然 187」
ひか
ひか【皮下の】
hypodermic;→英和
under the skin.→英和
‖皮下脂肪 subcutaneous fat.皮下出血 hypodermal bleeding.皮下注射 a hypodermic injection.
ひか
ひか【悲歌】
an elegy;→英和
a dirge.→英和
ひか
ひか [2][1] 【皮下】
皮膚の下。皮下組織の部分。「―脂肪」
ひか
ひか [1] 【比価】
⇒金銀比価(キンギンヒカ)
ひか
ひか [1][2] 【飛花】
風に飛び散る花びら。「―落葉」
ひか
ひか [1][2] 【悲歌】 (名)スル
(1)悲しみの気持ちを表した歌。悲しい調子の歌。また,死者をいたむ歌。エレジー。
(2)悲しみ歌うこと。「往々―して独り流涕す/金色夜叉(紅葉)」
ひか∘れる
ひか∘れる 【引かれる】 (連語)
(1)(「惹かれる」とも書く)(心が)引きつけられる。魅せられる。「彼のやさしさに―∘れた」
(2)相場で損をする。
ひかい
ひかい [0] 【鄙懐・卑懐】
いやしい思い。自分の感懐をへりくだっていう語。
ひかいっけつ
ひかいっけつ [3] 【皮下溢血】
打撲などの外傷や出血性疾患で,皮下に血液が広範囲にわたり溢出した状態。
ひかう
ひか・う ヒカフ 【控ふ】 (動ハ下二)
⇒ひかえる
ひかえ
ひかえ ヒカヘ [3][2] 【控え・扣え】
〔動詞「控える」の連用形から〕
(1)予備として用意すること。また,そのものや人。「―の投手」「書類の―」
(2)忘れないように書きとめたもの。メモ。ひかえがき。
(3)順番のくるのを待つこと。待機すること。また,その人やそのための場所。「―の力士」「―の間」
(4)建築で,支えとしていれる柱・壁・石など。
(5)石垣の積石の奥行寸法。
(6)和船で,櫓(ロ)を操作して船首を左へ曲げること。
⇔押さえ
(7)〔船体の船梁(フナバリ)と区別するところから〕
和船の矢倉を構成する梁の称。
(8)引き止めること。制止すること。「神仏の御―あつて/浮世草子・織留 3」
(9)神仏などがかたわらにいて,加護すること。「天道の―強きにや/浄瑠璃・菅原」
ひかえ
ひかえ【控え】
(1)[メモ]a note;→英和
a memo;→英和
a copy (副本).→英和
(2)[予備]a reserve (金など);→英和
reserves (軍隊).
〜をとる take notes <of> ;take a copy <of> .
ひかえかべ
ひかえかべ ヒカヘ― [3] 【控え壁】
石壁や煉瓦壁を安定させるために壁から直角に突き出して設けられた補強壁。ゴシック建築に多く用いられる。バットレス。
ひかえがき
ひかえがき ヒカヘ― [0] 【控え書き】
後日のために書きとめておくこと。また,そのもの。ひかえ。
ひかえぐい
ひかえぐい ヒカヘグヒ [3][2] 【控え杭】
塔・柱などの建造物などの傾くのを防ぐために,引っ張っておく引き綱をつなぎとめる杭。
ひかえしつ
ひかえしつ【控室】
a waiting room (待合室);an anteroom (次の間).→英和
ひかえしつ
ひかえしつ ヒカヘ― [3] 【控え室】
待ち控えているための部屋。
ひかえちょう
ひかえちょう ヒカヘチヤウ [0] 【控え帳】
後日のために書き記しておく帳簿。
ひかえづな
ひかえづな ヒカヘ― [3] 【控え綱】
(1)立てた物が倒れないように,引っ張っておくための綱。
(2)重い物を上げ下ろしするとき,力綱のほかに,揺れを防ぐためその物に取り付ける綱。
(3)神仏がかたわらにいて加護することを綱にたとえていう語。「神や仏の―延ばす命と知らばこそ/浄瑠璃・氷の朔日(下)」
ひかえてい
ひかえてい ヒカヘ― [0] 【控え邸】
現在住んでいる家のほかに,予備として設けておく家。控え屋敷。
ひかえばしら
ひかえばしら ヒカヘ― [4] 【控え柱】
木造の塀・門などが傾くのを防ぐ,支えの柱。すけばしら。
ひかえめ
ひかえめ【控え目の(に)】
moderate(ly);→英和
reserved(ly) (遠慮した).〜にする be moderate <in> .
ひかえめ
ひかえめ ヒカヘ― [0][4] 【控え目】 (名・形動)[文]ナリ
(1)思うままにせず,内輪にとどめること。遠慮して振る舞うこと。また,そのさま。「―に言う」「―な態度」
(2)量や程度を少なめにする・こと(さま)。「砂糖は―に」
ひかえやぐら
ひかえやぐら ヒカヘ― [4] 【控え櫓】
江戸時代に歌舞伎興行権を官許された三座(中村座・市村座・森田座)に支障があって興行ができないとき,代わって興行をすることを認められた座。中村座には都座,市村座には村山座・桐座,森田座には河原崎座と定まっていた。代え櫓。仮櫓。
ひかえやしき
ひかえやしき ヒカヘ― [4] 【控え屋敷】
「控え邸(テイ)」に同じ。
ひかえりきし
ひかえりきし ヒカヘ― [4] 【控え力士】
自分の出番を待ちながら土俵下に控え,取組中の力士の介添えをする東西二人ずつの力士。
ひかえる
ひか・える ヒカヘル [3][2] 【控える・扣える】 (動ア下一)[文]ハ下二 ひか・ふ
〔動詞「引く」に継続の接尾語「ふ」の付いた語〕
□一□(自動詞)
(1)いつでも活動できるよう準備をして待機する。「楽屋に―・えて出番を待つ」
(2)表立たずに傍らにいる。「首相の後ろに―・えている夫人」
(3)すぐ近くにある。
(ア)場所的に近い。「北側に山が―・えている小村」
(イ)時間的に近い。「大事な試合が明日に―・えている」
(4)進まないで止まる。「琴をぞひきすまされたる,―・へて是をききければ/平家 6」
□二□(他動詞)
(1)他のものが動こうとするのを引きとどめる。抑制する。「袖を―・える」「馬を―・える」
(2)あることに配慮して,自分の行動を制限・抑制する。「酒を―・える」「公表を―・える」「言葉を―・える」
(3)後ろに退かせる。「裏を一センチ―・える」
(4)すぐ近くにある,ということを他動詞的に表現する。
(ア)近い関係にある。「近くに有数の観光地を―・えて発展した都市」「代議士がバックに―・えている」
(イ)時間的に間近にせまる。「開会式を三日後に―・えて準備に忙しい」
(5)記録にとどめる。メモする。「電話番号を手帳に―・える」
(6)和船で,櫓(ロ)を操作して船首を左へ曲げる。
⇔押さえる
(7)引く。「其方(ソナタ)へ引け。強く―・へよ/義経記 5」
ひかえる
ひかえる【控える】
(1)[引き留める]hold[keep]back.(2)[書き留める]make a note;→英和
note down.(3)[抑制する]refrain[abstain] <from doing,a thing> ;→英和
put off (延期する).
ひかがくてき
ひかがくてき【非科学的】
unscientific.
ひかがみ
ひかがみ [0] 【膕・引屈】
〔「ひきかがみ」の転〕
膝の後ろのくぼんでいる所。うつあし。よぼろ。ひっかがみ。
ひかき
ひかき [3] 【火掻き】
(1)かまどなどの火をかき出す道具。先端の曲がった鉄の棒。おきかき。
(2)十能(ジユウノウ)。
ひかき
ひかき【火掻き(棒)】
a poker.→英和
ひかく
ひかく [0] 【非核】
核兵器の実験,配備,使用などを行わないこと。
ひかく
ひかく [0] 【皮角】
皮膚表皮の角質が異常に増えて,角(ツノ)状の突起物になるもの。老人に多く,頭部・顔面・手の甲(コウ)などにできる。いぼ・老人性角化症・扁平上皮癌などが原因。
ひかく
ひかく [0] 【秘閣】
(1)書物を保管する宮中の書庫。
(2)墨柄(スミヅカ)の異名。
(3)筆で字を書く時に,ひじをのせる台。
ひかく
ひかく【比較】
(a) comparison.→英和
〜する compare <two things,a thing with another> .→英和
〜的な(に) comparative(ly).→英和
…と〜すれば (as) compared with….〜にならない cannot compare <with> .‖比較文学 comparative literature.
ひかく
ひかく [0] 【比較】 (名)スル
〔「ひこう」の慣用読み〕
(1)くらべること。二つあるいは三つ以上のものをくらべあわせて,そこに認められる異同について考えること。「両国の経済力を―する」
(2)(「比較にならない」の形で)くらべる価値のある対象。「一〇年前とは―にならないほど研究が進んでいる」
ひかく
ひかく【皮革】
leather (なめし皮);→英和
a hide (動物の).→英和
ひかく
ひかく【非核の】
nonnuclear.‖非核三原則 the three nonnuclear principles.非核武装国 a nonnuclear power.非核武装地帯 a denuclearized zone.
ひかく
ひかく [0][2] 【皮革】
〔「皮」ははいだままのなまかわ,「革」はなめしがわの意〕
動物の皮。「―製品」
ひかくおんがくがく
ひかくおんがくがく [7] 【比較音楽学】
音楽学の一部門。諸民族の音楽や楽器を比較研究する学問。民族音楽学。
ひかくかいぼうがく
ひかくかいぼうがく [6] 【比較解剖学】
形態学の一分科。各種生物の諸器官の形態や生理を解剖して比較し,その分化や変異・進化を研究する。
ひかくきゅう
ひかくきゅう [2] 【比較級】
英語・ドイツ語などで,形容詞・副詞がとる語形変化の一。比較の対象とくらべて性質や状態の度合がよりはなはだしいことを表すもの。英語 good に対する better の類。
→原級
→最上級
ひかくきゅう
ひかくきゅう【比較級】
《文》the comparative (degree).→英和
ひかくきょういくがく
ひかくきょういくがく [7] 【比較教育学】
教育学の一分野。各国の教育現象やその背景などを比較し,教育の本質を研究しようとする学問。
ひかくけんきゅう
ひかくけんきゅう [4] 【比較研究】
二者またはそれ以上を比較して,相互関係や因果関係を研究すること。
ひかくげんごがく
ひかくげんごがく [6] 【比較言語学】
同系関係を確立するために,複数の言語をつき合わせて共通祖語を再建する,歴史言語学の一分野。一九世紀にインド-ヨーロッパ諸語で実践されてから一躍言語学における主要な方法論の一つとなる。音韻対応の法則性を発見することが鍵となる。
→比較文法
→対照言語学
ひかくこうこく
ひかくこうこく [4] 【比較広告】
競争相手の商品や自社のこれまでの商品を引き合いに出して比較し,新商品の有利性を訴える広告。
ひかくこうどうがく
ひかくこうどうがく [6] 【比較行動学】
自然環境下での動物の行動を観察し,環境との関わりの中でその本能行動を中心に,行動の機能・個体発生・系統発生(進化)などを研究する学問。ローレンツなどにより確立された。動物行動学。行動生物学。エソロジー。
ひかくさんげんそく
ひかくさんげんそく [6] 【非核三原則】
核兵器を製造しない,保有しない,持ち込みを認めないという,日本政府の三つの原則。1968年(昭和43)当時の首相佐藤栄作が国会で表明。
ひかくしゅうきょうがく
ひかくしゅうきょうがく [6] 【比較宗教学】
種々の宗教現象を比較することによって宗教の本質・起源・構造・機能などを解明しようとする宗教学の一分野。
ひかくしんりがく
ひかくしんりがく [6] 【比較心理学】
(1)種々の動物の行動と人間の行動とを比較して,その差異と類似を明らかにしようとする心理学の一部門。動物心理学とほとんど同義に用いられる。
(2)人種間,男女間,正常者と異常者・犯罪者間の行動,あるいは個人の各発達段階における行動を比較研究する心理学の一部門。
ひかくしんわがく
ひかくしんわがく [6] 【比較神話学】
複数の地域や民族の神話を比較研究することによって,神話のモチーフ・構造・伝播などを明らかにする学問。
ひかくじちたいせんげん
ひかくじちたいせんげん [3] 【非核自治体宣言】
地方自治体が議会を通じて非核・平和の意思を表明すること。
ひかくせいさんひせつ
ひかくせいさんひせつ [8] 【比較生産費説】
各国が他国に比較して生産費の点から有利な商品を生産することに特化し,それを相互に交換しあうことが互いの利益を高めることになるとする説。国際分業の利益を論証することによって国際貿易に理論的根拠を与える。D =リカードが説いた。
ひかくせいりがく
ひかくせいりがく [6] 【比較生理学】
生理学の一分科。各種の生物の生理現象を比較研究することにより,生理学上の一般法則を明らかにする学問。
ひかくそくちょうき
ひかくそくちょうき [6] 【比較測長器】
⇒コンパレーター
ひかくたすう
ひかくたすう [5] 【比較多数】
議決などで,過半数にはならないが,最も多数であること。
⇔絶対多数
ひかくちたい
ひかくちたい [4][5] 【非核地帯】
非核を国際条約によって実現した地域のこと。
ひかくてき
ひかくてき [0] 【比較的】 (副)
他の同種のものや一般的な標準とくらべあわせて考えるさま。ほかとくらべて。わりあいに。「ここは―静かだ」「今年の稲作は―順調だ」
ひかくびょうりがく
ひかくびょうりがく [6] 【比較病理学】
病理学の一分科。人間および各種動物の疾病を比較研究して人間の疾病の本態を究める学問。
ひかくぶんがく
ひかくぶんがく [4] 【比較文学】
文学研究の一部門および一方法。二国以上の文学の間の交流・影響関係・対応を研究し,全世界的な文学の流れを明らかにしようとするもの。
ひかくぶんぽう
ひかくぶんぽう [4] 【比較文法】
同一の祖語から互いに分岐発展した複数の言語について,その関係を論究する言語学の一分野。多くの場合,比較言語学と同義。
ひかくほうがく
ひかくほうがく [4] 【比較法学】
二つ以上の社会・国家における法について比較研究する法学の一分野。
ひかくゆうい
ひかくゆうい [4] 【比較優位】
相対的に優越した位置にあること。
→特化係数
ひかげ
ひかげ [0] 【日影】
(1)日の光。日光。日ざし。「天井,障子には―が射し/魔風恋風(天外)」
(2)日あし。昼間の時間。
(3)「日陰{(1)}」に同じ。
ひかげ
ひかげ 【火影】
火のひかり。ほかげ。「(手紙ヲ)あけて―に見れば/蜻蛉(下)」
ひかげ
ひかげ【日陰】
the shade.→英和
〜の shady.→英和
〜になる be shaded <by> .
ひかげ
ひかげ [0] 【日陰・日蔭】
(1)物のかげになって日光の当たらない場所。
⇔ひなた
→日影
(2)世の中であまり恵まれていないこと。また,そういう境遇。「一生を―で過ごす」
(3)ヒカゲノカズラの略。
ひかげきせい
ひかげきせい [4] 【日影規制】
中高層建築物の高さなどを,隣地に及ぼす日影によって制限する規制。用途地域に応じて,日影になる時間の長さなどが設定されている。建築基準法により1976年(昭和51)創設。
ひかげぐさ
ひかげぐさ 【日陰草】
ヒカゲノカズラの別名。「かけて見し末も絶えにし―何によそへてけふ結ぶらむ/道綱母集」
ひかげず
ひかげず [3] 【日影図】
建築物が直射日光をさえぎってつくる影の一日の時刻ごとの形状を表す図。にちえいず。
ひかげちょう
ひかげちょう [3] 【日陰蝶】
ジャノメチョウ科のチョウ。開長約60ミリメートル。はねの上面は暗褐色で,前ばねに一個,後ろばねに六個の眼状紋がある。裏面は黄褐色で眼状紋や斜白帯がある。幼虫は竹や笹の葉を食う。本州・四国・九州に分布。
ひかげつつじ
ひかげつつじ [4][5] 【日陰躑躅】
ツツジ科の常緑低木。関東以西の山中の日陰に生える。高さは約1メートル。葉は披針形で枝先付近に輪生状に互生する。四,五月,淡黄色漏斗形の花を枝先に一〜四個つける。生花・盆栽にする。サワテラシ。
ひかげのいと
ひかげのいと 【日陰の糸】
「日陰の蔓(カズラ){(2)}」に同じ。「―,結びてとてたまへりければ/道綱母集」
ひかげのかずら
ひかげのかずら [5][0] 【日陰の蔓・日陰の鬘】
(1)ヒカゲノカズラ科の常緑多年生シダ植物。山地に自生。茎は地を這(ハ)って長く伸び,ところどころで叉状に分岐する。葉は短い線形。夏,枝先から細い花茎を直立し,淡黄緑色の胞子嚢穂(ホウシノウスイ)をつける。胞子は石松子(セキシヨウシ)といい薬用にする。ヒカゲカズラ。カミダスキ。漢名,石松。
(2)昔,大嘗祭(ダイジヨウサイ)などの神事に,冠の笄(コウガイ)の左右に結んで垂れ下げた青色または白色の組糸。もと植物のヒカゲノカズラを用いたための称。ひかげかずら。かずらがけ。ひかげのいと。
日蔭の蔓(1)[図]
日陰の蔓(2)[図]
ひかげもの
ひかげもの [0] 【日陰者】
(1)公然とは世の中に出られない身の上の人。日陰の身。
(2)世に知られずうずもれて暮らす人。
ひかげもの
ひかげもの【日陰者】
an obscure person;a social outcast.
ひかげん
ひかげん [2] 【火加減】
火の燃え具合。火力の程度。
ひかげん
ひかげん【火加減を見る】
look to the fire.→英和
ひかこうがい
ひかこうがい [1] 【悲歌慷慨】 (名)スル
〔史記(項羽本紀)〕
悲壮な詩歌を歌い,憤りなげくこと。
ひかされる
ひかさ・れる [0] 【引かされる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 ひかさ・る
気持ちが強くひきつけられる。引かれる。「子に―・れる」「情に―・れる」「もしやに―・れる」
ひかし
ひか・し 【引かし】 (形シク)
〔動詞「引く」の未然形に接尾語「し」が付いて形容詞化したもの。上代語〕
引かれる思いがする。「足柄の安伎奈の山に引こ舟の後(シリ)―・しもよここば児がたに/万葉 3431」
ひかしぼう
ひかしぼう [3] 【皮下脂肪】
皮下組織中に蓄積された脂肪細胞の集合体。鳥類・哺乳類にみられ,部位や個体の栄養状態などにより量が著しく異なる。
ひかしゅっけつ
ひかしゅっけつ [3] 【皮下出血】 (名)スル
血液や血管の疾患,打撲などの外傷により皮下に起こる限局性の出血。あざ。
ひかす
ひか・す [0] 【引かす・落籍す】 (動サ五[四])
芸者・遊女などの借金を払い,身請けする。落籍する。「今度いよ��―・されることになつた/田舎教師(花袋)」
ひかすいそ
ひかすいそ ヒクワ― [3] 【砒化水素】
ヒ素の単体や化合物が発生期の水素と反応して生じる,ニンニク臭のある無色・猛毒の気体。分子式 AsH� アルシン。水素化ヒ素。
ひかすう
ひかすう [2] 【被加数】
加法で,加えられる方の数。�+� の �。
⇔加数
ひかず
ひかず [0] 【日数】
(1)日にちの数。にっすう。「―を重ねる」
(2)死後四九日目。また,その法要。「故院の御―も程なう過ぎ給ひぬ/増鏡(あすか川)」
ひかず
ひかず【日数がかかる】
<It> takes some days <to do> .
ひかぜい
ひかぜい【非課税】
tax exemption.‖非課税品 a tax-free article.
ひかぜい
ひかぜい [2] 【非課税】
課税されないこと。
ひかぜいしょとく
ひかぜいしょとく [5] 【非課税所得】
公益上・政策上の理由から所得税・法人税等の課税の対象とならない所得。遺族年金や失業保険の給付など。
→課税所得
ひかぜいちょちく
ひかぜいちょちく [5] 【非課税貯蓄】
利子等が所得税の課税の対象とされない貯蓄。高齢者(六五歳以上)や身体障害者手帳の交付を受けている者等の貯蓄,勤労者財産形成貯蓄等のうち一定額以下のもの。
ひかそしき
ひかそしき [3] 【皮下組織】
脊椎動物の真皮と骨や筋肉との間にある結合組織。ヒトでは膠原繊維・弾性繊維・脂肪細胞から成り,血管・神経が多様に貫走し,汗腺と終末神経小体が存在する。
ひかちゅうしゃ
ひかちゅうしゃ [3] 【皮下注射】
皮下組織の中に薬液を注入する注射方法。薬剤の経口的な投与が不可能な場合や,早い効果を期待するときなどに用いる。
ひかひか
ひかひか (副)
光り輝くさま。ぴかぴか。「ざくろ口のまひら戸は黒ぬりにて―光るゆゑ/滑稽本・浮世風呂 4」
ひかみ
ひかみ 【氷上】
兵庫県北東部,氷上郡の町。中世より加古川水運の河港・市場町。
ひかみなり
ひかみなり [2] 【火雷・火神鳴り】
落雷して物を焼いたりする雷。
⇔水雷
「―の雲がくれ/浮世草子・一代男 4」
ひかめく
ひかめ・く (動カ四)
ぴかぴかと光る。きらきら輝く。「八大竜王鳴り渡りて,稲妻―・きしに/義経記 6」
ひかゆ
ひか・ゆ 【控ゆ】 (動ヤ下二)
〔「控ふ」の転。中世後期以降の語。多くの場合,終止形は「ひかゆる」〕
「控える」に同じ。「内に―・ゆる兵共/幸若・本能寺」
ひからかす
ひからか・す [4] 【光らかす】 (動サ五[四])
(1)光らす。「ぴかぴかに―・した靴」
(2)自慢する。ひけらかす。「御旗本を―・し/甲陽軍鑑(品二九)」
ひからくよう
ひからくよう ヒクワラクエフ 【飛花落葉】
花が散り,秋には葉が色づいて落ちること。絶えず移り変わる世の中のはかないことのたとえ。「―の世の中/御伽草子・小町」
ひからす
ひからす【光らす】
make <a thing> bright[shine];polish (磨いて).→英和
…に目を〜 keep an eye on….
ひからす
ひから・す [3] 【光らす】
■一■ (動サ五[四])
光るようにする。「ガラスを―・す」「目を―・して監視する」
■二■ (動サ下二)
⇒ひからせる
ひからせる
ひから・せる [4] 【光らせる】 (動サ下一)[文]サ下二 ひから・す
光るようにする。「廊下をみがいて―・せる」
ひからびる
ひから・びる [4] 【干涸びる・乾涸びる】 (動バ上一)[文]バ上二 ひから・ぶ
(1)水分が全くなくなりかさかさになる。乾き切る。「パンが―・びる」
(2)生気やうるおいが感じられない。「―・びた感情」「―・びた内容」
ひからびる
ひからびる【干からびる】
dry up;wither.→英和
ひかり
ひかり【光】
(1) (a) light;→英和
a ray (光線);→英和
a flash (閃光);→英和
a twinkle (星などの).→英和
(2)[輝き]brightness;→英和
luster (つや).→英和
(3)[威光]glory.→英和
〜を放つ give out light;be bright.‖光ファイバー an optical fiber.光通信 optical fiber communication.
ひかり
ひかり 【光】
山口県南東部,周防灘に面する市。島田川下流に位置し,室積湾は古くからの良港。旧光海軍工廠跡地に鉄鋼・薬品などの工業が進出して発展。
ひかり
ひかり [3] 【光】
〔動詞「光る」の連用形から〕
(1)目に明るい感じを起こさせるもの。物理的には光は電磁波で,普通目に感じる可視光線をさす。さらにそれに赤外線・紫外線を加えていうこともある。空間中を直進し,また反射・屈折する。速さは真空中で一秒間に約30万キロメートル。「強い―を放って燃える」
(2)
(ア)明るさを感じる目の力。視力。「交通事故で―を失う」
(イ)目の輝き。また,視線。
(3)人の心を明るくはればれとさせることやもの。光明。希望。「人生の―を失う」「前途に―を見いだす」
(4)人に尊敬の念を起こさせるもの。他を威圧するような勢い。威光。「親の―は七光(ナナヒカリ)」「輝かしい生涯に一層の―をそえる」「今なむ阿弥陀仏の御―も,心清く待たれ侍るべき/源氏(夕顔)」
(5)輝くばかりの美しさ。特に,容貌・容姿の美しさ。「この御―を見たてまつるあたりは/源氏(夕顔)」
(6)光栄。はえあるもの。名誉。「世間の―にておはします殿の/大鏡(道長)」
(7)物事の威力。特に,金銭の威力。金銭。「夕日影朝顔の咲くその下に六千両の―残して/浮世草子・一代男 8」
ひかり=を和(ヤワ)らぐ
――を和(ヤワ)らぐ
〔老子〕
すぐれた学徳や才知の輝きをつつみ隠して世俗にまじる。転じて,菩薩が徳の光を隠して衆生(シユジヨウ)を救うために仮の姿を現す。
→和光同塵(ワコウドウジン)
ひかり=を当てる
――を当・てる
今まで目立たなかったものを表立って取り上げる。
ひかり=を放(ハナ)つ
――を放(ハナ)・つ
光を出して輝く。また,周囲に優れた才能や力を示す。「ひときわ―・つ存在」
ひかりか
ひかりか 【光りか】 (形動ナリ)
光り輝くように美しいさま。「御色の白く麗しく―におはします/栄花(嶺の月)」
ひかりかがやく
ひかりかがや・く [6][2] 【光り輝く】 (動カ五[四])
美しくきらめく。照り輝く。「―・くシャンデリア」
ひかりきでんりょくこうか
ひかりきでんりょくこうか [9] 【光起電力効果】
⇒光(コウ)起電力効果
ひかりこうおんけい
ひかりこうおんけい [0] 【光高温計】
物体が熱放射によって特定の波長域の光を出すことを利用し,その光と標準ランプの光とを比較して,その物体の温度を測る装置。
ひかりごうせい
ひかりごうせい [4] 【光合成】
⇒こうごうせい(光合成)
ひかりごけ
ひかりごけ [3] 【光蘚】
(1)蘚(セン)類ヒカリゴケ科のコケ植物。洞穴や倒木の根元などに生育。植物体は小形で,披針形の葉が左右二列につく。原糸体は球形の細胞から成り,光を屈折して緑色に光る。埼玉県吉見町の百穴,長野県佐久市のものは天然記念物。
(2)書名(別項参照)。
ひかりごけ
ひかりごけ 【ひかりごけ】
小説。武田泰淳作。1954年(昭和29)「新潮」に発表。第二次大戦中ペキン岬で起こった難破船の人肉食事件を主題に,極限状況下の人間の実存を問う。
ひかりじきディスク
ひかりじきディスク [6] 【光磁気―】
〔magnet-optical disk〕
レーザー光の熱による磁性の反転を用いた外部記憶装置。容量が大きく,書き込み・読み出しが可能。MO ディスク。
ひかりじゅうごう
ひかりじゅうごう [4] 【光重合】
光の照射によって反応が進行する重合反応。これを利用した感光性樹脂は,印刷版をはじめ,インク・塗料などに応用されている。こうじゅうごう。
ひかりつうしん
ひかりつうしん [4] 【光通信】
光(赤外線・紫外線を含む)を搬送波に利用する通信。波長がきわめて短いため,指向性が非常に鋭く,妨害を受けにくく,また多重通信の多重度を大きくできる。
ひかりてんじょう
ひかりてんじょう [4] 【光天井】
大部分を半透明の材料で覆い,その中に照明器具を組み込んだ天井。
ひかりどう
ひかりどう 【光堂】
⇒金色堂(コンジキドウ)
ひかりも
ひかりも [3] 【光藻】
黄色植物の黄金藻に属する藻類。井戸や洞穴の水たまりに発生。単細胞で微細。鞭毛一本があり,水中を遊泳。鞭毛を失うと球形となって水面に浮く。中にあるレンズ形の色素体が光を反射して黄金色に光る。
ひかりもの
ひかりもの [0][5] 【光り物】
(1)光を出すもの。つやのあるもの。特に,流星・金銀など。
(2)古物商・廃品回収業などで,金属。特に,真鍮(シンチユウ)・銅などのこと。
(3)背が青みを帯び,腹が銀白色に光って見える魚。コノシロ(コハダ)・アジ・サバなどで,特に皮つきのまま酢でしめて料理したもの。
(4)花札で,松・桐・薄(ススキ)(坊主)・桜・柳(雨)の二〇点札。
(5)鬼火・妖怪など,不気味な光を発するもの。「御堂のかたはらに―いできたり/平家 6」
(6)連歌・俳諧で,月・星など,天象のうち光るものをいう語。三句隔てる。
ひかりカード
ひかりカード [4] 【光―】
〔optical memory card〕
光学的な方法で情報が記録されるカード。プラスチックのカード上に,大量の情報を記憶させることができる。
ひかりコヒーレントつうしん
ひかりコヒーレントつうしん [10] 【光―通信】
〔coherent light communication〕
光通信の伝送技術の一。光信号を,点滅のような強度ではなく,周波数や位相の変化によってデジタル信号に変換する方式。コヒーレント光通信。
ひかりコンピューター
ひかりコンピューター [6] 【光―】
〔optical computer〕
各種演算・データ伝送に電気信号ではなく光信号を用いるコンピューター。超高速情報処理が可能となる。現在,研究開発中。
ひかりセンサー
ひかりセンサー [4] 【光―】
〔photosensor〕
光の断続や強さを探知して電気信号に変換するセンサー。
ひかりディスク
ひかりディスク [4] 【光―】
〔optical disk〕
記録用媒体の一種。透明なアクリル円盤にはさまれた被膜に孔(ピット)の形で信号を書き込んで情報を記録するもの。レーザー光を照射し,ディスクからの反射によって信号を読み出す。記録密度が高く,高速度検索ができ,また再生による劣化がないなどの特長がある。画像ファイル・ビデオ-ディスク・コンパクト-ディスクなどとして利用されるほか,電子計算機の記憶媒体としても用いられる。
ひかりファイバー
ひかりファイバー [4] 【光―】
〔optical fiber〕
光を用いて情報を伝達する際に,光の伝送路として用いるきわめて細いグラス-ファイバー。石英ガラスやプラスチックを材料とし,断面の中心部(コア)の屈折率を周辺部(クラッド)より高くすることで,光信号を減衰させることなく送ることができる。
→光通信
ひかる
ひかる【光る】
(1) shine;→英和
flash (ぱっと);→英和
twinkle (星などが);→英和
be bright;glitter (金・銀などが);→英和
glimmer (かすかに).→英和
(2)[目立つ]be distinguished;cut a brilliant figure <among,in> .
ひかる
ひか・る [2] 【光る】 (動ラ五[四])
(1)それ自体が光を放ったり,他からの光を反射したりして輝く。「星が―・る」「雨にぬれて―・る舗道」
(2)光沢がある。「つやつやと―・る毛並み」「しりの―・ったズボン」
(3)容姿・才能・人物などが,すぐれていて目立つ。「彼の作品が断然―・っている」
(4)(「目がひかる」の形で)監視する。「親の目が―・っている」
(5)光を受けて美しくはえる。「あしひきの山下―・るもみち葉の/万葉 3700」
(6)容貌などが美しくてまばゆいほどである。「今は又,その世にもねびまさりて,―・るとはこれをいふべきにや/源氏(若菜上)」
(7)威光を示す。特に,金銭の威光がある。「―・る旦那をこころ当て/人情本・辰巳園(後)」
ひかるげんじ
ひかるげんじ 【光源氏】
源氏物語の主人公。桐壺帝の第二皇子。母は桐壺の更衣(コウイ)。光君。源氏の君。源氏の大将。
ひかれもの
ひかれもの [0] 【引かれ者】
捕らえられて行く者。また,処刑のため刑場へ連れて行かれる者。
ひかれもの=の小唄(コウタ)
――の小唄(コウタ)
引かれ者が平気を装って小唄をうたう意で,負け惜しみで強がりをいうことのたとえ。
ひかれる
ひかれる【引かれる】
be charmed[fascinated] <with,by> .
ひかわ
ひかわ ヒカハ 【斐川】
島根県北東部,簸川(ヒカワ)郡の町。宍道湖西岸に位置。荒神谷遺跡や出雲空港がある。
ひかわじんじゃ
ひかわじんじゃ ヒカハ― 【氷川神社】
埼玉県大宮市にある神社。祭神は須佐之男命(スサノオノミコト)・大己貴命(オオナムチノミコト)・奇稲田姫命(クシナダヒメノミコト)。武家から厚く信仰された。武蔵国一の宮。旧武蔵国を中心に多くの分社がある。
ひかん
ひかん [0] 【被官・被管】
(1)律令制下,上級官庁に直属する下級官庁。また,その官吏。
(2)中世,上級武士に仕えて家臣化した下級武士。守護に下属した土豪など。
(3)「被官百姓」の略。
ひかん
ひかん [0] 【秘巻】
秘密の書物や文書。
ひかん
ひかん [0] 【卑官】
■一■ (名)
階級の低い官職。微官。
⇔顕官
■二■ (代)
一人称。官吏が自分をへりくだっていう語。小官。微官。
ひかん
ひかん [0] 【避寒】 (名)スル
冬の寒さを避けて気候の暖かい土地へ行くこと。
⇔避暑
[季]冬。「―地」
ひかん
ひかん [0] 【悲感】
悲しみの感情。
ひかん
ひかん【悲観】
pessimism;→英和
disappointment (落胆).→英和
〜する be pessimistic <about> ;take a gloomy view <of> ;be disappointed.〜的な pessimistic.‖悲観論 pessimism.悲観論者 a pessimist.
ひかん
ひかん【避寒する】
pass the winter <at,in> .→英和
避寒地 a winter resort.
ひかん
ひかん [0] 【悲観】 (名)スル
(1)悪い結果を予想して気を落とすこと。「将来を―する」
(2)この世の中を悪いものだと考えること。
⇔楽観
ひかん
ひかん 【比干】
中国,殷(イン)の紂王(チユウオウ)の父方のおじ。紂王の悪虐無道を諫めたところ,怒った王は,聖人の胸には七竅(シチキヨウ)があるというが見たいものだといって比干を殺し,その胸を切り開いたという。
ひかんざくら
ひかんざくら [4] 【緋寒桜】
ヒザクラの別名。
ひかんぜいしょうへき
ひかんぜいしょうへき ヒクワンゼイシヤウヘキ [6] 【非関税障壁】
関税以外の方法で行う輸入抑制手段。輸入について,数量制限を設けたり,検査基準・手続き・認証を厳しくするなどの他,広義には,その国独特の取引慣行など外国企業に不利に作用する経済の仕組み・制度を含む。
ひかんてき
ひかんてき [0] 【悲観的】 (形動)
悲観するさま。悲観する傾向にあるさま。
⇔楽観的
「―なものの見方」「交渉のなりゆきは―だ」
ひかんびゃくしょう
ひかんびゃくしょう [4] 【被官百姓】
中世・近世,経済的・身分的に地主に隷属していた百姓。
ひが
ひが [1] 【非我】
〔哲〕
〔(ドイツ) Nicht-Ich〕
認識や行為の主体たる自我に属さず,その外にあるもの。自然・世界など。フィヒテでは自我の働きに抵抗し,自我の自己実現の手段となる。
⇔自我
ひが
ひが 【僻】
■一■ (名)
(1)名詞の上に付いて複合語をつくり,道理に合わないこと,正当でないことなどの意を表す。「―ごと」「―目」「―耳」
(2)正常でない心のたかぶり。かんしゃく。「阿波の客が―起して/浄瑠璃・阿波の鳴門」
■二■ (形動)
〔中世語〕
正当でないさま。変わっているさま。「西僻とは西のはてのをかしい―な処ぞ/史記抄 10」
ひが
ひが [1] 【秘画】
男女の房事を描いた絵。春画。
ひが
ひが【彼我】
each other.〜の mutual.→英和
ひが
ひが [1] 【彼我】
他人と自分。相手方と自分方。「―の勢力は伯仲している」
ひがい
ひがい [0] 【日買い】 (名)スル
食料品などを毎日入用なだけ買うこと。
ひがい
ひがい【被害】
damage;→英和
casualties (死傷).〜をうける be damaged <by> ;suffer damage.‖被害者 a sufferer;a victim.被害地 the damaged area.被害妄想 persecution mania.
ひがい
ひがい [1] 【梭貝】
海産の巻貝。貝殻は内巻きで前後の水管は長く伸び,形が織機の梭に似る。殻長10センチメートル内外。淡桃色で光沢がある。貝殻は観賞用。房総半島から南シナ海にかけて分布。
梭貝[図]
ひがい
ひがい [1] 【鰉】
コイ目の淡水魚。全長15〜20センチメートル。体形は細長くやや側扁する。普通,体色は淡黄褐色で,腹は銀白色だが,斑紋などの変異も多い。二枚貝の中に産卵する。美味だが骨が多い。本州から九州にかけて分布し,湖や河川の砂礫底にすむ。サクラバエ。ヤナギバエ。
〔歴史的仮名遣い「ひがひ」か〕
ひがい
ひがい [1] 【被害】
損害・危害を受けること。また,受けた損害・危害。
⇔加害
「―が及ぶ」「―をこうむる」「―に遭う」
ひがいしゃ
ひがいしゃ [2] 【被害者】
(1)被害を受けた人。
(2)他人の不法行為や犯罪によって権利の侵害や損害を受けた者。民事上は損害賠償の請求,刑事訴訟法上は告訴ができる。
⇔加害者
ひがいしゃほしょう
ひがいしゃほしょう [5] 【被害者補償】
(1)被害者の被った損害を補填(ホテン)すること。
(2)犯罪行為によって死亡・重障害が生じた場合に,国が本人または遺族に一定の給付金を支給すること。
ひがいす
ひがいす (名・形動)
やせて弱々しい・こと(さま)。また,その人。ひがやす。「あの―な小男を/浄瑠璃・曾根崎心中」
ひがいち
ひがいち [2] 【被害地】
天災などの被害を受けた土地。被災地。
ひがいちょう
ひがいちょう [2] 【日開帳】
寺院などで毎日開帳を行うこと。
ひがいとどけ
ひがいとどけ [4] 【被害届】
犯罪による被害があったことを警察等に通知すること。犯人の訴追・処罰を求める意思の有無を問わない。
ひがいもうそう
ひがいもうそう [4][1] 【被害妄想】
自分が他人から危害を加えられているという妄想。精神分裂病に典型的にみられる。
ひがえし
ひがえし [2] 【火返し】
⇒袖壁(ソデカベ)
ひがえり
ひがえり【日帰り(旅行)をする】
make a day trip <to> .
ひがえり
ひがえり [0][4] 【日帰り】 (名)スル
出かけて,その日のうちに帰ること。「―しようと思えばできる距離」「―出張」
ひがき
ひがき [1] 【檜垣・菱垣】
(1)檜(ヒノキ)の薄板を網代(アジロ)に編んで作った垣。
(2)模様の一。{(1)}を文様化したもの。地紋に用いることが多い。
(3)「菱垣船」「菱垣廻船」の略。
檜垣(1)[図]
ひがき
ひがき 【檜垣】
能の一。三番目物。世阿弥作。肥後の僧のもとに仏に手向ける水を運ぶ老女は,太宰府の白拍子の霊で,僧が後世を弔うと白拍子となって現れ,舞を舞って消える。後撰集の歌などに基づき,「関寺小町」「姨捨(オバステ)」とともに三老女と称される秘曲。
ひがきかいせん
ひがきかいせん [4] 【菱垣廻船】
江戸時代に,大坂・江戸間の幹線航路に就航して大量の日常消費物資を江戸へ輸送した輸送船。菱垣廻船問屋仲間所属船の目印として,舷側垣立(カキダツ)の下部に菱組(ヒシクミ)の装飾をつけたことからの名。積み荷は木綿・綿・油・酒・酢・醤油・砂糖・鰹節・紙・薬種など。菱垣船。
菱垣廻船[図]
ひがきづくり
ひがきづくり [4] 【菱垣造り】
菱垣廻船の形式で造られた船。
ひがきとんや
ひがきとんや [4] 【菱垣問屋】
菱垣廻船を輸送手段として江戸へ生活物資を廻漕した海運業者。大坂に七〜九軒があって積み荷・運航を差配し,江戸に三軒の荷受問屋があった。
ひがきぶね
ひがきぶね [4] 【菱垣船】
「菱垣廻船」に同じ。
ひがく
ひがく [1] 【非学】
(1)学問のないこと。無学。「―非才」
(2)仏道を学んでいないこと。「非修―の男/徒然 106」
ひがくおん
ひがくおん [2] 【非楽音】
打楽器の音のように,振動の周期も強さも不規則であったり,音の高さが定まらなかったり,振動時間がきわめて短い音をいう語。噪音(ソウオン)。
⇔楽音
ひがくし
ひがくし 【日隠し】
(1)「階隠(ハシカク)し」に同じ。
(2)日よけ。日おおい。「昼の出茶屋が―の許にはしりつけば/浮世草子・文反古 4」
ひがくしのま
ひがくしのま 【日隠しの間】
「階隠(ハシカク)しの間」に同じ。「寝殿の―に棚をして/大鏡(時平)」
ひがくしゃ
ひがくしゃ [2][3] 【非学者】
(1)学問のない者。
(2)仏道を修めない者。
ひがくしゃ=論議に負けず
――論議に負けず
学問のない者は,へ理屈を押し通し,議論に屈しない。「―と言ふ事が有る程に/狂言・宗論」
ひがけ
ひがけ [0] 【日掛(け)】
(1)貯金や保険のために,一定の額の金を毎日出すこと。「―貯金」
(2)無尽(ムジン)の一種。掛け金を毎日出し合うもの。日掛け無尽。
ひがごころ
ひがごころ 【僻心】
(1)ひがんだ心。ひねくれた心。「―にて,我身をさしもあるまじきさまにあくがらし給ふ/源氏(若菜上)」
(2)考え違い。誤解。「又―得たまふべければ/源氏(澪標)」
ひがごと
ひがごと [2][0] 【僻事】
〔古くは「ひがこと」とも〕
(1)事実に合わないこと。まちがい。
(2)道理に合わないこと。悪事。「いかにいかに―したる事のあるかと/愚管 4」
ひがさ
ひがさ [2] 【日傘】
夏の強い日光をさえぎるためにさす傘。パラソル。ひがらかさ。[季]夏。《遠くゆく七里が浜の―かな/鈴木花蓑》
ひがさ
ひがさ [2] 【日暈】
太陽の周りに見える光の輪。
→暈(カサ)
ひがさ
ひがさ【日傘】
a parasol;→英和
a sunshade.→英和
ひがさ
ひがさ [2] 【檜笠】
⇒ひのきがさ(檜笠)
ひがさこうか
ひがさこうか [4] 【日傘効果】
大気中に浮遊している微粒子(硫酸ミストなどのエーロゾル)が,地表面に到達する日射をさまたげて気温を低下させること。日傘のはたらきと類似していることから呼ばれる。雨傘効果。
ひがさま
ひがさま 【僻様】 (形動ナリ)
事実と違うさま。道理に外れるさま。「身づからの心―にしおかばこそあらめ/落窪 4」
ひがし
ひがし【東】
the east.→英和
〜の east;eastern.→英和
…の〜に in (東部に)[to (東方に)]the east of….
ひがし
ひがし【干菓子】
dry confectionery.
ひがし
ひがし [2] 【干菓子】
水分の少ない菓子。押し物(落雁(ラクガン)の類)・掛け物(金平糖の類)・焼き物(煎餅(センベイ)の類)など。茶の湯では原則として薄茶に用いる。
⇔生(ナマ)菓子
ひがし
ひがし 【日貸し】
日割りで返済する約束で金を貸すこと。「―の金子御かしなされ候はば/浮世草子・一代男 7」
ひがし
ひがし [0][3] 【東】
〔「ひんがし」の転〕
(1)方位の一。太陽の出る方角。十二支を配するときは卯(ウ)の方位。
⇔西
(2)東から吹く風。東風。こち。
(3)相撲で,番付上では右側に記されている方。西より上位とされる。
(4)「東本願寺」の略。お東。
(5)社会主義国家。東ヨーロッパに多かったことからいわれた。
→東側
(6)京都・大坂に対して,鎌倉・江戸をさす。
(7)劇場で,江戸では舞台に向かって右側,京坂では左側をいう。
(8)江戸深川の遊里。江戸城の東にあったのでいう。
ひがしいず
ひがしいず ヒガシイヅ 【東伊豆】
静岡県東部,賀茂(カモ)郡の町。伊豆半島の東海岸で,熱川・稲取などの温泉が多い観光地。
ひがしうけ
ひがしうけ [0] 【東受け】
東の方へ向いていること。東向き。
ひがしうら
ひがしうら 【東浦】
(1)愛知県西部,知多郡の町。知多半島基部東岸に位置し,「知多木綿」の産地。木材工業・果樹栽培が盛ん。
(2)兵庫県南部,津名郡の町。淡路島北部東岸に位置する花卉(カキ)栽培地。
ひがしおおさか
ひがしおおさか 【東大阪】
大阪府東部,大阪市の東に位置する市。1967年(昭和42)商工業地区の布施・河内と,住宅地区の枚岡(ヒラオカ)の三市が合併して成立。
ひがしおおさかせん
ひがしおおさかせん 【東大阪線】
近畿日本鉄道の鉄道線。大阪府長田・奈良県生駒間,10.2キロメートル。
ひがしおおたに
ひがしおおたに 【東大谷】
大谷別院の俗称。
⇔西大谷
ひがしおもて
ひがしおもて [4] 【東面】
東方に向かった方。東向き。ひんがしおもて。
ひがしかぜ
ひがしかぜ [0][3] 【東風】
東の方から吹く風。ひがし。こち。
⇔西風
ひがしかた
ひがしかた [0] 【東方】
(1)東の方角。
(2)勝負する者を東西二組に分けたときの東の組。
ひがしかんとうじどうしゃどう
ひがしかんとうじどうしゃどう 【東関東自動車道】
千葉県市川市と茨城県潮来(イタコ)町とを結ぶ高速道路。延長74.5キロメートル。1987年(昭和62)全線開通。成田からは新空港自動車道(3.9キロメートル)が分岐。
ひがしがわ
ひがしがわ [0] 【東側】
(欧米の)資本主義国に対して,旧ソ連および東ヨーロッパのかつての社会主義諸国をさしていった語。共産圏(諸国)。
⇔西側
ひがしきた
ひがしきた [0][5] 【東北】
東と北の中間の方角。とうほく。北東。艮(ウシトラ)。
ひがしくぜ
ひがしくぜ 【東久世】
姓氏の一。
ひがしくぜみちとみ
ひがしくぜみちとみ 【東久世通禧】
(1833-1912) 江戸末期の攘夷派の公家。七卿落ちの一人。新政府成立後その外交に参画した。のち貴族院副議長・枢密院議長などを歴任。
ひがしくにのみや
ひがしくにのみや 【東久邇宮】
旧宮家。1906年(明治39)久邇宮朝彦(アサヒコ)親王の第九王子稔彦(ナルヒコ)王が創立。47年(昭和22)臣籍降下。
ひがしくるめ
ひがしくるめ 【東久留米】
東京都北部,武蔵野台地のほぼ中央にある市。畑作中心の開拓集落として発達し,近郊農業が盛ん。東京の郊外住宅地として発展。
ひがしする
ひがし・する [0] 【東する】 (動サ変)[文]サ変 ひがし・す
東の方向へ進む。東進する。
ひがしたいへいようかいぼう
ひがしたいへいようかいぼう [10] 【東太平洋海膨】
太平洋南東部をほぼ南北に走る長大な海底の高まり。西経一〇〇〜一二〇度の間で,北緯二〇度付近から南緯五五度付近に及ぶ。海底地殻の湧き出し地帯と考えられている。東太平洋海嶺。
ひがしにほん
ひがしにほん [5] 【東日本】
日本列島の東半分。地質学的には糸魚川静岡構造線より東の地域をいう。ひがしにっぽん。
⇔西日本
ひがしね
ひがしね 【東根】
山形県東部の市。山形盆地北東部にあり,サクランボ・リンゴ・タバコの栽培が盛ん。山形空港があり工場誘致が進む。
ひがしのきょう
ひがしのきょう 【東の京】
平安京・平城京で朱雀大路以東の地区。左京。
ひがしのしゅう
ひがしのしゅう 【東の衆】
〔東向き縁を通って拝謁したことから〕
室町将軍家と譜代または類縁関係にある者。
→西の衆
ひがしのじん
ひがしのじん 【東の陣】
内裏(ダイリ)の東にあった左兵衛の陣。また,宣陽(センヨウ)門。
ひがしのたい
ひがしのたい [5] 【東の対】
寝殿造りの建物で,主殿の東方に突き出た対の屋。一の対。
ひがしはんきゅう
ひがしはんきゅう [4] 【東半球】
地球の東半分。旧グリニッジ天文台跡を通る本初子午線より東回りに,東経一八〇度にわたる地域。アジア・ヨーロッパ・アフリカ・オーストラリアの各大陸を含む。
⇔西半球
ひがしひろしま
ひがしひろしま 【東広島】
広島県中部,西条盆地にある市。旧賀茂郡の中心で酒造業が発達。広島大学の移転,工業団地の造成で発展。安芸国分寺跡など史跡が多い。
ひがしふさがり
ひがしふさがり [4] 【東塞がり】
(1)陰陽道(オンヨウドウ)で,東方に向かって事を行うと災いを得るとして忌むこと。
(2)運に見放されること。貧乏に陥ること。「ここらあたりの払ひさへ埒あかず―になつた者/浄瑠璃・長町女腹切(中)」
ひがしふしみのみや
ひがしふしみのみや 【東伏見宮】
旧宮家。伏見宮邦家親王の第八王子彰仁親王が1870年(明治3)創立。82年小松宮と改称したが,1903年その弟依仁親王が再興。22年(大正11)親王死去により廃絶。
ひがしほんがんじ
ひがしほんがんじ 【東本願寺】
京都市下京区烏丸通にある浄土真宗大谷派本山,本願寺の通称。お東。
→本願寺(2)
ひがしまつやま
ひがしまつやま 【東松山】
埼玉県中部にある市。近世,宿場町・市場町として発達。吉見百穴などがある。
ひがしまわりかいせん
ひがしまわりかいせん [7] 【東廻り廻船】
江戸時代,東廻り航路を通る廻船。東廻し船。
ひがしまわりこうろ
ひがしまわりこうろ [7] 【東廻り航路】
江戸時代,奥羽地方の諸港から津軽海峡を経て太平洋岸沿いに南下し,江戸に至る幹線航路。1671年河村瑞軒が阿武隈川口の荒浜から江戸直行の航路を開いて以後,次第に発展した。東廻り海運。
→西廻り航路
ひがしみなみ
ひがしみなみ [0][4] 【東南】
東と南の中間の方角。とうなん。南東。巽(タツミ)。
ひがしむき
ひがしむき [0] 【東向き】
(1)東に向いていること。「―の部屋」
(2)貴族の邸宅で,東向きの殿舎。「御方―へ御移徙也/室町殿日記(応永三一)」
ひがしむらやま
ひがしむらやま 【東村山】
東京都北部,武蔵野台地上にある市。近世,鎌倉街道の久米川宿として発達。
ひがしめいはんじどうしゃどう
ひがしめいはんじどうしゃどう 【東名阪自動車道】
名古屋市と三重県亀山市とを結ぶ高速道路。延長81.4キロメートル。1993年(平成5)全線開通。名古屋で東名高速道路に接続。
ひがしやま
ひがしやま 【東山】
姓氏の一。
ひがしやま
ひがしやま 【東山】
京都市の東を限る丘陵性の山地。如意ヶ岳(海抜474メートル)を中心になだらかな山々が続き,東山三十六峰といわれる。山麓に銀閣寺・知恩院などがある。
→西山
ひがしやまおんせん
ひがしやまおんせん 【東山温泉】
福島県会津若松市東部,湯川渓谷にある温泉。食塩泉。
ひがしやまこうえん
ひがしやまこうえん 【東山公園】
名古屋市千種(チクサ)区の東山丘陵にある自然公園。地形の変化に富み,動物園・植物園・昆虫館・天体館・科学館などがある。
ひがしやまごぶんこ
ひがしやまごぶんこ 【東山御文庫】
京都御所にある,宮内庁所管の文庫。歴代天皇の宸翰(シンカン)や累代収集の典籍・記録などを蔵する。東山文庫。皇統文庫。
ひがしやまごもつ
ひがしやまごもつ [6] 【東山御物】
足利将軍家歴代の収集唐物。特に絵画・墨跡・茶道具などをさす。大名物とほぼ同義。
ひがしやまじだい
ひがしやまじだい 【東山時代】
文化史上・美術史上の時代区分の一。室町中期,足利義政治世下の約半世紀をいう。鎌倉以来の武家政権が守護大名や富裕な町衆の擡頭(タイトウ)などで危機に陥り,下剋上の時代を迎えるなかで,東山山荘に逃避した義政を中心に東山文化が生み出された。
ひがしやません
ひがしやません 【東山線】
名古屋市営の地下鉄道線。名古屋市高畑・名古屋・藤ヶ丘間,20.6キロメートル。名古屋・栄間は名古屋最初の地下鉄開業区間。
ひがしやまちえこ
ひがしやまちえこ 【東山千栄子】
(1890-1980) 女優。本名河野せん。千葉県生まれ。築地小劇場に参加,のち俳優座などに所属。「桜の園」のラネーフスカヤ夫人など翻訳劇の貴婦人役に持ち味を発揮した。
ひがしやまてんのう
ひがしやまてんのう 【東山天皇】
(1675-1709) 第一一三代天皇(在位 1687-1709)。名は朝仁(アサヒト)。霊元天皇第四皇子。立太子の礼および大嘗祭(ダイジヨウサイ)を復活した。
ひがしやまと
ひがしやまと 【東大和】
東京都北部,狭山丘陵南側にある市。茶・梨・花卉(カキ)を栽培。近年,住宅地化が進む。
ひがしやまどの
ひがしやまどの 【東山殿】
(1)足利義政が,東山に造営した山荘。今の銀閣寺。
(2)足利義政の異名。
ひがしやまぶんか
ひがしやまぶんか [6] 【東山文化】
室町中期の文化。足利義政の東山山荘にちなんでいう。禅宗の影響を受ける一方,庭園・書院造り・茶の湯・華道・水墨画・能・連歌など新しい芸術が興り,わび・さび・幽玄の境地が重んじられた。公家文化と武家文化の融合,文化の地方への普及などが特色。
→北山文化
ひがしアジア
ひがしアジア 【東―】
アジア大陸の東部,太平洋に面する地域。極東とほぼ同義。
ひがしインドがいしゃ
ひがしインドがいしゃ 【東―会社】
一七世紀初頭に東インド(東洋)貿易とその植民活動を目的として設立された西欧各国の独占的特許会社。設立は,イギリスが1600年,オランダが1602年,フランスが1604年。
→イギリス東インド会社
→オランダ東インド会社
ひがしインドしょとう
ひがしインドしょとう 【東―諸島】
マレー諸島の別名。
ひがしゴート
ひがしゴート 【東―】
東ゲルマンの一部族。375年黒海北岸の定住地をフン族に征服されたが,453年その帝国崩壊を機に独立し,テオドリクスに率いられイタリア半島に移住,東ゴート王国(493-555)を建国。
ひがしシナかい
ひがしシナかい 【東支那海】
中国大陸の東方,済州島・九州・南西諸島・台湾に囲まれた海域。北は黄海,南は台湾海峡に続く。大陸棚が大部分で好漁場。東海。
ひがしティモール
ひがしティモール 【東―】
〔Timor〕
ティモール島の東半分の地域。1769年以来ポルトガル領で,1975年東ティモール独立戦線が独立を宣言したが,翌年,インドネシアが軍事侵攻して併合した。
ひがしドイツ
ひがしドイツ 【東―】
1990年に東西の両ドイツが統一される以前の,旧ドイツ民主共和国の通称。東独。
ひがしベルリン
ひがしベルリン 【東 ―】
旧ドイツ民主共和国(東ドイツ)の首都。ベルリンの東半分を占めた。
→ベルリン
ひがしローマていこく
ひがしローマていこく 【東―帝国】
⇒ビザンツ帝国
ひがた
ひがた [0] 【干潟】
〔古くは「ひかた」〕
潮が引いたときに現れる海岸の浅瀬。潮干潟。特に,陰暦三月三日頃の大潮のものをいう。[季]春。
ひがた
ひがた【干潟】
a dry beach.
ひがたじ
ひがたじ [3] 【干潟地】
干潟になった土地。
ひがたせいうん
ひがたせいうん [4] 【干潟星雲】
射手(イテ)座にある明るい散光星雲。内部に星団がある。星間雲によって中央が帯状に暗くなっている。距離三九〇〇光年。
ひがって
ひがって [2] 【非勝手】
「逆(ギヤク)勝手{(2)}」に同じ。
ひがないちにち
ひがないちにち [1] 【日がな一日】
朝から晩まで。一日中。副詞的にも用いられる。「―庭をながめ暮らす」
ひがね
ひがね [0] 【日金】
(1)「ひぜに(日銭){(1)}」に同じ。
(2)「日済(ヒナ)し金(ガネ)」に同じ。からすがね。
ひがひがし
ひがひが・し 【僻僻し】 (形シク)
ひどくひがんでいる。ひねくれている。「―・しからん人のおほせらるる事,聞きいるべきかは/徒然 31」
ひがみ
ひがみ【僻み】
(a) prejudice;→英和
a bias;→英和
jealousy.→英和
ひがみ
ひがみ [0] 【日髪】
毎日髪を結いなおすこと。
ひがみ
ひがみ [3] 【僻み】
ひがむこと。ひねくれた心で物事を曲げて受け取ること。また,その心。
ひがみこんじょう
ひがみこんじょう [4] 【僻み根性】
ひがんだ心。ねじけた性質。
ひがみなり
ひがみなり [2] 【日雷】
雨を伴わず,晴天に起こる雷。[季]夏。
ひがみひぶろ
ひがみひぶろ [4] 【日髪日風呂】
毎日髪を結いなおし,風呂に入ること。ぜいたくな暮らし。囲い者などをあざけっていった語。
ひがみみ
ひがみみ [2][0] 【僻耳】
聞き違えること。ひがぎき。「愛想尽かしと聞取つたのは全く此方(コチラ)の―で/浮雲(四迷)」
ひがむ
ひがむ【僻む】
be prejudiced[biased] <against> ;→英和
be jealous <of> .僻んだ prejudiced;biased.→英和
ひがむ
ひが・む [2] 【僻む】
■一■ (動マ五[四])
(1)物事を素直に受け取らず,自分が不当に扱われていると解釈する。
(2)心がひねくれる。「のけ者にされたと思って―・む」「女の性(シヨウ)は皆―・めり/徒然 107」
(3)まちがっている。「物言へば,―・みたり,とかしがましう言へば/落窪 4」
(4)もうろくする。「母君もさこそ―・み給へれど,現心(ウツシゴコロ)出でくる時は/源氏(若菜下)」
■二■ (動マ下二)
ことさらに事実とちがわせる。ゆがめる。「聞し召し―・めたる事などや侍らむ/源氏(若紫)」
ひがめ
ひがめ [3][0] 【僻目】
(1)視線の方向が正常ではない目。やぶにらみ。すがめ。
(2)まちがって見ること。見まちがい。見そこない。
(3)かたよった考え方。偏見。
ひがめ
ひがめ【僻目】
⇒誤解,偏見.
ひがもの
ひがもの 【僻者】
心のねじけた者。「かかる―なれば世づかぬ文は書き出だしたるなりけり/落窪 2」
ひがやす
ひがやす (名・形動)
「ひがいす」に同じ。「―な与兵衛を引たて駕籠に押込めば/浄瑠璃・卯月の紅葉(上)」
ひがら
ひがら 【僻眼・瞟眼】
「ひがらめ」の略。[日葡]
ひがら
ひがら【日柄が良い(悪い)】
It is a lucky (an unlucky) day <for> .〜を選ぶ choose a lucky day.
ひがら
ひがら [0] 【日柄・日次】
(1)その日の吉・凶。日のよしあし。「本日はお―も良く」
(2)日数。月日。「―立つほど思ひ出す/人情本・辰巳園(後)」
(3)芸娼妓に,紋日に買い切りするという約束をすること。「こちらで―の事をいへば,あのやうにあくびして/洒落本・聖遊廓」
ひがら
ひがら [0] 【日雀】
スズメ目シジュウカラ科の小鳥。シジュウカラに似るが,ずっと小形で,全長約10センチメートル。頭は黒色,頬に白斑があり,背は青灰色,腹は白色。翼に二本の白帯がある。全国の山地の針葉樹林などに周年生息する。高い澄んだ声でせわしくさえずる。[季]秋。
ひがらかさ
ひがらかさ [4] 【日傘・日唐傘】
(1)貴人の外出の際,供の者が後ろからさしかける柄の長い大きな日がさ。
(2)「ひがさ(日傘)」に同じ。[季]夏。《青天と一つ色也―/一茶》
ひがらせいり
ひがらせいり [4] 【日柄整理】
(1)信用取引の買い残が,時間をかけて徐々に整理され減少すること。
(2)上げ相場の反動で,下落は大きくはないが,落ち着くまでに時間がかかること。
→値幅整理
ひがらめ
ひがらめ 【僻眼・瞟眼】
やぶにらみ。すがめ。ひがら。「色黒き―の女/浮世草子・三代男」
ひがり
ひがり 【日借り】
日賦で返す約束で金銭を借りること。「両替屋より―の小判/浮世草子・織留 1」
ひがわり
ひがわり [2] 【火変わり】
「窯変(ヨウヘン)」に同じ。
ひがわり
ひがわり [0] 【日変(わ)り・日替(わ)り】
毎日変わること。「―弁当」「―ランチ」
ひがん
ひがん [0] 【飛雁】
空を飛びゆく雁。
ひがん
ひがん [0][2] 【彼岸】
(1)春分の日・秋分の日を中日(チユウニチ)とする各七日間。また,この時期に営む仏事。俳句では,彼岸といえば春彼岸のこと。[季]春。
→秋彼岸
→彼岸会
(2)〔梵 pāramitā(波羅蜜多)の訳語「到彼岸」から出た語〕
迷いを脱し,生死を超越した理想の境地。悟りの境地。涅槃(ネハン)。
⇔此岸(シガン)
(3)目標に至った理想的状態。凡人を超えた,高度な境地。
ひがん
ひがん [1] 【悲願】
(1)どんなことがあってもなしとげようと思う悲壮な願い。「―達成に燃える」
(2)仏・菩薩(ボサツ)の大慈悲にもとづく誓願。阿弥陀仏の四十八願,薬師如来の十二願などの類。
ひがん
ひがん [1] 【火燗】
直接火にあてて酒の燗(カン)をすること。
ひがん
ひがん【彼岸】
the equinoctial week.春の〜 the spring equinox.‖彼岸桜 an early flowering cherry.彼岸花 a spider lily;an amaryllis.
ひがん
ひがん【悲願】
one's earnest wish.
ひがん=太郎、八専(ハツセン)次郎、土用(ドヨウ)三郎、寒(カン)四郎
――太郎、八専(ハツセン)次郎、土用(ドヨウ)三郎、寒(カン)四郎
彼岸の一日目,八専の二日目,土用の三日目,寒の四日目のこと。この日が晴天だとその年は豊作といわれた。
ひがんえ
ひがんえ [2] 【彼岸会】
彼岸の七日間に行われる春秋二度の仏事。平安初期に始まるという。現在も墓参などが広く行われている。日本独自の習俗が仏教と結びついたものと考えられる。[季]春。
ひがんざくら
ひがんざくら [4] 【彼岸桜】
バラ科の落葉高木。山地に自生し,庭木ともされる。葉は狭い楕円形。春の彼岸の頃,他のサクラより早く開花。エドヒガンに近縁。コヒガンザクラ。[季]春。
ひがんぞこひがんてんじょう
ひがんぞこひがんてんじょう [0][4] 【彼岸底彼岸天井】
春秋の彼岸ごろには稲作の予想や結果も出ることから,株式相場が底をつけたり天井をついたりすること。
〔米相場からきた語〕
→節分天井
ひがんばな
ひがんばな [2] 【彼岸花】
ヒガンバナ科の多年草。田の縁(フチ)や川岸に群生。秋の彼岸の頃,高さ約30〜50センチメートルの花茎の頂に赤色の花を一〇個内外つける。花被片は六個で強くそり返り,雄しべは長く目立つ。花後,線状の葉が出,翌春枯れる。鱗茎(リンケイ)は有毒だが薬用にする。曼珠沙華(マンジユシヤゲ)((マンジユサゲ))。死人(シビト)花。捨て子花。葉見ず花見ず。[季]秋。
ひがんばなか
ひがんばなか [0] 【彼岸花科】
単子葉植物の一科。主に熱帯・亜熱帯に分布し,七五属約千種がある。多年草で多くは鱗茎(リンケイ)がある。葉は根生し,線形。花被片は六個。果実は蒴果(サクカ),または液果。ヒガンバナ・アマリリス・スイセン・クンシランなど。
ひがんふぐ
ひがんふぐ [2] 【彼岸河豚】
フグ目の海魚。全長約40センチメートル。背部は褐色を帯びて黒みがかった斑紋が不規則に散在し,腹部は白い。肉は無毒であるが,肝臓・卵巣などに猛毒をもつ。春の彼岸ごろが美味とされる。北海道南部以南に分布。
ひがんまいり
ひがんまいり [4] 【彼岸参り】
彼岸の間に,寺や先祖の墓に参ること。[季]春。《信濃路は雪間を―かな/也有》
ひき
ひき【引き】
(1)[ひいき]favor;→英和
patronage;→英和
[つて]influence;→英和
a pull.→英和
(2)[割引]discount.→英和
2割5分〜で at 25% discount.〜の引きで through a person's influence[pull].
ひき
ひき [1] 【丕基】
大事業の基礎。国家統治のもとい。
ひき
ひき 【比企】
姓氏の一。
ひき
ひき [1] 【誹毀・非毀】 (名)スル
悪口を言うこと。悪事をあばいて他人の名誉を傷つけること。「耶蘇(ヤソ)教を―するを以て/新聞雑誌 56」
ひき
ひき【悲喜】
joy and sorrow.
ひき
ひき [2] 【蟇・蟾】
ヒキガエルの別名。[季]夏。《這出よかひやが下の―の声/芭蕉》
ひき
ひき [1][2] 【悲喜】
かなしみとよろこび。「―こもごも」
ひき
ひき [1] 【秘記】
秘密の記録。秘録。
ひき
ひき [1] 【非器】
そのことに当たるだけの能力がないこと。その器でないこと。「―なりと云つて修せずは,何れの劫にか得道せん/正法眼蔵随聞記」
ひき
ひき 【引き】
■一■ [0][2] (名)
(1)引くこと。また,その力。また,引く力に耐える強さ。「―のある和紙」
(2)特別に目をかけて力添えすること。引き立て。「社長の―で昇進する」
(3)頼りにできる特別の関係。つて。縁故。「友人の―で就職する」
(4)魚釣りで,魚が餌(エサ)をくわえて引くこと。また,その力。「―が強い」
(5)写真撮影で,カメラを後ろへ下げて撮影すること。あるいは下げる余地。「―がない」
→ズーム-バック
(6)観測点における地震波の P 波初動の方向が,震源の方に向くこと。
(7)江戸時代,検地の誤りや,風水害などで減収となった際に田租を減免すること。
(8)率いること。手引き。案内。「ますらをの―のまにまに/万葉 4220」
(9)「引き出物」の略。「三百づつお―をやる合点ぢや/浄瑠璃・万年草(中)」
■二■ (接頭)
動詞に付いて,その意味や語調を強めるのに用いられる。「ひっ」「ひん」となることも多い。「―止める」「―合わせる」
→ひっ
→ひん
ひき
ひき 【匹・疋】
■一■ [2] (名)
(1)二反分をひと続きとした織物の単位。大人の着物と羽織を対で作るときなどに用いる。
(2)銭を数える単位。初め一〇文,のち二五文を一匹とした。
■二■ (接尾)
助数詞。獣・鳥・魚・虫などを数えるのに用いる。「二―の小犬」「金魚五―」
〔(1)古くは馬・牛など,獣類について用いたが,のち次第に小動物にもいうようになった。(2)上にくる語によっては「びき」「ぴき」となる〕
ひきあい
ひきあい【引合いに出す】
(1)[言及する]refer <to a thing> ;→英和
quote (引用).→英和
(2)[証人として]call <a person> to witness.(3)[商売の] <make> an inquiry.→英和
ひきあい
ひきあい [0] 【引(き)合い】
(1)比較や参考とするため例に引くこと。また,そのもの。「前例を―に出す」
(2)証人や参考人として法廷に召喚されること。また,その人。「家に賊が入つた―で,他日彼が法廷へ呼び出されたとき/思ひ出す事など(漱石)」
(3)売買注文。また,売買条件の問い合わせ。「新製品の―が殺到する」
(4)仲をとりもつこと。ひきあわせ。「先生からの御―で無ければ/花間鶯(鉄腸)」
(5)まきぞえ。「然し―は喰ひはしませぬかな/歌舞伎・敵討噂古市」
ひきあう
ひきあう【引き合う】
pay;→英和
be profitable.
ひきあう
ひきあ・う [3] 【引(き)合う】 (動ワ五[ハ四])
(1)互いにひっぱりあう。「綱を―・う」
(2)引き受けて損得がつりあう。割りにあう。また,もうけがある。「面倒だが十分―・う仕事」「とても―・わない話だ」
(3)努力する価値がある。「苦労して叱られたのでは―・わない」
(4)取引する。約束する。「先刻内々―・うておいたあの美しい可愛らしい弁才天女/滑稽本・膝栗毛 5」
(5)手をとりあう。協力する。「平一揆は葛山と―・ひて/太平記 37」
ひきあけ
ひきあけ [0] 【引(き)明け】
夜のあける時分。あけがた。払暁(フツギヨウ)。「夜の―に鎮台の裏手に着きたり/鉄仮面(涙香)」
ひきあける
ひきあ・ける [4] 【引(き)開ける】 (動カ下一)
引いてあける。閉じているものを開く。「蓋を―・けて見る」
ひきあげ
ひきあげ【引揚[上]げ】
(1)[沈没船の]salvage.→英和
(2)[外地からの]repatriation.(3)[値段の]increase;→英和
raise <in wages> .→英和
‖引揚者 a repatriate.
ひきあげ
ひきあげ [0] 【引(き)上げ・引(き)揚げ】
引き上げること。「沈没船の―」「賃金の―」「外地からの―」
ひきあげしゃ
ひきあげしゃ [4] 【引(き)揚げ者】
外国での生活を引き払って故国へ帰ってきた人。特に第二次大戦後,外地から内地へ帰ってきた人。
ひきあげる
ひきあげる【引き揚[上]げる】
(1) pull up;salvage (沈没船を).→英和
(2)[退去]leave;→英和
be repatriated <from> (外地から).
(3) raise (値段を).→英和
ひきあげる
ひきあ・げる [4] 【引(き)上げる・引(き)揚げる】 (動ガ下一)[文]ガ下二 ひきあ・ぐ
(1)ひっぱって上にあげる。「線路に落ちた人をホームに―・げる」「舟を浜に―・げる」
(2)程度や値を高くする。「関税を―・げる」「金利を―・げる」
(3)いままでいた所を引き払って,もとの所ヘ戻す。また,もとの所へ戻る。「軍隊を―・げる」「外地から―・げる」「もう遅いから―・げよう」
(4)取りもどす。「投下した資金を―・げる」「派遣した役員を―・げる」
(5)登用する。「若い人をどんどん―・げる」
(6)時間を繰り上げる。「三日とさだめられたりしが,いま一日―・げて/平家 5」
ひきあし
ひきあし [0] 【引(き)足】
(1)後方に引く足。
(2)後方に退くこと。逃げること。
(3)足を引きずるように歩くこと。
ひきあて
ひきあて [0] 【引(き)当て】
(1)抵当。担保。「家屋敷を―に金を借りる」
(2)将来の支出に備えて金を準備しておくこと。また,その金。
ひきあてきん
ひきあてきん [0] 【引当金】
企業会計において,将来特定の費用や損失があらかじめ見積もることができる場合に,その期に損金として計上が認められる金。退職給与引当金・貸倒引当金など。
ひきあてる
ひきあ・てる [4] 【引(き)当てる】 (動タ下一)[文]タ下二 ひきあ・つ
(1)くじなどを引いて,うまく当てる。「一等を―・てる」
(2)ひきくらべる。あてはめる。「自分に―・てて考える」
(3)振り向ける。充当する。「賞金を借金の返済に―・てる」
ひきあみ
ひきあみ【引網】
a dragnet;→英和
a seine.→英和
ひきあみ
ひきあみ [0] 【引(き)網・曳き網】
海岸または船上に引き寄せて魚をとる網の総称。地引き網・底引き網など。
ひきあわす
ひきあわ・す [4] 【引き合(わ)す】
■一■ (動サ五[四])
「ひきあわせる」に同じ。「前に一度―・されたことがある」
■二■ (動サ下二)
⇒ひきあわせる
ひきあわせ
ひきあわせ【引合せ】
(an) introduction (紹介);→英和
a check (照合).→英和
ひきあわせ
ひきあわせ [0] 【引き合(わ)せ】
(1)両者を取りもって対面させること。「お―願う」
(2)神仏や霊魂など,見えない力による手引き。「今日お会いできたのも,亡き父の―でしょう」
(3)二つ以上の物を照合すること。「活字本と原本との―をする」
(4)筒状の鎧(ヨロイ)の胴に身体を入れるための切れ目。着用のあと左右から引き合わせる。また,それを閉じるための緒。
(5)引き寄せて合わせる所。引き合わせ目。「行縢(ムカバキ)の―,報いの知らする恨みの矢/曾我 8」
(6)「引き合わせ紙」の略。「―を折紙に折りて/年中恒例記」
ひきあわせがみ
ひきあわせがみ [5] 【引き合(わ)せ紙】
〔武士が鎧(ヨロイ)の引き合わせに入れておいたことからとも,男女を引き合わせる恋文用の紙とされたことからともいう〕
檀紙(ダンシ)。みちのく紙。
ひきあわせる
ひきあわせる【引き合わせる】
introduce (紹介) <a person to another> ;→英和
check up (照合).
ひきあわせる
ひきあわ・せる [5] 【引き合(わ)せる】 (動サ下一)[文]サ下二 ひきあは・す
(1)呼びよせて対面させる。紹介する。「若い二人を―・せる」
(2)ひき寄せてあわせる。「着物の前を―・せる」
(3)照らしあわせて,くらべる。「帳簿を―・せる」「原本と―・せる」
ひきいず
ひきい・ず 【引き出づ】 (動ダ下二)
(1)「引き出す{(1)}」に同じ。「文どもを―・でて/源氏(帚木)」
(2)「引き出す{(2)}」に同じ。「宮の御みこたちとて―・でたらむに/枕草子 104」
(3)結果として招く。また,事を引き起こす。「さるさわぎをさへ,―・でて/源氏(澪標)」
(4)例として挙げる。「めでたき例に―・でつつ/源氏(夕霧)」
(5)引き出物として贈る。「この笛をば,…故深き物にて―・でたまへりしを/源氏(横笛)」
ひきいた
ひきいた [0] 【引(き)板】
鳴子(ナルコ)。ひきた。ひた。[季]秋。
ひきいる
ひきいる【率いる】
lead;→英和
command.→英和
…を率いて at the head of….
ひきいる
ひき・いる ヒキヰル [3] 【率いる】 (動ア上一)[文]ワ上一
〔「引き率(イ)る」の意〕
大勢の人を引き連れる。指揮をとる。統率する。「生徒を―・いて,遠足に行く」「チームを―・いる」「そのわたりの家のむすめなど―・ゐて来て/枕草子 99」
ひきいる
ひきい・る 【引き入る】
■一■ (動ラ四)
(1)奥の方に入る。退く。引きこもる。「姫君は東面に―・りて大殿籠りにけるを/源氏(蛍)」
(2)表面に出ないようにする。態度が控え目である。「上臈中臈のほどぞ,あまり―・り上衆(ゾウズ)めきてのみ侍るめる/紫式部日記」
(3)声や息が細くなって消える。息を引き取る。「―・りながらほのかにのたまふ/源氏(橋姫)」
(4)車などを引いて中に入る。「大津のいとものむつかしき屋どもの中に―・りにけり/蜻蛉(中)」
■二■ (動ラ下二)
⇒ひきいれる
ひきいれ
ひきいれ [0] 【挽き入れ・引(き)入れ】
いくつも入れ子にした轆轤(ロクロ)細工物。合子(ゴウシ)や皿の類。「―合子」
ひきいれ
ひきいれ 【引き入れ】
(1)引き入れること。
(2)元服のときに冠をつけさせること。また,その役。烏帽子親(エボシオヤ)の類。「―に源氏の大納言物したまへり/蜻蛉(中)」
ひきいれえぼし
ひきいれえぼし 【引入烏帽子】
烏帽子を頭に深くかぶること。また,その烏帽子。「白き直垂に―したる男/著聞 12」
ひきいれる
ひきい・れる [4] 【引(き)入れる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 ひきい・る
(1)引いて中へ入れる。車両などを引っぱって中へ入れる。
⇔引き出す
「荷車を門内に―・れる」
(2)人を誘って中に入れる。
(ア)人を屋敷内に誘い入れる。呼び入れる。「物売りを呼びとめて邸内に―・れる」
(イ)人を誘って自分たちの仲間に入れる。誘いこむ。ひっぱりこむ。「味方に―・れる」「不良グループに―・れられる」
(3)物などを中に入れる。
(ア)物を自分のふところなどに入れる。「暗まぎれにふところに物など―・るる人もあらむかし/枕草子 124」
(イ)体の一部を引っこめる。「いとはづかしうて御顔―・れ給へるさま,いとらうたく/堤中納言(思はぬ方に)」
(4)帽子などを深くかぶる。引きこむ。「御烏帽子―・れて/栄花(初花)」
ひきいれる
ひきいれる【引き入れる】
draw[pull,drag]in[into];win <a person> over <to one's side> (味方に).
ひきいろ
ひきいろ 【引き色】
退却の気配。負け色。「寄手すでに―に成て候/太平記 7」
ひきいわい
ひきいわい [3] 【引(き)祝い】
芸者や芸人が廃業するときの,披露の祝い。
ひきうけ
ひきうけ [0] 【引(き)受け・引(き)請け】
(1)引き受けること。保証すること。
(2)為替手形の支払人が,支払いの義務を負う旨を手形に記載し,署名すること。
(3)有価証券の発行者から,証券会社がその証券の全部または一部を売り出しの目的で取得すること。
ひきうけがいしゃ
ひきうけがいしゃ [5] 【引受会社】
社債の募集を引き受ける会社。狭義には,応募額が募集予定額に達しない場合にその残額を引き受ける等の負担をして募集をして引き受ける証券会社。
ひきうけきょぜつ
ひきうけきょぜつ [0] 【引受拒絶】
為替手形の所持人が引受呈示をしたにもかかわらず,支払人が手形金額の全部または一部につき,引受を拒絶すること。
ひきうけじこく
ひきうけじこく [5] 【引受時刻】
郵便局が,差出人から郵便物を引き受けた時刻。重要な書類などで,時刻の証明が必要な場合にいう。「―証明」
ひきうけて
ひきうけて [0][5] 【引(き)受け手】
引き受ける人。引受人。「仕事の―がない」
ひきうけていじ
ひきうけていじ [5] 【引受呈示】
為替手形の支払人に対して,引受を求めるため手形を呈示する行為。
ひきうけてがた
ひきうけてがた [5] 【引受手形】
支払いが確実な為替手形。手形が引き受けられていることを強調していう。
ひきうけにん
ひきうけにん [0] 【引受人】
(1)あることを引き受ける人。「身元―」
(2)為替手形の支払人となった者。
ひきうけぼしゅう
ひきうけぼしゅう [5] 【引受募集】
公社債募集の態様の一。公社債の募集を請け負った会社が,応募額が募集予定額に達しない場合には残額を引き受ける義務を負うもの。請負募集。
ひきうける
ひきうける【引き受ける】
[仕事を]undertake;→英和
take up;answer for (責任を);guarantee (保証する);→英和
take over <a person's business> (継承);accept (手形を).→英和
ひきうける
ひきう・ける [4] 【引(き)受ける】 (動カ下一)[文]カ下二 ひきう・く
(1)責任をもって仕事などを受け持つ。担当する。「町会の役員を―・ける」「むずかしい仕事を―・けてきた」
(2)代わってする。あとを受け継ぐ。「あとは私が―・けた」
(3)保証する。保証人になる。「身元を―・ける」
(4)相手になる。応対する。「酒ヲ―・ケテノム/日葡」
ひきうけわたし
ひきうけわたし [5] 【引受渡し】
〔documents against acceptance〕
荷為替取引での荷物受け渡し条件の一。銀行による荷受人の手形決済引受を条件として,手形に付属した船積み書類を引き渡すこと。DA 。
⇔支払渡し
ひきうけシンジケート
ひきうけシンジケート [8] 【引受―】
〔underwriting syndicate〕
有価証券の売り出しに際し,証券引受会社が販売網の拡大や危険の分散などを目的として結成する組織。シンジケート団。シ団。
ひきうす
ひきうす [0][3] 【碾き臼・挽き臼】
穀物や豆などをひいて,粉にする道具。上下に重ねた円盤状の石の向き合った面に溝を刻み,上の石の穴から穀粒を落とし,上の石を回してすり砕く。石臼。うす。
碾き臼[図]
ひきうす
ひきうす【碾臼】
a hand mill.
ひきうすげい
ひきうすげい 【碾き臼芸】
「石臼(イシウス)芸」に同じ。
ひきうたい
ひきうたい [0] 【弾(き)歌い】
歌唱と伴奏の分担をしないで,同一人が伴奏楽器を弾きつつ歌を歌うこと。
ひきうつし
ひきうつし [0] 【引(き)写し】
他人の文章や書画をそっくり書き写すこと。敷き写し。
ひきうつし
ひきうつし【引写し】
tracing.→英和
引き写す copy;→英和
trace.→英和
ひきうつす
ひきうつ・す [4] 【引(き)写す】 (動サ五[四])
他人の文章や書画をそっくりそのまま書き写す。
[可能] ひきうつせる
ひきうつる
ひきうつ・る [4] 【引(き)移る】 (動ラ五[四])
他の場所に移る。引っ越す。「郊外に―・る」
[可能] ひきうつれる
ひきうま
ひきうま [0] 【引(き)馬】
(1)貴人・大名などの行列で,鞍覆(クラオオイ)・毛氈(モウセン)などで美しく飾って連れ歩く馬。
(2)付け馬を遊客の側からいう語。「―で大門を出るとんだ客/柳多留 29」
ひきうり
ひきうり [0] 【挽き売り】 (名)スル
コーヒー豆を粉にひいて売ること。
ひきおい
ひきおい 【引き負ひ】 (名)スル
(1)人に代わって売買・取引をし,その損失が自分の負担となること。また,奉公人が商売の際の損失を償い得ないこと。「新季の手代は―する/浄瑠璃・夏祭」
(2)金を使い込むこと。また,その金。「勘十郎がお主の金を―し/浄瑠璃・五十年忌(下)」
ひきおう
ひきお・う 【引き負ふ】 (動ハ四)
使い込みをする。「主の金―・ふ様な侍,腹切らせたがまし/浄瑠璃・油地獄(中)」
ひきおこし
ひきおこし [0] 【引起】
シソ科の多年草。山野に自生。高さ約80センチメートル。葉は卵形で縁に鋸歯(キヨシ)がある。秋,花穂に淡紫色の小花を多数つける。全草が苦く,腹痛・下痢などの薬とする。延命草(エンメイソウ)。
引起[図]
ひきおこす
ひきおこ・す [4] 【引(き)起こす】 (動サ五[四])
(1)倒れたものを引っぱって起こす。「負傷者を―・す」
(2)(「惹き起こす」とも書く)新しい事態を生じさせる。特に事件などを起こす。「家出騒動を―・す」
[可能] ひきおこせる
ひきおこす
ひきおこす【引き起こす】
(1)[倒れたものを]raise;→英和
help <a person> get up (手を貸して).
(2)[事件などを]cause;→英和
raise;bring about <a reform> .
ひきおとし
ひきおとし [0] 【引き落(と)し】
相撲の決まり手の一。相手の前みつや手などを取って,前に引き落とす技。
ひきおとす
ひきおと・す [4] 【引き落(と)す】 (動サ五[四])
(1)引いて落とす。引いて倒す。また,相撲で引き落としの技をかける。「前に―・す」
(2)金融機関を通じて,支払人の預金口座から,一定金額を受取人の口座に送金する。「水道料金を口座から―・す」
(3)支払金の中から,貸し金・手数料などをさし引く。「貸し分を―・して支払う」
[可能] ひきおとせる
ひきおろす
ひきおろす【引き降ろす】
pull[bring.drag]down.
ひきおろす
ひきおろ・す [4] 【引(き)下ろす】 (動サ五[四])
引いて上から下へおろす。ひきずりおろす。「旗を―・す」「盟主の座から―・す」「馬ども浦に―・して/蜻蛉(中)」
[可能] ひきおろせる
ひきおん
ひきおん [0] 【引き音】
長音の引き延ばされた部分を音韻論的単位としてとらえていう称。
→長音
ひきかえ
ひきかえ【引換え】
<in> exchange <for> .→英和
‖引換券 a coupon.代金引換(で)《商》cash on delivery <C.O.D.> .
ひきかえ
ひきかえ [0] 【引(き)換え・引換・引(き)替え】
■一■ (名)
取り換えること。交換すること。「代金と―にする」
■二■ (連語)
(「…にひきかえ」の形で)前のことと全く異なっているさまを表す語。…とは違って。…と比べて。「妹に―兄貴と来た日には…」
→引き替える
ひきかえけん
ひきかえけん [3] 【引換券】
ある物と引き換えることのできる券。
ひきかえし
ひきかえし [0] 【引(き)返し】 (名)
(1)ひき返すこと。
(2)〔「引き返し幕」の略〕
歌舞伎で,急速な場面転換の手法。一幕の演技のうちに,一度幕を引いて下座音楽や拍子木でつなぎ,すぐにまた開けて続きを演ずること。ひっかえし。返し。
(3)和服で,裾回(スソマワ)しに表と同じ布地を使うこと。ひっかえし。
ひきかえす
ひきかえ・す [3] 【引(き)返す】 (動サ五[四])
(1)出発点に戻る。ひっかえす。「家へ―・す」
(2)繰り返す。反復する。「御文を…―・し―・し見ゐ給へり/源氏(宿木)」
(3)反対にする。裏返す。ひっくりかえす。「舟―・されて/平家 10」
(4)もとの状態になる。昔の有り様に立ち返る。「まだ調べも変らず,―・しその折の心地し給ふ/源氏(松風)」
(5)(連用形を副詞的に用いて)今までとうってかわって。「かく許しそめ給へることなれば,―・し許さぬ気色を見せむも/源氏(真木柱)」
[可能] ひきかえせる
ひきかえす
ひきかえす【引き返す】
come[go]back;return.→英和
ひきかえる
ひきかえる【引き換える】
exchange <a thing for another> ;→英和
cash <a check> .→英和
ひきかえる
ひきか・える [4][3] 【引(き)換える・引(き)替える】 (動ア下一)[文]ハ下二 ひきか・ふ
(1)ある物を渡して別の物を手に入れる。交換する。「当たり券を賞品に―・える」
(2)(連用形の形で用いて)反対になる。あべこべになる。がらりと変わる。「去年に―・え,今年は大変好調だ」
(3)姿・様子をかえる。「大方の有様,―・へたるやうに/源氏(竹河)」
ひきかく
ひきか・く [3] 【引き掻く・引き掛く】
■一■ (動カ五[四])
「ひっかく(引掻)」に同じ。
■二■ (動カ下二)
⇒ひきかける
ひきかく
ひきかく [0] 【挽き角】
製材品のうち,厚さ・幅ともに7.5センチメートル以上のもの。横断面が正方形の正角(シヨウカク)と長方形の平(ヒラ)角とがある。
ひきかける
ひきか・ける [4] 【引(き)掛ける】 (動カ下一)[文]カ下二 ひきか・く
(1)無造作に着たり履いたりする。ひっかける。「寝衣(ネマキ)を―・け窓を開きて見渡す/谷間の姫百合(謙澄)」「下駄を―・けて,急ぎ足で/吾輩は猫である(漱石)」
(2)一端を物に掛ける。「高欄に御車―・けて立ち給へり/源氏(夕顔)」
(3)掛けて他の物を覆う。「ふすま―・けて臥し給へり/源氏(柏木)」
(4)引き合いに出す。「己が身を―・けていひ出たる/徒然 56」
ひきかぜ
ひきかぜ [0] 【引(き)風】
かぜをひくこと。かぜひき。かぜ。「くすりは―の外御ことはり/安愚楽鍋(魯文)」
ひきがえる
ひきがえる【蟇】
a toad.→英和
ひきがえる
ひきがえる [3] 【蟇・蟾蜍】
(1)カエル目ヒキガエル科の両生類の総称。
(2){(1)}の一種。体長は7〜15センチメートル。ずんぐりした体形で四肢は短く跳躍力は弱い。背面は暗褐色,腹面は淡黄褐色。耳腺がよく発達し,背には疣(イボ)がある。一般に地上性で,繁殖期以外はあまり水に入らない。ニホンヒキガエル。ヒキ。ガマ。ガマガエル。イボガエル。[季]夏。
ひきがし
ひきがし [3] 【引(き)菓子】
祝い事や仏事などの際に,引き出物として客に出す菓子。
ひきがた
ひきがた [0] 【挽き型】
円筒型の大形の鋳物用の鋳型を作る時に用いる木型。断面の半分のものを軸木に取り付けたもので,これを回転させて鋳型を作る。ローム型。
ひきがたり
ひきがたり [0] 【弾(き)語り】
(1)浄瑠璃などの語り物音楽で,同一人が伴奏楽器を弾きつつ語ること。
(2)ギターやピアノを弾きながら歌ったり,語ったりすること。
ひきがね
ひきがね [0] 【引き鉦】
軍勢を引く合図に打ち鳴らす鉦。
ひきがね
ひきがね【引金(を引く)】
(pull,squeeze) a trigger.→英和
ひきがね
ひきがね [0] 【引(き)金】
(1)小銃・ピストルなど,指で引いて弾丸を発射させるための金具。「―を引く」
(2)(比喩的に)物事が引き起こされる直接的原因。きっかけ。「ささいな口論が―となって大乱闘事件となった」
ひきがも
ひきがも [0] 【引き鴨】
暖かくなって再び北方へ帰って行く鴨。帰る鴨。[季]春。
ひききり
ひききり [0] 【引(き)切り・挽き切り】
■一■ (名)
(1)「引き切り鋸(ノコギリ)」の略。
(2)竹筒で作った茶釜の蓋置(フタオキ)。ひっきり。
■二■ (形動ナリ)
いらだっているさま。せっかち。「この男,いと―なりける心にて/堤中納言(はいずみ)」
ひききりのこぎり
ひききりのこぎり [5] 【引(き)切り鋸・挽き切り鋸】
細身で歯の細かいのこぎり。ひききり。
ひききる
ひきき・る [3] 【引(き)切る】 (動ラ五[四])
(1)引いて切る。引きちぎる。ひっきる。「鎖を―・る」
(2)中断する。絶える。「勧進といふ声も―・らず/浮世草子・一代女 3」
[可能] ひききれる
ひききる
ひきき・る [3] 【挽き切る】 (動ラ五[四])
のこぎりで切る。「丸太を―・る」
[可能] ひききれる
ひきぎ
ひきぎ [0] 【引(き)木・挽き木】
ひき臼(ウス)を回すための柄。
ひきぎぬ
ひきぎぬ [0] 【疋絹】
「ひけん(疋絹)」に同じ。
ひきぎわ
ひきぎわ [0] 【引(き)際・退(き)際】
職場・仕事・地位などを退くまぎわ。退く時機や退き方についていう。「人間は―が肝心だ」
ひきぎわ
ひきぎわ【引き際が肝心】
It is important to know when to quit.
ひきく
ひきく [0] 【引(き)句】
(1)説明のために引用した文句。ひきごと。
(2)引用した俳句。例句。
(3)平曲で,琵琶(ビワ)に合わせ節をつけて語る部分。
⇔語り句
ひきくくる
ひきくく・る [4] 【引き括る】 (動ラ五[四])
「ひっくくる」に同じ。「ひもで―・る」
[可能] ひきくくれる
ひきくず
ひきくず [3][0] 【挽き屑】
のこぎりくず。おがくず。
ひきくらべる
ひきくら・べる [5][0] 【引(き)比べる】 (動バ下一)[文]バ下二 ひきくら・ぶ
比較する。「彼の境遇を我が身に―・べる」
ひきくるめる
ひきくる・める [5] 【引き括める】 (動マ下一)[文]マ下二 ひきくる・む
「ひっくるめる」に同じ。「すべてを―・めた費用」
ひきぐす
ひきぐ・す 【引(き)具す】 (動サ変)
(1)連れていく。ひきつれる。「中将,人々―・して帰り参りて/竹取」
(2)備える。具備する。「いかでかうのみ―・しけむ,と思さる/源氏(薄雲)」
ひきぐち
ひきぐち [2][0] 【引(き)口】
にげみち。撤退する道。退路。
ひきげき
ひきげき【悲喜劇】
a tragicomedy.→英和
ひきげき
ひきげき [2] 【悲喜劇】
(1)悲劇と喜劇の両方の要素を備えた劇。悲劇としての構成をもちながら,めでたしめでたしで終わる劇。トラジ-コメディー。
(2)悲しみと喜び。また,悲しみと喜びのまじった出来事。「人生の―を見る思い」
ひきこ
ひきこ [0] 【挽き子・引(き)子】
(1)客引き。
(2)人力車・船・網などを引く人。
ひきこし
ひきこし [0] 【引(き)越し】
「ひっこし(引越)」に同じ。
ひきこす
ひきこ・す [3] 【引(き)越す】 (動サ五[四])
(1)「ひっこす」に同じ。「住みにくさが高じると,安い所へ―・したくなる/草枕(漱石)」
(2)引いて越える。越える。「横雲の空ゆ―・し遠みこそ/万葉 2647」
(3)頭・肩などを越して前方にもってくる。「纓(エイ)を―・して顔にふたぎて/枕草子 248」
(4)下位のものが上位のものを越えて上の位になる。「兄君たちよりも―・し,いみじうかしづき給ひ/源氏(竹河)」
ひきこなす
ひきこな・す [4] 【弾き熟す】 (動サ五[四])
楽器を思う通りに弾く。自由に弾く。「難曲を―・す」
[可能] ひきこなせる
ひきこみ
ひきこみ [0] 【引(き)込み】
引き入れること。「電灯線の―工事」
ひきこみせん
ひきこみせん【引込線】
a lead-in wire (アンテナからの);a service wire (電灯などの);a siding (鉄道の).→英和
ひきこみせん
ひきこみせん [0] 【引(き)込み線】
(1)工場・市場など,特定の場所に引き入れた鉄道線路。
(2)架空電線路から需用場所の取付点に引き入れた電線。
ひきこみど
ひきこみど [4] 【引(き)込み戸】
開けたときに壁内などに隠れるようにした引戸。
ひきこむ
ひきこ・む [3] 【引(き)込む】
■一■ (動マ五[四])
(1)ひっぱって中に入れる。ひっぱりこむ。「山車(ダシ)を境内に―・む」
(2)人の心・魂を引き寄せる。「聴衆は彼の名演奏に―・まれた」
(3)川の流れや線状のものを分岐させて自分の方まで延長する。「川の水を庭内に―・んで池を作る」「専用の線路を構内まで―・んである」
(4)人を誘って仲間にする。誘いこむ。ひっぱりこむ。「自派の陣営に―・もうと画策する」
(5)「かぜをひきこむ」の形で,かぜにかかる。
(6)家の中に引きこもる。ひっこむ。
(7)へこむ。ひっこむ。「壁の―・んだところ」
(8)目立たない場所に退く。奥へ入る。ひっこむ。「男も眠(ネブ)りければ亭主―・みぬ/仮名草子・東海道名所記」
(9)目立たないように隠れ住む。隠棲する。「討死なんどして妻子共に別れんより―・まん/甲陽軍鑑(品一四)」
[可能] ひきこめる
■二■ (動マ下二)
⇒ひきこめる
ひきこめる
ひきこ・める [4] 【引(き)込める】 (動マ下一)[文]マ下二 ひきこ・む
(1)「ひっこめる」に同じ。
(2)とりこにする。束縛する。「あまり情に―・められて/源氏(帚木)」
ひきこもごも
ひきこもごも [1][2][1][2] 【悲喜交交】
悲しみと喜びをともに味わうこと。「―至る」
ひきこもる
ひきこも・る [4] 【引き籠る】 (動ラ五[四])
(1)外に出ないで家のなかなどに閉じこもる。「家にじっと―・る」
(2)退いて静かに暮らす。隠退する。「故郷の村に―・る」
ひきこもる
ひきこもる【引き篭もる】
shut oneself up <in a room> ;stay indoors;be laid up <with a cold> (病気で).
ひきころす
ひきころ・す [4] 【轢き殺す】 (動サ五[四])
車輪などでひいて殺す。「猫が車に―・された」
ひきころす
ひきころす【轢き殺す】
run over <a person> to death;kill <a person> (by running over).→英和
ひきごし
ひきごし 【引き腰】
女房装束の裳(モ)の大腰の左右につけて後ろに長く引く,装飾的な紐(ヒモ)。元来は結んだ。
ひきごめ
ひきごめ [2] 【碾き米】
臼(ウス)で米をひくこと。また,その米。
ひきさがる
ひきさがる【引き下がる】
leave;→英和
withdraw <from> .→英和
ひきさがる
ひきさが・る [4] 【引き下(が)る】 (動ラ五[四])
(1)その場から離れる。退く。「次の間へ―・る」
(2)負けたり,やりこめられたりして,しりぞく。「すごすご―・る」「恐れ入って―・る」
(3)遅れる。後ろにつく。「すこし―・つて,兵五六十騎が程河原へうちいでたり/平家 11」
[可能] ひきさがれる
ひきさき
ひきさき [0] 【引裂・引割】
「引裂元結(ヒキサキモトユイ)」の略。
ひきさきがみ
ひきさきがみ [4] 【引裂紙】
引裂元結(ヒキサキモトユイ)に用いた,細長く折りたたんだ和紙。
ひきさきもとゆい
ひきさきもとゆい [5] 【引裂元結】
江戸時代,主に奥女中などが用いた元結。鳥の子紙・薄葉(ウスヨウ)などを切って細長くたたんだもの。ひっさきもとゆい。ひきさき。
ひきさく
ひきさく【引き裂く】
tear (up);→英和
tear <cloth> to pieces;sever <two persons,a person from another> (人の仲を).→英和
ひきさく
ひきさ・く [3] 【引(き)裂く】 (動カ五[四])
(1)引っ張って裂く。「布を―・く」
(2)無理に離す。「二人の仲を―・く」
[可能] ひきさける
ひきさげ
ひきさげ【引下げ】
(a) reduction;→英和
a cut <in wages> .→英和
ひきさげ
ひきさげ [0] 【引(き)下げ】
引き下げること。「物価の―」
ひきさげる
ひきさ・げる [4] 【引(き)下げる】 (動ガ下一)[文]ガ下二 ひきさ・ぐ
(1)値段などを安くする。「税金を―・げる」
(2)地位・身分などを低くする。「課長から主任に―・げる」
(3)ある場所から退かせる。後退させる。「車を―・げる」
(4)出した要求などを取り下げる。「提案を―・げる」
(5)下げて持つ。「鋤(スキ)など―・げて/枕草子 95」
(6)引きつれる。伴う。「子―・げてゐたらむ,いと見苦しからむ/落窪 4」
ひきさげる
ひきさげる【引き下げる】
(1)[引き降ろす]pull down;[後へ]put back.(2)[値段を]reduce;→英和
cut.→英和
ひきさる
ひきさ・る [3] 【引(き)去る】 (動ラ五[四])
(1)引っ張って連れ去る。持ち去る。
(2)ある数からある数を減じる。「給料から税金を―・る」
(3)その場からなくなる。「潮が―・る」
ひきざい
ひきざい [2] 【誹毀罪】
旧刑法上の罪名の一。現在の名誉毀損罪に相当。
ひきざかな
ひきざかな 【引き肴】
供応の席で,膳(ゼン)にそえて引き出物として出す料理。
ひきざん
ひきざん [2] 【引(き)算】
ある数から他の数を取り去って,その残りを求める計算。減法。
⇔足し算
ひきざん
ひきざん【引算】
subtraction.〜する subtract <2 from 5> .→英和
ひきし
ひき・し 【低し】 (形ク)
低い。「顔大きに,せい―・かりけり/平家 8」
〔成立は鎌倉時代以降か〕
ひきしお
ひきしお [0] 【引(き)潮・引き汐】
潮が引いて海面が低くなっていくこと。また,その時の海水の動き。落ち潮。下げ潮。
⇔満ち潮
⇔上げ潮
ひきしお
ひきしお【引潮】
the ebb tide.
ひきしおどき
ひきしおどき [0] 【引(き)潮時】
引き上げる潮時。引き下がる頃合い。退却の時機。
ひきしのぶ
ひきしの・ぶ 【引き忍ぶ】
■一■ (動バ四)
人目に立たないようにする。「若々しきやうには―・ばむ/源氏(夕霧)」
■二■ (動バ上二)
{■一■}に同じ。「ここにてさへ―・ぶるもあまりなり/枕草子 143」
ひきしぼる
ひきしぼ・る [4] 【引(き)絞る】 (動ラ五[四])
(1)矢を弓につがえて弦(ツル)を十分にひっぱる。「弓を―・る」
(2)声を無理に出す。「声を―・って助けを呼ぶ」
(3)ぎゅっと絞る。強く絞る。「手ぬぐいを―・る」
[可能] ひきしぼれる
ひきしぼる
ひきしぼる【引き絞る】
bend <a bow> .→英和
ひきしまる
ひきしま・る [4] 【引(き)締まる】 (動ラ五[四])
(1)ゆるみやたるみがなくなる。張り詰めたようになる。「スポーツで鍛えた―・った体」
(2)心・気持ちが緊張する。「気持ちが―・る」
(3)取引で,値段が上がり気味となる。
⇔引き緩む
「相場が―・る」
ひきしまる
ひきしまる【引き締まる】
be tightened;[人が主語]be braced up (心が).引き締まった tight;→英和
tense.→英和
ひきしめ
ひきしめ [0] 【引(き)締め】
引き締めること。「金融―」
ひきしめしまだ
ひきしめしまだ [5] 【引(き)締め島田】
「締め付け島田」に同じ。
ひきしめる
ひきし・める [4] 【引(き)締める】 (動マ下一)[文]マ下二 ひきし・む
(1)ぴんと張らせる。たるみをなくす。「手綱(タヅナ)を―・める」
(2)心・気持ちを緊張させる。「気持ちを―・める」
(3)むだなところを削って,出費をおさえる。「財政を―・める」
ひきしめる
ひきしめる【引き締める】
tighten;→英和
brace oneself up (心を);curb the supply of loan money;bring finance under control (金融を).
ひきしょうじ
ひきしょうじ [3] 【引(き)障子】
左右に引いて開閉する障子。
ひきしろう
ひきしろ・う 【引きしろふ】 (動ハ四)
(1)互いに引っ張り合う。しきりに引っ張る。「小さき児(チゴ),はひかかり―・へば/源氏(夕霧)」
(2)引っ張り回す。「敵にさがし出され,義朝の女よなど―・はれ/平治(中)」
(3)引きずる。「物も着あへず抱き持ち,―・ひて逃ぐる/徒然 175」
(4)引きつれる。「大臣殿以下妻子を具せられけれども,つぎざまの人共はさのみ―・ふに及ばねば/平家 7」
(5)ひき続かせる。「禍が五世までつたはりて―・うたぞ/史記抄 17」
ひきすえる
ひきす・える [4] 【引(き)据える】 (動ア下一)[文]ワ下二 ひきす・う
力ずくでその場に座らせる。「罪人を―・える」
ひきすます
ひきすま・す 【弾き澄ます】 (動サ四)
琴などをみごとに弾く。「琴をぞ―・されたる/平家 6」
ひきずみ
ひきずみ [0] 【引(き)墨】
(1)封書の封じ目に〆のように墨を引くこと。また,その墨。
(2)眉をそり落としたあとに墨を引くこと。また,その墨。
ひきずり
ひきずり [0] 【引き摺り】
(1)〔着物の裾を引き摺るように着る意から〕
おしゃればかりしていて,ろくに働かない女性をののしっていう語。おひきずり。「―のくせに早いは尻ばかり/柳多留 4」
(2)「引き摺り下駄」の略。
(3)「引き摺り餅」の略。
ひきずりおとす
ひきずりおと・す [6] 【引き摺り落とす】 (動サ五[四])
(1)上にある物や人を引っ張って落とす。「張りめぐらした幔幕(マンマク)を―・す」
(2)自分より上位の者を,その地位から転落させる。「大関の座から―・す」
[可能] ひきずりおとせる
ひきずりおろす
ひきずりおろ・す [6][3] 【引き摺り下ろす】 (動サ五[四])
(1)高い所からむりやり引っ張って下におろす。
(2)自分より上位の者をその地位からおろす。「トップの座から―・す」
[可能] ひきずりおろせる
ひきずりげた
ひきずりげた [4] 【引き摺り下駄】
のめり下駄の一。台を前後二つに切り,表は革を鋲(ビヨウ)打ちしてつなぎ,裏の中央をくりぬいたもの。引き下駄。
ひきずりこむ
ひきずりこ・む [5] 【引き摺り込む】 (動マ五[四])
(1)引っぱって中へ入れる。引き入れる。「袂(タモト)へ色のさいたのを二本―・みあがつて/西洋道中膝栗毛(七杉子)」
(2)無理に誘い込む。「悪い仲間に―・まれる」
[可能] ひきずりこめる
ひきずりだす
ひきずりだ・す [5] 【引き摺り出す】 (動サ五[四])
引っぱって外へ出す。無理に引っぱり出す。「縁の下から―・す」「表舞台に―・す」
[可能] ひきずりだせる
ひきずりまわす
ひきずりまわ・す [6] 【引き摺り回す】 (動サ五[四])
(1)引きずってあちこちへ動かす。
(2)自分の思い通りに連れて歩く。引き回す。「東京じゅうを―・される」
ひきずりもち
ひきずりもち [4] 【引き摺り餅】
数人で道具を持ち歩き,賃餅をついてまわること。また,その餅。
ひきずる
ひきずる【引きずる】
drag;→英和
trail.→英和
引きずり出す(込む) drag[pull] <a thing> out of (into).
ひきずる
ひきず・る [0] 【引き摺る】 (動ラ五[四])
(1)床や地面に触れたままで物を引っぱって行く。「荷物を―・って運ぶ」
(2)長く垂れ下がって床や地面をこするようにする。「着物のすそを―・って歩く」
(3)無理に引っ張る。「泣く子を―・って帰る」
(4)だらだらと長びかせる。「まだ風邪を―・っている」「審議を―・る」
(5)(受け身の形で)影響される。しようと思わないのに,ついそうさせられる。「先行学説に―・られる」
[可能] ひきずれる
ひきそう
ひきそ・う [3] 【引(き)添う】
■一■ (動ワ五[ハ四])
寄り添う。ぴったり付き添う。「小姓は…主(シユ)の傍に―・つた/阿部一族(鴎外)」
■二■ (動ハ下二)
(1)添える。加える。「大船に小舟(オブネ)―・へ/万葉 3869」
(2)引き合いに出す。「この入道殿をかならず―・へ奉りて申す/大鏡(道長)」
ひきそばむ
ひきそば・む 【引き側む】
■一■ (動マ四)
物を体などの横に引き寄せて見えないようにする。「御後見どもの,―・みつつ持てまゐる御文どもを/源氏(藤袴)」
■二■ (動マ下二)
(1){■一■}に同じ。「―・めて急ぎ書き給ふは,かしこへなめり/源氏(松風)」
(2)手元に引き寄せる。「太刀ぬき―・め/曾我 3」
ひきそろえる
ひきそろ・える [5] 【引き揃える】 (動ア下一)[文]ハ下二 ひきそろ・ふ
何本かの糸などを揃えて,よらないで合わせる。
ひきぞめ
ひきぞめ [0] 【引(き)染め】
刷毛(ハケ)に染料をつけて引いて布を染めること。友禅や暖簾(ノレン)などの地染めに用いる。刷毛染め。
ひきぞめ
ひきぞめ [0] 【弾(き)初め】
(1)新年になって初めて琴・三味線・ピアノなどを弾くこと。初(ハツ)弾き。[季]新年。《―の姉のかげなる妹かな/虚子》
(2)楽器を買って初めて弾くこと。
ひきたおす
ひきたおす【引き倒す】
pull down.
ひきたおす
ひきたお・す [4] 【引(き)倒す】 (動サ五[四])
(1)引いて倒す。「櫓を―・す」
(2)金品をまきあげて損害を与える。「ぎりづめにして―・し/洒落本・傾城買四十八手」
[可能] ひきたおせる
ひきたおす
ひきたおす【轢き倒す】
run over;knock down.
ひきたがう
ひきたが・う 【引き違ふ】 (動ハ下二)
(1)方向を変える。「方ふたげて,―・へほかざまへと思さむは/源氏(帚木)」
(2)まちがって引く。引き違える。「おぼつかなけふは子(ネ)の日を山菅の―・へても祈りつるかな/栄花(殿上の花見)」
(3)今までとは違ったようにする。反対にする。「稀には,あながちに―・へ,心づくしなる事を,御心におぼしとどむる癖なむ,あやにくにて/源氏(帚木)」
(4)世間の常識とは違うことをする。「あまり―・へたる御事なり/源氏(乙女)」
(5)期待・予想に反する。期待を裏切る。「世の中の人もさやうに思ひよりぬべき事なるを,―・へ心清くて扱ひ聞えむ/源氏(澪標)」
ひきたつ
ひきた・つ [3] 【引(き)立つ】
■一■ (動タ五[四])
(1)見栄えがする。際立って立派に見える。「額縁を変えたら,絵が一段と―・った」「舞台が―・つ」
(2)勢いが増す。気力が盛んになる。「気持ちを―・たせる」
(3)逃げ腰になる。「―・たる勢の習なれば/太平記 14」
■二■ (動タ下二)
⇒ひきたてる
ひきたつ
ひきたつ【引き立つ】
be set off (to advantage) (見ばえがする);cheer up[take heart](元気づく).
ひきたて
ひきたて [0] 【引(き)立て】
(1)引き立てること。特に目をかけ,ひいきにすること。「平素のお―に感謝しております」
(2)いっしょに連れて行くこと。連行。
ひきたて
ひきたて【引立て】
favor;→英和
patronage;→英和
support (後援).→英和
‖引立て役 a setoff.
ひきたてえぼし
ひきたてえぼし [5] 【引立烏帽子】
兜(カブト)の下に折り込んで着用する揉烏帽子(モミエボシ)。兜を脱いだとき,頭頂を引き立てて,威儀をととのえる。
引立烏帽子[図]
ひきたてやく
ひきたてやく [0] 【引(き)立て役】
他の人の立派な点や美しさが一層際立つように振る舞う人。
ひきたてる
ひきたてる【引き立てる】
(1) favor;→英和
patronize;→英和
support.→英和
(2)[はげます]cheer up;encourage.→英和
(3)[見ばえさす]set <a thing> off (to advantage).(4)[罪人などを]take <a person to> .→英和
ひきたてる
ひきた・てる [4] 【引(き)立てる】 (動タ下一)[文]タ下二 ひきた・つ
(1)一段と見栄えがするようにする。引き立つようにする。「真珠のネックレスがドレスを―・てる」
(2)特に目をかける。ひいきにする。「下積み時代から―・ててくれた恩人」
(3)気持ちに勢いが出るようにする。励ます。奮い立たせる。「気を―・ててもうひと頑張りする」
(4)無理に連れて行く。ひったてる。「罪人を刑場へ―・てる」
(5)戸などを引いて締める。「―・てて錠ささむとすれば/落窪 2」
(6)手を取って引き起こす。「御手を取りて―・て給ふ/源氏(明石)」
ひきだい
ひきだい [0] 【引(き)台】
歌舞伎の大道具の一。俳優を乗せて綱で引き動かし,出入りさせる車のついた台。
ひきだおし
ひきだおし [0] 【引(き)倒し】
引き倒すこと。「ひいきの―」
ひきだし
ひきだし【引出し】
withdrawal (預金などの);→英和
a drawer (机などの).→英和
ひきだし
ひきだし [0] 【引(き)出し・抽き出し】
(1)(「抽斗」とも書く)たんす・机などの,物をしまっておくための抜き差しできるようになっている箱。
(2)銀行・郵便局などから,預貯金を引き出すこと。
ひきだす
ひきだす【引き出す】
draw (out) <money from a bank> ;→英和
pull out <a drawer> ;drag out (引きずり出す).
ひきだす
ひきだ・す [3] 【引(き)出す】 (動サ五[四])
(1)中にある物を,引いて外に出す。
⇔引き入れる
「ケースから本を―・す」
(2)人前や公の場に出す。「交渉の場に―・す」「闘牛場に牛を―・す」
(3)隠れている物事を表面に出して,明らかにする。「才能を―・す」「結論を―・す」「回答を―・す」
(4)預金・貯金をおろす。「全額―・す」
[可能] ひきだせる
ひきだりゅう
ひきだりゅう 【疋田流】
薙刀(ナギナタ)・槍術(ソウジユツ)の一派。天正(1573-1592)・文禄(1592-1596)の頃,疋田文五郎景兼が創始。
ひきちがい
ひきちがい [0] 【引(き)違い】
(1)文様・紋章で,二つを交差させたもの。
(2)二枚以上の戸・障子を二本以上の平行な溝・レールの上を走らせて開け閉めするもの。
ひきちがえ
ひきちがえ [0] 【引(き)違え】
連歌の付合方法の一。「月」に「雨」,「花」に「風」など,反対の趣向の句で付けること。引き違い付け。違い付け。
ひきちがえる
ひきちが・える [5] 【引(き)違える】 (動ア下一)[文]ハ下二 ひきちが・ふ
(1)引き方を誤る。引き間違える。「線を―・える」
(2)交わらせる。交差させる。「頻(シキリ)に衣のむねを―・へ―・へぞし給ひける/平家 2」
(3)間違える。「理運左右に及ばぬ事を―・へさせ給ふは/平家 3」
(4)入れ違いになる。「客を送り出すと―・えて友人が来た」
ひきちぎる
ひきちぎる【引きちぎる】
tear off.
ひきちぎる
ひきちぎ・る [4] 【引きちぎる】 (動ラ五[四])
無理に引っぱって切る。手荒くちぎる。「ボタンを―・る」
[可能] ひきちぎれる
ひきちゃ
ひきちゃ【挽茶】
powdered tea.
ひきちゃ
ひきちゃ [0] 【挽(き)茶・碾(き)茶】
碾茶(テンチヤ)をひいて粉にしたもの。抹茶(マツチヤ)。
ひきつぎ
ひきつぎ【引継ぎ】
transfer of business;taking over (引受け).
ひきつぎ
ひきつぎ [0] 【引(き)継ぎ】
引き継ぐこと。「業務の―を行う」
ひきつくろう
ひきつくろ・う [5] 【引(き)繕う】 (動ワ五[ハ四])
(1)身だしなみをきちんとする。体裁を整える。「衣紋(エモン)を―・う」
(2)気取った態度をとる。「躬(ミズカラ)は淑(シトヤ)かに―・へる娘あり/金色夜叉(紅葉)」
ひきつぐ
ひきつぐ【引き継ぐ】
succeed <to one's family business> ;→英和
take over <a person's business> ;hand over <one's business to a person> .
ひきつぐ
ひきつ・ぐ [3] 【引(き)継ぐ】 (動ガ五[四])
前任者の業務などを受け継ぐ。「所長の事務を―・ぐ」
[可能] ひきつげる
ひきつけ
ひきつけ [0] 【引(き)付け】
(1)発作性の全身痙攣(ケイレン)。乳幼児に多く,原因はさまざま。癲癇(テンカン)に伴う痙攣もいう。
(2)引き合わせること。紹介すること。「阿部安右衛門より―の書翰(テガミ)を貰ひし/高橋阿伝夜叉譚(魯文)」
(3)遊里で,客を遊女に引き合わせること。「『馴染か』『なにさ―さ』/洒落本・粋町甲閨」
(4)(「引付」と書く)鎌倉・室町幕府に置かれた訴訟審理機関。当初は御家人の間の相論の審査を目的としたが,やがて広く所務沙汰一般を取り扱い,判決文を作成するに至った。
(5)後日の証拠とするため書いておく文書。また,それによって処分すること。
(6)「引き付け座敷」「引き付け下駄」の略。
ひきつけ
ひきつけ【引付け】
⇒痙攣(けいれん).
ひきつけがしら
ひきつけがしら 【引付頭】
引付衆の頭。引付頭人(トウニン)。
ひきつけげた
ひきつけげた [4] 【引(き)付け下駄】
台を切り込んで歯を付け,表を付けた駒下駄。引き付け。
ひきつけざしき
ひきつけざしき [5] 【引(き)付け座敷】
遊里で,初会の客を遊女に引き合わせる部屋。引き付け部屋。引き付け。
ひきつけしゅう
ひきつけしゅう [4] 【引付衆】
引付{(4)}に配属されて訴訟審理の実務にあたる幕府の職名。
ひきつけとうにん
ひきつけとうにん 【引付頭人】
引付衆の首席。
ひきつけぶぎょう
ひきつけぶぎょう [5] 【引付奉行】
引付に配属されて頭人の指揮の下,訴訟審理・判決草案などの実務を担当する者。引付奉行人。
ひきつける
ひきつ・ける [4] 【引(き)付ける】 (動カ下一)[文]カ下二 ひきつ・く
(1)近くに引き寄せる。「手元に―・けて打つ」
(2)(「惹き付ける」とも書く)人の心を誘い寄せる。魅惑(ミワク)する。「彼の人柄にはだれもが―・けられる」
(3)こじつける。かこつける。付会する。「自説に―・けて解釈する」
(4)痙攣(ケイレン)を起こす。ひきつけを起こす。「敷居にかしらをしたゝかうちて…目を―・け(=目ヲマワシ)/西洋道中膝栗毛(魯文)」
ひきつける
ひきつける【引き付ける】
(1) attract (引き寄せる・魅する);→英和
charm.→英和
人を〜〔形〕attractive;charming.(2) ⇒痙攣(けいれん).
ひきつづき
ひきつづき [0] 【引(き)続き】
それまで行われていたものに続けること。続いていること。副詞的にも用いる。「前回からの―の議題」「講演の後―懇親会を開く」
ひきつづく
ひきつづ・く [4] 【引(き)続く】
■一■ (動カ五[四])
(1)物事が中断せずにずっと続く。「戦乱が―・く」
(2)ある事の終わったあとにすぐ別の事が続く。「このあと,―・いてショーがあります」
→引き続き
■二■ (動カ下二)
あとに続くようにする。引き連れる。「上達部・君達を―・けて/源氏(浮舟)」
ひきつぼし
ひきつぼし 【斗宿】
二十八宿の斗(ト)宿の和名。射手(イテ)座北西部に位置する。南斗六星。ひつきぼし。
ひきつぼぬ
ひきつぼ・ぬ 【引き局ぬ】 (動ナ下二)
屏風(ビヨウブ)や几帳などで囲う。「御屏風一よろひを―・ね/紫式部日記」
ひきつめる
ひきつ・める [4] 【引(き)詰める】 (動マ下一)[文]マ下二 ひきつ・む
(1)たるみのないようにきつく引く。「髪を後ろに―・めて束ねる」
(2)弓を絶え間なく引く。射続ける。「さしつめ―・めさんざんに射る/平家 4」
ひきつり
ひきつり [0] 【引き攣り】
(1)やけどなどの傷あとの皮膚が縮んで周囲から引っ張ったようになること。ひっつり。ひっつれ。
(2)筋肉が痙攣(ケイレン)を起こすこと。
ひきつる
ひきつ・る [3] 【引き攣る】
■一■ (動ラ五[四])
(1)やけどなどの傷あとの皮膚が引っ張られたようになる。「傷あとが―・れる」
(2)痙攣(ケイレン)を起こす。「手足を―・らせる」
(3)かたくこわばる。「顔が―・る」「声を―・らせる」
■二■ (動ラ下二)
⇒ひきつれる(引攣)
ひきつる
ひきつる【引き攣る】
have the cramp <in one's leg> .→英和
ひきつれる
ひきつ・れる [4] 【引(き)連れる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 ひきつ・る
連れていく。伴っていく。「仲間を―・れて押しかける」
ひきつれる
ひきつれる【引き連れる】
take <a person> with one;go with <a person> .
ひきつれる
ひきつ・れる [4] 【引き攣れる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 ひきつ・る
「ひきつる{■一■}」に同じ。「足が―・れる」
ひきづな
ひきづな【引綱】
a rope;→英和
a towline (船などの).→英和
ひきづな
ひきづな [0] 【引(き)綱】
(1)物につけて引っ張る綱。
(2)特に,引き船が他の船を引くときに使うロープ。曳索(エイサク)。
ひきづり
ひきづり [0] 【引き釣り】
トローリングのこと。
ひきづる
ひきづる [0][3] 【引き鶴】
春,北方へ帰って行く鶴。帰る鶴。[季]春。《―や笏をかざして日を仰ぐ/高田蝶衣》
ひきて
ひきて [0] 【弾(き)手】
琴・三味線・ピアノ・バイオリンなどを演奏する人。
ひきて
ひきて [0] 【引(き)手】
(1)戸・障子・襖(フスマ)などを開閉するとき,手をかけて引くために取り付ける金具や紐(ヒモ)。
(2)引っ張る人。引く人。「荷車の―」
(3)案内する人。手引きする人。「今の盗人共は小忰(コセガレ)を―に致す/歌舞伎・幼稚子敵討」
(4)「引き手茶屋」の略。
ひきて
ひきて【引手[取手]】
a catch;→英和
a knob (ドアの).→英和
ひきて
ひきて【弾手】
a player.→英和
ひきてぢゃや
ひきてぢゃや [3] 【引(き)手茶屋】
遊郭で,客を娼家に案内するのを業とする茶屋。中宿(ナカヤド)。
ひきで
ひきで 【引き出】
〔「ひきいで」の転〕
(1)引き出すこと。「鉗(カナキ)着け吾が飼ふ駒は―せず/日本書紀(孝徳)」
(2)「引き出物」の略。「すさのをへ尻尾の先を―にし/柳多留拾遺」
ひきで
ひきで [0] 【引(き)手】
弓術で,右の手。めて。
⇔押し手
ひきでもの
ひきでもの【引出物】
a gift;→英和
a souvenir (記念品).→英和
ひきでもの
ひきでもの [0] 【引(き)出物】
〔古く,馬を庭に引き出して贈ったことから〕
宴会などで,膳部に添えて客に贈る土産物。また,広く招待客に贈る品物をいう。引き物。
ひきとおし
ひきとおし [0] 【引(き)通し】
(1)〔建〕 一直線であること。水糸を張った場合にいう。
(2)「引き通し表(オモテ)」の略。
ひきとおしおもて
ひきとおしおもて [6] 【引(き)通し表】
途中で継がずに幅いっぱい一本の藺草(イグサ)を通した上質な畳表。引き通し。
ひきとき
ひきとき [0] 【引(き)解き】
「ときあけもの(解明物)」に同じ。
ひきとどめる
ひきとど・める [5] 【引き止める・引き留める】 (動マ下一)[文]マ下二 ひきとど・む
「引き止める」に同じ。「帰りそうになるのを―・める」
ひきとめる
ひきと・める [4] 【引(き)止める・引(き)留める】 (動マ下一)[文]マ下二 ひきと・む
(1)帰ろうとする人をそのままそこに居るようにさせる。「夜遅くまで―・める」
(2)他人に行動を思い止まるようにすすめる。「辞職を―・められる」
ひきとめる
ひきとめる【引き止[留]める】
keep[hold]back (阻止);detain (客などを).→英和
ひきとり
ひきとり [0] 【引(き)取り】
引き取ること。
ひきとりて
ひきとりて [0] 【引(き)取り手】
「引き取り人」に同じ。「―のいない遺品」
ひきとりにん
ひきとりにん [0] 【引(き)取り人】
引き取る人。引き取り手。
ひきとりにん
ひきとりにん【引取人】
a claimant (紛失物などの).→英和
ひきとる
ひきと・る [3] 【引(き)取る】 (動ラ五[四])
(1)その場所からのく。退く。「お―・り下さい」
(2)自分の手もとに引き受ける。受け取る。「遺児を―・る」「売れ残った品を―・る」
(3)話などのあとを受けつぐ。「話を―・る」
(4)引っ張って取る。奪い取る。「糸を―・りて,ものゆひなどして/枕草子 39」
[可能] ひきとれる
[慣用] 息を―
ひきとる
ひきとる【引き取る】
(1)[受け取る]receive;→英和
claim (紛失物などを);→英和
look after (世話する).
(2)[退去]leave;→英和
withdraw.→英和
息を〜 breathe one's last;pass away;die.→英和
ひきど
ひきど【引戸】
a sliding door.
ひきど
ひきど [0][2] 【引(き)戸】
左右に引いて開閉する戸。やりど。
ひきどうぐ
ひきどうぐ [3] 【引(き)道具】
舞台で,建物・山などの大道具の底に車を付け,前後・左右に移動させる装置。また,この装置による舞台転換法。
ひきどかご
ひきどかご [3] 【引(き)戸駕籠】
乗り口に引き戸を取り付けた駕籠。身分の高い者が用いた。権門駕籠。
ひきどき
ひきどき [0] 【引(き)時】
引き上げる時期。役目・職務などから身を引く潮時。「身の―」
ひきな
ひきな [0] 【引(き)菜】
間引いた菜。間引き菜。
ひきなおす
ひきなお・す [4] 【引(き)直す】 (動サ五[四])
(1)改めて,もう一度引く。「線を―・す」
(2)直す。改める。「百姓家を―・したのであらふ/思出の記(蘆花)」
(3)あてはめる。組み入れる。「二人を自分に最も興味のある男女関係に―・して見ても/彼岸過迄(漱石)」
[可能] ひきなおせる
ひきながし
ひきながし [0] 【弾(き)流し】
歌舞伎の下座(ゲザ)の用語。幕開きや人物の出に唄入りや合方を用いた時,台詞(セリフ)が始まっても演奏を中断せず三味線だけは奏し続けること。
ひきながす
ひきなが・す [4] 【弾(き)流す】 (動サ五[四])
(1)三味線などを弾き,門付(カドヅケ)をして歩く。
(2)楽器を気軽に弾く。「ピアノを軽く―・す」
ひきなみ
ひきなみ [0] 【引(き)波】
(1)浜に打ち寄せたのち沖へ引いていく波。
(2)船の進行に伴って船尾に生ずる波。船尾波。
ひきならす
ひきなら・す [4] 【弾(き)鳴らす】 (動サ五[四])
楽器を弾いて鳴らす。演奏する。「ギターを―・す」
ひきなわ
ひきなわ [0] 【引(き)縄】
(1)物に付けて引く縄。特に,船を引く縄。引き綱。
(2)釣り糸を船で引き流して魚を捕る漁法。引き縄釣り。
ひきにく
ひきにく [0] 【挽き肉】
細かくひいた食肉。
ひきにく
ひきにく【挽肉】
minced meat.
ひきにげ
ひきにげ【轢き逃げする】
hit and run.轢き逃げ運転手(事件) a hit-and-run driver (case).
ひきにげ
ひきにげ [0] 【轢き逃げ】 (名)スル
自動車などで,人をひいてそのまま逃げ去ること。「飲酒運転で―する」
ひきぬき
ひきぬき [0] 【引(き)抜き】
(1)ひきぬくこと。他に属する者を自分の方に移すこと。「主力選手の―合戦」
(2)歌舞伎や舞踊などで,役者が衣装の荒縫いになっている糸を抜いて,瞬間的に衣装を変えること。
→ぶっ返り
(3)鋼材・鋼管などを,型を通して一定の形や太さに作ること。
(4)混ざり物のない上質のそば粉。
ひきぬく
ひきぬく【引き抜く】
pull[draw]out;pick[single]out (選抜).
ひきぬく
ひきぬ・く [3] 【引(き)抜く】 (動カ五[四])
(1)引っ張って抜き取る。「大根を―・く」
(2)他に所属する者を自分の方に移す。「優秀な技術者を―・く」
[可能] ひきぬける
ひきぬの
ひきぬの [0] 【疋布】
一疋(イツピキ)の布。
ひきのうし
ひきのうし 【引直衣】
裾の後ろを長く引いて着用した直衣。天皇・上皇の日常の着用の仕方。おひきのうし。「おほん―の御すがた/右京大夫集」
引直衣[図]
ひきのく
ひきの・く 【引き退く】
■一■ (動カ四)
退散する。退く。「悪魔・閻魔(エンマ)でも―・くに依つて/狂言・粟田口(虎寛本)」
■二■ (動カ下二)
⇒ひきのける
ひきのける
ひきの・ける [4] 【引き退ける】 (動カ下一)[文]カ下二 ひきの・く
(1)引っ張ってのかせる。「手を―・ける」
(2)引き離す。遠ざける。「次に又少し―・けて,上の御前の御料によそひたり/栄花(御賀)」
(3)取り除く。「単衣を引かづくを御覧じて―・けさせ給へば/讃岐典侍日記」
ひきのばし
ひきのばし【引延し】
prolongation;delay.→英和
引延し策 a dilatory policy[strategy].
ひきのばし
ひきのばし [0] 【引(き)延ばし・引(き)伸ばし】
(1)ひきのばすこと。「会期の―」
(2)「引き伸ばし写真」の略。
ひきのばし
ひきのばし【引伸し】
enlargement (写真の).→英和
‖引伸し写真 an enlargement;a blowup.
ひきのばししゃしん
ひきのばししゃしん [6] 【引(き)伸ばし写真】
原板から拡大投影して焼き付けた写真。ひきのばし。
ひきのばす
ひきのばす【引き延[伸]ばす】
(1)[ひっぱる]extend;→英和
stretch (out).→英和
(2)[写真を]enlarge.→英和
(3)[期間などを]extend;delay (おくらす).→英和
ひきのばす
ひきのば・す [4] 【引(き)延ばす・引(き)伸ばす】 (動サ五[四])
(1)引っ張ってのばしたり,大きくしたりする。「ゴムひもを―・す」
(2)写真を拡大して焼き付ける。「航空写真を―・す」
(3)時間を長くかけてなかなか終了しないようにする。長引かせる。「会議を―・す」
[可能] ひきのばせる
ひきはがす
ひきはが・す [4] 【引き剥がす】 (動サ五[四])
無理にはがす。ひっぱがす。「ポスターを―・す」
[可能] ひきはがせる
ひきはぎ
ひきはぎ 【引き剥ぎ】
追いはぎ。ひっぱぎ。ひはぎ。「京都にては強盗をし,辺土にては―をして/著聞 12」
ひきはく
ひきはく [0] 【引き箔】
緯(ヨコ)糸に金銀箔を細く裁断した糸を織り込むこと。
ひきはぐ
ひきは・ぐ [3] 【引き剥ぐ】 (動ガ五[四])
無理やりはぐ。はぎ取る。ひっぱぐ。「仮面を―・ぐ」
ひきはこゆ
ひきはこ・ゆ (動ヤ下二)
衣服を腰のあたりでふくらませるように着る。「壺装束などにはあらで,ただ―・えたるが/枕草子 158」
→はこゆ
ひきはずす
ひきはず・す [4] 【引(き)外す】 (動サ五[四])
(1)ひっぱってはずす。無理にはずす。「橋桁(ハシゲタ)を―・す」
(2)避ける。そらす。「たまさかに行きあひて,―・されたらむばかり,あかずわびしく/寝覚 5」
[可能] ひきはずせる
ひきはだ
ひきはだ [0] 【蟇肌・引き膚】
(1)「蟇肌革(ガワ)」の略。
(2)蟇肌革で作った刀剣の鞘袋(サヤブクロ)。「はきも習はぬ太刀の―(芭蕉)/ひさご」
ひきはだがわ
ひきはだがわ [0] 【蟇肌革】
ヒキガエルの背のような,しわのある革。ひきはだ。
ひきはなす
ひきはなす【引き離す】
[離間]pull apart;estrange (友人などを);→英和
get ahead <of a person> (競走で).
ひきはなす
ひきはな・す [4] 【引(き)離す】 (動サ五[四])
(1)無理に離れさす。引っ張って別々にする。「けんかをしている二人を―・す」
(2)間を大きくあける。差を大きくする。「二位を大きく―・してゴールした」
[可能] ひきはなせる
ひきはなつ
ひきはな・つ [4] 【引(き)放つ】 (動タ五[四])
(1)引いてはなつ。「矢を―・つ」
(2)引いて開ける。荒々しく開けはなす。「館の居間の床板(トコイタ)を―・つて/阿部一族(鴎外)」
(3)離す。距離をおく。「けさより―・て別の所に据ゑ奉りければ/平家 11」
ひきはらう
ひきはらう【引き払う】
⇒立ち退く.
ひきはらう
ひきはら・う [4] 【引(き)払う】 (動ワ五[ハ四])
跡をすっかり片付けて他の所へ引き退く。退去する。「借家を―・う」「陣を―・う」
[可能] ひきはらえる
ひきはる
ひきは・る 【引き張る】 (動ラ四)
(1)無理に連れて行く。ひっぱる。「ものとり散らしそこなふを,―・られ制せられて/枕草子 152」
(2)強く引いて張る。「弓ヲ久シク―・ッテイレバ/日葡」
(3)気持ちが張る。強い意志をもつ。「後二条殿又事のほかに―・りたる人にて/愚管 4」
ひきばかま
ひきばかま [3] 【引袴】
「長袴」に同じ。
ひきひき
ひきひき 【引き引き】 (名・形動ナリ)
〔「ひきびき」とも〕
自分の心にまかせてすること。思い思い。すきずき。てんでに。「―にわがめでつると思ひける/山家(百首)」
ひきひと
ひきひと 【低人・侏儒・矬】
〔「ひきびと」とも〕
背が人並み以下に低い人。こびと。ひきうど。「―・倡優(ワザオギ)を進めて,爛熳(ミダリガワ)しき楽を為し/日本書紀(武烈訓)」
ひきひとまい
ひきひとまい 【侏儒舞】
「侏儒舞(ヒキマイ)」に同じ。
ひきび
ひきび 【引き日】
遊女が揚げ代を自弁して休む日。
ひきふだ
ひきふだ [0][2] 【引(き)札】
(1)開店披露や商店の宣伝・広告のために配る紙片。ちらし。「文明開化開店の,―/安愚楽鍋(魯文)」
(2)くじ引きの札。
ひきふね
ひきふね【引き船】
a tugboat.→英和
〜する tow <a ship> .→英和
ひきふね
ひきふね [0] 【引(き)船・引(き)舟・曳き船】
(1)引き綱をつけて他の船や筏(イカダ)などを曳航していくこと。また,その船。
(2)歌舞伎劇場で,二階正面桟敷(サジキ)の前に張り出して設けられていた客席。
(3)「引き舟女郎」の略。
ひきふねじょろう
ひきふねじょろう [5] 【引(き)舟女郎】
江戸時代,上方(カミガタ)の遊郭で,太夫に付き添って客席を取りもつなど,諸事に世話をやいた女郎。囲いの位の女郎があたった。引き舟。
ひきへぎ
ひきへぎ 【引倍木】
単(ヒトエ)の衵(アコメ)。袷(アワセ)の裏をはいで表地だけを着たことからいう。ひへぎ。
ひきべつ
ひきべつ 【引き別】
(1)ひき比べること。比較すること。「路考の―すれば/滑稽本・八笑人」
(2)例を引くこと。引用。「そんな流行唄あ―うして,利口めえた事を云ふが/人情本・娘消息」
ひきまい
ひきまい [0] 【曳舞・引舞】
⇒曳家(ヒキヤ)
ひきまい
ひきまい 【侏儒舞】
猿楽の一種。小人の舞う舞。ひきひとまい。
ひきまく
ひきまく【引幕】
a (stage) curtain.
ひきまく
ひきまく [0] 【引(き)幕】
舞台などで,左右に引いて開閉する幕。
→緞帳(ドンチヨウ)
ひきまとう
ひきまと・う [4] 【引き纏う】 (動ワ五[ハ四])
(1)身に巻きつけるようにして着る。「ショオルを―・ひながら/青春(風葉)」
(2)集めまとめる。ひきまとめる。「督将岩倉公子遂に諸軍を―・ひて/近世紀聞(延房)」
[可能] ひきまとえる
ひきまど
ひきまど [0][3] 【引(き)窓】
(1)屋根の勾配に沿って設け,綱を引いて開閉する窓。
(2)人形浄瑠璃「双蝶蝶曲輪日記(フタツチヨウチヨウクルワニツキ)」の八段目の通称。
ひきまゆ
ひきまゆ [3] 【引き眉】
眉毛を剃(ソ)り落としたあとに,眉墨でかいた眉。また,薄い眉毛を濃くみせて整えた眉。まよびき。引き眉毛。
ひきまゆげ
ひきまゆげ [3] 【引き眉毛】
「引き眉(マユ)」に同じ。
ひきまわし
ひきまわし [0] 【引(き)回し】
(1)引き回すこと。
(2)あれこれ人を指導し,世話をすること。「よろしくお―の程お願いいたします」
(3)江戸時代,打ち首以上の重罪に付加した刑。処刑前に,罪人を馬に乗せ,罪状を書いて,府内・犯罪地,その住所などを引き回して見せしめとしたこと。
(4)木綿製の丸合羽(ガツパ)。また,インバネス。
(5)のこぎりの一。板を曲線状に切るときに使う。肉厚で幅が狭く,先が細くなっているもの。
ひきまわす
ひきまわ・す [4] 【引(き)回す】 (動サ五[四])
(1)ひっぱって回す。また,周りにぐるりと張る。「幕を―・す」
(2)あちらこちら連れて歩く。「東京じゅう―・される」
(3)あれこれ人を指導し,世話をする。「先輩が親切に―・してくれる」
(4)引き回しの刑にする。
(5)周りを取り囲む。「東は足柄の峰をさかひ…西は富士川を際(キワ)として,―・されにけり/曾我 8」
[可能] ひきまわせる
ひきまわす
ひきまわす【引き回す】
(1)[幕などをまわりに]draw[pull] <a curtain> around.(2)[連れ歩く]take <a person> around.
ひきむしる
ひきむし・る [4] 【引き毟る】 (動ラ五[四])
ひっぱってむしり取る。強くむしる。「髪の毛を―・る」
ひきむすび
ひきむすび [3] 【引(き)結び】
江戸時代の女子の帯の結び方の一。やや斜めに結んだ文庫結びのようなもの。
ひきむすぶ
ひきむす・ぶ 【引き結ぶ】 (動バ四)
引き寄せて結ぶ。また,結ぶ。「磐代の浜松が枝を―・び/万葉 141」
ひきめ
ひきめ [0] 【蟇目・引目】
〔「響き目」の転。また,その形がヒキガエルの目に似ているからともいう〕
紡錘形の先端をそいだ形の木製の鏑(カブラ)。また,それを付けた矢。朴(ホオ)・桐(キリ)などで作り,内部を刳(ク)り,数個の穴をあけてある。射ると音を立てて飛ぶことから降魔(ゴウマ)の法に用いられ,また,獲物に傷をつけないことから,笠懸(カサガケ)・犬追物(イヌオウモノ)などに使われた。ひきめかぶら。ひきめのかぶら。
蟇目[図]
ひきめかぎばな
ひきめかぎばな [4] 【引目鉤鼻】
人物の描き方で,下ぶくれの顔に目は墨で細長く描き,眉は細い墨の線を何本も引き重ね,鼻は短く「く」の字に描き,口は朱を点ずるもの。「源氏物語絵巻」など,大和絵の特徴をなす。
引目鉤鼻[図]
ひきめかぶら
ひきめかぶら [4] 【蟇目鏑】
「蟇目」に同じ。
ひきめがら
ひきめがら [3][0] 【蟇目柄】
蟇目を付ける太く,長い矢柄。
ひきめくり
ひきめくり [3] 【蟇目刳り】
蟇目を作ること。また,その職人。
ひきめぐらす
ひきめぐら・す [5] 【引(き)巡らす】 (動サ五[四])
幕・布などを周りにぐるりと張る。はりめぐらす。「紅白の幕を―・す」
ひきめのしんじ
ひきめのしんじ 【蟇目の神事】
諸所の神社で,毎年2月4日(古くは陰暦正月四日)に行われる祭事。蟇目を射て邪を祓(ハラ)う神事。日光市の二荒山神社のものが有名。
ひきめのばん
ひきめのばん 【蟇目の番】
蟇目を射て魔物を脅し,退散させる役目の侍。蟇目の当番。
ひきめのほう
ひきめのほう 【蟇目の法】
妖魔降伏のため,蟇目を射ること。蟇目の式。
ひきめやく
ひきめやく [0] 【蟇目役】
貴人の出産の際,妖魔を降伏(ゴウブク)するために,蟇目を射る役。
ひきもきらず
ひきもきらず【引きも切らず】
⇒引っ切りなしに.
ひきもきらず
ひきもきらず [2] 【引きも切らず】 (副)
絶え間なく続くさま。ひっきりなし。「見物人が次から次へ―押し寄せる」
ひきもどす
ひきもど・す [4] 【引(き)戻す】 (動サ五[四])
引っ張って元の所に戻す。戻す。「家に―・す」「最初に―・して考え直す」
[可能] ひきもどせる
ひきもどす
ひきもどす【引き戻す】
pull[bring]back;restore <to> (元に戻す).→英和
ひきもの
ひきもの [0] 【弾(き)物】
絃をはじいて音を出す楽器。箏(ソウ)・琴・琵琶(ビワ)など。吹き物・打ち物などに対していう。
ひきもの
ひきもの [0] 【挽き物】
轆轤(ロクロ)で挽いて作った木器や細工物。
ひきもの
ひきもの [2] 【疋物・匹物】
一疋の長さの織物。
→反物
ひきもの
ひきもの [0] 【引(き)物】
(1)「引き出物」に同じ。
(2)帳(トバリ)など,部屋の仕切りとする布。
(3)襖(フスマ)・障子などの引き手。
ひきものし
ひきものし [4] 【挽き物師】
挽き物を作る人。
ひきゃく
ひきゃく [0] 【飛脚】
急を要する書類・金銀などの小貨物を配達する人夫。律令制の駅馬に発し,鎌倉時代は京都・鎌倉間に早馬があった。江戸時代には駅伝制が急速に発達,幕府公用の継ぎ飛脚,諸藩専用の大名飛脚,民間の町飛脚などがあった。1871年(明治4)郵便制度の成立とともに廃止された。
ひきゃくどいや
ひきゃくどいや [4] 【飛脚問屋】
江戸時代,町飛脚を請け負う問屋。飛脚屋。
ひきゃくぶね
ひきゃくぶね [4] 【飛脚船】
江戸時代,主要な港湾・浦々にあって公用・私用の別を問わず,臨時の急需を果たしていた足の速い便船。
ひきゃくまけ
ひきゃくまけ [0] 【飛脚負け】
商品の販売利益に比べて,運搬の飛脚代の高いこと。
ひきゃくや
ひきゃくや [0] 【飛脚屋】
(1)飛脚を業とする人。
(2)「飛脚問屋(ヒキヤクドイヤ)」に同じ。
ひきや
ひきや [0] 【挽き家】
仕服(シフク)にいれたままの茶入れを保存する容器。挽き物でできている。
ひきや
ひきや [0] 【曳家・引家】
建築物を解体せずにそのまま水平移動させて,他の場所に移すこと。曳舞(ヒキマイ)。
ひきやか
ひきやか 【低やか】 (形動ナリ)
背丈や音声の低いさま。ひきらか。「たけ―なりける男/今昔 23」
ひきやぶる
ひきやぶ・る [4] 【引(き)破る】 (動ラ五[四])
引っ張って破る。引き裂く。「手紙を―・る」
[可能] ひきやぶれる
ひきやま
ひきやま [0] 【引(き)山】
「出(ダ)し山」に同じ。
ひきやま
ひきやま [0] 【曳き山】
祭礼に引く山車(ダシ)。だんじり。
ひきゅう
ひきゅう [0] 【貔貅・豼貅】
(1)〔史記(五帝紀)〕
中国の古代の伝説にみえる猛獣の名。トラあるいはクマに似るという。飼いならして戦争に用いたという。
(2){(1)}を描いた旗。古代中国で兵車に立てた。
(3)勇猛な兵士。つわもの。「野戦隊の―が/肉弾(忠温)」
ひきゅう
ひきゅう [0] 【飛球】
野球で,フライ。「大―」
ひきゅう
ひきゅう [0] 【髀臼】
⇒寛骨臼(カンコツキユウ)
ひきゅう
ひきゅう [0] 【悲泣】 (名)スル
悲しみ泣くこと。「卿―するなかれ/花柳春話(純一郎)」
ひきゅう
ひきゅう [0] 【匪躬】
〔「匪」は「非」に同じ〕
わが身を顧みないこと。
→蹇蹇(ケンケン)匪躬
ひきゅう
ひきゅう [0] 【秘笈】
〔「笈」は書物を入れる竹の箱〕
大切に保存された本。また,大切な本を入れておく箱。
ひきゅうかんせつ
ひきゅうかんせつ [4] 【髀臼関節】
⇒股関節(コカンセツ)
ひきゆるむ
ひきゆる・む [4] 【引(き)緩む】 (動マ五[四])
取引で,値段が下がり気味となる。
⇔引き締まる
「相場が―・む」
ひきょ
ひきょ [2][1] 【非拠】
(1)才能がないのに高い地位にいること。
(2)道理に合わないこと。非理。非道。「たとひ入道―を申しおこなふとも/平家 3」
ひきょ
ひきょ [2][1] 【非挙】
よくないおこない。「友は甚しく之を―とし/未来の夢(逍遥)」
ひきょう
ひきょう [0] 【秘経】
密教の経典,特に三部秘経・五部秘経をいう。
ひきょう
ひきょう [0] 【秘境】
人の訪れたことのない,まだ一般によく知られていない地域。
ひきょう
ひきょう [0] 【悲境】
ふしあわせな,悲しい身の上。不幸な境遇。「其―が想像される/社会百面相(魯庵)」
ひきょう
ひきょう【悲境】
misery;→英和
distress.→英和
〜に陥る be in[reduced to]distress.→英和
ひきょう
ひきょう [0] 【悲況】
悲しい状況。情けない有様。
ひきょう
ひきょう【秘境】
an unexplored region <of the Himalayas> ;an out-of-the-way place;an off-the-beaten-track place.
ひきょう
ひきょう [0] 【比況】
(1)他とくらべること。他にたとえること。
(2)文法で,他にくらべたとえて言う言い方。口語では助動詞「ようだ・ようです」「みたいだ・みたいです」,文語では「ごとし」「ごとくなり」「やうなり」を付けていう。
ひきょう
ひきょう [0] 【比興】
■一■ (名)
〔「詩経」でいう漢詩の六体のうち「比」と「興」とから〕
他のものにたとえておもしろく表現すること。「―争ひ宣(ノ)べて気質衝揚せり/性霊集」
■二■ (名・形動ナリ)
(1)おもしろいこと。おかしいこと。また,そのさま。「其の鳥をとらへて毛をつるりとむしりてけり。二品聞かれて―の事に思ひて/著聞 16」
(2)いぶかしいこと。不都合なこと。また,そのさま。「この条,不可説なり不可説なり,―の事なり/歎異抄」
(3)つまらないこと。下らないこと。また,そのさま。「只当世様は,珍体を以て風情と為し,淳朴を以て―の義と為す/異制庭訓往来」
(4)正々堂々としていない・こと(さま)。卑怯。「やあ―なり,松右衛門/浄瑠璃・ひらかな盛衰記」
〔■二■(2) 以下は「非拠(ヒキヨ)」あるいは「非興」の転とも〕
ひきょう
ひきょう [2] 【卑怯】 (名・形動)[文]ナリ
(1)正々堂々としていないこと。正面から事に立ち向かう潔さがないこと。また,そのさま。卑劣。「敵に後ろを見せるとは―だ」「―な手段を使う」
(2)気が弱く意気地がないこと。弱々しいこと。また,そのさま。「―な女を痛めずとも,言ふ事は身に言へ/浄瑠璃・博多小女郎(中)」[書言字考節用集]
〔本来は「比興」で,「卑怯」は当て字か〕
[派生] ――さ(名)
ひきょう
ひきょう [0][1] 【秘教】
(1)秘密の儀式を重んじる宗教。
(2)真言密教。
ひきょう
ひきょう【卑怯な】
cowardly;mean (卑劣な);→英和
foul (不正な).→英和
〜なことをする play <a person> foul (相手に).‖卑怯者 a coward.
ひきょうい
ひきょうい [2] 【比胸囲】
体格を表現する指数の一。胸囲を身長で除し,一〇〇倍する。
ひきょうもの
ひきょうもの 【比興者】
困った人間。仕様のない者。「みなたべたとは,―めが/狂言・鈍根草」
ひきょうもの
ひきょうもの [0][5] 【卑怯者】
勇気のない者。また,ずるがしこい者。
ひきょく
ひきょく [2][0] 【秘曲】
特定の家系の者や免許を受けた者だけに伝授する秘伝の楽曲。
ひきょく
ひきょく [2] 【悲曲】
悲しい調子の楽曲。
ひきょり
ひきょり [2] 【飛距離】
(1)野球・ゴルフなどで,打ったボールが飛んだ距離。
(2)スキーのジャンプ競技で,空中を飛んで着地するまでの距離。
ひきょりてん
ひきょりてん [3] 【飛距離点】
スキーのジャンプ競技で,飛んだ距離の点数。これと飛型点とを合わせた点数で競う。
ひきよしかず
ひきよしかず 【比企能員】
(?-1203) 鎌倉初期の武将。通称藤四郎。源頼朝の乳母比企禅尼の養子。娘若狭局が頼家の側室となり一幡を産むとその外戚として権勢を振るった。のち北条氏討滅をはかったが,逆に謀殺された。
ひきよせる
ひきよ・せる [4] 【引(き)寄せる】 (動サ下一)[文]サ下二 ひきよ・す
引いて手もとに近づける。「明かりを―・せる」
ひきよせる
ひきよせる【引き寄せる】
draw <a thing> toward one;attract (吸引する).→英和
ひきよもぎ
ひきよもぎ [3] 【引艾】
ゴマノハグサ科の半寄生一年草。山地に自生。茎は高さ約50センチメートルで,羽状に深裂したヨモギに似た葉を対生。夏,上方の葉腋(ヨウエキ)に黄色の唇形花を一個ずつつける。漢名,陰行草。
ひきらか
ひきらか 【低らか】 (形動ナリ)
「ひきやか」に同じ。「丈―なる衆の/宇治拾遺 2」
ひきり
ひきり [3] 【火鑽り・火切り・燧】
よく乾燥したタブやスギなどを台木(火鑽り臼(ウス))とし,木の棒(火鑽り杵(ギネ))をあてて激しくもみ合わせ火をおこすこと。また,その道具。
ひきりうす
ひきりうす [4] 【火鑽り臼】
火をおこす道具の一。火鑽り杵(ギネ)を垂直に立て,これを急速度で回転させ,摩擦熱で発火させる。弥生時代のものが登呂(トロ)遺跡から出土。
ひきりぎね
ひきりぎね [4] 【火鑽り杵】
火鑽り臼(ウス)と組み合わせて火をおこす道具。
→火鑽り臼
ひきりょう
ひきりょう [0] 【引両】
家紋の一。輪の中に一〜三本の太い横線を引いたもの。新田氏・足利氏などの家紋。輪のないものや,縦線のものもある。
引両[図]
ひきわけ
ひきわけ【引分】
a draw;→英和
a drawn game.〜になる draw;end in a draw.
ひきわけ
ひきわけ [0] 【引(き)分け】
(1)試合や勝負事で,勝負がつかないまま終わらせること。「―に終わる」「―試合」
(2)平安時代,陰暦八月の駒牽(コマヒキ)のとき,諸国から献上された馬を上皇・皇太子などに分けること。
ひきわけど
ひきわけど [4] 【引(き)分け戸】
一本の溝にはめて左右に引いて開けるようにした引き戸。両引き戸。
ひきわけのこま
ひきわけのこま 【引き分けの駒】
「引き分け{(2)}」に用いる馬。
ひきわけのつかい
ひきわけのつかい 【引き分けの使】
引き分け{(2)}のため朝廷から派遣された使者。
ひきわける
ひきわ・ける [4] 【引(き)分ける】 (動カ下一)[文]カ下二 ひきわ・く
(1)試合や勝負ごとで,勝負がつかないまま終わらせる。「延長の末―・ける」
(2)くっついているものを離れさせる。分ける。「額の髪を少し―・けて/平家 11」
ひきわける
ひきわける【引き分ける】
pull apart;separate;→英和
draw <a game> .→英和
ひきわざ
ひきわざ [0] 【引(き)技】
相撲で,相手を引いて倒す技。
ひきわた
ひきわた [0] 【引(き)綿】
綿入れの衣服や布団で,もめん綿の上に薄く引く真綿。綿と表地とをなじませるためのもの。
ひきわたし
ひきわたし【引渡し】
delivery;transfer;→英和
extradition (国際間の逃亡犯罪人の).
ひきわたし
ひきわたし [0] 【引(き)渡し】
(1)人や物を相手に引き渡すこと。「身柄の―」
(2)占有を移転すること。
(3)本膳に杯を三つ添えた膳部。
(4)綱・幕などを張り渡すこと。「かりそめの仮屋などいへど,風すくまじく―などしたるに/更級」
ひきわたししょうけん
ひきわたししょうけん [6] 【引渡証券】
証券の引き渡しが,その証券に記載されている物品の引き渡しと同一の効力を有する有価証券。貨物引換証・船荷証券・倉庫証券など。
ひきわたしばし
ひきわたしばし [5] 【引(き)渡し橋】
丸木橋。
ひきわたしめいれい
ひきわたしめいれい [6] 【引渡命令】
強制執行手続において,執行を確保するための財産を一定の者に引き渡すことを命ずる執行裁判所の決定。
ひきわたす
ひきわた・す [4] 【引(き)渡す】 (動サ五[四])
(1)綱・幕などを張り渡す。「幔幕(マンマク)を―・す」
(2)自分の所にいる人や所有物などを他人に渡す。「営業権を―・す」「容疑者を警察に―・す」
(3)罪人を引き回す。[日葡]
(4)他の場所へ移動させる。「(女ガ)流れにうきしづみ流れければ,…手をとりて―・しつ/宇治拾遺 13」
[可能] ひきわたせる
ひきわたす
ひきわたす【引き渡す】
deliver;→英和
transfer;→英和
hand over <a person to> ;extradite (国際間の逃亡犯罪人を).→英和
ひきわり
ひきわり【碾き割り(麦)】
ground barley.
ひきわり
ひきわり [0] 【碾き割り】
(1)穀物を臼(ウス)でひいて,あらく砕いたもの。食用・飼料用。
(2)「碾き割り麦」の略。
ひきわり
ひきわり [0] 【挽き割り】
(1)木材を縦にひき切ること。また,そのようにしてつくった材木。
(2)製材品のうち,厚さが7.5センチメートル未満,幅が厚さの四倍未満のもの。横断面が正方形の正(シヨウ)割りと,長方形の平(ヒラ)割りとがある。
ひきわり
ひきわり [0] 【引(き)割り】
歌舞伎の舞台転換法。大道具を左右に引き込み,奥に用意してある道具や背景を出す方法。
ひきわりなっとう
ひきわりなっとう [5] 【碾き割り納豆】
粗く砕いた大豆でつくった納豆。
ひきわりむぎ
ひきわりむぎ [5] 【碾き割り麦】
大麦を臼(ウス)でひいて,あらく砕いたもの。米にまぜて食う。割り麦。ひきわり。
→押し割り麦
ひきわりめし
ひきわりめし [0][4] 【碾き割り飯】
米に碾き割り麦をまぜて炊いた飯。
ひきわる
ひきわ・る [3] 【挽き割る】 (動ラ五[四])
木材をのこぎりでひいて割る。「杉材を―・る」
ひきわる
ひきわ・る [3] 【碾き割る】 (動ラ五[四])
穀物を臼(ウス)で碾いて割り砕く。「麦を―・る」
ひきん
ひきん 【飛禽】
飛ぶ鳥。鳥類をいう。「―また恩と義とを識りぬ/性霊集」
ひきん
ひきん [0] 【費金】
入用な金。費用。「―と有益と比較すれば/新聞雑誌 39」
ひきん
ひきん【卑近な】
familiar;→英和
common.→英和
ひきん
ひきん [0] 【卑近】 (名・形動)[文]ナリ
日常的で手近なこと。俗っぽいこと。また,そのさま。「―な例」「突然―な実際家となつて/明暗(漱石)」
ひきんぞく
ひきんぞく【非金属】
《化》a nonmetal.〜の nonmetallic.
ひきんぞく
ひきんぞく【卑金属】
a base metal.
ひきんぞく
ひきんぞく [2] 【非金属】
金属としての性質をもたない単体。一般に電気や熱の伝導性が悪く,金属光沢をもたない。
ひきんぞく
ひきんぞく [2] 【卑金属】
空気中で容易に酸化される金属の総称。イオン化傾向が大きい。鉄・銅・鉛・亜鉛など。
⇔貴金属
ひきんぞくげんそ
ひきんぞくげんそ [6] 【非金属元素】
金属状態の単体をもたない元素。周期表上でホウ素からアスタチンを結ぶ線の右上に位置する元素と水素がほぼこれに当たる。水素と希ガスを別にして陰イオンとなりやすく,酸性酸化物をつくる。単体が分子から成るものが多い。
ひぎ
ひぎ [1] 【秘儀】
非公開で,ひそかに行う儀式。密儀。
ひぎ
ひぎ [1] 【非義】
正義でないこと。道理に外れたこと。非理。
ひぎ
ひぎ [1] 【非議・誹議】 (名)スル
批判すること。そしること。「政府を―する議論もありて/緑簑談(南翠)」
ひぎ
ひぎ [1] 【秘技】
秘密のわざ。秘めて他に示さない技術。
ひぎ
ひぎ [1] 【秘戯】
〔ひそかに行う楽しみの意〕
男女の房事。
ひぎ
ひぎ [1] 【秘義】
学問・技芸などの深遠な本質を究めるのに必要とされる極秘の事柄や教え。奥義。極意。
ひぎ
ひぎ [1] 【氷木】
⇒千木(チギ)
ひぎ
ひぎ [1] 【比擬】 (名)スル
他のものとひきくらべること。「天下の物これに―すべきものなし/西国立志編(正直)」
ひぎしゃ
ひぎしゃ【被疑者】
a suspect;→英和
a suspected person.
ひぎしゃ
ひぎしゃ [2] 【被疑者】
起訴されてはいないが,犯罪の嫌疑を受けて捜査の対象となっている者。容疑者。
ひぎしゃほしょう
ひぎしゃほしょう [4] 【被疑者補償】
被疑者として抑留または拘禁を受けた者に対して,公訴を提起しない処分がなされ,犯罪を行わなかったと認められる場合に,一定の金額を交付して,拘束に伴う損失を償うこと。
→刑事補償
ひぎしょう
ひぎしょう [2] 【火起請】
昔,神前または判者の前で,赤熱(シヤクネツ)した鉄片を握らせ,手がただれるかどうかによって正邪を判断したもの。鉄火。
ひぎめ
ひぎめ【日極めで】
by the day.→英和
ひぎゃく
ひぎゃく [0] 【被虐】
残虐な扱いを受けること。しいたげられいじめられること。
⇔加虐
「―趣味」「―愛」
ひぎょう
ひぎょう [1][0] 【罷業】
(1)仕事をしないこと。業務をやめること。
(2)「同盟罷業」の略。
ひぎょう
ひぎょう [0] 【非形】
姿・形が普通でないもの。異形。「―を戒め面々に御幸のみ先を清めけり/謡曲・花筐」
ひぎょう
ひぎょう [1][0] 【非業】
平安時代,式部省の試験に合格せず博士の推薦を得ないで諸国の博士・医師に任ぜられた者。非受業。
〔「ひごう」と読めば別語〕
ひぎょう
ひぎょう [0] 【飛行】 (名)スル
(1)〔仏〕 空を自由自在に飛ぶこと。五神通の一つである神足通のはたらきの一つ。
(2)所領・所帯などをなくすこと。「其の外の家領悉く―すべし/看聞御記」
ひぎょうけん
ひぎょうけん [2] 【罷業権】
ストライキ権のこと。
ひぎょうしゃ
ひぎょうしゃ ヒギヤウ― 【飛香舎】
平安京内裏五舎の一。凝華舎の南に連なり,弘徽殿(コキデン)の西にあった。中宮・女御の御殿。前庭に藤の木があったので藤壺(フジツボ)ともいう。
→内裏
ひぎょうのさんこ
ひぎょうのさんこ 【飛行の三鈷】
弘法大師が霊地を求めるために投げたといわれる,三鈷の金剛杵(コンゴウシヨ)。高野山に落ちたので,そこを霊地としたという。
ひぎょうやしゃ
ひぎょうやしゃ [4] 【飛行夜叉】
空中を飛ぶ夜叉。
ひぎり
ひぎり [0] 【日切り】
日数を限って定めること。日限。期限。「―の注文お急ぎ合点(ガテン)/安愚楽鍋(魯文)」
ひぎり
ひぎり [1] 【緋桐】
クマツヅラ科の落葉低木。東南アジア・インド原産。観賞用に暖地で栽培。葉は大きく,形はキリの葉に似る。夏から秋に,枝頂に大形の円錐花序を立て朱赤色の花を多数つける。トウギリ。漢名,赬桐。
ひぎれ
ひぎれ [0] 【日切れ】
期限の切れること。
ひぎれほうあん
ひぎれほうあん [4] 【日切れ法案】
時限法の期限延長のための法律案,特定の期日に開始すべき施策に関する法律案,予算と関係する法律案など,一定期日までの成立が不可欠とされる法律案。
ひく
ひ・く [0] 【弾く】 (動カ五[四])
〔「引く」と同源〕
弦楽器や鍵盤楽器を鳴らす。かなでる。「琴を―・く」「バイオリンを―・く」「ピアノを―・く」
[可能] ひける
[慣用] 三味線を―
ひく
ひく【引く】
(1)[引っ張る]pull;→英和
draw;→英和
tug (船を).→英和
(2)[注意などを]attract[draw] <a person's attention> .→英和
(3)[辞書を]consult <a dictionary> ;→英和
look up <a word in a dictionary> .
(4)[引用]quote;→英和
cite.→英和
(5)[数を]subtract[take] <3 from 8> ;→英和
deduct <from> (差し引く).→英和
(6)[値を]reduce;→英和
discount.→英和
(7)[車・幕などを]draw.(8)[導く]lead <a person> ;→英和
conduct <water into> .→英和
(9)[引きずる]drag;→英和
trail (すそなどを).→英和
(10)[塗る]oil <a watch> ;→英和
wax (ろうを).→英和
(11)[架設]install (電話などを);lay on (ガス・水道を).
ひく
ひく【退く】
[後退]retreat;→英和
withdraw;→英和
retire <from> (引退);→英和
[減退]abate;→英和
subside;→英和
recede.→英和
ひく
ひく【弾く】
play <the piano,a sonata on the piano> .→英和
ひく
ひく【挽く】
saw <a log> ;→英和
mince <meat> ;→英和
throw <a pot> (ろくろで).→英和
ひく
ひ・く [0] 【引く・曳く・退く・牽く・惹く】
■一■ (動カ五[四])
□一□(他動詞)
(1)物に手をかけて近くへ寄せる。《引》
〔綱や網の場合は「曳く」とも書く〕
(ア)物に手をかけて力を入れ,全体を自分の方へ近寄せる。引っ張る。
⇔押す
「押しても―・いてもびくともしない」「地曳き網を―・く」
(イ)装置や道具の一部分を,自分の近くへ寄せる。「サイド-ブレーキを―・く」「ひもを―・くと明かりがつく」「引き金を―・く」
(ウ)引き抜く。「大根を―・く」「お前の山の小松―・き遊ぶ/源氏(初音)」
(2)人・動物や物を離れないようにつないだりして,自分が先に立ち,ともに移動する。引っ張る。
(ア)車両などを引っ張って進む。《引・牽・曳》「荷車を―・く」「たくさんの貨車を―・いた機関車」「犬に橇(ソリ)を―・かせる」
(イ)動物などをついて来させる。《引・曳》「馬を―・いて村へ帰る」
(3)無理について来させて,ある場所に移動させる。《引・曳》「屠所に―・かれる羊」
(4)地面をこすって進むようにする。引きずる。《引・曳》「裾(スソ)を―・く」
(5)自分の体の中に入れる。「かぜを―・く」
(6)人を誘い寄せる。
(ア)呼びこむ。誘いこむ。《引》「店先で客を―・く」
(イ)他人の注意・心をこちらに向けさせる。《引・惹》「人目を―・くような服」「同情を―・く」「美貌に―・かれる」「気を―・く」「人柄に―・かれる」
(7)線状の施設を作って,自分の方へ導き入れる。「用水路を作って水を―・く」「水道を―・く」「電話を―・く」
(8)のばす。《引》
(ア)縮んでいたものを広げる。「窓にカーテンを―・く」「幕を―・く」
(イ)表面に広く塗る。「フライパンに油を―・く」「蝋(ロウ)を―・いた紙」
(ウ)本体から長く伸びるようにする。「声を長く―・く」「裾を長く―・く」
(9)線を書く。線状に長く伸ばす。「線を―・く」「図面を―・く」「納豆が糸を―・く」
(10)長く続ける。「声を長く―・く」
(11)一部を取る。《引》
(ア)数量や金額について,一部を取り去る。少なくする。「一〇―・く三は七」「毎月の給料から税金を―・かれている」
(イ)言葉・証拠などをあげる。「徒然草の一節を―・く」「吉野川を―・きて世中をうらみきつるに/古今(仮名序)」
(ウ)くじ引きなどで,一つを選んで自分のものとする。「おみくじを―・く」「(トランプデ)ばばを―・く」
(エ)こっそり盗む。「ねずみが餅を―・く」
(12)辞書・索引などを参照する。《引》「辞書を―・いて調べる」「電話帳を―・いて番号を調べる」
(13)血統・素質などを受け継ぐ。《引》「この子は祖父の血を―・いて気が強い」「彼の哲学はドイツ観念論の流れを―・いている」
(14)弓に張った弦を引っ張る。また,弓につがえた矢を射る。《引》「的に向かって弓を―・く」
(15)退却させる。《引・退》
(ア)出ていた体・手足などを引っこめる。「体を―・いて車をよける」「もう少しあごを―・いて」
(イ)自分の側の軍勢を退却させる。「兵を―・く」
(ウ)(「身を引く」の形で)それまでかかわりのあった人や事柄との関係を断つ。「実業界から身を―・く」
(16)花札で遊ぶ。《引》「花札を―・く」
(17)引き出物として与える。また,配付する。「布施に馬を―・き給へりける/今鏡(村上の源氏)」
(18)湯を汲んで浴びる。「湯殿しつらひなどして御湯―・かせ奉る/平家 10」
(19)取り外す。「橋を―・いたぞ,誤ちすな,とどよみけれども/平家 4」
(20)贔屓(ヒイキ)にする。「この弟の左の大臣を院とともに―・き給ひて/今鏡(藤波中)」
□二□(自動詞)
(1)後ろにさがる。退却する。また,やり始めたことを途中でやめる。《引・退》「進むことも―・くこともできない」「言いだしたらあとには―・かない」
(2)長く続いた勤めをやめる。引退する。《引・退》「 H 先生はこの三月で本校をお―・きになる」「今度の公演を最後に舞台から―・くことになった」
(3)勤めなどを休む。「『寝てゐるか』『あい,此頃は―・いてやすが,お前だから出たのよ』/洒落本・寸南破良意」
(4)十分な程度にあったものがなくなる。《引・退》
⇔出る
「潮が―・く」「汗が―・く」「顔から血の気が―・く」「やっと熱が―・いた」「腫れが―・く」
[可能] ひける
■二■ (動カ下二)
⇒ひける
[慣用] あとを―・糸を―・尾を―・杖(ツエ)を―・手薬煉(テグスネ)を―・手を―・弓を―・我が田へ水を―/鼠(ネズミ)に引かれそう
ひく
ひ・く [0] 【挽く】 (動カ五[四])
〔「引く」と同源〕
(1)刃物などで物を切ったり削ったりする。「鋸(ノコギリ)で丸太を―・く」「ろくろで―・いてこけしを作る」
(2)ひき臼やその他の道具で,粒状の物や肉を細かくする。「そばの実を石臼で―・いて粉にする」「コーヒー豆を―・く」
〔臼(ウス)でひく場合は「碾く」とも書く〕
[可能] ひける
[慣用] お茶を―
ひく
ひく【碾く】
grind <corn> .→英和
ひく
ひく【轢く】
run over;hit.→英和
ひく
ひ・く [0] 【轢く】 (動カ五[四])
〔「引く」と同源〕
人や物などを車輪の下に踏みつけて通り過ぎる。「車が歩行者を―・いた」
ひくい
ひく・い [2] 【低い】 (形)[文]ク ひく・し
〔「ひきし」の転。室町末期以降の語〕
(1)空間的に基準面よりかなり下にある。
(ア)物の下端から上端までの差が小さい。「背の―・い人」「―・い机」「―・い丘」
(イ)下の方に位置している。「―・い天井」「飛行機が地上すれすれに―・く飛ぶ」
(ウ)前方への突き出し方が少ない。「鼻が―・い」
(2)
(ア)音量が小さい。「ラジオの音を―・くする」
(イ)音程が下である。「男の―・い声」
(3)序列・価値が下位にある。
(ア)地位・格式などが下位である。「身分が―・い」「―・い家格」
(イ)教養・能力などが劣っている。「知能が―・い」「―・い能力」
(ウ)品位・品格が劣っている。「格調が―・い」
(エ)志向が低俗である。「志が―・い」「―・いレベルでの議論」
(4)数量的に少ない。
(ア)金銭的に額が少ない。「料金が―・い」「―・いコスト」
(イ)量や程度を数値で表した時,その数値が小さい。「血圧が―・い」「―・い点数」「精度が―・い」
⇔高い
[派生] ――さ(名)
[慣用] 頭が―・腰が―/辞を低くする
ひくい
ひくい【低い】
low (高さの);→英和
short (背が);→英和
flat (鼻が);→英和
low;humble (身分が);→英和
low (声が).〜声で in a low voice;in a whisper.→英和
低く low.低くする lower;→英和
drop (声を);→英和
subdue (声音を).→英和
ひくいどり
ひくいどり ヒクヒ― [2] 【火食鳥・食火鶏】
ヒクイドリ目ヒクイドリ科の総称。ダチョウに似るが少し小形で,頭高約1.8メートル。足指は三本。頭に大きな角質の冠を有する。頭と首は裸出し,鮮やかな赤・青・緑などに彩られる。速く走り,泳ぎもうまいが,飛べない。ニューギニアとオーストラリア北西部に三種が分布する。
ひくいどり
ひくいどり【火食鳥】
a cassowary.→英和
ひくいな
ひくいな [2] 【緋水鶏・緋秧鶏】
ツル目クイナ科の鳥。全長22センチメートル内外。背面は暗褐色,腹面は濃い赤紫色。日本には夏鳥として渡来し,湿地や水辺の草むらで繁殖。夜間キョッキョッと鳴く。日本古典文学に現れるクイナはこの種で,鳴き声が戸をたたくように聞こえることから,鳴くことを「たたく」といった。ナツクイナ。[季]夏。
ひくき
ひくき [2] 【低き】
〔文語形容詞「低し」の連体形から〕
低いこと。低い所。「水の―に就(ツ)く如(ゴト)し」
ひくし
ひく・し 【低し】 (形ク)
⇒ひくい
ひくず
ひくず 【簸屑】
茶や穀物などを箕(ミ)でふるって残った屑。「―どもをちやつくと打ち入れて/狂言・通円」
ひくず
ひくず ヒクヅ 【簸屑】
狂言の一。太郎冠者は主(シユウ)に命じられた簸屑をひくうちに居眠りをしはじめ,その顔へ次郎冠者が鬼の面をかける。戻った主が,鬼をはやく追い出せというので,次郎冠者はさんざん太郎冠者をなぶるが,そのうち鬼の面が落ちる。
ひくつ
ひくつ [0] 【卑屈】 (名・形動)スル[文]ナリ
必要以上に自分を卑しめて,他にへつらうこと。おどおどしていじけていること。また,そのさま。「―な態度」「少しも―することなく此民権を張り/民権自由論(枝盛)」
[派生] ――さ(名)
ひくつ
ひくつ【卑屈な】
servile;→英和
mean.→英和
ひくつく
ひくつ・く [0] (動カ五[四])
小刻みに動く。ひくひくする。「鼻が―・く」
ひくて
ひくて [0] 【引く手】
(1)こちらへ来てくれと誘いかける人。
(2)舞の手で,手を手前へ引く手振り。
ひくて
ひくて【引く手あまたである】
be much sought after.
ひくて=数多(アマタ)
――数多(アマタ)
誘いをかける人がたくさんいること。
ひくひく
ひくひく [1][2] (副)スル
体の一部などが時々小刻みに震えるさまを表す語。「鼻を―(と)させる」
ひくまる
ひくま・る [3] 【低まる】 (動ラ五[四])
低くなる。
⇔高まる
「琴の音が―・る」「庭の―・った一角」
ひくみ
ひくみ [3] 【低み】
低い所。低い部分。
⇔高み
「朝顔や―の水に残る月(胡及)/曠野」
ひくめ
ひくめ [0] 【低め】 (名・形動)
心もち低いこと。また,やや低いところ。また,そのさま。
⇔高め
「―のカーブ」「達成目標をやや―におく」
ひくめる
ひく・める [3] 【低める】 (動マ下一)[文]マ下二 ひく・む
物事の程度や度合を低くする。
⇔高める
「腰を―・める」
ひくろうど
ひくろうど 【非蔵人】
(1)蔵人所に属し,昇殿を許され,朝臣の雑用にあたった官職の者。六位の中から選ばれた。非職(ヒシキ)の者。
(2)江戸時代,賀茂・松尾・稲荷などの諸社家あるいは家筋のよい家から選ばれ,蔵人の袍(ホウ)を着て宮中に仕え女嬬(ニヨウジユ)の代わりをした者。
ひぐち
ひぐち [0] 【杼口】
経(タテ)糸と緯(ヨコ)糸を交差させるために,経糸を上下に分けて開けた,緯糸の通り口。
ひぐち
ひぐち 【樋口】
姓氏の一。
ひぐち
ひぐち [1] 【火口】
(1)火災の燃え始め。出火した所。
(2)点火する口。
(3)ガス溶接などに用いる器具の先端に取り付ける炎の出る部分。ノズル。
(4)古い鉄砲で,火気を筒に通す穴。火門。
(5)噴火口。
ひぐち
ひぐち [0] 【樋口】
樋(トイ)の水や下水などの出口。
ひぐちいちよう
ひぐちいちよう 【樋口一葉】
(1872-1896) 小説家・歌人。東京生まれ。本名,奈津。中島歌子の萩の舎塾に入門,半井桃水や「文学界」同人の感化を受ける。「にごりえ」「十三夜」「たけくらべ」などに明治の女性を哀感を込めて描く。その「日記」も文学的価値が高い。
ひぐま
ひぐま【羆】
《動》a brown bear.
ひぐま
ひぐま [0][1] 【羆】
大形のクマ。頭胴長1.8〜2.8メートル。体は褐色・赤褐色からほとんど黒色まで変化に富む。冬は穴の中で冬眠する。ヨーロッパからシベリア・アラスカまで広く分布し,日本には北海道に一亜種エゾヒグマがいる。森林や高山にすみ,性質は荒い。ひ。
ひぐらし
ひぐらし [0] 【蜩・茅蜩】
セミの一種。頭からはねの先まで約45ミリメートル。頭部と胸部の背面は赤褐色と緑色が紋様をなす。はねは透明。初秋の早朝と夕方,カナカナと高い声で鳴く。北海道南部から奄美大島にかけて分布する。カナカナ。カナカナゼミ。[季]秋。《―や陽明門のしまるころ/赤星水竹居》
ひぐらし
ひぐらし【蜩】
a (higurashi) cicada.
ひぐらし
ひぐらし [0] 【日暮(ら)し】
(1)〔古くは「ひくらし」。一日を暮らす意〕
一日中。終日。朝から晩まで。副詞的にも用いる。「暮れがたき夏の―ながむればそのこととなく物ぞ悲しき/伊勢 45」「つれづれなるままに―硯に向ひて/徒然(序)」
(2)江戸初期の上方で,「日暮(ヒグラシ)」を姓のように名乗って,念仏踊り・浄瑠璃・説経などの詞章を謡いながら門付(カドヅケ)をしてまわったもの。日暮小太夫・日暮八太夫・日暮林清など知られる。
ひぐらしすずり
ひぐらしすずり 【日暮硯】
経綸書。一巻。江戸中期の信濃国松代藩家老恩田杢(オンダモク)の藩政改革の事績を説話風に記したもの。筆者・成立年とも未詳。
ひぐらしのもん
ひぐらしのもん 【日暮の門】
思わず見とれて日の暮れるのを忘れてしまうほど立派な門。室町以降の大名高家の豪華な御成門(オナリモン),日光の東照宮陽明門など。
ひぐるまそう
ひぐるまそう [2] 【日車草】
ヒマワリの異名。[季]夏。
ひぐれ
ひぐれ [0] 【日暮れ】
(1)太陽の沈む時分。夕暮れ。夕方。
(2)日没後,太陽の中心が地平線下七度二一分四〇秒にある時刻。暮れ六つの時刻。
→夜明け(2)
ひぐれ
ひぐれ【日暮】
evening;→英和
dusk.→英和
〜に toward[in the]evening.〜になる It gets dark.〜前に before dark.
ひぐれがた
ひぐれがた [0] 【日暮れ方】
日の暮れようとする頃。夕方。
ひけ
ひけ【引け】
(1) closing.→英和
(2)[負け]a defeat.→英和
〜をとる be defeated[beaten].‖引け時間 the closing hour.
ひけ
ひけ [0] 【引け】
(1)(「退け」とも書く)仕事が終わって会社などから退出すること。また,店などを閉めること。「―どき」「少々見世を早く―にして,寐かしておくれ/怪談牡丹灯籠(円朝)」
(2)取引で,前場・後場の最終の立ち会い,およびそれが終了すること。また,最終相場のこと。
(3)気おくれ。劣等感。ひけめ。「―を感じる」
(4)物事におくれをとること。恥辱。敗北。「いよ��親仁の―恥の上の恥辱/浮世草子・武道伝来記 3」
(5)「引け四つ」に同じ。「宵と違つて―過ぎは静かでよいぢやござんせぬか/歌舞伎・曾我綉」
ひけ=を取る
――を取・る
(1)劣る。おくれをとる。負ける。「誰にも―・らない腕前」
(2)面目を失う。肩身が狭く思う。「我が逢ふ女郎に―・らす無念さ/浮世草子・禁短気」
(3)上前をはねる。「―・られるもんだから,銭で受け取るのさ/洒落本・古契三娼」
ひけあと
ひけあと [0] 【引け跡】
取引所で,立ち会いが終わったあとの市場。また,その相場。
ひけあとけはい
ひけあとけはい [5] 【引け跡気配】
相場の立ち会いが終わったあとの人気の具合。
ひけい
ひけい [0] 【秘計】
(1)秘密のはかりごと。「―をめぐらす」
(2)なかだち。とりもち。[日葡]
ひけい
ひけい [0] 【庇恵】
おかげ。恩恵。「貴殿の御―にて勅勘をゆるさるるも/浄瑠璃・反魂香」
ひけい
ひけい [0] 【飛型】
スキーのジャンプ競技で,空中におけるフォームのこと。
ひけいこうえいよう
ひけいこうえいよう [6][1][5] 【非経口栄養】
口を経由しないで行う栄養補給法。チューブによる注入や静脈注入・直腸注入など。
ひけいちょうえいよう
ひけいちょうえいよう [6][1][5] 【非経腸栄養】
腸管壁を通さないで行う栄養補給法。静脈に直接注入する。
ひけいてん
ひけいてん [2] 【飛型点】
スキーのジャンプ競技で,空中フォームの点数。これと飛距離点とを合わせた点数で競う。
ひけいろ
ひけいろ [0] 【引け色】
気おくれした顔色。
ひけぎわ
ひけぎわ [0] 【引け際・退け際】
(1)物事が終わろうとする時分。特に,一日の勤めが終わって帰る時分。ひけどき。
(2)取引所で,立ち会いが終わる頃。大引けに近い時分。また,その頃の相場。
ひけし
ひけし [3][2] 【火消し】
(1)火を消すこと。
(2)火災を消しとめること。また,それを職務とする者。消防士。
(3)江戸時代の消防組織。また,それに所属する人。定火消し・大名火消し・町火消しなど。
ひけし
ひけし【火消し】
⇒消防.‖火消壷 a charcoal extinguisher.火消役 a troubleshooter.
ひけしぐみ
ひけしぐみ [0] 【火消し組】
⇒定火消(ジヨウビケ)し
ひけしずきん
ひけしずきん [4][5] 【火消し頭巾】
火消しが火事場でかぶった頭巾。猫頭巾など。
ひけしつぼ
ひけしつぼ [3][2] 【火消し壺】
燃えさしの炭・薪などを入れ,ふたで密閉して火を消す壺。すみつぼ。けしつぼ。
ひけしどうしん
ひけしどうしん [4] 【火消し同心】
定火消しの同心。
ひけしやく
ひけしやく [0] 【火消し役】
(1)「定火消し」に同じ。
(2)若年寄の配下に属し,定火消しの組織を統轄する者。定火消し御役。
(3)混乱した事態を鎮める役。「格好の―」
(4)リリーフ投手のこと。
ひけすぎ
ひけすぎ [4][0] 【引け過ぎ】
張り見世の遊女が店をひいたあとの時刻。江戸吉原では引け四つの拍子木を打ったあと。午後の一二時以降。
ひけそうば
ひけそうば [3] 【引け相場】
取引所の各立ち会いの最終相場。引け値。終わり値。
ひけだか
ひけだか [0] 【引け高】
大引けの値段が高いこと。終わり値が高いこと。
ひけっていろん
ひけっていろん [4] 【非決定論】
〔哲〕
〔indeterminism〕
人間の意志は他のいかなる原因にも支配されず,自身により決定されるという立場。
⇔決定論
ひけつ
ひけつ [0] 【秘訣】
ある事を行うのに最もよい方法。うまい方法。奥の手。こつ。「英語上達の―」
ひけつ
ひけつ [0] 【否決】 (名)スル
議案を不適当と認め承認しないことを議決すること。
⇔可決
「不信任案を―する」
ひけつ
ひけつ [0] 【秘結】 (名)スル
漢方で,便秘のこと。「―症」
ひけつ
ひけつ【秘訣】
a secret.→英和
ひけつ
ひけつ [0] 【碑碣】
石碑。形の四角なものを「碑」,円柱形のものを「碣」という。
ひけつ
ひけつ【否決】
rejection.〜する reject;→英和
decide[vote] <against a bill> .→英和
ひけどき
ひけどき [0] 【引け時・退け時】
一日の仕事や課業を終えて,会社や学校を退出する時刻。
ひけね
ひけね [0] 【引け値】
「引け相場」に同じ。
ひけね
ひけね【引け値】
《株》a closing price.
ひけぶり
ひけぶり [2] 【火煙】
⇒ひけむり(火煙)
ひけむり
ひけむり [2] 【火煙】
火と煙。炎まじりの煙。「―が立つ」
ひけめ
ひけめ [0] 【引け目】
(1)他人に比べて自分は劣っていると思う気持ち。気おくれ。また,劣った点。「―を感じる」
(2)やましいところ。弱み。「―をもつ」
(3)物事を進んで行おうとせず,目だたないように振る舞うこと。「―にて遠慮勝ちに見えたるは/経国美談(竜渓)」
(4)液体などを他の容器に移したときに量目の減ること。また,減った量目。目減り。
ひけめ
ひけめ【引け目を感じる】
feel inferior[small].
ひけもの
ひけもの [0] 【引け物】
欠点があって,値引きしてある品物。「―の強売(オシツケウリ)でもするやうに/二人女房(紅葉)」
ひけよつ
ひけよつ 【引け四つ】
江戸時代,新吉原で,夜の一二時のこと。四つは本来午後一〇時(鐘四つ)にあたるが,それでは店を閉めるには早すぎるので,夜の一二時を四つと称するようになったもの。引け。「―の拍子木/滑稽本・根無草後編」
ひけらかす
ひけらか・す [4] (動サ五[四])
見せびらかす。自慢する。「才能を―・す」「あれへ参たならば引出物が数多御座らう程に,持て参て―・しませう/狂言・引敷聟(虎寛本)」
ひけらかす
ひけらかす
show off <one's talent> ;display;→英和
sport <a new watch> .→英和
ひける
ひ・ける [0] 【引ける】 (動カ下一)[文]カ下二 ひ・く
(1)(「退ける」とも書く)仕事・課業・店などがしまいになる。終わる。「会社が―・ける」「店が―・ける」
(2)気後れがする。引け目を感じる。「気が―・ける」
(3)見劣りがする。貧相である。「座中それは―・けて見ゆると大笑ひになりたれど/浮世草子・好色破邪顕正」
(4)衣服がいたむ。破れる。「さはつたら―・けさうな羽織を着て歩く/滑稽本・浮世風呂(前)」
ひける
ひける【引ける】
(1)[終わる]close;→英和
be over.(2)[気が]be[feel]shy <of doing> .
ひけん
ひけん 【疋絹】
〔「ひきけん」の転〕
一疋(ビキ)(布地二反)ずつになっている絹。ひきぎぬ。「被物(カズケモノ)・―賜はす/栄花(駒競べの行幸)」
ひけん
ひけん【比肩する】
equal;→英和
rank <with a person> .→英和
ひけん
ひけん [0] 【秘鍵】
〔秘密の庫をあける鍵(カギ)の意〕
学問・宗教・芸術などの秘密の奥義。秘伝。「―を披き陳べて頑心を覚(サト)し示し/三教指帰」
ひけん
ひけん [0] 【披見】 (名)スル
手紙や書籍などを開いて見ること。「―を許さず」「此書を―するや/経国美談(竜渓)」
ひけん
ひけん [0] 【卑見・鄙見】
自分の意見をへりくだっていう語。「あえて―を述べさせていただけば」
ひけん
ひけん [0] 【疲倦】 (名)スル
つかれてあきること。「予始て文を作れるとき,大に―せしが/西国立志編(正直)」
ひけん
ひけん【卑見によれば】
in my opinion.
ひけん
ひけん [0] 【比肩】 (名)スル
〔肩を並べる意〕
同等のものとして並ぶこと。匹敵すること。「―するものとてない秀才」
ひけんしゃ
ひけんしゃ [2] 【被験者】
実験・検査などを受ける人。
〔検査を受ける人は「被検者」とも書く〕
ひけんじゃ
ひけんじゃ【被験者】
a subject;→英和
a testee.
ひげ
ひげ【卑下する】
be humble;humble oneself.〜して humbly;modestly.→英和
ひげ
ひげ【髭】
a mustache (口ひげ);→英和
a beard (あごひげ);→英和
whiskers (ほおひげ).〜をそる shave.→英和
〜をはやす have a mustache;grow a beard.濃い(薄い)〜 a heavy (light) mustache.‖髭ぜんまい a hairspring (時計の).
ひげ
ひげ [1] 【卑下】
■一■ (名)スル
自分を人より劣った者として扱うこと。へりくだること。謙遜すること。「必要以上に自分を―する」
■二■ (名・形動)スル [文]ナリ
いやしめ見下す・こと(さま)。「その―なる者に至りては/新聞雑誌 60」
ひげ
ひげ [0] 【髭・鬚・髯】
(1)人間,特に男子の口の周りやあご・ほおなどに生える毛。「―をはやす」「―を蓄える」
〔「髭」はくちひげ,「鬚」はあごひげ,「髯」はほおひげ,の意で書き分ける〕
(2)動物の口の周りの長い毛や毛状の突起。また,昆虫の触角。
(3)ヒゲクジラ類の上顎(ウワアゴ)から下がる櫛(クシ)状の器官。クジラヒゲ。
(4)他の物に付属している細くて反っているものや渦巻状のもの。「―ぜんまい」「―根」
ひげ=の塵(チリ)を払う
――の塵(チリ)を払う
⇒御髭(オヒゲ)の塵(チリ)を払(ハラ)う
ひげ=も自慢(ジマン)の中(ウチ)
――も自慢(ジマン)の中(ウチ)
表面では謙遜していても,実はそれを美徳として自慢しているということ。
ひげ=をなでる
――をな・でる
得意気なようすをする。
ひげ=を当たる
――を当た・る
ひげをそる。
ひげ=食い反(ソ)らす
――食い反(ソ)ら・す
ひげを口にくわえたように生やして,先を上へぴんとはねる。威張ったさまにいう。
ひげいじゅつてき
ひげいじゅつてき【非芸術的】
inartistic.→英和
ひげかご
ひげかご 【鬚籠】
⇒ひげこ(鬚籠)
ひげかび
ひげかび [2] 【鬚黴】
接合菌類ケカビ目のかび。菌体は細く,分岐せず長さ30センチメートルに及び,金属性の光を帯びて老人の白鬚に似る。
→毛黴
ひげがち
ひげがち 【鬚勝ち】 (形動ナリ)
ひげが多いさま。ひげもじゃ。「―なるものの椎(シイ)つみたる/枕草子 45」
ひげき
ひげき【悲劇】
(a) tragedy.→英和
〜の[的な]tragic;sad.→英和
ひげき
ひげき [0] 【飛檄】
檄(ゲキ)や書状などを急いで回すこと。また,その文書。
ひげき
ひげき [1] 【悲劇】
〔tragedy〕
(1)不幸や悲惨な出来事を題材とし,人間や人生を悲壮さ・崇高さの面からとらえ,受難とそれへの闘いの過程を厳粛に表現した劇。主人公の破滅で終わるのが普通。運命悲劇・性格悲劇・境遇悲劇などに分けられる。
⇔喜劇
(2)悲惨な出来事。「―に巻き込まれる」
ひげきてき
ひげきてき [0] 【悲劇的】 (形動)
悲劇の特質をもつさま。悲惨。「―な最期」「―な結末」
ひげきり
ひげきり 【髭切】
⇒膝丸(ヒザマル)(2)
ひげくじら
ひげくじら [3] 【鬚鯨】
鯨目ヒゲクジラ亜目に属する哺乳類の総称。歯が発達せず,上顎にある多くの角質板からなる鯨鬚で大量のプランクトンを濾過(ロカ)して食べる。大型の種が多く,セミクジラ科・コククジラ科・ナガスクジラ科の三科一〇種が含まれる。
ひげくろ
ひげくろ 【髭黒】 (名・形動ナリ)
ひげの黒々と生えている・こと(さま)。「―ににくげなる人の/枕草子(五四・能因本)」
ひげけっしょう
ひげけっしょう [3] 【髭結晶】
特殊な製法で針状に成長した結晶。直径数マイクロメートル程度,長さ10ミリメートルくらいまで。その結晶構造に乱れがないため弾力性に富み,変形しにくい。繊維強化素材などとして使われる。ウイスカー。
ひげこ
ひげこ 【鬚籠】
竹などで編み,編み残した端がひげのようになっている籠。どじょう籠。「―ども,破子(ワリゴ)など奉れ給へり/源氏(初音)」
ひげじまん
ひげじまん [3] 【卑下自慢】
へりくだった言い方をしながら,実は自慢していること。卑下も自慢のうち。
ひげぜんまい
ひげぜんまい [3] 【髯発条】
ごく薄い鋼板などを渦巻状に巻いた小形のぜんまい。時計などに用いる。
ひげそり
ひげそり [3][4] 【髭剃り】
ひげをそること。また,その道具。
ひげだいもく
ひげだいもく [3] 【髭題目】
日蓮宗で,題目の「南無妙法蓮華経」の七字のうち,「法」以外の六字の端の部分を長くひげのようにのばして書いたもの。「法」の光に照らされ,万物がことごとく真理を体得して活動することを表したものという。はねだいもく。
髭題目[図]
ひげづら
ひげづら [0] 【髭面】
ひげを生やした顔。また,その人。
ひげね
ひげね [0] 【鬚根】
主根と側根の区別がなく,胚軸や幼茎から生じる細糸状の不定根。単子葉植物の根。
ひげぶくろ
ひげぶくろ [3] 【髭袋】
あご髭を入れる布製の袋。両耳から紐でつる。
ひげもじゃ
ひげもじゃ [0] 【髭もじゃ】
ひげがたくさん生えていること。「―の猟師」
ひげやぐら
ひげやぐら 【髭櫓】
狂言の一。大髭が自慢の夫を,つねづね苦々しく思っていた妻は,近所の女房たちをかり集めてそれを引き抜こうとする。夫はあごのまわりに櫓(ヤグラ)をかまえて髭を守ろうとするが,結局,大毛抜で妻に髭を引き抜かれてしまう。
ひげやっこ
ひげやっこ [3] 【髭奴】
江戸時代,頬髭を生やした武家奴。つけ髭やかき髭の者もあった。
ひげん
ひげん [0][1] 【飛言】
「飛語」に同じ。
ひげん
ひげん [0][1] 【鄙諺】
通俗のことわざ。卑しいことわざ。
ひげん
ひげん [0][1] 【鄙言】
通俗の言葉。卑しい言葉。鄙語(ヒゴ)。
ひげんぎょう
ひげんぎょう [2] 【非現業】
企業などにおける管理・事務部門の仕事。
ひげんぎょういん
ひげんぎょういん【非現業員】
a clerical[desk]worker.
ひげんごコミュニケーション
ひげんごコミュニケーション [8] 【非言語―】
〔nonverbal communication〕
言葉や文字によらないで表情・動作・姿勢・音調・接触などによって行われるコミュニケーション。ノン-バーバル-コミュニケーション。NVC 。
ひげんじつてき
ひげんじつてき【非現実的】
impractical;→英和
fantastic (架空の).
ひげんすう
ひげんすう [2] 【被減数】
減法で,引かれる方の数。�−� で � のこと。
⇔減数
ひこ
ひこ 【小舌】
のどびこ。[ヘボン]
ひこ
ひこ 【孫】
子の子。まご。[和名抄]
ひこ
ひこ [0][2] 【曾孫】
〔「ひひこ」の転〕
孫の子供。ひまご。ひいまご。「それが子,孫,―,やしは子にいたるまで/宇治拾遺 11」
ひこ
ひこ [2][0] 【彦】
〔「日子」の意という〕
男子の美称。男の名につけて多く使われる。
⇔姫
「海幸―」「猿田―」
ひこう
ひこう【飛行】
(a) flight;→英和
aviation.→英和
⇒航空.〜する fly;→英和
make a flight.‖飛行距離 a flight.飛行時間 flight time.試験飛行 a test flight.編隊飛行 a formation flight.夜間(遊覧)飛行 a night (sight-seeing) flight.
ひこう
ひこう [0] 【肥効】
肥料のききめ。肥料が農作物に与える効果。「―率」
ひこう
ひこう [0] 【比較・比校】 (名)スル
くらべること。ひかく。「二三十年前(ゼン)に―すれば/蜃中楼(柳浪)」
ひこう
ひこう [0] 【飛蝗】
バッタが大集団をなして移動すること。また,そのバッタ。トノサマバッタやサバクバッタなどで,個体密度が高くなると行動や形態が変化して飛蝗となり,農作物に壊滅的被害を与える。中国やアフリカなどで発生する。トビバッタ。
ひこう
ひこう [0] 【比高】
近接した二地点間の高度差。
ひこう
ひこう [0] 【非行】
(1)よくないおこない。「政治家の―をあばく」
(2)特に青少年が,法律で禁じられたことや社会規範に反したおこないなどをすること。「―に走る」
ひこう
ひこう [0] 【肥厚】 (名)スル
ある部位または器官の体積が腫瘍形成によらず増大すること。
ひこう
ひこう [0] 【罷工】
罷業(ヒギヨウ)。ストライキ。
ひこう
ひこう [0] 【披講】 (名)スル
詩歌の会で,詩歌を読みあげて披露すること。また,その役目の人。
ひこう
ひこう【非行】
misconduct;→英和
a misdeed;→英和
(a) delinquency.→英和
非行少年 a juvenile delinquent.
ひこう
ひこう [0] 【比考】 (名)スル
比べて考え合わせること。斟酌(シンシヤク)。「両者を―して論じる」
ひこう
ひこう [0] 【飛行】 (名)スル
空中を飛んで行くこと。「―時間」「低空を―する」
→ひぎょう(飛行)
ひこう
ひこう [0] 【粃糠】
しいなとぬか。
ひこうかい
ひこうかい【非公開の】
private;→英和
informal;→英和
closed <meeting> .→英和
ひこうかい
ひこうかい [2] 【非公開】
一般の人が自由に見聞きできないようにされていること。
⇔公開
「―で審議する」
ひこうかんぱん
ひこうかんぱん [4] 【飛行甲板】
航空母艦などの,飛行機の発着する甲板。
ひこうき
ひこうき【飛行機】
an airplane[ <英> aeroplane];→英和
a plane;→英和
aircraft (総称).→英和
〜で行く go by air;fly <to> .→英和
〜を乗っ取る skyjack.→英和
‖飛行機事故 a plane accident.飛行機乗取り skyjacking.
ひこうき
ひこうき [2] 【飛行機】
ジェット-エンジンやプロペラなどの推進装置によって前進し,翼面に空気流を作ることによって揚力を得て,全重量を支えて飛ぶ航空機。推進方法はプロペラ式・噴射式(ジェット・ロケット)の二つに大別される。人類最初の動力付き飛行機は,1903年アメリカのライト兄弟によって発明された。
ひこうきぐも
ひこうきぐも [5] 【飛行機雲】
寒冷で多湿の大気中を飛行する飛行機の航跡に発生する細長い雲。主として,排気ガスが心核となって水蒸気が凝結して生ずる。
ひこうきぐも
ひこうきぐも【飛行機雲】
a vapor trail;a condensation trail;a contrail.→英和
ひこうけんにん
ひこうけんにん [1] 【被後見人】
後見人をつけられている人。後見される人。
ひこうし
ひこうし【飛行士】
an airman;→英和
a pilot.→英和
ひこうし
ひこうし [2] 【飛行士】
飛行機の操縦士。パイロット。
ひこうしき
ひこうしき【非公式の(に)】
informal(ly);→英和
private(ly);→英和
unofficial(ly).→英和
ひこうしき
ひこうしき [2] 【非公式】 (名・形動)[文]ナリ
公式でないこと。表向きでないこと。また,そのさま。
⇔公式
「―な見解」「―に会談する」
ひこうしょうねん
ひこうしょうねん [4] 【非行少年】
少年法による家庭裁判所の審判の対象になる罪を犯した少年,刑罰法令に触れる行為を行なった一四歳未満の少年,犯罪などのおそれのある少年の総称。
ひこうしん
ひこうしん [2] 【粃糠疹】
糠(ヌカ)のような鱗屑(リンセツ)のできる皮膚の病変。アトピー性皮膚炎などで見られる。
ひこうじょう
ひこうじょう [0] 【飛行場】
飛行機が発着できる滑走路・管制塔などの設備を備えた場所。空港。
ひこうじょう
ひこうじょう【飛行場】
an airport;→英和
an airfield.→英和
ひこうせいびえん
ひこうせいびえん [6] 【肥厚性鼻炎】
慢性鼻炎の一種。鼻腔粘膜の肥厚を特徴とする。
ひこうせん
ひこうせん [0] 【飛行船】
ヘリウム-ガスなど空気より軽い気体を気嚢(キノウ)に詰めて揚力をつくり,動力によって推力を得る航空機。
ひこうせん
ひこうせん【飛行船】
an airship.→英和
ひこうせんしゃ
ひこうせんしゃ [4][1][3] 【非交戦者】
交戦者ではない者。
→交戦者
ひこうそ
ひこうそ【被控訴人】
an appellee.→英和
ひこうたい
ひこうたい【飛行隊】
a flying corps.
ひこうてい
ひこうてい【飛行艇】
a flying boat;an aeroboat.
ひこうてい
ひこうてい [0] 【飛行艇】
水上飛行機の一。胴体が船のようになっていて,水面で離着水できるようにした飛行機。
ひこおび
ひこおび [3] 【彦帯】
一つ身・四つ身など,小児用着物のつけひも。
ひこがみ
ひこがみ 【彦神・比古神】
男神。
⇔比売(ヒメ)神
「―先に来まし,比売神後より来ましつ/播磨風土記」
ひこく
ひこく【被告】
a defendant (民事);→英和
the accused (刑事).被告席 the dock.→英和
ひこく
ひこく 【比国】
フィリピン共和国のこと。
ひこく
ひこく [0] 【被告】
民事訴訟・行政事件訴訟において,原告により訴えられた側の当事者。
⇔原告
ひこくにん
ひこくにん [0] 【被告人】
刑事訴訟において,犯罪を犯したとして起訴され,訴訟が係属中の者。
ひこくみん
ひこくみん [2][3] 【非国民】
国民としての義務を忘れた者。特に,第二次大戦前・戦中において,軍や国の政策に批判的・非協力的な者をおとしめていった語。
ひこさん
ひこさん 【英彦山・彦山】
福岡・大分両県境にある奇石・奇峰に富む火山群の主峰。海抜1200メートル。中岳に修験道場として栄えた英彦山神社がある。えひこさん。
ひこさんごんげん
ひこさんごんげん 【英彦山権現】
英彦山神社の旧称。
ひこさんごんげんちかいのすけだち
ひこさんごんげんちかいのすけだち 【彦山権現誓助剣】
人形浄瑠璃。時代物。梅野下風・近松保蔵作。1786年初演。女ながらも武道の達人である吉岡家の娘お園が,許婚(イイナズケ)の毛谷村六助の助勢を得て父の敵京極内匠(タクミ)を討つ物語。特に九段目の「毛谷村」の場が有名で上演数が多い。六助のモデルは宮本武蔵,内匠は佐々木小次郎といわれる。
ひこさんしゅう
ひこさんしゅう [3] 【英彦山衆】
英彦山を本山とし,そこで修行を重ねる山伏衆。
ひこさんじんじゃ
ひこさんじんじゃ 【英彦山神社】
英彦山上にある神社。祭神は天忍穂耳命(アメノオシホミミノミコト)。修験者の修行場として有名。現在名,英彦山神宮。彦山権現。
ひこさんは
ひこさんは 【英彦山派】
英彦山を本山として,そこで修行を重ねる修験道の一派。
ひこじ
ひこじ 【夫・彦舅】
〔「ひこ」は男性の美称,「じ」は敬称〕
おっと。「しかしてその―答えて歌ひたまひしく/古事記(上)」
ひこじる
ひこじ・る 【引こじる】 (動ラ四)
「引こずる」に同じ。「カナタコナタエ―・リ/日葡」
ひこじろう
ひこじろ・う 【引こじろふ】 (動ハ四)
無理に引っぱる。「権中納言すみの間の柱もとによりて,兵部のおもと―・ひ,聞きにくきたはぶれ声も/紫式部日記」
ひこずらう
ひこずら・う 【引こづらふ】 (動ハ四)
(1)強く引っぱる。「をとめの寝(ナ)すや板戸を,押そぶらひ我が立たせれば,―・ひ我が立たせれば/古事記(上)」
(2)つかむ。つかむようにする。「太鼓の…台には八竜を―・はせたるが/太平記 36」
ひこずる
ひこず・る 【引こづる】 (動ラ四)
ひっぱる。ひきずる。「こいつめをまづ,―・つていけ/滑稽本・続膝栗毛」
ひこたろう
ひこたろう [2] 【彦太郎・比古太郎】
(英彦山(ヒコサン)の方角に湧くところから,九州地方で)入道雲の異称。
ひこつ
ひこつ【腓骨】
《解》the fibula.→英和
ひこつ
ひこつ [0][2] 【腓骨】
下腿(カタイ)の後ろ外側にあり脛骨(ケイコツ)とならぶ管状の長骨。脛骨に比べ著しく細く,下端の外側は外踝(ソトクルブシ)をなす。
→脛骨
ひこつかす
ひこつか・す (動サ四)
ひくひくさせる。「蒲焼のにほひに,ふたりは鼻の先を―・して/滑稽本・膝栗毛 2」
ひこつく
ひこつ・く [0] (動カ五[四])
ひくひく動く。「鼻つ先を―・かせて下司な笑ひ方をして見せる/家鴨飼(青果)」
ひこなぎさたけうがやふきあえずのみこと
ひこなぎさたけうがやふきあえずのみこと 【彦波瀲武鸕鷀草葺不合尊】
⇒鸕鷀草葺不合尊(ウガヤフキアエズノミコト)
ひこね
ひこね 【彦根】
滋賀県中東部,琵琶湖東岸にある市。江戸時代,井伊氏三五万石の城下町。当時の城郭がよく保存されている。仏壇などの工芸のほか,織物・セメント・機械工業が盛ん。
ひこねじょう
ひこねじょう 【彦根城】
滋賀県彦根市にある平山城。慶長年間(1596-1615),井伊直勝が起工し,元和年間(1615-1624)直孝の代に完成。現存する天守は国宝。
ひこねは
ひこねは 【彦根派】
芭蕉の門人,森川許六(キヨリク)の一門。許六が近江国(滋賀県)彦根の人であることに因る。
ひこねびょうぶ
ひこねびょうぶ 【彦根屏風】
紙本金地着色,六面の風俗画屏風。琴棋(キンキ)書画の方式をかりた,当代風俗による男女の遊楽図。江戸前期の作。国宝。旧彦根藩主井伊家蔵。
ひこばえ
ひこばえ 【比古婆衣】
随筆。二〇巻。続編九巻。伴信友著。1847年から明治にかけて編集・刊行。「日本書紀考」を初めとし,国語・国文関係を中心とする考証を集めたもの。
ひこばえ
ひこばえ [0] 【蘖】
〔「孫(ヒコ)生え」の意〕
樹木の切り株や根元から群がり生える若芽。又生え。[季]春。
ひこばゆ
ひこば・ゆ 【蘖ゆ】 (動ヤ下二)
〔「孫(ヒコ)生ゆ」の意〕
切った草木の根や株から芽が出る。「あらをだの去年の古跡の古よもぎいまは春べと―・えにけり/新古今(春上)」
ひこひこ
ひこひこ (副) (名)スル
かすかに動くさま。ぴくぴく動くさま。「鶺鴒(セキレイ)の尾の―するを見給ひ/咄本・鹿の巻筆」
ひこひめしき
ひこひめしき 【孫姫式】
歌学書。一巻。著者未詳。古今和歌集以前の成立か。歌病・長歌の歌体などを論ずる。和歌四式の一。
ひこほほでみのみこと
ひこほほでみのみこと 【彦火火出見尊・日子穂穂手見命】
記紀神話の神。瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)の子。海神の娘豊玉姫と結婚し,鸕鷀草葺不合尊(ウガヤフキアエズノミコト)を生む。天津日高日子穂穂手見命。火折命(ホオリノミコト)。火火出見尊(ホホデミノミコト)。山幸彦(ヤマサチビコ)。
ひこぼし
ひこぼし [2] 【彦星】
牽牛(ケンギユウ)の和名。鷲(ワシ)座のアルファ星アルタイルのこと。牛飼い星。犬飼い星。婿星(ムコボシ)。[季]秋。
ひこまご
ひこまご [0] 【曾孫】
孫の子。ひまご。
ひこようしゃ
ひこようしゃ [3][1][2] 【被雇用者】
雇われている人。雇用されている人。
ひこん
ひこん [0] 【非婚】
結婚していないこと。あるいは結婚をあえて選択しないこと。
ひご
ひご 【肥後】
旧国名の一。熊本県全域に当たる。
ひご
ひご [1] 【飛語・蜚語】
根拠のない,無責任なうわさ。飛言。デマ。「流言―」
ひご
ひご [0][2] 【籤】
竹を細く割って,削ったもの。ちょうちん・模型飛行機などを作るのに用いる。竹ひご。
ひご
ひご 【肥後】
平安後期の歌人。肥後守藤原定成の女(ムスメ)。初め京極関白師実家に,のち二条太皇大后宮令子内親王に仕えた。「堀河百首」の詠者の一人。「金葉和歌集」以下の勅撰集に入集。生没年未詳。家集「肥後集」
ひご
ひご【庇護】
protection;→英和
patronage.→英和
〜する protect.→英和
…の〜のもとに under the protection[patronage]of….
ひご
ひご【卑語】
a vulgar word.
ひご
ひご [1] 【卑語・鄙語】
(1)卑しい言葉。下品な言葉。スラング。卑言。
(2)田舎びた言葉。里びた言葉。《鄙語》
ひご
ひご [1] 【秘語】
秘密の言葉。犯罪者や秘密結社員などの間で用いられる特殊な言葉。
ひご
ひご [1] 【庇護】 (名)スル
弱い立場のものをかばって守ること。「不幸な子供達を―する」「親の―の下に育つ」
ひごい
ひごい [0] 【緋鯉】
コイのうち,体色が赤または白を基調とするものの総称。普通,橙赤色。観賞用。
→錦鯉(ニシキゴイ)
ひごい
ひごい【緋鯉】
a red carp.
ひごう
ひごう【非業の死を遂げる】
die[meet with]an unnatural death.
ひごう
ひごう [0] 【非業】
〔仏〕 前世の因縁によって定まっている出来事ではないこと。すなわち,現世の災難などによること。非命。
〔「ひぎょう」と読めば別語〕
ひごう=の最期(サイゴ)
――の最期(サイゴ)
思いがけない災難などで死ぬこと。
ひごう=の死
――の死
非業の最期。「―を遂げる」
ひごうし
ひごうし [2] 【火格子】
ボイラーの焚き口と火堰(ヒゼキ)の間にあって,石炭などの固体燃料をのせる格子状のもの。ファイア-グレート。
ひごうほう
ひごうほう【非合法の】
illegal;→英和
unlawful.→英和
〜化する illegalize.
ひごうほう
ひごうほう [2] 【非合法】 (名・形動)[文]ナリ
法律の規定に反する・こと(さま)。「―な活動」
ひごうほううんどう
ひごうほううんどう [6] 【非合法運動】
非合法に行われる社会運動や革命運動。また,非合法とされた団体の運動。
ひごうり
ひごうり [2] 【非合理】 (名・形動)[文]ナリ
知性・理性によってはとらえられないこと。論理に合わないこと。また,そのさま。「―な生の衝動」
[派生] ――さ(名)
ひごうりしゅぎ
ひごうりしゅぎ [5][1][4] 【非合理主義】
〔哲〕
〔irrationalism〕
世界の究極は理性や論理では把握され得ないとする立場。神秘主義・ロマン主義・生の哲学・実存主義など。
⇔合理主義
ひごけん
ひごけん [2] 【庇護権】
国家が自国の領土内,あるいは外国にある大公使館に逃れてきた者を保護し,その引き渡しの請求を拒絶できる国際法上の権利。
ひごずいき
ひごずいき [3] 【肥後芋茎】
肥後産の蓮芋(ハスイモ)の茎を乾燥させたもの。食用。また,淫具としても用いる。
ひごたい
ひごたい [2] 【平江帯・漏盧】
キク科の大形多年草。西日本の山地にまれに自生。切り花用に栽培。高さ約1メートル。葉は羽状に裂け,八,九月,枝頂に径5センチメートル内外の球形の頭状花をつける。小花は管状花で濃青色。
ひごつば
ひごつば [0][3] 【肥後鐔・肥後鍔】
江戸時代,肥後で作られた刀の鐔。
→肥後彫
ひごと
ひごと [0][3] 【日毎】
毎日毎日。ひび。一日一日。「―に春めいてくる」
ひごと
ひごと【日毎に】
every day;day by day.
ひごのかみ
ひごのかみ [3] 【肥後の守】
小刀の一種。鞘(サヤ)に「肥後守」の銘があり,柄も鉄製で,刃を折り込むようになっている。
ひごぼり
ひごぼり [0] 【肥後彫】
肥後鐔(ツバ)に施した彫刻。また,その技法。梅・桐などを透かし彫りにしたものが多い。
ひごや
ひごや [1] 【火小屋】
婦人が月経や出産の忌みの期間,別火を用いて住む小屋。火屋(ヒヤ)。他屋(タヤ)。
ひごよみ
ひごよみ [2] 【日暦】
「日捲(メク)り」に同じ。
ひごろ
ひごろ [0] 【日頃】
(副詞的にも用いられる)
(1)ふだん。へいぜい。常々。「―の努力が実を結ぶ」「―思っていたとおりになる」
(2)多くの日数。ひかず。幾日か。「さぶらひ馴れ,―過ぐれば/枕草子 184」
(3)この数日来。この頃。近頃。「―月ごろわづらひてかくなりぬる人をば/蜻蛉(上)」
ひごろ
ひごろ【日頃】
usually (ふだん);→英和
these days (近頃);always (常に).→英和
〜の usual;→英和
habitual.→英和
〜の行動 one's everyday conduct.
ひごろもそう
ひごろもそう [0] 【緋衣草】
サルビアの異名。
ひごん
ひごん 【緋錦・秘錦】
「緋金錦(ヒゴンキ)」の略。
ひごん
ひごん [1][0] 【非言】 (名)スル
(1)非難すること。また,その言葉。
(2)道理に合わない言葉。
ひごん
ひごん 【比金】
「比金襖(アオ)」の略。
ひごんあお
ひごんあお [2] 【比金襖】
襲(カサネ)の色目の名。表は黄ばんだ青,裏は二藍か紫。晴着にする。ひごんおう。
ひごんき
ひごんき [2] 【緋金錦】
金糸を使った緋色の錦。金襴の類。
ひさ
ひさ 【久】 (形動ナリ)
ながく時を経るさま。いく久しいさま。「―に経てわが後の世をとへよ松跡忍ぶべき人もなき身ぞ/山家(雑)」
ひさ
ひさ [1][0] 【飛梭】
力織機の梭(ヒ)。
ひさ
ひさ [1] 【飛砂】
海岸の砂浜や砂漠の砂が風によって移動する現象。また,その砂。
ひさあきらしんのう
ひさあきらしんのう 【久明親王】
(1276-1328) 鎌倉幕府八代将軍。後深草天皇第六皇子。1289年将軍となるが1308年,京都に還った。
ひさい
ひさい [0] 【被災】 (名)スル
災害をうけること。罹災(リサイ)。「―地」
ひさい
ひさい【被災する】
suffer <from> ;→英和
be hit <by a typhoon> .‖被災者 the sufferers.被災地 a stricken area.
ひさい
ひさい [0] 【非才・菲才】
才能のないこと。また,自分の才能をへりくだっていう語。「浅学―」
ひさい
ひさい ヒサヰ 【久居】
三重県中部,津市の南西に接する市。雲出(クモズ)川流域は農業が営まれるが,近年は住宅や工業団地が立地。
ひさいしゃ
ひさいしゃ [2] 【被災者】
災害にみまわれた人。
ひさいべんさい
ひさいべんさい [4] 【非債弁済】
債務がないのに弁済すること。弁済者が債務のないことを知っていた場合には返還請求ができない。また,期限前の弁済と他人の債務の弁済を含める場合もある。
ひさお
ひさお 【久生】
姓氏の一。
ひさおじゅうらん
ひさおじゅうらん 【久生十蘭】
(1902-1957) 小説家。北海道生まれ。本名,阿部正雄。博識な技巧家で,心理分析に巧みな異能作家として知られる。著「鈴木主水」「金狼」「湖畔」「母子像」
ひさかき
ひさかき [2] 【柃】
ツバキ科の常緑低木。山地に生え,庭木とされる。よく分枝し,葉は狭い卵形で鈍い鋸歯があり,質厚く光沢がある。雌雄異株。春,葉腋(ヨウエキ)に白色の小花を少数つける。サカキの代用として枝葉を神前に供える。ヒサギ。
〔「柃の花」は [季]春〕
ひさかた
ひさかた [0] 【久方・久堅】
〔枕詞「ひさかたの」から〕
天(アメ)・雲・空・日・月・都などの称。「―(=月)の中なる川のうかひ舟いかに契りて闇をまつらむ/新古今(夏)」
ひさかたの
ひさかたの 【久方の・久堅の】 (枕詞)
(1)天に関係のある「天」「空」「雨」「月」「月夜」「日」「昼」「雲」「雪」「あられ」などにかかる。「―天の香具山利鎌(トカマ)にさ渡る鵠(クビ)/古事記(中)」「―雨も降らぬか雨つつみ/万葉 520」「―月夜を清み/万葉 1661」
〔語義・かかり方未詳。天の形をひさご形と見たためとする説もあるが,天を永遠に堅固なもの(久堅),きわめて遠い彼方のもの(久方)と解したためとする説が有力〕
(2)「都」にかかる。都を天上の世界になぞらえ永遠に栄えるものとして讃(タタ)える心からか。「―都を置きて草枕旅行く君を何時とか待たむ/万葉 3252」
(3)月の中に桂(カツラ)の木があるという伝説から,「桂」にかかる。「―桂にかくるあふひ草/新勅撰(夏)」
(4)天上のものと考えられていたので,「岩戸」にかかる。「―岩戸の関もあけなくに/好忠集」
ひさかたぶり
ひさかたぶり [0][6] 【久方振り】
ひさしぶり。「―で故郷へ帰る」「―の顔合わせ」「―に旅行に出る」
ひさかたや
ひさかたや 【久方や】 (枕詞)
天(アメ)と同音の「海」,「日」と関係のある「朝日」にかかる。「―朝日いさよふ山風の/順徳院御集」
ひさぎ
ひさぎ 【楸・久木】
アカメガシワまたはキササゲの古名。ひさき。
ひさぎ
ひさぎ [0] 【柃】
ヒサカキの別名。
ひさく
ひさく 【柄杓・杓】
〔「ひさご(瓠)」の転〕
ひしゃく。「古き―の柄ありや/徒然 232」
ひさく
ひさく [0] 【秘賾】
奥深い真理。「法相円頓の―最も勝れたり/太平記 17」
ひさく
ひさく [0] 【秘策】
人の知らない,うまい計略。秘密のてだて。「―を練る」
ひさくがた
ひさくがた 【柄杓形】
(1)ひしゃくのような形。また,そのもの。
(2)(塔の九輪の上などの)火炎のついた宝珠。火珠。
ひさくに
ひさくに 【久国】
(?-1226) 鎌倉初期の山城粟田口の刀工。藤次郎と称し,大隅権守を受領。国家の次男。兄国友とともに後鳥羽院御番鍛冶となり,山城国鍛冶の長者に任ぜられたと伝える。
ひさぐ
ひさ・ぐ 【拉ぐ】
■一■ (動ガ四)
おしつぶす。ひしぐ。「家の十ばかり打ち―・がれて/撰集抄 7」
■二■ (動ガ下二)
つぶれる。ひしゃげる。「家の―・げける時/撰集抄 7」
ひさぐ
ひさ・ぐ 【提ぐ】 (動ガ下二)
⇒ひさげる
ひさぐ
ひさ・ぐ 【塞ぐ】 (動ガ四)
「ふさぐ(塞)」に同じ。「(風呂ニ)目を―・ぎて入るは苦しかるまじき由/今物語」
ひさぐ
ひさ・ぐ [0][2] 【鬻ぐ・販ぐ】 (動ガ五[四])
〔近世初期までは「ひさく」と清音〕
〕 売る。あきなう。「春を―・ぐ」「人情といふ品物をば其本店(ダナ)にて―・ぎながら/小説神髄(逍遥)」「棺を―・くもの,作りてうち置くほどなし/徒然 137」
ひさげ
ひさげ [0] 【提子・提】
〔動詞「提(ヒサ)ぐ」の連用形から〕
注ぎ口とつるのある銀・錫(スズ)製小鍋形の器。初め水・粥(カユ)・酒などを持ち運んだり温めたりしたが,のちにはもっぱら酒に用いた。かないろ。くわえ。
提子[図]
ひさげる
ひさ・げる [0] 【提げる】 (動ガ下一)[文]ガ下二 ひさ・ぐ
〔「引き下ぐ」の転の「ひっさぐ」が転じたもの〕
下げて持つ。携帯する。「下婢(ミズシメ)が,行灯(アンドン)―・げていでゆけば,後は一面暗(ヤミ)の幕/当世書生気質(逍遥)」
ひさご
ひさご
俳諧撰集。一冊。浜田珍碩(チンセキ)編。1690年刊。近江の蕉門を中心とした歌仙五巻を収める。「おくのほそ道」後の芭蕉の円熟した新風を示す。俳諧七部集の一。
ひさご
ひさご [0] 【瓠・匏・瓢】
〔古くは「ひさこ」〕
(1)ヒョウタン・ユウガオ・トウガンなどの果実の総称。ふくべ。[季]秋。
(2)ヒョウタンの果実の内部の柔らかい果肉を取り去って乾燥させたもの。酒や水の容器とした。ふくべ。
(3)(「柄杓」「杓」と書く)瓠を縦半分に割って水を汲むのに用いた用具。ひしゃく。
(4)家紋の一。ひょうたんの実や花をかたどったもの。丸に一つ瓠,抱き瓠など。
ひさごがた
ひさごがた [0] 【瓠形】
瓠のような形。
ひさごばな
ひさごばな [3] 【瓠花】
(1)瓠{(1)}の花。
(2)瓠の花をかたどった造花で,左右に分かれて試合をする相撲の右の組の印としたもの。「皆相撲の装束し,―挿頭などいと珍らかなることどもしつつ/宇津保(初秋)」
(3)上代の少年の髪の結い方か。「是の時,厩戸皇子,―にして/日本書紀(崇峻訓)」
(4)波頭の白くくだけるさまのたとえ。「沖に―といへるもののたちけるを見て/散木奇歌集」
ひささき
ひささき [2] 【柃】
(1)アセビの異名。
(2)ヒサカキの異名。
ひさし
ひさ・し 【久し】 (形シク)
⇒ひさしい
ひさし
ひさし【庇】
(1)[屋根の]eaves;→英和
a pent roof (窓などの上の); <米> a marquee (劇場の入口などの).→英和
(2)[帽子の]a visor.→英和
ひさし
ひさし [0] 【庇・廂】
(1)建物の外壁から差し出した,日光・雨などを防ぐための小さな片流れの屋根。のき。
(2)寝殿造りなどで,母屋(モヤ)の外側に付加された細長い下屋(ゲヤ)部分。その外に簀(ス)の子縁を設ける。広縁。ひさしのま。のき。
(3)帽子の,額の上に突き出た部分。つば。
(4)「庇髪」の略。
ひさし=を貸して母屋(オモヤ)を取られる
――を貸して母屋(オモヤ)を取られる
(1)一部を貸したために,やがて全部を,あるいは重要な部分を奪われる。
(2)やさしくしてやった者から恩を仇で返される。
ひさしい
ひさし・い [3] 【久しい】 (形)[文]シク ひさ・し
(1)時間が長く経過する。長い時間がたつ。「―・い昔」「―・く会わない友」
(2)前にその事をしてから時間があいている。しばらくぶりである。「お―・うございます」「今日しもおぼろけに,―・しく清(ス)ます御髪(ミグシ)のやうに/宇津保(蔵開中)」
(3)多くの時間を必要とする。「とみにていり炭おこすも,いと―・し/枕草子 160」
(4)古くさい。ありきたりである。「今日は御褒美にお弁当にしておやりと,又―・いものさ/滑稽本・浮世風呂 2」
(5)昔からのなじみである。「亭主は―・い客のこと,よしあしの返答なく/浄瑠璃・曾根崎心中」
[派生] ――さ(名)
ひさしい
ひさしい【久しい】
long.→英和
久しく for a long time.
ひさしがみ
ひさしがみ [0] 【庇髪】
(1)束髪で前髪や鬢(ビン)を平均してふくらませ,特に前髪を前に突き出して結う結い方。明治末頃,女優川上貞奴(サダヤツコ)が結い始め,女学生の間に流行。
(2)〔(1)より転じて〕
明治から大正にかけて,女学生の異名。
庇髪(1)[図]
ひさしのくるま
ひさしのくるま 【庇の車】
「網代庇(アジロビサシ)の車」に同じ。
ひさしのごしょ
ひさしのごしょ 【廂の御所】
鎌倉幕府で,廂番が宿直のため詰める御所の庇の間。
ひさしのだいきょう
ひさしのだいきょう 【庇の大饗】
(通常の年に行われる「母屋(モヤ)の大饗」に対して)平安時代,大臣就任のとき,寝殿の庇の間で行われた大饗宴。
ひさしのふだ
ひさしのふだ 【廂の簡】
〔廂の御所に掛けておいたところから〕
鎌倉幕府で,将軍に眤近(ジツキン)を許された御簡衆(オフダシユウ)の姓名を記した札。
ひさしのま
ひさしのま 【庇の間・廂の間】
「庇{(2)}」に同じ。
ひさしばん
ひさしばん [0] 【廂番】
鎌倉幕府の職名。廂の御所に詰めて将軍に近侍した者。一番から六番に分かれて交替で宿直した。廂の衆。
ひさしぶり
ひさしぶり [0][5] 【久し振り】 (名・形動)[文]ナリ
前にそのことをしてから,長い時間がたっている・こと(さま)。ひさかたぶり。しばらくぶり。「―に帰省する」「やあ,お―です」
ひさしぶり
ひさしぶり【久し振りで】
after a long time;after a long absence.…して以来〜だ it is a long time[an age]since….
ひさだ
ひさだ 【久田】
姓氏の一。
ひさだりゅう
ひさだりゅう 【久田流】
茶道の一流派。表千家の分派。久田宗栄を祖とし,四世宗也の長男宗玄の時より久田流を名乗る。
ひさつ
ひさつ [0] 【飛札】
急ぎの手紙。急報。飛書。「―到来」
ひさつせん
ひさつせん 【肥薩線】
JR 九州の鉄道線。熊本県八代・人吉・鹿児島県吉松・隼人間,124.2キロメートル。八代平野から球磨川に沿い,国見山地を越えて鹿児島湾岸に至る,かつての鹿児島本線のルート。八代・吉松間はえびの高原線とも呼ぶ。
ひさに
ひさに 【久に】 (連語)
ひさしく。長らく。
→ひさ(久)
ひさびさ
ひさびさ [0][2] 【久久】
■一■ (形動)[文]ナリ
前の機会から長い時間を経たさま。久しぶり。「―の対面」「―に登場する」
■二■ (副)
長く続けているさま。時間的に長く。久しく。「―住みなれた故郷をふり捨て/狂言記・針立雷」「―ト/日葡」
ひさべつぶらく
ひさべつぶらく [5] 【被差別部落】
近世以降,封建的身分制度のもとで最下層に位置づけられた人々を中心に形成され,今なおさまざまな形で差別を被っている地域。1871年(明治4)の太政官布告により法制上の差別は撤廃されたが,現在に至るも社会的な差別や人権侵害が残っており,部落解放運動が続けられている。部落。未解放部落。
ひさまつ
ひさまつ 【久松】
姓氏の一。
ひさまつせんいち
ひさまつせんいち 【久松潜一】
(1894-1976) 国文学者。愛知県生まれ。東大・慶大教授。各時代・各領域にわたって文学理念・文学思潮を研究。著「日本文学評論史」「日本歌論史の研究」ほか。
ひさめ
ひさめ【氷雨】
a cold autumn rain.
ひさめ
ひさめ [0] 【氷雨】
(1)雹(ヒヨウ)。あられ。[季]夏。
(2)晩秋・初冬の冷たい雨。
ひさめ
ひさめ 【大雨・甚雨】
〔「ひちさめ」の転〕
大雨。どしゃ降りの雨。ひちさめ。「大風―に避(サ)らず/日本書紀(武烈訓)」
ひさめく
ひさめ・く (動カ四)
ひそひそと話す。ごそごそ音がする。「定めて雑人の―・き候/雑談 10」
ひさん
ひさん [0] 【砒酸】
五酸化二ヒ素の水和物。普通,ヒ素または三酸化二ヒ素を濃硝酸と熱し,濃縮して得られる無色板状結晶をいう。化学式 H�AsO�・1/2H�O 水に溶けて酸性を示す。有毒。殺虫剤,有機または無機のヒ素剤の原料に用いる。
ひさん
ひさん【砒酸】
《化》arsenic acid.
ひさん
ひさん [0] 【飛散】 (名)スル
飛び散ること。「粉塵(フンジン)が―する」
ひさん
ひさん [0] 【悲惨・悲酸】 (名・形動)[文]ナリ
気の毒で見ていられないほど痛ましい・こと(さま)。「―な光景」「―を極める」
[派生] ――さ(名)
ひさん
ひさん【悲惨な】
miserable;→英和
wretched;→英和
sad.→英和
ひさんぎ
ひさんぎ [2] 【非参議】
(1)三位以上でありながら,参議にならない者。
(2)四位で,参議となってはいないが,年功その他,参議の資格のある者。
ひさんしょうせつ
ひさんしょうせつ [4] 【悲惨小説】
⇒深刻小説(シンコクシヨウセツ)
ひさんなまり
ひさんなまり [4] 【砒酸鉛】
オルトヒ酸鉛 Pb�(AsO�)� およびこれと類似の化合物の総称。黄白色の結晶性粉末。ヒ酸水素鉛 PbHAsO� は農業用殺虫剤として使われたが,現在は使用禁止。ひさんえん。
ひざ
ひざ【膝】
a knee;→英和
a lap.→英和
〜をくずす sit at ease.〜を組む cross one's legs.〜をつく kneel down.
ひざ
ひざ [0] 【膝】
(1)脚の,ももとすねをつなぐ関節の前面。ひざがしら。
(2)ひざがしらの上の,ももの前面部。「子供を―の上にのせる」「―枕」
ひざ=が抜ける
――が抜・ける
(1)衣服の膝のあたりが弱って穴があいたり,前方に突き出たりする。
(2)膝の力が抜ける。
ひざ=が笑う
――が笑・う
膝ががくがくする。山道などをくだるとき,疲れて膝の力が抜けることをいう。
ひざ=とも談合(ダンゴウ)
――とも談合(ダンゴウ)
〔どうしようもないときは自分の膝でも相談相手になるという意〕
ひとりで思い悩むよりは,どんな人にでも相談した方がよい。
ひざ=を乗り出す
――を乗り出・す
前へ進み出る。また,興味を感じて乗り気になる。身を乗り出す。膝を進める。
ひざ=を交える
――を交・える
互いにうちとけて話し合う。親しく同席する。「―・えた語らい」
ひざ=を容(イ)れる
――を容(イ)・れる
〔陶淵明「帰去来辞」〕
足を入れる。その中に身を置く。転じて,狭い家に身を置く。
ひざ=を屈(カガ)める
――を屈(カガ)・める
「膝を折る」に同じ。「東八箇国の大名・高家,手を束(ツカ)ね―・めずと云ふ者なし/太平記 11」
ひざ=を屈(クツ)する
――を屈(クツ)・する
屈服する。膝を折る。
ひざ=を崩す
――を崩・す
正座をやめて,楽な姿勢をとる。「どうぞ―・して下さい」
ひざ=を打つ
――を打・つ
急に気付いたり,感心したりしたときの動作。「いいアイディアに思わず―・つ」
ひざ=を折る
――を折・る
(1)膝を折り曲げて,体をかがめる。膝頭(ヒザガシラ)を下につける。膝をかがめる。
(2)屈服する。膝を屈する。
ひざ=を抱く
――を抱・く
(1)自分の膝をかかえる。孤独なさまをいう。「―・きて独り笑み/万葉 4132」
(2)膝にすがりつく。嘆願する。「そこでおめえの―・きに来た/滑稽本・人間万事虚誕計」
ひざ=を正す
――を正・す
きちんと正座してすわる。
ひざ=を突き合わせる
――を突き合わ・せる
膝が触れるほど近々と向かい合ってすわる。親しく接してすわる。「―・せて懇談する」
ひざ=を組む
――を組・む
(1)あぐらをかく。
(2)同席する。また,対等に交際する。膝を交える。「一門の参会にも彼奴等と―・まん事,伊東の家の瑕瑾(カキン)なり/浄瑠璃・源氏冷泉節」
ひざ=を進める
――を進・める
(1)(座ったり腰かけたりしている人が)体を前に進めて相手に近づく。にじり出る。
(2)乗り気になる。身を乗り出す。
ひざあて
ひざあて [0] 【膝当て】
膝を保護するために当てておく物。また,ズボンの膝の部分に当てる布。
ひざいく
ひざいく [2] 【非細工】
細工のまずいこと。また,その人。
ひざいく=の小刀(コガタナ)減らし
――の小刀(コガタナ)減らし
労力の割に効果のあがらないこと。
ひざうち
ひざうち [0] 【膝射ち】
「膝射(シツシヤ)」に同じ。
ひざおくり
ひざおくり [3] 【膝送り】 (名)スル
空席を作るために,すわったまま膝を動かし体をずらせて,順に席をつめること。ひざくり。「順にお―を願います」
ひざかくし
ひざかくし [3] 【膝隠し】
上方落語で,見台の前に置く小さな衝立。
ひざかけ
ひざかけ [0][4] 【膝掛(け)】
防寒などのために,ひざの上にかける布や毛布。
ひざかけ
ひざかけ【膝掛け】
<米> a lap robe; <英> a rug.→英和
ひざかな
ひざかな [2] 【乾魚・干魚】
干した魚。ひもの。
ひざかぶ
ひざかぶ [0] 【膝株】
ひざがしら。
ひざかり
ひざかり [0][2] 【日盛り】
一日のうちで日光の一番強い時分。特に,夏の午後の,暑い盛りをいう。[季]夏。《―は今ぞと思ふ書に対す/虚子》
ひざがしら
ひざがしら【膝頭】
the kneecap.→英和
ひざがしら
ひざがしら [3][0] 【膝頭】
膝の関節の外側の部分。膝小僧。ひざかぶ。ひざぶし。ひざくち。
ひざがしら=で江戸へ行こうとする
――で江戸へ行こうとする
〔いざって江戸へ行こうとする意〕
苦労や努力をしたわりには,効果があがらないことのたとえ。膝で京へのぼる。
ひざくら
ひざくら [2] 【緋桜】
バラ科の落葉高木。台湾や中国南部に自生し,暖地に栽植される。一〜三月,緋紅色の五弁花をつける。花弁は平開しない。緋寒桜。薩摩緋桜。
ひざくりげ
ひざくりげ [3] 【膝栗毛】
(1)〔膝を栗毛の馬の代用とする意から〕
徒歩で旅行すること。
(2)十返舎一九作の「東海道中膝栗毛」をはじめとする一連の作品の称。
ひざぐち
ひざぐち [0] 【膝口】
膝の先。膝頭(ヒザガシラ)。
ひざぐみ
ひざぐみ [0][4] 【膝組み】
(1)あぐらをかくこと。
(2)膝をつき合わせて対座すること。「男と男が出あひて,―にて堪忍の成り難き時は/甲陽軍鑑(品一五)」
ひざぐり
ひざぐり [0] 【膝繰り】
「膝送り」に同じ。
ひざぐるま
ひざぐるま [3] 【膝車】
(1)ひざがしら。
(2)柔道の技の名。相手の一方の膝頭(ヒザガシラ)に自分の片足をあてて支えながら,相手の上体を引き寄せて投げる足技。
ひざげり
ひざげり [0] 【膝蹴り】
(格闘技のわざで)ひざで相手を蹴ること。
ひざこぞう
ひざこぞう [4][0] 【膝小僧】
膝の関節の外側の部分。ひざがしら。ひざかぶ。ひざっこぞう。
ひざざら
ひざざら [0] 【膝皿】
膝の関節の外側にある皿状の骨。膝蓋骨(シツガイコツ)。
ひざし
ひざし [0] 【日差し】
太陽の光。日光。また,その照り具合。「初夏の―に新緑が映える」
ひざし
ひざし【日差し】
the sun(light).→英和
ひざつき
ひざつき [4] 【膝突き・軾】
(1)宮中の儀式などで,地面にひざまずく時に地上に敷く半畳ほどの敷物。布や薄縁(ウスベリ)で作る。
(2)遊芸を初めて習う時に,師匠に出す入門の謝礼。
ひざづめ
ひざづめ [0] 【膝詰め】
相手と膝を突き合わせるほど接近してつめよること。「―の交渉」
ひざづめ
ひざづめ【膝詰め談判をする】
talk[negotiate]directly <with> .
ひざづめだんぱん
ひざづめだんぱん [5] 【膝詰め談判】
要求を押し通すために,相手と直接に向かい合って話し合うこと。
ひざなおし
ひざなおし [3] 【膝直し】
嫁の初めての里帰り。また,その日,新婦の実家で新郎を招き,新婦の一門と杯をかわす宴。「先日おぎん様―の円山振舞ひの時/浮世草子・娘容気」
ひざのさら
ひざのさら [0] 【膝の皿】
〔皿のような形から〕
ひざがしらの骨。膝皿。ひざのかわら。
ひざびょうし
ひざびょうし [3] 【膝拍子】
膝をたたいて拍子を取ること。「―を打つ」「―を取る」
ひざぶし
ひざぶし 【膝節】
ひざの関節。また,ひざがしら。「―切れにければ,うつぶさまに落ちにける/保元(中)」
ひざぼうず
ひざぼうず [3] 【膝坊主】
膝小僧。膝坊。
ひざぼね
ひざぼね [0] 【膝骨】
膝をつくっている骨。膝蓋骨(シツガイコツ)。
ひざまえ
ひざまえ [0] 【膝前】
(1)膝の前の部分。
(2)劇場や乗り物の座席にすわったとき,膝の前にできる空間。
ひざまくら
ひざまくら [3] 【膝枕】
他人の膝を枕にして横になること。多くは男が女の膝を枕にすることにいう。
ひざまくら
ひざまくら【膝枕をする】
rest one's head on a person's lap.
ひざまずく
ひざまず・く [4] 【跪く】 (動カ五[四])
地面に膝をついてかしこまる。「―・いて祈る」「あけくれ―・きありく物の/蜻蛉(中)」
ひざまづく
ひざまづく【跪く】
kneel (down).→英和
ひざまる
ひざまる 【膝丸】
(1)源氏累代の鎧(ヨロイ)。千頭分の牛の膝の皮を用いて作ったことから名付けられた。平治の乱で紛失。
(2)源氏累代の宝剣。源満仲が罪人を斬首した際,膝まで斬れたことから名付けられた。同様の逸話から,蜘蛛切(クモキリ),髭切(ヒゲキリ)ともいう。
ひざまわし
ひざまわし [3] 【膝回し】
(1)運座の方法の一。季題を記した半紙に連衆各人が順に自句を書いて隣に回し,最後の人が清書,読み上げた後再び回して各人が互選する方法。
→袋回し
(2)運座のこと。
ひざまわり
ひざまわり [3] 【膝回り】
(1)ひざのまわり。ひざのあたり。
(2)(貴人の前を下がる時など)ひざまずいたまま,体をまわして立ち上がること。つめひらき。
ひざもと
ひざもと [0] 【膝元】
(1)膝の近く。「打者の―に食い込むようなシュートがきまる」
(2)身の近く。身のまわり。「親の―を離れて東京に出る」「徳川将軍のお―(=江戸)」
ひざもと
ひざもと【膝元で】
under a person's nose (すぐ面前で);under one's parents' care (親の).
ひざよろい
ひざよろい [3] 【膝鎧】
「佩楯(ハイダテ)」に同じ。
ひざら
ひざら [1] 【火皿】
(1)煙管(キセル)・パイプの,タバコをつめる部分。
(2)火縄銃の銃身の末端についている,口薬(クチグスリ)(=起爆薬)を盛る鉄の小皿。
→口薬
(3)こんろ・ストーブ・汽罐(キカン)などの燃料をたく部分の下部にある鉄格子。ロストル。
ひざらがい
ひざらがい [3] 【火皿貝・膝皿貝】
(1)多板綱に属する軟体動物の総称。日本にはケムシヒザラガイ・ババガセなど約百種が知られる。ジイガセ。コゴマリ。
(2)ヒザラガイ{(1)}の一種。体は小判形で長さ約6センチメートル。背面には八枚の黒褐色の殻が並び,その周囲をとりまく肉の帯は白黒の横縞と多くの短い棘(トゲ)におおわれる。地方により食用。潮間帯の岩礁上に普通に見られる。
ひざらし
ひざらし [2] 【日晒し・日曝し】
日光にさらすこと。
ひし
ひし [1] 【非刺・誹刺】 (名)スル
他人を悪くいうこと。誹謗。「―されてこころよしと思ふ者は稀なるべし/小説神髄(逍遥)」
ひし
ひし [1] 【秘史】
秘密にされ,世間に知られていない歴史上の出来事。また,それを記した書物。「王朝―」
ひし
ひし [1] 【皮脂】
脂腺の分泌物。皮膚および毛髪の表面に脂肪膜を作り,潤いを与え,保護する。
ひし
ひし [0] 【菱】
(1)ヒシ科の一年生水草。各地の沼や池に群生。茎は水中を伸びて各節に細根を生じる。葉は菱形で,葉柄はふくれて空気を含み,水面に浮く。夏,白色四弁の花が咲く。果実はかたい殻でおおわれ両側に鋭いとげがある。食用となる。
〔「菱の花」は [季]夏。「菱の実」は [季]秋〕
(2)家紋の一。菱形を組み合わせたもの。松皮菱・割菱(武田菱)・三階菱など。
(3)武器の一。鉄製で菱の実形に作り,先端をとがらせたもので,地上や河中に立てたり,まいたりして敵の進入を妨げる。車菱(クルマビシ)。
菱(1)[図]
菱(2)[図]
ひし
ひし
災難。身の不幸。破滅。「頼もしだてが身の―でだまされさんした/浄瑠璃・曾根崎心中」
ひし
ひし [1] 【悲史】
悲しい史話。
ひし
ひし 【魚杈・籗】
魚を突き刺して捕らえる道具。やすの類で,柄の先に菱(ヒシ)形のとがった鉄の刃を付けたもの。[和名抄]
ひし
ひし [1] 【彼此】
あれとこれと。あれもこれも。「―の別なければ万国の生民はみな同胞と言ふとも/近世紀聞(延房)」
ひし
ひし [1] 【斐紙】
「雁皮紙(ガンピシ)」に同じ。
ひしいた
ひしいた [0] 【菱板】
「菱縫(ヒシヌイ)の板」に同じ。
ひしお
ひしお ヒシホ [0] 【醤・醢】
(1)なめ味噌の一。大豆と小麦で作った麹(コウジ)に食塩水・醤油を加え,塩漬けの瓜・なすなどをまぜ込んだもの。《醤》
(2)塩漬けの肉や塩辛。肉びしお。《醢》
ひしお
ひしお [0] 【干潮】
引き潮。かんちょう。
ひしおいり
ひしおいり ヒシホ― [0] 【醤煎り】
魚鳥の摺醤(スリビシオ)をたれ味噌に入れて煮立てたもの。また,それに湯引きした山の芋を加えた料理。
ひしおいろ
ひしおいろ ヒシホ― [0] 【醤色】
襲(カサネ)の色目の名。表裏とも黒みの蘇芳(スオウ)。四季通用。
ひしおす
ひしおす ヒシホ― 【醤酢】
ひしおと酢。一説に,ひしおに酢を加えて酢味噌のようにしたもの。「―に蒜(ヒル)搗(ツ)き合(カ)てて鯛願ふ我にな見えそ水葱(ナギ)の羹/万葉 3829」
ひしおづけ
ひしおづけ ヒシホ― [0] 【醤漬(け)】
瓜・なすなどをひしお{(1)}に漬けること。また,その漬物。
ひしおり
ひしおり [0] 【菱織(り)】
足袋底(タビゾコ)用綿織物。菱形模様が織り出されていることからいう。
ひしかくし
ひしかくし [0] 【秘し隠し】
秘密にして隠すこと。ひた隠し。「初めは―に隠してゐたが/夢かたり(四迷)」
ひしかくす
ひしかく・す [4] 【秘し隠す】 (動サ五[四])
秘密にして隠す。ひたかくしに隠す。「守雄等一類の捕はれし事は堅く世間へ―・すと聞きたれば/鉄仮面(涙香)」
ひしかり
ひしかり 【菱刈】
鹿児島県北部,伊佐郡の町。川内(センダイ)川上流域の大口盆地とシラス台地から成る。良質な「伊佐米」の産地。菱刈鉱山がある。
ひしかわ
ひしかわ ヒシカハ 【菱川】
姓氏の一。
ひしかわは
ひしかわは ヒシカハ― 【菱川派】
浮世絵の一派。菱川師宣が始めたもの。菱川流。
ひしかわもろのぶ
ひしかわもろのぶ ヒシカハ― 【菱川師宣】
(1618頃-1694) 江戸前期の浮世絵師。号は友竹。安房の人。江戸に出て多くの版本の挿絵を描いた。また肉筆画にも優れ,市井の女性の生き生きとした姿態を描き,浮世絵の祖とされる。代表作「見返り美人図」
ひしがき
ひしがき [2] 【菱垣】
細い竹をこまかく菱形に組んで作った垣。
ひしがきかいせん
ひしがきかいせん [5] 【菱垣廻船】
⇒ひがきかいせん(菱垣廻船)
ひしがた
ひしがた【菱形】
a lozenge.→英和
〜の diamond-shaped.
ひしがた
ひしがた [0] 【菱形】
(1)四つの辺の長さが等しい四辺形。一般的には特に,四つの角が直角でないものをいう場合が多い。斜方形。りょうけい。
(2)菱の実の形。
ひしがたやらい
ひしがたやらい [5] 【菱形矢来】
竹を菱形に組んでつくった矢来。菱矢来。
ひしがに
ひしがに [0][2] 【菱蟹】
海産のカニ。甲はほぼ菱形で,幅約5センチメートル。はさみ脚が異常に発達し,その長さは約15センチメートル。甲とはさみ脚には大小の疣(イボ)状突起がある。全身淡赤紫色。食用になる。本州中部以南に分布。
ひしき
ひしき [0] 【非職】
(1)「非蔵人(ヒクロウド)」に同じ。
(2)寺院・神社で,役職にない僧侶や神官。
ひしき
ひしき [0] 【引敷】
(1)「引敷物」の略。
(2)「引敷(ヒツシキ)の板」に同じ。
ひしき
ひしき [3] 【火敷】
香をたくとき,火を埋めた灰の上におく金属・陶器・玉の薄片。香敷。隔火。
ひしきもの
ひしきもの 【引敷物】
敷物。また,寝具。「思ひあらば葎(ムグラ)の宿に寝もしなむ―には袖をしつつも/伊勢 3」
ひしぎ
ひしぎ [0] 【拉ぎ】
(1)ひしぐこと。「一―に取て伏せ/浄瑠璃・日本振袖始」
(2)(普通「ヒシギ」と書く)能管の最高音域の音。登場の囃子(ハヤシ)の冒頭や全曲の終わりなどに吹かれる鋭くヒィーと鳴る音。
ひしぎたて
ひしぎたて 【拉ぎ楯】
数枚の楯を一本の竹竿に結び付けたもの。数人で持ち,敵の矢を防ぎながら進撃するのに使う。「持楯・―を突き寄せ突き寄せ/太平記 17」
ひしくい
ひしくい [0][3] 【鴻・菱食】
カモ目カモ科の水鳥。全長約80センチメートルの大形のガン。体は暗褐色。くちばしは黒く先端が橙(ダイダイ)色。ヒシの実を好む。シベリア・グリーンランドで繁殖。日本には冬鳥として渡来。天然記念物。沼太郎。
ひしぐ
ひし・ぐ [2] 【拉ぐ】
■一■ (動ガ五[四])
(1)押してつぶす。「高慢の鼻を―・ぐ」「大竹を―・いで楯の面に当て/太平記 22」
(2)勢いをくじく。圧倒する。「鬼をも―・ぐ勢い」
(3)笛を軽く吹きならす。[日葡]
■二■ (動ガ下二)
⇒ひしげる
ひしぐ
ひしぐ【拉ぐ】
crush;→英和
smash.→英和
ひしぐ
ひし・ぐ 【瞑ぐ】 (動ガ四)
目を閉じる。目をつぶる。「目を―・ぎ気を収めて/三宝絵詞(上)」
ひしげる
ひし・げる [3][0] 【拉げる】 (動ガ下一)[文]ガ下二 ひし・ぐ
押しつぶされて砕ける。ひしゃげる。「家が―・げる」
ひしこ
ひしこ 【鯷】
「鯷鰯(ヒシコイワシ)」の略。
ひしこいわし
ひしこいわし [4] 【鯷鰯】
カタクチイワシの別名。
ひしこづけ
ひしこづけ [0] 【鯷漬(け)】
小形のカタクチイワシを塩漬けにした食品。
ひしごと
ひしごと [2] 【日仕事】
(1)昼間にする仕事。
(2)一日に割り当てた仕事。
(3)一日で仕上がる仕事。
ひしざし
ひしざし [0] 【菱刺(し)】
南部地方の伝承刺繍。こぎんに似るが,色糸を多用し,横長の菱形模様を表す。
ひししょくぶつ
ひししょくぶつ【被子植物】
《植》an angiosperm.→英和
ひししょくぶつ
ひししょくぶつ [4] 【被子植物】
種子植物のうち胚珠が子房に包まれている一群。木部は主に導管からなり,草本または木本。最も進化した一群で,高等植物の大部分を占める。双子葉類と単子葉類とに分ける。
⇔裸子植物
ひしずめ
ひしずめ [2] 【鎮火】
(1)火を鎮め消すこと。
(2)「鎮火の祭」の略。
ひしずめのまつり
ひしずめのまつり 【鎮火の祭】
⇒ちんかさい(鎮火祭)
ひしせん
ひしせん [0][2] 【皮脂腺】
⇒脂腺(シセン)
ひしだ
ひしだ 【菱田】
姓氏の一。
ひしだしゅんそう
ひしだしゅんそう 【菱田春草】
(1874-1911) 日本画家。長野県生まれ。本名三男治(ミナジ)。橋本雅邦に師事し,岡倉天心とともに日本美術院創立に参加。線描を捨て朦朧(モウロウ)体(没骨(モツコツ)描法)を試みるなど,日本画の革新をめざした。代表作「落葉」「黒き猫」「水鏡」「菊慈童」など。
ひしつ
ひしつ [0] 【比湿】
空気塊に含まれている水蒸気の質量の,その空気塊の質量に対する比の値。
ひしつ
ひしつ [0][1] 【皮質】
腎臓・副腎などの器官の表層の部分。また,大脳・小脳の表層をなす灰白質の部分。
⇔髄質
ひしつ
ひしつ [0] 【卑湿】
土地が低くてじめじめしていること。「―地」「下谷は―の地なるにも拘らず/渋江抽斎(鴎外)」
ひしと
ひしと [1] 【緊と・犇と】 (副)
(1)強く抱いたりつかんだりするさま。しっかりと。「―だきしめる」「―しがみつく」
(2)強く身に迫るさま。「寒さが―身にこたえる」「寂しさが―胸にせまる」
(3)床などが押されて鳴るさま。ぎしぎしと。みしみしと。「ぬばたまの夜はすがらにこの床の―鳴るまで嘆きつるかも/万葉 3270」
(4)ぴったりと密着するさま。「先帝の御面影―御身に添ひて/平家(灌頂)」
(5)物や人がすきまなく並ぶさま。「陣頭に馬車―たてたるを/著聞 10」
(6)すべてにわたるさま。完全に。「―国治まり/愚管 3」
(7)勢いよく打つさま。びしっと。「―ウツ/日葡」
ひしと
ひしと
⇒しっかり.
ひしとじ
ひしとじ [0] 【菱綴じ】
「菱縫(ヒシヌイ)」に同じ。
ひしぬい
ひしぬい [0] 【菱縫】
(1)鎧(ヨロイ)の袖・草摺(クサズリ),兜(カブト)の錏(シコロ)などの小札(コザネ)の板の最下段に,補強と装飾をかねて×形に糸あるいは革紐(カワヒモ)で縫った綴(ト)じ目。ひしとじ。
(2)「菱縫の板」の略。
ひしぬいのいた
ひしぬいのいた [6] 【菱縫の板】
〔菱縫があるところからいう〕
兜の錏・鎧の袖・草摺の一番下の板。ひしいた。
→大鎧
ひしね
ひしね [2][0] 【菱根】
(1)菱の根。
(2)山の崖(ガケ)。特に,とがった角のある岩壁。ひし。
ひしばい
ひしばい [2][0] 【菱灰】
菱の実の殻を焼いて作った灰。赤褐色で,香炉灰に用いる。
ひしばった
ひしばった [3] 【菱蝗】
(1)直翅目ヒシバッタ科の昆虫の総称。バッタ類に似るが小形で,体長1センチメートル内外。全身暗褐色。前胸背面は菱形。後肢が強大で,よく跳躍する。
(2){(1)}の一種。日本各地と東アジアに分布。
ひしひし
ひしひし [1][2] 【犇犇】 (副)
(多く「と」を伴って)
(1)締め付けるように厳しく身や心に迫ってくるさま。「寒さが―と身に迫る」「老いのわびしさが―と感じられる」
(2)少しのすき間もないほど詰まるさま。また,厳しく迫るさま。「数万の兵が―と城に迫る」「乗客―と詰合ひ/浮城物語(竜渓)」「五百余騎―とくつばみをならぶる/平家 9」
(3)ぴったりと締めるさま。かたく引き結ぶさま。「茶店は皆―と真夜中の如く戸を鎖して/婦系図(鏡花)」
(4)押されたりすれあったりして物がきしむ音を表す語。みしみし。ぎしぎし。「物の足音―とふみ鳴らしつつ/源氏(夕顔)」
(5)騒がしく言い合うさま。どよめき合うさま。「―と言ひ合ひたりける/今昔 23」
(6)強く打つさま。ぴしぴし。「―ト打タルル/日葡」
(7)少しのすき間もなく寄り添うさま。ぴったり。ひしと。「―と浄衣の袖に取り付きて泣きたまふ/盛衰記 44」
(8)動作がたゆみなく次々と行われるさま。どんどん。てきぱき。「―と事定まりぬ/盛衰記 34」
ひしひし
ひしひし
〜と tightly;→英和
deeply (深く).→英和
ひしむすび
ひしむすび [3] 【菱結び】
ひもの結び方の一。中心が菱形になるように結ぶもの。
ひしめき
ひしめき [0] 【犇めき】
ひしめくこと。また,その音。「車馬の―」
ひしめきあう
ひしめきあ・う [5] 【犇めき合う】 (動ワ五[ハ四])
(1)せまい所で大勢の人が押しあうようにしている。「ホームに乗客が―・う」
(2)互いに騒ぎあう。どよめきあう。「城中是(コレ)にさわがれて,声々に―・ひけれども/太平記 17」
ひしめく
ひしめく
[群がる]crowd;→英和
throng;→英和
jostle <with each other> (押し合う).→英和
ひしめく
ひしめ・く [3] 【犇めく】 (動カ五[四])
(1)ひとところに多くの人や物が押しあうようにしている。また,集まって騒ぐ。「初詣での参拝者が―・く境内」「町工場が―・く」「京より御使ありとて―・きけり/平家 2」
(2)きしんで音がする。「いとど奥の方より,物の―・き鳴るもいと恐ろしくて/枕草子 125」
〔(2)が原義〕
ひしもち
ひしもち [2] 【菱餅】
(1)菱形に切った餅。普通,紅・白・緑の三枚を重ね,雛(ヒナ)祭りに供える。[季]春。《―のその色さへも鄙びたり/池内たけし》
(2)菱の実の粉で作った餅。
ひしもよう
ひしもよう [3] 【菱模様】
菱形の模様。ひし。
ひしゃ
ひしゃ 【飛車】
(1) [2][1]
空を飛ぶという,空想上の車。
(2) [0]
将棋の駒の一。縦・横に何間でも自由に動ける。成ると竜王となり,斜め四方へも一間ずつ動ける。
ひしゃかいしんど
ひしゃかいしんど [5] 【被写界深度】
ある一点に焦点を合わせたとき,その前後の一定範囲内ではピントの合った像が得られるが,この範囲内の,近点と遠点との距離のこと。同一条件下では絞りを小さくするほど深くなる。被写体深度。
ひしゃかいてき
ひしゃかいてき【非社会的】
unsocial.→英和
ひしゃく
ひしゃく【柄杓】
a ladle.→英和
ひしゃく
ひしゃく [0] 【飛錫】 (名)スル
〔「釈氏要覧」による。中国唐の僧隠峰が錫杖(シヤクジヨウ)を飛ばし,みずから空を飛んで五台山へ登ったという故事による〕
僧が修行の旅をすること。また,旅行中の修行者。「聖僧円龕照覚豊後渋田郷より―して伽藍を建て/続千山万水(乙羽)」
ひしゃく
ひしゃく [0] 【柄杓・杓】
〔「ひさく」の転〕
(1)水をくみ取るための道具。木・竹・金属などの椀状の容器に長い柄のついたもの。
(2)近世,北陸地方で,遊女をいった語。
ひしゃぐ
ひしゃ・ぐ [2] 【拉ぐ】
■一■ (動ガ五[四])
押しつぶす。「―・いだ缶」
■二■ (動ガ下二)
⇒ひしゃげる
ひしゃげる
ひしゃ・げる [0][3] 【拉げる】 (動ガ下一)[文]ガ下二 ひしや・ぐ
押しつぶされて平たくなる。押しつぶされていびつになる。「―・げた帽子」
ひしゃこうてき
ひしゃこうてき【非社交的】
unsociable.→英和
ひしゃたい
ひしゃたい【被写体】
a (photographic) subject.
ひしゃたい
ひしゃたい [0] 【被写体】
撮影の対象となる人・物や景色。写真に写されるもの。
ひしやらい
ひしやらい [3] 【菱矢来】
「菱形(ヒシガタ)矢来」に同じ。
ひしゅ
ひしゅ [1][2] 【脾腫】
脾臓が大きくなった状態。肝硬変・造血器疾患・感染症・脂質代謝障害などで見られる。
ひしゅ
ひしゅ [1] 【匕首】
つばのない短剣。懐剣の類。あいくち。
ひしゅう
ひしゅう [0] 【悲秋】
ものがなしい秋。
ひしゅう
ひしゅう [0] 【比周】 (名)スル
(1)〔論語(為政)「君子周而不�比,小人比而不�周」より〕
私心をもって一方に偏することと,公正な道によって広く衆人に親しむこと。
(2)徒党を組むこと。悪い目的をもって仲間を作ること。「其の衆阿党―して好(ヨミ)んずる事あり/太平記 39」
ひしゅう
ひしゅう [0][1] 【秘宗】
真言宗の異名。
ひしゅう
ひしゅう [0] 【悲愁】
かなしみに深く沈む気持ち。また,悲しみとうれい。
ひしゅう
ひしゅう 【飛州】
飛騨(ヒダ)国の別名。
ひしゅう
ひしゅう 【肥州】
肥前(ヒゼン)国・肥後(ヒゴ)国の総称。
ひしゅうしょくご
ひしゅうしょくご ヒシウシヨク― [1][0] 【被修飾語】
文の成分の一。修飾語によって意味内容の限定を受ける語。例えば「美しい花」の「花」,「美しく咲く」の「咲く」。
⇔修飾語
ひしゆい
ひしゆい [0][2] 【菱結(い)】
縄が胸の所で菱形を作るような人の縛り方。菱縄。
ひしょ
ひしょ [1][2] 【秘所】
(1)「隠し所{(2)}」に同じ。
(2)めったに人に見せたり,人を入れたりしないところ。「―共を見せ奉らんとて/太平記 27」
(3)あの世。冥土(メイド)。「その年―に行く/咄本・醒睡笑」
ひしょ
ひしょ [1][2] 【秘書】
(1)要職にある人に直属し,機密の事務や文書を扱い,その人の仕事を助ける役。また,その役の人。セクレタリー。「社長―」
(2)秘蔵して,めったに人に見せない書物・文書。秘籍。
ひしょ
ひしょ【避暑】
summering.〜する pass the summer <at,in> .→英和
‖避暑客 a summer visitor.避暑地 a summer resort.
ひしょ
ひしょ【秘書】
a secretary <to> .→英和
秘書課 the secretariat.→英和
ひしょ
ひしょ [2] 【避暑】 (名)スル
夏の暑さを避けるために涼しい土地へ行くこと。
⇔避寒
[季]夏。「軽井沢へ―に行く」「別荘の設が有つて,例年必ず其処へ―する/婦系図(鏡花)」
ひしょう
ひしょう [0] 【婢妾】
婢と妾(メカケ)。女中と妾。はしため。
ひしょう
ひしょう [0] 【悲傷】 (名)スル
痛ましい出来事にあって,深く悲しむこと。「誠に―すべきの次第/近世紀聞(延房)」
ひしょう
ひしょう [0] 【飛翔】 (名)スル
空中を飛ぶこと。「大空を―する鷲(ワシ)」
ひしょう
ひしょう [0] 【卑称】
他人やその動作をさげすんだり,ののしったりする,ぞんざいな言葉や表現。「てめえ」「あん畜生」「…しやがる」「ぬかす」など。卑罵語。卑語。
ひしょう
ひしょう [0] 【卑小】 (名・形動)[文]ナリ
根性が卑しく,料簡(リヨウケン)が狭いこと。取るに足りないちっぽけなこと。けちくさいこと。また,そのさま。「―な考え」
ひしょう
ひしょう【費消する】
embezzle (公金などを).→英和
ひしょう
ひしょう [0] 【費消】 (名)スル
金品などを使い尽くすこと。「陸揚(リクアゲ)するに五六日を―せり/月世界旅行(勤)」
ひしょうぐん
ひしょうぐん [2] 【飛将軍】
〔漢の李広が進軍に迅速なのを,匈奴が飛将軍と呼んで恐れたという「史記(李広伝)」の故事から〕
行動が迅速で武勇にすぐれた将軍。名将。飛将。
ひしょうしつ
ひしょうしつ ヒシヤウ― [2] 【非晶質】
結晶のような規則正しい構造をもたないこと。また,そのような物質。無定形物質。
⇔結晶質
→アモルファス
ひしょうじけん
ひしょうじけん [4] 【非訟事件】
裁判所の扱う事件のうち,訴訟以外の手続きによって処理される民事事件。国家が私人間の生活関係に介入して命令・処分などを行う。
ひしょうたい
ひしょうたい ヒシヤウ― [0] 【非晶体】
非晶質の物体。
ひしょうてん
ひしょうてん [2] 【被昇天】
聖母マリアの体が霊魂とともに天国にあげられたこと。キリストの昇天と区別していう。
→聖母被昇天
ひしょかん
ひしょかん [2] 【秘書監】
秘書省の長官。
ひしょかん
ひしょかん [2] 【秘書官】
大臣・長官など重要な官に直属して,その命を受け,機密事項を取り扱う職。また,その人。
ひしょく
ひしょく [0] 【非職】
(1)現在職についていないこと。
(2)官吏が地位はそのままで職務だけ免ぜられること。休職。
ひしょく
ひしょく [0] 【比色】
色の濃さや色調を比較すること。
ひしょく
ひしょく [0] 【秘色】
⇒ひそく(秘色)
ひしょくけい
ひしょくけい [0] 【比色計】
肉眼または光電的な方法による比色分析に用いられるガラスまたはプラスチック製の器具。試験溶液の液層の厚さを加減して標準溶液の色の濃さと等しくなる点を求め,その液層の厚さから濃度を定量する。
ひしょくしゃ
ひしょくしゃ [3][2] 【被食者】
生物界で,他の生物に捕食される生物。
ひしょくぶんせき
ひしょくぶんせき [4] 【比色分析】
物質(主に溶液)の色の濃さや色調を,標準物質のそれと肉眼または光電光度計により比較して定量する化学分析法。
ひしょしょう
ひしょしょう [2] 【秘書省】
中国,梁(リヨウ)・唐代などにおかれた図書類を監理する役所。
ひしょち
ひしょち [2] 【避暑地】
避暑に適した土地。
ひしりょう
ひしりょう [2] 【非思量】
〔仏〕 人間の立場からする思考を突き抜けた心の在り方。唐の禅僧薬山惟儼(イゲン)が,座禅の際の心の在り方を問われて答えた言葉。
ひしろ
ひしろ [0] 【樋代】
⇒御樋代(ミヒシロ)
ひしろう
ひしろう [2] 【皮脂漏】
⇒脂漏(シロウ)
ひしん
ひしん [0] 【悲心】
(1)悲しい心。
(2)〔仏〕 衆生の苦をあわれみ救う心。
ひしん
ひしん [0] 【飛信】
(1)急ぎの手紙。飛札。
(2)非常・至急の公用書信を継ぎ立てしながら逓送する制度。1874年(明治7)発足,1917年(大正6)廃止。
ひしん
ひしん [0] 【皮疹】
皮膚の表面に生じた発疹の総称。
ひしん
ひしん [0] 【披針・鈹鍼】
「刃針(ハバリ)」に同じ。
ひしんけい
ひしんけい [0] 【披針形】
先のとがった,平たく細長い形。笹の葉のような形。植物の葉の形についていう。
ひしんにん
ひしんにん [2] 【被審人】
審判・審問を受ける人。
ひしんわか
ひしんわか [1][0] 【非神話化】
古代の文書がもつ神話的思考の枠組みを除き,実存論的解釈を行うことによってその本質的意味を明らかにすること。新約聖書研究に際し,解釈学上の方法としてブルトマンらによって提唱された。
ひじ
ひじ ヒヂ 【泥・埿】
どろ。「塵―の数にもあらぬ我故に思ひわぶらむ妹がかなしさ/万葉 3727」
ひじ
ひじ [1] 【非時】
〔仏〕
(1)戒律によって僧が食事をとるべきではないと定められた正午過ぎから翌朝までの間。また,その時間に食事をとること。また,その食事。非時食(ヒジジキ)。非食(ヒジキ)。
⇔斎(トキ)
(2)会葬者に出す食事。しのぎ。
ひじ
ひじ 【洲】
〔「ひし」とも〕
海の中の洲。中洲。「この向つ峰の乎那(オナ)の峰の―に付くまで/万葉 3448」
ひじ
ひじ ヒヂ [2] 【肘・肱・臂】
(1)上腕と前腕とをつなぐ関節。また,その折り曲げたときの外側の部分。「―をつく」
(2){(1)}の形に曲がって突き出ているもの。
(3)「肘鉄砲」に同じ。
ひじ
ひじ [1] 【秘事】
秘密の事柄。
ひじ
ひじ【秘事】
a secret;→英和
private affairs.
ひじ
ひじ【肘】
an elbow.→英和
〜をつく rest one's elbow(s) <on> .〜を張る spread out one's elbows.〜で押す elbow.
ひじ
ひじ 【日出】
大分県北東部,速見郡の町。別府湾の北岸に位置し,旧城下町を母体に発展。城下ガレイを特産。
ひじ=は睫(マツゲ)
――は睫(マツゲ)
じかには見えなくても,まつげが目の縁にあるように,秘事は案外手近な所にあるものだという意。
ひじ=を張る
――を張・る
威張って振る舞う。肘張る。「党を建て―・る者,洛中に充満して/太平記 12」
ひじ=を曲げる
――を曲・げる
〔論語(述而)〕
肘を曲げて枕とする。また,清貧を楽しむ。
→曲肱(キヨツコウ)の楽しみ
ひじ=を食(ク)わせる
――を食(ク)わ・せる
「肘鉄砲(ヒジデツポウ)を食わせる」に同じ。
ひじあて
ひじあて ヒヂ― [0] 【肘当て】
洋服の肘の部分に,補強と装飾を兼ねて付ける当て布。
ひじかけ
ひじかけ ヒヂ― [0][4] 【肘掛(け)】
(1)椅子などの肘をもたせかける部分。
(2)肘を置いて,よりかかり,体を楽にするための道具。脇息。
ひじかけいす
ひじかけいす ヒヂ― [4] 【肘掛け椅子】
肘掛けのついた椅子。アームチェア。
ひじかけいす
ひじかけいす【肘掛け椅子】
an armchair.→英和
ひじかけまど
ひじかけまど ヒヂ― [5] 【肘掛け窓】
座ったときに肘がかけられるほどの高さの窓。手窓。
ひじかさ
ひじかさ ヒヂ― 【肘笠】
(1)肘を頭の上に伸ばして笠のかわりにすること。「難波女の被く袖笠―の/謡曲・蘆刈」
(2)笠の一種か。形状未詳。「田の中には早乙女どもおりたち,田蓑・―着て/仮名草子・東海道名所記」
ひじかさあめ
ひじかさあめ ヒヂ― 【肘笠雨】
にわか雨。肘雨。袖笠雨。「―ふり,神鳴りひらめきて落ちかかりなむとする時に/宇津保(菊の宴)」
ひじかた
ひじかた ヒヂカタ 【土方】
姓氏の一。
ひじかたていいち
ひじかたていいち ヒヂカタ― 【土方定一】
(1904-1980) 美術評論家。岐阜県生まれ。東大卒。神奈川県立美術館館長。著「近代日本洋画史」
ひじかたとしぞう
ひじかたとしぞう ヒヂカタトシザウ 【土方歳三】
(1835-1869) 幕末の剣客。武蔵の人。新撰組副長として京都市内の警衛にあたった。鳥羽伏見の戦いに敗れたのちも東下して官軍に抵抗。最後は榎本武揚の軍に属して箱館五稜郭で戦死。
ひじかたひさもと
ひじかたひさもと ヒヂカタ― 【土方久元】
(1833-1918) 明治の政治家。高知の人。三条実美に従い倒幕運動に参加,薩長連合を実現させた。維新後,初期の東京市政を担当。のち農商務相・宮内相などを歴任。
ひじかたよし
ひじかたよし ヒヂカタ― 【土方与志】
(1898-1959) 演出家。本名,久敬(ヒサヨシ)。東京生まれ。久元の孫。小山内薫とともに築地小劇場を設立,日本の新劇確立に貢献。
ひじがね
ひじがね ヒヂ― [2][0] 【肘金】
(1)肘壺(ヒジツボ)に差し込んで用いる突起のある金物。扉の開閉のために用いる。ひじかなもの。
→肘壺
(2)鎧(ヨロイ)の籠手(コテ)の肘の所に付ける金具。
ひじき
ひじき 【非食】
「非時(ヒジ){(1)}」に同じ。
ひじき
ひじき ヒヂ― [0] 【肘木】
(1)社寺建築で,斗(マス)とともに斗栱(トキヨウ)を構成する腕木状の水平材。斗,または桁(ケタ)を受ける。位置や施された彫刻によってさまざまな種類がある。
(2)碾(ヒ)き臼(ウス)の取っ手。
肘木(1)[図]
ひじき
ひじき [1] 【鹿尾菜・羊栖菜】
褐藻類ヒバマタ目の海藻。北海道南部から九州までの沿岸の潮間帯下部の岩上に生育。主枝は円柱形で,長さ20センチメートル〜1メートル。長さ3〜4センチメートルの小枝を多く出す。根は繊維状根。春から初夏,繁茂し,採集乾燥して食用とする。[季]春。
ひじき
ひじき 【非色】
禁色(キンジキ)の着用を許されないこと。また,その人。
ひじきおぼの
ひじきおぼの
〔「おぼの」は「おもの(御物)」の転〕
殯宮(モガリノミヤ)に供える食事。「此の日―をたてまつる/日本書紀(持統訓)」
ひじきも
ひじきも 【鹿尾菜藻】
ヒジキの古名。「懸想じける女のもとに,―といふ物をやるとて/伊勢 3」
ひじじ
ひじじ [1] 【曾祖父】
⇒ひいじじ(曾祖父)
ひじじき
ひじじき [2] 【非時食】
「非時{(1)}」に同じ。
ひじじゅう
ひじじゅう 【非侍従】
律令制で,中務省の臨時の官人。侍従の官を経ないで天皇に奉侍する者。
→次侍従
ひじたま
ひじたま ヒヂ― 【玔】
「釧(クシロ)」に同じ。
ひじちょうもく
ひじちょうもく [1] 【飛耳長目】
〔遠くのことをよく見聞きする耳目の意〕
物事の観察に鋭敏であること。
ひじっきゅう
ひじっきゅう 【皮日休】
(834-902?) 中国晩唐の詩人・文学者。字(アザナ)は襲美。時政を憤り,生活に苦しむ庶民を詩賦に描いた。のち,黄巣軍の翰林学士となる。詩文集「皮子文藪」
ひじつき
ひじつき ヒヂ― [2][4] 【肘突き】
読み書きをする時に,机の上の肘のあたる部分に敷く小さい布団。肘布団。
ひじつぼ
ひじつぼ ヒヂ― [2][0] 【肘壺】
戸を開閉させるために柱や戸の枠にとりつける金具。壺のような形につくり,肘金(ヒジガネ)を差し込むようにしたもので,両者一対で蝶番(チヨウツガイ)と同様の働きをする。壺金。
ひじてつ
ひじてつ ヒヂ― [0] 【肘鉄】
「肘鉄砲」の略。「―を食う」「―を食わせる」
ひじでっぽう
ひじでっぽう ヒヂデツパウ [3] 【肘鉄砲】
(1)腕を曲げ,肘で突きのけること。
(2)他人の誘いや申し込みを強く断ること。特に,女が男の誘いをはねつけること。ひじてつ。
ひじでっぽう
ひじでっぽう【肘鉄砲を食わす】
reject;→英和
snub;→英和
kick <a person's proposal> (求婚者に).→英和
ひじでっぽう=を食(ク)わせる
――を食(ク)わ・せる
(1)肘の端で突きのける。
(2)相手の誘いや要求を強くはねつける。肘鉄砲を食わす。
ひじに
ひじに 【干死に】
飢えて死ぬこと。「やがてこの御前にして―に死なむ/今昔 16」
ひじはつてきしつぎょう
ひじはつてきしつぎょう [1][6] 【非自発的失業】
働く能力も意思もあるが,雇用機会がなくて生じる失業。
→自発的失業
ひじばる
ひじば・る ヒヂ― 【肘張る】 (動ラ四)
(1)肘を張り出す。肘を横に突き出す。
(2)意地を張る。意気を示す。「―・らせ給ふもあはれに見奉る/栄花(本の雫)」
ひじぶとん
ひじぶとん ヒヂ― [3] 【肘布団】
「肘突き」に同じ。
ひじほうもん
ひじほうもん [3] 【秘事法門】
本願寺教団から異端とされた真宗の教義。親鸞の子善鸞が父から秘密に伝授された教義とされ,南北朝期には三門徒派の信仰として盛んになった。江戸時代は弾圧されたが,民衆の間にひそかに信仰された。隠れ念仏。御蔵法門。庫裡(クリ)法門。
ひじまき
ひじまき ヒヂ― 【肘巻】
「くしろ(釧)」に同じ。[和名抄]
ひじまくら
ひじまくら ヒヂ― [3] 【肘枕】 (名)スル
自分の肘を曲げて枕代わりにして横になること。「松の許なる据置の腰掛に,長く成つて,―して/婦系図(鏡花)」
ひじまくら
ひじまくら【肘枕をする】
make a pillow of one's arm.
ひじやまだいがく
ひじやまだいがく ヒヂヤマ― 【比治山大学】
私立大学の一。1993年(平成5)設立。本部は広島市。
ひじゅう
ひじゅう [0] 【比重】
〔specific gravity〕
(1)〔物〕 ある物質の質量と,それと同体積の基準物質の質量との比。普通,基準物質として摂氏四度の純水をとる。
(2)ある事柄が全体の中で占める割合。「教育費の―が年々増大する」
ひじゅう
ひじゅう【比重】
《理》specific gravity.
ひじゅうけい
ひじゅうけい [0] 【比重計】
液体・固体・気体の比重を測定する装置・器具の総称。比重瓶・浮き秤(バカリ)・比重秤などがある。
ひじゅうせんこう
ひじゅうせんこう [4] 【比重選鉱】
鉱物の比重の差を利用して,異種鉱物を分離する選鉱法。重液選鉱はこの一種。
ひじゅうばかり
ひじゅうばかり [4] 【比重秤】
比重計の一。秤竿(ハカリザオ)・錘(オモリ)・分銅から成り,浮力を利用して液体の比重を測る。
ひじゅうびん
ひじゅうびん [2] 【比重瓶】
比重計の一。主に液体の比重を測るための容器。ある液体を満たしたときの質量と,水を満たしたときの質量を測って比重を求める。
ひじゅつ
ひじゅつ【秘術】
a secret art.〜を尽す play one's best card.
ひじゅつ
ひじゅつ [1][0] 【秘術】
めったに他人に教えたり見せたりしない,特別な技術。奥の手。
ひじゅん
ひじゅん【批准】
ratification.〜する ratify.→英和
ひじゅん
ひじゅん [0] 【批准】 (名)スル
〔ratification〕
(1)全権委員が調印して内容の確定した条約を,条約締結権をもつ国家機関が承認すること。「講和条約を―する」
(2)臣下の差し出す文書を,君主が可否を判断すること。
ひじゅんしょ
ひじゅんしょ [0] 【批准書】
条約を批准する旨の国家の意思を表示した文書。この文書の交換または寄託により条約は正式に成立する。
ひじょう
ひじょう [0] 【非情】 (名・形動)[文]ナリ
(1)人間らしい感情をもたないこと。心が冷たいこと。また,そのさま。「―の世界」「―のおきて」「―な仕打ち」
(2)〔仏〕 草木・山川・大地など心をもたないもの。
⇔有情(ウジヨウ)
[派生] ――さ(名)
ひじょう
ひじょう【非情の】
(1) senseless (無感覚な);→英和
unfeeling (非情の).→英和
(2) lifeless.→英和
ひじょう
ひじょう【非常な】
[普通でない]unusual;→英和
extraordinary;→英和
[たいへんな]great;→英和
awful.→英和
〜に[たいへんに]very;→英和
much;→英和
very much;→英和
unusually;→英和
greatly;awfully.→英和
〜な誤り(侮辱) a gross mistake (insult).
ひじょう
ひじょう [0] 【非常】
■一■ (名)
(1)ふだんと異なった状態。普通でなくさし迫った事態。「―事態」「―の際の心得」「―を告げる鐘の音」
(2)生命にかかわること。死去。「小野宮の大臣―の事もおはしまさば/栄花(月の宴)」
(3)仏語。生滅変化して,同じ状態に止まらないこと。
■二■ (形動)[文]ナリ
(1)程度がはなはだしいさま。一通りでないさま。並たいていでないさま。「―な悲しみ」「―にうれしい」
(2)様子が異常であるさま。行動が普通と異なっているさま。「何か―な事でも企て身を隠すとでも/花間鶯(鉄腸)」
ひじょう
ひじょう [0] 【肥饒】 (名・形動)[文]ナリ
地味が肥えてゆたかな・こと(さま)。肥沃。「―にして人少なき土地に在ては其思慮を農事に致して/民約論(徳)」
ひじょう
ひじょう【非常】
an emergency (変事);→英和
a disaster (災害).→英和
〜に備える prepare for emergencies.〜の場合には in an[in case of]emergency.‖非常階段 an emergency staircase.非常口 a fire exit[escape];an emergency exit[escape].非常事態 an emergency;a crisis.非常手段 <adopt> an emergency measure.非常はしご a fire ladder;an emergency ladder (ビルなどに用意してある).
ひじょうかいだん
ひじょうかいだん [4] 【非常階段】
火災や地震などの非常の場合避難に使用するために,平時の昇降用以外に設けた階段。
ひじょうきん
ひじょうきん【非常勤の】
part-time.非常勤講師 a part-time lecturer[instructor].
ひじょうきん
ひじょうきん [2] 【非常勤】
常勤でなく,決まった日・時間だけ勤務すること。
⇔常勤
「―講師」「―嘱託」
ひじょうぐち
ひじょうぐち [2] 【非常口】
建物や乗り物で,火事や事故など危急のときに逃げるための出入り口。
ひじょうけいかい
ひじょうけいかい [4] 【非常警戒】
重大な犯罪が発生したり,予想されたりする場合,犯人の逮捕や警備のため,特定地域を特に厳重に警戒すること。
ひじょうけいほう
ひじょうけいほう [4] 【非常警報】
危急を知らせるサイレンや鐘,または信号。
ひじょうこしゅう
ひじょうこしゅう [4] 【非常呼集】
軍隊で,非常の際に武装して集合させること。
ひじょうしき
ひじょうしき【非常識な】
absurd;→英和
silly.→英和
ひじょうしき
ひじょうしき [2] 【非常識】 (名・形動)[文]ナリ
常識がないこと。常識にはずれること。また,そのさま。「―な発言」「―もはなはだしい」「―をたしなめる」
[派生] ――さ(名)
ひじょうしゅだん
ひじょうしゅだん [4] 【非常手段】
非常の場合に取られる特別の処置。特に,武力・暴力による措置。「―に訴える」
ひじょうしょうしゅう
ひじょうしょうしゅう [4] 【非常召集】
(1)戦事,または事変に際して,予備役の軍人を召集すること。
(2)非常に際し,急に人を呼び出すこと。「休日なのに―がかかる」
ひじょうしょく
ひじょうしょく [2] 【非常食】
災害時のために準備しておく食品。
ひじょうじ
ひじょうじ【非常時】
an emergency;→英和
a crisis.→英和
ひじょうじ
ひじょうじ [2] 【非常時】
国家が重大な危機に直面した時。戦争など国際間に重大な事態の起こった時。
ひじょうじたいせんげん
ひじょうじたいせんげん [7] 【非常事態宣言】
旧警察法において,国家の存立にかかわる騒乱や騒乱のおそれのある事態の時に,内閣総理大臣がその旨を宣言すること。
→国家非常事態
ひじょうじょうこく
ひじょうじょうこく [4] 【非常上告】
刑事訴訟で,判決確定後に審判の法令違反を理由として,検事総長が最高裁判所に申し立てる手続き。
ひじょうすう
ひじょうすう [2] 【被乗数】
掛け算で,掛けられる方の数。�×� で � のこと。
ひじょうすう
ひじょうすう【被乗数】
《数》a multiplicand.→英和
ひじょうせん
ひじょうせん【非常線を張る】
draw[post]a cordon[dragnet] <about,around> ;→英和
cordon off <a street> .〜を突破する break through a cordon.
ひじょうせん
ひじょうせん [0] 【非常線】
犯罪事件などが起こった時,警官を配置して一定の区域内の通行・出入りを禁じたり,厳重に検問したりする警備態勢。警戒線。
ひじょうたいけん
ひじょうたいけん [4] 【非常大権】
旧憲法下の天皇の大権の一。国家の非常時に際して,国民の権利保障の条項を停止しうる権能。
ひじょうに
ひじょうに [0] 【非常に】
〔形容動詞「非常」の連用形〕
⇒非常■二■
ひじょうにんりじこく
ひじょうにんりじこく ヒジヤウニン― [7] 【非常任理事国】
国連の安全保障理事会を構成する理事国一五か国のうち,常任理事国の五か国以外の国。加盟国の中から総会で選ばれ,任期は二年で,再選は許されない。
ひじょうもちだし
ひじょうもちだし [4] 【非常持(ち)出し】
火事・大地震などのときに持ち出すべき貴重品や重要書類。
ひじょうり
ひじょうり [2] 【非条理】 (名・形動)
物事の筋道が通っていないさま。道理にかなっていないさま。
ひじょうコック
ひじょうコック [4] 【非常―】
電車やバスなどで,事故の際に乗客が操作して非常口やドアを開けるための装置。
ひじょうベル
ひじょうベル [4] 【非常―】
火災などの非常事態を知らせるために鳴らすベル。
ひじょすう
ひじょすう【被除数】
《数》a dividend.→英和
ひじょすう
ひじょすう ヒヂヨ― [2] 【被除数】
割り算で,割られる方の数。�÷� で � のこと。
ひじり
ひじり [0] 【聖】
〔「日知(シ)り」の意〕
(1)高徳の僧。高僧。また,一般に僧の敬称。
(2)寺院に属さず,遁世(トンセイ)して修行に励む仏教者。また,特に妻帯しない修行者。
(3)高野聖・遊行聖・勧進聖など,布教や勧進を行うため,各地を遍歴する僧。多くは下級の僧で,民衆の信仰と結びついていた。
(4)徳の高い人。聖人。
(5)ある方面についての知識・技量がひときわすぐれている人。「柿本人麿なむ,歌の―なりける/古今(仮名序)」
(6)天皇の尊称。「玉だすき畝傍(ウネビ)の山の橿原の―の御代ゆ/万葉 29」
(7)〔中国で清酒を「聖人」と称したことから〕
清酒の異名。「酒の名を―と負せし古の大き聖の言の宜しさ/万葉 339」
(8)〔笈(オイ)を負った高野聖に姿が似るところから〕
呉服の行商人。聖方。
ひじり
ひじり【聖】
a sage (哲人);→英和
a saint (聖僧).→英和
ひじりあんどん
ひじりあんどん [4] 【聖行灯】
〔形が高野聖の笈(オイ)に似ているからとも,聖窓(ヒジリマド)の軒に掛けるからともいう〕
江戸時代,遊廓の局見世(ツボネミセ)の格子,あるいは風呂屋の軒に掛けて看板に代えた掛け行灯。ひじりあんどう。
ひじりうし
ひじりうし [3] 【聖牛】
河川の水勢を緩和させるための装置。雑木を棟木のように結び,その間に柵を設け,蛇籠(ジヤカゴ)を数本並べたもの。
ひじりかた
ひじりかた 【聖方】
(1)〔仏〕 高野三方(コウヤサンカタ)の一。初め高野山の念仏修行者をいったが,平安中期以降,諸国に勧進を行い,高野山に対する信仰を広めた。高野聖。
(2)「ひじり{(8)}」に同じ。
ひじりこ
ひじりこ ヒヂリ― 【泥】
どろ。ひじ。「手を習ふ心なく,ただ足を―にする思ひのみあり/海道記」
ひじりだつ
ひじりだ・つ 【聖立つ】 (動タ四)
聖らしく見える。高僧のようである。「―・つ人,才ある法師などは/源氏(橋姫)」
ひじりまど
ひじりまど [4] 【聖窓】
箱形の格子付きの出窓。江戸時代,町屋の入り口脇あるいは遊郭の局見世(ツボネミセ)などに設けた。
ひじりめ
ひじりめ 【聖目】
「聖目(セイモク)」を訓読みした語。「ここなる―を直(スグ)に弾けば立てたる石必ず当る/徒然 171」
ひじる
ひじ・る (動ラ四)
うばい取る。「おのりやちよこ��腰な物―・るな/浄瑠璃・夏祭」
〔歴史的仮名づかいは「ひぢる」か「ひじる」か不明〕
ひじる
ひじ・る 【聖る】 (動ラ四)
〔名詞「聖(ヒジリ)」の動詞化〕
聖らしくする。戒律を守る。「若うより―・りて侍りしかば/沙石 4」
ひじわ
ひじわ ヒジハ [0]
オヒシバ・メヒシバの総称。
ひじんしょ
ひじんしょ 【肥人書】
上代,肥人の用いたという文字。また,それによって書かれたもの。肥人は肥前・肥後の人ともまた隼人(ハヤト)ともいわれるが未詳。
ひじんどうてき
ひじんどうてき【非人道的】
inhuman;→英和
brutal.→英和
ひす
ひ・す 【非す】 (動サ変)
よくないとして退ける。認めない。非とする。「彼を是し我を―・し/太平記 26」
ひす
ひ・す [1] 【秘す】
■一■ (動サ五)
〔サ変動詞「秘する」の五段化〕
「秘する」に同じ。「特にその名を―・す」
■二■ (動サ変)
⇒ひする(秘)
ひすい
ひすい [0][1] 【翡翠】
(1)カワセミの別名。[季]夏。
〔「翡」は雄,「翠」は雌〕
(2)カワセミの羽。また,その羽のように青々として光沢のあるもの。「佳人晨糀(シンソウ)を飾りし弘徽殿の前には,―の御簾半より絶えて/太平記 14」
(3)髪の毛が美しく光沢のあること。また,そのような髪の毛。みどりの黒髪。ひすいのかんざし。「御髪はゆらゆらと,―とはこれをいふにやと見えて/寝覚 5」
(4)硬玉(コウギヨク)と軟玉(ナンギヨク)との総称。その神秘的な深い色合いから,古来,中国で珍重された。ジェード。
(5)鳥の尾にある長い羽。[色葉字類抄]
ひすい
ひすい【翡翠】
jade (宝石).→英和
ひすい
ひす・い (形)[文]ク ひす・し
〔近世上方語〕
悪賢い。ずるい。「此の―・い人心,騙(カタリ)のあるまいものでもなし/浄瑠璃・栬狩」
ひすい
ひすい 【淝水】
中国,安徽(アンキ)省を流れる河川。383年,前秦の苻堅(フケン)が東晋に大敗を喫した所。
ひすいきせき
ひすいきせき [4] 【翡翠輝石】
輝石の一種。ナトリウム・アルミニウムのケイ酸塩からなる。単斜晶系に属し,白色・青緑色・紫色で,半透明。高圧を受けてできた変成岩中に産する。
→硬玉
ひすいに
ひすいに [0] 【翡翠煮】
〔出来上がりが翡翠{(4)}のような緑色になることから〕
空豆・グリーン-ピースなどを,青色を損なわないように塩・砂糖・だしなどで煮たもの。
ひすいのかんざし
ひすいのかんざし 【翡翠の髪状】
「翡翠{(3)}」に同じ。「―ゆりかけて歩ませ給ふ御姿/御伽草子・鉢かづき」
ひすかし
ひすか・し 【嚚し】 (形シク)
〔「ひずかし」とも〕
ひねくれている。気むずかしい。また,口やかましい。かまびすしい。「―・しの心愚かの人は/極楽願往生歌」
ひすかし
ひすかし (形動ナリ)
心がねじけているさま。気むずかしく怒りっぽいさま。「仁愛に似ぬ母心―に/浄瑠璃・賀古教信」
ひすがら
ひすがら 【終日】
一日中。終日(シユウジツ)。ひねもす。「をみ衣すりでてきつる露けさは春の―又ぞ忘れぬ/公任集」
ひすし
ひす・し (形ク)
⇒ひすい
ひすまし
ひすまし 【洗歪・樋清】
〔樋箱(ヒバコ)を清める意〕
平安時代以降,宮中などで便所の掃除を職とした身分の低い女性。御厠人(ミカワヤウド)。
ひすらし
ひすら・し (形ク)
欲が深い。悪がしこい。ずるい。「なほ―・く,人に情をしらず/浮世草子・永代蔵 3」
ひする
ひする【秘する】
keep <a matter> secret;conceal.→英和
ひする
ひ・する [2] 【比する】 (動サ変)[文]サ変 ひ・す
くらべる。比較する。「前年に―・して三割の増加となる」
ひする
ひ・する [2] 【秘する】 (動サ変)[文]サ変 ひ・す
人にわからないようにする。秘密にする。かくす。「名を―・する」「―・して子の親方(チカカタ)には教へずして/平家 11」
ひする
ひする【比する】
⇒比較(する).
ひず
ひ・ず ヒヅ 【秀づ】 (動ダ下二)
〔「穂(ホ)出(イ)づ」の転じた「ひいづ」の転〕
(1)穂を出す。「石上布留の早稲田を―・でずとも縄だに延(ハ)へよ守りつつ居らむ/万葉 1353」
(2)ひいでる。「和漢の才にみな―・でて/愚管 4」
ひず
ひ・ず ヒヅ 【漬づ】
〔近世初頭頃まで「ひつ」と清音〕
■一■ (動ダ四)
水につかる。ぬれる。「声はして涙は見えぬほととぎす我が衣手の―・つを借らなむ/古今(夏)」
■二■ (動ダ上二)
{■一■}に同じ。「袖―・つる時をだにこそ嘆きしか/蜻蛉(中)」
〔古くは四段。上二段に転じたのは中古中期以降〕
■三■ (動ダ下二)
水につけてぬらす。ひたす。「手を―・てて寒さも知らぬ泉にぞ/土左」
ひず
ひず [1] 【秘図】
人に見せられない,秘密の絵。
ひず
ひず [0][1] 【氷頭】
鮭(サケ)・鯨などの頭部の軟骨。透明でやわらかい。薄く切って酢の物などにする。かぶらぼね。
ひずえ
ひずえ [0] 【火末】
炷(タ)き始めてから相当時間がたった香木。また,その香り。
→末枯(スガリ)
ひずつ
ひず・つ ヒヅツ 【漬つ】 (動タ四)
濡れる。また,泥で汚れる。「赤裳の裾の春雨ににほひ―・ちて/万葉 3969」「我妹子(ワギモコ)が赤裳―・ちて植ゑし田を/万葉 1710」
ひずなます
ひずなます ヒヅ― [3] 【氷頭鱠】
鮭(サケ)の頭の軟骨を薄く切ってなますにしたもの。
ひずみ
ひずみ【歪】
distortion;a strain;→英和
<economic> imbalance.→英和
ひずみ
ひずみ ヒヅミ [0] 【歪み】
(1)物体に外力を加えたときに生じる,のび・ちぢみ・ねじれなどの変化の割合。ゆがみ。
(2)ある事の結果としてあらわれた悪い影響。弊害。しわよせ。「高度成長政策の―を是正する」
ひずみけい
ひずみけい ヒヅミ― [0] 【歪み計】
歪みの度合を測る装置。機械式のものや歪みによる電気抵抗の変化を利用したものなどがある。ストレーン-ゲージ。
ひずみりつ
ひずみりつ ヒヅミ― [3] 【歪み率】
ある波形が正弦波と比べ,どの程度ひずんでいるかを示す量。含まれる全高調波の実効値を基本波の実効値で割った値をいう。
ひずむ
ひずむ【歪む】
be distorted[strained].
ひずむ
ひず・む ヒヅム [0][2] 【歪む】
■一■ (動マ五[四])
(力が加わったために)形がゆがむ。いびつになる。「ボリュームを上げると高音が―・む」「障子ガ―・ンデタテマセン/ヘボン(三版)」
■二■ (動マ下二)
(1)曲げる。「弓の反つたを押し当てて,ためつ―・めつする木あり/玉塵抄」
(2)小さくかがめる。「もし細道辻小路なれば身を―・めて/浮世草子・男色十寸鏡」
(3)責める。さいなむ。苦しめる。「常々に身を―・め,始末してあいつに遣るは淵へ捨つるも同然/浄瑠璃・油地獄(下)」
ひせい
ひせい [0] 【批正】 (名)スル
批判して訂正すること。「御―を乞う」
ひせい
ひせい [0] 【秕政・粃政】
悪い政治。悪政。「蘭人の暴横無道なる―を摘挙し/浮城物語(竜渓)」
ひせい
ひせい [0] 【非勢】
勝負などで,形勢がよくないこと。
ひせいさんてき
ひせいさんてき【非生産的】
unproductive;nonproductive.
ひせいさんてき
ひせいさんてき [1][0] 【非生産的】 (形動)
役立つものが,なにも生まれてこないさま。生産を伴わないさま。「だらだらと会議ばかりしているのは―だ」「―な意見」
ひせいふかんこくさいきこう
ひせいふかんこくさいきこう [12][11] 【非政府間国際機構】
⇒エヌ-ジー-オー( NGO )
ひせき
ひせき [0][2][1] 【丕績】
〔「丕」は大きい意〕
大きな手柄。大功。偉績。
ひせき
ひせき [0] 【肥瘠】
「ひそう(肥痩)」に同じ。
ひせき
ひせき [2][1] 【砒石】
ヒ素の元素鉱物。新鮮な面では錫(スズ)白色で金属光沢を呈するが,空気に触れると暗色となる。砒霜石。
ひせき
ひせき [2][1] 【飛跡】
〔物〕 霧箱・泡箱・写真乾板を帯電粒子が通過したときに観察される粒子の通過経路。
ひせき
ひせき [0] 【碑石】
(1)石碑の材料にする石。
(2)石碑。
ひせき
ひせき [0] 【秘跡・秘蹟】
⇒サクラメント
ひせき
ひせき [0] 【非斥】 (名)スル
非難し排斥すること。「大逆無道として―するもの之に過ぐるなし/日本開化小史(卯吉)」
ひせつ
ひせつ [0][2][1] 【飛雪】
風に吹き飛ばされながら降る雪。また,風に飛ばされる積雪。
ひせつ
ひせつ [0] 【秘説】
秘密の説。
ひせん
ひせん [0] 【飛仙】
空を飛ぶ仙人。「天仙・―の類は誠に今の世の人及ぶべからず/仮名草子・浮世物語」
ひせん
ひせん【卑賎の】
low;→英和
humble.→英和
〜の身 a man of low birth.
ひせん
ひせん [0] 【飛銭】
中国,唐・宋時代の送銭手形制度。茶・塩・絹などの遠距離取引の隆盛,貨幣経済の発達を背景に生じた。便銭。便換。その手形を唐代に拠・文牒,宋代に交子・会子という。
ひせん
ひせん [0][2][1] 【飛泉】
高い所から落ちる水。滝。また,激しくわき出る泉。「―にはかに湧き出き/太平記 10」
ひせん
ひせん [0] 【飛箭】
飛んでくる矢。
ひせん
ひせん [0] 【卑賤・鄙賤】 (名・形動)[文]ナリ
身分や地位が低く,いやしい・こと(さま)。「―の身」「教育といふものを受けた事のない―な男なら/ヰタ・セクスアリス(鴎外)」
ひせん
ひせん [0] 【被選】
選出されること。「―資格」
ひせんきょ
ひせんきょ【被選挙権】
eligibility <for> .〜権がある be eligible <for> .‖被選挙人 an eligible person.
ひせんきょけん
ひせんきょけん [1][3][4] 【被選挙権】
選挙に立候補することができる資格。公職選挙法上,衆議院議員・地方議会議員・市町村長は満二五歳以上,参議院議員・都道府県知事は満三〇歳以上の者に与えられる。
ひせんきょにん
ひせんきょにん [1][0] 【被選挙人】
選挙される人。
ひせんけい
ひせんけい [0] 【非線形・非線型】
線形(一次)の項のみでなく,高次の項も含む数式。また,未知関数あるいはその微分の高次の項を含む微分方程式。さらに,そのような方程式で記述される現象。
⇔線形
ひせんけいはどう
ひせんけいはどう [6] 【非線形波動】
非線形の項を含む波動方程式で記述される波動。正弦関数で表される通常の波動とは異なった振る舞いをする。
→ソリトン
ひせんとういん
ひせんとういん【非戦闘員】
a noncombatant;a civilian (広義の).→英和
ひせんとういん
ひせんとういん [4] 【非戦闘員】
(1)戦闘に参加しない人。民間人。
(2)交戦国の兵力に属し,戦闘以外の事務に従事する者。軍医・電信士・看護兵・衛生部員・新聞通信員・文官など。戦闘員と合わせて交戦者とされる。
ひせんろん
ひせんろん [2] 【非戦論】
戦争に反対する議論・主張。特に,日露戦争時,内村鑑三・幸徳秋水らによってなされた一連の反戦論をいう。
ひせんろん
ひせんろん【非戦論(者)】
(a) pacifism(ist).→英和
ひぜき
ひぜき [1] 【火堰】
ボイラーの火格子の奥に設けた耐火煉瓦(レンガ)の突起。燃料が後ろに落ちないようにする。
ひぜせり
ひぜせり 【火挵り】 (名)スル
手なぐさみに炭火をもてあそぶこと。「火箸手ぐさの―して/浄瑠璃・聖徳太子」
ひぜつ
ひぜつ [0] 【悲絶】 (名)スル
ひどく悲しむこと。「哀傷―するも人ごころ也/欺かざるの記(独歩)」
ひぜに
ひぜに [0] 【日銭】
(1)毎日入ってくる金。「―が入る」
(2)「日済(ヒナ)し金(ガネ)」に同じ。
ひぜめ
ひぜめ [3][0] 【火責め】
火を使って責め苦しめること。火を使う拷問(ゴウモン)。「―水責め」
ひぜめ
ひぜめ [3][0] 【火攻め】
火を放って敵を攻めること。火攻(カコウ)。
ひぜん
ひぜん【皮癬】
the itch (皮膚病).→英和
ひぜん
ひぜん 【肥前】
旧国名の一。佐賀県と壱岐(イキ)・対馬を除く長崎県に当たる。
ひぜん
ひぜん [0] 【皮癬】
「疥癬(カイセン)」に同じ。
ひぜんかき
ひぜんかき [2] 【皮癬掻き】
皮癬を患っている者。
ひぜんがさ
ひぜんがさ [2] 【皮癬瘡】
疥癬(カイセン)。
ひぜんざ
ひぜんざ 【肥前座】
江戸の操り人形座。江戸堺町にあった。
(1)杉山肥前掾が興行し,寛文(1661-1673)の頃が全盛であった。
(2)豊竹肥前掾が{(1)}の櫓を受け継いで,元文年間(1736-1741)に興した操り人形座。豊竹肥前掾座。
ひぜんだに
ひぜんだに [2] 【皮癬蜱】
ダニの一種。体は円形で体長0.3ミリメートルほど。体表に無数のしわがある。ヒトやイヌ・ネコの皮膚の内部に寄生して,疥癬をおこす。疥癬虫。
ひぜんのくにふどき
ひぜんのくにふどき 【肥前国風土記】
713年の詔により作られた風土記の一。一巻。732年以後数年の間の成立か。現存本は肥前国一一郡のうち一〇郡の地誌の抄録である。主に地名の由来を記す。
ひぜんぶし
ひぜんぶし 【肥前節】
(1)江戸浄瑠璃の一。寛文(1661-1673)頃,杉山肥前掾の語り始めた曲節。
(2)歌舞伎の下座音楽の一。時代狂言で,武将の物語の間などに奏される{(1)}の手法を転用した大鼓・小鼓を加えた三味線曲。
ひぜんもの
ひぜんもの [0] 【肥前物】
肥前国の刀工忠吉(タダヨシ)やその流れをくむ者の作った新刀の総称。
ひそ
ひそ【砒素】
《化》arsenic.→英和
ひそ
ひそ [2][1] 【砒素】
〔arsenic〕
窒素族元素の一。元素記号 As 原子番号三三。原子量七四・九二。黄色・灰色・黒色の三種があり,常温では固体。化学的性質はリンに似る。鶏冠石・雄黄・硫ヒ鉄鉱など硫化物として天然に広く産し,化合物は毒性が強い。殺虫剤・薬剤などに用いるほか,近年では合金や半導体の材料としても重要。
〔自然科学では「ヒ素」と書く〕
ひそう
ひそう [0] 【悲愴】 (名・形動)[文]ナリ
悲しくいたましい・こと(さま)。「―感が漂う」「―な顔つき」
[派生] ――さ(名)
ひそう
ひそう [0] 【悲壮】 (名・形動)[文]ナリ
悲しい中にも勇ましく雄々しいところがある・こと(さま)。「―の最期」「―な覚悟」
[派生] ――さ(名)
ひそう
ひそう [0] 【非想】
「非想天」の略。「―の八万却,猶必滅の愁に逢ふ/平家(灌頂)」
ひそう
ひそう [0] 【皮層】
(1)皮のかさなり。
(2)植物の表皮と中心柱との間にある細胞層。最内層は内皮と呼ばれる。
ひそう
ひそう 【肥壮】 (名・形動ナリ)
太っていて元気がよい・こと(さま)。「―多力の鉄牛一頭出来つて/太平記 24」
ひそう
ひそう【皮相】
the surface.→英和
〜の superficial.→英和
ひそう
ひそう【悲壮な】
pathetic;→英和
tragic.
ひそう
ひそう [0] 【肥痩】
肥えていることと,やせていること。肥瘠(ヒセキ)。
ひそう
ひそう [0] 【皮相】 (名・形動)スル[文]ナリ
(1)物事の表面。うわべ。うわっつら。
(2)うわべだけにとらわれて,判断する・こと(さま)。「―な見方」「―の見(ケン)」「今,世間の事物を―すれば/文明論之概略(諭吉)」
[派生] ――さ(名)
ひそうこうきょうきょく
ひそうこうきょうきょく ヒサウカウキヤウキヨク 【悲愴交響曲】
〔原題 (フランス) Symphonie pathétique〕
チャイコフスキー作曲の交響曲第六番ロ短調。1893年,自らの指揮により初演。絶望的で悲愴な感情が巧みに表現される。
→「悲愴交響曲」第1楽章(チャイコフスキー)[音声]
ひそうしゃ
ひそうしゃ ヒサウ― [2] 【被葬者】
古墳や墓地に葬られた人。埋葬された者。
ひそうせき
ひそうせき ヒサウ― [2] 【砒霜石】
⇒砒石(ヒセキ)
ひそうぞく
ひそうぞく【被相続人】
《法》an ancestor;→英和
an ancestress (女).
ひそうぞくにん
ひそうぞくにん [1][0] 【被相続人】
相続人が相続する財産や権利義務のもとの所有者。
ひそうてん
ひそうてん [2] 【非想天】
「非想非非想天」に同じ。
ひそうひひそうてん
ひそうひひそうてん [6] 【非想非非想天】
〔仏〕 無色界(ムシキカイ)の第四天で,三界の諸天のうち最高位。わずかに煩悩が残るが,無想に近い境地。有頂天。非想天。非想非非想処。
ひそうび
ひそうび [2] 【悲壮美】
美的範疇(ハンチユウ)の一。悲劇性の中に生じる崇高美。
ひそか
ひそか【密かな】
secret;→英和
private.→英和
〜に secretly;→英和
in secret;→英和
privately.→英和
ひそか
ひそか [2][1] 【密か・私か・窃か】 (形動)[文]ナリ
(1)人に知られないようにこっそりとするさま。ひそやか。みそか。「―な楽しみ」「―に忍び寄る」
(2)公的な事柄を自分の思うままにするさま。「平朝臣清盛公,法名浄海,ほしいままに国威を―にし/平家 4」
〔漢文訓読に用いられた語で,和文では「みそか」が用いられた〕
ひそく
ひそく 【秘色】
(1)〔中国唐代,天子への供進に限られ庶民の使用が許されなかったための名〕
中国の越州窯で産したという青磁。「―の坏(ツキ)ども/宇津保(藤原君)」
(2)染め色の名。ごく淡い浅葱(アサギ)色。
(3)襲(カサネ)の色目の名。表は経(タテ)紫,緯(ヨコ)香,裏は薄色。二〇〜五〇歳の人が四季に用いる。
ひそざい
ひそざい [2] 【砒素剤】
ヒ素を含む薬剤。梅毒治療薬のサルバルサンなど。
ひそでら
ひそでら 【比曾寺・比蘇寺】
奈良県大淀町比曾にある世尊寺の場所にあった寺。595年聖徳太子の創建と伝える。
ひそひそ
ひそひそ
〜(と) in a whisper[whispers](小声で);→英和
secretly (秘密に).→英和
ひそひそ
ひそひそ [2][1] (副)
(1)人に聞こえないように小声で話をするさま。「―(と)耳もとでささやく」
(2)人に知られないようにこっそりとなにかをするさま。「―(と)何事かたくらむ」
ひそひそごえ
ひそひそごえ [0] 【ひそひそ声】
ひそひそと話す声。
ひそひそばなし
ひそひそばなし [5] 【ひそひそ話】
人に聞こえないように低く小さな声で話すこと。また,その話。ないしょ話。
ひそひそ声
ひそひそごえ [0] 【ひそひそ声】
ひそひそと話す声。
ひそひそ話
ひそひそばなし [5] 【ひそひそ話】
人に聞こえないように低く小さな声で話すこと。また,その話。ないしょ話。
ひそまる
ひそま・る [3] 【潜まる】 (動ラ五[四])
(1)外から見えないようになる。「如何な不了簡が―・つてゐるかも知れぬ/浮雲(四迷)」
(2)ひっそりとなる。しずかになる。「―・り返った校庭」
(3)ねむりにつく。「心地あしみして,物もものし給(タバ)で,―・りぬ/土左」
〔「潜める」に対する自動詞〕
ひそみ
ひそみ [3] 【顰み・嚬み】
〔動詞「顰(ヒソ)む」の連用形から〕
眉をよせ顔をしかめること。
ひそみ=に倣(ナラ)う
――に倣(ナラ)・う
〔荘子(天運)〕
(1)善し悪しを考えずに人まねをする。
(2)人にならって,同じようなことをするのを謙遜していう語。「先輩の―・う」
→西施(セイシ)の顰みに倣う
ひそむ
ひそむ【潜む】
[隠れる]hide[conceal]oneself;[潜在]lie <behind> ;→英和
lurk <in> .→英和
ひそむ
ひそ・む 【顰む・嚬む】
■一■ (動マ四)
(1)顔つきなどがゆがむ。「もどき口―・みきこゆ/源氏(総角)」
(2)泣き顔になる。「去りがたきやうに,自ら―・み御覧ぜられ給ふ/源氏(夕顔)」
■二■ (動マ下二)
⇒ひそめる
ひそむ
ひそ・む [2] 【潜む】
■一■ (動マ五[四])
(1)人目につかないように隠れている。「犯人は市内に―・んでいるはずだ」「蛇の―・む穴」
(2)外に現れず,内部にある。潜在する。「文中に―・む真意」
〔「潜める」に対する自動詞〕
■二■ (動マ下二)
⇒ひそめる
ひそめき
ひそめき [0] 【密めき】
ひそひそと話すこと。ささやき。
ひそめく
ひそめ・く [3] 【密めく】 (動カ五[四])
(1)ひそひそと語る。「母は―・くやうな調子で/夢かたり(四迷)」
(2)ひそかに事を行う。「はるかに夜更けて内陣に―・きたり/義経記 3」
ひそめる
ひそめる【潜める】
hide[conceal]oneself (身を);lower <one's voice> (声を).→英和
声を潜めて in a whisper[whispers].→英和
ひそめる
ひそ・める [3] 【潜める】 (動マ下一)[文]マ下二 ひそ・む
〔「ひそか」と同源〕
(1)ほかの人に見えないようにする。隠す。「物陰に身を―・める」
(2)ほかの人に聞かれないようにする。「声を―・めてささやく」「息を―・めて待つ」
(3)(胸の中などに)隠して持つ。秘める。「悪意を―・めて持つ」
(4)目立たないようにする。控え目にする。「かい―・め人疎うもてなし給へば/源氏(末摘花)」
(5)勢いをくじく。「狐打ち―・めらえき/霊異記(中訓注)」
〔「潜まる」「潜む」に対する他動詞〕
[慣用] 影を―・鳴りを―
ひそめる
ひそめる【顰める】
frown <at> (眉を).→英和
眉を顰めて with a frown.
ひそめる
ひそ・める [3] 【顰める・嚬める】 (動マ下一)[文]マ下二 ひそ・む
(「眉をひそめる」の形で)眉の辺りにしわをよせる。不快な時や悲しい時の表情にいう。顔をしかめる。「世人の眉を―・めさせる事件」
ひそやか
ひそやか [2] 【密やか】 (形動)[文]ナリ
(1)ひっそりと静まっているさま。音もなく静かであるさま。「―な夜の通り」
(2)他人に知られないように,こっそりと事を行うさま。「―に暮らす」「―な思いを抱く」
(3)物が乏しいさま。貧乏であるさま。「其の様に―な身代ぢやと思はしやるか/浄瑠璃・近頃河原達引」
ひそんざい
ひそんざい [2] 【非存在】
〔哲〕
〔(ギリシヤ) me on〕
ギリシャ哲学の存在論で用いられる概念。存在(有)しないもの。存在と否定性の捉え方により,原子がそこで運動する虚空(デモクリトス),一切は存在であって非存在とはあり得ぬもの(パルメニデス),真の存在である形相に対する消極的な影の存在としての質料(プラトン主義)など,さまざまに異なる。
ひぞう
ひぞう [0] 【秘蔵】 (名)スル
〔古くは「ひそう」〕
(1)非常に大切なものとして,めったに他人には見せずにしまっておくこと。また,その物。「―物」「―本」「―の品」「名刀を―する」
(2)非常に大切なものとして,かわいがり育てること。また,その人。「―の弟子」
(3)秘説。奥義。「この用意を忘れざるを馬乗とは申すなり。これ―の事なり/徒然 186」
ひぞう
ひぞう【秘蔵の】
treasured;precious;→英和
favorite.→英和
〜する treasure;→英和
keep <a thing> with great care.〜の品 a treasure.
ひぞう
ひぞう [0] 【脾臓】
脊椎動物のリンパ系器官。ヒトでは腹腔の左上部の後腹壁よりに横隔膜に接してある。赤血球の貯留,古い赤血球や血小板の破壊,リンパ球の産生などを行う。脾。
ひぞう
ひぞう【脾臓】
《解》the spleen.→英和
ひぞうえぼし
ひぞうえぼし 【秘蔵烏帽子】
〔「えぼし」はえぼし子の意〕
大切にしている子。秘蔵っ子。「軒をはなれぬ寵愛の―が来たわいなう/滑稽本・浮世床 2」
ひぞうっこ
ひぞうっこ [0] 【秘蔵っ子】
「ひぞっこ(秘蔵子)」に同じ。
ひぞうぶつ
ひぞうぶつ ヒザウ― [2] 【被造物】
神によって造られたもの。
→創造主
ひぞうほうやく
ひぞうほうやく ヒザウ― 【秘蔵宝鑰】
仏教書。三巻。空海著。830年頃成立。「十住心論」一〇巻を簡略化したもの。「十住心論」を広論,本書を略論ともいう。
ひぞく
ひぞく【卑俗な】
vulgar;→英和
low.→英和
ひぞく
ひぞく [0] 【卑俗・鄙俗】 (名・形動)[文]ナリ
(1)卑しく下品であること。低俗であること。また,そのさま。「―な歌」
(2)いなかびている・こと(さま)。「―な風習」
[派生] ――さ(名)
ひぞく
ひぞく [1] 【匪賊】
集団で略奪・殺人・強盗などを行う賊。
ひぞく
ひぞく [1] 【卑属】
親等の上で,基準となる人よりあとの世代の血族。子・孫・曾孫(ヒマゴ)など直系卑属と,甥(オイ)・姪(メイ)など傍系卑属に分けられる。
⇔尊属
ひぞくしん
ひぞくしん [3][2] 【卑属親】
卑属の関係にある親族。
⇔尊属親
ひぞっこ
ひぞっこ [0][4] 【秘蔵っ子】
非常に大切にして,かわいがっている子供。弟子や部下についてもいう。ひぞうっこ。
ひぞり
ひぞり [0] 【干反り・乾反り】
(1)乾いてそること。また,そのそり。「―のした蓋を開けて/奇遇(四迷)」
(2)すねること。怒ること。「―の文ぢや/浄瑠璃・新版歌祭文」
(3)ひあがること。貧乏すること。「宇八どのも永々の―,貧のぬすみに恋の歌とは/浮世草子・御入部伽羅女」
ひぞりごと
ひぞりごと 【乾反り言】
すねて無理を言うこと。また,その言葉。「無理酒に気強い朝の―/長唄・正札附」
ひぞる
ひぞ・る [2] 【干反る・乾反る】 (動ラ五[四])
〔「ひそる」とも〕
(1)乾いてそりかえる。「障子が―・つて開閉(アケタテ)に困難する/平凡(四迷)」
(2)腹を立てる。すねる。「―・らずと,ほんまに(杯ヲ)差してやらんせ/浄瑠璃・近頃河原達引」
ひた
ひた 【日田】
大分県西部,筑後川上流域にある市。日田盆地の中心。日田杉で知られ,木工業が盛ん。広瀬淡窓の私塾,咸宜園(カンギエン)跡がある。
ひた
ひた 【直】 (接頭)
名詞またはそれに準ずる語,まれに動詞に付いて,それに徹するさまを表す。
(1)「もっぱら」「いちずに」などの意を表す。「―かくし」「―あやまり」「―走る」「樅沢岳を―下りに下る/日本北アルプス縦断記(烏水)」
(2)「じかに」「あらわに」などの意を表す。「―土」「―面」
(3)「まっすぐに」「一筋に」などの意を表す。「―道」「―向き」
(4)「すべて」「みんな」の意を表す。「―かぶと」
(5)ある物の全面にわたっている意を表す。「―紅」「―白」
→ひたと
ひた
ひた 【引板】
〔「ひきいた」の略〕
鳴子(ナルコ)。[季]秋。「―ひきならす音も,をかしく/源氏(手習)」
ひたあお
ひたあお 【直青】 (形動ナリ)
一面に青いさま。ことごとく青いさま。「―なる装束にて/宇治拾遺 11」
ひたあやまり
ひたあやまり [3] 【直謝り】
ひたすら謝ること。ひらあやまり。「―にあやまる」
ひたい
ひたい [0] 【避退】 (名)スル
危険な場所からのがれしりぞくこと。「戦場から―する」
ひたい
ひたい【額】
the forehead.→英和
〜にしわを寄せる frown <at> ;→英和
knit one's brows.
ひたい
ひたい ヒタヒ [0] 【額】
(1)顔の上部。髪の生え際から眉(マユ)のあたりまでの間。おでこ。ぬか。
(2)冠の頂部に当たるところ。厚額・薄額・透き額などがある。甲。
→冠
(3)童舞(ワラワマイ)の冠。天冠。
(4)「平額(ヒラビタイ)」に同じ。
(5)「額髪」の略。
(6)ものの突き出た部分。「あやふ草は岸の―に生ふらんも/枕草子 66」
ひたい=に汗する
――に汗・する
汗を流してせっせと働く。一生懸命に働く。「―・して働く」
ひたい=に筋(スジ)を立てる
――に筋(スジ)を立・てる
額に青筋を浮き立たせて激しく腹を立てる。
ひたい=に箭(ヤ)は立つとも背(ソビラ)に箭は立たず
――に箭(ヤ)は立つとも背(ソビラ)に箭は立たず
額に矢疵(キズ)を受けることはあっても背中に矢疵を受けることはない。敵にうしろを見せないということ。
ひたい=を合わせる
――を合わ・せる
額と額がつくぐらい近くに寄る。
ひたい=を集める
――を集・める
集まって相談する。鳩首(キユウシユ)。
ひたい=垂(タ)る
――垂(タ)・る
〔「たる」は「剃(ソ)る」の忌み詞〕
額を剃る。「あんまりよい月影に―・れうと思うて/浄瑠璃・重井筒(中)」
ひたいえぼし
ひたいえぼし ヒタヒ― [4] 【額烏帽子】
子供が額につけた小さな三角形の黒い絹または紙。主に男の子に用い,烏帽子の略体といわれる。
額烏帽子[図]
ひたいかくし
ひたいかくし ヒタヒ― 【額隠し】
帽額(モコウ)の別名。
ひたいがね
ひたいがね ヒタヒ― [0][3] 【額金】
戦のときに用いる鉢巻の,額に当たる部分に入れた銅・鉄の薄い板。
ひたいがみ
ひたいがみ ヒタヒ― [0] 【額髪】
(1)額の部分の髪。前髪。ぬかがみ。
(2)古く,額から,頬の辺りに分けて長く垂らした婦人の髪形をいう。「顔に―をひきかけつつ/源氏(総角)」
ひたいがみ
ひたいがみ ヒタヒ― [0][3] 【額紙】
「紙烏帽子(カミエボシ){(2)}」に同じ。
ひたいぎわ
ひたいぎわ ヒタヒギハ [0] 【額際】
額の毛の生え際。こうぎわ。
ひたいぐし
ひたいぐし ヒタヒ― 【額櫛】
女房装束を着用したとき,髪を上げて額にさす櫛。
ひたいじゅう
ひたいじゅう [2] 【比体重】
体格を表現する指数の一。体重(キログラム)を身長(センチメートル)で除し,一〇〇倍する。
ひたいじろ
ひたいじろ ヒタヒ― 【額白・戴白】
「月白(ツキジロ)」に同じ。
ひたいせき
ひたいせき [2] 【比体積】
⇒比容(ヒヨウ)
ひたいつき
ひたいつき ヒタヒ― [0][3] 【額月・額突】
(1)「月代(サカヤキ){(1)}」に同じ。
(2)居間の壁などに作った,上部が半円形の小さな出入り口。のちの火灯口(カトウグチ)。
ひたいつき
ひたいつき ヒタヒ― [0] 【額付き】
額の形。額のかっこう。
ひたいなおし
ひたいなおし ヒタヒナホシ 【額直し】
江戸時代,男子が元服以前に前髪を解いて,額の角(スミ)の髪を剃(ソ)り去ること。また,その儀式。半元服。
ひたいわた
ひたいわた ヒタヒ― [0][3] 【額綿】
(1)「綿帽子(ワタボウシ){(1)}」に同じ。
(2)江戸初期,歌舞伎で,月代(サカヤキ)を剃(ソ)った男優が女性に扮するとき,額をおおうのに用いた綿。
ひたえ
ひたえ 【直柄】
(1)つくりつけの柄。また,反りのないまっすぐな刀のつか。
(2)柄をつけなくても,そのまま握って扱えるもの。
ひたえのひさご
ひたえのひさご 【直柄の瓢】
瓢箪(ヒヨウタン)を縦に二つに割ったひしゃく。柄を取り付けず直接握って使う。
ひたおし
ひたおし [0] 【直押し】
しゃにむに物事を押し進めること。いちずに攻めること。「―に押す」
ひたおもて
ひたおもて 【直面】 (名・形動ナリ)
(1)直接に差し向かうさま。「ただかう殿上人の―にさしむかひ/紫式部日記」
(2)あらわなさま。ぶしつけなさま。「あかうなりゆけば,さすがに―なる心地して/源氏(橋姫)」
(3)
⇒ひためん(直面)
ひたおもむき
ひたおもむき 【直趣】 (形動ナリ)
いちずなさま。「―にもあるべきかな/平中 25」
ひたかくし
ひたかくし [0][3] 【直隠し】
ひたすら隠すこと。「不祥事を―にする」「―に隠す」
ひたかぶと
ひたかぶと 【直兜・直甲】
全員が鎧兜(ヨロイカブト)で武装していること。また,そうした武士。「―三百余騎/平家 1」
ひたかみのくに
ひたかみのくに 【日高見国】
古代,蝦夷(エゾ)地の一部。北上川下流域とされる。
ひたがしら
ひたがしら 【直頭】
頭を包まないで,むき出しにすること。頭があらわであること。「勅定にて候へばとて,―にては,いかでか僉議仕り候ふべき/平家(一本・延慶本)」
ひたき
ひたき [3] 【火焚き・火焼き】
(1)火をたくこと。
(2)邸宅の照明や警固のために,かがり火をたいたこと。また,その役の者。「御―の老人/古事記(中訓)」
(3)火をたく所。炉。[和名抄]
ひたき
ひたき [0] 【鶲・火焼】
スズメ目ヒタキ科に属する鳥の総称。全長10〜18センチメートル。目は大きく,空中捕虫をする。雄の多くは派手な色彩。日本にはキビタキ・オオルリ・コサメビタキなどが渡来。なお,ジョウビタキ・ルリビタキなどはツグミ科に分類する。火打ち石を打つような声を発する。[季]冬。《―とぶ色となりたる如くかな/星野立子》
ひたきや
ひたきや 【火焚き屋】
(1)平安時代,宮中で衛士(エジ)が庭火やかがり火などをたき,夜警に立った小屋。
(2)野の宮で,斎火(イミビ)を切り出し神饌(シンセン)を調理する建物。
ひたくれない
ひたくれない 【直紅】 (名・形動ナリ)
全体が紅色である・こと(さま)。「誰が蒔きし紅なれか三輪山を―に匂はせるらむ/古今六帖 5」
ひたぐろ
ひたぐろ 【直黒】 (名・形動ナリ)
一面に黒い・こと(さま)。「―なる田楽/今昔 28」
ひたごころ
ひたごころ 【直心】
いちずな心。ひたむきな気持ち。「―になくもなりつべき身を/蜻蛉(中)」
ひたしもの
ひたしもの [0][5] 【浸し物】
ゆでた野菜に醤油・鰹節(カツオブシ)などをかけた料理。おひたし。
ひたしろ
ひたしろ 【直白】 (名・形動ナリ)
全体が白い・こと(さま)。「頭は―に,腰は二重なる女/宇津保(嵯峨院)」
ひたす
ひた・す 【養す】 (動サ四)
〔日足すの意〕
養育する。「いかにして―・し奉らむ/古事記(中訓)」
ひたす
ひたす【浸す】
soak[dip] <a thing in> .→英和
ひたす
ひた・す [0][2] 【浸す】 (動サ五[四])
(1)物を液体の中に入れる。「足を小川の水に―・す」「タオルを水に―・して額をぬぐう」
(2)液体で濡らす。「アルコールを―・したガーゼ」「汗におし―・して/源氏(葵)」
[可能] ひたせる
ひたすら
ひたすら [0] 【只管・一向】
■一■ (副)
(1)ただその事だけに心が向かうさま。いちず。ひたぶる。「―平和に尽くす」「―謝る」「―隠し通す」
(2)すっかり。全く。「かの維時がなごりは―民となりて/増鏡(新島守)」
■二■ (形動)[文]ナリ
{■一■(1)}に同じ。「―な思い」「―に励む」「―に祈りをささげる」
ひたすら
ひたすら
earnestly;→英和
very hard.
ひたたく
ひたた・く 【叨く・混く】 (動カ下二)
(1)だらしなくする。「人しげく,―・けたらむ住ひは/源氏(須磨)」
(2)混同する。「禅と教と方便を云ば―・けて同ずべからず/沙石 5」
ひたたれ
ひたたれ [0] 【直垂】
(1)垂領(タリクビ)・闕腋(ケツテキ)・広袖で,組紐(クミヒモ)の胸紐・菊綴(キクトジ)があり,袖の下端に露(ツユ)がついている上衣と,袴と一具となった衣服。古くは切り袴,のちには長袴を用いた。元来は庶民の労働着で,身幅・袖幅の狭い,布製の上衣であった。彼らが武士として活動するようになって,端袖(ハタソデ)を加え,共布の袴を着けるなど形を整えた。鎌倉時代には幕府出仕の公服となり,江戸時代には三位以上の武家の礼服となった。
(2)「直垂衾(ブスマ)」の略。
(3)「鎧(ヨロイ)直垂」に同じ。
直垂(1)[図]
ひたたれかみしも
ひたたれかみしも [5] 【直垂上下】
直垂と袴が同じ布で仕立ててあるもの。
ひたたれぶすま
ひたたれぶすま [5] 【直垂衾】
領(エリ)と袖の付いた,直垂に似た形の夜具。
ひたち
ひたち 【常陸】
旧国名の一。ほぼ茨城県北東部に当たる。常州(ジヨウシユウ)。
ひたち
ひたち 【日立】
茨城県東部,太平洋に面する市。日立鉱山により発展。電気機器・セメント工業などが盛ん。
ひたちおおた
ひたちおおた 【常陸太田】
茨城県中北部にある市。中世,佐竹氏の城下町。水田のほか,ブドウ・ナシを栽培。住宅地として発展。徳川光圀の西山荘など旧跡が多い。
ひたちおび
ひたちおび [4] 【常陸帯】
常陸国鹿島神社で,一月一四日の祭礼の日に行われた縁結びの帯占。布帯に意中の人の名を書いて神前に供え,神官がこれを結んで縁を定めた。鹿島の帯。
ひたちこうざん
ひたちこうざん 【日立鉱山】
日立市西部にある銅鉱山。銅のほか金・銀を少量産出した。一六世紀に発見。明治時代,日本四大銅山の一つとされたが,1981年(昭和56)閉山。
ひたちなか
ひたちなか
(市名は仮名書き)茨城県中東部の市。那珂川河口の港を中心とする那珂湊市と工業地区の勝田市が,1994年(平成6)に合併して成立。
ひたちのくにふどき
ひたちのくにふどき 【常陸国風土記】
713年の詔により作られた風土記の一。一巻。養老年間(717-724)成立。常陸国の地名の由来や伝承などを漢文で記す。現存本は常陸国一一郡のうち白壁・河内の二郡を欠いて計九郡の地誌を収めるが,その他の郡にも省略が多い。
ひたちのみや
ひたちのみや 【常陸宮】
宮家。1964年(昭和39)昭和天皇の第二皇子義宮正仁親王が創立した。
ひたちぼうかいそん
ひたちぼうかいそん ヒタチバウ― 【常陸坊海尊】
平安末期の伝説的人物。源義経の従者として「源平盛衰記」「義経記」などに登場。武勇に秀で,武蔵坊弁慶と並び称せられる。のち仙人となったと伝えられ,様々な伝説を生んだ。
ひたちやま
ひたちやま 【常陸山】
(1874-1922) 第一九代横綱。本名市毛谷右衛門。茨城県出身。好敵手梅ヶ谷とともに大相撲の人気を高め,国技館開設の機運を作る。年寄出羽海を襲名。
ひたと
ひたと [2][1] 【直と】 (副)
(1)すきまなく接しているさま。「―寄りそう」
(2)それまで続いていたものが急に止まるさま。「物音が―やむ」「―足を止める」
(3)そのことに集中しているさま。ひたすら。いちずに。「―其ばかりを思窮(オモイツ)めてゐる胸の中には/多情多恨(紅葉)」
ひたはしり
ひたはしり【ひた走りに走る】
run for one's life.
ひたはしる
ひたはし・る [4] 【直走る】 (動ラ五[四])
休まないで走り続ける。他の事に意を用いずに,ただひたすら走る。「無人の野を―・る」
ひたばしり
ひたばしり [0][3] 【直走り】
いちずに走ること。休まずに,ひたすら走ること。「―に走る」
ひたひこさんせん
ひたひこさんせん 【日田彦山線】
JR 九州の鉄道線。福岡県城野・田川後藤寺・大分県夜明間,68.7キロメートル。北九州市から筑紫山地を越えて日田盆地を結ぶ。
ひたひた
ひたひた
■一■ [1][2] (副)
(1)水が繰り返し静かに打ち当たるさま。また,その音を表す語。「水が舟べりを―(と)たたく」
(2)水が押し寄せるように,次第に迫ってくるさま。「敵の大軍が―と押し寄せる」「孤独感が―と胸に迫る」
(3)密着するさま。ぴったりと。「膠(ニカワ)をもつて―とつけますれば,時の間に出来まする/狂言記・仏師」
(4)すみやかなさま。さっさと。急いで。「―と乗つて駆けよ,者ども/平家 11」
■二■ [0] (形動)
液体の量が,中の物がやっとつかり切るほどであるさま。「水加減は―になるくらいにする」
ひたぶる
ひたぶる [0] 【頓・一向】 (形動)[文]ナリ
(1)もっぱらそのことに集中するさま。いちず。ひたすら。「―に追い求める」「―な努力」
(2)すっかりその状態であるさま。全く。「よそ目には―狂人と人や見るらん/謡曲・清経」
(3)向こう見ずなさま。粗暴なさま。「海賊の―ならむよりもかの鬼しき人の/源氏(玉鬘)」
ひたぶるごころ
ひたぶるごころ 【頓心】
ひたすらな心。いちずに思いつめる心。「たけくいかき―出で来て/源氏(葵)」
ひたぼんち
ひたぼんち 【日田盆地】
大分県西部,筑後川中流域にある盆地。盆地中央に日田市の主要部がある。
ひたみち
ひたみち 【直路】
■一■ (名)
(1)まっすぐに続く道。すぐ道。「しか号(ナヅ)くるゆゑは,ゆききの道…相続ければ―のこころをとりて名となせり/常陸風土記」
(2)まっすぐな線状のもの。ひとすじ。「ただ―の煙とや見し/和泉式部集」
■二■ (形動ナリ)
いちずなさま。ひたすら。「よろづのあはれを思し捨てて,―に出でたち給ふ/源氏(賢木)」
ひたむき
ひたむき
〜の(に) earnest(ly).→英和
ひたむき
ひたむき [0] 【直向き】 (形動)[文]ナリ
一つの事に熱中するさま。一つの事に一生懸命になるさま。いちず。「―な態度」「―におしすすめる」
[派生] ――さ(名)
ひためん
ひためん [0][2] 【直面】
能の演者が面を用いないこと。ワキ・ワキツレ・子方,また現在物のシテの男役が直面で出る。ひたおもて。
ひためんもの
ひためんもの [0] 【直面物】
シテが前場・後場を通じて面を使用しない能。「鉢木」「安宅」など現在物に限られる。自鬢(ジビン)物。
ひたもと
ひたもと 【双本】
旋頭歌(セドウカ)のこと。
ひたもの
ひたもの 【直物・頓物】 (副)
むやみに。ひたすら。「―身もだえするこそまだ宵ながら笑(オカ)し/浮世草子・一代男 3」
ひたる
ひたる【浸る】
be soaked <in> ;be flooded <with water> ;indulge <in> (ふける).→英和
ひたる
ひた・る [0][2] 【浸る】 (動ラ五[四])
(1)物の全体が水や湯の中にはいる。つかる。「肩まで湯に―・る」
(2)ある心理状態・境地にはいりきる。「しばし王侯貴族の気分に―・る」「過去の思い出に―・る」
[可能] ひたれる
ひたん
ひたん [2][0] 【飛湍】
流れの激しい瀬。急流。早瀬。
ひたん
ひたん【悲嘆】
sorrow;→英和
grief.→英和
〜にくれる be very sad;be overcome with sorrow.
ひたん
ひたん [0] 【悲嘆・悲歎】 (名)スル
悲しみなげくこと。「―にくれる」
ひたんちょうろんり
ひたんちょうろんり ヒタンテウ― [6] 【非単調論理】
〔non-monotonic logic〕
〔論〕 非古典論理の一つ。古典論理の推論においては,新しい前提を付け加えても結論は変化せず単調であるのに対し,新たな推論規則を導入して古典論理の単調性を否定する論理体系をいう。人工知能研究のフレーム問題などへの応用が試みられている。
ひた走りに走る
ひたはしり【ひた走りに走る】
run for one's life.
ひだ
ひだ 【飛騨】
旧国名の一。岐阜県北部に当たる。飛州。
ひだ
ひだ [1] 【襞】
(1)衣服などで,布を折りたたんだ部分。「スカートの―」
(2){(1)}のように見えるもの。「山の―」
(3)複雑で微妙な部分。「心の―」
(4)マツタケ・ハラタケ・テングタケなどの類のきのこの傘の裏面にあるしわ。このしわの両側に子実層があり,胞子を生ずる。菌褶(キンシユウ)。
ひだ
ひだ【襞】
a fold;→英和
a pleat;→英和
a tuck.→英和
〜をとる pleat;fold;tuck.
ひだい
ひだい [1] 【干鯛】
薄塩の鯛の干物。
ひだい
ひだい ヒダヰ 【比田井】
姓氏の一。
ひだい
ひだい【肥大した】
fat;→英和
enlarged.心臓肥大 enlargement of the heart.→英和
ひだい
ひだい [0] 【肥大】 (名)スル
(1)太って大きくなること。「ますます―する情報産業」
(2)生物の正常に発達した細胞・組織・臓器などの体積が大きくなること。運動家の筋・骨の肥大や妊娠時の子宮の肥大など生理的なものと,心臓肥大・前立腺肥大など病的なものがある。
(3)形成層のはたらきにより,植物の茎や根が太っていくこと。
ひだいせいちょう
ひだいせいちょう [4] 【肥大生長】
茎や根の形成層の細胞分裂により軸の直角方向に行われる生長。その結果,木部や師部が新しく生ずる。二次生長。二次肥大生長。
ひだいてんらい
ひだいてんらい ヒダヰ― 【比田井天来】
(1872-1939) 書家。長野県生まれ。名は鴻。日下部鳴鶴(クサカベメイカク)門に入る。古碑帖の研究で新境地を開拓。書道教育にも尽力。
ひだか
ひだか 【日高】
(1)北海道旧一一か国の一。日高支庁に相当する地域。
(2)北海道南部の支庁。支庁所在地,浦河町。
(3)北海道南部,沙流(サル)郡の町。木材の集散地。
(4)埼玉県中部の市。高麗(コマ)川の谷口で,かつては市場町。都心に近く,住宅地化が進む。
(5)和歌山県中西部,日高郡の町。紀伊水道に臨みリアス式海岸が発達,煙樹海岸県立自然公園となる。
(6)兵庫県北部,城崎(キノサキ)郡の町。古代但馬国の国府・国分寺があった。神鍋(カンナベ)山はスキー場。
ひだかがわ
ひだかがわ 【日高川】
和歌山県中部,奈良県との県境にある護摩壇(ゴマダン)山に源を発し,西流して御坊市で紀伊水道に注ぐ川。長さ115キロメートル。
ひだかがわいりあいざくら
ひだかがわいりあいざくら ヒダカガハイリアヒザクラ 【日高川入相花王】
人形浄瑠璃。時代物。竹田小出雲・近松半二ら合作。1759年初演。安珍・清姫の道成寺伝説に,桜木親王と藤原忠文の皇位争い,伊予掾藤原純友の反逆をからませたもの。
ひだかさんみゃく
ひだかさんみゃく 【日高山脈】
北海道中南部にある山脈。狩勝(カリカチ)峠から襟裳(エリモ)岬に至る。最高峰は幌尻(ポロシリ)岳(海抜2052メートル)。氷食によるカールが発達。
ひだかさんみゃくえりもこくていこうえん
ひだかさんみゃくえりもこくていこうえん 【日高山脈襟裳国定公園】
北海道中南部,日高山脈と襟裳岬からなる国定公園。広大な原生林に羆(ヒグマ)や高山蝶(チヨウ)などが生息。
ひだかへんせいたい
ひだかへんせいたい [0] 【日高変成帯】
日高山脈に分布する広域変成帯。片麻岩・混成岩・塩基性深成岩・超塩基性岩などからなる。
ひだかほんせん
ひだかほんせん 【日高本線】
JR 北海道の鉄道線。北海道苫小牧と様似間,146.5キロメートル。日高地方の海岸部を走る。
ひだがわ
ひだがわ 【飛騨川】
乗鞍岳に源を発し,飛騨地方南部を南流して美濃加茂市で木曾川に合流する川。長さ148キロメートル。
ひだきそがわこくていこうえん
ひだきそがわこくていこうえん ヒダキソガハコクテイコウヱン 【飛騨木曾川国定公園】
岐阜県と愛知県にまたがる国定公園。飛騨川・木曾川流域の峡谷美を中心とする。
ひだくけい
ひだくけい [0] 【比濁計】
⇒濁度計(ダクドケイ)
ひだこ
ひだこ [2] 【火胼胝】
火鉢などの火に長くあたったとき皮膚にできる暗紅色のまだら模様。
ひだこうち
ひだこうち 【飛騨高地】
岐阜県飛騨北部の高地。東に飛騨山脈,西に両白(リヨウハク)山地が走る。海抜約1000メートル。
ひださんみゃく
ひださんみゃく 【飛騨山脈】
長野・岐阜・富山・新潟四県にまたがって南北に連なる山脈。白馬(シロウマ)岳・立山・槍ヶ岳・穂高岳・乗鞍岳など3000メートル級の山が連なる。最高峰は奥穂高岳(海抜3190メートル)。北アルプス。
ひだしゅんけいぬり
ひだしゅんけいぬり [0][1] 【飛騨春慶塗】
岐阜県高山から産する赤褐色または黄褐色の春慶塗。寛永年間(1624-1644)に高山城主の長男で,茶人の金森宗和が漆工に命じて作らせたことに始まるといわれる。飛騨春慶。飛騨能代。
ひだすき
ひだすき [2] 【火襷】
陶器に現れた不規則な緋色の線条。焼成の際,無釉(ムユウ)の器面にわらなどが触れて作用し,発色したもの。塩水をしみ込ませたわら縄を巻きつけるなど人工的にも行う。備前焼に多く見られる。
ひだたくみ
ひだたくみ 【飛騨匠】
⇒ひだのたくみ(飛騨匠)
ひだち
ひだち [0] 【肥立ち】
日に日に成長すること。また,日に日に健康が回復すること。「産後の―」
ひだち
ひだち【肥立ち】
(1)[発育]growth.→英和
(2)[病後の]recovery.産後の〜が良い be doing well after one's confinement.
ひだっそ
ひだっそ [2] 【脾脱疽】
⇒炭疽病(タンソビヨウ)
ひだつ
ひだ・つ 【肥立つ】 (動タ四)
〔「日経つ」の意〕
(1)時日が経過するに従って育つ。「アカンボガダンダン―・ツ/ヘボン」
(2)(病気が)日がたつにつれてよくなる。産後の経過がよくなる。回復する。「疵養生から後々の―・つやうにと医者よ薬と丹精をするものかえ/歌舞伎・与話情」
ひだね
ひだね [0][2] 【火種】
(1)火をおこすもとになる火。
(2)争い・騒ぎの原因。「紛争の―」
ひだね
ひだね【火種】
a fire;→英和
a kindling coal.
ひだのたくみ
ひだのたくみ 【飛騨匠・飛騨工】
(1)律令制で,飛騨国が一里一〇人の割合で中央政府へ貢上した木工。調・庸の代わりとした。ひだたくみ。
(2)「今昔物語」中の伝説上の名匠。絵師百済河成(クダラノカワナリ)と腕を競った。
(3)大工。工匠。
ひだへんせいがん
ひだへんせいがん [5] 【飛騨変成岩】
飛騨地方に分布する変成岩。片麻岩・角閃(カクセン)岩・結晶質石灰岩などを含む。先カンブリア時代後期から中生代前半にかけて何回かの変成作用を受けた。
ひだま
ひだま [3] 【火玉】
(1)空中を飛ぶ球形の怪しい火。火の玉。
(2)キセルの火皿にあるタバコの火のかたまり。
ひだまい
ひだまい 【日給】
「にっきゅう(日給){(2)}」に同じ。「御前なる―の簡に/宇津保(初秋)」
ひだまり
ひだまり [0] 【日溜まり】
日あたりのよい暖かい所。建物などが風をさえぎり,吹きさらしでない場所についていう。
ひだまり
ひだまり【陽溜まり】
a sunny spot.
ひだら
ひだら [0][1] 【干鱈】
鱈の干物。普通,開いて薄い塩漬けにして乾燥したものをいう。干し鱈。[季]春。
ひだり
ひだり【左】
(1) the left.→英和
(2)[左派]the left (総称).
〜に曲る turn (to the) left.〜の left.
ひだり
ひだり [0] 【左】
(1)空間を二分したときの一方の側。その人が北に向いていれば,西にあたる側。
⇔右
「―に曲がる」
(2)(人の)体で{(1)}の側。また,その側の手・足など。
⇔右
「―投げ」
(3)保守的な側に対し,既成の体制の変革をめざす側。左翼。
⇔右
「―がかった思想」
(4)〔杯を左手で持つからとも,鑿(ノミ)は左手で持つので,「鑿手」と「飲み手」とをかけたからともいう〕
酒好き。左党。
(5)同じ職掌の官を左右二つに分けた時の上位の方。
⇔右
「―の大臣も/源氏(賢木)」
(6)歌合わせ・相撲など左右に分かれてする競技で,左側の組。「皆おしゆづりて―勝つになりぬ/源氏(絵合)」
ひだりうち
ひだりうち [0] 【左打ち】
野球で,打者が左打席で打つこと。また,レフト方向に打つこと。
ひだりうちわ
ひだりうちわ【左団扇で暮らす】
live in ease[clover].
ひだりうちわ
ひだりうちわ [5][4] 【左団扇】
左手でゆっくりと団扇を使うこと。転じて,安楽な生活を送ること。左おうぎ。「―で暮らす」
ひだりおうぎ
ひだりおうぎ 【左扇】
「左うちわ」に同じ。「寒風却つて春風と,―の歓楽に/浄瑠璃・源氏冷泉節」
ひだりおりえぼし
ひだりおりえぼし 【左折烏帽子】
左折りになっている風折烏帽子。ひだりえぼし。
ひだりがき
ひだりがき [0] 【左書き】
文字を左から右へ書き進めること。また,その書式。
⇔右書き
ひだりがって
ひだりがって [4] 【左勝手】
「逆(ギヤク)勝手」に同じ。
ひだりがな
ひだりがな [3] 【左仮名】
漢字の左側につける振り仮名。
ひだりがわ
ひだりがわ【左側】
the left side.〜に on the left.→英和
‖左側通行 <掲示> Keep to the Left.
ひだりがわ
ひだりがわ [0] 【左側】
左の方の側。さそく。
⇔右側
ひだりきき
ひだりきき【左利きの】
(1) left-handed.(2)[酒好き]fond of one's glass.
ひだりきき
ひだりきき [0] 【左利き】
(1)右手より左手の方が自由に使えること。また,その人。ぎっちょ。ひだりぎっちょ。
⇔右利き
(2)酒が好きなこと。また,その人。左党。
ひだりぎっちょ
ひだりぎっちょ [4] 【左ぎっちょ】
「左利き{(1)}」に同じ。
ひだりざま
ひだりざま 【左様】 (名・形動ナリ)
正しい道に反する・こと(さま)。左道(サドウ)。「―なることを伊勢や日向のといひならはしたるなり/伊勢物語知顕抄」
ひだりじんごろう
ひだりじんごろう 【左甚五郎】
江戸初期の大工・彫刻師。播磨の人。徳川家の造営大工の棟梁と伝える。日光東照宮の眠り猫,上野東照宮の竜などを彫ったとされるが,伝説的人物と考えられ,その実体は不明。
ひだりする
ひだり・する [0] 【左する】 (動サ変)[文]サ変 ひだり・す
左の方へ行く。「道路二岐に分る…右すべくんば右し,―・すべくんば―・す/悪魔(独歩)」
ひだりぜん
ひだりぜん [3] 【左膳】
「夷膳(エビスゼン)」に同じ。
ひだりづかい
ひだりづかい [4] 【左遣い】
文楽などの手遣い人形で,人形の左手の操作を受け持つ人形遣い。
→三人遣い
ひだりづま
ひだりづま [0][4] 【左褄】
(1)和服の左の褄。
(2)〔左手で着物の褄を持って歩くことから〕
芸者の異名。「―を取る(=芸者ニナル。芸者勤メヲスル)」
ひだりて
ひだりて [0] 【左手】
(1)左の手。
(2)左の方。「向かって―の家」
⇔右手
ひだりてけい
ひだりてけい [0] 【左手系】
三次元の直交座標軸の向きの決め方。左手の親指・人差し指・中指を互いに直交させ,親指が � 軸,人差し指が � 軸,中指が � 軸になるように定めた座標系。
→右手系
ひだりとう
ひだりとう [0] 【左党】
酒の好きな人。左利(キ)き。さとう。
ひだりとうしゅ
ひだりとうしゅ【左投手】
⇒左腕(投手).
ひだりどもえ
ひだりどもえ [4] 【左巴】
巴紋の一。左巻きの巴紋。
ひだりなわ
ひだりなわ [0] 【左縄】
(1)左縒(ヨ)りの縄。普通の縒り方とは逆で,祭事に使われるものに見られる。
(2)役に立たないもののたとえ。「たまたまなひまする縄も―で,何の御用にも立ちませぬ/狂言・縄綯(虎寛本)」
(3)物事が逆になってうまくゆかないこと。不首尾。左前(ヒダリマエ)。「かう―に成るからは父様のことも埒(ラチ)明かぬ/浄瑠璃・丹波与作(中)」
ひだりねじ
ひだりねじ [4] 【左螺子】
時計の針と反対の方向に回すと締まるねじ。右ねじでは緩む恐れのある回転部品の締め付けに用いる。
ひだりのうまづかさ
ひだりのうまづかさ 【左馬寮】
⇒さまりょう(左馬寮)
ひだりのうまのかみ
ひだりのうまのかみ 【左馬頭】
⇒さまのかみ(左馬頭)
ひだりのおおいもうちぎみ
ひだりのおおいもうちぎみ 【左大臣】
⇒さだいじん(左大臣)
ひだりのおとど
ひだりのおとど 【左大臣】
⇒さだいじん(左大臣)
ひだりのかた
ひだりのかた 【左の方】
(1)左側。また,左側の組。
(2)相撲で,東方。「―にも右の方にも負くる事無かりければ/今昔 23」
ひだりのつかさ
ひだりのつかさ 【左の司】
左右分掌の官司のうち,左の部局。左近衛府・左衛門府・左兵衛府・左馬寮・左京職など。
ひだりばらみ
ひだりばらみ [4] 【左孕み】
腹の左の方にはらむこと。男の子が生まれるという俗説があった。
ひだりふうじ
ひだりふうじ [4] 【左封じ】
書状を左前に封じること。果たし合いの申し入れや遺言など凶事に用いる。
ひだりまえ
ひだりまえ【左前になる】
get into (financial) difficulties; <One's fortune> go downhill.
ひだりまえ
ひだりまえ [3][0] 【左前】
(1)和服の右衽(オクミ )を左衽の上に重ねる着方。死者の装束に用い不吉なものとされる。
(2) [0][3]
経済状態が悪くなってゆくこと。落ち目になること。「事業が―になる」
ひだりまき
ひだりまき [0] 【左巻(き)】
(1)時計の針が動く方向と反対に巻くこと。また,そのもの。
⇔右巻き
(2)知能が足りないこと。頭がおかしいこと。また,その人。
ひだりまき
ひだりまき【左巻きの[に]】
⇒左回り.
ひだりまきまいまい
ひだりまきまいまい [6] 【左巻蝸牛】
カタツムリの一種。殻は直径約35ミリメートル。黄褐色の地に数本の暗褐色の帯がある。多くのカタツムリと異なり殻が左巻き。東北地方から本州中部にかけて分布。
ひだりまゆえぼし
ひだりまゆえぼし 【左眉烏帽子】
眉を左側にだけ付けた立烏帽子や風折烏帽子。
ひだりまわり
ひだりまわり [4] 【左回り】
左の方にまわること。時計の針と反対の方向にまわること。
ひだりまわり
ひだりまわり【左回りに[の]】
<米> counterclockwise;→英和
<英> anticlockwise.→英和
ひだりみぎ
ひだりみぎ [3] 【左右】
(1)左と右。みぎひだり。さゆう。
(2)左と右の位置が逆になること。「靴を―にはく」
(3)あれこれ。あれやこれや。とやかく。多く「に」を伴って副詞的に用いる。「おとどたちも―に聞きおぼさむことを,はばかりてなむ/源氏(真木柱)」
ひだりむき
ひだりむき [0] 【左向き】
左の方へ向くこと。また,向いていること。
ひだりもじ
ひだりもじ [4] 【左文字】
裏返しにして見た形の文字。鏡に映った文字や,印章などに彫った文字。
ひだりゆみ
ひだりゆみ [3] 【左弓】
普通とは逆に,右手で弓を握り,左手で弦を引いて射ること。
ひだりよつ
ひだりよつ [0] 【左四つ】
相撲で,互いに左手を下手に組む構え。
⇔右四つ
ひだりより
ひだりより [0] 【左寄り】
(1)左に寄った方。
(2)思想が左翼的であること。
ひだりより
ひだりより [0] 【左縒り】
時計の針の進む方向と逆の方向によりをかけること。また,そのより方の組ひもや縄。
ひだるい
ひだる・い [3] 【饑い】 (形)[文]ク ひだる・し
空腹である。飢えてひもじい。「賢者―・し伊達(ダテ)寒し」「この一両日食物(ジキモツ)絶えて,せんなく―・く候ふままに/著聞 19」
〔現代語では,西日本を中心とする言い方で共通語としてはあまり用いられない〕
[派生] ――げ(形動)――さ(名)
ひだるがみ
ひだるがみ [3] 【ひだる神】
近畿以西で信じられた,山中で人に取り憑(ツ)き飢渇や疲労をおぼえさせるという神。
ひだるま
ひだるま【火達磨になる】
be covered with flames.
ひだるま
ひだるま [2] 【火達磨】
全体に火がついて燃えあがること。「全身―になる」
ひだる神
ひだるがみ [3] 【ひだる神】
近畿以西で信じられた,山中で人に取り憑(ツ)き飢渇や疲労をおぼえさせるという神。
ひだん
ひだん [0] 【飛弾】
飛んでくる弾丸。
ひだん
ひだん [0][1] 【被弾】 (名)スル
弾丸に当たること。「無数に―した機体」
ひち
ひち (接頭)
〔接頭語「しち」の転〕
主として形容詞・形容動詞に付いて,程度がはなはだしいの意を添える。不快感を伴うような場合に用いる。「―くどい」「―めんどうだ」
ひちく
ひちく [0] 【肥筑】
肥前・肥後・筑前・筑後の四か国の総称。
ひちくどい
ひちくど・い (形)[文]ク ひちくど・し
〔近世上方語〕
「くどい」を強めていう語。くどくどしい。「はて―・い/浄瑠璃・夏祭」
ひちくる
ひちく・る (動ラ四)
〔「ひぢくる」とも〕
種々のものを混ぜて,こね合わせる。調合する。「野老(トコロ)・合せ薫(タキモノ)をあまづらに―・りて/今昔 30」
ひちしせいへいき
ひちしせいへいき [5] 【非致死性兵器】
人間に致命傷を与えずに,その戦闘能力を奪う兵器。ノン-リーサル兵器。
ひちしゃ
ひちしゃ [2] 【被治者】
統治される者。
⇔治者
ひちちか
ひちちか (形動ナリ)
ぴちぴちと元気なさま。くりくりと健康そうなさま。「いと小さく―にふくらかに愛敬づき給へり/宇津保(蔵開上)」
ひちむずかしい
ひちむずかし・い [6][1] 【ひち難しい】 (形)
「しちむずかしい」に同じ。ひちむつかしい。「―・い事を言う」
ひちめんどう
ひちめんどう [5] 【ひち面倒】
「しちめんどう」に同じ。
ひちゃ
ひちゃ [2] 【非茶】
京都府栂尾(トガノオ)産でない茶。闘茶(トウチヤ)の際に用いた名称。
⇔本茶
ひちゃくしゅつし
ひちゃくしゅつし [1][4] 【非嫡出子】
「嫡出でない子」に同じ。
ひちゅう
ひちゅう [0] 【秘中】
秘密の事柄のうち。
ひちゅうのひ
ひちゅうのひ 【秘中の秘】
秘密の中で最も秘密にしていること。「―を明かす」
ひちょう
ひちょう [0] 【悲調】
悲しい調子。もの悲しい調べ。
ひちょう
ひちょう [0] 【秘帖】
秘密の事柄を記した帳面。
ひちょう
ひちょう [0] 【飛鳥】
空を飛ぶ鳥。「―のごとき早技」
ひちょう=尽(ツ)きて良弓(リヨウキユウ)蔵(カク)る
――尽(ツ)きて良弓(リヨウキユウ)蔵(カク)る
〔史記(越世家)〕
捕まえる鳥がいなくなってしまえば,良い弓でも袋におさめられてしまう。用のあるときは用いられるが,用がなくなると捨てられることのたとえ。狡兎(コウト)死して走狗(ソウク)烹(ニ)らる。
ひちょうきん
ひちょうきん ヒチヤウ― [2] 【腓腸筋】
⇒腓腹筋(ヒフクキン)
ひちょく
ひちょく [0] 【秘勅】
秘密に発せられたみことのり。密勅。
ひちら
ひちら 【饆饠】
唐菓子の一種。小麦粉をこね,中に餡(アン)をいれたもの。一説に,糯米(モチゴメ)を煎餅(センベイ)のように平たくして焼いたもの。
ひちらく
ひちら・く (動カ四)
はちきれそうに太る。「肥え―・いて身をも働かさず/史記抄 13」
ひちりき
ひちりき [0][2] 【篳篥】
雅楽の管楽器。複簧(フクコウ)を用い,長さ六寸(約18センチメートル)の竹管に,樺(カバ)の皮を巻いてある。前面に七つ,後面に二つの指孔があり,縦にして吹く。音量は豊かで,音色は哀調を帯びる。奈良初期に中国より伝来。もと管長八寸の大篳篥もあったが早く絶えた。
篳篥[図]
ひちん
ひちん [0] 【披陳】 (名)スル
心に思っていることをかくさず述べること。開陳。披瀝(ヒレキ)。
ひち難しい
ひちむずかし・い [6][1] 【ひち難しい】 (形)
「しちむずかしい」に同じ。ひちむつかしい。「―・い事を言う」
ひち面倒
ひちめんどう [5] 【ひち面倒】
「しちめんどう」に同じ。
ひぢりめん
ひぢりめん [2][0] 【緋縮緬】
緋色にそめた縮緬。多く婦人の長襦袢(ジバン)・腰巻などに用いる。
ひっ
ひっ 【引っ】 (接頭)
〔動詞「引く」の連用形「引き」の転〕
動詞に付いて,その意味や語調を強めるのに用いられる。「―とらえる」「―かく」「―かき回す」「―くくる」「―付く」
ひっか
ひっか [1] 【筆架】
筆をのせかけておく台。ふでかけ。筆床。
ひっか
ひっか [1] 【筆華】
文章上のあや。美しい詩歌や文章。
ひっか
ひっか [0] 【筆禍】
発表した文章の内容が原因となって,当局や社会から処罰を受けたり制裁を加えられたりすること。「―をこうむる」「―を招く」「―事件」
ひっか
ひっか【筆禍を招く】
be indicted for one's writing.
ひっかい
ひっかい [0] 【筆海】
(1)硯(スズリ)の異名。[節用集(易林本)]
(2)〔文字が多く集まっている意から〕
詩・文章。「―の真竜なりぬべし,仏界の竜象を学す/正法眼蔵」
ひっかえ
ひっかえ [0] 【引っ替え】
「ひきかえ」の転。「取っ替え―」
ひっかえす
ひっかえ・す [3] 【引っ返す】 (動サ五[四])
「ひきかえす」の転。「途中から―・す」
[可能] ひっかえせる
ひっかかえる
ひっかか・える [5] 【引っ抱える】 (動ア下一)
〔「ひっ」は接頭語〕
乱暴に抱える。「鞄(カバン)を―・えて飛び出す」
ひっかかり
ひっかかり [0] 【引っ掛(か)り】
(1)物や手をかけるところ。
(2)かかわりがあること。関係。
(3)気持ちのうえで割り切れない点があること。わだかまり。「気持ちに―がある」
ひっかかり
ひっかかり【引っ掛かり】
⇒関係.
ひっかかる
ひっかか・る [4] 【引っ掛(か)る】 (動ラ五[四])
〔「ひきかかる」の転〕
(1)突き出ている物,張り出している物にかかってそこに止まる。「凧(タコ)が電線に―・る」
(2)何かに妨げられて進行が止められる。「検問に―・る」「物差しが―・って引き出しがあかない」
(3)やっかいな事柄や人物とかかわりあいをもつ。「面倒な事件に―・る」「悪い男に―・った」
(4)だまされて仕組まれたとおりに動かされる。計略にはまる。「詐欺(サギ)に―・る」「もうその手には―・らない」
(5)すっきりしない感じが残る。「―・る言い方をする」
(6)液体などを浴びせられる。かかる。「ズボンに泥水が―・る」
ひっかかる
ひっかかる【引っ掛かる】
be caught <in,on> (くぎなどに);get[be]involved <in> (掛かり合う);be cheated (だまされる);be trapped(わなに).
ひっかききず
ひっかききず [4] 【引っ掻き傷・引っ掻き疵】
とがったもので引っかいたきず。
ひっかきまわす
ひっかきまわ・す [6] 【引っ掻き回す】 (動サ五[四])
〔「ひきかきまわす」の転〕
(1)ひどくかき回す。かき回してめちゃめちゃにする。「引き出しの中を―・す」
(2)自分勝手に振る舞って混乱させる。秩序を乱す。「総会屋に株主総会を―・される」
[可能] ひっかきまわせる
ひっかきまわす
ひっかきまわす【引っ掻き回す】
rummage <a drawer for a thing> (捜して);→英和
[いじくる]tamper <with> ;→英和
confuse (混乱さす).→英和
ひっかく
ひっかく [0] 【筆画】
漢字を構成している点や線。字画。
ひっかく
ひっかく【引っ掻く】
scratch.→英和
ひっかく
ひっか・く [3] 【引っ掻く】 (動カ五[四])
〔「ひきかく」の転〕
爪やとげなど先のとがったもので強くかいて傷をつける。「爪で―・いたあと」「猫に―・かれる」
[可能] ひっかける
ひっかけ
ひっかけ [0] 【引っ掛け・引っ懸け】
(1)引っ掛けること。
(2)「引っ掛け結び」「引っ掛け帯」の略。
ひっかけおび
ひっかけおび [5] 【引っ掛け帯】
引っ掛け結びにした帯。
ひっかけさんがわら
ひっかけさんがわら [7] 【引っ掛け桟瓦】
裏面の上部に爪のある瓦で,それを瓦桟(カワラザン)に引っ掛けてずり落ちないようにしたもの。引っ掛け瓦。
ひっかけむすび
ひっかけむすび [5] 【引っ掛け結び】
女帯の結び方。お太鼓結びを折り込まないで垂らしておくもの。
ひっかける
ひっかける【引っ掛ける】
(1) ⇒掛ける.
(2)[衣服を着る]slip <on one's coat> .→英和
(3)[だます]cheat;→英和
seduce (女を).→英和
(4) spit <at a person> (つばを);→英和
dash water <in,over> (水を);have a drink (酒を).→英和
ひっかける
ひっか・ける [4] 【引っ掛ける】 (動カ下一)[文]カ下二 ひつか・く
〔「ひきかける」の転〕
(1)物を,かぎ状の物などに掛ける。
(ア)かぎ状の物にぶら下げる。掛けてつり下げる。「オーバーをハンガーに―・ける」
(イ)離れた物に,綱・棒などを掛けて連結する。「杭にもやい綱を―・ける」
(2)突き出た物に持ち物や体の一部を当てて止められる。「凧(タコ)を電線に―・ける」「コートを釘に―・けてかぎ裂きを作る」「つま先を―・けて転ぶ」
(3)上着・コートなどを,無造作に身につける。「コートを―・けて会社をとび出す」「下駄を―・けて庭へ出る」
(4)車両が人や他の小さな車両をはねる。「大型トラックがオートバイを―・ける」
(5)うまいことを言って相手をだます。
(ア)金銭や品物をせしめようとしてだます。「一流会社の名前を騙(カタ)って―・ける」
(イ)異性を言葉たくみに誘惑する。「盛り場で女の子を―・ける」
(6)関係のない事柄を無理に関係づける。引き合いに出す。「教育問題に―・けて息子の自慢をする」
(7)液体や砂などを浴びせかける。ぶっかける。「水を―・けられる」
(8)酒をあわただしく飲む。一息に飲む。「酒を一杯―・けて出かける」
ひっかつぐ
ひっかつ・ぐ [4] 【引っ担ぐ】 (動ガ五[四])
〔「ひっ」は接頭語〕
乱暴にかつぐ。勢いよくかつぐ。「リュックを―・ぐ」
ひっかぶる
ひっかぶ・る [4] 【引っ被る】 (動ラ五[四])
〔「ひっ」は接頭語〕
(1)勢いよく,上からおおう。また,水などを頭からかぶる。「布団を―・る」「水を―・る」
(2)本来は他人が引き受けるべき仕事や責任などを,自分の身に引き受ける。「責任をすべて―・る」
ひっかぶる
ひっかぶる【引っ被る】
pull <a thing> over one's head;shoulder <a task,a person's debts> .→英和
ひっからげる
ひっから・げる [5] 【引っ絡げる・引っ紮げる】 (動ガ下一)[文]ガ下二 ひつから・ぐ
〔「ひっ」は接頭語〕
(1)紐(ヒモ)などで縛って束ねる。残らずひとまとめにする。「家内―・げて,身代百目がものはなかり/浮世草子・桜陰比事 5」
(2)着物の裾をはしょる。「尻―・げ腕捲(マク)り/滑稽本・七偏人」
ひっかん
ひっかん [0] 【筆管】
筆の軸。筆柄(フデヅカ)。また,筆のこと。
ひっき
ひっき [0] 【筆記】 (名)スル
書き記すこと。文字に書きとめること。また,その書かれたもの。「講演内容を―する」
ひっき
ひっき【筆記】
[記録]a note;→英和
a record.→英和
〜する take notes <of> ;write down;record.‖筆記試験 a written examination.
ひっきしけん
ひっきしけん [5][4] 【筆記試験】
問題の答案を紙に記して提出させる試験。
ひっきたい
ひっきたい [0] 【筆記体】
(1)欧文文字で,手書きをするのに適した字体。
⇔活字体
(2)「筆写体」に同じ。
ひっきちょう
ひっきちょう [0] 【筆記帳】
筆記するための帳面。
ひっきょう
ひっきょう【畢竟】
⇒結局,つまり.
ひっきょう
ひっきょう [0] 【畢竟】
〔「畢」も「竟」も終わるの意〕
■一■ (名)
〔仏〕 究極。絶対。最終。
■二■ (副)
その物事や考えをおし進めて最後に到達するところは。結局。要するに。「これは―天の配剤ともいうべきものだ」
ひっきょう=するに
――するに
〔「畢竟ずるに」とも〕
要するに。結局。畢竟。「―此の如き感覚を起す所以のものは/天賦人権論(辰猪)」
ひっきょう=は
――は
せんじつめてみると。結局は。「―姉様の威光ぞかし/たけくらべ(一葉)」
ひっきり
ひっきり [0] 【引っ切り】
〔「ひききり」の転〕
(1)ひいて切ること。
(2)「ひききり{■一■(1)}」に同じ。
(3)「ひききり{■一■(2)}」に同じ。
(4)切れ目。くぎり。「―も無い」
(5)女をののしっていう語。ひっきれ。「女と思ひ用捨すりや,付け上がつたる―め/浄瑠璃・布引滝」
ひっきりない
ひっきりな・い [5] 【引っ切り無い】 (形)
絶え間なく続く。とぎれない。「二三人山門を一しよに這入るやうになる。次いで―・く来るやうになる/灰燼(鴎外)」
ひっきりなし
ひっきりなし【引っ切り無しに】
ceaselessly;→英和
incessantly;→英和
continuously (休みなしに);→英和
constantly.
ひっきりなし
ひっきりなし [5][4] 【引っ切り無し】 (形動)
絶え間なく続くさま。「電話が―にかかる」「―の催促」
ひっきる
ひっき・る [3] 【引っ切る】 (動ラ五[四])
「ひききる(引切)」の転。「犬が綱を―・って逃げる」
[可能] ひっきれる
ひっきる
ひっき・る [3] 【挽っ切る】 (動ラ五[四])
「ひききる(挽切)」の転。「丸太を―・って筏(イカダ)を組む」
[可能] ひっきれる
ひっくくり
ひっくくり 【引括】
狂言の一。離別された妻にそのしるしを欲しいといわれた夫は何でもやるという。妻は袋を夫の頭にすっぽりかぶせてひっくくり,欲しいのはこれだといって引っ張る。
ひっくくる
ひっくく・る [4] 【引っ括る】 (動ラ五[四])
〔「ひきくくる」の転〕
(1)力を入れて強くしばる。「荷物を―・る」「泥棒を―・る」
(2)物事を,ひとまとめにして取り扱う。「昭和生まれと―・る訳にはいかない」
[可能] ひっくくれる
ひっくりかえし
ひっくりかえし [0] 【引っ繰り返し】
さかさま。うらがえし。「シャツが―になる」
ひっくりかえし
ひっくりかえし【引っ繰り返しに】
upside down (上下);inside out (裏表).
ひっくりかえす
ひっくりかえ・す [5] 【引っ繰り返す】 (動サ五[四])
(1)物の位置を,上下・表裏逆にする。うらがえす。「入り口の名札を―・す」
(2)立っているものや正しく置かれているものを倒す。転倒させる。「茶碗を―・す」「バケツを―・したような雨」
(3)本やノートなど,必要な記事を求めてあちこちページをめくる。「古い書類を―・して調べる」
(4)決まっている序列や関係を逆転させる。くつがえす。「順序を―・す」「負け試合を―・す」「高裁の判決が最高裁で―・される」
[可能] ひっくりかえせる
ひっくりかえす
ひっくりかえす【引っ繰り返す】
[転覆]overturn;→英和
turn over;[さかさにする]turn <a thing> upside down (上下に)[inside out (裏表に)];reverse (逆転).→英和
ひっくりかえる
ひっくりかえ・る [5] 【引っ繰り返る】 (動ラ五[四])
(1)物の位置が,上下・表裏逆になる。さかさまになる。うらがえしになる。「大波でボートが―・る」「世の中が―・ったような大騒ぎ」
(2)立っているものや正しく置かれているものが倒れる。転倒する。「地震で本棚が―・ってしまった」「バナナの皮にすべって―・る」
(3)人が,あお向けに寝ころがる。「芝生の上に―・って空をながめる」
(4)決まっている序列や関係が逆になる。逆転する。くつがえる。「形勢が―・る」「試合が―・る」「一度下された決定が―・る」
ひっくりかえる
ひっくりかえる【引っ繰り返る】
overturn;→英和
tumble down;be reversed (逆転).
ひっくるむ
ひっくる・む 【引っ括む】
〔「ひきくるむ」の転〕
■一■ (動マ五[四])
全体を包み込んでひとつにする。一括する。「風呂敷で―・む」
■二■ (動マ下二)
⇒ひっくるめる
ひっくるめる
ひっくるめる【引っ包める】
put <things> together;bundle (up) (一包にする).→英和
引っ包めて altogether (全部で);→英和
including[inclusive of]… (…を含めて).→英和
ひっくるめる
ひっくる・める [5] 【引っ括める】 (動マ下一)[文]マ下二 ひつくる・む
〔「ひきくるめる」の転〕
全体をひとつにする。ひとつにまとめる。総括する。「全部―・めて三万円」「―・めて言えば」「―・めて考える」
ひっけい
ひっけい [0] 【必携】
(1)必ず持っていなければならないこと。また,そのもの。「受験票―のこと」
(2)ある事について要領よくまとめた書。ハンド-ブック。「源氏物語―」
ひっけい
ひっけい【必携の】
indispensable <to> .→英和
ひっけん
ひっけん [0] 【必見】
必ず見たり読んだりしなければならないこと。また,そのもの。「―の書」「―の展覧会」
ひっけん
ひっけん [0] 【筆硯・筆研】
(1)筆と硯(スズリ)。
(2)文章を書くこと。また,文章。「―の業」
(3)書簡で,文筆家の起居などについていう語。「―益々御多祥の段」
ひっけん=に親しむ
――に親しむ
文字や文章を書く。
ひっけん=を新(アラ)たにする
――を新(アラ)たにする
詩や文章の構想・構成・趣向などを一新して書き改める。
ひっこう
ひっこう [0] 【筆耕】
(1)写字や清書によって報酬を受けること。「―料」
(2)文筆によって生計をたてること。
ひっこう
ひっこう【筆耕】
copying;a copyist (人).→英和
ひっこう
ひっこう [0] 【筆工】
(1)筆をつくる職人。筆師。筆匠。
(2)筆で書く人。筆者。
ひっこうけんでん
ひっこうけんでん [0] 【筆耕硯田】
〔筆で硯(スズリ)の田を耕す意〕
文筆によって生計をたててゆくこと。
ひっこし
ひっこし [0] 【引っ越し】 (名)スル
引っ越すこと。移転。転居。転宅。「―先」
ひっこし
ひっこし【引っ越し】
moving;→英和
removal.→英和
‖引っ越し業者 <米> a mover; <英> a remover.引っ越し費用 removal expenses.
ひっこしぐるま
ひっこしぐるま [5] 【引っ越し車】
引っ越しの荷物をのせて運ぶ車。
ひっこしそば
ひっこしそば [5] 【引っ越し蕎麦】
(「おそばに参りました」の意をかけて)引っ越し先の近所に近づきのしるしとして配るそば。
ひっこしにょうぼう
ひっこしにょうぼう 【引っ越し女房】
引っ越してきたように結婚生活に入る妻。「世間には―といふはあるが/滑稽本・続々膝栗毛」
ひっこす
ひっこす【引っ越す】
move <from,to> ;→英和
remove <from Tokyo to Osaka> .→英和
ひっこす
ひっこ・す [3] 【引っ越す】 (動サ五[四])
〔「ひきこす」の転〕
住居や部屋を移る。移転する。「新居に―・す」
[可能] ひっこせる
ひっこなす
ひっこな・す 【引っ熟す】 (動サ四)
〔「ひきこなす」の転〕
(1)軽んずる。ばかにする。「人をまあ,お下婢(ハシタ)かの何のと,―・した物の言ひやう/浄瑠璃・妹背山」
(2)意のままに扱う。「この目録に引合せ頼むとばかり―・す,文章も誠の夫婦恋を離れし恋の底/浄瑠璃・聖徳太子」
ひっこぬき
ひっこぬき [0] 【引っこ抜き】
(1)引っこ抜くこと。
(2)多くの中で特に優れている者。つぶより。「町人は本田屋銀次郎,当世しやれの―/咄本・鹿の子餅」
ひっこぬく
ひっこぬ・く [4] 【引っこ抜く】 (動カ五[四])
「引き抜く」を強めていう語。「大根を―・く」「中心選手を―・く」
[可能] ひっこぬける
ひっこます
ひっこま・す [4] 【引っ込ます】 (動サ五[四])
出ているものや出したものを中へ引いて入れる。ひっこめる。ひっこませる。「石油ストーブの芯(シン)を―・す」「役者を―・す」
ひっこみ
ひっこみ [0] 【引っ込み】
(1)引き込むこと。
(2)物事から身をひくこと。
(3)歌舞伎や能で,役者が舞台から退くこと。また,その時の所作。
ひっこみ
ひっこみ【引っ込みがつかない】
go too far.〜思案の shy;→英和
backward.→英和
ひっこみ=がつか∘ない
――がつか∘ない
やりかけた以上,やめるわけにはいかない。行き掛かり上,途中で身を引くわけにはいかない。
ひっこみかぶろ
ひっこみかぶろ 【引っ込み禿】
遊女見習いの少女。江戸吉原で,禿が一三,四歳ぐらいになると遊郭の主人付きとして,芸事を習わせたりして部屋持ち以上の遊女になるための準備をさせた者。
ひっこみがち
ひっこみがち [0] 【引っ込み勝ち】 (形動)[文]ナリ
(1)とかく家に閉じこもって外に出ないさま。「事故にあってから―だ」
(2)進んで物事をやろうとする意気が乏しいさま。「―でめったに発言しない」
ひっこみさんじゅう
ひっこみさんじゅう [5] 【引っ込み三重】
歌舞伎の下座音楽の一。主要な役者が退場する時,三味線で演奏するもの。
ひっこみじあん
ひっこみじあん [5] 【引っ込み思案】 (名・形動)[文]ナリ
人前に出て積極的に事を行うことができない性格や態度。また,そのさま。「―の性格」「―な人」
ひっこみせん
ひっこみせん【引込線】
⇒引込線(ひきこみせん).
ひっこむ
ひっこ・む [3] 【引っ込む】
〔「ひきこむ」の転〕
■一■ (動マ五[四])
(1)突き出していた物が元の状態にもどる。また,本来の面よりも内側にくぼむ。へこむ。「こんなこぶは二,三日で―・むよ」「目が―・んでいる」
(2)表に出ていた人が建物の奥へ入って人目につかなくなる。また,芝居で舞台上の役者が舞台から去る。「主人が家から出てきたが,すぐ―・んでしまった」「六方を踏んで―・む」「無理が通れば道理―・む」
(3)表からよく見えない内側や奥へ入る。「表通りから少し―・んだ閑静な屋敷町」
(4)表立った場所・地位から退いて目立たない場所にこもる。「定年後は郷里に―・みたい」「大病をして以来ずっと家に―・んでいる」
(5)帽子などを深くかぶる。「頭巾,耳の際まで―・うで/義経記 2」
[可能] ひっこめる
■二■ (動マ下二)
⇒ひっこめる
ひっこむ
ひっこむ【引っ込む】
retire;→英和
withdraw.→英和
大通りから引っ込んだ所に off the main street.家に〜 keep indoors.
ひっこめる
ひっこめる【引っ込める】
(1) pull[draw]back;withdraw (撤回する).→英和
(2)《印》indent (字下がり).→英和
ひっこめる
ひっこ・める [4] 【引っ込める】 (動マ下一)[文]マ下二 ひつこ・む
〔「ひきこめる」の転〕
(1)突き出していた物を元の状態にする。また,本来の面よりも内側に下がらせる。「あわてて頭を―・める」「道路拡張のために,両側の家を一〇メートルずつ―・める」
(2)いったん出した物を納める。「財布を―・める」
(3)いったん出した要求・提案などを撤回する。とりさげる。「要求を―・める」「最初の案を―・めて練り直す」
(4)舞台や競技に出ている役者・選手などを,ほかの人と交代させて引き下がらせる。「先発投手を―・める」
ひっさい
ひっさい [0] 【筆才】
文章をたくみにつくる才能。文才。
ひっさきばおり
ひっさきばおり [5] 【引裂羽織】
「打裂羽織(ブツサキバオリ)」に同じ。
ひっさく
ひっさく [0] 【筆削】 (名)スル
詩歌や文章などの語句を書き足したり削ったりすること。添削。「敢て擅(ホシイママ)に―することをなさない/北条霞亭(鴎外)」
ひっさく
ひっさ・く [3] 【引っ裂く】 (動カ五[四])
「引き裂く」の転。
ひっさげる
ひっさげる【引っ提げる】
carry[have] <a thing> in one's hand.
ひっさげる
ひっさ・げる [4] 【引っ提げる・提げる】 (動ガ下一)[文]ガ下二 ひつさ・ぐ
〔「ひきさげる」の転〕
(1)手にさげて持つ。たずさえる。「バットを―・げて打席に入る」「腹切らせ,其の首―・げて帰城する/桐一葉(逍遥)」
(2)ひき連れる。ひきいる。「手勢を―・げて加勢に来る」
(3)注目に値するようなものを表に出す。かかげる。「新政策を―・げて登場する」
(4)無理に動かす。「老躯(ロウク)を―・げて事に当たる」
ひっさつ
ひっさつ [0] 【筆札】
(1)筆と紙。
(2)筆跡。手跡。また,その書法。「成善が―の師小島成斎が/渋江抽斎(鴎外)」
ひっさつ
ひっさつ [0] 【必殺】
相手を必ず殺すこと。また,その意気込み。「―の剣」「―技」
ひっさらう
ひっさら・う [4] 【引っ攫う・引っ浚う】
〔「ひっ」は接頭語〕
■一■ (動ワ五[ハ四])
強引に物を奪い取ったり,人を連れ去ったりする。かっさらう。「現金を―・って逃げる」
■二■ (動ハ下二)
全部よせあつめる。「道頓堀の若衆方女方―・へても気もないこと/浄瑠璃・夕霧阿波鳴渡(上)」
ひっさん
ひっさん【筆算】
manual calculation.
ひっさん
ひっさん [0] 【筆算】 (名)スル
(1)暗算・珠算に対し,数字を書いて計算すること。
(2)「算筆」に同じ。
ひっし
ひっし【筆紙】
⇒筆舌.
ひっし
ひっし [0] 【必至】 (名・形動)[文]ナリ
(1)必ずそうなる・こと(さま)。必然。「総辞職は―の情勢だ」
(2)「必死{■二■(2)}」に同じ。
ひっし
ひっし [1][0] 【筆紙】
(1)筆と紙。
(2)文章に書き表すこと。
ひっし
ひっし [0] 【必死】
■一■ (形動)[文]ナリ
失敗すると取り返しがつかないという気持ちで全力を尽くすさま。死に物狂い。一生懸命。「―になる」「―に逃げる」「―で勉強する」「―の努力」「―の形相」
■二■ (名)
(1)必ず死ぬこと。「正成―の鏃(ヤジリ)に死を遁れ/太平記 3」
(2)(「必至」とも書く)将棋で,どう守っても必ず詰んでしまう状態。また,その攻め手。
ひっし
ひっし【必死の(に)】
desperate(ly).→英和
〜の努力をする make a desperate effort.
ひっし
ひっし【必至の】
inevitable.→英和
ひっし=に尽くし難(ガタ)い
――に尽くし難(ガタ)・い
文章で書き表すことがむずかしい。
ひっしき
ひっしき [0] 【引っ敷き】
(1)毛皮などで作り,紐(ヒモ)をつけて腰の後ろに当てるようにしたもの。腰当て。尻皮。
(2)敷物。しとね。「茶繻子の―/浮世草子・織留 1」
(3)「引敷の板」の略。「馬は南部が―の下に在りながら/太平記 33」
ひっしきのいた
ひっしきのいた 【引敷の板】
鎧(ヨロイ)の背面の草摺(クサズリ)。ひっしき。
ひっしゃ
ひっしゃ【筆写する】
copy.→英和
ひっしゃ
ひっしゃ【筆者】
⇒著者.
ひっしゃ
ひっしゃ [1] 【筆者】
文章や書画を書いた人。作者。著者。
ひっしゃ
ひっしゃ [0] 【筆写】 (名)スル
書き写すこと。「古文書を―する」「―本」
ひっしゃたい
ひっしゃたい [0] 【筆写体】
明朝(ミンチヨウ)体などの活字体と違って,手書きで文字を書くときの書体。教科書体のような書体。筆記体。
ひっしゅ
ひっしゅ [0] 【必須】
⇒ひっす(必須)
ひっしゅう
ひっしゅう [0] 【必修】
必ず学ばなければならないこと。
ひっしゅうかもく
ひっしゅうかもく【必修科目】
<米> a required subject; <英> a compulsory subject.
ひっしゅうかもく
ひっしゅうかもく [5] 【必修科目】
履修過程の中で,必ず学習しなければならない科目。
ひっしゅつ
ひっしゅつ [0] 【必出】
(試験に)必ず出題されること。「―熟語」
ひっしょう
ひっしょう 【畢昇】
中国,宋代の活版印刷術発明者。一一世紀中頃,従来の木版に代わって膠泥製の活字を作って活版印刷を始めたという。生没年未詳。
ひっしょう
ひっしょう [0] ―シヨウ 【必勝】 ・ ―セフ 【必捷】
必ず勝つこと。「―の信念」「―を期する」
ひっしょう
ひっしょう【必勝を期する】
be sure of victory[success].
ひっしょく
ひっしょく [0] 【筆触】
絵画などで,筆さばきによってあらわれた明暗・リズム感などの効果。ふでざわり。タッチ。
ひっしょなし
ひっしょな・し (形ク)
(1)愛想がない。つれない。「傍輩の機嫌取る手を―・く/浄瑠璃・新版歌祭文」
(2)遠慮がない。つつしみがない。「くちをし涙―・く/浄瑠璃・万年草(中)」
ひっす
ひっす【必須の】
necessary;→英和
indispensable <to> ;→英和
essential <to> .→英和
ひっす
ひっす [0] 【必須】
〔「ひっすう」「ひっしゅ」とも〕
なくてはならないこと。必要なこと。「―の条件」「―科目」
ひっす
ひっ・す [3] 【筆す】 (動サ変)
書きしるす。書きつける。「其の奇警なる―・すべからず/日本風景論(重昂)」
ひっすい
ひっすい [0] 【必衰】
必ず衰えること。「娑羅双樹の花の色,盛者―のことはりをあらはす/平家 1」
ひっすう
ひっすう 【苾蒭】
「比丘(ビク){(1)}」に同じ。
ひっすしぼうさん
ひっすしぼうさん [0] 【必須脂肪酸】
人体内で生合成されないため,食物から摂取しなければならない脂肪酸。リノール酸・リノレン酸・アラキドン酸をさす。植物油に豊富に含まれる。欠乏すると発育不全,皮膚の角化,脱毛,腎障害などを起こすことが知られている。不可欠脂肪酸。
ひっすびりょうげんそ
ひっすびりょうげんそ [7] 【必須微量元素】
生体機能の維持のために微量ではあるが必要な金属元素。鉄・亜鉛など。
ひっする
ひっ・する [0] 【必する】 (動サ変)[文]サ変 ひつ・す
(1)必ずそうなる。「奴隷の域をば脱する由なく,塗炭に呻吟なすや―・せり/慨世士伝(逍遥)」
(2)かたく決心する。「錯誤なきを―・し難し/新聞雑誌 24」
ひっすアミノさん
ひっすアミノさん [0] 【必須―酸】
動物が生命を保つために必要なアミノ酸のうち,体内で合成されにくいため,外界から食物として摂取しなければならないものの総称。その種類は動物によって異なり,人間の場合,成人では八種が知られる。不可欠アミノ酸。
ひっせい
ひっせい【畢生の仕事】
one's lifework.
ひっせい
ひっせい [0] 【筆勢】
書画に表れた筆の勢い。また,その趣。筆力。筆づかい。
ひっせい
ひっせい [0] 【畢生】
生まれてから死ぬまでを通じた全部の期間。一生。生涯。「―の大作」「―の大業」
ひっせい
ひっせい [0] 【筆生】
筆写を職業とする人。筆写生。
ひっせい
ひっせい【筆勢】
one's stroke of the brush[pen].→英和
ひっせき
ひっせき【筆跡】
handwriting;→英和
one's hand.‖筆跡鑑定 handwriting analysis.筆跡鑑定家 a handwriting expert.
ひっせき
ひっせき [0] 【筆跡・筆蹟】
書かれた字。また,その書きぶり。
ひっせきがく
ひっせきがく [4] 【筆跡学】
書かれた文字の特徴に基づき,書いた人の性格や心理などを研究する学問。筆跡鑑定などを含める。書相学。
ひっせん
ひっせん [0] 【筆洗】
筆の穂先を洗う器。筆洗い。筆池(ヒツチ)。
ひっせん
ひっせん [0] 【筆戦】
文章によって論争すること。
ひっそ
ひっそ (副)
「ひっそり」に同じ。「―として,三味の音色などは絶えて聞えず/当世書生気質(逍遥)」
ひっそぎ
ひっそぎ 【引っ殺ぎ】
先を鋭く切り落とすこと。また,切り落としたもの。「―に切たる矢/浄瑠璃・百合若大臣」
ひっそぎだけ
ひっそぎだけ [4] 【引っ殺ぎ竹】
先を鋭く斜めに切り落としてとがらせた竹。
ひっそぎやり
ひっそぎやり [4] 【引っ殺ぎ槍】
先を斜めに削り落としてとがらせた竹槍。
ひっそく
ひっそく [0] 【逼塞】 (名)スル
(1)姿を隠してひきこもること。落ちぶれて隠れて暮らすこと。「片田舎に―する」
(2)江戸時代,武士や僧侶に行われた謹慎刑。門を閉じて昼間の出入りを禁じたもの。閉門より軽く,遠慮より重い。夜間,潜り戸からの目立たない出入りは許された。
ひっそり
ひっそり
〜した quiet;→英和
<All was> silent.→英和
ひっそり
ひっそり [3] (副)スル
(1)動くものがなく物音のしないさま。静かなさま。「―(と)した森」「―(と)静まりかえる」
(2)控えめに物事が行われるさま。ひそかに。「―(と)暮らす」「野仏(ノボトケ)が―(と)立っている」
ひっそりかん
ひっそりかん [5] (副)
〔「ひっそり」に同意の漢字「閑」を付けたもの〕
静まりかえったさま。「家の中は―としている」
ひった
ひった [0] 【疋田】
「疋田絞り」の略。
ひったかのこ
ひったかのこ [4] 【疋田鹿の子】
「疋田絞り」に同じ。
ひったくり
ひったくり [0] 【引っ手繰り】
すれちがいざまなどに,他人の持っている物をうばって逃げること。また,その者。
ひったくり
ひったくり
a snatch;→英和
a <bag> snatcher (人).
ひったくる
ひったく・る [4] 【引っ手繰る】 (動ラ五[四])
〔「ひきたくる」の転〕
他人の持っている物を無理にうばい取る。「ハンドバッグを―・られる」
[可能] ひったくれる
ひったくる
ひったくる
snatch off[away] <from> .
ひったしぼり
ひったしぼり [4] 【疋田絞り】
鹿の子を隙間なく詰めてくくった絞り染め。高価な衣服とされた。疋田鹿の子。
ひったつ
ひった・つ [3] 【引っ立つ】
■一■ (動タ五[四])
「ひきたつ」の転。「色が―・って見える」「どうも気が―・たぬ/浮雲(四迷)」
■二■ (動タ下二)
⇒ひったてる
ひったてる
ひった・てる [4] 【引っ立てる】 (動タ下一)[文]タ下二 ひつた・つ
〔「ひきたてる」の転〕
(1)ひっぱって無理に連れていく。「犯人を―・てる」
(2)ひきおこす。ひっぱって立たせる。「士卒(モノドモ),耳―・ててよつくきけ/西洋道中膝栗毛(魯文)」
(3)勢いをつける。「気を―・てる」
ひったり
ひったり (副)
「ぴったり」に同じ。「鎖(サ)いたる見世に平蜘蛛の―身をつけ身を忍ぶ/浄瑠璃・油地獄(下)」
ひったん
ひったん [0] 【筆端】
(1)筆の先。
(2)文のはしばし。筆の運び。「―少しく卑劣に亘り/学問ノススメ(諭吉)」
ひっち
ひっち [0][1] 【筆致】
文章の書きぶり。また,書画の筆づかいの趣。ふでつき。「軽妙な―」
ひっち
ひっち [1] 【筆池】
「筆洗(ヒツセン)」に同じ。
ひっち
ひっち【筆致】
a touch (絵など);→英和
a style (文体).→英和
ひっちぎり
ひっちぎり [0] 【引っ千切り】
小さく丸めた餅。
ひっちゃく
ひっちゃく [0] 【必着】
必ず着くこと。「郵送の場合は月末までに―のこと」
ひっちゅう
ひっちゅう [0] 【必中】 (名)スル
必ず命中すること。「一発―」
ひっちゅう
ひっちゅう [0] 【筆誅】 (名)スル
欠点や罪悪などを書きたててきびしく責めること。「―を加える」「何処(ドツカ)の新聞(ペーパー)を借りて十分に―して呉れる/くれの廿八日(魯庵)」
ひっちゅう
ひっちゅう【筆誅を加える】
denounce <a person> with the[one's]pen.→英和
ひっちゅう
ひっちゅう [0] 【匹儔】 (名)スル
匹敵すること。また,匹敵する相手。「両軍幾(ホトン)ど相―せることは/此一戦(広徳)」
ひっちょう
ひっちょう [0] 【筆調】
筆の調子。筆づかい。筆致。
ひっつかまえる
ひっつかま・える [6][1] 【引っ捕まえる】 (動ア下一)[文]ハ下二 ひっつかま・ふ
「捕まえる」を強めていう語。「すりを―・える」
ひっつかむ
ひっつか・む [4] 【引っ掴む】 (動マ五[四])
〔「ひきつかむ」の転〕
手荒く勢いよくつかむ。「髪の毛を―・む」
ひっつく
ひっつ・く [3] 【引っ付く】
〔「ひっ」は接頭語〕
■一■ (動カ五[四])
(1)ぴったりとくっつく。また,ねばりつく。「汗でシャツが体に―・く」「靴にガムが―・く」
(2)男女が親しくなって一緒になる意の俗な言い方。「いつのまにか―・いてしまった」
■二■ (動カ下二)
⇒ひっつける
ひっつく
ひっつ・く [3] 【干っ付く・乾っ付く】 (動カ五[四])
かわいてくっつく。「のどが―・きそうだ」
ひっつく
ひっつく【引っ付く】
stick[adhere] <to> .→英和
ひっつける
ひっつ・ける [4] 【引っ付ける】 (動カ下一)[文]カ下二 ひつつ・く
〔「ひきつける」の転〕
ぴったりとくっつける。ひっつかせる。「接着剤で―・ける」
ひっつみじる
ひっつみじる [5] 【引っ摘み汁】
うどん生地をちぎって薄く伸ばし,ゆでたものを,鶏・野菜の入っただしに入れた汁物。岩手県の郷土料理。
ひっつめ
ひっつめ [0] 【引っ詰め】
女の髪形の一。鬢(ビン)にふくらみをもたせず,後ろに引っ張って無造作にたばねる結い方。
ひっつめる
ひっつ・める [4] 【引っ詰める】 (動マ下一)[文]マ下二 ひつつ・む
〔「ひきつめる」の転〕
髪を引っ詰めにする。「―・めた銀杏(イチヨウ)返/湯島詣(鏡花)」
ひっつり
ひっつり [0] 【引っ攣り】
「ひきつり」の転。
ひっつる
ひっつ・る [3] 【引っ攣る】 (動ラ五[四])
「ひきつる」の転。「眼は―・る口はまがる/滑稽本・続々膝栗毛」
ひっつれ
ひっつれ [0] 【引っ攣れ】
「ひきつり」の転。
ひってき
ひってき【匹敵する】
be equal <to> ;→英和
equal;be a match <for> .→英和
〜するものがない have no equal <in> .
ひってき
ひってき [0] 【匹敵】 (名)スル
同じような力量をもったり,地位をしめたりすること。肩を並べること。つりあうこと。「プロに―する腕前」「東京に―する大都市」
ひってん
ひってん [0] 【筆覘】
筆に墨をふくませる前に,筆先を浸して柔らげるための水を入れておく器。
ひってん
ひってん (名・形動)
〔江戸時代,歌舞伎界から出た語という〕
無一物で何もない・こと(さま)。貧乏。「―な所ばかりは曾我だ/滑稽本・浮世床(初)」
ひっとう
ひっとう [0] 【筆頭】
(1)名前を書き連ねたうちの第一位。書き出し。「前頭―」「―書記」「―株主」
(2)筆の先。転じて,文章。「惣じて,さび・位・細み・しほりの事は,言語―にいひおほせがたし/去来抄」
ひっとう
ひっとう【筆頭の】
senior <manager> .→英和
…の〜である be at the head of….‖筆頭者[世帯主]a householder.
ひっとう
ひっとう [0] 【筆答】 (名)スル
(口答に対して)文字や文章で解答すること。書いて答えること。
ひっとう
ひっとう [0] 【筆筒】
筆立て。ふでづつ。筆入れ。
ひっとうさい
ひっとうさい [3] 【筆頭菜】
ツクシの異名。
ひっとうしゃ
ひっとうしゃ [3] 【筆頭者】
「筆頭人」に同じ。
ひっとうにん
ひっとうにん [0] 【筆頭人】
連名・連署の場合の,第一番目の人。
ひっとき
ひっとき [0] 【引っ解き】
「解(ト)き明け物」に同じ。
ひっとらえる
ひっとら・える [5] 【引っ捕(ら)える】 (動ア下一)[文]ハ下二 ひつとら・ふ
「捕らえる」を乱暴にいう語。ひっつかまえる。「犯人を―・える」
ひっぱがす
ひっぱが・す [4] 【引っ剥がす】 (動サ五[四])
〔「ひきはがす」の転〕
強い力で勢いよく,または乱暴にはがす。ひっぺがす。「壁紙を―・す」「仮面を―・す」
[可能] ひっぱがせる
ひっぱく
ひっぱく [0] 【逼迫】 (名)スル
(1)行き詰まって,ゆとりのない状態になること。「生活が―する」「事態が―する」
(2)苦痛が身に迫ること。「直義朝臣俄に邪気に侵され,身心悩乱して,五体―しければ/太平記 23」
ひっぱく
ひっぱく【逼迫】
pressure <for money> .→英和
〜する be pressed <for money> .金融が〜している The money market is tight.
ひっぱぐ
ひっぱ・ぐ [3] 【引っ剥ぐ】 (動ガ五[四])
「引き剥ぐ」の転。「化けの皮を―・ぐ」
ひっぱずす
ひっぱず・す [4] 【引っ外す】 (動サ五[四])
〔「ひきはずす」の転〕
(1)ひっぱってはずす。「鉄瓶を―・し,沸立(ニタ)つた湯を流(ナガシ)へあけて/婦系図(鏡花)」
(2)体をひいてよける。「ひらりと体(タイ)を―・し/怪談牡丹灯籠(円朝)」
[可能] ひっぱずせる
ひっぱたく
ひっぱた・く [4] 【引っ叩く】 (動カ五[四])
〔「ひきはたく」の転〕
力いっぱいにぶつ。強くたたく。「頬を―・かれる」
[可能] ひっぱたける
ひっぱたく
ひっぱたく【引っぱたく】
beat;→英和
strike;→英和
slap <a person in the face> (平手で).→英和
ひっぱなす
ひっぱな・す [4] 【引っ離す】 (動サ五[四])
「引き離す」の転。
ひっぱり
ひっぱり [0] 【引っ張り】
(1)ひっぱること。
(2)街頭に立ち通行人をひっぱって売春する女。よたか。つじぎみ。「―を一つ買ふ事は出来ねえ/歌舞伎・小袖曾我」
(3)一つのことを一緒にすること。合同。「ははあ,ここでは花(=祝儀)も―にもらう極(キメ)とみえた/滑稽本・膝栗毛 2」
(4)材料の断面に垂直方向の荷重を加え,引き伸ばすこと。
ひっぱりあげる
ひっぱりあ・げる [6] 【引っ張り上げる】 (動ガ下一)
引っ張って上へあげる。「子供を岸へ―・げる」
ひっぱりおうりょく
ひっぱりおうりょく [5] 【引っ張り応力】
材料を引っ張ったとき,材料の内部に生ずる応力。
ひっぱりこむ
ひっぱりこ・む [5] 【引っ張り込む】 (動マ五[四])
(1)手を引っ張るようにして自分の家や部屋などの中に入れる。ひきずりこむ。「客を店に―・む」
(2)仲間に入れて,協力者にする。「友人を計画に―・む」
[可能] ひっぱりこめる
ひっぱりしけん
ひっぱりしけん [6][5] 【引っ張り試験】
材料の引っ張り荷重に対する抵抗力を調べる試験。
ひっぱりだこ
ひっぱりだこ【引っ張り凧である】
be very popular <among> (人気がある);be in great demand (需要がある).
ひっぱりだこ
ひっぱりだこ [5] 【引っ張り凧・引っ張り蛸】
(1)多くの者が自分の側に引き入れようと争うこと。また,その人や物。「各球団から―の選手」
(2)足を竹串(タケグシ)で四方に広げて干した蛸。
(3){(2)}の形に似ることから,磔(ハリツケ)の異名。「一人の忰が木の空で―になるのが,そもや見て居られうか/浄瑠璃・五十年忌(上)」
ひっぱりだす
ひっぱりだ・す [5] 【引っ張り出す】 (動サ五[四])
(1)引っ張って外へ出す。ひき出す。「押し入れから布団を―・す」
(2)強引に表立った場所にひき出す。「祝賀会に―・す」「検察側証人として―・される」
[可能] ひっぱりだせる
ひっぱりつよさ
ひっぱりつよさ [5] 【引っ張り強さ】
材料を引っ張ったとき破壊に至る極限の応力。引っ張り強度。抗張力。
ひっぱりぬい
ひっぱりぬい [0] 【引っ張り縫い】
一枚の着物を,何人もの人が集まり引っ張り合うようにして縫い上げること。急いで経帷子(キヨウカタビラ)を縫うときに限り,平素は忌む。
ひっぱりのみえ
ひっぱりのみえ 【引っ張りの見得】
歌舞伎の見得の一種。多く幕切れに,主役を中心に各人が別のしぐさで心理的に引っぱり合うような形で静止し,絵画的な釣り合いをとってきまるもの。
ひっぱりまわす
ひっぱりまわ・す [6][5] 【引っ張り回す】 (動サ五[四])
(1)引っ張ってあちらこちらと連れて歩く。「東京じゅうを―・す」
(2)自分の思うように他人をあやつる。「子供に―・される」
[可能] ひっぱりまわせる
ひっぱりもち
ひっぱりもち [4] 【引っ張り餅】
東北地方で,葬式のあと,一つの餅を数人で引っ張り合って食べること。平素は忌む。
ひっぱる
ひっぱる【引っ張る】
(1)[張る]stretch <a rope> .→英和
(2) ⇒引く.
(3)[連行]take[bring] <a person to> .→英和
(4)[客などを誘う]solicit.→英和
(5)[延ばす]delay <payment> .→英和
ひっぱる
ひっぱ・る [3] 【引っ張る】 (動ラ五[四])
〔「ひきはる」の転〕
(1)伸ばして線状にする。
(ア)強く引いて,たるまないようにする。「綱を―・る」
(イ)ロープ・電線などを長く張り渡す,また,鉄道・水道管などを自分の方に延長する。ひく。「電話線を―・る」「新幹線を―・る」
(2)物を手前に引く。
(ア)物や体の一部を持って手前に強く引く。「ドアのノブを強く―・る」「袖を―・る」
(イ)車両などを牽引(ケンイン)する。引く。「機関車が貨車を―・って走る」「故障車を―・る」
(3)他人を従わせる。
(ア)人を統率する。「クラスを―・って行く」
(イ)他人をある場所へ連れてゆく。「あちこち―・って歩く」
(ウ)他人に働きかけて,自分たちのグループの一員にする。「評判の投手を自分の球団に―・る」「仲間に―・られて参加する」
(エ)警官などが連行する。多く,受身の形で用いる。「警察に―・られる」「門外へ引出いて庁の下部に―・られて/平家 5」
(4)その状態を保ち続ける。また,遅らせる。「返事を―・って気をもたせる」
(5)発音を,本来よりも長くのばす。引く。「語尾を―・って発音する」
(6)引用する。ひく。「他人の論文の一節を―・ってきて自説を補強する」
(7)着る。かぶる。「綿入れの一枚も―・らせる算段/平凡(四迷)」
[可能] ひっぱれる
[慣用] 足を―
ひっぷ
ひっぷ [1] 【匹夫】
身分の低い男。また,道理をわきまえない卑しい男。「下賤の―のなりあがり/小説神髄(逍遥)」
ひっぷ
ひっぷ [1] 【匹婦】
身分の低い女。また,道理をわきまえない卑しい女。「欲にのみふける―の情/人情本・梅児誉美(後)」
ひっぷ=の勇(ユウ)
――の勇(ユウ)
〔孟子(梁恵王下)〕
思慮浅く,ただ血気にはやってがむしゃらに行動したがるだけの勇気。小人(シヨウジン)の勇。
ひっぷ=も志(ココロザシ)を奪(ウバ)うべからず
――も志(ココロザシ)を奪(ウバ)うべからず
〔論語(子罕)〕
たとえ身分の低い男でも,意志が堅固ならば,何人もそれを動かすことはできない。
ひっぷげろう
ひっぷげろう [1][2] 【匹夫下郎】
匹夫と下郎。卑賤(ヒセン)な者。「―に押しくだし/浄瑠璃・日本武尊」
ひっぷひっぷ
ひっぷひっぷ [1][1][4] 【匹夫匹婦】
身分の低い男と女。卑賤な者たち。「―も志を奪はずといへり/浄瑠璃・平家女護島」
ひっぺがす
ひっぺが・す [4] 【引っ剥がす】 (動サ五[四])
「引っぱがす」に同じ。「ビラを―・す」
[可能] ひっペがせる
ひっぽう
ひっぽう [0] 【筆法】
(1)筆の使い方。字の書きぶり。また,文章の書きぶり。「顔真卿の―」「春秋の―」
(2)物事を処理するやり方。方法。「彼のいつもの―だ」
ひっぽう
ひっぽう【筆法】
(1) penmanship;→英和
a style (文体).→英和
(2)[やり方] <in> a <similar> way;→英和
a method.→英和
ひっぽう
ひっぽう【筆鋒が鋭い】
be sharp <in one's argument> .
ひっぽう
ひっぽう [0] 【筆鋒】
(1)筆の穂先。
(2)字の勢い。また,文章の勢い。「鋭い―」「―鋭く反論する」
ひつ
ひ・つ 【漬つ】 (動)
⇒ひず(漬)
ひつ
ひつ [2] 【蹕】
(1)貴人が外出するとき,先払いすること。
(2)天子の行幸。また,その儀仗をととのえた行列。
ひつ
ひつ 【畢】
二十八宿の一。西方の星宿。畢宿。あめふりぼし。
ひつ
ひつ 【弼】
(1)律令制で,弾正台の次官。はじめ一名であったが,のちに大弼・少弼の二名になった。
(2)奈良時代,紫微中台の次官。
ひつ
ひつ [2] 【筆】
(1)ふで。
(2)ふでをとって書くこと。また,ふでで書いた文字・文章・絵画。「貫之の―」
(3)助数詞的に用いて土地の一区画をいう。「一―の土地」
ひつ
ひつ [0] 【櫃】
(1)ふたが上に開く大形の箱。唐櫃(カラビツ)・長櫃など。
(2)(「おひつ」の形で)飯を入れておく器。おはち。
ひつ=を駐(トド)む
――を駐(トド)む
天子や貴人が外出して,途中でとどまる。
ひつあつ
ひつあつ [0] 【筆圧】
文字を書くとき,ペンや毛筆などの先に加わる力。「―が強い」
ひつい
ひつい [2] 【筆意】
(1)詩や文章で表そうとするもの。詩文のおもむき。「談笑諷諫の―に感あり/安愚楽鍋(魯文)」
(2)運筆の際の心組み。書画のおもむき。ふでづかい。「藍の色面白く―生動面(マ)のあたり/続風流懺法(虚子)」
ひついで
ひついで 【日次いで】
暦の上の吉凶。日どり。日がら。「今日より後,―あしかりけり/源氏(夕霧)」
ひつう
ひつう【悲痛な】
sad;→英和
pathetic;→英和
tragic.
ひつう
ひつう [0] 【悲痛】 (名・形動)[文]ナリ
いたましいこと。あまりの悲しさやつらさに耐えられないほどであること。また,そのさま。「―な叫び声をあげる」「―な面持ち」
[派生] ――さ(名)
ひつき
ひつき【火付きが良い(悪い)】
(do not) burn well.
ひつき
ひつき [3][0] 【火付き】
火が燃えつくこと。また,そのつき具合。「―の悪いライター」
ひつき
ひつき 【日月】
(1)日と月。「この照らす―の下は/万葉 800」
(2)日数。歳月。「―の長きがごとく/万葉 933」
ひつきぼし
ひつきぼし 【斗宿】
⇒ひきつぼし(斗宿)
ひつぎ
ひつぎ [0] 【棺・柩】
〔古くは「ひつき」〕
遺体を入れて葬る箱。かん。かんおけ。
ひつぎ
ひつぎ [0] 【日嗣】
〔日の神の大命により大業をつぎつぎに受け継ぐ意という〕
皇位を継承すること。また,皇位。「―と定め賜へる皇太子に授け賜はくと宣ふ/続紀(天平宝字二宣命)」
ひつぎ
ひつぎ【柩】
⇒棺(かん).
ひつぎ
ひつぎ 【火継】
出雲国造(イズモノクニノミヤツコ)家で,新しく国造職を継ぐとき,家宝の火燧臼(ヒキリウス)と火燧杵(ヒキリギネ)で神火を受け継ぐ儀式。火継の神事。
ひつぎ
ひつぎ 【日次】
(1)日ごと。毎日。「露しげき岡の朝けに刈る草の―に袖を濡らすころかな/現存六帖」
(2)毎日たてまつる貢ぎ物。「朝まだききりふの岡に立つ雉は千代の―のはじめなりけり/拾遺(賀)」
(3)日がら。その日の吉凶。「なほ今日渡り給へ。―もあしければ/成尋母集」
ひつぎのみこ
ひつぎのみこ 【日嗣の御子】
皇太子の尊称。
ひつぐう
ひつぐう [0] 【匹偶・匹耦】
(1)つれあい。めおと。夫婦。「得難きの―にて相思の情縁は定めて両人の間に生ずべき/経国美談(竜渓)」
(2)なかま。ともがら。
ひつけ
ひつけ [0][3] 【火付け】
家などに火をつけること。放火すること。また,その人。
ひつけ
ひつけ【火付け役】
a troublemaker.→英和
ひつけぎ
ひつけぎ [3] 【火付け木】
「付け木」に同じ。
ひつけとうぞくあらため
ひつけとうぞくあらため [8] 【火付盗賊改】
江戸幕府の職名。すでに設置されていた盗賊改や火付改・博奕改(バクチアラタメ)の各加役をあわせて設けられた。与力・同心を使って江戸市中を巡回し,火災の予防,盗賊の捕縛,博徒の取り締まりなどを行なった。盗賊火付改役。
ひつけやく
ひつけやく [0] 【火付け役】
事件や論議,また改革のきっかけを作る役目を演ずる人。「彼が論争の―だ」
ひつこい
ひつこ・い [3] (形)[文]ク ひつこ・し
「しつこい」の転。「―・く食い下がる」
ひつじ
ひつじ ヒツヂ 【穭】
〔室町時代のころまでは「ひつち」〕
刈り取ったあとの株からのび出す稲。ひこばえ。[季]秋。「刈れる田に生ふる―のほに出でぬは/古今(秋下)」
ひつじ
ひつじ【未(年)】
(the year of) the Sheep.
ひつじ
ひつじ [0] 【未】
(1)十二支の第八番目。年・月・時刻・方位などにあてる。
(2)時刻の名。今の午後二時頃。また,午後一時から三時の間。一説に午後二時から四時の間。
(3)方角の名。南から西へ三〇度の方角。
ひつじ
ひつじ【羊】
a sheep;→英和
a ram (雄);→英和
a ewe (雌);→英和
a lamb (子羊).→英和
〜の毛(肉) wool (mutton).→英和
‖羊飼い a shepherd.
ひつじ
ひつじ [0] 【羊】
偶蹄目ウシ科の哺乳類。ヤギに似るが,角は渦巻形。角のないものもある。細く柔らかいちぢれた毛が全身に密生する。性質は温和で,常に群れをつくる。草食性。毛(羊毛)・毛皮・肉・乳を利用するため,古くから世界各地で飼われる。メリノ・コリデール・カラクールなど品種が多い。緬羊(メンヨウ)。
ひつじ=の歩(アユ)み
――の歩(アユ)み
〔「涅槃経」など〕
(1)屠所(トシヨ)にひかれて行く羊の歩みの意で,死が近づいてくることのたとえ。「極楽へまだわが心ゆきつかず―しばしとどまれ/新古今(釈教)」
(2)歳月。光陰。[日葡]
ひつじかい
ひつじかい [3] 【羊飼い】
羊を飼い育てる人。また,放牧された羊の番をする人。
ひつじぐさ
ひつじぐさ [3] 【未草】
スイレン科の多年生水草。各地の池沼に自生。葉は水面に浮き,円形で基部が深く切れこむ。夏,花茎の先に径約5センチメートルの白色花をつける。未の刻(午後二時)頃に開花するというのでこの名があるが,花は午前中開き夕方しぼむ。花弁は八〜一五個。スイレン。[季]夏。
ひつじぐも
ひつじぐも [4] 【羊雲】
羊の群れのように見える雲。高積雲(コウセキウン)。
ひつじさる
ひつじさる [4] 【未申・坤】
方角の名。未と申の間。南西。
ひつじだ
ひつじだ ヒツヂ― 【穭田】
穭が一面にのび出た田。[季]秋。《―を犬は走るや畦を行く/虚子》
ひつじばえ
ひつじばえ ヒツヂ― [0] 【穭生え】
(1)刈り取ったあとの株から稲がのび出すこと。また,その稲。
(2)転じて,剃(ソ)り落とした毛髪が再び生えはじめている状態。「―の眉毛(マミエ)がりきんだばかりで/滑稽本・浮世風呂 2」
ひつじへん
ひつじへん [0] 【羊偏】
漢字の偏の一。「羚(レイ)」などの「羊」の部分。
ひつじゅ
ひつじゅ [0] 【必需】
必ず要ること。なくてはならないこと。必要。
ひつじゅ
ひつじゅ [0] 【筆受】 (名)スル
〔仏〕 経典を漢訳する際に,梵語の口述を漢文で筆記する係の者。また,口述筆記すること。「抽斎をして―せしめた護痘要法一巻/渋江抽斎(鴎外)」
ひつじゅうかせん
ひつじゅうかせん [5] 【必従河川】
地表面の最大傾斜方向に流れる川。
ひつじゅつ
ひつじゅつ [0] 【筆述】 (名)スル
思うことを文章に書いて述べること。記述。
ひつじゅひん
ひつじゅひん【必需品】
necessaries.生活必需品 the necessities of life.
ひつじゅひん
ひつじゅひん [0] 【必需品】
どうしても必要な品物。常に必要とする品物。「生活―」
ひつじゅん
ひつじゅん [0] 【筆順】
文字,特に漢字を書くときの筆運びの順序。書き順。
ひつじょう
ひつじょう [0] 【必定】
■一■ (名・形動)[文]ナリ
(1)必ずそうなるに決まっていること。そうなることが避けられないこと。また,そのさま。「味方の勝利は―」「他日必ずブリグハムヤングを残(ソコナウ)て犠牲となすは―なり/八十日間世界一周(忠之助)」
(2)〔仏〕 成仏(ジヨウブツ)することが決定し,後退することのない修行者の段階。一退転。
■二■ (副)
きっと。確かに。「前なるは―捕兵に相違なし/経国美談(竜渓)」
ひつじん
ひつじん [0] 【筆陣】
文章によって相手と論争することを,戦陣を構えることにたとえていう語。「―を張る」
ひつぜつ
ひつぜつ【筆舌に尽しがたい】
be beyond description;be indescribable.
ひつぜつ
ひつぜつ [0] 【筆舌】
書かれた文章と話された言葉。
ひつぜつ=に尽くし難(ガタ)い
――に尽くし難(ガタ)・い
文章や言葉で十分に表現しきれない。物事の程度が甚だしいことをいう。
ひつぜん
ひつぜん [0] 【必然】
■一■ (名・形動)[文]ナリ
必ずそうなると決まっていること。それ以外になりようのないこと。また,そのさま。
⇔偶然
⇔蓋然(ガイゼン)
「―の結果」「―の帰結」「失敗は―である」「歴史の―」
■二■ (副)
必ず。きっと。「実に疑もなき事実にして―さる事のありしならめど/小説神髄(逍遥)」
■三■ (形動タリ)
{■一■}に同じ。「―としてあひ離れざるものか/雑談 1」
ひつぜん
ひつぜん【必然】
necessity.→英和
〜の necessary;→英和
inevitable.→英和
〜的に necessarily;inevitably;→英和
naturally.→英和
‖必然性 inevitability;necessity.
ひつぜんしんり
ひつぜんしんり [5] 【必然心理】
偽りであることがありえないような真理。必然命題によって言及される真理。
ひつぜんせい
ひつぜんせい [0] 【必然性】
(1)そうなる以外にありえないこと。
(2)〔哲〕
〔英 necessity; (ドイツ) Notwendigkeit〕
法則・規範などに不可避的に制約されていること。
(ア)(自然的必然性)自然現象が合法則的なこと。
(イ)(道徳的必然性)道徳律によってある当為が要求されていること。
(ウ)(論理的必然性)主述が必ずそう関係し,判断の確実の程度(様相)が最も強いこと。また,公理から演繹(エンエキ)的であること。
ひつぜんてき
ひつぜんてき [0] 【必然的】 (形動)
必ずそうなるさま。当然そうなるさま。
⇔蓋然(ガイゼン)的
「断れば―に両者の関係は悪化する」
ひつぜんてきはんだん
ひつぜんてきはんだん [7] 【必然的判断】
〔論〕 様相,すなわち判断の確実の程度から分けられた判断の区分の一。主概念と賓概念との関係が必然的であることを示す。「 S は必ず P である」など。
→実然的判断
→蓋然(ガイゼン)的判断
ひつぜんめいだい
ひつぜんめいだい [5] 【必然命題】
〔論〕 様相命題の一。ある事実が生起しないことが不可能であることを述べる命題。「 S は必然的に P である」ないし「 S が P であることは必然的である」という形をとる。
→可能命題
→偶然命題
ひつぜんろん
ひつぜんろん [3] 【必然論】
⇒決定論(ケツテイロン)
ひつだい
ひつだい [0] 【筆台】
筆をのせておく台。筆架。
ひつだん
ひつだん【筆談する】
talk by means of writing.
ひつだん
ひつだん [0] 【筆談】 (名)スル
声を出さず,相互に文字で書いて意思を伝え合うこと。
⇔口談
「中国人と―する」
ひつどく
ひつどく【必読の書】
a book everyone must read;a must book.
ひつどく
ひつどく [0] 【必読】
必ず読まなくてはならないこと。「―書」「―文献」
ひつにゅう
ひつにゅう [0] 【泌乳】
分娩後,泌乳刺激ホルモンが乳腺に作用して乳が分泌されること。また,その乳。
ひつにゅうしげきホルモン
ひつにゅうしげきホルモン [8] 【泌乳刺激―】
⇒プロラクチン
ひつにょうき
ひつにょうき ヒツネウ― [3] 【泌尿器】
⇒ひにょうき(泌尿器)
ひつば
ひつば [1] 【匹馬】
一匹の馬。また,馬。馬匹。「鶏鳴暁を催せば,―風に嘶(イバ)へて/太平記 2」
ひつばつ
ひつばつ [0] 【必罰】
罪ある者を必ず罰すること。「信賞―」
ひつび
ひつび [1] 【必備】 (名)スル
必ず備えなければならないこと。備える必要のあること。「―の辞書」「―すべき物」
ひつぼく
ひつぼく [0] 【筆墨】
筆と墨。また,それで書きしるしたもの。「―に親しむ」
ひつみょう
ひつみょう [0] 【畢命】
命が終わること。また,生涯。
ひつむ
ひつむ [1][2] 【必無】
必ずないこと。絶無。「モンゴルホーランドに似るの事―とせんや/明六雑誌 13」
ひつめい
ひつめい [0] 【筆名】
文章などを発表するときに用いる,本名以外の名。ペンネーム。
ひつめい
ひつめい【筆名】
a pen name.
ひつめつ
ひつめつ [0] 【必滅】 (名)スル
必ず滅びること。「生者(シヨウジヤ)―」
ひつもんひっとう
ひつもんひっとう [0] 【筆問筆答】
書いて示された質問に,書いて答えること。また,その問答。
ひつよう
ひつよう [0] 【必用】 (名・形動)[文]ナリ
必ず用いなければならないこと。なくてはならないこと。また,そのさま。必要。
⇔不用
「日常―の品」「学問には文字を知ること―なれども/学問ノススメ(諭吉)」
ひつよう
ひつよう【必要】
necessity;→英和
need.→英和
〜がない need not <do> .〜である be necessary <to,for> ;→英和
be essential <to> .→英和
〜とする need;be in need <of money> ;require.→英和
〜な necessary;essential;indispensable (不可欠).→英和
‖必要悪 a necessary evil.必要経費 expenses.必要条件 a necessary condition.
ひつよう
ひつよう [0] 【必要】 (名・形動)[文]ナリ
(1)必ず要すること。なくてはならないこと。また,そのさま。必用。
⇔不要
「登山に―な道具」「眼鏡が―になる」「―に迫られる」「完成までにはあと一か月の期間を―とする」
(2)どうしてもしなければならないこと。「家族に知らせる―がある」「精密検査の―はない」
〔necessary の訳語〕
[派生] ――さ(名)
ひつよう=にしてかつ十分(ジユウブン)な条件
――にしてかつ十分(ジユウブン)な条件
⇒必要十分条件
ひつよう=に迫られる
――に迫ら・れる
そうしなければならない状態になる。
ひつよう=は発明の母
――は発明の母
発明は必要から生まれる。
ひつようあく
ひつようあく [3] 【必要悪】
ない方が望ましいが,組織などの運営上また社会生活上,やむをえず必要とされる物事。
ひつようけいひ
ひつようけいひ [5] 【必要経費】
所得税法上,所得を生み出すために必要な経費。収入金額から控除される。
ひつようじゅうぶんじょうけん
ひつようじゅうぶんじょうけん [9] 【必要十分条件】
ある事柄が成り立つためには,必ずなくてはならない条件(必要条件)と,その条件が成り立つときに必ずある事が成り立つような条件(十分条件)の二つを兼ね備えた条件。「 � ならば � 」と「 � ならば � 」の命題がともに真のとき,� は � の(または � は � の)必要十分条件である。必要にしてかつ十分な条件。同値。
ひつようじょうけん
ひつようじょうけん [5] 【必要条件】
ある事柄が成り立つために,必ずなくてはならない条件。「 � ならば � 」という命題が真であるとき,� は � の必要条件という。
⇔十分条件
ひつようせい
ひつようせい [0] 【必要性】
必要であること。また,その度合。「―を認める」「―が高い」
ひつようてきべんご
ひつようてきべんご [7] 【必要的弁護】
⇒強制弁護(キヨウセイベンゴ)
ひつようひ
ひつようひ [3] 【必要費】
物の保存または管理に必要な費用。民法上,必要費を支出した者は,原則として支出した額の償還を請求できる。
→有益費
ひつようろうどうじかん
ひつようろうどうじかん [9] 【必要労働時間】
一労働日のうち労働者が労働力の価値部分(賃金部分)を生産するために必要な労働時間。これを超えた分は剰余労働時間となる。
ひつりょう
ひつりょう [2] 【筆料】
書画・文章などを書いた報酬。かきちん。潤筆料。
ひつりょく
ひつりょく [2] 【筆力】
筆の勢い。また,文章に表現する力。
ひつりょく=鼎(カナエ)を扛(ア)ぐ
――鼎(カナエ)を扛(ア)ぐ
〔韓愈「病中贈張十八」〕
文章の力強いことをたとえていう語。
ひつれん
ひつれん [0] 【匹練】
(1)一匹(イツピキ)の練絹(ネリギヌ)。
(2)滝や湖の表面が練絹に似る形容。「纔(ワズカ)に―を露はすは榛名の湖水/自然と人生(蘆花)」
ひつろ
ひつろ [1][2] 【筆路】
(1)筆のつかいぶり。
(2)文章の筋道。文脈。「―の進退意のごとくならず/小説神髄(逍遥)」
ひつろく
ひつろく [0] 【筆録】 (名)スル
文字に書きしるすこと。また,その書かれたもの。「古老の談話を―する」
ひづくり
ひづくり [2] 【火造り】
金属を加熱して加工しやすい状態にし,必要な形に仕上げる作業。鍛造。
ひづけ
ひづけ [0] 【日付・日附】
文書などに,作成・提出の年月日を記すこと。また,その年月日。
ひづけ
ひづけ【日付】
a date.→英和
〜を書く date.〜のない undated.→英和
‖日付変更線 the (international) date line.
ひづけごていきばらい
ひづけごていきばらい [8] 【日付後定期払い】
手形の支払い条件の一つで,手形の振り出し日から手形に記載された一定期間経過した日を満期日として支払いを行うもの。日付後三か月払いなど。
ひづけへんこうせん
ひづけへんこうせん [0] 【日付変更線】
それを越えると日付を変えるように定めた線。時差を調整するために設けたもので,太平洋上の東経一八〇度(西経一八〇度)の子午線を基準に陸地を避けて折れ線状に設定。東から西へ越える場合は日付を一日進ませ,西から東へ越える場合は一日遅らせる。
ひづつ
ひづつ [1] 【火筒】
(1)鉄砲の旧称。ほづつ。
(2)ボイラーの旧称。
ひづめ
ひづめ [0] 【蹄】
(1)中・大形の草食哺乳類の脚先にある靴状の硬い爪。奇蹄類のウマ・バク・サイ,偶蹄類のウシ・キリン・シカ・ラクダ・イノシシ,長鼻類のゾウなどがもつ。
(2)駿馬(シユンメ)。「昔周帝は八匹の―を愛して/盛衰記 14」
ひづめ
ひづめ【蹄】
a hoof.→英和
ひてい
ひてい【否定】
(a) denial;→英和
negation.〜する deny.→英和
〜できない undeniable;→英和
indisputable (議論の余地のない).→英和
〜の negative.→英和
ひてい
ひてい [0] 【比定】 (名)スル
ある物が一定の物として認められない場合,他の類似の物と比較して,その性質がどういうものであるかを判断すること。「新しく発見された古墳は〇〇天皇陵に―された」
ひてい
ひてい [0] 【否定】 (名)スル
(1)そうでないと打ち消すこと。いつわりであるとすること。「うわさを―する」「献金の事実を―する」
(2)〔論〕 提示された命題を偽であるとすること。また,弁証法においては,否定はあらゆる発展にみられる媒介とされる。
(3)命題「 � である」に対して命題「 � でない」をもとの命題の否定という。
(4)「打ち消し{(2)}」に同じ。
⇔肯定
〔negative の訳語〕
ひていけいせいしんびょう
ひていけいせいしんびょう [0] 【非定型精神病】
分裂病と躁鬱(ソウウツ)病の両方に似た症状を呈するが,症状と経過がどちらか一つの病気に明確化できない精神疾患。
ひていてき
ひていてき [0] 【否定的】 (形動)
打ち消す内容をもっているさま。否定するようなさま。「結論は―だ」「―な回答」
ひていてきがいねん
ひていてきがいねん [6] 【否定的概念】
〔論〕 ある性質の存在を否定的に示す概念。たとえば無知・無意味など。消極的概念。
⇔肯定的概念
ひていのひてい
ひていのひてい 【否定の否定】
〔哲〕
〔(ドイツ) Negation der Negation〕
ヘーゲル弁証法の根本法則の一。事物や精神はすべて内部に自己矛盾をはらんでおり,それによってまず第一の否定がおこる。さらにその相対的対立そのものを否定して一段高い総合統一に導くのが否定の否定。形式論理学での否定の否定が単なる肯定であるのとは異なり,より豊かな内容規定へと導くものとされる。
ひていはんだん
ひていはんだん [4] 【否定判断】
〔論〕
⇒否定命題
ひていぶん
ひていぶん [2][0] 【否定文】
文を性質・内容の面から分類したときの一。「明日は学校へ行かない」「なかなか雨がやまない」というように,否定の内容を表す文。
⇔肯定文
ひていめいだい
ひていめいだい [4] 【否定命題】
〔論〕 主語に対して述語が否定辞と共に結びついている命題。主語から述語を切り離す内容の命題。例えば「 S は P でない」という形式の命題。
ひてき
ひてき [0] 【比敵】 (名)スル
つりあうこと。匹敵。「其力略相―するを以て/明六雑誌 4」
ひてつきんぞく
ひてつきんぞく【非鉄金属】
nonferrous metals.
ひてつきんぞく
ひてつきんぞく [4] 【非鉄金属】
鉄以外の金属の総称。銅・鉛・亜鉛・スズ・ニッケルなど。
ひてん
ひてん [0] 【飛天】
〔仏〕 天界に住み,仏を守りたたえる天人・天女のこと。空中に舞うことからいう。光背や天蓋(テンガイ)に彫られる。
ひてん
ひてん [0] 【批点】
(1)詩歌・文章などを訂正または批評して評点をつけること。
(2)文章中の要所や注意すべき箇所を示すためにつける傍点。
(3)訂正または非難すべき箇所。欠点。きず。
ひてん
ひてん [0] 【披展】 (名)スル
(手紙などを)ひらいて見ること。「坤輿の図を―すれば/真善美日本人(雪嶺)」
ひてん=を打つ
――を打・つ
(1)詩歌・文章などに評点をしるす。批評をする。
(2)文章中の要所や注意すべき箇所に傍点を書き記す。
(3)欠点を指摘する。非難する。
ひてんけいけいやく
ひてんけいけいやく [6] 【非典型契約】
法律が名称・内容を規定していない契約。不典型契約。無名契約。
⇔典型契約
ひてんしゅうさ
ひてんしゅうさ [4] 【非点収差】
光学系の収差の一。軸を離れた点からの光線束が球面鏡やレンズなどで反射・屈折のあと,一点に集束せず,中心を通る主光線上の二点にあって互いに垂直な直線上に集まること。乱視は眼のレンズ系で起こったもの。
ひでひらわん
ひでひらわん [4] 【秀衡椀】
奥州南部地方で作られた椀。切り箔(ハク)を置き,黒の地に朱で草木などの紋様を描いた大振りなもの。
〔創意者と伝える藤原秀衡の名にちなむ〕
ひでよし
ひでよし 【秀吉】
⇒豊臣(トヨトミ)秀吉
ひでり
ひでり【日照り】
a drought;→英和
dry weather.
ひでり
ひでり [0] 【日照り・旱】
(1)日が照ること。
(2)暑い晴れの日が続き,雨が降らず,川や池・井戸などの水がかれること。旱魃(カンバツ)。旱天(カンテン)。[季]夏。《大海のうしほはあれど―かな/虚子》
(3)あるべきものや欲しいものが不足すること。「女―」
ひでりあめ
ひでりあめ [4][3] 【日照り雨】
日が照っているのに降る雨。狐(キツネ)の嫁入り。天気雨。そばえ。
ひでりぐも
ひでりぐも [4] 【日照り雲】
夏の夕暮れに,西の空に出る巴(トモエ)の形をした雲。天候の定まるしるしとされる。
ひでりこ
ひでりこ [3] 【日照子】
カヤツリグサ科の一年草。日当たりのよい田の畔や湿地に自生。高さ約30センチメートル。葉は線形で叢生する。夏から秋,稈(カン)の頂に小さい球形の小穂を多数つける。
ひでりなます
ひでりなます [4] 【旱膾】
魚肉の切り身に大根や唐(トウ)の芋の茎などをささがきにして入れた料理。ささがきなます。ささぶきなます。
ひでる
ひで・る 【日照る】 (動ラ四)
(1)日が照り輝く。「朝日の―・る宮,夕日の日がける宮/古事記(下)」
(2)日照りが続く。旱魃(カンバツ)になる。「―・れば則ち焦(ヤ)けぬ/日本書紀(神代上訓)」
ひでん
ひでん 【飛電】
(1) [1][0]
いなびかり。いなずま。「―一閃(イツセン)」
(2) [0]
至急の電報。「早朝―あり」
ひでん
ひでん【秘伝】
a secret.→英和
〜を授ける initiate <a person> into the secret.
ひでん
ひでん 【悲田】
〔仏〕
(1)福田(フクデン)の一。恵みを施すことで福徳を生じるものの意で,貧窮者・病者など。貧窮福田。「貧病乞匃(コツガイ)の―にも施せずして/沙石 7」
→福田
→三福田
→八福田
(2)「悲田院」の略。
ひでん
ひでん [0] 【秘伝】
特に秘して特定の人以外には教えないこと。また,その事柄。「―の妙薬」
ひでんいん
ひでんいん 【悲田院】
貧窮者・病者・孤児などを救済した施設。723年,興福寺に置かれたのが最初とされる。730年,光明皇后の皇后宮職に施薬院が置かれた際に平城京に官設され,平安京では左右両京に置かれた。平安中期以降衰退。悲田所。
ひでんか
ひでんか【妃殿下】
Her Imperial[Royal]Highness <H.I.H.,H.R.H.> .
ひでんか
ひでんか [2] 【比電荷】
帯電粒子の電気量と質量との比。
ひでんか
ひでんか [2] 【妃殿下】
皇族の妃を敬っていう語。王妃。
ひでんかいしつ
ひでんかいしつ [4] 【非電解質】
水溶液中でイオンに解離しない物質。ショ糖・ベンゼン・エーテルなど。
ひでんしょ
ひでんしょ 【悲田所】
「悲田院」に同じ。
ひと
ひと [1][2] 【費途】
金銭の使いみち。使途。
ひと
ひと [0] 【人】
(1)霊長目ヒト科の哺乳類。直立して二足歩行し,動物中最も脳が発達する。言語をもち,手を巧みに使うことによってすぐれた文化を生み出した。現生種は一種で,学名はホモ-サピエンス。人間。人類。
(2)ある特定の一人の人間。個人。「―好き好き」「党より―で選ぶ」「―と―とのつながり」
(3)一定の条件に合った個人を漠然とさしていう。「―をさがす」「―が足りない」
(4)能力などのすぐれた特定の個人。立派な人物。人材。「英文学界にその―ありと知られる」「政界に―なし」「―を得る」
(5)性質から見た人間。人柄。人格。「根はいい―だ」
(6)自分以外の者。他人。「―の物に手をつける」「―に言えない苦しみ」
(7)当事者以外の世間一般の人々。世人。「―のうわさ」「―に知られた仲」「―に笑われる」
(8)自分と相手以外の第三者。「―に会う約束があるので失礼します」「今―が来ていますので少々お待ち下さい」
(9)話し手が自分を第三者のように見立てていう。「―を甘くみるな」「―の気も知らないで」
〔相手や第三者に怒ったり不平を言ったりするときに用いる〕
(10)動作・状態・資格などを表す語のあとに付いて,それらの主体であることを表す。者。方(カタ)。「こっちへ来る―がいる」「熱心な―」「男の―」
(11)特定の関係にある人間。夫・妻・恋人など。「うちの―」「意中の―」
(12)〔法〕 権利義務の主体たる法律上の地位。自然人と法人があり,狭義では,自然人のみを指す。法的人格。
(13)成人。おとな。「いつしかも―となり出でて/万葉 904」
(14)漠然と,だれか。「大鳥の羽易(ハガイ)の山に我(ア)が恋ふる妹(イモ)はいますと―の言へば/万葉 210」
〔「…の人」などの場合,アクセントは [0]〕
→人(1)[表]
ひと
ひと【人】
(1)[人間]a man;→英和
one;→英和
[人類]mankind;→英和
human beings.(2)[他人]others;other people.⇒人前.
(3)[人柄]one's character;one's nature.(4)[人材]an able man;the right man (適任者).
〜の良い(悪い) good-(ill-)natured.
ひと
ひと [2][1] 【匪徒】
暴動を起こし,略奪や暴行などを加えるものども。匪賊。暴徒。
ひと
ひと [2] 【一】
(1)数の,ひとつ。いち。
(2)他の名詞や動詞の連用形の上に付いて接頭語的に用いる。
(ア)「ひとつ」または「一回」の意を表す。「―房(フサ)」「―そろい」「―たび」
(イ)全体に及ぶさまを表す。全。「―夏」「―町」「―かかえ」
(ウ)軽く一回動作を行うさまを表す。ちょっとの。「―またぎ」「―風呂浴びる」「―目会いたい」
(エ)一定の期間,物事がかなりの程度で続くさまを表す。ひとしきりの。「―かせぎ」「―苦労」「―雨来る」
(オ)ある時期を漠然とさして表す。先ごろの。「―ころ」「―夜」
ひと=ある中に人なし
――ある中に人なし
人は多くいるが真に優れた人物はなかなか少ないものである。
ひと=が変わる
――が変わ・る
その人の性格や人格が変わる。
ひと=が好(イ)い
――が好(イ)・い
(1)人柄が良い。気立てが良い。
(2)お人よしだ。
ひと=が悪い
――が悪・い
人を困惑させるようなことをする。
ひと=と入れ物は有り次第
――と入れ物は有り次第
人と道具は,いくらあっても多すぎず,また少なくても使い方次第で用が足りる。
ひと=と屏風(ビヨウブ)は直(スグ)には立たず
――と屏風(ビヨウブ)は直(スグ)には立たず
屏風は曲げなければ立たないように,人も正論ばかりでは世間を渡ってゆけない。
ひと=と成る
――と成・る
(1)成人する。一人前に成長する。
(2)意識が回復する。気がつく。「やうやう生き出でて―・り給へりけれど/源氏(夢浮橋)」
ひと=には添(ソ)うて見よ馬には乗って見よ
――には添(ソ)うて見よ馬には乗って見よ
親しく交際してみなければ,その人間の善悪を判断することはできない。先入観だけで判断せず実際にためしてみよ。
ひと=のふり見て我がふり直せ
――のふり見て我がふり直せ
他人の性格や行動を見て,自分を反省し欠点を改めよ。
ひと=の一生は重荷を負うて遠き道を行くが如(ゴト)し
――の一生は重荷を負うて遠き道を行くが如(ゴト)し
〔徳川家康の遺訓〕
人生は,不断の努力と忍耐をもって一歩一歩をおろそかにせず進み続けることが大切である。
ひと=の口には戸が立てられない
――の口には戸が立てられない
⇒「人の口」の句項目
ひと=の善悪は=針
――の善悪は=針(=錐(キリ))を袋に入れたるが如(ゴト)し
人が善人であるか悪人であるかは,表面をどのようにつくろっても表れるものである。
ひと=の噂(ウワサ)も七十五日(シチジユウゴニチ)
――の噂(ウワサ)も七十五日(シチジユウゴニチ)
世間の噂も一時のことで,しばらくすれば忘れられてしまう。
ひと=の将(マサ)に死なんとする其の言(ゲン)や善(ヨ)し
――の将(マサ)に死なんとする其の言(ゲン)や善(ヨ)し
〔論語(泰伯)〕
人の死ぬ間際の言葉は,偽りも飾りもなく純粋である。
ひと=の疝気(センキ)を頭痛に病(ヤ)む
――の疝気(センキ)を頭痛に病(ヤ)む
自分に無関係なことによけいな心配をすることのたとえ。
ひと=の皮を被(カブ)る
――の皮を被(カブ)・る
姿は人間だが,人間らしい心を持っていない。人非人をののしっていう語。「―・った畜生め」
ひと=の褌(フンドシ)で相撲を取る
――の褌(フンドシ)で相撲を取る
他人のものを利用して自分の利益になるようなことをする。人の牛蒡(ゴボウ)で法事をする。
ひと=はみめよりただ心
――はみめよりただ心
人は容貌よりも心だてが大切だ。人はみめより心ばえ。
ひと=はパンのみにて生くるものに非(アラ)ず
――はパンのみにて生くるものに非(アラ)ず
〔マタイ福音書四章〕
人は物質的な満足だけを目的として生きるものではなく,精神的なよりどころが必要である。
ひと=は一代名は末代
――は一代名は末代
人の肉体は一代限りで滅びるが,善行や悪行によるその名は長く後世にまで残る。
ひと=は人我(ワレ)は我
――は人我(ワレ)は我
他人のすることに一切かかわらず,おのれの信ずることやしたいことを行うこと。
ひと=は死して名を留(トド)む
――は死して名を留(トド)む
人は死んでも名声は後世にまで伝わる。虎は死して皮を留む。
ひと=は病(ヤマイ)の器(ウツワ)
――は病(ヤマイ)の器(ウツワ)
人は病気にかかりやすいということ。
ひと=は落ち目が大事
――は落ち目が大事
(1)落ちぶれたときこそ,よく自重して言動に注意し,他日を期すように努力することが大事である。
(2)落ちぶれた人に対しては冷淡にしがちだが,そんなときこそ温かな援助を与えるべきである。
ひと=は見かけによらぬもの
――は見かけによらぬもの
人の性質や能力は,外見だけでは判断がつかないものだということ。
ひと=もあろうに
――もあろうに
ほかに適当な人もいるだろうに。「―彼が選ばれるなんて」
ひと=も無(ナ)げ
――も無(ナ)げ
人を人とも思わないさま。傍若無人(ボウジヤクブジン)に振る舞うようす。「―な態度」
ひと=をつけに∘する
――をつけに∘する
〔「つけ」は「うつけ」の略か〕
人を馬鹿にする。「ええ人をつけえにした,何時だと思ふ/滑稽本・浮世風呂(前)」
ひと=を人とも思わ∘ぬ
――を人とも思わ∘ぬ
他人をあなどり無視して,自分の意のままに振る舞うようすだ。
ひと=を以(モツ)て言を廃(ハイ)せず
――を以(モツ)て言を廃(ハイ)せず
〔論語(衛霊公)〕
つまらない人間の言葉であっても,内容がすぐれたものであれば聞き捨てにしないで尊重すべきである。
ひと=を使うは苦(ク)を使う
――を使うは苦(ク)を使う
人を使うのは苦労が多く大変であるということ。
ひと=を呪(ノロ)わば穴(アナ)二つ
――を呪(ノロ)わば穴(アナ)二つ
他人を呪い殺そうとして墓穴を掘れば,その報いを受けて死ぬ自分の墓穴も掘らねばならない。人を呪えば身を呪う。
ひと=を射(イ)んとせばまず馬を射よ
――を射(イ)んとせばまず馬を射よ
⇒将(シヨウ)を射んと欲(ホツ)すればまず馬を射よ
ひと=を思うは身を思う
――を思うは身を思う
他人に情をかければ,やがてはそれが自分にかえってくる。情けは人の為(タメ)ならず。
ひと=を怨(ウラ)むより身を怨め
――を怨(ウラ)むより身を怨め
〔淮南子(繆称訓)〕
人をうらむ前に,自分の至らない点を反省せよ。
ひと=を立てる
――を立・てる
(1)使者・代理人として,人をつかわす。
(2)本人の代わりになる人を表に出す。「―・てて折衝する」
(3)その人の面目を保たせる。
ひと=を見たら泥棒(ドロボウ)と思え
――を見たら泥棒(ドロボウ)と思え
人を軽々しく信用してはならない。
ひと=を見て法(ホウ)を説け
――を見て法(ホウ)を説け
〔釈迦が相手の能力や人柄に応じて法を説いたことから〕
人に応じた働きかけをしなければ,相手の気持ちをつかむことはできない。人(ニン)を見て法を説け。
ひと=を見る目
――を見る目
人柄や能力を見抜く力。「―がない」
ひと=を逸(ソ)らさ∘ない
――を逸(ソ)らさ∘ない
人の心を引きつけてよそへ向かわせない。人の気持ちを損なわない。「―∘ない話し方」
ひと=を食う
――を食・う
人を人とも思わない態度をとる。馬鹿にする。「―・った態度」「―・った話」
ひと=増(マ)せば水増す
――増(マ)せば水増す
人数が多ければ,それに応じて経費も増す。口増せば水増す。
ひと=必ず自ら侮(アナド)りて然る後に人これを侮る
――必ず自ら侮(アナド)りて然る後に人これを侮る
〔孟子(離婁上)〕
自分で自分を侮るようなことをすれば,必ず他人に侮られるようになる。人に侮られないためには,まず自分が自分を重んじなければいけない。
ひと=我に辛(ツラ)ければ我また人に辛し
――我に辛(ツラ)ければ我また人に辛し
他人が自分にむごくすれば,自分も同じように相手に冷たい態度をとる。
ひと=木石(ボクセキ)に非(アラ)ず
――木石(ボクセキ)に非(アラ)ず
〔白居易の新楽府「李夫人」から〕
人は木や石とちがい,ものに感ずる心や喜怒哀楽の情をもっている。身は木石にあらず。
ひと=至って賢(カシコ)ければ友なし
――至って賢(カシコ)ければ友なし
〔孔子家語〕
あまりに賢明で理知的であると,他人は敬遠して友とはならない。
ひと=衆(オオ)ければ天に勝つ
――衆(オオ)ければ天に勝つ
〔史記(伍子胥伝)〕
人が多勢をたのむ場合,一時的には天理にも勝つことができる。
ひとあか
ひとあか [0] 【人垢】
(1)人の体や衣類などについた垢。
(2)他人の体の垢。
ひとあか=は身(ミ)につかない
――は身(ミ)につかない
他人から奪い取ったものは,一時的にしか自分のものにならない。
ひとあし
ひとあし [2] 【一足】
(1)前に出した足と後ろの足との間隔。一歩。
(2)非常に近い距離。「家まではほんの―です」
(3)非常にわずかの時間。「―先にでかけます」
ひとあし
ひとあし [0] 【人足】
(1)人の行き来。「駅ができてから―が繁くなった」
(2)「人繞(ニンニヨウ)」に同じ。
ひとあし
ひとあし【一足】
a step.→英和
〜違いで会えない just miss <a person> .〜前へ出る take a step forward.
ひとあしちがい
ひとあしちがい [5] 【一足違い】
ほんのちょっとの時間のずれ。「―で終バスが出てしまった」
ひとあしらい
ひとあしらい [3] 【人あしらい】
他人のもてなし方。応対。「―がうまい」
ひとあじ
ひとあじ [2] 【一味】
(1)味の微妙な具合。「―足りない」
(2)他とは区別される趣や性質。「―違う芸風」
ひとあじ
ひとあじ【一味違う】
be a little bit different.
ひとあせ
ひとあせ [2] 【一汗】
(1)体を動かしてひとしきり汗をかくこと。「テニスで―かく」「風呂で―流す」
(2)馬が胸繋(ムナガイ)から爪先まで汗が流れるほど走らすこと。
ひとあたり
ひとあたり [2] 【一当(た)り】 (名)スル
(1)その事柄やその人に,一度当たってみること。「協力が得られるかどうか―してみる」
(2)その事柄や関係する人すべてに,一通り当たってみること。「―順に点検する」
ひとあたり
ひとあたり [0] 【人当(た)り】
他人と接する態度。会ったときの感じ。「―がよい」
ひとあて
ひとあて [2] 【一当て】 (名)スル
(1)一度当てること。
(2)賭(カ)けや投機でひともうけすること。「株で―した」
(3)一度わたりあうこと。「汝向つて―あててみよ/保元(中・古活字本)」
ひとあと
ひとあと [0] 【人跡】
人の往来した足跡。じんせき。
ひとあな
ひとあな [0] 【人穴】
火山のふもとなどにある洞穴。溶岩流の表面が固まったのち内部が流れ出て穴になったもの。昔,人が住んだといわれる。富士山北西麓の「富士の人穴」が有名。
ひとあなずり
ひとあなずり [3] 【人侮り】 (名)スル
人をあなどること。「―して不敵の振舞せしを/うたかたの記(鴎外)」
ひとあめ
ひとあめ【一雨】
a fall of rain;a shower (夕立);→英和
a rainfall (降雨).→英和
ひとあめ
ひとあめ [2] 【一雨】
一回の降雨。また,ひとしきり降る雨。「―ごとに暖かくなる」「―欲しい」「―来そうだ」
ひとあめ=ありそう
――ありそう
何か事件や騒動が起こりそうだ。悪いことが起こらずには済みそうもない。
ひとあらため
ひとあらため [3] 【人改め】
(1)関所や番所で通行人を取り調べること。
(2)「人別改(ニンベツアラタメ)」に同じ。
ひとあれ
ひとあれ [2] 【一荒れ】 (名)スル
(1)風雨がひとしきり強くなること。また,人の機嫌がひとしきり悪くなること。「―来そうな空模様」
(2)争い事がひとしきり起こること。「今度の国会は―しそうな雰囲気だ」
ひとあわ
ひとあわ【一泡吹かせる】
defeat;→英和
frustrate <a person in his attempt> .→英和
ひとあわ
ひとあわ [2] 【一泡】
驚きあわてるさまをいう語。
ひとあわ=吹(フ)かせる
――吹(フ)か・せる
不意を襲ったり思いがけないことをしたりして,他人を驚かせあわてさせる。「敵に―・せる」
ひとあんしん
ひとあんしん [2][3] 【一安心】 (名)スル
一応安心すること。ひとまず安心すること。「手術が成功して―する」
ひとあんしん
ひとあんしん【一安心する】
feel relieved.
ひといき
ひといき [2] 【一息】
(1)一度呼吸すること。一度の息つぎ。
(2)一度呼吸するだけの短い間。一気。「―に飲み干す」
(3)ちょっと休むこと。一休みすること。「―つく」
(4)休まず一気に事を行うこと。たてつづけに事を行うこと。一気。「―に仕上げる」
(5)少しの努力。「頂上まであと―だ」
ひといき
ひといき【一息】
a breath.→英和
〜つく take breath;take a rest.→英和
〜に at a breath;at a draft (一口に);→英和
at a stretch (一気に).→英和
ひといき=入れる
――入・れる
ちょっと休憩する。一休みする。
ひといきれ
ひといきれ【人いきれがする】
<the room> be stuffy.
ひといきれ
ひといきれ [0][3] 【人いきれ】
人が多く集まった場合,体から出る熱気やにおいなどによってむんむんすること。「会場は―でむんむんしていた」
ひといちばい
ひといちばい [0] 【人一倍】
普通の人以上。「―努力する」
ひといちばい
ひといちばい【人一倍】
more than others;unusually;→英和
exceedingly.→英和
ひといれ
ひといれ [0][4] 【人入れ】
江戸時代,大名・旗本などの屋敷に雇い人の周旋をすること。また,それを業とした者。「―稼業」
ひといれやど
ひといれやど [5] 【人入れ宿】
雇い人の周旋を業とする家。桂庵(ケイアン)。
ひといろ
ひといろ [0] 【人色】
人のはだのような色。はだいろ。肉色。
ひといろ
ひといろ [2] 【一色】
(1)ひとつの色。いっしょく。
(2)ひとつの種類。一種類。
ひとう
ひとう 【比島】
フィリピン(比律賓)諸島の略称。
ひとう
ひとう [0] 【悲悼】 (名)スル
(死を)悲しみいたむこと。
ひとう
ひとう [0] 【緋桃】
「ひもも(緋桃)」に同じ。
ひとう
ひとう [0] 【秘湯】
人にあまり知られていない温泉。
ひとうけ
ひとうけ [0] 【人請】
江戸時代,奉公人や雇い人などの身元を保証すること。また,その保証人。
ひとうけ
ひとうけ [0] 【人受け】 (名)スル
他人からの受けとられ方。他人からの信用。うけ。「―のいい人」「―する作品」
ひとうけしょうもん
ひとうけしょうもん [5] 【人請証文】
奉公人などの身元を保証する証文。
ひとうち
ひとうち【一打ち】
a blow.→英和
〜に at a blow.→英和
ひとうち
ひとうち [2] 【一打ち】 (名)スル
(1)一度打つこと。
(2)ただの一度で打ち倒すこと。「敵を―にする」
ひとうり
ひとうり 【人売り】
人を売買すること。また,それを商売にする者。人商人(ヒトアキビト)。「おそろしや,おそろしや,―に出合うた/狂言・磁石(虎寛本)」
ひとえ
ひとえ [2] 【一重・単】
(1)重なっていないこと。そのものだけであること。「壁―をへだてるのみだ」
(2)花びらが重なっていないこと。また,その花。単弁。
(3)裏をつけないで仕立てた衣類,特に長着。ひとえもの。《単》 [季]夏。
→袷(アワセ)
(4)装束の下に着た肌着。平安末期,小袖肌着ができてからは,その上に重ねる中着となった。男は袴に着込め,女は袴の上からはおる。ひとえぎぬ。
ひとえ
ひとえ【一重の】
single.→英和
一重まぶた a single-edged eyelid.
ひとえうめ
ひとえうめ [3] 【一重梅】
(1)単弁の梅。
(2)襲(カサネ)の色目の名。表は白,裏は紅。一一月から二月に着用。雪の下の紅梅。
(3)梅紋の一。{(1)}を図案化したもの。
ひとえおび
ひとえおび [4] 【単帯・一重帯】
厚地の,かたい織物を用いて裏や芯(シン)をつけない帯。主に女帯で夏に用いる。[季]夏。
ひとえがさね
ひとえがさね [4] 【単襲】
単衣(ヒトエギヌ)を二枚以上重ねたもの。女房が夏に用いた。
ひとえぎぬ
ひとえぎぬ [4][3] 【単衣】
(1)裏のついていない衣。
(2)「ひとえ{(4)}」に同じ。
ひとえぐさ
ひとえぐさ [3] 【一重草】
(1)キキョウの異名。
(2)緑藻類ヒビミドロ目の海藻。関東地方以西の太平洋沿岸の潮間帯上部に生育。葉状体は一層の細胞からなり,扇形ないし円形の薄い膜質で,黄緑色を呈する。食用として養殖し,青のり・佃煮とする。
ひとえざくら
ひとえざくら [4] 【一重桜】
単弁の桜。
ひとえに
ひとえに ヒトヘ― [2] 【偏に】 (副)
〔一重に,の意〕
(1)まったく。もっぱら。「今日の成功は―諸君の努力のたまものである」
(2)ひたすら。いちずに。「―お願い申し上げます」
(3)ただそれだけで他のものがないさま。単に。一面に。「春はただ花の―咲くばかり物のあはれは秋ぞまされる/拾遺(雑下)」
ひとえに
ひとえに【偏に】
earnestly (いちずに);→英和
humbly (恐れ入って);entirely (全く).→英和
ひとえばおり
ひとえばおり [4] 【単羽織】
裏をつけない羽織。夏用の羽織。
ひとえばかま
ひとえばかま [4] 【単袴】
裏をつけない袴。夏用の袴。[季]夏。
ひとえまぶた
ひとえまぶた [4] 【一重瞼】
横ひだのない,ひとえの瞼。ひとかわめ。
ひとえむすび
ひとえむすび [4] 【一重結び】
紐(ヒモ)の結び方の一。輪を作り,端を通して締めるもの。
ひとえもの
ひとえもの【単衣物】
unlined clothes;a summer kimono.
ひとえもの
ひとえもの [0][4] 【単物】
「ひとえ(単){(3)}」に同じ。[季]夏。
ひとえらび
ひとえらび [3] 【人選び】 (名)スル
「ひとえり(人選)」に同じ。
ひとえり
ひとえり [0] 【人選り】 (名)スル
(1)適当な人を選ぶこと。人えらび。じんせん。「―していらへなどはせさせよ/源氏(胡蝶)」
(2)人をえり好みすること。人えらび。「姫はあまり―せざるならん/浴泉記(喜美子)」
ひとおき
ひとおき 【人置き】
雇い人の周旋屋。また,それを職業とした人。奉公人を一時宿泊させたり,身元保証人などになったりもした。桂庵(ケイアン)。
ひとおさ
ひとおさ 【人長】
⇒にんじょう(人長)
ひとおし
ひとおし [2] 【一押し】 (名)スル
(1)一度だけ押すこと。
(2)もう一息努力すること。「あと―だ。がんばれ」
ひとおじ
ひとおじ [0] 【人怖じ】 (名)スル
(幼児などが)知らない人を見てこわがること。ひとおめ。「―しない子供」
ひとおと
ひとおと [0] 【人音】
人が居るらしい音。また,人が来るらしい音。
ひとおめ
ひとおめ 【人怖め】 (名)スル
「ひとおじ」に同じ。「をさなきくせの面嫌ひ―せしもおのづから/浄瑠璃・賀古教信」
ひとおもい
ひとおもい [3][2] 【一思い】
ただ一度の苦しい思い。一度だけ苦しい思いをすること。「刃で死ぬるは―/浄瑠璃・天の網島(下)」
ひとおもい
ひとおもい【一思いに…する】
dare to do.
ひとおもいに
ひとおもいに [3][2] 【一思いに】 (副)
(あれこれ考え迷うよりは)思い切って。「いっそ―死んでしまおう」
ひとか
ひとか [0] 【人香】
持ち物や衣にしみこんでいる人のにおい。人のうつり香。「温かい―に襲はれて/其面影(四迷)」
ひとかい
ひとかい [0][3] 【人買い】
貧しい家の子女を買い取ったり,だまして連れ出したりして他に売る者。人商人(ヒトアキビト)。
ひとかいぶね
ひとかいぶね [5] 【人買い船】
人買いが,買い取った人を運ぶのに用いた船。
ひとかえり
ひとかえり 【一返り】
一度。一回。「言ひつること,今―われに言ひて聞かせよ/更級」
ひとかかえ
ひとかかえ [2][3] 【一抱え】
両手を広げていっぱいにかかえるほどの大きさや太さ。「―ほどもあるみやげ物」
ひとかけら
ひとかけら [2] 【一欠片】
一つの断片。また,ごくわずかのこと。「―のパン」「―の情もない」
ひとかげ
ひとかげ【人影】
a shadow (影);→英和
a figure (姿).→英和
〜一つ見えない No one is seen./Not a soul is (to be) seen <on the street> .
ひとかげ
ひとかげ [0] 【人影】
(1)人の姿。「―が絶える」「―もまばら」
(2)光に映し出された人の影。「―が障子に映る」
ひとかげ
ひとかげ [0] 【人陰・人蔭】
人の陰。「―に隠れてしまう」
ひとかさ
ひとかさ 【一嵩】 (副)
ひときわ。「先の男に―倍して,仁王を作り損じたる如くなる武者の/太平記 17」
ひとかすみ
ひとかすみ 【一霞】
■一■ (名)
(1)一面におおうかすみ。「―なる波の上かな/夫木 2」
(2)一すじのかすみ。「―野中の庵にたなびきて/基佐集」
■二■ (副)
(1)いっそう。ひとしお。「(舟ヲ)遥かに押し出だす程,いま―心細うあはれにて/増鏡(久米のさら山)」
(2)見渡すかぎり。「あの樋の口から向ふの松まで―譲りし上田/浄瑠璃・日本振袖始」
ひとかず
ひとかず [0] 【人数】
(1)人間の数。にんずう。
(2)一人前の人間として数えられること。人並み。「―には入らない」
ひとかせぎ
ひとかせぎ [2] 【一稼ぎ】 (名)スル
(1)一度稼ぐこと。ひと働き。「さあ,もう―して帰ろう」
(2)短期間に満足できる程度かせぐこと。ひともうけ。「株で―する」
ひとかた
ひとかた [2][0] 【一方】
■一■ (名)
(1)〔「かた」は接尾語〕
「ひとり」を敬っていう語。「お―様」
(2)一つの方。片一方。「いま―は,主つよくなるとも,かならずうちとけぬべく見えしさまなるを/源氏(夕顔)」
■二■ (形動)[文]ナリ
(1)普通の程度であるさま。ひととおり。「彼の喜びは―ではなかった」
→一方ならず
(2)一つの方向にかたよるさま。「我も人目をいみじくおぼせば―にうらみ給はむやうもなし/源氏(浮舟)」
ひとかた
ひとかた [2] 【一肩】
(1)駕籠(カゴ)などの一方を担ぐこと。
(2)負担の一部を受け持つこと。ちょっと助力すること。
ひとかた
ひとかた【一方ならぬ】
unusual;→英和
great.→英和
〜ならず greatly;very much.
ひとかた=なら∘ず
――なら∘ず
ひととおりでない。普通でない。たいへんである。「―∘ぬお世話になりました」「―∘ず驚いた」
ひとかた=入れる
――入・れる
「一肩脱ぐ」に同じ。「是非おれが―・れてやらうから/人情本・恵の花」
ひとかた=脱ぐ
――脱・ぐ
援助する。助ける。一肌脱ぐ。「伯が真に気の毒と云ふ心から忙しい中を―・いだか/黒潮(蘆花)」
ひとかたひとかた
ひとかたひとかた [6] 【一方一方】
一人一人。「とてもかくても―につけていとうたてある事は出できなむ/源氏(浮舟)」
ひとかたまり
ひとかたまり [2][3] 【一塊】
一つにかたまっているもの。一つのかたまり。一団。「―の土くれ」「―になって進む」
ひとかど
ひとかど【一廉の】
considerable;→英和
decent.→英和
〜の人物 (a) somebody.→英和
ひとかど
ひとかど [0][2] 【一角・一廉】
■一■ (名)
(1)一つの事柄。一つの分野。
(2)他よりもひときわ優れていること。並み以上であること。いっかど。「―の人物」「此の詩もさせる作意はなけれども―ある詩也/中華若木詩抄」
(3)人や物が名前に恥じない能力や内容をもつこと。一人前。「―の実業家」「―の働きをする」
■二■ (副)
相応に。人並みに。いっぱしに。「―役に立っていると思っているようだ」
ひとかぶ
ひとかぶ [2] 【一株】
(1)一つの株。株式一つ。
(2)一身代。一財産。「五,六年の間に五千両の小判の身となり,それより―立てて/浮世草子・子息気質」
ひとかぶうんどう
ひとかぶうんどう [5] 【一株運動】
1981年(昭和56)の商法改正以前,上場会社の株式を一株ずつ取得し,株主総会で発言や抗議をした大衆運動。
ひとかまえ
ひとかまえ [2] 【一構え】
(1)一軒の家。「江一格子の―/当世書生気質(逍遥)」
(2)ひとかたまり。「―の森の中にきれいなる殿作りありて/浮世草子・五人女 5」
ひとからげ
ひとからげ [2][3] 【一絡げ】
一つにしばってたばねること。また,その一つのたば。「十把―」
ひとからげ
ひとからげ【(十把)一絡げに】
in the lump.→英和
ひとかわ
ひとかわ【一皮むけば】
in fact.
ひとかわ
ひとかわ [2] 【一皮】
一枚の皮。皮ひとえ。
ひとかわ=剥(ム)く
――剥(ム)・く
うわべを飾っているものを取り去る。「―・けば内情は火の車だ」
ひとかわ=剥(ム)ける
――剥(ム)・ける
(1)日焼けして,皮膚がむける。
(2)経験や試練を経て,一段階進む。「―・けてたくましくなった」
ひとかわめ
ひとかわめ [4] 【一皮目】
「一重瞼(ヒトエマブタ)」に同じ。
ひとがえし
ひとがえし 【人返し】
(1)領民の他領への逃亡を防ぐため,勝手に他領に移住した者を領主間の交渉で召し返したこと。
(2)江戸時代,江戸・京都・大坂などの大都市に集中した人々を帰郷させたこと。1843年の人返しの法が有名。旧里帰農。
ひとがき
ひとがき [0] 【人垣】
(1)多くの人が垣のように立ち並ぶこと。「見物人で―ができる」
(2)古く,陵墓の周囲に人を垣のように立て並べて生き埋めにしたこと。「此の王の時,始めて陵に―を立てき/古事記(中訓)」
ひとがき
ひとがき【人垣】
a crowd.→英和
〜を築く[人が]crowd <about,round,to> ;[場所が]be crowded[lined]with people.
ひとがしら
ひとがしら [3] 【人頭】
(1)されこうべ。「人畜(ヒトケモノ)に履(フ)まるる―救ひ収められ/霊異記(上訓注)」
(2)漢字の頭(カシラ)の一。「介」「企」などの「�」の部分。ひとかんむり。
ひとがた
ひとがた [0] 【人形・人像】
〔「ひとかた」とも〕
(1)人の形。また,人の形に似せて作ったもの。にんぎょう。「―をも作り,絵にも書きとめて/源氏(宿木)」
(2)「形代(カタシロ)」に同じ。
(3)人相。人相書き。「尋ね出せば褒美の金を貰ふといひ,権八が―を返せ戻せとおつしやるは/歌舞伎・吾嬬鑑」
ひとがち
ひとがち 【人勝ち】 (形動ナリ)
人がたくさんいるさま。「かく―なるにだに,けしきおぼゆ/大鏡(道長)」
ひとがまし
ひとがま・し 【人がまし】 (形シク)
(1)一人前の人間らしい。人並みらしい。「さのみ包むもなかなかに―・しくやおぼしめされん/謡曲・胡蝶」
(2)相当な人物らしい。「世の中に少し人に知られ,―・しき名僧などは/栄花(輝く藤壺)」
ひとがみ
ひとがみ [0] 【人神】
人を生前または死後に神としてまつったもの。神がかり状態になって託宣を下す者,あるいは権勢を握った者や名君と慕われた者などを神とみなして崇拝する場合と,恨みを残して死んだ者の祟りを恐れて死後に神としてまつる場合とがある。
ひとがら
ひとがら【人柄】
character;→英和
personality.→英和
〜のよい good-natured;fine.→英和
ひとがら
ひとがら [0] 【人柄】 (名・形動)[文]ナリ
(1)自然に感じ取られる人の性質や品格。じんぴん。「―がいい」「―を見る」
(2)品格がすぐれている・こと(さま)。「おとなしやかで,―で,利発なお方と思ひしのみ/当世書生気質(逍遥)」「目の清らかな,眉の濃い,二十八九の―な兄哥(アニイ)で/歌行灯(鏡花)」
ひとき
ひとき 【人城・棺】
〔後世「ひとぎ」とも〕
人の遺体を納める箱。ひつぎ。[和名抄]
ひときざみ
ひときざみ [3] 【一刻み・一階】
(1)一階級。一段。「故大納言の,(官位ガ)いま―なりおとり給ひて/源氏(薄雲)」
(2)第一の列。第一流。「―に選ばるる人々/源氏(若菜下)」
ひときり
ひときり [2] 【一切り】
(1)ひとつのきれめ。一段落。「―ついてお茶にする」
(2)ひところ。ひとしきり。いちじ。副詞的にも用いる。「―はやった遊び」
(3)「一切り遊び」に同じ。
ひときり
ひときり [0][4] 【人斬り・人切り】
(1)人を斬ること。また,その人。
(2)死罪の囚人を斬る役目の人。くびきり。
ひときりあそび
ひときりあそび 【一切り遊び】
江戸の遊里の局見世(ツボネミセ)で,一夜を四つまたは五つに区切って,その一区切りの短い時間を遊ぶこと。ちょんのま遊び。ひときり。
ひときりぼうちょう
ひときりぼうちょう [5] 【人斬り包丁】
刀をあざけったり,恐れたりしていう語。
ひときれ
ひときれ【一切れの】
a piece[slice]of.
ひときれ
ひときれ [2] 【一切れ】
一つの切れはし。一片。「―のパン」
ひときわ
ひときわ [2][0] 【一際】
■一■ (副)
他とくらべて相違がはっきりしているさま。一段と。ひとしお。いっそう。ぐっと。「―目立つ」「―ぬきんでる」
■二■ (名)
(1)身分や地位などの一つの段階。階級。「大納言になりて右大将かけ給へるを,いま―上がりなむに何事もゆづりてむ/源氏(薄雲)」
(2)物事の一つの段階。いったん。一時。「雷はいかなるぞと問ふに,―はいと高くなれど,のちとげのなきなり/大鏡(道長)」
ひときわ
ひときわ【一際】
particularly (特に);→英和
[目立って]very;→英和
remarkably;→英和
conspicuously.→英和
〜目立つ be conspicuous.
ひとぎき
ひとぎき【人聞きの悪い】
disgraceful;→英和
disreputable.→英和
ひとぎき
ひとぎき [0] 【人聞き】
(1)人づてに聞くこと。「―に聞く」
(2)他人が聞いたときにいだく感じ。世間の評判。外聞。「―の悪いことを言うな」
ひとぎらい
ひとぎらい [3] 【人嫌い】
他人とかかずりあうことをいやがること。また,そういう性格の人。
ひとく
ひとく [0] 【秘匿】 (名)スル
隠して他人に見せないこと。「―物資」
ひとく
ひとく [0] 【菲徳】
徳がうすいこと。また,自分の徳をへりくだっていう語。寡徳。「―の致すところ」
ひとく
ひとく (副)
小鳥,特にウグイスの鳴き声を表す語。和歌では「人が来る」意にかけていう。「鶯の― ―といとひしもをる/古今(雑体)」
ひとくい
ひとくい【人食い人種】
cannibals.
ひとくい
ひとくい [0][3] 【人食い・人喰い】
(1)人間の肉を食うこと。食人。カニバリズム。
(2)人に食いつくこと。また,そのような獣など。「―虎」「―鮫(ザメ)」
ひとくい=馬
――馬((ヒトクイウマ))にも合い口
どんな者にもそれにふさわしい相手がいるということのたとえ。
ひとくいうま
ひとくいうま 【人食い馬】
人にかみつく癖のある馬。「乗らず乗らせぬ―/浄瑠璃・大塔宮曦鎧」
ひとくいじんしゅ
ひとくいじんしゅ [5] 【人食い人種】
「食人種(シヨクジンシユ)」に同じ。
ひとくいてき
ひとくいてき [0] 【非特異的】 (形動)
酵素や抗体が特異性を示さないさま。
⇔特異的
ひとくいてきコリンエステラーゼ
ひとくいてきコリンエステラーゼ [13] 【非特異的―】
コリンエステラーゼの一。コリンエステルを非特異的に加水分解する。多くが肝臓に由来すると考えられ,その活性は肝疾患などの診断の指標とされる。
ひとくぎり
ひとくぎり [2] 【一区切り】
(1)区切られたもの一つ。
(2)一段落。ひときり。「―つく」
ひとくくり
ひとくくり [2] 【一括り】
まとめて一つにくくること。いっかつ。
ひとくさ
ひとくさ 【人草】
〔人のふえるのを草の生い茂るさまにたとえていう〕
人々。人民。たみくさ。あおひとくさ。「汝の国の―,一日に千頭(チカシラ)絞(クビ)り殺さむ/古事記(上訓)」
ひとくさ
ひとくさ 【一種】
一つの種類。ひといろ。[日葡]
ひとくさい
ひとくさ・い [4] 【人臭い】 (形)[文]ク ひとくさ・し
(1)人間のにおいがする。人間がいるような気配が感じられる。「むっと―・いにおいがする」
(2)人間らしい。「人を―・いとも思ひやがらない/家鴨飼(青果)」
[派生] ――さ(名)
ひとくさり
ひとくさり [2][3] 【一齣・一闋】
謡いもの・語りもの,また話などのまとまった一区切り。「―うたってきかせる」「―話をする」「手柄話を―聞かされる」
ひとくさり
ひとくさり【一くさり】
a passage (話の);→英和
a snatch (歌の).→英和
〜話をする tell a piece of story.
ひとくず
ひとくず [0] 【人屑】
(1)人として価値がない者。人間のかす。「身は―といはばいへ/浄瑠璃・八百屋お七」
(2)多くの人々。「電車は―を一杯詰めて/虞美人草(漱石)」
ひとくずれ
ひとくずれ 【人崩れ】
群衆が急いでその場を離れるため混乱すること。「夜見世に―のする局をのぞけばかの大夫様也/浮世草子・好色万金丹」
ひとくせ
ひとくせ [2] 【一癖】
どことなく普通とは違ったところ。扱いにくく油断がならないと感じさせる性格。「―ありそうな人」
ひとくせ
ひとくせ【一癖ある】
difficult;→英和
hard to deal with;sinister-looking (一癖ありげな).
ひとくせ=も二癖(フタクセ)もある
――も二癖(フタクセ)もある
普通とはかなり違っている。ひどく油断のできない性質である。
ひとくだり
ひとくだり [2] 【一領・一襲】
装束などの一そろい。
ひとくだり
ひとくだり [2] 【一行】
(1)文章の,ある一行(イチギヨウ)。
(2)文章・物語の一部分。一節。
ひとくち
ひとくち [2] 【一口】
(1)一回口に入れること。「―で食う」
(2)ちょっと口を動かして食べること。また,それだけのわずかな量。「―だけ食べる」
(3)手みじかにかいつまんで言うこと。また,異なる物事を同じように扱って言うこと。「―に言うと…」「―に職業といってもいろいろある」
(4)あるひとまとまり。株・寄付・出資などの一単位。「―寄付する」
(5)一部分。
→一口乗る
(6)一つのことば。ひとこと。「―返事」
ひとくち
ひとくち【一口】
(1)[食物]a mouthful <of> ;→英和
a bite;→英和
[飲物]a drop;→英和
a sip.→英和
(2) ⇒一言(ひとこと).
(3)[出資などの]a share.→英和
〜で <eat> at a mouthful; <drink> at a draft.→英和
ひとくち=乗る
――乗・る
金もうけの話や何人かでする仕事に加わる。「話によっては―・ってもいい」
ひとくち=物
――物((ヒトクチモノ))に頬(ホオ)を焼く
〔ちょっとした食べ物で口中をやけどすることから〕
ちょっと手を出したために,意外な失敗を招くことのたとえ。
ひとくちばなし
ひとくちばなし [5] 【一口話・一口咄・一口噺】
ちょっとした短い話。特に,気のきいた笑い話。小話。
ひとくちまえく
ひとくちまえく [6] 【一口前句】
雑俳の前句付けの一種。前句が短くなって一語もしくはそれに近くなったもの。「もはや」の題に「一葉から秋の哀れを告げて来る」とつける類。江戸中期,上方中心に流行。一口題。一言(イチゴン)題。
→一字題
ひとくちまぜ
ひとくちまぜ [0] 【一口交ぜ】
一口言うたび。「―に,民子は私が殺した様なものだ,と許りいつて/野菊之墓(左千夫)」
ひとくちもの
ひとくちもの 【一口物】
一口で食べられる食べ物。酒のさかな。つまみ。「旦那のお好きな―を/人情本・娘節用」
ひとくどり
ひとくどり 【人来鳥】
ウグイスの異名。
ひとくに
ひとくに 【人国・他国】
(1)よその国。他国。他の地方。「―は住み悪しとそいふ/万葉 3748」
(2)外国。異国。「黄金は―より献ることは有れども/続紀(天平勝宝一宣命)」
ひとくふう
ひとくふう [2] 【一工夫】 (名)スル
もう少し知恵をしぼること。「もう―すれば良い作品になる」
ひとくろう
ひとくろう [2][3] 【一苦労】 (名)スル
ちょっと苦労すること。相応の程度の苦労。「子供を寝かせるのに―する」「これまでには―も二苦労もあった」
ひとぐるし
ひとぐる・し 【人苦し】 (形シク)
人聞きが悪い。外聞が悪い。「―・しう聞きにくく/とりかへばや(中)」
ひとけ
ひとけ【人気がない】
deserted.→英和
ここには〜がない There is no sign of life here.
ひとけ
ひとけ [0] 【人気】
(1)人のいる様子。人のけはい。ひとっけ。「―のない夜道」
(2)人間らしいこと。
→ひとげなし
ひとけた
ひとけた [2] 【一桁】
(1)数字の桁一つ。「―違う」「―の成長率」
(2)数字の一から九まで。
(3)一の位の数の年。「昭和―の生まれ」
ひとげどおし
ひとげどお・し 【人気遠し】 (形ク)
〔「ひとけとおし」とも〕
人の気配のする所から遠くはなれている。「―・き心地して物恐ろし/源氏(帚木)」
ひとげなし
ひとげな・し 【人気なし】 (形ク)
まともな人間の仲間にはいらない。人並みでない。「もとの品高く生まれながら,身は沈み,位みじかくて―・き/源氏(帚木)」
ひとこいしい
ひとこいし・い [5] 【人恋しい】 (形)
何となく人に会いたい,人と一緒にいたい気持ちである。「―・くなって町へ出る」
[派生] ――げ(形動)――さ(名)
ひとこえ
ひとこえ [2] 【一声】
(1)一回声に出すこと。また,一回の鳴き声。また,その声。「『あっ』と―叫んだ」「―高く鳴く」
(2)一言(ヒトコト)口に出して言うこと。「困ったことがあったら―かけて下さい」
(3)何か事を決定するような一言。「社長の―で決まる」「もう―(=値段ノ交渉ナドデ値段ヲ一段階下ゲルコトヲ促ス声)」
ひとこえ
ひとこえ【一声】
a voice;→英和
a cry.→英和
ひとこえせんりょう
ひとこえせんりょう [2][1] 【一声千両】
一声に千両の価値があること。歌舞伎役者の台詞(セリフ)回しなどについていう。
ひとこきゅう
ひとこきゅう [2] 【一呼吸】 (名)スル
(1)一回,呼吸をすること。
(2)少し,間をおくこと。ひと息。「―入れる」「―おく」
ひとこし
ひとこし [2] 【一腰】
〔「腰」は腰の物の意〕
一振りの刀。
ひとこしちりめん
ひとこしちりめん [5] 【一越縮緬】
〔「越(コシ)」はよこ糸を数える単位〕
よこ糸に左撚(ヨ)りと右撚りの強撚糸(キヨウネンシ)を交互に織り込んだ,しぼの細かい縮緬。
ひとこと
ひとこと【一言】
a word.→英和
〜多い say one word too many.〜で言うと in short[a word].〜も言わない be silent;do not speak a word.→英和
〜も言わずに without a single word.
ひとこと
ひとこと [2] 【一言】
(1)一つの言葉。一語。「―も聞きもらさない」
(2)ちょっとした短い言葉。「―言わせてほしい」
ひとこと=多い
――多・い
言わなくてもいいことを言う。
ひとことぬしのかみ
ひとことぬしのかみ 【一言主神】
葛城山(カツラギサン)の神。雄略天皇が葛城山に遊猟したとき,天皇と全く同じ姿で示現した。吉凶を一言で言い放つ託宣神といわれる。
ひとこま
ひとこま【一齣】
a shot (of a cinema film).→英和
ひとこま
ひとこま [2] 【一齣】
(1)劇や映画,出来事などの短い一つの区切り。一場面。「映画の―」「人生の―」
(2)写真・映画で,フィルム上に記録されている枠取られた一画面。
(3)大学などの時間割で,一時限。
ひところ
ひところ【一頃】
once;→英和
some years[months]ago.
ひところ
ひところ [2] 【一頃】
以前のある時期。一時。副詞的にも用いる。「―の元気はない」「―たいへん流行した遊び」
ひところう
ひところ・う 【僭ふ】 (動ハ四)
同等に並ぶ。特に,臣下としての分をこえて,君主のように振る舞う。「蘇我臣入鹿…独り―・ひ立たむことを謨る/日本書紀(皇極訓)」
ひとごえ
ひとごえ [0] 【人声】
人の声。話し声。
ひとごえ
ひとごえ【人声】
a voice.→英和
ひとごこち
ひとごこち【人心地がつく】
come to oneself;recover oneself.
ひとごこち
ひとごこち [0] 【人心地】
(1)緊張が解けてほっとしたくつろいだ気持ち。「やっと―がついた」
(2)人間として正常な感覚。正気。平常の心。「信俊,やや労(イタワ)り奉りければ,―出で来給ひて/盛衰記 7」
ひとごころ
ひとごころ [3] 【人心】
(1)人間の心。人情。なさけ。「はてさて―はさまざまなるかな/当世書生気質(逍遥)」
(2)平常の意識。正気。「聖は―もなくて/宇治拾遺 13」
ひとごと
ひとごと [3] 【人毎】
どの人もみな。だれもかも。
ひとごと
ひとごと【人事のように】
as if it were not one's concern.〜とは思えない sympathize deeply <with> .
ひとごと
ひとごと [0] 【人言】
他人の言葉。世間の評判。うわさ。「この世には―繁し来む世にも逢はむ我が背子/万葉 541」
ひとごと
ひとごと [0] 【人事・他人事】
自分に関係ない事。他人に関する事。たにんごと。「―とすましてはいられない」「まるで―のような顔をしている」
ひとごと=でない
――でな・い
自分には関係ないと思ってのんきに考えていられない。やがて自分にもふりかかってくるの意。
ひとごと=言えば影がさす
――言えば影がさす
人のうわさをすると,ちょうどその場に当人が現れるものだ。うわさをすれば影がさす。
ひとごと=言わば筵(ムシロ)敷け
――言わば筵(ムシロ)敷け
人のうわさをするとその当人がやってくることが多いから,うわさをするときはその人をすわらせる席を用意するつもりでせよということ。
ひとごみ
ひとごみ【人込み】
a crowd.→英和
ひとごみ
ひとごみ [0] 【人込み】
人がたくさんいて込み合っていること。また,その場所。「―にまぎれこむ」
ひとごろし
ひとごろし [0][5] 【人殺し】
(1)人を殺すこと。また,そうする人。殺人。殺人者。
(2)人を悩殺する美人。また,色事役者。「ここでの―,小金といふ約束して/浮世草子・一代男 3」
ひとごろし
ひとごろし【人殺し】
(a) murder;→英和
a murderer (人).→英和
〜をする commit murder.
ひとさかり
ひとさかり [2] 【一盛り】
(1)一時盛んになること。ある時期だけ栄えること。「いざ桜われも散りなむ―ありなば人に憂きめみえなむ/古今(春下)」
(2)若い遊び盛り。「唐琴屋は藤兵衛もしげく行つたは―/人情本・梅児誉美 4」
ひとさがし
ひとさがし [3] 【人探し】
(1)行方不明の人を探すこと。
(2)雇用するために人を探すこと。求人。
ひとさし
ひとさし [2] 【一差(し)・一指(し)】
舞や将棋などの一回。一番。「舞を―(=一曲)舞う」「―(=一局)お手合わせを願います」
ひとさしゆび
ひとさしゆび【人差指】
a forefinger.→英和
ひとさしゆび
ひとさしゆび [4] 【人差(し)指】
〔他人をさし示す指の意〕
手の親指と中指との間の指。第二指。食指(シヨクシ)。
ひとさじめし
ひとさじめし [4] 【一匙飯】
飯椀にしゃもじ一すくいだけで盛った飯。これを食べると継母または継子の境遇になるといって食べることを忌む。ひとかいめし。
ひとさま
ひとさま [2] 【人様】
他人を丁寧にいう語。「―のことはわからない」「―の物に手をつける」
ひとさらい
ひとさらい [3] 【人攫い】
女性や子供をだまして連れ去ること。また,その者。
ひとさらい
ひとさらい【人攫い】
kidnapping;→英和
a kidnapper (人).→英和
ひとさわがせ
ひとさわがせ [3] 【人騒がせ】 (名・形動)[文]ナリ
たいした理由もなく世間の人を驚かし騒がせる・こと(さま)。「―な事件」「―にもほどがある」
ひとさわがせ
ひとさわがせ【人騒がせ(をする)】
(give) a false alarm.
ひとざと
ひとざと [0] 【人里】
人の集まり住んでいる所。「―離れた山の中」「―が恋しくなる」
ひとざと
ひとざと【人里離れた】
remote;→英和
lonely <place> .→英和
ひとざま
ひとざま 【人状・人様】
人柄。人品。「品も高く―もよかりければ/今昔 11」
ひとし
ひと・し 【等し】 (形シク)
⇒ひとしい
ひとしあん
ひとしあん [2] 【一思案】 (名)スル
ひとしきり考えをめぐらすこと。一分別。「ここは―が必要だ」
ひとしい
ひとしい【等しい】
[…と等しい]be equal to;be equivalent <to> ;be identical <with> (全く同じ).⇒同じ.等しく equally;→英和
evenly (均等に);alike (同様に).→英和
ひとしい
ひとし・い [3] 【等しい・均しい・斉しい】 (形)[文]シク ひと・し
(1)二つ以上のものの間に,数量・程度・性質などの差がない。まったく同じである。「―・い長さ」「 A と B は重さが―・い」「―・くなるように分ける」
(2)様子や状態などがまったくそっくりだ。非常によく似ている。同じようである。「詐欺に―・い行為」「乞食に―・い生活」
→ひとしく
[派生] ――さ(名)
ひとしお
ひとしお [0][2] 【一入】
〔■二■ が原義〕
■一■ (副)
他の場合と比べて程度がますさま。いちだん。いっそう。「寒さが―身にしみる」「感慨も―である」
■二■ (名)
染め物を一度染め液に浸すこと。「―も染むべきものか紫の雲より降れるをとめなりとも/宇津保(菊の宴)」
ひとしお
ひとしお [2] 【一塩】
魚などに薄く塩を振ること。また,そうした物。「―物」「―の鱈(タラ)」
ひとしお
ひとしお【一入】
all the more;→英和
especially;→英和
particularly.→英和
ひとしきり
ひとしきり [2] 【一頻り】 (副)
しばらくの間盛んに続くさま。ひとっきり。「―雨が降る」「―騒いで帰った」
ひとしきり
ひとしきり【一頻り】
for some time.
ひとしく
ひとしく 【等しく・斉しく】 (副)
〔形容詞「ひとしい」の連用形から〕
全体的に一様であるさま。どれも同じであることにいう。
(1)同様に。ともに。「われら―人間だ」
(2)同時に。一斉に。「全員―挙手した」「全員―黙祷した」「鈴の音を聞くと―身を起して/義血侠血(鏡花)」
ひとしげし
ひとしげ・し 【人繁し】 (形ク)
人が大勢いる。また,人の往来がはげしい。「―・くて,物さわがしく/源氏(横笛)」
ひとしご
ひとしご 【等し碁】
囲碁の技量に優劣がないこと。相碁(アイゴ)。「頭の中将と―なり/枕草子 161」
ひとしごと
ひとしごと [2][3] 【一仕事】 (名)スル
(1)ひとしきり仕事をすること。「―して汗をかく」
(2)あるまとまった量の仕事。また,かなり大変な仕事。「下準備をするまでが―だ」
ひとしずく
ひとしずく [2][3] 【一滴・一雫】
液体のしずく一つ。いってき。「―の涙」
ひとしなみ
ひとしなみ [0] 【等し並み】 (名・形動)[文]ナリ
差別をせずに同じようにする・こと(さま)。同等。同様。「大人も子供も―に扱う」「世の人と―の偽をいひ合たるに/浴泉記(喜美子)」
ひとしばい
ひとしばい [2] 【一芝居】
(多く「一芝居打つ」の形で)人をあざむいたりだましたりするために行う,計画的な行動。「承知させるために―打つ」
ひとしぼり
ひとしぼり 【一絞り】
(1)ひとしきり雨が強く降ること。「―雨は過ぎぬる庭の面に/風雅(秋上)」
(2)衣服をしぼれば水がしたたり落ちるほどぬれること。びしょぬれになること。「(川ニハマッテ)私迄―に成りました/狂言・丼礑(虎寛本)」
ひとしむ
ひとし・む 【等しむ・斉しむ】 (動マ下二)
ひとしくする。同じものとする。「吹きわたす風にあはれを―・めていづくもすごき秋の夕暮/山家(秋)」
ひとしめ
ひとしめ [2] 【一締め】
(1)一度締めること。一気に締めること。
(2)〔「一〆」とも書く〕
半紙など二〇〇〇枚のこと。
ひとしれ∘ぬ
ひとしれ∘ぬ 【人知れぬ】 (連語)
だれにも知られない。人目につかない。「―∘ぬ苦労」「―∘ぬ思い」
ひとしれず
ひとしれず 【人知れず】 (連語)
だれにも知られないようにするさま。秘密に。そっと。「―涙を流す」「―心を痛める」
ひとしれず
ひとしれず【人知れず】
secretly;→英和
in one's mind.
ひとしれぬ
ひとしれぬ【人知れぬ】
unknown;→英和
hidden;→英和
secret.→英和
ひとじち
ひとじち【人質】
<take a person as> a hostage.→英和
ひとじち
ひとじち [0] 【人質】
(1)要求実現や自身の安全のために,脅迫手段として拘束しておく人。
(2)約束を守るあかしとして,また経済上の担保などとして,相手方に預けられる人。近世以前に行われた。
(3)人身を質に入れること。「女房共は銀親(カネオヤ)の―になして/浮世草子・胸算用 3」
ひとじに
ひとじに [0] 【人死に】
(事故で)人が死ぬこと。「―が出る」
ひとじらみ
ひとじらみ [3] 【人虱】
シラミの一種。体長約3ミリメートル。体は紡錘形で白色。人体の皮膚に寄生し吸血する。発疹チフスなどの伝染病を媒介。頭部に寄生するアタマジラミと衣服につくコロモジラミに分けられる。シラミ。
ひとすじ
ひとすじ【一筋に】
in a line;→英和
earnestly (一心に).→英和
〜に生きた devoted to <painting> .
ひとすじ
ひとすじ [2] 【一筋・一条】
■一■ (名)
(1)細長いものの一本。一条。「ほつれ毛が―頬(ホオ)にかかる」「―の川」「―の光明」
(2)一つの血統。一族。「ただこの―のかく栄え給ふべきとぞ見申す/大鏡(師輔)」
(3)一道。一芸。「無能無才にして此―につながる/幻住庵記」
(4)〔銭緡(ゼニサシ)一本に一文銭を百個通したことから〕
百文。「いやがつて月に―づつがのみ/柳多留 3」
(5)「一筋縄」の略。「左平次も―ではいかぬやつ/滑稽本・膝栗毛 8」
■二■ (形動)[文]ナリ
(1)そのことだけに意を用いるさま。いちず。「―に思いつめる」「学問―に生きる」
(2)一様であるさま。並一通り。「我が恋の―ならず悲しきは逢ふを限りと思ひだにせず/狭衣 2」
ひとすじぎ
ひとすじぎ [4] 【一筋気】
いちずに思い込む心。一本気。「女心の―/浄瑠璃・持統天皇」
ひとすじしまか
ひとすじしまか [5] 【一条縞蚊】
カの一種で藪蚊の代表種。体長約4.5ミリメートル。体は黒く,胸部背面に白色の縦線がある。東北以南に分布し,水たまりから発生する。藪や墓地などで人から吸血する。
ひとすじなわ
ひとすじなわ [4][0] 【一筋縄】
(1)一本の縄。
(2)普通の方法。尋常な手段。「頑固者だから―では行かない」
ひとすじまいまい
ひとすじまいまい [5] 【一条蝸牛】
殻に一本の暗色帯があるカタツムリの総称。
ひとすじみち
ひとすじみち [4] 【一筋道】
ただ一筋の道。分かれ道がない一本道。
ひとずき
ひとずき [0] 【人好き】
多くの人に好かれること。人が好くこと。「―のする顔」
ひとずき
ひとずき【人好きのする】
charming;attractive.〜のしない unattractive;→英和
unpleasant.→英和
ひとずくな
ひとずくな 【人少な】 (形動ナリ)
人数の少ないさま。「夜ふけて―にて物し給かな/大和 171」
ひとずれ
ひとずれ【人擦れのした】
sophisticated.→英和
〜のしない innocent;→英和
simple.→英和
ひとずれ
ひとずれ [0] 【人擦れ】 (名)スル
多くの人と接して世慣れていること。「―していない純朴な青年」
ひとせい
ひとせい 【一精】
ひとはたらき。一頑張り。「―出して跡での煙草/浄瑠璃・ひらかな盛衰記」
ひとぜり
ひとぜり 【人競り】
大勢が先をいそいでひしめきあうこと。人ごみ。「―に押し倒され/浮世草子・武道伝来記 1」
ひとそろい
ひとそろい [2][3] 【一揃い】
一組そろうこと。また,そのもの。「嫁入り道具―」
ひとそろい
ひとそろい【一揃い】
a set <of> ;→英和
a suit.→英和
ひとぞろえ
ひとぞろえ [3] 【人揃え】
人数をそろえること。「いよ��―も済み/いさなとり(露伴)」
ひとたがい
ひとたがい 【人違ひ】
「ひとちがい」に同じ。
ひとたがえ
ひとたがえ 【人違へ】
「ひとちがい」に同じ。「―にこそ侍るめれ/源氏(帚木)」
ひとたち
ひとたち [2] 【一太刀】
(1)太刀で一度斬りつけること。「かなわぬまでもただ―」
(2)一度目に斬りつけること。一の太刀。初太刀。「―で斬り倒す」
ひとたび
ひとたび [2] 【一度】
■一■ (名)
いちど。一回。「―は中止も考えた」
■二■ (副)
(仮定表現を導いて)いったん。もしも。「―大雨が降れば,たちまち泥沼と化す」
ひとたま
ひとたま [2] 【一滴】
ひとしずく。いってき。
ひとたまり
ひとたまり【一溜りもなく】
very easily;without resistance.
ひとたまり
ひとたまり [0][2] 【一溜まり】
しばらくひと所にとどまること。また,しばらくもちこたえること。
ひとたまり=もない
――もな・い
わずかの間ももちこたえられない。「台風がきたら,この堤防は―・いだろう」
ひとたらし
ひとたらし [3] 【人誑し】
人をだますこと。また,その人。「是ぞ都の―ぞかし/浮世草子・一代男 1」
ひとだかい
ひとだか・い 【人高い】 (形)[文]ク ひとだか・し
〔近世語〕
人が多く集まる。「中の丁の―・い所にてぶたれるつもりにて/黄表紙・艶気樺焼」
ひとだかり
ひとだかり【人だかりがする】
a crowd <gathers around…> .→英和
ひとだかり
ひとだかり [0][3] 【人集り】 (名)スル
多くの人が集まっていること。また,その人々。「―がしている」「事故現場はすごい―だった」
ひとだすけ
ひとだすけ [3] 【人助け】
他人を助けること。また,そのような善行。「―と思って協力する」
ひとだすけ
ひとだすけ【人助け】
an act of mercy.〜する help <others> .→英和
ひとだち
ひとだち [0] 【人立ち】 (名)スル
人だかり。「杖を支(ツ)いた按摩も交って,ちら��と―する/歌行灯(鏡花)」
ひとだつ
ひとだ・つ 【人立つ】 (動タ四)
〔「だつ」は接尾語〕
大人らしくなる。一人前になる。「―・ち給ひなば,おとどの君もたづね知り聞え給ひてむ/源氏(玉鬘)」
ひとだね
ひとだね [0] 【人種】
(1)役に立つ人員。使用できる人数。「―の絶えたるぞかし/落窪 1」
(2)人間一般。人類。「男女その性を異にしその質に別あるは…唯―を滋産(フヤス)の妙工骨格瑣細の変化ある而已(ノミ)/高橋阿伝夜叉譚(魯文)」
ひとだのみ
ひとだのみ [3][0] 【人頼み】
他人の力を頼みにすること。他人まかせにすること。ひとだより。ひとまかせ。「大事な仕事なので―にはできない」
ひとだのみ
ひとだのみ【人頼みする】
rely[depend]on others.
ひとだのめ
ひとだのめ 【人頼め】 (名・形動ナリ)
人に頼もしく思わせること。多く,見かけ倒しの場合に用いる。「かつ越えて別れも行くか相坂は―なる名にこそありけれ/古今(離別)」
ひとだま
ひとだま [0] 【人魂】
(1)夜間,空中を飛ぶ青白い火の玉。
〔死人の体から抜け出した魂と考えたことから〕
→鬼火(オニビ)
(2)流星のこと。
(3)歌舞伎の小道具の一。ぼろや海綿に焼酎をしみこませて燃やし,{(1)}に擬して空中を飛ぶように見せるもの。陰火(インカ)。
ひとだま
ひとだま【人魂】
⇒鬼火.
ひとだまり
ひとだまり [3] 【人溜まり】
(1)人が集まっていること。また,その場所。
(2)人が集まり控えている所。
ひとだより
ひとだより [3] 【人頼り】
「ひとだのみ」に同じ。
ひとちかし
ひとちか・し [4] 【人近し】 (形ク)
(1)近くに人がいる様子である。「その―・からむなむ嬉しかるべき/源氏(帚木)」
(2)人に慣れている。「人遠いか―・いか/狂言・靭猿(三百番集本)」
⇔人遠し
ひとちがい
ひとちがい [3] 【人違い】 (名)スル
別の人をある人と間違うこと。また,ある人を別の人と間違えること。ひとたがえ。ひとたがい。ひとちがえ。
ひとちがい
ひとちがい【人違い(を)する】
take a person for another.
ひとちがえ
ひとちがえ [3] 【人違え】
「ひとちがい」に同じ。
ひとぢか
ひとぢか 【人近】 (形動ナリ)
近くに人がいる気配がするさま。「―にて朝夕なでつくろひたるなむ,姿ありさま情侍る/宇津保(吹上・下)」
ひとっきり
ひとっきり [2] 【一っ切り】 (副)
〔「ひときり(一切)」の転〕
ひとしきり。「ポチは朝起だから,もう其時分には疾(トツ)くに朝飯も済むで,―遊んだ所だが/平凡(四迷)」
ひとっこ
ひとっこ [0] 【人っ子】
「人」を強めていう語。
ひとっこひとり
ひとっこひとり [6] 【人っ子一人】
だれひとり。下に打ち消しの語を伴って用いる。「―通らない」「―いない」
ひとっぱしり
ひとっぱしり [2] 【一っ走り】 (名)スル
「ひとはしり」の転。「―して知らせてくる」
ひとつ
ひとつ [2] 【一つ】
■一■ (名)
(1)いち。一個。物の数を数えるときに使う。「―,ふたつ」
(2)一歳。「―年を取る」
(3)同じであること。区別がないこと。
(ア)同一の物・場所であること。「―もの」「―ところ」
(イ)同じ状態であること。あたかも単一のものであるかのような状態を示すこと。「世界は―」「全員が―にまとまる」
(4)それに属する一種。そのうちの一種と考えてよいもの。「それも―の方法だ」「施策の―といえる」
(5)名詞の下に付けて,限定または強調したり,最低または最少の例としてあげ,他を類推させるときに用いる。「身―で来る」「塵―落ちていない」「挨拶(アイサツ)―満足にできない」「何―残さない」「どれ―として満足なものはない」
(6)そうすることによって決まる,それ次第であることを強調していうときに用いる。「やるかやめるか決心―だ」「心の持ちよう―でどうにでも変わる」
(7)箇条書きの文書で,各条の初めにつける語。「―,軍人は忠節を尽くすを本分とすべし」
(8)容器に一杯。酒・水などにいう。「酒(シユ)を―持ちて候/謡曲・一角仙人」
(9)昔の時刻で,一刻を四つに分けた第一。「子(ネ)―」
■二■ (副)
流れに区切りをつけて,新しい事態とみなして対応する気持ちを表す。人を誘ったり,決意するときなどに用いる。「今夜は―盛大にやってくれ」「ここは―慎重に行こう」「どうか―穏便に願います」
ひとつ
ひとつ【一つ(の)】
one.→英和
〜になる unite;→英和
combine.→英和
〜ずつ one by one;separately (個別的に).→英和
〜には…また〜には… for one thing…,for another…;partly…,partly….
ひとつ=として
――として
(下に打ち消しの語を伴って)全然。まったく。ひとつも。何ひとつ。「問題は―解決していない」
ひとつ=なる
――な・る
酒が一杯いける。酒が飲める。「―・る口なれば,大坂に逗留の中に一日は野郎もよしや/浮世草子・一代男 5」
ひとつ=になる
――にな・る
夫婦になる。「お前は気位が高いから源さんと―・らうとは思ふまい/にごりえ(一葉)」
ひとつ=屋根
――屋根((ヒトツヤネ))の下に住・む
同じ家に住む。
ひとつ=穴
――穴((ヒトツアナ))の狢(ムジナ)
「同じ穴の狢(ムジナ)」に同じ。
ひとつ=間違(マチガ)えば
――間違(マチガ)えば
ちょっとでも間違えたら。もう少しで。「―大惨事になるところだった」
ひとつあな
ひとつあな [2] 【一つ穴】
同じ穴。また,同じ所に住んでいたり死をともにしたりすること。「―に葬られる」「一つ棺に―/浄瑠璃・鑓の権三(上)」
→一つ穴の狢(ムジナ)(句項目)
ひとついんろう
ひとついんろう 【一つ印籠】
腰に,印籠一つだけを下げること。江戸初期,伊達(ダテ)な身なりとされた。「草に音せぬ塗り鼻緒,―一つ前/歌舞伎・助六」
ひとつえり
ひとつえり [2][3] 【一つ襟】
着物を重ねて着るとき,上の着物の襟で下の襟を包んで一枚のように見せること。
ひとつおき
ひとつおき【一つ置きの(に)】
alternate(ly).→英和
ひとつおき
ひとつおき [4] 【一つ置き】
並んでいるものを,一つずつ間をとばすこと。「黒白を―にならべる」
ひとつおぼえ
ひとつおぼえ [4] 【一つ覚え】
一つの事を呪文(ジユモン)のようにとなえるだけで融通のきかないこと。また,その人をののしっていう語。「馬鹿の―」
ひとつかま
ひとつかま [2] 【一つ釜】
(1)同じ釜。「―の飯を食った仲(=一緒ニ生活ヲシタ親シイ関係)」
(2)生活を共にする親しい仲間。「わつちも―だから,台所へ陣どらう/歌舞伎・日月星享和政談」
ひとつかまど
ひとつかまど [2] 【一つ竈】
「一つ釜(カマ)」に同じ。
ひとつかみ
ひとつかみ【一掴み】
⇒一握り.
ひとつかみ
ひとつかみ [2] 【一掴み】
(1)片手で一度つかむこと。また,その程度の量。転じて,わずかの量。「―の豆しかない」
(2)簡単に相手を負かすこと。「上から飛び下りて―にする/吾輩は猫である(漱石)」
ひとつがい
ひとつがい [3][2] 【一番】
(1)雌雄一対。
(2)番舞(ツガイマイ)で,左方と右方が各一曲ずつ演じること。
ひとつがき
ひとつがき [0] 【一つ書き】
項目ごとに行を変え,「一(ヒトツ),…」という形式で書くこと。また,その文書。箇条書き。
ひとつがね
ひとつがね [3] 【一つ鉦】
歌舞伎の下座音楽に用いる楽器。寺院で用いる鉦の一種で,寺院・墓場などのさびしい場面,特に殺し場などに用いる。
ひとつきるもの
ひとつきるもの 【一つ着る物】
(1)一つしかない着物。一張羅。「春の夜の―,袖の嵐を厭ふに/浮世草子・置土産 1」
(2)下着をつけず,着物だけを一枚着ること。「風義は―,つまたかに白帯こころまま引しめ/浮世草子・一代男 1」
ひとつくち
ひとつくち 【一つ口】
(1)口をそろえて言うこと。異口同音に言うこと。「おのおの―に申けるは/仮名草子・伊曾保物語」
(2)同等のように言うこと。同等に扱うこと。「―に言葉なまぜられそ/源氏(常夏)」
ひとつこと
ひとつこと [2] 【一つ事】
(1)一つの事柄。「―にこだわる」
(2)同じ事柄。「―の繰り返し」
ひとつご
ひとつご 【一つ子】
ひとりご。ひとりっこ。「―にさへありければ,いとかなしうし給ひけり/伊勢 84」
ひとつせダム
ひとつせダム 【一ッ瀬―】
宮崎県西都市,一ッ瀬川にある発電用ダム。アーチ式で,堤高130メートル。総貯水量2億6131万立方メートル。1963年(昭和38)完成。
ひとつつみ
ひとつつみ [2] 【一包み】
(1)一つのつつみ。「衣類を―にまとめる」
(2)江戸時代,金百両の称。「その価は―との事なるが/人情本・娘節用」
ひとつづき
ひとつづき [2] 【一続き】
とぎれないで続いていること。一連。「客間と―になっている部屋」
ひとつところ
ひとつところ [2] 【一つ所】
(1)一つの場所。一か所。ひとところ。ひとっところ。
(2)〔「ところ」は接尾語〕
「ひとり」を敬っていう語。ひとところ。「いま―へもていたりけり/蜻蛉(中)」
ひとつなべ
ひとつなべ [2] 【一つ鍋】
「一つ釜(カマ)」に同じ。「兄弟同様に―の物を食つた破落戸(ゴロツキ)仲間/歌舞伎・魚屋茶碗」
ひとつね
ひとつね [3] 【一つ寝】 (名)スル
同じ寝床で一緒に寝ること。ともね。同衾(ドウキン)。「客と―をする様なことは/真景累ヶ淵(円朝)」
ひとつのもの
ひとつのもの 【一つの物】
「いちのもの」に同じ。
ひとつはちす
ひとつはちす [2] 【一つ蓮】
〔「一蓮(イチレン)」を訓読みした語〕
極楽で同じ蓮華(レンゲ)の上に生まれること。「父御前と―に生れ合ひ奉らん/保元(下・古活字本)」
→一蓮托生
ひとつば
ひとつば [3] 【一つ葉】
ウラボシ科の常緑シダ植物。本州南部以南に分布。硬くて長い根茎から柄の長い葉を一枚ずつまばらに出す。葉身は長さ20〜30センチメートルの披針形で革質,裏面に白色の星状毛を密生する。[季]夏。
ひとつばし
ひとつばし 【一橋】
江戸時代の御三卿の一。八代将軍徳川吉宗の四男宗尹(ムネタダ)が江戸城一橋門内に屋敷を与えられ一家を創立。所領一〇万石で御三家に次ぐ家格。将軍家斉(イエナリ)・慶喜(ヨシノブ)を出した。
ひとつばし
ひとつばし [3] 【一つ橋】
(1)一本の木を渡して作った橋。いっぽんばし。まるきばし。「―危がりて,帰り来たりけむもののやうに,わびしくおぼゆ/源氏(手習)」
(2)御三卿の一(別項参照)。
ひとつばしだいがく
ひとつばしだいがく 【一橋大学】
国立大学の一。1875年(明治8),森有礼によって商法講習所として創立。東京高等商業学校(神田一ッ橋にあった),東京商科大学を経て1949年(昭和24)新制大学となる。本部は国立市。
ひとつばしよしのぶ
ひとつばしよしのぶ 【一橋慶喜】
⇒徳川慶喜(トクガワヨシノブ)
ひとつばたご
ひとつばたご [5] 【一つ葉たご】
モクセイ科の落葉高木。山地にまれに生え,時に栽植する。樹皮は灰褐色。葉は楕円形で質が厚い。初夏,枝先に花冠が四深裂した白色の花を多数円錐状につける。もと明治神宮外苑にあり,ナンジャモンジャの名で知られたのは本種。
ひとつばなし
ひとつばなし [4] 【一つ話】
(1)いつも得意になってする話。
(2)のちのちまで語り伝えられるようなおもしろく珍しい話。
ひとつひき
ひとつひき [3] 【一つ引き】
「一つ引両」に同じ。
ひとつひきりょう
ひとつひきりょう [5] 【一つ引両】
引両紋の一。大中黒(オオナカグロ)。
→引両
ひとつひとつ
ひとつひとつ [5] 【一つ一つ】
多くのものの,それぞれ。いちいち。一つずつ。「―点検する」「―問題を解決していく」
ひとつび
ひとつび 【一つ火】
(1)一回の火入れをした清酒。
(2)一本の木でともす火。孤灯。「―燭(トモ)して入り見たまひし時/古事記(上訓)」
ひとつぶ
ひとつぶ【一粒】
a grain <of rice> ;→英和
a drop <of rain> .→英和
‖一粒種 one's only child.
ひとつぶ
ひとつぶ [2] 【一粒】
一個の粒。「―の種」
ひとつぶ=の麦
――の麦
〔ヨハネ福音書一二章。一粒の麦が地に落ちて無数の実を結ぶように,一人の犠牲によって多くの人が救われると説いたイエスの言葉から〕
人々のために進んで犠牲になること。また,その人やその行為。
ひとつぶえり
ひとつぶえり [0] 【一粒選り】
「ひとつぶより(一粒選)」に同じ。
ひとつぶかのこ
ひとつぶかのこ [5] 【一粒鹿の子】
染め模様の一。絞りのきわめて細かい鹿の子絞りを染め出したもの。
ひとつぶだね
ひとつぶだね [5] 【一粒種】
大事にしているひとりっ子。
ひとつぶて
ひとつぶて 【人礫】
小石を投げるように,人を軽々と投げとばすこと。
ひとつぶより
ひとつぶより [0] 【一粒選り】
(1)一粒ずつ選び出すこと。また,そのもの。
(2)多くの中から,よく吟味し精選すること。また,そのもの。つぶより。
ひとつべっつい
ひとつべっつい [4] 【一つ竈】
(1)ただ一つだけ,造り設けたへっつい。
(2)歌舞伎の鬘(カズラ)の一。剃髪(テイハツ)した者が再び髪を伸ばし始めてまだ髷(マゲ)が結えないときの髪形で,月代(サカヤキ)と額だけを剃(ソ)ったもの。
ひとつぼし
ひとつぼし [3] 【一つ星】
〔明け方または夕方にただ一つ出ている星の意〕
金星の別名。明けの明星。宵の明星。
ひとつまえ
ひとつまえ 【一つ前】
着物を重ねて着るとき,着物の前を一度に合わせて着ること。「黄無垢に紋縞を―にかさね/浮世草子・一代女 4」
ひとつまつ
ひとつまつ 【一つ松】
ただ一本だけ生えている松。一本松。孤松。「尾張に直(タダ)に向へる尾津の崎なる―/古事記(中)」
ひとつまみ
ひとつまみ [2] 【一撮み】
(1)指先で一度つまむこと。また,その程度の量。転じて,わずかの量。「―の塩」
(2)簡単に相手をうち負かすこと。「あんな相手は―だ」
ひとつまみ
ひとつまみ【一摘み】
a pinch <of sugar> .→英和
ひとつみ
ひとつみ [3] 【一つ身】
後ろ身頃を並幅(約36センチメートル)いっぱいに裁ち,背縫いしない乳児の着物。また,その裁ち方。一反で約三枚とる。雛裁(ヒナダ)ち。
ひとつめ
ひとつめ [4] 【一つ目】
(1)〔「め」は接尾語〕
一番目。「―の角を右へ曲がる」
(2)目が一つであること。また,目が一つしかないこと。
(3)江戸時代,本所一つ目弁天前の俗称。
ひとつめこぞう
ひとつめこぞう [6] 【一つ目小僧】
目が一つしかないという小僧姿の妖怪。一本足としたり,事八日(コトヨウカ)に現れるとする地方が多い。目一つの神の信仰が変化したものといわれる。
ひとつめこぞう
ひとつめこぞう【一つ目小僧】
a one-eyed monster.
ひとつも
ひとつも [0] 【一つも】 (副)
(打ち消しの語を伴って)少しも。全く。「良いところが―ない」「―役に立たない」
ひとつもの
ひとつもの 【一つ物】
(1)同じもの。同じようなもの。「水の響きも涙の滝も―のやうにくれ惑ひて/源氏(椎本)」
(2)ただ一つのもの。最も優れたもの。一(イチ)のもの。「世にたぐひなき―と幼くより見しを/寝覚 5」
(3)祭礼に供奉する特別な童児。普通は一人で,特別な扮装をし馬に乗って神幸の行列に加わる。神霊のよりましの発展したものかといわれる。人形を用いる所もある。
(4)一匹丸のままで,切ってない魚。「あつきそろそろ―にて御さかづき参り/御湯殿上(文明一七)」
ひとつもん
ひとつもん [3] 【一つ紋】
背に一つだけつけた紋。また,その紋服。ひとところもん。
ひとつや
ひとつや [3] 【一つ家】
(1)同じ家。ひとついえ。「―に遊女もねたり萩と月/奥の細道」
(2)一軒だけ他の家と離れて建っている家。一軒家。「野中の―」
(3)伝説の一。武蔵国浅茅原(アサジガハラ)に住む老婆が,旅人を石枕に寝かせ石を落として殺していたが,観音の力で改心するというもの。
(4)歌舞伎の一。時代物。河竹黙阿弥作。新古演劇十種の一。{(3)}に基づくもの。
ひとつら
ひとつら [2] 【一連・一行】
(1)ひとつづきのもの。一隊。一群。「―の雁とびわたる/平家 2」
(2)同族。一族。「おのが―ひきつれて/平家 10」
(3)同列。同等。「下ざまの祝言と―にやあ言はれねえ/洒落本・世説新語茶」
(4)ひたすらなこと。一途。「恋ふる心は生憎(アヤニク)に,胸―に増すかがみ/当世書生気質(逍遥)」
ひとづかい
ひとづかい【人使いが荒い】
work <a person> hard;be a hard master.
ひとづかい
ひとづかい [3][0] 【人使い】
(1)用事などで人を使うこと。また,その使い方。「―が荒い」
(2)召し使い。「まろらにまさりて―とられむとやは思ひし/落窪 3」
ひとづかれ
ひとづかれ [3] 【人疲れ】 (名)スル
人との応接や,人込みなどのために疲れること。「混雑で―する」
ひとづき
ひとづき [0] 【人付き】
(1)ひとづきあい。
(2)他人が,その人に接して受ける好き嫌いの感じ。人ざわり。「―がいい」
(3)人のいいなりになること。「今出来たる郎等の思遣り少気にて,―なりぬべきを見得て/今昔 26」
ひとづきあい
ひとづきあい【人付き合いの良い】
sociable.→英和
〜の良い(悪い)人 a good (bad) neighbor; <米話> a good (bad) mixer.
ひとづきあい
ひとづきあい [3] 【人付(き)合い】
他人とのつきあい。交際。「―が悪い」
ひとづくり
ひとづくり [3] 【人作り】
人材を養成すること。
ひとづて
ひとづて [0] 【人伝】
人を介して話を聞いたり伝えたりすること。「―に聞いた話」
ひとづて
ひとづて【人伝】
hearsay.→英和
〜に聞く hear.→英和
ひとづま
ひとづま【人妻】
a married woman.
ひとづま
ひとづま [0] 【人妻】
(1)他人の妻。
(2)結婚した女性。妻。
ひとづま
ひとづま 【他夫】
他人の夫。「つぎねふ山背道(ヤマシロジ)を―の馬より行くに/万葉 3314」
ひとづまころ
ひとづまころ 【人妻児ろ】
〔上代東国方言〕
他人の妻である女性。「あずの上に駒を繋ぎて危(アヤ)ほかど―を息(イキ)に我がする(=命ニカケテ思ウ)/万葉 3539」
→ころ
ひとて
ひとて [2] 【一手】
(1)一人だけですること。独占。いって。「―に引き受ける」
(2)一回のわざ。
(ア)碁・将棋などで,一回の勝負。いって。「―お願いします」
(イ)舞や音曲などの一曲・一番。「―舞う」
(3)一方の手。かたて。
⇔もろて
「―には木綿取り持ち/万葉 443」
(4)一組。一隊。「七千余騎を―になして/太平記 14」
(5)弓道で,甲矢(ハヤ)と乙矢(オトヤ)の一組。
ひとてや
ひとてや [3] 【一手矢】
「ひとて{(5)}」に同じ。諸矢(モロヤ)。
⇔片手矢
ひとで
ひとで [0] 【人出】
人がたくさん出て集まること。「連休は大変な―だった」
ひとで
ひとで [0] 【海星・人手】
(1)ヒトデ綱に属する棘皮(キヨクヒ)動物の総称。すべて海産。体は扁平な中央盤と五本もしくはそれ以上の腕から成る。腹面中央に口があり,背面に肛門が開く。外面は石灰質でおおわれ,短いいぼ状突起が密生。再生力が強い。イトマキヒトデ・ヤツデヒトデなど種類が多い。海盤車。
(2){(1)}の一種。軸長20センチメートルほど。五本の太い腕をもつ。北太平洋に広く分布。
海星(1)[図]
ひとで
ひとで【人手】
(1)[他人]others.(2)[他人の力] <ask for> a person's help.(3)[働き手]a hand.→英和
〜を借りずに for oneself.〜が足りない be short of hands.〜にかかる be killed[murdered].〜にわたる pass into other hands.
ひとで
ひとで【人出】
a crowd (of people).→英和
たいへんな〜である[場所が主語]be much crowded.
ひとで
ひとで【海星】
《動》a starfish.→英和
ひとで
ひとで [0] 【人手】
(1)人の手。人のしわざ。「―が加わる」
(2)他人の手。他人の所有。「―に渡る」
(3)他人の力。他人の助け。「―を借りる」
(4)働く人。労働力。「―が足りない」
ひとで=に掛かる
――に掛か・る
(1)他人に殺される。
(2)他人の助けをうける。他人に養育される。
ひとで=に掛ける
――に掛・ける
(1)他人に殺させる。
(2)他人に養育させる。
ひとでなし
ひとでなし [0][5] 【人で無し】
人としての道に反するおこないをする者。人情や恩義をわきまえない者。人非人(ニンピニン)。
ひとでなし
ひとでなし【人でなし】
a brute.→英和
ひととおり
ひととおり【一通り】
generally (大体);→英和
briefly (ざっと).〜心得ている have a general idea[knowledge] <of> .〜でない extraordinary;→英和
unusual.→英和
〜目を通す run through <a book> .
ひととおり
ひととおり [0] 【一通り】
(1)はじめから終わりまでざっと。ひとわたり。ひとあたり。あらまし。大体。副詞的にも用いる。「―説明しておく」「―目を通す」「―のことは知っている」
(2)普通であること。世間並み。一応。「―の教育はうけさせたつもりだ」「その苦心は―でなかった」「道具は―そろっている」
(3)一つの方法。「やり方は―だけではない」
(4)一度通ること。
ひととき
ひととき [2] 【一時】
(1)しばらくの間。いっとき。「楽しい―を過ごす」
(2)以前のある時。ひところ。いっとき。副詞的にも用いる。「―盛んだった遊び」
(3)昔の時間の区分。今の約二時間。いっとき。
ひとところ
ひとところ [2] 【一所・一処】
(1)一つの場所。同じ所。一か所。「―に集まる」「―に留まる」
(2)〔「ところ」は接尾語〕
(高貴な人の)おひとり。おひとかた。「ただ―,深き山へ入り給ひぬ/竹取」
ひととせ
ひととせ [2] 【一年】
(1)いちねん。一年間。
(2)以前の,ある年。先年。「―大地震のあった時…」
ひととちょうじん
ひととちょうじん 【人と超人】
〔原題 Man and Superman〕
ショーの戯曲。四幕喜劇。1903年作。母性本能にかられて男を追い求める女主人公アンの姿を通して,独特の「生命力」の哲学が展開される。
ひととなり
ひととなり【人となり】
character;→英和
personality;→英和
nature.→英和
ひととなり
ひととなり [0] 【人となり・為人】
(1)生まれつきの性質。天性。本性。「温和な―」
(2)からだつき。背恰好。「―,少し細高にて/宇治拾遺 11」
ひととなるみち
ひととなるみち 【人となる道】
仮名法語。慈雲著。1781年成る。自著「十善法語」の再校本。
ひととび
ひととび [2] 【一飛び】
一回飛ぶこと。また,一回飛ぶくらいの短い距離や時間。ひとっとび。「飛行機なら東京から札幌まで―だ」
ひととり
ひととり [0][4][3] 【人捕り】
(1)人を捕らえて食うという怪物。「この池に―ありて,おほく人死にけり/著聞 17」
(2)子供の遊戯の一。二組に分かれて,相手方の子をじゃんけんなどで奪い合うもの。
ひとどおし
ひとどお・し 【人遠し】 (形ク)
(1)人気(ヒトケ)がない。人家から遠い。「お前の―・くのどやかなる折は/源氏(蛍)」
(2)人に慣れていない。「―・いか人近いか/狂言・靭猿(三百番集本)」
⇔人近し
ひとどおり
ひとどおり [0] 【人通り】
人が通ること。人の行き来。
ひとどおり
ひとどおり【人通り】
traffic.→英和
〜の多い(ない) busy (empty).→英和
ひとなか
ひとなか [0] 【人中】
人の多く集まっている所。衆人の中。「―をもかえりみず大声を出す」
ひとなか
ひとなか【人中】
the public;→英和
the world.→英和
〜で in public.
ひとなかせ
ひとなかせ【人泣かせ】
a nuisance.→英和
ひとなかせ
ひとなかせ [3][0] 【人泣かせ】 (名・形動)
人を泣かせること。人に迷惑をかけて苦しめること。また,そのような言動やさま。「―ないたずら」「―の雨」
ひとながれ
ひとながれ [2] 【一流れ】
(1)一筋の流れ。一筋の川。「谷川の―」
(2)一つの流派。
(3)旗や幟(ノボリ)など,一本。
ひとなだれ
ひとなだれ [3][0] 【人雪崩・人頽】
集まった大勢の人が折り重なって倒れるさまを,雪崩にたとえていう語。
ひとなつかしい
ひとなつかし・い [6] 【人懐かしい】 (形)[文]シク ひとなつか・し
人恋しい。「―・い気分」
[派生] ――げ(形動)
ひとなつこい
ひとなつこ・い [5] 【人懐こい】 (形)
人にすぐ慣れて親しみやすい。ひとなつっこい。「―・い子供」
[派生] ――さ(名)
ひとなつっこい
ひとなつっこい【人懐っこい】
friendly.→英和
ひとなぬか
ひとなぬか [2] 【一七日】
〔「ひとなのか」とも〕
七日間。また,人の死後,七日目に当たる日。いちしちにち。
ひとなみ
ひとなみ [0] 【人並(み)】 (名・形動)[文]ナリ
普通の人と同じような程度である・こと(さま)。世間なみ。「―な生活」「スポーツは―にできる」「―はずれた食欲」「―すぐれた腕力」
ひとなみ
ひとなみ【人波(にもまれる)】
(be jostled in[by]) a crowd.→英和
ひとなみ
ひとなみ【人並の】
ordinary;→英和
average.→英和
〜に like others.〜に暮らす live a decent life.〜はずれた extraordinary;→英和
unusual.→英和
ひとなみ
ひとなみ [0] 【人波】
大勢の人が押し合って動くさまを波にたとえていう語。「―にもまれる」「―をかき分ける」
ひとなみなみ
ひとなみなみ 【人並み並み】 (名・形動ナリ)
「人並み」に同じ。「(官位ガ)―にもなり,少し大人びむにそへて/源氏(帚木)」
ひとなる
ひとな・る 【人成る】 (動ラ四)
一人前になる。成長する。「―・られぬ白人(シロト)を好めり/浮世草子・禁短気」
ひとなれ
ひとなれ [0] 【人馴れ】 (名)スル
人になれること。人になつくこと。「―した猿」
ひとなれ
ひとなれ【人馴れしている】
be used to people;be tamed (動物などが).
ひとなれる
ひとな・れる [4] 【人馴れる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 ひとな・る
(1)人との交際になれる。すれる。「―・れた人」
(2)動物が人になつく。「唐猫の…心をかしく―・れたるは/源氏(若菜下)」
ひとにぎり
ひとにぎり [2][3] 【一握り】
片手で一度握ること。また,その程度の量や太さ。転じて,わずかの量。「―の砂」「―の不平分子」
ひとにぎり
ひとにぎり【一握り】
a handful <of> .→英和
ひとにくし
ひとにく・し 【人憎し】 (形ク)
他人から見て憎く思われるさまである。憎らしい。「―・しと思ふ人もあらむ/蜻蛉(上)」
ひとにざる
ひとにざる [4] 【人似猿】
霊長目のうち,特にヒトに近縁なテナガザル類,オランウータン・チンパンジー・ゴリラをさす。狭義には,テナガザル類を除く類人猿。
ひとぬし
ひとぬし 【人主】
(1)主君。主人。
(2)江戸時代,請人(ウケニン)とともに奉公人の身元を保証した者。
ひとねいり
ひとねいり [2][3] 【一寝入り】 (名)スル
「ひと眠り」に同じ。
ひとねむり
ひとねむり [2][3] 【一眠り】 (名)スル
一度眠ること。しばらくの間眠ること。ひとねいり。「徹夜に備えて―する」
ひとねむり
ひとねむり【一眠りする】
have a nap.→英和
ひとの
ひとの [2] 【一幅】
並幅の布の幅。30〜36センチメートル。
→幅(ノ)
ひとのうえ
ひとのうえ 【人の上】
(1)人間の身の上。運命。「―のよしあしは人相・相生・生れ性/浄瑠璃・百合若大臣」
(2)他人の身の上。人事(ヒトゴト)。「よろづの物語しつつ,―言ふなどもあり/堤中納言(はなだの)」
ひとのおや
ひとのおや 【人の親】
(1)親たる者。親。
⇔人の子
「―としての自覚」
(2)祖先。「―の立つる言立て/万葉 4094」
ひとのき
ひとのき [2] 【一軒】
建築で,地垂木(ジダルキ)だけが一列に並ぶ普通の軒。二軒(フタノキ)に対していう。
ひとのくち
ひとのくち [0] 【人の口】
世間のうわさ。「―がうるさい」
ひとのくち=には戸が立てられない
――には戸が立てられない
世間のうわさや評判は防ぎようがない。
ひとのこ
ひとのこ [0] 【人の子】
(1)人間として生まれた者。人間。人。「あいつも―,子供はかわいいとみえる」
(2)子たる者。子供。
⇔人の親
(3)他人の子。
(4)子孫。「―は祖(オヤ)の名絶たず/万葉 4094」
(5)他人の愛している人。特に,人妻などをいう。「―故に恋ひ渡るかも/万葉 3017」
(6)主として福音書でイエスが自称したとされている称号。
ひとのひ
ひとのひ 【人の日】
⇒じんじつ(人日)
ひとのみ
ひとのみ [2] 【一呑み】 (名)スル
(1)一口で飲み込むこと。「ヘビがカエルを―にする」
(2)一口飲むこと。
(3)相手を軽く見ること。圧倒すること。「相手を―にしてかかる」
ひとのみ
ひとのみ【一飲み】
⇒一口.〜にする swallow up.
ひとのみち
ひとのみち [0] 【人の道】
人間としてふみ行うべき道すじ。
ひとのよ
ひとのよ [4][0] 【人の代・人の世】
(1)人間の世の中。人間の世界。「栄枯盛衰は―の常」
(2)神代に対して,人皇(ニンノウ)の時代。神武天皇以後の天皇の時代。「神武天皇よりぞ―とはなりにける/著聞 1」
(3)男女の仲。「―の憂きをあはれと見しかども/源氏(夕霧)」
ひとは
ひとは [2] 【一葉】
(1)一枚の葉。いちよう。特に,落葉する桐(キリ)の葉。[季]秋。《大寺の屋根に落ちたる―かな/内藤鳴雪》
(2)一隻の小舟。ひとはぶね。
ひとはぐさ
ひとはぐさ [3] 【一葉草】
(1)桐の異名。
(2)菫(スミレ)の異名。
(3)葦(アシ)の異名。
ひとはこ
ひとはこ [2] 【一箱】
(1)箱一つ。
(2)江戸時代,金千両または銀十貫目の称。
ひとはし
ひとはし [0] 【人橋】
〔「ひとばし」とも〕
(多く「人橋をかける」の形で用いる)
(1)仲人をもって申し入れること。「―かけてやい��と貰ひたがる/十三夜(一葉)」
(2)急用のときなどに,つぎつぎに使者を出すこと。「―をかけて,質に預けたる脇指もどせと催促/浮世草子・男色大鑑 3」
ひとはし
ひとはし [2] 【一端】
(1)一方の端。片端。
(2)事柄の一部分。
ひとはし
ひとはし [2] 【一箸】
食べ物を箸でちょっとつまむこと。「―つけてみる」
ひとはしり
ひとはしり【一走りする】
<I will> just run <up to the town> .
ひとはしり
ひとはしり [2] 【一走り】 (名)スル
一度走ること。ちょっと走ること。ひとっぱしり。「家まで―行ってくる」
ひとはた
ひとはた [2] 【一旗】
一本の旗。
ひとはた
ひとはた【一旗揚げる】
try one's fortune.
ひとはた=揚げる
――揚・げる
新しく事業をはじめる。新しい生き方をするための新事業にとりくむ。「東京へ出て―・げる」
ひとはたらき
ひとはたらき [2][3] 【一働き】 (名)スル
ひと奮発して働くこと。「今度は君に―してもらう番だ」
ひとはだ
ひとはだ【一肌脱ぐ】
help;→英和
give help <to> ;lend <a person> a helping hand.
ひとはだ
ひとはだ [0] 【人肌】
(1)人のはだ。
(2)人のはだぐらいのあたたかさ。「燗(カン)は―」
ひとはだ
ひとはだ [2] 【一肌】
(「一肌脱ぐ」の形で)ひと奮発して援助する。「君のためなら―脱いでもいい」
ひとはっけっきゅうこうげん
ひとはっけっきゅうこうげん ヒトハクケツキウカウゲン [9] 【人白血球抗原】
〔human leukocyte antigen〕〔「ひと」は「ヒト」と書かれる〕
ヒトの主要な組織適合抗原。HLA 抗原。
ひとはな
ひとはな [2] 【一花】
(1)一輪の花。一つの花。
(2)一時(イツトキ)の栄華。
→一花咲かせる
ひとはな
ひとはな【一花咲かす】
make a name for oneself.
ひとはな=咲か∘せる
――咲か∘せる
一時的に栄える。「―∘せて引退する」
ひとはなごころ
ひとはなごころ 【一花心】
一時のあだ心。一時の情愛。「―の移り気は殿御のくせ/歌舞伎・名歌徳」
ひとはなごろも
ひとはなごろも 【一花衣】
染め汁に一度浸しただけの淡い色の衣。「紅の―うすくとも/源氏(末摘花)」
ひとはぶね
ひとはぶね [4] 【一葉舟】
一隻の小舟。ひとはの舟。
ひとはら
ひとはら [2] 【一腹】
(1)同じ母親から生まれた動物の子。
(2)魚の腹子(ハラコ)の,一つにつながっている二本。「たらこ―」
ひとはりぬき
ひとはりぬき [0] 【一針抜き】
一針ごとに針を抜く縫い方。厚地のものを縫うときなどに用いる。一針縫い。
ひとばしら
ひとばしら [3][0] 【人柱】
(1)橋・堤防・城などを築くときに,工事の完成を祈り,神々の心を和らげるために,犠牲として人を水底や地中に生き埋めにすること。また,その埋められた人。
(2)ある目的のために犠牲になった人。
ひとばしら
ひとばしら【人柱】
a human sacrifice.
ひとばなれ
ひとばなれ [3] 【人離れ】
(1)人里から遠く離れた所。人気がないこと。
(2)人並みはずれていること。「おめへさんもよつぽどな―がしていやす/洒落本・妓情返夢解」
ひとばらい
ひとばらい [3] 【人払い】 (名)スル
(1)秘密の話をするときなどに,他の人をその席から下がらせること。「お―を願います」
(2)貴人が往来を通るときに,その前方にいる人を退去させること。
(3)(「人掃」とも書く)豊臣政権によって行われた家数・人数の全国的調査。
ひとばん
ひとばん [2] 【一晩】
(1)日暮れから朝までの間。
(2)ある晩。
ひとばん
ひとばん【一晩】
a night;→英和
one evening;all night (一晩中).
ひとひ
ひとひ [2] 【一日】
(1)いちにち。
(2)いちにちじゅう。終日。ひねもす。「春の―を浜辺に過ごす」
(3)ある日。先日。いちにち。「―,さき追ひてわたる車の侍りしを/源氏(夕顔)」
(4)ついたち。いちにち。「今日は卯月の―かは/今昔 28」
ひとひねり
ひとひねり [2][3] 【一捻り】 (名)スル
(1)一回ひねること。一度ねじること。「腰を―する」
(2)相手を簡単に負かすこと。「あんな相手は―だ」
(3)少し工夫や趣向をこらすこと。「最近の入試問題はどれも―してある」
ひとひまぜ
ひとひまぜ 【一日交ぜ】
一日置き。「(地震ガ一日ニ)四五度,二三度,若(モシ)は―,二三日に一度など/方丈記」
ひとひめぐり
ひとひめぐり [4] 【一日巡り】
「太白神(タイハクジン)」に同じ。
ひとひら
ひとひら [2] 【一枚・一片】
薄く平らなものいちまい。「―の枯れ葉」「―の雪」「―の雲」
ひとひら
ひとひら【一片】
a leaf (葉);→英和
a flake (雪の).→英和
ひとびと
ひとびと【人々】
people;→英和
men.→英和
ひとびと
ひとびと [2] 【人人】
(1)多くの人たち。また,その中のそれぞれの人。「大勢の―が集まった」「政治体制は変わっても―の営みは変わらない」「―は口々に叫んだ」
(2)複数の人。何人かの人。「六人の―空しくぞ帰りける/義経記 6」
(3)代名詞のように用いて,複数の相手に向かって呼びかける語。あなた方。みなさん。「御覧ぜよや,―/曾我 5」
ひとびとし
ひとびと・し 【人人し】 (形シク)
(1)ひとかどの人物である。立派な人物である。「―・しく,きらきらしき方には侍らずとも/源氏(宿木)」
(2)一人前らしい。人並みである。「けふはおももちなど―・しくふるまふめり/源氏(藤裏葉)」
ひとふし
ひとふし [2] 【一節】
(1)竹・草木などの一つの節。
(2)音楽・舞踊などの一くぎり。一曲。「浪曲を―聞かせる」
(3)一つの目立った特徴。ひとかど。「この頃の歌は,―をかしく言ひかなへたり/徒然 14」
(4)前にあった事件。先の一件。「よしなき―に,今かく花の都をさへ立ち別れ/増鏡(新島守)」
ひとふで
ひとふで【一筆】
a stroke[touch](書画の).→英和
〜で with one stroke.
ひとふで
ひとふで [2] 【一筆】
(1)ちょっと書きつけること。いっぴつ。「手紙を―書く」「―お願いします」
(2)墨継ぎをせずに一気に書くこと。いっぴつ。
(3)地面の一区画。いっぴつ。
ひとふで=湿す
――湿・す
女性が手紙の書き出しに使う言葉の一。「―・し参らせ候(ソロ)」
ひとふでえ
ひとふでえ [4] 【一筆絵】
墨継ぎをしないで,一気に描いた絵。一筆書きの絵画。一筆画(イツピツガ)。
ひとふでかぎり
ひとふでかぎり 【一筆限り】
江戸時代,検地帳に田畑・屋敷を一項ごとに一つ書きにして記載したこと。一筆切り。いっぴつかぎり。
ひとふでがき
ひとふでがき [0] 【一筆書き】
(1)墨継ぎをしないで一気に書くこと。また,そのようにして書いた書画。いっぴつがき。
(2)直線または曲線で描かれた図形を,同じ線を二度以上通らず,紙面から筆を一度も離さないでなぞり終える書き方。
ひとふね
ひとふね [2] 【一舟】
魚介類を入れた舟形の入れ物一つ。「刺身―」
ひとふり
ひとふり [2] 【一振り】 (名)スル
(1)一回振り回すこと。「木刀を―する」
(2)刀一本。
ひとふろ
ひとふろ [2] 【一風呂】
風呂に一回はいること。「―浴びる」
ひとふんばり
ひとふんばり [2] 【一踏ん張り】
あと少しだけ頑張ること。「最後の―だ」
ひとふんべつ
ひとふんべつ [2][3] 【一分別】
ひとしきり考えること。一思案。ひと考え。「ここは―あるべきところだ」
ひとべらし
ひとべらし [0] 【人減らし】
人数を減らすこと。特に,使用人の数を減らすこと。「―合理化」
ひとほね
ひとほね [2] 【一骨】
少々の苦労。
ひとほね=折る
――折・る
ちょっと尽力する。「済ないと思つたら,―・つて今の腕車(クルマ)を抽(ヌ)いてくれ/義血侠血(鏡花)」
ひとぼうこう
ひとぼうこう 【人奉公】
苦労が報いられず,他人の利益のために働いたような結果になること。無駄骨を折ること。「望姓(モトデ)持ぬ商人は随分才覚に取廻しても,利銀にかきあげ皆―になりぬ/浮世草子・織留 1」
ひとま
ひとま [2] 【一間】
(1)一つの部屋。一室。「六畳―のアパート」
(2)寝殿造りで,柱と柱の間一つ。柱間(ハシラマ)一つ。「御手づから御格子―あげて見給ふに/宇津保(俊蔭)」
(3)たてよことも柱間一つの仕切り,また部屋。「又―なる所の落窪なる所の二間なるになむ住ませ給ひける/落窪 1」
→ま(間)■二■(2)
ひとま
ひとま 【人間】
(1)人のいないすき。人が見ていない間。「―守り葦垣越しに我妹子を相見しからに言そさだ多き/万葉 2576」
(2)人が訪れないこと。「少し契りのさはりある―をまことと思ひけるか/謡曲・女郎花」
ひとまえ
ひとまえ【人前で】
in public.〜もはばからず openly;→英和
without regard to decency.
ひとまえ
ひとまえ [0] 【人前】
(1)多くの人のいる席。「―ではうまくしゃべれない」
(2)他人のてまえ。体裁。体面。「―をつくろう」「―を飾る」
ひとまかせ
ひとまかせ [3][0] 【人任せ】 (名・形動)
自分がしなければならないことを他人にすっかり任せる・こと(さま)。他人まかせ。「―にできない仕事」
ひとまかせ
ひとまかせ【人任せにする】
leave <a matter> to others.
ひとまき
ひとまき [2] 【一巻(き)】
(1)一度巻くこと。また,ひとしきり巻くこと。
(2)一つの巻物。また,一冊の本。いっかん。「平家納経―」
(3)一族。同族。
(4)いっさい。一式。「お誂(アツラ)へのかの道具―/浄瑠璃・忠臣蔵」
ひとまく
ひとまく【一幕】
an act.→英和
一幕物 a one-act play.
ひとまく
ひとまく [2] 【一幕】
(1)演劇で,幕が上がってから下りるまでに舞台で演じられる一区切り。
(2)事件の一場面。特に,印象に残るちょっとした事件。
ひとまくみ
ひとまくみ [0][4] 【一幕見】
歌舞伎劇場で,一幕単位で料金を払って,立ち見で芝居を見ること。幕見。
ひとまくもの
ひとまくもの [0] 【一幕物】
一幕で構成された戯曲。また,その劇。
ひとまじわり
ひとまじわり [3][0] 【人交わり】
世間づきあい。交際。「―をせぬ,厭世家の皮肉屋/野分(漱石)」
ひとまず
ひとまず [2] 【一先ず】 (副)
あとのことはとにかく今のところ。何はともあれ,まず。さしあたって。一応。「ここは―引き上げよう」「これで―安心だ」
ひとまず
ひとまず【一先ず】
for the time being;for a while.→英和
ひとまたぎ
ひとまたぎ [2] 【一跨ぎ】 (名)スル
ひと足でまたぐこと。転じて,わずかな距離。「駅から―の所に会社がある」
ひとまち
ひとまち [0] 【人待ち】 (名)スル
人の来るのを待ちうけること。人もうけ。
ひとまちがい
ひとまちがい [3] 【人間違い】 (名)スル
「人違い」に同じ。
ひとまちがお
ひとまちがお [0] 【人待ち顔】
人を待っているような顔つき。「―にたたずむ」
ひとまちがお
ひとまちがお【人待ち顔に】
as if waiting for someone.
ひとまとめ
ひとまとめ【一纏めに(して)】
all together;in a lump.→英和
ひとまとめ
ひとまとめ [2][3] 【一纏め】
一つにまとめること。一括(イツカツ)。「皆の荷物を―にする」「―に論じる」
ひとまど
ひとまど (副)
「ひとまず」の転。「人々をもひき具し奉りて―もや(都ヲ落チン)と思ふぞかし/平家 7」
ひとまね
ひとまね【人真似】
imitation;→英和
mimicry.→英和
〜をする imitate[mimic] <a person> .→英和
ひとまね
ひとまね [0] 【人真似】 (名)スル
(1)他人の言葉や動作などをまねること。
(2)動物が人間のまねをすること。
ひとまる
ひとまる 【人丸】
⇒柿本人麻呂(カキノモトノヒトマロ)
ひとまるえいぐ
ひとまるえいぐ [5] 【人丸影供】
柿本人麻呂の絵像を安置し,酒膳や香花を供えて催した歌合わせ・歌会。平安末期から中世を通じて流行した。人丸供養。人丸供(ヒトマルク)。ひとまろえいぐ。
ひとまるくよう
ひとまるくよう [5] 【人丸供養】
「人丸影供(エイグ)」に同じ。
ひとまるじんじゃ
ひとまるじんじゃ 【人丸神社】
柿本(カキノモト)神社の別名。
ひとまろ
ひとまろ 【人麻呂】
⇒柿本(カキノモトノ)人麻呂
ひとまわり
ひとまわり [3][2] 【一回り】 (名)スル
(1)一回まわること。一周。一巡。「池を―する」
(2)全部に一回ゆきわたること。また,順に全部まわること。「打順が―する」
(3)十二支で,同じ年が再びめぐってくるまでの年数。12年。「年が―ちがう」
(4)両腕でだきかかえるほどの太さ。ひとかかえ。「―ほどある古木」
(5)物の大きさや人の度量・才能の程度などを比較したときの,一段階。「―大きなサイズの服」「人間が―大きくなった」
(6)〔七日が湯治の一区切りだったことから〕
七日間。「草津の温泉に―遊び/滑稽本・膝栗毛 8」
ひとまわり
ひとまわり【一回り】
a round;→英和
a turn.→英和
〜する take a turn;go round;go one's rounds (持場を).〜大きい be a size larger <than> .
ひとみ
ひとみ 【人見】
姓氏の一。
ひとみ
ひとみ [0] 【瞳・眸】
(1)眼球の中心にある黒く丸い部分。瞳孔(ドウコウ)。
(2)目。「つぶらな―」「―を輝かせる」
ひとみ
ひとみ [0] 【人身】
生きている人の身体。生身(ナマミ)。
ひとみ
ひとみ【瞳】
the pupil (of the eye);→英和
eyes.
ひとみ
ひとみ [0] 【人見】
(1)芝居の舞台で,幕の内から客席が見えるように幕などに設けたすき間。「幕の―より目をはなさず/浮世草子・五人女 1」
(2)他人の見る所。人目。よそめ。
(3)「しとみ(蔀)」の訛(ナマ)り。「居宅は―をおろし/夜明け前(藤村)」
ひとみ=を凝(コ)らす
――を凝(コ)ら・す
じっと見つめる。凝視(ギヨウシ)する。
ひとみ=を据(ス)える
――を据(ス)・える
一点を見すえて視線を動かさない。
ひとみきぬえ
ひとみきぬえ 【人見絹枝】
(1907-1931) 陸上競技選手。岡山県生まれ。第九回オリンピック(1928)で800メートル競走に出場して二位となり,日本女性初のメダリストとなる。
ひとみごくう
ひとみごくう [4][5] 【人身御供】
(1)神への供え物として人間の体を捧げること。また,その人。生き身供。いけにえ。人身供犠(ジンシンクギ)。
(2)ある人の欲望を満足させるために,またある事を成就させるために犠牲となること。また,その人。
ひとみしり
ひとみしり [0][3] 【人見知り】 (名)スル
子供などが見慣れない人に対して不安を感じたり,恥ずかしがったりすること。「―しない子」
ひとみしり
ひとみしり【人見知りする】
be shy;be timid.
ひとみち
ひとみち 【一道】
■一■ (名・形動ナリ)
(1)ただ一筋の道。一本道。転じて,死の国への道。「汝は―に向ひたまへ/古事記(中訓)」
(2)その事に一途であるさま。ひたむき。「飛騨人の打つ墨縄(スミナワ)のただ―に/万葉 2648」
■二■ (副)
その道を行く間じゅうずっと。「―下り乗りする程に/今昔 19」
ひとむかし
ひとむかし【一昔前】
an age[a decade]ago.もう〜になる It is almost ten years since.
ひとむかし
ひとむかし [2][3] 【一昔】
昔の出来事だと感じさせる程度の漠然とした時代の隔たり。一時代まえ。「十年―」
ひとむき
ひとむき 【一向き】 (名・形動)[文]ナリ
(1)一つの事にだけ心を寄せて他をかえりみないさま。ひたむき。ひたすら。「―ニモノヲスル/日葡」
(2)一つの方向。また,一面的であるさま。「音曲ばかりなると,又,舞・働きのみなるとは,―なれば書きよき物なり/風姿花伝」
ひとむち
ひとむち [2] 【一鞭】
一度鞭を打つこと。「馬に―くれる」
ひとむね
ひとむね [2] 【一棟】
(1)一つの家。一軒。
(2)同じ建物。特に,団地や長屋にいう。「―に三世帯が入居している」
ひとむら
ひとむら [2] 【一叢・一群】
(1)集まっている一団。ひとかたまり。ひとむれ。「いくほどもなく―の里あり/東関紀行」
(2)植物がひとところにむらがって生えていること。また,その植物。「―薄(ススキ)」「松の―ある方に/平家 6」
ひとむれ
ひとむれ [2] 【一群れ】
一つに集まっていること。ひとむら。いちぐん。
ひとむれ
ひとむれ [0] 【人群れ】
人の集まり。人の群れ。
ひとめ
ひとめ【人目】
the public notice;the world.→英和
〜にふれる be seen;be noticed.〜をひく attract attention.〜を忍んで in secret.
ひとめ
ひとめ [0] 【人目】
(1)他人の見る目。世間の人の目。「―を避ける」「―を気にする」
(2)人の往来。人の姿。「山ざとは冬ぞさびしさまさりける―も草もかれぬとおもへば/古今(冬)」
ひとめ
ひとめ [2] 【一目】
(1)ちょっと見ること。「―会いたい」
(2)景色などが,一度ですべて見えること。一望。「峠から町は―で見渡せる」
(3)目にいっぱいであること。「涙を―浮けておはするに/源氏(宿木)」
ひとめ
ひとめ【一目】
a look;→英和
a glance;→英和
a glimpse.→英和
〜で at a glance.〜見る have a look <at> ;have a glimpse <of> .‖一目惚れ(する) (fall in) love at first sight.
ひとめ=が煩(ウルサ)い
――が煩(ウルサ)・い
人に見られてとやかく言われるのがわずらわしい。
ひとめ=に付く
――に付・く
他人の注目をあびる。目立つ。人目に立つ。
ひとめ=に余る
――に余・る
行為・様子などが,目立って他人の目につく。はなはだしく目立って,他人に不快感を起こさせる。「―・る態度」
ひとめ=に晒(サラ)す
――に晒(サラ)・す
世間の人の目に付くようにする。「醜態を―・す」
ひとめ=に立つ
――に立・つ
人の目につく。目立つ。
ひとめ=を奪(ウバ)う
――を奪(ウバ)・う
「人目を引く」に同じ。
ひとめ=を引く
――を引・く
行為・様子などが目立っていて他人の目につく。「―・く服装」
ひとめ=を忍(シノ)ぶ
――を忍(シノ)・ぶ
他人に見られないように心を配る。人目を包(ツツ)む。「―・んで暮らす」
ひとめ=を憚(ハバカ)る
――を憚(ハバカ)・る
他人に見られないように配慮する。「―・って会う」
ひとめ=を盗む
――を盗・む
他人に見られないように,こっそりと行う。
ひとめかし
ひとめか・し 【人めかし】 (形シク)
〔動詞「ひとめく」の形容詞化〕
(1)俗世間の人間らしく見える。「この世の―・しきかたは,かけはなれ給ひぬれば/源氏(横笛)」
(2)一人前である。人並みである。「我心の限は―・しうもてなして/栄花(初花)」
ひとめかす
ひとめか・す 【人めかす】 (動サ四)
一人前に待遇する。「かく取りわきて,―・し,なつけ給ふめるに/源氏(総角)」
ひとめく
ひとめ・く 【人めく】 (動カ四)
(1)一人前らしくなる。成人のようになる。「いとどしく,何につけてかは―・かむ/源氏(帚木)」
(2)人のようである。「かの白く咲けるをなむ,夕顔と申し侍る。花の名は―・きて/源氏(夕顔)」
ひとめぐり
ひとめぐり [3][2] 【一周り・一巡り】 (名)スル
(1)一度めぐること。一回まわって同じ場所や月日に戻ること。「島をぐるっと―する」「季節が―する」
(2)一周忌。「兼好法師が母身まかりにける―の法事の日/新千載(哀傷詞)」
ひとめぐり
ひとめぐり【一巡り】
⇒一回り.
ひとめせんぼん
ひとめせんぼん [4] 【一目千本】
多くの桜が一目で見渡せること。特に,桜の名所吉野山で,観桜に絶好の場所をいう。
ひとめづつみ
ひとめづつみ 【人目包み】
世間の人の見る目をはばかること。和歌で「包み」を「堤(ツツミ)」にかけて用いることが多い。「思へども―の高ければ川と見ながらえこそ渡らね/古今(恋三)」
ひとめぼれ
ひとめぼれ [0] 【一目惚れ】 (名)スル
一目見ただけで心をひかれること。
ひとめんえきふぜんウイルス
ひとめんえきふぜんウイルス [11] 【人免疫不全―】
⇒エッチ-アイ-ブイ( HIV )
ひともうけ
ひともうけ【一儲けする】
make money.
ひともうけ
ひともうけ [2][3] 【一儲け】 (名)スル
まとまった利益を得ること。ひとかせぎ。「株で―する」
ひともうけ
ひともうけ 【人設け】
「人待ち」に同じ。「淀にて舟に乗りけるほどに,―したりければ/宇治拾遺 14」
ひともし
ひともし [0][2] 【火点し】
(1)火をともすこと。また,その係の者。
(2)葬送のときに,たいまつを持って前を行く者。
(3)「火点し頃」の略。
ひともしいし
ひともしいし [4] 【火点し石】
造園で,手水鉢(チヨウズバチ)のそばの石灯籠(ドウロウ)に火をともすときの,足掛かりにすえた石。
ひともしごろ
ひともしごろ [5] 【火点し頃】
明かりをともす頃。夕方。ひとぼしごろ。ひとぼしどき。
ひともじ
ひともじ [0] 【人文字】
多くの人が並んで文字の形をつくること。また,その文字。
ひともじ
ひともじ [2] 【一文字】
(1)一つの文字。
(2)〔女房詞「葱(ネギ)」のことを「き」と一音で言ったことから〕
ネギ。[季]冬。
ひともと
ひともと [2] 【一本】
(1)草や木などのいっぽん。一株。「―の百合の花」
(2)木や草が一本だけ離れてあること。「わが宿の―柳春くれば/堀河百首」
(3)器具などの一基。「灯台―して給はらん/栄花(御裳着)」
ひともの
ひともの 【一物】 (副)
いっぱい。たくさん。一面に。「大きなる壺のありけるに,水を―入れて/今昔 28」
ひともみ
ひともみ [2] 【一揉み】
ちょっと揉むこと。軽く稽古をつけたり,鍛えたりすること。「―揉んでやろう」
ひともり
ひともり [2] 【一盛り】
一杯だけ盛ること。また,その分量。
ひともりめし
ひともりめし [4] 【一盛り飯】
一杯だけの盛り切りの飯。死者の枕もとや墓前などに供える。
ひとや
ひとや [0] 【獄・人屋・囚獄】
とらえた罪人をおしこめておく建物。牢屋。牢獄。
ひとやく
ひとやく [2] 【一役】
一つの役目。一つの役割。
ひとやく
ひとやく【一役買う】
play a part <in> .→英和
ひとやく=買う
――買・う
自分から進んで一つの役目や役割を引き受ける。「新総理誕生に―・う」
ひとやすみ
ひとやすみ [2] 【一休み】 (名)スル
少し休むこと。「ちょっと―する」
ひとやすみ
ひとやすみ【一休みする】
take a rest.→英和
ひとやど
ひとやど 【人宿】
(1)旅館。はたごや。「我ら此の辺にて―致す者なれども/浄瑠璃・津国女夫池」
(2)雇い人の周旋や世話をする家。人置き。口入れ宿。「かの―の出居衆になつて/浮世草子・諸国はなし 5」
ひとやのつかさ
ひとやのつかさ 【囚獄司】
「しゅうごくし(囚獄司)」に同じ。
ひとやま
ひとやま [0] 【人山】
一か所に多くの人が集まっているさまを山にたとえた語。人の山。人だかり。「―が出来る」
ひとやま
ひとやま [2] 【一山】
(1)一つの山。
(2)ある山全体。山じゅう。「―が紅葉に包まれる」
(3)積み上げたもの一かたまり。
→一山いくら
(4)一回の投機。
→一山当てる
ひとやま
ひとやま【一山(100円)】
(100 yen) a lot.→英和
ひとやま=いくら
――いくら
数個まとめて売るような価値の低いもの。十把一からげ。二束三文。「―の品物」
ひとやま=を築く
――を築・く
多くの人が群がり集まる。
ひとやま=当てる
――当・てる
〔鉱山や鉱脈を掘りあてる意から〕
投機などで思いがけない大きな利益を得る。「相場で―・てる」
ひとやま=越す
――越・す
物事のむずかしいところ,面倒なところなどを乗り越える。一段落する。
ひとやり
ひとやり 【人遣り】
自分の意志でするのではなく,他人から強いられてすること。また,他人に強いて物事をさせること。「―の道ならなくにおほかたはいきうしといひていざかへりなむ/古今(離別)」
ひとやり=ならず
――ならず
他人がさせることではなく,自分から進んで,の意。「道の程―心細く思ひ続くるに/源氏(乙女)」
ひとよ
ひとよ [2] 【一夜】
(1)一晩。いちや。「今宵(コヨイ)―を共に過ごす」
(2)ある夜。「ある冬の―」
(3)一晩じゅう。よもすがら。終夜。「―語り明かす」
ひとよ
ひとよ 【一世】
人がこの世に生きている間。一生。「―には二度見えぬ父母を置きてや/万葉 891」
ひとよう
ひとよう 【一様】 (名・形動ナリ)
互いに似通っていること。いちよう。「女しき所なかめるぞ,―なめる/源氏(蛍)」
ひとよぎり
ひとよぎり [0][3] 【一節切】
尺八の一種。長さ一尺一寸一分(約34センチメートル)で,一つの節を有する竹製の縦笛。前面に四孔,裏面に一孔の指孔がある。室町中期から江戸初期まで盛んに行われたが,中期以後衰微。一節切尺八。
ひとよぐさ
ひとよぐさ [3] 【一夜草】
スミレの異名。
ひとよさ
ひとよさ 【一夜さ】
「ひとよ(一夜)」に同じ。「―の傾城(ケイセイ)代にも成ならば/浄瑠璃・寿の門松(上)」
ひとよざけ
ひとよざけ [3] 【一夜酒】
〔一夜の間にできることから〕
甘酒。醴(コザケ)。[季] 夏。
ひとよし
ひとよし [0] 【人好し】
善良なこと。また,そういう人。好人物。おひとよし。「況して―の嫁御寮は/思出の記(蘆花)」
ひとよし
ひとよし 【人吉】
熊本県南部,人吉盆地にある市。江戸時代,相良氏の城下町。球磨(クマ)川に臨み,温泉もある。製材・醸造・繊維業などが発達。
ひとよせ
ひとよせ [0] 【人寄せ】 (名)スル
人を寄せ集めること。また,そのために行う演芸や口上など。「―にチンドン屋を頼む」
ひとよせだいこ
ひとよせだいこ [5] 【人寄せ太鼓】
(1)芝居・相撲などの興行で,人寄せのために打ち鳴らす太鼓。
(2)昔の劇場で,土間の観客を前の方に詰めさせるために打ち鳴らした太鼓。
ひとよたけ
ひとよたけ [3] 【一夜茸】
担子菌類ハラタケ目のきのこ。ヒトヨタケ属に属するもの一〇種以上が知られる。春から秋にかけ肥沃な土壌に生える。傘は初め卵形でのちに鐘形になる。茎は太く中空。きわめて若いものは食べられる。
一夜茸[図]
ひとよづま
ひとよづま [4] 【一夜夫・一夜妻】
(1)一夜だけ関係を結んだ相手の男性。《一夜夫》
(2)一夜だけ関係を結んだ相手の女性。《一夜妻》
(3)織女の別名。《一夜妻》「秋を待つ天の川原の―/新和歌集」
(4)遊女。うかれめ。いちやづま。《一夜妻》
ひとよめぐり
ひとよめぐり 【一夜巡り】
「太白神(タイハクジン)」に同じ。
ひとらしい
ひとらし・い [4] 【人らしい】 (形)[文]シク ひとら・し
いかにも人間のようである。人並みの感情や情操を持っているようである。「―・い思いやり」
ひとり
ひとり【一人当り】
per[a]head.〜ずつ one by one;one at a time.→英和
〜残らず every one <of them> ;to a man.→英和
〜ぼっちの lonely;→英和
solitary.→英和
〜二役を演じる play a double role.⇒独りで.
ひとり
ひとり [0][3] 【火取り・火採り】
(1)火を入れて他へ移すのに用いる道具。
(2)香をたきしめるのに用いる香炉。漆器の中に銀・銅・陶で作った炉を置き,上から銀または銅の火屋(ホヤ)をかぶせて使用する。火取母(ヒトリモ)。
(3)「火取り籠」「火取りの童(ワラワ)」の略。
火取り(2)[図]
ひとり
ひとり [2] 【一人・独り】
■一■ (名)
(1)一個の人。いちにん。「―の男が進み出る」
(2)その人しかいないこと。相手や仲間がいないこと。「―で遊ぶ」「―旅」「―息子」
(3)独身であること。ひとりみ。「まだ―です」
(4)(多く「ひとりで」の形で)他人の手を借りずにいること。他人の助けがないこと。「―で生きてゆく」「―で学ぶ」
■二■ (副)
(1)(下に打ち消しの語を伴って)ただ単に。「―日本国内の問題にとどまらない」
(2)ひとりだけで。「幸せを―夢みる」「―涙にくれる」「―悩む」
(3)ひとりでに。自然に。「―博奕はとどまるべし/仮名草子・浮世物語」
ひとり=として
――として
(下に打ち消しの語を伴って)だれも。ひとりも。「―帰る者はいなかった」
ひとり=ならず
――ならず
ひとりだけでなく何人も。「間違えた人が―いた」
ひとり=を慎(ツツシ)む
――を慎(ツツシ)む
⇒君子(クンシ)は独(ヒト)りを慎む(「君子」の句項目)
ひとり=口
――口((ヒトリグチ))は食えぬが二人口は食える
⇒二人口(フタリグチ)は過ごせるが一人口は過ごせぬ(「ふたり(二人)」の句項目)
ひとりあたま
ひとりあたま [4] 【一人頭】
一人について。一人当たり。「―五千円の割り当て」
ひとりあるき
ひとりあるき【独り歩きする】
walk by oneself;[自立]stand on one's own feet;be independent.
ひとりあるき
ひとりあるき [4] 【一人歩き・独り歩き】 (名)スル
(1)連れも付き添いもなくひとりだけで歩くこと。「夜道の―は危険だ」
(2)独力で物事をすること。他人の援助なしで生活をすること。ひとり立ち。「経済的に―できないでいる」
(3)本来,従属しているべきものが,勝手な行動をとること。「実施方法についての議論だけが―している」
ひとりあんない
ひとりあんない [4] 【独り案内】
人に聞かなくても,読めば自然とわかるように作られている本。独習書。
ひとりい
ひとりい 【独り居】 (名)スル
ただひとりでいること。ひとりぐらし。「かかる―し給ひつつ,身を焦し給ふ事絶えざりけり/狭衣 4」
ひとりうらない
ひとりうらない [4] 【独り占い】
自分で自分の運勢を占うこと。また,その遊び。
ひとりかご
ひとりかご [3] 【火取り籠】
火取り{(2)}の上をおおう金網の籠。衣類を掛けて乾かしたり香をたきしめたりするのに用いる。火取り。
ひとりが
ひとりが [3] 【火取蛾】
ヒトリガ科のガ。開張約7センチメートル。前ばねは褐色の地に白色の網目紋様があり,後ろばねは赤色の地に黒斑がある。成虫は八,九月に出現し,灯火に飛来する。幼虫はクワ・フキなどの葉を食う毛虫。日本では本州と北海道に分布。
ひとりがち
ひとりがち [0] 【一人勝ち・独り勝ち】
■一■ (名)
他の人はみな負けて,ひとりだけ勝つこと。
■二■ (形動)
ひとりだけでいることが多いさま。
ひとりがてん
ひとりがてん [4] 【独り合点】 (名)スル
自分ひとりでわかったつもりになること。ひとりのみこみ。「たしかめもせずに―する」
ひとりがてん
ひとりがてん【独り合点】
one's personal opinion;a hasty conclusion (早合点).⇒独断.
ひとりきょうげん
ひとりきょうげん [4] 【独り狂言】
(1)「一人芝居」に同じ。
(2)ひとりで演ずる本狂言。狂言の古い形態の一つと思われる。「見物左衛門」など。
ひとりぎき
ひとりぎき [0] 【独り聞き】
香道の組香で,連衆のうち一人だけが正解であること。
ひとりぎめ
ひとりぎめ【独り決め】
⇒独断,独り合点.
ひとりぎめ
ひとりぎめ [0] 【独り決め】 (名)スル
(1)自分だけの考えで物事を決定すること。
(2)自分だけで思い込むこと。独断。「勝手に―されては困る」
ひとりぐち
ひとりぐち [0][3] 【一人口】
(1)ひとりごと。
(2)ひとりだけで生計をたてること。
ひとりぐらし
ひとりぐらし【一人暮し】
living alone;a single life (独身).
ひとりぐらし
ひとりぐらし [4] 【一人暮(ら)し・独り暮(ら)し】
ひとりで暮らすこと。ひとりだけの生活。「―の老人」
ひとりご
ひとりご [3] 【一人子・独り子】
ひとりっこ。「―は国にはばかる(=一人子ハ甘ヤカサレテ育テラレルタメ,ワガママデ嫌ワレ者ニナル)」
ひとりごつ
ひとりご・つ 【独り言つ】 (動タ四)
〔「ひとりごと」の動詞化〕
ひとりごとを言う。「『然(ソウ)云つても可いかなあ』と―・ちたので/多情多恨(紅葉)」「をかしの御手やと―・ち居たれど/落窪 1」
ひとりごと
ひとりごと【独り言を言う】
talk[mutter (ぶつぶつと)]to oneself.
ひとりごと
ひとりごと 【ひとり言】
連歌論書。一巻。心敬著。1468年関東下向中に成立。応仁の乱の都の荒廃,連歌界の状況,連歌風体論など,往時の回想と無常観を随筆風に述べる。
ひとりごと
ひとりごと [0][4] 【一人言・独り言】
(1)相手がいないのにひとりでものを言うこと。人に聞かせるというわけでなく,ひとりで無意識に言うこと。また,その言葉。独語(ドクゴ)。「―を言う」
(2)書名(別項参照)。
ひとりざる
ひとりざる [4] 【独り猿】
群れを形成するサル(ニホンザルなど)の社会において,群れから離脱した雄のサル。自群を離れて他群に加入することにより,近親婚の回避,種の均質化を助長する。離れ猿。一つ猿。一匹もの。入道。
ひとりしずか
ひとりしずか [4] 【一人静】
センリョウ科の多年草。山野の林下に自生。茎は高さ約20センチメートルで,上端に楕円形の葉を四個輪生状につける。早春,茎頂に花穂を一個立て,白色の小花を密生。花糸が線形で目立つ。ヨシノシズカ。マユハキグサ。[季]春。
一人静[図]
ひとりしばい
ひとりしばい [4] 【一人芝居】 (名)スル
(1)登場人物が一人だけの芝居。また,ひとりで何人もの役を演じる芝居。
(2)相手なしに自分ひとりだけの勝手な思い込みで行動すること。「―に終わる」
ひとりじめ
ひとりじめ [0] 【独り占め】 (名)スル
自分ひとりだけのものにすること。独占。「利益を―する」
ひとりじめ
ひとりじめ【独り占め】
⇒独占.
ひとりすぎ
ひとりすぎ 【一人過ぎ】
ひとりだけで生計をたてること。ひとりぐらし。「縁遠き女,又は四十におよび―の嚊(カカ)/浮世草子・一代男 3」
ひとりずまい
ひとりずまい [4] 【独り住まい】
ただひとりで住むこと。多く,やもめ暮らしをいう。ひとりずみ。
ひとりずもう
ひとりずもう [4] 【独り相撲】
(1)ひとりで相撲をとるまねをすること。神事・大道芸などとして行われた。
(2)相手もいないのに,また,周囲の事情や結果を考えずに,ひとりで意気込むこと。「―をとる」
ひとりずもう
ひとりずもう【独り相撲をとる】
beat the air.→英和
ひとりぜりふ
ひとりぜりふ [4] 【独り台詞】
演劇で,心中の思いを観客に聞かせるための相手なしのせりふ。独白。
ひとりたび
ひとりたび【一人旅をする】
travel alone[by oneself].
ひとりたび
ひとりたび [3] 【一人旅】
ただひとりで旅をすること。ひとりだけの旅。
ひとりだち
ひとりだち【独り立ち】
⇒独立,独り歩き.
ひとりだち
ひとりだち [0] 【独り立ち】 (名)スル
(1)他人に支えてもらったり物につかまったりせず,自分ひとりで立ち上がること。
(2)他人の助けを借りず,自分の力だけでやっていくこと。自立。独立。「―して商売を始める」
ひとりっこ
ひとりっこ [3] 【一人っ子】
兄弟姉妹のいない,ただひとりの子。ひとりご。
ひとりっこ
ひとりっこ【一人っ子】
an only child.
ひとりてんか
ひとりてんか [4] 【一人天下】
〔「ひとりでんか」とも〕
ひとりで思うままに振る舞って,他にだれも抑える者がいないこと。
ひとりで
ひとりで【独りで】
[単身で]alone;→英和
by oneself;for oneself (独立で);[ひとりでに]of itself;automatically.
ひとりでに
ひとりでに [0] 【独りでに】 (副)
他からの力なしに。おのずから。自然に。「車が―動き出す」
ひとりね
ひとりね [3][0] 【独り寝】
ひとりだけで寝ること。「―のわびしさ」
ひとりのみこみ
ひとりのみこみ [4] 【独り呑み込み】
「独り合点(ガテン)」に同じ。
ひとりのわらわ
ひとりのわらわ 【火取りの童】
五節の舞姫が参入するときに,火取り{(2)}を持って先に立つ童女。火取り。
ひとりばら
ひとりばら 【一人腹】
自分ひとりで腹を立てること。「ろくな事は仕出すまいと滅多無性に―/浄瑠璃・今宮心中(上)」
ひとりひとり
ひとりひとり [4][5] 【一人一人】
〔「ひとりびとり」とも〕
(1)めいめい。各人。「―の心掛けが大切だ」
(2)どちらかひとり。だれかひとり。「思ふどち―が恋ひ死なば誰によそへて藤衣着む/古今(恋三)」
ひとりぶたい
ひとりぶたい【独り舞台である】
have the stage to oneself (俳優などが);[独占]hold the field;→英和
be without a rival (競争者がない).→英和
ひとりぶたい
ひとりぶたい [4] 【独り舞台】
(1)舞台でただひとりの役者が演技すること。ひとりしばい。
(2)何人かの出演者の中で,ある役者の演技が他を圧倒し,舞台の上でただひとりが芝居しているような感じを与えること。独壇場(ドクダンジヨウ)。
(3)多くの中で,あるひとりの力がけたはずれにまさっていること。また,自分の思うままに振る舞うこと。独壇場。「その分野とくれば彼の―だ」
ひとりぼっち
ひとりぼっち【独りぼっち】
lonely.→英和
ひとりぼっち
ひとりぼっち [4] 【独りぼっち】
〔「独り法師」の転。「ひとりぽっち」とも〕
肉親や仲間がいなくて,ただひとりであること。孤独であること。
ひとりまえ
ひとりまえ [0] 【一人前】
「いちにんまえ(一人前)」に同じ。
ひとりまけ
ひとりまけ [0] 【一人負け】
一人だけ負けること。
ひとりみ
ひとりみ [3][0] 【独り身】
(1)結婚していないこと。また,その人。どくしん。「―を通す」
(2)家族などと別れて,ひとりだけで暮らすこと。また,その人。単身。「―の気楽さ」
ひとりむし
ひとりむし [3] 【火取り虫】
夏の夜,灯火に集まってくる虫。ガの類が多いが,コガネムシ・カブトムシなどを含めてもいう。火蛾(カガ)。灯蛾(トウガ)。灯虫(ヒムシ)。[季]夏。
ひとりむすこ
ひとりむすこ [4] 【一人息子】
兄弟のない息子。ただひとりの息子。
ひとりむすめ
ひとりむすめ [4] 【一人娘】
姉妹のない娘。ただひとりの娘。
ひとりも
ひとりも 【一人も】 (連語)
(下に打ち消しの語を伴って)どんな人も。だれも。「部屋には―残っていなかった」「―手を挙げない」
ひとりもの
ひとりもの [0][5] 【独り者】
(1)結婚していない者。独身者。
(2)自分ひとりで他に家族のいない者。
ひとりよがり
ひとりよがり【独り善がり】
self-conceit;self-satisfaction.〜の self-conceited[-satisfied].
ひとりよがり
ひとりよがり [4] 【独り善がり】 (名・形動)[文]ナリ
自分ひとりだけでよいと決め込んで,他人の考えを全く聞こうとしない・こと(さま)。どくぜん。「―に陥る」「―な態度」
ひとりれんが
ひとりれんが [4] 【独り連歌】
発句から挙句(アゲク)までをひとりで詠む連歌。独吟の連歌。
ひとりわらい
ひとりわらい [4] 【独り笑い】 (名)スル
(1)思い出したり想像したりして,ひとりで笑うこと。ひとりえみ。「にやにやと―する」
(2)春画。枕絵。笑い絵。「このもしき枕絵,―を見て/浮世草子・一代男 4」
ひとり言
ひとりごと 【ひとり言】
連歌論書。一巻。心敬著。1468年関東下向中に成立。応仁の乱の都の荒廃,連歌界の状況,連歌風体論など,往時の回想と無常観を随筆風に述べる。
ひとわたり
ひとわたり [3][2] 【一渡り・一渉り】
(1)全体を通して一度おおざっぱに行うこと。副詞的にも用いる。ひととおり。一応。「―は調べた」「―目を通す」
(2)初めから終わりまで一度通すこと。楽曲などを一回演奏すること。「―に楽一つを習ひて/宇津保(俊蔭)」
ひとわらえ
ひとわらえ 【人笑へ】 (名・形動ナリ)
「人笑われ」に同じ。「よその人ぎきも―にならむ事とおぼす/源氏(葵)」
ひとわらわせ
ひとわらわせ [3] 【人笑わせ】 (名・形動)[文]ナリ
人を笑わせるような馬鹿げた・こと(さま)。「―な話」
ひとわらわれ
ひとわらわれ 【人笑はれ】 (名・形動ナリ)
他人に笑われる・こと(さま)。ひとわらえ。「さすがに―ならじと念ずる,いとくるしげなり/枕草子 157」
ひとわる
ひとわる [0] 【人悪】 (名・形動)[文]ナリ
人の性質の悪いこと。また,その人やさま。「―な後家さま/片恋(四迷)」
ひとわるし
ひとわる・し 【人悪し】 (形ク)
「ひとわろし」に同じ。「―・くはしたなかりける御物語かな/源氏(帚木)」
ひとわろし
ひとわろ・し 【人悪し】 (形ク)
人に見られて体裁が悪い。恥ずかしい。みっともない。ひとわるし。「『いみじかりける,人の御心かな』と,―・く恋しう悲しきに/源氏(賢木)」
ひとゲノムかいせきけいかく
ひとゲノムかいせきけいかく [3][5] 【人―解析計画】
〔「ひと」は「ヒト」と書かれる〕
三〇億の塩基対からなると推定されているヒトのゲノムの全配列を解読しようとする計画。ヒトゲノム計画。
ひど
ひど (接頭)
〔「ひどう(非道)」の転〕
名詞に付いて,ひどい,無道な,などの意を表す。「―くめん(酷工面)」「―さんだん(酷算段)」
ひど
ひど [1] 【肥土】
よく肥えて農作に適した土地。沃土(ヨクド)。
ひど
ひど [1] 【被度】
植物が地表を覆っている面積の割合。
ひどい
ひど・い [2] 【酷い】 (形)[文]ク ひど・し
〔「ひどう(非道)」の形容詞化〕
(1)だまって見ていられないほど残酷だ。むごい。「―・いしうち」「老人をだますとはあまりにも―・い」
(2)非常に悪い。きわめてお粗末だ。「―・い料理」「―・い成績」
(3)程度がはなはだしい。はげしい。「―・い暑さ」「―・い嵐」「―・く気に入る」
[派生] ――さ(名)
→ひどく(副)
ひどい
ひどい
[残酷な]cruel;→英和
harsh;→英和
[烈しい]violent;→英和
severe;→英和
hard;→英和
heavy;→英和
[恐ろしい]awful;→英和
dreadful.→英和
ひどく cruelly (残酷に);[烈しく]heavily;hard;→英和
badly;→英和
awfully.→英和
〜目に会う have a hard time.それはあんまり〜 That's too bad./You are too hard on him.
ひどう
ひどう [0] 【飛動】 (名)スル
飛ぶように動くこと。「毛髪皮肉,これが為めに―し/西国立志編(正直)」
ひどう
ひどう【非道】
[不法]injustice;→英和
(an) inhumanity (非人道).〜な unjust;→英和
inhuman.→英和
ひどう
ひどう [0] 【非道】 (名・形動)[文]ナリ
(1)物事の正しい筋道や,人としての道にはずれていること。また,そのようなさまやおこない。「極悪―」「―なおこない」
(2)志している道とは別のこと。専門外のこと。「此の道に至らんと思はん者は,―を行ずべからず/風姿花伝」
(3)男色。衆道。
ひどうきしょうこうぐん
ひどうきしょうこうぐん [7] 【非同期症候群】
体内時計による身体の概日(ガイジツ)リズムと外界の自然現象や環境のリズムがずれることに起因する,不眠・頭痛・胃腸障害など。時差ぼけに代表される。
ひどうぐ
ひどうぐ [2] 【火道具】
(1)鉄砲など火薬を用いて弾丸を発射する兵器。火器。
(2)香道で用いる七つ道具。すなわち,火箸(コジ)・香匙(コウスクイ)・銀葉挟(ギンヨウバサミ)・鶯(ウグイス)・香箸(キヨウジ)・羽箒(ハボウキ)・灰押(ハイオシ)の称。火味を加えることもある。
ひどうめい
ひどうめい【非同盟国】
a nonaligned country.
ひどうめい
ひどうめい 【非同盟】
軍事的な同盟やブロックに参加せず,平和共存・反植民地主義を唱え,東西両陣営に対し中立の立場で積極的に平和維持をはかること。第二次大戦以後ネール・ナセル・チトー・スカルノなどの外交政策の基調となり,この政策をとる諸国は1961年以来非同盟諸国首脳会議を開いている。非同盟主義。
ひどく
ひどく [1] 【酷く】 (副)
〔形容詞「ひどい(酷)」の連用形から〕
はなはだしく。とても。非常に。「―暑い日が続いた」「船が―ゆれる」
ひどく
ひどく [0] 【披読】
書物などを開いて読むこと。
ひどく
ひどく
⇒ひどい.
ひどくめん
ひどくめん [3] 【酷工面】 (名)スル
無理をして金銭や物品をととのえること。ひどさんだん。「―して彼の時器(トケイ)を,受出したる事にぞありける/当世書生気質(逍遥)」
ひどけい
ひどけい【日時計】
a sundial.→英和
ひどけい
ひどけい [2] 【日時計】
一定の形の物体に日光が当たってできる影の位置によって時刻を計る装置。
ひどけい
ひどけい [2] 【火時計】
線香や火縄の燃えた長さにより時間を知るもの。
ひどこ
ひどこ [1] 【火床】
(1)ボイラー・かまなどの燃料を燃す所。格子になっていて,燃え殻を下に落とす。
(2)箱の中に土を塗ってつくった炉。また,船中でそれを設けた所。
ひどさんだん
ひどさんだん [3] 【酷算段】
「酷工面(ヒドクメン)」に同じ。「―をしてでも金で手を切らうとした/独身(鴎外)」
ひどし
ひど・し 【酷し】 (形ク)
⇒ひどい
ひどの
ひどの 【樋殿・楲殿】
かわや。せっちん。便所。「急ぎ―へ行きたりけるに/今物語」
ひどり
ひどり [0] 【日取り】
ある事を行う日を定めること。また,その日。「結婚式の―を決める」
ひどり
ひどり【日取り】
a date.→英和
〜をきめる fix a date[day] <for a meeting> .
ひどりがも
ひどりがも [4] 【緋鳥鴨】
カモ目カモ科の鳥。全長50センチメートルほど。雄の頭部と胸部は赤褐色,頭頂は黄色で体の背面と側面は灰色。雌は暗褐色が主色。日本には冬鳥として各地の湖沼・河口などに渡来。ヒガモ。アカガシラ。
ひどる
ひど・る [2] 【火取る】 (動ラ五[四])
表面を軽く火にあぶる。「からすみを―・る」
ひどろ
ひどろ [0]
水たまりや溝などの,濁った所。
ひどろだ
ひどろだ [3] 【ひどろ田】
泥の深い田。湿田。北日本各地でいう。
ひどろ田
ひどろだ [3] 【ひどろ田】
泥の深い田。湿田。北日本各地でいう。
ひな
ひな 【雛】
■一■ [1] (名)
(1)卵からかえったばかりの鳥。ひよこ。ひなどり。
(2)「雛人形」に同じ。[季]春。《たらちねの抓までありや―の鼻/蕪村》
■二■ (接頭)
名詞に付いて,小さい,愛らしいなどの意を表す。「―菊」
ひな
ひな【雛】
(1)[雛鳥]a chicken;→英和
a brood (ひとかえりの).→英和
(2)[人形]a doll.→英和
ひな
ひな [1] 【鄙】
(1)都から離れた土地。いなか。「―にはまれな美人」
(2)支配の及ばない未開地に住む人々。えびす。「四道将軍(ヨツノミチノイクサノキミ)―を平(ム)けたる状を以て奏す/日本書紀(崇神訓)」
ひな=の別れ
――の別れ
都を離れて,田舎へ行くこと。「思ひきや―に衰へて海人の縄たきいさりせむとは/古今(雑下)」
ひなあそび
ひなあそび [3] 【雛遊び】
雛人形を飾り,供え物などをして遊ぶこと。[季]春。
→雛祭り
ひなあらし
ひなあらし [3] 【雛荒らし】
中国・四国地方で,三月三日の節句に子供たちが煎(イ)り豆や食べ物をもらい歩くこと。
ひなあられ
ひなあられ [3] 【雛霰】
雛祭りに供えるあられ。米粒を加熱してふくらませ,紅・白・青・黄などの砂糖蜜をまぶしたもの。[季]春。
ひない
ひない [1] 【皮内】
皮膚の中。真皮(シンピ)の中。
ひない
ひない 【比内】
秋田県北東部,北秋田郡の町。中心の扇田は近世に米代川舟運の河港として繁栄。比内鶏を特産。
ひないしん
ひないしん [2] 【皮内鍼・皮内針】
鍼灸(シンキユウ)術の治療法の一。細く短い鍼(ハリ)を皮内に数時間から数日間とどめておく。
ひないち
ひないち [2] 【雛市】
雛人形や,雛祭りに使う道具類を売る市。二月末から三月二日まで開かれた。[季]春。
ひないちゅうしゃ
ひないちゅうしゃ [4] 【皮内注射】
真皮内もしくは皮層実質中に薬液を注入する注射法。ツベルクリン反応など皮膚の局所反応を調べるときや皮膚に限局した作用を期待するときに用いる。
ひないどり
ひないどり [2] 【比内鶏】
比内地方の原産とされるニワトリの一品種。天然記念物。肉質にすぐれる。他の品種とかけ合わせて作出された比内地鶏がきりたんぽに用いられる。
ひないほうごう
ひないほうごう [4] 【皮内縫合】
手術後,皮膚を縫合するとき,皮下組織を互いに縫い合わせて,表皮の傷あとを少なくする縫合方法。皮下縫合。
ひなうた
ひなうた [2] 【鄙歌】
田舎で歌われる歌。ひなびた歌。
ひなおくり
ひなおくり [3] 【雛送り】
「流(ナガ)し雛(ビナ)」に同じ。
ひなおとこ
ひなおとこ 【雛男】
雛人形のように色白のきゃしゃな男。優男(ヤサオトコ)。「春を重ねし―/浄瑠璃・曾根崎心中」
ひなか
ひなか【日中】
the daytime.→英和
昼〜に in broad daylight.
ひなか
ひなか [0] 【日中】
昼の間。ひるま。にっちゅう。「昼―」
ひなかざり
ひなかざり [3] 【雛飾り】
雛人形を飾ること。また,その飾りもの。
ひなが
ひなが [0] 【日永・日長】
昼間の長いこと。春になって昼間が長く感じられ,なかなか暮れないことにいう。
⇔夜長
「春の―」[季]春。《舟と岸と話してゐる―かな/正岡子規》
ひなが
ひなが【日長】
a long day.〜になる The days get longer.
ひながし
ひながし [3][2] 【雛菓子】
雛祭りに供える菓子。雛あられ・菱餅(ヒシモチ)など。
ひながた
ひながた【雛型】
a pattern;→英和
a model;→英和
a form (書式などの);→英和
a miniature (縮形).→英和
ひながた
ひながた [0][2] 【雛形】
(1)実際の型を模して小さく作ったもの。模型。
(2)物の形式や様式を示す見本。手本。
(3)モデル。「美術学校にて―となる少女の一人にて/うたかたの記(鴎外)」
ひながたざし
ひながたざし [0][4] 【雛形尺】
鯨尺の三寸五分を一尺とした物差し。
ひなぎきょう
ひなぎきょう [3] 【雛桔梗】
キキョウ科の多年草。暖地の山野に生える。細い茎が多数群がって立ち,高さは約20センチメートル。夏から秋にかけ,枝先にキキョウに形が似た青色の小さい花を一個ずつつける。
ひなぎく
ひなぎく【雛菊】
a daisy.→英和
ひなぎく
ひなぎく [2] 【雛菊】
キク科の多年草。ヨーロッパ原産。葉はへら形。春,高さ約10センチメートルの花茎が出,紅色・淡紅色・白色などの頭花を単生する。園芸品種には重弁のものが多い。延命菊。デージー。[季]春。
ひなくもり
ひなくもり 【ひな曇り】 (枕詞)
〔「な」は「の」の意〕
日の曇り,すなわち薄日の意から,地名「碓氷(ウスイ)」にかかる。「―碓氷の坂を越えしだに/万葉 4407」
ひなげ
ひなげ [1][0] 【杼投げ】
織機で,杼を左右に走らせてよこ糸をたて糸の間に入れる操作。
ひなげし
ひなげし [2] 【雛罌粟】
ケシ科の越年草。ヨーロッパ原産。観賞用に栽培。高さは約50センチメートル。葉は羽状に深裂し,粗毛がある。初夏,枝先に薄い四弁花を開く。花色は深赤色・紅色・白色など。虞美人草。ポピー。[季]夏。
雛罌粟[図]
ひなげし
ひなげし【雛芥子】
a red[field]poppy.
ひなごと
ひなごと [2] 【雛事】
「雛遊(ヒイナアソ)び」に同じ。
ひなさかる
ひなさか・る 【鄙離る】 (動ラ四)
都から田舎の方に遠く離れる。「大君の命恐(カシコ)み―・る国を治むと/万葉 4214」
ひなさき
ひなさき [0] 【雛尖・雛頭】
(1)烏帽子(エボシ)の前面のくぼみの中央の小さく突き出た所。
(2)陰核。[和名抄]
ひなし
ひなし [0] 【日済し】
(1)借金を毎日少しずつ返すこと。
(2)「日済し貸し」の略。
(3)「日済し金」の略。
ひなしがし
ひなしがし [0] 【日済し貸し】
日済し金を貸すこと。また,その人。ひなし。「ちやらつく雪踏(セツタ)の音は―のあゆみぶり/洒落本・古契三娼」
ひなしがね
ひなしがね [3][0] 【日済し金】
元利を日割りで返済する,無担保の高利の金。日済し。日銭(ヒゼニ)。烏金(カラスガネ)。
ひなた
ひなた【日向ぼっこをする】
sit in the sun.→英和
ひなた
ひなた [0] 【日向】
〔「日の方」の意〕
日の当たっている所。
⇔ひかげ
ひなた=に氷
――に氷
だんだん減っていくことをたとえていう語。「あきなひ事なくて,いよ��―のごとし/浮世草子・胸算用 5」
ひなたあめ
ひなたあめ [3] 【日向雨】
日が照っているのに降る雨。日照り雨。天気雨。そばえ。
ひなたくさい
ひなたくさ・い [5] 【日向臭い】 (形)[文]ク ひなたくさ・し
(1)日光に照らされたもの特有のにおいがする。「―・い布団」
(2)いなかじみている。「―・きたび人有り/洒落本・廓通遊子」
ひなたぼこ
ひなたぼこ [0][4] 【日向ぼこ】
「日向ぼっこ」に同じ。[季]冬。
ひなたぼこり
ひなたぼこり [4] 【日向ぼこり】
「日向ぼっこ」に同じ。[季]冬。《人を見る目細く―かな/虚子》
ひなたぼっこ
ひなたぼっこ [4] 【日向ぼっこ】 (名)スル
〔「ひなたぼこ」の転〕
日の当たる所に出て暖まること。ひなたぼこり。ひなたぼっこう。ひなたぼこう。[季]冬。「縁側で―する」
ひなたみず
ひなたみず [3] 【日向水】
太陽に当たって温まった水。また,なまぬるい水。[季]夏。
ひなたもん
ひなたもん [3] 【日向紋】
白く染め抜きにして表した紋。最も格の高いもので,礼装の黒紋付にはこれを用いる。表紋(オモテモン)。
ひなだち
ひなだち [0] 【雛裁ち】
「一(ヒト)つ身(ミ)」に同じ。
ひなだん
ひなだん [2][0] 【雛壇】
(1)雛祭りに,雛人形や調度を飾る階段式の壇。[季]春。
(2)議場・会場などで,他よりも一段高くしつらえ,人が並べるようにした壇。特に,国会の本会議場における大臣席などの称。
(3)歌舞伎・舞踊で,長唄や浄瑠璃の演奏者の座る台。舞台後方に正面を向けて設けられ,緋毛氈(ヒモウセン)を敷く。
ひなだん
ひなだん【雛壇】
a tier stand <for dolls> .〜式に in tiers.
ひなちどり
ひなちどり [3] 【雛千鳥】
ラン科の多年草。暖地の山中の樹上に生える。茎は高さ約10センチメートルで,中ほどに長楕円形の葉が一枚つく。初夏,茎の先に長い距(キヨ)のある紅紫色の花が数個一方に傾いて咲く。
ひなつ
ひなつ 【日夏】
姓氏の一。
ひなつこうのすけ
ひなつこうのすけ 【日夏耿之介】
(1890-1971) 詩人・評論家・英文学者。本名,樋口圀登。長野県生まれ。母校早大教授。詩集「転身の頌」「黒衣聖母」で,自ら「ゴシック-ロマン詩体」と称する高踏孤高な詩的空間を構築。「明治大正詩史」「美乃司祭」など評論・研究も多い。
ひなつぼし
ひなつぼし 【火夏星・熒惑星】
火星の異名。けいこく星。なつひぼし。「天の原南にすめる―/夫木 19」
ひなどり
ひなどり [2] 【雛鳥】
鳥のひな。特に,ニワトリのひな。
ひなながし
ひなながし [3] 【雛流し】
三月三日の雛祭りのあと,雛などを川や海へ流すこと。祓(ハラエ)に使った形代(カタシロ)を流す風習の名残という。流し雛。[季]春。
ひなにんぎょう
ひなにんぎょう [3] 【雛人形】
雛祭りに飾る人形。穢(ケガ)れや禍(ワザワイ)を移して流す人形(ヒトガタ)が起源といわれる。平安時代に始まる。江戸時代以降,多く三月三日の桃の節句に飾るようになった。普通,内裏雛・三人官女・五人囃子(バヤシ)・随身(ズイジン)・衛士(エジ)(仕丁(ジチヨウ))などを一組とする。おひなさま。ひな。
雛人形[図]
ひなのうすつぼ
ひなのうすつぼ [1] 【雛の臼壺】
ゴマノハグサ科の多年草。山地に自生。茎は高さ約1メートルで,紫色を帯びる。葉は卵形。八〜一〇月,茎の先に暗紫色で壺形の小花を多数円錐状につける。
ひなのしゃくじょう
ひなのしゃくじょう [1][0][1][2] 【雛の錫杖】
ヒナノシャクジョウ科の腐生植物。全体が白色の多年草で,暖地の山中の樹下に自生。根茎は塊状。茎は高さ約7センチメートルで,数個の鱗片をまばらに互生。晩夏,茎先に白色の小花を一〇個内外つける。
ひなのせっく
ひなのせっく [1] 【雛の節句】
「雛祭り」に同じ。
ひなびた
ひなびた【鄙びた】
rural;→英和
rustic.→英和
ひなびと
ひなびと [2] 【鄙人】
田舎の人。里人。
ひなびる
ひな・びる [3] 【鄙びる】 (動バ上一)[文]バ上二 ひな・ぶ
田舎らしい感じがする。野暮である。いなかびる。「―・びた温泉」「男などの,わざとつくろひ―・びたるは憎し/枕草子 195」
ひなぶり
ひなぶり 【夷曲・夷振り・鄙振り】
(1)上代,楽府(ガフ)における歌曲の分類の一。元来,服属儀礼に伴って各地から集められた歌曲をいったと考えられるが,記紀では,特有の旋律形式をさす。のちには田舎風の詩歌をいう。
(2)(詩歌などが)田舎風であること。また,そのような詩歌。
(3)(短歌に対して)狂歌のこと。「あなたは―をもお詠みなさるさうでござりますね/滑稽本・浮世風呂 3」
ひなまつり
ひなまつり [3] 【雛祭(り)】
三月三日の上巳(ジヨウシ)の節句に,女児のいる家で雛人形やその調度品を飾り,菱餅(ヒシモチ)・白酒・桃の花を供えてまつる行事。起源は宮中や上流社会で行われた上巳の祓(ハラエ)に関連しているという。江戸初期以降,女児の成長と幸福を願って民間にも広まった。桃の節句。雛の節句。雛遊び。ひいなまつり。[季]春。
ひなまつり
ひなまつり【雛祭】
the Girls'[Doll's]Festival.
ひなみ
ひなみ [0] 【日並(み)・日次】
(1)暦の上での日の吉凶。ひがら。「―がよい」
(2)毎日その事をすること。「―の手習したるに/読本・春雨(目ひとつの神)」
(3)(日記などに記す)日の順序。
ひなみき
ひなみき 【日次記】
日記のこと。
ひなもろこ
ひなもろこ [3] 【雛諸子】
コイ目の淡水魚。全長は雄で約6センチメートル,雌で約7センチメートル。体の背面は淡褐色,腹部は銀白色で,体側中央および背部に暗色帯を有する。朝鮮半島を含むアジア大陸東部,および九州北部に分布。生息環境の悪化により個体数が減少し,国内では近年天然での確認例がほとんどない。キンタジャコ。
ひなや
ひなや [2] 【雛屋】
⇒ひいなや(雛屋)
ひならず
ひならず [3][2] 【日ならず】 (副)
何日もたたずに。遠からず。まもなく。「―全快するだろう」
ひならずして
ひならずして [3][2] 【日ならずして】 (副)
「日ならず」に同じ。「―悪弊に染まる」
ひならぶ
ひなら・ぶ 【日並ぶ】 (動バ下二)
日を重ねる。日数を過ごす。けならぶ。「あしひきの山桜花―・べてかく咲きたらばいた恋ひめやも/万葉 1425」
ひならん
ひならん [2] 【雛蘭】
ラン科の多年草。暖地の山中の岩上に生える。茎は高さ約10センチメートルで,根際に狭長楕円形の葉が一個つく。初夏,茎頂に淡紫色の小花が十数個つく。
ひなわ
ひなわ [0] 【火縄】
(1)竹・檜(ヒノキ)の皮の繊維,木綿糸などを縄状にしたもの。よく燃えるように硝石をしみ込ませたものもある。火縄銃の発火,タバコの火つけなどに用いた。
(2)「火縄売り」の略。
ひなわうり
ひなわうり 【火縄売り】
江戸時代,劇場でタバコの火つけ用の火縄を売った人。客の雑用や舞台の手伝いもした。火縄。
ひなわじゅう
ひなわじゅう【火縄銃】
a firelock.→英和
ひなわじゅう
ひなわじゅう [3] 【火縄銃】
旧式銃の一。筒の先端から黒色火薬と弾丸を込め,火皿に盛った起爆薬(口薬(クチグスリ))に火縄で点火して発射するもの。火皿をおおう火蓋(ヒブタ)という安全装置があり,点火は引き金の操作で行う。火縄筒。種子島(タネガシマ)。
火縄銃[図]
ひなわづつ
ひなわづつ 【火縄筒】
「火縄銃」に同じ。
ひなん
ひなん [1] 【非難・批難】 (名)スル
相手の欠点や過失を取り上げて責めること。「不手際を―する」
ひなん
ひなん [1] 【避難】 (名)スル
災難をさけて他の場所へ立ちのくこと。「火事場から―する」「―場所」「―訓練」
ひなん
ひなん【避難】
refuge;→英和
shelter.→英和
〜する take[find]refuge[shelter] <in,from> .‖避難民 a refugee.避難所 a refuge[shelter].
ひなん
ひなん【非難】
blame;→英和
(a) censure.→英和
〜すべき blamable.→英和
〜する blame[censure] <a person for> ;accuse <a person of> ;→英和
criticize.→英和
ひなんこう
ひなんこう [2] 【避難港】
船舶が航行中に生じた危難からのがれるために,一時的に寄港する港。
ひなんひろば
ひなんひろば [4] 【避難広場】
災害時の避難場所として,地方公共団体により設置または指定された広場。
ひなんみん
ひなんみん [2] 【避難民】
火事・洪水・戦争などからのがれ避難してきた人々。
ひな曇り
ひなくもり 【ひな曇り】 (枕詞)
〔「な」は「の」の意〕
日の曇り,すなわち薄日の意から,地名「碓氷(ウスイ)」にかかる。「―碓氷の坂を越えしだに/万葉 4407」
ひにく
ひにく [0][1] 【髀肉・脾肉】
ももの肉。
ひにく
ひにく 【皮肉】
■一■ [1] (名)
(1)皮と肉。転じて,からだ。
(2)骨や髄まで達しない所。表面。うわべ。
■二■ [0] (名・形動)[文]ナリ
(1)相手の欠点や弱点を意地悪く遠まわしに非難すること。また,その言葉やさま。あてこすり。アイロニー。「―を言う」「―な笑い」
(2)予想や期待に反し,思い通りにいかない・こと(さま)。「運命の―」「世の中は―なものだ」「―にも中止と決定してから晴れた」
[派生] ――さ(名)
ひにく
ひにく【皮肉】
(a) sarcasm;→英和
(an) irony.→英和
〜な sarcastic;ironical;cynical.〜を言う speak ironically;be sarcastic.
ひにく=の嘆(タン)
――の嘆(タン)
〔中国三国時代,蜀の劉備が長い間馬に乗って戦場へ行かなかったため,ももに無駄な肉がついてしまったと嘆いたという「蜀書(先主伝注)」の故事から〕
活躍したり名を上げたりする機会がないのを嘆くこと。
ひにく=の見(ケン)
――の見(ケン)
理解の浅い考え。あさはかな考え。
ひにく=をかこつ
――をかこつ
「髀肉の嘆」に同じ。
ひにくこつ
ひにくこつ [3] 【皮肉骨】
歌論・連歌論や書道論で,作品構造や表現方法を皮・肉・骨にたとえていう語。歌論では,「強きは骨,やさしきは皮,愛あるは肉」(愚秘抄)とする類。
ひにくや
ひにくや [0] 【皮肉屋】
皮肉を言うのが好きな人。
ひにくる
ひにく・る [3] 【皮肉る】 (動ラ五[四])
〔「皮肉」の動詞化〕
皮肉を言う。「痛烈に―・る」
[可能] ひにくれる
ひにけに
ひにけに 【日に異に】 (連語)
日がたつにつれて。日ましに。「我がやどの葛葉―色付きぬ/万葉 2295」
ひにち
ひにち [0] 【日日】
(1)ひ。ひどり。「―を決める」
(2)ひかず。「―が足りない」
ひにちじょうせい
ひにちじょうせい [1][0] 【非日常性】
ふだんの生活とは大きくかけ離れていること。
ひにひに
ひにひに [1][0] 【日に日に】 (副)
(1)一日ごとに程度の進むさま。一日一日と。日ましに。「―暖かくなる」
(2)日ごとに。毎日毎日。「山吹は―咲きぬ/万葉 3974」
ひにまし
ひにまし [0] 【日に増し】 (副)
日ごとに。日増しに。「典医の方剤も功を奏せず,―重くなるばかり/阿部一族(鴎外)」
ひにょうき
ひにょうき ヒネウ― [2] 【泌尿器】
尿の排出を行う器官。特にヒトの腎臓・輸尿管・膀胱(ボウコウ)・尿道の総称。ひつにょうき。
→排出器
泌尿器[図]
ひにょうき
ひにょうき【泌尿器】
the urinary organs.泌尿器科 urology.→英和
ひにょうきか
ひにょうきか ヒネウ―クワ [0] 【泌尿器科】
男性および女性の泌尿器の疾患と男性性器の疾患を対象とする医学の一分科。腎・副腎・腎盂(ジンウ)・尿管・膀胱(ボウコウ)・尿道・前立腺・精嚢(セイノウ)・精巣・精巣上体・陰茎・陰嚢などの疾患を扱う。
ひにん
ひにん [0] 【避妊・避姙】 (名)スル
人為的に妊娠しないようにすること。受胎調節。
ひにん
ひにん [0] 【否認】 (名)スル
(1)ある事実を認めないこと。承認しないこと。
⇔是認
「犯行を―する」
(2)〔心〕 苦痛・不安を避けるために現実を認めないという防衛機制の一。
ひにん
ひにん [0][2] 【非人】
(1)〔仏〕 人間でないものの意で,天竜八部衆・悪鬼などのこと。また,特に天竜八部衆のうち第七神にあたる緊那羅をいう。
(2)遁世の僧。世捨て人。「我は―也,遁世籠居の身なれば/正法眼蔵随聞記」
(3)非常に貧しい人。乞食。「大内裏のついがきの外に,もろもろの―・乞丐・病者の出されたるに/沙石 10」
(4)江戸時代,幕藩体制の民衆支配の一環として,えたとともに最下層に位置づけられ賤民視された人々。生産的職業につくことを許されず,非人頭の支配に属し,牢獄や処刑場での雑役,卑俗な遊芸などに従事した。1871年(明治4),法制上はその呼称は廃止された。
→えた
ひにん
ひにん【否認】
denial;→英和
disapproval.〜する deny;→英和
say no;disapprove (非とする).→英和
ひにん
ひにん【避妊】
contraception.→英和
〜する prevent conception.〜の contraceptive.‖避妊薬(具) a contraceptive.
ひにんあずけ
ひにんあずけ 【非人預け】
⇒溜預(タメアズ)け
ひにんがしら
ひにんがしら 【非人頭】
非人{(4)}の監督に当たった非人の長。江戸では弾左衛門の下に属した。
ひにんぐ
ひにんぐ [2] 【避妊具】
避妊のための器具。コンドーム・ペッサリー・子宮内リング( IUD )など。
ひにんけん
ひにんけん [2] 【否認権】
破産法上,破産者が破産宣告を受ける前にその財産についてなした行為が破産債権者に損害を与える場合,破産管財人がその行為を否認し無効にする権利。会社更生法上でも更生手続き開始前の会社の行為について認められる。
ひにんげんてき
ひにんげんてき [1][0] 【非人間的】 (形動)
人間的でないさま。冷酷で,おもいやりや愛情のないさま。「―な待遇」
ひにんごや
ひにんごや 【非人小屋】
(1)非人{(4)}が住む小屋。
(2)「非人溜(タメ)」に同じ。
ひにんしょう
ひにんしょう【非人称動詞】
an impersonal verb.
ひにんじょう
ひにんじょう [2] 【非人情】 (名・形動)[文]ナリ
(1)人情のないこと。思いやりのないこと。また,そのさま。「―な男」
(2)人情を超越し,それにわずらわされない・こと(さま)。夏目漱石が「草枕」の中で説いたことで知られる。「不人情ぢやありません。―な惚れ方をするんです/草枕(漱石)」
ひにんため
ひにんため 【非人溜】
江戸時代,非人頭の管轄のもと,重病や幼少の犯罪人を平癒もしくは成長するまで収容した施設。浅草・品川に置かれた。溜。
ひにんてか
ひにんてか 【非人手下】
江戸時代,庶民に科した付加刑。身分を非人に落とし,弾左衛門立ち会いのもと非人頭に渡してその配下とする。罪の重い者は遠国の非人手下とした。
ひにんやく
ひにんやく [2] 【避妊薬】
避妊の目的に用いる薬剤。卵巣からの排卵を抑制する経口避妊薬(ピル)と,膣内に挿入して精子を殺すための殺精子薬がある。
ひにんよせば
ひにんよせば [4] 【非人寄場】
江戸時代,非人頭の支配に属さない野非人や無宿非人を収容した施設。1842年,浅草非人溜(タメ)に設けられ授産活動を行なった。
ひにんリング
ひにんリング [4] 【避妊―】
⇒子宮内(シキユウナイ)リング
ひぬき
ひぬき [1][0] 【樋貫・飛貫】
(1)頭貫(カシラヌキ)と内法貫(ウチノリヌキ)の間に入れる貫。
(2)社殿などの屋根で棟の両側をおおう障泥板(アオリイタ)を貫いている短い貫。
ひぬま
ひぬま 【涸沼】
茨城県中東部にある沼。面積8.8平方キロメートル。満潮時には鹿島灘の海水が流入する汽水湖で,釣りの名所。
ひぬまいととんぼ
ひぬまいととんぼ [6] 【涸沼糸蜻蛉】
イトトンボの一種。体長3センチメートルほど。汽水域だけに生息する。日本特産種。1971年(昭和46)茨城県涸沼で発見。数が少なく絶滅が危惧される。
ひね
ひね [1] 【陳・老成】
(1)古くなること。また,そのもの。
(2)古くなった穀物や野菜。特に,一年以上前にとれた穀物。《陳》「―米」「―しょうが」
(3)老熟していること。ませていること。また,その人。
(4)おくての稲。晩稲。[和名抄(一〇巻本)]
ひねおとこ
ひねおとこ [3] 【陳男】
老(フ)けた男。「人形の如き―なり/露団々(露伴)」
ひねくさい
ひねくさ・い [4] 【陳臭い】 (形)[文]ク ひねくさ・し
(1)古くなって妙なにおいがする。「―・いビスケットか何か頬張りながら/青春(風葉)」
(2)古くさい。年寄りくさい。「―・いのを嫌ふのか,年こそ寄つたれ,こんな事若い者に負けはせぬ/浄瑠璃・本朝檀特山」
ひねくりまわす
ひねくりまわ・す [6][3][0] 【捻くり回す】 (動サ五[四])
「ひねりまわす」に同じ。「道具を―・す」「小理屈を―・す」
ひねくる
ひねくる
[もてあそぶ]twirl;→英和
play with.⇒捻(ひね)る.
ひねくる
ひねく・る [3] 【捻くる】 (動ラ五[四])
(1)指先でいじりまわして遊ぶ。手でいろいろひねりまわす。「機械のスイッチを―・る」
(2)いろいろな理屈をつけて,言ったり考えたりする。「理屈を―・る」
(3)俳句などをどうにかこうにかつくる。ひねる。「俳句を―・る」
ひねくれもの
ひねくれもの [0] 【捻くれ者】
性質が素直でない者。
ひねくれる
ひねく・れる [4] 【捻くれる】 (動ラ下一)
(1)まがる。ゆがむ。「―・れた枝ぶり」
(2)性質が素直でなくねじけている。「―・れた考え方」
ひねくれる
ひねくれる
[性質が]become crooked[perverse].→英和
ひねくれた crooked;perverse.→英和
ひねくれる
ひねく・れる 【陳くれる】 (動ラ下一)
古びる。古くさくなる。「今度が三度目の,嫁菜盛りも―・れて/浄瑠璃・宵庚申(下)」
ひねくろし
ひねくろ・し 【陳くろし】 (形シク)
古びている。じみである。「ぼんぼり綿も―・しく/浄瑠璃・長町女腹切(上)」
ひねこびる
ひねこ・びる [4] 【陳こびる】 (動バ上一)
(1)古びた様子である。古めいている。「―・びた松」
(2)子供がませている。こましゃくれている。「―・びた子供」
ひねごめ
ひねごめ [0] 【陳米】
一年以上たって古くなった米。ひね。
ひねしょうが
ひねしょうが [3] 【陳生姜】
ショウガの古い根茎。普通,種ショウガとして用いたものをいう。辛みが強く,薬味や紅ショウガなどにする。
ひねずみ
ひねずみ [2] 【火鼠】
中国の想像上の動物。南海の火山の火中にすむ白鼠で,その毛皮は火に入れても焼けることがないという。かそ。[和名抄]
ひねずみのかわぎぬ
ひねずみのかわぎぬ 【火鼠の裘】
火鼠の毛皮で作った,火に焼けない衣。火浣布(カカンプ)。ひねずみのかわごろも。「唐土にある―を給へ/竹取」
ひねつ
ひねつ【比熱】
《理》specific heat.
ひねつ
ひねつ [0] 【比熱】
物質の単位質量に対する熱容量。すなわち,単位質量の物質の温度を一度上げるのに必要な熱量。
→比熱[表]
ひねのかぶと
ひねのかぶと 【日根野兜】
日根野備中守の創始になる実用的な兜。頭形(ズナリ)兜に,腕の動きを良くするために考案された錏(シコロ)をつける。江戸時代に流行。
ひねひねし
ひねひね・し (形シク)
古びている。盛りを過ぎている。「あらき田の鹿猪(シシ)田の稲を倉に上げてあな―・し我(ア)が恋ふらくは/万葉 3848」
ひねもす
ひねもす [0] 【終日】 (副)
朝から夕方まで。一日中。終日(シユウジツ)。ひめもす。「春の海―のたりのたりかな/蕪村句集」
ひねもの
ひねもの [0] 【陳物】
新鮮さを失って古くなった物。
ひねもの
ひねもの 【陳者】
経験をつんで老獪(ロウカイ)になった者。「かやうの―をば,わづらひなくのしよりて/曾我 1」
ひねり
ひねり [3] 【捻り・拈り・撚り】
(1)ひねること。ねじること。「腰の―が大事だ」
(2)普通と少しちがうように,工夫したり趣向をこらしたりすること。「―のある問題」
(3)「捻り技」に同じ。
(4)野球で,投手が球を投げる時,手首をねじって球に特殊な回転を与えること。「―を加える」
(5)「おひねり」に同じ。
(6)綛(カセ)を集めてねじり一単位としたもの。ねじり。
(7)江戸時代,罪人を捕らえるときに用いた道具の一。袖搦(ソデガラ)みなどの類。
ひねり
ひねり【捻り(を加える)】
(give) a twist <to> .→英和
ひねりころす
ひねりころ・す [0][5][2] 【捻り殺す】 (動サ五[四])
虫などを指先でひねって殺す。また,人を手間取らずに殺す。「ノミを―・す」
[可能] ひねりころせる
ひねりだす
ひねりだ・す [4][0] 【捻り出す】 (動サ五[四])
(1)いろいろ工夫して,ようやく考え出す。「妙案を―・す」
(2)いろいろ工面して費用を作り出す。捻出する。「とぼしい給料から本代を―・す」
[可能] ひねりだせる
ひねりつぶす
ひねりつぶ・す [0][5][2] 【捻り潰す】 (動サ五[四])
指先でひねってつぶす。人を,簡単にやっつける。「にきびを―・す」
[可能] ひねりつぶせる
ひねりぶくさ
ひねりぶくさ [4] 【捻り袱紗・拈り帛紗】
ふくさをひねって袋の形にし,小銭などを入れるようにしたもの。ねじぶくさ。
ひねりぶみ
ひねりぶみ 【捻り文・拈り書】
(1)細く裁った数枚の紙に事を書き付け,折りひねって籤(クジ)とし,探り取って占うもの。もみくじ。「―を取りて謀反(ミカドカタブ)けむ事を卜ふ/日本書紀(斉明訓)」
(2)「立(タ)て文(ブミ)」に同じ。
ひねりまわす
ひねりまわ・す [5] 【捻り回す】 (動サ五[四])
(1)指先であれこれひねってもてあそぶ。ひねくりまわす。「ライターを―・す」
(2)いろいろ工夫して趣向をこらす。ひねくりまわす。「文章を―・す」
ひねりもち
ひねりもち [3] 【捻り餅】
(1)粳(ウルチ)米を蒸して手でひねってつくった餅。元来,清酒の醸造過程で原料米の蒸し加減をみるために,その一部をとり手でひねりつぶし餅状にしたもの。
(2)体の一部分を指でひねるのを餅をつくるのにたとえていう語。「あんばく者め,又―喰ひたいか/浄瑠璃・会稽山」
ひねりもとゆい
ひねりもとゆい [4] 【捻り元結】
裂いた紙をひねって,こよりのようにした元結。捻りもとい。
ひねりわざ
ひねりわざ [3][0] 【捻り技】
相撲で,相手を捻って倒す技。上手捻り・下手捻り・合掌捻り・頭捻(ズブネ)りなど。
ひねる
ひ・ねる [2] 【陳ねる】 (動ナ下一)
〔名詞「ひね」の動詞化〕
(1)年を経る。古くなる。「―・ねた生姜(シヨウガ)」「恋の―・ねたが夫婦いさかひ/浮世草子・三代男」
(2)子供が,年齢より大人びている。「―・ねた子供」
ひねる
ひね・る [2] 【捻る・拈る・撚る】 (動ラ五[四])
(1)指先でつまんで回転させる。軽くねじる。「蛇口を―・る」「口髭(ヒゲ)を―・る」「銀煙管(ギンギセル)を―・りながら/社会百面相(魯庵)」
(2)体の一部をねじって回す。ねじって向きを変える。「体を―・って後ろを見る」「転んで足首を―・った(=捻挫(ネンザ)スル)」
(3)首を締めて殺す。「鶏(トリ)を―・る」
(4)手間どらずに簡単に相手をやっつける。「新人投手に―・られる」
(5)深く考える。
(ア)考え出す。「小難かしい理窟を―・りさうな気色が見える/社会百面相(魯庵)」
(イ)(「頭をひねる」の形で)良い考えを生み出そうと,一生懸命考える。知恵をしぼる。「頭を―・って考える」
(ウ)(「首をひねる」の形で)問題が解決できずにあれこれ思案する。また,提出されたものが受け入れがたくて,どう処置したものかと思案する。首をかしげる。「専門家も首を―・っている問題」
(6)あれこれ考えて普通とは違う物にする。趣向をこらす。「―・った問題を作る」
(7)あれこれ考えて俳句などを作る。「一句―・る」
(8)つねる。「抓(ツ)みも―・らせ給へ/源氏(総角)」
(9)小銭を紙に包む。おひねりを作る。「幾らか紙に―・つて女中に遣つて置いて/雁(鴎外)」
[可能] ひねれる
ひねる
ひねる【捻る】
(1) twist;→英和
twirl;→英和
pinch (つねる);→英和
[体を]bend (まげる);→英和
turn.→英和
(2)[負かす]defeat.→英和
ひねん
ひねん [1][0] 【比年】
としどし。毎年。「―貿易輸入多くして/明六雑誌 23」
ひの
ひの 【日野】
(1)東京都中南部にある市。近世,甲州街道の宿駅。自動車・写真工業などが発達し,住宅地としても発展。
(2)滋賀県南東部にある町。もと蒲生氏の城下町。古く,椀・鉄砲・売薬などの特産があり,日野商人の出身地。
(3)鳥取県南西部,日野郡の町。日野川中流域を占め,出雲街道の旧宿駅。
ひの
ひの 【日野】
姓氏の一。藤原北家の一流の日野氏は,代々儒学と歌道をもって朝廷に仕え,室町時代には将軍家と縁戚関係を結んで権勢を振るった。
ひの
ひの 【火野】
姓氏の一。
ひのあし
ひのあし 【日の脚・日の足】
(1)「日脚(ヒアシ){(1)}」に同じ。「まだ―も南へと/浄瑠璃・卯月の紅葉(上)」
(2)「日脚(ヒアシ){(2)}」に同じ。「―のわづかに見えて/蜻蛉(上)」
ひのあしへい
ひのあしへい 【火野葦平】
(1907-1960) 小説家。福岡県生まれ。本名,玉井勝則。早大中退。「糞尿譚」で芥川賞を受賞。「麦と兵隊」「土と兵隊」「花と兵隊」の三部作で戦争文学の代表作家となった。他に自伝的長編「花と竜」など。
ひのあめ
ひのあめ [1] 【火の雨】
火の粉が盛んに降りかかるさまを雨にたとえていう語。
ひのいえ
ひのいえ 【火の宅・火の家】
「火宅(カタク)」を訓読みした語。「出づとせし身だに離れぬ―を/宇津保(国譲下)」
ひのいり
ひのいり [0] 【日の入り】
夕方,日が西に沈むこと。また,その時刻。天文学的には,太陽の上縁が西の地平線に接する時。日没。
⇔日の出
ひのいり
ひのいり【日の入り(に)】
(at) sunset.→英和
ひのいん
ひのいん 【火の印】
「火印(カイン)」を訓読みした語。「―ヲ結ブ/日葡」
ひのうち
ひのうち [0] 【日の中】
太陽が出ている間。ひるま。にっちゅう。
ひのうち
ひのうち 【火の内】
別火(ベツビ)の期間。赤不浄・黒不浄の期間,葬式のあとなど,各地によって一定しない。
ひのうみ
ひのうみ [1] 【火の海】
火が非常に広い範囲で燃えているさまをいう語。「あたり一面―だ」
ひのうりつ
ひのうりつ 【非能率】 (名・形動)
能率が悪いこと。「―的」
[派生] ――さ(名)
ひのうるい
ひのうるい ヒナウ― [2] 【被嚢類】
⇒尾索類(ビサクルイ)
ひのえ
ひのえ [0] 【丙】
〔火の兄(エ)の意〕
十干(ジツカン)の第三。
ひのえうま
ひのえうま [0] 【丙午】
干支(エト)の一。第四三番目に当たる。この年には火災が多く,また,この年生まれの女は夫を殺すという俗信がある。
ひのえまた
ひのえまた 【檜枝岐】
福島県南西部,南会津郡の村。北からの尾瀬への入り口。林業が中心。
ひのおまし
ひのおまし 【昼の御座】
清涼殿の母屋(モヤ)で,天皇の昼の座所。ひるのおまし。ひのござ。「―のかたには,御膳まゐる足音たかし/枕草子 23」
→清涼殿
ひのおましのごけん
ひのおましのごけん 【昼の御座の御剣】
昼(ヒ)の御座(オマシ)に常に備え置かれた剣。
ひのおもの
ひのおもの 【日の御物】
天皇の日々の食事。ひのみく。「御台四つたてて―きこしめす/宇津保(初秋)」
ひのかさ
ひのかさ 【日の暈】
「にちうん(日暈)」に同じ。
ひのかみ
ひのかみ 【火の神】
火をつかさどる神。特に,迦具土(カグツチノ)神。ほのかみ。
ひのかみ
ひのかみ 【日の神】
太陽神。天照大神(アマテラスオオミカミ)をさす。「―ながく統を伝へ給ふ/正統記(序)」
ひのからす
ひのからす 【日の烏】
太陽にすむという三本足の想像上の烏。転じて,太陽の異名。「暮れては明くる―かう��たる海(ワダ)の原/浄瑠璃・平家女護島」
ひのかわ
ひのかわ 【簸川】
出雲系神話に出てくる川の名。川上で素戔嗚尊(スサノオノミコト)が八岐大蛇(ヤマタノオロチ)を退治したという伝説がある。島根県東部を流れる斐伊川(ヒイカワ)をこれに当てる。
ひのかわ
ひのかわ 【皮の皮】
「毛皮(ケガワ){(2)}」に同じ。また,「皮」の字を「革」の字と区別していう語。
ひのき
ひのき【桧】
《植》a Japanese cypress.
ひのき
ひのき [0][1] 【檜・檜木】
ヒノキ科の常緑針葉高木。日本特産種。福島から屋久島に分布し,また広く植林される。樹皮は赤褐色,葉は鱗片(リンペン)状で密につく。雌雄同株。四月に開花し,のち径約1センチメートルの球果をつける。材は淡黄色,緻密(チミツ)で芳香があり,建築・家具・船舶・彫刻などに重用される。古名,ひ。
ひのきあすなろ
ひのきあすなろ [4] 【檜翌檜】
アスナロの変種。アスナロに比べ,球果に角状突起がなく,鱗片葉(リンペンヨウ)はやや小さい。青森県の下北・津軽半島に純林が見られ,また能登半島の林業は有名。木材は腐りにくく,建築の土台や器具材に用いる。ヒバ。アテ。
ひのきがさ
ひのきがさ [4] 【檜笠】
薄く削った檜で作った網代笠(アジロガサ)。ひがさ(檜笠)。[季]夏。
ひのきづな
ひのきづな [3][0] 【檜綱】
檜を薄くはいだものに,チャン(瀝青)を塗って作った綱。和船の碇(イカリ)綱として用いた。
ひのきばやどりぎ
ひのきばやどりぎ [7] 【檜葉宿木】
ヤドリギ科の常緑小低木。ツバキ・モチノキ・モクセイなど常緑樹の枝に寄生する。葉は鱗片(リンペン)状に退化。雌雄同株で,花は小さい。全形がヒノキの小枝に似る。
ひのきぶたい
ひのきぶたい【桧舞台】
a first-class stage.〜を踏む perform on a first-class stage.
ひのきぶたい
ひのきぶたい [4] 【檜舞台】
(1)檜の板を張った,能楽・芝居などの舞台。上等で立派な舞台。
(2)腕前を広く示すのにふさわしい晴れの場所。「―を踏む」「―に立つ」
ひのくち
ひのくち [2][1] 【樋の口】
水の量を調節するための戸口。水門。樋。樋口(ヒグチ)。
ひのくちばん
ひのくちばん 【火口番】
江戸時代,目付の職務の一。江戸市中の火事の際に,消防の事をつかさどり,現場において火消しの活動を監察した。
ひのくちまもり
ひのくちまもり [5] 【樋口守】
ミゾゴイの異名。
ひのくに
ひのくに 【肥国・火国】
肥前・肥後両国の古称。
ひのくまがわ
ひのくまがわ 【檜隈川】
奈良県高取町の高取山に発し,高市郡明日香村檜前(ヒノクマ)を北流する川。((歌枕))「ささのくま―に駒とめて/古今(神遊びの歌)」
ひのくまじんぐう
ひのくまじんぐう 【日前神宮】
和歌山市秋月にある神社。祭神は日前大神。同一境内に国懸(クニカカス)神宮が並ぶ。
ひのくるま
ひのくるま【火の車である】
be hard up.
ひのくるま
ひのくるま [1][0] 【火の車】
(1)〔仏〕「火車(カシヤ)」を訓読みした語。
(2)家計のきわめて苦しいこと。経済状態が非常に苦しいこと。「台所は―だ」
ひのくれ
ひのくれ [0] 【日の暮れ】
太陽が沈んで暗くなる頃。夕暮れ。夕方。
ひのけ
ひのけ【火の気】
fire.→英和
〜のない unheated <room> .
ひのけ
ひのけ [1][0] 【火の気】
(1)火のある気配。火のあたたかみ。「―の全くない部屋」
(2)火事の元となるような火。火気(カキ)。「―のない所から出火した」
ひのこ
ひのこ【火の粉】
a spark.→英和
ひのこ
ひのこ [1] 【火の粉】
火が燃える時に飛び散る小さな火。
ひのこし
ひのこし [1] 【火の輿】
葬儀のときに,火をともした小壺を置いて葬列に従う輿。
ひのころも
ひのころも [0] 【緋の衣】
(1)僧正の位にある者が着けた緋色の衣。
(2)僧がエビをいう隠語。
ひのござ
ひのござ 【昼の御座】
⇒ひのおまし(昼御座)
ひのし
ひのし [3] 【火熨斗】
布の皺(シワ)をのばしたり,襞(ヒダ)をつけたりするための底の滑らかな金属製の器具。内部に炭火を入れ,熱した底を布にあてて用いる。
火熨斗[図]
ひのしずり
ひのしずり [0] 【火熨斗摺り】
火熨斗をかけそこなって布をだめにしてしまうこと。
ひのした
ひのした 【日の下】
(1)あめのした。天下。世界。この世。「―に住し給ふ諸の神の/盛衰記 39」
(2)手紙などの日付の下。[ロドリゲス]
ひのしたかいさん
ひのしたかいさん [5] 【日の下開山】
〔「開山」は開祖の意〕
相撲・武芸などで,天下に並ぶ者のないほど強いこと。特に相撲で,横綱の別称。
ひのしょうぞく
ひのしょうぞく 【緋の装束】
四位・五位の者が着用した緋色の装束。ひのそうぞく。「―をしたるものから/栄花(楚王の夢)」
ひのしょうにん
ひのしょうにん [3] 【日野商人】
滋賀県日野町から各地に行商に出たり,出店を出した近江商人。江戸中期以降に多かった。椀・蚊帳などを商う。
ひのすけとも
ひのすけとも 【日野資朝】
(1290-1332) 鎌倉末期の廷臣。俊光の子。後醍醐天皇に登用され,参議・権中納言などを歴任。討幕運動の中心人物となったが,1324年計画が露顕して捕らえられ,佐渡に流されて処刑された。
ひのそうじょう
ひのそうじょう 【日野草城】
(1901-1956) 俳人。東京生まれ。本名,克修(ヨシノブ)。京大卒。「旗艦」を創刊して「ホトトギス」を離反,自由主義の立場から無季俳句・連作俳句の新興運動を実践した。句集「花氷」「人生の午後」など。
ひのそうぞく
ひのそうぞく 【昼の装束】
朝服。束帯をつけること。また,その姿。ひのよそい。「君たち―して立ちどまり/枕草子 77」
→宿直(トノイ)装束
ひのたたし
ひのたたし 【日の縦】
東西。また,東西に通じる道。「東西を―とし,南北を日の横(ヨコシ)とす/日本書紀(成務訓)」
ひのたて
ひのたて 【日の経】
(1)東方。「大和の青香具山は―の大き御門に/万葉 52」
(2)「ひのたたし」に同じ。
⇔ひのよこ
ひのたま
ひのたま [1] 【火の玉】
(1)球状の火のかたまり。
(2)勢いの激しいものやそのさまにたとえていう語。「全員―となって敵にぶつかる」
(3)夜間,空中を飛んでいるように見える鬼火(オニビ)。人魂(ヒトダマ)。
ひのたま
ひのたま【火の玉】
a fireball.→英和
⇒鬼火.
ひのためし
ひのためし 【氷の様】
「氷の様の奏(ソウ)」の略。「―・式兵二省内外官の補任帳を進る/太平記 24」
ひのためしのそう
ひのためしのそう 【氷の様の奏】
元日の節会(セチエ)に,氷室(ヒムロ)にたくわえておいた去年の氷の厚さや形状を,宮内省から禁中に奏聞する儀式。氷が厚ければ豊年,薄ければ凶年の兆しとした。
ひのて
ひのて【火の手】
the flames.〜が上がる blaze up.
ひのて
ひのて [1] 【火の手】
(1)火事で,火の燃える勢い。
(2)(「火の手を上げる」「火の手が上がる」などの形で)行動を開始する,また,行動が開始されることをいう。「攻撃の―を上げる」「改革の―が上がる」
ひので
ひので【日の出(に)】
(at) sunrise[daybreak].→英和
ひので
ひので 【日の出】
東京都西部,西多摩郡の町。多摩川支流の平井川流域を占める山林地帯。観光・保養地。
ひので
ひので [0] 【日の出】
(1)朝,日が東の空に現れ出ること。また,その時刻。天文学的には,太陽の上縁が東の地平線に接する時。
⇔日の入り
(2)朝日の昇るように勢いの盛んなこと。「当時―のお二人が/人情本・辰巳園 4」
ひので=の勢(イキオ)い
――の勢(イキオ)い
昇る朝日のように勢いが盛んであること。
ひのと
ひのと [2][0] 【丁】
〔「火の弟(オト)」の意〕
十干(ジツカン)の第四。
ひのとしもと
ひのとしもと 【日野俊基】
(?-1332) 鎌倉末期の廷臣。種範の子。後醍醐天皇に登用されて蔵人頭(クロウドノトウ)となる。討幕運動に参加,正中の変で捕らえられた。のち許されたが,再び討幕の謀議が発覚,捕らえられ鎌倉で殺された。
ひのとみこ
ひのとみこ 【日野富子】
(1440-1496) 足利義政の夫人。日野政光の女(ムスメ)。実子義尚を将軍に立てるため,山名宗全を頼んで養子義視と争い応仁の乱の一因をつくった。高利貸し・米相場・賄賂(ワイロ)・関所設置によって蓄財をはかるなど,積極的な活動家であった。
ひのとり
ひのとり 【火の鳥】
〔原題 (フランス) L'Oiseau de feu〕
ストラビンスキー作曲のバレエ音楽。1910年パリでディアギレフ-ロシア-バレエ団により初演。ロシアの古い民話に取材。
ひのぬり
ひのぬり 【日野塗】
滋賀県日野町で作られる漆器。椀類が多い。日野椀。
ひのはかま
ひのはかま [5] 【緋の袴】
深紅色の精好(セイゴウ)織りで仕立てた袴。主として宮中で女官が着用した。紅(クレナイ)の袴。
ひのはしら
ひのはしら 【火の柱】
小説。木下尚江作。1904年(明治37)「毎日新聞」連載。社会の虚偽不正をあばき,非戦論を唱えるキリスト教社会主義者を情熱的に描く。社会主義文学の先駆。
ひのはら
ひのはら 【檜原】
東京都西部,西多摩郡の村。多摩川支流の秋川上流域を占める山林地帯。観光・保養地。
ひのばん
ひのばん [2] 【火の番】
(1)火災が起こらないように予防・警戒をすること。また,その人。[季]冬。《―の障子に太き影法師/虚子》
(2)江戸幕府の職名。目付の下に属し,江戸城内の火の元の番をした。
(3)大奥の女中の職名。夜中,各部屋を見回り火災が起こらないようにした。
ひのふだ
ひのふだ 【火の札】
(1)放火を予告した脅迫状。門戸に貼ったり路上に置いたりした。「聞けばお手前に―を打つたとある/歌舞伎・仏の原」
(2)神社で出す,火災よけの札。
ひのべ
ひのべ [0] 【日延べ】 (名)スル
(1)期日をおくらせること。延期。「運動会は雨で―になった」
(2)期間を長くすること。延長。「会期を五日間―する」
ひのべ
ひのべ【日延べ】
(a) postponement (延期);→英和
an extension (期間延長).→英和
〜する postpone;→英和
put off;extend (延長する).→英和
ひのまる
ひのまる【日の丸】
the (rising-)sun flag;the Japanese flag.
ひのまる
ひのまる [0] 【日の丸】
(1)太陽をかたどった丸。古くから,赤色や金色の丸の図様で扇や船印などに用いられた。「―扇」
(2)「日の丸の旗」の略。
ひのまるごじょうまい
ひのまるごじょうまい 【日の丸御城米】
江戸時代,幕府の御城米のこと。廻送に際し必ず船尾に日の丸の幟(ノボリ)を立てて幕府の御用船である表示としたことからの称。
ひのまるのはた
ひのまるのはた [7] 【日の丸の旗】
(1)白地に赤い丸を描いた旗。
(2)日章旗のこと。
ひのまるのぼり
ひのまるのぼり [5] 【日の丸幟】
白地の布に赤い日の丸を描いた幟。中世から八幡船などに用いられ,1854年(安政1)には江戸幕府が日本の船はこの印の幟とすることを定めた。
ひのまるべんとう
ひのまるべんとう [5] 【日の丸弁当】
〔外観や配色が日の丸の旗に似るところから〕
御飯のまん中に梅干しを一個だけ入れた弁当。
ひのまわり
ひのまわり 【火の回り】
火が燃え広がっていくこと。火回り。火足。「―が早い」
ひのみ
ひのみ [0][3] 【火の見】
「火の見櫓(ヤグラ)」の略。
ひのみ
ひのみ【火の見櫓(やぐら)】
a fire lookout.
ひのみかげ
ひのみかげ 【日の御蔭】
(1)〔日をおおってかげをなす所の意〕
宮殿や殿舎の壮大さをほめたたえていう語。あまのみかげ。「天の御蔭―と隠りまして/祝詞(祈年祭)」
(2)日の神,すなわち天照大神(アマテラスオオミカミ)の威徳。「宮柱したつ磐根(イワネ)にしきたてて露もくもらぬ―かな/新古今(神祇)」
ひのみかど
ひのみかど 【日の御門】
〔日の御子の宮殿の意〕
天皇の住む所。皇居。内裏。「我(ワ)が作る―に/万葉 50」
ひのみこ
ひのみこ 【日の御子】
〔日の神の子孫の意〕
天皇・皇子を敬っていう語。「高照らす―/万葉 162」
ひのみさき
ひのみさき 【日御碕】
島根県東部,島根半島の西端にある岬。日御碕神社と,日本一の高さ(44メートル)の灯台がある。岬の西部の経島(フミシマ)はウミネコの繁殖地。
ひのみさき
ひのみさき 【日ノ御埼・日ノ岬】
和歌山県西部,紀伊水道に突出した岬。先端の日ノ山に灯台がある。
ひのみばしご
ひのみばしご [4] 【火の見梯子】
火事の方向や場所を見定めるために設けた梯子。頂上に半鐘をつるし,番人が打ち鳴らして火事を知らせた。
ひのみばん
ひのみばん [3] 【火の見番】
火の見櫓で見張りをすること。また,その人。火の見番人。
ひのみや
ひのみや 【日の宮】
高天原にある天照大神(アマテラスオオミカミ)の住む宮殿。また,その子孫である天皇の住む御殿。皇居。「天照る国の―の聖(ヒジリ)の御子ぞ/続後紀(嘉祥二)」
ひのみやぐら
ひのみやぐら [4] 【火の見櫓】
火災を早く発見するために,遠方まで見渡せるように高く立てた櫓。望火楼。火の見。
火の見櫓[図]
ひのみやひと
ひのみやひと 【日の宮人】
宮中に仕える人。大宮人。「高光る―/古事記(下)」
ひのめ
ひのめ【日の目を見る】
be published (公表);be realized (実現).
ひのめ
ひのめ [0] 【日の目】
日の光。また,日光がもたらす明るさ。
ひのめ=を∘見る
――を∘見る
(1)それまで知られていなかったものが世間に認められる。「地味な研究がやっと―∘見る」
(2)状況が変わってよい境遇になる。いい目をみる。
ひのもと
ひのもと [2] 【火の元】
(火事の原因になるような)火の気のある所。「―に気をつける」
ひのもと
ひのもと 【日の本】
〔日の出る本の意〕
日本の異名。「―の末の世に生まれ給ひつらむ/源氏(若紫)」
ひのもとの
ひのもとの 【日の本の】 (枕詞)
「大和(ヤマト)」にかかる。「―大和の国の鎮(シズメ)ともいます神かも/万葉 319」
ひのもとのくに
ひのもとのくに 【日の本の国】
「日の本」に同じ。「―に忍辱(ニンニク)の父母あり/宇津保(俊蔭)」
ひのものだち
ひのものだち [0] 【火の物断ち】
祈願のため,または戒律として煮焼きした食べ物を食べないこと。
ひのやくし
ひのやくし 【日野薬師】
法界寺(ホウカイジ)の通称。
ひのようじん
ひのようじん [3] 【火の用心】
火事を出さないように火の元に注意すること。また,夜番が拍子木を打ちながら大声で唱える語。
ひのよこ
ひのよこ 【日の緯】
(1)西方。「畝火のこの瑞山は―の大き御門に/万葉 52」
(2)「ひのよこし」に同じ。
⇔ひのたて
ひのよこし
ひのよこし 【日の横】
南北。また,南北に通じる道。「東西を日の縦(タタシ)とし,南北を―とす/日本書紀(成務訓)」
ひのよそい
ひのよそい 【昼の装ひ】
「昼(ヒ)の装束(ソウゾク)」に同じ。「更衣たち,みな―し/宇津保(初秋)」
ひのわん
ひのわん [0] 【日野椀】
日野塗の椀。
ひはい
ひはい [0] 【疲憊】 (名)スル
動けないほどに疲れること。疲れ弱ること。「女房は非常に―して居たが/土(節)」
ひはかいけんさ
ひはかいけんさ ヒハクワイ― [5] 【非破壊検査】
部材・構造物などの傷・歪(ヒズミ)などを,X 線・超音波・磁場などをあてたり表面を染色したりして,被検査物を破壊することなく検査すること。無破壊検査。
ひはく
ひはく [0] 【飛白】
(1)漢字の書体の一。刷毛(ハケ)でかすれ書きにしたもので,形は八分(ハツプン)に似る。一種の装飾体で扁額などに用いた。
(2)「籠字(カゴジ)」に同じ。
→かすり(絣・飛白)
ひはく
ひはく [0] 【避泊】 (名)スル
船が,風雨をさけて港に入り停泊すること。ハーバリング。
ひはく
ひはく 【菲薄】 (名・形動ナリ)
物が少ないこと。才能などが乏しいこと。劣っていること。また,そのさま。「我詩は―にして軽薄なる事は/四河入海 19」「蘇国(スカツトランド)人民の産業甚はだ―なりしもの/西国立志編(正直)」
ひはたき
ひはたき [2] 【火叩き】
タバコの吸い殻をキセルからはたき出すのに用いるもの。銀・銅などで小さな杯状に作り,タバコ入れの根付けに用いる。
ひはだ
ひはだ 【檜皮】
⇒ひわだ(檜皮)
ひはつ
ひはつ [0] 【被髪】
髪を結ばないで,自然のままに垂らしておくこと。ざんばら髪。
ひはなち
ひはなち [2] 【樋放ち】
上代の不法行為の一。木で作った田の用水路を壊すこと。「畔(ア)放ち,溝埋み,―,…を天つ罪と法りわけて/祝詞(六月晦大祓)」
ひはる
ひは・る 【罅る】 (動ラ下二)
⇒ひわる
ひはん
ひはん [0] 【肥胖】 (名・形動)[文]ナリ
肥え太っている・こと(さま)。「福格斯(フヲツクス)は,―なる人なりしが/西国立志編(正直)」
ひはん
ひはん【批判】
criticism;→英和
(a) comment.→英和
〜する criticize;→英和
comment <on> .〜的な(に) critical(ly).→英和
‖批判者 a critic.
ひはん
ひはん [0] 【批判】 (名)スル
(1)物事の可否に検討を加え,評価・判定すること。「学説―」「―を仰ぐ」
(2)誤っている点やよくない点を指摘し,あげつらうこと。「政府の外交方針を―する」
(3)〔哲〕
〔(ドイツ) Kritik〕
人間の知識や思想・行為などについて,その意味内容の成立する基礎を把握することにより,その起源・妥当性・限界などを明らかにすること。
ひはんさいぼう
ひはんさいぼう [4] 【肥胖細胞】
⇒肥満細胞(ヒマンサイボウ)
ひはんしゅぎ
ひはんしゅぎ [4] 【批判主義】
〔哲〕
〔(ドイツ) Kritizismus〕
(1)批判を主たる態度とする思想。反省を持つ点で独断論に対し,理性への信頼を捨てない点で懐疑論に対する。
(2)カント主義における,人間の認識・経験の批判,すなわちそれらの可能となる根拠・制約などの検討を課題とする哲学の立場。神とは異なる有限な人間に許される理性の正当な権限を明らかにする。
ひはんしょう
ひはんしょう [0] 【肥胖症】
⇒肥満症(ヒマンシヨウ)
ひはんてき
ひはんてき [0] 【批判的】 (形動)
(1)批判する立場に立つさま。「増税政策には―だ」
(2)〔哲〕 人間の認識や経験の根拠・条件についての認識論的検討を主たる哲学の課題とするさま。
ひはんてきかんねんろん
ひはんてきかんねんろん [8] 【批判的観念論】
〔(ドイツ) kritischer Idealismus〕
⇒超越論的観念論(チヨウエツロンテキカンネンロン)
ひはんてききょういくがく
ひはんてききょういくがく [9] 【批判的教育学】
経験主義や観念的な独断によらない教育学。狭義には,新カント学派の教育学をいう。
ひはんてきごうりしゅぎ
ひはんてきごうりしゅぎ [9] 【批判的合理主義】
〔critical rationalism〕
ポパーに代表される哲学の立場。科学と非科学を分かつ境界設定の基準を反証可能性の概念に求め,科学研究を絶えざる推測と反駁のプロセスとしてとらえる。
ひはんてきじつざいろん
ひはんてきじつざいろん [8] 【批判的実在論】
〔critical realism〕
第一次大戦後,ドレーク・ラブジョイなどアメリカの哲学者達が「批判的実在論論集」(1920)で示した主張。人間は客観的実在をそのままに知ることはできず,ただ知覚与件としての性質複合を知るのみであるが,それらを実在物の客観的性質と信じて行動するのであるから,客観的実在は「プラグマティックな」見地から是認されるべきであるとする。
ひはんてつがく
ひはんてつがく [5][4] 【批判哲学】
批判主義{(2)}による哲学。カントおよび新カント学派の哲学。先験哲学。
ひはんりろん
ひはんりろん [4] 【批判理論】
〔(ドイツ) kritische Theorie〕
フランクフルト学派が標榜する立場。道具的理性に支配され,社会の再生産に奉仕するのみの伝統的理論に対し,理論が社会的経済的過程に属することを自己認識しつつ,理性を批判的に実現しようとする。
→道具的理性
ひば
ひば [1] 【疲馬】
疲れた馬。「―の鞭を恐れざるが如く王化をも恐れず/太平記 35」
ひば
ひば [1] 【檜葉】
(1)ヒノキの葉。
(2)アスナロ・ヒノキアスナロの別名。
(3)園芸で,ヒノキ類の総称。
ひば
ひば [1] 【飛馬】
飛ぶように速く走る馬。
ひば
ひば [1] 【干葉・乾葉】
(1)枯れて乾いた葉。
(2)ダイコンの葉や茎を干したもの。
ひば
ひば [1] 【肥馬】
肥え太った馬。
ひばい
ひばい [0] 【肥培】 (名)スル
肥料をやって作物を栽培すること。
ひばいかんり
ひばいかんり [4] 【肥培管理】
作物を栽培するとき,施肥・水やり・中耕・土寄せ・害虫の駆除などを総合的に管理すること。
ひばいどうめい
ひばいどうめい [4] 【非買同盟・罷買同盟】
特定の売り手の商品を買わない約束をした同盟。ボイコット。
ひばいひん
ひばいひん [0] 【非売品】
売り物ではない品。
ひばいひん
ひばいひん【非売品】
an article not for sale; <掲示> Not for Sale.
ひばかり
ひばかり [2] 【日計・熇尾蛇・竹根蛇】
小形のヘビ。全長55センチメートル内外。背面は暗灰褐色,腹面は淡黄緑色。日本では北海道を除く低山の林の水辺にすみ,カエル・小魚などを捕食する。かまれたらその日ばかりの命しかないと信じられたことからこの名があるが,実際は無毒。
ひばかり
ひばかり [2] 【火計】
〔燃料のみが日本の物の意〕
唐津焼・薩摩焼などで,文禄・慶長の役後,朝鮮からきた陶工が朝鮮の陶土・釉薬(ユウヤク)を用いて,日本の窯で焼いたといわれるものの称。
ひばかりあきない
ひばかりあきない [6] 【日計り商い】
朝方,安いところで買ってその日のうちに売りぬけるような,一日のうちに売買してしまう回転の早い商い。
ひばく
ひばく [0] 【被曝】 (名)スル
放射線や化学物質にさらされること。
ひばく
ひばく【被爆する】
be bombed.原爆の被爆者 an A-bomb victim.
ひばく
ひばく [0][1] 【飛瀑】
高い所から落下する滝。
ひばく
ひばく [0] 【被爆】 (名)スル
(1)爆撃をうけること。
(2)特に,原水爆の被害をうけること。「―者(シヤ)」
ひばこ
ひばこ [1] 【火箱】
(1)炉{(1)}の底に入れる箱。
(2)行火(アンカ)。足あぶり。
ひばご
ひばご [0] 【卑罵語】
⇒軽蔑語(ケイベツゴ)
ひばさみ
ひばさみ [2] 【火挟み】
火縄銃で,引き金と連動して,火縄を固定し,火皿に火をつける金具。
→火縄銃
ひばし
ひばし【火箸】
(a pair of) tongs.→英和
ひばし
ひばし [1] 【火箸】
炭火を挟むのに用いる金属製の箸。
ひばしら
ひばしら [2] 【火柱】
(1)大きく高く燃えて,柱のように見える炎。ひのはしら。「爆発音と同時に―が立った」
(2)柱のように,空中に立ち昇る赤い気。「白く赤き気三条出現し,…此の変,彗形と為り異名は―なり/東鑑(仁治二)」
ひばしら
ひばしら【火柱】
a pillar of fire[flames].
ひばすひめりょう
ひばすひめりょう 【日葉酢媛陵】
奈良市山陵町にある前方後円墳。垂仁天皇の皇后日葉酢媛の陵に比定されている。直弧文のある盾・蓋(キヌガサ)の形の埴輪(ハニワ)が出土。また,殉死者に代わる埴輪の起源説話でも知られる。
ひばた
ひばた [0] 【樋端】
鴨居・敷居などの溝のふち。
ひばち
ひばち [1] 【火鉢】
灰を入れ,中に炭火などをいけておく暖房具。暖をとるほか,料理にも使い,座敷の調度ともした。火おけ。[季]冬。《妹が居といふべかりける桐―/虚子》
ひばち
ひばち【火鉢】
a brazier.→英和
ひばどうごたいしゃくこくていこうえん
ひばどうごたいしゃくこくていこうえん ヒバダウゴタイシヤクコクテイコウヱン 【比婆道後帝釈国定公園】
広島・島根・鳥取三県にまたがる山岳と高原からなる国定公園。帝釈峡・道後山・烏帽子山・船通山を含む。
ひばな
ひばな【火花】
a spark.→英和
〜が散る spark.〜が散るような議論 a heated discussion.
ひばな
ひばな [1] 【火花】
(1)飛び散る火。火の粉。
(2)金属・石などを急激にすり合わせたり,たたいたりしたときに出る火。
(3)放電するときに出る光。スパーク。
ひばな=を散らす
――を散ら・す
刀と刀を激しく交えあって斬り合う。転じて,闘志をむき出しにして互いに激しく勝負を争う。
ひばなほうでん
ひばなほうでん [4] 【火花放電】
気体内の向かい合った電極に加える電圧を次第に大きくしてゆくと,ある点で急に気体の絶縁が破れ,強い音を伴って火花を発しながら大きな電流が流れる現象。
ひばなスペクトル
ひばなスペクトル [5] 【火花―】
電気火花を飛ばしたときに出る光のスペクトル。主として原子イオンによるスペクトルである。スパーク-スペクトル。
ひばば
ひばば [1] 【曾祖母】
「ひいばば(曾祖母)」に同じ。
ひばまた
ひばまた [2] 【檜葉股】
褐藻類ヒバマタ目の海藻。北海道や千島など寒い海域の沿岸に分布。潮間帯上部の岩石に群落を作る。長さ30センチメートル。革質で中肋(チユウロク)があり,五,六回二叉(ニサ)状に分岐する。褐色であるが乾くと黒変する。
ひばら
ひばら [0][1] 【脾腹】
腹の横側。よこはら。わきばら。
ひばらい
ひばらい [2] 【日払い】
借金や掛け金などを,毎日一定額払うこと。
ひばらこ
ひばらこ 【檜原湖】
福島県中北部にある湖。1888年(明治21)の磐梯山の大爆発によって檜原川がせき止められてできたもの。面積10.4平方キロメートル。
ひばり
ひばり【雲雀】
a (sky)lark.
ひばり
ひばり [0] 【雲雀・告天子】
(1)スズメ目ヒバリ科の鳥。全長約17センチメートル。体は褐色で黒い斑点があり,頭頂の羽毛は冠毛を形成する。空高く舞い上がり,幅広い翼をはばたき,停止するように飛びながらよくさえずる。全国の草原・畑地などで周年生息する。[季]春。《―より上にやすらふ峠かな/芭蕉》
(2)〔(1)の足が細いことから〕
やせて骨ばっていること。
→ひばりぼね
雲雀(1)[図]
ひばりげ
ひばりげ [3] 【雲雀毛】
馬の毛色の名。黄白まじりでたてがみから尾まで背筋に黒毛のあるもの。雲雀鹿毛。
ひばりぶえ
ひばりぶえ [4] 【雲雀笛】
ヒバリの鳴き声を模した竹笛。[季]春。
ひばりぼね
ひばりぼね [0] 【雲雀骨】
(1)骨ばってやせていること。また,その骨格。「俊寛が―にはつたと蹴られ/浄瑠璃・平家女護島」
(2)やせ細った老人をののしっていう語。「はてしぶとい―/浄瑠璃・祇園女御九重錦」
ひばりむすび
ひばりむすび [4] 【雲雀結び】
環・棒・筒などに紐(ヒモ)を掛ける時の結び方。グランベル結び。
ひばりやま
ひばりやま 【雲雀山】
(1)大和国と紀伊国の国境にあると伝えられる山。中将姫が横佩(ヨコハギ)右大臣に捨てられたところという。
(2)能の一。四番目物。横佩右大臣が偽りの告げ口を信じて殺そうとした娘を,乳母たちが雲雀山にかくまい,花を売って生活している。そこへたまたま狩りに来た右大臣が事情を知って娘を許す。
ひばん
ひばん【非番である】
be off duty.〜の日 an off day.
ひばん
ひばん [0] 【非番】
その番に当たっていないこと。当番でないこと。また,その人。
ひひ
ひひ [1] 【比比】
■一■ (ト|タル)[文]形動タリ
物事の並び連なるさま。「怪を信ずる者―として皆然り/明六雑誌 25」
■二■ (副)
並んでいるものがみな同じ状態にあるさま。どれもどれも。しばしば。「裏店の奥―此類なり/獺祭書屋俳話(子規)」
ひひ
ひひ [1] 【狒狒】
(1)霊長目オナガザル科ヒヒ属とゲラダヒヒ属の哺乳類の総称。大形で地上性・雑食性のサル類。鼻口部は突出し,雄は強大な犬歯をもつ。サハラ以南のアフリカおよびアラビア半島南部に分布する。ギニアヒヒ・マントヒヒ・マンドリルなど。
(2)好色な中年以上の男をののしっていう語。「―おやじ」
ひひ
ひひ [1] 【霏霏】 (ト|タル)[文]形動タリ
(1)雪や雨が降りしきるさま。「細雨―として降り下り/八十日間世界一周(忠之助)」
(2)細かなものが飛び散るさま。話の続くさまにいう。「佳言を吐くこと,鋸木屑の如く―として絶えず/洒落本・通言総籬」
(3)雲の浮かぶさま。「春の気たるや―焉たり/菅家文草」
ひひ
ひひ【狒々】
《動》a baboon.→英和
ひひく
ひひ・く 【疼く】 (動カ四)
ひりひりする。「垣もとに植ゑしはじかみ口―・く/古事記(中)」
ひひこ
ひひこ 【曾孫】
孫の子。また,子孫。そうそん。「崇徳院に御譲位ありて,―位につけて御覧ずるまで/愚管 4」
ひひとひ
ひひとひ [3] 【日一日】
朝から晩まで。一日じゅう。終日。
ひひなき
ひひなき [0] 【ひひ鳴き】
ウズラがひひと鳴くこと。
ひひめく
ひひめ・く (動カ四)
ひひと鳴く。ぴいぴいと鳴く。「鵼(ヌエ)かぶらの音に驚いて,虚空にしばし―・いたり/平家 4」
ひひょう
ひひょう【批評】
(a) comment;→英和
criticism;→英和
(a) review (新刊書などの).→英和
〜的(に) critical(ly).→英和
〜する criticize;→英和
review;comment <on> .‖批評家 a critic.
ひひょう
ひひょう [0] 【批評】 (名)スル
事物の善悪・優劣・是非などについて考え,評価すること。「文芸―」「作品を―する」
ひひょうか
ひひょうか [0] 【批評家】
批評することを職業とする人。
ひひょうがん
ひひょうがん [2] 【批評眼】
物事を批評できる見識や力。眼識。
ひひらかす
ひひらか・す 【囀かす】 (動サ四)
ぺちゃぺちゃと口を動かす。「行ひがちに,口―・し/紫式部日記」
ひひらく
ひひら・く 【疼く】 (動カ四)
ひりひり痛む。うずく。「切り焼くが如くうづき―・き/発心 4」
ひひらく
ひひら・く 【囀く・嘶く】 (動カ四)
(1)ぺらぺらよくしゃべる。弁舌を振るう。「馬の頭,物定めの博士になりて―・きゐたり/源氏(帚木)」
(2)馬がいななく。[名義抄]
ひひる
ひひ・る 【冲る】 (動ラ四)
⇒ひいる
ひひる
ひひる 【蛾】
⇒ひいる(蛾)
ひひん
ひひん [1][0] 【妃嬪】
(1)妃と嬪。天子の妻と側室。
(2)天子のそばに仕える女官。官女。
ひひ鳴き
ひひなき [0] 【ひひ鳴き】
ウズラがひひと鳴くこと。
ひび
ひび [1] 【篊】
ノリ・カキなどの養殖で,胞子や幼生を付着させるため,遠浅の海中に立てておく枝付きの竹や粗朶(ソダ)。もともとは,篊を海中に並べ立て,一方に口を開け,満潮時に入った魚を干潮時に捕る仕掛け。
ひび
ひび【日々】
daily;→英和
every day;day by day.〜の daily;→英和
everyday.→英和
ひび
ひび
(1)[皮膚の皸]a chap.→英和
(2)[割れ目の罅]a crack;→英和
a flaw (きず).→英和
〜がきれた chapped.〜が入る crack.
ひび
ひび [2] 【皹・皸・胼】
〔「ひみ(皹)」の転〕
寒さのために,手足などの露出した部分の皮膚が乾燥して,小さなさけ目を生じたもの。ひびり。[季]冬。《―の頬を相寄せたりし母子かな/虚子》
→ひび(罅)
ひび
ひび [2] 【罅】
〔「ひび(皹)」と同源〕
(1)陶器・ガラス・壁・骨などにできる細かな割れ目。ひびり。
(2)人間関係が気まずくなること。
(3)身体に故障が起こること。
ひび
ひび [1] 【日日】
一日一日。毎日。
ひび=が入る
――が入・る
(1)細かい割れ目ができる。「茶碗に―・る」
(2)経歴などが損われる。「履歴に―・る」
(3)親しい間柄・親密な関係にあったものが,不和になる。「友情に―・る」
ひび=に新(アラタ)なり
――に新(アラタ)なり
〔大学「苟日新,日々新,又日新」〕
日に日に新しくなっている。つねに進歩している。
ひび=是(コレ)好日
――是(コレ)好日
「にちにち(日日)是好日」に同じ。
ひびかす
ひびか・す [3] 【響かす】 (動サ五[四])
(1)音が響くようにする。反響させる。ひびかせる。「サイレンを―・す」
(2)評判を立てさせる。「かく世を―・す御孫のいでおはしましたる…いとよし/大鏡(藤氏物語)」
〔「響く」に対する他動詞〕
ひびかせる
ひびか・せる [4] 【響かせる】 (動サ下一)
〔「ひびかす」の下一段化〕
「響かす」に同じ。「靴音を―・せる」「名声を―・せる」
ひびき
ひびき [3] 【響き】
(1)音や声が広く周囲に伝わって聞こえること。また,その音や声。「太鼓の―」「雷の―」
(2)音が物にぶつかり,はね返ること。反響。「―の良いホール」
(3)発音体が振動をやめたあとまで残る音。残響。余韻。「鐘の―」
(4)その音を聞いたときの感じ。「―の良い名前」「迷惑そうな―があった」
(5)伝わってくる震動。「地(ジ)―」「レールに伝わる列車の―」
(6)影響。「円高の―」
(7)世間で取りざたすること。世間の評判。「宮の御心ざし,世の御―煩はしうおぼされたれば/栄花(見はてぬ夢)」
(8)蕉風俳諧の付合方法の一。前句の切迫した緊張感を受けて,打てば響くように応じて付けるもの。「今はうつり,―,にほひ,くらゐを以て付くるをよしとす/去来抄」
ひびき
ひびき【響き】
(1)[音]a sound;→英和
a crash (衝突などの);→英和
vibration (振動);→英和
[反響]an echo;→英和
reverberation.(2) ⇒影響.
ひびき=の声に応ずるが如(ゴト)し
――の声に応ずるが如(ゴト)し
応答や反応が非常に早い様子である。
ひびきいし
ひびきいし [3] 【響き石】
「鸚鵡石(オウムイシ)」に同じ。
ひびきなだ
ひびきなだ 【響灘】
山口県の西方,福岡県の北方にあたる日本海の海域。西側は玄界灘に接し,関門海峡で瀬戸内海に通じる。((歌枕))「音に聞き目にはまだ見ぬ播磨なる響の灘と聞くはまことか/忠見集」
ひびきわたる
ひびきわた・る [5][0] 【響き渡る】 (動ラ五[四])
(1)音があたり一面にくまなく行きわたって鳴りひびく。「鐘の音が―・る」
(2)評判などが,知らない者がないくらいに知れわたる。「名声が―・る」
ひびく
ひび・く [2] 【響く】 (動カ五[四])
(1)音が遠くまで達する。「電車の音がかすかに―・いてくる」
(2)ある場所で大きな音や声が発せられて,大きく聞こえる。「突然,銃声が―・いた」「笑い声が部屋中に―・く」
(3)音や声が反響したり共振したりしてはっきりと聞こえる。「よく―・く声」
(4)余韻が長く続く。「鐘の音が―・く」
(5)振動が伝わる。「地鳴りが―・いてくる」
(6)名声などが世間に広く伝わる。とどろく。「世界にその名が―・く」
(7)悪い影響を与える。たたる。「徹夜をすると明日の仕事に―・く」「物価の上昇が家計に―・く」「大事なところでのエラーが―・いた」
(8)心に感銘を与える。心にしみる。「胸に―・く言葉」「心に―・く」
(9)ある発言が,やや違った意味に聞こえる。「金を要求しているように―・いたらしい」
(10)とりざたする。騒ぐ。「(遺骸ヲ)納め奉るにも世の中―・きて悲しと思はぬ人なし/源氏(薄雲)」
〔「響かす」に対する自動詞〕
[慣用] 打てば―
ひびく
ひびく【響く】
(1)[鳴る]sound;→英和
[反響]resound;→英和
echo;→英和
ring.→英和
(2) ⇒影響.
妙に〜 sound strange.
ひびつ
ひびつ [1] 【火櫃】
四角い木製の火鉢。
ひびぬり
ひびぬり [0] 【罅塗(り)】
表面に細かいひびを浮き出させた漆器の塗り方。漆が生乾きのとき卵白を刷毛で塗り,乾燥して細かい亀裂が生じた上に蝋(ロウ)色仕上げをする。
ひびや
ひびや 【日比谷】
東京都千代田区南部,日比谷公園を中心とする地区。東は有楽町,西は霞が関に接する。
ひびやき
ひびやき [0] 【罅焼(き)】
貫乳の入った焼き物。収縮率が素地と異なる釉を施して釉面にひびを生じさせる。薩摩焼・粟田焼など。
ひびやこうえん
ひびやこうえん 【日比谷公園】
東京都千代田区にある日本で最初の洋式公園。日比谷公会堂・日比谷図書館・野外音楽堂などがある。
ひびやせん
ひびやせん 【日比谷線】
営団地下鉄の鉄道線。東京都北千住・銀座・中目黒間,20.3キロメートル。
ひびややきうちじけん
ひびややきうちじけん 【日比谷焼打事件】
1905年(明治38)9月5日,頭山満・河野広中らが主催した日比谷公園のポーツマス講和条約反対国民大会に集まった民衆が,警察署・国民新聞社・内相官邸などを焼き打ちした暴動事件。翌日戒厳令がしかれた。
ひびゅう
ひびゅう [0] 【紕繆・粃謬】
あやまり。まちがい。誤謬。「理,若し実ならずして説く所に―有らば/今昔 4」
ひびょういん
ひびょういん [2] 【避病院】
法定伝染病の患者を隔離・収容し治療する病院。
ひびり
ひびり [0][3] 【皹・皸】
「ひび(皹)」に同じ。
ひびり
ひびり [0][3] 【罅】
「ひび(罅)」に同じ。
ひびれ
ひびれ 【罅】
裂け目。割れ目。ひび。「―ガイル/ヘボン(三版)」
ひびれる
ひび・れる [3] 【罅れる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 ひび・る
ひびがはいる。割れ目ができる。
ひびろ
ひびろ 【紽】
綛(カセ)車で一定の長さの糸を巻いたもの一つ。
ひびわれ
ひびわれ [0] 【罅割れ】 (名)スル
ひびわれること。また,それによってできた割れ目。「柱が―する」
ひびわれる
ひびわ・れる [4][0] 【罅割れる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 ひびわ・る
ひびが入る。「―・れた茶碗」
ひふ
ひふ 【費府】
フィラデルフィアのこと。
ひふ
ひふ【皮膚】
the skin.→英和
‖皮膚炎 dermatitis.皮膚科 dermatology.皮膚呼吸 dermal respiration.皮膚病 a skin disease.
ひふ
ひふ [1] 【蚍蜉】
大きなアリ。
ひふ
ひふ [0] 【被風・被布・披風】
(1)長着の上に羽織る防寒用の外衣。襟あきは四角く,前を深く重ね,総(フサ)付きの組紐でとめて着る。江戸末期,茶人や俳人が好んで着たが,のちに女性用のコートとなった。子供用のものもある。[季]冬。
(2)近世,公家が着用した,盤領(マルエリ)の道服(ドウブク)の一種。
被風(1)[図]
ひふ
ひふ [1] 【皮膚】
後生動物の体表をおおっている一層または多層の組織。身体保護・体温調節・排泄・皮膚呼吸などを営む。ヒトでは表皮・真皮・皮下組織から成り,血管系・リンパ系・神経系を有する。無脊椎動物では一層の表皮とその生産物であるクチクラとから成る。
ひふ
ひふ [1][0] 【秘府】
大切な物をしまっておくくら。また,宮中の書庫。「―の銀鑰を開いて金軸の書一巻を取出だせり/太平記 6」
ひふ
ひふ [1] 【鄙夫・卑夫】
卑しい男。また,身分の低い男。
ひふ
ひふ [1] 【鄙婦・卑婦】
卑しい女。また,身分の低い女。
ひふ
ひふ [1][0] 【秘符】
「護符(ゴフ)」に同じ。
ひふう
ひふう [0] 【悲風】
人を悲しい気持ちにさせるような風。多く,秋風にいう。
ひふえん
ひふえん [2] 【皮膚炎】
皮膚におきる炎症。一般にかゆみを伴う。
ひふか
ひふか [0] 【皮膚科】
皮膚およびその付属器官の疾患を扱う医学の一分科。
ひふかんかく
ひふかんかく [3] 【皮膚感覚】
皮膚およびこれに接する粘膜で感ずる感覚の総称。冷覚・温覚・痛覚・触覚・圧覚に分けられる。
ひふがん
ひふがん [2] 【皮膚癌】
皮膚にできる上皮性悪性腫瘍。日光にさらされる部位などに生じやすく,白人に多い。
ひふき
ひふき [3] 【火吹き】
火を吹きおこすのに用いる道具。火吹き竹・火吹きだるまなど。
ひふきだけ
ひふきだけ【火吹き竹】
a bamboo blower.
ひふきだけ
ひふきだけ [3] 【火吹き竹】
吹いて火をおこすのに用いる,先に小穴をあけた竹筒。
ひふきだるま
ひふきだるま 【火吹き達磨】
銅などで作った中空の達磨形の道具。中に水を入れて火のそばに置くと,沸騰して蒸気を口から吹き,火をおこす仕組みになっている。火吹き玉。「―やひよつとこの身代はりに立たうといふ面色(メンシヨク)では,かかり合はねえ事だわす/滑稽本・七偏人」
ひふきんえん
ひふきんえん [3] 【皮膚筋炎】
膠原病の一。全身性の紅斑やむくみなどの皮膚炎症状と,筋力低下・筋肉痛などの筋炎症状を呈し,時に腫瘍を併発する。
ひふく
ひふく【被服】
clothes;→英和
clothing.→英和
ひふく
ひふく [1][0] 【被服】
着る物。衣服。「―費」「―材料学」
ひふく
ひふく [0] 【被覆】 (名)スル
おおいかぶせること。ひふう。「銅線をビニールで―する」「―線」
ひふくきん
ひふくきん [0] 【腓腹筋】
下腿部後面,ふくらはぎの表層にある屈筋。下端は平目(ヒラメ)筋の下端と合わさりアキレス腱となる。こむら。腓腸筋。
ひふくきんけいれん
ひふくきんけいれん [6] 【腓腹筋痙攣】
腓腹筋に起こる痙攣。激しい痛みとともに筋の収縮状態が続く。こむらがえり。腓腸筋痙攣。
ひふくせん
ひふくせん [0] 【被覆船】
船虫の被害や貝・海藻の付着を防ぐために,喫水線以下の船体に銅板を張った船。
ひふくめ
ひふくめ 【比比丘女】
「子捕(コト)ろ子捕ろ」の古名。
ひふこきゅう
ひふこきゅう 【皮膚呼吸】 (名)スル
動物の体表を通して行われる外呼吸。特別な呼吸器のない動物の呼吸方法であるが,呼吸器をもつ動物でも多くのものが皮膚呼吸を併用している。
ひふさがり
ひふさがり [2] 【日塞がり】
陰陽道(オンヨウドウ)で,日によって一定の方角に天一神(ナカガミ)がいるため,その方角への外出を不吉だとすること。
ひふせん
ひふせん [2] 【皮膚腺】
表皮に開口する外分泌腺の総称。魚類・両生類・哺乳類によく発達する。魚類では粘液腺,哺乳類では汗腺・皮脂腺・乳腺などがある。
ひふせんびょう
ひふせんびょう [0] 【皮膚腺病】
リンパ節・骨・関節などの結核病巣が広がり,皮膚に結核性病変をつくったもの。
ひふそうようしょう
ひふそうようしょう [5] 【皮膚瘙痒症】
かゆみを主症状とするが,皮疹のみられない慢性皮膚病。
ひふびょう
ひふびょう [0] 【皮膚病】
皮膚および皮膚に関係する毛髪・汗腺・脂腺などの疾病の総称。
ひふびょうがしょう
ひふびょうがしょう [0] 【皮膚描画症】
皮膚を爪や鉛筆の先などでこすると,刺激の加わった部分が赤または白のみみずばれとなるもの。皮膚の異常な感受性を示す。皮膚紋画症。
ひふみ
ひふみ [0] 【日文】
神代文字の一で,漢字の渡来前に,わが国で用いられていた文字とされるもの。江戸時代に平田篤胤が「神字日文伝(カンナヒフミノツタエ)」の中で示したもので,「ひふみよいむなやこと」以下四七字の表音文字。実際は朝鮮のハングルを模倣して作ったものと思われる。
日文[図]
ひふもんがしょう
ひふもんがしょう [5] 【皮膚紋画症】
⇒皮膚描画(ビヨウガ)症
ひふようしゃ
ひふようしゃ ヒフヤウ― [1][2] 【被扶養者】
扶養されている者。
ひふりゃく
ひふりゃく 【秘府略】
類書。滋野貞主著。831年淳和天皇の勅により「説文」以下の漢籍約一五〇〇種を集め,これを品目ごとに分類列挙したもの。一〇〇〇巻のうち二巻のみ現存。
ひふん
ひふん【悲憤】
indignation.→英和
〜慷慨(こうがい)する be indignant <at> .
ひふん
ひふん [0] 【悲憤】 (名)スル
悲しみいきどおること。「紅涙を泛べ慷慨―せる情態(サマ)は/緑簑談(南翠)」
ひふんこうがい
ひふんこうがい [1][0] 【悲憤慷慨】 (名)スル
運命や世の不正などを悲しみいきどおって嘆くこと。「不遇を―する」
ひぶ
ひぶ【日歩】
daily interest.
ひぶ
ひぶ [0] 【日歩】
利息計算期間の単位を一日として定めた利率。元金一〇〇円に対して一日の利息何銭何厘何毛と表す。
→月利
→年利
ひぶ
ひぶ [1] 【秘部】
(1)秘密の場所。
(2)「隠し所{(2)}」に同じ。
ひぶ
ひぶ [0] 【日賦】
借金などを毎日一定額返済すること。また,その借金。日済(ヒナ)し。
ひぶくれ
ひぶくれ [2][0] 【火脹れ】
火傷(ヤケド)のために皮膚がふくれあがること。また,その部分。「やけどで―ができる」
ひぶくれ
ひぶくれ【火脹れ】
a blister.→英和
〜ができる blister.
ひぶくろ
ひぶくろ [2] 【火袋】
(1)灯籠(トウロウ)の火をともす所。また,行灯(アンドン)・提灯(チヨウチン)などの紙のおおい。
→石灯籠
(2)暖炉などの薪炭を燃すところ。
ひぶせ
ひぶせ [1] 【火伏せ】
火災を防ぐこと。ひよけ。特に,火を防ぐ神仏の力にいう。「―の神」
ひぶそう
ひぶそう【非武装化する】
demilitarize.→英和
‖非武装地帯 a demilitarized zone.非武装中立 unarmed neutrality.
ひぶそうちたい
ひぶそうちたい ヒブサウ― [5][6] 【非武装地帯】
条約によって武装を禁じられている地域。兵力の駐留,基地・要塞の建設,武器・弾薬・軍事物資の製造・貯蔵などが禁止される。
ひぶた
ひぶた [1] 【火蓋】
火縄銃の火皿をおおう真鍮(シンチユウ)製のふた。
→火縄銃
ひぶた
ひぶた【火蓋を切る】
open fire;[始まる]start;→英和
begin.→英和
ひぶた=を切る
――を切・る
(1)火蓋を開いて点火する。
(2)戦い・争い・競争などが始まる。「反撃の―・る」「舌戦の―・る」
ひぶつ
ひぶつ [0][1] 【秘仏】
厨子(ズシ)や堂内に安置して,特定の機会を除いては一般に公開しない仏像。
ひぶな
ひぶな [0][1] 【緋鮒】
フナの突然変異したもの。黒色色素胞を欠くため全身が橙赤色。北海道の湖沼に野生する。
ひぶね
ひぶね [1] 【火船】
(1)昔,夜間網漁を行うときに集魚のための火をたいた船。現在は電気集魚灯を用いる。
(2)戦国時代の水軍で使われたもので,敵船に火をつけるため,薪・わらなどを積み,これに火をつけて風上から流した船。
ひぶほけん
ひぶほけん [3] 【日歩保険】
一般保険のうち,保険目的が特定されることにより,保険料を日々算出する保険。
ひぶり
ひぶり [0] 【火振り】
「夜振(ヨブ)り」に同じ。
ひぶろ
ひぶろ [0] 【日風呂】
毎日入浴すること。贅沢とされた。
ひぶん
ひぶん【碑文】
an inscription;→英和
an epitaph.→英和
ひぶん
ひぶん [0] 【碑文】
石碑に刻みつけた文章。
ひぶん
ひぶん 【非分】 (名・形動ナリ)
(1)自分の分を越えていること。身分不相応。過分。「賊類―の望みを謗(ソシ)る/将門記」
(2)道理に合わないさま。非理。「王に向ひて各―に命を奪はれたる由を申し合ひたり/今昔 6」
ひぶんしょう
ひぶんしょう [2][0] 【飛蚊症】
明るい空や白い面を見た時,視野の中に点状・糸くず状などの淡い不規則な形が見え,眼前を蚊が飛び回るように感じられる症状。主に硝子体の混濁や眼底出血などにより起こる。
ひへい
ひへい [0] 【疲弊】 (名)スル
(1)疲れ弱ること。
(2)経済状態が悪化し勢いや活動が鈍くなること。「国力が―する」「藩の財政が―して/それから(漱石)」
ひへい
ひへい【疲弊】
exhaustion;→英和
poverty.→英和
〜する be exhausted[impoverished].
ひへん
ひへん [0] 【日偏】
漢字の偏の一。「明」「昨」などの「日」の部分。
ひへん
ひへん [0] 【火偏】
漢字の偏の一。「炉」「煽」などの「火」の部分。
ひべいかつどういいんかい
ひべいかつどういいんかい 【非米活動委員会】
〔Un-American Activities Committee〕
米国下院議会にあった常任委員会の一。国内における反体制的・反政府的活動を「非米活動」として取り締まるための調査・立法を行うことを目的に,1938年特別委員会として設置。45年常任委員会に昇格。75年廃止。
ひほ
ひほ [1] 【裨補】 (名)スル
欠けているところを助け補うこと。「気格を高尚になし教化を―する由あれども/小説神髄(逍遥)」
ひほ
ひほ [1] 【庇保】 (名)スル
〔「ひほう」とも〕
かばい守ること。庇護。「極力二人の此恋を―して/蒲団(花袋)」
ひほう
ひほう [0] 【悲報】
悲しい知らせ。凶報。
ひほう
ひほう【悲報】
sad news.
ひほう
ひほう【秘法】
a secret.→英和
ひほう
ひほう [0] 【飛報】
急ぎの知らせ。急報。
ひほう
ひほう【秘宝】
a treasure.→英和
ひほう
ひほう [0] 【秘宝】
大切にしまっておく宝物。
ひほう
ひほう [0] 【秘法】
□一□〔歴史的仮名遣い「ひはふ」〕
人に知らせない秘密の方法。
□二□〔歴史的仮名遣い「ひほふ」〕
〔仏〕
(1)密教で行う修法。
(2)密教で行う修法を,大法・秘法・普通法に三分したものの第二。内容は派によって異なる。
ひほう
ひほう [0] 【庇保】 (名)スル
⇒ひほ(庇保)
ひほう
ひほう [0] 【非法】
□一□〔歴史的仮名遣い「ひはふ」〕
法に外れること。「廿一かでうの地頭の―をみなとどめられて候ひけり/十六夜」
□二□〔歴史的仮名遣い「ひほふ」〕
〔仏〕 仏法にたがうこと。「持戒の人をばくたし,かへりて―の行を徳と思ひ/沙石 6」
ひほう
ひほう [0] 【秘峰】
人に知られていない高い山。「ヒマラヤの―」
ひほう
ひほう [0] 【秘方】
秘密にして人に教えない薬品調剤の方法。
ひほけん
ひほけん【被保険物(件)】
an insured article;a subject of insurance.被保険者 the insured.
ひほけんしゃ
ひほけんしゃ [3] 【被保険者】
損害保険や社会保険などでは,保険事故が発生した場合に保険金の支払いを受ける権利をもつ者。生命保険では,その者の生死が保険事故とされている者。
⇔保険者
ひほけんぶつ
ひほけんぶつ [3] 【被保険物】
損害保険で,保険事故が発生し損害を受けるおそれのある物。保険の目的物。
ひほごこく
ひほごこく [1][2][3] 【被保護国】
他の国家との条約に基づいて,その国家の保護を受ける国家。
→保護国
ひほごしゃ
ひほごしゃ【被保護者】
a protégé (男);a protégée (女);《法》a ward.→英和
ひほん
ひほん [0] 【秘本】
(1)他人に見せないで大切にしまってある書物。秘蔵本。
(2)春本。
ひほんたまくしげ
ひほんたまくしげ 【秘本玉くしげ】
国学書。二巻。本居宣長著。1787年成立。社会の弊害を古道の精神によって是正すべきことを説く。玉くしげ別本。
ひぼ
ひぼ [0] 【紐】
「ひも(紐)」の転。「から組の―長やかに/浜松中納言 1」
ひぼ
ひぼ [1] 【悲母】
慈悲深い母。慈母。「―観音」
ひぼう
ひぼう【誹謗】
slander;→英和
abuse.→英和
〜する slander;→英和
abuse.→英和
ひぼう
ひぼう [0] 【非望】
身分にふさわしくない大きな望み。分を越えた望み。「渠(カレ)は…或る夜腕力に訴へて―を遂げ/復活(魯庵)」
ひぼう
ひぼう [0] 【誹謗】 (名)スル
他人の悪口を言うこと。「―中傷する」「人を―する」
ひぼうりょく
ひぼうりょく [2] 【非暴力】
権力に対する民衆の抵抗闘争において,暴力的手段を用いずに,デモ・ボイコット・断食・座り込みなどの大衆的抵抗を行うこと。インドのガンジーやアメリカのキング牧師によって唱えられた。
ひぼく
ひぼく [1][0] 【婢僕】
下女と下男。僕婢。
ひぼけ
ひぼけ [2] 【緋木瓜】
バラ科ボケの一品種。緋紅色の花をつける。
ひぼし
ひぼし [3][0] 【火干(し)・火乾し】
火にあててほすこと。また,そうしたもの。
ひぼし
ひぼし【干乾しになる】
be starved to death;starve.→英和
ひぼし
ひぼし【日干にする】
dry <a thing> in the sun.→英和
ひぼし
ひぼし [3][0] 【日干(し)・日乾し】
日に当てて乾かすこと。また,その乾かしたもの。
⇔陰干し
「魚を―にする」
ひぼし
ひぼし [3][0] 【干乾し】
食物がなく,飢えてやせおとろえること。「―になりそうだ」
ひぼしれんが
ひぼしれんが [4] 【日乾し煉瓦】
粘土類を成形した後,天日で乾燥してつくった煉瓦(レンガ)。降雨量が少なく,木材・石材などに乏しい地域では,先史時代から広く土木・建築材料として用いられた。
ひぼろぎ
ひぼろぎ 【神籬】
「ひもろぎ(神籬)」に同じ。
ひぼん
ひぼん【非凡な】
remarkable;→英和
unusual;→英和
uncommon.→英和
ひぼん
ひぼん [0] 【非凡】 (名・形動)[文]ナリ
なみのものよりずっとすぐれている・こと(さま)。
⇔凡
⇔平凡
「―の才」「―な手腕」
[派生] ――さ(名)
ひま
ひま [0] 【隙】
〔「ひま(暇)」と同源〕
(1)物と物との間。すきま。「よくもとざさぬ窓の―より,いと楽しげに酒のむ人の姿見え/浴泉記(喜美子)」「谷風に解くる氷の―ごとに打ち出づる波や春の初花/古今(春上)」
(2)人間関係にできたすきま。不和。「―ある御中にて/源氏(澪標)」
ひま
ひま [0] 【暇・閑】
■一■ (名)
(1)仕事や義務に拘束されない時間。自由な時間。「―をもてあます」「―を見つける」
(2)休み。休暇。
(3)夫婦・主従などの関係を絶つこと。いとま。「―を出す」「―をもらう」
(4)何かをするのに必要な時間。「本を読む―もない」「手間―かけて作る」「―を盗む」
(5)動作や状態の絶え間。時間的な切れ目。「御涙の―なく流れおはしますを/源氏(桐壺)」
■二■ (形動)[文]ナリ
仕事や義務に拘束されず,自由にできる時間があるさま。するべきことがないさま。「仕事がなくなって―になる」「お―な時には是非お寄り下さい」「―で―で時間をもてあます」
ひま
ひま【暇】
(1)[時間]time.→英和
(2)[閑暇]time to spare;leisure.→英和
(3) ⇒解雇.
〜がかかる take time;delay (おくれる).→英和
〜がない have no time <to do,for a thing> .
〜である be free;be not busy;be dull (商売が).
〜をつぶす kill time.
ひま
ひま [1] 【蓖麻】
トウゴマの別名。
ひま=がいる
――がい・る
時間がかかる。ひまどる。
ひま=に飽かす
――に飽か・す
暇があるのにまかせて,時間をかけて物事を行う。「―・して世間話に興ずる」
ひま=を出す
――を出・す
「ひまを遣(ヤ)る{(2)}」に同じ。
ひま=を割(サ)く
――を割(サ)・く
そのことのために時間をあける。
ひま=を取る
――を取・る
(1)奉公人・妻妾などが,自分から申し出て主従・夫婦の関係を絶つ。ひまをもらう。
(2)休暇をとる。ひまをもらう。「―・って帰郷する」
ひま=を潰(ツブ)す
――を潰(ツブ)・す
何かをしてあいている時間を費やす。「映画を見て―・す」
ひま=を盗む
――を盗・む
忙しいときに,他のことをする時間を無理をして作り出す。「―・んでは本を読む」
ひま=を貰(モラ)う
――を貰(モラ)・う
「ひまを取る」に同じ。
ひま=を遣(ヤ)る
――を遣(ヤ)・る
(1)奉公人を解雇する。また,妻を離縁する。ひまをだす。
(2)休暇を与える。
ひま=行く駒(コマ)
――行く駒(コマ)
「隙(ヒマ)過ぐる駒」に同じ。
ひま=過(ス)ぐる駒(コマ)
――過(ス)ぐる駒(コマ)
〔荘子(知北遊)〕
年月の過ぎ去ることの早いことのたとえ。隙行く駒。隙の駒。
→白駒(ハツク)隙(ゲキ)を過ぐ
ひまかじま
ひまかじま 【日間賀島】
愛知県南部,知多半島と渥美半島の間にある島。三河湾南西部にあり,東里・西里の二集落が東西に分かれる。漁業と観光が中心。
ひまく
ひまく [0][1] 【皮膜】
皮膚と粘膜。
ひまく
ひまく [0] 【飛膜】
鳥類以外の滑空または飛行を行う陸生脊椎動物の,主として前肢・体側・後肢にわたって張られた膜。コウモリ・モモンガ・ムササビなどに見られる。翼膜。
ひまく
ひまく [0] 【被膜】
おおい包んでいる膜。
ひまご
ひまご【曾孫】
a great-grandchild.
ひまご
ひまご [0] 【曾孫】
孫の子。ひこまご。そうそん。
ひまし
ひまし【日増しに】
day by day;every day.
ひまし
ひまし [2] 【蓖麻子】
トウゴマの種子。
ひまし
ひまし [0][3] 【日増し】
(1)(多く「ひましに」の形で)日数がたつにつれて,その傾向・程度が強まること。「―に大きくなっていく柿の実」「―に暖かになる」
(2)日数がたって古くなっていること。また,そのもの。「―のようかん」「三年の恋とはきつい―也/柳多留 5」
ひましゅん
ひましゅん [2] 【披麻皴】
水墨画の皴法(シユンポウ)の一。麻糸を披(ト)いたような筆致で山や岩石のひだを描き立体感を表す技法。中国,宋代におこり,南宗画に好んで用いられた。麻皮皴。
ひましゆ
ひましゆ【蓖麻子油】
castor oil.
ひましゆ
ひましゆ [3][0] 【蓖麻子油】
トウゴマの種子を圧搾して得た特異臭のある脂肪油。峻下剤(シユンゲザイ)や化粧品用・減摩剤などに用いる。
ひまじん
ひまじん【暇人】
a leisured person;an idler.
ひまじん
ひまじん [0] 【暇人・閑人】
これといった用事がなくて,ぶらぶらしている人。
ひまぜ
ひまぜ 【日交ぜ】
一日置き。隔日。「わらはやみにや,―に起こること,二たびになりぬ/十六夜」
ひまち
ひまち [0][3] 【日待ち】
民間行事の一。前夜から潔斎して翌朝の日の出を拝むこと。特に,正月・五月・九月の吉日を選んで行う行事をいう。待つ間の退屈しのぎに皆で集まって飲食を共にし,歌舞音曲を楽しむことも多く,次第に遊興化した。かげまち。
→月待ち
ひまつ
ひまつ【飛沫】
a splash.→英和
〜をあげる splash.
ひまつ
ひまつ [0] 【飛沫】
細かく飛び散る水滴。しぶき。
ひまつかんせん
ひまつかんせん [4] 【飛沫感染】
病原体が患者の咳・くしゃみ・会話などによって空気中に飛び散り,他者がこれを吸入することにより感染すること。感冒・インフルエンザ・結核・麻疹・猩紅熱(シヨウコウネツ)などがこの様式で伝播する。泡沫感染。飛沫伝染。
ひまつぶし
ひまつぶし【暇潰しに】
to kill time.
ひまつぶし
ひまつぶし [0][3] 【暇潰し】
(1)空いた時間を適当な方法ですごすこと。また,そのような物事。「―に本屋をのぞく」
(2)無駄に時間を費やすこと。「この繁忙期にそんな―はしていられない」
ひまつり
ひまつり [2] 【火祭(り)】
(1)火災を防ぐための鎮火祭。
(2)一月一日に出雲大社で行われる神事。神代より伝わる火鑽臼(ヒキリウス)・火鑽杵(ギネ)をまつる。
(3)火を焚いて神を招きまつる祭り。京都鞍馬の由岐神社で行われる「鞍馬の火祭り」が有名。[季]秋。《―や焔の中に鉾進む/虚子》
ひまどる
ひまど・る [3] 【暇取る】 (動ラ五[四])
時間がかかる。手間取る。「道デ―・ッテ遅ク来タ/ヘボン」
ひまなご
ひまなご 【日真名子】
最愛の子。いとし子。「いざなきの―,かぶろき熊野の大神/祝詞(出雲国造神賀詞)」
ひまねた
ひまねた [0] 【暇ねた】
マスコミなどで,俗に,緊急な社会情勢とは関係のないニュースの材料のことをいう。
ひまひま
ひまひま [2] 【暇暇】
暇のある時。用事のあいま。「―に編み物をする」
ひまわり
ひまわり [2] 【火回り】
「火の回り」に同じ。「―が早い」
ひまわり
ひまわり【向日葵】
a sunflower.→英和
ひまわり
ひまわり [2] 【向日葵】
キク科の大形一年草。北アメリカ原産。茎は直立し,高さ2メートル内外。葉は心臓形。夏,茎頂に径20センチメートルほどの黄色の頭花をつける。種子は食用とし,また油を採る。花は太陽の動きにつれて回るといわれるが,それほど動かない。日輪(ニチリン)草。日車(ヒグルマ)草。日回り草。[季]夏。《―がすきで狂ひて死にし画家/虚子》
ひまわりいろ
ひまわりいろ [0] 【向日葵色】
ヒマワリの花のような鮮やかな黄色。
ひまん
ひまん【肥満】
obesity.〜する grow fat.→英和
〜した fat;plump;→英和
stout;→英和
obese.→英和
‖肥満型 a stout size (洋服の).肥満児 an overfed[a fat]child.
ひまん
ひまん [0] 【肥満】 (名)スル
(1)体が肥えふとること。「―しやすい体質」
(2)〔医〕 体脂肪が体重の30パーセント以上を占める状態。一般に,体重が標準体重より10〜30パーセント多い場合をいうことが多い。
ひまんがた
ひまんがた [0] 【肥満型】
(1)太った体つき。
(2)〔心〕 クレッチマーの分類による体型の一。身体が肥満しているタイプで,躁鬱(ソウウツ)気質の者が多いとされる。
ひまんさいぼう
ひまんさいぼう [4] 【肥満細胞】
細胞体内に好塩基性の多数の顆粒を有する細胞で,皮膚・漿膜・血管周囲・粘膜周辺に広く分布。ヒスタミンなどアレルギーを引き起こす物質を生産する。肥胖細胞。マスト細胞。
ひまんしょう
ひまんしょう [0][2] 【肥満症】
体脂肪が過剰に蓄積された状態。体重が標準体重より30パーセント以上多い場合をいう。成人病を合併しやすい。肥胖(ヒハン)症。脂肪過多症。
ひみ
ひみ 【皹】
「ひび(皹)」の古形。
ひみ
ひみ 【氷見】
富山県北西部の市。富山湾に臨み,古来漁業が盛んで,ブリ・サバ・イワシ(氷見鰯)を水揚げする。十二町潟(古代の布勢の海)・朝日貝塚などがある。
ひみ
ひみ 【日氷・日見・氷見】
室町初期の能面作者。痩男(ヤセオトコ)・痩女(ヤセオンナ)を得意とした。生没年未詳。
ひみこ
ひみこ 【卑弥呼】
「三国志」魏書東夷伝倭の条(いわゆる「魏志倭人伝」)によって知られる邪馬台国の女王。三世紀,倭国の大乱の中で各地の政治集団によって共立され,これらを呪術的能力によって統率したが,司祭者としての性格が強く,その王権は不安定であった。239年,魏に使いして「親魏倭王」の称号と金印紫綬とを賜った。
ひみじか
ひみじか [2] 【日短】
冬の昼間の短いこと。短日(タンジツ)。[季]冬。
ひみず
ひみず [1] 【火水】
(1)水と火。水火(スイカ)。
(2)火と水とのように,性格があわず仲の悪いこと。
(3)(火事や洪水のように)勢いが激しいこと。「―の争い」
(4)火に焼かれ,水におぼれるほどの苦しみ。「―の地獄」
ひみず
ひみず 【氷水】
氷を溶かした水。また,氷を入れた水。こおりみず。「―に手をひたし/枕草子 192」
ひみず
ひみず 【日見ず】
(1)〔日の吉凶を見る必要のない好日の意〕
一二月一三日のこと。正月の準備をする。淡路島・佐渡島でいう。日見ず吉日。
→正月始め
(2)食虫目の哺乳類。頭胴長約10センチメートル。モグラに似て口吻がとがっている。全身はつやのある黒色。夜行性で,穴を掘って道を作る。日本特産種。本州以南の山地の畑の近くにすみ,昆虫・ミミズなどを捕食する。ノラネズミ。ヒミズモグラ。
ひみず=も厭(イト)わ∘ない
――も厭(イト)わ∘ない
どのような苦しみもいやがらない。
ひみずもぐら
ひみずもぐら [4] 【不見日鼹鼠】
ひみず{(2)}の別名。
ひみせん
ひみせん 【氷見線】
JR 西日本の鉄道線。富山県高岡・氷見間,16.5キロメートル。庄川西岸と富山湾岸を走る。
ひみつ
ひみつ【秘密】
a secret;→英和
a mystery (神秘).→英和
〜の(に) secret(ly);private(ly).→英和
〜にする keep <a thing> secret.〜をあかす disclose a secret <to> .〜を守る keep a secret.‖秘密会議 a closed-door session.秘密条約(団体) a secret treaty (organization).秘密文書 a confidential document.
ひみつ
ひみつ [0] 【秘密】 (名・形動)[文]ナリ
(1)隠して人に知らせないこと。公開しないこと。また,その事柄。「―にする」「―がもれる」「企業―」
(2)人に知られないようにこっそりすること。「―に相談する」「―交渉」
(3)人に知らせない秘法・秘術。「―の法ぞ不思議なる/浄瑠璃・井筒業平」
(4)〔仏〕 最高の真理や教えが容易に知りがたく,奥深く隠されていること。特に真言宗では,自宗の真理のあり方として重視する。
ひみつかい
ひみつかい [3] 【秘密会】
公開せずに行われる会議。国会の会議は原則として公開であるが,出席議員の三分の二以上の多数の議決で秘密会にすることができる。
ひみつかんじょう
ひみつかんじょう [4] 【秘密灌頂】
〔仏〕
(1)密教で行う灌頂のこと。
(2)伝法灌頂の次にくる最高の灌頂。秘密の智慧(チエ)を得た師弟の間で,心に曼荼羅(マンダラ)をつくって行われる灌頂。
ひみつがいこう
ひみつがいこう [4] 【秘密外交】
国民に公開せず,政府当局者たちによって秘密のうちに交渉の進められる外交。
ひみつきょう
ひみつきょう [0] 【秘密教】
〔仏〕
(1)密教のこと。
(2)天台宗の教相判釈である五時八教で,教えの説き方から分類した化儀(ケギ)の第四。同じ教えを聞いているが,聞く者の能力によって受ける利益の異なる説き方。
→五時八教
ひみつけいさつ
ひみつけいさつ [4] 【秘密警察】
国家体制の維持などのため,その全容が秘密にされている警察組織。ナチス-ドイツのゲシュタポ,ソ連のゲー-ぺー-ウー( GPU )など。
ひみつけっしゃ
ひみつけっしゃ [4] 【秘密結社】
外部に対し,その存在・構成人員・目的・活動などを秘匿している団体。
ひみつしゅぎ
ひみつしゅぎ [4] 【秘密主義】
物事をすべて秘密にして他人に知らせないでおこうとする考え方。
ひみつしゅっぱん
ひみつしゅっぱん [4] 【秘密出版】
非合法な出版物をひそかに刊行すること。
ひみつじゅ
ひみつじゅ [3] 【秘密呪】
〔仏〕 真言秘密の呪文。真言陀羅尼(ダラニ)の総称。
ひみつせんきょ
ひみつせんきょ [4] 【秘密選挙】
秘密投票によって行われる選挙。無記名投票による選挙。
ひみつとうひょう
ひみつとうひょう [4] 【秘密投票】
無記名で有権者がだれに投票したかを秘密にする投票方法。
ひみつほごほう
ひみつほごほう 【秘密保護法】
「日米相互防衛援助協定等に伴う秘密保護法」の略称。米国政府から貸与または供与される装備品・情報等に関する秘密の保護を目的とする法律。1954年(昭和29)制定。
ひみつり
ひみつり [3] 【秘密裏・秘密裡】
人に知られないで物事が行われる状態。「―に取引が行われる」
ひみつろうせつざい
ひみつろうせつざい [7] 【秘密漏泄罪】
医師・薬剤師・弁護士・公証人,宗教・祷祀(トウシ)の職にある者またはこれらの職にあった者が,その業務を行う際に知った他人の秘密を漏らすことにより成立する罪。
ひむ
ひ・む 【秘む】 (動マ下二)
⇒ひめる
ひむか
ひむか 【日向】
古く,「ひゅうが(日向)」の地方をさした称。「馬ならば―の駒/日本書紀(推古)」
ひむかし
ひむかし 【東】
ひがし。ひんがし。「―の野にかぎろひの立つ見えてかへり見すれば月かたぶきぬ/万葉 48」
ひむし
ひむし [1] 【灯虫】
「火取り虫(ムシ)」に同じ。[季]夏。
ひむし
ひむし 【蛾】
蛾(ガ)。特に,蚕の蛾。「―羽の衣だに着ずに/万葉 3336」
ひむしのころも
ひむしのころも 【蛾の衣】
蚕がこもっている繭。また,絹の衣服とも。「夏蚕(ムシ)の―二重着て/日本書紀(仁徳)」
ひむろ
ひむろ [0] 【姫榁】
ヒノキ科の常緑小高木。サワラの園芸変種で庭木などとする。葉は線形で柔らかく,小枝に密に輪生する。葉裏は白みを帯びる。ヤワラスギ。シモフリヒバ。アヤスギ。ヒメムロ。
ひむろ
ひむろ 【氷室】
能の一。脇能物。宮増(ミヤマス)作か。氷室守りの翁が,都から訪れた亀山院の臣下に氷室の来歴を語ったのち氷室の神となって現れ,氷造りの奇特を見せる。
ひむろ
ひむろ [1][0] 【氷室】
天然の氷を夏まで保存しておくために設けた小屋,または穴。宮中用のものは山城・大和・河内・近江(オウミ)・丹波にあり,宮内省主水司の管轄。[季]夏。《―守竜に巻かれしはなしかな/暁台》
ひむろのせっく
ひむろのせっく 【氷室の節句】
江戸時代,夏の盛りである旧暦の六月一日に,前年から貯蔵しておいた雪で折餅(ヘギモチ)を作り賞味する行事。
ひめ
ひめ【姫】
a princess.→英和
ひめ
ひめ 【鴲】
鳥シメの古名。「下枝(シズエ)に―を掛け/万葉 3239」
ひめ
ひめ 【糄�】
「姫飯(ヒメイイ)」に同じ。「―をして此のわたりの煎物を温めて/今昔 28」
ひめ
ひめ 【姫・媛】
■一■ [1] (名)
(1)貴人の娘。「お―様」
(2)女子の美称。また,他の語に付いて女性であることを表すのに用いる。
⇔彦(ヒコ)
「舞―」「衣通(ソトオリ)―」
(3)(近世上方で)遊女。娼妓。
■二■ (接頭)
名詞に付いて,小さくかわいらしいものであることを表す。「―百合」「―鏡台」
ひめあざみ
ひめあざみ [3] 【姫薊】
キク科の多年草。西日本の山地に生えるアザミの一種。高さは約1.5メートル。葉は羽状に切れこみ,基部は茎を抱く。八〜一一月,茎頂に多数の淡紅紫色の頭花が穂状につく。姫山薊。
ひめあり
ひめあり [2] 【姫蟻】
アリの一種。働き蟻の体長約2ミリメートル。体は黄褐色で腹部は黒色。本州・四国・九州に分布。
ひめい
ひめい [1] 【非命】
天命を全うしないこと。思いがけない災難で死ぬこと。「竟(ツイ)に―の死をなせり/新聞雑誌 5」
ひめい
ひめい [0][1] 【碑銘】
石碑に刻みつけた文章。
ひめい
ひめい [0] 【飛鳴】 (名)スル
飛びながら鳴くこと。「水禽の―せる辺を犬と共に捜索すべし/日本風景論(重昂)」
ひめい
ひめい【碑銘】
⇒碑文.
ひめい
ひめい [0] 【悲鳴】 (名)スル
(1)悲しみ泣き叫ぶこと。また,その声。
(2)驚いた時,恐ろしい時,困った時などに高く声をあげること。また,その叫び声。「また��―する新太を/いさなとり(露伴)」
ひめい
ひめい【悲鳴】
a scream;→英和
a cry <for help> .→英和
〜をあげる scream;cry.
ひめい=を上げる
――を上・げる
(1)悲しみ・驚き・恐ろしさで叫ぶ。
(2)なきごとをいう。弱音をはく。「苦情の殺到に―・げる」
ひめいい
ひめいい 【姫飯】
釜でやわらかく炊いた飯。古く,甑(コシキ)でむした強飯(コワイイ)に対していった。糄�(ヒメ)。
ひめういきょう
ひめういきょう [3] 【姫茴香】
キャラウェーの和名。
ひめうり
ひめうり [2] 【姫瓜】
マクワウリの一品種。果実は約6センチメートルの扁球形で,表面は淡黄緑色。
ひめうりびな
ひめうりびな [5] 【姫瓜雛】
姫瓜に顔を描き,竹筒などを胴として着物を着せた雛人形。
ひめかい
ひめかい 【姫買い】
女郎買い。
ひめかいどう
ひめかいどう 【姫街道】
〔女性の通行が多かったことからいう〕
江戸時代,東海道の脇街道の一。見付の先で浜名湖を北に迂回(ウカイ)し,本坂(ホンザカ)峠を通って御油(ゴユ)に出る。調べの厳しい新居の関所や,今切の渡しの危険を避けるために通ったという。本坂越え。
ひめかいどう
ひめかいどう [3] 【姫海棠】
〔カイドウに似た小さな花をつけることから〕
ズミの異名。
ひめかがみ
ひめかがみ [3] 【姫鑑】
(1)模範となる女性。
(2)植物スズサイコの古名。
ひめかわ
ひめかわ [2][0] 【姫皮】
タケノコの先端の,内側にある薄く柔らかい皮。絹皮。
ひめかわ
ひめかわ 【姫川】
長野県北部,白馬岳東麓に源を発して北流し,新潟県糸魚川市で日本海へ注ぐ川。糸魚川静岡構造線に沿って流れる。流路に発電所が多い。
ひめがい
ひめがい [2] 【姫貝】
イガイの異名。
ひめがき
ひめがき [2] 【姫垣・姫墻】
低い垣根。
ひめがみ
ひめがみ 【比売神・姫神】
女神。
⇔彦神
「比古神先に来まし,―後より来ましつ/播磨風土記」
ひめきくらげ
ひめきくらげ [4] 【姫木耳】
担子菌類シロキクラゲ目のきのこ。広葉樹の枯れ枝上に発生する。子実体は軟骨質で塊状またはやや扁平。表面は波打つように曲がる。径3〜5センチメートル。灰色のちに黒みがかる。クロキクラゲ。
ひめきょうだい
ひめきょうだい [3] 【姫鏡台】
小型の鏡台。
ひめぎみ
ひめぎみ [2] 【姫君】
身分の高い人の娘の敬称。姫御前。
ひめく
ひめ・く 【叫く】 (動カ四)
鳥などが,するどく叫ぶ。「南殿に鵼(ヌエ)の声して一つの鳥―・き渡りたり/盛衰記 1」
ひめくぐ
ひめくぐ [0] 【姫莎草】
カヤツリグサ科の多年草。湿った草地に自生。葉は線形で短い。七〜一〇月,高さ約20センチメートルの茎の先に葉状の長い苞(ホウ)を二,三個つけ,淡緑色の小穂を球状に密生する。
ひめくり
ひめくり [2][0] 【日捲り】
毎日,一枚ずつはぎ取るようになっている暦。ひめくりごよみ。
ひめこ
ひめこ 【姫児】
(1)幼い姫。
(2)蚕。または,小さな蚕。「―落ちし処は,即ち日女道(ヒメジ)丘と号く/播磨風土記」
ひめこがね
ひめこがね [3] 【姫黄金】
コガネムシ科の昆虫。体長約15ミリメートル。背面は赤銅色・緑銅色などの変化がある。成虫はマメ・ブドウ・クリなどの葉を,幼虫は植物の根を食べる。日本各地に分布。
ひめこばんそう
ひめこばんそう [0] 【姫小判草】
イネ科の一年草。ヨーロッパ原産。帰化して,道端や野原に生える。高さ約40センチメートル。葉は広線形。夏,茎頂に多数の小判形の小穂を円錐状につける。
ひめこまつ
ひめこまつ [3] 【姫小松】
(1)ゴヨウマツの別名。
(2)小さい松。「ちはやぶる賀茂の社の―/古今(大歌所)」
ひめごぜ
ひめごぜ 【姫御前】
(1)「ひめごぜん(姫御前)」に同じ。「―の身のあられぬお願ひ/浄瑠璃・先代萩」
(2)若い女性。[日葡]
ひめごぜん
ひめごぜん 【姫御前】
身分の高い人の娘を敬っていう語。姫君。ひめごぜ。「―ばかり奈良の姑(オバ)御前の御もとに御わたり候ふ/平家 3」
ひめごと
ひめごと [0][2] 【秘め事】
人に隠して知らせない事柄。ないしょごと。ひじ。「二人だけの―」
ひめさび
ひめさび [0] 【姫寂】
茶道具鑑賞上の用語。華やかななかにどこか寂のあること。
ひめさゆり
ひめさゆり [3] 【姫早百合】
ユリ科の多年草。東北地方の高山・山地に自生。切り花用に栽培。ササユリに似て,全体に小さい。高さは約40センチメートル。六〜八月,茎頂に径約7センチメートルの淡紅色の花を一,二個つける。乙女百合。
ひめしま
ひめしま 【姫島】
大分県北東部,国東(クニサキ)半島北端の沖合5キロメートル,周防灘にある島。日本書紀に記載され,万葉集に詠まれた。瀬戸内海国立公園に属する。
ひめしゃが
ひめしゃが [2] 【姫射干】
アヤメ科の多年草。西日本の山地に自生し,観賞用にも栽培する。シャガに似ているが全体に小さい。五,六月,高さ約25センチメートルの花茎の先に径約4センチメートルの淡紫色の花を二,三個つける。
ひめしゃくなげ
ひめしゃくなげ [3] 【姫石南花】
ツツジ科の常緑小低木。寒地の湿原に群生する。茎は高さ約15センチメートルで,狭披針形の葉を互生。初夏,茎頂に柄を出し,淡紅色,壺(ツボ)形の小花を下向きにつける。
ひめしゃら
ひめしゃら [2] 【姫沙羅】
ツバキ科の落葉高木。山中に自生し,庭木にする。樹皮は淡赤黄色で平滑。葉は長卵形。六〜八月,白色の五弁花をつける。材を床柱や器具材とする。
ひめじ
ひめじ ヒメヂ 【姫路】
兵庫県南部,播磨灘(ハリマナダ)に面する市。江戸時代,池田・本多・松平・酒井氏などの城下町。播磨平野の中心で食品産業,製鉄・精油・金属・紡績などの工業が盛ん。
ひめじ
ひめじ ヒメヂ [1] 【比売知】
スズキ目の海魚。全長約20センチメートル。体はやや細長く側扁する。背は淡赤色で腹は白い。下あごの先端に一対の長いひげがある。食用。本州以南の温帯の砂泥底に分布。オキナヒメジ・オジサン・ウミヒゴイなどヒメジ科の総称ともされる。ヒメ。ヒメイチ。
ひめじかわ
ひめじかわ ヒメヂカハ [3] 【姫路革】
姫路地方特産の牛のなめし革。淡黄白を帯びた白革で,丈夫さから武道具に重用された。白なめし革。白靼(ハクタン)。
ひめじこうぎょうだいがく
ひめじこうぎょうだいがく ヒメヂコウゲフ― 【姫路工業大学】
公立大学の一。1944年(昭和19)創立の兵庫県立工業専門学校を前身とし,49年新制大学となる。本部は姫路市。
ひめじじょう
ひめじじょう ヒメヂジヤウ 【姫路城】
姫路市にある城。1346年頃赤松貞範が築城,1600年池田輝政が城主となって大改修を行なった。五層六階の大天守を中心とする連立式天守を本丸に擁する平山城形式で,日本の城郭建築の完成期の姿を伝える。白鷺(シラサギ)((ハクロ))城。
ひめじどっきょうだいがく
ひめじどっきょうだいがく ヒメヂドクケフ― 【姫路独協大学】
私立大学の一。独逸学協会学校を源とし,1986年(昭和61)設立。本部は姫路市。
ひめじょおん
ひめじょおん [3] 【姫女菀】
キク科の越年草。北アメリカ原産の帰化植物。高さは約50センチメートル。路傍や荒れ地に多い草で,ハルジオンに似るが花期は一か月ほど遅く,六〜八月に上方が分枝して,径約2センチメートルの頭花を多数つける。花は白色で中心は黄色。[季]夏。
姫女菀[図]
ひめたちばな
ひめたちばな [4] 【姫橘】
キンカンの別名。
ひめだい
ひめだい [2] 【姫鯛】
スズキ目の海魚。全長約40センチメートル。体は長い紡錘形。背は灰色を帯びた赤紫色で腹側の色は淡い。刺身などにする。伊豆諸島からハワイ・インド洋にかけての深海に分布。チビキモドキ。チビキ。オゴ。マチ。
ひめだか
ひめだか [2] 【緋目高】
メダカの飼育品種。黒い色素を欠くため全身が淡い黄赤色。観賞用,また実験用。[季]夏。《―の小さなるほどせはしなや/星野立子》
ひめつ
ひめつ [0] 【非滅】
〔釈尊の入滅は衆生済度のための仮のもので,真の入滅ではないとしていう〕
釈尊の入滅。「非生に生を唱へ,―に滅を現じ給ひしが如く/栄花(鶴の林)」
ひめつばき
ひめつばき [3] 【姫椿】
(1)サザンカの別名。
(2)ネズミモチの古名。[和名抄]
ひめねずみ
ひめねずみ [3] 【姫鼠】
ネズミの一種。アカネズミに似るがやや小さい。日本特産で,全国の平地から亜高山帯までの森林にすみ,植物の実や根などを食べる。
ひめのり
ひめのり [2] 【姫糊】
やわらかくたいた飯に水を加えて,すりつぶして作った糊。洗い張りに用いる。
ひめはぎ
ひめはぎ [2] 【姫萩】
ヒメハギ科の常緑多年草。日当たりの良い草地に生える。茎は細くて硬く,根もとから分枝して斜上し,高さは約15センチメートル。葉は楕円形。四〜七月,葉腋(ヨウエキ)にハギに似た紫色の花を数個つける。カキノハグサ。
ひめはじめ
ひめはじめ [3] 【姫始め】
(1)頒暦(ハンレキ)の正月に記された暦注の一。正月にやわらかくたいた飯(=姫飯(ヒメイイ))を食べ始める日とも,「飛馬始め」で馬の乗り初めの日とも,「姫糊始め」の意で女が洗濯や洗い張りを始める日ともいわれる。
(2)新年にはじめて男女が交わること。
ひめはるぜみ
ひめはるぜみ [4] 【姫春蝉】
セミの一種。翅端まで約35ミリメートル。はねは透明。七月上旬前後に,シイやカシの林で大合唱する。新潟以南に分布。
ひめばしょう
ひめばしょう [3] 【姫芭蕉】
ビジンショウの別名。
ひめばち
ひめばち [2] 【姫蜂】
ヒメバチ科に属するハチの総称。体長数ミリメートルから数十ミリメートル。体は細い。触角と産卵管が細長い。鱗翅(リンシ)類や甲虫などの幼虫・蛹(サナギ)やクモに寄生して天敵となるので農業・林業上は益虫とされる。ヒメバチ科は昆虫で最大の科で,世界に約六万種,日本に八〇〇種以上が知られる。
ひめひおどし
ひめひおどし [4] 【姫緋縅】
コヒオドシの別名。
ひめひなどり
ひめひなどり [4] 【姫雛鳥】
ヒバリの異名。
ひめひば
ひめひば [2][0] 【姫檜葉】
カタヒバの別名。
ひめびし
ひめびし [2] 【姫菱】
アカバナ科の一年生水草。池沼などに生える。葉は卵状菱形で,水面に放射状に浮かぶ。ヒシによく似ているが,全体に小さい。果実の刺(トゲ)は四個でヒシよりも鋭い。
ひめぼたる
ひめぼたる [3] 【姫蛍】
ホタルの一種。体長約7ミリメートル。体は黒色で前胸部は桃色の地に三角形の黒色斑がある。黄白色の光を発する。本州・四国・九州・屋久島に分布。
ひめます
ひめます [0][2] 【姫鱒】
ベニザケの陸封型。全長はおよそ30センチメートル。背は青緑色,腹が銀白色。産卵期は体側やひれに赤色の婚姻色を呈す。釣りの対象魚で美味。日本各地の冷水が流入する湖沼に分布。カバチェッポ。
ひめまちぎみ
ひめまちぎみ 【姫大夫】
⇒ひめもうちぎみ(姫大夫)(1)
ひめまつ
ひめまつ [2] 【姫松】
(1)小さい松。ひめこまつ。
(2)「ひめもうちぎみ{(2)}」に同じ。
ひめみかど
ひめみかど [3] 【姫帝】
女の天皇。女帝。
ひめみこ
ひめみこ [3] 【姫御子】
内親王。皇女。ひめみや。
ひめみや
ひめみや [2] 【姫宮】
皇女。内親王。
ひめむかしよもぎ
ひめむかしよもぎ [6] 【姫昔艾】
キク科の越年草。北アメリカ原産の帰化植物。明治初年に渡来。道端や荒れ地に普通に見られる。茎は直立し,高さ約1.5メートル。葉は細長い披針形。八〜一〇月,茎頂の大形の円錐花序に白色の小さい頭状花を密につける。御維新草。明治草。鉄道草。
ひめもうちぎみ
ひめもうちぎみ 【姫大夫】
(1)四位・五位の官女。内命婦。ひめまちぎみ。
(2)行幸の時,馬で供をする内侍所の女官。あずまわらわ。姫松。
ひめもす
ひめもす [0] 【終日】 (副)
「ひねもす」に同じ。「昼は―夜は終夜(ヨモスガラ),唯其人の面影而已(ノミ)/浮雲(四迷)」
ひめやか
ひめやか [2] 【秘めやか】 (形動)
内にひめて他人に知られないさま。ひそやか。「―に想う」
ひめゆり
ひめゆり [2] 【姫百合】
ユリ科の多年草。西日本の山地に自生。観賞用に栽培。高さは約60センチメートル。初夏,茎頂に径約6センチメートルの広漏斗形の花を二,三個上向きにつける。花色は黄赤色,濃赤色まれに黄色で,斑点がある。山丹(サンタン)。[季]夏。
ひめゆりのとう
ひめゆりのとう 【ひめゆりの塔】
沖縄県糸満市摩文仁(マブニ)にある慰霊塔。ひめゆり部隊の犠牲者二一〇名をまつる。
ひめゆりの塔
ひめゆりのとう 【ひめゆりの塔】
沖縄県糸満市摩文仁(マブニ)にある慰霊塔。ひめゆり部隊の犠牲者二一〇名をまつる。
ひめゆりぶたい
ひめゆりぶたい 【ひめゆり部隊】
太平洋戦争末期,沖縄県立第一高等女学校・沖縄師範学校女子部の生徒と職員とで組織された学徒看護隊の通称。
ひめゆり部隊
ひめゆりぶたい 【ひめゆり部隊】
太平洋戦争末期,沖縄県立第一高等女学校・沖縄師範学校女子部の生徒と職員とで組織された学徒看護隊の通称。
ひめる
ひめる【秘める】
keep <a thing> secret[to oneself];conceal.→英和
ひめる
ひ・める [2] 【秘める】 (動マ下一)[文]マ下二 ひ・む
(1)隠して人に知られないようにする。内緒にする。「真相は長いこと―・められていた」
(2)外には表れないが,内にもっている。「闘志を内に―・めた選手」「可能性を―・めている」「千年の歴史を―・めた杉並木」
ひめん
ひめん [1] 【庇面】
理想的な結晶形の中心を通る平面に対して鏡映の関係にある一対の面。
ひめん
ひめん [0] 【罷免】 (名)スル
公務員をその意に反してやめさせること。「大臣を―する」
ひめん
ひめん【罷免】
dismissal.→英和
〜する dismiss;→英和
remove <a person from> .→英和
ひめん
ひめん [0][1] 【碑面】
石碑の表面。
ひめんけん
ひめんけん [2] 【罷免権】
罷免する権利。憲法上,内閣総理大臣が,任意に国務大臣を罷免しえる権利。
ひめんせきさいけん
ひめんせきさいけん [6] 【非免責債権】
破産による免責の決定が確定したのちも,免責から除外される債権。租税・罰金や先取り特権のある雇い人の給与等がこれにあたる。
ひも
ひも 【氷面】
氷の張った表面。歌では多く「紐(ヒモ)」にかけて用いられる。「あしひきの山井の水は凍れるをいかなる―の解くるなるらむ/枕草子 90」
ひも
ひも [0] 【紐】
(1)物をくくったり,結んだり,しばりつけたりする細長いもの。糸より太く,綱より細いものをいう。ひぼ。「―を解く」「荷物に―を掛ける」
(2)女を働かせ金品をみつがせている情夫を俗にいう語。
(3)何らかの制限を加えて,自由を奪うもの。「―のついた融資」「―つき」
(4)〔その形状から〕
アカガイ・ホタテガイなどの外套膜。
ひも
ひも【紐】
(1) a string;→英和
a cord;→英和
a band;→英和
a strap (皮の).→英和
(2)[条件]a condition;→英和
a string.(3)[売春婦の]a bully.→英和
〜を結ぶ(ほどく) (un)tie a string.〜付の <an offer> with some strings attached.
ひも
ひも [1] 【悲母】
⇒ひぼ(悲母)
ひもう
ひもう [0] 【被毛】
獣の体表面を覆う毛。「―の長い猫」
ひもうち
ひもうち [0][4] 【紐打ち】
糸をより合わせて組紐をつくること。
ひもかがみ
ひもかがみ 【紐鏡】
■一■ [3] (名)
(1)紐のついた,小さな鏡。
(2)本居宣長の著書「てにをは紐鏡」の略称。
■二■ (枕詞)
鏡の紐をとくなの意の「紐鏡な解き」との音の類似から地名「能登香(ノトカ)の山」にかかる。「―能登香の山の誰ゆゑか君来ませるに紐解かず寝む/万葉 2424」
ひもかがみ
ひもかがみ [3] 【氷面鏡】
氷の表面を鏡にたとえた語。[季]冬。《濃く淡く木々影落とす―/池内友次郎》
ひもかわ
ひもかわ [0] 【紐革】
「ひもかわうどん」の略。
ひもかわうどん
ひもかわうどん [5] 【紐革饂飩】
革ひものように平たく打ったうどん。きしめん。ひぼかわうどん。
ひもがたどうぶつ
ひもがたどうぶつ [5] 【紐形動物】
動物分類上の一門。ヒモムシの類。体は細長く扁平で紐状。長さは数センチメートルから数十センチメートル。体節はない。消化管の背面に吻をもち,吻鞘(フンシヨウ)に収められているのが特徴。雌雄異体。大部分は海産で,海岸の石の下や砂の中にすむ。日本にはカスリヒモムシ・ミドリヒモムシなど約一〇〇種が知られる。
ひもく
ひもく [1][0] 【比目】
目を並べること。ひぼく。
ひもく
ひもく [0] 【費目】
支出する費用の経理科目上の名目。「―ごとに伝票を整理する」
ひもく
ひもく [1] 【皮目】
樹木の樹皮に形成され,気孔の代わりに植物体内外の通気を行う組織。コルク層の発達した部分に発達する。
ひもくぎょ
ひもくぎょ [3] 【比目魚】
(1)目が一つしかなくて,二匹並んで泳ぐという想像上の魚。夫婦または友人の仲の良いたとえ。
(2)ヒラメ・カレイの異名。
ひもくのまくら
ひもくのまくら 【比目の枕】
枕を二つ並べて男女が共寝すること。また,夫婦の契りの深いこと。ひぼくのまくら。
ひもげいとう
ひもげいとう [3] 【紐鶏頭】
ヒユ科の一年草。熱帯原産で,観賞用に栽培。高さ1メートル内外。夏から秋にかけて,茎頂と葉腋(ヨウエキ)に長さ30センチメートルに達する花穂を多数下げ,赤または白の小花を密生する。仙人穀(センニンコク)。
ひもじ
ひもじ 【ひ文字】 (名・形動ナリ)
〔「ひだるし」の文字詞。もと中世女性語〕
空腹であること。「―に見ゆる山寺の暮/犬筑波集」[日葡]
ひもじい
ひもじい
be hungry.
ひもじい
ひもじ・い [3] (形)[文]シク ひも・じ
〔名詞「ひもじ」の形容詞化〕
腹がへっている。空腹である。「―・い思いをする」
[派生] ――が・る(動ラ五[四])――げ(形動)――さ(名)
ひもすがら
ひもすがら [0] 【終日】 (副)
一日じゅう。ひねもす。
⇔よもすがら
ひもち
ひもち [0][3] 【火持ち・火保ち】
火が立ち消えしたり,すぐ燃え尽きたりしないで,長くもつこと。「―のよい炭」
ひもち
ひもち [0] 【日持ち・日保ち】 (名)スル
食物が日数を経ても腐ったり変質したりしないこと。「―する菓子」
ひもつき
ひもつき [0] 【紐付き】
(1)紐がついていること。「―の寝巻」
(2)女性に,情夫がついていること。情夫のある女。
(3)見返り条件がついて,人の言動や物の機能が制約をうけていること。「―の金」
ひもつきゆうし
ひもつきゆうし [5] 【紐付き融資】
条件や資金の使途に制約がついた融資。
ひもと
ひもと【火元】
the origin of a fire.→英和
〜は…だ The fire started in….
ひもと
ひもと [3][0] 【火元】
(1)火事を起こしたところ。火事を出した家。
(2)火のあるところ。火のもと。
(3)うわさや流行などの出どころ。
(4)(「火本・火下」とも書く)香元(コウモト)。
ひもとおし
ひもとおし [3] 【紐通し】
(1)紐を通す穴。
(2)紐を通す道具。
(3)紐を通すこと。
ひもとき
ひもとき [4][0] 【紐解き】
「帯解(オビト)き」に同じ。[季]冬。
ひもとく
ひもと・く [3] 【繙く・紐解く】 (動カ五[四])
(1)〔巻物のひもをほどいて広げる意〕
書物を読む。ひもどく。《繙》「史書を―・く」
(2)衣の下紐(シタヒモ)を解く。男女が共寝する。「にこ草の花つ妻なれや―・かず寝む/万葉 3370」
(3)つぼみが開く。「御前の梅,やうやう―・きて/源氏(初音)」
ひもとみ
ひもとみ 【火元見】
江戸時代,将軍や藩主の命をうけ,火災の火元を見とどけて報告する使者。
ひもの
ひもの【干物】
dried fish.
ひもの
ひもの [3][0] 【干物・乾物】
(1)干からびたもの。
(2)魚介類を,生のまま,または塩をふったりして干したもの。
ひもの
ひもの [1] 【檜物】
檜(ヒノキ)の薄板で作ったわげもの。また,のちにはわげものの総称。
ひものお
ひものお 【紐の緒】
衣に付けた紐。また,下紐(シタヒモ)。「嬉しみと―解きて家のごと解けてそ遊ぶ/万葉 1753」
ひものおの
ひものおの 【紐の緒の】 (枕詞)
(1)紐を結ぶのに,一方を輪にして他方をその中にいれるところから,「心に入る」にかかる。「何故(ナニユエ)か思はずあらむ―心に入りて恋しきものを/万葉 2977」
(2)紐の緒をつなぐことから,比喩的に「いつがる」にかかる。「―いつがりあひて/万葉 4106」
ひものざ
ひものざ [0] 【檜物座】
鎌倉・室町時代,檜物を作って売った店。
ひものざいく
ひものざいく [4] 【檜物細工】
檜や杉などの薄板を曲げて器物を作る細工。
ひものし
ひものし [3] 【檜物師】
檜物を作る職人。
ひもむし
ひもむし [2] 【紐虫】
紐形動物門に属する動物の総称。
→紐形動物
ひもも
ひもも [0] 【緋桃】
花が濃い紅色の桃。ひとう。
ひもろぎ
ひもろぎ [0] 【神籬・胙・膰】
〔古くは「ひもろき」〕
(1)神事をとりおこなう際,臨時に神を招請するため,室内や庭に立てた榊(サカキ)。しめ縄を張って神聖なところとする。古くは,祭りなどの際に,周囲に常磐木(トキワギ)を植えて神座とした場所をいい,のちには神社をもいう。神座。ひぼろぎ。《神籬》「神なびに―立てていはへども/万葉 2657」
(2)神にそなえる米・餅・肉などの供物。ひぼろぎ。ひぼろけ。ひもろけ。《胙・膰》
神籬(1)[図]
ひもん
ひもん [0] 【悲門】
〔仏〕 仏・菩薩が備えるべき能力を二分したうちの,衆生をあわれみ,救済しようとする利他の側面のこと。
⇔智門
ひもん
ひもん [0] 【秘文】
秘密の呪文。
ひもん
ひもん [1][0] 【樋門】
堤防の下を通り抜ける,排水・灌漑用の水路。
ひもん
ひもん [0] 【秘紋】
「隠(カク)し紋」に同じ。
ひもんじ
ひもんじ 【緋文字】
〔原題 The Scarlet Letter〕
ホーソンの長編小説。1850年刊。姦通の罪により緋色の A の文字を胸につけさせられて暮らす人妻と,苦悶しつつ,ついには告白して死んでいく相手の牧師とをめぐる人間関係を通して,愛と悪と信仰の問題を追求する。
ひもんめじ
ひもんめじ [4] 【氷文目地】
書院式露地で用いられる寄せ石敷の意匠。目地が氷の割れたような姿をしているところからの名。
ひゃあ
ひゃあ [1] (感)
驚いたときに発する語。「―,それは高すぎる」
ひゃく
ひゃく [2] 【百】
(1)数の名。一〇の一〇倍。もも。
(2)多くのもの。たくさんあること。「―の説法も及ばぬ」
(3)一〇〇歳。「お前―までわしゃ九十九まで」
(4)銭百文。
〔金銭証書などでは大字の「佰」を用いる〕
ひゃく
ひゃく【百】
a hundred.→英和
何〜の hundreds of.〜も承知している know very well;be well aware <of,that…> .〜倍する increase <a number> a hundred times.
ひゃく=に一つ
――に一つ
百の中の一つ。ごくまれなことのたとえ。「予想は―も当たったためしがない」
ひゃく=も承知
――も承知
十分わかっていること。「危険は―の上で決行する」
ひゃく=も承知二百も合点(ガツテン)
――も承知二百も合点(ガツテン)
「百も承知」の下に調子よくいいかけた語。
ひゃくいち
ひゃくいち [4] 【百一】
(1)百の中の一つ。一〇〇分の一。百に一つ。
(2)〔百の中の一つだけが真実の意から〕
うそつき。大風呂敷。千三つ。
ひゃくいちづけ
ひゃくいちづけ [0] 【百一漬(け)】
〔これだけで間に合う重宝な漬物の意〕
ダイコンの間にナスの塩漬けをはさんで漬けたたくあん漬け。
ひゃくいちもつ
ひゃくいちもつ [4] 【百一物】
僧が三衣六物など一つずつ持つことを許されている生活必需品の総称。百一供身(グシン)。
ひゃくいちもん
ひゃくいちもん [4] 【百一文】
江戸時代,朝一〇〇文借り,夕方一〇一文として返す貸借法。
ひゃくいろめがね
ひゃくいろめがね [5] 【百色眼鏡】
「万華鏡(マンゲキヨウ)」に同じ。
ひゃくいん
ひゃくいん [0] 【百韻】
連歌・俳諧の形式の一。一巻が百句から成るもの。懐紙四折を用い,初折表に八句,初折裏から名残折表まで各一四句,名残折裏に八句を記す。
ひゃくえ
ひゃくえ 【百会】
(1)頭の一番高い所。脳天。「妙なるかなと誉て―を敲くもあり/読本・八犬伝 9」
(2)馬の背の後方の高い部分。[日葡]
(3)人の最上位に立つ人。特に,仏陀。「―未だ瞻部に誕ぜざりしときは/性霊集」
ひゃくおう
ひゃくおう [3] 【百王】
(1)多くの王。代々の王。たくさんの君主。「それ人代―の始は鸕鷀草葺不合尊(ウガヤフキアエズノミコト)の第四の王子,神日本磐余彦尊(カンヤマトイワレヒコノミコト)/太平記 32」
(2)百代の王。「それ天照太神(テンシヨウダイジン)は―鎮護の御誓浅からず/保元(上)」
ひゃくおうちんごのがらん
ひゃくおうちんごのがらん 【百王鎮護の伽藍】
〔永久に国家を鎮護する寺の意〕
延暦寺の別名。
ひゃくがい
ひゃくがい [0][2] 【百骸】
人体を構成している多数の骨。「―九竅(キユウキヨウ)の中に物有/笈の小文」
ひゃくがい
ひゃくがい [2][0] 【百害】
たくさんの害。多くの弊害。「―あって一利なし」
ひゃくげい
ひゃくげい [0][2] 【百芸】
多くの技芸。各種の遊芸。百技。「―に通じる」
ひゃくさい
ひゃくさい 【百済】
⇒くだら(百済)
ひゃくさじき
ひゃくさじき 【百桟敷】
近世の,一〇〇文の芝居桟敷。つんぼ桟敷。
ひゃくさんじゅうり
ひゃくさんじゅうり ヒヤクサンジフ― 【百三十里】
江戸から京・大坂までの里程の概数。また,東海道のこと。
ひゃくざ
ひゃくざ [2] 【百座】
百個の座。
ひゃくざし
ひゃくざし 【百緡】
銭一〇〇文を通すさし縄。
→百銭(ヒヤクゼニ)
ひゃくざのごま
ひゃくざのごま 【百座の護摩】
一日に百座を設けて護摩をたいて祈願すること。
ひゃくざのはらい
ひゃくざのはらい 【百座の祓】
神前で中臣(ナカトミ)の祓詞(ハラエコトバ)を一〇〇度唱えること。百度の祓。
ひゃくし
ひゃくし 【拍子・百師】
「ひょうし(拍子)」に同じ。[名義抄]
ひゃくし
ひゃくし [1] 【百司】
多くの役所・役人。はくし。「―千官悉く鳳闕の雲を望み/太平記 28」
ひゃくしぜんしょ
ひゃくしぜんしょ 【百子全書】
中国の叢書。湖北の崇文書局編。五〇九巻。1875年刊。子部に属する儒家・法家・農家などの書一〇一種を収める。1919年に上海の掃葉山房が石印本を刊行した。子書百家。
ひゃくしゃくかんとう
ひゃくしゃくかんとう [0] 【百尺竿頭】
一〇〇尺もある長い竿(サオ)の先。ひゃくせきかんとう。
ひゃくしゃくかんとう=に一歩を進む
――に一歩を進む
すでに頂点に達しているけれども,さらに一歩をすすめる。十分言葉を尽くしている上に,さらに一歩すすめて説く。
ひゃくしゅ
ひゃくしゅ [1][2] 【百首】
(1)一〇〇の和歌。
(2)「百首歌」の略。
(3)「百人一首」の略。
ひゃくしゅうた
ひゃくしゅうた 【百首歌】
一人で一〇〇首詠んだ歌。また,それを何人分か集めた作品集。平安後期から鎌倉時代にかけて盛んに行われ,種々の形式がうまれた。百首の歌。百首和歌。
ひゃくしゅつ
ひゃくしゅつ [0] 【百出】 (名)スル
いろいろなものが多数現れること。「意見が―する」
ひゃくしゅつ
ひゃくしゅつ【百出する】
heated <discussion> .→英和
ひゃくしょう
ひゃくしょう [3] 【百姓】 (名)スル
(1)農業で生活している人。農民。
(2)農業を営むこと。また,農作業。「郷里へ帰って―する」
(3)田舎者をののしっていう語。
(4)中世,荘園を耕作する農民。
(5)近世,特に本百姓(ホンビヤクシヨウ)のこと。
(6)「ひゃくせい(百姓)」に同じ。
ひゃくしょう
ひゃくしょう【百姓】
a farmer (自作農);a peasant (小百姓).→英和
百姓一揆(き) a peasants' uprising.
ひゃくしょういっき
ひゃくしょういっき [5] 【百姓一揆】
江戸時代の農民闘争。年貢の減免や代官・村役人の交代などを要求し,蜂起・越訴(オツソ)・強訴(ゴウソ)などの形をとって行われた。
ひゃくしょううけ
ひゃくしょううけ 【百姓請】
⇒地下請(ジゲウケ)
ひゃくしょうおうらい
ひゃくしょうおうらい ヒヤクシヤウワウライ 【百姓往来】
往来物の一種。江戸中期から明治時代にかけて,農民の子弟教育のために作られた教科書。岩崎清矩著「田舎往来」(1758年刊),禿箒子著「百姓往来」(1766年刊)などがある。
ひゃくしょうだい
ひゃくしょうだい 【百姓代】
江戸時代,村役人の一。百姓の代表者として村政を監視した。名主・組頭とともに村方三役という。
ひゃくしょうでんき
ひゃくしょうでんき ヒヤクシヤウ― 【百姓伝記】
農業技術書。著者・著作年不詳。三河地方を対象に,天和年間(1681-1684)頃,武士または上層農民によって著されたともいわれる。展開しつつある小農経営の実態を基礎にして描かれた農書。
ひゃくしょうぶん
ひゃくしょうぶん 【百姓分】
百姓の身分。百姓の分際。「みちのくの内にて,さる―の人ながら/浮世草子・三代男」
ひゃくしょうもの
ひゃくしょうもの [0] 【百姓物】
役柄による狂言の分類の一。百姓の年貢上納を題材とする脇狂言。「雁雁金(ガンカリガネ)」「弓矢」「松楪(マツユズリハ)」「勝栗」「餅酒」「三人夫(サンニンブ)」「昆布柿」「筑紫奥(ツクシノオク)」「佐渡狐」など。
ひゃくしょうや
ひゃくしょうや [3] 【百姓家】
農民の住む家。農家。
ひゃくしょうよみ
ひゃくしょうよみ [0] 【百姓読み】
漢字を偏や旁(ツクリ)の音にひかれるなどして誤って我流に読むこと。「洗滌(センデキ)」を「せんじょう」,「装幀(ソウトウ)」を「そうてい」と読む類。
ひゃくじ
ひゃくじ [1][2] 【百事】
いろいろなこと。万事。「熟眠して―を忘るる是れなり/花柳春話(純一郎)」
ひゃくじつこう
ひゃくじつこう [4][3] 【百日紅】
サルスベリの漢名。[季]夏。
ひゃくじゅう
ひゃくじゅう [0] 【百獣】
多くのけもの。すべてのけだもの。
ひゃくじゅうきゅうばん
ひゃくじゅうきゅうばん ヒヤクジフキウ― [5] 【一一九番】
消防署に火事の通報および救急車の出動を依頼する時の電話番号。
ひゃくじゅうのおう
ひゃくじゅうのおう [6] 【百獣の王】
ライオンのこと。
ひゃくじょういいんかい
ひゃくじょういいんかい ヒヤクデウヰヰンクワイ [6] 【百条委員会】
地方自治法一〇〇条に基づき地方議会が設ける調査委員会。自治体に関する疑惑や不正事件が発生した場合に設置する。
ひゃくじょうえかい
ひゃくじょうえかい ヒヤクヂヤウヱカイ 【百丈懐海】
(720?-814) 中国唐代の禅僧。馬祖道一の法を継ぐ。江西省百丈山に禅院を設立。僧団の規則「百丈清規(シンギ)」を定め,寺院の自給自足体制をしいた。門下に黄檗希運・潙山霊祐(イサンレイユウ)などがいる。
ひゃくじょうしんぎ
ひゃくじょうしんぎ ヒヤクヂヤウ― 【百丈清規】
中国唐代の百丈懐海(エカイ)が定めた最古の禅宗の制度・規則書。八巻。早くに散逸し,現存のものは残存していた資料を元代の東陽徳輝が勅命によって編集改修したもの。はじょうしんぎ。
ひゃくせい
ひゃくせい [0][2] 【百世】
長い年月。永遠。百代。「含蓄の趣を―の後に伝ふるのであらう/草枕(漱石)」
ひゃくせい
ひゃくせい [0] 【百姓】
〔古代において,もろもろの姓(カバネ)を有する公民の意〕
一般人民。庶民。公民。ひゃくしょう。
ひゃくせきかんとう
ひゃくせきかんとう [0] 【百尺竿頭】
⇒ひゃくしゃくかんとう(百尺竿頭)
ひゃくせつ
ひゃくせつ [0] 【百折】
いくたびもくじけること。
ひゃくせつせんま
ひゃくせつせんま [5] 【百折千磨】
何度も折り返し何度もみがくこと。転じて,さまざまな苦労を重ねること。「―の艱苦を経る」
ひゃくせつふとう
ひゃくせつふとう [0] 【百折不撓】
幾度失敗しても志をまげないこと。
ひゃくせん
ひゃくせん [3] 【百千】
数の多いこと。
ひゃくせん
ひゃくせん [0] 【百戦】
数多くの戦い。
ひゃくせん
ひゃくせん [0][2] 【百選】
選ばれた一〇〇のすぐれたもの。「名水―」「名湯―」
ひゃくせん
ひゃくせん [0] 【百川】
一〇〇の川。たくさんの川。
ひゃくせんひゃくしょう
ひゃくせんひゃくしょう [0] 【百戦百勝】
戦うたびに勝つこと。全戦全勝。
ひゃくせんれんま
ひゃくせんれんま [5] 【百戦練磨・百戦錬磨】
多くの戦いできたえられること。多くの経験を積んでいること。「―の勇士」
ひゃくぜに
ひゃくぜに 【百銭】
銭さしにさした一〇〇文の銭。実際には「省百(シヨウビヤク)」といって九六文で一〇〇文に通用した。「其後手元にありし―をぬきて,心覚えに目の子算用/浮世草子・一代男 7」
ひゃくぜん
ひゃくぜん [0] 【百膳】
(1)一人前一〇〇文の料理。また,その料理を出す店。
(2)〔一向宗の報恩講の布施が普通一〇〇文であったことから〕
報恩講の食膳。「肩衣をかけ―を食ひに行き/柳多留 18」
ひゃくそう
ひゃくそう [0] 【百草】
(1)いろいろの草。多くの草。
(2)一〇〇種の草から製したという胃腸薬。長野県の御岳山のものが有名。
ひゃくそう=を闘(タタカ)わす
――を闘(タタカ)わす
陰暦五月五日に,種々の草を持ち寄ってその優劣を競う。草合わせをして遊ぶ。
ひゃくそうつみ
ひゃくそうつみ [3] 【百草摘み】
陰暦五月五日に,いろいろな薬草を摘むこと。百草採り。
ひゃくそく
ひゃくそく [0] 【百足】
(1)一〇〇の足。多くの足。
(2)一足の一〇〇倍。
(3)ムカデの異名。
ひゃくそく=の虫は死して倒れず
――の虫は死して倒れず
〔ムカデは足が多いので死んでも倒れることがない意〕
助けの多いものは簡単に滅亡しない。百足の虫は死に至りて倒れず。
ひゃくたい
ひゃくたい [0] 【百態】
いろいろの姿・形。さまざまの様子。
ひゃくだい
ひゃくだい [2] 【百代】
〔古くは「はくたい」とも〕
非常に長い年代。永遠。
ひゃくだゆう
ひゃくだゆう [3] 【百太夫】
道祖神の一。古く遊女・傀儡(クグツ)の信仰を受け,また小児の厄除けにも信仰された。兵庫県西宮神社の末社百太夫社にまつられる。
ひゃくだんたいせん
ひゃくだんたいせん 【百団大戦】
日中戦争において,1940年8月から約五か月間,百個団(連隊)以上の八路軍が,日本軍に正面から挑んだ戦闘。これにより日本軍側は初めて中共軍の実力を認識させられた。
ひゃくちゅう
ひゃくちゅう [0] 【百中】
〔「中」は当たる意〕
発射するごとにあたること。すべて命中すること。「百発―」
ひゃくてん
ひゃくてん【百点】
one hundred points; <get> full marks (満点).
ひゃくてんまんてん
ひゃくてんまんてん [5] 【百点満点】
(1)満点を百点とする採点の仕方。
(2)欠点や不足が全くないこと。「―の出来」
ひゃくとおばん
ひゃくとおばん ヒヤクトヲ― [3] 【一一〇番】
警察に事件を通報するときの電話番号。
ひゃくど
ひゃくど [2] 【百度】
(1)一度の一〇〇倍。
(2)〔「度」は法度(ハツト)の意〕
いろいろな法度。いろいろな規則。
(3)「百度参り」の略。「―を踏む」
(4)「百度の祓」の略。
ひゃくどいし
ひゃくどいし [3] 【百度石】
社寺の境内で,百度参りの往復の標識として立てられている石。
ひゃくどのはらい
ひゃくどのはらい 【百度の祓】
「百座(ヒヤクザ)の祓」に同じ。
ひゃくどまいり
ひゃくどまいり [4] 【百度参り】
病気平癒(ヘイユ)などの祈願のため,社寺に行き,その境内の一定の距離(多くは百度石と本堂との間)を一〇〇回往復し,一回ごとに礼拝すること。おひゃくど。
ひゃくなり
ひゃくなり [0] 【百生り】
一本の茎やつるに実がたくさんなること。「―びょうたん」
ひゃくにじゅうまっしゃ
ひゃくにじゅうまっしゃ ヒヤクニジフ― [6] 【百二十末社】
(1)〔内宮八〇,外宮(ゲクウ)四〇,合計一二〇あることから〕
伊勢神宮の末社の総称。
(2)〔遊客である大尽(=大神)をとりかこむの意から〕
大勢のたいこもち。「―共を集めて,大大大じんとぞ申ける/浮世草子・一代男 4」
ひゃくにじゅうり
ひゃくにじゅうり ヒヤクニジフ― [4] 【百二十里】
江戸から京までの距離の概数。また,東海道のこと。
→百三十里
ひゃくにち
ひゃくにち [4][0] 【百日】
(1)一〇〇の日数。また,多くの日数。
(2)特に,講経や念仏を一〇〇日間行うもの。「―の行」
ひゃくにち=の説法(セツポウ)屁(ヘ)一つ
――の説法(セツポウ)屁(ヘ)一つ
長い間の苦心がわずかなしくじりでめちゃめちゃになってしまうことのたとえ。
ひゃくにちいも
ひゃくにちいも [4] 【百日芋】
ジャガイモの別名。
ひゃくにちかずら
ひゃくにちかずら [5] 【百日鬘】
歌舞伎の鬘の名。長い間月代(サカヤキ)をそらないために毛が伸びほうだいになった形のもの。盗賊や囚人などの役に用いる。百日。
→大(オオ)百日
→五十日鬘
百日鬘[図]
ひゃくにちさい
ひゃくにちさい [4] 【百日祭】
神道で,死後百日目に行う祭り。仏式の百箇日にあたる。
ひゃくにちさいばん
ひゃくにちさいばん [5] 【百日裁判】
事件の受理から一〇〇日以内に判決を行うよう努めなければならないとされている裁判。公職選挙法は,選挙の効力に関する裁判,当選無効の効果の生ずる裁判について定める。
ひゃくにちぜき
ひゃくにちぜき【百日咳】
whooping cough.
ひゃくにちぜき
ひゃくにちぜき [4] 【百日咳】
幼児の急性伝染病の一。百日咳菌の飛沫感染による。潜伏期は一〜二週間で,感冒様の症状を呈し,ついで特有な痙攣(ケイレン)性の咳の発作を繰り返す時期が二〜六週間続く。予防接種が有効。届出伝染病。
ひゃくにちそう
ひゃくにちそう [0] 【百日草】
キク科の一年草。メキシコ原産。観賞用に栽培。茎は直立し,長卵形の葉を対生。夏から秋にかけ,径3〜15センチメートル,一重または八重咲きの赤・緋(ヒ)・黄色などの頭状花をつける。品種が多い。開花期間が長いのでこの名がある。浦島草。[季]夏。
ひゃくにちそう
ひゃくにちそう【百日草】
《植》a zinnia.→英和
ひゃくにちそが
ひゃくにちそが 【百日曾我】
人形浄瑠璃。時代物。近松門左衛門作。1697年初演。曾我兄弟の仇討ちに,仁田四郎と海野小太郎の名馬を得ようとする功名争いをからませたもの。
〔好評で百日余りも続演したための名〕
ひゃくにちてんか
ひゃくにちてんか [5] 【百日天下】
(1)ナポレオン一世が,1815年流刑地エルバ島を脱出してパリに入城し再び政権を握ってから,ワーテルローの戦いに敗れ退位するまでの期間をいう。
(2)つかの間の政権獲得をたとえていう語。
ひゃくにちぼっけ
ひゃくにちぼっけ [5] 【百日法華】
病気の平癒などを祈るため,他の宗派の者が一時,日蓮宗に帰依すること。
ひゃくにちまいり
ひゃくにちまいり [5] 【百日参り】
一〇〇日間,同一の社寺に詣でて祈願すること。百日詣で。
ひゃくにちもうで
ひゃくにちもうで [5] 【百日詣で】
「百日参り」に同じ。
ひゃくにん
ひゃくにん [2] 【百人】
一〇〇の人。
ひゃくにんいっしゅ
ひゃくにんいっしゅ【百人一首】
one hundred poem-cards (カルタ).
ひゃくにんいっしゅ
ひゃくにんいっしゅ [5] 【百人一首】
代表的歌人一〇〇人の歌一首ずつを集めたもの。藤原定家が小倉山の別荘で撰したと伝える「小倉百人一首」が最も有名で,これを模倣して種々のものが作られた。カルタとして正月の遊びになったのは江戸時代以降。百人首。
ひゃくにんしゅ
ひゃくにんしゅ [3] 【百人首】
「百人一首」に同じ。
ひゃくにんりき
ひゃくにんりき [0] 【百人力】
(1)一〇〇人分の力を持っていること。力もち。
(2)一〇〇人の助力を得たように心強く思うこと。「君が来てくれれば―だ」
ひゃくねん
ひゃくねん【百年】
a hundred years.‖百年祭 a centenary[centennial].百年の計 a farsighted policy.
ひゃくねん
ひゃくねん [2] 【百年】
(1)一年の一〇〇倍。長い年月。
(2)人に許されうる寿命の限界。
(3)生涯。一生。
ひゃくねん=の恋も一時(イチジ)に冷める
――の恋も一時(イチジ)に冷める
長い間の恋も急に冷める。あることを知って急に気持ちがひえる。
ひゃくねん=河清を俟(マ)つ
――河清を俟(マ)つ
〔左氏伝(襄公八年)〕
常に濁っている黄河の澄むのを待つ。あてのないことを空しく待つたとえ。
ひゃくねんき
ひゃくねんき [3] 【百年忌】
人の死後100年目に行われる仏事。百回忌。
ひゃくねんせんそう
ひゃくねんせんそう 【百年戦争】
フランスの王位継承問題,羊毛工業地帯フランドルの主導権争いなどが原因となり,1337〜1453年の間,断続的に戦われた英仏間の戦争。前半,英国が優勢だったが,ジャンヌ=ダルクのオルレアン解放などにより形勢は逆転し,カレーを除く全フランスから英軍が撤退して終結。
ひゃくねんのけい
ひゃくねんのけい [2][1] 【百年の計】
遠い将来まで見通しを立てた計画。「国家―」
ひゃくねんのこどく
ひゃくねんのこどく 【百年の孤独】
〔原題 (スペイン) Cien años de soledad〕
ガルシア=マルケスの長編小説。1967年刊。カリブ海沿岸の村マコンドを建設したブエンディア一族の100年にわたる年代記。現実と幻想の混交する壮大な神話的世界が描かれる。
ひゃくねんのふさく
ひゃくねんのふさく [2] 【百年の不作】
生涯悔やまれるしくじり。一生の失敗。特に,できの悪い相手と結婚した場合にいうことが多い。
ひゃくねんめ
ひゃくねんめ [5] 【百年目】
(1)ある年から数えて100年にあたる年。
(2)どうにもならない運命の時。運のつき。「ここで会ったが―」
ひゃくはち
ひゃくはち [4] 【百八】
(1)仏教で,人の煩悩(ボンノウ)の数。また,それになぞらえて数珠の玉の数ともする。
(2)一年のうちの,一二か月・二十四節気・七十二候を合わせた数。
ひゃくはちじゅうど
ひゃくはちじゅうど ヒヤクハチジフ― [5] 【百八十度】
(1)一度の一八〇倍。特に,角度の一八〇度は一直線上にある線分と線分との角度,すなわち九〇度の二倍。
(2)(転じて)正反対の方向。「―のイメージ-チェンジ」「―の方向転換」
ひゃくはちじゅうど
ひゃくはちじゅうど【百八十度の転換をする】
make an about-face <in one's opinion> .
ひゃくはちたい
ひゃくはちたい [4] 【百八炬火】
精霊(シヨウリヨウ)の送迎習俗の一。新盆の家あるいは村で共同で焚く盆火。一〇八個の松明(タイマツ)を墓から家まで立てて燃やす。ひゃくはったい。万灯火(マトビ)。
ひゃくはちのかね
ひゃくはちのかね 【百八の鐘】
寺で朝晩一〇八回鳴らす鐘。特に,大晦日の除夜の鐘。一〇八の煩悩(ボンノウ)を消滅させるためとも,また一年の一二か月・二十四節気・七十二候を合わせた数ともいう。
ひゃくはちのずず
ひゃくはちのずず 【百八の数珠】
一〇八個の数珠玉で作った数珠。人の煩悩(ボンノウ)の数になぞらえる。
ひゃくはちぼんのう
ひゃくはちぼんのう [5][0] 【百八煩悩】
〔仏〕 一〇八種の心の迷い。その数え方は一様でないが,主なものに二種ある。一つは三界の見惑八十八使と三界の修惑十使にさらに十纏(ジユウテン)を加えたもの。もう一つは眼・耳・鼻・舌・身・意の六根にそれぞれ六つの煩悩があって三六,これらをそれぞれ過去・未来・現在に配して計一〇八とするもの。一般には,おびただしい人間の心の迷いのこと。
ひゃくばん
ひゃくばん [2] 【百番】
(1)一〇〇にあたる順位・順番・等級など。
(2)一〇〇組または一〇〇対の,組み合わせ・取り合わせ・取組など。
(3)近世,比較的親しまれている一〇〇曲の謡曲のこと。内百番と外百番がある。
ひゃくひとつ
ひゃくひとつ 【百一つ】
〔百に一つの意〕
ほとんど望みのないこと。きわめてまれなこと。「大門を出る病人は―/柳多留(初)」
ひゃくひろ
ひゃくひろ [2] 【百尋】
(1)一尋の一〇〇倍。
(2)〔非常に長いことから〕
はらわた。腸。[書言字考節用集]
ひゃくびょう
ひゃくびょう [2][0] 【百病】
もろもろのやまい。あらゆる病気。「―断えざるの身/日乗(荷風)」
ひゃくふくしょうごん
ひゃくふくしょうごん 【百福荘厳】
〔仏〕
〔三十二相のそれぞれが,一〇〇の福(善行)を積むことによって得られることから〕
仏が三十二相によって飾られていること。成仏すること。ひゃっぷくしょうごん。
ひゃくふくちゃ
ひゃくふくちゃ [4][3] 【百服茶】
南北朝・室町時代に流行した闘茶。栂尾(トガノオ)産の本茶とそれ以外の非茶とに分けて点(タ)てた茶を一〇〇服飲み,その本非を言い当てる。
ひゃくぶつ
ひゃくぶつ [0] 【百物】
さまざまなもの。多くのもの。「尽とく身外―を失ふとも/西国立志編(正直)」
ひゃくぶん
ひゃくぶん【百分比[率]】
percentage.→英和
ひゃくぶん
ひゃくぶん [0] 【百聞】
何度も聞くこと。
ひゃくぶん
ひゃくぶん【百聞は一見にしかず】
Seeing is believing.
ひゃくぶん
ひゃくぶん [0] 【百分】 (名)スル
ある量を一〇〇に分けること。また,一〇〇に分けたもの。
ひゃくぶん=は一見に如(シ)かず
――は一見に如(シ)かず
〔漢書(趙充国伝)〕
繰り返し他人の話を聞くよりも,実際に自分の目でたしかめてみたほうがよくわかる。
ひゃくぶんざん
ひゃくぶんざん [3] 【百分算】
⇒歩合算(ブアイザン)
ひゃくぶんひ
ひゃくぶんひ [3] 【百分比】
「百分率」に同じ。
ひゃくぶんりつ
ひゃくぶんりつ [3] 【百分率】
全体を一〇〇としたとき,そのうちのいくらにあたるかということ。単位はパーセント。百分比。パーセンテージ。
ひゃくへい
ひゃくへい [0] 【百弊】
多くの弊害。百害。
ひゃくまなこ
ひゃくまなこ [3] 【百眼】
(1)目つきや表情をいろいろと変えてみせること。また,その目つき。「虫気付き女房の面は―/柳多留 131」
(2)「目鬘(メカズラ)」に同じ。
ひゃくまん
ひゃくまん【百万】
a million.→英和
百万長者 a millionaire.→英和
ひゃくまん
ひゃくまん [3] 【百万】
(1)一万の一〇〇倍。
(2)きわめて大きな数。「―の味方を得た思い」
ひゃくまん
ひゃくまん 【百万】
能の一。四番目物。現行曲は世阿弥の改作。奈良の女曲舞師(クセマイシ)百万が,我が子の行方知れずに狂乱し,嵯峨(サガ)の釈迦堂の大念仏に紛れ入り,僧に伴われた我が子にめぐり会う。
ひゃくまんげん
ひゃくまんげん [0] 【百万言】
たくさんの言葉。「―を費やす」
ひゃくまんだら
ひゃくまんだら [0] 【百万陀羅】
〔百万遍の陀羅尼の意〕
同じことを何度も繰り返し言うこと。「小言の―を並べる」
ひゃくまんちょうじゃ
ひゃくまんちょうじゃ [5] 【百万長者】
多くの富を所有する人。大金持ち。
ひゃくまんとう
ひゃくまんとう [0] 【百万塔】
称徳天皇が国家の安泰を祈って南都十大寺に一〇万基ずつ寄進した木製の小塔。764年の恵美押勝の乱の死者供養のため,770年に完成。轆轤(ロクロ)細工で,大小三種あり,胡粉(ゴフン)などで彩色する。中に陀羅尼一巻をおさめた。現在,法隆寺に四万余基が伝わる。
百万塔[図]
ひゃくまんとうだらに
ひゃくまんとうだらに 【百万塔陀羅尼】
百万塔におさめられた陀羅尼。無垢浄光大陀羅尼経の相輪・自心・根本・六度の四種の陀羅尼を銅版または木版で印刷したものがほとんどで,現存する世界最古の印刷物といわれる。
ひゃくまんべん
ひゃくまんべん [0] 【百万遍】
(1)一〇〇万回。
(2)「百万遍念仏」の略。
(3)京都知恩寺の通称。
ひゃくまんべんねんぶつ
ひゃくまんべんねんぶつ [7] 【百万遍念仏】
(1)極楽往生を祈願して,七日間に一〇〇万回念仏を唱えること。
(2)浄土宗で衆僧または信徒が集まり,弥陀の名号を唱えながら一〇八〇顆(カ)の大数珠を一〇〇回繰り回す仏事。知恩寺の行事として名高いが在家でも行われた。百万遍。
百万遍念仏(2)[図]
ひゃくみ
ひゃくみ [2] 【百味】
(1)多くの珍しい味や食物。
(2)「百味講」の略。
ひゃくみこう
ひゃくみこう [0] 【百味講】
信者が集まって,寺院に百味の供物を供えること。また,その集まり。
ひゃくみだんす
ひゃくみだんす [4] 【百味箪笥】
漢方医が薬を入れておく小引き出しのたくさんあるたんす。
ひゃくみのおんじき
ひゃくみのおんじき 【百味の飲食】
一〇〇種の珍味を仏前に供えること。また,その食物。
ひゃくめ
ひゃくめ [0] 【百目】
一〇〇匁(モンメ)(約375グラム)。
ひゃくめがき
ひゃくめがき [3] 【百目柿】
甘柿の一品種。関東地方に多い。果実は球形でやや大きく,上方に同心円に近い黒色のすじがある。甘百目。
ひゃくめがね
ひゃくめがね [3] 【百眼鏡】
「万華鏡(マンゲキヨウ)」に同じ。
ひゃくめろうそく
ひゃくめろうそく [4] 【百目蝋燭】
一本の重さが約一〇〇匁(モンメ)ある大きな蝋燭。
ひゃくめんそう
ひゃくめんそう [0] 【百面相】
簡単な衣装をつけ,顔つきをいろいろに変えて見せる演芸。
ひゃくものがたり
ひゃくものがたり [5] 【百物語】
夜,何人か集まって多くの灯(トモシビ)をつけておき,つぎつぎに怪談を語り,一話すむごとに灯を一つずつ消し,最後に暗やみにする遊び。また,その怪談。暗やみになったとき,妖怪が現れるとされた。
ひゃくもん
ひゃくもん [2] 【百文】
一文の一〇〇倍。
ひゃくもんせん
ひゃくもんせん [0] 【百文銭】
一〇〇文に通用する銭。特に,天保通宝銭。
ひゃくやく
ひゃくやく [0] 【百薬】
多くの薬。いろいろの薬。
ひゃくやく
ひゃくやく【百薬の長】
the best of all medicines.
ひゃくやくのちょう
ひゃくやくのちょう [6] 【百薬の長】
〔漢書(食貨志下)〕
酒をほめたたえていう語。
ひゃくやまいり
ひゃくやまいり [4] 【百夜参り】
一〇〇日間毎夜,人知れず社寺に参拝して祈願をこめること。
ひゃくよう
ひゃくよう [0] 【百様】
さまざまのありさま。百態。
ひゃくよう=を知って一様を知らず
――を知って一様を知らず
いろいろの事にわたって広く知ってはいるが,そのなかのただ一つをも本当には知っていない。
ひゃくようばこ
ひゃくようばこ ヒヤクエフ― [3] 【百葉箱】
気象観測用の白く塗った小屋形の木箱。日射や雨の影響を受けないように二重の鎧戸(ヨロイド)で四方を囲み,天井に通気筒を設けて通風をよくし,地表から1.5メートルほどのところに,温度計・湿度計・気圧計などをおさめておくもの。ひゃくようそう。
百葉箱[図]
ひゃくらい
ひゃくらい [0] 【百雷】
多くの雷。また,それが一度に落ちたような大きな音や声。「―の一時に落つるが如し」
ひゃくり
ひゃくり [2] 【百里】
(1)一里の一〇〇倍。
(2)中国古代,方一〇〇里の国。また,一県の称。
ひゃくり=の道も一足(ヒトアシ)から
――の道も一足(ヒトアシ)から
遠い所へ行くにもまず一歩からはじまる。大きな物事をするにも初めの第一歩が大事であるということ。千里の行も一歩から。
ひゃくり=を行く者は九十里を半ばとす
――を行く者は九十里を半ばとす
〔戦国策(秦策上)〕
物事は終わりのわずかの部分に困難が多いから,九分通りを半分と心得,最後まで緊張と努力を続けなければいけない。
ひゃくりけい
ひゃくりけい 【百里奚】
中国,春秋時代の秦の名相。字(アザナ)は井伯。虞(グ)の大夫であったが虞が晋に滅ぼされたときに秦へ送られ,のち逃げて楚に捕らえられた。秦の穆公(ボクコウ)はその賢を知り五枚の羖羊(コヨウ)(=黒羊)の皮であがなったといい,五羖大夫とよばれた。穆公を助けて秦を強国とした。
ひゃくりのさい
ひゃくりのさい 【百里の才】
一県を治めるに足る才能。
ひゃくりょう
ひゃくりょう [0] 【百僚】
多くの官吏。百官。
ひゃくれん
ひゃくれん [0] 【百錬】
何度も何度もねりきたえること。「―千磨したる抑揚/即興詩人(鴎外)」
ひゃくれんしょう
ひゃくれんしょう 【百錬抄・百練抄】
歴史書。一七巻。編者未詳。鎌倉後期成立。公家の日記などの諸記録を抜粋・編集して968〜1259年までの歴史を漢文・編年体で記す。京都中心の記録で,武家方の「吾妻鏡」と対照的。現存本は巻三まで欠。
ひゃくれんのかがみ
ひゃくれんのかがみ 【百錬の鏡】
何度もみがきあげた鏡。光り輝くさまや明白なさまのたとえにもいう。
ひゃくろくいん
ひゃくろくいん [4] 【百六韻】
中国で,漢字の韻を一〇六に分類したもの。一〇七韻の平水韻を,元代に一〇六にまとめたもので,現在もこれによっている。これもまた平水韻といわれる。
→平水韻
ひゃくろん
ひゃくろん 【百論】
仏書。二巻。提婆(ダイバ)著,世親釈,鳩摩羅什(クマラジユウ)訳という。中道の立場からあらゆる迷いの見解を打ち破ることを意図する。三論の一。
ひゃくわこう
ひゃくわこう [3] 【百和香】
種々の香料を合わせた薫物(タキモノ)。
ひゃくパーセント
ひゃくパーセント [5] 【百―】
(1)一〇割。全部。「―の投票率」
(2)完全なこと。副詞的に用いる。全く。完璧に。「仕事の能力は―保証する」
ひゃくパーセント
ひゃくパーセント【百パーセント】
one hundred percent.
ひゃっか
ひゃっか ヒヤククワ [1] 【百科】
(1)いろいろの科目・学科。あらゆる科目・学科。「―万般にわたる知識」
(2)「百科事典」の略。「動物―」
ひゃっか
ひゃっか ヒヤク― [0][1] 【百家】
多くの学者・論客。「諸子―」
ひゃっか
ひゃっか ヒヤククワ [1] 【百花】
たくさんの花。いろいろの花。「―園」
ひゃっか
ひゃっか ヒヤククワ [1] 【百貨】
いろいろの商品。
ひゃっか=の魁(サキガケ)
――の魁(サキガケ)
〔花の中で春もっとも早く咲くことから〕
梅の花のこと。また,すぐれた人物などの輩出する時期の先駆をなすこと。
ひゃっかおう
ひゃっかおう ヒヤククワワウ [3] 【百花王】
牡丹(ボタン)のこと。
ひゃっかじてん
ひゃっかじてん ヒヤククワ― [4] 【百科事典】
社会生活上の各方面の事項や,あらゆる専門分野の言葉についての説明を記述した辞書。
ひゃっかじてん
ひゃっかじてん【百科事典】
an encyclopedia.
ひゃっかせいほう
ひゃっかせいほう ヒヤククワ―ハウ [1] 【百花斉放】
〔いろいろな花が一斉に開く意〕
中国共産党のスローガンの一。文学・芸術活動において,さまざまな方面の人々が自由に創作し,批評しあうこと。
ひゃっかせつりん
ひゃっかせつりん ヒヤクカ― 【百家説林】
叢書。正編二巻,続編三巻,索引一巻。今泉定介編。1905(明治38)〜06年刊。江戸時代諸家の随筆・漫筆・雑考・雑著など八六編を収める。これに先立って刊行された一〇巻本(1890〜92年刊)を増補したもの。ひゃっかぜいりん。
ひゃっかぜんしょ
ひゃっかぜんしょ ヒヤククワ― [4] 【百科全書】
(1)「百科事典」に同じ。
(2)書名(別項参照)。
ひゃっかぜんしょ
ひゃっかぜんしょ ヒヤククワ― 【百科全書】
〔原題 (フランス) Encyclopédie ou dictionnaire raisonné des sciences, des arts et des métiers〕
フランスの百科事典。本編一七巻,補遺五巻,図版一一巻,索引二巻。1751〜80年刊。ディドロ・ダランベールの監修の下に,当時の啓蒙的・進歩的執筆者を結集して完成し,フランス革命の思想的準備をなしたとされる。
ひゃっかぜんしょは
ひゃっかぜんしょは ヒヤククワ― [0] 【百科全書派】
「百科全書」の編纂・執筆に従事した一群の啓蒙思想家・学者。監修者ディドロ・ダランベールをはじめ,ボルテール・チュルゴー・ドルバック・エルベシウス・モンテスキュー・ルソー・ケネーなどが挙げられる。アンシクロペディスト。
ひゃっかそうめい
ひゃっかそうめい ヒヤク―サウ― [1] 【百家争鳴】
中国共産党のスローガンの一。思想・学術界におけるさまざまな立場の学者・論客が自由に意見を発表し,論争しあうこと。
ひゃっかてん
ひゃっかてん ヒヤククワ― [3][0] 【百貨店】
⇒デパートメント-ストア
ひゃっかてん
ひゃっかてん【百貨店】
⇒デパート.
ひゃっかにち
ひゃっかにち ヒヤクカ― [3][1] 【百箇日】
(1)ある日から数えて一〇〇日目。
(2)人が死んでから一〇〇日目。また,その日に行う仏事。
ひゃっかりょうらん
ひゃっかりょうらん ヒヤククワレウ― [1] 【百花繚乱】
(1)さまざまの花がいろどり美しく咲き乱れること。
(2)すぐれた人材や美女が大勢集まるたとえ。
ひゃっかん
ひゃっかん ヒヤククワン [3] 【百貫】
■一■ (名)
(1)一貫の一〇〇倍。一貫文の一〇〇倍。
(2)価値のあるものをたとえていう語。「男は裸が―,たとへてらしても世はわたる/浮世草子・五人女 1」
■二■ (副)
はるかに。もっと。「使ひつけた鋤(スキ)と鍬(クワ),畠なぶりが―ましと/浄瑠璃・花飾」
ひゃっかん
ひゃっかん ヒヤククワン [0][3] 【百官】
多くのあらゆる役人。「文武―」
ひゃっかんな
ひゃっかんな ヒヤククワン― [3] 【百官名】
本人・親・家系のもつ官職名を,そのまま用いた,その人の通称。
ひゃっきやぎょう
ひゃっきやぎょう ヒヤクキヤギヤウ [1] 【百鬼夜行】
〔「ひゃっきやこう」とも〕
(1)妖怪が列をなして,夜中に歩くこと。中古から中世の迷信。夜行(ヤギヨウ)。
(2)得体の知れない者たちが我が物顔に振る舞うこと。
ひゃっきやこう
ひゃっきやこう【百鬼夜行】
a pandemonium.→英和
ひゃっけい
ひゃっけい ヒヤク― [0] 【百計】
多くのはかりごと。いろいろな方法。「―をめぐらす」
ひゃっけつ
ひゃっけつ ヒヤク― [0] 【百穴】
一か所に多く群在している横穴墓(横穴古墳)の俗称。埼玉県吉見の百穴横穴墓群など。ひゃくあな。
ひゃっけん
ひゃっけん ヒヤクケン 【百閒】
⇒内田(ウチダ)百閒
ひゃっけんながや
ひゃっけんながや ヒヤクケン― [5] 【百間長屋】
何軒も長く棟の続いた長屋。
ひゃっこう
ひゃっこう ヒヤクカウ [0] 【百考】
いろいろと考えをめぐらすこと。「―千思/思出の記(蘆花)」
ひゃっこう
ひゃっこう ヒヤクカウ [0] 【百行】
すべてのおこない。「孝は―の本(モト)」
ひゃっこく
ひゃっこく ヒヤク― [0] 【百穀】
さまざまな穀物。
ひゃっぱつ
ひゃっぱつ【百発百中する】
never fail;never miss the mark.→英和
ひゃっぱつひゃくちゅう
ひゃっぱつひゃくちゅう ヒヤクハツ― [0] 【百発百中】
(1)銃弾や矢がみな的(マト)にあたること。「―の命中率」
(2)予想やねらいなどがすべて思いどおりになること。
ひゃっぱん
ひゃっぱん ヒヤクハン [0] 【百般】
いろいろな方面。種々の方面。「武芸―に通ずる」
ひゃっぱん
ひゃっぱん【百般の】
all (sorts of).→英和
ひゃっぽ
ひゃっぽ ヒヤク― [1] 【百歩】
百の歩数。また,多くの歩数。
ひゃっぽ=譲って
――譲って(も)
相手の主張を大幅に認めるにしても。
ひゃっぽう
ひゃっぽう ヒヤクハウ [3] 【百方】 (副)
いろいろな方面に及ぶさま。あらゆる方面にわたって。「―手を尽くす」
ひゃっぽだ
ひゃっぽだ ヒヤク― [3] 【百歩蛇】
ヘビの一種。全長1.5メートルに達する。胴は太く,頭部は三角状で吻端(フンタン)が長く突出する。卵生。巨大な毒牙をもち,かまれると一〇〇歩行かないうちに死ぬというところからこの名がある。中国南部・海南島・台湾の山地に分布。
ひゃっぽんづけ
ひゃっぽんづけ ヒヤクホン― [0] 【百本漬(け)】
沢庵漬けの一種。干した大根一〇〇本を,ぬか一斗・こうじ四升・塩三升五合の割合で漬けた漬物。
ひや
ひや [1] 【鄙野】 (名・形動ナリ)
下品でいなかびている・こと(さま)。野鄙。「彼(カノ)豪族が―なる心,其無仁なる挙動(フルマイ)をば/慨世士伝(逍遥)」
ひや
ひや [1] 【冷や】
(1)冷たい水。「お―」
(2)燗をしていない酒。冷や酒。「―でいっぱいひっかける」
(3)名詞の上に付いて複合語をつくり,「冷たい」「あたためていない」などの意を表す。「―奴(ヤツコ)」「―水」「―汗」
ひや
ひや [1] 【火矢・火箭】
矢先にしみ込ませた油に点火して放つ矢。火薬を篦(ノ)に詰めたものもある。石火矢・棒火矢など。焼き打ちなどに用いる。
ひや
ひや [1] 【火屋】
火葬場。焼き場。「あはれこの月こそくもれ昼みつる―の煙は今や立つらむ/和泉式部集」
ひや
ひや【冷で飲む】
drink <sake> cold.
ひやあせ
ひやあせ【冷汗】
cold sweat.〜をかく be in a cold sweat.
ひやあせ
ひやあせ [3] 【冷や汗】
恥ずかしいとき,恐ろしいとき,緊張したときなどに出る汗。
ひやあせ=をかく
――をか・く
ひやひやする。はらはらする。「見つかりはしないかと―・いた」
ひやか
ひやか 【冷やか】 (形動ナリ)
「ひややか」に同じ。「うちそそく秋のむら雨―にて/拾遺愚草員外」
ひやかし
ひやかし [0] 【冷やかし・素見】
(1)相手が困ったり恥ずかしがったりするような冗談を言うこと。からかうこと。「―半分に言っただけだ」
(2)買う気がないのに値段をきいたり品定めしたりすること。また,その人。素見(スケン)。「―客」
(3)遊里で,登楼せず張り見世の遊女をからかったり品定めしたりすること。また,その人。素見。
ひやかし
ひやかし【冷かし】
[からかい]banter;→英和
jeer;→英和
window-shopping (店などの);a window-shopper (人).
ひやかす
ひやかす【冷やかす】
[からかう]banter;→英和
tease;→英和
make fun of;[店を]just look <at goods> ;window-shop.
ひやかす
ひやか・す [3] 【冷やかす・素見す】 (動サ五[四])
(1)相手が恥ずかしがったり当惑したりするような冗談を言う。からかう。「新婚夫婦を―・す」
(2)買うつもりがないのに品定めをしたり,値段をきいたりする。「縁日の夜店を―・す」
(3)遊里で,登楼せず張り見世の遊女をからかったり品定めをしたりする。
(4)冷えるようにする。[ヘボン]
ひやかず
ひやかず [2] 【日矢数】
「小矢数(コヤカズ)」に同じ。
ひやく
ひやく [0][1] 【秘薬】
作り方を他人に知らせない秘密の薬。また,不思議なききめのある薬。
ひやく
ひやく【飛躍】
a leap;→英和
a jump.→英和
論理の〜 a leap in argument.〜的な発展をする make rapid progress;take long strides.
ひやく
ひやく [0] 【飛躍】 (名)スル
(1)飛び上がること。跳躍。
(2)大きく進歩すること。発展すること。「一大―を遂げる」
(3)論理や考え方などが,順を追わないで飛び越して進むこと。「話が―しすぎる」
ひやく
ひやく【秘薬】
a specific (medicine) <for,against> (特効薬).→英和
ひやく
ひやく [0] 【非役】
役目をやめていること。また,役目をやめさせられること。
ひやく
ひやく [0][1] 【秘鑰】
(1)秘密の鍵(カギ)。
(2)秘密を解く鍵。神秘を明らかにする手がかり。
ひやく
ひや・く 【冷やく】 (動カ下二)
⇒ひやける
ひやくじょうこく
ひやくじょうこく [4] 【飛躍上告】
⇒跳躍(チヨウヤク)上告
ひやくだい
ひやくだい [0] 【飛躍台】
⇒シャンツェ
ひやくてき
ひやくてき [0] 【飛躍的】 (形動)
物事の進歩・発展・向上が非常に急激であるさま。「生産が―に伸びる」
ひやけ
ひやけ【日焼けした(する)】
(get) sunburnt.→英和
ひやけ
ひやけ [0] 【日焼け・陽焼け】 (名)スル
(1)日光,特に夏の強い日ざしのため,皮膚が浅黒くなったり炎症をおこしたりすること。[季]夏。「真っ黒に―する」
(2)日光に照らされて物の表面が変色すること。
(3)日照りのため,池・田などの水がかれること。
ひやけだ
ひやけだ [3] 【日焼け田】
日照りが続いて水がなくなり,すっかり乾いてしまった田。旱田(ヒデリダ)。[季]夏。《―をあはれと見るも日毎かな/虚子》
ひやけどめ
ひやけどめ [0] 【日焼け止め】
紫外線を吸収して日焼けを防ぐ化粧品。
ひやける
ひや・ける [3] 【冷やける】 (動カ下一)[文]カ下二 ひや・く
十分に冷える。つめたくなる。「井戸ニツケタ西瓜ワヨク―・ケル/ヘボン(三版)」
ひやこい
ひやこ・い [3] 【冷やこい】 (形)[文]ク ひやこ・し
「ひやっこい」に同じ。「―・い物が肌にふれる」
ひやざけ
ひやざけ【冷酒】
cold sake.
ひやざけ
ひやざけ [0][2] 【冷や酒】
燗(カン)をしない酒。つめたいままの酒。冷や。
⇔燗酒
[季]夏。「―をあおる」
ひやし
ひやし [3] 【冷(や)し】
(1)冷やすこと。また,そのもの。多く,他の語と複合して用いる。「―汁」「―そば」
(2)〔中世女性語〕
つめたい水。[日葡]
(3)ひやかすこと。また,ひやかし客。「憚りながら―へ鼈甲ぬく仲居/雑俳・化粧紙」
ひやしちゅうか
ひやしちゅうか [4] 【冷(や)し中華】
ゆでた中華そばを冷やして皿に盛り,種々の具をのせ,酸味のきいたスープをかけた食べ物。冷やしそば。
ひやしもの
ひやしもの [0][5] 【冷(や)し物】
水や氷で冷やした料理の総称。夏の料理。
ひやじる
ひやじる [3] 【冷や汁】
夏,器ごと冷やして供する澄まし汁・味噌汁などの汁物。冷やし汁。[季]夏。
ひやす
ひや・す [2] 【冷(や)す】 (動サ五[四])
(1)物の温度が下がるようにする。つめたくする。ひえるようにする。「ビールを冷蔵庫で―・す」「おなかを―・さないようにする」
(2)冷静になるようにする。「少し頭を―・して来い」
(3)身の危険を感じてどきっとする。ぞっとする。「肝(キモ)を―・す」「二人は死入るばかり,―・す心の奥に/浄瑠璃・宵庚申(中)」
(4)刀で人を斬る。「神輿をけがす無道者さはらば―・せ/浄瑠璃・都の富士」
〔「冷える」に対する他動詞〕
[可能] ひやせる
ひやす
ひやす【冷やす】
cool;→英和
ice (氷で).→英和
ひやそうめん
ひやそうめん [3] 【冷や素麺】
素麺をゆでて水や氷で冷やし,つけ汁をつけて食べるもの。[季]夏。
ひやぞろ
ひやぞろ 【冷やぞろ】
〔近世女中言葉〕
冷やした素麺(ソウメン)。また,冷や麦。
ひやっこい
ひやっこ・い [4] 【冷(や)っこい】 (形)
〔「ひやこい」の転〕
つめたい。「谷川の雪どけ水は―・い」
[派生] ――さ(名)
ひやっと
ひやっと [2] 【冷やっと】 (副)スル
つめたさや恐怖を感じて,「ひやり」とするさま。
ひやつく
ひやつ・く [3] 【冷やつく】 (動カ五[四])
つめたい感じになる。ひやひやする。「夕方の―・く風/社会百面相(魯庵)」
ひやとい
ひやとい [0] 【日雇(い)・日傭い】
一日だけの約束でやとうこと。また,その約束で働いている人。「―人足」
ひやとい
ひやとい【日雇】
a day laborer (人).
ひやといろうどうしゃ
ひやといろうどうしゃ [7] 【日雇(い)労働者】
事業主と日々雇用契約を結んで就労する労働者。
ひやどうふ
ひやどうふ [3] 【冷や豆腐】
「冷や奴(ヤツコ)」に同じ。[季]夏。
ひやひや
ひやひや [1] 【冷や冷や】 (副)スル
(1)冷たく感じられるさま。「夜気が―とする」
(2)心配で,また恐ろしくて気が気でないさま。びくびく。「気づかれはしないかと―した」
ひやひや
ひやひや【冷や冷やする】
(1)[寒さ] <feel> cold[chilly].→英和
(2)[恐怖で]be in great fear;be nervous.〜させる put <a person> in fear;make <a person> nervous.
ひやま
ひやま 【檜山】
北海道南西部の支庁。支庁所在地,江差町。渡島半島のほぼ西半分を占める。
ひやみず
ひやみず [2] 【冷や水】
冷たい水。れいすい。ひや。「年寄りの―」
ひやみず=を浴びせる
――を浴び・せる
相手の意気込みをくじくような言動をする。
ひやむぎ
ひやむぎ [3][2] 【冷や麦】
細打ちにしたうどんを水や氷で冷やし,汁をつけて食べるもの。ひやしむぎ。[季]夏。
ひやめし
ひやめし【冷飯を食わされる】
be ignored[slighted].
ひやめし
ひやめし [0] 【冷や飯】
(1)冷えた飯。
(2)「冷や飯食い」の略。
(3)役者が,芝居を不首尾でやめさせられること。
ひやめし=を食う
――を食・う
(1)冷遇される。「長い間―・わされてきた」
(2)他人の家にいそうろうする。
ひやめしぐい
ひやめしぐい [4][0] 【冷や飯食い】
(1)冷遇されている人。
(2)いそうろう。食客。
(3)〔家督を相続する長男に比較して冷遇されたので〕
次男以下の者の俗称。
ひやめしぞうり
ひやめしぞうり [5] 【冷や飯草履】
わらの緒のついた粗末なわら草履。
ひややか
ひややか【冷やかな(に)】
cold(ly);→英和
indifferent(ly).→英和
ひややか
ひややか [2] 【冷(や)やか】 (形動)[文]ナリ
(1)なんとなく冷たく感じるさま。冷えていると感じるさま。[季]秋。「高原の―な風」
(2)思いやりのないさま。つれないさま。冷淡。「―な扱いをうける」「―な視線をあびる」
(3)とりすましたさま。冷静なさま。「―な立ち居振る舞い」
[派生] ――さ(名)
ひややっこ
ひややっこ【冷奴】
bean curd served cold.
ひややっこ
ひややっこ [3] 【冷や奴】
よく冷やした豆腐を,醤油・薬味で食べる夏向きの料理。奴(ヤツコ)豆腐。冷や豆腐。[季]夏。
ひやり
ひやり [2][3] (副)
(多く「と」を伴って)
(1)急に冷たさを感じるさま。「―と感ずる外気」
(2)一瞬,恐怖・危険などを感じて緊張するさま。「つり橋がゆれて―とした」
ひやり
ひやり
〜とする (1)[寒さで]feel cold[chilly];shiver (ふるえる).→英和
(2)[驚きで]be alarmed[shocked] <at,to do> .
ひゅう
ひゅう [1] (副)
(多く「と」を伴って)
(1)風や息が吹き通る音,またそれに類似した音を表す語。「風が―と吹きぬける」「口笛を―と吹く」
(2)風をきる音を表す語。「弾丸が―と耳をかすめる」
→ひゅうひゅう
ひゅう
ひゅう
〜と鳴る hiss;→英和
whiz.〜〜鳴る whistle[whiz](through the air).→英和
ひゅうが
ひゅうが ヒウガ 【日向】
(1)旧国名の一。ほぼ宮崎県にあたる。ひむか。日州。
(2)宮崎県中北部,日向灘に面する市。化学・砂糖工場が立地。ハマグリで作る白碁石が特産。
ひゅうがなだ
ひゅうがなだ ヒウガ― 【日向灘】
宮崎県東部沿岸・沖合一帯の海域。沿岸に黒潮が環流し,イワシ・マグロ・カツオの漁場。波の荒いことで知られる。
ひゅうがみずき
ひゅうがみずき ヒウガミヅ― [4] 【日向水木】
マンサク科の落葉低木。近畿地方の北部山地に自生。庭木とする。高さは約2メートル。トサミズキに似るが,枝が細く,花や葉が小ぶり。早春,葉に先立ち淡黄色の花を二,三個ずつ下向きにつける。伊予水木。
ひゅうどろどろ
ひゅうどろどろ [1]
(1)芝居の下座音楽の一。笛を高く吹き大太鼓を小刻みに打つ。幽霊の出没の場に使う。
(2)幽霊の出るときの形容。
(3)幽霊。
(4)芝居などで,狐火に擬した焼酎火。
ひゅうひゅう
ひゅうひゅう [1] (副)
(「と」を伴っても用いる)
(1)風が激しく吹く音を表す語。「北風が―(と)吹く」
(2)投石・弾丸などが数多く風をきる音を表す語。「石つぶてが―(と)飛んでくる」
ひゅっと
ひゅっと [1] (副)
物が風を切ってすばやく動く音を表す語。「吹き矢を―飛ばす」
ひゆ
ひゆ [1] 【比喩・譬喩】
物事を説明するとき,相手のよく知っている物事を借りてきて,それになぞらえて表現すること。その方法により,直喩・隠喩・換喩・提喩・諷喩などがある。
ひゆ
ひ・ゆ 【冷ゆ】 (動ヤ下二)
⇒ひえる
ひゆ
ひゆ【比喩】
a figure of speech;a simile (直喩);→英和
a metaphor (隠喩).→英和
〜的(に) figurative(ly);→英和
metaphorical(ly).→英和
ひゆ
ひゆ [1] 【莧】
ヒユ科の一年草。インド原産といわれ,古く中国を経て渡来。茎は高さ約1メートル。分枝して菱(ヒシ)状または三角状卵形の葉を互生。夏から秋にかけ,球状に集まった黄緑色の小花が穂をなす。葉を食用とする。ヒョウ。ヒョウナ。[季]夏。
ひゆうこう
ひゆうこう【非友好の】
unfriendly.→英和
ひゆか
ひゆか [2] 【譬喩歌】
万葉集における歌の分類の一。表現技法に基づく分類で,心情を直接表現せず,何かにたとえて詠んだ歌。内容は主として,恋歌。巻三・巻七等に部立てとしても見られる。たとえ歌。
ひゆたい
ひゆたい [0] 【譬喩体】
享保(1716-1736)頃から江戸の貴志沾洲(キシテンシユウ)の一派によって行われた俳諧。奇抜な思いつきを重んじて,卑俗な見立てや比喩など難解な表現をもてあそんだ。
ひゆほう
ひゆほう [0] 【比喩法・譬喩法】
修辞法の一。何かを表現する場合に,その表現をより効果的にするために,または表現されている事柄の理解を深めるために比喩を用いる方法。
ひょいと
ひょいと [0][1] (副)
(1)不意に現れるさま。だしぬけに。「横合いから―手を出す」
(2)何の気なしにするさま。「―後ろを見てびっくりする」
(3)楽々と手軽にするさま。「荷物を―持ち上げる」
(4)身のこなしが軽やかなさま。「―跳び越える」
ひょいと
ひょいと
(1)[突然]suddenly;unexpectedly (不意に);→英和
[ふと]by chance;casually.→英和
(2)[軽く]lightly.→英和
〜頭を上げる bob one's head.〜心に浮かぶ flash across one's mind;occur to one.
ひょいひょい
ひょいひょい [3] (副)
(「と」を伴っても用いる)
(1)身軽に物事を行うさま。
(2)気軽に物事を行うさま。「なんでも―(と)引き受ける」
ひょう
ひょう【表】
a table;→英和
a diagram (図表);→英和
a schedule (予定表).→英和
ひょう
ひょう [1] 【莧】
ヒユの別名。
ひょう
ひょう ヘウ [0] 【表】
(1)文章ではわかりにくい事柄などを,分類整理して,見やすくまとめたもの。リスト。「時間―」「―にまとめる」
(2)臣下から天子にたてまつる文書。上表文。「出師(スイシ)の―」
ひょう
ひょう【評】
⇒批評,評判.
ひょう
ひょう ヒヤウ [0] 【評】
物事の是非・善悪や長所・短所をとりたてて示すこと。また,示したもの。批評。「作品の―はどうもよくない」「読後―」
ひょう
ひょう ヒヤウ [1] 【平】
(1)「平韻(ヒヨウイン)」に同じ。また,平韻の字。
⇔仄(ソク)
(2)「平調(ヒヨウジヨウ)」の略。
→平仄(ヒヨウソク)
ひょう
ひょう ヘウ 【票】
■一■ [0] (名)
選挙で投票する紙片。また,その数。「―を投ずる」「―を読む」「―が伸びる」「浮動―」
■二■ (接尾)
助数詞。投票数を数えるのに用いる。「わずか五―差で敗れた」
〔上に来る語によって,「びょう」「ぴょう」ともなる〕
ひょう
ひょう【雹】
hail;→英和
a hailstone.→英和
〜がふる It hails.
ひょう
ひょう [1] 【雹】
多く雷雨に伴って降る直径約5〜50ミリメートルの氷の粒もしくは塊。農作物や家畜に被害を与えることがある。[季]夏。
〔「雹」の字音は,ハク・ハウ。「ひょう」は「氷」の音をあてたものとも,「氷雨(ヒヨウウ)」の転ともいう〕
ひょう
ひょう【票】
a vote.→英和
〜を投じる vote <for a person> .
ひょう
ひょう ヘウ 【俵】
■一■ [1] (名)
たわら。
■二■ (接尾)
助数詞。たわらに入ったものを数えるのに用いる。「米二―」「炭五―」
〔上に来る語によって,「びょう」「ぴょう」ともなる〕
ひょう
ひょう ヒヤウ [1] 【兵】
〔呉音〕
将棋の駒の「歩(フ)」の異名。歩兵(フヒヨウ)。
ひょう
ひょう ヘウ [1] 【豹】
ネコ科の哺乳類。頭胴長1〜1.4メートル。体色は黄土色ないし赤褐色で,黒色の斑紋がある。全身黒色の黒変種(クロヒョウ)もある。体は柔軟で動作は敏捷。音をたてずに獲物に迫り,また樹上から襲いかかってサル・ヤマアラシ・シカなどを捕食する。アフリカからアジアにかけて広く分布。
ひょう
ひょう【豹(雌豹)】
a leopard(ess);→英和
a panther(ess).→英和
ひょう=が開(ア)く
――が開(ア)・く
選挙で,開票が始まる。
ひょう=は死して皮を留(トド)め、人は死して名を留む
――は死して皮を留(トド)め、人は死して名を留む
「虎(トラ)は死して皮を留め,人は死して名を残す」に同じ。
ひょうい
ひょうい ヘウ― [1] 【表意】
(1)文字が意味を表していること。
⇔表音
(2)意思を表示すること。「―者」
ひょうい
ひょうい ヘウ― [1] 【表衣】
一番上に着る衣服。うわぎ。
ひょうい
ひょうい [1] 【憑依】 (名)スル
(1)たよること。よりすがること。「法律に―せざる時は/明六雑誌 5」
(2)霊などがのりうつること。「―霊」
ひょういつ
ひょういつ ヘウ― [0] 【飄逸】 (名・形動)[文]ナリ
世の中の事を気にせず,のんきな・こと(さま)。「何とも云へぬ―な表情/幇間(潤一郎)」
[派生] ――さ(名)
ひょういつ
ひょういつ【飄逸な】
light;→英和
airy;→英和
humorous (おどけた).→英和
ひょういもうそう
ひょういもうそう [4] 【憑依妄想】
神仏・悪魔・霊・動物などがのりうつって,自分の行動を支配しているという妄想。つきもの妄想。
ひょういもじ
ひょういもじ ヘウ― [4] 【表意文字】
ことばを意味の面からとらえて,一字一字を一定の意味にそれぞれ対応させた文字。絵文字・象形文字・漢字など。意字。
⇔表音文字
ひょういもじ
ひょういもじ【表意文字】
an ideograph.→英和
ひょういん
ひょういん ヒヤウヰン [0] 【平韻】
漢字の四声のうち,平声に属する上平一五韻,下平一五韻の三〇の韻。
⇔仄韻(ソクイン)
ひょうえ
ひょうえ ヒヤウヱ [1] 【兵衛】
律令制で,兵衛府に属し,宮門の守衛・宮内の宿直・行幸の供奉などにあたった武官。左右兵衛府に四〇〇人ずつ分属し,宮門の守衛・宮内の宿直・行幸の供奉など,天皇の身辺を護衛する親衛隊としての役割を果たした。つわもののとねり。
ひょうえのかみ
ひょうえのかみ ヒヤウヱ― 【兵衛督】
兵衛府の長官。
ひょうえのじょう
ひょうえのじょう ヒヤウヱ― 【兵衛尉】
兵衛府の判官。
ひょうえのすけ
ひょうえのすけ ヒヤウヱ― 【兵衛佐】
兵衛府の次官。
ひょうえふ
ひょうえふ ヒヤウヱ― [3] 【兵衛府】
律令制で,兵衛を監督し天皇の身辺警固をつかさどった官司。左右二府からなる。衛門府・左右衛士府とともに五衛府(平安初期以降は六衛府)を構成する。つわもののとねりのつかさ。
ひょうおこり
ひょうおこり ヒヤウ― 【平起こり】
漢詩における律詩・絶句で,起句の第二字に平字を用いること。また,その漢詩。ひょうき。
⇔仄(ソク)起こり
ひょうおん
ひょうおん [0] 【氷温】
摂氏〇度から食品類が凍りはじめる直前までの温度帯。コールド-チェーンでは摂氏二度からマイナス二度の範囲をいい,この温度帯で,食肉・魚介・乳製品などが保存される。
ひょうおん
ひょうおん ヘウ― [0] 【表音】
文字が,発音を表していること。音標。
⇔表意
ひょうおん
ひょうおん【表音(の)】
phonetic.→英和
‖表音記号(文字) a phonetic symbol[sign](alphabet).
ひょうおんきごう
ひょうおんきごう ヘウ―ガウ [5] 【表音記号】
⇒音声記号(オンセイキゴウ)
ひょうおんしきかなづかい
ひょうおんしきかなづかい ヘウ―カナヅカヒ [9] 【表音式仮名遣い】
仮名を実際の発音にもっぱら対応させた仮名遣い。現代仮名遣いは現代語の発音に基づく表音式仮名遣いの一種であるが,連濁ならびに連呼音の場合に「ぢ」「づ」を用いる点など,一部に歴史的仮名遣いを残している。発音式仮名遣い。
ひょうおんもじ
ひょうおんもじ ヘウ― [5] 【表音文字】
文字の中で,一字一字が特定の意味を表すことがなく,もっぱら一つ一つの音声に対応して,その発音を表すもの。ローマ字・アラビア文字・仮名など。音字。音標文字。写音文字。
⇔表意文字
ひょうか
ひょうか ヒヤウクワ [1] 【苹果】
⇒へいか(苹果)
ひょうか
ひょうか [1] 【氷菓】
「氷菓子(コオリガシ)」に同じ。[季]夏。
ひょうか
ひょうか ヘウ― [1] 【表価】
有価証券の表に記されている価格。額面価格(ガクメンカカク)。
ひょうか
ひょうか【評価】
estimation;→英和
valuation;→英和
assessment (課税のための);→英和
grading (成績の等級を).〜する estimate <a thing at ¥1,000> ;→英和
evaluate;→英和
assess;→英和
grade.→英和
ひょうか
ひょうか ヒヤウ― [1] 【評価】 (名)スル
(1)物の善悪・美醜などを考え,価値を定めること。「死後に学説の―が高まった」
(2)品物の値段を定めること。また,その値段。「土地の―が年々上がる」「―額」
(3)物の値打ちを認めてほめること。「―できる内容の本」
ひょうか
ひょうか [1] 【氷花】
枯れ草や木の枝などに水分が凍りつき,白い花をつけたようになる現象。氷の花。
ひょうか
ひょうか ヒヤウ― [1] 【評家】
批評する人。批評家。評者。
ひょうかい
ひょうかい [0] 【氷塊】
氷のかたまり。
ひょうかい
ひょうかい [0] 【氷解】 (名)スル
氷がとけるように,疑いやうらみの気持ちなどがなくなること。「疑問が―する」
ひょうかい
ひょうかい【氷塊】
a lump[block]of ice.
ひょうかい
ひょうかい【氷解する】
[疑いなどが]be dispelled[cleared].
ひょうかい
ひょうかい [0] 【氷海】
一面に氷がはりつめた海。
ひょうかいみん
ひょうかいみん ヘウカイ― [3] 【漂海民】
船を住居とし海上を移動しながら漁労を行う人々。
ひょうかえき
ひょうかえき ヒヤウ― [3] 【評価益】
保有する資産の時価が,取得原価または帳簿価額より上昇した場合に生じる利益。現行の企業会計では,評価益の計上は認められていない。評価利益。
ひょうかく
ひょうかく ヘウ― [0] 【飄客・嫖客】
遊里にうかれ遊ぶ者。放蕩者。遊冶郎(ユウヤロウ)。
ひょうかく
ひょうかく ヘウ― [0] 【漂客】
漂泊の人。
ひょうかそん
ひょうかそん ヒヤウ― [3] 【評価損】
企業の持つ資産の時価が帳簿価額より低下した際,帳簿価額を時価まで引き下げることによって生じる損失。
ひょうかつ
ひょうかつ ヘウ― [0] 【表割】
受精卵の表層で分割が行われる卵割様式。卵黄が中央にある卵(昆虫類・クモ類,その他の節足動物)にみられる。
ひょうかん
ひょうかん ヘウ― [0] 【剽悍・慓悍】 (名・形動)[文]ナリ
すばしこく,しかも荒々しく強い・こと(さま)。「―な男」
[派生] ――さ(名)
ひょうかん
ひょうかん【剽悍な】
bold;→英和
fearless.→英和
ひょうかん
ひょうかん [0] 【氷冠】
半永久的に雪氷に覆われた極地の広い地域。
ひょうが
ひょうが [1] 【馮河】
〔歩いて黄河を渡る意〕
むこうみずで危険な行動のたとえ。ひょうか。
→暴虎(ボウコ)馮河
ひょうが
ひょうが【氷河】
a glacier.→英和
〜の割れ目 a crevasse.→英和
‖氷河時代 the glacial epoch;the ice age.
ひょうが
ひょうが [1] 【氷河】
(1)陸上に堆積した越年性の巨大な氷体で,重力によって流動するもの。南極やグリーンランドをおおう大陸氷河(氷床)と,アルプスやヒマラヤなどの雪線より高いところにある万年雪が圧縮されて固い氷となり低地へ徐々に流れ出す山岳氷河とがある。グレーシャー。
(2)凍った川。
ひょうがい
ひょうがい ヘウグワイ [0] 【表外】
(1)一覧表などの表に含まれないこと。
(2)「常用漢字表」に含まれないこと。「―漢字」「―音訓」
ひょうがい
ひょうがい [0] 【雹害】
雹による農作物などの被害。
ひょうがき
ひょうがき [3] 【氷河期】
⇒氷期(ヒヨウキ)
ひょうがこ
ひょうがこ [3] 【氷河湖】
氷河の浸食によって生じた凹地や氷河の堆石によってせきとめられた所に水がたまってできた湖。氷食湖。
ひょうがじだい
ひょうがじだい [4] 【氷河時代】
(1)世界的に気候が寒冷で,氷河が中緯度地方までも拡大した時代。先カンブリア時代の後期,古生代の後期,新生代の第四紀にあった。
(2)新生代の第四紀の更新世の称。北半球の高緯度地方や山岳地帯を中心にして,間欠的に何回も大規模な氷河が発達・拡大した。
→氷期
→間氷期
ひょうがため
ひょうがため ヘウ― [3] 【票固め】
選挙の前に,自分に入れてくれそうな票を確保するために運動・工作すること。
ひょうがど
ひょうがど [3] 【氷河土】
氷河によって運搬された堆積物に由来する土壌。ポドソルなど。
ひょうき
ひょうき【表記の】
mentioned on the outside.→英和
表記法 notation.→英和
ひょうき
ひょうき ヘウ― [1] 【標旗】
目印となる旗。はたじるし。
ひょうき
ひょうき ヘウ― [1] 【標記】 (名)スル
(1)目印としてしるすこと。また,その目印。
(2)標題として書くこと。また,その題。
ひょうき
ひょうき ヘウ― [1] 【表記】 (名)スル
(1)おもてに書き記すこと。また,その文字。おもて書き。「―の住所あてお送り下さい」
(2)文字や記号で書き表すこと。「漢字仮名まじりで―する」
ひょうき
ひょうき ヒヤウ― [1] 【平起】
⇒ひょうおこり(平起)
ひょうき
ひょうき [1] 【氷期】
氷河時代のうち,特に気候が寒冷で氷河が発達・拡大し,世界的に海面低下が生じた時期。氷河期。
⇔間氷期
ひょうきへい
ひょうきへい ヘウ― [3] 【驃騎兵】
身軽な装備の騎兵。軽騎兵。
ひょうきほう
ひょうきほう ヘウ―ハフ [0] 【表記法】
言葉を文字によって書き表すときのきまり。日本語でいえば,漢字の使い分け,送り仮名の付け方,仮名遣い,句読点など補助記号の使い方,縦書き・横書きなど。
→正書法
ひょうきゅう
ひょうきゅう [0] 【氷球】
アイス-ホッケー。
ひょうきょ
ひょうきょ [1] 【憑拠】 (名)スル
よりどころとすること。また,よりどころ。根拠。依拠。「名所図会なるもの…今日に当るも―するに足るもの多し/日本風景論(重昂)」
ひょうきん
ひょうきん【剽軽な】
facetious;→英和
funny.→英和
ひょうきん
ひょうきん ヘウ― [3] 【剽軽】 (名・形動)[文]ナリ
〔「きん」は唐音〕
気軽で,滑稽なこと。おどけること。また,そのようなさまや言動・人。「―な男」「―者」
[派生] ――さ(名)
ひょうきんだま
ひょうきんだま ヘウ― 【剽軽玉】
ひょうきんなこと。また,ひょうきんな人。「同じ心の―/浮世草子・一代男 5」
ひょうきんもの
ひょうきんもの ヘウ― [0] 【剽軽者】
ひょうきんな人。
ひょうぎ
ひょうぎ ヒヤウ― [0] 【評議】 (名)スル
集まって相談すること。意見を交わして相談すること。「今後の方針を―する」
ひょうぎ
ひょうぎ【評議】
(a) conference;→英和
(a) discussion.→英和
〜する discuss <a matter> ;→英和
talk <over a matter with a person> .→英和
‖評議員 a councilor.評議(員)会 a council.
ひょうぎ
ひょうぎ [1] 【氷技】
アイス-スケートの競技や演技。
ひょうぎいん
ひょうぎいん ヒヤウ―ヰン [3] 【評議員】
合議制の機関での評議に参加するために選ばれた人。評議会の会員。
ひょうぎかい
ひょうぎかい ヒヤウ―クワイ [3] 【評議会】
評議するための機関。また,それによる会議。
ひょうぐ
ひょうぐ ヘウ― [3][0] 【表具・裱具】
布や紙をはって,巻物・掛物・屏風(ビヨウブ)・襖(フスマ)などに仕立てること。表装。背帖(ハイチヨウ)。
ひょうぐ
ひょうぐ ヒヤウ― [1] 【兵具】
甲冑(カツチユウ)・刀剣・弓矢など,戦いに用いる道具。武具。へいぐ。
ひょうぐぐさり
ひょうぐぐさり ヒヤウ― [4] 【兵具鎖・兵具鋂】
長円形の鐶(カン)を二つ折りにしたものを連ねて作った鎖。金銅などで作る。ことに馬具や太刀に多く用いるため兵具鎖とよぶ。訛(ナマ)って兵庫鎖ともいったために兵庫寮の細工人が製作するものと誤解されるに至った。
兵具鎖[図]
ひょうぐぐさりのたち
ひょうぐぐさりのたち ヒヤウ― 【兵具鎖の太刀】
帯執(オビトリ)に兵具鎖を用いた太刀。藤原時代から行われ,鞘(サヤ)を金銅・銀銅の板や透金物(スキカナモノ)で包み,覆輪をかけ,また彫金物を多用したものが多く,堅牢さと華麗さで兵仗(ヒヨウジヨウ)や奉納用として盛行したが,鎌倉中期以後威儀化して衰退した。
ひょうぐし
ひょうぐし ヘウ― [3] 【表具師】
軸物や額を作ったり,襖(フスマ)や屏風(ビヨウブ)を仕立てたりすることを職業とする人。経師屋。
ひょうぐし
ひょうぐし【表具師】
a paper hanger.
ひょうぐじ
ひょうぐじ ヘウ―ヂ [3] 【表具地】
表具用の生地。模様を織り出したものが多い。
ひょうぐや
ひょうぐや ヘウ― [0] 【表具屋】
表具師。また,その店。経師屋。
ひょうぐやぶし
ひょうぐやぶし ヘウ― 【表具屋節】
上方浄瑠璃の一。大坂の太夫表具屋又四郎が,貞享(1684-1688)・元禄(1688-1704)頃に語って流行したもの。
ひょうけい
ひょうけい ヘウ― [0] 【剽軽】 (名・形動)[文]ナリ
(1)軽はずみな・こと(さま)。軽率。「其本性,―にして物事をば,包蔵(ツツミカク)さぬ性質(モチマエ)なれば/慨世士伝(逍遥)」
(2)身軽ですばやいこと。
(3)気軽でおどけていること。ひょうきん。
ひょうけい
ひょうけい ヘウ― [0] 【表敬】 (名)スル
敬意をあらわすこと。「―訪問」
ひょうけい
ひょうけい ヘウ― [0] 【表慶】
慶賀の意を表すこと。
ひょうけい
ひょうけい【表敬訪問】
<pay> a courtesy visit; <make> a courtesy call.
ひょうけい
ひょうけい ヘウ― [0] 【表掲】 (名)スル
あらわしかかげること。掲示すること。
ひょうけいさんソフト
ひょうけいさんソフト ヘウケイサン― [7] 【表計算―】
⇒スプレッド-シート
ひょうけつ
ひょうけつ ヘウ― [0] 【票決】 (名)スル
議案などを,投票によって決定すること。
ひょうけつ
ひょうけつ【氷結する】
freeze;→英和
be frozen over (一面に).
ひょうけつ
ひょうけつ ヒヤウ― [0] 【評決】 (名)スル
(1)評議して決定すること。議決。
(2)合議制の裁判所で,裁判内容を確定するため,評議・採決すること。
ひょうけつ
ひょうけつ [0] 【氷結】 (名)スル
氷が張ること。凍りつくこと。結氷。「港が―する」
ひょうけつ
ひょうけつ【表[票]決(で)】
(by) vote;→英和
voting.〜する take a vote <on> ;put <a matter> to vote.
ひょうけつ
ひょうけつ【評決】
a decision;→英和
《法》a verdict (陪審員の).→英和
ひょうけつ
ひょうけつ ヘウ― [0] 【表決】 (名)スル
合議体の構成員が,一定の議案について賛否の意思を表明すること。「―権」
ひょうけん
ひょうけん ヘウ― [0] 【表顕】 (名)スル
世の人に広く知らせ明らかにすること。顕彰。「予が赤心を他日に―せんことを/新聞雑誌 12」
ひょうけんだいり
ひょうけんだいり ヘウケン― [5] 【表見代理】
代理権のない者が代理行為をした場合のうち,その者と本人との間に一定の関係があり,相手方がその者を本人の正当な代理人と誤信して取引などが成立したときは,代理権がないにもかかわらず,その代理行為を有効とする制度。
→無権代理
ひょうげもの
ひょうげもの ヒヤウゲ― [0][5] 【ひょうげ者】
おどけた言動をする人。剽軽者(ヒヨウキンモノ)。
〔「剽げ者」と書けば,歴史的仮名遣いはヘウゲモノ〕
ひょうげる
ひょう・げる ヒヤウゲル [3] (動ガ下一)
ふざける。おどける。ひょうきんにふるまう。「―・げた男」[日葡]
〔「剽げる」と書けば歴史的仮名遣いはヘウゲル〕
ひょうげん
ひょうげん ヒヤウ― [0] 【評言】
批評の言葉。評語。
ひょうげん
ひょうげん [0] 【氷原】
広範囲にわたって表面が厚い氷でおおわれた地域。氷の原野。
ひょうげん
ひょうげん ヘウ― [3] 【表現】 (名)スル
(1)内面的・精神的・主体的な思想や感情などを,外面的・客観的な形あるものとして表すこと。また,その表れた形である表情・身振り・記号・言語など。特に,芸術的形象たる文学作品(詩・小説など)・音楽・絵画・造形など。「適切な言葉で―する」「―力」「―方法」
(2)外にあらわれること。外にあらわすこと。
〔明治時代に作られた語〕
ひょうげん
ひょうげん【表現】
(an) expression.→英和
〜する express.→英和
‖表現主義 expressionism.
ひょうげんがた
ひょうげんがた ヘウ― [0] 【表現型】
生物の外見に現れた形態的・生理的性質。
⇔遺伝子型
ひょうげんしゅぎ
ひょうげんしゅぎ ヘウ― [5] 【表現主義】
〔(ドイツ) Expressionismus〕
二〇世紀初めドイツを中心に展開された芸術運動。文学上の自然主義や美術上の印象主義に対する反動としておこり,作家の内面的・主観的な感情表現に重点をおいた。はじめ絵画で,キルヒナー・カンディンスキーらが主唱し,第一次大戦後は文学・音楽・演劇・映画の分野にも広まった。
ひょうげんのじゆう
ひょうげんのじゆう ヘウ―ジイウ 【表現の自由】
憲法が保障する基本的人権の一。外部に向かって自らの意見・思想・主張を表現する自由。
ひょうげ者
ひょうげもの ヒヤウゲ― [0][5] 【ひょうげ者】
おどけた言動をする人。剽軽者(ヒヨウキンモノ)。
〔「剽げ者」と書けば,歴史的仮名遣いはヘウゲモノ〕
ひょうこ
ひょうこ ヘウ― 【瓢湖】
新潟県北蒲原郡水原町にある人造湖。冬,シベリアからハクチョウが飛来することで知られる。
ひょうこ
ひょうこ ヘウ― [1] 【瓢瓠】
ひょうたん。ふくべ。
ひょうこ
ひょうこ ヘウ― [1] 【飄乎】 (ト|タル)[文]形動タリ
「飄然(ヒヨウゼン){(1)}」に同じ。
ひょうこう
ひょうこう [0] 【氷厚】
氷の厚さ。
ひょうこう
ひょうこう【標高】
⇒海抜.
ひょうこう
ひょうこう ヘウカウ [0] 【標高】
⇒海抜(カイバツ)
ひょうこうねんど
ひょうこうねんど ヒヨウカウ― [5] 【氷縞粘土】
氷河の前面にある湖の底で形成される粘土質で縞(シマ)状を呈する堆積物。夏季の粗粒層と冬季の細粒層が繰り返して堆積しており,それを数えることで年代を数えることが可能となる。
ひょうこつ
ひょうこつ ヘウ― [0] 【飄忽】 (ト|タル)[文]形動タリ
あわただしいさま。急なさま。「想像の翼を張つて―として神境に往来するを得る也/欺かざるの記(独歩)」
ひょうご
ひょうご ヘウ― [0] 【標語】
主義・主張,運動の目的などを簡潔に示した短い語句。モットー。スローガン。
ひょうご
ひょうご ヒヤウゴ 【兵庫】
(1)近畿地方北西部の県。かつての播磨・但馬・淡路の三国および摂津と丹波の両国の一部を占める。北は日本海に面し,中央部は中国山地が占め,南部の瀬戸内海岸には播磨平野がある。淡路島は播磨灘と大阪湾を分ける。県庁所在地,神戸市。
(2)現在の兵庫県神戸市の西部にあたる地名。もと大輪田泊(オオワダノトマリ)といい,古代・中世には瀬戸内海航路の要港として栄えた。
(3)「兵庫髷(ワゲ)」の略。
ひょうご
ひょうご ヒヤウ― [1] 【兵庫】
(1)兵器を収納するくら。武器庫。へいこ。
(2)律令制で,儀仗用・実戦用の武器を保管する蔵。また,それを管理する官司。左右兵庫・内兵庫があったが,内兵庫は左右兵庫に併合,さらに左右兵庫も兵庫寮に統合された。
ひょうご
ひょうご【標語】
a catchword;→英和
a motto;→英和
a slogan.→英和
ひょうご
ひょうご ヒヤウ― [0] 【評語】
(1)批評の言葉。評言。
(2)成績の評価を示す言葉。優・良・可の類。
ひょうごいかだいがく
ひょうごいかだいがく ヒヤウゴイクワ― 【兵庫医科大学】
私立大学の一。1971年(昭和46)設立。本部は西宮市。
ひょうごう
ひょうごう ヘウガウ [0] 【表号・標号】 (名)スル
(1)めじるし。しるし。
(2)はっきり言うこと。はっきり名づけること。「その―する声は何であつても/ふらんす物語(荷風)」
ひょうごきょういくだいがく
ひょうごきょういくだいがく ヒヤウゴケウイク― 【兵庫教育大学】
国立大学の一。1978年(昭和53)に設置。初等教育教員の養成と現職教員の研修を行う。本部は兵庫県社町(ヤシロマチ)。
ひょうごぐさり
ひょうごぐさり ヒヤウ― [4] 【兵庫鎖・兵庫鏁】
⇒兵具鎖(ヒヨウググサリ)
ひょうごぐさりのたち
ひょうごぐさりのたち ヒヤウ― 【兵庫鎖の太刀】
⇒兵具鎖(ヒヨウググサリ)の太刀(タチ)
ひょうごけんなんぶじしん
ひょうごけんなんぶじしん ヒヤウゴ―ヂシン 【兵庫県南部地震】
1995年(平成7)1月17日早朝,淡路島北東方を震源として起こった大地震。マグニチュード七・二。
→阪神大震災
ひょうごけんりつかんごだいがく
ひょうごけんりつかんごだいがく ヒヤウゴ― 【兵庫県立看護大学】
公立大学の一。1992年(平成4)創立。本部は明石市。
ひょうごぶぎょう
ひょうごぶぎょう ヒヤウゴ―ギヤウ [4] 【兵庫奉行】
江戸幕府遠国奉行の一。兵庫{(2)}におかれ,主として外国貿易をつかさどった。1864年設置。
ひょうごもじ
ひょうごもじ ヘウゴ― [4] 【表語文字】
表意文字のうち,一字ずつが一語を表す文字。漢字の類。一字は,その対応する語の意味と音を同時に表すことになる。単語文字。
ひょうごりょう
ひょうごりょう ヒヤウ―レウ [3] 【兵庫寮】
896年,左右兵庫司,兵部省造兵司,同鼓吹司の四司を統合して設置された令外の官。つわもののくらのつかさ。
ひょうごわげ
ひょうごわげ ヒヤウゴ― [3] 【兵庫髷】
江戸時代の女の結髪法。兵庫{(2)}の遊女が結いはじめたものという。髪を頭頂の後ろに集め,髪の根元を巻き上げ,頂上に高く輪を作ってつき出させたもの。時によりその形は異なるが,慶長(1596-1615)以来,広く行われた。ひょうごまげ。
兵庫髷[図]
ひょうさ
ひょうさ ヘウ― [0] 【票差】
選挙で,得票数の差。
ひょうさ
ひょうさ ヘウ― [1] 【漂砂】
波浪・潮流などによって流動する土砂。また,その移動する現象。河口・港湾などを埋積したり海岸を浸食したりする。
ひょうさくさん
ひょうさくさん [3] 【氷酢酸】
純度96パーセント以上の酢酸。冬季には氷状に結晶するのでいう。
ひょうさこうしょう
ひょうさこうしょう ヘウ―クワウシヤウ [4] 【漂砂鉱床】
⇒砂鉱床(サコウシヨウ)
ひょうさつ
ひょうさつ【表札】
a doorplate;→英和
a nameplate.→英和
ひょうさつ
ひょうさつ ヘウ― [0] 【表札・標札】
門・戸口などに掲げて,居住者の名を示す札。
ひょうざん
ひょうざん【氷山】
an iceberg.→英和
〜の一角 the tip of the[an]iceberg.
ひょうざん
ひょうざん [1] 【氷山】
海中に浮かぶ小山のような氷塊(高さ5メートル以上)で,氷河または棚氷(タナゴオリ)から分離したもの。氷山の海面上の部分は全体のおよそ七分の一にすぎない。卓状氷山・氷島などがある。
→海氷(カイヒヨウ)
ひょうざん=の一角(イツカク)
――の一角(イツカク)
〔氷山の海面上に現れている部分は全体のごく一部分にすぎないことから〕
たまたま表面に現れた,大きな物事のほんの一部分。「摘発された汚職は―にすぎない」
ひょうし
ひょうし【拍子】
time;→英和
(a) rhythm.→英和
〜を合わせる keep time <to,with> .〜をとる beat time.
ひょうし
ひょうし ヘウ― [3][0] 【表紙】
(1)書物や帳簿などの外側に保護・装飾・内容表示などのために付けた,厚紙や革・布などのおおい。
(2)巻物を巻いたときに表側に出るようにつけた布帛(フハク)や紙。
ひょうし
ひょうし【表紙】
a cover.→英和
〜をつける cover <a book with cloth> .
ひょうし
ひょうし ヘウ― [1] 【標紙】
めじるしの紙。
ひょうし
ひょうし ヒヤウ― [3][0] 【拍子】
〔打ち鳴らす物・音・事の意〕
(1)音楽(主に西洋音楽)で,一小節内の拍数を表す単位。例えば,行進曲は二拍子,ワルツは三拍子。
(2)音楽(主に日本音楽)で,拍節を明確にするために打ち鳴らされる音。また,その楽器。手拍子・足拍子・笏拍子(シヤクビヨウシ)・銅拍子などはこの義による造語。雅楽で太鼓や笏拍子を「拍子」,能楽で四種の楽器を「四拍子(シビヨウシ)」と呼ぶのも同義である。
(3)日本音楽で,拍節法またはリズム型。雅楽の早(ハヤ)拍子・延(ノベ)拍子・只(タダ)拍子・三度拍子など,能楽の拍子合(アイ)・拍子不合(アワズ)・地(ジ)拍子など,種目・曲種により多様な意味・用法がある。
(4)雅楽・近世邦楽で,楽曲・楽章などの長さを表す単位。雅楽では一定拍数(拍節法により異なる)の楽句を単位として数え,「この曲は拍子二十」などという。近世邦楽では二拍一組みを単位(第一拍を「表間(オモテマ)」,第二拍を「裏間(ウラマ)」と呼ぶ)とし,「各段は五十二拍子」などという。
(5)「拍」に同じ。
(6)物事の調子・具合・勢いなど。「オールの―が乱れる」
(7)音楽や踊りに合わせて,手を打ったり声をかけたりして調子をとること。「―を取る」「―を合わせる」
(8)(多く「…した拍子に」の形で)ある動作をしたちょうどその時。そのはずみ。とたん。「転んだ―に靴がぬげる」
(9)俳諧で,支考が唱えた付合方法論「七名(シチミヨウ)八体(ハツタイ)」の七名の一。前句の句勢に応じて句を付ける方法。はしり。
ひょうしき
ひょうしき ヘウ― [0] 【標識】
(1)めじるし。めじるしとして設置したもの。「道路―」
(2)物質を同定するために,他とは異なる特徴をその物質に付与すること。
ひょうしき
ひょうしき【標識】
a sign;→英和
a mark;→英和
a landmark (境界などの);→英和
a beacon (航空の).→英和
ひょうしき
ひょうしき ヘウ― [0] 【表式】
(1)表示する一定の形式。
(2)手本。規範。
ひょうしき
ひょうしき ヘウ― 【縹色】
⇒はなだいろ(縹色)
ひょうしきかごうぶつ
ひょうしきかごうぶつ ヘウ―クワガフ― [6] 【標識化合物】
化合物中の特定の位置にある原子を放射性同位体または安定同位体で置き換えて普通の化合物と区別がつくようにしたもの。放射性医薬品として,また化学反応の研究に利用される。ラベル付き化合物。
ひょうしきごう
ひょうしきごう ヒヤウ―ガウ [4] 【拍子記号】
楽曲の拍子{(1)}を表示する記号。分数の形で記され,分母は拍の単位,分子は一小節の拍数を表す。例えば,¾(四分の三拍子)は四分音符を一拍とする三拍子を表す。
ひょうしきしょく
ひょうしきしょく ヘウ― [4] 【標識色】
動物体がもつ,周囲から際立って目立つ色彩。警戒色・認識色・威嚇色など。
ひょうしきちょう
ひょうしきちょう ヘウ―テウ [0] 【標識鳥】
足に標識となるリングをつけて放った鳥。捕獲地点からその鳥の渡りの経路を研究する。
ひょうしきてきぎたい
ひょうしきてきぎたい ヘウ― [0] 【標識的擬態】
動物の擬態の一。捕食者に対しての警告色を含む他の動物など,注意をひくものに似る場合。ミミクリー。
→隠蔽的(インペイテキ)擬態
ひょうしきとう
ひょうしきとう ヘウ― [0] 【標識灯】
夜間,航行中または係留中の船舶や飛行中の航空機などが,その位置を標示するためにつける灯火。
ひょうしぎ
ひょうしぎ ヒヤウ― [3] 【拍子木】
打ち合わせて鳴らす,堅い木で作った二本の四角い棒状の音具。柝(キ)。
ひょうしぎ
ひょうしぎ【拍子木(を打つ)】
(strike) clappers.
ひょうしぎきり
ひょうしぎきり ヒヤウ― [4] 【拍子木切り】
野菜の切り方の一。四角な棒状に細く切るもの。
ひょうしつ
ひょうしつ ヘウ― [0] 【漂失】 (名)スル
水に流され漂っているうちになくなること。
ひょうしつ
ひょうしつ ヘウ― [0] 【剽疾】 (名・形動)[文]ナリ
素早いこと。「―勁捷なるは洵(マコト)に驚くべし/日乗(荷風)」
ひょうしつ
ひょうしつ [0] 【氷室】
氷をたくわえておく倉。ひむろ。
ひょうしぬけ
ひょうしぬけ ヒヤウ― [0] 【拍子抜け】 (名)スル
張り合いがぬけること。「―してやる気がなくなる」
ひょうしばん
ひょうしばん ヒヤウ― [0] 【拍子盤】
能や長唄の稽古のとき,張り扇で打って拍子をとる長方形の木の盤。張り盤。
ひょうしまい
ひょうしまい ヒヤウ―マヒ [0] 【拍子舞】
歌舞伎舞踊で,その一部を演者が三味線の拍子に合わせて歌いながら舞う小舞(コマイ)形式のもの。
→小舞
ひょうしまく
ひょうしまく ヒヤウ― [3] 【拍子幕】
歌舞伎で,幕を閉じるときの拍子木の打ち方。木頭(キガシラ)を大きく打ち,次に細かく刻んで打ち,引き終わった所で止木(トメギ)を入れる。世話物に多く用いられる。
ひょうしもの
ひょうしもの ヒヤウ― [0] 【拍子物】
(1)祭礼のときなど舞囃子(マイバヤシ)・太鼓などで拍子をとる余興。
(2)そのときのはずみや調子で,よかったり悪かったりするもの。
ひょうしゃ
ひょうしゃ ヒヤウ― [1] 【評者】
批評をする人。評を述べる人。
ひょうしゃく
ひょうしゃく ヘウ― [0] 【標尺】
水準測量の際,垂直に立てて視準軸の高さを測るのに用いる,目盛り精度の高い尺。箱尺・スタジア尺・ミール・ロッドなどがある。
ひょうしゃく
ひょうしゃく【評釈】
a commentary;→英和
a comment;→英和
an annotation.
ひょうしゃく
ひょうしゃく [0] 【氷釈】 (名)スル
氷が解けるように,跡かたもなく消えてしまうこと。氷解。「後ち必らず―せん/浮城物語(竜渓)」
ひょうしゃく
ひょうしゃく ヒヤウ― [0] 【評釈】 (名)スル
文章・詩歌・俳句などを解釈し批評すること。また,それをした文。「源氏物語―」
ひょうしゅ
ひょうしゅ [1] 【氷酒】
果汁・シロップなどに酒類を加えて軽く凍らせてシャーベット状にした飲み物。ポンチ・ソルベなどの類。
ひょうしゅうせき
ひょうしゅうせき ヒヨウシウ― [3] 【氷州石】
〔「氷州」はアイスランドのこと〕
アイスランド産の火山岩中の空洞などに産する方解石の無色透明の大きい結晶。ニコル-プリズムの材料として珍重された。
ひょうしゅつ
ひょうしゅつ ヘウ― [0] 【表出】 (名)スル
精神内部の動きが外部にあらわれること。また,あらわすこと。「感情の―」
ひょうしょ
ひょうしょ ヘウ― [1][0] 【表書】
おもて書き。うわ書き。表記。
ひょうしょう
ひょうしょう ヘウシヤウ [0] 【表章】 (名)スル
表し明らかにすること。
ひょうしょう
ひょうしょう ヘウシヤウ [0] 【標章】
(団体・催し物などの)しるしとなる記章やマーク。
ひょうしょう
ひょうしょう【表象】
a symbol;→英和
《哲》an idea;→英和
a (re)presentation.
ひょうしょう
ひょうしょう【表彰】
an honor;→英和
commendation.〜する commend;→英和
honor <a person> .‖表彰式 a presentation ceremony.表彰状 a citation;a testimonial.表彰台 an honor platform.
ひょうしょう
ひょうしょう [0] 【氷晶】
大気が摂氏〇度以下に冷却された際,大気中にできる微小な氷の単結晶。細氷・氷霧など。
ひょうしょう
ひょうしょう [0] 【氷床】
⇒大陸氷河(タイリクヒヨウガ)
ひょうしょう
ひょうしょう ヘウシヤウ [0] 【表彰】 (名)スル
善行・功労・成果などを公にし,ほめたたえること。「人命救助で―される」
ひょうしょう
ひょうしょう ヒヤウシヤウ [0] 【平声】
(1)漢字の四声の一。上平(ジヨウヒヨウ)と下平(カヒヨウ)の総称。現代中国語では陰平(上平)声・陽平(下平)声に分かれている。北京音では陰平声(第一声)は高平調,陽平声(第二声)は上昇調に発音する。ひょうせい。
⇔仄声(ソクセイ)
(2)日本漢字音や国語アクセントの声調の一。低く平らに発音するもの。
ひょうしょう
ひょうしょう ヘウシヤウ [0] 【表象】
〔哲〕
〔(ドイツ) Vorstellung〕
感覚の複合体として心に思い浮かべられる外的対象の像。知覚内容・記憶像など心に生起するもの。直観的な点で概念や理念の非直観作用と異なる。心像。観念。
ひょうしょううん
ひょうしょううん [3] 【氷晶雲】
微小な氷の結晶でできている雲。巻雲・巻層雲・巻積雲がこれに相当する。
ひょうしょうかく
ひょうしょうかく [3] 【氷晶核】
大気中で氷の結晶ができるときに,その芯(シン)となる微小な粒子。
ひょうしょうがた
ひょうしょうがた ヘウシヤウ― [0] 【表象型】
〔心〕 知的機能,特に記憶に関して,どの感覚が最も強く働くかによって分けた人間の型。色や形による視覚型,音による聴覚型,身体的運動の感じや触覚による運動型などがある。
ひょうしょうしゅぎ
ひょうしょうしゅぎ ヘウシヤウ― [5] 【表象主義】
⇒象徴(シヨウチヨウ)主義
ひょうしょうじょう
ひょうしょうじょう ヘウシヤウジヤウ [0] 【表彰状】
表彰の主旨を記した書面。表状。
ひょうしょうせき
ひょうしょうせき [3] 【氷晶石】
ナトリウム・アルミニウムのフッ化物。単斜晶系に属し,無色ないし白色でガラス状光沢がある。ペグマタイト鉱床中に産し,アルミニウム製錬の電解融剤とする。現在では人工氷晶石がつくられている。
ひょうしょく
ひょうしょく [0] 【氷食・氷蝕】
氷河による浸食作用。
ひょうしょくこく
ひょうしょくこく [4] 【氷食谷】
氷河の浸食によってつくられた谷。横断面が U 字形を呈する場合が多い。海に沈んだ氷食谷をフィヨルドという。
ひょうじ
ひょうじ【表示】
(an) indication.〜する indicate.→英和
‖表示価格 a list price.
ひょうじ
ひょうじ ヘウ― [0][1] 【表示】 (名)スル
(1)外部にはっきりとあらわし示すこと。「意思を―する」
(2)表にして示すこと。「前年度の成績を―する」
(3)きざし。表事。「此れ偏に金粟世界に生ぜる―也/今昔 6」
ひょうじ
ひょうじ ヘウ― [0][1] 【標示】 (名)スル
めじるしをつけて一般の人に示すこと。また,めじるしとなる文字・記号・図など。「町名を―する」「―板」「―物」
ひょうじ
ひょうじ ヒヤウ― [0] 【平字】
平韻(ヒヨウイン)に属する漢字。
⇔仄字(ソクジ)
ひょうじしゅぎ
ひょうじしゅぎ ヘウ― [4] 【表示主義】
行為者の意思と外部への表示行為が一致しないときに,外部に示された表示を重んじて,その行為の効力を決める主義。
⇔意思主義
ひょうじゅん
ひょうじゅん ヘウ― [0] 【標準】
(1)物事を行う場合のよりどころとなるもの。
(ア)手本。模範。
(イ)およその目安。目標。
(2)平均的であること。普通。並み。「―に達する」「―型」
ひょうじゅん
ひょうじゅん【標準】
a standard;→英和
a norm;→英和
a measure (測定の).→英和
〜(的)の standard;normal;→英和
average (平均の).→英和
〜に達する come up to the standard.〜以上(以下)である be above (below) the standard.‖標準価格 the standard price.標準記録 the qualifying time[record](予選の).標準語(時) the standard language (time).
ひょうじゅんえき
ひょうじゅんえき ヘウ― [3] 【標準液】
濃度が正確に知られている溶液。滴定試薬などに用いる。標準溶液。
ひょうじゅんおん
ひょうじゅんおん ヘウ― [3] 【標準音】
絶対音高を規定する際に基準となる音。一点イ音を440ヘルツと定めたものが国際標準音として行われている。また,日本音楽では壱越(イチコツ)が標準音。
ひょうじゅんか
ひょうじゅんか ヘウ―クワ [0] 【標準化】 (名)スル
(1)個々のものが標準的なところに近づいていくこと。また,個々のものを標準的なところに近づけること。「テレビの発達で地方文化が次第に―していく」
(2)標準を決めて資材・製品などの規格や種類を統一すること。
(3)テストで得られた得点が集団全体の中でどのような位置づけであるかがわかるように,集団基準を作成すること。
ひょうじゅんかかく
ひょうじゅんかかく ヘウ― [5] 【標準価格】
(1)メーカーが小売価格として表示する価格。
(2)行政機関が店頭表示するよう指定した価格。国民生活に重要な影響を与える物資が高騰あるいはその恐れがある場合に行われる。
ひょうじゅんかせき
ひょうじゅんかせき ヘウ―クワ― [5] 【標準化石】
⇒示準化石(シジユンカセキ)
ひょうじゅんきあつ
ひょうじゅんきあつ ヘウ― [5] 【標準気圧】
実際の大気の平均に近い気圧。基準条件下における水銀柱760ミリメートルの高さに相当する。すなわち,1013.25ヘクトパスカルで,これを一気圧とする。
ひょうじゅんきかく
ひょうじゅんきかく ヘウ― [5] 【標準規格】
ものの形状・寸法・性能・品質・試験法などを統一して,生産・使用の便を図るために公的に定められる規格。日本工業規格( JIS )・日本農林規格( JAS )など。
ひょうじゅんきかん
ひょうじゅんきかん ヘウ― [6][5] 【標準軌間】
レールの軌間が1435ミリメートルのもの。日本では新幹線などで用いられている。標準軌。
ひょうじゅんきんり
ひょうじゅんきんり ヘウ― [5] 【標準金利】
市中銀行が一流企業に対して貸し出すときの最優遇金利。事実上,貸し出し金利の下限。アメリカのプライム-レートにならって導入された。
ひょうじゅんけっせい
ひょうじゅんけっせい ヘウ― [5] 【標準血清】
ABO 式血液型を決定する際に用いる血清。凝集素を含む。
ひょうじゅんけんさ
ひょうじゅんけんさ ヘウ― [5] 【標準検査】
(1)定められている標準に合うか否かを調べる検査。
(2)一定のサンプルを測定して得た標準的な分布に基づいて,個々の測定値の位置づけを決める検査。知能検査・学力検査などに用いられる。
ひょうじゅんこうげん
ひょうじゅんこうげん ヘウ―クワウ― [5] 【標準光源】
測色用の標準として用いられる光源。白熱電球を代表する A ,正午の太陽光とほぼ同じ B ,平均太陽光に近い C の三種類が国際的に定められている。
ひょうじゅんご
ひょうじゅんご ヘウ― [0] 【標準語】
音韻・語彙・語法などすべての面で国語の規範として尊重され,教育・法令などの公用語として用いられる言語。制定にあたっては,一国内で共通語となっている言語がもつ欠点を,何らかの機関によって是正するという人為的操作が必要となる。
→共通語
ひょうじゅんしきローマじつづり
ひょうじゅんしきローマじつづり ヘウ― [11] 【標準式―字綴り】
日本語を書き表すためのローマ字の綴り方の一。ヘボンが「和英語林集成」第三版(1886年(明治19)刊)で用いた綴り方を若干修正したもの(ye →e, wo →o など)。ヘボン式ローマ字綴りともいう。
ひょうじゅんしやく
ひょうじゅんしやく ヘウ― [5] 【標準試薬】
試薬のうち,特に純度が高く,その値がはっきりわかっていて,定量分析の標準物質またはその原料とすることのできるもの。
ひょうじゅんじ
ひょうじゅんじ ヘウ― [3] 【標準時】
各国・各地域内で使用されている時刻。普通,世界時と一時間の整数倍の差をもつ。
→日本標準時
ひょうじゅんじゅうりょく
ひょうじゅんじゅうりょく ヘウ―ヂユウ― [5] 【標準重力】
各緯度の標準的な重力。地球を仮想的な回転楕円体と考えたときの計算値で,実測値とは一致しない。正規重力。
ひょうじゅんじょうたい
ひょうじゅんじょうたい ヘウ―ジヤウ― [5] 【標準状態】
状態によって変化する物質の性質を記述するために,基準として選ぶ状態。気体については,摂氏〇度,一気圧の状態がよく用いられる。
ひょうじゅんせいけいひ
ひょうじゅんせいけいひ ヘウ― [7] 【標準生計費】
ある時と所において標準的生活水準を維持するのに必要とされる生活費。標準世帯における家計調査による実態生計費と,理論生計費とがある。
→理論生計費
ひょうじゅんそうじ
ひょうじゅんそうじ ヘウ― [5] 【標準走時】
観測データから求めた,地球内部の地震波の速度分布に基づき計算された,各種の地震波の走時。
ひょうじゅんたいき
ひょうじゅんたいき ヘウ― [5] 【標準大気】
気温や気圧などの高度分布が,実際の大気の平均状態に近いように単純化した基準大気。
ひょうじゅんたいじゅう
ひょうじゅんたいじゅう ヘウ―ヂユウ [5] 【標準体重】
健康な人間の性別・年齢別・身長別の標準的な体重。一般的には,公式 [(身長 cm−100)×0.9] kg を用いて算出する。
ひょうじゅんちんぎん
ひょうじゅんちんぎん ヘウ― [5] 【標準賃金】
賃金調査に基づき,業種別・男女別・年齢別などに算出された平均賃金。もとは,政府の設定する標準相場をいい,賃金抑制の意図があった。
ひょうじゅんてき
ひょうじゅんてき ヘウ― [0] 【標準的】 (形動)
(1)基準となるさま。
(2)ごく普通であるさま。「―な日本人」
ひょうじゅんでんち
ひょうじゅんでんち ヘウ― [5] 【標準電池】
起電力の標準になる電池。一般には,摂氏二〇度で起電力1.01864ボルトのカドミウム標準電池(ウェストン電池)が用いられる。1977年より超電導によるジョセフソン素子によって標準電圧が与えられている。
ひょうじゅんでんぱ
ひょうじゅんでんぱ ヘウ― [5] 【標準電波】
電波の周波数や時間尺度の基準となる一定の周波数の電波。日本では郵政省通信総合研究所が,JJY のコールサインで時刻の信号とともに常時発射し,その精度は高く保たれている。
ひょうじゅんとくてん
ひょうじゅんとくてん ヘウ― [5] 【標準得点】
テストで得られた素点を,平均値や標準偏差などの集団基準を用い,全集団の中での位置づけがわかるように変換した得点。
ひょうじゅんどけい
ひょうじゅんどけい ヘウ― [5] 【標準時計】
標準の時刻となる高い精度の時計。現在ではセシウムやルビジウムなどの原子時計が使われる。
ひょうじゅんひしかんど
ひょうじゅんひしかんど ヘウ― [7] 【標準比視感度】
人の眼の感覚を表すため,最大値を一として基準化した波長ごとの光に対する感度。観測条件,個人や年齢などにより異なるので,国際的に一定の方法によって代表的な値を定めたもの。
ひょうじゅんぶっしつ
ひょうじゅんぶっしつ ヘウ― [5] 【標準物質】
化学種としての標準になる物質。化学分析・試験などを行うとき,それらの結果として絶対的数値を得ることは不可能な場合がほとんどであるから,基準となる物質との比較による相対的数値を結果とする。
ひょうじゅんへんさ
ひょうじゅんへんさ ヘウ― [5] 【標準偏差】
〔standard deviation〕
資料の散らばりの度合を表す数値。平均値と各資料の値の差(偏差)を二乗し,それを算術平均した値の平方根として求める。標準偏差が小さいことは,平均値のまわりの散らばりの度合が小さいことを示す。SD 。
ひょうじゅんほうしゅう
ひょうじゅんほうしゅう ヘウ―シウ [5] 【標準報酬】
社会保険において,保険料や保険給付額を算定するための基準として,便宜的に実際の報酬額の代わりに用いる金額。
ひょうじゅんまい
ひょうじゅんまい ヘウ― [0] 【標準米】
(1)旧制の米穀取引所で,売買の標準とし,また受け渡しの格付けを決める際に標準とした米。建米(タテマイ)。
(2)特定の銘柄の米に対して,品質・価格が標準的な米。標準価格米。
ひょうじゅんようえき
ひょうじゅんようえき ヘウ― [5] 【標準溶液】
濃度が正確にわかっている溶液。未知試料溶液中のある物質の濃度を定めるときに用いる。標準液。
ひょうじゅんレンズ
ひょうじゅんレンズ ヘウ― [5] 【標準―】
三五ミリ判フルサイズのカメラで焦点距離50ミリメートルのレンズ。広角レンズ・望遠レンズに対していう。
ひょうじょう
ひょうじょう ヘウジヤウ [3] 【表情】
顔や身振りに表れた内部の感情・気分など。「―豊かな人」「いかにも困ったという―」
ひょうじょう
ひょうじょう [0] 【氷上】
こおりの上。「―バレエ」
ひょうじょう
ひょうじょう ヘウジヤウ [3] 【表状】
(1)君主にたてまつる文書。上表。
(2)「表彰状」に同じ。
ひょうじょう
ひょうじょう ヒヤウヂヤウ [0] 【兵仗】
(1)(儀仗に対して)実戦用の武器。「―を帯し/盛衰記 34」
(2)武器を持った武官。随身(ズイジン)。「―を給て宮中を出入するは,みな格式の礼をまもる/平家 1」
(3)武器による危害を受けること。「我に―の相ありや/盛衰記 34」
ひょうじょう
ひょうじょう ヒヤウデウ [0][1] 【平調】
(1)日本音楽の音名。十二律の三番目の音。中国の十二律の太簇(タイソウ)に相当し,音高は洋楽のホ音にほぼ等しい。
(2)雅楽の六調子の一。{(1)}を基音とし,律旋音階に属する。
ひょうじょう
ひょうじょう【表情】
an expression;→英和
a look (顔つき).→英和
〜に富んだ expressive;→英和
significant (意味ありげな).→英和
ひょうじょう
ひょうじょう ヒヤウヂヤウ [3] 【評定】 (名)スル
人々が集まって相談してきめること。「小田原―」「地下の年寄以下―し給ひけるは/仮名草子・伊曾保物語」
ひょうじょう
ひょうじょう【評定】
⇒評議.
ひょうじょう
ひょうじょう【氷上で】
on the ice.→英和
氷上競技 ice sports.
ひょうじょうきょにゅう
ひょうじょうきょにゅう ヒヤウジヤウ―ニフ [0] 【平上去入】
漢字の四声(シセイ)の平声・上声・去声・入声をいう。
ひょうじょうきん
ひょうじょうきん ヘウジヤウ― [3] 【表情筋】
顔面の皮膚の下に付着する筋肉群の総称。顔面神経の支配をうけ,主として表情をつくる。顔面筋。
ひょうじょうしゅう
ひょうじょうしゅう ヒヤウヂヤウ― [3] 【評定衆】
(1)鎌倉幕府の職名。執権・連署とともに幕府の最高意思決定機関を構成し,政務一般および訴訟の裁断について合議した。鎌倉後期には次第に空名化し,室町幕府に至ってほとんど有名無実の存在となった。
(2){(1)}の影響下,院政機構に設置された職制。院に出仕して政務・訴訟を議し,上皇(法皇)の諮問にこたえるべく選ばれた公卿・殿上人をいう。
ひょうじょうしょ
ひょうじょうしょ ヒヤウヂヤウ― [0][5] 【評定所】
(1)鎌倉時代,評定衆が評定を行なった役所。
(2)江戸幕府における最高司法機関。寺社・町・勘定の三奉行がそれぞれ独自に裁断しえない案件が三者および老中一名によって合議された。
ひょうじょうじゅつ
ひょうじょうじゅつ ヘウジヤウ― [3] 【表情術】
演劇で,心の中の感情・情緒・思想などを,動作・姿態・顔形など表面に見えるもので表現する技術。ミミック。
ひょうじょうせんげ
ひょうじょうせんげ ヒヤウヂヤウ― 【兵仗宣下】
護衛の武官を随身(ズイジン)として召し連れることを勅許すること。
ひょうじょうはじめ
ひょうじょうはじめ ヒヤウヂヤウ― [5] 【評定始め】
鎌倉・室町幕府で,正月,または将軍が新たにたったとき,はじめて政務を評定する儀式。
ひょうじん
ひょうじん [0] 【氷刃】
氷のように光って鋭利な刃。氷のやいば。
ひょうじん
ひょうじん [0] 【氷人】
〔晋書(索紞伝)〕
男女の仲をとりもつ人。仲人。月下氷人。
〔晋の時代,狐策が占いの名人索紞(サクタン)に,氷の上に立って氷の下の人と話をしたという夢の判断を求めた。索紞が「氷の上は陽,下は陰。したがってこの夢は氷が解けた頃結婚の世話をする前兆である」と解いたところ,その占いどおり大守の息子の仲人を頼まれたという故事から〕
ひょうす
ひょう・す ヒヤウ― [1] 【評す】
■一■ (動サ五)
〔サ変動詞「評する」の五段化〕
「評する」に同じ。「悪く―・す人達」
[可能] ひょうせる
■二■ (動サ変)
⇒ひょうする
ひょうす
ひょう・す ヘウ― [1] 【表す】
■一■ (動サ五)
〔サ変動詞「表する」の五段化〕
「表する」に同じ。「敬意を―・さずに去る」
[可能] ひょうせる
■二■ (動サ変)
⇒ひょうする
ひょうす
ひょう・す ヘウ― 【僄す】 (動サ変)
軽んじる。ばかにする。「世を―・するやうにふるまふ,大いに諫ばや/平家 2」
ひょうすう
ひょうすう【票数】
(the number of) votes.
ひょうする
ひょうする【評する】
⇒批評.
ひょうする
ひょう・する ヒヤウ― [3] 【評する】 (動サ変)[文]サ変 ひやう・す
物事の善し悪しなどについて考え,そのものの価値を定め述べる。批評する。「新刊書を―・する」「人物を―・する」
ひょうする
ひょう・する ヘウ― [3] 【表する】 (動サ変)[文]サ変 へう・す
あらわす。「遺憾の意を―・する」「我朝は葦の葉を―・するとぞ/曾我 6」
ひょうする
ひょうする【表する】
express;→英和
show.→英和
謝意を〜 express one's thanks.…に敬意を表して in honor of….
ひょうせい
ひょうせい ヒヤウ― [0] 【平声】
⇒ひょうしょう(平声)
ひょうせい
ひょうせい ヘウ― [0] 【表旌】 (名)スル
善行をほめて広く世間に知らせること。表彰。「善行ヲ―スル/ヘボン(三版)」
ひょうせき
ひょうせき ヘウ― [0][1] 【標石】
水準点や三角点の標識として地面に埋められた花崗岩製の角柱。一等水準点標石・二等三角点標石など。
ひょうせき
ひょうせき ヘウ― [0] 【漂石】
氷河によって運ばれた岩石が,氷河の解けたあとに残ったもの。迷子石。捨て子石。
ひょうせつ
ひょうせつ ヘウ― [0] 【剽窃】 (名)スル
他人の作品・学説などを自分のものとして発表すること。剽賊。「他人の意匠を―する」
ひょうせつ
ひょうせつ【剽窃】
plagiarism;piracy.→英和
〜する plagiarize;→英和
pirate.→英和
‖剽窃者 a plagiarist;a pirate.
ひょうせつ
ひょうせつ [0] 【氷雪】
氷と雪。
ひょうせつ
ひょうせつ ヒヤウ― [0] 【評説】
(1)評判。うわさ。
(2)批評を加えながら説明すること。評論。
ひょうせつきこう
ひょうせつきこう [5] 【氷雪気候】
最暖月平均気温が摂氏〇度以下の寒冷な気候。北極海や南極大陸,ヒマラヤなどの山頂部にみられる。
ひょうせつプランクトン
ひょうせつプランクトン [6] 【氷雪―】
雪や氷の表面の解けた部分に生育する藻類。多雪地方に早春見られ,光合成を行う。色素をもつものがあって,雪が赤・黄・緑などに染まり,雪の華と呼ばれる。
ひょうせん
ひょうせん ヘウ― [0] 【漂船】
漂流している船。
ひょうせんせんりょう
ひょうせんせんりょう [5] 【氷染染料】
水・アルカリに不溶性のアゾ染料。氷で冷却しながら染色を行うのでいう。木綿・レーヨンなどセルロース繊維の染色に用いる。アイス染料。ナフトール染料。冷染染料。
ひょうぜん
ひょうぜん ヘウ― [0] 【飄然】 (ト|タル)[文]形動タリ
(1)何の目的もなく,ふらりとやって来るさま。また,同じようにふらりと去るさま。飄乎(ヒヨウコ)。「―として来り,―として去る」「爺(ジジ)になりて―帰村したる/いさなとり(露伴)」
(2)物事にこだわらないさま。「―として俗事にこだわらない」
ひょうぜん
ひょうぜん【飄然と】
aimlessly.
ひょうそ
ひょうそ【瘭疽】
《医》(a) whitlow.→英和
ひょうそ
ひょうそ ヘウ― [0] 【瘭疽】
〔「ひょうそう」とも〕
手足の指先の化膿性炎症の総称。
ひょうそう
ひょうそう [0] 【氷霜】
(1)樹枝に降り積もって,氷がついているように見える霜。
(2)氷と霜。
ひょうそう
ひょうそう ヘウ― [0] 【表奏】
文書をもって君主に上奏すること。また,その文書。
ひょうそう
ひょうそう ヘウサウ [0] 【表装】 (名)スル
書画の保存と鑑賞のために布・紙などで縁どりや裏打ちなどをして掛軸・額に仕立てること。また,布または紙をはって,屏風(ビヨウブ)・襖(フスマ)などに仕立てること。表具。
ひょうそう
ひょうそう [0] 【氷層】
寒冷地域において,年々凍った氷が重なって層をなしたもの。氷の層。
ひょうそう
ひょうそう【表装】
mounting (書画の);binding (書物の).〜する mount <a picture> ;→英和
bind.→英和
ひょうそう
ひょうそう ヘウ― [0] 【表層】
表面の層。うわべ。
ひょうそう
ひょうそう【表層】
the outer layer.‖表層雪崩 a surface avalanche.
ひょうそうぎょ
ひょうそうぎょ ヘウ― [3] 【表層魚】
水底から離れて水中を遊泳して生活する魚。浮き魚。
⇔底魚
ひょうそうこうぞう
ひょうそうこうぞう ヘウ―ザウ [5] 【表層構造】
〔surface structure〕
チョムスキーによって導入された変形生成文法の術語。深層構造に変形規則が適用された結果の出力として生じる構造で,主として現実に用いられている音声レベルの解釈にかかわる。例えば,〔ボクガ〔ボクガステーキヲタベル〕タイ〕 という深層構造に,同一名詞句消去変形などをはじめとするいくつかの変形規則が適用されると,その結果として初めて「僕はステーキがたべたい」という表層構造が導出される。
→深層構造
ひょうそうなだれ
ひょうそうなだれ ヘウ― [5] 【表層雪崩】
積雪層の上部が崩れ落ちるなだれ。大量の新雪が降ったあとなどに多い。
ひょうそく
ひょうそく ヒヤウ― [0] 【秉燭】
油皿の一種。中央に臍(ホゾ)のようなものがあり,それに灯心を立てて点火するもの。
ひょうそく
ひょうそく ヒヤウ― [0] 【平仄】
(1)平声(ヒヨウシヨウ)と仄声(ソクセイ)。また,平字と仄字。
(2)漢詩や駢文(ベンブン)で,声調の調和のために規定される平字と仄字の配列法。
(3)つじつま。順序。
ひょうそく=が合わ∘ない
――が合わ∘ない
話の筋道が立たない。つじつまが合わない。「話の―∘ない」
ひょうそくしき
ひょうそくしき ヒヤウ― [4] 【平仄式】
漢詩の平仄に関する法式。第一句の第二字が平字である平起式(ヒヨウオコリシキ)と,仄字である仄起式(ソクオコリシキ)とがある。絶句・律詩の場合,五言では仄起式を正格とし,第二字と第四字の平仄を別にする二四不同を規則とする。七言では平起式を正格,二四不同,二六対を規則とする。孤平(一個の平字が二個の仄字に挟まれる場合)・孤仄や下の三字が同じ平仄になる下三連などは忌むべきこととされている。平仄式に合わない詩を拗体詩という。
ひょうぞう
ひょうぞう [0] 【氷像】
氷で人や物の形を作ったもの。
ひょうぞく
ひょうぞく ヘウ― [0] 【剽賊】
(1)「剽窃(ヒヨウセツ)」に同じ。
(2)おいはぎ。
ひょうた
ひょうた ヒヤウ― [1] 【平他】
漢字の四声。平声とその他の声(上声・去声・入声)。平仄(ヒヨウソク)。
ひょうたいせき
ひょうたいせき [3] 【氷堆石】
「堆石{(2)}」に同じ。
ひょうたくれ
ひょうたくれ ヒヤウ―
ばか者。おろか者。人をののしっていう語。「―,いうでく(=イナカモノ)の揃ひだ/洒落本・辰巳之園」
ひょうたじるいしょう
ひょうたじるいしょう ヒヤウタジルイセウ 【平他字類抄】
鎌倉末期の字書。著者未詳。三巻。漢字を天象・地祇・辞字など一四部に分け,各部を訓によってイロハ順に分けてそれぞれを平声と平声以外の二類に分ける。
ひょうたん
ひょうたん [0][1] 【氷炭】
(1)氷と炭。
(2)甚だしく異なるものであること。「さながら―の相違あり/小説神髄(逍遥)」
ひょうたん
ひょうたん ヘウ― [3] 【瓢箪】
(1)ウリ科の一年草。ユウガオの変種。茎は長く伸び,巻きひげで他物にからまる。葉は心臓形。花は白色。果実は中間部がくびれ,熟すと果皮が硬くなる。観賞用・日除け用に植える。実を容器にする。ひさご。ふくべ。[季]秋。
(2){(1)}のよく熟した果実の中身をくりぬき,十分に乾燥させたもの。酒・水や七味唐辛子の容器とする。ふくべ。ひさご。
ひょうたん
ひょうたん【瓢箪】
a gourd.→英和
〜なまずだ be as slippery as an eel.→英和
ひょうたん=から駒(コマ)が出る
――から駒(コマ)が出る
(1)冗談で言ったことが思いがけず事実として実現してしまう。
(2)道理上,あるはずのないことのたとえにいう。
ひょうたん=で鯰(ナマズ)を押さえる
――で鯰(ナマズ)を押さえる
〔瓢箪で鯰を押さえようとしても,なかなか捕まえられないように〕
ぬらりくらりとして要領を得ないことのたとえ。とりとめのないさま。鯰を瓢箪で押さえる。
ひょうたん=の川流れ
――の川流れ
(1)うきうきとして落ち着かないさまのたとえ。
(2)あてもなくぶらぶらしているさまのたとえ。
ひょうたん=相容(アイイ)れず
――相容(アイイ)れず
性質がまったく違っていて調和・一致しない。
ひょうたんがた
ひょうたんがた ヘウ― [0] 【瓢箪形】
瓢箪の実に似た中央部がくびれた楕円形。
ひょうたんなまず
ひょうたんなまず ヘウ―ナマヅ [5] 【瓢箪鯰】
(1)〔「瓢箪で鯰(ナマズ)を押さえる」から〕
とらえどころのないさま。また,そのような人。
(2)歌舞伎舞踊の一。長唄。本名題「拙筆力七以呂波(ニジリガキナナツイロハ)」の七変化の一。二世瀬川如皐作詞。1828年江戸中村座初演。大津絵の瓢箪鯰を舞踊化した陽気でひょうきんな踊り。
ひょうたんぼく
ひょうたんぼく ヘウ― [3] 【瓢箪木】
スイカズラ科の落葉低木。山地に自生。庭木とする。高さは約1.5メートル。葉は楕円形。初夏,筒状で先が五裂する花を二個ずつつける。果実は二個並んで瓢箪に似,赤く熟す。有毒。花色が白から黄に変わるので金銀木ともいう。
ひょうだい
ひょうだい ヘウ― [0] 【表題・標題】
(1)本の表紙に書かれている本の名。
(2)講義・演説などの題目。
(3)演劇などの題目。
ひょうだい
ひょうだい【標題】
a title;→英和
a heading (見出し).→英和
標題音楽 program music.
ひょうだいおんがく
ひょうだいおんがく ヘウ― [5] 【標題音楽】
自然現象や詩的情趣・絵画的対象などを描写しようとする音楽。描かれる内容を暗示する標題が付けられる。ビバルディの「四季」,ベルリオーズの「幻想交響曲」など。
ひょうだん
ひょうだん ヒヤウ― [0] 【評壇】
批評家仲間の社会。
ひょうち
ひょうち ヘウ― [1] 【標置】 (名)スル
目につくようにあらわし置くこと。また,気位を高くもつこと。標位。「市井の銅臭児を…高く―するが為めではない/草枕(漱石)」
ひょうちほう
ひょうちほう ヘウチハフ [0] 【標治法】
鍼灸(シンキユウ)医学の治療法の一。現れている諸症状に対して直接行う対症療法。
⇔本治法
ひょうちゃく
ひょうちゃく ヘウ― [0] 【漂着】 (名)スル
針路または推進手段を失い,目的地以外の土地へ流されてたどりつくこと。「海岸に―する」
ひょうちゃく
ひょうちゃく【漂着する】
drift ashore.
ひょうちゅう
ひょうちゅう [0] 【氷柱】
(1)夏,室内の冷感を高めるために置く角柱形の氷。
→花氷(ハナゴオリ)
(2)つらら。
ひょうちゅう
ひょうちゅう ヘウ― [0] 【標注・標註】
書物の欄外に記した注。
ひょうちゅう
ひょうちゅう【評注】
a commentary.→英和
ひょうちゅう
ひょうちゅう ヘウ― [0] 【標柱】
めじるしの柱。また,めじるしとなるもの。
ひょうちゅう
ひょうちゅう ヒヤウ― [0] 【評注・評註】
注釈をして,批評を加えること。また,そうしたもの。「―平家物語」
ひょうちょ
ひょうちょ [1] 【氷箸】
つらら。たるひ。
ひょうちょう
ひょうちょう ヘウ― [0] 【表徴・標徴】
(1)表面に現れたしるし。そのものであることを示す外見的特徴。「風俗は人情の―なり/当世書生気質(逍遥)」
(2)象徴。
ひょうちょう
ひょうちょう ヘウテウ [0] 【漂鳥】
一地方内で越冬地と繁殖地とを異にして,小規模な渡りをする鳥類。日本では,低地で越冬し,山地で繁殖するミソサザイやウグイスなど。
ひょうちょうせき
ひょうちょうせき [3] 【氷長石】
正長石の一種。多くは透明で,時に真珠光沢を有する。アデュラリア。
ひょうちん
ひょうちん [0] 【氷枕】
こおりまくら。
ひょうてい
ひょうてい【評定する】
rate;→英和
grade.→英和
ひょうてい
ひょうてい ヒヤウ― [0] 【評定】 (名)スル
(1)相談して定めること。ひょうじょう。
(2)価値や品質を調べて,評価を定めること。「地価を―する」
ひょうてき
ひょうてき ヘウ― [0] 【標的】
(1)鉄砲・弓などで射当てる的(マト)。また,めじるし。
(2)攻撃のまと。「敵の攻撃の格好の―となる」
(3)目標とするもの。「人民の由る可き―を示す者/学問ノススメ(諭吉)」
ひょうてき
ひょうてき【標的】
a mark;→英和
a target.→英和
ひょうてん
ひょうてん ヒヤウ― [0] 【評点】
(1)評価としてつけた点。
(2)評語と批点。
ひょうてん
ひょうてん ヘウ― [1][0] 【標点】
目印とする点。目印に付ける圏点。
ひょうてん
ひょうてん [0][1] 【氷点】
(1)一気圧のもとで,空気で飽和した水と氷が平衡状態にある時の温度。すなわち,水が凍る温度。摂氏〇度。
(2)物体の凍りはじめる温度。凝固点。
ひょうてん
ひょうてん【氷点(下)】
(below) the freezing point.
ひょうてんか
ひょうてんか [3] 【氷点下】
水の氷点以下の温度。摂氏〇度以下。零下。
ひょうてんこうか
ひょうてんこうか [5] 【氷点降下】
⇒凝固点降下(ギヨウコテンコウカ)
ひょうでん
ひょうでん ヘウ― [0] 【票田】
選挙で,得票の多い土地を収穫をあげる田にたとえた語。「 A 氏は郡部を―とする」
ひょうでん
ひょうでん ヒヤウ― [0] 【評伝】
ある人物について評価を加えつつ書かれた伝記。
ひょうでん
ひょうでん【評伝】
a critical biography.
ひょうでん
ひょうでん【票田】
a voting district <that favors the Liberal Democrats> .
ひょうとう
ひょうとう ヘウ― [0] 【標灯】
めじるしとするための灯火。玄関の灯火など。
ひょうとう
ひょうとう ヘウタウ [0] 【剽盗】
おいはぎ。剽賊。
ひょうとう
ひょうとう ヘウタウ [0] 【漂蕩】 (名)スル
(1)水上をただよい流れること。漂流。「怒濤の裡(ウチ)に―すること約一時間/此一戦(広徳)」
(2)さすらうこと。「ものにくるう人のやうに―して舞ふぞ/中華若木詩抄」
ひょうとう
ひょうとう [0] 【氷島】
(1)北極海に見られる卓状の氷山。南極海の卓状氷山より小さい。
(2)
⇒アイスランド
ひょうとく
ひょうとく ヘウ― [0] 【表徳】
(1)徳・善行をあらわすこと。
(2)「表徳号」の略。「『貴様―があるか』『あい,どふぞお前の字を取て,お付けなされてくだされませ』/洒落本・遊子方言」
ひょうとくごう
ひょうとくごう ヘウ―ガウ [4] 【表徳号】
徳行をあらわす号。また雅号。近世,通人めかして号をつけることが流行した。
ひょうど
ひょうど ヒヤウ― (副)
〔「ひょうと」とも〕
(1)ひょいと。不意に。突然。「ここにある人,―よりきていふ/蜻蛉(中)」
(2)矢を放つ時の音を表す語。ひゅうっと。「あひ近による所を,振津神平ささへて―射る/保元(中)」
ひょうど
ひょうど ヘウ― [1] 【表土】
(1)土壌の最上層の部分。農作物栽培上最も重要な土壌。表層土。
(2)考古学で,遺跡に堆積した表面の土層。
ひょうどう
ひょうどう ヒヤウ― [0] 【秤動】
〔「章動」と同音となることによる混乱を避けるための「しょうどう(秤動)」の慣用読み〕
(1)天体がある平均的状態の前後に揺れ動くこと。
(2)月面が地上から見て上下左右に揺れて見えること。
ひょうねんず
ひょうねんず ヘウネンヅ 【瓢鮎図】
水墨画。如拙筆。画は瓢箪(ヒヨウタン)で鮎(ナマズ)を押さえるという禅の公案を題材にしたもので,図上に大岳周崇ほか三〇人の禅僧の賛と応永22年(1415)の年紀がある。国宝。京都退蔵院蔵。
ひょうのう
ひょうのう [0] 【氷嚢】
氷片や水を入れて患部を冷やすのに用いる袋。ゴム・防水布などで作る。こおりぶくろ。
ひょうのう
ひょうのう【氷嚢】
an ice pack.
ひょうのせん
ひょうのせん 【氷ノ山】
兵庫県と鳥取県の境にある山。また,一帯の山塊の総称。主峰は海抜1510メートルで須賀ノ山とも呼ばれる。
ひょうのせんうしろやまなぎさんこくていこうえん
ひょうのせんうしろやまなぎさんこくていこうえん 【氷ノ山後山那岐山国定公園】
兵庫・鳥取・岡山の三県にまたがる国定公園。氷ノ山・後山など中国山地東端の山岳と赤西渓谷などが含まれる。ブナ原生林が残り,スキー場がある。
ひょうのやま
ひょうのやま ヘウ― 【標の山】
大嘗(ダイジヨウ)祭に悠紀(ユキ)・主基(スキ)両国の国司の並ぶ位置を示すために置く山形。木綿(ユウ)・榊・日月などで飾り,卯(ウ)の日に斎場より大嘗宮へ引き入れる。現在の祇園祭の山鉾(ヤマボコ)はこれが大規模化したもの。標山(シメヤマ)。しるしのやま。
ひょうはい
ひょうはい ヘウ― [0] 【表褙・裱褙】
表装すること。表具。
ひょうはく
ひょうはく【漂白する】
bleach.→英和
‖漂白剤 a bleach.
ひょうはく
ひょうはく ヘウ― [0] 【表白】 (名)スル
述べあらわすこと。「人品の高卑を―するが如きは,人間世界の常態にして/福翁百話(諭吉)」
→表白(ヒヨウビヤク)
ひょうはく
ひょうはく ヘウ― [0] 【漂白】 (名)スル
天日や水にさらしたり,薬品を使ったりして白くすること。「布を―する」
ひょうはく
ひょうはく ヘウ― [0] 【漂泊】 (名)スル
(1)一定の住居や生業なしにあてもなくさまよい歩くこと。さすらい。「―の旅」「日本中を―して歩く」
(2)流れただようこと。船が投錨せず,機関を停止してただようこと。
ひょうはく
ひょうはく【漂泊する】
wander.→英和
ひょうはくざい
ひょうはくざい ヘウ― [4][0] 【漂白剤】
酸化または還元作用によって有色物を漂白する薬剤。酸化剤に晒粉(サラシコ)・過酸化水素など,還元剤に二酸化硫黄・亜硫酸水素ナトリウムなどがある。また,光学的な漂白剤として蛍光増白剤がある。食品添加物とされるものは,食品衛生法により規定され,残存量などの使用基準が定められている。
ひょうはんき
ひょうはんき ヒヤウハン― 【兵範記】
⇒へいはんき(兵範記)
ひょうばん
ひょうばん ヒヤウ― [0] 【評判】 (名・形動)スル[文]ナリ
(1)世間でのうわさ。「―がいい」「―が立つ」「―を気にする」
(2)世間にとりざたされていて,名高い・こと(さま)。「―の孝行娘」「―になる」「今,最も―の本」「此若い者ども見しれる人ありて―するを聞ば/胸算用 3」
(3)批評して判定すること。「是武士の道にあらず―に及ばぬところなり/浮世草子・新可笑記 4」
ひょうばん
ひょうばん【評判】
(1)[名声](a) reputation;→英和
fame;→英和
popularity (人気).→英和
(2) ⇒噂(うわさ).
〜が良い(悪い) have a good (bad) reputation;be (un)popular.→英和
〜になる be much talked about.〜の famous;→英和
popular;notorious (悪評).→英和
〜をとる(落とす) win a (lose one's) reputation.
ひょうばんき
ひょうばんき ヒヤウ― [3] 【評判記】
(1)ある物事の世評・うわさなどを記した書物。
(2)近世に行われた,あるジャンルに関する品評を集めた刊行物。役者評判記・遊女評判記など。
ひょうひ
ひょうひ【表皮】
the bark (木の).→英和
ひょうひ
ひょうひ ヘウ― [1] 【表皮】
(1)高等植物体の表面をおおう一層または多層の組織。外側の細胞の細胞壁は厚く,植物体を保護するとともに,水分の蒸散を防ぐ。
(2)動物体の表面をおおう皮膚の上皮組織。
ひょうひこうか
ひょうひこうか ヘウ―カウクワ [4] 【表皮効果】
導体中の高周波電流がその断面に平均に流れず,表面に近いほど密になる現象。周波数の高いものほど強く現れる。
ひょうひゃく
ひょうひゃく ヘウ― (名・形動)[文]ナリ
〔「表白(ヒヨウビヤク)」の文言の意味がよくわからないことから。近世語〕
ふざけて言う・こと(さま)。冗談。「―を以て人を近寄せ/滑稽本・志道軒伝」
ひょうひょう
ひょうひょう ヘウヘウ [0] 【飄飄】 (ト|タル)[文]形動タリ
(1)風に吹かれてひるがえるさま。「落花―」「雪―として降り来りしが/八十日間世界一周(忠之助)」
(2)ぶらぶらとあてどもなくさまようさま。「船は流れのまに��―と軽く行くのである/良人の自白(尚江)」
(3)性格・態度が世俗を超越していて,とらえどころがないさま。「―とした好人物」
ひょうひょう
ひょうひょう【飄々として】
buoyantly;lightly.→英和
ひょうひょう
ひょうひょう ヘウヘウ [0] 【飆飆】 (ト|タル)[文]形動タリ
風が激しく吹くさま。「南西の疾風は―として檣桁(シヨウコウ)に激し/此一戦(広徳)」
ひょうひょう
ひょうひょう ヘウヘウ [0] 【表表】 (ト|タル)[文]形動タリ
あきらかであるさま。「戦場に於て,武勇を振ひ,貴爵を得たる人,また少なからず,…古雷徳(クライド)の如き,その尤も―たるものなり/西国立志編(正直)」
ひょうひょうこ
ひょうひょうこ ヘウヘウ― [3] 【飄飄乎】 (ト|タル)[文]形動タリ
〔「乎」は助字〕
「飄飄」に同じ。「相替(アイカワ)らず―として,単騎独行ですね/当世書生気質(逍遥)」
ひょうひょうろうろう
ひょうひょうろうろう ヘウヘウラウラウ [0] 【飄飄踉踉】 (ト|タル)[文]形動タリ
ふらふらとよろめくように歩くさま。
ひょうび
ひょうび ヘウ― 【豹尾】
(1)陰陽道(オンヨウドウ)の八将神の一。計都星の精。この方角から牛・馬・犬などの畜類を求めたり,また,この方角に大小便をしたりすることを忌む。
(2)馬の尻尾の上にある旋毛。
ひょうびゃく
ひょうびゃく ヘウ― [0] 【表白】
〔「ひょうひゃく」とも〕
〔仏〕 法事の最初にその趣旨などを仏前に申し述べること。また,その文。啓白。開白。「講師,声を挙て―する程に,此の居並みたる聴聞の者共/今昔 20」
→表白(ヒヨウハク)
ひょうびょう
ひょうびょう ヘウベウ [0] 【縹渺・縹緲・縹眇】 (ト|タル)[文]形動タリ
(1)かすかではっきりしないさま。「神韻―」「―とした雪明りが天地を領し/飇風(潤一郎)」
(2)果てしなく広いさま。「―たる原野」
ひょうふう
ひょうふう ヘウ― [0] 【飄風・飆風】
急に激しく吹きおこる風。はやて。つむじ風。
ひょうぶ
ひょうぶ ヒヤウ― [1] 【兵部】
「兵部省」の略。
ひょうぶきょう
ひょうぶきょう ヒヤウ―キヤウ [3][0] 【兵部卿】
(1)兵部省の長官。
(2)香の名。数種の香を調合したもので匂い袋に入れて用いる。「身に―,袖にたきかけ/浮世草子・一代男 1」
ひょうぶしょう
ひょうぶしょう ヒヤウ―シヤウ [3] 【兵部省】
(1)律令制で,太政官八省の一。軍政一般,特に武官人事を担当。つわもののつかさ。
(2)明治初期の軍令・軍政機関。1869年(明治2)に六省の一つとして設置され陸海軍・軍備などを管掌。72年陸・海軍両省の創設に伴い廃止。
ひょうへき
ひょうへき [0] 【氷壁】
氷河の末端で,氷が切り立った崖になっている所。また,氷におおわれた岩壁。
ひょうへん
ひょうへん【豹変する】
change suddenly;turn one's coat (変節).
ひょうへん
ひょうへん ヘウ― [0] 【豹変】 (名)スル
〔「易経(革卦)」より。豹の毛が季節によって抜けかわり,斑紋も美しくなることから〕
性質・主張などが急激に変化すること。「君子は―す」「態度が―する」
〔本来は良い方に変わることをいったが,現在ではむしろ悪い方に変わる意で用いる〕
ひょうへん
ひょうへん [0] 【氷片】
氷のかけら。
ひょうほう
ひょうほう ヒヤウハフ [1] 【兵法】
(1)「へいほう(兵法){(1)}」に同じ。
(2)「へいほう(兵法){(2)}」に同じ。
ひょうほうじん
ひょうほうじん ヒヤウハフ― [3] 【兵法仁】
兵法の達人。兵法遣い。兵法者。「―は武士道に至れば,太刀つかはぬ人にも,あるげに候ふ/甲陽軍鑑(品四〇)」
ひょうほん
ひょうほん【標本】
a specimen;→英和
a sample.→英和
ひょうほん
ひょうほん ヘウ― [0] 【標本】
(1)動植物・鉱物その他の物を,ありのままの姿で保存するために,それらの個体もしくはその一部に適当な処理を施したもの。「―室」
(2)ある物の見本。ひな形。転じて,典型的なもの。「けちの―のような人」
(3)統計で,ある集団(母集団)の全部についてではなく,一部を抜き出して調査する場合の,その抜き出された個々の資料。サンプル。
ひょうほんか
ひょうほんか ヘウ―クワ [0] 【標本化】
連続的な信号(アナログ信号)から,一定の時間間隔ごとにその瞬間における値を取り出すこと。サンプリング。
ひょうほんちゅうしゅつ
ひょうほんちゅうしゅつ ヘウ―チウ― [0][5] 【標本抽出】
標本調査を行う場合の標本を,母集団から無作為に抜き出すこと。
ひょうほんちょうさ
ひょうほんちょうさ ヘウ―テウ― [5] 【標本調査】
母集団から標本を抜き出して,それについて調査し,数学的(確率論的)に母集団の性質を推測すること。
→抜き取り検査
ひょうぼ
ひょうぼ ヘウ― [1] 【漂母】
〔史記(淮陰侯伝)〕
放浪して飢えていた韓信に食を与えたという,洗濯を業とする老母。「一飯―を徳とす/虞美人草(漱石)」
ひょうぼう
ひょうぼう ヘウバウ [0] 【標榜】 (名)スル
(1)人の善行をたたえて,その事実を記し衆人に示すこと。
(2)主義・主張や立場などを,公然と表すこと。公然と唱えること。「民主主義を―する」
ひょうぼう
ひょうぼう【標榜する】
profess <oneself to be…> ;→英和
stand for <democracy> ;advocate.→英和
ひょうまづく
ひょうまづ・く ヒヤウマ― (動カ四)
ちゃかす。からかう。「こちらの手付とはたんとも違はぬ,なあ大作,と―・いて言ふ/歌舞伎・韓人漢文」
ひょうみん
ひょうみん ヘウ― [0] 【漂民】
漂着した人。
ひょうむ
ひょうむ [1] 【氷霧】
⇒こおりぎり(氷霧)
ひょうめい
ひょうめい ヘウ― [0] 【表明】 (名)スル
態度や決意などをはっきりとあらわし示すこと。「反対の態度を―する」
ひょうめい
ひょうめい【表明】
(an) expression;→英和
(a) manifestation;(a) declaration.→英和
〜する express;→英和
manifest;→英和
declare.→英和
ひょうめん
ひょうめん ヘウ― [3] 【表面】
(1)物の一番外側あるいは上側の部分。おもて。
⇔裏面
「―に傷をつける」「水の―」
(2)外から目につく部分。外見。うわべ。
⇔裏面
「―だけとりつくろう」
(3)〔物・化〕 液相または固相と気相(または真空)とが接触しているときの境界面。
ひょうめん
ひょうめん【表面】
the (sur)face.〜的な superficial (うわべの);→英和
outward (外面の).→英和
〜的に(は) superficial(ly);outward(ly);on the face of it.〜化する come up to the surface.→英和
‖表面張力《物》surface tension.
ひょうめん
ひょうめん [0] 【氷面】
氷の表面。
ひょうめんか
ひょうめんか ヘウ―クワ [0] 【表面化】 (名)スル
今まで知られなかったことが,広く知られるようになってくること。「内紛が―する」
ひょうめんかっせいざい
ひょうめんかっせいざい ヘウ―クワツセイ― [7] 【表面活性剤】
⇒界面活性剤(カイメンカツセイザイ)
ひょうめんきんり
ひょうめんきんり ヘウ― [5] 【表面金利】
金融機関が資金を貸し出す際,借主と約定した金利。クーポン-レート。
ひょうめんこうか
ひょうめんこうか ヘウ―カウクワ [5] 【表面硬化】
(1)ゴムなどの弾性物質を空気中に放置すると,材質の酸化などにより表層部からだんだん弾性を失い固くなってゆくこと。
(2)鋼の表面層だけを硬化させ,内部に靭性(ジンセイ)を残しておく処理法。表面の耐摩耗性・耐疲労性を増すために行う。
ひょうめんしょく
ひょうめんしょく ヘウ― [3] 【表面色】
⇒反射色(ハンシヤシヨク)
ひょうめんしょり
ひょうめんしょり ヘウ― [5] 【表面処理】
材料表面の美化・硬化また耐食化などのために行う種々の処理の総称。
ひょうめんせき
ひょうめんせき ヘウ― [3] 【表面積】
立体の表面の面積。
ひょうめんぜいりつ
ひょうめんぜいりつ ヘウ― [5] 【表面税率】
税法や条例に規定され,課税所得に適用される税率。
→実効税率
ひょうめんだんせいはそし
ひょうめんだんせいはそし ヘウ― [10] 【表面弾性波素子】
⇒ソウ(SAW)
ひょうめんちょうりょく
ひょうめんちょうりょく ヘウ―チヤウ― [5] 【表面張力】
液体の表面がみずから収縮してできるだけ小さな表面積となろうとする力。液体分子間に働く引力によって起こる。水滴が丸い粒になったり,乾いた針を静かに水面におくと浮かんだりするのはこの力による。
ひょうめんちょうりょくは
ひょうめんちょうりょくは ヘウ―チヤウリヨク― [8] 【表面張力波】
表面張力が主な復元力として働く水面波。水深の深い水の表面では波長が1.7センチメートル以下の波がこれに当たる。
ひょうめんてき
ひょうめんてき ヘウ― [0] 【表面的】 (形動)
うわべだけにとどまっているさま。外面的。「―には平静を装っていた」
ひょうめんは
ひょうめんは ヘウ― [3] 【表面波】
媒質の表面または境界面に沿って伝わる波。地表を伝わる地震波がその例。また,水深が波長に比べて十分に大きい場合の,水面の波をいう。風波やうねりなど。
ひょうもく
ひょうもく ヘウ― [0] 【標目】
(1)めじるし。目標。
(2)目録。目次。
ひょうもの
ひょうもの ヘウ― [0] 【俵物】
「たわらもの(俵物)」に同じ。
ひょうもん
ひょうもん [0] 【氷紋】
(1)窓に付着した霜など,氷が示す紋様。
(2)氷結した湖や池の表面に見られる,放射状や同心円状などの模様。氷と表面に積もっている雪や噴出した水が関与して生じる。
ひょうもん
ひょうもん ヒヤウ― [0] 【平文】
(1)漆工芸技法の一。金銀の薄い延べ板を模様に切り,これを漆面にはり,さらに漆で塗り埋めたのちに平らに研ぎ出したもの。奈良時代に唐より伝来,平安時代盛んに行われた。ひらもん。
〔平文は日本名,中国名は平脱(ヘイダツ)〕
→金貝(カナガイ)
(2)装束に用いた,種々の色で染めたり織り出したりした文様。
ひょうもん
ひょうもん ヘウ― [0] 【豹文・豹紋】
豹の毛皮の斑紋。また,それに似た斑紋。
ひょうもんちょう
ひょうもんちょう ヘウ―テフ [3] 【豹紋蝶】
(1)タテハチョウ科のヒョウモンチョウ亜科に属するチョウの総称。日本にはコヒョウモン・ホソバヒョウモンなど一五種がある。
(2){(1)}の一種。開張約6センチメートル。橙黄色の地に黒斑が散在する。幼虫はワレモコウの葉を食う。本州の山地と北海道に分布。ナミヒョウモン。ヒョウモン。
ひょうや
ひょうや [1] 【氷野】
氷におおわれた野原。氷原。
ひょうよう
ひょうよう ヘウエウ [0] 【飄揺】 (名)スル
■一■ (名)
布などがひるがえり動くこと。「―する事,紅花の旋風に翻るに似たり/盛衰記 28」
■二■ (ト|タル)[文]形動タリ
布などがひるがえるさま。「意気―として太虚に游飛するが如く/三酔人経綸問答(兆民)」
ひょうよう
ひょうよう ヘウヤウ [0] 【飄揚・飄颺】 (名)スル
布などがひるがえり舞い上がること。「他より之を見れば心魂已に天外に―するかと疑ふも亦可なり/花柳春話(純一郎)」
ひょうよみ
ひょうよみ【票読みする】
count the ballots[votes];estimate the number of votes <in favor of a person> .
ひょうよみ
ひょうよみ ヘウ― [0] 【票読み】 (名)スル
(1)投票された票を数えること。
(2)選挙前に,得票数を予想すること。「―の段階にはいる」
ひょうらく
ひょうらく ヘウ― [0] 【漂落・飄落】 (名)スル
(1)おちること。また,おちぶれること。「志の壮偉なる事は全盛の平家を倒して孤島―の人を起す程にありて/心機妙変を論ず(透谷)」
(2)(波や風に)ただよいさすらうこと。「風潮便を失して,―して此に投せり/続紀(天平一一)」
ひょうらん
ひょうらん ヒヤウ― 【兵乱】
⇒へいらん(兵乱)
ひょうり
ひょうり ヘウ― [1] 【表裏】 (名)スル
(1)表と裏。また,物の表と裏の関係にあること。「―を成す」「物質界と―して…精神界が別にあると/平凡(四迷)」
(2)外面と内情とが食い違うこと。また,外面に出る言葉や態度と内心が食い違うこと。陰ひなたがあったり,うそを言ったりすること。「―なく働く」「―のある行動」
ひょうり
ひょうり【表裏】
(1)[物の両面]two[both]sides <of a thing> .
(2)[二心]dishonesty.→英和
〜のない(ある) (dis)honest.→英和
ひょうりいったい
ひょうりいったい ヘウ― [1] 【表裏一体】
相反するかに見える二つのものが,根本では密接につながっていること。また,その関係。「―をなすもの」
ひょうりもの
ひょうりもの ヘウ― 【表裏者】
うらおもてのある者。うそつき。「やあ卑怯至極の―/浄瑠璃・神霊矢口渡」
ひょうりゃく
ひょうりゃく ヘウ― [0] 【剽掠・剽略】 (名)スル
脅かして他人の物を強奪すること。
ひょうりゅう
ひょうりゅう【漂流する】
drift (about).→英和
‖漂流者 a castaway;a shipwrecked person.漂流船 a drifting ship.漂流物 a drift.
ひょうりゅう
ひょうりゅう ヘウリウ [0] 【漂流】 (名)スル
(1)船などが海上をただよい流されること。「嵐の海を―する」「―物」
(2)あてもなくさすらうこと。「余の考えがここ迄―して来た時に/草枕(漱石)」
ひょうりゅうびん
ひょうりゅうびん ヘウリウ― [3] 【漂流瓶】
⇒海流瓶(カイリユウビン)
ひょうりょう
ひょうりょう ヒヤウリヤウ [0] 【秤量】 (名)スル
(1)秤(ハカリ)で重さをはかること。「金を―する」
(2)秤で正確にはかれる最大重量。「―一〇キロの秤」
ひょうりょうかへい
ひょうりょうかへい ヒヤウリヤウクワ― [5] 【秤量貨幣】
⇒称量(シヨウリヨウ)貨幣
ひょうりょうびん
ひょうりょうびん ヒヤウリヤウ― [3] 【秤量瓶】
少量の液体や粉末の質量を精密に秤量する際に,それを入れる蓋(フタ)付きの瓶。試料の蒸発・飛散・吸湿・異物混入などを防ぐ。はかり瓶。
ひょうりん
ひょうりん [0] 【氷輪】
冷たく輝く月。
ひょうれい
ひょうれい [0] 【憑霊】
霊魂がのりうつること。憑依。
→脱魂
ひょうれい
ひょうれい ヘウ― [0] 【漂零・飄零】 (名)スル
(1)葉や花びらが,風でひらひら落ちること。「野色研然桃李―して暮春の風光愛す可し/航西日乗(柳北)」
(2)おちぶれさすらうこと。「胡地万里の沙漠に―して/佳人之奇遇(散士)」
ひょうろ
ひょうろ ヘウ― [1] 【表露】 (名)スル
表にあらわれること。表にあらわすこと。「其人の怯懦を―して/露団々(露伴)」
ひょうろう
ひょうろう ヒヤウラウ [0] 【兵糧・兵粮】
(1)将兵の糧食。
(2)近世,武家の食糧とする米。
ひょうろう
ひょうろう ヘウラウ [0] 【漂浪】 (名)スル
あてもなくさまようこと。さすらうこと。「曾て―生活を送つたことのある大阪の土地や/黴(秋声)」
ひょうろう
ひょうろう【兵糧】
food;→英和
provisions.〜攻めにする starve out <the enemy> .
ひょうろうぜめ
ひょうろうぜめ ヒヤウラウ― [0] 【兵糧攻め】
食糧補給の道を断って敵の戦闘力を弱らせる攻め方。兵糧詰め。食(ジキ)攻め。
ひょうろうまい
ひょうろうまい ヒヤウラウ― [0] 【兵糧米】
(1)兵乱時に,武士に供給される米。
(2)中世内乱期,歴代の武家政権が兵糧補給の名目で荘園・国衙領を問わず一律に課した臨時税の一種。
ひょうろうりょうしょ
ひょうろうりょうしょ ヒヤウラウレウ― [5] 【兵粮料所】
中世,年貢の一部もしくは全部が,武家政権の許に兵糧米として供出されることが定められた所領。
ひょうろく
ひょうろく ヘウ― [0] 【表六】
まぬけな人をあざけっていう語。
ひょうろくだま
ひょうろくだま ヘウ― [0] 【表六玉】
「表六」に同じ。
ひょうろん
ひょうろん【評論】
(a) criticism;→英和
a comment;→英和
a review.→英和
〜する criticize;→英和
comment <on> ;review.‖評論家 a critic;a reviewer.
ひょうろん
ひょうろん ヒヤウ― [0] 【評論】 (名)スル
物事の善悪・価値などについて批評し,論じること。また,それを記した文。
ひょうろんか
ひょうろんか ヒヤウ― [0] 【評論家】
(1)評論を職業とする人。「文芸―」「政治―」
(2)自らは手を下さず,意見や批評を述べるだけの人を皮肉めかしていう語。
ひょうわれ
ひょうわれ ヘウ― [0] 【票割れ】
選挙で,複数の立候補者に票が分散すること。「乱立による―」
ひょぐる
ひょぐ・る (動ラ四)
小便を勢いよくする。「その小便を―・る内,最う,尖頭(サキ)の方は氷りやす/滑稽本・浮世風呂 4」
ひょこひょこ
ひょこひょこ [1] (副)スル
(「と」を伴っても用いる)
(1)小きざみにはねるさま。ぴょこぴょこ。「ウサギが―(と)はねる」
(2)気軽に出歩くさま。ひょいひょい。「どこへでも―(と)でかける」
ひょっくり
ひょっくり (副)
「ひょっこり」に同じ。
ひょっこり
ひょっこり [3] (副)
(「と」を伴っても用いる)
(1)思いがけず人に出会うさま。「一〇年ぶりに―(と)たずねてきた」
(2)不意に現れるさま。「タケノコが―(と)生えてきた」
ひょっこり
ひょっこり
⇒ひょいと.
ひょっと
ひょっと [0][1] (副)スル
(1)不意に。突然に。「―思いつく」「―顔を出す」
(2)万一。ひょっとして。ひょっとすると。「―人違ひの手紙ではないかと思つて/人情本・英対暖語」
(3)物が突き出るさま。にゅっと。「腰の太い,尻の―出た女子(オナゴ)/浄瑠璃・生玉心中(上)」
ひょっと
ひょっと
by chance.〜したら perhaps;→英和
<It> may possibly <be true> .
ひょっと=したら
――したら
もしかしたら。ひょっとすると。
ひょっと=して
――して
もしかして。万が一にも。「―火事にでもなったらどうする」
ひょっと=すると
――すると
もしかすると。ひょっとしたら。「―雨になるかもしれない」
ひょっとこ
ひょっとこ
a clown.→英和
ひょっとこ
ひょっとこ [0]
〔火吹き竹で火を吹く「火男(ヒオトコ)」の転〕
(1)片目が小さくて,口のとがった男の滑稽な顔つきの面。また,それをつけて踊る踊り。
(2){(1)}に似た顔の男。また,男性をののしっていう語。「―野郎」
ひょろける
ひょろ・ける [0] (動カ下一)
足元が定まらずよろける。ひょろつく。「腰が―・ける」
ひょろつく
ひょろつく
stagger;→英和
reel.→英和
ひょろつく
ひょろつ・く [0] (動カ五[四])
足元が定まらずよろける。「足元が―・いている」
ひょろながい
ひょろながい【ひょろ長い】
lanky.→英和
ひょろながい
ひょろなが・い [4] 【ひょろ長い】 (形)
ひょろりと長い。細くて長い。「電柱のように―・い男」
[派生] ――さ(名)
ひょろひょろ
ひょろひょろ
〜歩く stagger;→英和
reel <along the street> .→英和
〜と staggeringly.〜した staggering;→英和
[細長い]slim;→英和
lanky.→英和
ひょろひょろ
ひょろひょろ
■一■ [1] (副)スル
(「と」を伴っても用いる)
(1)足がよろめいてしっかりしないさま。ひょろり。「―(と)した足どり」
(2)細長くのびて弱々しいさま。ひょろり。「背ばかり―(と)伸びた子供」「―した松の木」
■二■ [0] (形動)
細長くて弱々しいさま。「やせて―な男」
ひょろり
ひょろり [2][3] (副)
(多く「と」を伴って)
(1)「ひょろひょろ{■一■(1)}」に同じ。「― ―(と)歩く」
(2)「ひょろひょろ{■一■(2)}」に同じ。「青白く―(と)した少年」
(3)抵抗なく抜け出るさま。するり。「組みは組んでもしめねば,左右へ―と離れ/浄瑠璃・平家女護島」
ひょろ長い
ひょろなが・い [4] 【ひょろ長い】 (形)
ひょろりと長い。細くて長い。「電柱のように―・い男」
[派生] ――さ(名)
ひょろ長い
ひょろながい【ひょろ長い】
lanky.→英和
ひょんな
ひょんな [1][0] (連体)
思いがけないさま。意外な。奇妙な。「―所で出会う」「―ことから知りあう」
ひょんな
ひょんな
strange;→英和
unexpected.→英和
ひょんのき
ひょんのき [1] 【瓢の木】
イスノキの別称。
→ひょんのみ
ひょんのふえ
ひょんのふえ [1] 【瓢の笛】
「ひょんのみ(瓢の実)」を笛として吹き鳴らすもの。[季]秋。
ひょんのみ
ひょんのみ [1] 【瓢の実】
イスノキの葉にできた壺形の虫こぶ。その中の虫が飛び出して中空になったものを,子供たちが笛のように吹き鳴らす。いすの実。[季]秋。
ひよ
ひよ [1] 【鵯】
「ひよどり(鵯)」に同じ。[季]秋。
ひよう
ひよう [1] 【費用】
(1)ある事のために必要な金銭。ついえ。
(2)ある生産活動のために消費される金銭。すなわち生産要素・生産財に支払われる対価。
ひよう
ひよう【費用】
(a) cost;→英和
expense(s).→英和
…の〜で at the cost of <1,000 yen> .自分の〜で at one's (own) expense.〜にかまわず regardless of expense.〜のかかる expensive;→英和
costly.〜はどれくらいか How much does it cost <to do> .
ひよう
ひよう [0] 【日傭】
一日に限って雇うこと。ひやとい。
ひよう
ひよう [0] 【比容】
単位質量(1グラム)の物体の持つ体積。密度の逆数に等しい。比体積。
ひよう
ひよう [0] 【飛揚】 (名)スル
飛んで空高くあがること。「炎風の日は砂塵(スナチリ)―し/新聞雑誌 51」
ひよう
ひよう [0] 【秘要】
秘している重要な事柄。奥義。秘訣(ヒケツ)。
ひようこうかぶんせき
ひようこうかぶんせき [7] 【費用効果分析】
ある目的を達成するための諸案の費用と効果を比較検討し,優先順位を明らかにすること。効果については,金額表示されるとは限らない点が,費用便益分析と異なる。
ひようしゃ
ひようしゃ [2] 【被用者・被傭者】
他人に雇われている人。
ひようしゃほけん
ひようしゃほけん [5] 【被用者保険】
社会保険制度のうち,被用者を対象とする保険の総称。
ひようだおれ
ひようだおれ【費用倒れになる】
do not pay.
ひようとり
ひようとり [2][0] 【日傭取り】
日雇いで働くこと。また,その人。
ひようべんえきぶんせき
ひようべんえきぶんせき [8] 【費用便益分析】
〔cost-benefit analysis〕
ある案の採否決定にあたり,その実現に要する費用とそれによって得られる便益とを評価し比較することによって採否を決定する方法。
→費用効果分析
ひよく
ひよく【肥沃な】
fertile;→英和
rich.→英和
ひよく
ひよく [0][1] 【比翼】
(1)二羽の鳥が互いにそのつばさを並べること。
(2)「比翼の鳥」の略。
(3)「比翼仕立て」の略。
(4)「比翼紋」の略。
ひよく
ひよく [0] 【肥沃】 (名・形動)[文]ナリ
土地が肥えていて作物がよくできる・こと(さま)。「―な土地」
ひよく=な三日月地帯
――な三日月地帯
〔Fertile Crescent〕
西アジア,メソポタミアからシリア{(1)}に連なる三日月形の農耕地帯。古代オリエント文明の中心地で,最古の農耕文化はこの地域でおこった。広義には,エジプトのナイル川流域も含める。
ひよくござ
ひよくござ [3] 【比翼茣蓙】
男女の共寝用に,二枚の寝茣蓙を並べて縫い合わせたもの。江戸吉原で夏季に用いたという。
ひよくじたて
ひよくじたて [4] 【比翼仕立て】
(1)和裁で,襟・袖口・振り・裾を二枚重ねに見せる仕立て。留袖に多く用いられる。人形仕立て。
(2)洋裁で,ボタン掛けの所を二重にして,ボタンが見えないようにする仕立て。比翼。
ひよくそう
ひよくそう [0] 【比翼草】
ゴマノハグサ科の多年草。日当たりの良い草地に自生。高さ約40センチメートル。葉は対生し,卵形。夏,上方の葉腋(ヨウエキ)から細長い総状花序が対をなして出,淡紫色の小花をつける。
ひよくづか
ひよくづか [3] 【比翼塚】
相愛の男女や心中した男女を葬った墓。めおと塚。
ひよくづくり
ひよくづくり [4] 【比翼造り】
同じ形の建物を前後に二つ並べた造り。
ひよくど
ひよくど [3] 【肥沃土】
よく肥えた土。肥沃な土壌。
ひよくどり
ひよくどり [3] 【比翼鳥】
スズメ目フウチョウ科の小鳥。体長16センチメートルほど。雄は背面と喉が光沢のある赤紅色。腹は白,胸に緑の横帯がある美しい鳥。胸に扇形の飾り羽があり,二本の針金状の長い尾をもつ。樹洞に営巣。ニューギニア産。
ひよくのとり
ひよくのとり 【比翼の鳥】
(1)中国での,想像上の鳥。雌雄が各々つばさと目を一つずつもち,つねに雌雄一体となって飛ぶという鳥。男女の仲の深いこと,愛情がこまやかなことをたとえていう。羽を交(カワ)せる鳥。比翼。
(2)ゴクラクチョウの異名。
ひよくひば
ひよくひば [4] 【比翼檜葉】
イトヒバの別名。
ひよくもん
ひよくもん [3] 【比翼紋】
相愛の男女が各々の定紋を組み合わせて作った紋。二つ紋。比翼。
ひよくれんり
ひよくれんり [4][1][1] 【比翼連理】
〔「比翼の鳥」と「連理の枝」の意〕
男女がきわめて仲むつまじいことのたとえ。
ひよくギセル
ひよくギセル [4] 【比翼―】
雁首(ガンクビ)が一つで吸い口が二本に分かれ,男女が同時に喫煙できるキセル。また,一本のキセルで,男女むつまじく吸うこと。「―の薄煙/浄瑠璃・冥途の飛脚(下)」
ひよけ
ひよけ【日除け】
a sunshade;→英和
a blind (窓の).→英和
ひよけ
ひよけ [0] 【日除け・日避け】
(1)窓や店頭に取りつけて日光の直射を避けること。また,そのためのもの。日おおい。[季]夏。
(2)日焼けを防ぐためにさす女物の傘。日傘。パラソル。
ひよけ
ひよけ [0][3] 【火除け】
(1)火事の燃え移ってくるのを防ぐこと。また,そのための設備など。
(2)神仏の力を借りて火災を避けること。火伏せ。「―のお守り」
ひよけざる
ひよけざる [4] 【日避猿】
皮翼(ヒヨク)目の哺乳類。マレーヒヨケザルとフィリピンヒヨケザルの二種がある。頭胴長43センチメートル内外。樹上にすみ,外形はムササビに似て飛膜をもち,滑空する。食物は植物性。顔はキツネザルに似る。コウモリザル。
日避猿[図]
ひよけち
ひよけち [3] 【火除け地】
江戸時代,火災の延焼を防ぎ,また火事の際の避難場所とするため特に設けたあき地。平時は種々の興行の場所として使用された。
ひよけぶね
ひよけぶね [4] 【日除け船】
江戸時代,江戸市中の水上交通や船遊びに重用された,簡素な板屋根つきの小船。大形船の屋形船に対して,俗に屋根船と呼ばれた。
ひよこ
ひよこ [0] 【雛】
(1)鳥,特に,ニワトリのひな。ひよっこ。
(2)十分に成長せず,未熟なもの。幼稚なもの。ひよっこ。「技術者としてまだほんの―だ」
ひよこ
ひよこ【雛】
a chick;→英和
a chicken.→英和
ひよこまめ
ひよこまめ [3] 【雛豆】
マメ科の一年草。地中海沿岸地方原産。半つる性で高さは約50センチメートル。花は白色。ひよこの頭のような形をした種を,粉にして小麦粉と混ぜてパンにしたり,煮て食べる。エジプト豆。ガルバンソ。チックピー。
ひよしじんじゃ
ひよしじんじゃ 【日吉神社】
⇒日吉大社(ヒエタイシヤ)
ひよしづくり
ひよしづくり [4] 【日吉造り】
⇒日吉造(ヒエヅク)り
ひよしまる
ひよしまる 【日吉丸】
豊臣秀吉の幼名。
ひよっこ
ひよっこ [0] 【雛】
〔「ひよこ」の促音添加〕
(1)「ひよこ(雛){(1)}」に同じ。
(2)「ひよこ(雛){(2)}」に同じ。
ひよどり
ひよどり【鵯】
《鳥》a bulbul.→英和
ひよどり
ひよどり [0][2] 【鵯】
スズメ目ヒヨドリ科の鳥。全長28センチメートル内外。全身暗灰色,頬は茶色。尾はやや長めで,波形を描いて飛ぶ。全国の常緑広葉樹林に生息する。近年は都会でよく見られる。ヒーヨヒーヨとやかましい声で鳴く。ヒヨ。ヒエドリ。[季]秋。
鵯[図]
ひよどりごえ
ひよどりごえ 【鵯越】
神戸市の市街地北方にある六甲山地の西部を横切る山道。一ノ谷の合戦における源義経の「鵯越のさか落とし」の奇襲で知られる。
ひよどりじょうご
ひよどりじょうご [5] 【鵯上戸】
ナス科のつる性多年草。山野に生える。全体に軟毛がある。葉は狭卵形で,下部のものは三〜五裂する。葉柄で他物にからむ。夏から秋に,白色の小花をつける。花冠は五裂し,裂片は強くそり返る。液果は球形で赤く熟し,ヒヨドリが好むという。
ひよどりばな
ひよどりばな [4] 【鵯花】
キク科の多年草。山野に自生。フジバカマに似るが,茎に紫色の斑点と毛がある。葉は対生し,広披針形。八〜一〇月,白色ときに帯紫色の小頭花を多数つける。
鵯花[図]
ひよひよ
ひよひよ [1]
■一■ (副)
(1)(赤ん坊のひよめきなどが)弱々しく動くさま。ひくひく。
(2)ひな鳥などの鳴き声を表す語。ぴよぴよ。「にはとりのひなの…―とかしがましう鳴きて/枕草子 151」
■二■ (名)
(1)赤ん坊。「―の内はていしゆにねだりよい/柳多留(初)」
(2)ひよこ。
ひよみ
ひよみ 【日読み】
(1)暦。
(2)十二支のこと。
ひよみのうま
ひよみのうま 【日読みの午】
(「馬」に対して)暦に用いる「ウマ」の字。すなわち,「午」の字。
ひよみのとり
ひよみのとり 【日読みの酉】
(1)(「鳥」に対して)暦に用いる「トリ」の字。すなわち「酉」の字。
(2)〔「酒」の字の旁(ツクリ)から〕
酒のこと。
ひよめき
ひよめき [0] 【顋門・顖門】
〔ひよひよと動く意から〕
乳児の泉門(センモン)。
ひより
ひより [0] 【日和】
(1)天候。天気。空模様。「よい―」
(2)晴れていること。天気のいいこと。「秋―」「小春―」
(3)その事をするのに都合のよい天候。「野球―」「運動会―」
(4)「日和下駄」の略。
(5)海上の空模様。海路の天候。「風もなみ―よくとも郭公なくとまりをば出でじとぞ思ふ/為忠百首(木工頭)」
(6)船の航行によい天候。船出によい天候。「明日は―と出づる舟人/新撰六帖 3」
ひより
ひより [0] 【莩】
アシの茎の内側にある薄い皮。
ひより
ひより【日和】
weather;→英和
fine weather.〜見的態度をとる sit on the fence.→英和
‖日和見主義者 an opportunist.
ひよりげた
ひよりげた [3][0] 【日和下駄】
晴天の日にはくのに向いた,歯の低い差し歯の下駄。
ひよりつづき
ひよりつづき [4] 【日和続き】
晴天の日が続くこと。
ひよりまち
ひよりまち [0] 【日和待ち】
航海に適した天候や風を得るため,港に停泊して待機すること。
ひよりみ
ひよりみ [0] 【日和見】
(1)物事のなりゆきを見て,有利な方につこうとすること。洞ヶ峠(ホラガトウゲ)。
(2)天候のようすを見ること。
ひよりみかんせん
ひよりみかんせん [5] 【日和見感染】
ふだんは病原性がないかまたはあっても毒性の弱い微生物が,宿主の免疫能力が低下したときに感染症を引き起こすこと。
ひよりみしゅぎ
ひよりみしゅぎ [5] 【日和見主義】
形勢により,有利な方につこうとして,事態のなりゆきに対して傍観者的態度をとること。機会主義。オポチュニズム。
ひよりもうし
ひよりもうし 【日和申し】
長雨の際,天気がよくなるように神に祈ること。日和乞い。
ひよりやま
ひよりやま [0] 【日和山】
日和待ちの船乗りが日和見をするために利用した港付近の小山。
ひよる
ひよ・る [2] 【日和る】 (動ラ五)
〔「日和(ヒヨリ)見」から。主に学生が用いる〕
日和見{(1)}をして妥協する。「―・った態度」
ひよわ
ひよわ [0] 【ひ弱】 (形動)[文]ナリ
〔「ひ弱い」の語幹から〕
弱々しいさま。「―な体」「―に育った子供」
[派生] ――さ(名)
ひよわい
ひよわい【ひ弱い】
delicate;→英和
weak.→英和
ひよわい
ひよわ・い [3][0] 【ひ弱い】 (形)[文]ク ひよわ・し
〔「ひ」は接頭語〕
弱々しくもろい。弱々しい。虚弱だ。「見るからに―・い子供」「―・い経済基盤」
[派生] ――げ(形動)――さ(名)
ひら
ひら 【片・枚】 (接尾)
〔「ひら(平)」と同源〕
助数詞。花弁・葉・紙などのような,薄くて幅広く,平らなものを数えるのに用いる。枚(マイ)。「一―の花弁」
ひら
ひら 【平】
■一■ [1] (名)
(1)平らなこと。ひらたいこと。「―屋根」
(2)平凡なこと。並みであること。「―商人(アキンド)」
(3)役職についていないこと。「―の社員」
(4)建物の大棟に平行な側。
⇔端(ツマ)
(5)「平織り」に同じ。
(6)本の部分の名。製本で,表紙の平らな部分。
→製本
(7)「平椀(ヒラワン)」の略。
■二■ (接頭)
動作性の意の名詞に付いて,ただひたすらに…するの意を表す。「―あやまり」「―押し」
ひら
ひら【平の[普通の]】
ordinary;→英和
simple;→英和
mere.→英和
‖平社員 a mere clerk;the rank and file.
ひら
ひら [1] 【曹白魚】
ニシン目の海魚。全長約40センチメートル。体形・体色はややニシンに似るが,著しく側扁する。背面は直線状で尻びれの基底が長い。食用。中国では塩漬けや干物とする。南日本からインド洋にかけて分布。
ひらあしだ
ひらあしだ [3] 【平足駄】
歯の低い下駄。日和下駄など。
ひらあみ
ひらあみ [0] 【平編み】
筒形でなく,平面に編んだ棒針編み。
ひらあやまり
ひらあやまり【平謝り】
<make> a humble apology.
ひらあやまり
ひらあやまり [3] 【平謝り】
ただひたすらあやまること。「―にあやまる」
ひらい
ひらい 【飛来】
姓氏の一。
ひらい
ひらい [0] 【飛来】 (名)スル
飛んで来ること。「敵機が―する」
ひらい
ひらい [1][0] 【比来】
ちかごろ。このごろ。
ひらい
ひら・い 【平い】 (形)[文]ク ひら・し
〔中世後期の語〕
ひらたい。たいらだ。「匕(サジ)は匕箸と云てはしのさきの―・いものぞ/史記抄 11」
ひらい
ひらい ヒラヰ 【平井】
姓氏の一。
ひらい
ひらい [0] 【避雷】
落雷による被害を避けること。
ひらい
ひらい【飛来する】
come flying[by air (飛行機で)].
ひらいいっかん
ひらいいっかん 【飛来一閑】
⇒一閑(イツカン)
ひらいき
ひらいき [2] 【避雷器】
落雷から機器を保護する装置。一般に,保護される機器と大地との間を接続し,雷などによる異常電圧が加わると異常電流を大地に通して放電させ,保護するもの。
ひらいごんぱち
ひらいごんぱち ヒラヰ― 【平井権八】
江戸前期の武士。鳥取藩士であったが人を殺して退去。江戸で強盗殺人を犯し延宝年間(1673-1681)に磔(ハリツケ)になったという。歌舞伎の白井権八のモデル。
ひらいし
ひらいし [0] 【平石】
(1)平たい石。
(2)鉄平石(テツペイセキ)の別名。
ひらいしん
ひらいしん [0][2] 【避雷針】
落雷による被害を防ぐために,建造物の上に立てる金属棒。導線によって接地し,地中へ放電して雷撃を避ける。
ひらいしん
ひらいしん【避雷針】
a lightning rod.
ひらいずみ
ひらいずみ ヒライヅミ 【平泉】
姓氏の一。
ひらいずみ
ひらいずみ ヒライヅミ 【平泉】
岩手県南部の町。北上川西岸の平泉丘陵にあり,一一世紀末から一二世紀末にかけて,奥州藤原氏三代(清衡・基衡・秀衡)の根拠地として栄えた。中尊寺・毛越(モウツ)寺などがある。
ひらいずみきよし
ひらいずみきよし ヒライヅミ― 【平泉澄】
(1895-1984) 歴史学者。福井県の生まれ。東大教授。皇国史観の主導者となり学内に朱紅会を結成。敗戦の日に辞職。著「国史学の神髄」など。
ひらいた
ひらいた [0] 【平板】
薄く,平らな板。
ひらいたぶき
ひらいたぶき [0] 【平板葺き】
薄い金属板などを用いて,平たく屋根を葺くこと。
ひらいでいせき
ひらいでいせき 【平出遺跡】
長野県塩尻市にある古代の集落跡。縄文時代から平安時代に至る住居跡が発見されている。
ひらいと
ひらいと [0] 【平糸】
撚(ヨ)りをかけずに合糸した,柔らかい絹糸。刺繍(シシユウ)用。釜糸。
ひらいり
ひらいり [0] 【平入り】
建物の平{■一■(4)}に正面入り口があること。
⇔妻入り
ひらうち
ひらうち [0] 【平打ち】
(1)金属などを平たく打ちのばすこと。また,そうしたもの。
(2)ひもを平たく編むこと。また,そのひも。
(3)簪(カンザシ)の一種。銀などで平たく作り,家紋や花鳥を透かし彫りにしたもの。
→簪
(4)刀の刃の側面で打つこと。[日葡]
(5)手のひらで打つこと。平手打ち。
(6)調理する材料の形のまま,平らに串を打つこと。平串(ヒラグシ)。
ひらうちうどん
ひらうちうどん [5] 【平打ち饂飩】
平たく幅広に打ったうどん。ひらうどん。ひもかわうどん。
ひらうね
ひらうね [0] 【平畝】
作物を作るとき,畝を作らず,平らにならした畑地。
ひらお
ひらお [0] 【平緒】
束帯の際に佩用する飾り太刀・細太刀などにつける幅の広い平打ちの組緒。腰に巻いて余りを前に垂らす。
平緒[図]
ひらおかじんじゃ
ひらおかじんじゃ ヒラヲカ― 【枚岡神社】
東大阪市出雲井町にある神社。祭神は天児屋根命(アメノコヤネノミコト)・比売神(ヒメガミ)・武甕槌命(タケミカヅチノミコト)・斎主命(イワイヌシノミコト)。
ひらおし
ひらおし [0] 【平押し】
一気に押し進むこと。平討ち。ひたおし。「人間は活物,杓子定規の理屈で―には行ず/風流仏(露伴)」
ひらおしき
ひらおしき [3] 【平折敷】
四すみの角を切らない,四角なままの折敷。角不切(スミキラズ)。
ひらおだい
ひらおだい ヒラヲ― 【平尾台】
福岡県北九州市小倉南区にある石灰岩台地。鍾乳洞・ドリーネなどカルスト地形が発達。天然記念物。
ひらおび
ひらおび [0] 【平帯・褶・枚帯】
(1)古代,礼服着用の際,男は袴(ハカマ)の上に,女は唐衣(カラギヌ)の上に着けた裳(モ)。ひらみ。
(2)平打ちの帯。半臂(ハンピ)の単(ヒトエ)。
ひらおめし
ひらおめし [4] 【平御召】
平織りの御召縮緬(チリメン)。
ひらおよぎ
ひらおよぎ【平泳ぎ】
the breast stroke.〜をする swim on one's chest.‖平泳ぎ選手 a breaststroker.
ひらおよぎ
ひらおよぎ [3] 【平泳ぎ】
泳法の一。うつぶせになって,手は同時に水平に水をかき,足は蛙足(カエルアシ)を用いる泳ぎ方。蛙泳ぎ。ブレスト。
ひらおり
ひらおり【平織】
plain weave.
ひらおり
ひらおり [0] 【平織(り)】
織物の基本組織の一。経(タテ)糸と緯(ヨコ)糸を交互に交差させて織る最も単純な組織。また,その織物。平。平地。
ひらか
ひらか 【平瓮】
さかずきに似た平たい土器。「天の―八十枚を造り/日本書紀(神武訓注)」
ひらか
ひらか ヒラカ 【平賀】
青森県中南部,南津軽郡の町。西部は津軽平野,東部は奥羽山脈に続く山地。リンゴの産地。
ひらか
ひらか 【平鹿】
秋田県南東部,平鹿郡の町。横手盆地南部に位置し,リンゴを特産。
ひらかた
ひらかた 【枚方】
大阪府北東部,淀川東岸にある市。古く淀川の河港・京街道の宿駅。各種工場の進出と,住宅地化が進む。
ひらかど
ひらかど [0] 【平門】
「ひらもん(平門)」に同じ。
ひらかなせいすいき
ひらかなせいすいき 【ひらかな盛衰記】
人形浄瑠璃。時代物。文耕堂・三好松洛・浅田可啓・竹田小出雲・千前軒作。1739年初演。梶原源太景季と腰元千鳥のちに遊女梅ヶ枝の恋愛と木曾義仲の忠臣樋口次郎兼光が主君の子を擁立する苦心を軸に構成したもの。現在は「源太勘当」「逆艪(サカロ)」「神崎揚屋」などが上演される。
→逆艪
ひらかな盛衰記
ひらかなせいすいき 【ひらかな盛衰記】
人形浄瑠璃。時代物。文耕堂・三好松洛・浅田可啓・竹田小出雲・千前軒作。1739年初演。梶原源太景季と腰元千鳥のちに遊女梅ヶ枝の恋愛と木曾義仲の忠臣樋口次郎兼光が主君の子を擁立する苦心を軸に構成したもの。現在は「源太勘当」「逆艪(サカロ)」「神崎揚屋」などが上演される。
→逆艪
ひらからもん
ひらからもん [4][3] 【平唐門】
平入りで,側面に唐破風のついた門。
平唐門[図]
ひらかれた
ひらかれた 【開かれた】 (連語)
だれにも開放されている。閉鎖的でない。「―大学」
ひらかんむり
ひらかんむり [3] 【平冠】
「ワ冠(カンムリ)」に同じ。
ひらが
ひらが 【平賀】
姓氏の一。
ひらがい
ひらがい [0] 【平飼い】
鶏などを地面や土間で飼育すること。
→バタリー飼育
ひらがげんない
ひらがげんない 【平賀源内】
(1728-1779) 江戸中期の本草学者・戯作者。本名国倫(クニトモ),字(アザナ)は子彝(シイ),号は鳩渓。筆名,風来山人。浄瑠璃作者名,福内鬼外(フクウチキガイ)。讃岐の人。長崎・江戸で本草学・物産学・国学・蘭学を学び,物産会の開催,火浣布(カカンプ)の考案,エレキテルの実験,鉱山の開発など自然科学・殖産事業に活躍。また,戯作・浄瑠璃にも手を染めるなど鬼才ぶりを発揮。門弟を斬り,捕らわれて獄死。著「風流志道軒伝」「根無草」「風来六部集」,浄瑠璃「神霊矢口渡」など。
ひらがしゅくがく
ひらがしゅくがく 【平賀粛学】
1939年(昭和14)東大経済学部に起きた粛清事件。同学部教授河合栄治郎の著書発禁事件を契機に学部内に対立が生ずるや,総長平賀譲が両派の中心であった河合・土方成美両教授を休職処分とし,それを不服とする両派の教授多数が辞表を提出した事件。
ひらがたき
ひらがたき [3] 【平敵】
歌舞伎で,軽く安っぽい平凡な敵役の称。端敵(ハガタキ)。
ひらがな
ひらがな [3] 【平仮名】
仮名の一種。平安初期に成立した音節文字の一。漢字の草体から作られた草仮名の字体をさらに簡略にしたもの。はじめは主に女性が用いたので,女手・女文字などと呼ばれた。種々の異体字があったが,1900年(明治33)の「小学令施行規則」改正で,現行字体の四八字に統一された。
→片仮名
→仮名
→変体仮名
ひらがな
ひらがな【平仮名】
hiragana.
ひらがね
ひらがね [0] 【平鉦】
仏具の一。念仏するとき伏せておいて,撞木(シユモク)でたたきならすかね。たたきがね。鉦鼓。
ひらがま
ひらがま [0] 【平釜】
平たくて浅い茶釜。
ひらがもとよし
ひらがもとよし 【平賀元義】
(1800-1865) 江戸後期の国学者・歌人。備前岡山藩士,のち脱藩。賀茂真淵に私淑,万葉調の相聞歌を多く詠む。「吾妹子(ワギモコ)」という語を愛用したので,吾妹子歌人と称される。美作(ミマサカ)に楯之舎塾を開く。著「平賀元義歌集」など。
ひらがゆずる
ひらがゆずる 【平賀譲】
(1878-1943) 造船工学者。広島の生まれ。東大卒。造船中将。戦艦長門・陸奥,古鷹・妙高型重巡,軽巡夕張など当時の水準を抜く軍艦を設計。1938年(昭和13)東大総長就任直後,いわゆる「平賀粛学」を行なった。
ひらがわら
ひらがわら [3] 【平瓦】
反りのついた板状の瓦。本瓦葺(ブ)きで,伏せて用いる丸瓦と組み合わせて交互に葺く。牝瓦(メガワラ)。
→丸瓦
→本瓦葺き
ひらがんな
ひらがんな [3] 【平鉋】
平たい台に刃をつけ,平らな面を削る鉋。反り台の鉋に対していう。
ひらき
ひらき【開き】
(1)[出入り口]an opening;→英和
a closet (戸棚).→英和
(2)[差異]difference <between> ;→英和
distance;→英和
a gap.→英和
ひらき
ひらき [3] 【開き】
(1)開くこと。「扉の―が悪い」
(2)花が咲くこと。「今年は花の―がおそい」
(3)二つ以上の物の差。「理想と現実との―」「考え方に―がある」
(4)「開き戸」の略。
(5)〔結婚披露宴などの集まりで,「閉じる」「終える」というのを忌み嫌うことから〕
会などをおえること。「今日はこの辺でお―にする」
(6)魚などの腹をさき,はらわたをとり,開いた干物。「サンマの―」
(7)(野球・テニス・ゴルフなどで)球を打つときの体の向き。「体の―が早い」
(8)身をかわすこと。「足取,手の内四寸八寸,身の―/浄瑠璃・国性爺合戦」
(9)能・狂言の所作の一。三足または二足後退しながら両腕を横に広げるもの。
(10)和船用語。
(ア)和船の棚板・水押(ミオシ)・戸立(トダテ)などの取付角度を表す船大工用語。
(イ)帆船が横風や逆風で走るときの帆の状態をいう船方言葉。
(ウ)「開き走り」の略。
(11)「…びらき」の形で名詞の下に付く。
(ア)はじめることの意を表す。「海―」「プール―」
(イ)開くことの意を表す。「観音―」「両―」「内―」
ひらききじんじゃ
ひらききじんじゃ 【枚聞神社・開聞神社】
鹿児島県揖宿(イブスキ)郡にある旧国幣小社。祭神は枚聞神。発祥は開聞(カイモン)岳に対する山岳信仰という。薩摩国一の宮。
ひらきさげ
ひらきさげ [3] 【平きさげ】
きさげの一。先端が直線状で,主に機械部品の平面滑動部分の仕上げに用いる。
ひらきど
ひらきど【開き戸】
a (hinged) door.
ひらきど
ひらきど [3] 【開き戸】
蝶番(チヨウツガイ)や軸金物などによって回転して開閉する戸。片開きと両開きがある。
ひらきなおる
ひらきなお・る [5][0] 【開き直る】 (動ラ五[四])
急に態度を変えてきびしくなる。覚悟をきめて,ふてぶてしい態度に変わる。いなおる。「―・って反問する」
[可能] ひらきなおれる
ひらきなおる
ひらきなおる【開き直る】
turn <on a person> ;→英和
take a defiant attitude toward <a person> .
ひらきばしら
ひらきばしら [4] 【開き柱】
橋の両端の,上端に擬宝珠のある柱。
ひらきばしり
ひらきばしり [4] 【開き走り】
横風・逆風のときに開き帆で帆走すること。右舷からの風で走るのを面舵(オモカジ)走り,その反対を取舵(トリカジ)走りという。開き。
ひらきふう
ひらきふう [0] 【開き封】
封をしない書状。開封(カイフウ)。
ひらきぶみ
ひらきぶみ [3] 【開き文】
(1)封をしてない書状。
(2)家紋の一。巻紙を開いた形にかたどったもの。
ひらきぼ
ひらきぼ [3] 【開き帆】
横風・逆風で帆走するため,帆を追い風のときより右または左へ回した状態にすること。また,その帆。
ひらきまど
ひらきまど [4] 【開き窓】
蝶番(チヨウツガイ)や軸金物などによって回転して開閉する窓。
ひらきまめ
ひらきまめ [3] 【開き豆】
水煮の大豆。開運の縁起物として正月に食べる。
ひらきん
ひらきん [0] 【平金】
金箔(キンパク)を漆で鳥の子紙にはり,糸状に切ったもの。金襴などの緯(ヌキ)に使用する。
ひらぎ
ひらぎ 【柊】
「ひいらぎ」の転。
ひらぎぬ
ひらぎぬ [0][3] 【平絹】
たて糸・よこ糸とも同じ太さの糸を平織りにした生絹。薄地で,裏地などに用い,羽二重より質が劣る。へいけん。
ひらぎん
ひらぎん [0] 【平銀】
銀箔(ギンパク)を平金(ヒラキン)のように作ったもの。
ひらく
ひらく【開く】
(1) open;→英和
uncover;→英和
undo (包を);→英和
untie (ほどく).→英和
(2)[開始]open;start;→英和
found.→英和
(3)[開拓]develop;→英和
cultivate.→英和
(4)[道を]open <the way for> .
(5)[催す]hold;→英和
have;→英和
give <a party> .→英和
(6) ⇒咲く.
ひらく
ひら・く [2] 【開く】
■一■ (動カ五[四])
□一□(自動詞)
(1)さえぎっていた物が移動して,そこを通ったり見通したりできるようになる。
⇔しまる
⇔とじる
「風で戸が―・く」「窓が―・いて子供が顔を出す」
(2)閉じているものが,一点を支点として広がる。
⇔とじる
「傘が―・かない」
(3)先の方が広がる。
⇔とじる
「裾(スソ)の―・いたズボン」
(4)つぼみの状態だった花が咲く。「桜の花が―・く」
(5)隔たりが大きくなる。「差が―・く」「年の―・いた兄弟」
(6)体を引く。体を引いて構える。また,身をかわす。「体を―・く」「相手の刃物を押へんと前にふさがり後に―・き/浄瑠璃・博多小女郎(中)」
(7)(戦陣・慶事などでの忌み詞として)
(ア)退散する。解散する。閉会する。お開きにする。「いづ方へも御―・き候べし/保元(中・古活字本)」
(イ)去る。「十箇年以前に鈴鹿山を―・いた御方が御座るが/狂言・岩太郎(三百番集本)」
□二□(他動詞)
(1)さえぎっていた物を移動させて,そこを通ったり見通したりできるようにする。あける。
⇔しめる
⇔とじる
「扉を―・く」「窓を―・く」「外国に対して門戸(モンコ)を―・く」
→ひらかれた
(2)閉じているものを,一点を支点として広げる。
⇔とじる
「扇子(センス)を―・く」「教科書の三〇ページを―・きなさい」
(3)口や目をあける。
⇔とじる
(ア)人や動物が自分の口や目をあける。「大きく口を―・く」「私が『はい』と言ったら目を―・いて下さい」
(イ)(「口を開く」の形で)話し始める。「最初に口を―・いた人」
(ウ)(「目を開く」の形で)関心・興味を抱くようにする。「先生が仏教美術について私の目を―・いてくれた」
(4)袋状・箱状のものや紙・布などで包まれていたものを,あけて中身を出す。「風呂敷包みを―・く」
(5)(「披く」「展く」とも書く)たたんであるものやはってあるものを広げる。「手紙を―・く」
(6)(「花を開く」の形で)花が咲く。「つつじは五月の中ごろ花を―・く」
(7)開店する。業務を始める。
⇔しめる
⇔とじる
(ア)店・事務所などがその日の営業・業務を始める。開店する。あける。「毎朝九時に店を―・く」
(イ)店・事務所などを作って業務を始める。開店する。また,預金の口座を設ける。「駅前に喫茶店を―・いた」「銀行に口座を―・く」
(8)会を催す。開催する。「個展を―・く」「同窓会を―・く」
(9)(「拓く」とも書く)土地に手を加えて,人間生活により便利なようにする。
(ア)新たに道を作る。比喩的にも用いる。「ジャングルに道を―・く」「血路を―・く」「物理学発展の道を―・く」
(イ)荒れた土地に手を加えて農耕や住居に適したものにする。開墾する。開拓する。「原野を―・く」「この町は屯田兵が―・いた」
(10)新たに物事を興す。創業する。また,新しい流派を樹立する。「源頼朝は鎌倉に幕府を―・いた」「真言宗を―・いた空海」
(11)自分の考え,心の内面を他人に見せる。
⇔とじる
「よそ者にはなかなか心を―・かない」
(12)(「啓く」とも書く)暗愚を解消する。「蒙(モウ)を―・く」「悟りを―・く」
(13)〔数〕
(ア)平方根・立方根などを求める。「平方に―・く」
(イ)括弧の付いた式を括弧のない形に変える。「�(�+�)の括弧を―・くと ��+�� となる」
(14)木版印刷で,開版する。出版する。「版を―・く」
〔本来は「開ける」に対する他動詞〕
[可能] ひらける
■二■ (動カ下二)
⇒ひらける
[慣用] 胸襟(キヨウキン)を―・小間物屋を―・愁眉(シユウビ)を―・眉(マユ)を―
ひらく
ひらく [2][0] 【平句】
連歌・俳諧で,発句・脇・第三・挙句(アゲク)以外の句。
ひらく
ひらく [2] 【開】
暦注の十二直の一。入学・元服などに吉,不浄事に凶という日。
ひらくさ
ひらくさ [0] 【平草】
紅藻類テングサ目の海藻。漸深帯深部の岩上に生育。大形で高さは20〜30センチメートル。主枝は厚みがあり,小枝は密につき羽裂する。寒天の原料。
ひらくし
ひらくし 【平櫛】
姓氏の一。
ひらくしでんちゅう
ひらくしでんちゅう 【平櫛田中】
(1872-1979) 彫刻家。岡山県生まれ。本名,倬太郎。東京芸大教授。高村光雲に木彫を学び日本美術院の再興に尽力。彩色木彫作品が多い。作「鏡獅子」など。
ひらくび
ひらくび [2] 【平首・平頸】
(1)馬の首の側面。
(2)平侍の首。普通の人の首。
ひらぐけ
ひらぐけ [0] 【平絎】
(1)細帯や紐(ヒモ)などをたいらになるようにくけること。また,くけたもの。
(2)「平絎帯」の略。
ひらぐけおび
ひらぐけおび [5] 【平絎帯】
芯(シン)を入れずにひらたくくけた幅の狭い男帯。平絎。
ひらぐし
ひらぐし [2] 【平串】
(1)平たくて幅のある串。
(2)「平(ヒラ)打ち{(6)}」に同じ。
ひらぐつ
ひらぐつ 【平沓】
浅沓の簡略なもの。
ひらぐみ
ひらぐみ [0] 【平組】
平打ちにした組紐(クミヒモ)。
ひらぐも
ひらぐも [0][3] 【平蜘蛛】
⇒ひらたぐも(平蜘蛛)
ひらぐも=のよう
――のよう
ぺったりと座り両手をついて頭を低く下げるさまのたとえ。平身低頭するさま。「―になってわびる」
ひらけさ
ひらけさ [0] 【平袈裟】
錦(ニシキ)・金襴(キンラン)または金紗(キンシヤ)で,他の色をまじえないで作った七条の袈裟。一色七条。
ひらけずり
ひらけずり [3] 【平削り】
物の表面を平らに削ること。
ひらけずりばん
ひらけずりばん [0] 【平削り盤】
工作機械の一。比較的大きな部品の平面部分を切削するもの。水平往復運動をする台に工作物を固定し,バイトをそれとは直角の方向に間欠的に送って切削する。
ひらけた
ひらけた【開けた】
(1)[発展した,開拓された]developed;civilized;modernized.(2)[さばけた]sensible.→英和
(3)[広々とした]open.→英和
ひらける
ひらける【開ける】
(1)[発展]develop;→英和
be developed;[開化]be civilized;be modernized.(2)[運命(fortune)が](begin to) favor[smile on] <a person> .→英和
(3)[広がる]spread;→英和
open.→英和
⇒開けた.
ひらける
ひら・ける [3] 【開ける】 (動カ下一)[文]カ下二 ひら・く
(1)前方にさえぎる物がなく,広く遠くまで見わたせる。「視界が―・ける」「南側が―・けた家」「あめつちの―・けはじまりける時より/古今(仮名序)」
(2)(比喩的に)前進するのにじゃまなものがなくなる。「解決への道が―・ける」「社の将来が―・けてきた」
(3)(「運が開ける」の形で)よい状態に向かう。運が向く。「運が―・けてくる」
(4)多くの人が住みついてにぎやかになる。「古くから―・けた港町」
(5)文化・文明がそこで進展する。また,人の考えが進歩する。開化する。「古くから文明が―・けた地域」「世の中が―・けて迷信を信じる人が減る」「今は学問が―・けたから,そんな事を考へるものは,もう一人もなくなつちまつた/明暗(漱石)」
(6)人情に通じ,物分かりが良い。「あの人は取っつきは悪いが案外―・けている」
(7)道路・鉄道などが通じる。「近来汽車が―・けたから/戸隠山紀行(美妙)」
(8)花が咲く。「とく―・けたる桜の色もいと面白ければ/源氏(乙女)」
(9)心にわだかまりがなく晴れ晴れとする。「ひさかたの月夜を清み梅の花心―・けて我(ア)が思へる君/万葉 1661」
〔「開く」に対する自動詞〕
ひらげいこ
ひらげいこ [3] 【平稽古】
役者が本衣装をつけず,また鳴り物も使わず稽古すること。ひら。
ひらごく
ひらごく [0] 【平石】
丸太末口(スエクチ)の直径の最小と最大の平均値を二乗し,20センチメートル単位で測った長さを乗じて求めた材積。
ひらごく
ひらごく [0] 【平極】
⇒平粉(ヒラフン)
ひらさば
ひらさば [0] 【平鯖】
マサバの別名。
ひらさら
ひらさら 【平更】 (副)
(1)「ひらに」を強めていう語。ぜひとも。何とぞ。「―頼み存ずると,手を合はせてぞかがみゐる/浄瑠璃・五人兄弟」
(2)一体全体。「―いかなる事にや/咄本・初音草噺大鑑」
ひらさん
ひらさん 【比良山】
滋賀県中西部,琵琶湖西岸にある山地。武奈ヶ岳(海抜1214メートル)を主峰とし,打見山・蓬莱山などを含む。狭義には蓬莱山をいう。近江八景の「比良の暮雪」で知られる。ひらのやま。((歌枕))「花さそふ比良の山風吹きにけり/新古今(春下)」
ひらざ
ひらざ [0] 【平座】
「平敷(ヒラシキ)の座」に同じ。
ひらざま
ひらざま [0] 【平様】
「様」の字の草体の一。目下の人に対して用いる。字形から「つくばい様(ザマ)」ともいう。
→永様(エイサマ)
→美様(ビザマ)
→次様(ツギザマ)
ひらざむらい
ひらざむらい [3] 【平侍】
身分の低い,普通の侍。
ひらざや
ひらざや [0] 【平鞘】
刀身の肉の厚みにそって,薄く平らに作った鞘。
→丸鞘
ひらざやのたち
ひらざやのたち 【平鞘の太刀】
平鞘におさめた太刀。衛府の官人が持った。衛府の太刀。
ひらざら
ひらざら [0] 【平皿】
底が浅く平たい皿。
ひらし
ひら・し 【平し】 (形ク)
⇒ひらい(平)
ひらしき
ひらしき 【平敷】
「平敷の座」の略。
ひらしきのおまし
ひらしきのおまし 【平敷の御座】
天皇・皇后・東宮などの着する平敷の座。
→清涼殿
ひらしきのざ
ひらしきのざ 【平敷の座】
台や床子(シヨウジ)などを用いず,床に直接に畳や敷物を敷いてすわる座。平座。
ひらしゃいん
ひらしゃいん [3] 【平社員】
役職についていない一般の社員。
ひらしょいん
ひらしょいん [3] 【平書院】
付け書院の簡略化されたもので,縁側に張り出さずに,明かり障子を立てた書院窓だけを設けた書院。
平書院[図]
ひらしょうぞく
ひらしょうぞく [3] 【平装束】
束帯のとき,石帯(セキタイ)のかわりに布の帯を着用する装束の称。
ひらしん
ひらしん [0] 【平芯】
石油ランプの芯の一。火口(ホクチ)のところで巻かず,平らなまま用いるもの。石油の消費量は少なくてすむが,光は弱い。
ひらじ
ひらじ [0] 【平地】
平織りの布地。平織り。
ひらじょう
ひらじょう [0] 【平城】
⇒ひらじろ(平城)
ひらじろ
ひらじろ [0] 【平城】
築城形式の一。地形の高低によって,戦術上の有利不利がほとんど生じないような平地に築かれた城。
→平山城
→山城
ひらすき
ひらすき 【枚次】
「枚手(ヒラデ)」に同じ。
ひらせ
ひらせ 【平瀬】
姓氏の一。
ひらせさくごろう
ひらせさくごろう 【平瀬作五郎】
(1856-1925) 植物学者。越前の人。画工として帝国大学理科大学に奉職。1896年(明治29)イチョウの精子を発見。
ひらぜめ
ひらぜめ 【平攻め】
ひたすら攻めに攻めること。「いくさはただ―に攻めて勝つたるぞ心地はよき/平家 11」
ひらそうだがつお
ひらそうだがつお [6] 【平宗太鰹】
スズキ目の海魚。全長約40センチメートル。体は紡錘形で,やや側扁する。背面に暗色の斜走する紋様がある。鮮魚は刺身にして美味。温帯・熱帯の海域に分布。ヒラソウダ。ソウダガツオ。
ひらそで
ひらそで [0] 【平袖】
小袖で,袖口を下まであけた袖。
ひらぞうがん
ひらぞうがん [3] 【平象眼】
象眼の一種。地の表面を彫り下げ,金属をはめこんで地の面と平らにしたもの。
→高象眼
ひらぞこ
ひらぞこ [0] 【平底】
(1)容器などの底が平たいこと。また,その容器。「―の鍋(ナベ)」
(2)船の底が平らなこと。また,その船。
ひらぞこ
ひらぞこ【平底】
a flat bottom.平底船 a flatboat;→英和
a punt (小舟).→英和
ひらた
ひらた 【平田】
姓氏の一。
ひらた
ひらた [0] 【平田】
(1)平らな田地。
(2)「平田舟」の略。
ひらた
ひらた 【平田】
島根県北東部,島根半島の基部にある市。近世,木綿取引の市場町。近年,化学繊維や自動車部品工場が立地。一畑薬師・鰐淵寺などがある。
ひらたあつたね
ひらたあつたね 【平田篤胤】
(1776-1843) 江戸後期の国学者。旧姓大和田。通称,正吉・半兵衛。号は大壑(ダイガク)・気吹舎(イブキノヤ)など。秋田の人。本居宣長没後の門人。古典研究から進んで,尊王復古を主張する古道学を説き,幕末国学の主流平田神道を形成。神代文字日文(ヒフミ)の存在の主張は有名。国学四大人の一人。著「古史徴」「霊能真柱(タマノミハシラ)」「古道大意」「気吹舎歌集」など。
ひらたあぶ
ひらたあぶ [4] 【扁虻】
ショウガバエ科に属する昆虫のうち成虫の腹部が扁平なものの総称。多くの幼虫はアブラムシを捕食するので益虫とされる。ホソヒラタアブ・マルヒラタアブなど。
ひらたい
ひらた・い [0][3] 【平たい】 (形)[文]ク ひらた・し
(1)凹凸がなく広がっている。たいらだ。「―・い土地」「―・い皿」
(2)言葉などが,わかりやすい。あらたまった言い方でない。「―・い言葉で説明する」「―・く言えば」
(3)角立っていない。柔らかい。やさしい。「彼は…お延に対して―・い旦那様になつてゐた/明暗(漱石)」
[派生] ――さ(名)
ひらたい
ひらたい【平たい[平たん]】
flat;→英和
level.→英和
ひらたかねたね
ひらたかねたね 【平田銕胤】
(1799-1880) 江戸末期の国学者・神道家。旧名,碧川篤実。伊予の人。平田篤胤の養子となり,その遺教を継ぐ。維新後,大学大博士・大教正・侍講を歴任。主著「祝詞正訓」
ひらたきくいむし
ひらたきくいむし [5] 【扁木喰虫】
ヒラタキクイムシ科の甲虫。体長3〜7ミリメートル。体は細長く扁平で,茶褐色。幼虫はラワン材・ナラ材の内部を食害。世界中に分布。
ひらたきよあき
ひらたきよあき 【平田清明】
(1922-1995) 経済学者。東京生まれ。京大教授。著「市民社会と社会主義」でマルクス経済学の新たな解釈を展開。他「コンメンタール『資本』」など。
ひらたく
ひらたく【平たくする】
level <the ground> ;→英和
make <a thing> flat.〜言えば in plain words.
ひらたぐも
ひらたぐも [4] 【平蜘蛛・扁蜘蛛】
クモの一種。体は扁平で,体長10ミリメートルほど。頭胸部と脚は褐色,腹部は白色で成虫には独特の黒斑が現れる。岩の割れ目や人家内に,獲物が触れたことを知らせる触糸の付いた平たい巣を作る。ヒラグモ。
ひらたけ
ひらたけ [2] 【平茸】
担子菌類ハラタケ目のきのこ。春から秋,林内の広葉樹の枯れ木に発生。若い時はシメジにきわめて似る。傘は半円形ないし扇形で幅5〜15センチメートルになり,表面ははじめ黒っぽく,やがて灰白色,白色となる。茎は短く片側につく。食用。
ひらたし
ひらた・し 【平たし】 (形ク)
⇒ひらたい
ひらたしんとう
ひらたしんとう 【平田神道】
江戸後期,平田篤胤によって主張された神道説。儒仏を排し尊王復古を主張する学風は,幕末維新の思想に多大な影響を与えた。
→復古神道
ひらたとうすけ
ひらたとうすけ 【平田東助】
(1849-1925) 政治家。山形県の人。山県有朋派の有力官僚として活躍,法制局長官,桂内閣の農商務相・内相をつとめた。
ひらたとくぼく
ひらたとくぼく 【平田禿木】
(1873-1943) 英文学者・随筆家。東京生まれ。「文学界」創刊に参加。英米文学の名訳で知られる。著「禿木随筆」など。
ひらたどうじん
ひらたどうじん 【平田道仁】
(1591-1646) 江戸初期の七宝師・金工。京都(一説に美濃)の人。通称,彦四郎。家康の命を受け朝鮮に渡り,七宝の技を得て帰国。幕府の七宝師となると伝える。
ひらたひこぞう
ひらたひこぞう 【平田彦三】
(?-1626) 桃山・江戸初期の肥後の金工。武士として細川家に仕えたがのち金工となる。素銅(スアカ)などの色金を好んで用い,雅味豊かな作風。
ひらたぶね
ひらたぶね [4] 【平田舟】
吃水(キツスイ)の浅い,細長い川舟。時代・地域により,大きさ・舟形もさまざまで,古く上代から江戸時代まで,各地の河川で貨客の輸送に使われた。ひらだぶね。
平田舟[図]
ひらたゆきえ
ひらたゆきえ 【平田靫負】
(1704-1755) 江戸中期,薩摩藩の家老。1753年,藩が幕府から命じられた木曾川の治水工事に総奉行となり,55年苦難の末完成。
ひらだい
ひらだい [0] 【平台】
印刷機械の一。平らな版面の水平な往復運動と回転する圧胴との間に枚葉紙を通して一枚ずつ印刷する活版印刷機。
ひらだいみょう
ひらだいみょう [3] 【平大名】
高位・高禄でない大名。
ひらだたみ
ひらだたみ [3] 【平畳み】
留袖などに行う和服の畳み方。後身頃の上に前身頃と両袖を重ねてから,身頃を縦に四つ折りするもの。
ひらだる
ひらだる [0] 【平樽】
取っ手のない,桶に似た平たい樽。祝儀などのときに用いる。
ひらち
ひらち [0] 【平地】
平らな土地。
ひらちゃわん
ひらちゃわん [3] 【平茶碗】
抹茶茶碗の一。口が広く丈の低い,皿に近い形をした茶碗。主に夏季に使用する。
ひらちりじ
ひらちりじ [0] 【平塵地】
⇒平塵(ヘイジン)
ひらぢょうし
ひらぢょうし [3] 【平調子】
箏(ソウ)の調弦法の一。最も普通で基本的なもの。
ひらったい
ひらった・い [0] 【平ったい】 (形)
〔「ひらたい」の促音添加〕
(1)ひらたい。ひらべったい。「―・い顔」
(2)わかりやすい。ひらたい。「―・く言えば…」
ひらつか
ひらつか 【平塚】
姓氏の一。
ひらつか
ひらつか 【平塚】
神奈川県中南部,相模川河口西方に広がる市。江戸時代,東海道の宿駅。中心部は商業地区,相模川沿岸には工業団地がある。七夕祭で有名。
ひらつからいちょう
ひらつからいちょう 【平塚らいてう】
(1886-1971) 社会運動家・評論家。東京生まれ。本名,奥村明(ハル)。筆名は雷鳥をかなにしたもの。雑誌「青鞜」を創刊し「元始女性は太陽であった」という論説を載せ,「新しい女」の出現を主張。新婦人協会を結成して女性参政権運動を展開し,第二次大戦後も諸種の女性運動に活躍した。
ひらつく
ひらつ・く [0] (動カ五[四])
(1)(紙・布などに風があたって)ひらひらと動く。「洗濯物が風に―・く」
(2)落ち着きなくちょこちょこする。「出合女,茶屋女等の―・くを/評判記・色道大鏡」
(3)ひりひりする。「柊の葉の,鬼の眼も―・きぬべき尖り/山之井」
ひらつぼ
ひらつぼ [2][0] 【平坪】
一間四方の平面積。
→立て坪
ひらづくり
ひらづくり [3] 【平作り】
(1)畝(ウネ)を作らず,平らな耕地に,作物を栽培する方法。
→畝作り
(2)刀剣の刃の形の一。鎬(シノギ)がなく,棟より刃に至る地部がほぼ平らなもの。短刀・小脇差に多い。
(3)刺身の作り方の一。包丁を刺身のさくに直角に当てて小口から引き切りにする方法。
ひらづけ
ひらづけ 【平付け】
(1)船・馬などを,ぴったり寄せ付けること。「船―につけ,ふみかたぶけて馬おろさんとせば/平家 11」
(2)連歌・俳諧で,「山」に「峰」,「浦」に「舟」と付けるように,用語・内容で趣向のない付け方。
ひらづつみ
ひらづつみ [3] 【平包み】
衣類などを包むための布。後の袱紗(フクサ)・風呂敷などにあたる。また,それに包んだもの。
ひらづめ
ひらづめ [0] 【平爪】
動物の爪のうち,霊長類がもつ,指の先端の上部をおおう平たい爪。
→鉤爪(カギヅメ)
ひらて
ひらて [0] 【開手】
かしわで。
ひらて
ひらて 【平手】
姓氏の一。
ひらて
ひらて【平手】
the palm;→英和
the open hand.〜で打つ slap <a person in the face,a person's face> .→英和
ひらて
ひらて [0] 【平手】
(1)開いた手のひら。「―でたたく」
(2)将棋で,互角の手合(テアイ)。対馬(タイマ)。
⇔駒落ち
ひらてまさひで
ひらてまさひで 【平手政秀】
(1492-1553) 戦国時代の武将。織田信秀の家老。信長の養育係となったが,信長の奇行を諫めて自刃。
ひらてみき
ひらてみき 【平手造酒】
講談「天保水滸伝」に登場する剣客。千葉周作門下。破門されて下総の侠客笹川繁蔵に身を寄せ,繁蔵と飯岡助五郎の出入りに助っ人として活躍するが斬り殺される。
ひらてん
ひらてん [0] 【平点】
和歌・連歌・俳諧の評点の一。「珍重」に次ぐ普通の出来のものにつける点で,句の上から終わりまで線を引く。ひら。
ひらで
ひらで 【枚手・葉盤】
柏の葉を合わせ竹の針で刺し,とじて作った平たい食器。大嘗会(ダイジヨウエ)などのとき,供え物を盛る。やはり柏の葉で窪んだ皿のように作る「葉椀(クボテ)」に対していう。ひらすき。
ひらでまえ
ひらでまえ [3] 【平手前・平点前】
基本となる茶の湯の点前(テマエ)。濃茶にも薄茶にもある。
ひらとじ
ひらとじ [0] 【平綴じ】
仮製本の綴じ方の一。折丁を重ね,背の近くを,表面から裏面へ針金で綴じる方法。
ひらとり
ひらとり [0] 【平取】
〔「平(ヒラ)取締役」の略〕
専務・常務などの役についていない取締役。
ひらど
ひらど 【平戸】
長崎県北部,平戸島を中心に度(タク)島などを含む市。もと松浦氏の城下町。1550年ポルトガル船の入港以来,鎖国によって出島に移るまで南蛮貿易の開港場。当時の商館跡がある。
ひらどしま
ひらどしま 【平戸島】
長崎県平戸市の平戸瀬戸をへだてて本土に対する地塁状の島。本土との間に平戸大橋がかかる。ミカン栽培のほか,平戸牛や真珠養殖でも知られる。
ひらどま
ひらどま [0] 【平土間】
(1)歌舞伎劇場で,舞台の正面に広がる見物席。土間または切り落としなどと称したが,桟敷と土間の間に一段と高い高土間を設けるようになってから,従来の土間を区別していうようになった。ひらば。
(2)劇場の舞台正面の一階座席。パーケット。
ひらどやき
ひらどやき [0] 【平戸焼】
肥前国三川内(ミカワチ)で焼成された磁器。慶長の役後平戸の領主松浦鎮信が連れ帰った朝鮮人陶工巨関の子今村三之丞が寛永年間(1624-1644)に創始。白磁や染め付けが多い。三川内焼。
ひらない
ひらない 【平内】
青森県中央部,東津軽郡の町。青森市の北東に接し,夏泊半島とその南の山地からなる。小湊はハクチョウの渡来地。
ひらながや
ひらながや [3] 【平長屋】
平屋建ての長屋。
ひらなつめ
ひらなつめ [3] 【平棗】
平たい棗形の茶入れ。利休形。
ひらなべ
ひらなべ [0][3] 【平鍋】
平たくて,底の浅い鍋。
ひらに
ひらに [1] 【平に】 (副)
(1)一心に頼むさま。どうか。なんとか。「―ご勘弁下さい」
(2)無事に。「真実だにも―渡り付く事難かるべし/盛衰記 35」
(3)一心に物事をするさま。ひたすら。「―名号をとなへんと/一言芳談(下)」
ひらにわ
ひらにわ [0] 【平庭】
〔江戸中期以降の語〕
書院庭園の様式の一。築山を築かず平坦な形につくった庭。
ひらぬい
ひらぬい [0] 【平縫・平繍】
日本刺繍(シシユウ)の技法の一。糸と糸を密着させてさすもの。
ひらぬま
ひらぬま 【平沼】
姓氏の一。
ひらぬまきいちろう
ひらぬまきいちろう 【平沼騏一郎】
(1867-1952) 政治家。岡山県生まれ。東大卒。検事総長・大審院長・法相をつとめ,1936年(昭和11)枢密院議長。右翼団体「国本社」を創始。39年組閣,独ソ不可侵条約の成立で辞職した。次いで近衛内閣の国務相。戦後 A 級戦犯として終身刑。
ひらぬまりょうぞう
ひらぬまりょうぞう 【平沼亮三】
(1879-1959) 実業家・政治家・スポーツ指導者。神奈川県生まれ。慶応義塾卒。日本体育協会会長。国民体育大会を創始。横浜市長。
ひらね
ひらね [0] 【平根】
鏃(ヤジリ)の一。扁平な形のもの。
平根[図]
ひらの
ひらの [0] 【平野】
平らな野原。へいや。
ひらの
ひらの 【平野】
京都市北区の地名。衣笠山の東麓。平野神社がある。((歌枕))「ちはやぶる―の松の枝しげみ千代も八千代も色はかはらじ/拾遺(賀)」
ひらの
ひらの 【平野】
姓氏の一。
ひらのくにおみ
ひらのくにおみ 【平野国臣】
(1828-1864) 幕末の志士。通称,次郎。福岡藩士。西国の尊攘派を結集したが寺田屋騒動で失敗。七卿落ちの一人沢宣嘉(サワノブヨシ)を擁して討幕のために但馬生野に挙兵したが,幕府軍・諸藩兵に攻められて敗れ,京都で処刑された。
ひらのけん
ひらのけん 【平野謙】
(1907-1978) 文芸評論家。京都生まれ。本名,朗(アキラ)。東大卒。戦後文学界の中心的評論家。政治と文学,私小説論などで,芸術と実生活の関係を追究。著「島崎藤村」「芸術と実生活」「昭和文学史」など。
ひらのじんじゃ
ひらのじんじゃ 【平野神社】
京都市北区にある神社。祭神は今木神(イマキノカミ)・久度神(クドノカミ)・古開神(フルアキノカミ)・比咩神(ヒメガミ)。桓武天皇の平安遷都の折,ともに大和国より移転したのに始まるという。
ひらのすい
ひらのすい [3] 【平野水】
〔もと兵庫県川西市の平野鉱泉から汲み取った炭酸水の商標名〕
炭酸水の別名。
ひらのり
ひらのり [0] 【平乗】
能楽で,謡のリズムの取り方。七五調の一二音節を八拍子(ヤツビヨウシ)にあてはめて謡う。謡の大部分を占める。
〔普通「平ノリ」と書かれる〕
→中(チユウ)乗
→大(オオ)乗
ひらはぎ
ひらはぎ [0] 【平接ぎ】
⇒芋接(イモハ)ぎ
ひらはぐるま
ひらはぐるま [4] 【平歯車】
軸に平行に歯が付いている歯車。平行した二軸間の伝導に用いる,最も普通の歯車。スパー-ギア。
→歯車
ひらはっこう
ひらはっこう [3] 【比良八荒】
比良八講の頃,琵琶湖周辺を吹き荒れる季節風。比良の八講荒れ。八荒。[季]春。
ひらはっこう
ひらはっこう [3] 【比良八講】
琵琶湖西岸,滋賀県比良の延宝寺で三月二六日に行われる法華経八巻の講義・法会。[季]春。
→比良八荒(ハツコウ)
ひらはぶたえ
ひらはぶたえ [3] 【平羽二重】
平織りの普通の羽二重。
ひらば
ひらば [0] 【平場】
(1)平たんな土地。平地。
(2)「平土間(ヒラドマ)」に同じ。
(3)(幹部だけの場に対して)一般の人たちの場。「―の意見を聞く」
ひらばかま
ひらばかま [3] 【平袴】
「半袴(ハンバカマ)」に同じ。
ひらばち
ひらばち [0] 【平撥】
三味線の撥の一種。生田流三絃の津山撥に対し,山田流で用いる標準型の撥。
ひらばやし
ひらばやし 【平林】
姓氏の一。
ひらばやしたいこ
ひらばやしたいこ 【平林たい子】
(1905-1972) 小説家。長野県生まれ。本名,タイ。諏訪高女卒。出世作「施療室にて」をはじめ,プロレタリア作家として活躍。戦後も,自伝的小説やアウト-ローの世界に取材した作品で,人間の生への意志を描いた。小説「嘲る」「かういふ女」など。
ひらばやしはつのすけ
ひらばやしはつのすけ 【平林初之輔】
(1892-1931) 文芸評論家。京都生まれ。早大卒。「種蒔く人」「文芸戦線」同人。初期プロレタリア文学運動の理論的指導者。のち同運動の政治主義を批判。評論「文学理論の諸問題」など。
ひらばり
ひらばり [3][0] 【平針】
外科用の,もろ刃の細長い刃物。ランセット。刃針(ハバリ)。
ひらばるいせき
ひらばるいせき 【平原遺跡】
福岡県前原市にある弥生後期〜古墳時代初頭の墳墓遺跡。方形周溝墓の木棺から銅鏡・環頭大刀・勾玉が出土し,伊都国の王墓とされる。
ひらひも
ひらひも [0] 【平紐】
平打ちした紐。
ひらひら
ひらひら
〜する flutter <in the wind> .→英和
ひらひら
ひらひら
■一■ [1] (副)スル
(「と」を伴っても用いる)
(1)紙・布・木の葉などの薄く軽いものがゆれ動いているさま。軽くひるがえるさま。「手のひらを―(と)させる」「―(と)木の葉が散る」
(2)火などが光りひらめくさま。「霊剣を抜かせ給ひければ,夜のおとど―として電光にことならず/平家 11」
■二■ [0] (名)
紙・布などの薄いもの。「旗竿の先へ三寸幅の―を付けて/こころ(漱石)」
ひらび
ひらび 【褶】
「ひらおび(平帯)」の転。「諸王,諸臣に命じて―着しむ/日本書紀(推古訓)」
ひらび
ひらび [2][0] 【平日】
(1)祭日・縁日など以外の,普通の日。
(2)漢字の部首の一。「更」「曲」などの「曰」を「日」と区別していうもの。
ひらびたい
ひらびたい [3] 【平額】
女房が正装の髪上げのときに額の上に付ける髪飾り。額(ヒタイ)。
平額[図]
ひらふおんせん
ひらふおんせん 【比羅夫温泉】
北海道後志(シリベシ)支庁倶知安(クツチヤン)町にある温泉。硫黄泉。旧,山田温泉。
ひらふく
ひらふく 【平福】
姓氏の一。
ひらふくひゃくすい
ひらふくひゃくすい 【平福百穂】
(1877-1933) 日本画家。秋田県生まれ。本名貞蔵。画家平福穂庵の子。独自の南画的な風格ある作風。また新聞に時事漫画も寄稿。アララギ派歌人としても知られる。代表作「予譲」,歌集「寒竹」
ひらふで
ひらふで [0] 【平筆】
口金が平らで,穂先の幅が広い絵筆。
ひらふん
ひらふん [0] 【平粉】
蒔絵(マキエ)用の微細で平らな金銀粉。平極(ヒラゴク)。
ひらぶ
ひら・ぶ 【平ぶ】 (動バ四)
「ひらむ(平)」に同じ。「たなごころを合はせて拝みて―・び居ぬ/発心 4」
ひらぶたい
ひらぶたい [3] 【平舞台】
立体的な装置や置舞台などを置いていない舞台。
ひらぶち
ひらぶち [0] 【平縁】
天井板や壁の下見板を押さえる押し縁で,薄く平たいもの。
ひらぶちてんじょう
ひらぶちてんじょう [5] 【平縁天井】
薄い粗末な押し縁をとりつけた天井。
ひらぶみ
ひらぶみ 【枚文】
巻物にせず,一枚の紙に書いてある文書。
⇔巻文(マイブミ)
ひらぶん
ひらぶん [0] 【平文】
通信などで,暗号化されていない普通の文章。普通文。へいぶん。
ひらへし
ひらへし [0] 【平へし】
鍛冶(カジ)で,金属をのばしたり,平らにしたりするのに用いる,特殊なハンマー。
ひらべったい
ひらべった・い [5][0] 【平べったい】 (形)
平らである。ひらたい。「―・い顔」
[派生] ――さ(名)
ひらぼね
ひらぼね [0] 【平骨】
(1)胸の骨。胸骨。
(2)蝙蝠(カワホリ)扇で,地紙の畳幅いっぱいの,薄く広い骨をつけたもの。
ひらまい
ひらまい [0] 【平舞】
舞楽の曲の種別で,舞姿がゆるやかな動きのもの。文(ブン)の舞。
ひらまきえ
ひらまきえ [3][4] 【平蒔絵】
蒔絵の技法の一。絵漆で絵を描き,乾かないうちに平目粉(ヒラメフン)や色粉などを毛棒で蒔きつけ,乾燥後に文様の部分のみに漆をつけ,平らに磨いたもの。
⇔高蒔絵
ひらまく
ひらまく [0] 【平幕】
(1)相撲で,役力士でない幕内力士。前頭。
(2)平張りの幕。
ひらまげ
ひらまげ [0][2] 【平髷】
低く平たく結った女の髷。
ひらまさ
ひらまさ [0] 【平政】
スズキ目の海魚。全長2メートルに達する。アジ科に属し,ブリと近縁で体形も大変よく似た魚だが,より強く側扁する。背は青色,腹は銀白色で,体側中央の黄色縦帯も明瞭。夏が旬(シユン)で美味。本州以南の暖海に分布。ヒラ。ヒラス。マサ。
ひらみ
ひらみ 【褶】
〔「ひらおび(平帯)」の変化した「ひらび」の転〕
「平帯(ヒラオビ){(1)}」に同じ。
ひらみつど
ひらみつど [3] 【平三斗】
社寺建築の斗栱(トキヨウ)で,一本の肘木(ヒジキ)に三個の斗(マス)をのせたもの。大斗(ダイト)の上に置き,桁(ケタ)や通肘木を支える。
ひらむ
ひら・む 【平む】
■一■ (動マ四)
(1)平たくなる。「―・みたる松を見やりて/宇津保(楼上・下)」
(2)ひれ伏す。「文挟(フバサミ)に文を指して目の上に捧げて―・みて橋の許に寄り来たりて跪(ヒザマズ)きて居たり/今昔 27」
■二■ (動マ下二)
平たくする。「弓を―・め矢を引きそばめて/平治(上)」
ひらむぎ
ひらむぎ [0][3] 【平麦】
「押し麦」に同じ。
ひらむし
ひらむし [2] 【扁虫・平虫】
(1)サナダムシなど,体が扁平な虫の総称。
(2)渦中綱多岐腸目に属する扁形動物の総称。体は楕円形か帯状で扁平。長さ数ミリメートル〜数センチメートル。海産。他の動物に寄生するものもある。養殖ガキの害虫イイジマヒラムシのほか,ツノヒラムシ・ウスヒラムシなどを含む。
ひらめ
ひらめ 【平目】 (名・形動ナリ)
(1)比較的平らである・こと(さま)。「―なるさらのなかに/滑稽本・膝栗毛 5」
(2)変化に乏しく平板であること。平凡で風雅の趣のないこと。また,そのさま。「『には』といひては余り―に当たりて/三冊子」
ひらめ
ひらめ [0] 【平目・鮃・比目魚】
(1)硬骨魚綱カレイ目のうちヒラメ科・ダルマガレイ科の海魚の総称。体形は平たくて楕円形。普通は両眼とも体の左側にある。
(2){(1)}の一種。全長80センチメートルを超えるものもある。有眼側は暗褐色で黒褐色と白色の小斑紋があり,無眼側は白色。口はカレイ類にくらべて大きい。日本各地の近海の砂底にすむ。冬が旬(シユン)で,食用にして美味。小形のものを「そげ」という。千島から南シナ海にかけて広く分布。オオグチガレイ。
平目(2)[図]
ひらめ
ひらめ【平目】
《魚》a flatfish.→英和
ひらめかす
ひらめか・す 【平めかす】 (動サ四)
平たくする。ひらめる。「硯きたなげに塵ばみ,墨の片つかたに,しどけなくすり―・し/枕草子(二一九・能因本)」
ひらめかす
ひらめか・す [4] 【閃かす】 (動サ五[四])
(1)ぴかりと光らせる。「白刃を―・して切ってかかる」
(2)旗などをひらひらさせる。「マストに国旗を―・して走る」
(3)(すぐれた能力・知識などを)ちらっと見せる。「才知を―・す」
ひらめき
ひらめき【閃き】
a flash;→英和
a gleam <of hope> .→英和
ひらめき
ひらめき [0] 【閃き】
(1)ひらめくこと。「旗の―」
(2)一瞬の間光ること。閃光(センコウ)。「稲妻の―」
(3)鋭い才知。機知。「話に教養の―を感じさせる」
ひらめきん
ひらめきん [3][0] 【平目筋】
腓腹(ヒフク)筋の下層にあり,腓腹筋とともにふくらはぎを形成する筋。両筋の下端は合わさってアキレス腱となる。
ひらめく
ひらめく【閃く】
(1)[光が]flash;→英和
gleam;→英和
wave (揺らぐ).→英和
(2)[考えが]flash across one's mind;occur to one.
ひらめく
ひらめ・く [3] 【閃く】 (動カ五[四])
(1)きらきらと輝く。きらめく。「稲妻が―・く」「眼を見れば電光のやうに―・き/宇治拾遺 8」
(2)旗などがひらひらとする。「幟(ノボリ)が―・く」
(3)瞬間的にある考えが脳裏をかすめる。「名案が―・く」
ひらめじ
ひらめじ [3] 【平目地】
蒔絵(マキエ)の地蒔きの一。金銀の平目粉を漆面に筒蒔きし,上に透き漆を塗り,研ぎ出したもの。
ひらめふん
ひらめふん [3][0] 【平目粉】
金・銀・スズなどの鑢(ヤスリ)粉を薄くのばしたもの。大小にふるいわけ,蒔絵(マキエ)の平目地に用いられる。
ひらもとゆい
ひらもとゆい [3] 【平元結】
丈長の紙を細く平たくたたんで作った元結。中(チユウ)元結。
ひらもの
ひらもの [0] 【平物】
(1)平咲きの単弁菊花。
→厚物
(2)形の平たい皿・鉢の類の陶磁器。
(3)能で,習物(ナライモノ)でない普通の曲のこと。
(4)歌舞伎の大道具の一。平たい板を切り抜いて,立木などに見せかけるもの。きりだし。
ひらもん
ひらもん [0] 【平門】
二本の柱をたて,棟の低い平たい屋根をのせた門。ひらかど。
ひらもん
ひらもん [0] 【平文】
「ひょうもん(平文)」に同じ。
ひらや
ひらや [0] 【平屋・平家】
一階建ての家。
ひらや
ひらや【平屋】
a one-storied house.
ひらやだて
ひらやだて [0] 【平屋建て】
一階建て。また,その家。
ひらやづくり
ひらやづくり [4] 【平家造り】
二階のない,平家の家屋構造。
ひらやなぐい
ひらやなぐい [3] 【平胡簶】
矢を美しく扇形に広げてさす,平たく作った胡簶。儀式のとき,衛府の武官などが帯びる。
平胡簶[図]
ひらやま
ひらやま 【平山】
姓氏の一。
ひらやましん
ひらやましん 【平山信】
(1867-1943) 天文学者。江戸の生まれ。1902年(明治35)に小惑星を二個発見したほか,東京天文台長として施設の充実や編暦,報時事業などの整備に尽力。
ひらやまじろ
ひらやまじろ [3] 【平山城】
築城形式の一。地形の高低が守城戦に有利になるように設計され,丘・台地などに築かれた城。
→平城
→山城
ひらゆおんせん
ひらゆおんせん 【平湯温泉】
岐阜県北東部,乗鞍岳北西麓,高原川上流にある重曹泉・炭酸泉・硫黄泉・食塩泉。奥飛騨温泉郷の一つで,中部山岳国立公園に属する。
ひらよつめ
ひらよつめ [3] 【平四つ目】
目結(メユイ)を四つ田の字形に組み合わせ,その一辺が水平になるように置いた紋。
ひらら
ひらら 【平良】
沖縄県宮古島北西部にある市。サトウキビを栽培,畜産も盛ん。池間島はカツオ漁の基地。
ひららか
ひららか (形動ナリ)
ひらべったいさま。平らなさま。「おもて―にて,北の方と見えたり/落窪 1」
ひららく
ひらら・く (動カ四)
ひりひりする。「跡は―・くあたまのほね,くだけて百八ぼんのくぼ/浄瑠璃・会稽山」
ひらり
ひらり
〜と quickly;→英和
nimbly.→英和
ひらり
ひらり [2][3] (副)
(多く「と」を伴って)身軽に体をひるがえすさま。「―と体をかわす」
ひらりひらり
ひらりひらり [2] (副)
(多く「と」を伴って)
(1)身をひるがえして軽く飛ぶさま。「―と切っ先をかわす」
(2)風にひるがえるさま。「木の葉が―と風に舞う」
(3)きらめくさま。ぴかぴか。「兜の鍬形の―とひらめくにぞ/狂言・文蔵」
ひらろ
ひらろ [0] 【平炉】
⇒へいろ(平炉)
ひらわん
ひらわん [2][0] 【平椀】
浅くて平たい椀。おひら。
ひらん
ひらん [0] 【披覧】
文書などを開いて見ること。披見。
ひり
ひり [1] 【鄙俚】 (名・形動)[文]ナリ
言語・風俗などがいなかびていて卑しい・こと(さま)。野卑。「よし其言語は―なりとも/小説神髄(逍遥)」
ひり
ひり [1] 【皮裏】
〔皮膚の裏側の意〕
こころ。こころの中。
ひり
ひり [1] 【非理】
道理にあわぬこと。非道。「―の前には道理もなし」
ひり=の陽秋(ヨウシユウ)
――の陽秋(ヨウシユウ)
〔「晋書(褚褒伝)」〕
心の中で是非善悪を判断し,それを表面に表さないこと。
ひりう
ひり・う ヒリフ 【拾ふ】 (動ハ四)
〔「ひろふ」の古形〕
ひろう。「奥つ白玉―・へれどまたそ置きつる/万葉 3628」
ひりき
ひりき [0][1] 【非力】 (名・形動)[文]ナリ
力の弱い・こと(さま)。または,力量のないことにもいう。ひりょく。「おのれの―を恥じる」「―な男」
[派生] ――さ(名)
ひりだす
ひりだ・す [0][3] 【放り出す】 (動サ五[四])
中のものを外に出す。体外に出す。「虫が卵を―・す」「くそを―・す」「駄作をつぎつぎと―・す」
ひりつ
ひりつ [0] 【比率】
〔ratio〕
二つ以上の数量の間にある比。二つ以上の数量を比較したときの割合。「交換―」
ひりつ
ひりつ【比率】
a ratio;→英和
a percentage.→英和
…の〜で at the[a]ratio of <8 to 5> .
ひりつく
ひりつ・く [0] (動カ五[四])
ひりひりする。「舌が―・くほど辛いカレー」
ひりひり
ひりひり
〜する smart (傷などが);→英和
burn;→英和
[辛味]be hot;be pungent.
ひりひり
ひりひり [1] (副)スル
(「と」を伴っても用いる)
(1)皮膚・のどなどに痛みや辛みなどの刺激を感じるさま。「肌が―する」「すりむいた所が―(と)痛い」「このカレーは口の中が―するほど辛い」
(2)小刻みに震え動くさま。「くちなはいでて―とひろめきてやがて死ぬ/著聞 30」
ひりほうけんてん
ひりほうけんてん [5] 【非理法権天】
〔楠木正成がその旗に記したという語。「非は理に勝たず,理は法に勝たず,法は権に勝たず,権は天に勝たず」の意〕
人事は結局天命のままに動き,人は天に逆らうことはできない,の意。
ひりゅう
ひりゅう [1] 【飛竜】
〔「ひりょう」とも〕
(1)空を飛ぶという竜。
(2)聖人。英雄。
ひりゅう=天に在(ア)り
――天に在(ア)り
〔易経(乾卦)〕
聖人が天子の位にあり人民がその恩沢を受けるたとえ。
ひりゅう=雲に乗る
――雲に乗る
〔韓非子(難勢)〕
英雄がその才能をふるう時を得るたとえ。
ひりゅうず
ひりゅうず ヒリユウヅ [2] 【飛竜頭】
〔(ポルトガル) filhos から。「ひりょうず」とも〕
(1)粳(ウルチ)米と糯(モチ)米との粉をまぜてねり,油で揚げた食品。
(2)がんもどきの別名。
ひりょう
ひりょう [1][0] 【匙量】
薬剤をはかるのに用いる匙(サジ)一杯の分量。
ひりょう
ひりょう【肥料】
(a) fertilizer;manure.→英和
〜を施す fertilize.→英和
‖化学肥料 (a) chemical fertilizer.
ひりょう
ひりょう [0] 【比量】 (名)スル
(1)くらべはかること。比較。「北日本は,南日本に―せば,花崗岩普遍せず/日本風景論(重昂)」
(2)〔仏〕 因明(インミヨウ)の用語。既知の事柄によって未知の事柄を推量して認識すること。
ひりょう
ひりょう [1] 【肥料】
土壌をこやし,植物の生育に役立って増収をもたらす効果をもつ土壌・植物に施す物質。窒素・リン・カリウムは肥料の三要素と呼ばれ重要である。こやし。こえ。
→肥料[表]
ひりょう
ひりょう [0] 【飛竜】
「ひりゅう(飛竜)」に同じ。
ひりょう
ひりょう [0] 【悲涼】
もの悲しく寂しいこと。「―凄楚の声/日本風景論(重昂)」
ひりょうず
ひりょうず ヒリヨウヅ [2] 【飛竜頭】
⇒ひりゅうず(飛竜頭)
ひりょうてき
ひりょうてき [0] 【比量的】 (形動)
概念的思惟によって判断を重ねて対象を理解するさま。論証的。論弁的。推論的。
ひりょうぼく
ひりょうぼく [2] 【肥料木】
根粒を持ち,土壌養分を増加させるので造林地に混植される樹木の総称。ニセアカシア・ネムノキなどのマメ科植物のほかハンノキ・ヤシャブシ・ヤマモモなどがある。
ひりょく
ひりょく [0] 【非力】
⇒ひりき(非力)
ひりょく
ひりょく [0] 【臂力】
うでの力。力。
ひりり
ひりり [2][3] (副)
(「と」を伴っても用いる)辛みなどを感じるさま。ひりっと。「本場のカレーは舌に―とくる」
ひりん
ひりん [0][1] 【比倫】
なかま。たぐい。比類。「恐らくは全世界に―なからん/真善美日本人(雪嶺)」
ひりん
ひりん [0] 【比隣】
軒を並べた隣。近隣。
ひりん
ひりん [0] 【飛輪】
太陽の異称。
ひりん
ひりん [0] 【賁臨】
〔「賁」は光彩を添える意〕
客の来訪を敬っていう語。光臨。賁来。「今日諸君の―を煩はしたのは/伊沢蘭軒(鴎外)」
ひりん
ひりん [0][1] 【鄙吝】
いやしいこと。けちなこと。
ひりんず
ひりんず [2] 【緋綸子】
緋色の綸子。
ひる
ひる【蛭】
a leech.→英和
ひる
ひる [1] 【干る・乾る】 (動ハ上一)[文]ハ上一
〔上代の上二段動詞「ふ(干)」の上一段化〕
(1)水分がなくなる。かわく。「〈ひ〉あがる」「〈ひ〉からびる」「墨染めの衣の袖の〈ひる〉時もなし/古今(哀傷)」
(2)潮が引く。「汐の〈ひ〉た巌/歌行灯(鏡花)」
(3)なくなる。終わる。「言葉ガ〈ヒ〉ヌウチニ人ガ来タ/日葡」
ひる
ひる [2] 【昼】
(1)日の出から日の入りまで。明るい間。昼間。
⇔夜
(2)正午。「―までに帰る」
(3)昼食。ひるめし。「―は簡単に済ませる」
(4)物事の最盛期。「仏法の―なれや/浮世草子・諸艶大鑑 5」
ひる
ひる【昼】
the daytime (昼間);→英和
noon (正午).→英和
〜に at noon (正午に).⇒昼間.
ひる
ひる [1] 【蒜・葫】
ノビル・ニンニク・ネギなどの古名。「いざ子ども野蒜摘みに―摘みに/古事記(中)」
ひる
ひる [1] 【簸る】 (動ハ上一)[文]ハ上一
〔「嚔る」と同源。上代は上二段活用〕
箕(ミ)で穀物をふるって,風でくずを取り去る。「木にて唐箕(トウミ)をこしらへ五穀を〈ひ〉るに至極弁要なる器械なりしが/新聞雑誌 48」
ひる
ひる 【嚔る】 (動ハ上一)[文]ハ上一
〔上代の上二段動詞「ふ(嚔)」の上一段化〕
(多くは「鼻をひる」の形で)くしゃみをする。「鼻をいと高う〈ひ〉たれば/枕草子 184」
ひる
ひ・る [1] 【放る】 (動ラ五[四])
〔「嚔る」と同源〕
体の外に出す。排泄(ハイセツ)する。産む。「屁を―・る」「しらみが卵を―・る」
ひる
ひる [1] 【蛭】
ヒル綱に属する環形動物の総称。体長数センチメートル。細長く扁平。三四の体節からなるが,さらに多数の縞によって分節されて見える。体の前後両端の腹面に吸盤があり,前方の吸盤に口が開く。陸産のヒルは淡水や湿地に生息し,チスイビル・ヤマビルなどのように温血動物の血液を吸う。海産のものは,多く魚類や甲殻類などに寄生。[季]夏。《―の血の垂れひろがりし腓かな/富安風生》
ひる=に塩
――に塩
(蛭に塩をかけたときのように)恐ろしいものや苦手なものに出会って,恐れちぢみあがるさまのたとえ。なめくじに塩。青菜に塩。
ひる=に食わす
――に食わ・す
腫(ハ)れ物などの悪い血を蛭に吸わせて治療する。蛭に吸わせる。
ひる=の地獄
――の地獄
無間地獄に付属する別所十六地獄の一。嬢矩吒(ヒクタ)という虫が満ちている死屍糞泥の地獄で,罪人の皮肉に入り骨髄を食すといわれる。
ひる=を欺(アザム)く
――を欺(アザム)・く
明るくて昼間(ヒルマ)かと思うほどである。
ひるあんどん
ひるあんどん [3] 【昼行灯】
(日中にともっている行灯のように)ぼんやりとしている人。また,役に立たない人。
ひるい
ひるい [0][1] 【悲涙】
悲しみのあまりに流す涙。
ひるい
ひるい [1][0] 【非類】
(1)同類でないもの。
(2)人間以外のもの。禽獣(キンジユウ)など。
ひるい
ひるい [0] 【比類】
くらべるもの。多く打ち消しの語を伴って用いる。「―なき傑作」「―を見ない」
ひるい
ひるい【比類ない】
unique;→英和
peerless;→英和
matchless;→英和
unrivaled.→英和
ひるいし
ひるいし [2] 【蛭石】
黒雲母が風化して水分を含んだ鉱物。急に熱するとヒルのように伸長する。焼成して耐熱材・防音材などに用いる。バーミキュライト。
ひるかい
ひるかい 【蛭飼い】
腫(ハ)れ物の悪い血を蛭に吸わせる治療法。
ひるかぎ
ひるかぎ [2] 【蛭鉤】
(1)先細で中太の形が蛭に似た吊(ツ)り鉤。蛭環。
(2)中太の釣り針。
ひるがえす
ひるがえす【翻す】
turn up (手などを);change <one's mind> (変える).→英和
身を〜 turn aside quickly.
ひるがえす
ひるがえ・す ヒルガヘス [3] 【翻す】 (動サ五[四])
(1)ひらりと裏を出す。ひるがえるようにする。「手のひらを―・す」「身を―・して逃げる」
(2)風が旗などをひらめかせる。「優勝旗を―・す」「反旗を―・す」「赤旗三流,松の嵐に―・して/太平記 5」
(3)それまでの態度や発言と反対のことをしたり言ったりする。「前言を―・す」
〔「翻る」に対する他動詞〕
[可能] ひるがえせる
ひるがえって
ひるがえって ヒルガヘツ― [3] 【翻って】 (副)
今までとは違った立場や方面からみると。反対に。「―考えると」
ひるがえる
ひるがえる【翻る】
wave[flutter] <in the wind> .→英和
翻って考えると on reflection.
ひるがえる
ひるがえ・る ヒルガヘル [3] 【翻る】 (動ラ五[四])
(1)ひらりと裏がえる。「木の葉が風に―・る」
(2)旗などが高く上がってひらひらと動く。「校旗が―・る」
(3)今までの態度や言動が急に変わる。「悪心たちまち―・りて/仮名草子・伊曾保物語」
〔「翻す」に対する自動詞〕
ひるがお
ひるがお【昼顔】
《植》a convolvulus.→英和
ひるがお
ひるがお [0] 【昼顔】
ヒルガオ科の多年草。道端・野原などに自生。茎は長く伸び,他物にからまる。葉は狭長楕円形で基部は耳形となる。夏,葉腋(ヨウエキ)に淡紅色で径約6センチメートルの漏斗形の花をつけ,日中に開く。干して利尿薬とする。[季]夏。
昼顔[図]
ひるがこじま
ひるがこじま 【蛭ヶ小島】
静岡県伊豆半島頸部,韮山(ニラヤマ)町にある史跡。当時は狩野川の中州で,1160年,平治の乱に敗れた源頼朝が流された所。蛭ヶ島。
ひるがれい
ひるがれい 【昼餉】
昼の食事。昼食。
ひるぎ
ひるぎ [2][0] 【漂木・蛭木】
ヒルギ科の常緑樹の総称。熱帯海岸湿地のマングローブを構成する。日本には九州南部から南西諸島にかけてメヒルギ・オヒルギ・ヤエヤマヒルギが分布する。
漂木[図]
ひるげ
ひるげ [0] 【昼餉・昼食】
ひるめし。ちゅうしょく。
ひるこ
ひるこ 【蛭子】
記紀神話で,伊弉諾命(イザナキノミコト)と伊弉冉命(イザナミノミコト)の子とされる。古事記では伊弉諾・伊弉冉が日本の国土を生み成す際,国土とは認定し得ぬ失敗児,日本書紀では統治者の資格を欠く不具児としてそれぞれ位置づけられる。中世以降,恵比須(エビス)として尊崇された。ひるのこ。
ひるごはん
ひるごはん [3] 【昼御飯】
昼に食べるごはん。ひるめし。
ひるさがり
ひるさがり [3] 【昼下(が)り】
正午をやや過ぎた頃。
ひるさがり
ひるさがり【昼下がり】
early afternoon.
ひるさぶらい
ひるさぶらい 【昼侍】
宜陽殿(ギヨウデン)の東庇(ヒガシビサシ)にある部屋の名。弁・少納言・外記などが詰める。
ひるざけ
ひるざけ [0] 【昼酒】
昼間,酒を飲むこと。また,その酒。
ひるじぶん
ひるじぶん [3] 【昼時分】
正午ごろ。昼どき。
ひるじまい
ひるじまい [3] 【昼仕舞(い)】
(1)役所・会社などで,正午で仕事を終えること。
(2)芸娼妓を揚げる時間制の一種で,朝から暮れ六つまでのもの。「―のお客だから,追つ付けあくと言ひやす/洒落本・客衆一華表」
ひるすぎ
ひるすぎ [0] 【昼過ぎ】
正午を少し過ぎたころ。昼下がり。
ひるせき
ひるせき [0] 【昼席】
寄席で,昼の部の興行。
⇔夜席
ひるぜん
ひるぜん 【蒜山】
鳥取県と岡山県の境,大山(ダイセン)の南東にある山。大山火山群の一部で,上蒜山(1202メートル)・中蒜山・下蒜山よりなる。南麓に広大な蒜山原が広がる。
ひるだち
ひるだち [0] 【昼立ち】
昼間,旅立つこと。昼に出発すること。
ひるつかた
ひるつかた 【昼つ方】
昼のころ。「―までいで給はず/宇津保(蔵開上)」
ひるとんび
ひるとんび [3] 【昼鳶】
(1)昼間,人家にしのび入り,金品をぬすむ者。ひるとび。
(2)掏摸(スリ)のこと。
ひるどき
ひるどき [0] 【昼時】
(1)正午の頃。
(2)昼食の頃。お昼時。
ひるなか
ひるなか [0] 【昼中】
日中。真昼。
ひるなる
ひるな・る 【昼成る】 (動ラ四)
⇒御昼(オヒル)成(ナ)る
ひるぬすびと
ひるぬすびと 【昼盗人】
(1)昼間,盗みをはたらく者。ひるとんび。「此は―の入にたるにこそ有けれ/今昔 29」
(2)善人のような顔をして悪事をはたらく者。「世の―とは,おのれが事なり/浮世草子・武道伝来記 2」
ひるね
ひるね [0] 【昼寝】 (名)スル
昼間眠ること。午睡。[季]夏。《我生の今日の―も一大事/虚子》
〔夏は夜が短く,暑さのためよく眠れないので,昼寝をすることが多い〕
ひるね
ひるね【昼寝(する)】
(have) an afternoon nap.
ひるのおまし
ひるのおまし 【昼の御座】
⇒昼(ヒ)の御座(オマシ)
ひるのこ
ひるのこ 【蛭の子】
⇒ひるこ(蛭子)
ひるひなか
ひるひなか [3][0] 【昼日中】
日中。まっぴるま。昼間。
ひるま
ひるま【昼間に】
in the daytime;→英和
during the day;→英和
[白昼に]in broad daylight.⇒昼.
ひるま
ひるま [3] 【昼間】
朝から夕方までの明るい間。昼。
ひるまえ
ひるまえ [3] 【昼前】
(1)正午の前。午前。
(2)正午の少し前。
ひるまき
ひるまき [2] 【蛭巻】
〔蛭の巻きついた形に似ることから〕
補強や装飾のために,刀の柄や鞘,また槍・薙刀(ナギナタ)・斧(オノ)などの柄を,鉄や鍍金・鍍銀の延べ板で間をあけて巻いたもの。
蛭巻[図]
ひるみせ
ひるみせ 【昼見世】
遊女が昼過ぎから夕方まで店に出て客を引くこと。夕方の門限の厳しい武士を対象とするもの。「―へお職は怠け怠け出る/柳多留 6」
ひるむ
ひるむ【怯む】
shrink <from> ;→英和
wince <at> ;→英和
be overpowered <by> .
ひるむ
ひる・む [2] 【怯む】 (動マ五[四])
(1)恐れて気力が弱まる。気持ちがくじける。「ピストルを見て―・む」
(2)手足がしびれる。[和名抄]
ひるむしろ
ひるむしろ [3] 【蛭蓆】
ヒルムシロ科の多年生水草。池や水田に生える。茎は泥土中の根茎から出て,上方は水面に達する。水面に浮かぶ葉は長楕円形で光沢があり,水中の葉は披針形。夏,水上に淡緑黄色の花穂を出す。蛭藻。[季]夏。
ひるめ
ひるめ 【日孁・日霊・日女】
天照大神(アマテラスオオミカミ)の別名。おおひるめのむち。「天照らす―の命(ミコト)/万葉 167」
ひるめし
ひるめし [0] 【昼飯】
昼の食事。正午頃食べる食事。
ひるめし
ひるめし【昼飯】
lunch.→英和
ひるも
ひるも [2] 【蛭藻】
ヒルムシロの異名。[季]夏。
ひるやしない
ひるやしない 【昼養い】
昼飯。昼食。
ひるやすみ
ひるやすみ【昼休み】
a lunch break;a noon recess.
ひるやすみ
ひるやすみ [3] 【昼休み】
昼の食事とそのあとの休憩のための時間。
ひれ
ひれ [0][2] 【領巾・肩巾】
(1)薄く細長い布。古代に害虫・毒虫などの難をのがれる呪力があると信じられたもの。
(2)奈良時代から平安時代にかけて,盛装した婦人が肩にかけて左右に長くたらした薄い布。「浜菜摘む海人娘子らがうながせる―も照るがに/万葉 3243」
(3)儀式のときに,矛(ホコ)などにつけた小さい旗。「―かくる伴の男/祝詞(六月晦大祓)」
(4)鏡立てに鏡を掛けるとき,下に掛ける装飾用の布。
領巾(2)[図]
ひれ
ひれ [2] 【鰭】
(1)水生の脊椎動物の体壁から突出した扁平な器官。運動器官として水をかいたり,舵(カジ)の役目をしたりする。魚類では体の正中線上に生ずる背びれ・尾びれ・尻びれと体の両側に対をなす胸びれ・腹びれなど。
(2)身体が肥えて横幅の広いこと。また,その人。また,貫禄・羽振りの意。「夕霧もこのごろは―がだいぶついたのう/洒落本・青楼昼之世界錦之裏」
(3)本体に付け加えた部分。尾ひれ。「はなしに―はなけれども/咄本・鯛の味噌津」
ひれ
ひれ【鰭】
a fin (魚の).→英和
ひれあしるい
ひれあしるい [4] 【鰭脚類】
⇒ききゃくるい(鰭脚類)
ひれい
ひれい [0] 【比例】 (名)スル
(1)例をあげてくらべること。
(2)〔数〕
(ア)同種の二つの量と他の同種の二つの量の比が等しいこと。� : �=� : � のとき,この四数は比例するという。
(イ)二量 � と � が関係しながら変化し,� が二倍,三倍…となるにつれて,� も二倍,三倍…となるような関係。この関係は �=��( � は定数)で表される。正比例。
⇔反比例
(3)〔美〕 表現されたものの各部分相互間あるいは全体と部分との関係。
ひれい
ひれい【非礼】
impoliteness;→英和
rudeness.→英和
ひれい
ひれい [0][1] 【非礼】 (名・形動)[文]ナリ
礼儀にはずれる・こと(さま)。「―を詫びる」「―なふるまい」
[派生] ――さ(名)
ひれい
ひれい【比例】
proportion.→英和
…に〜して in proportion to….〜する be in proportion <to> .正(反)〜する be directly (inversely) proportional <to> .‖比例式 a proportion.比例代表(制) (the) proportional representation (system).正(反)比例 direct (inverse) proportion.
ひれいげんど
ひれいげんど [4] 【比例限度】
弾性体に外力を加えたとき,ひずみと応力が比例する(すなわちフックの法則が成り立つ)最大限のひずみ。比例限界。
ひれいしき
ひれいしき [2] 【比例式】
四数が比例することを表す式。� : �=� : � などのような式。
ひれいじゃく
ひれいじゃく [2] 【比例尺】
線分を一定の比に拡大または縮小するのに用いる尺度。縮小するときは縮尺ともいう。梯尺(テイシヤク)。
ひれいじゅんびせいど
ひれいじゅんびせいど [7] 【比例準備制度】
銀行券を発行する場合,発行高に比例して一定比率の金あるいは銀を準備しなければならないとする制度。
→正貨準備
ひれいぜい
ひれいぜい [2] 【比例税】
課税対象に対して,常に同じ税率で課税する税。
→累進税
→逆進税
ひれいだいひょうせい
ひれいだいひょうせい [0] 【比例代表制】
各政党に投じられた票数に比例して当選者数を決定する選挙制度。余剰票や死票が少ないという特徴がある。日本では1983年(昭和58)の参議院議員選挙から,全国を選出基盤とする候補者を対象に採用された。
ひれいちゅうこう
ひれいちゅうこう [4] 【比例中項】
� : �=� : � のとき,この � を � と � の比例中項という。� と � が正数なら比例中項は �� の平方根で相乗平均となる。
ひれいていすう
ひれいていすう [4] 【比例定数】
正比例 �=�� 反比例 ��=� の � や � など,いろいろな比例関係における定数。
ひれいはいぶん
ひれいはいぶん [4] 【比例配分】
あるものを,与えられた比あるいは連比に等しくなるように分けること。按分(アンブン)比例。
ひれいぶぶんのほうそく
ひれいぶぶんのほうそく 【比例部分の法則】
一つの関数があって,変数の値のわずかの変化に対して関数の値もわずかに変化するとき,関数の値の差と変数の値の差とは比例するとして,関数のある値を近似的に求める方法。対数表・三角関数表などで,表中にない対数や三角関数の値を求める場合などに利用される。
ひれいコンパス
ひれいコンパス [4] 【比例―】
二本の脚を X 型にとめ,とめる場所を変化させることによって脚の両端の開きの比が変化するコンパス。ある長さを拡大・縮小したりするときに使われる。
ひれえぼし
ひれえぼし 【平礼烏帽子】
雑色(ゾウシキ)などの用いる,漆を薄く塗った,縁のない,粗末な烏帽子。頂がひらひらする。へいらいえぼし。
ひれき
ひれき [0] 【披瀝】 (名)スル
〔ひらきそそぐ意〕
考えをすべて打ち明けること。「真情を―する」
ひれき
ひれき【披瀝する】
express <one's opinion,oneself> .→英和
ひれこだい
ひれこだい [3] 【鰭小鯛】
スズキ目の海魚。全長35センチメートルほど。タイの一種で,体形はチダイに似る。背びれの第三と第四棘(キヨク)の先が糸状に長く伸びる。体色は背が美しい赤色で腹側は淡い。食用。南日本のやや沖合いの海底に分布。チコ。エビスダイ。
ひれざけ
ひれざけ [2][0] 【鰭酒】
フグやタイの鰭を焼き焦がし,燗酒(カンザケ)に浸したもの。香味を楽しむ。[季]冬。《―や逢へば昔の物語/高浜年尾》
ひれつ
ひれつ【卑劣な】
mean;→英和
base.→英和
ひれつ
ひれつ [0] 【卑劣・鄙劣】 (名・形動)[文]ナリ
品性や行動が卑しく,下劣な・こと(さま)。「―きわまりない」「―なやり方」
[派生] ――さ(名)
ひれつなんこつ
ひれつなんこつ [4] 【披裂軟骨】
喉頭部を形成する七種の軟骨の一。声帯の緊張・弛緩,声門の開閉に関与する。
ひれなが
ひれなが [0] 【鰭長】
(1)ビンナガの異名。
(2)キハダマグロの異名。
ひれふす
ひれふす【平伏す】
prostrate oneself <before> .
ひれふす
ひれふ・す [3] 【平伏す】 (動サ五[四])
額が地面や床につくほど体を平たくする。平伏(ヘイフク)する。「神前に―・す」
ひれふるやま
ひれふるやま 【領巾振山】
鏡山(カガミヤマ){(3)}の別名。
ひれん
ひれん [0][1] 【蜚廉・飛廉】
(1)中国の想像上の動物で,頭は雀に似て角があり,胴体は鹿に似ていて豹文があり,尾は蛇に似るというもの。
(2)中国で,風の神の名。風伯。
(3)陰陽道(オンヨウドウ)で,その方に向かって土工・建築・転居・嫁取りをするとわざわいが起こるとされる方角。大殺。
ひれん
ひれん【悲恋】
tragic love.
ひれん
ひれん [0][1] 【悲恋】
実らず悲劇に終わる恋。「―の物語」
ひれんじゃく
ひれんじゃく [2] 【緋連雀】
スズメ目レンジャク科の鳥。全長18センチメートルほど。体は葡萄(ブドウ)色で,頭上に冠羽がある。尾羽の先端および翼の一部は真紅色。日本にはシベリアなどから冬鳥として渡来する。[季]秋。《―一斉に立つてもつれもなし/阿波野青畝》
ひろ
ひろ【尋】
a fathom <1.83m> .→英和
ひろ
ひろ [1] 【尋】
〔広(ヒロ)の意〕
両手を左右に広げたときの,一方の指先から他方の指先までの距離。長さの単位として用い,縄・釣り糸・水深をはかるのに用いる。江戸時代には一尋は五尺(約1.5メートル)または六尺(約1.8メートル)であったが,明治以降は六尺とする。
ひろい
ひろい【広い】
wide;→英和
large;→英和
extensive.→英和
心の〜 broad-minded.
ひろい
ひろ・い [2] 【広い】 (形)[文]ク ひろ・し
(1)面積が大きい。「―・い庭」「運動場を―・くする」
(2)幅が大きい。幅が長い。「―・い道」「道幅を―・くする」「―・い胸」
(3)大きくひらけている。遠くまで見渡せる。「―・い眺望」「視界が―・い」
(4)遠くまでゆきわたっている。至る範囲が大きい。「交際が―・い」「―・い知識」「顔が―・い」「―・く知られている」
(5)小さなことにこせこせせず,心がゆったりしている。「心の―・い人」
(6)数が多い。「家―・き人にぞおはしける/竹取」
⇔狭い
[派生] ――さ(名)
ひろい
ひろい ヒロヒ [0] 【拾い】
(1)拾うこと。また,その人。多く,他の語と複合して用いる。「ごみ―」
(2)活版印刷で,原稿に合わせて活字を選んで,箱に拾い込むこと。文選。
(3)(「おひろい」の形で)貴人の歩くこと。「奥様はお―だな/滑稽本・八笑人」
ひろい
ひろい 【従】 (接頭)
〔天武天皇のときに制定された爵位号の「広」に由来する。「ひろき」の音便〕
同じ位階のうちで下位の方のものであることを表す。「従八位下(比呂伊夜豆乃久良比乃之毛豆之奈)/和名抄」
⇔正(オオイ)((オオキ))
ひろいあげる
ひろいあ・げる ヒロヒ― [5] 【拾い上げる】 (動ガ下一)[文]ガ下二 ひろひあ・ぐ
(1)拾って持ちあげる。「貝殻を―・げる」
(2)多くの中から選んで取りあげる。ピックアップする。「適当な例を二,三―・げる」
(3)不遇な人を引き立てて,しかるべき地位につかせる。拾う。「失業してぶらぶらしていたときに―・げてもらった」
ひろいあげる
ひろいあげる【拾い上げる】
pick up.
ひろいあし
ひろいあし ヒロヒ― [3][2] 【拾い足】
道のよいところを選んで歩くこと。拾い歩き。
ひろいあつめる
ひろいあつめる【拾い集める】
gather;→英和
collect.→英和
ひろいあるき
ひろいあるき ヒロヒ― [4][0] 【拾い歩き】 (名)スル
(1)徒歩でぶらぶら歩くこと。おひろい。
(2)「拾い足」に同じ。
ひろいご
ひろいご ヒロヒ― [3][2] 【拾い子】
(1)捨て子を拾って育てること。また,その子。
(2)生まれた子が次々と死んで育たない家で,一度捨てて他人に拾ってもらったという形をとり,それをもらい返して,育てる風習。
ひろいだす
ひろいだ・す ヒロヒ― [4] 【拾い出す】 (動サ五[四])
多くのものの中から,特定の種類のものをとり出す。「該当者を―・す」
[可能] ひろいだせる
ひろいぬし
ひろいぬし【拾い主】
a finder.→英和
ひろいぬし
ひろいぬし ヒロヒ― [2] 【拾い主】
落とし物を拾った人。拾得者。
ひろいもの
ひろいもの ヒロヒ― [0] 【拾い物】
(1)拾った物。
(2)思わぬもうけ物。予想以上の得をすること。「―の一勝を得る」
ひろいもの
ひろいもの【拾物】
a thing found <on the road,etc.> ;[意外の利得]a find;→英和
a piece of luck;a bargain (安い買物).→英和
〜をする have a piece of luck;pick up a bargain.
ひろいや
ひろいや ヒロヒ― [0] 【拾い屋】
くず拾い。ばたや。
ひろいよみ
ひろいよみ【拾い読みする】
skim <over,through> (ところどころ読む).→英和
ひろいよみ
ひろいよみ ヒロヒ― [0] 【拾い読み】 (名)スル
(1)文章の大事なところだけを選んでとびとびに読むこと。
(2)文字を一つ一つぽつりぽつりと読むこと。
ひろう
ひろう【披露】
(an) announcement.〜する announce;→英和
introduce.→英和
‖結婚披露宴 a wedding banquet[reception].
ひろう
ひろう【拾う】
pick up;gather;→英和
find.→英和
ひろう
ひろう【疲労】
fatigue.→英和
‖疲労困憊(こんぱい)する be exhausted.金属疲労 metal fatigue.⇒疲れる.
ひろう
ひろ・う ヒロフ [0] 【拾う】 (動ワ五[ハ四])
(1)落ちているもの,散らばっているものを,手で取り上げる。
⇔捨てる
「池に落ちたボールを―・う」「落ち葉を―・う」
(2)他人の落とした物を,自分の物とする。「大金を―・ったと言い張る」「遺(オチモノ)―・はず/日本書紀(仁徳訓)」
(3)多くの中から必要なものを取り上げる。「活字を―・う」「名簿から関係者を―・う」
(4)(比喩的に)貴重なものを思いがけず手に入れる。
⇔捨てる
「命を―・う」「幸運を―・う」「最終回に勝ちを―・った」
(5)(道を選んで)歩く。「算を乱した中を―・つて通つた/婦系図(鏡花)」
(6)流しのタクシーなどをとめて乗る。「表通りへ出てタクシーを―・う」
[可能] ひろえる
[慣用] 火中の栗を―・小爪(コヅメ)を―・骨を―
ひろう
ひろう [0] 【疲労】 (名)スル
(1)つかれること。くたびれること。「―が蓄積する」
(2)〔医〕 生体がある機能を発揮した結果,その機能が低下する現象。その部位によって肉体(筋肉)疲労と精神(神経)疲労に,発現の仕方によって急性疲労と慢性疲労に大別される。つかれ。
(3)金属などの材料に破壊応力よりも低い応力を繰り返し加えると,材料に損傷が累積し,材料の強度が低下する現象。つかれ。
(4)貧しくなること。また貧乏。「あまり―した程にちつと禄爵をもとつて/史記抄 3」
ひろう
ひろう [1] 【披露】 (名)スル
〔文書などを披(ヒラ)き露(アラワ)す意〕
(1)ひろく人々に知らせること。公に発表すること。「昨晩の出来事を皆に―する」
(2)縁組・開店などをひろく知らせること。また,その宴。「開店―」「結婚―」
(3)意見などを申し上げること。お見せすること。「御迎ひの様子をも後ほど―申すべし/浄瑠璃・用明天皇」
ひろう
ひろう [0] 【鄙陋・卑陋】 (名・形動)[文]ナリ
身分・性行が卑しく下品な・こと(さま)。「財を軽んじ,倹省することを知らざるものは,遂に甚だ―なる事を為すに至るべし/西国立志編(正直)」
ひろうえん
ひろうえん [2] 【披露宴】
結婚・開店などを披露するために催す宴。ひろめの宴。
ひろうかい
ひろうかい [2] 【披露会】
祝い事などを披露する会。「襲名の―」
ひろうこんぱい
ひろうこんぱい [0] 【疲労困憊】 (名)スル
ひどく疲れ苦しむこと。
ひろうしけん
ひろうしけん [5][4] 【疲労試験】
⇒疲(ツカ)れ試験(シケン)
ひろうじょう
ひろうじょう [2][0] 【披露状】
(1)ある事を披露する旨をしたためた書状。
(2)貴人に直接送らず,その家人に送って,主人への披露をたのむ形式の書状。
ひろうす
ひろうす [2] 【飛竜頭】
がんもどき。ひりゅうず。
ひろうせいこっせつ
ひろうせいこっせつ [6] 【疲労性骨折】
骨の一部に微細な外力が繰り返し作用することによって起こる骨折。
ひろえり
ひろえり [0] 【広襟】
女物和服の襟で,襟幅が普通のものの倍(約11センチメートル)あるもの。内側に折って着る。晴れ着などに用いる。
→狭襟
ひろえん
ひろえん [2][0] 【広縁】
(1)幅の広い縁側。
(2)「広庇(ヒロビサシ)」に同じ。
ひろかわ
ひろかわ ヒロカハ 【広川】
(1)福岡県南部,八女(ヤメ)郡の町。水縄(ミノウ)山地西端に位置し,久留米絣・竹細工を特産。南部は八女古墳群に続く。
(2)和歌山県中西部,有田(アリダ)郡の町。紀伊水道に臨み,浜口梧陵の築いた広村堤防がある。
ひろかわでら
ひろかわでら ヒロカハ― 【弘川寺・広川寺】
大阪府南河内郡にある真言宗醍醐寺派の寺。山号は竜池山。西行の終焉の地で,墓・庵室跡・西行記念館がある。
ひろがり
ひろがり [0] 【広がり】
(1)広がること。「伝染病の―をくいとめる」
(2)広い空間を占めること。また,広い空間。広がった場所。「枝の見事な―」「宇宙の広大な―」
(3)〔哲〕
〔(ラテン) extensio〕
⇒延長(5)
ひろがり
ひろがり【広がり】
(an) extension;→英和
a stretch;→英和
an expanse.→英和
ひろがる
ひろがる【広がる】
extend;→英和
expand;→英和
spread;→英和
mushroom (きのこ状に).→英和
⇒広まる.
ひろがる
ひろが・る [0] 【広がる】 (動ラ五[四])
(1)幅や面積が広くなる。開いて大きくなる。「道幅が―・る」「デモ隊が道路いっぱいに―・って歩く」「先の方が漏斗状に―・っている」
(2)広い範囲・面積に行き渡る。広まる。「黒雲が空一面に―・る」「被害はもっと―・る模様だ」
(3)規模などが大きくなる。「行動範囲が―・る」
(4)目の前に広く展開する。「眼下に平野が―・る」
〔「広げる」に対する自動詞。「広ごる」に代わって,中世から用いられた〕
[可能] ひろがれる
ひろく
ひろく [0] 【秘録】
かくされていた記録。秘密の記録。
ひろく
ひろく【広く】
widely;→英和
extensively;→英和
generally (一般に).→英和
ひろく
ひろく【秘録】
a (secret) memoir[record].
ひろくち
ひろくち [0] 【広口】
(1)口が広い容器。「―瓶」
(2)金属または陶器製の,口が広い花生け。
ひろぐ
ひろ・ぐ 【広ぐ】
■一■ (動ガ四)
(1)広がる。「左右の手足をもて竿を―・がせ/平治(下・古活字本)」
(2)(動詞の連用形に付いて)他人の動作をののしっていう。…しやがる。「横着―・ぐ故にこそ人々にも怪しまれ/浄瑠璃・出世景清」
■二■ (動ガ下二)
⇒ひろげる
ひろげる
ひろげる【広げる】
extend;→英和
enlarge;→英和
unfold (たたんだ物を);→英和
spread.→英和
足を広げて with legs apart.
ひろげる
ひろ・げる [0] 【広げる】 (動ガ下一)[文]ガ下二 ひろ・ぐ
(1)幅や面積を大きくする。広くする。「道路を―・げる」「校庭を―・げる」「両手を―・げる」
(2)包みや巻いてあるもの,たたんだりとじたりしてある物をほどく。あける。「反物(タンモノ)を―・げる」「地図を―・げる」「風呂敷包みを―・げる」「弁当を―・げる」「新聞を―・げて読む」
(3)たくさんの物を並べて置く。「部屋中に資料を―・げる」
(4)範囲や規模を大きくする。拡張する。「事業を―・げる」「研究対象を―・げる」
(5)繁栄させる。「なほこの門―・げさせ給ひて/源氏(薄雲)」
〔「広がる」「広ごる」に対する他動詞〕
[慣用] 大風呂敷(オオブロシキ)を―・手を―・店を―
ひろこうじ
ひろこうじ [0][3] 【広小路】
幅の広い街路。江戸時代に市街地の火除け地として作られたものが起源。江戸には,両国広小路・浅草広小路・上野広小路などがあった。
ひろこうじ
ひろこうじ【広小路】
a broad street;an avenue.→英和
ひろこまい
ひろこまい [3] 【広小舞・広木舞】
軒先の垂木(タルキ)の先端を押さえる役をする幅広い横木。
ひろごる
ひろご・る 【広ごる】 (動ラ四)
広がる。「朴にむらさきの紙はりたる扇,―・りながらある/枕草子 36」
ひろさ
ひろさ【広さ】
width (幅);→英和
[面積]area;→英和
extent.→英和
〜5フィートである be 5 feet wide.
ひろさき
ひろさき 【弘前】
青森県中西部,津軽平野南部にある市。江戸時代,津軽氏一〇万石の城下町。米とリンゴを産出。寺社や史跡が多い。津軽塗やねぷた祭で知られる。
ひろさきがくいんだいがく
ひろさきがくいんだいがく 【弘前学院大学】
私立大学の一。1886年(明治19)創立のキリスト教系の弘前学院(女学校)を源とし,1971年(昭和46)設立。本部は弘前市。
ひろさきだいがく
ひろさきだいがく 【弘前大学】
国立大学の一。弘前医大・弘前高等学校・青森師範・同青年師範が合併し,1949年(昭和24)新制大学となる。本部は弘前市。
ひろさわ
ひろさわ ヒロサハ 【広沢】
姓氏の一。
ひろさわさねおみ
ひろさわさねおみ ヒロサハ― 【広沢真臣】
(1833-1871) 幕末・維新期の政治家。長州藩士。安政の藩政改革にあたり,倒幕運動にも参加。新政府では徴士・参与・民部大輔などをつとめ版籍奉還の実現に努力したが,暗殺された。
ひろさわとらぞう
ひろさわとらぞう ヒロサハトラザウ 【広沢虎造】
(1899-1964)(二代)浪曲師。東京生まれ。本名,山田信一。「清水次郎長」などを得意とし,その節は虎造節と呼ばれて一世を風靡(フウビ)した。
ひろさわのいけ
ひろさわのいけ ヒロサハ― 【広沢池】
京都市右京区嵯峨広沢にある池。周囲約1キロメートル。平安中期寛朝僧正が作ったという。観月・観桜の名所。((歌枕))「更級も明石もここにさそひきて月の光は―/拾玉集 2」
ひろさわりゅう
ひろさわりゅう ヒロサハリウ 【広沢流】
東密二流の一。嵯峨の広沢池の辺に遍照寺を建てた寛朝の流れを汲む一派。保寿院・仁和御流・西院・華蔵院・忍辱山・伝法院の六流に分かれた。
→小野流
ひろし
ひろ・し 【広し】 (形ク)
⇒ひろい
ひろしき
ひろしき [0] 【広敷】
(1)台所の板敷または畳敷の間。
(2)大名家の台所向き,また奥向きの称。
(3)江戸城で,本丸と西の丸の大奥にあった局(ツボネ)。
ひろしきばん
ひろしきばん [0] 【広敷番】
江戸幕府,大奥の職名。交替で広敷につとめて,警戒にあたり,大奥への出入りを監視した役。
ひろしく
ひろし・く 【広敷く】 (動カ四)
柱などを太くしっかりと立てる。ひろしる。ふとしく。「この所の底つ石根に宮柱―・き立て/祝詞(平野祭)」
ひろしげ
ひろしげ 【広重】
⇒安藤広重(アンドウヒロシゲ)
ひろしま
ひろしま 【広島】
(1)中国地方中部の県。かつての安芸(アキ)・備後(ビンゴ)二国を占める。中国山地が大部分を占め,北東部は吉備高原。南の瀬戸内海沿いに広島・福山の平野がある。県庁所在地,広島市。
(2)広島県南西部,広島湾奥にある市。県庁所在地。指定都市。江戸時代,浅野氏四二万六千石の城下町。日清戦争以降軍事都市として発展したが,1945年8月6日史上最初の原子爆弾の投下を受けた。中国地方の経済・文化の中心をなす。
(3)北海道西部,札幌郡の町。札幌市の東に接する。明治初期に広島県人が入植。
ひろしまけいざいだいがく
ひろしまけいざいだいがく 【広島経済大学】
私立大学の一。1967年(昭和42)設立。本部は広島市安佐南区。
ひろしまけんりつだいがく
ひろしまけんりつだいがく 【広島県立大学】
公立大学の一。1988年(昭和63)設立。本部は庄原市。
ひろしまこうぎょうだいがく
ひろしまこうぎょうだいがく 【広島工業大学】
私立大学の一。1961年(昭和36)設立の広島工業短期大学を母体とし,63年設立。本部は広島市佐伯区。
ひろしましゅうどうだいがく
ひろしましゅうどうだいがく 【広島修道大学】
私立大学の一。1725年(享保10)創立の浅野藩黌が起源。1960年(昭和35)広島商科大学として設立,73年現名に改称。本部は広島市安佐南区。
ひろしましりつだいがく
ひろしましりつだいがく 【広島市立大学】
公立大学の一。1993年(平成5)設立。本部は広島市安佐南区。
ひろしまじょがくいんだいがく
ひろしまじょがくいんだいがく 【広島女学院大学】
私立大学の一。アメリカ-メソジスト教会系により1886年(明治19)創設された広島女学会を源として,1949年(昭和24)新制大学となる。本部は広島市東区。
ひろしまじょしだいがく
ひろしまじょしだいがく 【広島女子大学】
公立大学の一。1928年(昭和3)創立の広島女子専門学校を前身とし,50年広島女子短期大学を経て,65年設立。本部は広島市南区。
ひろしまだいがく
ひろしまだいがく 【広島大学】
国立大学の一。1902年(明治35)創設の広島高師,29年(昭和4)これに設置の広島文理科大の二校が中核となり,広島高等学校・広島工専・広島女子高師・師範系学校を併合して,49年新制大学となる。53年広島医大を併合。本部は広島市中区。
ひろしまでんきだいがく
ひろしまでんきだいがく 【広島電機大学】
私立大学の一。1927年(昭和2)創立の広島高等学院を源とし,67年設立。本部は広島市安芸区。
ひろしまぶんきょうじょしだいがく
ひろしまぶんきょうじょしだいがく 【広島文教女子大学】
私立大学の一。1948年(昭和23)創立の可部女子専門学校を母体とし,66年設立。本部は広島市安佐北区。
ひろしまやかん
ひろしまやかん [5] 【広島薬缶】
雲竜などの模様の打ち出しのある,真鍮(シンチユウ)製のやかん。
ひろしまわん
ひろしまわん 【広島湾】
広島県南西部にある瀬戸内海の湾。湾内には厳島(イツクシマ)・能美(ノウミ)島などの島々が点在し,湾岸に岩国港・広島港・呉港などがある。カキ・ノリの養殖が盛ん。
ひろしる
ひろし・る 【広知る】 (動ラ四)
「ひろしく」に同じ。「春日の三笠の山の下つ石根に宮柱―・り立て/祝詞(春日祭)」
ひろせ
ひろせ 【広瀬】
姓氏の一。
ひろせ
ひろせ 【広瀬】
幅の広い瀬。広い浅瀬。「大和の忍(オシ)の―を渡らむと足結たづくり腰づくらふも/日本書紀(皇極)」
ひろせいぜん
ひろせいぜん 【広瀬惟然】
(?-1711) 江戸中期の俳人。通称源之丞。別号素牛・風羅堂など。美濃の生まれ。芭蕉の門人。師の没後西国各地を行脚した。俳風は軽妙洒脱で,一茶の口語調に影響を及ぼした。編著「藤の実」など。
ひろせがわ
ひろせがわ 【広瀬川】
仙台市西方の面白(オモシロ)山・関山峠付近を水源とし,ほぼ東流して仙台市街地を横切り,名取川に合流して仙台湾に注ぐ川。上流域に作並(サクナミ)温泉がある。
ひろせきょくそう
ひろせきょくそう 【広瀬旭荘】
(1807-1863) 江戸後期の儒者・漢詩人。淡窓の弟。豊後日田の人。二三歳で兄に代わり学塾咸宜園(カンギエン)を監督,のち堺に出て逍遥吟社をおこす。著「梅墩詩鈔」など。
ひろせげんきょう
ひろせげんきょう 【広瀬元恭】
(1821-1870) 江戸末期の医師・蘭学者。甲斐の人。京都で私塾時習堂を開く。津藩藩医。京都官軍病院長。
ひろせじんじゃ
ひろせじんじゃ 【広瀬神社】
奈良県北葛城郡河合町にある神社。祭神は,若宇迦売命(ワカウガノメノミコト)(あるいは,大忌神・広瀬河合神)で,櫛玉(クシタマ)命・穂雷(ホイカズチ)命を配祀(ハイシ)。昔から豊穣の神として尊崇される。
ひろせたけお
ひろせたけお 【広瀬武夫】
(1868-1904) 海軍軍人。中佐。大分県生まれ。1897年(明治30)から1902年まで滞欧。日露戦争旅順港閉塞作戦で福井丸を指揮した。退船の際,行方不明の部下杉野孫七上等兵曹を捜索したが発見できず,引き上げる途中ボート上で被弾戦死。軍神とされた。
ひろせたんそう
ひろせたんそう 【広瀬淡窓】
(1782-1856) 江戸後期の儒者・漢詩人・教育家。名は簡,のち建。字(アザナ)は廉卿,のち子基。旭荘の兄。豊後日田の人。学塾咸宜園(カンギエン)を開き,敬天を旨とする教育を行う。門下に大村益次郎・高野長英らを輩出。著「淡窓詩話」など。
ひろそで
ひろそで [0] 【広袖】
(1)和服の袖口を,縫わずに全部あけてあるもの。どてらの袖など。
(2)鎧(ヨロイ)の袖の一種。上段から下段へ裾ひろがりに仕立てたもの。
→大袖
→壺袖
広袖(2)[図]
ひろた
ひろた 【弘田】
姓氏の一。
ひろた
ひろた 【広田】
姓氏の一。
ひろたこうき
ひろたこうき 【広田弘毅】
(1878-1948) 政治家。福岡県生まれ。東大卒。斎藤・岡田内閣の外相。二・二六事件後内閣を組織。翌年第一次近衛内閣の外相。終戦直前,ソ連の仲介による和平交渉にあたるも失敗。戦後,A 級戦犯として南京虐殺事件の外交責任を問われ,文官中ただ一人絞首刑。
ひろたじんじゃ
ひろたじんじゃ 【広田神社】
兵庫県西宮市にある神社。祭神は天照大御神荒魂(アマテラスオオミカミアラミタマ)。和歌に霊験ある神としても知られた。
ひろたりゅうたろう
ひろたりゅうたろう 【弘田竜太郎】
(1892-1952) 作曲家。高知県生まれ。東京音楽学校卒。母校教授。平明な作風と素朴な情趣のある作品を多く作曲した。作品,オペラ「西浦の神」「月姫」,歌曲「小諸なる古城のほとり」,童謡「靴が鳴る」「雀の学校」「叱られて」「浜千鳥」など。
ひろっぱ
ひろっぱ [1] 【広っぱ】
〔「広場(ヒロバ)」の転〕
広々とした所。
ひろつ
ひろつ 【広津】
姓氏の一。
ひろつかずお
ひろつかずお 【広津和郎】
(1891-1968) 小説家・評論家。東京牛込生まれ。広津柳浪の次男。早大卒。同人誌「奇蹟」を創刊。「神経病時代」で文壇にデビュー。現実に密着しつつ理想を追求する強靭(キヨウジン)な批評精神によりすぐれた評論活動を行なった。「作者の感想」は大正期評論の白眉(ハクビ)。主著「風雨強かるべし」「松川裁判」「年月のあしおと」
ひろつりゅうろう
ひろつりゅうろう 【広津柳浪】
(1861-1928) 小説家。長崎の生まれ。本名,直人(ナオト)。医科大学予備門中退。硯友社同人。「女子参政蜃中楼」で文筆生活に入り「残菊」で文壇的地位を確立。「落椿」「黒蜴蜓」「今戸心中」「雨」など多く社会底辺の暗黒面を描いて知られた。
ひろとかぜ
ひろとかぜ [3] 【広戸風】
岡山・鳥取の県境の那岐山(ナギサン)南麓(ナンロク)に吹く強風。
ひろにわ
ひろにわ [0] 【広庭】
(1)玄関先の広い庭。
(2)家の中の土間。「大分の銀箱―につみかさね/浮世草子・胸算用 4」
ひろの
ひろの [0] 【広野】
広い野。広野原。
ひろはてんなんしょう
ひろはてんなんしょう [6] 【広葉天南星】
サトイモ科の多年草。多雪地帯の山地に自生。五枚の小葉から成る掌状の葉を一個つける。五,六月頃,緑色の仏炎苞につつまれた肉穂花序をつける。
ひろはば
ひろはば [0] 【広幅】
(1)幅の広いこと。
(2)普通の反物の倍の幅のもの。鯨尺一尺九寸(約72センチメートル)の幅。大幅。
ひろば
ひろば【広場】
an open space;a <station> square;→英和
a plaza (大広場).→英和
ひろば
ひろば [1] 【広場】
人などが多く集まれるように広くなっている公共の場所。
ひろばきょうふしょう
ひろばきょうふしょう [6][0] 【広場恐怖症】
神経症の一種。広い場所にいるときに理由のない恐怖を感ずる症状。